すっかり新しくなったNissan Leafの2018年モデルを見てみよう

Nissanの新しいLeafは、全電動乗用車のパイオニアのひとつと言える車の改訂バージョンだ。新モデルの航続距離はEPA(米国基準表示)推定150マイル(240 km)と、前モデルの107マイルを大きく上回っている(Chevrolet Boltなどの近代EVと比べるとやや劣る)。
【日本語版注:日本国内基準による航続距離は400 km】

Nissanにとっては初めての「EV」ファースト〈ではない〉位置づけの車だ。これはほかと変わらない単なる車であり、たまたま駆動系が完全電動であるということだ。同社はこの車のルック&フィールも再考し、前モデルの丸みを帯びた形状から、一般的も魅力あるデザインへと変えている。

室内は広々としていて、日々の利用に十分な荷物と乗客のスペースが確保されている。バッテリーの充電も速くなり、240 V電源を使用すれば1時間の充電で最大22マイル(35 km)の走行が可能だ。

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Nissanは、Android Auto、CarPlayなど高度なテクノロジーも数多く導入した。ProPILOT Assitも装備しており、これはNissanが米国で初めて提供する運転支援機能で、定速走行、車線維持、さらには高速運転時の緊急停止機能もある。

Nissanは、Leaf-to-Homeパワーシステムも売り込んでいる。これも米国では初めて提供されるもので、車から家庭用電源を取り出すことにより、 バッテリーを停電時の予備電源として使用できる。

米国でのベースモデルの価格は2万9990ドルからで、2018年のLeafは2017年より少し安い。様々な改善点を考えれば魅力的だ。新型Leafは間違いなく人を引き付ける車であり、以前のモデルと比べてずっと実用性をアピールしている。残る問題は、NissanがLeafをメインストリームに押し上げるだけの魅力ある車にできるかどうかだ。

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この赤外線カメラシステムは、自動運転技術を改善する

イスラエル企業のAdaSkyが作った新しい赤外線センサーが、レベル3~5自動運転機能の実用化を早めるかもしれない。このシステムは、赤外線カメラに機械学習ソフトウェアを組み込み受光データを処理する。価格は「大量市場での使用に適している」とAdaSkyは言っている。

AdaSkyのソリューションは “Viper” という名前で、他の車や人から発せられた赤外線を検出するする。数百メートル離れた場所からの信号も感知できるため、他のセンサーよりも早く歩行者を検出できる。LiDARや一般のカメラと協調して動作することにより、その歩行者が間違いなく歩行者であることを早期に確認できるるという

高解像度サーマルカメラは数百メートル先の物体にもすぐ近くの物体にも反応し、通常のカメラやレーダー、LiDARなどのセンサーを組み合わせても見つけられなかった隙間を埋めることが期待できる。Viperは、明るさや天候の変化という他のセンサーが苦手とする状況にも強く、物体の識別に新たな要素を加えることで、歩行者や自転車に乗った人をそれぞれ正しく認識する能力を高めている。

AdaSkyのViperプロトタイプ版は、一流自動車メーカーやサプライヤーに数か月前から静かに提供されており、現在同社は量産、商品化を目指している。

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Uberの新CEO、New York Timesの取締役を辞任

最近就任したUber CEOのDara Khosrowshahiは、New York Times社の取締役を降りる見込みだ。

証券取引委員会への提出資料によると、Khosrowshahiは木曜日(米国時間9/6)に辞任の意向を会社に伝えた。Uberで新たな役職に就いたことが理由だ。前Expedia CEOである同氏は2015年以来New York Timesの取締役を務めていた。

「Khosrowshahi氏の取締役辞任の決断は、当社の経営、政策、慣行などに関わる不一致によるものではない」と資料には書かれている。Khosrowshahiは監査委員会および技術・革新委員会の委員を務めた。

Khosrowshahi氏は同社取締役会で唯一のIT幹部ではない。Pandoraの前CEO、Brian McAndrewsおよびFacebook傘下OculusのCMO、Rebecca Van Dyckの2人はいずれも取締役を務めている

