Gboard(Gボード)へのSEO?Googleの検索機能付きキーボードは、どのような順位付けをしているのか。

先日SEO Japanでも紹介させていただきましたが、GoogleがiOS用の新しいキーボードアプリを公開しました。キーボードを操作しながら、アプリを離脱することなく、検索を行えるというものですが、このキーボードで検索した場合の検索結果はどうなっているのでしょうか?日本ではまだ導入すらされていませんが、Search Engine Landがこの件について、Googleへのインタビューを行ったようです。– SEO Japan

新しいSERPsがやってきた。Gboardでの検索結果画面だ。これは、単純にモバイルの検索結果を横並びに変更したものではない。

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*リンク先は、一部を除き、英語となっています。

縦並びの検索結果は時代遅れとなった。先週に公開された、Googleの新しいiOS用のキーボードであるGboardでは、検索結果が90度反転されている。この新しい横並びのフォーマットに加え、実際に表示されている検索結果は、通常のモバイル検索結果とは異なる検索結果となっている。

Gboardの検索結果:モバイル検索をベースとしているが、同一ではない

Gboardを含むモバイル検索を監督している、Googleのプリンシパル・エンジニアのラハン・パテル氏がSearch Engine Landに伝えた内容によると、Gboardのランキングは、大部分を、モバイル検索結果を表示しているアルゴリズムを元にしているということだ。しかし、ChromeやSafariを使用したモバイルの検索結果とGboardの検索結果を比較してみると、多くの理由で、異なる結果が表示されていることがわかる。

“今は非常に初期の段階だ。我々は、適切なユースケースを想定した、実験のようなことを行っている。”、とパテル氏は述べている。

例えば、条件が適していれば、Gboardではダイレクトアンサーが上位に表示される傾向があるとのことだ。つまり、とある会社のナレッジグラフの場合、モバイル検索ではランキングが中位であったとしても、Gboardの検索結果では上位に表示されることがある。

ニュースページなどは、Gboardでは上位に表示される傾向がある。これは、Gboardを使用した検索の場合、ステータスのアップデートの投稿やメッセージ送信といった、共有という行為が想定されるためである。パテル氏によると、こうした場合では、Googleはニュース記事のような最新の情報がより優位性が高いという想定をしているようだ。

Gboardにニュース記事が表示される場合、そのページやランキングはモバイルブラウザで表示されるそれと完全に一致しないことがある。ニュースユニットが異なる場合があるからだ。

例えば、モバイル検索では、AMPに対応している、読み込み速度の速いニュース記事が上位に表示されているかもしれない。Gboardの場合、これに当てはまらないとパテル氏は述べているが、非常に理に適っていると言える。なぜなら、Gboardの場合、実際にその記事を読むのではなく、その記事をシェアすることが多いからである。他の違いを挙げてみよう。”In The News“のブロック内には、モバイルでもデスクトップでもニュース記事へのリンクが多く表示されている。しかし、Gboardでは、こうした表示はサポートされていない。

「ニュース記事におけるこうした違いは、Gboardに限った話ではない」、とパテル氏は述べている。スマートフォン、タブレット、デスクトップでのデバイス間でも起こりうることなのだ。

表示結果の違いの例

“amazon”と検索した場合の検索結果が非常に良い例だ。Gboardの検索結果は、モバイルの検索結果をベースとしながらも、いくつかの違いがあることがわかる。下記に画像を記載しておくが、Chromeでの検索結果を左に表示し、Gboardでの検索結果を右に表示している。Gboardの検索結果は、表示された順番に、縦に並べている。言い換えれば、Gboardに表示される上位2つのページをまずは記載し、次の2つの結果を下に表示し、それを続けている、ということだ。

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左右を横断している矢印は、Googleが単純にモバイルの検索結果を横並びのフォーマットに変更しているだけではないことを、明確に示すために記載している。順位の変更が多く見られ、全く表示されていない場合もある。下記に、検索結果の違いをまとめておく。

  • モバイル検索結果では広告がトップに表示されている。Gboardでは広告が無く、今のところを掲載の予定はない
  • モバイルの自然検索結果の1位はAmazonへのリンクであるが、Gboardでは5位に表示されている。
  • ニュース結果はどちらも目立って表示されているが、完全に同一というわけではない。GboardではAMPカルーセルが表示されていないが(モバイルでは表示されている)、AMP対応ではないRecodeの記事が表示されている。Gboardでは、モバイルの検索結果ではAMPカルーセル内に表示されている、2つのニュース記事が表示されている。この記事は、AMPカルーセルをスクロールすれば表示されるが、GboardではAMP版ではないリンクが表示されている。
  • Amazonのナレッジグラフは、モバイル検索結果では上位に表示されていないが、Gboardでは1位に表示されている。
  • Gboardの検索結果では、ニュース記事が下位に向かって複数表示されている。この中には、モバイル検索では上位表示されていない記事も含まれている。
  • Gboardでは、Twitterやアプリへのリンクは表示されていない。

ニュース記事の上昇

別の例を挙げてみよう。今回は”天気”だ。ニュース記事がGboard内でいかに上昇しているかがわかるだろう。

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ご覧の通り、モバイルでもGboardでもローカルの天気情報が1位に表示されている。しかし、Gboardでは、ニュース記事がモバイルよりも、より高い順位に表示されている。さらに、表示されているニュース記事も、モバイルの検索結果とは異なる記事が表示されている。

ローカル化

ローカル要素が影響する検索を2つ行ってみたが、検索結果は概して変わらなかった。モバイル検索画面の上部に表示されている、レーティング、電話ボタン、経路なども、Gboardで表示されている。また、下記の画像では、Gboardの検索結果画面を拡大表示している。

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もちろん、電話ボタンをタップすれば、iPhoneの通話画面を起動してくれる。しかし、経路ボタンをタップしても、モバイルのように、Appleマップの経路機能を起動してくれない。代わりに、Appleマップで検索を実行するようになっているが、この検索は既にGboardで行われているものだ。

ショッピング結果の非表示

こちらが最後の比較だ。今回は”レゴ Xウイング”である。ショッピングの意図がある検索というわけだ。

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上記の画像の通り、Chromeの検索結果では、トップにあるカルーセル内にペイド広告が表示されているが、Gboardでは完全に表示されていない。これは、前述した通り、Gboardではペイド広告に対応していないからだ。また、オーガニックの画像検索結果も表示されていない。

Gboardの検索結果のトップはYouTube動画であるが、Chromeでは最後尾に位置している(そして動画自体も異なっている)。Webページであるその他の8つについては、同一となっているが、2つだけ順位が入れ替わっている。

パーソナル化とプライバシー

Gboardは検索者の情報を記憶しないという点において、唯一の検索系プロダクトである。検索結果からパーソナル化を除外しているが、これが、Goboardとモバイルの検索結果に差異が生じる理由の1つとなっている。

Googleにログインすれば、ユーザーは(ログアウトしない限り)検索履歴などの長期間の履歴を構築し、そうした情報が検索結果をカスタマイズすることに使用されている。この履歴は個人のアカウントと関連付けられているため、ログイン状態を保持していれば、例えデバイスが変わったとしても、こうした情報は特定される。

Gboardはそうした履歴を記録する機能を持たない。Gboardで行われたあらゆる検索は、あなたのアカウントに記録されない。たとえ、ブラウザなどでGoogleにログインしていたとしてもだ。つまり、Goboardは、検索結果をパーソナル化するために、あなたが構築した検索履歴を参照できないということを意味している。

Googleによると、Gboardで行われるあらゆる検索は、匿名の検索者が行ったかのように扱われるということだ。しかし、Goboardは、同一のユーザーがいくつかの検索を連続して行った場合、短期間でのパーソナル化を行うようだ。例えば、Gboardで”旅行”と検索し、その後すぐに”スペイン”と検索した場合、”スペイン 旅行”の検索結果となるように、1つ前の検索を確認している、といった具合だ。しかし、Gboardをいったん閉じてしまえば、この短期間でのパーソナル化もなくなってしまう。

Androidへの対応は?

あなたはAndoroidユーザーで、Gboardを使用したいと思っているだろうか?Googleのプロダクトマネージャーは、先週、次のように述べている。「GoogleはAndoroidに同様の機能を実装するために、現在全力を尽くしています。」しかし、これは非常に楽観的なものかもしれない。

今回のインタビューの直後に、私はパテル氏にこの件について尋ねてみた。以下は、彼からの返信である。

Andoroidでは、クイックサーチバーとNow on Tapがあり、これによって、モバイル内のどこからでもGoogleにアクセスすることが可能となっている。iOSでは、アプリを使っている場合、Google検索を行うために多くのタップが必要となってしまう。そのため、我々はGboardをiOSから開始しようとしたのだ。我々は、Andoroidでも同様の体験ができるように取り組んでいる。

上記の返信から読み取ると、GboardはAndoroidに直ちに導入できるといったものではなさそうだ。しかし、絵文字やGIF検索などの機能は、通常のキーボードの機能に近いうちに追加されるかもしれない。ただ、Gboard以外でのGIF検索は、あなたの期待以上のものではないだろう。Googleは、Google画像検索がすでに提供しているアニメーションGIFのサポート以上のものを提供する予定は、今のところないと発言しているからだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO for Gboard? How Google’s new keyboard search for iOS ranks content」を翻訳した内容です。


昨日のGoogle I/Oにて、Googleが新しいチャットアプリである”Allo”を発表しました。説明内容を見る限り、チャットを使用しながら検索をそのまま行える機能が備わっているようです。非常に便利かと思いますが、Gboardの場合は、あらゆるアプリで使用することができます。今はまだ、「便利そうだな」と思うくらいですが、今後普及していけば、「アプリ内で離脱することなく検索を行う」といった行動が普通になるかもしれませんね。– SEO Japan

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新しいモバイル フレンドリー テスト ツール

モバイルを重視する Google にとって、モバイル ユーザーがアクセスしやすく、使いやすいサイトが増えるのはとても喜ばしいことです。こうしたサイトがさらに増えるよう、このたび Google では新しいモバイル フレンドリー テスト ツールをリリースしました。

新しいツールは、Search Console のモバイル ユーザビリティ レポートのリンクから、または直接 https://search.google.com/search-console/mobile-friendly から利用できます。

更新版のツールでは今後、新機能が徐々に追加される予定です。以前のモバイル フレンドリー テストに代わって皆様にお使いいただけるものと期待しています。

ご自身のウェブサイトや興味のあるサイトで、新しいツールをぜひお試しください。ご意見やご感想がございましたら、以下のコメント欄やウェブマスター ヘルプ フォーラムでお気軽にお問い合わせください。

Search Console(サーチコンソール)にAMPページのフィルタリング機能が追加。

かねてから実装が予測され、多くのWebマスターに期待されていた機能が実装されたようです。GoogleがSearch ConsoleにAMPページをフィルタリングする機能を追加しました。今までは、エラーレポートの機能のみでしたが、今回の機能の実装により、ますますAMPへの関心が高まりそうです。– SEO Japan

Search ConsoleでのAMPのレポートが、エラーの報告からレベルアップした。検索アナリティクスで、AMPのレポートが表示できるようになっている。

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*リンク先は英語となっています。

GoogleがGoogle+で発表した内容によると、Search Console内の検索アナリティクスのレポートに、AMPページのフィルターを追加したようだ。つまり、ユーザーがモバイルの検索結果にて、あなたのAMP対応のページをどのように発見したかを見ることができるようになった。

Googleは、”Search Console内の検索アナリティクスにおける変更について、ちょうどロールを始めた”、と述べている。この機能は、次の質問に答えることを目的としている。「どのクエリが、モバイルの検索結果に表示されるAMPページに導いているのだろうか?」

このフィルターを設定するためには、検索アナリティクスに行き、”検索タイプ”セクションのドロップダウンをクリックする。そして、リスト内の”AMP”を選択すれば設定される。これにより、AMPページが他の検索結果のページとどのように競合しているか、比較することができる。また、AMPページがどの程度ビジビリティを獲得しているかもみることができる。

下記にスクリーンショットを記載する。

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1月に、GoogleはAMPのエラーレポート機能をSearch Consoleに追加している。この機能によって、WebマスターがAMPページのエラーをデバックすることに役立っている。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google adds the ability to see how people find your AMP pages in Google Search Analytics reporting」を翻訳した内容です。


SEO Japanのアカウントで確認したところ、実はこの機能の確認がまだできていません。おそらく、AMPページに対応していないことが原因かと思われますが、もしかしたらロールアウトが完了しきっていないのかもしれません(さすがにグローバル対応かと思いますので)。SEO Japanも近々AMP対応にする予定ですので、実装したら早速確認したいと思います。– SEO Japan

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Googleがリッチスニペットの上位版、”リッチカード(rich cards)”を米国でローンチ。現在は映画とレシピが対象。

Googleがリッチスニペットの新たなバージョンをローンチしました。対象サイトのジャンルが限られており、米国のみの対応ですが、なかなか目を引く表示となっているようです。時期は確定していませんが、対象ジャンルと対象国の拡大もGoogleは示唆しているため、近いうちに日本でも導入されるかもしれません。– SEO Japan

Googleがリッチスニペットをアップグレードした。映画とレシピ系のWebサイトにリッチカードを追加している。また、Search Consoleのレポートにもリッチカード用の新しいセクションが追加されている。

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*リンク先は全て英語となります。

Googleはリッチスニペットの新しい取り組みを発表した。Webマスターは自身のページをマークアップし、Googleの検索結果に、よりリッチな方法で表示させることができる。Googleはこの新しい取り組みを、リッチカード(Rich Cards)と呼んでいる。

リッチカードはリッチスニペットと非常に似たものだ。しかし、高解像度の画像を用い、カード形式のカルーセルで表示させることで、検索者の体験を向上させている。

下記に、比較画像を掲載しておく。

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*左から、”通常版”、”リッチスニペット”、”リッチカード”と並んでいます。

Googleによると、現在のところリッチカードはレシピと映画のサイトに限られているとのことだ。そして、レシピと映画用のフォーマットへ構造化マークアップを使用している。また、Google.comが対象で、モバイル検索の英語のみが対応している。Googleは将来的に、より多くの種類のサイトと、より多くのユーザーが利用できることを望んでいる。

Googleは、この新しいフォーマットを学ぶために、より多くのドキュメントと例を掲載し、デベロッパーサイトの内容を更新している。

さらに、Search Console内に、リッチカード用のレポートを追加している。このレポートには、インデックス率やエラーレポートが記載されており、リッチカードの実装に役立つ内容となっている。下記にスクリーンショットを記載しておく。

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Googleは、「検索アナリティクス内の”リッチリザルト(Rich results)”(現在はベータ版の利用に限る)が、あなたのサイトのリッチカードとリッチスニペットがどのような状況であるかを計測する助けとなるだろう」、と述べている。つまり、両者のクリック数やインプレッション数などのデータを掘り下げることができる、というわけだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google launches rich cards for movies and recipe websites」を翻訳した内容です。


実際に検索結果での表示が確認できていないため、どのような印象を受けるかは判断しづらいですが、構造データを実装するわかりやすいメリットにはなっていますね。日本での導入を見越し、先んじて実装方法を勉強しておこうと思います。– SEO Japan

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GoogleのiOS用キーボードアプリ、”Gboard(Gボード)”が非常に便利な予感。

小ネタです。SEOとは直接関係がないため、記事タイトルもそれ風にしてみました(笑)。GoogleがiOS用のキーボードアプリをローンチしましたが、非常に便利なアプリのようです。チャット中に何かの情報を相手に送る場合、「チャットアプリから離脱し、Googleで検索し、情報をコピーし、チャットアプリに戻って送信」、といった作業が必要なくなります。”Gboard”から検索し、そのまま相手に送付できるという仕組みです。すぐにでも使いたくなりましたが、残念ながら米国の英語対応のみのようです。Googleのブログでは、他言語の対応もするという旨も記載されているので、今は指をくわえて待ち望みたいと思います。– SEO Japan

iOS用の新しいキーボードアプリ、Gboardが本日ローンチされた。アプリを離脱することなく、キーボードで直接検索することが可能だ。

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*リンク先は英語となっています。

GoogleがGboardのローンチを発表した。これは、iOS用のキーボードアプリで、アプリを離脱することなく、あらゆるアプリ内で直接検索が行えるというものだ。キーボードが直接検索し、情報を送るだけでなく、GIFや絵文字なども簡単に発見できる。

