アップルの新しいiPad miniはやっぱりminiだった

iPad miniを使うのは非常に楽しい。伝統的なノートパソコン向けの仕事を除けば、サイズ的にベストなタブレットだろう。これはいい。Appleが今回アップデートしてくれたことに感謝したい。

小さなminiでも、Apple Pencilが使えるようになったのは最高だ。メモを書いたり、スケッチしたりする分には、画面の面積が足りないという心配はいらない。プロのアーティストにとっては、より大きなiPadに比べて不利だろうが、持ち運び可能な落書き帳としてなら、iPad ProやAirに比べて、まったくかさばらず、手軽に扱える。

唯一の欠点は?素晴らしい新しいPencilを使った後では、miniで使える古いタイプのPencilは、ツルツルしていて滑りやすい。それに平らな面がないので、シェーディングや曲線のスケッチといった作業の際に、指を置く位置で向きを確認できない。

とはいえ、実際に描いてみれば、その感触は素晴らしく、機敏に動作する。Pencilが利用可能な他のモデルと比べても、応答性は同等で、遅れを感じることもない。

古い方のPencilに対応した訳は、デザインとコストのバランスを考えた結果だろう。平らな面を諦めれば、iPad Proに採用したPencil充電用の磁石アレイを再設計する必要もない。それは、ある意味スマートキーボード用のコネクタと同じように、かなり値が張るものだと考えられる。というわけで、新しいAirにもminiにも、第2世代のPencilは採用されたなかった。

Touch IDは、iPad ProのFace IDと比べると、古臭くてまどろっこしく感じられるかもしれない。ただし、miniの使い方を考えれば、それほど悪くない。なぜならminiは、机の上に置いてキーボードでタイプ入力するのではなく、いつも手に持ったまま、指で触って使うものだからだ。とはいえ、iPadを使い始めるには、ぎこちなく、押し付けがましい余計な操作を強いられるのは確かだ。それによって、Face IDと新しいジェスチャーが、いかになめらかに動作するかということを思い知らされることになる。

筐体ののデザインはほとんど変わっていないので、旧モデル用のケースやキーボードを持っていれば、ある程度の互換性が期待できる。ただし、カメラの位置が変わり、ボタンの位置もわずかながらズレたので、実際に合わせてみると、使えるものと使えないものがあるかもしれない。

新しいminiのパフォーマンスは、間違いなく最高だ。もちろん、iPad Proと比べれば劣るものの、新しいiPad Air(まだテストできるものを入手していないが)とまったく同じだ。少なくとも、表面的な仕様は同じであり、あえてクロックを下げて性能を落としたりはしていないと信じている。それによってminiは、そのサイズにしては非常に強力なタブレットとなっている。同じくらいのサイズの他のタブレットを完全に凌駕する。

画面はなめらかで、発色も素晴らしい。表面から奥に引っ込んだ感じもまったくない。ただ、タップしてスリープ解除することができないのは残念だ。

パフォーマンスは、その比較的高価な399ドル(日本では4万5800円から)という価格に見合ったもの。ベストを求めれば、それなりの金額を払う必要がある。

昨年、私は12.9インチのiPad Proをブラジルへの出張に連れて行った。バックアップや、代役となるマシンなしでだ。その環境でTechCrunchを運営できるか試してみたかったのだ。それには、イベントの計画から論説の執筆、その他いろいろな分野にまたがるプロジェクトも含まれている。それがあまりにもうまくできたので、結局そのままとなり、それ以降、MacBookをまともに開いたことがない。その経験については、いつか記事にするつもりでいる。そこには話しておくべき興味深い事柄が、いろいろと含まれているから。

ここでは、その文脈を含めて考えてみよう。というのも、iPad Proは強力なコンピュータであり、性能も優れているものの、タブレットとして標準的ではない方法で使うのは、正直「楽しく」ない。その点では、これまでもiPad miniは常に輝いていた。その優位はこれからも変わらない。

ゆったりしたジャケットやコートのポケットならすっぽり入る。何しろminiは重くないので、手首をひねって支えても、大きなiPadほど負担にならない。片手で十分扱えるのだ。

このような話を続けてもよいのだが、それは詰まるところ、「小型のiPad」としてのiPad miniが、2012年に登場したときの最初のレビュー以来、ここ何年も嫌になるほど言われ続けてきたことと同じになってしまう。これは本当に、Appleの現在のiPadのラインナップの中で、真っ先に選ぶべきモデルだ。もし安いモデルがいいなら、安いもの(言い方が悪ければ「最も入手しやすいもの」)を選べばいい。小さいものがいいなら、iPad miniを選べばいい。

現行のラインナップの他のiPadは、選ぶのに複雑な条件を比較しなければならない。その点、miniの選択基準は明快だ。

小型のiPadが登場することが明らかになる以前に、私は、当時まだ非常に未熟だった小型タブレットの市場を、Appleならどのように定義するのか、といった記事を書いたことがある。それは確かに定義された。他のどんな小型タブレットも、これまでのところ市場に大きなインパクトを与えることはできていない。もちろん、ブリスターパックで売られているような、やがて希少価値は出るかもしれない、粗悪なAndroidタブレットの類はカウントしない。

