イーロン・マスクがイベントで履いていたナイキスニーカー限定販売、値段は16.7万円

つま先部分にTeslaのロゴが派手に入ったカスタムメイドのナイキスニーカーは、先週開かれたModel Yの披露イベントでElon Musk(イーロン・マスク)氏が履いていて、イベントの花形だった。

イベント中、そしてその後のTeslaフォーラムやソーシャルメディアでの反応は、このカスタムメイドのスニーカーをつくった会社にスポットライトを当てただけではない。そのスニーカーをもっと作るように駆り立てた。

Marco Sr.とMarco Jr. Acosta父子が経営するカリフォルニア・ハブラ拠点のDM Custom Sneakersはマスク氏が履いていたものとまったく同じスニーカーを6足限定で作る。この限定バージョンの値段は1500ドルで、Acosta Jr.氏がTechCrunchに語ったところによると、限定スニーカーにはナンバーが刻まれ、アクリル製の箱に入ってくる。

マスク氏が履いたオリジナルスニーカーはマスク氏の「近しい友人」でTesla出資者が委託してきたとAcosta Jr.氏は語った。

スニーカーとTeslaの熱烈なファンにとって残念なニュースがある。この限定スニーカーはすでに完売だ。これまでにAcostaの元には数百件もの問い合わせがあったという。

しかし落ち込まないでほしい。DM Custom SneakersはTeslaロゴ入りのスニーカーをさらに作る計画だ。次に販売するぶんはオリジナルと同じ素材で作られるので価格は同じだが限定版とはならない、とAcosta氏は語っている。興味のある人は、同社のInstagramアカウントか、ウェブサイト(https://www.dmcustomsneakers.com/)にある電子メールで問い合わせることができる。

このスニーカーの人気ぶりは、マスク氏とTeslaが絶え間なく逆風や論争に直面しているにもかかわらず魅力的な存在であることを表す最新の例となっている。

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(翻訳:Mizoguchi)

イーロン・マスク弁護団「テスラの生産速度に関するツイートは法廷侮辱ではない」

Elon Musk(イーロン・マスク)氏の弁護団は、マスク氏がTesla(テスラ)の生産速度を公表したツイートは法廷侮辱であるとする証券取引委員会(SEC)の要求に対して、締切直前の米国時間3月11日の夜遅くに回答した。ニューヨーク市マンハッタンの連邦裁判所に提出された書類でマスク氏の弁護団は、先月投稿したツイートはマスク氏がSECと結んだ契約条項に違反していないと言った。

「マスク氏が発信した取るに足らない1回のツイートは、裁判所命令にもTeslaの『上級幹部情報管理ポリシー』にも沿っており、これについて民事的裁判所侮辱罪を要求する証券取引委員会の主張は、事実に照らしても法的にも正しくない」と提出書類にかかれている。同ポリシーは、マスク氏がTeslaの重要情報を含む可能性のある会話に関する事前承認されたポリシーに従うことを要求する裁判所命令に言及している。

問題のツイートは2月20日にマスク氏が投稿し、Teslaが今年中に約50万台の車を生産すると書かかれていた。その後マスク氏は同じスレッドの第2のツイートで、2019年末時点の年間出荷台数は推定約50万台、週に1万台だが、納車できるのは約40万台であることをはっきりさせた。

同氏の弁護団は、マスク氏はポリシーを守っており、彼が「事前承認が必要な情報が含まれているかどうかを決定する最初の事例であり、彼が自身で妥当な判断を下す」ことは許されていたと書いた。しかしその後Teslaの情報開示法律顧問と相談した結果、内容を明確にしたツイートを発信した。弁護団はこれを、SECとの和解条項を守ろうとする「彼の努力を示すもの」であると主張し、Teslaの2019年の生産予想と生産速度は、すでに「複数の文書で公に議論され、決算会見でも詳しく説明された」話題であることを付け加えた。

マスク氏は昨年8月、自社を非公開企業にするための資金を確保したとツイートしてSECの規則に抵触した。SECは、同氏とTesla取締役会が当初の和解案を拒否したあと、証券取引法違反の疑いを申し立てた。 10月に成立した和解の結果、マスク氏はTeslaのCEOに留まることは許されたが、取締役会会長の職は降りなくてはならなかった。さらにSECは、同氏とTeslaにそれぞれ2000万ドルの罰金を課し、Teslaがマスク氏のツイートに関する情報公開の管理と手続きを実行するよう要求した。

今日の裁判所への申立でマスク氏の弁護団は、10月の和解直前にツイートでSECを“the Shortseller Enrichment Commission”[空売り強化委員会]と呼んだ同氏は、それ以来和解条項を注意深く守り、「ツイート全般、特にTeslaに関するツイートの数を劇的に減らした」と書いた。

弁護団は「この自主規制は、裁判所命令に従いSECとの無用な争いを避けようという彼の決意の現れである」とも書いた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラは販売をネットに限定し販売店をすべて閉鎖

Tesla(テスラ)は今後、すべての販売をオンラインで行う。営業戦略のこの劇的な変化により、販売店は閉鎖されて一部のレイオフが生ずる。これらはすべて、Model 3の原価、ひいては販売価格を下げるための方策だ。

TeslaのElon Musk(イーロン・マスク)CEOは閉鎖される店舗数をまだ発表していない。一部の店は残して、情報センターやショウルームとして使うそうだ。職を失うことになる小売部門社員の数も発表されていない。

マスクCEOは曰く「一部の店舗を閉鎖するので、そのぶんの社員数は減る。そのことには、疑問の余地がない。この車の原価を大きく下げ、買いやすい価格で提供する方法は、ほかにない。いろんな方法を検討したが、小売部門の社員を減らす以上の良策はない」。

