ニンテンドースイッチ、改良版の計画は当面なしとの噂。ネットワーク機能の追加や新周辺機器投入でユーザー層を拡大

eng-logo-20152018年3月3日に、発売から2年目に突入するニンテンドースイッチ。この任天堂ハードにつき、当面は本体の改良バージョンを開発する予定がないとの噂が、同社内の事情に詳しい人物からの情報として伝えられています。

任天堂はむしろ、ダンボール工作キット『Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)』に大きな期待を持ち、ゲームよりも子供用の教育玩具を求める親世代へのアピールを目指しているとのこと。

スイッチ全体の戦略としては、より広いユーザー層を開拓するステップの一つとして、新たな周辺機器の投入やネットワーク機能の強化により、ハードウェアを変更せずに販売台数をさらに増やそうとしている、と報道されています。

任天堂がスイッチを現状のハードウェア構成のまま販売拡大を目指すことは、たびたび仄めかされていました。2017年末にも同社の君島社長は2018年度の年間販売数量について「2千万台以上にはしたい」と言及しています。

一方ではスイッチの供給は慢性的に不足気味で、さらに増産に力を入れるとの報道もあります。まだ売れる伸びしろが大いにある現状では、本体ハードウェアを改良した「スイッチ2.0」は考えにくいでしょう。

いっそう販売を加速するにあたり、ハードの改良よりもユーザー層の拡大に重きを置くことは、2018年2月、同社の経営方針説明会でも語られていました。

「これまでのところは、どちらかというとゲーム愛好者の⽅々にとって魅⼒的なソフトが多くありました」と、任天堂ゲームのコアなファンに支えられていると現状をまとめています。

次のステージはその認識に立った上で「これからは男⼥問わずより広い年齢層の⽅々にどうNintendo Switchの魅⼒をお伝えするのかが課題だと感じています」とさらなる非ゲームファンの取り込みに意欲を見せています。そのためにも、ニンテンドーラボは戦略的に大事ということなのでしょう。

さらに事情通によれば、2年目のスイッチは追加のネットワーク関連機能や、本体やドックのUSBタイプC端子に接続する形での周辺機器の投入があるとのこと。ファミコンに例えるなら、本体にモデムを外付けしてネットワーク機能を追加した「ファミコンホームトレード」といったところでしょうか。

開発スタッフがハードの能力を最大限に引き出したソフトをつくる上でも、ハードの更新はなるべく少ないことが望ましいはず。

その声を代表するマリオ産みの親・宮本茂氏も、先の説明会の席上で「これまでのハードのライフサイクルは 5 年から 6 年ほどでしたが、それよりもっと続くようにできれば⾯⽩いと思いますので、どうぞご期待ください」とコメントしていました。

​​​​​​スイッチは「持ち運びできる据え置きコンソール」ということで、携帯して外で遊ぶには少し大きくて重すぎという声もあります。改良版やバリエーションがしばらく出る見込みがないのは残念な感もありますが、その分はソフトのラインナップや周辺機器の充実を望みたいところです。

Engadget 日本版からの転載。

「あそびの発明」ニンテンドーラボ予約開始。自分で発明する Toy-Conガレージなど新情報公開

ニンテンドースイッチと段ボール工作を組み合わせた新しいトイ、Nintendo Labo (ニンテンドーラボ)の購入予約受付が始まりました。

任天堂直販のマイニンテンドーストアのほか、家電量販店やオンラインストア各社で第一弾製品「バラエティキット」「ロボットキット」、カスタマイズ用アクセサリの「デコルセット」を予約できます。発売は4月20日。

あわせて、これまで不明だった情報やスクリーンショットを含む新しい紹介映像も公開しています。

Gallery: Nintendo Labo (ニンテンドーラボ) 新映像 | 15 Photos

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任天堂が1月に発表した Nintendo Labo は、ニンテンドースイッチのアプリとダンボール工作キットを組み合わせた新発想のおもちゃ。

キャッチフレーズの『つくる、あそぶ、わかる』が示すように、段ボール工作とスイッチのゲーム、さらに動作原理の理解という、教育的な側面があるおもちゃです。

段ボールシートを画面の指示どおりに組み立てて、ニンテンドースイッチの着脱式コントローラ Joy-Con を装着することで、ピアノ・釣り竿・ハンドル・ドールハウスなどさまざまな形状の『Toy-Con』を「つくる」のが第一段階。

作ったトイコンで新しい操作のゲームを遊べることに加えて、Joy-Conの赤外線カメラやモーションセンサなど、段ボール工作とどう相互作用して動作しているのかを理解し、自分なりに変更を加え試行錯誤で遊び方を拡張する要素もあります。

さらに両キットに含まれる「 Toy-Conガレージ」モードでは、「何をすると」「どうなる」を組み合わせて、オリジナルな Toy-Con を作ることまで対応。

ボタンやセンサなどの入力と、振動や画面や音などの出力を対応させ、自作の工作と組み合わせることで、例ではコインの識別機やギター、動くおもちゃなどが作れることが示されています。

速報:『あそびの発明』Nintendo Labo発表。工作キットと任天堂スイッチを合体

価格は、釣り竿やピアノなど5種類+アルファのToy-Conが作れる『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit(バラエティ キット)』が税込7538円、身につけて体の動きをロボットに反映する『Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit(ロボット キット)』が8618円。

「段ボールに8000円!」という反響もありましたが、それぞれダンボールキットとニンテンドースイッチ用のゲームカード(組み立て解説、各ゲームやアプリ)が同梱された価格です。

マイニンテンドーストアでは、通常版に加えて「ダンボールキット+ソフトのダウンロード番号」をセットにしたダウンロード版も同じ価格で販売します。

ニンテンドーラボはソフトだけあっても成立しないためか、本体のeショップでダウンロード版ソフトのみの販売はしないとのこと。

Engadget 日本版からの転載。

ニンテンドースイッチの販売台数が1300万台を突破。任天堂は「Wiiを超える勢い」をアピール

eng-logo-2015任天堂は1月31日、2018年3月期第3四半期決算説明会にて、同社の据え置きゲーム機「ニンテンドースイッチ」が年末商戦で販売台数を大きく伸ばし、現時点では全世界で累計1300万台を突破したことを明らかにしました。今期(2018年3月まで)の販売数量予想は、昨年10月の1400万台から100万台増の1500万台に上方修正されるとのこと。