以下は、2012年時点の私の見解だ。

はっきり言って、小型タブレットの市場などというものは存在しない。(中略)2年前、私たちはタブレット市場を連続する全体とみなしていた。iPadなんて買う人いるのか、という話もあり、他のメーカーがコンシューマー向けタブレットを作ろうとして失敗した、といったことも語られていた。今やiPadは、他のメーカーやプラットフォームでは真似のできない大成功を収めている。

しかし、タブレット市場は1つの大海ではない。それは、互いにつながってはいるが、いくつもに分かれた水域であり、われわれは、それが形作られるのを、今まさに目にしているのだ。そしてiPad miniは、すでに「小型タブレット」の池の中でうごめいているオタマジャクシと競合するものではない。その支配を拡大していく大きな魚を目指しているのだ。

そう、これはまだ言えているだろう。

1つの大きな違いは、当然ながら今のiPad miniには、それまでにiPad用に開発された膨大な種類のアプリが付いてくるというメリットがあることだ。それらのアプリは、タブレットの中身やサービスに対する、実体のともなった本物のアクセスを可能とする。それは2012年には、まだまったく保証されていなかったことだ。われわれは、あっという間に忘れてしまう。

コンシューマー向けセグメントばかりでなく、iPad miniは産業、商取引、そして医療といった分野の用途でも、高い人気を誇ってる。カルテや患者の病歴からPOS、現場での情報確認まで、miniのサイズは、こうしたプロのユーザーに最適だ。実はそうした用途が、Appleがminiをアップデートすることを決定した大きな要因なのだ。

他のモデルと比較すると、価格的にも初めて登場したときと同じくらい高価に感じられるが、iPad miniは際立ったデバイスであり続けている。小さく、スマートで、今では途方もなく速くなり、ストレージ容量も十分だ。小さいことは、大きなアドバンテージだと私は考える。それにより、miniは、自立した存在たり得る。「ノートパソコンの代わりとしてのiPad」の議論とは無縁だ。これまで以上に多用途で、便利になったと感じられるのは事実だが、それはまったく本質ではない。私はこのminiが、改めて、非常に気に入ってしまった。そしてPencilが使えるようになったことで、魅力はさらに増している。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

アップルが10.5インチのiPad Airと7.9インチのiPad miniを発表、史上初の5画面ラインアップに

アップルは3月18日、iPadシリーズのラインアップをアップデートし、10.5インチのiPad Airと7.9インチのiPad miniをリリースした。iPad Airは2014年10月にリリースされたiPad Air 2から約4年半ぶりの復活、iPad miniは2015年9月にリリースされたiPad mini 4から約3年半振りのアップデートとなる。世代で表記するとiPad Airは第3世代、iPad miniは第5世代だ。

いずれも、プロセッサー(SoC)はApple A12 Bionic、指紋認証センサーのTouch ID、64GB/256GBのストレージを搭載し、第1世代のApple Pencilに対応する。カメラは前面のFaceTimeカメラが700万画素、背面が800万画素と控えめ。カラバリは、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。そのほかiPad Airは専用端子のSmart Connector経由で本体カバーにもなる薄型キーボード「Smart Keyboard」を利用可能だ。

従来同様、Wi-Fiモデルとセルラーモデルを用意しており、いずれもWi-FiはIEEE802.11ac対応、セルラーモデルは、nano-SIMとeSIMを利用可能だ。

税別価格は、iPad AIrのWi-Fiモデルの64GBが5万4800円、256GBが7万1800円。セルラーモデルがそれぞれ6万9800円と8万6800円。iPad miniのWi-Fiモデルはそれぞれ4万5800円と6万2800円、セルラーモデルがそれぞれ6万800円と7万7800円。

真新しい点は少ないが、既存の技術を結集してコストダウンを図った普及モデルという位置付けだ。特に長らく放置されてきたiPad miniの後継モデルが登場したことは、ファンにとっては非常に喜ばしいところだ。これによって、7.9、9.7、10.5、11、12.9インチと5つの画面サイズをラインアップすることになったiPad。もちろん、アップル史上最もラインアップの多い製品シリーズとなった。アップルはいったいどこに向かうのだろうか。

新しいiPad miniとエントリーレベルのiPadがついそこまで来ている

Appleが、iPadのニューモデルをユーラシア経済委員会の参照データベースに登録している。モスクワに本部のあるこの委員会には、アメリカのFCCのような製品データベースがある。そしてそれによると、Appleは新しいiPad mini 5と、エントリーレベルのiPadのアップデートバージョンを近く発売するようだ。

このデータベースには過去にも、Appleの新製品の情報があった。今日(米国時間1/25)MySmartPriceが見つけた二つの新しい登録書類には、どちらもiOS 12が動く新しいタブレットが載っている。

最初の書類には5つのモデルがあり、第二の書類には2つのモデルがある。通常は、ストレージやLTEの能力など構成の違いによって、異なるモデルになる。

それはこれまでの噂どおりで、前から新しいiPad miniと廉価版のiPadが2019年に出る、と言われていた。Appleの新製品予言者Ming-Chi Kuoの予想では、iPad miniのアップデートは7.9インチのディスプレイだ。このデバイスは長年アップデートされなかったから、Appleはアップデートしない、とみんなは思ってしまった。でもAppleは、このサイズのタブレットが好きな人たちのために、新製品を用意したのだ。

通常サイズ(9.7インチ)のiPadに関しては、iPadの最後のアップデートは2018年3月だった。全員がiPad Proに注目している中で、中には安いiPadがほしい人もいる。だから329ドルの9.7インチiPadは悪くない。Appleはこの機種のアップデートを通常、毎年行っている。

今日の登録書類からは、これらのデバイスのルックスが分からない。ベゼルは薄くなるのか、Face IDのセンサーはあるのか、USBはUSB-Cになるのか、などなど気になることは多いけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Wi-Fiの規格の次のバージョンはWi-Fi 6になる、802.11xxより分かりやすいというが?