下記に、使用例の動画を記載しておく。

ご覧いただいた通り、iメッセージを使用中に、情報をすぐに検索することができ、検索した情報をメッセージ内に直接埋め込み、相手に送信することができる。

また、絵文字を探すためにスクローリングする代わりに、💃👯を、”dancer”と検索し、発見することができる。絵文字だけでなく、GIFの検索も可能だ。さらに、Gboardは”Glide Typing(グライドタイピング)”機能も搭載している。つまり、通常のタップ操作ではなく、キーからキーへと指をスライドすることでタイプが可能となるものだ。これにより、入力作業が若干早まるだろう。

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このアプリは、こちらから無料でダウンロードできる。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google launches iOS keyboard that lets you search in any app & more」を翻訳した内容です。


上部のコメントでは、SEOとは直接関係がないと述べましたが、iPhoneユーザーのGoogleプロダクトの利用増加を狙ったアプリと考えれば、非常に面白い企画かと思います。このアプリがどのような影響を与えるか、非常に興味深いところではありますが、単純に素晴らしいアプリだと思いますので、早く使用してみたいと感じています。– SEO Japan

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Googleの新しいモバイルフレンドリー・アップデートが完全にローンチ。

今年の3月に、モバイルフレンドリー・アルゴリズムが5月にアップデートされることが、Googleのブログで報告されていました。”段階的におこなっていく”ということでしたが、完全にローンチされたことを、ジョン・ミュラー氏が報告しています。既にモバイルフレンドリーであるサイトには特に影響がないとのことですが、一応の確認はしておいても良いですね。– SEO Japan

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*リンク先は一部を除き英語となっています。

数か月前、我々はGoogleが2016年5月にモバイルフレンドリー・アルゴリズムをアップデートする予定(SEO Japanの記事はこちら)だと報告した。

本日、Googleのジョン・ミュラー氏が、このアルゴリズムのロールアウトが完了したことをTwitterで認めた。ジョン氏は、「参考までに、ここで言及されているモバイルの変更について、ロールアウトが完了した。」、と述べている。
*Twitterでは、”ここで”を示す、Googleのブログへのリンクが記載されています。

近頃、トラッキングツールがアップデートを示唆する値を示しているが、今回とは全く関係がないと考えている。なぜなら、Mozcastなどのトラッキングツールは基本的にデスクトップの結果のみを確認しているからだ。モバイルフレンドリー・アルゴリズムはモバイルの検索結果のみに影響を与えるが、トラッキングツールはデスクトップの順位を計測しているということだ。

今回のアップデートは、モバイルフレンドリーであるページのランキングへの影響を強めるはずだ。確認までに、3月のGoogleの発表から2か所を抜粋してみよう。

(1)”すでにモバイルフレンドリーであるサイトは、このアップデートによる影響を受けないだろう。”
Googleがシグナルを強化したとしても、利益を得られないのだろうか?もしくは、モバイルフレンドリーでないページにネガティブな影響を与えるにとどまるのか?

(2)”検索クエリの意図は、依然として、非常に強いシグナルだ。”
高品質のコンテンツのページがモバイルフレンドリーでなかったとしても、クエリとの関連性が非常に高ければ、引き続き上位に表示される。つまり、クエリによっては、モバイルフレンドリーでないページも上位に表示されるということだ。

最初のモバイルフレンドリー・アルゴリズムは、去年の4月21日にローンチされている。

あなたは、モバイル版のサイトや、モバイルデバイスからのリファラに何か変化があっただろうか?

この件に関するTwitterはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Fully Launches The New Mobile Friendly Update」を翻訳した内容です。


正直、今回のジョンさんの発言を見るまで、このアップデートの存在を忘れていました(笑)。昨年、大きな話題となっていたため、ほとんどのサイトが対応済みかと思います。Googleのモバイルに対する姿勢が感じ取られるものではありますが、新しい要素が追加される際は、その都度報告してもらえるでしょう。– SEO Japan

2015 年に Google が実施したウェブスパムへの対策

検索は強力なツールです。場所やデバイスの違いを気にすることなく、いつでも、どこからでもユーザーが様々なコンテンツにアクセスする手助けをします。Google サーチ クオリティ チームでは、関連性が高く、そしてスパム サイトの表示されない、高品質な検索結果をユーザーに提供できるように日々取り組みを進めています。Google ではアルゴリズムと手動によるスパム対策を組み合わせて、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反するようなスパム サイトが検索結果に表示され、ユーザーが誘導されたり、損害を受けたりすることがないように対策しています。
今日は、2015 年にどのようなスパムのトレンドが見られたか、そうしたスパム サイトに対して Google がどのような対策をおこなったか、そしてウェブマスターのみなさんと共に健全なウェブエコ システム構築のために進めてきた取り組みについてご紹介します。

2015 年のウェブスパム トレンド

  • 2015 年は、不正なハッキングの被害に遭うサイトが非常に多く見られました。– 前年に比べ 180% の増加が観測されました。ご自身のサイトがハッキングの被害に遭わないようにぜひ予防策を実施してください。
  • 価値のない質の低いコンテンツを含むスパム サイトについても増加が見られました。こうしたサイトは、ほとんど、あるいは、まったく価値の無いコンテンツを掲載していたり、他のサイトからコンテンツを盗用していたりします。こうした手法は、ユーザーに意味のある付加価値をもたらしません。

2015 年に実施したウェブスパムへの対策

  • スパム対策、そしてユーザーの利便性を高めるための検索結果の改善の大半は、アルゴリズムによって実施しました。例えば、不正なハッキングが行われたサイトへの対策としてアルゴリズムの変更を実施しました。
  • アルゴリズムで対処できないスパムについて、手動による対策を実施しました。2015 年、430 万通以上のメッセージをウェブマスターに送信し、手動による対策がサイトに実施されたことをお知らせし、問題の解消をサポートしました。
  • ウェブマスターが、再審査リクエストのプロセスを通じて、スパムとなっていた箇所のクリーンアップを実施し、問題を解消したサイトの数は、前年と比較し 33% 増加しました。

検索ユーザーとウェブマスターのみなさんと共に

  • 40 万通以上のスパム レポートを世界中のユーザーのみなさんからお送りいただきました。レポートに優先順位を付けた後、65% のレポートに対して調査を実施し、その内 80% をスパム サイトと判定しました。クリーンなウェブ エコ システムを築いていくため、スパム レポートを送ってくださったみなさん、ありがとうございました!
  • 17 言語にて、のべ 200 回以上のウェブマスター オフィスアワーやイベントを実施しました。Google にとって、ウェブマスターのみなさんと直接お話しする場は、ウェブマスターのみなさんをサポートをしたり、ウェブマスターのみなさんから多くの貴重なフィードバックをいただく重要な機会です。
  • ウェブマスター ヘルプ フォーラムはウェブマスターへのサポート チャンネルとして、さらに成長を続けました。トップレベル ユーザーのみなさんが実に 35,000 以上の質問に回答してくださったりと、参加者同士によるディスカッションで膨大な数の問題が解決しました。また、2015 年 10 月に実施された 「トップレベル ユーザー サミット 2015」では、全世界に 56 人いるウェブマスター ヘルプ フォーラムのトップレベル ユーザーのみなさんに参加いただき、より良いサポートのあり方やツールの改善について積極的な議論がなされました。トップレベル ユーザーのみなさん、いつも多大な貢献どうもありがとうございます!

Google ではこれからもスパム対策の技術を向上させていきます。また、ウェブマスターや検索ユーザーのみなさんと共に、健全なウェブのエコ システムの構築に貢献していきます(Google サーチ クオリティ チームでは、スパム対策以外にも、より良い検索結果提供のための改善を続けています)。共にスパマーと戦い、多くのユーザーが、探している情報に瞬時に辿り着ける Google 検索の提供にご協力いただきありがとうございます。これからも Google 検索をどうぞよろしくお願いします!


Search Engine Landによるランキングファクターの一覧表とその読み方。

Search Engine Landが作成したランキング要素の一覧表についての記事となります(フルサイズの一覧表はこちら)。2011年に初めて作成され、定期的に更新されていますが、最新の更新は2015年の6月でした。今回の記事は、一覧表が更新された時期に掲載された記事となるため、実はけっこう前の記事です(笑)。ただし、表の見方などはそこまで変更するものでもありませんので、改めて紹介させていただきます。来月にSMX Advanced(SEO Japanは不参加)が開かれますが、恒例のランキング要素についてのセッションもあるため、新情報が追加されるかもしれません。まずは、現段階の最新版をご確認いただければと思います。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっております。
*一覧表のフルサイズはこちらからダウンロードできます。また、本記事下部に、全ての要素の解説と表の読み方も記載しています。

3つの新しい要素が新たに加わった。Vertical Search(バーティカルサーチ) 、Direct Answers(ダイレクトアンサー)、そしてHTTPSである。また、全要素の中でモバイルと構造化データがの重み付けは増加している。

Search Engine LandによるSEOのランキングファクター・テーブルの最新版がリリースされた。2011年に、検索エンジン最適化のフレームワークを初めて公開してから、第三版となる。下記に、今回新しく加わった要素や変化した要素の概要を、テーブル全体の要素の紹介と併せて記載する。

1.テーブル作成の目的とねらい

ランキングファクターのテーブル作成の目的は、サイト作成者に検索エンジン最適化を成功させるために必要な基本的な項目に焦点を当ててもらうためである。つまり、このテーブルの目的は、Googleが使用している200個のランキングファクターや、1,000を超えるサブファクターの全網羅リストを作成することではない。また、ランキングの上位表示を狙う特定のキーワードをHTMLのタイトルタグに始めに記載するべきだ、といったアドバイスを送るものでもない。さらに言えば、Facebookのいいね数が、ランキングを押し上げる要素か否かを議論するためのものでもない。

このテーブルは、SEOの初心者も上級者も含む、広範囲の人たちに向けた、SEOにおける重要で一般的なトピックへのガイドとなるように設計されている。タイトルタグは、一般的に重要な要素である。こうした要素の全てを説明がつくようなものにすることを心がけている。また、ソーシャルシェアは、一般的に、SEOにとって良いものとされている。特定のネットワークに注力せず、ソーシャルシェアを目指すことだ。

このテーブルの狙いについてさらに理解を深めたいのであれば、2011年に紹介した際の記事2013年にアップデートした際に紹介した記事を読むことをおすすめする。

2.このテーブルがカバーしている範囲

2つの主要なクラスがある。

  • On-The-Page(内部要素):
    大部分をサイトオーナーがコントロールできる要素。
  • Off-The-Page(外部要素):
    大部分が他者からの影響があり、自身のサイトと直接結びついていない要素。

また、上記2つのクラスは、さらに7つのカテゴリーに分類される。

  • Content(コンテンツ)
    コンテンツや素材(サイトの構成要素)の品質に関連する要素。
  • Architecture(アーキテクチャ)
    サイト全体の機能に関する要素。
  • HTML
    Webページに特化した要素。
  • Trust(信頼度)
    サイトの信頼性や権威性に関連する要素。
  • Links
    ランキングに影響を与えるリンクについての要素。
  • Personal
    ランキングに影響を与えるパーソナル検索に関する要素。
  • Social
    ランキングに影響を与えるソーシャル上の推薦について要素。

テーブル全体は37の要素で成り立っている。HTMLのタイトルタグの記述から、訪問者のエンゲージメントの獲得まで、多岐にわたる。下記に、要素のみ切り取ったテーブルを記載する。

3.テーブルの使い方

全ての要素は2つの文字で表示されている。最初の文字はその要素が属するカテゴリー(上記に記載した7つ)を表している。例えば、AはArchitectureを表している。2つ目の文字は要素自身を表している。例えば、mはMobileを表している。2つを組み合わせ、Amと表記している。

各要素はそれぞれ重みを持たせている。これは、全体と他の要素と比較し、それぞれの要素がどの程度注力すべきかを表している。+3が最も重要なもので、+2、+1となるに連れ、重要度は低下していく。

また、複数の要素が組み合わされることによって、効力が発揮されることも理解しておこう。何か一つの要素が成功を約束することはない。しかし、いくつかの要素を組み合わせることで、仮に重要度の低い要素であっても、あなたの希望を満たすものとなる。

Violationsはネガティブな要素だ。サイトの順位を下落させてしまう恐れのあるスパム的な行為である。こうした要素は使用すべきではない。他の要素と異なり、Violationsとなる要素はどのカテゴリーに属しているかにかかわらず、Vから始まっている。それらの要素がViolationsであることをすぐに確認するためだ。重み付けに関しては、-3が最もネガティブであり、-2、-1と続く。

我々のSEOガイドも変更され、テーブルの変更が全て反映されている内容になっている。また、それぞれの要素についての深い説明も加えている。こちらのガイドもぜひ確認して欲しい。

4.変更点と調査

去年から、Search Engine Landの編集部は、このテーブルに新たに追加すべき要素について議論を重ねてきた。ある要素はテーブルから落とすべきか、重み付けを弱めるべきか、また、ランキングへの影響が強まった要素はどれか、などを丁寧に吟味してきた。

さらに、既存の要素についての解釈を求めるため、著名な方に質問をするなどの調査を行っている。新たに含める要素と、削除を検討した要素(IdentityとAuthorship)についてのコメントも依頼した。この調査により、400を超える返信をいただいた。各人の協力に感謝の意を表する。

2015年版のテーブルには3つの要素が新たに追加され、4つの要素の重み付けが強まった。全体の要約は下記に記載している。変更した箇所についての興味がなければ、それらは読み飛ばしてしまってかまわないだろう。

5.新しい要素

  • Cv: Vertical Search(バーティカルサーチ)
    “10個の青文字のリンク”の時代はとうの昔に終わった。現在は、画像、ニュース、動画、ローカル検索など、リッチな検索結果がバーティカルサーチから提供されているため、バーティカルサーチを重要な要素として含めることにした。上記の調査でも賛成を得られ、重み付けの平均は1.7であった。我々はバーティカルサーチのデビューに、+2の重みをつけた。
  • Ca: Direct Answers(ダイレクトアンサー)
    今日の検索エンジンはダイレクトアンサーを検索結果に含めている。しかし、ダイレクトアンサーに採用されたとしても、ダイレクトアンサーの内容が十分であり、そのサイトへのクリックが発生しないという場合でも、そのサイトにとっての恩恵はあるのだろうか?我々の答えは、Yesである。まず、ダイレクトアンサーに採用されたということは、そのサイトへの信頼を示すことであり、他のクエリの場合も助けとなるだろう。次に、十分に興味を引く内容の場合、ダイレクトアンサーのソースとなれば、実際にはトラフィックを生み出すという証拠もある。ダイレクトアンサーの重み付けは、上記の調査では、1.8を獲得している。しかし、Search Engine Landではより適切だと思われる、+1をつけた。
  • Ah: HTTPS
    昨年、GoogleがHTTPSへの対応をランキングファクターに使用すると明言したため、この要素を追加することに悩むことはなかった。調査結果によれば、この要素は平均で1.5という数字が出ている。GoogleはHTTPS対応がランキングに与える影響はごくわずかだと述べているが、我々はこの要素に対し、+1を与えることが妥当だと判断した。

