InstagramがTikTokのライバル機能となるReelsでショッピングも可能に

Instagram(インスタグラム)は米国時間12月10日、TikTok(ティックトック)のライバル機能であるReels(リール)の中でショッピング機能をローンチした。この新機能は、ショッピング関連のアップデートの継続的な動きの1つとして開発中であることを、Instagramが2020年10月に発表していたものだ。今回のサービス開始により、企業もクリエイターもReelsを作成する際に商品にタグを付けることができるようになる。Reelsとは先月のデザイン変更後(未訳記事)にInstagram内で独自のタブが提供されるようになったショートビデオ形式だ。

同社によれば、すでに多くのReelsに、ファッションやメイクアップ、スキンケアや商品ハウツーなどのショッピングコンテンツが掲載されているという。今回のローンチにより、こうしたコンテンツを含むInstagramReelsを見たユーザーは「View Products(商品を見る)」というボタンをタップして、商品を購入したり、保存したり、採り上げられている商品の詳細を知ることができるようになった。

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また、クリエイターはReelsに「Branded Content(ブランド提供コンテンツ)」タグを追加することで、ブランドと協力して商品のプロモーションを行っていることを明らかにすることができる。これは有料プロモーションの一形態となる。

今回のアップデートにより、Instagramにおけるショッピングの注目度はこれまで以上に高まるだろう。また登場も、動画を使ったショッピングの採用が増えてきた時期に重なっている。特に、ライブストリームのビデオショッピングに焦点を当てたスタートアップの数が増えてきている。ここ数カ月、投資家たちは、たとえばライブショッピングプラットフォームのPopshop Live (ポップショップライブ、未訳記事)やBambuser(バンブーサー、未訳記事)などの企業を支援してきたが、その一方でAlibaba(アリババ、未訳記事)、Amazon(アマゾン、未訳記事)、Google(グーグル)、JD.com(未訳記事)などの大手テック企業も、様々なかたちでビデオショッピングのトレンドに参加している。

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おそらく最も重要なのは、InstagramのライバルであるTikTokが、最近電子商取引で(未訳記事)Shopifyと提携し(未訳記事)、そのプラットフォーム上でブランドに対して直接広告枠を提供したり、インフルエンサーとコラボを行い、Instagramの市場に食い込んできていることだ。TikTokはまた、トランプ大統領の禁止令により、同社が米国撤退の交渉に入ることを余儀なくされた際には、Walmart(ウォルマート)からも関心を寄せられていた(未訳記事)。そして、2020年にTikTokアプリは、世界で最もダウンロードされたアプリの1つとしてInstagramを抜き去った。これは若いユーザーたちのソーシャルメディアとの関わり方に、急激な変化が起きていることを示している。

引き離されたままではいけないと、Instagram はオンラインショッピングの目的地としてのトップの座を狙ってそのアプリを刷新した。(主要なホーム画面の機能の再配置[未訳記事]は多くのユーザーからの批判を巻き起こした)。アプリ内でFacebook Payを利用して顧客が購入すると、Instagramに収益が発生するため、同社は広告運用以外の収益を得ることができるようになる。

これでInstagramのユーザーはフィード、ストーリー、ライブ、IGTV、そして今回の最新のローンチによってReelsの動画からショッピングができるようになった。

同社によると、この機能はすぐにグローバル展開されるという。

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(翻訳:sako)

Googleの2020年検索トレンド米国上位はコロナ、選挙結果、コービー・ブライアント、Zoom

新型コロナウイルス(COVID-19)の発生、選挙、Zoomミーティングが2020年の米国の消費者の関心事だった。Google(グーグル)が米国時間12月9日朝に発表した米国2020年検索トレンドのリストで明らかになった。検索トレンドはグーグルで最も検索された言葉やフレーズを反映しているものではなく、2019年と比較して長時間トラフィック量が急増したものを示している。このトレンドでは年間を通じた消費者の関心の移ろいが正確に示される。

グローバルの検索トレンドのトップリストも似たような結果だった。

米国では選挙結果が検索トレンドの第1位で、その次が新型コロナウイルスだった。

PlayStation 5、Zoom、そして2020年に悲劇的にこの世を去った何人かのセレブの名前もリスト入りした。

2020年検索トレンドの上位は順に、選挙結果、コロナウイルス、Kobe Bryant(コービー・ブライアント)、コロナウイルスアップデート、コロナウイルス症状、Zoom、選挙で誰が勝つか、Chadwick Boseman(チャドウィック・ボーズマン)、そしてPlayStation 5だった。

上位のニュース検索トレンドも似たような傾向で、選挙とパンデミック、それらに関連するものがリストに入った。2020年は自然災害や1929年以来の株価暴落など悪いニュースが多くあり、これらもリスト入りした。

ニュース検索トレンドの上位は順に選挙結果、コロナウイルス、景気刺激策の小切手、失業、イラン、ハリケーン・ローラ、スーパーチューズデー、株式相場、オオスズメバチ、オーストラリア山火事だった。

グーグルの年末検索トレンドはまた人物、俳優、政治家、アスリート、ミュージシャン、今年亡くなった人も採り上げ、米国で最もトレンドとなった人はJoe Biden(ジョー・バイデン、人物検索トレンドと政治家検索トレンドでトップ)、Tom Hanks(トム・ハンクス、2020年に新型コロナに感染した)、Ryan Newman(ライアン・ニューマン)、Shakira( シャキーラ)、Kobe Bryantだった。

テレビ番組、スポーツチーム、曲、映画、ゲームといったテーマでもトレンドとなったものを採り上げた。

これらのテーマでのリストのトップは、Netflixのヒット作「Tiger King(タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!)」、それから「ボストン・セルティクス」「WAP」「Parasite(パラサイト 半地下の家族)」「Among Us」だった。

グローバルでもトレンドの上位はほぼ同じで、検索トレンドの上位はコロナウイルス、選挙結果、Kobe Bryant、Zoom、IPLだった。一方、ニュース検索トレンドのトップはコロナウイルス、選挙結果、イラン、ベイルート、ハンタウイルスだった。

サブトピックでも似たような傾向がみられ、トム・ハンクス、ライアン・ニューマン、Among Us、WAP、パラサイト、ジョー・バイデン、タイガーキングなどが上位にきた。

言葉以外にも、はっきりとしたトレンドがデータから浮かび上がった、とグーグルは話す。2020年も人々は世界情勢を知るためにグーグルに「なぜ」と問いかけを続けた。ただし今年は、「なぜ」の多くは新型コロナに関するものだ。たとえばトイレットペーパーやフェイスマスク、手指消毒剤の購入場所を尋ねるものが「どこで買う」検索トレンドのトップだった。また近所の場所探しでは、新型コロナ検査、期日前投票センター、抗議が「Near Me」検索でトレンドだった。

そしてこれらのすべてにかかわらず、グーグルユーザーが新型コロナによるロックダウンの過ごし方を検索したのに表れているように、人々は楽観的だった。たとえば「sourdough bread recipe(サワードウブレッドのレシピ)」の検索が史上最高を記録した。他に人気のあった食べ物検索は、ホイップドコーヒー(ダルゴナコーヒー)、ディズニーチュロス、ドールホイップなどだった。ハウツー検索トレンドのトップは、外出を控えるために自分自身でやることを学ぶという世界を反映した。髪・前髪の切り方、髪の染め方、それから在宅勤務やバーチャルフィールドトリップ、バーチャルデートの仕方などだ。

Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)の検索も2019年の5倍に増えた。

検索トレンド、各マーケットの結果はGoogle Trendsで閲覧できる

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(翻訳:Mizoguchi

2020年のアプリ消費額は過去最多の約12兆円、ダウンロードは1300億回

モバイルデータ分析会社App Annieの年末推計によると、2020年に消費者はApple(アップル)のApp StoreとGoogle Playで前年比10%増の1300億回アプリをダウンロードした。この2つのアプリストアでの消費額は、年末までに前年比25%増の1120億ドル(約11兆7000億円)に達するとApp Annieは予想している。

通常、ダウンロード回数の増加は主に新興マーケットが主導するが、2020年は状況が異なる。

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックのために、モバイルの浸透が2、3年分加速した。その結果、消費者は仕事、教育、エンターテインメント、買い物などのためのデジタルソリューションとしてアプリに向かった。これが、モバイルマーケットの成熟にもかかわらず、ダウンロード回数やモバイル使用時間、消費額の増加につながった。

画像クレジット:App Annie

Google Playの2020年のダウンロード回数はiOSを160%上回った。しかしいずれも10%の増加だ。一方、ダウンロード回数におけるゲームのシェアは40%増えた。Google Playでは全ダウンロード回数におけるゲームの割合は45%で、前年より5%増えた。しかしiOSでのゲームの割合は30%を維持した。2つのアプリストアでの消費額に関しては、1ドルあたり0.71ドルがゲーム関係だった。

また新型コロナのために消費者はこれまで以上にデバイスを使用した。Androidの使用時間は2019年比25%増の3兆3000億時間だった(App AnnieはiOSデバイスの使用時間は測定できない)。

画像クレジット:App Annie

デバイス使用時間の増加は消費額の増加につながり、2020年は過去最多の1120億ドル(約11兆6800億円)となった。1ドルあたり65セントがiOSでのものだが、Google Playでの支出額は引き続き増えている。今年は30%近くになるとApp Annieは予想している。

iOSでの消費額が多かったマーケットは米国、日本、英国だ。このリストは2018年と2019年のものと異なる。過去2年は米国、中国、日本だった。Google Playの方のリストは米国、韓国、ドイツだった。過去2年と比較すると、成長という点で韓国とドイツは日本と英国の座を奪った。