Wi-Fiのプロトコルに長年、802.11ab、802.11nなどの、IEEEが定義した耳に心地よい〔皮肉!〕名前をつけてきたWi-Fi Allianceがついに、数字や文字が多すぎると判断して、方針を変えた。どう変えたのか? Wi-Fiの次のバージョンはWi-Fi 6になる。これを好きになれない人は、喘そ・そ・そ息が悪化するだろう。

Wi-Fi AllianceのCEO Edgar Figueroaがプレスリリースで言っている: “20年近くWi-Fiユーザーは、自分のデバイスがWi-Fiの最新規格をサポートしているか知るために、因習的な技術用語を理解する必要があった。このたびWi-Fi 6をご提示できることは、Wi-Fi Allianceにとっても喜びであり、この新しい命名法によって業界とWi-Fiユーザーの両者が、特定のデバイスや接続がサポートしているWi-Fiのジェネレーションを容易に理解できるようになると思われる”。

Wi-Fi 6は実際には802.11axであり、802.11acの改良バージョンだ。その名目上のデータレートは、Wikipediaによると、IEEE 802.11acより“37%高く、細部の修正によりスペクトルの利用効率が良くなったのでユーザースループットは4倍の増加を達成した”。5GHzのストリームを8つと2.4GHzのストリームを4つ同時に流せる。

6に加えてこれからは、802.11acはWi-Fi 5、802.11nはWi-Fi 4と呼ばれることになる。デバイスはジェネレーションで公式に認定され、最初のWi-Fi 6デバイスが登場するのは2019年になる。でも、今からすでに802.11の命名法に別れを告げて、Wi-Fiの混乱に早めに対応した方が良いだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple、iPad miniの改訂は終了か?

近々Appleが新しいiPadを出すと噂されている。しかしiPad miniはどうなのか? BGRの最新記事によると、iPad miniの改訂はなさそうだ。そしてiPad miniは終末を迎えるかもしれない。

AppleはWWDCで、10.5インチ画面で外枠の細い新型iPadを発表するらしい。このiPadは現在の9.7インチiPad Proとほぼ同じ大きさなので、iPad Proラインアップでこの小型機を置き換えることになるだろう。

ローエンドでは、最近低価格の9.7インチiPadを発売した。価格はわずか320で399ドルのiPad mini 4よりも安い。

この入門レベルのiPadやiPhone 7 Plus(およびファブレット全般)がiPad miniより人気なのは明らかだ。だからAppleはiPad miniをやめようとしている。iPad miniを店頭からなくすことはAppleにとって苦渋の決断かもしれない。しかし私はAppleがまだ少しの間iPad miniを残すと思っている ―― ゆっくりとフェードアウトしていくのだろう。

2012年に登場したとき、iPad miniはホットな新製品だった。フルサイズのiPadは重量級のモンスターで、だれもがNexus 7やKindle Fireといったタブレットに興奮した。携帯電話には小さな3.5インチディスプレイしか付いていなかった。

みんなが軽くて持ち歩けるデバイスを求めていた。iPad miniはウェブを見てメールを読むなどに最適な端末だった。映画を見るには少々小さかった。私はiPad miniが大好きだった。

しかし、iPadが軽くなり、スマートフォンが大きくなるにつれ、iPad miniは以前ほど便利ではなくなった。そしてタブレット市場全体は成長していない。AppleがiPad miniをどうするつもりか、WWDCを待つことにしたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

9月9日のAppleイベント、iPad Pro、iPad Mini 4などが登場するとの噂

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9月9日にAppleのイベントが行われる。流布する噂から判断する限り、このイベントはどうやら長時間のものとなりそうだ。

9to5MacのMark Gurmanによると、iPhoneおよび新しい(そしてモニター周りの世界を一変させるかもしれないApple TV 4に加え、長らく噂されていたiPad Proおよび新しいiPad miniが登場することになりそうなのだ。

iPad Proというのは、MacBookサイズのタブレットだ。デバイスが大きくなっても問題となりにくい、法人利用を想定するデバイスだ。AppleはCiscoやIBMとのパートナーシップを発表していて、そのような中で、いよいよiPad Proが登場してくるのだろうと噂されている。

iPad ProはFourceTouchに対応したスタイラス入力インタフェースを備え、よりパワフルなスピーカーを備えているとされる。

Gurmanの情報ソースによれば、iPad Proのプレオーダーは10月末あたりにはじまり、11月に販売開始されるだろうとのことらしい。

そして消費者向けにはiPad miniも登場してくるだろうと噂されている。iPad mini 4はより強力なCPUを備え、そして薄くなっているだろうとの話。画面を分割して利用できるようにもなっているだろうと言われている。

