Googleペンギン2.0を見据えたゲスト投稿講座

Googleのペンギンアップデートが年内にアップデートされることが既にGoogle自身から名言されていますが、その中で影響を受けると考えられているSEO手法の1つがゲストブログ。他の人気ブログにゲスト記事を投稿してそこから被リンクやオーソリティを構築していく仕組みですが、重複コンテンツ諸々、考慮すべきリスクはあるものの、これまでSEO&ソーシャル共に効果的な手法として特に英語圏では幅広く活用されてきました。日本でもBlogosやハフィントンポストなど多種多様なメディアが増えている現在、ゲスト投稿の是非について改めて考えた記事をQuick Sproutから。 — SEO Japan

penguin 2.0

ゲスト投稿は、数あるリンク構築の手法の中でも特に人気が高い。SEOの効果が大いにあるため、ブロガーの下には、ゲスト投稿を受け入れているかどうかを問う多数のeメールが寄せられている。

そんな中、ペンギン 2.0が発動されたが、ゲスト投稿の効果はまだ落ちていないようだ。しかし、ゲスト投稿を介してリンク構築を行う仕組みは、ペンギン 2.0の影響を受けると思われる。

以下に、ペンギン 2.0がゲスト投稿に及ぼすインパクトを挙げていく:

変化 #1: ソーシャルシグナル

ツイート、共有、さらには、フェイスブックのいいね!が多ければ多いほど、プラスに働くはずであるこのルールは今でも大半のケースに当てはまるものの、裏でFiverrを使ってこのシステムを操作している人達がいる。

5ドルで100本のツイート、いいね!、あるいはその他のソーシャル共有を買うことが出来るのだ。

検索エンジンがソーシャルシグナルに着目し、ウェブサイトのランキングを決めている点はご存知だとは思うが、ペンギン 2.0が発動された結果、検索エンジンはソーシャルシェアのカウント数ではなく、誰がシェアしているかを重要視するようになると私は見ている。例えば、200名の影響力のある(そして、ロボットではない)人物のネットワークを持つユーザーが記事を共有する場合、2000名のボッタやスパム提供者のネットワークを持つユーザーよりも重視されるだろう。現時点ではカウントのみが重視されていても、やがて共有するユーザーの質が反映されるようになるはずだ。

また、グーグルは、ユーザー自身が、自分のソーシャルプロフィールで投稿した記事をシェアしているかどうかにも注目する可能性が高い。自分のゲスト投稿をツイートする、または、いいね!していないなら、質の低い記事を作成していると推測されるためだ。

解決策: 自分のソーシャルプロフィールで共有したくなるほど優れた記事を作成しよう。また、ソーシャルメディアのフォロワーが多いインフルエンサーとのネットワーク作りを始める必要がある。コンテンツの質が本当に高いなら、共有してもらえる可能性は十分にある。さらに、ソーシャルメディアのファンが多い同業界のサイト全てに連絡を取るべきである。リンクを張ってもらうよりも、ツイートやいいね!してもらう方が遥かに確率は高いからだ。

変化 #2: オーサーランク

オーサーランクを利用するライター達が増え始めている。オーサーランクを使うと、グーグルは、コンテンツをどこで配信しているのか、また、ウェブ上でどのように評価されているのかを把握することが出来るようになる。

継続して優れたコンテンツを作成しているなら、どのサイトに投稿しているかに関わらず、グーグルにコンテンツを重要視してもらえるようになる。

一方、劣悪な記事ばかり投稿している場合もグーグルは把握し、投稿内のリンクの価値を軽視する。ハッフィントンポストで投稿していようが、知名度の低いブログに寄稿していようが、リンクを得るためだけにゲスト投稿していることがグーグルに伝わると、リンクを張る全てのページの価値が下げられてしまう。

つまり、グーグルは、サイトだけではなく、オーサーの価値も下げていくのだ。

解決策: 投稿する記事を今以上に厳しく選別する。 並外れて優れたコンテンツを書く方法が分からないなら、コピーブロガープロブロガー等のブログを参考にしよう。記事の作成に必要な知識を全て得られるはずだ。私がコンテンツを作成する方法を知りたいなら、このガイドラインに従うか、あるいは、 ビジネス向けのゲスト投稿に対するこのガイドに目を通してもらいたい。

変化 #3: リンクを低く評価する

ご存知のように、オーサーのバイオグラフィー経由のリンクの効果は、以前と比べると落ちている。このタイプのリンクは、さらに軽視されるようになるだろう。

また、グーグルは、重要視するリンクを選ぶ基準を高くしていくだろう。

キーワードが詰まったアンカーテキストのリンクをゲスト投稿の1~2行目に掲載している場合、このリンクの価値は低く見積もられる可能性がある。同じインフォグラフィックを複数のブログで繰り返し投稿している場合も、やはりリンクは軽視されるだろう。

コンテンツを容易に投稿することが出来るため、このように規制を強化せざるを得ないのだ。ただ、料金を支払い、マッシャブルやハッフィントンポスト等の人気の高いブログでインフォグラフィックを投稿して被リンクを獲得することが出来るものの、このタイプのリンクが、有名なサイト側から張ってもらえたリンクと、同一視されてしまう

解決策: 容易なリンク構築のメソッドに頼るのではなく、価値を提供することに焦点を絞るべきである。素晴らしいコンテンツを作成すれば、自然にリンクを張ってもらえるはずだ。また、インフォグラフィック等、デザインのスキルを活かし、コンテンツと組み合わせることで、基本的なインフォグラフィックを共有することで得られるリンクよりも、遥かに質の高いリンクを得られるだろう。4万5,000ワード以上で構成されるインフォグラフィック、上級者向けのSEOガイドが典型的な例である。

変化 #4: サイトの価値を低く評価する

一貫して一つのサイトにリンクを張っているサイトは、ペナルティーを受ける可能性がある。グーグルは、ウェブマスターに様々なサイトにリンクを張ってもらうことを望んでいる。とりわけ、オーソリティサイトへのリンクは理想である。優れたコンテンツを作成しているなら、自然にこの取り組みを実施しているはずである。

例えば、私はウィキペディア、フォーブズ、そして、その他の複数のオーソリティサイトに何度もリンクを張っている – これはグーグルを操作しようと試みているからではなく、このようなサイトが良質な情報を提供しているためだ読者にメリットがあるなら、リンクを張る価値はあるはずだ。

また、関連しないコンテンツを投稿しているサイトは、今後、ペナルティーの対象になるか、あるいは、リンクを軽視されるようになる。例えば、ドッグフードに関するブログが、ローンのサイトにリンクを張っているなら、明らかに問題がある。どう考えても筋が通らない

また、コンテンツ内でスパムリンクをプッシュするブログも、価値を低く評価される可能性がある。1度や2度程度なら、特に問題視されないと思うが、定期的に実施している場合、グーグルに睨まれるだろう。

解決策: ゲスト投稿を実行するブログを選ぶ際は、スパムサイトにリンクを張っているサイトを候補から外し、関連性の高いサイトを選ぼう。また、ゲスト投稿を行う際は、読者にプラスに働くその他のサイトにリンクを張るように心掛けてもらいたい – たとえそのサイトが競合者であっても

変化 #5: 共起

自分のウェブサイトを話題に上げてもらっても、リンクを張ってもらえないケースがよくある。私にとっては日常茶飯事であり、とりわけオーソリティレベルの高いブログによく見られる。

フォーブスやその他のニュースサイトの多くは、Quicksprout(私のサイト)に言及してくれても、リンクを張ってくれないことが多い。

事実、検索を実施し、最近私のサイトに言及した100のサイトを調べた結果、私のサイトにリンクを張っていないサイトが29%に達していたことが分かった。

継続的にゲスト投稿を行い、自分のサイトに被リンクを張っていると、最終的にサイトにマイナスの影響を与える可能性がある。グーグルは、自然なリンクの比率を把握しており、この範囲を飛び出してしまうと、損害を及ぼすリスクがあるのだ。

解決策: 毎回自分のサイトにリンクを張らないように注意する。読者に情報を与え、自分が学んだことを他の人達と共有するために、優れたコンテンツを作成するべきである。この方針は、言及してリンクを張ってくれるサイト、そして、言及するもののリンクを張ってくれないサイトの比率を改善する上でも有効である。

結論

今回紹介した変化の一部は、ペンギン 2.0とは関係ないが、今後のアルゴリズムのアップデートの対象になっていると私は考えている。現段階では問題視されていなくても、グーグルが永遠に見逃すとは考えにくい。


この記事はQuicksproutに掲載された「Penguin 2.0: How Guest Blogging Will Be Affected」を翻訳した内容です。

ゲスト投稿は集客やオーサリティ確立の手法として重要であるものの、余りSEOを意図しすぎた記事作成・拡散方法は今後、特にペンギン2.0の襲来を前に、危険だというお話でした。ゲスト投稿に限らない話ですが、手法レベルでSEOを意識しすぎると、Googleの厳しいペナルティやフィルターにかかる可能性が高い今日現在のSEOなんですよね。これまで必死にテクニカルなSEOを研究・実施してきた努力はどうなるんだ、という話ですが、皆が皆がSEOを意識し、一部以上の人が過激なSEOに手を染め順位操作を目論んでいる時代ですから仕方ないといえば仕方ありません。

大枠の戦略・戦術レベルでSEOを意図・理解・活用したプランニングを行い、後は余り詳細にこだわりすぎず日々潜在&既存個客に対する積極的な情報発信を行っていく、というのが定番ながら絶対的な勝利への最短ルートのようです。 — SEO Japan [G+]

Google、この28年間の地球の変貌をショッキングなGIFアニメで公開―氷河、熱帯雨林、湖が消えていく

GoogleがGIFアニメでこの28年間で地球がどれほど変貌を遂げたたかを劇的に見せてくれる。これはLandsat衛星による全地球観測データをGoogleEarthエンジンで処理したものだ。

ブラジルの熱帯雨林、 ラスベガス、ドバイ、アラル海などの重要な地域がどのように変化したかが1年1コマの対話的なコマ撮りアニメとして正確に表現されている。

アマゾンの熱帯雨林の大幅な減少、アラル海とコロンビア氷河の事実上の消失などを目の当たりにするのはショッキングだ。

Googleはアメリカ地質調査所、NASA、TIME誌と協力してこのコマ撮りアニメ化プロジェクトを実施してきた。最後にデータを処理して対話的なHTML5サイトを制作したのはカーネギーメロン大学のCREATEラボだ。

Googleが制作したこの地球の変化のGIFファイルはTumblrなどで拡散されるべきだと思う。 カフェインを大量に摂取した前後の私の頭の中の比喩としても使えそうなアニメがあった。