New York Times紙は、Khosrowshahi氏のUberの新CEO就任について書いた記事で、同氏が自社の取締役であることを公表していなかったとして最近批判を受けた。同社は落ち度を認めているが、Khosrowshahi氏が取締役であったことはUberの記事に影響を与えていない、と語った。

New York Times社の株価は過去1年に53%上昇した

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Tesla、電動トラックの走行距離は200~300マイルか(ロイター発)

Teslaは、9月のイベントで貨物用全電動トレーラー車を披露することをすでに発表しているが、詳しいことはほとんどわかっていない。このほどReutersは、フル充電時の走行距離が200~300マイル(320~480 km)になる見込みであると報じた。これは、このトラックが中距離運送を問題なくこなせることを意味している。

記事が伝えているように、この場合Teslaのトラックは、満タンで最大1000マイル走る燃料エンジン長距離トラックとは直接競合しない。それでも300マイルは、「長距離」の入門レベルとして十分長いと言える。

Teslaは、潜在顧客のニーズを直接聞きながらこの車を開発している、とCEOのElon Muskは言う。最終的にTeslaが作る車に対する顧客の関心について、彼は楽観的だ。トラックには自動運転機能もつくらしいとReutersは報じている。Telsaは無人大型車のテスト走行について、すでにDMV(州陸運局)と話をている。

商業運送業者にとって、Teslaトラックを採用するかどうかの重要な要素はコストだ。重い荷物の長距離運送に必要なバッテリーは、著しく高価に違いないが、おそらくTeslaは、長期にわたるメンテナンスや燃料コストの節約を売りにするだろう。

9月発表の予定は今も変わっていないので、Teslaトラックの実際の走行距離はまもなくわかるはずだ。自動運転もTeslaがこの車を売る上で後押しになるだろう。Muskはトラックの量産にはまだ1~2年かかると予想しているのでなおさらだ。

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Uber、トラブルの連続にも財務状況は依然として好調

過去6か月のUberは、裁判パワハラ疑惑で大騒ぎだった。この会社にはたった今CEOすらいない。しかし、最近発表された財務データによると、ほとんどのユーザーは気にしていないようだ。

Axiosが最初に報じ、Uberが本誌に打ち明けたところによると、第2四半期のUberの総売り上げは17%増の87億ドルだった。全世界の利用回数は対前年比150%増だった。中国からはすでに撤退している。

調整後純売上は17.5億ドルで、第1四半期の15億ドルから増加した。調整後純損失は9%減の6.45億ドルで、これは利益率が改善されている兆候だ。

Uberは財務状況を公表し、会社が今も健全であるというメッセージを発信することを習慣にしている。しかし、これで十分好調といえるのだろうか? Uberの685億ドルの評価額には、急成長することが織り込み済みだ。

Uber投資家の何人かが本誌に語ったところでは、Uberの価値は最近の非公開取引で設定された評価額よりも下がっている、というのが統一見解だ。The Informationの4月レポート ―― 前CEOのKalanickが辞任要求されるずっと前に発行された ―― によると、投資家はUber株を買おうとしていて、株主は500億ドルの評価額で売る意志を持っているが、Uberがこうした取引にゴーサインを出したかどうかは不明だ。

Uberの早期出資者で取締役を送り込んでいるBenchmarkが、前CEOのKalanickを訴え、会社の「重大な」問題についてKalanickは予告すべきだったと主張するのも無理はない。

会社の価値が下がっていると、だれもが考えているわけではない。早期出資者であるShervin Pishevarは、Benchmark Capitalの持ち株の大部分を最後の非公開ラウンドと同額で買い取ると提案している。

しかしBenchmarkの事情に詳しい情報筋によると、同社はPishevarに株を売るつもりはない

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GEのジェフ・イメルト前CEO、UberのCEOに就任か

Uberの新たなCEOを選ぶ、長くてドラマチックなプロセスが終わりに近づいている。

Kara Swisherが最初に報じ、本誌の情報源も伝えるところによると、General Electricの前CEO、Jeff Immeltが最有力であり、近々投票が行われるらしい。この話題は数週間前に初めて報じられた

共同ファウンダー・CEOのTravis Kalanickは、同社の企業カルチャー問題の調査が完了した6月に辞任を要求されたWaymoとの法廷闘争および性差別的な企業カルチャーが、Kalanick辞職理由の一部だった