任天堂はスイッチ売上の好調のみならず、その勢いが最も普及スピードが早かった同社の据え置きハードのWiiと肩を並べるか、地域によっては上回るペースである事実を強調。Wiiが象徴していた任天堂の黄金期が再び到来したことを印象づけています。

すでに1月4日、米任天堂はニンテンドースイッチが北米市場にて発売後10ヶ月で480万台を売上げ、Wiiの400万台を抜いて同社の据え置きゲームハード史上最速の記録を更新したと発表していました。

今回の報告では、北米に合わせてヨーロッパ市場や日本国内市場でのセルスルー(メーカーからの出荷台数ではなく、実際に消費者に販売された台数)推移を公表しています。

いずれの市場でも販売台数を伸ばし、ヨーロッパではWiiと肩を並べ、国内でも「ホリデー商戦にしっかりとした数をお届けすることができ」たとのこと。文面ではWiiとの比較に触れていない日本では、逆にWiiの勢いが凄まじかったと分るのがご愛嬌でしょうか。

続いてソフトについては、発売1年目にして、すでに3タイトルが600万本を超えるセルスルーを記録し、依然として販売を伸ばしているとのこと。

昨年3月発売の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はスイッチ版だけで600万本、4月の『マリオカート8 デラックス』は650万本超え、10月に発売されたばかりの『スーパーマリオ オデッセイ』は750万本以上もの爆発的な大ヒット。

昨年7月発売の『スプラトゥーン』も450万本を超え、すでに前作のWii U用『スプラトゥーン』を上回っているとか。本体装着率(ハード本体一台に対するソフト販売本数の割合)は約60%にもおよび、スイッチ本体との同梱版が売れに売れたようです。

さらに任天堂は、これら上位4タイトルにつき「早期に複数揃えられたこと」と「本体装着率の高さ」を、グラフを駆使して解説。そこで比較される対象は、かつて1億163万台も売れた自社のWiiであり、同社にとって「Wii超え」が悲願であることが伺えます。

提示されたグラフでは、Wii普及の起爆剤となった『Wii Sports』の装着率が90%近くで、スイッチ勢もさすがに及ばず。とはいえ、これは「米欧市場ではWii本体に同梱して販売」したものだからと、『Wii Sports』の本体同梱分を灰色にして除外した別バージョンも用意している周到さです。

こうした適正化を行うと、『Wii Sports』の純粋な(本体とは別にソフトを買った)本体装着率は20%以下に。『はじめてのWii』は40%台、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』は30%以下、『マリオパーティ8』も20%以下に落ち着き、スイッチの上位4タイトルを下回っています。

グラフから推測できるのは、スイッチ本体と同時に数本のソフトを買うか、最初のゲームをクリアした後に次々と他のタイトルも買い集めるユーザーの消費行動でしょう。

任天堂が言う「新ハードの立ち上げ時期に、こうしたヒットタイトルが複数生まれたことは、単に特定のソフトが一定数量売れた、ということ以上の意義がある」とは、スマホアプリの隆盛と裏腹に失われていった「据え置きハードのソフトを買う習慣」の復活を意味しているとも思われます。

しかし、発売1年目には絶好調だったWiiが勢いを落としたのは(2009年をピークに、2010年から下降)しだいに魅力的な新作ソフトが不足していったからでしょう。スイッチの今後は、1年目のブームをさらに加速させるタイトルが2年目、3年目に出続けるかにかかっているのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

任天堂、マリオ映画化は『ミニオンズ』のイルミネーションと提携。宮本茂も共同プロデュース

eng-logo-2015任天堂とイルミネーションは、『スーパーマリオ』を扱ったアニメ映画の企画開発を開始したと発表しました。

イルミネーションは、米国に拠点を置く映画制作会社。ユニバーサルスタジオの子会社であり、主に3DCGアニメを制作しています。代表作は『怪盗グルーの月泥棒』や『ミニオンズ』など。イルミネーションがスーパーマリオのアニメ映画を制作することは以前よりされており、それが現実となった形です。

今回の企画開発にあたり、プロデューサーは任天堂代表取締役フェローで「スーパーマリオ」シリーズの産みの親でもある宮本茂氏、および、イルミネーション創業者で代表のChris Meledandri氏が共同担当。両者は次のような声明を出しています。

「任天堂はこのプロジェクトを通じて、ゲーム以外の形においても任天堂IP(知的財産)を積極的に活用し、世界中で一人でも多くの皆様を笑顔にするための努力を続けてまいります」(任天堂 宮本茂氏)

「イルミネーションはこのプロジェクトを通じて、世界中の全年齢のお客様に、スーパーマリオという世界で最も有名なフランチャイズの愛されるキャラクターとストーリーに繋がっていただき、全てのプロパティに喜びと発見を注入するという会社の命題の達成に取り組み続けます」(イルミネーション Chris Meledandri氏 )

また任天堂によると、スーパーマリオの映画化は「任天堂IPを積極的に活用するための新しい取り組み」であるとのこと。映画の公開時期や具体的な情報については「皆様にお楽しみいただける映像がご用意できた段階で、改めてお伝えしたいと思います」とコメントしています。

スーパーマリオがハリウッド映画化?「ミニオン」のスタジオと協議中、宮本茂氏も制作に関与との報 (2017年11月)

Engadget 日本版からの転載。

名作マリオカートがいよいよスマホに登場、任天堂が今年度中に配信予定

任天堂は2月1日、スマートフォン向けアプリ「Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)」を開発中であることをTwitter上で明かした。2019年3月までの配信開始を予定している。