Google EarthのG+ページで全アニメを見ることができる。


[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google以前にも‘Glass’はあった, 2001年に南極で使われていた

Google Glassを実際に使いたい人も、そうでない人も、あの技術に強い印象を受けたことは事実だろう。眼鏡の中にAndroidが動くコンピュータがあり、カメラとワイヤレスの機能もある。ウェアラブルコンピュータ(着脱型コンピュータ)のアイデアは前からあるが、実は南極大陸を探検したあるチームが、今のような流行語になるよりずっと前に、独自の“Glass”を使っていたのだ。

そのチームの経験を記したブログ記事で、Tina Sjogrenが当時を回想している。それはWindows 98が動くウェアラブルコンピュータで、指先で操作するマウスと眼鏡型のディスプレイがあった。まるでそれはGoogle Glassの最初のころのバージョンのようだが、でもそれが2001年に実際に作られて南極で実用されていたことは、技術的に驚異だ。

その”South Pole Wearable”と呼ばれた眼鏡型のデバイスは、まさしく驚異的だ。それは自家製のソフトを使って情報を共有したり、写真を投稿できた。電力は太陽光発電を使っていた。これはGoogle Glassも真似すべきだろう。3Gや4G、Wi-Fiなどはなく、衛星を使った:

フィンガーマウス
リスト(wrist, 腕)キーボード
HUD (VGAヘッドアップディスプレイ, オリンパスEye-Trekディスプレイ)
ウェアラブルWindows 98コンピュータ
デイライトフラットパネルディスプレイ
特製テクノロジベスト(vest)
ショルダー(肩)マウントWebカメラ
Bluetooth近距離ネットワーク
Iridium衛星データ通信
パワーコンバーター
ソーラーセル
音声制御ソフトウェア
ブログソフトCONTACT
画像編集, ワープロ

総重量は15ポンドで、Google Glassの最初のプロトタイプ(約8ポンド)の倍だ。今のGoogle Glassは、ふつうのサングラス並に軽い。

TinaとTom Sjogrenは、南極の雪原をスキーで移動しながら、あらゆる種類の情報を送れる装置を作ろう、と思い立った。移動中の情報をリアルタイムで共有するなんて、当時の人がほとんど考えないことだから、二人の研究開発は今のGoogleがGlassで得ているような関心を、まったく集めなかった。Tinaは次のように言う:

コンピュータをお尻に“着て”、マウスはポケット、そして眼鏡がスクリーンだ。人に見せるためでなく、自分たちのためのやむを得ない選択だった。

彼女はGoogle Glassとふつうの消費者について、こう言っている: “新しい技術は普及に時間がかかることが多いが、Google Glassには将来性があると思う。気軽に意識せずに着脱できることと、便利さが普及の鍵だ。スタイリッシュなデザインと拡張現実のすばらしさ、誰もが好きになると思うわ”。

“今やっと、私たちの時代が来た”

Google Glassの装着感は、2001年にTinaとTomが経験したものとは違う。Tinaの回想では、“ディスプレイは大きすぎて長時間は無理”という。テキストはGoogle Glassと同じくグリーンの文字で表示されるので、視界は妨害されない。しかも、音声で命令できた。二人は、体を温め雨風から身を守るために、それらを着たまま眠ることもあった。2002年に彼らは、人類として初めて、南極の氷冠から写真と音声をライブでブロードキャストした。

Ericcsonが、二人の探検家のスポンサーになった。そのとき彼らは、下のような絵で、彼らのデバイスを“着た”未来の探検家を説明した。

Tinaが今日(米国時間5/8)ぼくに語ったところによると、そのデバイスを作った動機は探検への愛だ。“ソフトウェアとハードウェアのうまい組み合わせを見つけて、探検や軍事や防犯などの特殊な状況で利用してもらうことが、私たちの仕事だった”。南極探検に使ったデバイスは、“探検をしてると、人に伝えたいことが身の回りにたくさんある。でも南極をスキーで踏査しながらライブで送信した人は、それまで一人もいなかった。私たちの経験はGeneral Dynamicsに伝えて、航空母艦の設計にも役立ててもらった”。

Sjogrenたちの冒険旅行から12年後に、GoogleはGlassで、同じく身の回りの世界をよりおもしろくしようとしている。ただし、好奇心旺盛なデベロッパたちではなく、一般消費者への普及がいつになるかは、まだ未知数だ。

TinaとTomから学ぶべきことがあるとすれば、それは、良いアイデアには何年ものちに日が当たることもある、ということ。そしてそれは、年月とともに磨かれ、洗練されていくことだ。

Google Glassは一般のマスコミでも話題になりつつあるが、Tinaは彼女の印象を次のような簡潔な言葉で表現した: “クールね。たぶん、この技術の時代が来たのよ”。それは、かつて、新しい場所で新しいものを見たら、それをリアルタイムでほかの人たちと共有したい、と考えた人だからこそ、言える言葉だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


最新ドキュメンタリー映画曰く:Googleはデータ食らいの本ドロボー

“Google And The World Brain”[仮訳:Googleと世界の頭脳]は、Googleが世界中の本をスキャンするという、現在進行中の訴訟を引き起こした計画に関する最新ドキュメンタリーだ。この身震いするような映画は、無数の著作権作品を取り込み、訴訟され、敗訴し、しかしその過程で書籍に関する独占的地位を得ようとしている会社としてGoogleを描いている。これは恐怖かつ有益であり、Googleを邪悪とする偏った描写を認識できる人にとっては一見の価値がある作品だ。

同映画は、Googleが今日もAuthor’s Guild(作家組合)と法廷闘争を続ける中、広く公開され始めている。同組合はGoogleによる著作権書籍のスキャンと複製がもたらした損害として30億ドルを要求している。Googleは法廷に対して集団訴訟の棄却を求めている。

“Google And The World Brain” は今年のサンダンス映画祭で先行上映され、私もそこで見たが、さらに多くの人々が昨日バンクーバーのDOXA映画祭でこのドキュメンタリーを目にした。開始直後からBen Lewis監督の意見は明快だ。Google Booksはデータ支配に向けた隠湿な策略である。Googleは、誰もが利用できる図書館を作りたかっただけではない。あらゆる知識を使ってその検索と人工知能プロジェクトを改善したかったのだ。

映画は不吉な低音とハイピッチのドローンに始まり、未来学者でSF作家のH.G.ウェルズが『世界の頭脳』を「全人類のための完全な地球規模の記憶」と説明する歴史的な一幕へと導かれる。しかしウェルズは、様々な利点はあるもののの、世界の頭脳が政府に取って代り全員を監視するほど強力になることへの警告も発している。

Googleがハーバードを始めとする各大学図書館に接触し、その蔵書を無料でデジタル化させてくれるよう依頼することは一見無害に思える。彼らはこれを、アレキサンドリア図書館の焼失やハリケーン・カタリナで洪水にあったテュレーン大学図書館のような惨事を避ける手段として売り込む。世界有数の図書館の面々が彼らを無限大の価値と位置づける。図書館長らはインタビューに登場し知的興奮に目がくらんでGoogleの提案を慌てて受け入れてる。たちまち1000万冊の蔵書がGoogleの秘密のスキャニングマシンに吸い込まれていく。

Googleがこれらのスキャン結果の一部をネットで公開し始めるた時、反発が始まった。600万冊の書籍には著作権があり、Googleはスキャンや複製の許諾を得ていなかった。2005年、作家組合と米国出版協会は、Googleが事実上本を盗んでいると主張して訴訟した。図書館も検索巨人に反抗し始めた。

インターネット研究者のJaron Lanierは、「本は単なる特別長いツイートではない」と説明し、他の人々もGoogleは情報の民主化のためではなく、自身の利益のために本を貯め込んでいるのではという疑問を示し始めた。これほど伏線が露骨でない方が、主題の暴露はもっとショッキングになり、おそらく評価も高くなっていただろう。

3年後、原告団は1.25億ドルでGoogleと和解したが、350ページにわたる裁判所文書には、Googleは同社がデジタル化した絶版書籍の独占販売権を持つ ― たとえ著作権のある物であっても ― といういかがわしい条項が含まれていた。映画はこれに「知識利用の独占」というレッテルを貼った。そしてこう問いかける「万人のための図書館を自由に課金できる一企業の手に渡したいと思いますか?」

ドキュメンタリーのクライマックスでは、ニューヨーク州判事、Denny Chinによる和解を承認するか否かの決定に焦点が当てられる。あらゆる知識の運命に関する一人の人間の決断として位置づけることによって、この結果をエキサイティングに見せている監督の手法は見事だ。

[ネタバレ注意。2011年の新聞を読まなかった人へ]:勝利のマーチが鳴り響く中、Chin判事は和解案を却下する決定を下し、Googleの目録む「独占」は阻止され、インタビューに答えた評論家全員が歓喜した。

しかし、Google And The World Brainは悲惨な注記と共に幕を閉じる。Googleはスキャンした著作権物を複製あるいは販売できなくても、Google検索と同社の人工知能プロジェクトはすでに全知識を吸い込んでいる。Googleのある技術者が、著作家のNicholas Carrにこう言った。「われわれがあの厖大な本をスキャンしているのは人間が読むためではない。われわれのAIが読むためだ」。

映画は少々扇情的で、英語の本をスキャンすることは、古典が本来書かれていた古典的ヨーロッパ言語に対する冒涜ではないかを探るなど、いくつか寄り道している。しかし、情報を所有するのは誰か、という興味深い疑問とその答を巡る長い戦いを、極めて刺激的な作品の中に凝縮している。これを見た後は、Googleに対する恐怖が増しているかもしれない。中でも高圧的で恐怖を煽る話を眉につばをつけて聞かない人は特に。しかし少なくとも、Googleは将来今以上に大きく人類を変える運命にある、ということを再確認してあなたは席を立つだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


手動ペナルティを受けた際の対処方法をマット・カッツに訊く

久々に純SEOな記事を、、、ということで今回はマット・カッツにサーチエンジンランドがインタビューを試み、手動ペナルティーを受けた時の対応方法について色々聞いてみたSEO担当者必読の記事をお楽しみあれ。 — SEO Japan

google-penalty-squareグーグルからペナルティーの通知を受け、その理由が分からない場合、ウェブマスターはどうすればいいのだろうか?グーグルのウェブスパム対策部門を統括するマット、カッツ氏は、ウェブマスター向けのヘルプフォーラムを利用することを薦めている。それでも問題が解決されない場合は、再審査リクエストを行い、ペナルティーの詳細を教えてもらうことが出来るようだ。