オンライン販売への全面的な移行とそのほかの費用効率向上策により、全車種の価格を平均6%下げることができ、Model 3を3万5000ドルで提供できるようになる。

しかしそれと同時にTeslaは「整備士や修理工などのサービス系技術者を増員する」と米国時間2月28日の記者会見で発表した。その人数は不明だ。

実質的な試乗ニーズを減らすために、新しい顧客は1週間1000マイル(1600キロメートル)以内までの走行なら、いつでも車を返品し、代金を返金してもらえる。

マスク氏曰く「つまり誰でも車を1週間無料で使えて全額を返金してもらえる。返金手続きを超簡単にして「返金」ボタンをクリックするだけにする」。

2月28日の発表の中には、Model 3の3万5000ドルバージョンもあった。最大走行距離220マイル(354キロメートル)、最高時速130マイル(210キロメートル)だ。

なお、新たに発表されたModel 3 Standard Range Plusバージョンは、走行距離240マイル(386キロメートル)、最高時速140マイル(225キロメートル)で、停車状態から時速60マイル(97キロメートル)までの加速に要する時間は5.3秒である。その最高価格の豪華インテリアバージョンは、インセンティブ前で3万7000ドルだ。

画像クレジット: Tesla

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

イーロン・マスク、Starshipロケットの完成品を披露

イラストや製造中の写真でさんざんじらしたあと、Elon Muskはようやく完成したStarshipロケットを披露した。

[Starshipのテスト飛行用ロケットがテキサス州のSpaceX打ち上げ施設で完成した。これは実物の写真でとり完成予想図ではない]

見ての通り、Satarshipテストロケットは外皮にステンレス鋼を使用しており、一部の人々を困惑させた。たしかにステンレスは非常に頑丈だが、カーボンファイバーやアルミニウム、チタンなどの最新ロケット材料と比べて重い。しかしMuskは、ステンレス鋼の極端な温度、特に高熱に対する耐久性はこのタイプのロケットにより適していると 主張した

Starshipロケットは以前BFRと呼ばれていたもので、SpaceXの長期計画の中で需要な位置を占める。FalconやFalcon Heavyに代わる主要打ち上げロケットになることを目的としており、多数の大気圏再突入(すなわち、多数の高熱体験)が予定されている。

このテストモデルは現在テキサス州ボカチカにあり、3月に準衛星軌道VTOL(垂直離着陸機)テストが予定されている。衛星軌道バージョンは、これよりも背が高く厚い外皮とスムーズなカーブのノーズ部分からなり2020年に打ち上げが予定されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

SpaceXのStarshipはSF的にきらきら輝く――外皮にステンレスを採用したのは耐熱性

SpaceXが発表したStarship宇宙往還機はいろいろな意味でSF黄金時代のリバイバルを思わせる。この機体の目的は月などに旅客を輸送することだが、ぴかぴかのステンレス製外皮は古き良き時代のSF雑誌の派手な表紙にそっくりだ。

ファウンダー、CEOのイーロン・マスクはStarshipのイラストをTwitterに投稿した。キャプションは「ステンレススチールのスターシップ」とだけあった。正確に言えば、このステンレスの機体はSpaceXが来年テストを開始しようとしている宇宙旅行システムの一部にすぎない。現在計画されているフライトはシステムのテストのためなので、ごく短いものとなるだろう。

イーロン・マスクのツイートの例にもれず、今回もStarshipについてはさまざまな推測や議論が巻き起こっている。

まず第一に驚かされたのはステンレススチールという素材の選択だ。現代のロケットはカーボンファイバーなどの先進的な素材を複合して軽量かつ目的に適した物理特性を備えた構造を実現しようとしている。金属が利用される場合は、アルミ、チタンなどが普通だ。もちろんAtlas 5ロケットの2段目などステンレスが使われたこともあるが、むしろ例外だ。ましてStarshipのように他の天体まで航行し、大気圏への再突入を必要とする機体の場合、ステンレスが使われるとは誰も予想しなかっただろう。

マスクは後続のツイートでステンレスを採用した理由を簡単に説明している。

ステンレスはカーボンファイバーに比べて極端な温度状態で良好な重量/強度を実現する。極低温でやや優れており、室温では劣っているが、高温では圧倒的に優れている。 

マスクがここで言うステンレスはニッケル系の300シリーズだが高度な処理で最高の強度を実現している超合金だ。われわれのキッチンにあるすぐに曲がってしまうステンレス包丁とはわけが違う。マスクはSpaceXの冶金エンジニアがRaptorロケットエンジンのために開発したSX500を用いるとしている。Raptorエンジンは現在のMerlinエンジンに代わってBRF以降の大型ロケットに利用される。

ステンレスが採用された理由としては再突入耐性が高いためのようだ。

宇宙船やブースター・ロケットを再利用する場合には大気圏に再突入する際に発生する熱が大きな問題となる。 スペースシャトルなどで用いられた熱吸収性シールドは高熱で融解し、徐々に剥離していくことによって機体から熱を取り去る仕組みだ。

ところがこの方式はStarshipでは採用できない。熱シールドを完全に除去して貼り替える作業は時間と人手を食う。ターアラウンドの最小化を目的とするStarshipに不向きだ。そこで熱吸収式ではなく熱反射式のシールドを採用することが現実的な選択となる。そかしこうした高温に耐え乗員を保護できるシステムの開発は極めて困難なエンジニアリングとなる。

Scott Manleyがこの点を詳しく説明するビデオをアップしている。

マスクは当初Starship(この時点ではBFRと呼ばれていた)について、「再突入時にはほぼ全期間にわたって減速を続けるが、その際に機体のあらゆる表面が利用される」と述べている。再突入はおそらくFalcon 9のブースターのようなロケットの制動噴射ではなく、スペースシャトル式の滑空になるだろうと思われる。