しかしKalanickが依然として取締役会に籍を置き、さらに取締役2名の指名権を有していることが、早期出資者のBenchmark Capitalによる訴訟を引き起こした。BenchmarkはKalanickの取締役辞任を要求しており、その理由は彼が同社の法的および倫理的問題に関する重要な情報を開示していないと考えているためだと言っている。これに対し、Kalanickの支持者で投資家のShervin Pishevarは、 BenchmarkのMatt Cohlerこそが取締役を解任されるべきだと主張した。Kalanickも同調して、Benchmarkは彼が最近亡くなった母親の死を悼んでいる間を利用して辞任を迫ったと語った。

影響は途方もなく大きい。なぜなら685億ドルというUberの時価総額は、IPOあるいは買収によるイグジットがなければ、ただの紙切れだからだ。KalanickはCEOに復帰したいと人々に話しているとrecodeは伝えている。

Uber投資家らはImmelt氏に対して複雑な感情をいだいている。匿名を希望するある投資家は、Immeltは会社を正しい方向に戻すための素養を持っていると感じている。別のひとりは、Immeltがこの業界の専門知識を持たないことを懸念しており、この困難な状況下でなければ会社が求める人物ではないという。

しかしImmeltは最有力候補と言われているものの確定したわけではない。あらゆる取締役会ドラマと同じく、ものごとを収めることは容易ではない。

Swisherは、取締役会投票は2週間以内に行われると報じた。われわれは、もっと早くなるかもしれないとの情報を得ている。

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画期的なLiDAR技術を自負するOryx VisionがシリーズBで$50Mを獲得、実車搭載試験は来年後半から

革新的なLiDAR技術を持つイスラエルのOryx Visionが、その開発の継続と今後の商用生産のために、シリーズBで5000万ドルを調達した。ラウンドをリードしたのは、Third Point VenturesとWRVだ。同社のLiDARは構造がデジカメ並に単純で、信頼性も感度も既存のLiDARより優れ、しかもコストが低い。

さらに、OryxのLiDARには可動部品がなく、従来の光検出器に代わってアンテナが環境を高精度でスキャンし、光点までの距離や速度を計測する。Oryx自身の言葉によると、そのユニークな方式により、感度は従来のLiDARの“100万倍高く”、また太陽光やそのほかのLiDARからの妨害にもうまく対応できる。

同社によると、同社の技術で達成できる性能レベルは、“既存の技術では不可能”であり、また複雑な可動部品がないので、従来製品よりもはるかに堅牢である。それらの技術特性はもちろん、自動運転車に最適であり、今後は長期間にわたる安定性能の維持と、さまざまな環境条件に対する強靭な耐性が、業界採用の鍵となる。

Oryxがそのプロトタイプを作り始めたのは6年前だが、実車に搭載してテストできるほどの製品を出荷できるのは来年の後半だ、という。今回の投資にはUnion Tech Ventures, Bessemer Venture Partners, Maniv Mobility, Trucks VCなども参加し、開発のスピードアップと自動車業界OEMやティア1サプライヤーなど各社との、商業的関係の発展育成が期待されている。

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Tesla、Model Xを3000ドル値下げ。利益率向上の成果

Teslaは、Model X SUVの入門モデル価格を8万2500ドルから7万9500ドルに引き下げた。同社によると、3000ドルの値下げは同車種の利益率改善の成果であり、実現したのは製造過程を「効率化」したおかげだと同社は言っている、とReutersは伝えている。

Model XおよびModel Sの販売成績は、先週発表された同社の決算報告の注目点だった。アナリストらは、Model 3の魅力的な価格が、Teslaのより高価な既存ラインアップの需要を引き下げると予測していたからだ。結果的に、7月末のTesla Model 3の華々しいデビュー依頼、Model SとModel Xの需要はいずれも増加していると同社は言っている。