6.変更のあった要素

  • Am: Mobile(モバイル)
    元は+1であったが、今回の調査では平均で2.6という数字が出ている。四捨五入をし、+3にするほどではないと感じているが、GoogleとBingは共にモバイル対応をランキングファクターに使用していることからも、+2を与える価値は十分にあると考えている。ちなみに、我々はApp Indexingをモバイルの要素から切り離すことも考えていた。App Indexing単体では1.5という調査結果が出ているが、今回はApp Indexingをモバイルの一部として考えるべきだと判断している。
  • Hs: Structured Data(構造化データ)
    元は+1であったが、今回の調査の平均は2であった。構造化データの重要性が高まっていることに異論はないため、この要素を+2に引き上げている。
  • Th: History(運用歴)
    元は+1で、今回の調査では平均で2であった。これについても異論はないため、+2に引き上げている。
  • Te: Engagement (エンゲージメント)
    前回まではコンテンツのカテゴリに含めていたが、信頼のカテゴリに移動させている。調査結果では2.3という結果が出ているため、重み付けは+2のままにしている。
  • Vs: Stuffing(詰め込み)
    前回は-1であったが、今回の調査の平均は-2.6であった。四捨五入で-3にするほどでもないと判断したが、今回から-2に引き上げている。
  • Vp: Spam(スパム)
    前回は-1であったが、今回の調査では-2.6であった。この要素については、-3にすることが妥当だと判断している。
  • Va: Ads(広告)
    前回まではコンテンツのカテゴリに含めていたが、信頼のカテゴリに移動させている。今回の調査結果では-2.1という数字がでたが、-1に留めている。なぜなら、この要素は多くのサイトにとって比較的大きな問題ではないと考えているからだ。

7.変更はないが、注目すべき要素

上記までの内容でお分かりいただけただろうが、我々は調査結果を常にそのまま使用しているわけではない。調査結果が示す内容よりも、注意深いスタンスを取ろうとしている。下記に、今回の調査から分かった、注目すべき変化をまとめたいと思う。

  • As: Speed(スピード)
    調査結果では2.4という数字が出たが、Googleもこの要素が与える影響は僅かなものだと発言しているため、+1のままにしておくことが妥当だと判断した。
  • Au: URLs
    調査結果では2.2という数字が出たが、+1のままが妥当だと判断した。
  • Hh: Headers(ヘッダー)
    調査結果の数字は2.2。しかし、比較的影響の少ない要素であるため、+1のままに留めている。
  • Ti: Identity(アイデンティティ)
    Googleのオーサーシップがなくなったため、この要素を残すべきか、真剣に討論をした。調査結果では1.6という数字が出ており、削除するべきか迷うことになった。最終的に我々は、アイデンティティの特定方法がどう変化したとしても、重要性には変わりはないという結論に至っている。そのため、この要素はチャートに存続させており、前回と同様、+1を与えている。
  • Ln: Numbers(リンク数)
    今回の調査では1.9という数字が出ているが、四捨五入をして+2にすると大きすぎると感じている。また、Googleもリンクの質ではなく、(作為的に)数を目的にしているサイトにペナルティを与えているという現状もある。そのため、+1のままにしておくべきだと判断した。
  • Pc: Country(国)
    今回の調査結果では2.2という数字が出ているが、国別の特有の検索結果は非常に大きな影響を与えていると考えているため、+3が適当だと判断した。
  • Pl: Locality(ローカル)
    ローカル(町)要素は2.2という数字が出たが、国と同様、前回の数字のままの+3にすべきと考えている。強力な要素と考えるべきだろう。それほど大きな要素なのだ。
  • Ph: History(履歴)
    調査結果では1.8という数字がでており、前回の+3よりも低い数字となっている。+2に引き下げることも考えたが、+3のままにしておくべきと判断した。検索履歴は非常に大きな要素と考えるからである。
  • Ps: Social(ソーシャル)
    Google+の縮小もあったため、この要素を+2から+1に引き下げることも検討した。しかし、調査結果では1.6という数字が出ており、四捨五入すると+2になる。そのため、現状のままにすることにしている。
  • Ss: Shares(シェア数)
    調査結果では1.7という数字が出ており、四捨五入すると+2になる。しかし、この要素は、ソーシャルでシェアされた回数と信頼性やオーソリティの比較ではない。そのため、現状のまま、+1にしている。
  • Vh: Hidden(隠しコンテンツ)
    しまった!この要素を調査に含めていなかった!しかし、現状の-1が妥当と判断している。
  • Vp: Paid(ペイドリンク)
    調査結果では-2.2という数字がでているが、現状のまま、-3にしている。なぜなら、ペイドリンクでペナルティを受けた場合、復活が非常に難しくなるからだ。
  • Vp: Piracy(海賊行為)
    調査結果では-2.5となっており、四捨五入すると-3になる。海賊行為はペナルティの対象となるため、妥当な数字だと考える。しかし、多くの人がコンテンツを盗用し、多くのDMCAにヒットされているわけではないため、-1のままにしておくべきと判断した。

8.ありがとう!

2015年版にアップデートする作業は非常に大変な作業だった。順番に感謝の意を述べたいと思う。

まずは、ケリー・マーガレット氏に感謝を述べる。調査結果の編集と分析を助けてくれ、SEOガイドのアップデートにも尽力していただいた。

次に、今回の調査に参加していただいた全ての人に感謝したい。

また、いつもながら、SEOガイドのアップデートに参加していただいた、ニュース記事の編集者でもある、バリー・シュワルツ氏にも感謝の意を述べたい。彼はSEOへの情熱を、誰よりも持っている。

Third Door Media社の技術部門からは、デイビッド・コーディガン氏に参加していただいた。既存のテーブルのアップデートに大きく協力してくれた。

最後に、メディアのColumn Fiveにお礼を言いたい。2011年に初めて作成した時から、継続してアップデートに協力いただいている。

9.関連リソース

作成したテーブルはホームページにて、より大きなフォーマットで見ることができる。また、プリントアウトや自身のサイトに埋め込む場合に備え、PDFでダウンロードできるようにもなっている。下記に、ホームページへのリンクを記載しておく。

このテーブルは、より多くのファクターについての説明を記載しているガイドの内容と連動している。全て、最新の情報にアップデートが完了している。下記に、ガイドへのリンクを記載しておく。

もしも、あなたがSEOの初心者だっとしても、決して慌てないでいただきたい。我々の概要ページが役に立つと思う。動画も掲載しているので、ぜひ確認していただきたい!

読者の方々が最新版のテーブルに満足していただくことを望んでいる。いつも通り、Lq, Lt, Ln and Ssは深く関連しあっているのだ!


ここからは、SEO Japanによる、全要素の解説となります。


全要素の解説と表の読み方(SEO Japanによる追記)

上記の説明であった通り、まずは、内部要素と外部要素の2つ(記事中では”クラス”と呼ばれていました)に分けられます。それぞれに合計で7つのカテゴリーがあり、さらに各カテゴリー内に要素がまとめられている、といった構成です。全体の要素の数は37個ですが、下記に、カテゴリーのまとめを記載します。

ON-THE-PAGE FACTORS(内部要素)
Content(コンテンツ)
ARCHITECTURE(アーキテクチャ)
HTML

FF-THE-PAGE FACTORS(外部要素)
TRUST(信頼性)
LINKS(リンク)
PERSONAL(パーソナル要素)
SOCIAL(ソーシャル)

Search Engine Landのページから一覧表をダウンロードしていただき、下記の項目を見ていただければ、一覧表の内容が把握できるかと思います。下記の解説は、一覧表の左上から開始し、右下が最後になるように並べています。

一覧表中央に記載されている各項目のラベルの右上には、数字が記載されています。+3が最もランキングとの関わり合いが強いと思われる要素であり、+2、+1と続きます。また、-3が最もランキングにネガティブな影響を与えるとされ、-2、-1と続きます。

全てのランキング要素をまとめた一覧表ではありませんが、重要となる要素のみをまとめた、多くの方の参考となる資料となっております。


ON-THE-PAGE FACTORS(内部要素)
パブリッシャーが直接管理できる要素。


Content(コンテンツ)

Cq:QUALITY(品質)
良く書かれ、十分な品質のコンテンツがあるページか?
Cr:RESEARCH(リサーチ)
そのコンテンツを発見するために、ユーザーが使用する可能性のあるキーワードをリサーチしているか?
Cw:WORDS(単語)
発見されたいと思う単語やフレーズがページ内で使用されているか?
Cf:FRESH(新鮮さ)
ページの内容は新鮮で、”ホット”なトピックであるか?
Cv:VERTICAL(バーティカル要素)
画像、ローカル情報、ニュース、動画など、バーティカルなコンテンツを記載しているか?
Ca:ANSWERS(ダイレクトアンサー)
検索結果内にダイレクトアンサーとして表示されているか?
Vt:THIN(薄いコンテンツ)
コンテンツの内容が薄く、浅く、実質的な内容に欠けているか?

ARCHITECTURE(アーキテクチャ)

Ac:CRAWL(クロール)
検索エンジンが、サイト内のページを”クロール”しやすくなっているか?
Ad:DUPLICATE(重複コンテンツ)
重複コンテンツの問題を上手く管理しているか?
Am:MOBILE(モバイル対応)
モバイルデバイスの使用に問題がないか?App Indexingは対応しているか?
As:SPEED(読み込み速度)
読み込み速度は速いか?
Au:URLS(URL)
URL内にページのトピックに関する、意味のあるキーワードを含んでいるか?
Ah:HTTPS(HTTPS)
訪問者へ安全な接続を提供するために、HTTPSに対応しているか?
Vc:CLOAKING(クローキング)
人間と検索エンジンに別々のページを表示しているか?

HTML

Ht:TITLES(タイトル)
タイトルタグにページ内のトピックに関連のあるキーワードが含まれているか?
Hd:DESCRIPTION(ディスクリプション)
ディスクリプションタグは、ページが何について書かれているかを説明しているか?
Hs:STRUCTURE(構造データ)
構造化データを使用しているか?
Hh:HEADERS(見出し)
見出しと小見出しにheaderタグを使用し、関連するキーワードを含めているか?
Vs:STUFFING(キーワードの詰め込み)
そのページを発見するために使用されたいキーワードを、ページ内に過度に使用しているか?
Vh:HIDDEN(隠しコンテンツ)
そのページを発見するために使用されたいキーワードを、色やデザインなどで”隠して”いるか?

OFF-THE-PAGE FACTORS(外部要素)
読者、訪問者、他のパブリッシャーなどによって影響される要素。


TRUST(信頼性)

Ta:AUTHORITY(権威性)
リンク数、シェア数、その他の要素などにより、信頼性のある権威を獲得しているか?
Te:ENGAGE(エンゲージメント)
訪問者が時間をかけてコンテンツを読んでいるか?もしくは、直ぐに”離脱”しているか?
Th:HISTORY(運用歴)
そのサイト(ドメイン)は、長い間、同じ方法で運営されているか?
Ti:IDENTITY(アイデンティティ)
サイトのアイデンティティや著者を証明する手段を採用しているか?
Vd:PIRACY(海賊版)
海賊版のコンテンツを掲載していると警告を受けたことがあるか?
Va:ADS(広告)
コンテンツ内、特にファーストビューで、広告が多く占めているか?

LINKS(リンク)

Lq:QUALITY(リンクの品質)
信頼性があり、高品質で、尊敬されるWebサイトからリンクを獲得しているか?
Lt:TEXT(アンカーテキスト)
該当のページに向けられているリンク内に、そのページを発見されるときに使用されてたいと思う言葉が含まれているか?
Ln:NUMBER(リンク数)
多くのリンクがそのページに向けられているか?
Vp:PAID(ペイドリンク)
ランキング上昇のためにリンクを購入しているか?
Vl:SPAM(スパム)
スパム行為のあるブログやフォーラムなどからリンクを獲得しているか?

PERSONAL(パーソナル要素)

Pc:COUNTRY(国)
検索者がいる国はどこか?
Pl:LOCALITY(地域)
検索者がいる町や、ローカルのエリアはどこか?
Ph:HISTORY(検索履歴)
検索者は定期的にそのサイトを訪れており、ソーシャルで言及などをしているか?
Ps:SOCIAL(ソーシャル要素)
検索者や検索者の友達は、ソーシャルで言及しているか?

SOCIAL(ソーシャル)

Sr:REPUTATION(ソーシャル上の評判)
該当のコンテンツはソーシャル上で共有され、尊敬されているか?
Ss:SHARES(シェア数)
該当のコンテンツはソーシャルネットワークで多数シェアされているか?

この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Periodic Table Of SEO Success Factors: 2015 Edition Now Released」を翻訳した内容です。


記事内で言及されていましたが、どちらかと言えば、ビギナーのための資料と言えそうです。ランキング要素と思われる全ての項目をカバーしているわけではありませんが、重要な項目は抑えられており、重みづけも納得いくものが多いのではないでしょうか?この要素に従えば、上位表示が獲得できるというわけではありませんが、振り返って確認する上で便利な一覧表になっていると思います。– SEO Japan

続きを読む Search Engine Landによるランキングファクターの一覧表とその読み方。

Advanced Hosting Meetup プログラム : 結果のご報告

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラム。このプログラムでは、健全なウェブ エコ システムの構築を目指して活動を続けています。開始から 3 か月経ち、進展がありましたので、ここでご紹介します。

プログラムの様子

1 月にスタートした当プログラムは、月一回のミーティングと、メーリングリストでの日常的な情報交換によって進行されました。
1 月のミーティングでは参加者の自己紹介、このプログラムで目指すゴール設定を行いました。どのサービスもスパム対策に共通して悩んでいることが確認でき、協力してより効果的な対策ができないか検討を進めていくことになりました。
第 1 回ミーティングの様子

2 月のミーティングでは、アメブロを運営する株式会社サイバーエージェントさんから、どのようにスパム サイトの検知を行っているかプレゼンテーションを行って頂きました。その後、各社での対策状況の共有、当プログラム内で共同して実施できる取り組みの検討を行いました。実に 2 時間以上に及ぶ活発な議論が行われました。

事例紹介をしてくださった株式会社サイバーエージェントのお二人
第 2 回ミーティングの様子

3 月は各社内で検討結果を調整、4 月の第 3 回ミーティングでは、共同で実施するスパム サイト対策について以下のように合意しました。

プログラムの結果ご紹介

本プログラムの参加企業 8 社は、健全なウェブ エコ システムの構築のために、以下のアクションを実施することを決定しました。
  1. 【スパム サイト情報の相互共有】本プログラムに参加したホスティング サービスを運営する企業(以下、プログラム参加企業 ※)は、各サービス上のスパム サイトに関する情報(例えば Google が Search Console 上の手動対策ビューアで提供しているスパム サイトの情報等)をプログラム参加企業間で共有します。情報を相互に共有することで、各サービス上のスパム検知や対策の精度向上を目指します。また、スパム サイトの情報に加え、各社で発見したスパムの最新の傾向や対策法などについても知見を共有します。
  2. 【アフィリエイト プログラムの悪用抑止】アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトの作成抑止および、より迅速な対策を目指し、プログラム参加企業は、アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトについて調査、情報交換を強化していきます。今回、その第一歩として、健全なアフィリエイト プログラムの活用という共通のゴールのもと、楽天アフィリエイトさんとの間で情報交換をスタートすることとしました。具体的には、悪用したスパム サイトを発見した場合、その情報を、楽天アフィリエイトに提供します。楽天アフィリエイトは、提供された情報をもとに調査を実施し、必要に応じて悪質なアフィリエイト サイトに対する対策を実施します。
なお、当プログラム内で相互共有する情報は、スパム サイトの URL やスパムの種類、手法等が対象であり、個人情報は含みません。
※ プログラム参加企業一覧 (敬称略・50 音順、カッコ内は主な提供サービス名)
(株式会社サイバーエージェントさん、楽天株式会社さんは「班長」さんとして、プログラム内で議論をリードしてくださいました。ありがとうございました!)