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(翻訳:Maeda, H

Apple Storeから静かに姿を消したオリジナルのiPad mini

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販売中の中で唯一Retina非・対応だったオリジナルのiPad miniの販売が停止となった模様だ。9to5Macの記事にあるように、ひっそりとAppleのオンラインストアから姿を消してしまったようだ。1日前のiPad販売コーナーと見比べてみると(下の写真参照)、第一世代iPad miniが製品リストから姿を消しているのだ。iPad mini 2、iPad AirおよびiPad Air 2は相変わらずリストに掲載されていて購入可能となっている。

姿を消したのはやや唐突ではあったものの、iPad miniが姿を消すのは当然のことであるとも思う。リリースは2012年で、解像度は初代iPadと同じ1024×768だった。Appleにとってははじめての7.9インチモデルで、初代iPadと同じピクセル数であったことから解像度的には向上してはいたものの、昨今のRetinaモデルとはずいぶん差のあるスペックとなっていた。

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搭載されていたプロセッサーもA5で、世代的にみてもいささか古臭いものとなっていた。326ppiのRetinaディスプレイを搭載したiPad mini 2のエントリーモデルと比較すると、価格差は50ドルしかなかったが、多くの購入者は当然にiPad mini 2を選択するようにもなっていた。

Apple.comのサイトには「Certified Refurbished」というコーナーがあり、そこではまだiPad miniが扱われている。Apple以外の小売ショップではまだ在庫にもっているところもある。しかしいずれにしても、オリジナルiPad miniの時代は終わったということになる。もちろんすでに利用している人がただちにiPadを楽しめなくなるというわけではない。Appleも、この秋にリリースされる新機能を搭載したiOS 9にも対応しているとアナウンスしている。

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(翻訳:Maeda, H

Apple、次期iPadには反射防止コーティングを採用か

Appleが新しいiPadの生産を開始した、とBloombergの最新記事が伝えている。次のApple製タブレットは、9.7インチ(iPad Air)と7.9インチ(iPad mini)の2モデルで、新しい反射防止コーティングが施され、明るい場所でも読みやすくなるという。

新しいiPadは、早ければこの四半期末か、昨年のiPad発表と同じ10月には登場するらしい。9.7インチモデルは、すでに製造過程に入っており、7.9インチモデルも年内に発売されるという。記事は、新しいコーティングのために大画面の生産台数が制約を受ける可能性があると書い1ているが、これは驚きではない ― Appleは、新しいハードウェアモデルが製造ラインに入る時、ほぼ間違いなく供給困難に陥いる。

Appleは過去数四半期タブレット販売が停滞しており、新機種の投入はiPadの売上に是が非でも必要なエネルギーを注入するものだ。Bloombergの記事にスペックについて他に新しいことは書かれていないが、両機ともプロセッサーは、9月に発売されるiPhone 6と同じかアップグレード版を塔載すると思われる。

興味深いのは、新しいiPhoneがタブレットの販売に与える影響だ ― もし噂が本当なら(今や信用できる報告が複数ある)、次期iPhoneは大画面になる(4.7インチおよび5.5インチ)。iPadの領分にはまだはるか遠いものの、もし実際に新iPhoneがこのサイズになるとすれば、ユーザーの大画面志向に答えるものであり、停滞するタブレット市場を踏まえると、かつて喜んで複数台持っていた消費者が、1台で済まそうとしていることを示唆しているのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iPad Air、miniの壁面、ダッシュボード用マウント、MagBakがKickstarterで34ドルから

MagBakは「世界最薄のiPadマウント」だと主張している。すべてのMagbakキットにはMagStickという磁石を内臓した壁面取り付け用アダプターが含まれているが、厚さは鉛筆ほどしかない。磁石は非常に強力でiPadiをしっかりと支えてくれる。

今回募集している最新バージョンはiPad AirまたはMini用で、Kickstarterで予約できる。目標額の1万5000ドルの2倍以上の3万2000ドルを集めている。キャンペーンの残り期間はあと3日だ。

他の傷をつけないiPadマウントと同様、MagStickも3Mの両面テープで壁に接着する。慎重に剥がせば家具などに傷をつけることはない。ただしMagStickはKoala Mountのようなタブレット・マウントに比べてずっと薄い。

iPad本体の上下に取り付けるグリップは磁石をシリコーンラバーで覆ったものなので冷蔵庫その他の金属の平面に吸着する。

高価なiデバイスを両面テープと磁石で壁に貼り付けておくなどというのは災いを自ら求める仕業のように思えるかもしれないが、2013年に発売されたMagBakキットは私自身が試したところでは非常に安全だと思えた。

ただしひとつだけ注意しておいた方がよい点がある。 3MのCommand 両面テープはメーカーのサイトの情報によれば湿度の高い環境での使用には適さないということだ。そういう環境のユーザーがiPadマウントを壁に取り付けるにはネジ止めなど堅固な方法を検討したほうがよい。

MagBakに対する小さい不満はグリップを装着しているとMoshiカバーやキーボードカバーを装着できないことだ。ただMagbakではシリコーンのマグネットは手の滑りを止めて持ちやすくするとしている。MagBakはグリップとスティック1本のベーシックセットが34ドルで、アメリカ国外へ発送する場合は送料が15ドル追加される。.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


iPadの新広告キャンペーン「Your Verse」がスタート。訴えるのは「創造性」と「高級感」

サンフランシスコ・フォーティナイナーズとカロライナ・パンサーズのプレイオフ中、iPadの新しい広告が放映された。キーワードは「クリエイティブ」(creativity)ということであるようだ。一般の受け取り方とは少々ずれがあるかもしれないが、AppleはiPadを消費用のデバイスであるとは位置づけていない。この広告でもやはり、iOSデバイスは利用者の創造性を広げるツールであるという側面を強調しているようだ。