App Annieのレポートではまた2020年のトップアプリのリストも紹介され、TikTokがダウンロード回数において第1位、消費額で第2位だった。しかし、月間アクティブユーザー数においてはFacebook(フェイスブック)には敵わなかった。ロックダウンにもかかわらず、デートアプリTinderが消費額で第1位だった。

InstagramやMessenger、WhatsAppといったフェイスブックのほかのアプリはダウンロード回数やアクティブユーザー数のチャートで上位を維持した。新型コロナのおかげでZoomはダウンロード回数のチャートで第4位に入った。Appleがこのほど発表したように、iOSではZoomはダウンロード回数第1位で、TikTokがその後に続いた。Google Meetもランクインし第7位だった。

画像クレジット:App Annie

App Annieが発表したこうした数字がモバイルマーケット全体を表しているわけではないという点は注意すべきだろう。というのもこのレポートは中国のサードパーティのアプリストアをカバーしていないからだ。中国の数字は、年初めに発表されるApp Annieのより広範をカバーしている「State of Mobile」レポートに含まれている。

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(翻訳:Mizoguchi

YouTubeがHDRライブストリーミングに対応、メジャープラットフォーム初

YouTube2016年にHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)ビデオに対応(YouTubeブログ)し、クリエイターはコントラストが高く、シャドウとハイライトがきちんと映り、幅広い色を表現でき、全体として画質が高いビデオをアップロードできるようになった。そして米国時間12月8日、同社はライブストリーミングビデオでもHDRをサポートすると発表した。同社によれば、YouTubeはライブのHDRストリーミングをサポートする初のメジャープラットフォームになるという。

クリエイターは対応するエンコーダー(YouTubeヘルプ)を使ってHDRストリーミングができる。一方、HDRビデオ自体は新しいモデルのAndroidデバイスのほか、HDR対応のスマートテレビやストリーミングスティックで再生できる。Google(グーグル)のChromecastももちろんHDRコンテンツをサポートしている。YouTubeは2017年にAndroidのモバイルデバイスでHDRを再生できると発表していたので、今回の対応は予想の範囲内だ。

YouTubeがHDRに対応した時点では、一部のYouTubeチャンネルにのみ提供されていた。しかしHDRのライブストリーミングは、試してみたいクリエイターはすぐに利用することができる。YouTubeは、クリエイターがさらに別のエンコーダーやモバイルデバイスからもHDRのストリーミングができるように今後改良していくとしている。

ライブのビデオコンテンツで新たにHDFをサポートしたことから、YouTubeはテレビのプラットフォームに力を入れたい意向であることがうかがえる。

YouTubeによれば、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による外出制限の期間中、YouTubeや同社のライブテレビストリーミングサービスであるYouTube TVは大画面での視聴が急激に増えたという。家に留まるように指示されたことから、2020年3月にはテレビでYouTubeが視聴された時間の合計は対前年比で80%増加した(Googleブログ)。同じく3月には米国のテレビで再生された広告入りオンデマンドビデオの再生時間のうち41%がYouTubeのコンテンツだったと、同社のBrandcastイベントで発表された(Tubefilter記事)。テレビでのYouTubeの視聴は、2018年には1日あたり2億5000万時間だった(Think with Google記事)が、4億5000万時間に跳ね上がった。

感染拡大初期には、ライブストリーミングビデオの再生時間も増えた。YouTubeが広告主に示したところによると、3月11日から4月10日までの前年比で、テレビでのライブストリーミングメディアの再生時間は全世界で250%増加したという。同じ期間の前年比で、キャストされるコンテンツの視聴時間が75%増加したことも注目される(Googleブログ)。

またYouTubeは米国時間12月8日に、米国の1億人以上のユーザーがYouTubeやYouTube TVをテレビ画面で毎月見ていることも発表した。

HDRのライブストリーミングを提供すれば、YouTubeプラットフォームでのHDRの再生はまだ限定的ではあっても、YouTubeは広告主に対して従来の有料テレビネットワークからYouTubeのプラットフォームに広告費を移行するようにと、さらに効果的にアピールすることができる。

YouTubeはゲーム、eスポーツ、音楽やスポーツといったライブイベント、さらに自然の風景や旅行など、幅広いライブストリーミングにHDR対応が有効であると想定している。

YouTubeは、HDRライブストリーミングはすでに利用できるようになっていると述べている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

タイムラインにプロモツイートが溢れていると一部Twitterユーザーが不満を漏らす

Twitter(ツイッター)のタイムラインは現在、一部のユーザー向けの広告であふれており、プロモツイートの配信に問題があるようだ。プロモツイート、つまり広告主がより広く宣伝するために課金する通常のツイートは、通常ユーザーのタイムラインの上部に一度だけ表示され、他のツイートと同様にタイムラインにてスクロールされる。しかし最近では、プロモツイートの頻度が増加している。ユーザーの中(Twitter投稿)には、4〜6ツイートごとに表示されると報告する人もいる。また他からも、プロモツイートを複数回見たと報告している。

これはツイッターの広告システムに何らかの問題があることを示している。同社はプロモツイートがユーザーのタイムラインにあまり頻繁に登場せず、エンドユーザーをターゲットとして関連性のあるものにしようとしているからだ。

ツイッターのビジネス版ウェブサイトは「我々はプロモツイートの表示方法について熟慮しており、人々が1日に表示されるプロモツイートの数については控え目である」と説明している。

しかし他のツイートのほとんどが広告だったり、しばしば繰り返される広告であれば明らかにおかしい。

ツイッターによると、この変更は不具合ではなく意図的なものだという。

同社広報担当者は「私たちは定期的に広告の変更を実験している。当社は常に革新とテストを行っており、今後も学びながら適応していきます」と述べている。

ツイッターは@TwitterSupport@Twitter@TwitterComms@TwitterMktgなどの一般向けのアカウントを通じてこのバグへの対応を公式に行っていないため、どのプラットフォームや地域でどのくらいのユーザーが影響を受けているのかは明らかになっていない。しかし米国および海外のユーザーからの苦情は、「ホーム」と「最近のツイート」の両方のタイムラインで確認されている。

アップデートや情報が不足しているため、ツイッターユーザーの中には広告主のアカウントをミュートしたりブロックしたりして、プロモツイートの流入に対処している人もいる。広告主はブロックされたユーザーに再びアクセスすることができなくなるため、影響が継続する可能性がある。

ツイッターにコメントを求めたところ、この問題について調査中だという。新たな情報が入り次第、続報をお届けする予定だ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Twitter

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Googleアシスタント対応デバイスがいよいよApple Musicをサポート開始

Google(グーグル)は米国時間12月7日の朝、米国やイギリス、フランス、ドイツ、日本でGoogle NestなどのGoogleアシスタント対応スマートスピーカーやディスプレイに、Apple Musicのサポートを追加すると発表した(Googleリリース)。これによりNest AudioやNest Hub Max、Nest Miniを含むGoogleのスマートスピーカーでApple Musicの楽曲、アルバム、プレイリストを音声コマンドで再生できるようになる。

今回のアップデートにより、グーグル独自のスマートスピーカーは、Apple(アップル)のHomePodや新モデルのHomePod Miniだけでなく、2018年後半からApple MusicをサポートしているEchoのようなAlexa対応スマートスピーカーとの競争力を高めることができる。

グーグルのデバイスでApple Musicから楽曲をストリーミング再生するには、まずGoogle HomeアプリでApple Musicのアカウントをリンクしてから、オプションでApple Musicをデフォルトの音楽サービスとして設定する必要がある。すると、たとえば「Hey Google, play New Music Daily playlist(ヘイ、グーグル、新しいMusic Dailyのプレイリスを再生して)」や、「Hey Google, play Rap Life playlist(ヘイ、グーグル、Rap Lifeのプレイリストを再生して)」といった音声コマンドを使用したり、あるいは特定の曲やアーティスト、またはプレイリストをリクエストしたりできるようになる。

また、ユーザーはジャンルやムード、アクティビティに基づいてGoogleアシスタントに音楽のストリーミングを指示したり、「Hey Google, play my library(ヘイ、グーグル、自分のライブラリを再生して)」といって、Apple Musicに自分の曲のライブラリからストリーミング再生を指示することもできるようになる。

さらにApple Musicはマルチデバイス環境でも動作し、グーグル製デバイスの所有者が一度にすべてのスピーカーでストリーミングしたり、あるいは1つのデバイスから他のデバイスに音楽を移動したりできるようになる。

現在のところ、グーグル製スマートスピーカーのオーナーの多くはSpotify、Pandora、Deezerなどのサードパーティーのサービスを利用しており、これらはGoogle Homeアプリですでにサポートされている。しかし、Google Play Musicの長年のユーザーは同サービスが閉鎖(未訳記事)されYouTube Musicと統合されたことを受けて、新しいサービスに移行するかグーグルのエコシステム内に止まるかを決断しなければならなかった。その結果、以前Google Play Musicを利用していたユーザーの一部はライブラリ機能を利用するために、Apple Musicに移行した。

Apple Musicではユーザーが自分の音楽ライブラリに最大10万曲(Appleサポート)を登録できるが、これは一部のGoogle Play Musicのユーザーにとって魅力的だ。また、Apple Musicは7000万曲以上をオンデマンドで広告なしのストリーミングで提供している。

グーグルによると、Apple Musicのサポートは本日から対象デバイスに展開されるという。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:GoogleApple MusicGoogle Nestスマートスピーカー

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Twitterがプロトタイプアプリ「twttr」の一般ユーザー向けテストを終了

Twitter(ツイッター)は、2019年より新機能のプロトタイプとして公開していた実験的なアプリ「twttr」を終了する(Twitter投稿)。このアプリは2019年1月のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で最初に発表され(未訳記事)、同年3月にテスター向けに配布が開始された(未訳記事)。その主な目的は、スレッド会話のための新しいデザイン(未訳記事)を試すことにあり、リプライのツリー化、ラベルの適用、応答の色分けなどが実験的に導入されていた。これらのいくつかはテストされた後、最終的にツイッターの機能として採用され(未訳記事)、そしてtwttrアプリは役目を終えることになった。