その他にも、当プログラムをきっかけに、参加企業独自のスパム対策が始まりました。
  • JUGEM でのブログ作成時に reCAPTCHA 認証が導入されました。
  • はてな匿名ダイアリー上で(エイプリル フール企画と兼ねて)「はてラボセンター試験認証」が試験的に導入されました。クイズへの回答を求める形式のスパム サイト作成防止策は、以前のホスティング向けイベント内でシーサー株式会社さんから実践例を共有頂いたことで、JUGEM 上での導入が実現、そして今回はてな匿名ダイアリー上での試験導入に至りました。

プログラムの今後 - 参加企業を募集します

プログラム参加メンバー
Google とプログラム参加企業は、より健全なウェブ エコ システムの構築に貢献することを目指して、Advanced Hosting Meetup プログラムを継続して実施していきます。
新規の参加希望者も随時受け付けておりますので、ご興味のあるサービス運営者の方はこちらのフォームからお知らせください。
  • 次回は 5 月 18 日(水)にミーティングを実施予定です。
  • 参加対象者はホスティング サービス(ユーザーがコンテンツを投稿できるブログ等のサービス)を運営している事業者となります。
  • 当プログラムは参加企業によるディスカッションを中心に運営されます。Google はプログラム運営を担当しますが、プログラム参加企業に対して検索エンジン上のパフォーマンスに影響するような特別なアドバイスやサポートを提供しません。
情報を探す検索ユーザーと情報を発信するウェブマスターどちらにとってもより良い、健全なウェブのエコ システムを維持、発展させていくため、多くの方々とご一緒できることを楽しみにしています。

ダニー・サリバン氏が目撃してきた、この20年間で検索エンジンに起こった10の変化。

Search Engine Landのダニー・サリバン氏による、アニバーサリー記事となります。検索に関わるものであればだれもが知るといっても過言ではない方ですが、20年間も業界に携わっているのは驚きでした。Google、もしくは、検索エンジンの歴史と伴に歩んできたサリバン氏が、検索エンジンの変遷と、今後の展望をまとめています。– SEO Japan

Search Engine Landの創始者で編集者でもあるダニー・サリバンが、この20年間で目撃してきた検索の変化について記事を執筆している。

search-20-years-chalkboard-ss-1920

*記事内のリンク先は一部を除き英語となっています。

検索業界と検索エンジンを初めて記事で取り上げてから、本日で20年目を迎えた。この節目を迎えるに当たり、検索業界に携わった20年の間に、私が見てきた大きな変化を振り返ろうと思う。

1. 検索という革命

何か疑問が浮かぶと、まず最初に頼りにするのは、検索エンジンではないだろうか。Googleかもしれないし、Siriかもしれないし、Bingかもしれない。Yelpの時もあるだろうし、複数の検索エンジンを組み合わせて利用することもある。

あまり深く考えず、我々が当たり前のように実行しているこのシンプルな行為は、人々が情報を求めるプロセスに対しての革命とも言えるものだ。消費者をターゲットとした検索エンジンが20年ほど前に誕生する以前は、何百年、何千年前と同じ方法で人間は情報を得ていた。つまり、「誰かに尋ねる」という方法だ。

何かに対する答えが必要になったら、教師、専門家、親友、または、司書のような人物を頼りにする。もちろん、ツールも利用していたはずだ。図書館、図書館の目録、イエローページ、そして、LexisNexisなどの専門家のデータベースだ。しかし、多くの人にとって、他の人に尋ねて疑問を解消するという方法が、最も一般的であった。

そして、今から遡ること20年と少し前、必要とする答えを全て把握しているように思える、検索エンジンという新たなパートナーが登場する。検索エンジンは、スマートフォンがコミュニケーションの方法を変えたように、情報収集の方法に革命的な変化をもたらした。しかし、スマートフォンとは異なり、検索エンジンは静かなる革命の担い手であった。 このツールが与えた奥深い変化は、賞賛に値したものの、あまりにも自然に発生したため、誰も意識しなかったのだ。

もしも時間に余裕があれば、8分ほどの下記の動画を視聴していただきたい。数年前に私がTEDxで講演した動画であり、検索の革命をより理解できるはずだ。

2. Googleの革命

Appleはスマートフォンを発明したのはではない。Appleはスマートフォンのコンセプトを完成させ、誰もが真似したくなるようなものを作成したのだ。同じように、Googleも検索エンジンを考案したわけではない。Googleが誕生する以前にも、既にOpen Text、Infoseek、WebCrawler、Lycos、Yahoo!、AltaVista、Exciteなどの有名な検索エンジンが存在していた。

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Googleは検索エンジンを完成させた。少なくとも、検索エンジンに出来ることを大幅に改善した。Googleはウェブページへリンクを張る行為を分析することで、関連性が高く、総合的な検索結果を提供することが出来る点を実証したのである。人気のあるトピックでも、曖昧なトピックでも検索することを可能とし、それらに対し、優れた検索結果を得ることが可能になった。

また、Googleは自身を「二番手」とすることで、繁栄することに成功した。当時の検索エンジンは、その多くが有償の結果に対する非難を逃れるため、検索から直接収益を得ることを行わなかった。現在では当たり前のこととして受け入れられているが、1996年にOpen Textが試験的に導入したところ、ユーザーを激怒させることとなり、その他の検索エンジンもこの分野から手を引くことになったのだ。

Googleがもっと早く誕生していたら、検索に力を入れるよりも、ライバルサイトのように「ポータル化」に焦点を絞っていたかもしれない。しかし、Googleは最適なタイミングで誕生したと言える。丁度その頃、GoTo(後のOverture)が有料の検索結果(ペイドサーチ)という概念を復活させていた。このタイプの検索結果が新たに受け入れられたことと、Googleの優れた検索テクノロジーによって、Googleは瞬く間に検索業界の台風の目となった。

Googleは時間の経過とともにライバルを蹴落としていく。現在、検索と言えば、真っ先にGoogleを思い浮かべるはずだ。事実、中国とロシアなどの一部の国を除く、ほとんどの国でGoogleは検索を独占している。その結果、会社名が動詞になるほどの、究極の賛辞を獲得した。つまり、「ググる」という言葉が「検索する」という意味を持つことになったのだ。

3. 目的地としてのGoogle

サービスを立ち上げたばかりの頃のGoogleの目的は、可能な限り早く、ユーザーを別のサイトへ導くことだった。共同設立者のラリー・ペイジ氏は、2004年にIPOを実施した頃に行われたPlayboyでのインタビューで次のように述べている。

ペイジ氏: ユーザーがGoogleにアクセスし、すぐに探していたアイテムを見つけてもらうことを私達は目標にしています。見つけてもらったら、喜んでその他のサイトにユーザーを送ります。実はここが大事なポイントなのです。反対に、ポータルサイトでは、全ての情報を自身で所有しようと試みています。

PLAYBOY: ポータルサイトは、「スティッキーコンテンツ(sticky content)」と彼らが呼ぶコンテンツを作り、出来るだけユーザーを長くサイトに留めようとしていますね。

ペイジ氏: そこが問題なんです。大半のポータルは自分のコンテンツをその他のウェブサイトのコンテンツよりも上部に掲載してしまいます。これはユーザーの利益に相反しており、検索結果に対して、料金を要求するようなものです。ポータルサイトの検索エンジンは、必ずしも最高の検索結果を提供しているわけではありません。あくまでも自分達の結果(ポータルサイトが所有するコンテンツ)を提示しているのです。Googleはこの概念から距離を取るようにしています。ユーザーが出来るだけ早くGoogleを去り、適切な場所に向かってもらいたいと願っています。ポータル化戦略とはビジネスモデルが大きく異なるのです。

PLAYBOY: Google ニュース、Gmail、Froogleなどをローンチするまでは、そう言えるでしょうね。

ペイジ氏: と言っても、それらはウェブを利用する上で役に立つテクノロジーに過ぎません。あくまでも代わりのサービスです。もちろん、良いサービスにしたいとは考えています。しかし、最善のウェブサイトにユーザーを導き、ユーザーの利益になることを実行しようと常に心掛けています。例えば、Google ニュースでは、Googleはそのニュースを購買することはしません。Googleが所有するその情報に、ユーザーを導くことを考えていないのです。我々は多くのニュースソースを集め、整理して表示し、外部のウェブサイトにユーザーを誘導します。また、Gmailは容量の大きな優れたメールプログラムに過ぎません。

重要なポイントを太字で表示している。ペイジ氏、そして、Googleは、Google自身がコンテンツを所有することは、ユーザーを最高の情報に導くという検索エンジンの主な仕事の利益と相反すると考えていた。

しかし、当時、GoogleはGmailやBloggerなどの検索ではないサービスを展開しており、既にコンテンツの矛盾を抱えていた。時間の経過とともに、この矛盾は肥大化していく。例えば、Googleの所有物であるYouTubeで動画を視聴してもらうことは、明らかにGoogleの利益になる。次の検索結果を見てもらいたい。

rogue one trailer

上記の画像は、Googleで「rogue one trailer」を検索して表示された結果である。Googleが所有するサービスのYouTubeが、ページを占有するほどの大きさの画像でトップに表示されされている。Appleも同じ予告動画を提供しているにもかかわらず、下位に沈んでいる。Googleに有利なことは明白だ。

なぜGoogleは自身を贔屓しているのだろうか?YouTubeの方がAppleで視聴するよりも、体験として優れていることが理由なのかもしれない。個人的にはその通りだと思うが。しかし、YouTubeのコンテンツをより目立つ位置に表示することが彼らの利点となることを、Googleが理解していることが理由なのかもしれない。他にも色々な理由が考えられる。しかし、理由が何であれ、自社の動画サービスを検索結果に提示する限り、矛盾の問題は残るままだ。

多少矛盾が生じることは避けられないことなのだろう。例えば、ローカル検索はレビューに密接に結びついており、自社のレビューを表示することなく、良質なローカルのリスティングサービスを提供することは難しいのかもしれない。しかし、Yelpやその他のサービスからライセンスを得て、彼らのレビューデータを利用することで、この矛盾を避けるという手もある。

それでも、大体の場合において、Googleは検索と自社製品とのバランス、また、ユーザーの利益とのバランスをうまくとっていると私は思う(ただし、当然例外存在している)。それでも、野心的なプロジェクトを統括するAlphabetと呼ばれる新たな会社まで誕生しているが、Googleが成長するにつれ、こうした矛盾は数十倍に達し、恐らく今後もGoogleに付きまとうはずだ。

この件の詳細は、過去に投稿した「How Google Went From Search Engine To Content Destination」で確認してもらいたい。

4. “スマートフォン”の革命と”常にそこにある”検索

apps-mobile-smartphone-ss-1920
あなたが手にしていものはスマートフォンではない。サーチフォンなのだ。

もちろん、Facebookで投稿するために、メッセージを送信するために、Eメールを利用するために、動画を見るために、ゲームで遊ぶために使用していることは確かだ。しかし、答えを得るためにも利用していることが多いはずだ。どこでも、いつでも、次々に質問を端末に投げ掛けていることだろう。

情報を求めるプロセスに検索エンジンが革命を与えたとすれば、スマートフォンは「常にそこにある」検索を実現した、第二の革命の担い手と言える。答えを探し、リサーチを実行するために、オフィスに戻ってノートパソコンを開く必要はなくなったのだ。今なら、そう思った瞬間に検索を行うことが可能だ。事実、検索の大半が現在はモバイルで行われている

その結果、昼夜を問わず検索が行われ、購入に結び付く買い物などの行動に大きな変化をもたらしている。また、テレビ番組等のコンテンツとも結びついており、見ている番組によって、関連するコンテンツの検索が急激に増加する現象も起きている。

スマートフォンは、Star Trekで見られるようなコミュニケーションの方法とは異なるかもしれないが、あらゆる物事に対する答えを持つ「図書館のようなコンピュータ」に常に接続しているという状態をもたらした点においては、一致していると言えるはずだ。

カーク船長(Star Trekの主人公)が惑星に降り、川の前で「川の長さ」を尋ねるシーンを想像してもらいたい。現在、このシーンは地球の至る所で実際に見ることが出来るのだ。

5. “10本の青いリンク”の消滅

「10本の青いリンク」というフレーズに聞き覚えがあるなら、恐らく、Ask Jeevesとジム・ランゾネ氏のおかげだろう。同氏はCBS Interactiveで製品担当のバイスプレジデントを勤め、後にCEOに昇格し、現在は会長職に就いている。

実際にはAsk Jeevesとランゾネ氏がこの用語を創っていない可能性もあるが、この用語を初めて使ったうちの一人であり、Ask Jeevesを新しく、新鮮なサービスへと変える手段として広めたことは間違いない。検索結果として「10本の青いリンク」を返すのではなく、Ask Jeevesは新しい方法でより有益な情報を提供することをユーザーに約束した。

10本の青いリンクは実際に消滅したわけではない。主要な検索エンジンは、今でも従来型のウェブリンクを提供している。しかし、それ以上に、ダイレクトアンサーやカルーセルの表示などによる、検索結果を利用する新しい手段を提供している。

次のスクリーンショットは随分と長いが、この変化を確認する上で非常にわかりやすい画像となっている(クリックすると拡大する)。

blue links

左側のスクリーンショットは、2002年にGoogleで「cars」を検索した際の結果画面だ。広告と自然検索結果の全てがリンクである。画像は、Googleのロゴのみだ。

一方、右側には現在、モバイル端末を使って同じキーワードで検索を実行した場合の結果画面である。この検索結果にもリンクが多数表示されているが、グラフィックが増えており、アプリへのリンクはカラフルなフォーマットで提示されている。ニュースへのリンクは画像付きで、スワイプ可能なカルーセル内に表示されている。ローカルのリスティングはマップに掲載され、クリックすれば電話をかけることができるボタンも用意されている。ご覧のように、過去の10本の青いリンクとは大幅に異なっているのだ。

検索結果は、今後の数年間で、さらにグラフィックを多用し、双方向的な利用が可能になるはずだ。同様に、検索は今後もキーボードを離れ、Amazon Echoをはじめとする各種の端末に、欲しい情報を呼び掛けるという傾向に拍車がかかるだろう。

6. エージェント 2.0: 予測検索とボット

robots-txt-automation1-ss-1920

検索エンジンが生まれて間もないころ、一部のコミュニティでは「エージェント」がユーザーが求めている情報を見つけてくれるようになり、我々が積極的に検索を行う必要はなくなるのではないか、という考えが存在していた。

このアイデアはまだ実現してはいない。今後数十年とは言わなくても、数年間は実現する可能性は限りなくゼロに近い。配管が壊れて始めて配管工の助けを必要とするよう状況のように、何か緊急の事態が発生するまでユーザー自身が何を必要としているか分かっていないことを、エージェントが検索することは非常に難しいことだ。

それでも、過去数年の間に予測検索の分野で、目覚ましい発展が起きている。Google Nowは、私が検索を行う前に必要とする情報を提示してくれており、それについては毎日のように驚かされている。MicrosoftのCortanaはGoogleのライバルとして名乗りを上げている。AppleのSiriは今も後塵を拝している状態だが、注目に値することに変わりはない。下記に、予測検索を取り上げた過去の記事を幾つか紹介しておこう。

予測検索の従兄とも言えるボットの存在も忘れてはならない。

予測検索はあくまでも受動的な検索だ。予測検索のエージェントは、優秀なアシスタントが上司に頼まれる前にアポイントを取るように、ユーザーが何を必要としているかを時間をかけて学び、提案する。

ボットは通常の検索と同じく能動的なものだ。しかし、あなたが購買を行う可能性のあるページを探し出すだけでなく、ボットはその全てを一つにしようとするのだ。これは、現実の世界において、アシスタントに誰々に花を贈りたいことを伝え、実際に行動に移してもらう、といった形に近い。

MicrosoftとFacebookがツールを紹介したことで、ボットへの注目はここ数ヶ月の間に非常に大きくなった。このツールは、デベロッパーやパブリッシャーが、コンサートのチケットの予約や花の注文などのタスクを、自動的に処理することができるボットの開発する手助けしているのである。

アメリカでは、ボットはまだまだ初期段階であり、一つのタスクに限定されている。花を贈りたいなら、生花店のボットが助けてくれる。しかし、タコスが食べたいなら、タコスボットが別に必要となる。いずれは、多くのタスクを処理することが可能なメタボットが登場するかもしれない。