あるページにスパムが見つかり、モジラが「手動」ペナルティーを受けたことが、今回の騒動のきっかけであった。また、先月には、サイトの1ページに向けられたリンクが原因でBBCが「不自然」なリンクに関する警告を受けていた。

幸いにも、ペナルティーは特定のページのみに対して課されていた。しかし、通知にはこの点が明示されていなかったため、混乱を招いていた。さらに、どちらのサイトも大量のページを抱えており、問題のページを探す作業は、ミッション・インポッシブルに近いと言わざるを得ない。

実は、グーグルは、このタイプの通知の“分かりやすさ”について神経を使ってきた。昨年、不自然なリンクに関する警告(日本語)を送ってパニックを引き起こし、その後、無視しても構わないと告げ、さらなる混乱を招いていた過去があるためだ。グーグルは、URLの例を提示する取り組み(日本語)を始めている。さらに、今月の始めには、再審査リクエストを投稿すると、サイトの問題点を“明確”に指摘してもらえると明言していた。

対処に関するQ&A

通知を送信する際に問題点を明確に示すことで、パブリッシャーにとって、グーグルのサポートフォーラムで活動するボランティアの人達にとって、そして、グーグル自身にとって、大幅に時間を節約することが出来るような気がする。そこで私はその他の質問と共にこの疑問を、グーグルのウェブスパム対策チームを引きいるマット・カッツ氏にぶつけてみた。以下にeメールを介して行ったインタビューの内容を掲載していく:

Q. 通知を送信する際に、とりわけ特定のURLが関係している場合、可能な範囲で問題点をウェブマスターに明確に示すべきではないでしょうか?

グーグルは、ウェブマスターに送信するメッセージの内容を大幅に改善しており、今後も、より具体的で、対処することが可能なメッセージを送る方法を検討していきます。

Q. 通知を受けたら、より具体的な情報を得るため、再審査リクエストを介してグーグルに連絡を取り、問題点に関して、詳しいアドバイスを得ることは可能なのでしょうか?

ウェブスパムに関する通知を受けた場合、手動のウェブスパムのアクションが発動されたことになります。メッセージが明確ではなく、より詳しいアドバイスが必要なら、ウェブマスターのSEOフォーラムで質問することを私は薦めます。問題が解決されたら、再審査リクエストを投稿しましょう。

再審査リクエストを投稿した後、グーグルは、リクエストが承認されたかどうか、あるいは、さらなる作業が必要とされているかどうか等、リクエストの処理に関する情報を提供します。ウェブマスター全員に1対1で対処することが出来るほど多くのスタッフを抱えているわけではありませんが、一部のリクエストには、詳しい情報やアドバイスを提供しています。

Q. 具体的なアドバイスを得られない場合、ウェブマスターは何をすればいいのでしょうか?BBCやモジラ等のサイトの運営者は、大量のページから1つのページを探す上で、具体的にどのような対策を取ればいいのでしょうか?

この点は、ウェブマスターフォーラムを利用することを薦めるアドバイスに当てはまると思います。

手動のペナルティー Vs. アルゴリズムによるペナルティー

それでは、このアドバイスを総合的に検証していく。

まず、グーグルは2つのタイプのペナルティーを用意している。手動ペナルティーとアルゴリズムによるペナルティーである。グーグルは「アクション」や「調整」と呼んでいるものの、基本的にはペナルティーと何ら変わりはない。手動のペナルティー、または、アルゴリズムによるペナルティーを受けた場合、一部のコンテンツ、あるいは全てのコンテンツのランキングは、アクションが発動される以前と比べて大幅に落ちる。

昨年、投稿した「Google、手動ペナルティをほぼ100%ウェブマスターへ報告」(日本語)では、この2つのタイプの詳細、どちらのタイプのペナルティーを受けたのかを見極める方法、そして、アルゴリズムによるペナルティーを受けた場合の対処方法を説明している。 「リンク無効化ツールを使ってペナルティーを解除する方法」でも、ペンギンアップデート等のアルゴリズムによるペナルティーを受けた際の対処方法を紹介している。

手動ペナルティーを受けた理由を解明するには

手動のペナルティーを受けた場合、ウェブマスターは、ほぼ100%ペナルティーの存在を把握することが出来る。グーグルが通知を送るためだ。昨年の秋から、ほぼ全てのケースで通知がウェブマスターに送られるようになっている。

手動のペナルティーの場合、問題を解決し、その後、再審査リクエストを投稿して、グーグルに伝える必要がある。しかし、何が問題なのか、どのページが問題とされているのかが分からない場合は、どうすればいいのだろうか?

カッツ氏は、ウェブマスターは、グーグルが運営するウェブマスターセントラルのヘルプフォーラムで助けを求めるべきだとアドバイスしている。このフォーラムでは、投稿されたサイトの問題点に関するアドバイスをボランティアの人達が送る活動が行われている。

しかし、ボランティアは、サイトの問題点を把握しているわけでもなければ、グーグルの従業員でもない。当然ながら、サイトが手動のペナルティーの通知を受けた理由に関するデータにアクセスする権限を持っていない。つまり、事実上、問題点を推測しているに過ぎない。優れた、経験に基づく推測が行われるかもしれないが、完全に的外れな推測が行われる可能性もある。

フォーラムもいいけど…

BBCの件に関しては、このディスカッションをご覧になれば分かるように、不自然なリンクの通知を受けた理由を解明することが出来たボランティアは一人もいなかった。気にする必要はないと指摘する人達が何人かいたが、グーグルは、何らかの通知を受けたら、放置するべきではないと明言している。

最終的にグーグルの従業員が介入し、1本の記事に向けられたリンクが原因であり、サイト全体に影響を及ぼすものではないと保証していた。しかし、それが実際にどのページなのかは明示しなかったようだ。

モジラに関しては、ボランティアの人達の間で活発な議論が行われ、助けを求めたモジラの代表者に対して、サイト上のスパムと思われるページの例を豊富に挙げていた。しかし、当該のページを見つけることに成功したボランティアは一人もいなかった。そのため、再びグーグルの代表者が介入し、調べるべき場所に関するヒントを出し、その後、カッツ自身が現れ、問題のページを特定した。

つまり、サイトの規模に関わらず、パブリッシャーは、グーグルのペナルティーに関するアドバイスをフォーラムで求めたところで、大勢のボランティアが、実際の問題とは異なる問題を解決するために無駄骨を折るだけで終わる可能性があるのだ。

浮き彫りになった問題を解決することも可能だが、それは違反とは無関係であり、違反自体が解決されない限り、ペナルティーは解除されない。

ペナルティーが交通違反切符だったら

これは、車を運転している際に警察官に止められ、車に問題があるために交通違反の切符を切られるケースに似ている。しかし、切符には、車が安全ではないと記されているだけで、何が問題なのかは明確に記述されていない。

問題を解決する必要があるため、修理のプロに相談する。テールライトが壊れていることに気づき、修理してもらった。さらに、タイヤ圧が低過ぎることが判明し、修理してもらった。どちらかの問題が原因で切符が切られていた場合は、問題点を解決したことを法廷で証明すればいいだけだ。

しかし、フロントガスにひびが入っていることが原因であり、誰もそのことに気づかなかった場合、車を運転することは出来ない。

リクエストの投稿

以上の点を踏まえ、昨年のように(日本語)、今後、グーグルがさらに多くのチケットをグーグルが切るなら、ウェブマスター側としては、理由を詳しく教えてもらいたいはずである。単一のページが問題なら、当該のページを指摘するのは、それほど面倒とは思えない。 そもそも、グーグルの従業員は既にサイトを確認し、特定の理由を挙げて通知を送付しているのだ。

しかし、現実を受け止めるしかない。通知を受けても、原因が明記されていない可能性がある。その場合、次の2つの選択肢から対処方法を選ぶことになる:

  • 原因だと思った場所を修正し、再審査リクエストを投稿する
  • 問題点に関するアドバイスをフォーラムで求め、妥当と思われる問題点を修正し、再審査リクエストを投稿する

カッツ氏は、フォーラムで何が“解決”されるのか明言していない。実際に、一部の質問は無視され、また、“最善の答え”が提供されない場合もある。個人的には、質問を投げかけ、反応を見て、最善の判断を下すべきだと思う。数日間経過しても何も解決策が提示されないなら、詳しいアドバイスが必要な点を明記し、再審査リクエストを投稿しよう。

やはり、グーグルは、再審査リクエストに応答し、問題を解決しようとする姿勢が見られるならば、ペナルティーを解除するか、あるいは、改善されていない問題点について明確な説明を行うべきである。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Q&A With Google’s Matt Cutts On What To Do If You Get A Manual Penalty」を翻訳した内容です。

フォーラムでアドバイスを求めるというのは日本においてどこまで有効なのかわかりませんし、マット・カッツの回答自体も記事も指摘しているように100%クリアでない点もありますが、ペナルティを受けた時の対策の現状を理解する、という意味では貴重な情報源でした。日本でも以前に比べると(適切な対応を行えば)ペナルティ解除が行われる事例が増えているようですが、まだまだ対応面では不十分な点もあるようですし(ま、元々SEOやりすぎたサイトのせいといえば仕方ないのかもしれませんが、長年過剰なSEOを容認・放置してきた、結果サイト側もSEOをやりこみ続けるしかなかった点も多少考慮してほしいです・・・)今後のさらなる改善に期待したいですね。– SEO Japan [G+]

Google Now – あなたの行動を予測する革新的検索サービス

Googleが最近リリースしたスマホ用検索アシスタント「Google Now」。ユーザーの行動を予測して情報提供をしてくれる「未来の検索アプリ」として話題を呼んでいます。検索エンジン史上でもかなりの革新的な機能と思うのですが、実は余り私自身も勉強していなかった 汗 Google Now、今回はサーチエンジンランドがその内容を徹底検証した素敵な記事をご紹介します。これを読めばあなたもGoogle Nowの凄さを体感できるかも? — SEO Japan

iOS版のグーグルナウがデビューし、新たなオーディエンスに、グーグルのこの予測検索サービスが開放された。グーグルナウは、公開してから1年に満たない新しいサービスではあるものの、斬新なサービスから、既に究極の優れたサービスに変貌を遂げている。今回はこの「予測検索」サービスの進化、そして、今後の展開(デスクトップコンピュータへの進出を含む)を検証していきたい。