公の場でデザインするアイデアは、ツイッターの興味深い実験だった。

ほとんどの企業は新しいアイデアについてフィードバックを得るために、まず社内でベータテストを開始し、その後に一般ユーザーの数パーセントを対象とした小規模なA / Bテストを実施する。ツイッターはtwttrというプロトタイプ版アプリを公開し、もっと早い段階の開発プロセスに実際にユーザーを招待して参加させた。

twttrのコンセプトは、ツイッターのプロダクトマネジメント部でディレクターを務めていたSara Beykpour(サラ・ベイクプール)氏が主導していた。当時はSara Haider(サラハ・イダー)氏。彼女はツイッタープロダクトリーダーのKayvon Beykpour(ケイボン・ベイクプール)氏と結婚して姓が変わった。

しかしサラは2019年、社内で新しい役割に踏み出すことを発表し、ツイッターにおける会話方法の変更を担当する新しいプロダクトディレクターにはSuzanne Xie(スザンヌ・シェ)氏が就任した。彼女はツイッターがLightwell(ライトウェル)を買収したことから入社した人物だ。

twttrの開発は、シェ氏が就任した頃には止まっていたようだ。twttrが利用する「TestFlight(テストフライト)」と呼ばれるApple(アップル)のベータテスト用ユーザーベースに、重要なアップデートがリリースされなくなっていたからだからだ。そしてシェ氏はこの秋、Stripeへ転職するためにツイッターを去った(Twitter投稿)。

現在、ほとんど使われていないアプリを維持することは、もはや同社にとって意味がないのだろう。

ツイッターは米国時間12月4日、正式にtwttrを終了する計画を発表(Twitter投稿)。ツイッター本体で行われている会話に関連する新しいテストに取り組むために、twttrを終了すると述べている。終了は即時行われる。twttrアプリは、まだそれがインストールされていれば機能するかもしれないが、TestFlightのビルドが26日で期限切れになると、そうではなくなる可能性がある。

twttrには、現時点で多くの熱心なユーザーがいたとは思えない。特にこのプロトタイプアプリには、ツイッターに導入された「トピック」や「フリート」のような新しい機能が欠けているたえ、もはやテストのために新しい実験が提供されているとはいえなかった。また、もともとtwttrでテストが始まった、ラインでつなぐスレッド形式のリプライ表示も停止される(Twitter投稿)ことになった。

しかしツイッターは、将来いつか再びtwttrが使用される可能性を排除していない。広報担当者は、新製品をテストするための将来的な計画に向けて、同社が「twttrのための潜在的な次のステップを模索している」と述べている。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

YouTubeが投稿前にユーザーに再考を促す機能を導入、悪意的なコメント対策で

YouTube(ユーチューブ)は12月3日、コメントをする人に悪意のある攻撃的な文言を投稿前に再考するよう促す新しい機能を立ち上げると発表した。同社はまた、レビューのために自動的に棚上げされている、自身のチャンネルにある憎悪に満ちたコメントをクリエイターが読むことを余儀なくされる事態を回避できるようにするフィルターのテストを開始する。新機能は、YouTubeプラットフォーム上のコメントの質に関する長年の問題の解決を意図している。この問題についてはクリエイターが何年もの間苦情を言ってきた。

同社はまた、クリエイターに平等な機会を提供することを目的とした調査を間もなく行うとも述べた。調査のデータは、一部のクリエイターがどのようにオンライン上のヘイトとハラスメントの影響をより多く受けているのかを把握するのに役立てられる。

12月3日から提供される新しいコメント機能はYouTubeにとってかなり大きな変化だ。

この機能はユーザーがビデオのコメント欄に何か攻撃的な文言を投稿しようとするときに表示され、「コメントを丁寧なものにして」と警告する。また、コメントが適切なものかどうか確かではない場合はサイトのコミュニティ・ガイドラインを確認するようユーザーに呼びかける。

ポップアップはその後、表示されるスクリーンの中で目立つ選択肢「編集」ボタンをクリックして「編集」することでコメントを訂正するようユーザーを誘導する。

しかしこの機能は実際にはユーザーのコメント投稿を妨げはしない。もしユーザーがそのまま進めたければ、「いずれにせよ投稿する」のオプションをクリックできる。

画像クレジット:YouTube

投稿前にユーザーに言葉や行動を再考する時間を与えるためにバリケードを設けるという考えは、一部のソーシャルメディアプラットフォームが現在とっているものだ。

Instagram(インスタグラム)は昨年、攻撃的なコメントが投稿される前にフラッグを立てる機能を立ち上げた。その後、この機能の適用対象を攻撃的なキャプションにも拡大した。データの提供はなしに、同社はこうした「小突き」がオンラインいじめを減らすのに役立っていると主張した。一方、Twitter(ツイッター)は今年、リアクションをツイートする前にシェアしようとしているツイートにリンク付された記事を読むようユーザーを促し始めた。そしてそれまでのようにはワンクリックでリツイートできないようにした。

こうしたソーシャルメディアプラットフォームに組み込まれた意図的な「一旦停止」は、人々が感情や怒りに任せてコンテンツに反応するのをやめさせ、代わりにユーザーに自身の言動について思慮深くなるよう促すことを意図したものだ。このようなユーザーインターフェースの変更は、基本的な人間心理学を活用している。そして一部のケースでは効果があることを証明するかもしれない。しかしこれはユーザーのエンゲージメントを抑制することにもなり、プラットフォームはそうした微調整の展開にはこれまで消極的だった。

YouTubeの場合、同社のシステムはどういったコンテンツがユーザーによって繰り返しフラッグを立てられてきたのかに基づいて何が攻撃的だと考えられるかを学習する、とTechCrunchに話した。テクノロジーの検知能力は向上し、またシステムそのものがさらに発達するにつれ、このAIで動くシステムは時間とともに向上することができるはずだ。

この機能はまず、英語で利用しているAndroid端末ユーザーに提供される、とGoogleは話す。今後数日かけて展開される。他のプラットフォームでの展開や対応言語についてのタイムフレーム、あるいはそうしたサポートが今後行われるのかなどについて同社は明らかにしなかった。

加えて、YouTubeはチャンネルを管理するのにYouTube Studioを使っているクリエイター向けの機能のテストを開始するとも語った。

クリエイターは、自動的にレビュー待ちになる攻撃的で有害なコメントを隠す新しいフィルターを試すことができるようになる。

YouTube Studioユーザーはいま、不適切なコメントと思われるものを自動モデレーツするよう選ぶことができる。それから、ユーザーは手動でレビューし、承認、隠す、報告することができる。新しいフィルターは不適切なコメントを一時的に棚上げするには役立つが、それでもクリエイターにとってこうしたコメントに完全に対処するするのは往々にして難しい。というのも、オンライン上の荒らし者たちは信じられないほど冷酷だからだ。フィルターを活用すればクリエイターは攻撃的かもしれないコメントを完全に避けることができる。

YouTubeはまた、レビュープロセスを簡単に進められるようモデレーションツールを合理化する、と話す。

こうした変更を加える前、YouTubeはプラットフォーム上のヘイトスピーチや誤情報の問題に十分に取り組んでいないと激しく批判されてきた。YouTubeのルール違反に関する「ストライク」システムでは、ビデオは個々に削除されるが、チャンネルそのものは多くの「ストライク」がない限りそのまま使用される。実際には、YouTubeクリエイターは政府当局者の斬首を求めるなど暴力的になることができ、それでもYouTubeの使用を継続できる(対照的に、そうした同様の脅しはTwitterではアカウント禁止につながる)。

YouTubeは毎日のヘイトスピーチのコメントの削除件数が2019年初めから46倍に増えた、と話す。そして直近の四半期では、ポリシー違反で180万超のチャンネルを禁止し、そのうち5万4000超がヘイトスピーチによるものだった。問題は大きくなっていることを示していて、これが新たな対策につながった。一部の人は、YouTubeがさらに行動を起こす責任があると主張するだろうが、バランスをとるのは難しい。

これとは別の動きとして、YouTubeは間もなくクリエイターに性別や性的指向、人種、民族性についての情報を自発的にYouTubeと共有するよう依頼する新たな調査を始める。収集されたデータを使って、さまざまなコミュニティからのコンテンツが検索、ディスカバリー、収益化システムでいかに扱われているかしっかりと検証することできるとYouTubeは主張する。

また、一部のコミュニティに偏重して影響を及ぼしている可能性のあるヘイトやハラスメント、差別のパターンの有無も調べる。調査ではまた、#YouTubeBlackクリエイターの集いやFanFestといったYouTubeが主宰する他のイニシアチブに参加するオプションをクリエイターに提供する。

この調査は2021年に開始する予定で、クリエイターと公民・人権専門家に諮問されることになっている。集められたデータは広告目的で使用されることはなく、クリエイターはいつでもオプトアウトしたり情報をすべて削除したりすることができるとYouTubeは話している。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTubeヘイトスピーチ

画像クレジット:Olly Curtis/Future / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

今冬AndroidにGoogleマップの簡単ルート検索やEmoji Kitchenなど6つの新機能追加

米国時間12月3日、Google(グーグル)は、この冬、Androidスマートフォンに6つの新機能が追加されれるアップデートがあると発表した。これによってGboard、Google Playブックス、Voice Access、Googleマップ、Android Auto、Nearby Shareといったアプリが改良される。

Androidスマートフォンは現在、毎年行われるOSのメジャーアップデート以外でも、数々の新機能が随時追加されている。今回のリリースはその最新のものだ。これらのアップデートでは、Androidの主な機能が最新版に更新されるわけではないかもしれないが、しかしより頻繁に、着実な改良が提供されている。