先週の決算会見でTeslaのCEO Elon Muskは、未来を予測することは当然困難ではあるが、Model 3の発売以降、需要は高まっており今後もこれが続かない理由はない、と言った。もしModel 3が、Teslaの上位車種へのハロー効果を継続的に生み出すのなら、これ以上望ましい結果はない。Model 3の既存需要を満たすだけの生産体制を整えるまでにはまだ時間がかかることを考えればなおさらだ。

Model X 75Dの価格引き下げは、そうした需要向上に拍車をかけるだろう。ただし、真価がわかるのは次期四半期の結果だ。その頃にはModel 3の大型プレスイベントから時間もたち、ハロー効果が持続的かどうかを評価できるからだ。

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Tesla Model 3の鍵はスマートフォン

Tesla Model 3は様々な意味でユニークだが、中でも興味を引くのがスマートフォンを唯一のキーとして使うことだ ―― 昔ながらのイグニッションキーはもちろんスマートエントリー用のリモコンすらない。この車はスマートフォンのTeslaアプリとやり取りすることでオーナーを個人認証して解錠する。いつスタートして、いつエンジンを切るかも知っている。

Model 3はBluetooth LEを使ってスマートフォンと通信することで、持ち主が近くに来たことを知る。バレーパーキングなどでスペアキーが必要な時のために、NFC方式のプラスチック製カードも2枚ついてくる。タップしてドアを解錠し、エンジンをかけることができる。

この仕組みは一部のひとを驚かせ、あるいは少々不安にさせるかもしれないが、私はそれ以上に便利だと感じた。あらゆる場面で忘れる可能性の低いものと言えばスマートホンであり、今や私の生活の拡張部分のような存在だ。実際、車のキーを置き忘れることのほうがずっと起こりそうであり、それは時々しか使わないものだからだ。

Model 3では、かつてあまり使われたことのない技術的に興味深いものごとが数多く起きている。Teslaデザインでは物理的ボタンが極限まで減らされ、計器パネルも追放された。しかしキーの廃止は、なによりも大きな出来事だ。


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これがTesla Model 3の詳細スペックだ

Tesla Model 3の全貌が明らかになった ―― 発売時の様々なオプションキットや内外のサイズ、走行性能、室内の快適さなどに関する情報が手に入った。Tesla CEO Elon Muskは、この車について、「圧倒的に最高の車」を「ほとんど変わらないコストで」作ることが目標だと言っており、今回それが明確に実証された。

Model 3の価格は3万5000ドルからで以前発表された通りだが、それで何が手に入るのかが正確にわかった。新しいEVの基本構成のスペックは以下の通り:

  • 航続距離220マイル(354 km)
  • スーパーチャージャーによる充電30分間で130マイル(209 km)の走行が可能
  • 家庭用240V、32Aの充電器で1時間あたり30マイル(48 km)走行可
  • 0~60マイル加速5.6秒
  • 最高速度130 mph(209 km/h)

9000ドルの追加で長寿命バッテリーを搭載することが可能で、価格は税・報奨金別で4万4000ドルになる。その場合の仕様は以下のように拡張される。

  • 航続距離310マイル(499 km)
  • スーパーチャージャーによる充電30分間で170マイル(274 km)走行可能
  • 家庭用240V、40Aの充電器で1時間あたり37マイル(60 km)走行可
  • 0~60マイル加速5.1秒
  • 最高速度140 mph(225 km/h)

いずれのモデルも内装は同じで、15インチのタッチスクリーンを使ってバーチャル計器パネル、メディア、エアコンなどを操作できる。

ほかに以下のような機能が標準で装備されている:

  • オンボード・ナビゲーション
  • Wi-FiおよびLTE通信接続
  • Teslaアプリによるキーレスエントリー(この車には物理的なキーも認証機能付きキーもない)
  • 音声コントロール
  • バックカメラ
  • リアシートを60/40に畳んで(完全フラットではない)荷物スペースを増やせる
  • 暗くなると自動的に減光されるバックミラー
  • デュアルゾーンエアコン
  • フロントコンソールにUSBポート2基搭載

5000ドルのプレミアム・アップグレード・パッケージには,機能、外観の様々な改善が加わる:

  • 座席ヒーター、「目はじき仕上げ装飾」などの高級内装
  • 後部座席にUSBポート2基
  • 電動調整式のシート、ハンドル、およびサイドミラー(非常に良い)
  • サブウーファー付きサラウンド対応プレミアムオーディオシステム
  • 色付きガラスルーフ
  • 自動減光式電動折り畳みヒーター付きサイドミラー
  • スマートフォンを2台までつなげるドッキングポート
  • LEDフォッグライト

Model 3は、エンハンスト・オートパイロットに必要なセンサーをすべて備えており、5000ドルのアップグレードで、スピードマッチング、車線維持、自動車線変更、および自動駐車が可能になる。ハードウェア的に将来完全自動運転が可能になった時に利用できる能力もある ―― 自動運転にはさらに3000ドルかかる。全部でカメラ7台、前方レーダー、超音波センター12台がこの車に装備されている。

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ほかの有料アップグレードオプションには、基本カラーのブラック以外のメタリックシルバー、ディープブルー、「ミッドナイトシルバー」(非常に美しい青みがかった濃い灰色)、パールホワイト、レッドの各色がある。いずれも1000ドルのアップグレード。さらに標準の18インチホイールを19インチのスポーツタイプにアップグレードすることも可能でこちらは1500ドル。

以上、Model 3をフルにアップグレードした価格は5万9500ドル(税・奨励金別)で、これは得られる内容からみてかなりリーズナブルと言え、同等のガソリン車と比べれば特にそうだ。

Model 3のベースモデルよりも前に、バッテリーアップグレードモデルが出荷される予定で、今後3カ月間に初期予約顧客にのみ納入される。Model 3の詳細スペックを見るためにここまで待っていた人は、今こそ予約の時だ ―― 行列は現時点で2019年まで続いており、さらに伸びていくことは間違いない。

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FordのMustang GT 2018年モデルは、0~60マイル加速で4秒を切る


Fordの Mustang GT最新モデルは史上最高速だ ―― 新たに搭載されたDrag Stripモードを使うと、0~60 mph(96 k/h)までわずか4秒で到達する。これはPorsche 911を始めとする多くのスポーツカーよりも速い。Drag Stripモードは、最新の加速を実現するために最適なトルクとトランスミッションを設定するもので、ミシュランのPilot Sport 4 Sタイヤを装着してこの4秒を切るタイムを達成した。

この新たなスピード記録には、Mustangの10速オートマチックトランスミッション、SelectShiftの新型も貢献している。Mustangのチーフエンジニア、Carl Widmannが言うように、「ギアをシフトすればタイムが犠牲になる」からだ。

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この車のエンジンはV8 5.0 L、460馬力、最大トルクは569 N・mで、Fordがこの2018年型Mustangのために一から再設計した。Drag Stripモードは新モデルでドライバーが利用できる5つのモードのうちの1つで、ほかにも様々な運転シナリオに応じたモードが用意されている。

新型Mustangのオプションや価格については、Fordのウェブサイトで明日から公開され、車は今秋からショウルームで見ることができる。

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MicrosoftはクラウドサービスでBaiduの‘自動運転車のAndroid’、Apolloプラットホームに参画

すでにご存知のようにMicrosoftのAzure CloudはBaiduの自動運転プラットホーム連盟Apolloのメンバーだったが、しかしMicrosoftは今回、その業界横断的なパートナーシップで同社が提供するものについて、詳細を明らかにした。基本的にMicrosoftがやることは、Azureによるクラウドインフラストラクチャを、中国以外の市場でApolloを採用しようとしている顧客に提供することだ。ちなみにBaiduはApolloを‘自動運転産業のAndroid’、と呼んでいる。

Apolloはかつての月面着陸プロジェクトの名前をBaiduが意図的に借りた命名だが、それは、そのときと同じぐらいの規模の、業界横断的で多面的な協力体制が、自動運転技術の市場化のためには必要、という認識からだ。そのためにこのプラットホームは、クラウドサービスとオープンなソフトウェア、参照ビークル、センサー、そして計算機ハードウェアを提供する。この連盟にはすでに、TomTom(地図技術)、Bosh、Continental, Nvidia, そしてGrab(Uberのコンペティター)など、テクノロジー業界のトッププレーヤーたちが参加している。Microsoftもその一員だ。