ステンレスへの変更はSFコミックのファンにおなじみのスーパークールな見た目になるという思わぬ副作用を生んでいる。マスクによれば塗装は即座に焼ききれてしまうので無意味だという。

ステンレス外皮は高熱になるため塗装は不可能。反射能率を最高にするためミラー仕上げ。 

いかにステンレスでもいつまでもぴかぴかのままでいることは難しいだろう。ガスレンジで空焚きしたステンレスの鍋底のようにStarshipの底面にも焼けやシミが見られるようになるに違いない。もっともこうした「汚し」が入るようになるというのはスターウォーズの宇宙船のようで魅力的だ。

まだ開発段階であるため詳細については不明な点が多い。SpaceXはテストが進むに従って、その結果を取り入れ、デザインをさらに変更する可能性がある。早ければ来年にも最初のテスト飛行が行われるはずだ。大気圏脱出にはこれも開発中のFalcon Super Heavyブースターが用いられる。

マスクによればStarshipのテクニカル・ドキュメントの公開は来年の3月かs4月になるという。この文書がテスト用機体だけに関するものか、SpaceXが計画している日本人が乗客1号となる月旅行計画まで含むものかは不明だ。いずれにせよ、Starshipについてマスクの大胆な(ときに無謀な)ツイートによって近々さらに情報を得ることができるはずだ。

画像:Elon Musk

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滑川海彦@Facebook Google+

中国での相次ぐ値下げと失われる税額控除の弁済などでTeslaの株価は7.6%下がる

月曜日(米国時間12/24)はアメリカの株式市場にとって厳しい一日だったが、中でもTeslaの株はひどかった。Teslaが中国でModel 3を値下げし、またCEOのElon Muskが、Model 3の遅れによって税額控除の期限に間に合わなかった顧客には弁済すると約束してから、株価は7.6%下げた

週末のロイターの記事によると、Teslaの中国のWebサイトにおけるModel 3の価格は最大7.6%下げられ、最低価格は49万9000人民元(約7万2000ドル)になった。それは11月以来三度目の、中国におけるTesla車の値下げだった。

最初は11月で、Model XとModel Sが12から26%値下げされ、それは“関税の相当部分を吸収して中国の顧客にとって買いやすい値段にするため”、とされた。そして今月は、Model XとModel Sが再び値下げされ、それは中国がアメリカ車とアメリカ製自動車部品の関税を25%に上げることを一時的に保留にし、両国が貿易戦争の休戦モードに入ったため、とされた。

10月にTeslaは同社のサイトで、アメリカの顧客がModel S, Model X, またはModel 3を10月15日までに必要とし、それによる全額7500ドルの税額控除を求めていたとき、それが2019年1月1日から6月30日までに納品されたら税額控除は半額の3750ドルになる、と発表した(生産台数が高額控除の対象台数をオーバーするため)。

日曜日(米国時間12/23)にMuskは、質問に答えるツイートで、12月より前のオーダーが年内に納品されなければTeslaは失われる税額控除ぶんを弁済する、と述べた。

生産と納品が何か月も遅れていたTeslaは、今年の第三四半期にModel 3のオーダーの対応を加速した。それにより全部で83500台の車が納品され、内55840台はModel 3だった。

画像クレジット: Tesla

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イーロン・マスクの秘密の屋根裏部屋、NASAのSpaceX立入検査を呼ぶ

Elon Muskが9月のラジオインタビューで口走ったマリファナとの関わりは、彼の信奉者たちを離れらせただけでは済まなかった(人工知能やソーシャルメディア、発明、宇宙などにまつわる 興味深い会話もあった)。

Washington Postによると、NASA当局はMuskの屋根裏部屋話を喜んではいられず、CEOの派手も悪ふざけを受けてSpaceXとBoeingの安全審査を命じた。

NASA の有人探査担当副長官William GerstenmaierはWashington Postのインタビューに答えて、審査は来年開始されBoeingおよびSpaceX両社の「安全カルチャー」を調査すると語った。

ロケットそのものの安全性ではなく、この審査では従業員の労働時間、薬物ポリシー、リーダーシップおよび経営スタイル、従業員の安全への懸念に対する会社の対応などに目を向ける、Post紙は伝えている。

審査の指揮を執るのはNASAの安全ミッション保証部で、これまでに同様の審査を行ってきた部門だ。

NASA当局者によると、審査手順は「かなり踏み込んだ」もので、会社が活動している全所在地にわたり、あらゆる地位の従業員から数百回もの聴き取りを行う可能性がある。

2014年に有人宇宙飛行復活のために両社が受託した68億ドルの契約が危機にひんしている。SpaceXは同プログラムでNASAから26億ドルを受け取り、残りがBoeingに渡った。

両社ともに、NASA宇宙飛行士を軌道に送り込む有人システムのテスト中につまづきがあった。Boeingは宇宙船の断熱材とパラシュートシステムのテストと、緊急中止プロセス中に起こる可能性のある推進剤漏出への対応が必要だ。

SpaceXもパラシュートシステムに問題を抱えている。

SpaceXはPost紙に送った声明で、「これまでNASAと共に成し遂げてきたすべての仕事に大きな誇りを持っており、アメリカに有人宇宙飛行を取り戻す日を楽しみにしている」と言った。

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Tesla、トラック輸送会社を買収して12月31日前の納車能力を強化

Tesla CEO Elon Muskは木曜日(米国時間11/15)、同社が「トラック輸送能力を手に入れた」とツイートした。連邦税優遇が減額される12月31日までに同社のModel 3の納車能力を強化するためだ。

当初Muskは「トラック輸送キャパシティーを手に入れた(acquired)」の意味を説明しなかった。同社は買収(acquire)に関する法的書類を提出しておらず、TechCrunchの質問にも回答しなかった。