今冬のアップデートで、最も楽しいちょっとした機能の1つが、Gboardキーボードアプリに追加される「Emoji Kitchen」だ。ユーザーはお気に入りの絵文字を組み合わせて新しい絵文字を作り、それをシェアすることができる。グーグルによると、この機能が2020年初めに導入されて以来、ユーザーはこれまでに30億回以上も絵文字をリミックスしてきたという。今回のアップデートでその選択肢は広がり、デザインできる組み合わせは従来の数百から、1万4000以上に増えることになる。2つの絵文字をタップすると、それらを組み合わせた絵文字がいくつか提案されるので、その中から1つを選んで使用することができる。あるいは1つの絵文字をダブルタップすると、それをもとに「さらに感情を高めた」絵文字が提案されるという。

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このアップデートされた機能は、Gboardアプリのベータ版で配信されていたが、今後数週間のうちにAndroid 6.0以上の端末で使えるようになる予定だ。

そのほかGoogle Playブックスでは、オーディオブックの利用が広がるアップデートが施される。オーディオ版が提供されていない書籍でも、ナレーションが自動生成されるようになるのだ。グーグルは、Google Playブックスにこれらの自動ナレーション付き書籍を追加するため、米国と英国の出版社と協力したと述べている。この機能はいまのところベータ版だが、2021年初頭にはすべての出版社で展開される予定だという。

音声コマンドを使って携帯電話を操作できるアクセシビリティ機能「Voice Access」も改良される。今回のアップデートで、この機能は機械学習を活用し、スクリーン上の各アプリにインターフェースラベルを追加することが可能になる。ユーザーは追加された「戻る」や「詳細」などのボタンを参照し、音声でそれらを使ってナビゲートできる。

現在はベータ版となっているVoice Accessの新バージョンは、Android 6.0以上を搭載した世界中のすべてのデバイスで利用できるようになる。

Googleマップのアップデートでは、人々が最も利用しているアプリの1つに新機能が追加される。

新しい (おそらくWazeにインスパイアされた) 「Goタブ」を使うと、 ユーザーは頻繁に訪問している場所、たとえば学校や食料品店などを、1タップするだけでナビゲーションの目的地として設定できる。そこまでの道順や渋滞情報、通行止めなどの情報が表示され、実際の住所を入力しなくても正確な到着予定時刻がわかる。お気に入りの場所や、公共交通機関を使用するユーザーは特定のルートを「Go」タブに保存しておけば、簡単にアクセスできる。公共交通機関で乗り換えが必要な場合は、正確な発着時間、地元の鉄道会社やバス運行会社からのアラート、そして随時アップデートされる到着予定時刻を見ることができる。

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この新機能の便利な使い方としては、目的地への公共交通機関を使ったルートとドライブルートの両方をピン留めしておき、それぞれの到着予定時間を比較してより早いオプションを選択するという活用法も考えられるだろう。

この機能は、Android版だけでなくiOS版のGoogleマップにも、数週間以内に搭載される予定だ。

Android Autoは、今後数カ月間でより多くの国で利用可能になる予定だ。グーグルは当初、36カ国になると述べていたが、その後、予定が白紙に戻されたとして発表を訂正。現在は具体的な数字は挙げておらず、どこの国に導入されるということも明らかにしていない。楽しみにしていたユーザーは、今後のニュースに注目しながらしばらく待つ必要がありそうだ。

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そして最後に紹介するアップデートは、携帯電話会社の電波やWi-Fiが使えない環境でも、近くにいるユーザー同士でリンク、ファイル、写真などを共有できる「Nearby Share」についてのもの。主に新興市場を念頭に置いて設計されているこの機能は、新たにユーザーが周囲の人とGoogle Playからアプリを共有できるようになる。

これを行うには、Google Playアプリを開いて「マイアプリ&ゲーム」に追加される「アプリの共有」メニューから、共有したいアプリを選択する。この機能は今後数週間で導入される予定だ。

これらの機能の中には、すでに導入が開始されるものもあるので、「数週間」というフレームより早く利用可能になるかもしれないが、進捗はそれぞれのアップデートによって異なる。

関連記事:GoogleのGboardキーボードのEmoji Kitchenで絵文字のマッシュアップができる

カテゴリー:ソフトウェア
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(翻訳:TechCrunch Japan)

米Huluがみんなで一緒に楽しむ共同視聴機能Watch Partyを正式にローンチ

Hulu(フールー)のソーシャル視聴機能Watch Party(ウォッチ・パーティ)が、すべてのオンデマンド契約者に提供を開始されたことが、米国時間12月2日に発表された(Huluリリース)。この共同視聴機能が最初に導入されたのは、2020年のパンデミックの初期の頃だ。これを使うことでHuluユーザー同士が異なる場所から一緒に同じ番組を視聴したり、画面の側面にあるグループチャットのインターフェイスの中で、チャットをしたり、視聴中のものに反応したりすることができるようになった。

当初この機能は、Huluの「広告なし」契約者のみに提供されていたが、その後、Huluの広告付き契約者に対してもより限定的な機能でテストが行われた。同社は、Huluオリジナル作品「Pen15」のシーズン2プレミア公開を記念して、9月18日から10日間、広告付き顧客にウォッチパーティ体験を提供していた。

2020年11月には、Huluは選挙ニュースのライブストリームで(未訳記事)Watch Party機能のテストを開始したが、ライブコンテンツでの共同視聴を提供したのはこれが初めてのことだった。

米国時間12月2日、HuluはWatch Partyが「テスト」段階を終了し、広告なしプランと広告付きプランの両者を含むオンデマンド顧客から、正式に利用可能になったことを発表した。

立ち上げにともなって、Watch PartyはHuluの何千ものライブラリに対して適用可能になる。これには、Hulu独自のオリジナルコンテンツだけでなく、「The Golden Girls(ゴールデン・ガールズ)」、「This Is Us」、「Family Guy(ファミリー・ガイ)」、「The Bachelorette」のようなライセンスを受けた他の番組や放送番組も含まれている。これらはすべてテスト期間中にWatch Partyの人気タイトルだったとHuluはいう。

Watch Partyを使用するには、Hulu.comのタイトル詳細ページに表示される新しいWatch Partyアイコンをまず探す。そこから、18歳以上の他のHulu加入者と、最大7人まで共有できるリンクが提供される。この体験はブラウザのプラグインを必要とせず、Huluのウェブサイト上で直接動作する。

プログラムが再生されると、ユーザーはグループチャットウィンドウの中で絵文字を使ってチャットしたり、反応したりすることができる。またちょっとした休憩をとる場合には、再生を一時停止することもできる。これは、一部の他社が提供する共同視聴体験のように、他の視聴者のストリームを一時停止することはない。その代わりに、ユーザーはグループに再参加して遅れたまま視聴するか、チャットウィンドウの「Click to Catch Up(クリックして追いつく)」ボタンを使用して同じところを見るようにすることができる。

共同視聴は、直接一緒に過ごす時間をとることができないこの時期に、友人や家族とのつながりを保つ方法を探す人たちによって、人気のあるパンデミック中の活動となっている。Huluに続いてAmazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)も共同視聴を開始し、さらにTwitchも独自のWatch Parties(ウォッチ・パーティズ)を開始した(Variety記事)。HBOはScener(シーナー)と提携し(未訳記事)、Plex(プレックス)はWatch Together(ウォッチ・トゥゲザー)を開始し、Instagram(インスタグラム)(未訳記事)とFacebook(フェイスブック)も共同視聴機能をロールアウトした。ただし、Netflixのユーザーは現時点ではまだ、サードパーティ製のツールを使用する必要がある。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Hulu

画像クレジット:Hulu

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(翻訳:sako)

AndroidユーザーがGoogleのストリートビューへ画像投稿可能に

Google(グーグル)のAndroid(アンドロイド)向けストリートビューアプリがアップデートされ、Googleマップを向上させるためにユーザーなら誰でも自身の写真を提供できるようになった。グーグルが米国12月3日朝に発表した(Googleブログ)。新バージョンのストリートビューアプリの「コネクテッドフォト」ツールを使って、ユーザーは通りを移動しながら一連の画像を撮影できる。この機能はARCoreに対応するデバイスで使える。さしあたって、選ばれたいくつかの地域でのみ画像の撮影とアップロードができる。

ARCoreはARエクスペリエンス用に構築されたグーグルのプラットフォームだ。さまざまな種類の物体の表面のサイズやロケーションといった周囲の状況、デバイスのポジション、明るさのコンディションなどをデバイスに検出させることで機能する。Android 7.0(Nougat)かそれ以上のOSで作動するAndroidデバイスで利用できる。

一方、グーグルのストリートビューアプリは5年ほど展開されている。当初はGoogleマップでのエクスペリエンスを向上させるためにユーザーが自分のパノラマ写真を共有できるようにデザインされていた。しかしスマホの進化にともない、アプリも進化した。

ストリートビューアプリのアップデートされたバージョンでは、ユーザーはARCoreを使って画像をとらえることができる。ARCoreはグーグルユーザーがマップで道案内のためのライブビューを体験するときに使うのと同じARテクノロジーだ。ライブビューではユーザーは自分の位置を知るのに、スマホにさまざまな目印となる建物を「見せる」ことができる。

画像がストリートビューアプリで公開された後は、グーグルは自動で画像を回転・配置し、またそれら画像を使って一連のコネクテッドフォトを作成する。そして他の人が閲覧できるよう、Googleマップ上の正しい場所に載せる。