「What will your verse be?」(訳注:「iPadで描くココロのカタチ」というようなニュアンスでしょうか)というのがキャッチフレーズとして利用されている。「verse」には「詩の一行」というような意味もあるが、それを積み重ねてひとつの詩として形にしていくというようなことをイメージしているのだろう。「クリエイティブ」なシーンで活用されるiPadの様子がいろいろとフィーチャーされている。たとえば映画撮影のシーンであったり、あるいはプロトタイピングツールとして利用され、または文章作成にも使っていて、あるいは海底での作業にも活用されるといった具合だ。

もともと、iPadのコマーシャルはといえば、家庭のカウチの上など、日常的なシーンで利用するというものが多かった。しかし今回のものはそうした路線とは一線を画し、世界中の「非日常」で活躍する様子を描いている。短いコマーシャル内のみではなく、サイトにも「Your Verse」というコーナーが用意されているので、興味のある人はそちらを見てみると良いだろう。

尚、「Your Verse」では、「クリエイティブ」ということだけではなく、iPadの持つ一種の「ステータス」や「高級感」のようなものを訴えようともしているように思える。これはたとえばLexusなど、ハイエンドと位置づけられるプロダクトのマーケティングスタイルと一致するものだ。Appleの持つブランドイメージをアピールするのに適したスタイルだと言うことができよう。ブランドの持つ「優位性」のイメージで、AppleはAndroid陣営とのタブレット戦争を戦っていくことになるわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


パニック的騒乱もあった中、感謝祭当日に140万台のタブレットを売り上げたウォルマート

記事執筆時点、アメリカではまだブラックフライデーの売り上げ結果など出ていないが、しかしウォルマートが満足気に成果を報告している。なぜウォルマートが結果を予測できているかと言えば、それは単純な話だ。ブラックフライデーの売り上げは、前日の感謝祭の売り上げと同様の傾向を示すもので、そしてホリデーシーズンの間もだいたいそうした傾向が続くことになるからだ。

売り上げ額の詳細については1日が終わらなければ出てこないが、取り敢えず前日の感謝祭には、ウォルマートは全米で140万台のタブレットを売り上げたようだ。メーカーや機種などの分類はまだできていないが、ウォルマートによれば、iPad miniが全製品の中でも最もよく売れた製品のひとつとなると述べている。

ウォルマートの売り上げリストには大画面テレビや、ノートPCなど、よく売れる製品もある。その中でiPad miniが「最もよく売れた製品のひとつ」となるというのは、「140万台のタブレット」の中でも、iPad miniがかなりの割合を占めたということを意味するのだろう。他にどういったものが人気だったかと言えば、Microsoftの新しいXbox Oneや、ソニーのPlayStation 4などだ。モバイルゲームが広く流通し、また昨年には任天堂Wii Uが振るわなかったということがあった。しかし家庭用ゲーム機は、まだ一定の人気を保ち続けているようだ。

ちなみに、タオルの売上数をみるとタブレットの2倍となっている。感謝祭の1日をまとめれば、多くのアメリカ人が家族で集まり、感謝の気持ちを伝え、七面鳥を料理してタオルを買った日ということになる。すべての人が最優先でハイテク製品を買ったのではないことは確認しておこう。

ちなみに当然のことかもしれないが、ウォルマートのプレスリリースには、あちこちの店舗で暴動のような状況、喧嘩、マナー違反など人間の愚かしさを示す行為がみられたことには触れていない。140万台売れたというタブレットを巡っても、戦いがあったのだとするツイートが投稿されている。

(ブラックフライデーのウォルマートなんかにはもう*絶対*行かない。タブレットを奪い合う人の喧嘩に巻き込まれてひどい目にあったわ。お馬鹿な人を見たければぜひウォルマートに行ってみることね)

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(翻訳:Maeda, H


レティナディスプレイのiPad miniを使ってみた

第1世代のiPad miniは、小型タブレットとしてほほ完璧だったが、一つの大きな弱点はApple自慢の高解像度レティナディスプレイがないことだった。iPad 3やiPhone 4を見た後で、標準的スクリーンに戻ることは難しい。だから、新型miniにレティナスクリーンが付いたのは実にすばらしいことだ。

驚異の2048 x 1536スクリーンをこの目で見るのは最高で、前世代からのユーザーにとっては劇的な変化になるだろう。この新iPad miniは、旧機種よりもごくわずかに厚くて重い。これはレティナディスプレーで同じパッテリー寿命にするためで、仕様上厚さ0.01インチ、0.05ポンド増えているが、実際に手で持った感触の違いは極小だ。

もう一つiPad miniで新しいのは、スペースグレイのカラーで、前機種のブラックよりも明るい。iPhoneと同じく、これは魅力的なカラーの選択で傷にも強そうだ。シルバー版と並べてみると、かなりよく似ているがフロントベゼルはブラック一色だ。

新しいケース群もほぼこれまで通りだが、新しいカラーが追加された。私は常にスマートカバーのファンで、今回もそれは変わらない。しかし、他の何をおいても、最大の魅力はレティナディスプレーだ。

