Windows 10の時代が始まる―間違いなく過去最高のWindows

2015-07-29-windows10

いよいよ今日、Window 10 が全世界で正式にリリースされる。

問題はWindows 10にアップグレードすべきか否か、だ。

Windows・アズ・ア・サービス

Windows 10のリリースがこれまでとまったく違うのは、MicrosoftはWindows 10を今日以降、随時、継続的にアップデートしていくという点だ。つまりMicrosoftがすでにメーカーに渡したバージョンにしても、今日われわれが受け取るバージョンにしても、単に「その時点」のコードであるにすぎず、いわゆる「最終版」なるものは存在しないということだ。つまり従来のような意味での「リリース」や「ローンチ」ではない。Windowsはこのバージョンで固定的なプロダクトからサービスへと大きく舵を切った。

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Windows 10の初期ビルド

Windows 10はWindows 8、8.1よりはるかに優れたOSだ。それまで私はWindows 7が過去最良のWindowsだと考えていたのだが、数々のベータ版をテストしているうちに、いつのまにかWindows 7よりWindows 10の方を気に入ってしまった。

Windows 10は現代的な、ということはつまりアプリ・ストア、Cortanaアシスタント、新しいブラウザなどの要素と、復活したスタートメニューなどのわれわれが長年慣れ親しんだユーザー体験の双方を備えている。果たしてMicrosoftがWindows 8で導入された現代的要素とWindows 7のDNAを融合させることができるかどうか、当初私は懐疑的だったが、その結果は嬉しい驚きだった。

しかもWindows 10は、この1年間は無料だ。Windowsパソコンを持っているなら迷わずWindows 10にアップグレードするようお勧めする。

機能

私はプロダクト・レビューは苦手だ。Windows 10の各機能の詳細なレビューならThe VergeのTom Warrenの記事 が素晴らしい。Warrenの総合評価は10点満点の8.8点だったが、これは私の直感的評価に一致する。新製品としては十分な完成度といえるだろう。

A Windows 10 sign on Microsoft's campus.

Microsoft本社に掲げられたWindows 10のサイン

最初に、Windows 10の新機能を簡単におさらいしておこう。 音声認識アシスタントのCortanaはデスクトップ・パソコンの使い方に新しいページを開くものだ。IEに変わる新ブラウザのEdgeはMicrosoftがとうとうインターネットを真剣に考え始めたことを意味する。アプリ・ストアはよくできている。スタートメニューは不評だったWindows 8のスタートスクリーンを置き換え、洗練させている。動作は快適だ。私自身はスタートメニューをあまり頻繁に使っていないが、Windowsコミュニティーからは好評だ。

大量のユーザーをWindows 10に乗り換えさせることができれば、それだけデベロッパーの関心を高めることができる

気が早く要約してしまえば、Windows 10は役に立つという意味で標準的といっていいだろう。オフィスでMacbook Airを使うときと同じ感覚だ。つまり仕事に使って不愉快な、邪魔になる要素が何もない。Windows 10はリリース時点でこのレベルの完成度に達しているので、今後にさらに期待が高まる。

(念のために申し添えておけば、私が使っているベータ版にはまだ多少のバグがある。製品版にもいくつかのマイナーなバグが残っているかもしれない。しかしそうしたバグは早急に修正されるだろうし、長期的には悪影響を与えないだろう。本質的な機能として優れているということが重要だ。)

ユーザー動向

Windows 10のリリースがいささかニュース性を欠くのは、これまでにMicrosoftが数多くのビルドを公開してきたからだ。もちろん、その間にユーザーから有益なフィードバックを大量に収集することができたのだから、これは悪いことではない。

しかし正式リリースと同時にMicrosoftはWindows 10のライフサイクルの中に投げ込まれる。市場がWindows 10を採用するスピードが問題となってくる。これはプラットフォーム企業としての将来のすべてをWindows 10に賭けているMicrosoftにとってきわめて重要な要素だ。

Microsoftは「2、3年以内にWindows 10を10億台のデバイスにインストールさせる」という中期的目標を掲げている。しかし同時、Microsoftはただ今現在、デベロッパーに「Windows 10向けアプリの開発を始める必要がある」と納得させる勢いを必要としている。

大量のユーザーをWindows 10に乗り換えさせることができれば、それだけデベロッパーの関心を高めることができる。そうなればアプリが急速に増え、ユーザー体験も向上する。それがさらにユーザーのWindows 10への乗り換えを誘うという好循環が始まる。

しかし当初の勢いを確保できなければMicrosoftはそれと逆の負の循環に陥ってしまう。だから当初の乗り換え率が重要になってくるのだ。

だからMicrosoftはダウンロード数、インストール数などの具体的な数字を発表する必要がある。単に「好評だ」ではすまない。MicrosoftはWindows 10の採用状況についてデベロッパーとユーザーを納得させるような情報をある時点で公開しなければならないだろう。

実際、数字が発表されないということも一つの情報だ。Microsoftが数字を公開しないなら、おそらくは期待ほどうまくいっていないのだろうと誰もが思うことになる。

Windows 10時代、始まる

この記事のタイトルは大げさと思った読者もいかもしれない。しかしそうではない。Windows 10はOSの機能として新しいだけなく、その配布手法もこれまでと全く異なる。今日以降、Windowsは新しい時代に入る。われわれシリコンバレーの住人は常に大量のMacに囲まれているので、Windowsのユーザーがどれほどいるかを忘れがちになる。だが依然として世界中で膨大な数のWIndowsが稼働しているのだ。Windows 10のローンチは間違いなく大事件である。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MicrosoftのCortanaはイギリス人の渋いユーモアを理解するらしい…各国文化に対応努力

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Microsoftは、デジタルアシスタントのCortanaを、各国各言語の文化に合わせた仕様にしたいらしい。今日の同社のブログ記事で同社は、Windows 10でCortanaがさまざまな新しい市場でローンチするときに、その動作をさまざまな国の特性に合わせることにより、それぞれの国のCortanaが互いにはっきり違うようにする、と述べている。

CortanaがWindows 10でローンチするのは合衆国とイギリスとスペインとドイツとイタリアとフランスと中国からだが、その後年内にオーストラリア、日本、カナダ、インド、メキシコ、そしてブラジルでもローンチする。