役に立つ

airport now

空港に到着する時間とルートのオプションを表示するグーグルナウ

Google Now, showing translation and currency info

翻訳と通貨の情報を表示するグーグルナウ

アンドロイドユーザーに向け、グーグルナウが、昨年6月にリリースされた際、このサービスが対応する情報の「カード」は限られていた。個人的にはどれも役に立つとは思えないカードばかりであり、真剣にこのサービスについて考えることはなかった。しかし、その後、グーグルナウは大幅に機能を改善していった。対応するカードが増えるにつれ – そして、私の個人情報をさらに集めるにつれ – グーグルナウは賢くなっていった。

数週間前にフェイスブックを去る際に、このサービスの素晴らしさを大いに体感した。当時私は、迂闊にもフライトの時間を間違え、時間内に空港に辿りつけるかどうか気が気でなかった。

駐車場を全速力で走り、車に慌てて乗り込んだ後、スマートフォン(ギャラクシーネクサス)の電源を入れ、グーグルナウのスクリーンを立ち上げた。そして、フェイスブックからサンホセの空港へのルートを尋ねた。ルートと時間の両方を知る必要があった。

私が話しかける前に、グーグルナウは、既に予定の到着時間とナビを始めるためのリンクを用意していた。検索を行う前に何を知る必要があるのかを理解していたのだ。

さらに、今月の始め、ミュンヘンでも私はグーグルナウに驚かされることになった。私は前回の旅行で残ったユーロを持っていたため、ドルを全くユーロに換えなかった。そのため、為替レートの情報を得ていなかった。調べるつもりではいたが、後回しにしていたのだ。しかし、グーグルナウを利用したところ、調べる必要はなくなった。既に、為替レート、ドイツ語で「hello」を何と言うのか、さらには、ミュンヘンの写真撮影スポットが提示されていたためだ。

衝撃的であった。グーグルナウは私の期待を上回っていた。「推測」または「先読み」検索がもたらす未来を垣間見たような気がした。

また、グーグルナウは、“衝撃的”なレベルではなくとも、様々な場面で役立っている。

例えば、私は金曜日と土曜日に映画の上映リストを定期的に確認している。グーグルナウは、私が検索を行う前に、この情報を用意してくれていることがある。その上、グーグルナウは、私が好きなスポーツチームを把握し、自動的に試合の速報を押してくれる。私が読んだ最新の記事を確認し、同分野のニュースをアップデートしてくれる:

Google Now "cards" showing movie listings, sports scores & breaking news headlines

映画の上映情報、スポーツの速報、最新のニュースを表示するグーグルナウの「カード」

完璧ではない。昨年、SMX ロンドンカンファレンスに出席するためにチェルシーフットボールクラブを訪れた際、グーグルナウは、私がこのチームを好きだと勘違いした。チェルシーのファンには申し訳ないが、このクラブに愛情を持っているわけではない。このケースでは、チェルシーをスポーツのリストから削除するだけで修正することが出来たが、修正不可能な推測が行われるケースもある。それでも、簡単にスワイプして消すことが可能であり、心配する必要はない。

魔法を生み出す材料

答えを出すため、グーグルナウは複数のソースから情報を得ている:

  • ロケーション: 現在の位置 & 位置の履歴
  • 検索: グーグルで検索を行った内容
  • Gメール: Gメールのアカウントに送信されたフライト情報の確認、ホテルの予約 & その他の情報
  • グーグルカレンダー: グーグルカレンダーのアカウントに掲載されているイベント
  • グーグル+: ユーザーの誕生日 & 連絡先に登録されている人物の誕生日
  • グーグルファイナンス: ポートフォーリオにリストアップされた会社の情報

このような個人情報は、グーグルが把握している公の情報と組み合わせて利用されることもある。例えば、グーグルは公共機関の乗り継ぎの地点を把握している。電話がグーグルナウに当該の乗り継ぎの駅の近くにいる点を伝え、この駅を出る電車の出発時刻のスケジュールを推測してもらえると便利である。/p>

同様に、航空券を購入し、Gメールに予約の情報が送信されると、グーグルナウは、特定のフライトを利用することを理解し、フライトの状況に関する公の情報源を確認する。

グーグルナウに関するページ、そして、グーグルナウのヘルプページに用意されているカードの一覧には、グーグルナウが提供する各種のカードの概要が提供されている。

以下に、私が作成したカードの一覧、そして、表示させるために必要な個人情報の種類を網羅した表を掲載する。この表では、カードがグーグルナウに加わった時期、そして、アンドロイドとiOSの双方で利用することが出来るかどうか、あるいは、アンドロイドのみで利用可能なのかについても把握することが出来る(グーグルは、アンドロイド限定のカードを最終的にはiOSにも導入すると明言している):

google now cards

当然、グーグルに上述した個人情報の一部を渡さない場合、グーグルナウは奇跡を起こすことは出来ない。位置情報のみを提供すると、一部のカードしか表示されない。検索履歴(グーグルは“ウェブ履歴”と呼んでいる)やGメールへのアクセスを認めてあげると、さらに役に立つ。

個人情報において、グーグルを信頼しなければグーグルナウは成り立たない。さらに、グーグルのサービスをフル活用する必要もある。例えば、フライトに関するeメールが、ヤフー!メールやマイクロソフトのアウトルック.com、あるいは、アップルのiCloudのメールアカウントに送信されているなら、グーグルナウには反映されない。グーグルナウが対応しているのはGメールのみである。また、ヤフー!やビングで行った検索もグーグルナウには反映されない。そのため、グーグル検索で検索を実施する必要がある。

グーグルナウが役に立つ点を証明することが出来れば、このツールを介した検索が増えるだけでなく、グーグルのその他のサービスとさらに緊密に連動して利用されるようになるだろう。

20%プロジェクトとしてスタートしたグーグルナウ

興味深いことに、グーグルの検索製品そのものであるグーグルナウだが、グーグルの検索部門や“ナレッジ”部門で開発されたわけではない。グーグルナウは、エンジニアが勤務時間の20%を好きな取り組みに費やすことが許可されている、あの有名な「20%タイム」プロジェクトで始まった取り組みである。

バリス・ガルトキン氏アンドリュー・カームス氏の二名が、グーグルマップ部門に在籍していた際に、中心となってこの製品を開発したようだ。グーグルナウが生まれた経緯に関しては、昨年10月にThe Vergeが投稿した記事、11月にグーグル+のアンドロイドページに掲載されたインタビュー、そして、今年の3月にガルトキン氏へのインタビューの内容を掲載したMemeburnに詳細が綴られている。

グーグルナウが20%タイムのプロジェクトであった時代は終わり、現在は複数名のスタッフが100%の時間を割いて取り組むプロジェクトに進化している。ガルトキン氏は製品管理を統括し、一方のカームス氏は同製品のソフトウェアエンジニアリングを担当している。また、2013年1月には、グーグルナウは、検索部門の製品管理ディレクターから、検索部門のバイスプレジデントおよびモバイル部門を支援する立場に昇進したヨハナ・ライト氏に託されていた。

ライト氏は、ユニバーサル検索から、ナレッジグラフに至るまで、主要な検索製品を担当したベテランの従業員である。ナレッジ部門に所属するライト氏をモバイル部門に移す方針は、少なくとも私にとっては、モバイル製品として生まれたグーグルナウが、検索製品に進化したことを物語っているように思える。

グーグルナウの未来: デスクトップ?

検索製品として、グーグルナウが、モバイルデバイスから、多くの検索が行われるデスクトップに手を伸ばす方針は合理的だと言えるだろう。事実、グーグルナウがクロームクロームブック、または、グーグルのホームページに進化することを疑わせる様々な兆候が表れている。現在進行中のGメール・サーチフィールド・トライアルは、確実にデスクトップ化において求められる要素の一つである。

グーグルナウをデスクトップにも対応させるかどうかをグーグルに訊いたとしても、答えてもらえないだろう。また、次にどのようなカードや機能が登場するかに関しても教えてくれないはずだ。しかし、ライト氏は、モバイルで始まった製品が、モバイル以外の分野にも波及することはあり得ると示唆している。

「モバイルの登場により、位置情報から、グーグルにとって素晴らしい背景の情報が得られるようになった。さらに、電話は毎日の生活を支援するため、常にそばにいる。そのため、グーグルナウを立ち上げる手段として、モバイルはうってつけである。」とライト氏は述べている。 

今後の展開に注目する必要がある。一方、アンドロイド 4.1以上(ジェリービーン)が搭載されたスマートフォンには、グーグルナウがデフォルトで搭載されている(また、グーグルプレイ経由でアップデートすることが可能)。さらに、 iOS 4.3以上を搭載しているiPhone、iPad、iPod Touchのオーナーは、iTunesからグーグルサーチアプリの一部としてグーグルナウを手に入れることが出来る。

皮肉にも、iOS向けのグーグルナウがリリースされることにより、アンドロイドよりも多くのiOSのユーザーがこの製品にアクセスするようになるだろう。この点に関しては、「グーグルナウのiOSマーケットは、アンドロイドの“ナウ”ベースの2.5倍」で詳細を確認してもらいたい。

グーグルの検索アプリは首位に立つことが出来るのか?

また、グーグルナウをiOS向けの検索アプリに加えたことで、このアプリの利用者が増えるかどうかにも注目したい。このアプリは昨年10月に大幅にアップグレードされ、アップルのシリのように、音声による検索機能を導入し、また、シリよりも早く反応する完成度の高さを見せつけていた。

それにも関わらず、グーグルの検索アプリはあまりiOSユーザーの間で人気が高いとは言えない。iTunesのチャートでトップ10入りを果たした光景を私は目にしたことがない。16位が最高だと思われる現在は150位前後をうろついている。

反対に、グーグルマップアプリとユーチューブアプリは、昨年リリースされて以来、上位を維持している(現在は11位と12位)。iOSデバイスのユーザー達は、iOSのネイティブアプリの地位を失って以来、この2つのサービスを求めている点は明白である。

一方のグーグル検索は、アップルとグーグルとの契約により、iOSのサファリにデフォルトで統合されており、グーグル検索アプリを利用する必要性は低い。しかし、このアプリを利用してもらうと、少なくとも、アップルが契約の解除に関して“敵対的”な行動(日本語)を起こした際の保険として、あるいは、検索を管理するサービスとしてシリが台頭するのを防ぐ門番として、グーグルにとってプラスに働くはずだ。/p>

グーグルナウは、「サファリで検索を行う習慣」を止めさせるきっかけになるポテンシャルを秘めていると言えるだろう。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Amazing “Google Now” ? When Google Searches Before You Think To」を翻訳した内容です。