Appleは、A7チップでiPad miniのプロセッサー能力を引き上げ、128GBストレージを加え、世界でのLTEカバー範囲も大きく改善したが、第1世代iPad miniより70ドル余計に払う価値を与えるのはやはりレティナだ。そして、姉貴分と変わらずパワフルなiPadがこの小さな片手で持てるパッケージで手に入ることを考えれば、わずかな値上げも止むを得ない、というのが私の第一印象だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Appleイベント速報:新iPad Mini、Retinaディスプレイで399ドルから

Appleは今日のプレスイベントの招待状に発表することがたくさんあると書いていた。そのとおり、次々に新製品の発表が続いている。そして先ほど、ステージ上でPhil SchillerがついにiPad miniのベールを外した。

前置きはそのぐらいにしてさっそく本題に入ると、新iPad miniの最大のポイントはRetinaディスプレイの採用だ。jこれによってフルサイズ版と同じ2048×1536ピクセルの解像度を誇る。Schillerは「Retinaの採用がユーザーからもっとも要望の多かった点だった」と述べたが、これは驚くに当たらない。Retinaは採用されないという弱気な噂が事実でなかったことを喜びたい。

残念な点はTouchID指紋センサーの搭載が見送られたことだ。少なくともあと1年は普通に起動させるしかないようだ。

今回大きなデザインの変更はないだろうと予想されていたが、そのとおり、新iPad miniの外見は現行モデルとほとんど同一だ。AppleはiPadminiのデザインを大いに気に入っており、iPhone 5sも新しいフルサイズ版のiPad Airもこのデザインを踏襲している。iPad miniのカラーバリエーションはスペースグレーと黒、シルバーとホワイトの2種類となる。新miniと5sは頭脳も一緒だ。どちらも64ビットのA7プロッサー(Appleによればデスクトップ・クラスの能力という)を採用している。

Schillerによれば、新iPad miniは「11月中に」出荷される。価格は399ドルから。クリスマス商戦に品揃えをできるだけ広げておきたいという考えだろうが、オリジナルのiPadminiも販売を継続される。第1世代のiPad miniは299からに値下げされる。クリスマス商戦を控えてAppleが投入してきた大量の新製品に対してライバルがどう応じるのか注目だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ロイター報道:レティナ版iPad miniは歳末商戦向けに投入ながら、年明けまで安定供給ならず

Appleが、ホリデーシーズンに向けて新しいiPadを準備中だとの噂がある。レティナ版iPad miniなど、複数の機種を準備中だとの話だ。但しロイターの報道によれば、レティナ版miniは年明けまでは品薄の状態になりそうだとのこと。

この話の情報元はAppleのサプライチェーンのひとつであるらしい。それによると、Retina版miniの生産台数をなんとか増やそうと試みているところながら、ホリデーシーズンにはほとんど入手できない状態になりそうだという話らしい。但し、新機種の発表自体は今月中に行いたい考えなのだそうだ。

生産が遅れそうだと見られている理由は明らかではない。但し、使用するディスプレイパネル部の消費電力について、Appleがかなり厳しい要求をしているという話もある。モバイルデバイスにおいては、ディスプレイの電力消費は常に頭の痛い問題となる。しかもAppleは新機種を出すときには前機種比で同等以上のバッテリー駆動時間を提供することを心掛けている。たとえ消費電力が間違いなく増える高解像度モデルにおいても譲れないところと考えている様子。Retina版となったからといって、バッテリーのもちを犠牲にするようなことがあってはならないと考えているらしい。確かにそれは、遅れの原因のひとつとなり得るだろう。

ロイターの情報源は、ともかくAppleのRetina版miniは少なくとも年明けにならなければまとまった台数を確保できないだろうと言っているそうだ。そうした状況を受けて、レティナ版miniの発売を来年に伸ばすか、それともともかく製造出来るだけの台数を年内に売り出すつもりなのか、それも含めて今のところは検討中であるとのこと。

尚、価格面についてもAppleはサプライヤーに圧力をかけている最中らしい(これもApple絡みではよくある話ではある)。Appleとしては、アジアマーケット等コストが大きく影響する市場を意識して、エントリー機(非レティナ)はKindle Fireなど安価なAndroidデバイスと同じ価格帯で出したい考えを持っているらしい。こうした戦略にもとづき、iPad miniの最安値モデルでは、価格を抑えるために8GBストレージモデルを用意しようとしているという噂もある。

しかし、そうは言ってもAppleのデバイスが200ドルあたりの額になることはないのではないかと思わる。それであれば、わざわざ8GBモデルなどを用意する必要はないのかもしれない。供給が追いつかないというのはAppleの新製品ではありがちのことだ。iPhone 5sもそのせいでバックオーダーがたまってしまっている。というか、新製品のリリース前には、ほぼ必ず供給状況の遅れが報道されると言っても良いくらいだ。

結局のところレティナ版iPadはホリデーシーズンに向けて売りだされるのではないかと思う。供給が間に合わなくても、在庫がなくても、ともかく売り出すのではないかと思っている。つまりは消費者がオーダーしてから入手するまでにかなり待つことになるというわけだ。今回出てきた情報は、消費者への覚悟を促す目的であるのかもしれない。実際にはそれほど待たずに製品を入手できるということも、十分にあり得るのではないかと思うのだ。どのようなスペックのものが、どういった価格帯で出てくるのかは、もちろん現時点ではわかっていない。