ボットに関する詳細は、私、および、スタッフが投稿した最近の記事で確認してもらいたい。

この分野は注目に値する。予測検索とボットは、検索における刺激的な分野の一つであり、また、潜在的に業界を再編する力を持つ分野の一つでもある。

7. マシンラーニングの台頭

マシンラーニングも、検索の分野の中で成長著しい分野である。現在の検索エンジンは、数百点のシグナルを解析し、検索結果にランクインさせるコンテンツを決めるための、人間が作り出した複雑なレシピ、つまり、アルゴリズムに大きく依存している。

マシンがマシンを教育できるようになったら、何が起きるだろうか?昨年、Googleは検索エンジンが処理する”非常に大きな大部分”にマシンラーニングが取り入れられているという驚くべき事実を明かにした。このマシンラーニングのプロセスには、RankBrain(日本語記事)という名前すら、与えられている。

RankBrainが何を表示するかを我々が知るすべはないが、碁というゲームについての現状はご存じだろうか?この複雑なゲームで、マシンラーニングシステムのAlphaGoが世界チャンピオンを負かして世間を驚かせた。

検索結果の判断に関しても、勝負の「一手」が次々に繰り出されている。検索順位は、勝利の一手と敗北の一手が明確に分かれているわけではない、主観が支配するゲームだ。同じ地域で二名のユーザーが「abortion(中絶)」と検索しても、最も適切な検索結果に対する考え方は大幅に異なる可能性がある。「football」の検索結果に相応しいページも、アメリカ人とイギリス人では異なる。皆があらゆるトピックにおいて専門的な知識を持っているわけではないから、最高のコンテンツを決定することは非常に困難であるのだ。

検索は難しい。私の知る限り、Googleが実施しているマシンラーニングが行っている範囲は、複雑な検索をより一般的な検索とマッチさせ、同様の結果を表示させる試みが中心となっているはずだ。これは、非常に有意義な試みである。なぜなら、一般的な検索に照らし合わせることによって、Googleは検索結果に自信を持つことができるからだ。特に、予測されるクリック率を下回り始めた場合は、その検索結果の品質に問題があると言えるだろう。

マシンはさらに賢くなっていくはずだ。マシンは独自のルールを作り、様々なシグナルを分析するようになる。最も好奇心をくすぐられるのは、人間が思いつかなかったシグナルや関連を発見し、検索を改善することが出来る可能性があるという点だろう。

マシンラーニングについての詳細は、下記の記事を参照にして欲しい。

時間に余裕があるなら、下記に記載する、Googleのポール・ハー氏によるプレゼンテーションを視聴してほしい。Googleの複雑なランキングシステムをより深く理解することができるだろう。上から順に、プレゼンテーション、Q&Aセッション、スライドとなっている。

8. 検索はどのようにして社会を変容させたか

Marge Simpson googling herself

1990年代半ばに検索エンジンが登場したころ、検索エンジンが原因で、20年後に欧州裁判所が「忘れられる権利」を認める判決を出すことになるとは誰も想像していなかったはずだ。

これは、検索エンジンが社会を形成した数多くの構造の一つに過ぎない。あなたが欲しいものをすぐに見つけることが可能になったということは、他の人には見つけてもらいたくないことが簡単に見つかってしまうことも意味している。

先週も、カリフォルニア大学デービス校が、胡椒スプレー事件による失墜したイメージを改善するため、Googleの検索結果を変える取り組みを行っていたことが判明し、話題になっていた。当然、以前にも同じ試みを行った学校や企業は多数存在するはずだ。検索マーケッターに注目してもらいたいのは、この試みがことごとく失敗しているということだ。

コンテンツを消し去りたい人がいる一方で、そのコンテンツを確実に表示させたい人もいる。検索により、多くの会社が頭角を現し、成長した。以前は、主要なトラフィックを広告に頼っていたが、大量の無料のトラフィックを検索エンジンによって得られるよになったのだ。このトラフィックはとても重要になり、検索トラフィックを失うと、ビジネスの収益に大きな影響を及ぼすほどになった。eBayOverstockDemand MediaVerisignが良い例だ。これらの会社は、過去の収益の急激な減少をGoogleのアルゴリズムの変更を原因としたことがある。

検索に関連する司法の動向にも注目して欲しい。アメリカ国内で、検索エンジンには米国憲法修正第1項の言論の自由が認められている。ドイツでは事実上、検索エンジンがニュースの情報源にリンクを張る行為に課税する「付随的な著作権」の法律が可決された。スペインでも同様の法案が通過している。検索エンジンを巡る法律分野の戦いは続いているのだ。

検索エンジン自体も、検索結果に何を、どのように表示すべきかという問題に取り組んでいる最中である。自殺者の遺書を検索結果にに留めておくべきだろうか?戦争の記録映像を削除するべきだろうか?固定概念を含むオートサジェスチョンを検閲するべきだろうか?全て実際にGoogleが抱えている問題の一つである。詳細については、次の動画で確認することが出来る。

検索エンジンはその他にも社会に影響を及ぼしてる。

  • 学生は検索エンジンを使って学期末の論文を作成している。そして、教員は検索エンジンを使って学生が盗用を行っているかどうか確認してなければならない。
  • 犯罪者は検索をエンジンを使って、殺人事件を起こしている。亡くなったと思われていた人が実際には生きていたことが検索エンジンによって判明したのだ。
  • ジョージ W. ブッシュ元大統領やリック・サントラム元上院議員などの政治家は、彼らの名前に対する検索結果に好ましくない内容を意図的に表示させる「グーグル爆弾」の票的になっている。(厳密にはグーグル爆弾ではないが、目的は同じだ)
  • 患者が検索エンジンを使って自身を診断し、医師を心配させている。また、非公式ながら、病を患っているかどうかを特定するため検索を行い、症状を悪化させるサイバー心気症と呼ばれる病気も存在する。
  • 検索エンジンを用いて就職活動が行われている。企業は検索エンジンを介して、応募者のチェックを行っている。
  • 交際相手をGoogleで検索する。New York Observerが2001年に投稿した「恥ずかしがらずに彼をGoogleで検索しましょう!まずは彼を検索エンジンによるチェックをかけましょう!」は、この件の初期の名アドバイスの一つだ。

我々は、自分自身もGoogle検索にかけている。ケイティ・ペリーもその一人だ。マージ・シンプソンも自分の名前を検索している。ほぼ全ての人が経験済みであることだろう。

9. 検索マーケティング革命

検索エンジンが浸透する以前は、大勢のオーディエンスに接触する方法は、高額でありながら、ターゲットが全く絞られていなかった。TVの広告を買い、商品に関心を持つ人達が見ていると思われる時間帯に放映する。しかし、実際にCMを見ている人達のほとんどは、商品に興味を示さない。通常は早送りされてしまう。

検索はこの仕組みを変容させた。少ない金額で、大勢のオーディエンスに接触することが出来るようになったのだ。さらに言えば、あなたのコンテンツは、検索を行い、商品やサービスに関心があると明言した人達にピンポイントで表示されるのだ。

車を販売している会社を例にとって考えてみよう。テレビで多額の料金を支払い、大勢のオーディエンスに車の購入を呼び掛ける。しかし、実際に車の購入を検討している人はごく僅かだ。検索はわずかな金額をあなたから徴収し、「cars」で検索を実行したことがあり、購入を検討している人達に接触することを可能にしている。その上、実際に広告をクリックした場合のみ、あなたは料金を支払えばいい。また、無料のリスティング(自然検索結果)がクリックされた場合は、1円も支払う必要はない。

検索がオンライン広告の原動力となり、アメリカ国内のオンライン広告の支出の半分を占めるほど成長したのは、当然の成り行きだと言えるだろう。

また、現在のインターネットで常識となった、パフォーマンスを計測することが可能なマーケティングの基礎を築いたのも検索だ。検索出身のマーケターが、支出する価値が大いにあることを証明するため、ツールやレポートを片手に予算を巡る争いに参戦した。この知識が、この戦いが、そして、この進化が、動画からソーシャル、そして、ディスプレイなどのその他の形式のデジタルマーケティングが成長するお膳立てをしたのだ。

しかし、SEMでも、SEOでも、検索に関わる人達は今でも戦い、そして、正しく評価してもらえないと感じていることだろう。そろそろ価値を認めてあげるべきだ。彼らは、事実と賞賛に値する働きをしているのだ。少なくとも、Googleの自動運転自動車に衝撃を受けている人を見つけたなら、「その自動車を作ることが出来るほどの収入をGoogleに与えたのは、私のコンテンツであれ、広告だ」と言っても罰は当たらないはずだろう。

10. 高度な技術を要する検索が当たり前の存在となる

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検索のテクノロジーは悲しいほど不当に評価されている。SpaceXがファルコン9のロケットを浮いている離着陸台に着陸させた動画はバイラル化した。AppleがiPhoneをリリースする度に行列ができる。Googleの自動運転自動車は、テクノロジーの素晴らしさを世間に認識させている。

一方の検索は…ロケットを発射するわけでもなければ、毎年行列に並んでも買いたくなるオシャレなニューモデルをリリースするわけでもない。 検索は検索でしかない。元はSFの世界の話ではあるが、あまりにも当たり前の存在になり、普通であったり、魅力に欠けるツールと見なされ、注目されなくなってしまった。

検索は近年登場した数ある「ガジェット」の中でも特に重要度が高い。同じく当たり前の存在と化したインターネットとトップの座を争っている。科学、そして、テクノロジーがもたらした奇跡であるのだ。

そこで、今度検索を行う際は、1秒も経過しないうちに、星の数ほどのページが集められ、格納され、そして、順位付けされ、最高のページが表示される事実を少しの間だけでも噛みしめてもらいたい。これを実現するテクノロジーと検索エンジンを支える人達に感謝するべきだ。その価値は十分にあるはずだ。そして、私は運よくこの素晴らしいテクノロジーが展開する様子を特等席で見ることが出来ている。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「10 big changes with search engines over my 20 years of covering them」を翻訳した内容です。


SEO Japanでも数多く紹介させていただいておりますので、非常にお世話になっている方です。10個の変化はどれも大きなものでしたが、特にラストの変化は非常に興味深かったです。当たり前のように使用している検索エンジンですが、よく考えてみればとてつもないテクノロジーでありますね。ダニー氏が提言されている通り、たまには検索エンジンという技術に、賞賛の意を込めて検索したいと思います。– SEO Japan

続きを読む ダニー・サリバン氏が目撃してきた、この20年間で検索エンジンに起こった10の変化。

【初心者向け】セミナー開催レポート 「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」(スライド付)

こんにちは。ナイル株式会社の益子と申します。

当社ではSEOやコンテンツマーケティング、アクセス解析等に興味のある方に向けてのセミナーを定期的に開催しております。改めて、ご参加いただいた方々に御礼申し上げます。

今回は、実際にWebサイトのSEOに携わっている初級者~中級者の方向けに、「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」についてスライドをご紹介します。

講義内容

Index

0.はじめに
【第1部】
1.検索エンジンについて
2.SEOを行う際のよくある間違った認識
補足:検索品質評価ガイドラインについて
【第2部】
3.サイトタイプ別の役割
4.サイトタイプ別のSEO

※今月開催のセミナー情報
今月開催のセミナーはこちら

0.はじめに

本講座で学んで頂きたいことは、「ご自身のサイトのタイプに合わせて、SEOを行う際の考え方」です。

「試行錯誤をしてみたが、全くアクセスが増えない」
「SEOを強化したいけれどどこから着手したらいいか分からない」

こういった悩みを抱えている方は是非スライドをご覧ください。

第1部

第1部では、検索エンジンについて簡単に説明しています。

検索結果に表示されるWebサイトやコンテンツを実際に評価しているのは検索エンジンです。そのため、SEOを考える際は検索エンジンへの理解が不可欠になります。

1. 検索エンジンについて

この章では、検索エンジンにクロールされてから、実際に評価されて検索結果に表示されるまでの一連の流れについて説明しています。

簡単に説明すると、まずページがGoogleのプログラムによって読み込まれて(クロールされて)、Googleのサーバーにインデックスされます。(検索結果に表示されるために、格納される、ともいえます。)
その後、実際にユーザーが検索を行うと、Googleは検索キーワードの意味を解析し(クエリプロセシング)、独自のアルゴリズム(評価基準)に基づいた検索結果をランキングの形で返します。
このアルゴリズムは、公開自体はされていませんが、方向性がガイドラインとして公開されており、その数は200を超えると発表されています。

2. SEOを行う際のよくある間違った認識

第2部に入る前に、検索エンジンについてのよくある間違った認識として、「6つの質問」をしております。

6つの質問

例えばインデックス数(=Googleに格納されているページ数)。一昔前は似たようなページが増えてもインデックス数が多いほど良い、という時代もありましたが、現在は、類似のページが量産されるのは望ましくないとされています。

ご存知の方が多いとは思いますが、知らない、あるいは間違った認識を持たれている方もまだ少なくないのが現状です。

補足:検索品質評価ガイドラインについて

Googleがどのようなページを評価しているか、品質評価ガイドラインが出されているため、補足としてそれに触れています。

検索品質評価ガイドラインとは

Googleは主に以下の2つの評価基準に基づいてページを評価しています。

1つ目:Page Quality (ページの品質)

①メインコンテンツの質と量、②ページ・WebサイトのE-A-T(専門性・権威性・信頼性)、③Webサイトの評判の3つを軸に判断されています。
メインコンテンツの量はテーマに対し適切である必要があります。また、コンテンツの質、サイトのE-A-T、Webサイトの評判がそれぞれ高ければ、その分Page Qualityも高いと判断されます。

Page Qualityについて

2つ目:Needs Met (ニーズとの関連性)

①ニーズとの合致度合い、②品質、③モバイル端末(=スマートフォン)での使い勝手の3つから判断されています。
「①ニーズとの合致度合い」は、ユーザーのニーズに合った内容・量の正確なコンテンツかどうかで判断されます。「②品質」はコンテンツの品質、E-A-TなどPage Qualityに関わるものや情報の鮮度から評価されます。「③モバイル端末での使い勝手」は使いづらさから判断され、モバイル端末での利用がほぼ不可能な場合、①・②が高評価でも「役に立たないコンテンツ」と評価されてしまうことがあります。

Needs Metについて

簡単にまとめると、ユーザーのニーズに合った高品質なコンテンツを作成し、モバイルユーザーにとっても使いやすいサイト作りをしていくことが重要、ということです。

第2部

3. サイトタイプ別の役割

第1部の最後でお伝えした通り、基本はユーザーのニーズに合致した高品質なコンテンツを作成していくことです。

ただ、一口にWebサイトといっても、個人運営のブログから大規模なポータルサイトまで、目的や規模が様々に異なります。目的や規模が違えば、SEOでやるべきことも大きく変わってきますから、まずは目的に応じて3つのサイトタイプに分類しています。

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コーポレート/サービスサイトであれば自社の情報を伝えることが目的。ポータル/通販サイトであれば、より多くのユーザーにCVしてもらうことが目的。メディアであればPVを増やして広告収入を得ることが目的。というようにそれぞれ目的が異なっています。

4. SEOの取り組みケーススタディ

前述したサイトタイプ別に、ケーススタディ・事例紹介を行いました。
以下でサイトタイプ別に、具体的にどういった方針で進めればいいかを整理しています。

コーポレートサイト/サービスサイト

自社のコーポレートサイトを導線として、自社商品に問合せ・申込をもらう場合を題材として扱いました。

自社化粧品の、コーポレートサイトでのEC

ここでのコーポレートサイト/サービスサイトは、~100ページくらいの比較的小規模なものを想定しています。特性として、発信できる情報量が基本的に自社の情報に限られます。

このタイプのサイトでは、商品名や会社名が含まれるキーワードを逃さないことが非常に重要です。なぜなら、これらの指名検索系のキーワードで検索するユーザーは、自社、あるいは自社の商品に関心が高いユーザーだからです。自社に関連するキーワードは上位表示しやすいという特性があるので、比較的容易に対策可能です。その代わり、確実に取りきるという姿勢が必要になります。