これらの提供写真にはグーグルのストリートビュー画像(ストリートビュー撮影用の車が走りながらとらえた画像だ)で提供されているものと同じプライバシーコントロールが適用される。つまり、人の顔や車のナンバープレートにはぼかしが入り、ユーザーは必要に応じて画像やその他のコンテンツのレビューを報告できる。

画像クレジット:Google

コネクテッドフォトの新しいシステムはグーグルのストリートビュー画像ほどに洗練されたものではないかもしれないが、ストリートビューへの公開をよりアクセスしやすいものにする。画像をとらえるのに360度カメラや車のルーフに取り付ける機器などは不要だ。つまりこれは、対象のAndroidスマホとインターネット接続がありさえすれば遠隔地に住むユーザーがストリートビューに貢献できることを意味する。

可能な状態であればストリートビュー画像の表示がデフォルトになるだろう、とグーグルはいう。これは青い実線で表示される。しかしストリートビューのオプションがない場合は、提供されたコネクテッドフォトは青い波線でストリートビューレイヤーに表示される。

画像クレジット:Google

グーグルはシステムにまだない事業所の名称や住所など、写真に含まれるデータをGoogleマップのアップデートにも使う。たとえば店舗の営業時間などが目で確認できれば、そうした情報をGoogleマップに盛り込む。

ナイジェリア、日本、ブラジルで行われた初期テストではユーザーはこのテクノロジーを使って写真をとらえた。

グーグルは、ストリートビューアプリベータ版でコネクテッドフォト機能を正式に立ち上げると発表した。パブリックベータ期間にユーザーはカナダのトロント、ニューヨーク、オースティン、ナイジェリア、インドネシア、コスタリカで機能を試すことができる。今後テストが進むにつれ、さらに多くの都市で利用できるようになるとグーグルは話している。

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カテゴリー:VR / AR / MR
タグ:GoogleGoogleマップGoogleストリートビュー

画像クレジット:Google

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(翻訳:Mizoguchi

AmazonのFire TV Cubeが双方向ビデオ通話をサポート、画面付きEchoデバイスやAlexaアプリと通話可能に

2020年9月にAmazon(アマゾン)は、同社のFire TVプラットフォームでビデオ通話に対応することを発表した

それは、ユーザーがFire TV CubeやEcho Showなどの画面付きEchoデバイスを持っている別のAlexa(アレクサ)ユーザーや、スマートフォンやタブレットにAlexaアプリをインストールしただけの人にも、電話をかけられるという意味だ。

この機能を使うためには、サードパーティー製ビデオカメラがUVCをサポート、720pの解像度、30フレーム毎秒(fps)などの要件を満たしている必要があるとアマゾンはいう。ただし、より良い体験のためには、解像度1080pで60~90度の画角(FOV)を持つカメラを推奨している。4Kウェブカメラは薦めていない。

さらに同社は、よい体験のためにはテレビからの距離を10フィート(3メートル)以上12フィート(3.6メートル)以内にするとよいといっている。

ウェブカメラはMicro USB – USBアダプターを介してFire TV Cubeに接続する。

アマゾンは新機能を使おうとしている人たちにLogitech C920Logitech C922xLogitech C310Aukey PC-LM1E、およびWansview 101JDを薦めている。

カメラを接続したら、スマートフォンでAlexaアプリを開き、メッセージングと通話オプションを有効にし、もしまだであれば連絡先をインポートする。

Alexaオーナーが電話をかけるには「Alexa, call Julies’s Echo(アレクサ、ジュリーのEchoを呼び出して)」などという。その後は「Alexa, video on(アレクサ、動画をオン)」「Alexa, volume up(アレクサ、ボリュームを上げて)」「Alexa, answer(アレクサ、応答して)」「Alexa, end call(アレクサ、会話終了)」といったボイスコマンドを使って通話を制御できる。

ビデオチャットはアマゾンのEcho Showといったスマートスクリーン端末にとって重要な機能の1つだが、可能ならリビングの大型スクリーンでビデオ通話をサポートすることも理に適っている。ただし、この分野のライバルたちと異なり、アマゾンには利用できる通話アプリのエコシステムがない。Google Nest Hub Max(グーグル・ネストハブマックス)にはGoogle MeetとDuoがあり、Facebook Portal(フェイスブックポータル)ならFacebook(フェイスブック)とWhatsApp(ワッツアップ)の家族や友だちとつながることができる。その意味で、他のユーザーにもアマゾンエコシステムに入ってもらう必要のあるこの機能は、導入に制約があるかもしれない。

この双方向ビデオ通話をサポートした新しいFire TV Cube機能は本日から配信されるとアマゾンはいう。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:AmazonAlexaAmazon Fire TV

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

YouTubeのプレミア公開機能に予告編、カウントダウンテーマなど3機能を追加

YouTubeはプレミア公開(Premieres)に3つの新機能を追加した。これによってプレミア公開の体験が大きく強化される。追加されたのは予告編、本編にリンクする「プレショー」のライブストリーミングに加えてカウントダウンのテーマだ。プレミア公開は2018年に登場(未訳記事)した機能で、クリエイターがライブ配信せずにライブ動画並みの収入が得られるため広く利用されている。

プレミア公開を選択すると、ライブ動画と同様、サイドバーにライブチャットがあるランディングページを表示することができる。これにより動画配信のスケジュールをファンに知らせることができる。また広告を表示したりステッカーやSuperChat(スパチャ、投げ銭)を受け取るなど、チャンネルの収益化機能を利用できるためクリエーターにとって大きなメリットがある機能だ。

しかし、動画のプレミア公開に先立ってファンと交流したいクリエイターも多かった。今回追加されたプレショー機能のLive Redirectを使えば、クリエイターはライブストリームを配信してファンをプレミア公開ビデオにリダイレクトできるようになる。プレミア公開の体験がよりシームレスになったわけだ。クリエイターは動画のリリースに先立って視聴者と会話する時間も確保できる。チャットでファンを引き付けるだけでなく、ファンに直接ライブストリーミングすることもできるようになった。

画像クレジット:YouTube

YouTubeによると、この機能は今回のリリースに先立って数カ月にわたりWe Are One Film Festival、New York Comic-Con、BTS、Cardi B、JustinBieberなどのサイトでテストされてきたという。

もう1つの新機能はクリエイターが本編ライブ配信前に事前に製作したビデオクリップをプレミアランディングページにアップロードできるというものだ。この予告編ビデオの長さは15秒から3分でリリース前にプレミア公開ビデオのプロモーションが可能になる。クリエイターは動画の公開を見逃さないようリマインダーを設定するようファンに勧めることもできる。

画像クレジット:YouTube

プレミア公開の直前に再生される配信開始のカウントダウン画面に各種のテーマを適用できるようになった。このテーマには「落ち着いた」「遊び心ある」「ドラマティク」「スポーティ」などコンテンツの内容に応じてさまざまな雰囲気に合わせたセットが用意されている。

画像クレジット:YouTube

プレミア公開はスタート以来、BLACKPINK、Tiny Desk、James Charles、Supercell、Cirque duSoleilなどの有名チャンネルを始めとして800万以上のYouTubeチャンネルで利用されているが、「パンデミックを機に著しく拡大した」と同社では述べている。事実、2020年3月1日以降、1日当たりのプレミア公開が85%以上増加している。利用者の80%以上が2019年にプレミア公開を使用したことがなかった。

YouTubeによると予告編、プレショーのストリーミングは1000人以上の登録者を持つチャンネルに即時公開される。カウントダウン、テーマの公開は数カ月後になるという。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTube

画像クレジット:Olly Curtis/Future / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アップルがApp StoreのBest of 2020とダウンロードランキングを発表

米国時間12月1日、Apple(アップル)はお待ちかねの2020年ベストアプリとゲームを発表した。例年と同様に、App Storeのエディターがアプリの品質、クリエイティブデザイン、ユーザビリティ、アップルのテクノロジーの活用などに基づいて受賞者を選出した。Best of 2020には、家で過ごすようになった人々を支えるアプリが多く含まれている。たとえば自宅でワークアウトができる「Wakeout!」はベストiPhoneアプリを受賞し、「Zoom」はベストiPadアプリに選ばれた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で外出が制限された子供たちを楽しませて家族の助けとなった「Disney+」は、ベストApple TVアプリになった。Disney+は、米国時間12月1日に発表されたGoogle Playのユーザー選出部門でもベストアプリだった。

画像クレジット:Wakeout!

2020年のトップゲームには、ファンタジーの世界などに逃避したいという私たちみんなに共通の欲求を表す結果となった。2020年のベストiPhoneゲームは「原神」(これはGoogle Play Storeのベストゲームでもある)、ベストiPadゲームは「レジェンド・オブ・ルーンテラ」、ベストMacゲームは「Disco Elysium」、ベストApple TVゲームは「Dandara Trials of Fear」、ベストApple Arcadeゲームは「忍び足のサスクワッチ」が選ばれた。

画像クレジット:Fantastical

一方、生産性向上アプリの「Fantastical」がベストMacアプリに選ばれたのは、在宅勤務という新しい生活様式を反映している。

リラクゼーションと睡眠のためのアプリ「Endel」がベストApple Watchアプリを受賞した。

画像クレジット:Endel

リラクゼーションアプリが2020年のトップアプリに選ばれたのは納得できる。Google(グーグル)も睡眠アプリの「Loóna」を2020年のベストアプリに選出した

2020年は、ストレスを感じる出来事の多い厳しい年だった。新型コロナウイルスの感染拡大だけではない。Donald Trump(ドナルド・トランプ)大統領の弾劾裁判と波乱を起こしている11月の大統領選挙、1987年以降最悪の株価暴落、人種差別に対する抗議行動、オーストラリアと米国西部の森林火災、映画プロデューサーのHarvey Weinstein(ハーベイ・ワインスタイン)の有罪判決、ブレグジット、ベイルートの大爆発、デリーの暴動、香港の抗議行動、東アフリカでのバッタの大量発生、そしてRuth Bader Ginsburg(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)やKobe Bryant(コービー・ブライアント)、Chadwick Boseman(チャドウィック・ボーズマン)といった有名人の死。