MicrosoftがCortanaを新しい市場でも提供することは、同社のソフトウェアに関する態度として別に珍しくもないし、ニュースになるようなことではない。でも、しかし、Cortanaにかぎっては、単純なローカライゼーションでは終わらないようだ。この前の、Cortanaの中国語化は、従来的な浅いローカライゼーションだったけど。

1年近く前、MicrosoftはCortana on Windows Phoneを複数の新しい市場でローンチし、その中には中国もあった。そのとき同社は、機能面ではその国の特性に合わせようとして、いくつかの新機能を盛り込んだ。しかしこれからの同社は、各国の文化に合わせるという努力を、もっと多くの市場でやっていくつもりだ。

その、まじめな態度は、意図せずしてユーモラスでもある。たとえば:

たとえばイギリスではCortanaは、イギリス人が自虐的なユーモアを尊ぶことを知っている。また、一見そっけなくて皮肉っぽい態度は、イギリスでの彼女の個性でもあり、ユーザがふざけていると察知したら、彼女は冗談ぽい‘いやみ’で応ずる。

イタリアのCortanaは、誇り高きイタリア人だ。Cortanaは顧客への応答で、“わたくし”ではなく複数形の“わたくしども”を用い、歌を歌うよう求められたらイタリアの国歌を歌う。

Cortanaはまた、各市場における重要な文化的特徴を知っている。フランスではカンヌ映画祭を祝福し、カナダではホッケーのファンになり、インドではCortanaはクリケットのスターを賞賛し、国民的英雄Sachin Tendulkarを褒め称える。

そして日本では、高度な礼儀正しさが尊ばれる。デフォルトのCortanaは、必ずドジるだろう。

でも、まあ、まじめは悪いことじゃないね。

CortanaがWindows Phoneの機能で、Windows本体にはなかったころには、マーケットシェアがひと桁しかないのに、中国などの新しい市場に投資するのはおかしい、と思われていた。でも、これからは、Windows 10へのアップグレードとともに、どのPCにもCortanaがあるようになるのだから、重点投資をしても当然だ。

いずれにしてもMicrosoftは、再びCortanaをだいじにするようになった。あと一週間で、Windows 10が出るしね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Windows 10、リリースまであと2週間―Microsoft、ベータ版をさらにアップデート

2015-07-16-windows10

今日(米国時間7/15)、Microsoftはすべてのベータ版ユーザーに対してWindows 10の新しいビルドを公開した。今朝の噂では、このbuild 10240はMicrosoftがOEM向けに提供するのと同じ製品だという。

われわれの問い合わせに対してMicrosoftは次のようなコメントを返してきた。噂を否定してはいないが、なるべく新しい情報を出さないよう慎重に考えられた文面だ。

これは最新のWindows 10のビルドです。われわれは製品版のローンチまだに、またその後もアップデートを続けます。われわれは製品をユーザーに届ける方法を一新しています。

つまりWindows 10は今日アップデートされただけでなく、おそらく来週も、正式発表の時点でもアップデートされ、さらにその後も頻繁にアップデートが続くということだ。それでもMicrosoftはこのビルドがOMEメーカー向けに先行配布される、いわゆるRTM(Release To Manufacturing)版であるかどうかには直接答えなかった。賭けろといわれれば、私はこれがRTM版だという方に賭ける。もちろん次のアップデートがRTM版だという可能性はある。

ともかくbuild10240がRTM版、ないしそれにごく近い製品であることは間違いない。Windows 10がどんな製品であるかを知るには十分なレベルの完成度になっているはずだ。そうでなかったらWindows 10の正式リリース版はバグだらけになってしまう。

Microsoftは新しいビルドについてあまり積極的に発言していないが、興味あるユーザーは誰でもダウンロードしてインストールすることができる。

Windows 10の正式公開は今日からちょうど2週間後(7月29日)に迫った。読者はアップデートの準備をすませただろうか? 秒読み開始だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、Windows 10リリースの詳細を発表―ベータ・テスターが7月29日に一番乗り

2015-07-03-windows10-laptop

Windows 10のリリースに関するMicrosoftの先月の発表はMicrosoftウォッチャーにさえわかりにくいものだった。 今朝(米国時間7/2)、Microsoftはベータ・テスター、一般ユーザー、大規模ユーザーに対してどのようにリリースが行われるのか、もうすこし詳しい計画を発表した。

まず今回のアップグレードの規模だが、Microsoftによれば、現在Windows Insiderプログラムに参加しているベータ・テスターは 500万人いるという。5月の発表では370万だった。またWindows 10アップグレードの予約者も「数百万に上る」としている。どちらの数字も納得のいくいものだ。

MicrosoftはWindows 7、Windows 8、8.1の正規ユーザーに対してWindows 10をリリース後1年間に限り無料で提供する。これにより、2、3年後には「十億台のデバイスにWindows 10をインストールさせたい」としている。いささかおおざっぱだが、巨大な数字であることに変わりはない。

さて、それではユーザーがWindows 10を入手するには具体的にどうしたらよいのだろう? 現在Windows 10のベータ・テストに参加しているユーザーは勝ち組だ。製品版を誰よりも早く入手できる。先日Microsoftのナンバー2に昇格したTerry Myersonはこう説明する。

われわれは7月29日からWindows Insiderのメンバーに対してWindows 10を提供を始める。その後、事前に予約登録をしているデバイスに対し、ゆっくり規模を拡大しながら順次アップデートを実施する。リリース開始後もわれわれは日々ユーザーからのフィードバックに耳を傾け、改良を続け、ただちに他のWindows 10ユーザーの製品もアップデートされる。

Windows 10にもっとも強い関心を抱いているユーザーがいちばん早くWindows 10を受け取るというのは理にかなっている。他のユーザーは落ち着いて待つことになる。ボリューム・ライセンスのユーザー(読者の大部分は違うだろう)がWindows 10を受け取れるのは8月1日になる。

Myersonによれば、

OEMパートナーが発売準備中のデバイスにWindows 10のイメージを搭載できるよう、われわれは近くWindows 10のビルドを提供し始める。OEMメーカーが現在開発中のWindows 10デバイスは素晴らしいものだ。ユーザーからのフィードバックを早く聞きたいと願っている。

その後、われわれは世界中の小売店にWindows 10のビルドを提供する。これにより小売店はWindows 8.1のイメージを搭載したデバイスを顧客の要望によりWindwos 10にアップグレードして販売することができる。