後にMuskは、Teslaがトラック輸送会社を買収するとともに、「前四半期の輸送能力不足の失敗を避けるために」大手運送業者と契約を結んだとツイートした。

Teslaにとって年が終わるまでにできるだけ多くの車を送り出すことはことは絶対条件だ。国の電気自動車優遇税制によって電気自動車を買った顧客は7500ドルの税額控除を受けられる。しかし、ひとたびある自動車メーカーが電気自動車を20万台売ると、その会社の税額控除は減額されていく。

今年10月、Teslaは20万台目の電気自動車を納車した。この実績によって7500ドルの税額控除のカウントダウンが始まった。現行規則の下では、Teslaの顧客が税額控除の全額を受けるためには、Model S、Model XまたはModel 3を12月31日までに受け取る必要がある。

ここで「受け取る」が重要な用語だ。納車期限を守れない場合、税額控除を期待して滑り込みで購入した客たちの激しい反発が起きる可能性がある。

そして、Model 3の生産を増強中の同社にとって輸送は大きな課題だ。同社の第3四半期にとって物流は大きな弱点だった。顧客からは新しいModel 3の納車遅延や受け取り方法に関する報告が相次いだ。結局何百人というTeslaオーナーが、あちこちのTeslaショールームに足を運び、そこではModel 3が手渡され顧客たちは同社の目標達成に一役買うこととなった。

トラック輸送業界の複数の情報源が、Teslaは小さなトラック輸送会社を1社から2社以上買ったのではないかと憶測している。Teslaが以前取引きしたことのある会社が有力だという。

画像クレジット:Smith Collection/Gado /Getty Images

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Elon Musk曰くTeslaはeスクーターは作らないけど電気自転車は検討するかも

Teslaはスクーター戦争に参戦しない。でも電動自転車は? そう、それはあるかも。

RecodeのライターKara Swisherとの長いポッドキャストで、TeslaのCEO Elon Muskが、AIやTwitter上のジャーナリストたちとのファイト、サウジアラビア、火星、等々、あらゆることを語っている。スクーターについても。そう、スクーターよ!

でも、Teslaのスクーターを期待してはいけない。Muskによると、スクーターには気品がない。Swisherはしつこく食い下がったが、彼の信念を変えることはできなかった。

以下は、その会話だ。80分の音声を聴きたい人は、ここで

Kara: スクーターを作りなさいよ。スクーターを作ってくれたら、私それに乗るわ。私が言ってるのは、電動スクーターのことだけど。

Elon: それはどうかな。スクーターを作れ、という人たちはほかにもいるけど、でもぼくは、“うーん、ノー”だね。

Kara: 私はスクーターが好きよ。スクーターを作るべきよ。

Elon: あれは、下品だよ。

Kara: そんなことないわよ。

Elon: いや、気品というものがないね。

Kara: そんなことないわよ。気品がないって、どういうことなの?

Elon: あれに乗ってみたことあるの? あれはねぇ…。

Kara: いつも乗ってるわ。かっこいいわよ。

Elon: いや、かっこ悪いよ。きみは、思い込みが激しい方だね。

Kara: そお、分かったわ。Limeに乗ってるみなさん、心配しないでね。Elon Muskはあなたの味方じゃないみたいよ。

Elon: 電動自転車だな。電動自転車なら、作るかもしれない。

画像クレジット: Robyn Beck / AFP / Getty Images

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Tesla、2018年3Qは2年ぶりの黒字決算

Teslaは第3四半期決算で利益を計上し、7期続いた赤字決算から脱出した。同社がこの目標を達成したのは設立以来まだ3度目だ。水曜日(米国時間10/24)の取引終了後に発表された第3四半期決算によって、株価は12%近く跳ね上がり320ドルを超えた。

Teslaは9月末までの3ヶ月間に3.12億ドルの利益を上げた。一年前の同時期は6.19億ドルの損失だった。

Teslaは設立以来わずか2回しか黒字の四半期がなく、2016年が最後だった。好転の原因はModel 3の販売であり、CEO Elon Muskが大きく賭けに出た製品だ。

Teslaは株主に強気のレターを送り、Model 3の潜在市場は全体でプレミアムセダン市場を上回ると豪語した。同社によると、顧客は比較的低価格の車を下取りに出してModel 3を買っているという。しかもこれは、まだリースという選択肢がなくQ3のModel 3最低価格が4万9000ドルという状況でのことだ。

同社は、当初の目標価格である3万5000ドルのModel 3をまだ発売していない。Model 3の最低価格車は中航続距離バージョンでEPA推定航続距離260マイル(418 km)、価格は4万6000ドルからだ(つい一週間前は4万5000ドルだったがその後修正された)。Teslaは、Model 3の価格を3万5000ドルに下げるために「懸命に努力」していると言い、Model 3の予想以上のコスト削減によって、近い将来この車をより求めやすい選択肢にすることができる、と付け加えた。

Model 3の低価格化は、Teslaの長期的利益の維持を難しくする。こうした苦難は第4四半期には見えてこないかもしれないが、Teslaがコストをさらに削減しない限り、いずれはのしかかってくる。また、それに成功したとしても支払うべき請求書は残っている。Teslaは35億ドルの買掛金を計上している。そして100億ドル以上の借入金がある。

ひとつの希望は、Model 3が現在米国とカナダでしか売られていないことだ。Teslaによると、年内にヨーロッパと中国でModel 3の受注を始めるとのことなので、さらに大きい顧客層への手がかりを得ることができるだろう。

一時的項目を除外すると、Teslaの利益ば5.16億ドル、1株あたり2.90ドルであり、前年同期は損失4.88億ドル、1株あたり2.92ドル(損失)だった。

Teslaの第3四半期決算によると、フリーキャッシュフローは8.81億ドルで、前年同期はマイナス14.16億ドルだった。フリーキャッシュフローとは企業が営業活動で得た現金から資本支出を差し引いたものを指す。