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(翻訳:Maeda, H


リーク情報―新iPad 5は現行Retina iPadと同一モニタサイズで幅が15mmスリム化される(ビデオあり)

Appleの次世代iPadの筐体とされるものがUnbox Therapyのビデオで紹介されている。これが事実なら、新iPadのデザインはいろいろな面でiPad miniに強い影響を受けている。この点はわれわれが入手した以前のリーク情報とも合致する。今回のビデオは現行モデルとの差異が相当にドラマチックであることを明らかにした。次世代モデルの発表は10月中になると言われている。

新iPadのデザインでもっとも大きな改良は幅が15mm狭くなったことだ。厚みもごくわずか薄くなったようだ。おそらくは重量も軽くなっているのだろう。幅のスリム化はベゼル部分を狭くしたことで達成されており、モニタは現行と同じく9.7インチのままだ。この手法もiPad miniのものだ。

上のビデオでは新旧のケースを直接に詳しく比較している。また新モデルでは裏面のAppleロゴが鏡面仕上げになっているのが分かる。また筐体下部には一組のステレオ・スピーカーが装備されるポートが用意されている。音量ボリュームはアップとダウンが別々のボタンになった。エッジは現行iPadが斜めなのに対して、新モデルでは直角に近くなっている。

消費電力の大きいRetinaディスプレイ搭載の現行 iPadの最大の問題はiPad 2に比べてサイズが大きく、重くなってしまったことだった。Appleが事実このビデオで示されたように軽量化、スリム化を実現するなら、これまで買い替えをためらっていたiPad2ユーザーの多くを飛びつかせることは間違いあるまい。.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleの次世代iPadはminiのテクノロジーを利用して軽量化され、外寸も小さくなるもよう

Appleの次世代iPadはiPad miniの特長を備えたものになるらしい。miniの先進的タッチパネル・テクノロジーを採用する結果、多少軽くなり、もしかするとサイズも小さくなるかもしれないという。Wall Street Journalによると、現在部品の大量生産が進められているAppleの次世代 iPadはフィルム・ベース(現行製品はガラス・ベース)のタッチ・パネルを採用しているため厚さと重量が軽減されているという。

これは特に意外とはいえない。上の写真の初期にリークした9.7インチのケース・デザイン はiPad miniの外観デザインが踏襲されている。薄くするだけでなくベゼルを狭くしてフットプリント自体を小さくするする努力も払われているようだ。

そもそも第4世代、第3世代のiPadはiPad 2よりも重くなっていた。これはRetinaを採用した影響だったようだ。その意味で重量とサイズを削ることは単にminiの影響という以上に、旧モデルの所有者に買い替えを促すセールスポイントになるという意味でセールス上Appleにとって極めて重要な要素だろう。

価格は以前のモデルと同程度なるのは確実だ。昨年10月に発売された現行モデルはCPUパワーの強化とLightningコネクタの採用に新味があった。最近の情報を総合すると、。次世代iPadは9月にも発表されそうだ。デザインど同時にバッテリー駆動時間の改良も期待されている。

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Apple、Retinaディスプレイ装備の新iPad Miniを11月にも発売か

Wall Street Journalによれば、AppleはPad mini用にRetinaディスプレイの調達計画を立てたという。 7.9インチの小型iPadの次世代版にはSamsungを始めLG、Sharpが供給する高精細度モニタが搭載される。この記事によれば、当初AppleはSamsungを切る予定だったが、十分な供給量の確保のために契約を続けることにしたようだ。

AppleがRetina搭載iPad miniの量産を今年の第4四半期に開始するというこのニュースの前、つい昨日、Appleは次世代のiPad miniにRetinaディスプレイを搭載するのを諦め、その代わりにCPUを強化することにしたという情報が流れた。

9to5MacはRetina非搭載、A6チップ搭載のiPad miniの存在を初めて報告したが、「ただしAppleがこれを製品として出荷するかどうかは未知数だ」と釘を刺すのを忘れなかった。Appleはこれまでも製品版のリリース前にさまざまなバージョンのハードウェアを試験的に作ってきた。だからRetina非搭載版とRetina搭載版が並行的に作られた可能性は十分にある。Appleは当然、市場動向を注意深く観察していたはずであり、Nexus 7のウルトラ・ハイレゾ・ディスプレイ(Kindle Fire HDの次世代版もそうなるという噂がある)がAppleの決断に影響を与えた可能性がある。

WSJも「Appleはさまざまなバージョンをテストするのが通例だ」としてRetina iPad miniが市場に出るかどうかはわからないと認めている。しかしこの情報が現れたタイミングとWSJという舞台を考えると、Appleからの統制されたリークである可能性が強い。Appleウォッチャーやアナリストが口々にAppleが次世代iPad miniにRetinaを搭載しない可能性を批判し始めたとたんに、それを打ち消すような有力情報が現れたのは少々出来すぎだ。

WSJによれば、Appleは当初、Samsungに部品供給を頼るのを嫌った。両者は知的所有権をめぐって法廷で争っているだけでなく、今やスマートフォンの2大メーカーとして世界で激しく競争している。しかしSamsungはディスプレイだけでなく多くの重要部品でも主要な供給者であり、その製造能力からして結局はiPad mini向けRetinaディスプレイの供給者にも名を連ねることになったという。またWSJは「新しいiPad miniのケースはiPod touch同様、多数の色が選べるようになるだろう」と述べている。