アップルが発表の中で説明している通り、アプリは文化を反映している。2020年は、セルフケアとメンタルヘルス、リモートワークやリモート学習、家族や友人とのつながり、インタラクティブでソーシャルなゲームなどに人々が注目したことを反映している。

画像クレジット:Pokémon GO

アップルは「2020年のトレンドとなったアプリ」として、セルフケアアプリの「Shine」、リモート学習アプリの「Explain Everything Whiteboard」、家族でメッセージをやり取りするアプリの「Caribu」、寄付アプリの「ShareTheMeal」、そして屋内でも楽しめるゲームにシフトした「Pokémon GO」を選んだ。

AppleフェローのPhil Schiller(フィル・シラー)氏は発表の中で「今年はこれまで以上に、最もクリエイティブかつ、人々がつながる瞬間がアプリケーションの中で生まれました。これは1年を通じて、新鮮で、本当に役立つ体験を提供してくれたデベロッパーのみなさんの素晴らしい偉業のおかげです。私たちは世界中で、数多くのデベロッパーのみなさんが並外れた活動を行うのを目の当たりにしてきました。これらBest of 2020を受賞した15本は、彼らが生み出したイノベーションを最も際立ったかたちで表している例といえるでしょう」と述べている。

画像クレジット:Apple

2020年のベストアプリ受賞者には、初めて製作されたモノとしてのアワードが贈られる。これはApp Storeのロゴをデザインして100パーセント再生アルミニウムで作られており、側面に受賞者の名前が刻印される。

アップルは、2020年に最もダウンロードされたアプリとゲームも発表した。これはエディターが選ぶベストアプリとは異なり、消費者のリアルな需要を示すものだ。

リモートワークに欠かせない「Zoom」や「Gmail」、現実逃避できるゲームがトップランキングに入っているのは当然だろう。パンデミックシミュレーターの「Plague, Inc.」が入っているのは偶然ではない。口コミでヒットしたAOCことAlexandria Ocasio-Cortez(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)下院議員のライブストリーミングでも話題になった「Among Us!」(未訳記事)、MinecraftやRobloxのような子供向けプラットフォームの「metaverse」(未訳記事)、そしてソーシャルアプリの常連たちもランクインしている。ただし今年はFacebook(フェイスブック)傘下のアプリではなくTikTokがソーシャル系のトップとなった。

2020年に最も多くダウンロードされたアプリとゲームは以下の通りだ(訳注:日本のトップAppランキングトップゲームランキングも公開されている)。

トップ無料iPhoneアプリ

1. ZOOM Cloud Meetings
2. TikTok
3. Disney+
4. YouTube
5. Instagram
6. Facebook
7. Snapchat
8. Messenger
9. Gmail
10. Cash App

トップ有料iPhoneアプリ

1. TouchRetouch
2. Procreate Pocket
3. Dark Sky Weather
4. Facetune
5. HotSchedules
6. AutoSleep Track Sleep
7. The Wonder Weeks
8. SkyView
9. Shadowrocket
10. Sky Guide

トップ無料iPhoneゲーム

1. Among Us!
2. Call of Duty: Mobile
3. Roblox
4. Subway Surfers
5. Ink Inc. – Tattoo Drawing
6. Magic Tiles 3: Piano Game
7. Brain Test: Tricky Puzzles
8. Brain Out
9. Coin Master
10. Cube Surfer!

トップ有料iPhoneゲーム

1. Minecraft
2. Plague Inc.
3. Heads Up!
4. Monopoly
5. Bloons TD6
6. Geometry Dash
7. NBA 2K20
8. Grand Theft Auto: San Andreas
9. The Game of Life
10. True Skate

トップ無料iPadアプリ

1. ZOOM Cloud Meetings
2. Disney+
3. YouTube
4. Netflix
5. Google Chrome
6. TikTok
7. Amazon Prime Video
8. Gmail
9. Hulu
10. Google Classroom

トップ有料iPadアプリ

1. Procreate
2. GoodNotes 5
3. Notability
4. Duet Display
5. Teach Your Monster
6. LumaFusion
7. Affinity Designer
8. Toca Hair Salon 3
9. 9: Toca Life: Hospital
10. Toca Kitchen 2

トップ無料iPadゲーム

1. Among Us!
2. Roblox
3. Magic Tiles 3: Piano Game
4. Ink Inc. – Tattoo Drawing
5. Call of Duty: Mobile
6. Subway Surfers
7. Dancing Road: Color Ball Run!
8. Tiles Hop – EDM Rush
9. Mario Kart Tour
10. Save The Girl!

トップ有料iPadゲーム

1. Minecraft
2. Monopoly
3. Bloons TD 6
4. Plague Inc.
5. Geometry Dash
6. The Game of Life
7. Five Nights at Freddy’s
8. Human: Fall Flat
9. Stardew Valley
10. Terraria

トップArcadeゲーム

1. Sneaky Sasquatch
2. Hot Lava
3. Skate City
4. Sonic Racing
5. PAC-MAN Party Royale
6. SpongeBob: Patty Pursuit
7. Oceanhorn 2
8. Crossy Road Castle
9. WHAT THE GOLF?
10. LEGO Brawls

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:AppleApp Store新型コロナウイルスCOVID-19アプリ

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Kaori Koyama)

Googleマップに地域のニュースを表示する独自のニュースフィード導入、Facebookに対抗

人々はストーリーズがあらゆる所にあることにうんざりしている(Axios記事)が、Googleマップは昔ながらのスタイルを守り続けている。アプリの画面の上部に小さな円を追加する代わりに、Googleマップは独自のニュースフィードを導入する。技術的にはローカルエリアからの投稿が含まれるというもので、グーグルはその新機能を「コミュニティフィード」と呼んでいる(Googleブログ)。しかし、それは他のニュースフィードと同じような仕組みだ。垂直方向にスクロール可能なフィードで、そこに表示される投稿にユーザーは小さな親指のアイコンをタップすることで「いいね!」できる。

このフィードは、Googleマップアプリの「スポット」タブで見つけることができ、信頼できる地元の情報源から最新のニュース、更新情報、おすすめ情報が簡単に見かるように設計されている。これには、ビジネスオーナーがGoogleマイビジネスを使用して作成した投稿が含まれており、新しいお得な情報やメニューの更新、その他のオファーを顧客に通知することができる。これによって飲食店からの投稿が強調されると、グーグルはこの機能の発表時に述べている。

何年も前から、ビジネスオーナーはGoogleのツールを使用してこの種の投稿を作成することができた。しかし、従来はユーザーが更新情報を受け取るためには、その店のプロフィールをタップしてフォローする必要があった。

しかしこの新機能の導入によって、Googleマップのユーザーが一手間かけてわざわざ特定の店をフォローをしなくても、この種の投稿がユーザーの目に付くようになる。この露出の増加は、投稿の閲覧数に影響を与えるとグーグルはいう。一般公開前に行われたコミュニティフィードの先行テストでは、商店の投稿がフィード導入以前の2倍以上も閲覧されることがわかったとのことだ。

画像クレジット:Google

商店からの投稿に加え、新しいコミュニティフィードにはフォローしているGoogleユーザー(Googleブログ)が投稿したコンテンツや、Googleローカルガイドの最近のレビューも掲載される。ローカルガイドは、ユーザーが地元の場所に関する知識を共有することで、プロフィールバッジやグーグルの新機能への早期アクセスなどの特典を獲得することができるボランティアプログラムだ。コミュニティフィードには「The Infatuation」などの厳選された出版社や、Google Newsを含むニュースソースも参加し、地域に関連した情報を提供する。

コミュニティフィードで発見される情報の多くは、米国時間12月1日発表されたコミュニティフィードの導入前にも、Googleマップの他の機能で利用することができた。

たとえばGoogleマップの「最新」タブでは、同様のフィードが提供され、ニュース、おすすめ情報、ストーリーなどの発見を促すようにデザインされた機能に、商店からの投稿も含まれていた。一方、「おすすめ」タブでは、業種をテーマ別にグループ化して(たとえば屋外レストン、カクテルバーなど)画面上部に表示し、他のリストを閲覧したり、エリアの写真を表示したりすることができた。

今回のアップデートでは、カテゴリーごとの業種のグループはこれまで同様、画面上部に表示されるが、タブの残りの部分はスクロール可能なフィード専用となる。これによってタブが以前よりも明確な感じを与えるようになった。また、InstagramやSnapchatが真似したTikTokスタイルの短い動画フィードが人気である現状を考えると、この機能を使って将来的にグーグルが動画投稿の事業に乗り出す可能性もある。

画像クレジット:Google

しかし、現在のところこのコミュニティフィードは、より標準的なフィード機能だ。下にスクロールしていき、興味を引かれた投稿に「いいね!」をタップすると、それが今後のおすすめ情報の参考になる。また、もっと多くの情報を知りたいと思ったら「フォロー」をタップすれば、「最新」タブに通知が送られてくる。ありがたいことにコメントを付ける機能はない。

グーグルはこの変更により、ユーザーが自分の地域で何が起きているかを知るために、アプリをより頻繁に利用するようになることを期待している。たとえばお店からの新しい投稿や、日帰り旅行や新しいハイキングスポットのような、楽しい地元のアクティビティについて詳しく書かれた他のユーザーによるレビューなどだ。

この機能は、旅行や他の地域を調査する際にも利用できる。コミュニティフィードは自分の住んでいる場所や現在地ではなく、地図上のどこを見ているかに基づいて指定されるからだ。