同社の現金総額は第3四半期末に7.31億ドル増加して30億ドルとなった。

Teslaの第3四半期売上は68億ドルと目覚しかった。これは前年同期の売上29.8億ドルの2倍以上であり、Model 3の販売によるものだ。Teslaの本年第2四半期売上は40億ドルだった。

Teslaの自動車事業の総利益率はGAAP[一般に認められた会計原則]ベースで25.8%へと上昇した。前年同期は18.3%だった。

Teslaは10月2日、 第3四半期に8万3500台の電気自動車を納車したと発表した。Musk率いる同社があらゆる手を尽くして最新セダンのModel 3を顧客に届けた結果であり、 前四半期を2倍以上上回った。

水曜日(米国時間10/14)同社は5万6065台のModel 3を納車したことを発表し、前四半期の1万8440台から大きく伸ばした。これは同社自身のガイダンスの範囲内だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラ、中航続距離の低価格Model 3を発売

TeslaはModel 3の低価格中後続距離バッテリー車を新たに発売する。価格は4万5000ドル(税優遇前)。

Elon Muskはこの推定航続距離260マイル(418 km)の新車種をTwitterで発表した。同社のウェブサイトはすでに更新されている。米国内の顧客は今日(米国時間10/19)から注文可能でカナダでも近々発売予定だ。

Tesla model 3 mid-range

Muskのツイートによると、中航続距離Model 3の連邦およびカリフォルニア州の税優遇を適用した後の価格は3万5000ドルになる。

ただし、7500ドルの連邦税優遇措置を受けるためには2018年12月31日までに車を受け取る必要がある。同車種の納車予定期間は6~10週間なので、10月終わりから11月始めにかけて注文した人は税優遇を受けられるはずだ。

今年Teslaは20万台目の電気自動車を納車した。このことで、電動自動車を新車購入した消費者に適用される連邦税優遇のカウントダウンがはじまった。この税優遇は、ある自動車メーカーが米国内で対象車両を20万台販売した時点で収束し始める。このルールの下、Tesla顧客が税優遇を受けるためには、新しいModel S、Model X、あるいはModel 3が12月31日までに納車される必要がある。

Muskはその後のツイートで、この中距離車のバッテリーは、長距離モデル用バッテリー筐体のバッテリーセルを減らしたものだと説明した。「筐体中のセルのない部分は不釣り合いたほど大きいが、2月に延ばすかわりに今提供することができる」と彼は書いた。

なお、この中航続距離バッテリーモデルは、長航続距離デュアルモーターのModel 3や高性能バージョンよりも安いが、当初約束されていた基本スペックモデルの3万5000ドル(税優遇前)よりもまだ高い。アーキテクチャーの異なる標準バッテリーを搭載した低価格モデルは、4~6ヶ月先にならないと入手できない。

「Model 3の生産および販売が急成長するなか、われわれは安定した生産能力を達成し、いっそう多くの顧客にむけて多様な製品ラインを用意ひることができた」とTeslaの広報担当者がメールによる声明で言った。「今週米国・カナダで発売された新しい中航続距離バッテリーは、Model 3を求める数多くの顧客のさまざまなニーズに答えるものであり、標準バッテリーを注文した顧客の推定納車期間は4~6ヶ月だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

イーロン・マスク、TwitterでSECを挑発

木曜日(米国時間10/4)の午後、Tesla CEO Elon Muskは米国証券取引委員会(SEC)を挑発するツイートを発信し、わずか数日前この億万長者起業家に対する証券取引詐欺告発の和解に合意したばかりの相手を怒らせた。

木曜日の午後1時16分(西海岸時刻)に発信されたツイートにはこう書かれていた:

「あのShortseller Enrichment Commission[空売り推進委員会/SEC]は素晴らしい仕事した。名称変更もキマっている」

elon musk trolls sec twitter

SECはコメントを拒んだ。Teslaはコメント要求にまだ応じていない。

Tesla株は4.4%安で引けた後、時間外取引で2.5%下落し、その後わずかに戻した。

その後Muskは謝罪した。ただしそれは嘲りのツイートについてではなかった。それどころか彼は挑発に輪をかけるようにタイプミスについて謝った。、

elon musk twitter sec typo tweet

Muskの支持者たちでさえ一連のツイートを喜ぶ人ばかりではなく、CEOは株価を台無しにしたと責めた。Muskのアドバイスはこうだった:「いまは我慢の時。本物の長期投資家なら心配はいらない」

ほんの数日前、MuskはSECに訴えられた証券詐欺の和解に合意した。それはTeslaとその株主を壊滅させかねない告発だった。9月29日に成立した和解の結果、MuskはTeslaの会長職を辞すとともに罰金2000万ドルを支払うことに合意した。

罰は課されたものの、MuskはCEOの地位を守り、取締役会の席も維持できたことで、これはこれはおいしい取引だったと見られている。MuskはSECの主張を承認も否定もしていない。

Muskは合意形成から45日以内にTeslaの取締役会会長の役職を退かなくてはならない。今後3年間彼は再度選任されることも指名を受けることもできない。社外の会長が指名されることが和解契約で決まっている。

SECによると、Teslaは別途2000万ドルの罰金を支払うことに同意している。Teslaに対する告発と罰金は、情報開示義務の不履行およびMuskのツイートに関連する手続きによるものであるとSECは言った。

訴状の中でSECは、Muskが8月7日に同社を1株あたり420ドルで非上場化するための「資金を確保」したとツイートした際、嘘を言ったと告発している。同委員会はツイートの一週間後に、Teslaに召喚状を送った。その6週間後に訴状が提出された。