詳細は明かされていないものの、マリオカートツアーについては1月31日に開催された決算説明会の資料でも触れられている。

任天堂のスマートデバイス事業の主な目的は「任天堂IPに触れる人口の最大化」、「スマートデバイス事業単体での収益化」、「ゲーム専用機事業との相乗効果」の3点。

すでに2億ダウンロードを突破し、月間アクティブユーザー数も2000万人前後を誇る「Super Mario Run(スーパーマリオ ラン)」を筆頭に、「どうぶつの森 ポケットキャンプ」や「Fire Emblem Heroes(ファイアーエムブレム ヒーローズ)」など複数のアプリを通じて任天堂IPを広げていく方針。

今回発表されたマリオカートツアーも大きな注目を集めそうだ。

任天堂のスマホアプリ「Miitomo」が5月9日に終了、リリースから約2年

2016年3月17日、任天堂にとっては初のスマホアプリとしてリリースされた「Miitomo」。似顔絵キャラクター「Mii」を通じて、友人とコミュニケーションを楽しめるのが特徴で、質問に答えることで友人との共通点や意外な一面を見つけることもできた。

任天堂初のスマホアプリということに加えて、DeNAとの共同プロジェクト第一弾ということもあり、リリース当時から注目を集めていたが、それから約2年。どうやらそのMiitomoも終わりの時を迎えるようだ。

任天堂は1月25日、Miitomoの提供を5月9日に終了することを発表した。サービスの終了に伴い、本日の午前10時をもって「Miitomoコイン」の販売を終了。今後はサービス終了までの期間にショップや「おとしてMii」などの有償サービスを楽しめるよう、ログインボーナスにて毎日Miitomoコインやゲームチケットを配布するという。

5月9日にサービスが終了した後はMiitomoを起動しても、サービスが終了した旨を通知する画面が表示され、アンサーや伝言の閲覧、服などのアイテムや壁紙の利用を含め、アプリの機能は利用できなくなる。作成したMiiについては、ニンテンドーアカウントと連携することでMiiの外見を移行できるという(性格などの情報は引き継がれない)。

また日本円で購入した未使用分の有償Miitomoコインについては、サービス終了後に払い戻し対応を実施。詳細は終了後に公式ページにてアナウンスするという。

ユーザーがあそびを発明する工作キット「Nintendo Labo」公開——Switchと連動、4月20日から販売

明日18日(木)の朝7時より、Nintendo Switchを活用した「新しいあそび」を、こちらのページで紹介いたします。——昨夜、任天堂が公式のTwitterアカウントでこんな投稿をして、大きな話題をよんだ。

このツイートを見てワクワクしながら今日の7時を待ち望んでいた人も少なくないだろう。実際に僕もそのひとりだが、Twitterなどでも「VRの活用」などさまざまな予想が飛び交っていた。

そして本日、任天堂は予告していた「新しいあそび」を公開。その概要はNintendo Switchと連動した段ボール製の工作キット「Nintendo Labo(ニンテンドー ラボ)」だ。

Nintendo Laboではピアノやつりざお、バイク、ロボットといった「Toy-Con(トイコン)」と呼ばれるコントローラーを自分の手でつくるところからスタート。完成したToy-ConをNintendo Switchと合体させることで、自分で新しいあそびを発明し、体験できるという(たとえばピアノで演奏したり、つりざおで魚をつったり、バイクでレースをしたり、といった具合に)。

まず第一弾の製品として「VARIETY KIT」と「ROBOT KIT」の2タイプが4月20日に発売されることが明かされた。リモコンカーやピアノなど5種類のキットが入ったVARIETY KITは6980円(税別)、ロボットToy-Conが入ったROBOT KITは7980円(税別)だ。

合わせてToy-Conをデコレーションできる「デコるセット」(980円、税別)も同日より販売の予定。

詳しい情報は今後公式サイトでお知らせされるとのことなので、続報を待ちたい。

なお任天堂は2017年12月にNintendo Switchの全世界における累計販売台数が1,000万台を超えたことを公表している(12月10日時点)。

 

任天堂の「どうぶつの森 ポケットキャンプ」モバイル版1日早く公開

クリスマス休暇のモバイル・トラフィックはさらに混雑しそうだ。任天堂は最新のモバイルゲーム、 どうぶつの森 ポケットキャンプ(Animal Crossing: Pocket Camp) のiOS、Android版を予定より1日早く公開した。任天堂のゲームの中でも特にかわいいこのゲームのモバイル化のスケジュールは先月発表されていた。

一部からは懐疑的な声が出ていたものの、これまでの反応を見る限り非常に有望そうだ。モバイルゲームといってもスーパーマリオラン(Super Mario Run)などに比べて、『どうぶつの森』はゲーム機バージョンにもっと忠実なようだ。

また、マリオと異なり、このゲームは無料で遊べる。いかに大量のダウロードがあっても無料では最終的に収益に貢献しないはずだ。『どうぶつの森』では任天堂はアプリ内課金で収益化を図るもようだ。『リーフチケット』を購入するとユーザーは時間を省略していろいろな機能を利用してプレイできるようになる。

こうした収益化の方策があれば、任天堂は長期にわたってゲームのサポートと改良を続けることができるだろう。今後、ローンチ時点よりもすぐれたユーザー体験が発表されるだろう。ただし、短時間試しただけだが、このゲームは現在すでに任天堂のモバイルゲームでもっとも優れたものだと思えた。キャンプ場というテーマも先行ゲームの世界観をよく継いでいる。前述のリーフチケットを活用するとさらに楽しい世界を構築できるようだ。

熱心なユーザーから「サーバーのエラーが出てダウンロードできない」という苦情が出ているが、何度かトライする価値があるゲームだ。こういうことを報告しても役に立たないかもしれないが、上のスクリーンショットで分かるように、私は一回でダウンロードに成功した。というわけで外出中もiPhoneを取り出せば楽しいゲームができると期待している。

〔日本版〕どうぶつの森ポケットキャンプ、iOS版Android版。サーバーエラーは復旧したもよう。。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Nintendoの来年のSwitchの増産計画は3000万台にまで膨れ上がったか