記事の事例はまさにSF小説を読んでいるような気分になる凄さですね。冷静に考えるとGoogleが取得しているデータを考えると十分に可能な内容であることもまた分かりますが、それにしても検索の未来を変える機能であることは間違いないと思いますし、今後の発展に要注目です。既に検索でもなくなっているというか、コンピューターがユーザーの代わりに事前検索してくれているわけですが、、、先ほどロボットがマーケッターの仕事を代行する記事を紹介したばかりですが、ユーザーの検索行動まで代行してくれる時代に突入していくのですね。楽しいような、怖いような、でも後戻りはできない世界です。しかしGoogle Glassといい、このGoogle Nowといい、Appleがどちらかというと若干停滞しつつある現状で、最近のGoogleはまた面白くなってきました! — SEO Japan [G+]

Google Mapsの新デザインがGoogle I/Oで発表か?, それらしきスクリーンショットあり

Googleは、来週行われる今年のI/Oカンファレンスで何かすてきなものを見せてくれるはずだが(例によって予告のようなものは何もないが)、その中にGoogle Mapsの新デザインはあるのだろうか? Google Operating Systemという非公式のブログサイトが、それを匂わせている。彼らはその証拠らしきスクリーンショットを二枚手に入れたのだが、それらが本物なら、Google Mapsにはかなり重要な変更が行われることになる。

まず、これまで必ずあったサイドバーが、完全になくなる。地図そのものが強調され、位置データや写真やザガット(Zagat)のリビューといった関連情報は画面左上に浮くカードに収まる(上図左上)。

黄色い道路もなくなる。それは、困るよね。

もちろんこの図は眉に唾を塗って見る必要があるが、でもヴィジュアル的にはかなり進歩してるから、信じたい気にもなる。Google Mapsのこのデザインは、Googleが最近ほかのところでもやっているデザインに右へ倣えしている。

とくに、浮遊するカードは、Googleに最近登場したものだ。最初に使ったのはGoogle Nowだったと思う。またAndroidアプリを売る/配布するGoogle Playストアでも、個々のアプリや曲リストなどがカードで表現される。Knowledge Graphの結果ボックス以外では、まだデスクトップには侵入してないようだが、Google NowのデスクトップWebバージョンがカード化するのは時間の問題、という噂やリークは絶えない。おっと、Google Glassも同社がタイムラインカードと呼ぶものを使ってGlassアプリからの情報をそこに収めている。だから、次にカード化するサービスがGoogle Mapsであっても、意外ではない。

しかもそれに、最近のGoogleは完全秘密主義ではなくなっている。2月には誰も予想しなかったChromebook Pixelをリークして、ジャーナリストや評論家たちをくやしがらせた。その前にはGoogle Playストアの新デザインがリークされ、またGoogle Now for iOSはローンチの数週間も前にビデオがリリースされた。今回の最新スクリーンショットも、疑問は多いとはいえ、もうすぐ全面的リークがあることの、予兆かもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google Docs(Drive)の入力フォーム、ついに日付・時刻の入力フィールドに対応

Google DocsはDriveという名前になったが、Docs時代から簡単に入力フォームを作成する機能が実装されていた。フォームへの入力結果は自動的にスプレッドシートに流しこむこともできる。なかなか便利なものだったのだが、日付や時間を問いたい場合には少々問題があった。

いろいろと理由はあったのだろうが、これまではフォームから日付・時刻を入力するための機能が提供されていなかったのだ。しかしついに入力フィールドのオプションに日付や時刻を指定できるようになった。Form機能があまり宣伝されて来なかったのも、日付および時刻の入力オプション指定ができなかったためと思われる。

これまでは誕生日などの入力をしてもらうフォームを用意するのも大変なことだった。おまけに何とか工夫して日付入力フォームらしきものを用意しても、それを標準的な形でスプレッドシートに取り込むこともできなかった。つまり、日付入力をしてもらう入力フォームはほとんど実用に耐えない状態だったのだ。今回の変更により、ようやく実用的なものが作れるようになったわけだ。


ちなみに入力時にはカレンダー形式の日付ピッカーが表示されることとなる。

Google Driveの入力フォームを使って得たデータを集計する役割を担う人も、今回のリリースで大いに安心することだろう。これからは日付および時間データをきちんとした形式で扱うことができるようになるわけだ。小さく見えるが非常に大きな進歩だ。利便性が大いに増すことは間違いない。

[Photo credit: Flickr]

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Goolge+ ハングアウト・オンエア、ライブ巻き戻しと即時配信が可能に

Google+ Hangoutsでは、友達や同僚との親密な対面による会話が可能だが、同サービスの「オンエア」機能を使えば、公衆への配信もできる。米国大統領はこれらの会話に参加したが、誰にでも同じことができる。今日、Hangoutsチームは、オンエアのライブ視聴をちょっと便利にする楽しい新機能を導入した。

これまでライブ中継はただ見ている以外にすることがなかった。それでも良いのは、冷蔵庫にドリンクを取りに行ったり、電話に出るまでだ。今日から、視聴者はライブ中継をいつでも巻き戻しできる。

加えて、オンエアビデオは即座に配信されるようになり、いつもの「処理中・・・」ダイアログの出てくる待ち時間がない。

唯一の欠点は配信を始めるまで準備時間が長くなることで、このため実際の予定「ライブ」時間に始めるためには余裕が必要だ。

今回の変更からモバイル端末からも高画質版Hangoutオンエアを使える。また、ライブ配信はページを更新しなくてもスタートするようになった。On Airプレーヤーが埋め込まれたページに行けば自動的に再生が始まる。

Hangoutsサービスは多くのGoogle製品に組み込まれ、AndroidやGlassでも使える。Hangoutsの利用場面は様々だが、Googleは公開前に社内で十分試行している。「オプション」オプションは、視聴者とより親密な形でつながる方法として、ローカル、全国どちらのブロードキャスターからも注目を集めている。

[写真提供:Flickr

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


究極のAuthor Rank(オーサーランク)講座

コンテンツマーケティングの台頭やGoogle/SEOの進化で注目されるAuthor Rank(オーサーランク)の概念。過去にも幾つか記事で紹介してきましたが、今回はコンテンツマーケティングの巨頭CopyBloggerから初心者から上級者まで参考になる決定版的な記事を。 — SEO Japan

“Author Rank(オーサーランク)”という言葉を口にすると、オンラインライターは大抵、首をかしげるか、片方の眉を上げる。

彼らは恐らくそれについて聞いたことはあるが、それは全く異なる動物だと定義している

なぜなら、それは現実よりも伝説のように思え、しばしば混乱を引き起こすことがある不明瞭なGoogleアルゴリズムについて言及しているからだ。

しかし、もしあなたが私が書いた過去の記事を読んでいるのなら、Author Rank(Google+、Search + Your World、オーサーシップ・マークアップ)の背後にある開発が、あなたのウェブサイトにより多くのトラフィックをもたらし、あなたのオンライン・ビジビリティを高め、オンライン・オーソリティを確立するということに恐らく気が付いているだろう。

つまり、Author Rankと呼ばれるものには確固たるメリットがあるのだ。しかし、それらのメリットを活かすのは手ごわいかもしれない。あなたは、もしかすると以下のような疑問を持っているのでは…

  • どこから始めればいいのか?
  • 自分は技術的なスキルを持っているのか?
  • それは自分にとって効果があるのか?
  • それが機能していることをどうやって知るのか?
  • 自分は何を成し遂げようとしているのか?
  • これをする時間があるのか?

このアルゴリズムに取り組むのに必要なリソースを持つことができない(もしくは、持っていない)ために、注目やオーソリティやリードを棚上げにする恐れがあるという考えをこれらの心配と合わせると・・・不安が高まる。

うまくいけば、この記事が(このシリーズの前の記事と同様に)その不安をいくらか解消するだろう。

Author Rankの概要

最初から始めよう。

Author Rankは、2005年にGoogleが申請したAgentRankと呼ばれる特許から生まれた。私は、Google+でオーソリティを築く7つの方法(日本語)の中でこう書いた:

AgentRankは、本来、“エージェント”(ライターやその他のコンテンツクリエイターのこと)のためのデジタル署名を作って、その後、彼らのコンテンツ(コメント、ソーシャルシェア、リンク)への大衆の反応に基づいて評判を蓄積するものだ。

ここでの重要な特徴は、このスコアが“ポータブル”だったことだ。それはサイトには結びついておらず(つまりウェブを横断しない)、人(それを作る人)に結びついていた。しかしながら、あなたが“エージェント”を特定するプラットフォームを確立しない限りは、それをするのは不可能だ。

上記特許の1つの問題は、アイデンティティがポータブルではなかったことだ。それは可動性のものではなかったのだ。だから、Googleはその特許をAuthor Rankへとアップデートして、オーサーがGoogle+のアカウントとオーサーシップ・マークアップを埋め込んでいる限りは、オーサーのアイデンティティをウェブ中で追跡できるようにしているのだ。

うん、自分の言葉を引用してみた…

Googleは、スパマーが検索ランキングを操作することを許していたPageRankの抜け道に迫っていた。コンテンツは間違いなく王様だったが、王座は空っぽだった。

つまり、GoogleアルゴリズムをAuthor Rankのようなものでアップデートすることの背後にある目的は、証明されたオーサーに高いビジビリティとクリックスルーを与えて報いつつ、匿名プレイヤーにペナルティーを科すことなのだ。

AJ Kohnは彼のAuthor Rankに関する記事の中でこんなことを言った:

…Google+(アイデンティティのプラットフォーム)のローンチとrel=author(デジタル署名)を一緒にして、アクティビティとエンゲージメントを採掘する2つの会社(PostRankとSocialGrapple)の買収を加えると、Googleがデジタルコンテンツの殺到に対処するためにAuthor Rankを使用することを切望しているのは明白だ。

ついに…目的と手段が正しく並んだ

Author Rankスコアとはどんなものなのか

Author Rankは理屈のままであるが(それをサポートする強力な証拠はある)、コンテンツクリエイターは恐らくPageRankでページ持っていたスコアによく似たスコアを持つことになるだろうと言ってもよいだろう。

あなたのAuthor Rank(以後“AR”と呼ぶ)のスコアは何に基づくのだろうか?