告発されたのはMuskおよびTesla取締役会が、SECとの合意を突然撤回した後だった。取締役会は合意を破棄しただけでなく、訴追後もMuskを擁護する大胆な声明を発行した。New York Timesの報道によると、Muskは取締役会に対して最後通告を出し、もし取締役会が合意を強要するなら辞任すると脅したという。

結局和解は成立したが、罰は当初の合意案よりも重くなった。

それでもウォール街はこの合意を好意的ニュースとして扱い、その結果Tesla株は上昇しSECの主張によって生じたそれまでの損失を帳消しにした。

木曜日の一連のコメント後、連邦判事はSECおよびTeslaに対して、裁判所がこの同意判決を承認すべき理由を説明する共同文書を提出するよう求めた。

連邦地方裁判所のAlison Nathan判事は、同意判決が「公正かつ妥当」であるかどうかは地方裁判所が決定すべきであると言い、10月11までに説明文書を提出するよう両者に指示した。

Muskのツイートが、裁判官の命令に対する反応であったかどうかは不明だ。

画像クレジット:Mark Brake / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Teslaの納車台数が前四半期から2倍にーModel 3が牽引

Elon Musk率いるTeslaは、最新のセダンModel 3を顧客に届けることに全力を注いだ結果、第三四半期のトータル納車台数は8万3500台と前四半期の2倍になった。

うちModel 3の納車は5万5840台で、前四半期の1万8440台から大幅に伸び、ひとまず目標をクリアした。この数字はFactSetが調査したアナリスト見通しの5万6000台にはわずかに及ばなかった。

Teslaは火曜日に発表したレポートで、何千台もの車ー8048台のModel 3、3776台のModel SとModel Xーが今四半期の終わりまでに顧客に引き渡されることを強調した。Model SとModel Xを2018年に10万台納車するという目標に近づきつつある。

第三四半期には、顧客からの納車遅れの指摘と新しいModel 3のピックアップ方法をめぐって混乱があり、納車物流が大きなピンチとなった。Teslaが目標を達成するのを手伝うために、結局、何百人ものTesla車オーナーがModel 3が引き渡されるショールームに足を運ぶことになった。

何人かのアナリストが指摘する疑問点は、Teslaの型にはまらない生産と納車の方法が持続可能かどうか、ということだ。Edmundsの業界分析マネジャーJeremy Acevedoは、「Teslaの生産についての発表が救いとなった。第三四半期にModel 3を5万台生産したのはかなり画期的だ」と述べた。

「同社が、議論を呼ぶことではなく車を生産していることでニュースになるのを見るのは気持ちのいいものだ」とも発表文に記している。「ここで疑問となるのは、Teslaが本当にこのペースを維持できかどうか。特に、最近直面している納車が問題だ。Teslaのスーパーファンやオーナーが寛大にもTeslaをアシストするために時間をさいてボランティアしたが、これは必ずしもElonが前に進めるのに頼れる持続可能モデルではない」。

Teslaも納車に問題を抱えていることを認識していて、第四四半期で改善を図る計画だと述べている。第三四半期で始まった購入者の自宅またはオフィスへのデリバリーを拡大させる。

Teslaは第三四半期に8万台超の電気自動車を生産し、これは前四半期から50%も増えた。

今日発表された生産と納車の台数は、議論を呼んだMuskの“資金は確保した”ツイートで騒がしかったこの四半期の最後を飾るものとなった。このツイートによりMuskはSEC(連邦証券取引委員会)の捜査を受けることとなり、結局、証券詐欺で提訴された。MuskとTeslaは先週土曜日、SECと和解した。

第三四半期の生産詳細

・TeslaはModel 3を5万3239台生産した

・TeslaはModel SとModel Xを2万6903台生産した

・合計:8万142台

第三四半期の納車詳細

・Model 3は5万5840台

・Model Sは1万4470台

・Model Xは1万3190台

・トータル:8万3500台

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(翻訳:Mizoguchi)

Tesla株反発、SEC vs イーロン・マスク決戦の損失を回復

Teslaの株価は月曜日(米国時間10/1)に17%以上高騰し、先週CEO Elon Muskと米国証券取引委員会との間で起きた格闘による損失を帳消しにした。

その「格闘」はMuskに2000万ドル(Teslaにもさらに2000万ドル)および取締役会長の席という犠牲を強いることになった。しかし、初期ショックのあと投資家らは取り戻したようだ。おそらくそれは、リークしたMuskの社内メール(後に8K書類としてSECに提出)に、Teslaは 「黒字達成間近」と書かれていたからだろう。

あるいは、SECとの和解は同社を根本的に変えることはないと投資家たちが信じているからかもしれない。Muskのツイートは法律家的な過失であり、会長職を続けることはできないとしても、今後も彼はCEOであり、最大株主として大きな力を持つことになる。

深夜のツイートさえも健在だ(月曜深夜1時にもすでに1回)。
つまりは、 “plus ça change, plus c’est la même chose.”[表面は変わっても中身は変わらない]

Either way, some, including Barclays analyst Brian A. Johnson, saw Monday’s rebound coming.