コミュニティフィードは、GoogleマップがライバルのFacebook(フェイスブック)を超えるためにデザインされた一連のアップデートの最新のものだ。過去数年間にわたり、Googleマップはユーザーが商店をフォローすることができる機能を追加してきた。その多くはフェイスブックが行っているものと同様で、例えばアプリから商店に直接メッセージを送信する機能は、Messengerと同じだ。一方で商店はGoogleマップに独自のプロフィールを設定(未訳記事)することができ、ロゴやカバー写真を追加したり、短い名前を選ぶことができる。これらも現在、フェイスブックのページが提供しているものとよく似ている。

今回のニュースフィードスタイルの新機能導入で、グーグルがフェイスブックをコピーしようとしている企てはさらに明白になった。

グーグルはこの機能をiOSとAndroid用のGoogleマップでグローバルに展開していくという。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:GoogleGoogleマップFacebook

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Googleが中小企業向けモバイル端末管理サービス「Android Enterprise Essentials」発表

米国時間12月1日、Google(グーグル)は企業におけるモバイルの管理とセキュリティをサポートするAndroid Enterprise Essentials披露した(Googleブログ)。その主な対象は、名前に合わず中小企業だ。同社によると、大企業向けのデバイス管理とセキュリティのツールAndroid Enterpriseがあり、その開発経験をベースにして、よりシンプルで料金も安い今回のプロダクトを作り上げたという。

この新しいサービスでユーザーは、社員の画面をロックしたり、企業データを暗号化で保護したりといったモバイルデバイスの基本的な管理を行うことができる。社員が自由にインストールできるアプリは、Google Play Protectサービスを利用してGoogle Play Storeから行うもののみとなる。紛失や盗難に遭ったスマートフォン上の企業データは、すべてリモートで消去できる。

グーグルの説明によると、中小企業は顧客データをモバイルデバイスの上で扱うことが多いが、現在使われているデバイス管理ソリューションは中小企業のオーナーにとって複雑すぎるものが多く、使使用されずに放棄されていることが多いという。

そこでAndroid Enterprise Essentialsは、全員のデバイスをいちいち手作業で立ち上げなくても容易にセットアップができるようにした。セキュリティポリシーはリモートから適用されるため、社員はセットアップなどをしなくてもよい。企業はスマホを個人で購入させず、あらかじめポリシーを設定したAndroidデバイスを社員に渡してもよい。

グーグルによると、主に中小企業を対象としたサービスだが、高度で複雑な管理ソリューションが不要になるため、基本プラスアルファ程度のセキュリティ保護を望む大企業が利用してもよいとのこと。経験を積みサードパーティのベンダーなどの高度なソリューションを利用する前に、とりあえず社員全員のモバイルデバイスの安全を確保したいという段階的な導入でもよい。

ここ数年の間グーグルは、Androidデバイスの職場での利用を促進するためにさまざまな努力を行ってきた。Android for Work(未訳記事)やAndroid Enterprise Recommended(未訳記事)のようなサービス、Play Storeからマルウェアを排除するためのパートナーシップ、リスクの高いユーザーのための高度なデバイス保護エンドポイント保護のソリューションとなどを開発、提供してきた。

グーグルによると、Android Enterprise Essentialsの初期の展開は、米国ではSynnex、英国ではTech Dataが販売するデバイスに限定される。さらにその後はその他の販売業者にも対応し、2021年の初期にはグローバルな展開になる。2020年1月にはオンラインで立ち上げイベントを行うので、興味ある方はぜひ。

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:GoogleAndroid

画像クレジット:Google

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

米Google Playが選んだ2020年ベストアプリは睡眠改善のLoóna、コロナ時代を反映

その年に人気を集めたアプリを毎年発表しているGoogle(グーグル)は12月1日、ベストオブ2020アワード発表した。賞が贈られるゲーム、映画、本のアプリのリストだ。驚くことではないが、Google Playのユーザー、そしてエディターが選んだ最優秀アプリには2020年がストレスの多い年だったことが反映されている。睡眠アプリのLoóna(ルーナ)が米国の2020年「ベストアプリ」のタイトルを獲得した。その一方でGoogle PlayユーザーのみではストリーミングサービスのDisney+(ディズニープラス)を選出した。

Loónaは今年受賞するにふさわしいアプリだ。睡眠を改善するこのアプリは、日中から溜まって睡眠中に増幅するネガティブな感情にユーザーが対処するのをサポートする気分転換体験を約束する。不安やストレスが大きくなるにつれ、睡眠パターンやレム睡眠の調子が狂う、とLoónaは説明する。これに対処するために、Loónaは活動ベースのリラクゼーション、ストレスを除くのに役立つストーリーテリングとサウンドを組み合わせた毎晩の「sleepscapes(スリープスケープス)」を提供する。

ユーザーが目を閉じたり居眠りしたりする他の睡眠アプリや瞑想アプリと異なり、Loónaはスマホを使いながら人々を落ち着かせることを目的としている。Loónaはまた今年「soundscapes(サウンドスケープス)」という音楽プレイリストも導入した。

画像クレジット:Loóna

10月にLoónaは、サブスク利用者の毎日のアプリ(iOSでも利用できる)の平均使用時間が34分だと明らかにした。トライアルから有料サブスクへの平均コンバージョン率は52.5%だった。しかし今ではユーザー数は50万人に達し、ユーザーのこれまでのLoóna使用時間は3500万分を超える。バージョン2.0でLoónaは、現在ベッドタイムのリラックスに完全にフォーカスしているアプリから、より広範なムード管理アプリに変更する計画だ。ムード管理アプリとして睡眠や起床サイクルをサポートする。またパーソナライズされたコンテンツレコメンデーションも加えることにしている。

Loónaの他に、Google Playのエディターたちは、ミステリーを解き明かしながらの「探検すべき素晴らしい世界」をプレイヤーに提供しているとして無料のアクション・ロールプレイングゲームGenshin Impactを選んだ。miHoYoの初のオープンワールドゲームは単純なマジック、キャラクター切り替え、そして新しいキャラクターや武器、他の追加物を入手するためのガチャゲーム収益化の機能を搭載している。

しかしGoogle Playユーザーは今年のベストゲームにSpongeBob: Krusty Cook-Offを選んだ。

新型コロナウイルスによるロックダウンの恩恵を受けた別のアプリとしてはDisney+がある。ユーザーのベストアプリに選ばれた。このストリーミングサービスは、外出がままならなくなった家庭が子供を楽しませるのに役立った。加えて「The Mandalorian」といった新しいコンテンツにより大人の間でもヒットした。

賞を獲得したアプリの他に、Googleは特筆すべきいくつかのアプリを紹介した。Chris Hemsworth(クリス・ヘムズワース)氏のトレーニングアプリCentr、行動修正アプリIntellect、それからThe Gardens BetweenHarry Potter: Puzzles & SpellsSky: Children of the Lightといったゲームなどだ。

Play Storeはまた、ベスト競争ゲーム、ベストインディーズ、ベストピックアップ&プレイ、ベストゲームチェンジャーといった独自の賞をさまざまなゲームのサブジャンルに贈った。これらの賞を獲得したアプリはBrawlhalla、Bullet Echo、GWENT: The Witcher Card Game、Legends of Runeterra、The Seven Deadly Sins: Grand Cross、Cookies Must Die、GRIS、inbento、Maze Machina、Sky: Children of Light、Disney Frozen Adventures、DreamWorks Trolls Pop、EverMerge、Harry Potter: Puzzles & Spells、SpongeBob: Krusty Cook-Off、Fancade、Genshin Impact、Minimal Dungeon RPG、Ord.、The Gardens Betweenなどだ。

その他に人気だったアプリは、ベスト毎日のエッセンシャル、ベストパーソナル成長、ベスト隠された宝、ベストファン、ベスト永遠のアプリといったカテゴリーで受賞した。Calmaria、Grid Diary、The Pattern、Whisk、Zoom、Centr、Intellect、Jumprope: How-to Videos、Paired: Couples App、Speekoo、Cappuccino、Explorest、Loóna、Paperless Post、Tayasui Sketches、Bazaart、Disney+、Dolby On、Reface、Vita、GreenChoice、Medito、ShareTheMealなどだ。

2020年ベストの映画に選ばれたのは「Bill & Ted Face the Music」「Just Mercy」「Miss Juneteenth,」「Onward」「Parasite」など。ベストのにはBarack Obama(バラク・オバマ)氏の「A Promised Land」、N.K. Jesmin(N.K. ジェスミン)氏の「The City We Became」、Tochi Onyebuchi(トチ・オンエブチ)氏の「Riot Baby」、Allie Brosh(アリー・ブロシュ)氏の「Solutions and Other Problems」、Alexis Daria(アレクシス・ダリア)氏の「You Had Me at Hola」などが選ばれた。

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(翻訳:Mizoguchi

Twitterが音声会話サービスAudio Spacesのテスト開始、文字起こし、話者の制限、報告機能あり

11月中旬にTwitter(ツイッター)は、オーディオSNSであるClubhouseのライバルとなるAudio Spacesのテストをまもなく始めると発表した(未訳記事)。Audio Spacesは、ツイッターユーザーが専用のスペースに集まって他の人とライブで会話をするプロダクトだ。同社は発表時にこのプロダクトのスクリーンショットを何点か公開したが、動作の仕様はほとんど明らかにしなかった。ここにきてリバースエンジニアのJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏(Twitter投稿)がAudio Spacesの機能をもう少し詳しく探り、公表した(Twitter投稿)。

ウォン氏はツイッターアプリのプライベートベータ版を使って、Audio Spacesの動作や機能のスクリーンショットを撮った。もちろん、同氏が明らかにした機能は正式に公開される前に変更される可能性があるが、ツイッターが現時点でこのプロダクトをどう考えているかがうかがえる。