Microsoftはこれまでも、最近成長著しい自動運転および自動車技術のためのクラウドサービスでパートナーシップに積極的だった。今では同社は、さまざまなプロジェクトで、BMW, Ford, Renault-Nissan, Toyota, Volvoなどと協働している。これにBaiduとApolloが加われば、さらに多数のOEMパートナーを獲得できる可能性がある。

Apolloはデベロッパーや自動車メーカーに対する段階的なリリースを考えており、まず今月内には、一定の限られた場所での自動運転技術へのアクセスを提供する。そして計画では、2020年までに都市とハイウェイの両方に完全に対応するプラットホームをデプロイする。現状でよちよち歩きのプロジェクトにしてはきわめて野心的なターゲットだが、でも世界の大手自動車メーカーの多くが、自動運転車の商用化ローンチに関して、やはりこれぐらいの過激なスケジュールをイメージしているのだ。

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Tesla Model 3は、プロトタイプと生産モデルでこう変わった

ついに登場したTesla Model 3の生産モデルは、プロトタイプと比べてどこが変わったか気になるだろうか?初期プロトタイプが披露されたのは2016年5月。Teslaのホーソーン・デザインスタジオで公開されて以来、あのプレアルファ・デザインが少々変わった。

PartCatalog.comのデザインチームが、両社の違いをビジュアル化した動画をつくったので、この一年でModel 3のデザインがどう変わったかをご覧あれ。上に貼ったGIF動画で、明るい色のModel 3がブレ・アルファ・プロトタイプで、黒い車がElon Musk所有のModel 3生産モデル第1号だ。

最終デザインがプロトタイプと非常に近いことは間違いないが、ライトの外観には違いが見られる。またPartCatalogの人たちによると、車体が少し長くなったか、あるいは後部ドアが以前よりわずかに大きくなっている。

形状デザインのわずかな変更は、この種の車の開発サイクルではよくあることで、生産に向けた最終年であっても珍しくない。ともあれ、この一年でデザインがどう進化したかは興味深い。

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電気自動車のLucid Air、高速性能テストで時速378 kmを記録

Lucid Motorsの電気自動車、Airのプロトタイプが運輸研究施設のレーストラックで高速性能テストの第2ラウンドを行った ―― そして今回はソフトウェアによるスピードリミッターが外された。

スピードリミッターのかかっている状態では、Airプロトタイプは時速217マイル(350 km)を超えることはなかった。今ラウンドではリミッターを外して時速235マイル(378 km)を記録した。Lucidは1回目のテストで学んだことに基づき、この高速プロトタイプを工場に戻していくつか改善を加えた。

手を加えたのは、車両の高負荷下でのエアサスペンションシステムの改善、予想以上に高温になったフロントモーターの冷却の強化などだ。

こうした変更の結果、チームはリミッターを外しても走れる確信を得て、バンクのあるオーバルトラックの直線部で最高速度235.44マイルを達成した。これは最終生産モデルの最高速度ではないとLucidは説明しているが、堂々たる記録であることに違いはない。

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Tesla Model 3の生産モデル第1号はこれだ

ついにやってきた:Model 3生産モデルの最初の1台が組み立てラインから送り出され、オーナー ―― Elon Musk ―― の物になった。Teslaのファウンダー・CEOは新車の写真をツイートした。実は彼がこの車を手に入れることができたのは、実際に予約で一番だった顧客が、誕生日プレゼントにとMuskに順番を譲ったからだ。

Muskは写真と共に、Teslaで新型車を出した時に誰が最初の1台を手に入れるかについて興味深いトリビアをツイートした。最初に車の正規代金を払った人物だそうだ。MuskはRoadsterとModel Xでその栄誉に浴したがModel Sでは逃したと書いている。

このModel 3生産モデル第一号のカラーは黒で、フォードのT型初代モデルを思い出させる。「どんな色でもお届けします、ただし黒に限る」という売り口上で知られていた車だ。Model 3では色を選べるが、これはこのモデルで顧客がカスタマイズできるごく限られた中の一つだ。Teslaはオプションを限定することで製造プロセスを簡易化している。