一方、指名検索系以外のキーワードで検索するユーザーは、他社も含む包括的な情報を探している可能性が高く検索ユーザーのニーズもその分広くなります。それに応じて上位表示に必要な情報量が増え、競合性も高くなるため上位表示の難易度は上がります。
知名度のある企業のホームページなどであれば、サイト内容が薄いにもかかわらずビッグキーワードで上位表示される、というようなケースも例外的存在はしますが、有名であるために被リンクを受けやすいなどの背景があります。

ポータルサイト/通販サイト(ECサイト)

ポータル/通販サイトでは「食べログ」類似のポータルサイトの立ち上げを題材として扱いました。

食べログ類似のポータルサイトの立ち上げ
データベースから生成される数千ページ以上のサイトであれば地域や目的など複数のカテゴリに振り分けるとニーズに応じた一覧ページがその分生成されます。これらのページを検索エンジンにも評価してもらえれば、カテゴリに紐付いた掛けあわせキーワードを狙うことが可能です。

ただ一方で、サイトの情報量が少ないにもかかわらず細かすぎるカテゴリ分けをしてしまうと、検索エンジンに見せる必要のないページが多数生成されてしまうこともあります。それらを事前に防ぐため、サイトの情報量を増やしていくための仕組みや、余計なページがシステム的に生成されないような仕組みはあらかじめ整備しておく必要があります。

情報メディアサイト

女性をターゲットに、美容や健康をテーマとしてコラム記事を定期的に更新するメディアサイトの立ち上げをケーススタディの題材として扱いました。

女性向けコラムメディアの立ち上げ

記事メディア系のサイトでは各記事単位で検索に引っかかることが多いため、記事を書く際にユーザーが検索するキーワードを意識することが重要です。狙っていくキーワードに含まれるユーザーの意図や、そのキーワードで実際に上位表示されている記事を確認して、ユーザーのニーズをより満たせそうな要素を記事に盛り込むことで、より上位表示されやすくなります。また、季節性やトレンドを意識して記事を用意していくと、効果的にトラフィックを集められるでしょう。

まとめ

サイトタイプやサイトの体力(情報量や被リンクなど)によってによってそもそものSEOの考え方や行う施策は変わります。単に上手くいっているサイトの真似をするだけでなく、自分のサイトがどのような特色と体力を持っているのか、しっかりと把握する必要があるでしょう。

現在特に強みがなかったとしても、作成したコンテンツや獲得した被リンクは、着実にサイトの体力となります。積み上げたサイト資産がSEO上の強みにもなるので、中長期的な視点で地道に取り組むことが大切です。是非、ご自身のWebサイトのご参考にしていただければと思います。

追記

5月20日にも同内容のセミナーを行いますので、興味のある方は是非ご参加ください!
【法人限定】アクセス数を3倍に改善したSEO成功事例 トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー

【初心者向け】セミナー開催レポート 「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」(スライド付)ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

【初心者向け】セミナー開催レポート 「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」(スライド付)

こんにちは。ナイル株式会社の益子と申します。 当社ではSEOやコンテンツマーケティング、アクセス解析等に興味のある方に向けてのセミナーを定期的に開催しております。改めて、ご参加いただいた方々に御礼申し上げます。 今回は、 […]

米国でGoogle NewsがAMP対応を開始。

Google NewsのAMP対応がアメリカ(英語のみ)で開始されたようです。GoogleのステイシーさんがTwitterNiemanLabの記事を紹介していましたが、Google Newsのブログ(英語)でも記事がアップされています。この記事によると、Google Newsの画面上部に14個のヘッドライン記事があり、通常のニュースストリームにも、AMP対応の記事は”AMP”ラベルが表示されているようです。今後は拡大していく予定とのことですが、現在はアメリカのみであるため、確認ができないのが寂しいです。– SEO Japan

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Google Newsブログの発表によると、Google NewsがAMPに対応し始めたようだ。つまり、モバイルデバイスでGoogle Newsにアクセスすると、AMP対応のコンテンツが表示され、これらはAMP方式でロードされるということだ。

下記に、iOSとAndroidの両方で、AMP対応の記事がGoogle Newsのカルーセルに表示されているスクリーンショットを記載しておく。

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表示されたコンテンツをクリックすることで、あなたをAMP体験へ導くことになる。コンテンツ上で左右にスワイプすることで別のコンテンツを行き来できるのだ。

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Google NewsはAMPの新しい対応ということになる。そして、次の対応はなんだろうか?もしかしたら、Googleファイナンスのニュースだろうか?

この話題については、TwitterWebmasterWorldでも話されている。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Social Engineering Content Detected Google Search Console Notifications」を翻訳した内容です。


Google検索でAMP対応が開始されて以来、日本でもAMP対応を開始したパブリッシャーやプラットフォームが増えてきていますね。今回はアメリカのみの対応ではありますが、今後の拡大も予定されているとのことなので、日本にも近いうちにやってくるかもしれません。まだまだニュース記事というジャンルは超えていませんが、今後の展開は非常に興味深いです。– SEO Japan

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Googleがモバイルのローカル検索結果にフィルタ機能を追加。

表示方法がたびたび変更されるローカル検索結果ですが、米国で新しいフィルタが追加された例があるようです。ローカル検索は、自分の近くのお店を表示してくれる場合など非常に便利ですが、その検索結果からさらに条件付きの絞り込みができるようです。今後、スタンダードな機能になるかは未定ですが、実現性は高いのではと考えています。– SEO Japan

Googleは、検索者の位置や検索履歴などを元に、ローカルパックに新しい検索フィルタを表示している。

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あなたがローカルインテントのあるクエリで検索し、”3パック”、もしくは、”ローカルパック”が検索結果に表示された場合、Googleはそのクエリに対し、新たなフィルタを表示する場合があるようだ。

例えば、私が[la bella]と検索した場合、Googleは”5マイル以内(within 5 miles)”、”営業時間内(open now)”、”高評価(top rated)”などのフィルタを表示している。また、検索者のロケーションによっては、”イタリアン(italian)”、”ピザ(pizza)”などの、他のオプションも表示されるようだ。ローカルパック内の検索フィルタは、検索者に動的なフィルタを提供することになるが、それらは、クエリやロケーションなどが元になっている。

下記に、私がiPhoneで検索した場合のスクリーンショットを記載しておく。google-local-pack-filters

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google local results get additional search filters on mobile」を翻訳した内容です。

先日、ガソリン価格が表示される検索結果の話題もありましたが、ローカル検索はますますパワーアップしていきそうです。日本でいくつか試したところ、まだ表示されていませんでしたが、言語を英語に設定し、米国のローカル検索を行えば、それっぽいフィルタは表示されました。今後の展開が気になりますが、海外も含め、様々な場所で検索してみても、面白いかもしれません。– SEO Japan

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スカイスクレイパー・テクニック。14日間で検索トラフィックを110%増加させた、リンクビルディングのケーススタディ。

先日、100万の検索結果を分析したランキング要素の記事を紹介させていただきましたが、今回の記事もBACKLINKOのブライアン・ディーン氏による記事となります。数年前に掲載され、何度かリライトされており、彼の代名詞とも言える記事であると思っています。どちらかと言えばパーソナルブランディング寄りかと思いますが、考え方としては非常に参考になる内容となっています。– SEO Japan

skyscraper-technique

リンクビルディングにおける、厳しい現実を指摘しておこう。

インターネットマーケティングの業界には、「優れた」コンテンツを作れば、それで十分だと考えている人達があまりにも多い。

彼らは口を揃えてこのように言うのだ。「素晴らしいコンテンツを配信すれば、最終的に自然とリンクが集まってくる。」

それが本当であればどれだけよかったことか。。。

高品質なリンクの獲得を目指しているなら、コンテンツの作成とプロモーションをキチンと体系立てることが必要だ。

さもなければ、「茹であがったパスタ作戦」を実施してしまうことになる。つまり、大量の作品を投げつけ、どこかに引っかかることを期待する、という作戦だ。

そこで、この記事では、あなたが配信する全てのコンテンツが質の高いリンクを獲得するための、ほぼ確実に成功する方法を紹介したいと思う。

より多くのトラフィックを今すぐ獲得するために
“スカイスクレイパー・テクニック”を使用して、高順位を獲得する方法を紹介するPDFはこちらだ。(無料でダウンロード可能)

それでは、とっておきの方法を伝授するので、読み進めていってもらいたい。

スカイスクレイパー・テクニック:
(リンクビルダーのためのコンテンツマーケティング)

先日、私は「完全版!Googleが使用する200のランキング要素」という記事を投稿した。

この記事に対しスカイスクレイパー・テクニックを実施したところ、バックリンクの数が急激に増加したのだ。

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さらに重要なことに、この記事のトラフィックだけでなく、私のサイト全体への自然検索によるトラフィックも、たったの14日間で大きく増加したのだ。

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現在まで、この記事単体で300,000名を超えるビジターを獲得している。

total-traffic-to-a-page

この方法の最も優れている点はなにか?

それは、大企業並みのマーケティングの予算を抱えていなくても、あるいは、影響力の強いブロガーと知り合いではなくても、あなた自身がこの方法を実践できるという点だ。

“スカイスクレイパー・テクニック”を使用して、
質の高いリンクと狙ったトラフィックを獲得する
3つのステップ

“スカイスクレイパー・テクニック”は3つのステップで構成されている。

下記の動画でこの3つの手順を簡潔に説明しているので、参考にしてもらいたい。

上記の動画でも説明した、”スカイスクレイパー・テクニック”を構成する3つのステップを紹介していく。

  • ステップ 1: リンクを張ることに値するコンテンツを探す。
  • ステップ 2: さらに優れたコンテンツを作る。
  • ステップ 3: 適切なサイト(人々)に接触する。

まずは、このテクニックがうまくいく理由(そして、スカイスクレイパーと呼ばれる所以)を説明していこう。

高層ビルの脇を通り、次のような感想を持ったことがあるだろうか?

「それにしても、すごい高いビルだな!世界で8番目に高いビルはどれぐらい高いんだろう!」

もちろん、そんなことは思わないはずだ。

人間は自然と最も優れたものに引き寄せられてしまう。

つまり、あなたがやるべきこととは、あなたの業界における最も高い”スカイスクレイパー”を探し出し、さらに20階ほど高い”スカイスクレイパー”を構築することなのだ。

すると、誰もが話題にしたいと思う(そして、リンクを張りたいと思う)コンテンツを「あなた」が獲得することになるのだ。

注: “スカイスクレイパー・テクニック”は、Googleの検索結果の1ページ表示を実現させるための、私が利用する多くの手法の一つに過ぎない。その他の手法については、有料のビジネス・トレーニング・コース「SEO That Works」で公開している。

ステップ #1: 実績のあるリンカブル・アセット
(Linkable Assets)を探し出す。

リンカブル・アセットは、リンク獲得を目的とした、あらゆるコンテンツマーケティングのキャンペーン(この手法もその一つ)の土台となるものだ。

“リンカブル・アセット”という言葉を誰が考案したのかは分からないが、あなたが作成したいコンテンツを完ぺきに表現している言葉であることは確かだ。つまり、「リンクのために繰り返し活用できる価値の高いページ」、ということになる。

ただし、リンカブル・アセットは「スパイダーマンがソーシャルメディア・マーケティングについて私に教えてくれた12のこと」のような、意味不明なリンクベイトとは大きく異なっている。

そのコンテンツを読んだ読者が、すぐに自分のWordPressにログインし、あなたのサイトへのリンクを自分のブログに載せてしまうほど、素晴らしく、最高で、そして、とても役に立つコンテンツである。

しかし、あなたが作成するリンカブル・アセットが、大成功するか大失敗するかを知ることは可能なのだろうか?

実は、非常に簡単に知ることが出来る。つまり、多くのリンクを”既に獲得している”コンテンツを探せばよいのだ。

その方法を紹介しよう。

Ahrefsを使用する方法

品質の高いリンクを集めているコンテンツを探し出す最も簡単な方法は、Ahrefsを利用する方法だ。

1. まず、多数のリンクを獲得するコンテンツを掲載しているサイトを選び、Ahrefsに入力しよう。

ahrefs-site-explorer

2.次に、「Top Pages」ボタンをクリックしよう。

top-pages

3. 続いて、25以上のリンク(ルートドメイン)獲得しているコンテンツを探しだそう。

root-domains-ahrefs

BuzzSumoを使用する方法

BuzzSumoは、特定の分野(業界)で大勢の人にシェアされているコンテンツを探す上で役に立つ便利なサイトだ。

1. まず、該当の分野に関連するキーワードを入力しよう。

buzzsumo-search

2. 続いて、「Past Year」を選択しよう。

buzzsumo-past-year

3. すると、実績のある、シェアの回数が多いコンテンツの確かなリストが表示される。

proven-topics

Google検索を使用する方法

競争の激しいキーワードで既に上位にランク付けされている記事を探す方法だ。

難易度の高いキーワードで上位に表示されていると言うことは、多数のリンクを獲得しているという証拠にもなる。

google-search-results

上位にランク付けされているサイトをお好みのリンク分析ツールで調査し、少なくとも25個のリファラードメインを獲得しているサイトを探そう。

私の場合、Googleの200のランキング・ファクターを全てまとめようとした(そして、失敗に終わった)複数のサイトを発見した。

しかし、これらの記事は200の要素を網羅していないにもかかわらず、数百本もの質の高いリンクを獲得していたのだ。

例えば、”Google Ranking Factors”で1位を獲得していたサイトのリンクプロフィールは以下の通りだ。

ahrefs-link-analysis

こうした、200個のランキング要素の全てをリストアップしていないコンテンツでも、これだけ多くのリンクを獲得していた。私がこの事実を発見した時、目の前に一攫千金のチャンスが転がり込んできたと感じたものだ。

続いて、ステップ 2に話を移そう。

【補足】上記のリンカブルアセットを探し出す方法ですが、現在はコンテンツがリライトされており、動画で説明されています。

ステップ #2: さらに優れたコンテンツを作成する

次にあなたがすべきことは、既に配信されているコンテンツを凌駕するコンテンツを作成することだ。

既存のコンテンツをさらにレベルアップさせる方法を紹介しよう。

コンテンツを長くする

単純にコンテンツを長くしたり、扱かう項目数を増やすことで功を奏する場合もある。

例えば、”50のヘルシーなスナックのアイデア”のようなコンテンツを発見し、そのコンテンツが多くのリンクを獲得している場合、あなたは150(または、500)の項目を記載したコンテンツを作成するのだ。

私の場合、200のランキング要素を一つ残らずリストアップすることにした。非常に骨の折れる作業であったが。。。

最初の50個は余裕だった。50-100個になると大幅に難易度が高くなる。100-150個に達すると、本当に大変だ。そして、150-200個になると、ほぼ不可能に思えるほどになる。

結局、40リットルのコーヒーを飲み、ノートパソコンで20時間の作業をするはめになったのだ。(トイレ休憩はキチンと取ったので心配は無用だ。)

しかし、最終的には、他のどのコンテンツよりも明らかに質の高いコンテンツを作成することが出来た。

最新の状態にする

廃れてしまったコンテンツを整理することで、勝利を呼び込むコンテンツを作成することも可能だ。

例えば、上記で取り上げたGoogleのランキング要素のリストの大半は、時代遅れの内容で、ソーシャルシグナルなどの重要な要素を欠いていた。

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古い情報を持つコンテンツを見つけた場合、そのコンテンツがカバーする内容の大半を網羅しつつ、さらにアップデートし、時代の最先端をいくコンテンツを作成しよう。