スクリーンショットを見ると、現在ツイートで利用できるのと同じような会話のコントロール機能(未訳記事)をAudio Spacesでも利用できるようだ。ユーザーはスペースを参加したい人全員に公開したり、フォローしている人のみ、あるいは招待した特定の人のみに限定したりすることができる。

ユーザーが自分のスペースに他の人を招待する方法はいくつかある。ダイレクトメッセージやツイートの投稿の他、リンクをコピーしてさまざまなところで共有することもできる。

スペースに参加するときは、ノイズを防ぐためにマイクが無効になる。会話の進行に応じて、参加者は「100点」や手のひら、こぶし、Vサイン、手を振るサインなどの絵文字で反応できる。

スペースを設けた人は、発言できる人をいつでも変更可能だ。アプリ内のメニューから話者の管理、その他の設定、ルールの閲覧ができ、さらにフィードバックを共有したりスペースを報告する機能もある。

画像クレジット:Jane Manchun Wong

このメニューを見ると、Audio Spacesにチャットの文字起こしが含まれていることに目が行く。これは他のオーディオチャットルームサービスとの差別化になる機能だ。表向きはアクセシビリティのための機能だが、きちんとした礼儀正しい会話の実現にも役立つはずだ。ユーザーは自分の話した言葉が書き留められていると意識するからだ。

文字起こしは、プライベートチャットルームモデルにつきものの問題を解決することになるかもしれない。プライベートチャットでのライブの会話で節度を守るのは難しいという問題だ。たとえばClubhouseは招待制のベータ版だが、それにもかかわらず節度を欠く問題がすでにいろいろ発生している。ニューヨークタイムズの記者が受けたハラスメントに関する問題(THE VERGE記事)や、反ユダヤ主義が話し合われたこと(THE VERGE記事)などだ。

長年プラットフォームの乱用と格闘しているツイッターが、オンラインでのソーシャル活動として音声という実証されていない新しい形式を使うテストに適した場かどうか、疑問があった。

画像クレジット:Jane Manchun Wong

ツイッターがオーディオチャットルームの節度をどう守ろうとするかは明らかでなかったが、文字起こし機能は有害な発言を抑止するかもしれない。またアプリ内のレポート機能も、そうした問題をもっと直接的に解決する手段になるだろう。ユーザーが「このスペースを報告」を選択すると、自傷、暴力、性的な内容、子供の安全、個人情報、虐待行為などのカテゴリーに関して報告をすることができる。

Audio Spacesはプライベートベータなので、テスターは「フィードバックを共有」から@TwitterSpacesのアカウントにダイレクトメッセージを送ることもできる。

ウォン氏は、アプリのコードを探ったところAudio SpacesはバックエンドにPeriscopeを使っているとも指摘している。

ツイッターは以前、Audio Spacesを少人数のユーザーに対して公開すると述べていた。ツイッターのスタッフプロダクトデザイナーであるMaya Gold Patterson(マヤ・ゴールド・パターソン)氏は11月に報道関係者に対してAudio Spacesを説明した際に、テストユーザーには「女性や少数集団の背景を持つ人など、プラットフォームの乱用や悪意によって不当に影響を受けやすい人」を含むと話していた。

ツイッターの広報にコメントを求めたところ「パブリックベータ開始に向けて、Spacesについて今後詳しくお知らせする予定です」との回答を得た。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:ツイッター

画像クレジット:Twitter

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(翻訳:Kaori Koyama)

Pinterestが「クラスコミュニティ」を含むオンラインイベント機能をテスト中

Pinterestがオンラインイベントに進出しつつある。同社がテストしていることが判明したのは、ユーザーはPinterestからZoomのクラスに申し込むことができ、クリエイターはPinterestのクラスのボードから教材やノートなどを作ったりグループチャットで参加者と会話をしたりできる新機能だ。同社はオンラインクラスを開発中で実験していることを認めたが、今後の計画に関する詳細は明らかにしなかった。

この機能は米国時間11月24日にリバースエンジニアのJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が発見した。同氏はアプリのコードからオンラインクラスの詳細を見つけた。

現時点では@pinsmeditation@pinzoom123など「デモ」のプロフィールを見ることができ、このアカウントにはクラスコミュニティもある。ただしコミュニティをタップしても中身は空だ。ウォン氏によれば、コミュニティの機能はまだリリースされていないからだという。

コミュニティの機能が公開されたときには、あるいは公開された場合には、参加する際に用意するものやメモ、写真のリストなど、クラスの教材をクリエイターが整理するためのセクションが含まれるだろう。クリエイターはコミュニティを使ってクラスの概要を説明したり、関連のあるショップやグループチャット機能などにユーザーを誘導したりすることもできるかもしれない。

コミュニティは基本的にはPinterestのボードを拡張したもので、クリエイターはこれを使って参加者からの質問に答えたり、クラスの写真を共有したり、参加者と交流をしたりすることもできる。

クラスに参加したいユーザーは「予約」ボタンをタップして申し込む。するとミーティングの詳細がメールで送られてくる。他に、Zoomのダウンロードや、クラスに参加するためのリンクをコピーするボタンもある。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がる中でPinterestプラットフォームがリモート学習のリソースを整理するのに人気のツールになっていることを考えれば、同社がオンラインイベントの分野に進出するのは驚きではない。教員は授業計画を記録したりヒントを得たり教育活動を共有したりするためにPinterestを使うようになってきた。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた頃、Pinterestはオンラインで情報を整理するツールとして有用であることから、3月の週末に世界中でかつてなかったほど多くの検索と保存が実行された(未訳記事)と、同社はその記録的な利用状況を発表していた。

この成長は2020年を通じて続いている。2020年10月にはPinterestの収益とユーザー数の増加の指標が発表され、収益が好調だったことから同社の株価が急騰した(CNBC記事)。収益は3億8350万ドル(約400億円)の予測に対して4億4300万ドル(約462億円)で、月間アクティブユーザー数は4億3640万人の予測に対して4億4200万人だった。その要因としては新型コロナウイルスの影響以外にも、世界中で多く利用されるようになったことやFacebook(フェイスブック)を避ける広告主からの広告収入の増加、そしてiOS 14のホーム画面をパーソナライズする機能で注目を集めて急成長したことがある。

米国は新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むことができていないため、もうじき年が明けようとしているがクラスやイベントなどの活動の多くはバーチャルのままだ。感染拡大で勢いがついたオンラインイベントの市場は今後何年も成長し続けるかもしれない。

Pinterestの広報担当者は問い合わせに対し「我々はクリエイターがオーディエンスともっと緊密にやりとりできるように複数の方法を実験しています」と述べた。

Pinterestはオンラインイベントに関する計画を詳しくは認めなかったが、この機能を開発中でテストは製品の方向性を示すものだと述べた。

新機能を広く公開する前にテストをするのはPinterestではよくあることだ。2020年6月にTechCrunchは、Pinterestがストーリーピンを開発中であると報じた(未訳記事)。その後、同社は9月にこの機能を公開した。オンラインイベントも同様のスケジュールで進むとしたら、2021年前半のどこかのタイミングでこの機能を広く利用できるようになるかもしれない。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Pinterest新型コロナウイルスeラーニング

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Kaori Koyama)

Instagramが企業やクリエイターアカウント向けにメッセージ内FAQ機能を開発中

Instagramが「Frequently Asked Questions(FAQ)」という新しいプロダクトを開発している。チャットの中でユーザーがよくある質問をタップして企業やクリエイターのアカウントと会話を始められる機能だ。すでにこの機能を利用できるようになっている人たちによれば、他のユーザーとの会話の先頭にオプションとして表示される質問を4つまで作ることができるという。

この機能は、製品やサービスに関する顧客からの質問に対応することが多い企業や、ファンやコラボレーションに関心を持つブランドからの問い合わせが多いクリエイターなどにとって便利だろう。

画像クレジット:@thenezvm

Instagramのメッセージングが新しくなったことに続いてこの機能が登場し、Instagramのメッセージングプラットフォームが拡張されてFacebook Messengerと重なってきたことが鮮明になっている。2020年9月にFacebook(フェイスブック)は、Instagramの受信ボックスをアップグレードするオプション(未訳記事)で、チャットの色を変える、絵文字で返信する、メッセージが消えるように設定するなどMessengerに似た機能を多数利用できるようになったと発表した。このアップグレードでは、InstagramとMessengerのプラットフォーム間でのやりとりもできるようになっていた。

こうした変更から、フェイスブックはInstagramのメッセージングをMessengerと同等にしようとしていることがうかがえる。

画像クレジット:@thenezvm

Facebookページオーナー向けとして、Messengerアプリの設定の「自動返信」セクションに同様のFAQのオプション(Hootsuiteブログ投稿)が導入されていて、ページのオーナーや管理者はよくある質問とその答えを準備しページでの会話の先頭に表示することができる。これはInstagramの新機能とよく似ている。

InstagramはFAQのオプションを開発中(Twitter投稿)であると9月に指摘されていたが、アプリのコードから企業アカウント専用であると見られていた。

しかし、この機能を利用できるInstagramユーザーからの新たな報告とスクリーンショットからすると、FAQは企業アカウントに加えてクリエイターのアカウントでも利用できるようだ。

この機能は米国時間11月23日にソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarra(マット・ナバラ)氏が、@thenezvmのアカウントをクレジットした上で指摘した。

上のスクリーンショットを見ると、@thenezvmはFAQのオプションにアクセスできるようになっていて、この機能は初期テストの段階か、あるいはさらに広い範囲に公開が開始されている模様だ。

ただしTechCrunchがInstagramに詳細を問い合わせたところコメントを拒否されたことから、初期テストの段階である可能性が高そうだ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Instagram

画像クレジット:Bryce Durbin

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(翻訳:Kaori Koyama)