ということだそうだ。Windows 10の製品版を最初に入手するのはやはり各種のコンピュータ・オタクたちのようだ。最初に出回るのがRTM〔Release To Manufacturing=量産向けリリース〕版と呼ばれるのは理由のあることだ。Myersonの言葉でそれより重要なのは「近く」だ。ベータ・テスターにコードが配給されるのが7月29日だというのだから、この「近く」は「すぐにでも」と考えたほうがいいだろう。

今回の発表でMicrosoftは「対象となるすべてのデバイスが正常にアップグレードできるようになるまでわれわれはユーザーをWindows 10に移行させることはない」と強調した。これは一つにはメディアのネガティブ・キャンペーンに対する予防線だろう。今日も「Windows 10が学校のサーバーをダウンさせ、子どもたちが給食を食べられなかった」などというニュースが出回っているが、これはMicrosoftの責任ではない。同時に膨大な数と種類のデバイスでWindows 10を作動させるという決意の表明でもある。

なにしろ10億台が目標だ。

目が覚めたばかりのところに飛び込んできたニュースなので今はこのくらいにしておく。Windows 10のリリースについては引き続きフォローしていく。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Windows 8のシェアは16%で打ち止め、Windows 10に賭けるMicrosoft

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Windows 8の、Microsoftオペレーティングシステム階層トップに座る日々は終った。幅広き後継者、Windows 10が、今月中に公開され、それはWindows 8の市場シェアが縮小しはじめることを意味している。

賛否噴出のOSは、2つのバージョンを合わせて6月に市場シェア16%を超えたNetMarketShareの調査による。これはWindows 7のシェア約60%に比べると大きく見劣りし、未だにWindows XPが12%を維持していることを考えると、残念ともいえる数字だ。

2001年に一般公開されたOSが、未だにMicrosoftの主役の75%を占めている。これをWindows 8効果、と呼ぶこともできる。

上の数字は、なぜWindows 10がMicrosoftにとって重大な意味を持つかを浮き彫りにしている。この会社が前回Windows 7を上回る何かを作ることに失敗した結果、世界の大部分の人たちは、この2つの携帯電話が大人気だった頃に登場したオペレーティングシステムを使っている。

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要するにWindows 7はかなり古い。実際このOSの「メインストリーム」サポートなるものは今年既に打ち切られた。Microsoftは2020年まで、これを完全に捨てはしない。

つまり、多大な労力を注ぎ込んだWindows 8は、皮肉なことにMicrosoftを以前の自分自身との競争に曝している。もしWindows 10がWindows 7人口の大部分を魅することができなければ、何億という人々が、若さとはほぼ遠いオペレーティングシステムの元に置きざりにされることになる。

これは記憶に留める価値のある瞬間だ。なぜならMicrosoftがWindows 8によって自ら招いた混乱を説明しているからだ。Microsoftの、2~3年以内にWindows 10を10億台のデバイスで動かすという戦いは今始まる。

そうそう、もし今年末にWindows 10の市場シェアがどうなっているか賭けたい人がいたら、私にDMしほしい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Windows 10は7月29日に公開と発表

2015-06-02-win10upgrade

MicrosoftはWindows 10を7月29日、今からほぼ2か月後にリリースすると発表した。このメジャーアップデートにより、Microsoftのプラットフォームはデスクトップからスマートフォン、タブレット、そしてXbox Oneまでが統一されることになる。Windows 10はWindows 7、8のユーザーにはリリース後1年間は無料で提供される。

アップデートを容易にするために(そしておそらくはWindows 10のインストールベースの数を即座に確保するために)、予約プロセスを用意している。Windows 10をインストール可能なデバイスには上のスクリーンショットのように、アップグレードを促すアプリがインストールされているので、ポップアップにしたがって手続きすればよい。

Windows 10の目立つ新機能のひとつは音声を認識するパーソナル・アシスタントのCortanaだ。こちらにMicrosoftが用意した音声メッセージがある。

その他の主要な新機能は? 簡単にまとめておこう。

  • Microsoft Edge:Internet Explorerの後継となるまったく新しいブラウザーがバンドルされる。ミニマリズムを基調としたデザインで、共同作業のツールとなることに重点が置かれている。またCortanaが統合されている。
  • Word、Excel、PowerPointがビルトインされている。
  • Xbox LiveとXboxのアプリではゲームの録画、Xboxの友達との会話、ゲームのデスクトップへのストリーミングなどができる。
  • Windows Continuum:Windows 10搭載のデバイス間のシームレスな連携がサポートされる。複数のデバイスで作業を引き継ぐことができ、Windows Phoneに入力アクセサリを接続するとパソコンとして利用できる。
  • Windows Hello:新しいWindowsログインシステムは顔、虹彩、指紋の認識機能をサポートする(どれが利用できるかは個別のハードウェアによる)。

Microsoftはアップグレードがスムーズに進むよう最大限の努力をしてきた。特に既存アプリの互換性には注意を払っている。Windows 8はいろいろ欠点の目立つ世代だった。今回、番号が一つ飛ばされたのはそれだけ画期的なアップグレードだということを強調するためのなのだろう。ともかくそう期待したいものだ。

〔日本版〕Windows 10にアップグレード可能な日本版Windows 7、8デバイスにはアップグレード予約アプリがすでにインストールされているはず。タスクバーのWindowsアイコンをクリックするとアプリのウィンドウが開くので「Windows 10を予約する」を選択すればよい。

2015-06-02-win10upgradejapan

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、スマートフォン用Windows 10の名称を決定

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MicrosoftはWindows 10に数多くのバージョンを用意していることを今日(米国時間5/13)明らかにし、何より重要なことに、そのスマートフォン向けOSの名前は「Windows 10 Mobile」になる。

ソフトウェア会社は、Windows 10がシングルプラットフォームであり数多くのフォームファクターのデバイスをサポートできるという考えを再三述べてきた。それは真実であるが、Microsoftは様々な方法でこのOSに調整を加えてきた(Windows 10 Mobileの動くところはここで見られる)。

内訳はこうだ:

  • Windows 10 Home: 両親向けWindows 10。
  • Windows 10 Mobile: Windows Phoneを持っている友達向けWindows 10。
  • Windows 10 Pro: ビジネス向けWindows 10。
  • Windows 10 Enterprise: エンタープライズ向けWindows 10。
  • Windows 10 Education:学校向け数量割引版
  • Windows 10 Mobile Enterprise: このエンタプライズ端末は自分を管理できない!
  • Windows 10 IoT Core: ATMその他日頃あまり考えることのない物事向けWindows 10。