プロトタイプモデルや初期の隠し撮り写真から、新モデルはModel Sより車体が短いが、同じスポーティーな4ドアセダンだろうと予想されていた。Muskの大々的発表は技術スペックについては詳しくなかったので、最低215マイルの走行距離がどこまで延びるのかを含め、技術情報はまだわかっていない。

以前Teslaは、Musk以外の初期購入者らに届けられるのは7月28日ごろからだと言っていたので、そのころには詳しい情報が得られるだろう。

ボーナス:Model 3の新しい写真が追加された。

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フランス政府の気候計画では化石燃料車の販売を2040年までに終了

Volvoが内燃機関だけの車の販売を2019年までにやめると発表したまさにその翌日に、フランスの環境大臣Nicolas HulotがFinancial Times誌に、化石燃料で動く車の販売を2040年までに終わらせることを含む、この国のための計画の詳細を語った。そのために、代替燃料車への減税などの優遇措置や、内燃機関車への増税などの政策が施行されるようだ。

フランスの環境計画には炭素税の導入も含まれ、また国内で新たに発見された油田に対する採掘免許の発行は停止される。Engadgetによると再生可能エネルギーの生産に対する奨励策もあり、それによりEV用の電力が確実にグリーンエネルギーから得られるようにして、マクロレベルでのクリーンエネルギーへの転換を促す。

ロンドンの市長Sadiq Khanが2050年までに市内の全交通手段を排気ガスゼロにする、と声明したのと同じく、これらフランスの場合も現時点でのプランであり、法的拘束力はない。でもフランスの政府は法律を制定することができるから、少なくとも現政権下では、プランが何らかのアクションに結びつくことを期待できる。

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Tesla株、ゴールドマンサックスの目標価格180ドルで7%安

株式市場でTeslaに注目している人は、同社に注目しているアナリストたちの間で、楽観 vs 悲観の戦いが起きていることを知っているに違いない。

Goldman SachsやBank of Ameriaといった主要投資銀行のアナリストは、株式の将来目標価格について合意しないのが普通だが、ある銘柄が上がるか下がるかで完全に意見が分かれるのはかなり稀だ。

それが今まさにTeslaで起きている。Teslaの予測を公開しているアナリスト24人のうち、8人が買い、8人が売りと言っている。そして8人が中立 ―― 市場全体と同じように動く ―― と言っている。

具体的には、最低目標価格はCowenの155ドルで、最高が Berenbergの464ドルだ。

目標価格の平均は281.79ドルで、今日(米国時間7/5)7%下がったあと安定した327.09ドルよりもさらに低い。

ではなぜ今日株価は下がったのか? いくつか理由がある。

昨日、Teslaは2017年Q2に2万2000台の自動車を出荷したと発表した。これは2016年通年の出荷台数7万6000台を抜くペースではあるものの、予測を下回っており、Teslaはその理由を「100 kWhバッテリーの著しい生産量不足」のためと説明した。

そして今日の午前、Goldman Sachsは目標価格を190ドルから180ドルに下げた。現行のModes SとModel Xの需要が停滞しており、Teslaの今後の生産目標の達成に問題があるという懸念からだ。

もちろんTeslaの今の主な焦点は今月末の出荷が予定されている低価格のModel 3だ。8月の生産予定はわずか100台だが、Elon Muskは、12月までには月間2万台、2018年中には50万台生産すると言っている。

アナリストの間でこれほど相違がある本当の理由は、人々がTeslaを見る目には2種類あるからだ。一つはTeslaを従来の自動車会社とする見方だ ―― そしてその業界標準で価値をつけるなら、明らかな過大評価だ。

他の人々はTeslaを、自動運転とバッテリー製造技術に根ざしたテクノロジーとエネルギーの会社と見ており、この場合今のTeslaは成長の可能性から見てほんの何分の一の規模でしかない。

どちらの理論を買うにせよ、TeslaがModel 3の生産能力を高め、量産体制に入れることを証明しようとする今後数か月が興味深いものになることには誰もが同意するだろう。

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Tesla、Q2の出荷台数は2万2000台、2017年前半では4万7000台