それは、オーサーがもたらす価値が全てだ。そして、その価値は、あなたが誰で、あなたが誰と付き合い、あなたが何を作るかに基づく。まず、あなたのGoogle+アカウントから始めよう:

  • 参加の度合い – Google+での参加が多いことは、高いARスコアを意味する。Googleはあなたが共有するコンテンツを詳細に評価することさえあるかもしれない:あなたはテキストを投稿しているのか、動画なのか、画像なのか?オリジナルの作品を作っているのか、他の人の作品を再シェアしているだけなのか?リンクをしたり、コメントをしたりしているか?受け取ったコメントに返答しているか?ハングアウトをしているか?コミュニティに参加しているか?それらのチャンネル内であなたの参加具合はどんな風に見えるのか?プロフィールを具体化しているか、Circleを作ったか?
  • オーディエンスの規模 – Google+上にどれくらいのコネクションを持っているのか?何人の人があなたと繋がっているか?それらのコネクションのクオリティは?あなたと繋がっているソートリーダーはいるか?
  • コンテンツとのやり取り – Googleは恐らく、あなたが他のコンテンツとどのようにやり取りするかも見ている。あなたは質の高いコメントを残しているか?人々はあなたのコメントやレビューに返答しているか?あなたのコメントは+1を獲得しているか?

もちろん、あなたのスコアはGoogle+アカウントだけと結びついているわけではない。Googleは、自分たちのソーシャルネットワークの外部にあるコンテンツの要素も利用する。

例えば、Googleは以下のようなことを見る:

  • あなたが発行したコンテンツの平均PageRank – PageRankのコンセプトについて知識がないなら、Danny Sullivanの記事、What Is Page Rank? A Guide for Searchers & Webmastersをチェックしよう。
  • 他のソーシャルメディアプラットフォームでのオーソリティ – Googleは、他のソーシャルメディア上のあなたのプロフィールを、それらのサイトから受け取る限られたデータを基に因数分解しようとするだろう。
  • トップレベルのオーソリティの指標WikipediaThe New York Times、大学または政府のサイトなどの権威あるウェブサイトにおける言及は、あなたがその分野で著名なエキスパートであるということをGoogleに示す。

しかし、Googleはあなた自身のウェブサイト上のコンテンツも見るということを忘れないこと:

  • コンテンツの質 – あなたのコンテンツは便利で、オリジナルで、超具体的か?読者はあなたを見つけると、しばらくそこにいるか?Pandaはそれを罰するだろうか?誰があなたのコンテンツを共有しているか?それはどれくらいの頻度なのか?権威あるサイトがそれにリンクしているか?
  • コンテンツの量 – あなたは自分のサイトにどれくらいの頻度で投稿するか?他のサイトはどうか?そのコンテンツの質はどうか?他のサイトに投稿する時、同じクオリティのシグナルを獲得しているか?

ここから核心に移る。

Author Rankのカンニングペーパー

以下のリストでは、あなたはAuthor Rankの要素を活用する方法を知ることになる:

  • Google+アカウントを作成する – これは簡単だ。必ず堅実な略歴を作ること。自分の専門知識の分野を特定するキーワードを使用すること。そして、Google+で私たちをフォローするのを忘れないこと。
  • オーサーシップ・マークアップを埋め込む – Googleが初めてオーサーシップ・マークアップを公開した時、それは手ごわかった。私は、クライアントのためにこのプロセスを説明しようとしていくつかのガイドを書いたが、それは簡単ではなかった。Googleは、オーサーシップ登録ツールを用いてこのプロセスを簡略化した。しかしながら、もしあなたがWordPress用のGenesis Frameworkを使用しているなら、ほんの数分でやってのけることができる。必ず、自分のGoogle+プロフィールと関連付け、見栄えのいい顔写真を使用し、リッチスニペット・ツールを使って自分のステイタスをチェックすること。
  • ソーシャルサイトでの活動を増やす – ソーシャルメディアサイト、特にGoogle+での交流にいくらかの充実した時間を注ぐこと。自分のトップ3に焦点を合わせるのだ。例えば、私にとってそれは、自分のブログとTwitterとGoogle+になる。あなたにとっては、それはGoogle+とPinterestとLinkedInを意味するかもしれない。
  • インフルエンサーと繋がる – 友人やソートリーダーからコンテンツを再共有する習慣を身に付けること。彼らの投稿に“+1”したり、知的なコメントをする。Google+に面白い投稿を書いたり、これらのインフルエンサーを名前付きで引用する。彼らがすでに作ったコンテンツを足場として、再共有の中でそれに追加したり、彼らの仕事に食ってかかるのだ。
  • 優れたコンテンツを作って配信し続ける – あなたは最終的にこれに基づいて判断される。これは、Author Rankの裏にいるライターの質的な経歴を中心となって後押しする。よく考えられた、役に立つブログ記事を書いて配信し、権威あるひとそろいのコンテンツを築き続けるのだ。

現在、オーサーシップ・マークアップの埋め込みの採用率はあまり振るわないが、自分のコンテンツを主張することには、はっきりとしたメリットがある。だから、ためらわずに、より高いクリックスルーから恩恵を受けようではないか。

あなた次第

あなたがGoogle+アカウントを開くまでは、誰もあなたを水の中に押し込むことはない。彼らは、あなたがオーサーシップ・マークアップで自分の記事を主張するまでは、定規であなたの拳をたたくことはない。彼らは、あなたが優れたコンテンツを作るまでは、あなたから睡眠を奪うことはない。

素晴らしいライターになること、そのライティングによって功績を認められることは、あなた次第だ。

そこでお願いがある。もしあなたが、偉大になるという願望をほんの少しでも持っているライターなら、pull a Cortez、自分の後ろにいる船を沈めるのだ。そうすれば、もう後戻りはできない。

今年は、あなたがストーリーの主人公になる年になると宣言するのだ…今年は、あなたが采配を振るう年なのだと宣言するのだ。

全てはあなた次第だ。


この記事は、CopyBloggerに掲載された「The Writer’s Author Rank Cheat Sheet?」を翻訳した内容です。

基本概念から各種ティップス、実践法までうまくまとめた、少し肉付けすれば十分本一冊分のなりそうなレベルで充実した記事でした。オーサーランクを言葉は知っていても何となく漠然と理解していた方もこの記事で大分その意味や重要性、使い方が理解できたのではないでしょうか。記事の最後にもあるように、後はあなた次第です。 — SEO Japan [G+]

Google、Google+ Sign-Inを利用するアプリに無料SEO支援中!

日本ではイマイチ話題になりきれていませんが、英語圏を中心に普及が進んでいるGoogle+。Googleの各種サービスと連携させたり検索結果で何かと優遇したりとGoogleの地道な努力が実を結んでいるようですが、今回は新たにアプリ連携を促進する取り組みを始めたということで早速のその内容をご紹介。特に海外でアプリ展開を行っている・考えている方には確実に集客支援になりそうな朗報なニュースかも? — SEO Japan

Google+-App-Search

アプリで行われた人気の高いアクティビティ、あるいは、閲覧されたコンテンツが何か知りたいだろうか?現在、グーグルは、この情報を検索結果に反映している。その結果、アプリの開発者が、グーグル+サインインを活用すると見込んでいるためだ。

グーグルは、グーグル+のアカウントを使って、サイトやアプリに容易にサインインする手段として、グーグル+サインインを2月に導入していた。現在、グーグルはこのサービスを活用するアプリに対しては、検索結果内で当該のアプリの人気の高いアクティビティや利用を表示している。

この結果はSERPの中央に掲載される。アプリ内で人気の高いコンテンツを明らかにすることで、クリックする手間を省くために用意されている。以下にFandangoの結果ページを掲載する。このページには、グーグル+のページだけでなく、ユーザーの間で話題に上がっている映画のページに直接アクセスするリンクも表示されている:

before after

上のページには、グーグル+ページを持つFandangoがどのように表示されるのかが示されている。 しかし、グーグル+のサインインを利用すると、このスペースは拡大され、その他のグーグル+のユーザーのアクティビティに応じて、アプリ内での人気の高いアクティビティが表示される。当然ながら、この情報は全て、グーグルで検索している際にログインしているユーザーのみに提示される。

この機能は今後数週間で徐々に展開されていくようだ。また、次のアプリがテストパートナーとして参加している:

詳細は、グーグル+の公式ディベロッパーブログの投稿で確認してもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Rewards App Developers Using Google+ Sign-In With Better Visibility On Google Search」を翻訳した内容です。

ウェブ検索に優先表示することで利用を誘うというGoogleならではの強力なアプリ連携促進キャンペーンでした。検索というSNSと並んで(しかもさらに独占的)圧倒的なプラットフォームを握っている(批判を浴びないぎりぎりのラインで)優位性を見事に活用していますね。この試みがどれだけアプリ運営者のGoogle+ Sing-In連携を促進するか注目です。 — SEO Japan [G+]

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Google+-App-Search

アプリで行われた人気の高いアクティビティ、あるいは、閲覧されたコンテンツが何か知りたいだろうか?現在、グーグルは、この情報を検索結果に反映している。その結果、アプリの開発者が、グーグル+サインインを活用すると見込んでいるためだ。

グーグルは、グーグル+のアカウントを使って、サイトやアプリに容易にサインインする手段として、グーグル+サインインを2月に導入していた。現在、グーグルはこのサービスを活用するアプリに対しては、検索結果内で当該のアプリの人気の高いアクティビティや利用を表示している。

この結果はSERPの中央に掲載される。アプリ内で人気の高いコンテンツを明らかにすることで、クリックする手間を省くために用意されている。以下にFandangoの結果ページを掲載する。このページには、グーグル+のページだけでなく、ユーザーの間で話題に上がっている映画のページに直接アクセスするリンクも表示されている:

before after

上のページには、グーグル+ページを持つFandangoがどのように表示されるのかが示されている。 しかし、グーグル+のサインインを利用すると、このスペースは拡大され、その他のグーグル+のユーザーのアクティビティに応じて、アプリ内での人気の高いアクティビティが表示される。当然ながら、この情報は全て、グーグルで検索している際にログインしているユーザーのみに提示される。

この機能は今後数週間で徐々に展開されていくようだ。また、次のアプリがテストパートナーとして参加している:

詳細は、グーグル+の公式ディベロッパーブログの投稿で確認してもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Rewards App Developers Using Google+ Sign-In With Better Visibility On Google Search」を翻訳した内容です。

ウェブ検索に優先表示することで利用を誘うというGoogleならではの強力なアプリ連携促進キャンペーンでした。検索というSNSと並んで(しかもさらに独占的)圧倒的なプラットフォームを握っている(批判を浴びないぎりぎりのラインで)優位性を見事に活用していますね。この試みがどれだけアプリ運営者のGoogle+ Sing-In連携を促進するか注目です。 — SEO Japan [G+]

Google、Monotypeとの提携によりWeb Fontsをデスクトップ用にも提供開始

GoogleのオープンソースWeb Fontsコレクションが、デスクトップでも利用できるようになっている(MacおよびWindows)。「どういうことなのだ」と混乱する方もいらっしゃることだろう。Web Fontsとはそもそも、ウェブ上で自由にいろいろなフォントを利用できるようにするために用意されたものだ。デスクトップで利用できるもなにも、既にきちんと表示されるようになっているはずだ。ただ、表示の際にはフォントのデータをダウンロードする必要があった。これを予め手元にダウンロードしておけば時間の短縮になるというわけだ。