デザインを良くする

視覚的に素晴らしいコンテンツは、内容は同じでもつたないデザインのコンテンツよりも、遥かに多くのリンクとソーシャルシェアを獲得する場合もある。

Help Scoutの起業家向けの顧客獲得戦略という記事を参考にしてもらいたい。

content_curation1

このコンテンツは、インターネット・マーケティング関連の他サイトへのリンクを集めたキュレーションリストである。

そしてこのコンテンツは多くのバズを生み出している。デザインが美しいからだ。

私のガイドでは、上部におしゃれなバナーを加えることにした。

custom-banner

さらに徹底する

大半のリスト記事は、単なる箇条書きのリストであり、内容は薄っぺらく、役に立たないものばかりだ。

しかし、各アイテムの説明を濃くすることで、遥かに価値の高いリスト記事に生まれ変わる。

私の場合では、他のランキング要素のリストは、参照情報と説明に欠けていた。

low_detail

そこで、リストの各項目に(参照情報付きの)簡潔な説明を加えることにしたのだ。

ranking-factors-post

重要な注記:長さ、デザイン、情報の新鮮さなどのあらゆる領域で既存のコンテンツを凌駕することを薦める。

すると、客観的にも明らかなほど、より質の高いコンテンツを手にすることになるだろう。

これは、クチコミを発生させる上でも、とても重要なポイントとなる。

ステップ #3: 適切なサイトに接触する

Eメールでの接触は、スカイスクレイパー・テクニックの要である。

真正面からリンクをお願いする行為に似ているが、私は非常に重要な工夫を加えている。

ランダムにEメールを送付するのではなく、既に同様のコンテンツにリンクを張っているサイトのオーナーに接触するのだ。

このような基準で候補を限定すれば、次の条件を確実にクリアすることが出来る。

1. 同じ分野でWebサイトを運営している。
2. そのトピックに関心を持っている。
3. そのトピックの記事へ既にリンクを張っている。

あとは、彼らに対して、明らかに優れた作品を親切に教えてあげるだけだ。

その方法を伝授しよう。

1. ahrefs.comを使用し、競合者のコンテンツに向けられたリンクの全てをスプレッドシートにエクスポートしよう。Majestic SEOやOpen Site Exploreを使用してもかまわない。

ahrefs-export

2. フォーラム、アーティクル・ディレクトリなど、連絡する意味のないページを除外しよう。私の場合、こうした整理をした後、160サイトの折り紙つきの候補が残った。

3. その後、私は160サイトの全てに、次のテンプレートを使ってEメールを送信した。

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上記画像内の和訳
こんにちは、「名前」さん
「○○○」に関する記事を探していたところ、このページを見つけました: URL
私が気に入っている記事の1つにリンクを張っているようですね — 「記事のタイトル」
そこで、私も同様の記事を作ったので、紹介させてもらいたくなりました。
この記事は「記事のタイトル」に似ていますが、さらに詳しく、さらに新しい情報を加えています。
___さんのページで言及する価値はあると思います。
いずれにせよ、今後も素晴らしい作品を楽しみにしています!
お時間ありがとうございました。
「自分の名前」

予想以上に前向きな反応が多く、メールを送った私自身が驚くほどの反響であった。

email_response2

上記画像内の和訳(メール本文)
ブライアンさん
好感が持てるリンクの要請ですね。了解しました。同じパラグラフに載せておきましょう。
こちらこそ、ありがとう!

160本のメールのうち、17のサイトがリンクを張ってくれたのであった。つまり、 成功率は11% であったのだ。

初めての接触でいきなりリンクを要請するのは、少々馬鹿げた行為かもしれない。それを考えると、11%という成功率は十分過ぎるぐらいの成果と言えるのではないか。

「17本のリンク…たったそれだけ?」と思った方もいるだろう。

しかし、重要なのは量ではなく、あくまでもであるのだ。

この17本のリンクには、価値の高いリンクが含まれていた。DMOZにリストアップされているPR5のページからのリンクもあったのだ。

さらに、この17本のリンクが、多くの自然トラフィックを(短期間で)もたらしてくれたのだ。

この記事で扱ったランキング要素についてのページは、自然に獲得したリンクももちろんある。しかし、特に優れたリンクは、”スカイスクレイパー・テクニック”によってもたらされているのだ。

さぁ、次はあなたの番だ。

あなたのWebサイトとビジネスにおける、”スカイスクレイパー・テクニック”が持つ可能性を感じていただけたのではないだろうか?

もちろん、優れた作品を作成するには、多くの努力が必要とされる。

しかし、この戦略を使うことで、あなたの努力が実を結ぶことを事前に知ることが出来るわけだ。(大量のコンテンツを投稿し、そのうちの一つでもバイラル化することを願うのではなく。)

準備はいいだろうか?

下記のリンクをクリックし、Eメールアドレスを入力して、PDF版の”スカイスクレイパー・テクニック”のチェックリストを手に入れて欲しい。

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この記事は、Backlinkoに掲載された「Link Building Case Study: How I Increased My Search Traffic by 110% in 14 Days」を翻訳した内容です。

少々長い記事ではありましたが、詳細と実績(具体例)がしっかりと盛り込まれている記事だと思います。近頃、コンテンツのプロモーションの重要性を説く記事をよく目にしますが(私だけでしょうか!!??)、非常に同意できる意見であります。もちろん、リンク獲得を目的としたコンテンツマーケティングは本質ではないかもしれませんが、リンク獲得を全く無視したコンテンツマーケティングも十分ではないと考えています。Googleの発言からも、リンクはまだまだ重要な要素であることが伺えますが、高品質なリンクの獲得は、やはり、狙っていきたいところです。– SEO Japan

続きを読む スカイスクレイパー・テクニック。14日間で検索トラフィックを110%増加させた、リンクビルディングのケーススタディ。

SEOの進化-The Evolution of SEO-

Google自身の進化や、ユーザー行動の変化に併せ、SEOの内容も進化し続けています。一昔前までは目新しかった施策が、現在では効果を出すことが難しくなっていることはよくある話です。今回の記事は、そうしたSEOにおける変化を、過去の施策と現在の施策を比較し、まとめた記事となっています。今後も様々な変化が起こることが予想されますが、現状の確認を行う上でも、わかりやすい内容となっています。– SEO Japan

コラムニストのウィンストン・バートン氏による、検索エンジン最適化(SEO)が長年に渡って変化してき経緯を考察している。そして、SEOは今後どのように進化していくのだろうか?

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*リンク先の記事は英語の記事となっています。

確かに、SEO担当者の仕事は時をかけて進化している。Googleがスパム手法への取り締まりを強化したことや、モバイルの台頭や、検索結果画面の変化など、その要因はさまざまだろう。今日のSEO担当者が実際に行っていることは何であろうか?そして、彼らの役割は、どのように変化してきたのだろうか?

過去と現在との比較

内部最適化(On-page optimization)

かつては、内部の最適化のために、SEO担当者はURLに2つから5つほどのキーワードを含めていた。そして、各ページ要素(タイトル、メタディスクリプション、見出し、ボディコンテンツ、その他)をそのキーワードに基づいて最適化していた。

しかし、事態は変化している。現在においては、セマンティック検索と機械学習の進化に伴い、最適化の対象としたキーワードだけではなく、多くの関連キーワードにおいても上位に表示されるようになっている。特定のキーワードの文字列に合致しているという理由ではなく、ユーザーが求めているニーズを満たすコンテンツを作成することが重要になっており、より良い体験をユーザーに提供できるようになっているのだ。

近年のSEO担当者は、コンテンツの作成への理解だけでなく、コンテンツのプロモーションへの理解も必要とされている。かつては、検索ボリュームに基づいた既存のランディングページの最適化が全てであった。しかし、今日では、ユーザーのニーズを満たす、新しいコンテンツの作成、最適化、拡大を、既存のコンテンツの最適化と併せて行うことが求められている。そして、その目的は、検索結果に上位表示されるために必要な、ソーシャルシグナルとリンクの獲得やブランド強化といったことになる。

デバイス

デスクトップはWebにおける主要なデバイスであったため、最適化の対象はデスクトップのみであった。しかし、これは既に過去の話である。

今日では、人々がコンテンツを消費する方法として、モバイルの台頭が著しい。デスクトップも依然として重要ではあるが、モバイルにおけるデジタルメディアの消費量は、過去数年で飛躍的に伸びており、この傾向は今後も続いていくことだろう。comScoreによると、デジタルメディアで消費される時間の65%がモバイルであるということだ。また、2015年には、Googleのモバイルにおける検索数がデスクトップの検索数を追い抜いている

SEO担当者はモバイル体験の最適化に注力すべきであり、特にアプリへの注力が求められている。また、モバイルページの読み込みは、2秒以内に行えるようにすべきだ。

ローカル

Googleは、ここ数年で、ローカル検索結果をたびたび変更している。10パックから7パックへ、そして、現在は3パックになっている。かつてのローカルSEOではスパム行為が安易に行われていた。ビジネス名にキーワードを盛り込む、スパム的なディレクトリサービスからリンクを獲得する、会社の所在地をでっちあげる。こうした施策が行われていたのである。

現在、ローカル検索においてはポジティブな評判が何よりも重要であり、(ピジョンアップデートのおかげで)関連性やコンテンツなどの伝統的なランキング要素も考慮されるようになっている。

ソーシャル

FacebookやTwitterやその他のSNSが台頭する以前は、オンラインでの共有はEメールやインスタントメッセージが主流であった。つまり、SEOの施策とは別の領域の話であったのだ。

今日では、ソーシャルメディアはあらゆる場面に登場するサービスとなっており、注意を払わないマーケターは非常に危険な立場に追いやられるほどになっている。ソーシャルメディアとSEOは手を取り合うべき関係になっており、ブランドの露出、オーディエンスとの接点、顧客エンゲージメントの構築などを増加させる役割を担っている。近年のSEO担当者はコンテンツのプロモーションのためにソーシャルネットワークを活用すべきであり、露出を最大化させるべく、シェア数とリンク数の両方の獲得を目指すべきだ。

リンク

リンクは検索結果のランキングを決定する重要な要素であるが、過去数年間で、リンク構築の方法は劇的に変化している。

初期のSEOの時代は、全てが量によって決定されていた。より多くのリンクを獲得することが、より良いことであったのだ。アンカーテキストの重要度も高く、キーワードリッチなアンカーテキストは、そのキーワードにおける検索結果の上位表示に大いに役立っていた。疑わしいサイトから容易にリンクを獲得し、SEO担当者はリンク交換、直接的な要求や購入により、高ページランクのサイトからキーワードリッチなアンカーテキストでリンクを獲得することを保証していた。

現在は、量だけが問題になってるわけではない。質が重要となっているのだ。権威のあるサイトからのリンクや自身のサイトと関連性のあるサイトからのリンク。こうしたリンクが重要になっており、スパム手法を用いたリンク獲得は、(最善でも)その効果が無効化され、(最悪の場合は)Googleからペナルティを受けることになる。さらに、検索エンジンは”自然な”リンクプロフィールを好む傾向がある。自然なリンクプロフィールとは、followとnofollow、アンカーテキストにおけるキーワードリッチとブランド名など、リンクの種類が自然なバランスになっていることである。

今日のSEO担当者は、高品質なコンテンツを作成し、ユーザーに価値をあたえる関連性の高いリンクの獲得に注力しなければならない。また、自身のサイトの被リンク状況を確認し、悪影響を与えるリンクや低品質なリンクを除外し、健全なリンクプロフィールを保つことも重要となっている。

テクニカルSEO

テクニカルSEOはここ数年では大きな変化は起こっておらず、その基本原則は今でも適用されている。しかし、クライアントのサイトがモバイルフレンドリーであり、可能な限り早くロードされるように努めるべきだろう。テクニカルSEOは開発者にとっての必須項目となっている。

まとめ

時をかけ、SEOは劇的に変化している。そして、我々はその変化に対応しなければならない。SEO担当者の仕事は、伝統的な最適化の手法から、クライアントのサイトとエンドユーザーを、複数のデバイスとプラットフォームで結びつける手法へと変化している。

検索エンジン最適化のスペシャリストではなく、自身をコンテンツ体験のアナリストとして捉えるほうが良いだろう。つまり、カスタマージャーニーにおけるあらゆる段階において顧客を魅了するために、Webにおけるあらゆる資産に最適化を行うプロフェッショナルとなるべきなのだ。この作業を効果的に行うことができれば、検索結果における競争の勝者となるだろう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「The evolution of SEO」を翻訳した内容です。

SEO歴の長い方にとっては、目新しい内容ではなかったかもしれません。しかし、新たにSEOを始める方や、専門的にSEOを行っていない方にとってはわかりやすくまとめられた内容となっているのではないでしょうか?サイトのジャンルや規模によってはその限りではない場合もあるかと思いますが、全体的に良い内容であったと思います。– SEO Japan

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不正なダウンロード ボタンを撲滅するために

この記事は 2016 年 2 月 3 日に Google Online Security Blog に投稿された記事「No More Deceptive Download Buttons」の翻訳です。

昨年の 12 月のブログ投稿*で、セーフ ブラウジングの保護機能がソーシャル エンジニアリング攻撃に対応したことをお知らせしました。ソーシャル エンジニアリングとは、ユーザーを欺いて危険な操作を行わせる攻撃のことで、たとえば望ましくないソフトウェアをインストールしたり、個人情報(パスワード、電話番号、クレジット カード番号など)を盗み取ったりします。ソーシャル エンジニアリングの例としてよく見かけるのは、不正なダウンロード ボタンや、「システムの更新が必要です」といった嘘のメッセージを表示する画像広告です。今回、セーフ ブラウジングの保護機能を拡張したことで、ソーシャル エンジニアリング広告のような不正な埋め込みコンテンツを検出できるようになりました。


12 月に発表したソーシャル エンジニアリング ポリシーに基づき、ウェブページに埋め込まれているコンテンツ(広告など)は、以下に該当する場合にソーシャル エンジニアリングと見なされます。
  • 信頼できるもの(ユーザーの端末やブラウザ、ウェブサイト自体など)を装っている、またはそのような印象を与えようとしている。
  • ユーザーを欺いて、信頼できるものに対してのみ行う操作(パスワードの共有、テクニカル サポートへの電話など)を行わせようとする。
ここで、広告として表示される不正なコンテンツの例をいくつかご紹介しましょう。

この画像は、「ソフトウェアを更新する必要がある」とユーザーを欺いて [Update] ボタンをクリックさせようとしています。

この画像は、FLV ソフトウェアのダイアログを模倣したもので、実際にこの FLV ソフトウェアから表示されたものではありません。

このボタンはサイトの雰囲気を模倣して作られており、あたかもそのサイトのコンテンツ(テレビ番組、スポーツの動画ストリーミングなど)を操作できるような印象を与えます。ページに馴染んでいて見分けがつかないこともあります。


Google にとって、望ましくないソフトウェアやソーシャル エンジニアリングとの戦いはまだ始まったばかりです。今後もセーフ ブラウジングの保護機能を改良し、ユーザーの皆さんに安心してご利用いただけるようにしたいと考えています。

ウェブサイトへの影響は?