Teslaは、2017年第2四半期に2万2000台の乗用車を出荷したことを本日発表した。このうち1万2000台がModel S、1万台がModel X SUVで、2016年同期の出荷台数から53%増えた。

2017年Q1とQ2の合計では4万7100台となり、2016年全体で7万6000台という目標を上回る勢いだ。Teslaの第2四半期の出荷台数は100kWhバッテリーの品不足が足かせになったと同社は言っている。このバッテリーは新しい技術の生産ラインを使って製造しているもので、同社の新たな課題となっている。Teslaによると生産量は6月初めの段階で約40%需要を下回っていたが、その後は会社史上最高の実績(受注、出荷共)をあげている。

Teslaは2017年後半のModel SとModel Xの出荷台数は、前半を越えると予測している。なおQ2の生産台数は2万5708台だった。さらにTeslaはModel X車の展示および試乗用車両を大幅に増やしたと言っている。一部のショウルームに車がなかったことを受けたものだ。同社は、Model Xの生産能力が劇的に向上し、生産ラインの「初期品質問題」は「ごく稀」にしか起きていないことにも言及した。

Teslaの出荷台数は、車両が物理的に顧客の手に届き、書類手続きもすべて完了しているものを数えている。 また同社は7月28日からModel 3を最初の購入者30人に出荷すると発表した。最初の正式量産車は今週金曜日に完成する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ワシントンDC、全タクシーにSquare導入へ

ワシントンDCは、同市のタクシーがUberLyftなどの配車サービスと対等に戦うための一歩を進めた。2017年8月31日以降市内の全タクシーは、誰もが知っているあの大嫌いなメーターをやめ、新しいデジタルメーターに切り替えなくてはならない。そして支払いには Squareが使える。

この夏の終わりまでに、どのタクシードライバーもコーヒーショップや移動販売車と同じように客のカードをスワイプできるようになる。スマートフォンやタブレットにプラグインされたSquareリーダーを使う。ワシントンDCのDepartment of For-Hire Vehicles (DFHV)[運送車両局]は、ドライバーが利用できるメーターアプリをいくつか承認した。配車アプリと同じく、新しいメーターアプリは路上で乗せた乗客の料金体系を動的に変更できる。

乗客は、料金見積り、GPSによる経路案内、電子レシートなどUberやLyftと同じサービスを受けられる。ただしクレジットカードはアプリに登録されていない。降車する際にカードを通す(スワイプ)かスマホをタッチしてSquareで支払う。アプリを使ってドライバーにチップを渡すこともできるのはほかでSquareを使う場合と同じだ。

ワシントンDCはデジタルメーターに全面移行する最初の都市になるので、こうした利便性の向上が、配車アプリの台頭に歯止めをかけるかどうか注目したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

LA-SF間の寝台バスCabinが$3.3Mを調達、飛行機より高いけど人気

寝台バス(上図)のCabinが、330万ドルのシード資金の獲得を発表した。この投資をリードしたのはFounders FundのFF Angel、これに半ダースほどの投資家が参加した。この新たな資金でCabinは、その夜間運行サービスの国内供用地を増やすことができる。

ご覧のようにこの“走るホテル”は、ふつうのバスを改造して、中央に廊下のある寝台車にしている。列車みたいに。社交的で不眠症の人たちのために、小さなラウンジもある。孤独好きな不眠症の人たちには、Wi-Fiがある。耳栓と紅茶は全員にサービスされる。乗務員が待機しているし、バスルームもある。手荷物は二個まで無料だ。

今は、ロサンゼルス|サンフランシスコ便しかない。中心市街地で午後11時に乗車、翌朝7時に着く。会議なんか、十分に間に合う。料金は片道115ドルだ。飛行機なら100ドル足らずだが、Cabinならベッドがあるし、アームレストの取り合いもない。

CabinはTesloopのような企業に参加しているので、飛行機よりも快適な長距離の路上の旅を共有できる、お急ぎでなければ。けっこう、関心を集めている。Cabinが2016年に行ったパイロットプロジェクトSleepBusは、チケットが三日で売り切れた。予約リストには20000名が載り、予想の15000名を超えた。ロサンゼルス|サンフランシスコ間の運行は、毎日だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))