10月初めの噂では、Nintendoはクリスマス年末商戦の圧倒的な需要に応えるために、人気絶好調のSwitchの生産量を倍以上にすると言われた。そして同社は来年に関してはさらに増産に励み、3000万台を目指すらしい。

直接の情報筋の話を載せているWall Street Journalの記事によると、Nintendoはすでにパートナー企業と増産計画を共有している。言われている量は2500から3000万台だが、ホリデーシーズンの結果によってはさらに計画量を増やすかもしれない。

10月の噂の時点では、2018年3月までに1000万台という目標だったが、その月の終わりのNintendoの売上予測では、同じ時期の台数が1400万台とアップし、さらにその後1700万になった。それなら、初年度の売上が、あの不運なWii Uの全生涯の売上の上を行くことになる。

新しいZeldaMarioがあるのだから、この人気もうなずける。同社はゲームのクオリティのスタンダードを上げ、大量のインディーのデベロッパーを惹きつけ、そしてAAAの上質なポートまで用意しているのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

任天堂のスーパーマリオ オデッセイ、アメリカで大ヒット中

今年の任天堂は好調だ。最新のマリオも追い風となっている。Super Mario Odyssey〔スーパーマリオ オデッセイ〕は、少なくともアメリカでは、マリオ史上最速の売れ行きだという。当地では発売後5日で100万本、世界では200万本売れ、さらに売れ続けている。

この結果はSwitchのヒットを考えれば驚くにはあたらないだろう。新しいマリオ・ゲームに対する需要は大いに高まっていた。それでも現実にこれだけ売れたのは任天堂には喜ばしいニュースだ。

私の記事も含めて、レビューにはおしなべてマリオに対する尊敬の念が現れている。実際このゲームは楽しいし、Metacriticのスコア(点数自体はいつも割引して考える必要があるが、それでも役に立つサイト)も100点満点中97点と高い。これまでの任天堂ゲームでの最高点は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の97点だったからこれとタイとなる。

私は任天堂アメリカに「アメリカ市場で」という意味について尋ねてみた。つまり、グローバル市場での最初の週の売上では、たとえばWii向け『スーパーマリオギャラクシー』の方がもっと速く売れたということなのだろうか? 任天堂ではプレスリリースで発表した以上のことを明かすのを避けたが、これは止むをえない。仮にWii向けGalaxyの売れ行きの方が上だったとしてもリンゴとオレンジを比べるようなもので意味のある比較にはならない。

ともあれSwitchは非常にユニークな製品で、任天堂の過去のゲーム機、Wii、Wii U、3DSとは相当異なるボジションにある。マリオとゼルダはSwitchに欠かせないゲームで、Switchのユーザーの大部分がやがてこれらのゲームを買うことになるはずだ。ニンテンドー64の『時のオカリナ』やNESの『スーパーマリオブラザーズ3』のような存在になるに違いない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂のAnimal Crossing〔どうぶつの森〕は楽しい――モバイルにポケットキャンプ登場予定

任天堂は大ヒットを連発してカムバックを成功させつつある。今日(米国時間10/25)、同社はスマートフォンRPGの新しいタイトル、Animal Crossing: Pocket Campどうぶつの森 ポケットキャンプ〕を発表した。ゆるい環境で動物や他のプレイヤーと遊ぶ(Tom Nook〔カイゾー〕はかなり資本主義的だが)カルトゲームの最新版は11月下旬にiOSとAndroidで配信が開始される。

この愉快なゲームのファン(実はかなりたくさんいる)は任天堂がモバイル版への移植に十分な注意を払っていないのではないかと心配していた。マリオの移植に比べると、今回のポケットキャンプは独自のモバイル版というよりゲーム機版のミニ版のようだ。

ポケットキャンプはフルゲームと比べるとゲームエリアもややダウンサイジングされているが、印象はなじみ深い。プレイヤーは新しい町に住んで市長になるのではなく、管理人となって新しいキャンプ場を作る。町を作るのではなく、どうぶつキャンパーが喜ぶようなキャンプ場を作るのが目的だ。しかしオリジナルの面白さは十分に残されている。魚をを釣ったり虫を捕まえたり走り回ってどうぶつとお話をしたりする。賑やかに休日を過ごしたり、自分の見た目をカスタマイズしたりできる。

任天堂のゲームの中でどうぶつの森はマイクロ支払モデルをうまく活かした設定だ(不動産ローンの支払が大きなテーマになるようゲームは少ないはず)。その結果、ポケットキャンプ(ダウンロードは無料)では「リーフチケット」によるゲーム内課金の仕組みが作られている。リーフチケットはゲーム内時間を短縮するなどさまざまな効用があるという。

われわれはゲームのプレビューを覗くチャンスがあった。このゲームでは他のプレイヤー(管理人)と交流するソーシャルな側面が含まれており、どうぶつの森は任天堂のソーシャル化を担うゲームになっている。プレイヤー同士で交流したり体験を共有したりする方法について多くの新しい発見があった。

興味を惹かれた場合はこちらに登録〔日本版〕しておくとリリースされたことを知らせてもらえる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂、アメリカの月間ゲーム機販売の3分の2――Switch大ヒット中

日本のゲームメーカの巨人、任天堂はアメリカのビデオゲームのハードウェア市場を独走中だ。しかも9月の統計では2位以下に大差をつけている。クリスマス商戦を控えたこの時期として非常に有望な数字だ。これにはNintendo Switchの成功が大きく寄与している。Switchは3か月連続でゲームコンソールの販売で首位を占めており、販売開始後7か月でトップに立ったのは5回目だという。

Switchのアメリカでの販売台数はすでに200万台を超えた。これはWii Uの発売以来の販売台数合計が北米全土で623万台だったことを考えると非常な好成績といえる。Switchの成功は3DSデバイスやSuper NES Classic Editionの販売にも好影響を与えている。その結果、任天堂はゲーム・ハード市場を単にリードするというよりそこに君臨することとなった。