ともあれ、Barclaysのアナリスト、Brian A. Johnsonをはじめ月曜日の反発を予想していた向きはあった。

「和解履行までの90日間、Teslaは3Q決算報告、株主へのレター、電話会見を通じていつもの強基調を押し出すとわれわれは予想する」とJohnsonが月曜日に発行した調査メモに書いた。「その結果、今後数週間にかけて株価が回復を見せたとしても驚きではない。いずれにせよわれわれのUWレーティングと210ドルの目標価格は変わらない」

tesla shares october 1 2018

Tesla株、2018年10月1日に反発。

もうひとつ、重要事項が目の前に迫っている。TeslaとMuskは9月の生産、配車台数の新記録を達成するためにあらゆる努力を払った(Teslaオーナーにまで協力を求めた)。

第3四半期決算では、前四半期の目標だったModel 3を週当たり5000台を維持できたかどうかがわかるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

速報:イーロン・マスク、Tesla会長を辞任――SECと和解、CEOには留まる

TeslaのCEO、Elon Muskは2000万ドルの制裁金支払いと同社取締役会会長からの辞任という条件でSEC(連邦証券取引委員会)と和解した。マスクはTeslaのCEOには留まる。

Muskは土曜日から45日以内にTeslaの取締役会から退くことになる。 SECはマスクを連邦証券取引法違反容疑でマンハッタンのニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提訴していた。土曜日に地裁に提出された和解の条件には、マスクが向こう3年間会長職に就任ないし就任の試みを行わないこと、この間、独立の人物が選定され会長職に任命されることが含まれる。

SECによれば、これと別個にTesla社も2000万ドルの制裁金を支払う。この和解にはMuskがSECの告訴内容に関して認否を明らかにしないことが含まれる。

またTeslaは独立の取締役2名を新たに任命し、新しい取締役を含む独立委員会がマスクによるコミュニケーションを監督することになるという。.

SECの法執行部門の共同ディレクター、Steven Peikinは声明で「この(和解)条項は、株式市場を混乱させTeslaの株主にさらなる損害を与えることを防止することを意図したものだ」と述べている。

和解条件はTeslaの企業統治に新しい時代を開くものだ。株主の間にはTeslaはマスクとマスクに親しい取締役によって支配され過ぎているという不満が出ていた。

SECが木曜日に連邦地裁に提訴した内容は、マスクが8月7日にTeslaの非公開化に関して1株あたり420ドルで買い戻すための「資金は確保された」というツイートについて詐欺の疑いがあるとするものだった。SECはツイートの1週間後にTeslaに召喚状を送付して捜査を開始していたという。捜査は提訴などの処分が決定されるまえに長期間続くことがある。

SECは連邦地裁への提訴の中で、 マスクは詐欺行為を禁止した連邦証券法規に違反した疑いがあるとして、制裁金の支払いと上場企業に取締役、経営陣として加わることを禁ずることを命ずるよう求めていた。

マスクは詐欺容疑に対してまったく不当な提訴であり、「深く悲しむと同時に失望」を感じると述べていた。Tesla社および同社取締役会はその後マスクを擁護する共同声明を発表した。

SECの提訴にはマスクの行動に関する驚くべき詳細が含まれていた。マスクが8月2日に早くも非公開化に関して取締役、最高財務責任者、最高法務責任者に秘密に「Teslaの非公開化のために1株あたり420ドルを提示する」.という内容のメールを送っていたという(和解条件全文を下にエンベッドした)。

画像:Joshua Lott / Getty Images

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滑川海彦@Facebook Google+

Tesla株、10%下落――SEC、イーロン・マスクを詐欺容疑で告訴

SECがイーロン・マスクを詐欺容疑で訴えているというCNBCの木曜の報道を受けて、時間外取引のTeslaの株価が10%近く下落している。

マンハッタン連邦地裁の訴訟一覧表によればSECはマスクに対して訴えを起こしている。Tesla社の非公開化に関連して1株420ドルで買い取るための「資金は確保した」と述べた8月7日のマスクのツイートが虚偽だったとSECは主張している。

われわれはTeslaにコメントを求めたがまだ回答がない。コメントないし新たな情報が入りしだいアップデートしたい。

8月にマスクはTeslaの非公開化を検討しており、その資金の手当もできているとTwitterに投稿していた。このツイートをTeslaの取締役会や多くの株主は歓迎しなかった。数週間後、Teslaはブログ記事を公開し、Teslaは公開企業として留まると述べた。

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滑川海彦@Facebook Google+

Tesla Model 3はこうしてNHTSA安全レーティング5つ星を獲得した(ビデオあり)

Tesla Model 3は、CEO Elon Muskよく知られた生産地獄発言から最近顧客への配車を遅らせたロジスティクスの「悪夢」まで、さまざまな苦難に遭ってきた。

Teslaには輝いている部門がひとつある。幹線道路交通安全局(NHTSA)が実施した衝突安全テストだ。Model 3も例外ではない。下のビデオで衝突テストの様子を見てほしい。

後輪駆動バージョンのTesla Model 3は、NHTSAの総合安全レーティングの5つ星を獲得した。同局で発行する最高の評価だ。このテストでは、前面衝突、側面衝突、およびロールオーバー(横転)の3つの試験を行う。Model 3は各カテゴリーで5つ星を取得し、サイドバリア、ポール衝突などのサブカテゴリーでもすべて満点だった。

Teslaの衝突試験の成績は、内燃エンジンの不在に支えられている。たとえば、ボンネットにエンジンがないことで、前面衝撃吸収ゾーンを広くとれる。Tesla車は横転に耐性が強い傾向があり、これはバッテリーパックが床下に置かれ重心が低いためだ。Tesla Model 3の横転リスクは6.6%たどNHTSAは報告している。

最高レーティングを受けたのはTesla Model 3だけではない。2018年モデル車でNHTSAの5つ星評価を得たのは、ほかにSubaru LegacyとToyota Camry4ドア・ハイブリッドの2車種がある。さらに、Muskが木曜日(米国時間9/20)に指摘していたように、5つ星評価は車が一定基準を満たしていることを意味しているだけだ。近く発表される傷害発生確率が、安全の程度を示す。

道路安全保険協会(IIHS)も安全レーティングを決めるために衝突試験を行っている。自動車保険会社を代表するIIHSはModel 3の評価をまだ公表していない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