今回の機能実装にあたりGoogleは、フォントビジネスを展開しているMonotypeSkyFontsというツールを利用している。これを利用することにより、いったんダウンロードしたフォントに新たな文字が加わったり、何かしらの変更が加わった際には自動的に反映されるようになるのだそうだ。

GoogleがWeb Fontsの提供を開始したのは2011年のことだった。現在では620以上のフォントファミリーが利用できるようになっている。そして今回のサービス実装により、提供Web Fontsの全てがデスクトップでも利用できるようになったわけだ。ちなみにWeb Fonts提供開始時の目的は、使いたいフォントを利用するのに、Flashを使ったり、あるいは画像ファイルとしてページに埋め込むような方法から、デザイナーを解放しようということだった。そうすることで、タイポグラフィーの観点からも面白いページを作れるようにしようとしたわけだ。

もちろんこうした取り組みを行なっているのはGoogleだけではない。たとえばAdobeもTypeKitというフリーミアムモデルで同様の仕組みを提供している。またEdge Web Fontsでは、フリーでオープンソースのフォントを提供してもいる。

また今回、Googleがデスクトップ向けに提供し始めたフォントも、自分でダウンロードしてインストールすれば、デスクトップでも利用可能ではあった。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Google Glass革命 – 未来のテクノロジーが垣間見えるGoogleの衝撃作

発売時期が公表されると共に世界中で盛り上がっているGoogle Glassですが、いち早くGoogle Glassの試作機を2週間使い倒したという米国の超有名ブロガー、ロバート・スコーブルが書いたGoogle Glassのレビューを紹介します。元マイクロソフトのエバンジェリストとしても有名な彼ですが、普段は辛口な彼がGoogle Glassを大絶賛しているこの内容、読むときっとあなたも使いたくなるはず。 — SEO Japan

まだあなたがGoogle Glassのことをあまりよく知らないとしても、すぐに詳しくなるだろう。ヘッドマウント・ディスプレイの付いた装着型コンピュータ、Google Glassは、ユーザーが動き回っている最中に様々な情報へのアクセスを与える。私は、ここ2週間Google Glassを使った後で、この製品に関する自分の考えを共有している。それはどれくらいゲームチェンジャーなのか?結局のところ、それは価格に行き着くだろう。

先週、私は、Google Glassを装着したままで5つのスピーチをした。6回空港を通過し、数百人の人に私のGlassを試着させた。それを手に入れて以来、眠る時以外はほとんどそれを外すことがなかった。

私の印象はこうだ:

  • 私は今後、Google Glass(もしくは、その競合相手)なしでは、私の人生の1日だって生活しない。この発明は、それくらいに素晴らしい。
  • この製品の成功は、完全に価格にかかっている。私はプレゼンテーションの最後にそれぞれのオーディエンスに“あなたはこれを買いますか?”と尋ねた。価格が文字通り200ドルまで下がると、全ての手が挙がった。500ドルでは、挙手した人は少なかった。これは、学生に対して話していても、もっと主流なそれより年上のオーディエンスに話していても、同じだった。
  • ほぼ全ての人に、“ワオ”、“素晴らしい”、“そんなバカな”、“スゴイ”といった感情の噴出があった。
  • NextWebでは、私の周りに50人が集まり、自分がそれを試着するチャンスを手にするまで私を帰さなかった。私はここしばらくの間カンファレンスでそのような製品を見ていない。私はまるまる1週間このような状態だったのだ。
  • 私がドイツに来る前に持っていたプライバシーの懸念の大部分は、出現しなかった。私は、自分が得たネガティブな反応が少なかったことに驚いた(たった一つだけ、オーディエンスの1人がそれを付けた私とは話さないと言った)。面白いことに、トイレでそれを試すようにと私に言ってきた人がいた(その時は眼鏡を上にあげて、断った)。
  • 完全なジェネレーションギャップを発見した。年配の人は、使うとは言ったが、より懐疑的であまり熱狂的ではなかった。私が会った13歳~19歳の人達は違った反応をした。

GlassがユーザーをGoogleのサービスに誘い込み続ける

価格について取り上げよう。CEOのLarry Pageは、2つの価格点を検討しているに違いない:500ドルあたり、これはとても収益性がある。もしくは、200ドル、これはおおよその材料費に値する。誰かがやったように(私は、Flipboardの“Glasshole”マガジンにそれを投稿した)、あなたもこの眼鏡を分解してみると、多くのパーツがそれほど高価ではないことが分かる。これは、大量生産のためにデザインされている。つまり、何百万台もだ。Googleがそこに到達する唯一の方法は、300ドル以下の価格を付けることだ。

私は、Larryがとても積極的になって200ドルの値段を付けたとしても驚かないだろう。

なぜGoogleはこんなことをするのか?簡単だ。私は今、完全にGoogleサービスの中毒になっている。私の写真と動画は自動的にGoogle+にアップロードされる。他のサービスを追加することもすぐに可能になるだろう(最近、サードパーティによって開発されたTwitter写真アプリを手に入れたばかりだ)。しかし、他のサービスへの自動アップロードをオンにすることは、私の携帯電話とGlassの両方のバッテリを消耗することになる(どちらにせよそんなに多くの電池寿命はない)。だから私は、Facebook、LinkedIn、Twitter、Evernote、Tumblrを自分のGlassに追加するのは拒否するつもりだ。これは、特に、Google+がものすごく良く機能し、デフォルトである時のケースだ。

Googleは広告ベースのビジネスモデルから離れるのか?

さらに、Googleはアプリ内の広告を禁止している。これは、Googleのビジネスモデルにとっては大きな転換である。Larry Pageは、Googleを広告ベースの会社から商業ベースの会社に移行しているのだと思う。

私が試して失敗した最初のことは、“寿司屋を探して”だった。恐らくそれはすぐに修正され、私がレストランで席を予約したり、Bloomingdalesのような店に“こういうジーンズを持って来て”と伝えたりするやりとりを完結する時にはいつでも、もしかするとGoogleが少額決済を徴収することができるようになるかもしれない。

Facebookやその他数多くのサービスがやっているように私たちに広告を見ることを強いるのではなく、この新しい商業ベースシステムで作られる数十億ドルがあるのだ。

Glassは、前例のない正確さで効率性を高める

この眼鏡を2週間かけると、あなたは、これを身に付けていることによって新しい商業世界が開かれるということに気が付く。なぜか?

  1. それは、携帯電話を見るよりもずっとソーシャルである。なぜか?Googleを使ったり、道順を調べたり、他のことをするために、あなたから目をそらす必要がない。
  2. ボイスが機能し、ほぼ全ての人および全てのシチュエーションで機能する。文字通り誰もがボイスを使って使用ができる最初の製品なのだ。このマジックは、ほんのわずかなことにだけ耳を傾けるということは知っているが、実際それはかなりすごいのだ。“OK Glass、take a picture”は機能するが、“OK Glass, take a photo”は機能しない。Glassは、あなたの音声による命令が特定の決められた命令であることを強制し、それ以外のことは考慮されない。これが、正確さをものすごく高くする。たとえあなたに訛りがあるとしても。

私は、カメラにも驚かされ続けている。それは完全に写真と動画の世界を変える。なぜって?一瞬を捕えることができるのだ。スマートフォンをポケットから取り出して、開いて、カメラアプリを探して、読み込むまで待って、写真を撮るまでに何秒かかるかを数えてみたところ、それは6秒から12秒だった。Google Glassなら1秒もかからない。いつでも。それに、ハンズフリーのままでそれを使うことができるのだ。私が車から食料品を運んでいる時に、子どもが何か可愛いことをやっているなんてこともある。

私は、これは1977年に父親と一緒に箱を開いたApple IIを思い出させると人々に言い続けている。それは高価だった。あまり多くのことはしなかった。しかし、私は、自分の生活が大きく変わり、どんどんと良くなっていくということを知っていた。すでに今週私は新しいRSSアプリ、New York Timesアプリ、Twitterアプリを手に入れ、今後もっと多くのアプリを手にすることになるだろう。

これは明らかに、iPhone以来、最も面白い新製品である。そして、私はそんなことを軽率には言わない。

確かに、カメラは照明が暗い場所ではあまり良くないと言える。十分な実用性がないと言える。役立たずに見えるし、一部の人を怖がらせる(まだ新しいので、市場に出ればそれはなくなる)。

しかし、私は気にしない。これは私の生活を変えた。私は、それなしでは1日たりとも生活するつもりはない。それは、それほどに素晴らしいのだ。

さあ、Larry、もしそれを200ドルにする方法を見つけることができれば、あなたはその手に大きな成功を手にするだろう。


この記事は、Socialmedia.bizに掲載された「Google Glass: A revolutionary advance」を翻訳した内容です。

正直、余り興味を持っていなかったGoogle Glassですが、この記事を読んだ後は使ってみたくなりました。。。価格がポイントということですが、数々のネット産業を無料戦略で破壊してきたGoogle先生なら、200ドルで売ることはできそうです。過去10年、ハードウェアの製品という意味ではAppleに話題を独占されていたGoogleですが、Appleも若干成長に陰りが見えてきたようですし、Google Glassの登場と共に、新たな戦いが幕を開けるのでしょうか。Google Glass、プラットフォーム争い含めてワクワクする未来が待っていそうです。その一方、広告やSEOも部隊をPC、スマホから眼鏡に部隊を変えて新たな戦いが行われるのでしょうか。。。マーケッターも頑張らねば。 — SEO Japan [G+]

物理の先生がGlassを通じてCERNの大型ハドロン衝突型加速器の内部を生徒に紹介(ビデオあり)

もしGoogleがGlassがオタクっぽいことを心配しているのだったら、オタクの聖地、CERNの大型ハドロン衝突型加速器の内部をGlassで紹介するというプロモーション・ビデオは作らなかっただろう。

さいわいなことに、Googleはそんなことを全く気にかけなかった(また、気にかけるべきではない)。Glassのような驚くべきイノベーションの実験には外野からの少々の雑音はつきものだ。ともあれGoogleからこちらのビデオが公開された。

今回Googleは宇宙飛行士志望だったクールガイで、オンラインで物理を教えている教師、Andrew Vanden Heuvelをスイスの地下150mに設置された世界最大の粒子加速器のトンネルに送り込んだ。

Andrewはここで1人称視点でハドロン加速器の内部を撮影しただけでなく、Googleハングアウトを通じてアメリカの生徒たちとビデオチャットし、リアルタイムでこの冒険を共有した。

AndrewはこのGoogle Glass体験をブログに詳しく書いている。その中で彼は「重要なのはテクノロジーそのものではない。そのテクノロジーでわれわれが何ができるかだ」と指摘している。

私はGoogle Glassをもうずいぶん使った。今1500ドルを自腹で払うかといわれれば、たぶんノーだ。しかしGoogleがやっていることに大きな意味があることについては確信がある。

最近Glassに対する批判があれやこれや出ている。Googleは時間をムダにしているとか、オタクっぽ過ぎるとか、本当に新しいことをやっている相手の足を引っ張るような非難だ。われわれにはイノベーションが必要だと言いながら、実際に画期的に新しいものが出てくると揶揄したり、やみくもに否定したりする連中が存在する。それにGoogleは初めからGlassは「ひとつの実験」だと言っているのだ。

しかしこの点については改めて記事を書く必要がありそうだ。今回はとりあえずビデオを楽しんでいただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、Chromebookを公衆インターネットキオスクにする新モードを提供

Googleは、Chromebooksは「シェアするため」にあると常に言ってきたが、ゲストモードはあるものの、このデバイスが公衆インターネットキオスクに向いているとは必ずしも言えなかった。今日、Googleは “Managed Public Sessions” 機能を公開して状況を変えようとしている。Googleによると、新機能はChrome OSデバイスを「ログインすることなく高度なカスタマイズが可能な体験を顧客にも従業員にも提供する」インターネットキオスクに変える。

この新モードによって、ChromebookとChromeboxは、顧客が品切れ商品を買えるようにしたい商店や、従業員が製造フロアから在庫を更新できるようにしたい工場、ビジネスセンターに新たな機能を追加したいホテル等にとって、これまで以上に有用な選択肢になると、Chromebookチームは信じている。

デフォルト設定では、バブリックセッションのデータはログアウト後にすべて消去される。

GoogleによるとAdminは、これらのデバイスを通常のウェブベースのChrome OS管理コンソールから操作できる。つい最近Googleは、この管理コンソールをアップデートし、Adminが各Chrome OS端末のホームページやブロック設定等の詳細を管理できるようにした。

Googleはこのモードを、Dillards、 オレゴン州のマルトノマ群図書館、Hyatt Regency San Franciscoなどの組織でテストを続けてきた。

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(翻訳:Nob Takahashi)


GoogleがApp Activitiesを検索に導入―モバイル・アプリでのGoogle+ユーザーの行動を表示

Googleがもっとも強いのはもちろん検索分野だ。だからGoogleのあらゆるサービスから入る情報が検索にフィードバックされるのは理にかなっている。今日(米国時間4/30)、Googleはニューヨークで開催中のTechCrunch DisruptでApp Activitiesを検索に導入すると発表した

たとえばGoogle+でログイン中のユーザーが“Fandango〔映画チケット販売サイト〕という単語を検索したとすると、即座に右サイドバーにFandangoアプリのユーザーに人気のある映画の一覧が表示される。

Google+のプロダクト・マネジメント・ディレクター、Seth Sternbergとプロダクト・マネージャー、Ardan AracがTC Disruptに登壇して新機能のデモを行った。

この機能でAndroidとiOSアプリ上のユーザーの行動を検索に活用するという興味深いプランが見えてきた。今回のローンチ時点でのパートナーはユーザー評価によってコンテンツの表示順位を決定する方式の音楽と映画のサイトだ。Googleはここ数週間のうちに、Fandango、SoundCloud、Deezer、Flixster、Slacker Radio、Songza、TuneInでこの機能をサポートする。これまでユーザーのアプリ内行動の情報はプロフィールページのみに表示されていた。

もちろん、この機能は今年2月にリリースされたGoogle+アカウントを利用したサインインがベースになっている。Googleはデベロッパーに対してサービスへのログイン、サインインにGoogle+の認証機能を採用するよう呼びかけている。Google+による認証はAndroidだけでなくiOSとウェブでも有効だ。

下のスクリーンショットはFandangoを検索した場合だ。現在(左)はGoogle+への最新の投稿が表示されるだけだが、app activitiesが有効になった状態(右)では、Fandangoで人気が上位の映画のリストが表示される。ユーザーが表示された項目をクリックするとFandangoサイトの該当するページにジャンプする。

SoundCloud〔音楽やポッドキャストのクラウド共有〕の場合を詳しく見ると、個々のアイテムをこれまで何人のGoogle+ユーザーが聴いているかも表示される。

アプリ内でのユーザーの動向が検索で詳しく表示されるというのはAndroidアプリのデベロッパーにとってGoogle+のサインイン機能を実装するための動機付けになるだろう。検索にアプリの現実の活動内容が表示されれば、さらなるダウンロードを促すために大いに役立つ。AppleのApp Storeにはユーザー評価やユーザー・レビュー、わずかなスクリーンショットが表示されるが、 ユーザーが実際にそのアプリを使って何をしているかは分からない。

たとえばゲーム・アプリにこの機能がサポートされれば、検索結果にトップ・スコアやそれを記録したユーザーが表示されるようになるかもしれない。これにはアプリのソーシャルな対話性を深める効果があるだろう。

〔日本版〕App ActivitiesはAndroidまたはiOSアプリ上のユーザーの行動をGoogle+のプロフィールページにストリーミングする機能(ユーザーの明示的許可が必要)。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google GlassはDroid RAZRやGalaxy Tab 2.0と同じチップセットを使用

Googleは今週の初めにGlassのスペックの一部を明かした方がよいと感じたようだが、しかし同社のこのウェアラブルディスプレイは、5メガピクセルのカメラと16GBの内部ストレージだけでは終わらない。Google Glassにはほかに何があるのか、知りたい人のために、AndroidデベロッパでGlassのエクスプローラーでもあるJay Leeが、彼のプレビュー機をいろいろいじくって、このハードウェアについていくつかのことを見つけた。

Leeがまず確認できたのは、GlassがAndroid 4.0.4 Ice Cream Sandwichで動いていること(CEOのLarry PageはGoogleの最近の決算報告で、Glassは“言うまでもなく”Androidだと言った)。またLeeはチップセットがTexas InstrumentsのOMAP 4430であることを見つけた。このチップセットはMotorola Droid RAZRやSamsungの7インチのGalaxy Tab 2.0にも使われている。いずれも最盛期には優れたデバイスだったが、そこに使われているチップセットはとくに新しいとは言えない。

分からなかったこともある。Leeはプロセッサのクロックを判定できなかった(4430のCPUのクロックは1〜1.2 GHzだが)。RAMは計ると682MBだったが、本当は1GBだろうとLeeは思っている。でも、たかが眼鏡のわりには、上出来のスペックだ。しかも最近あちこちで聞かれる噂によると、意外と簡単にrootになれるそうだ。GoogleのChromeのチームでインターンをしているLiam McLoughinはツイートで、rootアクセスは理論的には簡単なはずだ、と言った。Leeが今回いろいろやる気になったきっかけが、このツイートだった。

CydiaのファウンダでアドミニストレータのJay FreemanがTwitterで公開した情報によると、彼も今rootアクセスへの途上にあり、その現状を示す写真もポストした。今すでに、Glassをプラットホームとして使う企業も現れている(PathとThe New York Timesがその筆頭か)。EvernoteなどもGlass対応をやるらしいが、とにかくハードウェアは相当強力であるし、容易にrootになれるらしいから、GlassはAndroidでいたずらしたい人たちにとっても、よだれが出そうなお品だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft Officeの文書をブラウザ内で開けるプラグインがChrome Beta用に登場

Microsoft Officeの文書をブラウザで見なければならない機会が多い人たちのためにGoogleが今日(米国時間4/25)から、そのためのChromeエクステンションを提供する。具体的には、WordとExcelとPowerPointのファイルだ(.doc, .docx, .xls, .xlsx, .ppt, .pptx)。これまではGoogle Driveのビューワで見ていたが、エクステンションChrome Office Viewer(まだベータ)をインストールするとブラウザ自身がこれらの文書を開けるようになる。

OSがChrome OSであるコンピュータChromebookには前からこの機能があったが、今ではWindowsとMacのChromeブラウザでも利用できる。ただし、安定版ではなくChrome Betaを使うこと。

この20メガバイトもあるプラグインは、専用のサンドボックス内でファイルを開くからマルウェアにやられない、とGoogleは言っている。“だから汚染されたOfficeファイルを使っても、それが個人情報を盗んだりユーザのアクティビティを監視することはできない”、という。

Googleは今日の発表の中で何も言っていないが、昨年買収したQuickofficeの技術が、このプラグインにかなり貢献しているのだろう。Googleが2月にPixelという名のChromebookをローンチしたときは、同社のNative Client技術を使ってQuickofficeをChromeに移植する、と言っていた。それからすでに3か月が経とうとしているから、Office文書をブラウザ内でどうするかという発表が、Googleからあってもおかしくないタイミングだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ニューヨークタイムズがGoogle Glass用アプリを公開。ヘッドライン読み上げも

Googleの野心あふれるGlassディスプレイは一般公開まで未だに遠いが、この出来たてホヤホヤのGlassに、第一人称写真撮影以外にできることが増えた。つい先ほどNew York Timeは、独自のGlass対応アプリを公開した。これは野心的ヘッドセットにとって初のインストール可能なサードパーティーアプリだ(厳密にはPathが最初のサードパーティーアプリで、初期バージョンのデバイスにプレインストールされていた)。

New York TimesがここまでGlassをもてはやすのは驚きではない。Googleのデベロッパー担当者、Timothy JordanはNew York TimesのGlassアプリを、オースチンのSXSW 2013で(、最新のニュースや見出しが一定間隔でヘッドマウントディスプレーに表示されるところを披露した講演の全篇はこちら)。ニュースのストリームを追う操作はごく簡単のようだ。頭を軽く傾けると写真や記事本文を見ることもできる。

アプリの設定は簡単だ。上のリンクをクリックするとGoogleアカウントを聞かれる。

準備が完了すると、Glassは時折あなたの耳元でヘッドラインを読み上げる。簡単な記事要約を読み上げる機能もある。日々のニュースを実にいい感じで(妙に侵略的かもしれないが)消費できる。他社も独自のGlass体験を創造することを既に約束している。PathとNew York Times以外に、EvernoteやおそらくTwitterまでもがGoogleの破天荒なデバイスのためにアプリを開発している。

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(翻訳:Nob Takahashi)