Appleが第4四半期に大量生産を開始するというのが事実なら出荷は11月頃になるだろう。Retina iPad miniがクリスマス商戦に間に合えば、Appleの第4四半期決算に大いに好影響を与えるに違いない。

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新iPad Mini用のRetinaディスプレイ、6月か7月に製造開始との情報

iPad miniは今やAppleの製品ラインの中できわめて重要な地位を占めるようになった。一部の情報源によればminiはAppleがこれまで製造した中でもっとも売れたタブレットだという。miniは昨年の11月上旬に発売され、昨年のAppleのタブレットのセールスの好調さに大いに寄与した。前四半期には1950万台が売れている。Retinaディスプレイ版のminiが登場することは必然と考えられている。MacRumorsによればRetina版のminiはこの夏にも製造が開始されるという。

一方、NPD DisplaySearchのアナリストは次のように予測している。

iPad mini向けRetinaディスプレイの製造は6月か7月に開始される。主な供給メーカーはLGDisplayだ。Samsungは過去にAppleのパートナーだったが今回Retinaディスプレイは製造しない。Retina版iPad mini のスクリーンサイズは7.9インチ、解像度は2,048×1536ピクセルで324 PPIとなるはず。この解像度はiPhone 5とほぼ同様。フルサイズのRetina版iPadと画面表示に互換性があるが、ピクセル密度は一層高い。

この製造開始時期はRetina iPad miniの登場時期が7月から9月にかけてだろうと予測されてきたのと符合する。CEOのTim Cookは最近、「今年の秋から2014年にかけてエキサイティングな一連の製品が発表される」と予告している。これから考えるとRetina版iPadminiの登場は早くても秋ということになりそうだ。

Retinaスクリーンが搭載されなかったことは、買う価値がないとまで論じたものはほとんどいなかったものの、iPad miniの「唯一の欠点」として広く批判された。Retinaの搭載で唯一の欠点も解消されることになる。

当初、次世代のminiは重さも厚さも現行製品よりやや増加しているという情報がリークした。事実、フルサイズiPadにRetinaディスプレイが搭載されたときに同じことが起きている。この増加ははっきり実感され、私にはディスプレイの改良によるメリットをほとんど打ち消しているように感じられた。miniのリーク情報については、ごく初期のプロトタイプについてのものであると思いたい。

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LinkedIn、全社員にiPad miniをプレゼント

テクノロジーとはすばらしいものだ。とりわけ雇い主がガジェットを無料でくれるなら。今日(米国時間2/13)入った情報によると、LinkedInは全従業員にiPad mimiを配ることを決めた。なんだかオプラ・ウィンフリーが「iPadがもらえるのよ、iPadがもらえるのよ」と叫びながら聴衆に物をあげるところを思いださせる。

本誌は本件に関してLinkedInの広報担当者に確認をとった。これは真実でない限り記事にすべき話題ではないから。社員たちを悲しませてはいけない。

われわれは2012年中の当社全従業員による懸命の努力と実績に感謝の意を表したかった。今日行われた隔週の全社会議で、みんなの貢献に対する会社からのささやかな気持として、iPad miniで社員たちを驚かせた。

CEOのJeff Weinerが大量のminiを前にしているところ。

プレゼントの理由は、同社が2012年の全四半期で「ウォール街予測を上回る」すばらしい業績を上げたこと。現在同社の従業員数は3500人なので、1台の価格を329ドルとすれば、合計115万1500ドルになる。誰かがAppleで笑んでいる。

ディスカウントはあっただろうか?

これに直接反応して、かどうかわからないが、ある情報筋によるとIntelの研究開発部門の全エンジニアがフル装備Lenovo Yoga、1500ドル相当をもらったらしい。私はiPadを取る、あしからず。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Logitech、iPad mini用Ultrathinキーボードを今月発売へ

LogitechのiPad用UltraThinキーボードは、Matt Burnsのキーボードレビューバトル以来、私の旅の供だった。しかし、iPad miniが出てからというもの、外出の際はフルサイズのiPad 3に取って代わってしまった。嬉しいことに、Logitechがつい最近、mini専用に作られたUltraThinキーボードを発表し、今月中に売り出される予定だ。

最大の特徴は前と変わらない。使っていない時にはキーボードがiPad miniの側面に磁石でくっつく。働く時が来たら、iPad miniはキーボードから1/3ほどの位置にある溝に滑り込み、Bluetoothを介して無線で接続される。初めて見た時からスマートなデザインだと思っていたが、今回Appleの新しいフォームファクターにまでサイズを切り詰めたLogitechには大いに感心している。

もちろん、ある程度のトレードオフはある。中でもバッテリーは、Logitechによると一回の充電で兄貴分の6ヵ月間に対して3ヵ月しか持たない(1日2時間の利用として)。iPad miniの細いウェストラインのファンは、この79ドルのアクセサリーが実質的に厚さを2倍にすることを考えて二の速足を踏むかもしれない。残念ながらまだ発売前なので、縮小版キーボードが兄貴並みに働いてくれるかどうか正確なところはわからないが、触れてみる機会を得たら真相をお伝えするつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)