任天堂はSwitch向けにSuper Mario Odyssey(10月27日)などのメジャーなソフトを投入し、これがSwitchの立場をさらに強化している。Odysseyは批評家、アーリーアダプターから即座に高い評価を受けた。Bethesda SoftworksのThe Elder Scrolls V: Skyrimも6年近く前に他のプラットフォーム向けに発表された作品の移植版であるにもかかわらずダウンロード数では人気が高い。

任天堂はSwitchの本体ソフトのアップデートを行い、コンソール間でセーブデータを含めたデータの「引っ越し」ができるようにした。私はSwitchユーザーとしてこの機能が任天堂の発表どおりに作動すると証言できる。またアップデート版では一部のゲームでプレイ動画を撮影できる。有力ゲームにさらに注目を集めるのに良い方法だろう。これも個人的感想だが、これまでのところでもSwitch向けにすばらしいゲームが大量にリリースされていると思う。私としては大いに興奮している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂の四半期決算はSwitchのヒットで好調

任天堂は新しいゲーム機、Switchを製造されるはしから売りまくっている。先ほど発表された決算資料によれば、 任天堂は4月から6月の四半期で合計197万台を販売している。現在までのSwitchの販売台数は470万台前後だが、これは発売以来2四半期しかたっていないことを考えればきわめて好調だ。

クリスマス商戦までこの人気が継続すればSwitchは1年でWii Uの販売合計を上回りそうだ。ただしそのためには任天堂は製造能力を需要に見合うレベルに拡張する必要がある。

実際、製造能力が向上していることを示す兆候もいくつかある。たとえばAmazonを含む販売業者では以前より頻繁に「新規入荷」するようになっている。また「新規入荷」が売り切れるまでの時間が以前よりわずかに長くなっている。これは任天堂が製造ラインの強化にあたって正しい方向に進んでいることを示すものだろう。

全体としてSwitchのハードとソフトのヒットは任天堂の決算に良い影響を与えた。粗利益は5億7800万ドル、販売費及び一般管理費を差し引いた営業利益が1億4500万ドルというのは、4600万ドルの損失だった前年同期に比べて大幅な改善だ。

ソフトについてみると、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が依然としてSwitchのゲームタイトルのトップで、全世界累計で392万本が売れている(Switch 1台についてほぼ1本の割合)。「マリオカート8 デラックス」がほぼこれにならぶ354万本で2位だった。ARMSも118万本と好調なスタートを切った。また情報を総合すると発売間もないSplatoon 2も好成績のようだ。ここしばらくトップクラスの新作ゲームに恵まれなかった任天堂としてはSwitch関連の売上を将来に向かって支える上で追い風になるだろう。

任天堂の3DSシリーズについては、昨年同期とほぼ変わりがなく、100万台弱だ(前年同期1%アップ)。ただしソフトの販売は31%も減少している。新しい2DS XLは今週末に登場する予定なので、DSの数値を押し上げるはずだ。また今年下半期にはピクミンやポケットモンスター、サン、ムーンの続編がリリースされる。

〔日本版〕任天堂の決算短信日本語版はこちらのページで「日本語」を選択してPDFをダウンロードできる。資料は円ベースだが、上の記事では1ドル≒112円で換算している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ミニスーファミの次はミニNINTENDO64?――任天堂の商標登録から可能性が浮上

eng-logo-2015海外ゲームフォーラムのNeoGafによると、7月18日に任天堂がNintendo64(以下N64)コントローラーの線画の商標登録を、欧州連合知的財産庁に出願したことが明らかになりました。これにより、同社がレトロハードを小さくしてソフトごと復刻する「クラシックミニ」シリーズに、N64が加わる可能性が浮上してきた形です。

くだんの線画は左に十字キー、中央にアナログスティックが配された懐かしのデザイン。これだけならN64ソフトを再現するバーチャルコンソールやミニ玩具かもしれませんが、話題となったのは同時に2つの線画が商標登録されたため。

一つはNES(海外版ファミコン)、もう一つはスーパーファミコンのコントローラーと思しきもの。思しきどころか、実際の商品のボックス上部に印刷されているマークとそっくりです。

さらに商標のカテゴリーが”goods and services”であることから、ソフトであるバーチャルコンソールではなくクラシックミニ的なハードかも、との推測を後押ししています。

なお、ゲーム情報メディアのPolygonが任天堂アメリカに問い合わせたところ、「何もアナウンスすることはありません」との回答が返ってきたとのこと。

もちろん、知的財産権を守るため、商品化の予定はないが「とりあえず商標登録」はよくあること。過度の期待は禁物ですが、「任天堂の最高傑作」とも言われるN64コントローラーで建物を破壊しまくる『ブラストドーザー』がプレイできる日や、願わくばバーチャルボーイのクラシックミニ化も夢見たいところです。

Engadget 日本版からの転載。

任天堂Switchオンラインにモバイルアプリ登場――公開は7/21、スプラトゥーン2も

任天堂Switchのオンラインアプリが7月21日にリリースされることがとうとう発表された。アプリはSwitchオンライン・サービスの拡張(つまりSwitchが必要)だが、iOS/Androidアプリには同時に公開されるゲーム特有の機能も追加されている。

Splatoon 2の場合、Switchオンラインでは友達のプレイヤーとボイスチャットができる。 ランキングを競ったり戦績を記録したりできるし、もちろんオンラインでグループを作り、仲間同士でプライベート・マッチを実行することも可能だ。任天堂ではこうしたゲームをSplatNet 2と呼んでいる。

オンラインでゲームを楽しむためにSwitchのオーナーは年額19.99ドル、3ヶ月7.99、月額なら3.99ドルの会費を支払う必要がある〔日本の場合、2018年の正式サービス開始まで無料〕。

任天堂はオンライン・プレイに関してこの数ヶ月でさらに詳しい発表を行う予定。

〔日本版〕日本におけるSwitchオンラインサービスに関してこちら。記事内にも注記したように2018年の正式サービス開始まで無料。日本版ではオンライン機能は「おさそいボイスチャット」や、スプラトゥーン2の場合「イカリング2」などと命名されている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Nintendo Switch効果で国内家庭用ゲームの市場規模が3年ぶりにプラス

ゲーム総合情報メディアの「ファミ通」は7月4日、2017年上半期の国内家庭用ゲーム市場についての調査レポートを発表した。集計期間は2016年12月26日〜2017年6月25日。

ファミ通の調べによれば、2017年上半期の国内家庭用ゲーム市場(ハード+ソフト)の市場規模は1532億円。昨年の1334.9億円と比べると、約14.8%上昇していることになる。

前年比で市場規模が増加したのはこれが3年ぶりだ。

内訳を見ると、ソフトの市場規模は昨年の803.7億円から766.9億円に小幅に下落した一方、ハードは昨年比44%上昇の765.1億円となっている。2017年3月に発売開始したNintendo Switchが貢献した結果だろう。

2017年6月25日までのNintendo Switchの推定累計販売台数は約100万台だ(ファミ通調べ)。任天堂の公式発表では、2017年3月末時点(発売から1ヶ月あまり)での販売台数は世界累計で274万台、国内では60万台だった。世界全体でも日本と同じスピードで販売台数が上昇していると仮定すれば、もしかすると世界累計では400〜450万台ほどの販売実績があるのかもしれない。

Switchを発売して以来、任天堂の株価は上昇しつづけている。

2017年3月1日の終値は2万3285円だったのに対し、本日の終値は3万5090円。この約3ヶ月で約50%の株価上昇率だ。同じ期間で計測した日経平均の上昇率は約3.3%だった(1万9393円から2万32円へ上昇)。

ファミ通が発表した2017年上半期の家庭用ゲームソフト推定販売本数ランキングは以下の通り:

  1. モンスターハンターダブルクロス(3DS):約164万本
  2. ポケットモンスター サン・ムーン(3DS):約53万本
  3. マリオカート8 デラックス(Nintendo Switch):約50万本
  4. ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Nintendo Switch):約46万本
  5. スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS(3DS):約40万本

ファミ通はレポートの中で、「2017年下半期は、ゲーム業界を代表する人気シリーズの最新作『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス/2017年7月29日販売予定/3DS・PS4)が登場します。また、『スプラトゥーン2』(任天堂/2017年7月21日発売予定/Switch)の発売により、Nitendo Switch本体の売上がどこまで伸びるのか注目が集まります」とコメントしている。

レポート本文はこちらからダウンロードできる。

ミニスーパーファミコン国内発表――幻の「スターフォックス2」や「FE紋章の謎」などソフト21本内蔵

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任天堂が復刻版レトロゲーム機『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』を国内向けに正式発表しました。

昨年発売され人気を博したミニ ファミコンこと『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』と同じく、手のひらサイズの本体に最初から人気ソフトを多数内蔵してすぐに遊べる商品です。

内蔵ソフトのラインナップは21本。スーファミ版の目玉として、完成していながら諸般の事情から発売が見送られた幻のソフト、『スターフォックス2』 を世界で初めてリリースします。

ほか内蔵タイトルリストはこちら。

スーパーマリオワールド 1990/11/21 任天堂
F-ZERO 1990/11/21 任天堂
がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 1991/7/19 KONAMI
超魔界村® 1991/10/4 カプコン
ゼルダの伝説 神々のトライフォース 1991/11/21 任天堂
スーパーフォーメーションサッカー 1991/12/13 ヒューマン
魂斗羅スピリッツ 1992/2/28 KONAMI
スーパーマリオカート 1992/8/27 任天堂
スターフォックス 1993/2/21 任天堂
聖剣伝説2 1993/8/6 スクウェア
ロックマン®X 1993/12/17 カプコン
ファイアーエムブレム 紋章の謎 1994/1/21 任天堂
スーパーメトロイド 1994/3/19 任天堂
ファイナルファンタジーVI 1994/4/2 スクウェア
スーパーストリートファイター®II 1994/6/25 カプコン
スーパードンキーコング 1994/11/26 任天堂
スーパーマリオ ヨッシーアイランド 1995/8/5 任天堂
パネルでポン 1995/10/27 任天堂
スーパーマリオRPG 1996/3/9 任天堂
星のカービィ スーパーデラックス 1996/3/21 任天堂
スターフォックス2※ 未発売 任天堂

時差の関係で先に発表された北米版・欧州版の Super NES Classic Edition とは、微妙に収録タイトルが異なります。

国内版ミニ スーパーファミコンのみ収録するのは、

  • がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻
  • ファイアーエムブレム 紋章の謎
  • スーパーフォーメーションサッカー
  • パネルでポン
  • スーパーストリートファイターII

の5本。海外版の SNESクラシックエディションでは、かわりに

  • EarthBound (マザー2)
  • 悪魔城ドラキュラ
  • カービィボウル
  • スーパーパンチアウト!!
  • ストリートファイターIIターボ

を収録します。(更新:ストII / スパII の違いを追加しました)。

海外版の違い、収録ソフト一覧はこちらを参照。

速報:スーパーファミコン(SNES)ミニ海外発表。幻の未発売作『スターフォックス2』を初収録!

本体は1990年発売のスーパーファミコンをそのまま手のひらサイズに縮小したデザイン。

昨年のクラシックミニ ファミコンでは、本体がコントローラのスタンドになる本来のデザインそのまま忠実に縮小したために、コントローラが非常に小さく遊びにくい問題がありました。

しかしミニ スーパーファミコンでは、オリジナルと同様に着脱式。コントローラだけは当時と寸分変わらぬサイズになりました。

ミニ スーパーファミコン本体前面のコントローラ端子部分は、元のスーパーファミコンのコントローラ端子をそのまま縮小したように見えますが、よく見るとダミーのフタ。空けるとWii Uと共通のコントローラ端子が現れる仕掛けです。

昨年のミニ ファミコンと同じく、音声・映像はHDMI出力(ケーブル付属)、電源はUSB端子。スマホ充電器などのUSB ACアダプタやモバイルバッテリーと接続すれば動きます。

国内版の化粧箱はこちら。当時を再現した泣けるデザイン。

ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの発売日は10月5日、価格は税別7980円。

なお、昨年のミニ ファミコンは発売以来なかなか品薄が解消しないまま、「もともと年末限定の一時的な商品のつもりだった」として生産を終了してしまい、欲しくても手に入らなかったかたが多い製品です(仮に再生産する場合は改めて告知との発表)。

ミニ スーパーファミコンは昨年に劣らず大人気の争奪戦が予想されますが、米国の任天堂はあくまで年末限定の製品であるとしつつ、「昨年よりは大幅に供給量を増やす」と説明しています。

Engadget 日本版からの転載。

任天堂、Super NES Classic Editionを9/29にリリース――HDM接続で21ゲームをプレインストール

この秋、9月29日に発売が予定されている任天堂のSuper NES Classic Editionは20年前に発表されたオリジナルとほぼ同様の機能だ。先に発売されたNES Classic Editionもそうだが、新しいSuper NESは任天堂の懐かしいゲームをHDMI接続で楽しめる。有線のコントローラー2台同梱。

任天堂がSuper NESにプレインストールするゲーム、21タイトルが判明した。

  • Contra III: The Alien Wars
  • Donkey Kong Country
  • EarthBound
  • Final Fantasy III
  • F-ZERO
  • Kirby Super Star
  • Kirby’s Dream Course
  • The Legend of Zelda: A Link to the Past
  • Mega Man® X
  • Secret of Mana
  • Star Fox
  • Star Fox 2
  • Street Fighter® II Turbo: Hyper Fighting
  • Super Castlevania IV
  • Super Ghouls ’n Ghosts®
  • Super Mario Kart
  • Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars
  • Super Mario World
  • Super Metroid
  • Super Punch-Out!!
  • Yoshi’s Island

Super NES Classic Editionは9月29日から発売される。当初はNintendo USサイトから直販で購入となる。価格は79.99ドル。

〔日本版〕ゲームタイトル、価格はUS記事のまま。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

チームの壁を越えた共闘でボスポケモンをゲットだぜ!――ポケモンGOが大幅アップデート

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昨年7月22日に『Pokémon GO』が日本でサービスインしてから、ほぼ11ヵ月。トレーナーの皆様は如何お過ごしでしょうか? そろそろ新しい刺激が欲しくなっている頃なのでは?というワケで、そんなトレーナー諸兄に朗報です!

かねてから色々と噂が飛び交っていた『Pokémon GO』の大幅アップデートですが、めでたく本日より実施されました!本日のアップデート内容はジムの新機能!現状は強いプレイヤーが陣取ってしまうコトも多く、停滞気味だったジムバトルをより活性化する為のアップデートとのことです。

カジュアルなプレイヤーでも楽しめるジムバトルに!

具体的には、これまでのジムにおける名声、ジムレベル、トレーニングという要素を廃止し、ジムのグラフックも一新。これまで最大10匹まで配置できたポケモンを6匹までに。この配置可能な6匹には、同種のポケモンを配置することは出来ないとのこと。また、配置される順番ですが、これまではCPの大きいポケモンほど後ろに配置されていましたが、これからはCPには関係なく、配置した時間が新しいポケモンほど後ろに配置される仕組みになりました。古く配置されたポケモンからバトルに入る感じです。

また、これら配置されたポケモンには新たに”やる気”という、ハートマークで表示されるパラメーターを追加。ジムに配置された時間の経過と共に、このやる気は減少し、ポケモンのCPも減少していく仕組みです。ちなみにこのやる気の減少率は強いポケモンほど早いらしく、今後はレベルの低いトレーナーでもジムの攻略が容易になるとのこと。

そして”やる気”の唯一の回復方法は、味方チームのプレイヤーがジムに配置されたポケモンに”きのみ”を与えること。これまで、ポケモンの捕獲時にしか使用する機会が無かったきのみですが、これからは使う場面が増えそうです。

バトル面では、カットインなどグラフィックなどの強化はあるものの、クリックとフリックによるバトルの方法自体はこれまでとは大きくは変わりません。しかし、ジムを守っているポケモンを数回倒すことで”やる気”を0に減らし、その後もういちど闘って倒すというルールでジムを占拠できるようになった模様です。

また、新たに生まれ変わったジムには、”ポケストップ”のようにジムに表示される”フォトディスク”をフリックして回転させることで、アイテムを入手できるほか、そのジム固有の”ジムバッジ”を得ることが可能になりました。

このジムバッジはジムごとにグラフィックが違うので、旅行先などでジムを訪れた記念品としてコレクトする楽しみも増えそうです。さらには、ジムを訪れた回数によりジムバッジはブロンズ>シルバー>ゴールドへと進化するので”オレの馴染みのジム”的な遊び方も出来るかもしれません。

陣営を越えた共闘でボスポケモンをゲットだぜ!

そして近日中(もしや1周年の7月22日?)にリリース予定なのが、今後『Pokémon GO』をよりいっそうヒートアップしそうな、協力プレイ機能こと「レイドバトル」!

皆さん憶えていますか?1年前のこの動画を。

そう、この動画の後半に出てきた、ニューヨークのタイムズスクエア前に出現するミュウツーと、集まった大勢のトレーナー達とのバトル!レイドバトルはまさしくこんな感じの機能なのです。

具体的にはレイドバトルが始まるジムには、予兆として”巨大なタマゴ”と、”カウントダウンタイマー”が出現します。

ええ、お察しのとおり、タイマーがゼロになると同時にタマゴから強大な”ボスポケモン”が登場するのですが、どのくらい強大というとこれぐらいです!

CP2万超え!

これはどう考えてもひとりで勝利するのは難しいので、必然的に協力プレイが必要になってくるワケですが、この協力プレイがなんと所属するチームの枠を超えて共闘が可能なのです!これまではジムで別のチームに所属するトレーナーと出会ったときには、微妙な空気が流れたりもしたんですが(笑)、このシステムにより別チームのトレーナー達ともフレンドリーに話す機会が増えそうな気がします。

ただし、そんなチームの枠を超えた友情パワーでボスポケモンに勝利しても、それだけではボスポケモンを入手することは出来ません!勝利することで得られる特製モンスターボールを使って捕獲する必要があるのです。

ここで重要なのが、倒すことで得られるモンスターボールの個数が、先のレイドバトルでの貢献度によってかわってくる点。つまり、レイドバトルで頑張れば頑張るほど得られるモンスターボールの個数が多くなり、ボスポケモンを入手できる確率があがる仕組みなのです。

ちなみにレイドバトルに負けても、ボスポケモンの出現時間以内なら何度でも挑戦は可能です。しかし、勝った場合は再挑戦出来ないとのこと。

この「レイドバトル」に参加するためには、「ジム」のフォトディスクを回転させることで入手可能な「レイドパス」が必要になるのですが、これは1日1枚しか入手できないうえストックも不可能!というワケで再挑戦には1日待つ必要があります。(有料のレイドパスはその限りでは無いとの情報も)

友人と一緒にレイドバトルに参加するには同時(30秒以内)にレイド開始のバトルボタンを押すか、”プライベートグループ”を作成する必要があります。このプライベートグループに参加出来る最大人数は20 名とのことです。

中の人のナビゲートでレイドバトルを体験プレイ!

実は先日、筆者はNianticと 株式会社ポケモンが合同開催した、体験機を使って代々木公園で開催されたデモプレイに参加し、ひと足はやくこのレイドバトルを体験させてもらいました。

その際に戦った、ボスポケモンのプテラのCPは17000超え!最初3人で攻撃したところまったく歯が立たずに惨敗。このときのボスポケモン出現時間は20分だったので、次はその場にいた7人全員で再挑戦!どうやら制限時間以内に倒しきらないとダメなようで、さきほど半分までCPを削ったはずのプテラのCPは全回復!しかもさっきは気付かなかったのですが、このプテラとのレイドバトルのオススメ人数は13人との表示が!

しかし、なんとかギリギリ制限時間の175秒以内にプテラを撃破!その後のモンスターボールを使った、ボスポケモンのゲットチャレンジでは皆がプテラをゲットするなか、Nianticのアジア統括マーケティングマネージャー須賀健人氏のみゲット出来ず、笑いが起きる一幕も(笑)。

ちなみにゲットしたプテラはCP17000というワケではなく、CP1400ほどでした。この辺はトレーナーレベルと関係がありそうです。

さらに須賀氏によれば、こういったレイドバトルを続けていると、特定の場所でのみ使用可能なスペシャルなレイドパスを入手出来ることがあるとのこと。そしてそのスペシャルなレイドパスで参加できるレイドバトルには、さらに強くてスペシャルなポケモンが襲来するかもしれないとのことです。

レイドバトル後に、「これまで2~3人の友達と『Pokémon GO』をすることはあったのですが、レイドバトルに勝利してボスポケモンを入手するには、レイドが発生しているジムで他のトレーナーに声をかけて、共闘をすることが必要になるのでは?」との質問を須賀健人氏にしたところ・・・。

「3人で行って、向こうにいる3人と一緒にバンギラス倒そうよ!そして倒した後は、じゃあ次はココに行こうよ!ということになると、我々としても非常にうれしいです。これはNianticの社是である”アドベンチャーゾーン・フット・ウィズ・アザーズ”にも即したもので、トレーナーにはこれまでよりカジュアルに、かつよりコアに『Pokémon GO』を楽しんでいただきたいです」とのコメントをいただきました。

さらにこの体験会でも詳しくは語られなかった要素もいくつかあるようで、後日リリースと共に送られてきた画像には想像がふくらむアレコレが映り込んでいましたヨ。

7月22日には、アメリカ・シカゴのグラントパークで初のリアルイベント「Pokémon GO Fest シカゴ」の開催!8月9~15日には、横浜で開催される「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」でのPokémon GOとの合同イベントが検討中とのことで、今夏もPokémon GOが熱く盛り上がりそうな予感がします!

©2017 Niantic, Inc. ©2017 Pokémon. ©1995-2017 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
※画面は開発中のものです。

Engadget 日本版からの転載。

任天堂、スイッチ版のポケモン新作発表――発売は来年以降

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ゲームイベント E3 にあわせた任天堂のプレゼンテーション「Nintendo Spotlight:E3 2017」より。株式会社ポケモンの石原社長が、ニンテンドースイッチ版『ポケットモンスター』作品の開発を明らかにしました。

任天堂、ポケモンDirectを6日23時に放送。Switch版『ポッ拳』と3DS『ウルトラサン・ウルトラムーン』発表(Engadget 日本版)

ポケモンといえばつい先日、E3より微妙に前のタイミングに放送したPokemon Direct 2017.6.6 で、スイッチ初のポケモン関連タイトル『ポッ拳トーナメント DX』と、3DS版 サン・ムーンの増補版ウルトラサン・ウルトラムーンを発表していました。

石原社長によれば、スイッチ版ポケモン新作を開発するのは初代以来メインの『ポケモン』シリーズを手がけてきたゲームフリーク。

ポケモンが登場するスピンオフではなく、RPGのいわゆる『ポケモン』本流作品であると思われますが、具体的にどのような作品なのか、完全新作の新世代なのか、現行のサン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン世代に属するのかも分かっていません。

一方、サン・ムーンと同じ世代のスイッチ版ポケモンが『Pocket Monster : Stars』の名称で開発中である、といううわさは以前からありました。

スイッチ版新作は来年以降でまだ先の話ですが、シリーズ作品のこれまでのリリースサイクルから考えれば、大量の新規ポケモンを追加する次世代作品ではなくサン・ムーン世代の新作と考えるのが妥当かもしれません。

もちろん、従来のシリーズの常識を変えるまったく新しい作品になることも、ポケモンの多数追加や新システムで区切られる世代の考え方自体を変える作品になる可能性もあります。

任天堂はスイッチを携帯ゲーム機ではなく、あくまで「持ち運べる据え置きゲーム機」と位置づけようとしています。ポケモンシリーズ自体の今後や 3DS後継プラットフォームの話も含めて、続報が気になる作品です。

Engadget 日本版からの転載。