Microsoftは公式ブログで、Windows 10が「予定通り」今夏の一般公開に向けて進んでいることを公表した。同社の説明によると、Windows 10をテストしている人数は390万人に上る。数字は繰り返し更新されており、同社がこれを好調と見ていることに間違いはない。

私はMicrosoftがこいつを単にWindows 10と呼ぶことを期待していたのだが、過去の歴史的命名体系は、捨て去るには大きすぎたようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

バージョンアップよさらば―Windows10のリリース以降、Windowsはサービスになる

2015-05-12-windows10

Windows 10でMicrosoftは新しいソフトウェアモデルに移ろうとしている。Microsoftのデベロッパー・エバンジェリストのJerry Nixonは先週シカゴで開催されたMicrosoft Igniteカンファレンスで「Windows 10はWindowsの最後のバージョン」だと述べた。Telegraphの記事によると、Microsoftの広報担当者も「Windows 10のリリース以降、これまでのような派手なイベントとしてのメジャー・バージョンアップは廃止され、日常的に漸進的な改良が続くことになる」と、この趣旨を確認した。

こうした動きは多くの人々のパソコンに高速で信頼性の高いインターネット接続が普及していく過程で必然的に起きた変化だといえる。多くのソフトウェア企業はすでにアプリケーションをインターネットを通じて連続的、恒常的にアップデートするようになっている。しかしデスクトップ・パソコンのOSの主要メーカーであるMicrosoftがこのモデルに完全に移行することを決断した影響はソフトウェア市場に大きな影響を与えるだろう。

ソフトウェアの販売にこのモデルをすでに採用している有力ソフトウェア企業も多い。たとえばAdobeはすべてのソフトウェア製品をひとまとめにして、Creative Cloudという単一のサブスクリプション契約でユーザーに提供している。ユーザーは定額の料金を毎月支払うことで常に最新のバージョンのPhotoshopやIllustratorなどのAdobeのアプリケーションを利用できる。Adobeはこれらのソフトウェアを利用して作られたファイルをクラウドに保存し、ユーザーの複数のデバイスで同期するCreative Cloudストレージなどのサービスを提供することでさらに利便性を高めている。

Microsoftは、特にサティヤ・ナデラがCEOに就任して以後、 ソフトウェア販売企業からサービス企業への変身を加速させている。Windowsを常にアップデートが続く一連のサービスに変えるという決断はMicrosoftの提供するプロダクトの価値を高めるために重要な動きとなるだろう。 また何年かに一度のメジャー・アップデートではなく、恒常的に改良を続けていくというモデルは社内の開発リソースの利用の最適化にも貢献するだろう。また新テクノロジーの速やかな採用にも有利に働く。

Windowsのサービス化によって販売モデルがどう変化することになるのか興味深い。MicrosoftではWindows 10が利用できるデバイスはWindows 10の公式ローンチ後、1年間に限って無料でアップデートできるとしている。もしMicrosoftが今後もOSから収入を得ようとするのであれば、Windowsは現在のOffice 365を拡張したより広汎なプロダクト・バンドルの一環となるのかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Windows 10 IoTをRaspberry Pi 2にインストールする方法

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Windows 10が複数のシングルボードコンピュータ向けにもリリースされたので、Raspbianのようなオープンソースのオペレーティングシステムより意外と良いかも?、という関心が界隈で芽生えている。では、Raspberry PiでどうやってWindowsを動かすのか? そしてそれは、何のために?

まず、Windows 10をRaspberry PiやArduino、Galileo、MinnowBoardFirstなどにインストールしてみたい人には、MicrosoftのGitHubページをおすすめしたい。嬉しいことに、ここには詳細で完全なドキュメンテーションが揃っている。それらは、“Windows Embedded IoT”のオフィシャルイメージをこれらのデバイスで使うためのインストラクションだ。それはここでもダウンロードできる。

OSXユーザへの注記: 最初ぼくは、Raspberry Pi 2用のSDカードをOS XやLinuxを使ってフラッシュするやり方を書こうと思っていたけど、残念ながらMicrosoftのFFUイメージファイルはWindows上の特殊なファイル操作ソフトでないと扱えない。ファイル名の拡張子を変えてもだめだったし、いろいろググっても名答はない。答が見つかったら、この記事をアップデートしよう。〔SDカードをフラッシュするために使うコンピュータは、Windows 10が動いていることが必要。〕

それでは、Windows 10 IoTをRaspberry Piにインストールしよう。

Screen Shot 2015-04-30 at 1.38.39 PM

1. Microsoft Connectのアカウントを作る。

2. ファイルWindows_IoT_Core_RPI2_BUILD.zipをダウンロードする(この中にflash.ffuがある)。このファイルを、アクセス可能な場所に置く。

3. 8GBのClass 10 SDカードをコンピュータに挿入する。

4. コマンドプロンプトを開き、次のようにタイプする:

diskpart
list disk
exit

これでSDカードのドライブ番号がわかるので、それを次のステップで使う。

5. Microsoftのインストラクションに従ってWindows 10からSDカードをフラッシュする。

そのやり方は、管理者のコマンドプロンプトから下のコマンドでイメージをSDカードに載せる(下のPhysicalDriveNの’N’は、前のステップで見つけた値。たとえばSDカードのディスク番号が3なら、下は/ApplyDrive:\.PhysicalDrive3になる):

dism.exe /Apply-Image /ImageFile:flash.ffu /ApplyDrive:\.PhysicalDriveN /SkipPlatformCheck

6. SDカードを慎重に取り出す。

これで、Raspberry Pi 2はこのカードでブートする。

[ツイート訳: Windows IoTのシェルはWin 10のいわゆる‘ユニバーサルアプリケーション’の一つだ。Raspberry Piにできるのは、これだけだけど。:D]

これは一体、何のためにやるのだろう? Microsoft自身の言葉によると、“Windows 10 IoT CoreはWindows 10の新しいエディションで、メイカーたちや商用デバイスの作者が無料または低価格で入手できる小さなデバイスでの使用に向いている”。つまり、Windowsの簡素化されたバージョンを、自分のデバイスに容易にフラッシュできる、ということだ。ArduinoやRaspbianをこれまで使っていた人なら、Windowsのこのバージョンにすぐになじめるだろう。

これの上でFar Cryをプレイする、というようなことではなくて、これにたとえばリレーやLEDなどをつないでIoTシステムを作るためのベースだ、と考えた方がよい。UIも、自分で独自のプログラムを作らないかぎり、とても簡素だ。

[related_articles]〔原文関連記事の日本語訳〕
This DIY Raspberry Pi Laptop Is Perfect For Your Weekend Machinations
Raspberry Pi Sales Pass 5 Million
Raspberry Pi 2 Arrives: 6x Faster, An “Entry-Level PC” For $35

 

これは、Microsoftにしては意外なほどフレンドリーなやり方だ。でも、根っからのオープンソースファンですら、Raspberry Piで組み込みシステムを作る人が増えることは大歓迎だろう。OSが何であれ。

Windows 10を使って何かクールなものを作った人は、ぜひ教えてほしい。今後の本誌記事で、ぜひ取り上げさせていただきたい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Microsoft、Windows 10は2~3年以内に10億台のデバイスで動くと予想

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Microsoftは今日(米国時間4/29)のBuildデベロッパーカンファレンスで、次期オペレーティングシステムWindows 10が2~3年のうちに10億台のデバイス上で動くと予想していることを発表した。

目標は理にかなっている。同社はWindows 10を現行のWindows 7, 8および8.1ユーザーに1年間無料で配布する決定を下したのだから。これに通常のパソコン販売サイクルとWindows Phoneユーザーのアップグレードを加えることによって、Microsoftは10億台という数字に致った。

留意点が2つある:Microsoftは自らにかなり大きな猶予を与えている ― 複数年のタイムフレームによる丸1年の幅は相当広い。しかし、Micsrosoftが何らかのリスクを抱えていることを考えればそれも驚くことではない。もし同社が逸早く大量のユーザーを引きつけることができなければ、デベロッパーはプラットフォームから逃げてしまう。

そしてもしデベロッパーがWindows 10を選ばなければ、消費者はWindowsストアの利用を控えるかもしれない。その結果ダウンロードは減り、Microsoftの売上、そしてもちろんデベロッパーの収入はダウンする。これは負の強化サイクルである。

10億の数字はMicrosoftの未来に向けた良い挑戦であり、達成されなければならない基準である。Windows 10は数ヵ月後に登場し、その時Microsoftにとってこの特別な時計が動き始める。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Windows PhoneをデスクトップPCに変える”Continuum”をデモ

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Microsoftは、Windows 10のシングルプラットフォーム/複数フォームファクター化アプローチの興味深い可能性を披露した:スマートフォンをデスクトップパソコンとして使う。

Appleの “Continuity” が電話、タブレット、およびデスクトップをシームレスにつなぐのに対し、MicrosoftのContinuumは、使用環境に合わせてスマートフォンのインターフェースを順応させる。

MicrosoftのJoe Belfirreが壇上のデモでWindows Phone端末にモニター、キーボード、マウスをつなぐと、瞬時にUIがに新たな入出力に対応した。画面のOSインターフェースは、ノートやデスクトップパソコンのWindows 10と全く同じには見えなかったが、アプリ(特にPowerPoint)はそっくりだ。5インチ画面用にプレゼンテーションを微調整するよりも、スマートフォンをHDMI対応モニターにつなげばデスクトップと同じスペースとツールが使える。

Belfioreは、PowerPointのプレゼンをあらゆるフォームファクターにスケーリングされるよう作っておくと最も効果的だと指摘していたので、この機能を多くのユーザーが利用したくなるかどうかは、Windows 10対応を約束しているデベロッパーたちの努力にかかっている。

もちろんスマートフォンのハードウェアは本格的デスクトップインターフェースを動かすようには作られていない(Motorolaに聞いてみるといい!)。それを踏まえBelfioreは、この機能が将来のデバイスで動作するものであることを示唆した ― Continuumが来たるべきLumiaシリーズのセールスポイントになる兆候だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AndroidフォーンをWindows 10フォーンに変身させるROMをMicrosoftが開発している、Xiaomiは共同開発を否定

Microsoftが今日(米国時間3/17)、Windows 10がこの夏発売されるという確認の発表声明の中で、ちょっとおもしろい情報を漏らしている

その発表の終わりの方で、この、Redmondに本社のある会社は、XiaomiのAndroidスマートフォン旗艦機Mi 4の“パワーユーザたち”とWindows 10をテストしている、と、何気(なにげ)なく言っている。その企画をXiaomiは、パートナーシップではなくて試験への協力だと強調しているが、これはMicrosoftの新しい思想である、これからはもう、“特定のプラットホームに固執しない”主義(platform agnostic)の、表れの一つであるだけに、なかなかおもしろい。

Windows 10のその試験ついてMicrosoftもXiaomiも詳細を公表していないが、情報筋によるとそれは、Androidを実質的にオーバライドし、そのXiaomiのフォーンをWindows 10デバイスに仕立てて、Microsoftのサービスを完備する、というものだ。そして、それによってAndroidのオーナーたちを感動させ、Windows 10に乗り換えさせるのだ。

それはMicrosoftがインドで以前押していたデュアルブートではなくて、Cyanogenなんかの場合と同じくROMの差し替えだ…WindowsのROMに差し替える。Cyanogenはかつて、Microsoftが投資したと誤報されたことがあるが、そういうカスタムROMは中国のTencentやBaiduなども作っている。〔XiaomiのAndroidも同社製のカスタムROMである。それはMIUIプラットホームと呼ばれる。〕

つまりそのROMは、Androidフォーンの上でネイティブっぽいWindows体験を与えるMicrosoft製のAndroidアプリ、という次元のものではない。Windowsそのもの、だ。

だからそれは相当強力なコンセプトであり、Microsoftがそれを中国でトライしているのは、中国ではROMのインストールがかなり一般化しているからだ。中国のOEMにおけるカスタム化がそれだけすごいのは、Google Playが厳しく規制されているこの国では、Androidユーザにとって、むしろサードパーティのアプリストアの方が正規だからだ。

もちろんMicrosoftは、今後、Mi 4以外、そしてXiaomi以外のAndroidフォーンにも同じことを試みるだろう。その件をもうすぐ発表する、とThe Next Webに語っている(アップデート: 声明の全文が下にある)。Xiaomiから開始するのは、同社には強力なコミュニティがあって、同社の毎週のソフトウェアアップデートにフィードバックを提供しているからだ。そういうXiaomiのシンパたちは、この種のパイロット事業にとっても、たいへん都合がよろしい。

しかし、どんなに良いアイデアであっても、中国で独自のAndroid ROMを消費者に採用してもらうのは楽ではない。Baiduは消費者の関心が低すぎるため、そのAndroidソフトウェアへの取り組みを最近取りやめた。‘中国のGoogle’と呼ばれるほどリーチの大きいBaiduでさえ、そうなのだ。

Xiaomiの場合、同社のMIUIプラットホームにGoogleのサービスがないので、Googleと仲が悪いと早合点されがちだが、Windows 10との関わりはパートナーシップではないと断言している。以前Googleにいて、今はXiaomiのVPであるHugo Barraも、一連のサービスは中国以外のユーザには提供されない、と説明している。だから、Microsoftとの駆け引きがあるわけではなくて、単純に、ユーザが遊べるROMをまた一つ提供しましょう、という話にすぎないようだ。

合衆国では往々にして、ユーザにとって便利なものは企業にも良いとされるから、Xiaomiのこの姿勢はすなおに受け取られないだろう。でもXiaomiが育てたコミュニティは大きいし、企業側も頼りにしているから、今回の件に関する同社のレトリックも額面通りに信じたくなる。下の文でMicrosoftは、パートナーシップという言葉を堂々と使っているが。

アップデート: 以下はMicrosoftの声明文:

Windows Insider Programの一環としてMicrosoftはXiaomiとパートナーし、Xiaomi Mi4のユーザの一部にWindows 10の無料ダウンロードを提供する。Xiaomi Mi4のユーザは自分のフォーンをWindows 10 OSでフラッシュし、その体験をXiaomiとMicrosoftにフィードバックできる。このパートナーシップによりXiaomiとMicrosoftはユーザからの直接的なフィードバックを取得でき、中国のためのユーザ体験を継続的に改良していける。Microsoftは、XiaomiがWindows 10を受け入れ、そのすばらしい価値を同社の顧客に提供することに、感激している。このオーディエンスから今後得られるフィードバックが、とても楽しみである。

Xiaomiは中国最大の携帯電話/スマートフォンメーカーとして、今大規模なグローバル化を図りつつある。中国で同社とパートナーし、中国人ユーザから彼らのWindows 10体験に関するフィードバックを共同で集め、そのプラットホームのためのプロダクトとサービスの開発に共同で取り組めることは、弊社にとって大きな喜びである。

その可用性については、今後数か月以内に発表する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Windows 10ではあなたの顔がパスワードになる


今日(米国時間3/17)午前、Microsoftは次期オペレーティングシステム、Windows 10でユーザーがハードウェアやデジタルサービスにログインしやすくするツールを2つ発表した。

Windows Helloは、対応ハードウェアを備えたパソコンに顔、目、および指紋を使ってログインするしくみだ。どのマシンでもWindows Helloを使えるわけではない。Microsoftはブログ記事で、既に指紋スキャナーを装備しているパソコンはサポートする予定で、Intelの現行テクノロジー、RealSenseカメラを内蔵するパートナー製のパソコンでは、瞳孔および顔を認識するサインイン機能がサポートされることを「大いに楽しみにしている」と語った。

Microsoftが、Helloは「エンタープライズ水準のセキュリティー」を持っていると言っているのは興味深い。つまり、Windows 10パソコンに自撮り1でログインできるようになるだけでなく、Micrsoftはそうする方が安全だと考えている。私はまだこの技術を試していないが、うまく働くようなら普及するだろう。

もう一つはPassportで、これはWindows 10が様々なデジタルサービスのために、例えばユーザーが本人であることをアプリのために「認証」するプログラミングツールだ。そしてWindows 10はあなたが本人であることを保証しているので、パスワードをやり取りする必要がなく、ユーザーのパスワードはより安全に保たれる。Passportはデバイス固有の暗証番号(PIN)またはWindows Helloを使ってユーザーを個人識別する。

Windows 10ではパソコンを見つめるだけでログインできて、しかも色々なオンラインサービスやアプリのロックも解除できるようになる。パスワードが減る? これはいい。

1. おい何自撮りしてるんだ! えっ、ログインしてるんですけど。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Internet Explorerは死なず―しかしエンタープライズの闇に消えていくらしい

一部の報道とは違ってInternet Explorerは死ぬわけではない。 しかし、いわば、シュレディンガーのブラウザとなり、半分生きて半分死んだ状態になる。

意味がわからない? テクノロジーの奇妙な世界にようこそ! つまりこういうわけだ。MicrosoftはコードネームSpartanという新しいブラウザを開発中で、これは現在プレビュー版が公開されている次世代OS、Windows 10の一部として提供される予定だ。

同時にMicrosoftはWindows 10でInternet Explorerのサポートを続けることを約束している。1月のブログ記事にはこう書かれている。

一部のエンタープライズはレガシー・テクノロジーを用いInternet Explorerのみをサポートするウェブサイトを運営している。カスタマイズされたActiveXコントロールやBHO(Browser Helper Objects)を用いたサイトはIE以外で動作しない。こうしたユーザーはWindows 10でもInternet Explorerを利用できる。Windows 10のIEはSpartanと同じデュアル・レンダリング・エンジンを用いており、デベロッパーは最新のウェブ標準を利用して開発が行える。

そういうわけで、Internet Explorerは消えていくものの、死ぬわけではないという状況だった。

今日(米国時間3/17)、MicrosoftのChris CaposselaがSpartanについて語った発言がThe Vergeに掲載された(フォーマットはTechCrunch)。

われわれはWindows 10で提供される新しいブラウザの名前というかブランドを決める必要に迫られている。Internet Explorerの提供は続けるが、Project Spartanという新しいブラウザを開発している。Spartanというのは開発コードネームなので、正式な名前を考えなくければならない。

この発言はいろいろなニュアンスで解釈できる。The Vergeは「MicrosoftはInternet Explorerを捨てるつもりだ。Internet Explorerというブランドは消える」と見出しに打った。これは方向としてはそのとおりだろうと私も認めるが、いささか先走りの感もある。

私の予想では、Microsoftは一般ユーザー向けWindows 10ではInternet Explorerの提供を止め、Spartanだけをバンドルするつもりではないかと思う。一方で、エンタープライズ向けにはSpartanに加えてIEの提供とサポートを続ける。つまり一般ユーザーに関する限りではMicrosoftはInternet Explorerというブランドを最終的には廃止するのではないか? ただしそれは相当先のことだろう。

今後かなりの期間、IEは生き続けるが、しだいに過去に主流だったテクノロジーの置き場へと消えていくのだろう。ただしWindows 10に移行jしないユーザーのためにはIEは残るしサポートも続けられる。

つまりIEは死んだわけではないが、かといって活発に生きているともいいにくい。ニール・ゲイマンのSFの傑作、American Godsに出てくるローラの霊のような存在になるのかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Windows Phoneの全機種ではまだWindows 10が使えない理由

Windows Phone用のWindows 10が出た。違う。Windows Phone用のWindows 10のプレビューが出た。おっと、それも違う。ではもう一度。 今Windows 8.1が動いているWindows Phoneデバイス用のWindows 10のプレビューが出た。これでよし。

Lumia 630, 635, 636, 638, 730, 830を持っててWindows 8.1を使っているなら、Microsoftからその新しいOSをもらえる。ぼくみたいに、ちゃんと充電したLumia 9xxを持ってる人は、自分が何かを間違えたか、と怪訝な気持ちでいるだろう。

Microsoftは、今後新たなビルドを出すたびにそのほかの機種もサポートされる、と約束している。だから、待ち時間はそんなに長くないだろう。なぜ最初のサポート機種がそんなに少ないのか、Microsoftは二つの技術的な理由を挙げている。まず、試験の問題だ:

このテクニカルプレビューに関しては、OSの問題をハードウェアやボードのサポートパッケージの問題から隔離してプラットホームを安定させたいため、ごく少数の機種からスタートする必要があった。これはエンジニアリングの工程の正規の部分であるが、過去にはそれをご覧になったことはないだろう。これまでは、公開プレビューを行ったことがないからだ。

うーん、それならしょうがないね。でもWindows Phoneの熱心なファンなら9xxや1xxxのような高価で速い機種を持ってるはずなのに、なぜローエンド機から始めるのか?

930/Iconや1520のようなハイエンド機を選ばなかった事情について: もうすぐ“パーティションスティッチング(partition stitching)”と呼ばれる機能を実装する予定で、それがあればOS用のパーティションを動的に調節してインストール作業のためのスペースを作り、アップデートしたらユーザがすぐに使えるような状態へとOSをインストールできる。この機能が実装されるまでは、すぐに使えるアップグレードができるためには、モバイル事業者が十分な大きさのOS用パーティションを構成したデバイスが必要であり、大型機ではOS用のパーティションがきわめて窮屈なのである。

残念だね、同志。

自分の機種が対象外になって嘆いている人もいると思うが、今回のMicrosoftの展開のペースは速そうだから、そんなに長く嘆くことはないだろう。

そこで動き出したのはこれだ: Microsoftはその基本的なプラットホームの今後の哲学として、デバイスの種類や画面サイズの多様、それにI/Oのあらゆるタイプをすべて貫いて、単一のオペレーティングシステムで行く(今のように複数種類のOSは提供しない)、という姿勢を掲げている。壮大なるヴィジョンだわ。

誰かLumia 929を欲しい人いる?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


マイクロソフト、Windows 10は6月出荷が目標か


Neowinの記事によると、MicrosoftはWindows 10を6月に完成させようとしている。もちろん、予定は未定だ。Microsoftは発売時期に関するコメントを拒んでいる。

Microsoftは、Windows 10を今年中にリリースする。同社は、1月に第2プレビューをリリースし、Windows 10のモバイル・ビルドは今月公開される予定だ。

そして4月に行われるBuildカンファレンスで、MicrosoftはWindows 10のさらなる部分をデビューさせるだろう。それらのアップデートは、もちろんデベロッパー向けだ。

もし6月がWindows 10の完成時期には早すぎると感じる人は、Windows 8のリリースサイクルも類似していたことに注目されたい。上述したNeowinレポートの中で、Brad Samsが指摘している。

時期に関する参考情報として、Windows 8のリリース日程を見てみると、あのOSはRTM(正式版完成)は2012年8月1日で、Windows 8の消費者向けプレビューが公開されたのは2月末だった

Windows 10の新しいビルドが1月中旬に出たということは、RTMは8月より少し前になることが示唆される。例えば6月だ。

ただし待つのはまだ早い、あなたがOEMでない限り。RTMということは、コードが提供されるのはDell等のOEMという意味であり一般消費者ではない。それでもMicrosoftは、Windows 10塔載マシンを、はるか先の年末商戦はもちろん、新学期セールに間に合わせようとしている。

というわけで、Windows 10の開発サイクルはほぼ予想通りの状態が続いている。なぜこの会社は、社内で使っている日程を公に認めないのか? 予定は変わるからだ。いつ到着するかを言わなければ、決して遅刻はしない。

そう、ガンダルフのジョークが使えるのだ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


マイクロソフト、Windows 10用タッチフレンドリーなOfficeスイーツを公開


Microsoftは今日(米国時間2/4)Windows 10向けに作られたOfficeスイーツの初期ビルドを公開した。タッチ入力に対応し、タブレットやスマートフォンで使うためにデザインされている。デスクトップ版のOffice 2016も今年中に出荷される。

Windows 10はもちろん、Microsoftの新OSとして、あらゆるデバイス種別と画面サイズにわたって使用できるよう設計されている。OSプラットフォームを調和させることによって、デベロッパーにより多くのユーザーベースを提供することが可能になり、同OS上でアプリ開発する魅力を高めることを期待している。

新アプリは、Microsoftストアのここここここで入手可能。

Windows向けのタッチフレンドリーなこのバージョンは、MicrosoftがAndroidおよびiOS版のOfficeを発表した後になって登場した。自社プラットフォームのユーザーたちは必ずしも満足ではない。今回部分的に公開されたクロスプラットフォーム、タッチフレンドリーなOffice for Windowsは、Windows 10が存在する前にはあまり意味を持たない ― このアプリ群は、スマートフォン、タブレットの両方で動作する。Windows 10の前身であるWindows 8が扱わなかった製品だ。

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Windows 10のプレビュー版で新しい時計・カレンダーを有効にする方法を発見

手持ちのパソコンのどれかにすでにWindows 10の最新プレビュー版(ビルド9926)をインストールしているTechCrunch読者も多いことだろう。そうであれば、右下隅の時計をちょっとクリックしてみて欲しい。私の感想を言わせてもらえば、がっかりするほど平凡だ。

ところがちょっとしたハックで下のスクリーンショット(画像はBrad Sams)から)のように変身させることができる。

手順はまったく簡単だ(オリジナル記事)。

  • Regedit.exeを実行する。

  • HKEY_LOCAL_MACHINESoftwareMicrosoftWindowsCurrentVersionImmersiveShell

    を開く。

  • 右クリックで新規New – > DWORD (32-bit)を選択し、新たな値として UseWin32TrayClockExperience を入力する(スペースなし)

ここでもういちど時計をクリックすると―ジャジャン! 新しいおもちゃが登場する。Windows 10はまだまだバグ潰しの段階だが、この時計でもわかるようにいろいろと未発表の新機軸を隠しているようだ。

Windows 10はまだ日常メインのマシンで使えるほど成熟してはいない。しかし、私のような長年のWindowsユーザーで、特にWindows 7のファンにとって、Windows 10のデザインは「クラシックなWindows」に感じられ、大いに快適だ。新機能も多いが、Windows 8とは異なり、邪魔にならない。

Microsoftは、ここ数ヶ月のいうちに少なくとももう1回(おそらくはデベロッパー向けの)プレビュー版をリリースするものと思われる。

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今日のMicrosoft Windows 10イベントのハイライト

今日(米国時間1/21)はWindowsデイだった。シアトルの本社キャンパスだ開催されたプレスイベントでMicrosoftははWindows 10関連の情報を大量に公開した。最大の驚きはWindows 10へのアップグレードが1年間無料とされたこととHoloLensという拡張現実ヘッドセットとそのソフトウェア、Windows Holographicの発表だった。その他にも多数の重要な発表があったので、9点を以下にまとめておこう。

1. Windows 10のベータテスターは170万人

Windows 10は現在テクニカル・プレビュー版が公開されているが、そのベータテスターは170万人に上るという。ベータテスターの数として多いが、製品版のユーザーが10億人になることを考えるとおドルクにはあたらない。

2. Windows 10へのアップデートは1年間無料

喜べ! Windows 10は無料だ! Windows 7、8.1、Windows Phone 8.1のユーザーがWindows 10へアップグレードする場合、リリース後1年間は無料。おそらく次の次のWindows(11?)以降もリリース後1年は無料になるのだろう。

3. モバイル版Windows 10はデスクトップ版と同期、通話とメッセージでSkypeを統合

スマートフォンとタブレットもWindows 10になる。モバイル版の情報はまだ少ないが、ルック&フィールはWindows 8.1にごく近いものになるようだ。通話、メッセージともSkypeが統合されて利用できるようになる。

4. モバイル版Windows 10には無料でOfficeアプリがバンドル

タッチ操作に最適化されたWord、Excel、PowerPointがWindows Phone(スマートフォン、タブレット)に標準搭載される。

5. Windows 10のXboxアプリはゲームをソーシャル化する

Windows 10でXboxアプリを動作させることにより、Microsoftはゲームのクロスプラットフォーム化を進める。ある意味ではFacebookのような存在になるが、赤ん坊の写真ではなくゲーム・プレイのプラットフォームとなる。

6. Windows 10にはまったく新しいブラウザ、Spartanが搭載される

Windows 10にはIEに並んでまったく新しいSpartanブラウザが搭載される。パフォーマンスとUIが大きく向上し、PDFのマークアップなど新機能が数多く追加される。

7. Xbox OneゲームがWindows 10パソコンにストリーミングされる

Windows 10ではストリーミングによってパソコンや大型タブレット上でXbox Oneのゲームがプレイできる。PS4のリモートプレイと似ているが、Windows 10が作動するすべてのパソコンでプレイできるので実用性はより大きい。

8. Microsoft、Windows上の拡張現実プラットフォーム、Windows Holographicを発表

目の前の現実世界の上にリアルな3DI映像を重ねて表示する拡張現実が提供される。Microsoftはこれに「ホログラム」というブランド名を与えて一般ユーザーへのイメージの浸透を狙っている。NASAと協力して火星探査機をこの拡張現実で操作する計画も発表された。

9. Microsoft HoloLens

MicrosoftはWindows Holographicを表示する独自のヘッドセット、HoloLensを発表した。われわれのWilhelm記者は大いに感銘を受けた。透明なスクリーンにリアルな3Dオブジェクトの映像が重ねて表示され、ユーザーはジェスチャーなどさまざまな方法でこのバーチャル・オブジェクトを操作できる。

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MicrosoftがWindows 10上の新しいブラウザSpartanを発表

予想どおり、Microsoftは今日(米国時間1/21)、同社の新しいブラウザを披露した。それに使われている新しいレンダリングエンジンは、同社のVP Joe Belfioreによると、“Windows 10を使う次世代のWindowsユーザの能力を高める”ものだそうだ。

その新しいブラウザは、前々から言われていたとおり“Spartan”という名前で、残念ながらWindows 10の次のプレビュー用ビルドには含まれず、デベロッパやユーザがいつ初体験できるのかも明らかでない。また、新しいエンジンに関する詳しい技術的説明もなかった。

Spartanには、あとで読むのリスト(ブラウザがPocketを内蔵しているようなもの)や、わき見運転防止用の閲覧モード、PDFビューワなどがある。

Cortanaもサポートされる。だからブラウザはユーザの次のフライトを知っていてブラウザの検索バーの右端にそれがポップアップする。また、今見ているサイトの関連情報も表示される。レストランのページを見ていたら、Cotanaがそこへの行き方を教えてくれるし、予約も取らせてくれる。

Spartan自身のタブがつねにトップ(左端)にあって、そこに、今見ているタブの小さなプレビューが一覧される。“各ページのコンテンツが分かるように”、とBelfioreは言う。このブラウザのデザインが単純化を意識していることは明らかだが、現状ではブックマークなどの機能の詳細が分からないので、現物を見ないかぎり評価はできない。

今でもInternet Explorerは全世界で約58%ののシェアを占めており、1年前と変わっていないし、2年前(55%)よりは増えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))