ウェブサイトにソーシャル エンジニアリング コンテンツが頻繁に表示される場合は、ユーザーがサイトにアクセスしたときに Google セーフ ブラウジングからの警告が表示されることがあります。運営しているサイトが、ソーシャル エンジニアリング コンテンツを含んでいると報告された場合は、Search Console からトラブルシューティングを実施してください。詳しくは、ウェブマスター向けのソーシャル エンジニアリングに関するヘルプ記事をご覧ください。

Googleが品質評価ガイドラインをアップデート。

昨年末にGoogleの品質評価ガイドラインの完全版が公開され話題となりましたが、先週こちらのガイドラインの内容が更新されていたようです。全体のページ数は減少していることに加え、内容もいくつか変更になっているようです。公開されてから4か月での更新となりますが、ぜひ中身は確認しておきたいですね。– SEO Japan

Googleが品質評価ガイドラインを2016年3月28日にアップデートしていた。ページ数は160から146に減少している。

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2016年3月28日に、Googleは品質評価ガイドラインをアップデートした。2015年の11月に、Googleはガイドラインを公開していたが、今回は公開されてから初めてのアップデートとなる。

去年の10月に公開されたガイドラインは160ページであったが、アップデートされたガイドラインは146ページとなっている。そう、ページ数は減少しているのだ。今回のフルバージョンのPDFは前回の公開と同じURLから手に入れることができる。

ジェニファー・スレッグ氏は、昨年公開されたガイドラインと今回更新されたガイドラインの内容を分析した、素晴らしい記事を書いている。彼女は変更があった箇所についての詳細な分析をしているが、下記に彼女がまとめた概要を記載したいと思う。

  • 補完コンテンツへの強調が減少
  • ローカルを強調(Googleは“Visit-in-Person”と名称を変えている)
  • Your Money Your LifeとE-A-T(Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)の役割をより強調
  • モバイルは依然として重要視されており、モバイルについての例が増加

繰り返しになるが、アップデートされたガイドラインはこちらのURLから入手できる。また、ジェニファー氏のまとめは、こちらのURLだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Updates The Search Quality Rating Guidelines」を翻訳した内容です。

正直申し上げまして、まだ内容は確認していないです(笑)。なので、今回は速報という形でお伝えさせていただきました。また、同日のSearch Engine Roundtableにまとめられておりましたが、Googleのポール・ハー氏も、「品質評価ガイドラインはGoogleのユーザーに対する考えがよくわかるものだ」、と発言しています。(ポール・ハー氏はランキングアルゴリズムのエンジニアであり、SMX West 2016でも講演されていました。)比較すること自体にはあまり大きな意味はないかもしれませんが、強調された個所などは確認しておこうと思います。改めて読み直すには良いタイミングかもしれませんね。– SEO Japan

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インハウスSEO支援ツール「Refract」有料版リリース、その使い方と便利機能を解説

 
土居です。すっかりこのサイトから影を潜めていますが元気でやっています。さて、ようやくリリースが出ましたが、2014年夏にβ版を公開し無料開放していたナイルの自社SEOツール「Refract(リフラクト)」ですが、紆余曲折を経ていよいよ有料版がリリースできました。

Refract:https://re-fract.net/lp/

β版公開ののち何をやっていたかというと、月間数千万~1億PV程度のサイトのデータならサクサクさばけるとか、処理量が増えても安定したパフォーマンスが出せるだけのバックグラウンドの整備や細かい機能改修、一部機能の追加や今回の決済機能実装などです。

おかげさまでこの1年半でβ版のアカウントは600を超えるまでになり、その中で「順位観測キーワードの登録上限数を増やして欲しい」とか「今後こういう機能はできないのか」などのご要望やフィードバックも多々頂いておりまして、そうしたご要望により一層お答えするために有料化する次第です。

Refractとは

インハウスSEO支援ツールと書きましたが、RefractはSEOレポートを一元化するツール、言い換えればSEOダッシュボードのようなものです。解析ツールとか分析ツールとか調査ツールとか診断ツールの類ではありません。

ダッシュボードでは、最近2週間のSEO状況の変化がひと目で確認できる

解析ツールとしては例えばGoogleアナリティクス等、無料でも高度なレベルのものがありますし、診断とか調査ツールとしてはサイト内部(HTMLや出現単語の情報など)/外部(被リンク状況やソーシャル分析など)の様々なSEOに関連する要素を調査できるツールが他に存在していますので、そういうものの直接的な代替ツールとしてはおすすめできません。

Refractでは、登録されたキーワード(~10000キーワード)の日次順位データ取得、ランキング分布/推移グラフ生成、競合サイトとの比較、検索トラフィック/参照トラフィックレポート、新しく発見されたリンク一覧、前月/過去期間とのページ毎のトラフィック差分、例えばこんなことが1つのツールでレポートされ、1クリックでそれらをそれらしくまとめたPDFレポート、も生成できます。

20~30枚ほどのPDFレポート。目次や表題なども出力されるため、共有用資料としても使える

Refractは、こうした汎用的なフォーマットで標準化されたレポートによってSEOの全体感を手軽に把握でき、また関係者に共有できる状態が作れるというのが売りで、そうした業務に工数を割いて苦労されている方や、それ以前にどういう視点で何をレポートしていいか良く分からない、といった方に特におすすめのツールなのです。

Refractの使い方と注意点

ここからRefractの使い方やら何やらを解説しますので、利用イメージ掴みながらご覧下さい。

アカウント登録~GA連携やらキーワード登録やら~決済

はじめにお伝えしますが、初期の登録だけ色々やることがあります。

途中、最初からしっかりやろうとすると少し時間かかってしまうため、後から設定できる項目については初期登録時はスキップできるようになっていますので、スキップして頂くことをおすすめします。お手数かけて申し訳ありませんが頑張って初期登録を終えて下さいますようお願いいたします。

また、今のところ無料トライアルなどはなく、最初から決済が必要となりますのでその点もご留意ください。

事前準備と必要な情報

利用にあたって必要な材料は以下です。これらをご用意頂いてから登録されたほうがスムーズです。

  • 必要な方は会社への稟議を通しておく(※)
  • 登録するメールアドレス
  • クレジットカード情報
  • Googleアナリティクス(GAとの連携が必須)
  • していない人は、サイトのコンバージョン設定をしておく(後から設定可)
  • 検索結果で競合するベンチマークのサイトのドメイン(後から設定可)
  • キーワード&キーワードグループのリスト(後から設定可)

※稟議の書き方で困ったらこちらをコピペして下さい

【内容】
SEO業務支援ツール「Refract」導入の件

【導入理由】
SEOに関わる業務を遂行するにあたり、ナイル社提供のSEOツールを導入したい。導入希望理由は、SEOに関わる諸々の集計・管理業務が圧縮されたり、関係者間での情報共有がスムーズに行えるなど業務上のメリットがあるほか、SEOの課題発見や施策の検討にも役立ち、SEO状況の改善に繋がると期待できるため。

 

キーワードとページのグルーピングについて

Refractをより上手に活用して頂くために、キーワード、ページのグルーピング作業を最初にして頂きたいです。

グルーピングする主旨としては、ある程度大きなサイトの場合は単ワードや単ページの細かな調整よりも、テンプレート単位での改修がSEOにおけるメインの施策となりますので、個々のキーワードや個々のURLのデータだけを見て何かをするということはあまりなく、まとまりとして改善をしていくことがほとんどなためです。

ですので、グルーピングの方法としては、基本的にはある程度はテンプレートに沿ったグルーピングを行うのが良いです。

キーワードグループとは

キーワードをその種類ごとにまとめてランキング推移や競合サイトとの露出状況の比較ができる機能で、他ツールにも搭載されているため慣れている方にとっては普通の機能と思います。

例えば、全国の賃貸物件情報を掲載しているサイトでしたら、軸となる「賃貸」などの単語に色々な言葉を組み合わせて探されることが多いので、例えば以下のようなグルーピングが考えられます。

  • 「賃貸」「賃貸マンション」「賃貸アパート」etc. …ビッグキーワードグループ
  • 「賃貸 東京」「賃貸 埼玉」「賃貸 福岡」etc. … 都道府県×賃貸 グループ
  • 「賃貸 港区」「賃貸 杉並区」「賃貸 」etc. … 市区町村×賃貸 グループ
  • 「賃貸 新宿」「賃貸 渋谷」「賃貸 目黒」etc. … 主要駅名×賃貸 グループ
  • 「ペット可 目黒」「ペット可 麻布十番」etc. … ペット可×駅名 グループ
  • 「目黒 賃貸 駅近」「賃貸 阿佐ヶ谷 新築」etc. … 賃貸+2語以上掛けあわせグループ

など、細かく分ければ数十グループの分類が出来ると思いますし既にそのような分類で露出状況を把握されている担当者の方も多いと思います。

何を重要視するかによってどのような分類、どの程度の細分化が必要かは替わりますが、大規模になるほど細かく適切な分類をしたほうが状況が正しくつかめることが多いでしょう。サンプルも多いほうが全体の傾向がつかめます、各グループ毎に数十~登録して頂いたほうが良いです。

逆に小規模サイトではそこまでこだわらず(ブログメディア等では分類自体が難しい場合もあると思いますので)、流入につながりそうなワードを適度な分類で取得すれば問題ないかと思います。

登録自体は、管理画面のキーワード設定>新規キーワード登録>CSVインポートから、CSVでキーワードとキーワードグループを一括登録できます。フォーマットも用意していますのでそちらを落として、A列にキーワードリスト、B列に対応するキーワードグループをズラッと並べて頂ければ良いです。

ページグループとは

Google アナリティクスでいう「コンテンツグループ」の簡易版のような機能で、ディレクトリやURLパターンでページをグルーピングし、グループ毎に集計を行うものです。

例えば当サイト「SEO HACKS」でしたら/case/、/service/、/basic/、/blog/、/seminar/、などのディレクトリ配下でコンテンツを展開しており、こうしたディレクトリ名でのグルーピングはシンプルで分かりやすいと思います。

一方、当社が運営している「Appliv」では、例えば個々のアプリ情報を掲載している末端ページは、

http://app-liv.jp/1033398935/

のように、特定のディレクトリを介さずアプリのIDをベースにしたURLが生成されています。こうした場合ディレクトリ名で直接的な分類が出来ませんので、正規表現を用いてURLをグルーピングしていただくと良いです。

登録してから、レポートがそれらしく出るまでの期間は?

まず、キーワードのランキング状況については、登録した日あるいは翌日より観測を開始しますので、すぐにお使い頂けます。が、推移グラフなどがそれっぽく見えるのは1~2ヶ月くらい溜まってからでしょうか。分かりやすい改善の動きがあると暖色がどんどん増えてきてテンションが上がります。

Google アナリティクスのデータについてもAPIから取得し集計を開始しますが、完全に過去期間分まで取得~取得完了まで数日かかると思います。

ですので、最初に登録をしっかりしていただいた上で、数日は放置して頂いても問題ありません。

どんなレポートがあるの?

冒頭でこんなものが出せますと書きましたが、もう少し具体的に書きます。

ランキング計測周り

まず、ランキング周りでいうと、こんな感じのレポートです。

個々のキーワードの順位推移(自社およびベンチマークするサイト)

まぁこれは普通です。期間を指定してCSVで日毎の推移データも吐き出せます。

ランキングがズラッと並ぶ。CSV吐き出し可能。

全体/グループ毎のランキング分布推移(自社およびベンチマークするサイト)

1~3位 / 4~7位 / 8~10位 / 11位~20位 / 21位~50位 / 51位~ の分類で色分けし、順位分布の割合の推移を示します。色合いが派手ですが、自分のサイトの順位や検索トラフィックに変化があった時にはどこがどう変化したのか結構クリアにわかります。

カラフルな積上棒グラフの推移で変化状況がひと目でわかる

全体/グループ毎のファインダビリティスコア推移

ツール上ではRefractスコアって表現してますが要は順位にポイント付けしてその総和を集計した値です。ファインダビリティスコアなどが一般的でしょうか。競合との相対的な露出度合いの比較や、順位変動があった時にどのサイトがどう変化したかなどが一覧で確認できます。

折れ線グラフで競合と自社サイトの比較がしやすい

Google アナリティクス連携データ

次にGoogleアナリティクス連携データですが、結構便利に出ます。

流入キーワードデータがほとんど取れない今、どのキーワードで流入が取れたか、という視点で物事を考える機会は減りつつありますので、基本はランディングページを主体に「どのページが検索流入を取れているか/リンクを獲得しているか」という切り口のみでレポートを出しています。

ページ毎の検索トラフィック

各ページのページタイトルと検索流入数、直帰率、CV数などのシンプルなレポートです。「詳細」をクリックするとそのページへの流入元キーワード一覧が見られます。

GAと同様のUIで、サクサク動く

ページグループ(任意で設定)毎の検索トラフィック

各ページグループの(以下、同上)

GAでいうところのコンテンツグループでまとめた検索流入集計

ページ毎の参照トラフィック

各ページのページタイトルと参照サイトからの流入数、直帰率、CV数などのシンプルなレポートです。「詳細」をクリックするとそのページへの流入元サイト一覧が見られます。SEOツールで参照トラフィックの項目を設けているのはシンプルに「どこからリンクされたかが分かるから」です。

※レポートフォーマットは検索トラフィックと同様のため割愛

ページグループ毎の参照トラフィック

各ページグループの(以下、同上、レポートも割愛)

参照元サイト一覧

どのサイトから流入があるか=リンクされたかを、全体、ソーシャルのみ、ソーシャル除外といった分類で出せます。が、個人的にはこれはちょっと改良したいです。

参照元一覧が出てくる。詳細をクリックすればそのサイトのどのURLからそれぞれどのくらいサイトに流入があったか知ることができる

新規の参照元URL/ドメイン

個人的には一番好きな機能かもしれないのですが、直近2週間とそれ以前の過去データとの差分で、「最近になって初めて得られた新しい参照元」データが一覧で出ます。現時点ではノイズが色々混じってしまいますが、それでもどっかのニュースサイトに取り上げられた、2chに参照された、知恵袋に載った、公式サイトがリンクしてくれた、とかそういうのがわかります。地味にかなり使えます。

ドメイン/URLどちらの単位でも出せる。feed系のサイトとかノイズが混じってしまうのが難点だが、じゅうぶん実用的。

改善サジェスト

これはRefractのロジックで抽出したものを「この辺もったいないのでもうちょっとなんか出来ないですかね」っていう雰囲気で出すレポートですが、ここは今後の改良の余地が多分にあるので、今後改修してもっと実用的なレベルに出来ると思います。

検索流入が多くて直帰が多いとか、検索流入が多くてCVが少ないとか、そういう区分でページやページグループを抽出し、改善するページやページグループの優先度づけに役にたつ。

PDFレポート出力

どちらかというとここまでに上げたレポート+α(過去期間との比較でページ毎のトラフィック増減など)がワンクリックでPDFレポートで出せるのがこのツールの最も便利な機能だと思います。

20~30枚ほどのPDFレポート。目次や表題なども出力されるため、共有用資料としても使える

データがたまると雰囲気としてはこんなの(実際にはデータが多いと25~30ページくらいになる)が1クリック、1~3分くらいで出力されます。一度出力したレポートは一定期間保持されます。

レポート出力画面。過去履歴が残っているため一定期間はリンクから何度でもダウンロード可能

ファイル名も分かりやすく出します(example_com-20160102-20160201 みたいな)のでどれがどれだか分からなくなった、などもないと思いますし、印刷もそのままいけます。

以上、一旦現時点でRefractでできることのサマリーをざっくり並べてみました。

Refractの費用

月額20,000円~100,000円(税抜)でプランが分かれています。小~中規模なサイトでPVが~数十万/月程度であれば、おそらくミニマムなプランで問題ないですし、大規模だったりPVが数千万以上になるようなサイトでしたらMAXプランがおすすめです。

※プランごとのデータ上限を考慮した目安としてはそのくらいということで、PV数などによる制限があるわけではありません。
※月間1億PV前後のサイトまでのデータは問題なく捌けていますがそれ以上の規模になると怪しいので~5000万PVという表記をしています。その規模のサイトで利用されたい方は念のためお問い合わせ下さい。

ライトプラン2万円、スタンダードプラン5万円、アドバンスドプラン10万円。キーワード登録数の上限やGoogleアナリティクスの解析データの保持期間などに差があります。

内容に変更がある可能性がありますので、詳細はリンク先にてご確認ください

今後の予定など

詳細は未定ですが、色々な要望や追加機能の案も引き続きありますので、順次実用性の高そうな機能から追加開発を行いつつ、軸はぶらさずに「SEOレポートのスタンダード」を目指します。

Refract:https://re-fract.net/lp/

有料だとなぁ、、無料で使う方法ない?という方もいらっしゃると思うのですが、当社のコンサルティングサービスをご契約頂いている企業様にはRefractは導入サポートなども含め全てコンサルティング業務の範囲内として無償提供していますので、是非これを機にご契約くださいますと幸いです。

※必要なコンテンツがあったら順次追加していきます

インハウスSEO支援ツール「Refract」有料版リリース、その使い方と便利機能を解説ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。