米司法省、イーロン・マスクの「非上場化」ツイートの捜査を開始

本日(米国時間9/18)午前、Teslaの株価は5%下がった。CEO Elon Muskが同社の非上場化について発信した8月7日のツイートに関して、米国司法省が犯罪捜査を開始したというニュースが報じられた後のことだ。本捜査は先日本誌が報じた証券取引委員会による同社の捜査に続くものだ。

「先月Elonが同社の非公開化を考えていると発表した後、Teslaは司法省から文書の任意提出の要求を受け、以来当社は協力的に応じている」とTeslaの広報担当者がTechCrunchに提供した声明で語った。「まだ召喚状や参考人招致その他の公式手続き依頼は受けていない。当社は本件に関する情報を入手したいという司法省の意思を尊重しており、同省が受け取った情報を精査することで早期に問題は解決すると確信している」

Bloombergによると、司法省による犯罪捜査は現在「初期段階」にある。

「一般に司法省は、捜査の存在の有無について、確認も否定もその他のコメントもしない」と司法省広報官がTechCrunchに伝えた。

その後Muskは株主と話しあい、会社の非上場化プロセスについて調べたあと、Teslaにとって最善の道は公開企業のままでいることであると確信し、一連の発言(ツイート)を撤回した。当時のTeslaブログの記事から抜粋する:

「私に届いたフィードバックを見たところ、Tesla株主の大半が上場企業であり続けるべきだと信じていることがわかった。また、何人かの機関投資家は、彼らには非上場企業に投資できる金額が制限されるという内部コンプライアンスの問題があることを説明した。そしてほとんどの個人投資家にとって当社が非上場になった場合に株を保有する明確な道筋がない。私が話した株主の大部分は、Teslaが非上場企業になっても株を持ち続けると言っていたが、素直な気持ちは「お願いだからやめて」だった。

TeslaとSpaceXの億万長者リーダーは当時、会社を820億ドル(1株あたり420ドル、借金を含む)で買い戻すつもりであり、そのための資金調達は手配済みだと書いた。後に彼は、資金の提供元がサウジアラビア政府系ファンドであることを明かした。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

洞窟救出の英国人ダイバー、自分を小児性愛者呼ばわりしたElon Muskを訴訟

TeslaとSpaceX CEOのElon MuskにTwitterで「小児性愛者」呼ばわりされた英国の潜水エキスパートが、反撃に出た。

Vernon Unsworthは月曜日(米国時間9/17)、カリフォルニア州中央地方裁判所にMuskを名誉毀損で訴えた。同訴訟は、7月15日から8月30日の期間、MuskがTwitterとメディア宛のメールを使って、小児性愛と児童虐待の告発を含め、Unsworthを中傷する虚偽の発言を繰り返し発信したとしている。

訴訟は7万5000ドル以上の損害賠償、および「Muskを罰し、こうした行為を繰り返さないために妥当な金額」の懲罰的損害賠償を要求している。

Unsworthは、タイ北部タムルアン洞窟からサッカーチームの少年12名とコーチを救出した作業に直接関わった多くの人々の中のひとりだ。救出作戦は世界中でメディアの注目を浴び、中傷発言をしたMusk自身も、ロケット部品から作ったミニ潜水艦を救出に役立つ考えて現地に送った。

最初の「小児性愛者」攻撃は、UnsworthがメディアのインタビューでMuskのミニ潜水艦について「役に立つ可能性はまったくなかった」と発言した後のことだった。Unsworthはインタビューの終わりに、「Muskは潜水艦を自分の痛い部分に入れるべきだ」と語った。

MuskはTwitterでUnsworthは小児性愛者であることをほのめかす言葉で攻撃した。後にMuskは攻撃的ツイートを削除し、発言を撤回しようと試みた—— さらには謝罪ともとれるツイートも発信した。そこで終わるはずだった。しかしMuskは、元TechCrunch記者のDrew Olanoffとのディベートでこの件を蒸し返した——またもTwitterで。Olanoffは「ロリコン男」攻撃をMuskの嘘発言の例として持ち出した。

その後Muskは,Unsworthに関してBuzzFeedともメール交換を繰り返した。

Tesla広報からコメント要求への返信はまだない。Muskにはメールでコメントを求めている。返信があり次第続報の予定。

Unsworth v Musk by TechCrunch on Scribd

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

資産運用最大手のBlackRock、Teslaの権力分立に賛成投票

アップデート:本稿はBlackRockの票が最近の株主総会で投じられたことを反映して更新された。

世界最大の投資会社が、電気自動車/ソーラーパネル/バッテリーのメーカーの株主総会で行われた投票で、同社の権力分立を求める声に加わった。Reutersが本日(米国時間9/2)伝えた

Teslaのトップ10出資者で、全世界資産約6.3兆ドルBlackRockが管理するファンドが、Teslaに社外会長職の設定を要求する運動に加わった。

株主請求は完敗し、Muskの最高責任者としての地位に影響を与えることはなかった。

BlackRock投票のニュースはWall Street Journalの 最新記事で報じられ、Muskの独裁的経営手法をいっそう強調するとともに、Muskの同社における異常な権力と、同社に対する大衆の認識を浮き彫りにした

IT業界は、独裁的経営者の気まぐれを満足させることで知られているものの、Muskの最近のソーシャルメディア対マスコミプライベートでの行動は、同社の株価にダメージを与え、取締役会内部にすら懸念をもたらした。

Warren BuffettもMuskのソーシャルメディアの利用について意見を述べた。

BlackRock広報は、本件を最初に取り上げたReutersにメールで送った声明にこう書いている:

BlackRockの投資監督のアプローチは、当社の顧客である資産保有者に対する信任義務に駆られたものだ。企業や委任投票行動との関わり方は、顧客の株主価値の長期的推進という当社の取り組みと一致している。

Muskは8月にTeslaの非上場化計画をTwitterに流し、後に撤回したあたりから、とりわけ粗暴な行動が目立っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook