イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

イマジニアは9月18日、任天堂の協力のもとNintendo Switchソフト「Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-」(Fit Boxing 2、国内版)および「Fitness Boxing 2 : Rhythm & Exercise」(海外版 発売元:任天堂)を12月3日に発売すると発表した。価格は税別5800円。全世界累計出荷販売本数が100万本突破したエクササイズゲーム「Fit Boxing」の最新作にあたり、トレーニングコースおよび楽曲が刷新、新機能や新インストラクターが追加されている。

Fit Boxing 2は前作からエクササイズメニューや楽曲を一新。ゲームスコアに応じてエクササイズ中の背景が変化する新要素「Zone」など演出面を強化し、さらに楽しくエクササイズに取り組めるようにしている。エクササイズの目的や時間を設定して毎日取り組むデイリーモードでは、その日の気分や体調に合わせて「いつも通り/軽め/重め」が選択できるようになったほか、2名同時プレイも可能。

イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

また、プレイ実績に応じて解放され、目的達成をサポートするアチーブメント機能やプレイ時間を知らせてくれるアラーム機能、苦手なアクションを外せる仕組みなど、続けやすくなる仕組みが充実。前作のプレイ記録も引き継げる。

イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

前作のインストラクターに加えて、3名のインストラクターが新たに追加された(CVは釘宮理恵、鬼頭明里、石田彰)。豪華声優陣がボイスを担当する計9名のインストラクターが、アクションのポイントを指導してくれたり、時には喝を入れたりするという。

前作Fit Boxingは、Nintendo Switch初のエクササイズゲームとして2018年12月に発売以降継続的に販売を伸ばし、2020年9月に全世界累計出荷販売本数100万本を突破。食事管理アプリ「あすけん」と連携し、食事管理をしながら「Fit Boxing」を30日以上プレイした方の減量効果の統計発表や、基本フォームを身につけるためのプロインストラクターによるレクチャー動画の発信など、利用者に「Fit Boxing」をよりよく活用して頂けるような発信も継続的に展開している。

「Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-」: ©Imagineer Co., Ltd.

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「あつ森」は7月3日のアップデートで海に潜れるようになる

新型コロナウイルスのパンデミックで家に籠もっているときに頭を正常に保つには、楽しくて病みつきになる任天堂の「あつまれどうぶつの森」をプレイするのが一番と考える人々が大勢いる。このゲームのファンにビッグニュースだ。

Nintendo Switch最大のヒットゲームにメジャーアップデートがやってくるのだ。プレイヤーはもうすぐ島の回りの海を探索できるようになる。おっと、海賊の名前は「ガリバー」だそうだ。

「あつ森」の無料アップデートは日本時間7月3日午前10時に配信開始だ。(北半球では)夏のアップデートは2つ予定されているが、その1つ目となる。 このアップデートでプレイヤーは海で泳いだり、潜ったりしてイソギンチャク、ヒトデ、ウツボその他の海の生き物を集め、水族館に寄付することができる。 2回目のアップデートの内容はまだミステリーだが、8月上旬にリリースされるという。

AnimalCrossing: New Horizons(あつまれどうぶつの森):無料の夏のアップデートのお知らせ。第一波は7月3日だ!マリンスーツを着て海に飛び込めるぞ。新しいキャラも登場する。第二波は8月上旬の予定。

アップデートには、ラッコによく似たPascal(ラコスケ)が登場し、ホタテを与えると新しいレシピを教えてくれるらしい。「あつ森」シリーズをプレイしたことがあればおなじみの謎キャラで、一人で門のそばに佇んでおり、何やら哲学的なことを言ってから海の中に飛び込んで去る。

果物を集める、雑草を引き抜く、木を揺すって素敵なリビングルーム用家具を見つけるといったおなじみのサイクルを繰り返すゲームなので、今回海で泳いだりダイビングできたりするというのはかなり大きなアップデートだ。パンデミックが始まってから「あつ森」を熱心にプレイしてもうやることがなくなってきたプレイヤーにとって、このアップデートは大歓迎だろう。

任天堂が今回のアップデートの他に何を用意しているのか興味あるところだろう。「あつ森」は、リリース後にアップデートされ、多様なコンテンツがダウンロードできることが事前に計画されていることが明らかなタイトルだからだ。私の場合、パートナーがSwitchのコントローラーの1つを誤って壊してしまい、3週間もプレイできないので8月上旬にアップデートがあるというのは好都合だ。何事もなかったようにさりげなく村を散歩するいい機会になりそうだ。コントローラーは入荷待ちだという。私はコントローラーを壊されたことを別に恨んでいません。いやホント。

画像:Nintendo

【Japan編集部追記】下は記事内ビデオの日本版

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂が30万件のIDハッキングを報告、3月の被害公表時からほぼ倍増

任天堂のユーザーアカウントのハッキング被害が、この数カ月間でほぼ倍増した。

任天堂は当初、16万件のニンテンドーネットワークIDが攻撃を受け、アカウント所有者の名前、メールアドレス、生年月日、居住国などの個人情報が流出したと発表していた。しかし同社は最新の声明で、さらに14万件の同アカウントが不正アクセスの影響を受けたと述べている。

任天堂によると、調査を継続した結果被害アカウント数が増加したという。

任天堂は被害を受けたアカウントのパスワードをリセットし、アカウント所有者に連絡したという。声明では、今回の情報流出の影響を受けたアカウントは全体の1%に満たないと繰り返している。

2020年3月にはユーザーから、自分のアカウントへと許可なくデジタルアイテムの課金が請求されているとの苦情が寄せられていた。任天堂は4月のツイート(Twitter投稿)で、ユーザーは自分のアカウントで2要素認証を有効にすべきだと述べたが、その理由は明らかにしなかった。

任天堂が不正アクセスを認めたのは、その2週間後だった。

しかし、任天堂はアカウントへの不正アクセスがどのように行われたのかについてまだ説明しておらず、「当社のサービス以外のなんらかの手段で」アカウントのパスワードが取得され、不正にアクセスされた主張している。これの意味するところは、ユーザーが強固でないパスワードを使ったり、他のサービスから漏洩したパスワードを再利用したりして、ハッカーがニンテンドーネットワークIDに侵入した可能性がある。

まだニンテンドーネットワークIDで2段階認証を有効にしていないのなら、今すぐ設定すべきだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Nintendo Switchの販売が年間2100万台と絶好調、10日で世界1177万本売れた「あつもり」超ヒットを受け

数週間前、我々はNintendo Switchの3月の売り上げが非常に好調であることを示す調査会社NPDグループの新たな報告を伝えた。そして今週発表された任天堂の業績は、3年前に発売された同ゲーム機の急激な人気上昇を裏付けている。

任天堂はこの1年でSwitchを2100万台販売し、1950万台という予測を大きく上回った。そのうち620万台は、9月に発売された比較的新しい安価なNintendo Switch Liteだ。同社はSwitchの人気の高まりと、グローバルなサプライチェーンが新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けていることで供給不足に直面している。

小売店での調達が困難になったにもかかわらず自宅待機による需要が増加していることから、新型コロナウイルスのパンデミックがSwitchの販売に好影響を与えているようだ。また、「あつまれ どうぶつの森」の発売もタイミングが良かったといえる。このタイトルは家ごもりにおける需要の高まりに加えて、バーチャル空間におけるソーシャル化という需要も満たす。

関連記事:新型コロナ蔓延下ではゲーム性よりソーシャルプラットフォームを優先したゲームが必要だ

あつまれ どうぶつの森が、Switchにおけるベストセラーになったのも当然だ。3月20日に発売が始まり、3月末の時点で1177万本が販売されている。この数字により同タイトルは発売から1カ月ちょっとしか経っていないにもかかわらず「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ」「ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ」「スプラトゥーン2」に挟まれた、歴代7番目に売れたタイトルとなった。

しかし、Microsoft(マイクロソフト)とソニーから次世代ゲーム機がクリスマス商戦に登場することを考えると、同社にとっての今後の1年は不確定なものになるかもしれない。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Nintedo Switchが「あつまれ どうぶつの森」絶好調で新記録

この3月、世界でたいへんな数のNintedo Switchが売れた。簡単に組み換えができる小さなゲーム機は自宅に引きこもることを余儀なくされた世界の人々にとって救いの手となった。新型コロナウイルス(COVID-19)による旅行や移動の制限に加えて「どうぶつの森」に待望の新バージョン、「あつまれ どうぶつの森(Animal Crossing: New Horizons)がリリースされたことが大きな要因だ。Switchは発売後3年目となるプラットフォームだが、売れ行きからすればパーフェクトストームになっている。

リサーチ企業のNPDのレポートによれば、2020年3月のNintedo Switchの販売台数は対前年比で2倍以上に急増した。Switchが発売されたのは2017年3月だったが、この3月の数字はこれを上回った。しかも、同じ任天堂の2010年のDSの記録を別にすれば、あらゆるゲーム機を通じた四半期セールスの新記録となった。

Nintendo Switchは、3月のゲーム機販売台数で記録を更新した。2017年3月の発売月のセールス記録も上回る過去最高となっている

「あつまれ どうぶつの森」のリリースは売り上げ好調の要因の1つだったことは間違いない。人気の育成シミュレーションシリーズに追加された新ゲームはプラットフォームを通じて、3月の新記録となるベストセラーとなった。また新タイトルのリリースとして、NPDが調査を開始して以来、任天堂の歴史の中で第3位の月間セールスとなっている。専用ゲームのリリース月のセールスでこれを上回ったのは2008年と2018年の大乱闘スマッシュブラザーズだけだった。

NPDによれば、「あつまれ どうぶつの森」は「どうぶつの森」シリーズ中でも既にベストセラーとなっている。このタイトルの発売のタイミングに加えて、「自然豊かな無人島への移住」というテーマやゲームのソーシャル化に力を入れたことが世界で巨大な販売量を生む結果となったようだ。またゲーム専門家、批評家の評価も高くMetacriticでは91%という高いポイントを得ている。

販売店は、需要が急増する中でSwitchの在庫を確保するために悪戦苦闘している。任天堂は生産台数を10%増加させると報じられている。

【Japan編集部追記】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

ポケモンGOにリモートレイドバトル機能が加わる、集合しなくても100ポケコインでプレイ可能

ポケモンGOは外でプレイするようデザインされたゲームだ。しかし残念ながら友達と町に出たり観光スポットの回りに大勢で集まったりするのは「最もしてはならない行為」となってしまった。

開発元のNiantic(ナイアンティック)ではポケモンGOをリビングのソファからプレイできるようリモート化に努力してきた(ポケモン閉じ籠もり?)。4月15日、レイドバトルについてのアップデートの内容が発表された。

レイドバトルは2017年に導入された仕組みで、プレイヤーは協力して協力で珍しいポケモン(ボスポケモンと呼ばれる)を倒す。チームが勝てばポスポケモンを入手するチャンスが得られる。

これまでレイドバトルに参加するには特定の時間に特定の場所に行き、自分以外に19人のプレイヤーが集まるのを待つ必要があった。パンデミック後はもちろんどれも不可能だ。そこでリモートレイドが必要となったわけだ。

リモートレイドのプレイ方法(アップデートは「すぐに」実施される)

  • プレイヤーは「付近のようす」に表示されているレイドに参加できる。実際にその場所にGOする必要はない。ディスプレイにレイドが表示される距離にいさえすればいい(都会の場合は数ブロック圏内)。
  • タスク達成の度合い、報酬などについては従来のレイドバトルと同様の扱いになる。
  • 参加には新しく設けられたリモートレイドパスが必要。これはレイドパスと同様プレミアムアイテムで1枚が100ポケコイン(米国だと約1ドル)。
  • リモートレイドのプレイヤーは現実のレイドのプレイヤーと同じ能力がある。ただし移動制限や外出禁止令が終了した後は、リモートレイドプレイヤーもレイドに参加できるものの、現場のプレイヤーに比べて強さが制限されるかもしれない。
  • Nianticの発表によれば、やがてプレイヤーは場所を問わず、遠隔地にいる友だちもリモートレイドに招待できるようにするという。遠くにいる友だちに援助を頼みたい場合は、先にレイドに参加している必要がある。

Read a deep dive of Niantic on Extra Crunch

Nianticによれば、プレイヤーは每日午前零時にリモートで「フィールリサーチ」を1個受け取ることができるようになるという。また「相棒」のポケモンが近くのポケストップからギフトを持ってきてくれるらしい。自分でポケストップに出向く必要がなくなる。アイテムは有効期間中、複数をまとめて使えるという。個数分だけ効果時間が延長される。ポケモンを引き寄せるアイテムを4つ持っているが、30分ごとに使うのは面倒だったら最初に4つ発射しておくと次の2時間有効となる。

Nianticはリモートレイドを「近くリリース予定」と発表したが、正確な日時はまだ不明だ

新型コロナウイルス 関連アップデート
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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂がポケモン・ ソード・シールドのDL版エキスパンションパス発売開始

「ポケットモンスター ソード・シールド」のクリアが目前だと思っているなら甘い。さらなる挑戦が追加されるからだ。

任天堂はソード・シールドのゲームのダウンロード版を1つのみならず2つ開発していることを発表した。このエキスパンションは、6月に配信される「鎧の孤島」(The Isle of Armo)と今秋に配信される「冠の雪原」(The Crown Tundra)だ。米国時間1月9日に発売が開始されたエキスパンションパスには両者が含まれ、価格は30ドル(日本では2980円)だ。購入者はゲームがリリースされ次第ダウンロード可能となる。

任天堂がダウンロードでコンテンツを配信するのはこれが初めてではないが、同社の看板プロダクトの1つであるポケモンでは間違いなく最初の試みだ。ソード・シールドはSwitchゲームでもベストセラーであることを考えれば、任天堂がダウンロード化に踏み切ったのは納得できる。

ではこのエキスパンションの中身はどんなものなのか?各ダウンロードパックには新しいストーリーと世界が含まれ、キャラクターも新しくなっている。もちろん新ポケモンも登場する。任天堂も開発しているGameFreak も内容について詳しいことは発表していないが、 まったく新しいポケット・モンスターが多数登場するはずだと示唆している。また数は不明だが既存のタイトル中のポケモンの一部はエキスパンション中に移行できるという。

エキスパンションの第1弾がリリースされるのは半年先だが、任天堂ではポケモン・チャンネルを通じてイメージ・イラストやアニメ原画を多数含むビデオを公開している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

米ブラックフライデーの週にNintendo Switchが過去最高の販売台数を記録

Nintendo Switchが米国における週間販売台数の最高記録を達成したと任天堂が発表した。感謝祭からブラックフライデーを含む1週間でSwitchは83万台が売れ、米国における売上のトータルは1750万台となったという。3年前に発売されたゲームコンソールの販売数としては驚くべき数字だ。

さる10月末にSwitchの米国での販売台数は1500万の大台に乗った。NPDなどのアナリティクス専門企業が公開しているゲームコンソール部門のチャートのトップは長くSwitchが独占している。今回のセールス好調の要因にはクリスマス休暇が近づいていること、低価格で手ごろなSwitch Liteが投入されたこともあるはずだ。またブラックフライデーセールでさまざまな販売チャンネルがSwitchにマリオカート8デラックスなどのゲームをバンドルしたことも追い風となった。

Switchシステムは米国以外でも中国など大きな市場での展開が予定されている。中国では1台3万2000円前後でネット企業のTencent(テンセント)と提携して販売していく計画だ。中国における予約は12月5日にスタートした。販売開始は12月10日で、マリオカートも3タイトルがリリ-スされる。

9月下旬の時点での世界での販売は4000万台だった。Wii Uが販売全期間を通して1350万台というそこそこのヒットにとどまったことを考えれば後継システムははるかに好調だ。もっとも8年前に生まれた3DSは世界で7550万台売れているので、Switchの記録はまだこれには及ばない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂のリングフィット・アドベンチャーで楽しくシェプアップ

任天堂はエクササイズ・ゲームでも長い経験がある。思い出してみると、NES(北米向けファミコン)でTrack & Fieldをプレイしたことがある。はるばる来たものだ!

任天堂Swicth向けのリングフィット・アドベンチャーは大人がプレイできる本格的フィットネスゲームだ。楽しいキャラが登場するし、ユーザーに強い負担をかけないようデザインされているのでエクササイズということを忘れてしまう。。

すでにTechCrunchでも報じたが、ゲームと器具は9月に突然発表された。これまでもエクササイズ・ゲームはあまり成功していなかったが、実際にプレイしてみて驚いたのは単なるエクササイズではなく本当にゲームなっていることだった。

リングフィット・アドベンチャーに登場するキャラクターはユーザー自身と(口をきかない)魔物たちで、ドラゴというボスを追い詰めるのがゲームの筋書きだ。この魔物どもは何かひどい悪事を企んでいるとういのだが、正確にどんな悪事なのかはわからない。ゲームの後でジョイコンを拭かないとか、そんなことかもしれない。

太ももに巻くバンドと手で操作するリングのバーチャル版。操作してみるとSwitchのモーションセンサーが正確なのが実感できる

このゲームはSwitchのジョイコンを太ももに巻くレッグバンドと円形のリングコンにそれぞれ差し込む。ストラップ式のレッグバンドのほうは見たままだが、リングコンの使い方は多少説明が必要かもしれない。これは強度のある合成素材のリングでユーザーはしっかりつかんで押しつぶしたりひっぱって伸ばしたりする。

モーションセンセーがそうした運動の内容と強度を判定する。2つのコントローラーによってユーザーはジョギング、屈伸、回転などあらゆる身体動作が可能だ。

ユーザーは自分の身体能力に合わせて運動強度のレベルを設定できる。テレビ画面に道が表示され、ユーザーのジョギング動作(その場足踏みでよい)に合わせて主人公のアバターが走り出す。妨害物が降ってくるのをリングコンで払いのけるなどができる。リングコンを向けて押し込むと「空気砲」が射てる。

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まだこの魔物にはお目にかかっていないがリングコンでやっつけるのは難しくなさそうだ

もちろんやがて魔物たちが出てくるのでさまざまな方法で撃退する。これがそれぞれ身体の各部を強化する運動になっている。リングコンを頭上に差し上げつぶしたり、腰を回したりしすることで多数の魔物をやっつけたりできる。リングとストラップという2つの器具で全身の運動を正確にトラッキングできる能力は驚異的だ。【略】

赤い連中がこっちを狙っている…

このゲームの開発には驚くべき量の努力と注意が払われているらしい。エクササイズは慎重に選ばれ、デザインされており、チュートリアルも親切だ。ユーザーのアバターはユニセックスで男性でも女性でも違和感がない。魔物も環境も細部まで作り込まれている。失敗しても手痛い罰などはなく、単にそのレベルをやり直せばよい。

全体としてこのゲームはユーザーフレンドリーでありプレッシャーをかけるのではなくエクササイズの機会を提供し、激励すること力を入れている。いつ中止してもいいしシステムは「今日はまだこれこれを終えていない」などと文句を言ったりしない。【略】

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ドラゴ、ジムに行くと確かにこういう奴がいる

このゲームを試したり友達と議論したりしているうちにこれはゲームとしてすぐれていると感じるようになった。任天堂RPGなどもさらにゲームらしいゲームの開発に青信号を出してもよいと思う。

これまでエクササイズのゲーミフィケーションというのは言うはやすく、実現できた例はほとんなかった。任天堂はSwitchが2つの部分に分割できることを利用して多様な動きを検出できるモーションセンセー・システムを構築した。これはスマートなアイディアだった。それにこのデバイスを持っているユーザーはデバイスを利用する新しいソフトウェアが出ればそれも買う可能性が高い。

小さい不満があるとすれば、ゲームをスタートする時点で選択肢が少ないことかもしれない。たとえば私はもっとジョギングしたかったし腕の運動はもっと少なくていいと思った。なにをどうしろとこと細かに指示されるのも多少うるさい。チュートリアルや指示をスキップできる「エキスパート・モード」を追加して欲しい。

リングフィト・アドベンチャーはゲームと器具を合計して80ドル(日本では7900円)だ。ゲームとしては高いが、そう考えるべきではないと思う。このソフトウェアのジムに通うお金を出したくない、時間もないという層がターゲットだ。ジムのメンバーになれば毎月50ドルから100ドルかかる。このゲームはジムに通うのと同じレベルの効果をリビングのテレビの前で楽しく達成できるのだから称賛すべきプロダクトだ。任天堂が示している価格は大変理にかなったものと思う。

【Japan編集部追記】任天堂では紹介動画をYouTubeに公開している(全編8分)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Nintendo Switchの販売が北米で1500万台の大台に乗る

任天堂のSwitchの北米販売台数はとうにWii Uの累計販売台数を上回る成功を収めているが、同社はこのほど北米で1500万台の大台に乗ったことを発表した。またNPD Group調べによればSwitchは米国で直近10カ月連続で最も売れているゲーム専用機だという。

任天堂の投資家向け情報ページによれば、北米市場におけるWii Uの販売台数は1356万台だったというが、Switchはこの台数をはるかに超えたわけだ。

シリーズの販売台数合計ではSwitchはPS4やXbox Oneに及ばないが、ライバルのシステムは登場してからの期間が長い。Xbox OneもPS4も2013年にリリースされているのに対してSwitchは2017年だ。

当然ながらSwitchは製品のライフサイクルとして初期段階にある。先月、任天堂は199ドル(日本では1万9980円+税)でSwitch Liteをリリースしたところだ。 この製品はいくつかの機能を省略し携帯性に重点を置いている。

よく聞かれる批判はSwitchでプレイできるゲーム数が少なすぎるというものだ。これは当面事実だと思うが、任天堂は100万本以上売れたゲームが14タイトルあると発表している。このうち自社プロダクトである、マリオカート 8デラックス、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド、スーパーマリオ オデッセイ、大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALの4本は600万本以上が売れている。

任天堂Switchの全世界での販売台数は2019年6月30日現在で3800万台だった。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂のリングフィットアドベンチャーでいい汗かこうぜ

10月18日、任天堂はついに製品ラインにぽっかり空いていたWii Fitの穴を埋める。「リングフィットアドベンチャー」は、Wiiの数々のフィットネス関連のタイトルに対して、ある意味精神的な後継者となるもの。そうしたタイトルは、Wiiのモーションコントロールを、いろいろなタイプの人に受け入れられる大成功に導いたのだった。大きな丸いリングは、Switchと組み合わせることで、初めて威力を発揮する。Nintendo Laboと同じように、既存のハードウェアを最大限に活用するように設計されているのだ。

私は、この来月発売予定の周辺機器を、ざっと試してみる機会を得た。任天堂は、Switchのジョイコン(Joy-Con)を利用して新たなコントローラーを作るというLaboの新鮮な驚きをここでも再現している。リングフィットでは、Switchの左右のコントローラーが、それぞれ異なった目的で使われる。1つは「リングコン」に差し込み、もう1つはプレーヤーの太ももに巻きつける「レッグバンド」に差し込んで使う。

前者では、Switchのコントローラーが、フレキシブルな自動車のハンドル型のコントローラーの頭脳として機能する。加速度センサーなどによって、リングの動きを検出するわけだ。その状態でリングを回転させてメニューの項目を移動させ、側面を絞るように押して選択する。後者のコントローラーは、Fitbitのようなアームバンドと同じように機能し、この場合は下半身の動きを追跡する。トレーニングにとって、非常に重要な部分だ。

リングフィットアドベンチャーは、このハードウェアを使用する最初のタイトルとなる。もちろん、これが最後のタイトルになるというようなことはないだろうが、例によって任天堂は、将来の計画について何も語らない。このタイトルは、Wii Sportsのように、いきなりスポーツの領域に踏み込むのではなく、ファイナルファンタジーのような、探検型のアドベンチャーゲームに仕立てられている。プレーヤーを悪者と戦わせることで、汗をかいてもらおうというわけだ。

セットには、かなり多くのゲームやトレーニング用のタイトルが含まれている。中でも基本的なアドベンチャーは、以下のようにして遊ぶ。まず、その場で足踏みするように走ることで、キャラクターを動かす。リングの側面を縮めるように押すことでコインの入った箱を叩き壊す。逆にリングを開くように引っ張って、パワーアップアイテムを吸い込む。ジャンプするには、リングを下に向けて押し込む。という感じだ。これなら、汗もかけるはずだ。

自分のキャラクターのアニメスタイルの髪の毛は、大きな火の玉になっていて、うまくプレイし続ければ大きくなり、ヘマをすれば縮んでいく。行く先々で敵キャラが登場する。その場合、交互に技を繰り出して戦わなければならない。それもリングを使った運動になっている。敵の怪獣が攻撃してきたら、自分の胴を使ってリングを縮め、守りを固めるのだ。

任天堂は、リングの弾力を利用して、感心するほどさまざまなエクササイズを考え出した。1日1時間もプレイするば、それなりに体重を減らすのも簡単だろう。ゲームも、いろいろな要素を詰め込んだ動きを、プレーヤーが自然にできるようになっている。私も、徹底的にいろいろなテストをしてみたくなった。自宅やホテルの部屋で、最小限の機器だけで、フィットネスをあれこれ実行できるという考え方も気に入った。

また、ジョイコンをSwitchから取り外してリングといっしょに持ち出し、たとえば会社の昼休みに外で運動するといったことも可能だ。コントローラは運動を記録し続け、部屋に戻ったときに、データを本体にアップロードしてくれる。

これだけ書いたあとで言うのも気が引けるが、最近私はSwitch Liteの方が、かなり気に入っている。リングフィットは、2つのジョイコンさえあれば、Switch Liteでも動くはずだ。Liteをどこかに立て掛けて、その画面でゲームを動かすこともできるだろう。しかし、このリングフィットの効果を最大限に発揮するには、やはりテレビに接続するのがいちばんだ。それでも、任天堂がLaboのVR KIT(ブイアールキット)と、このエクササイズキットを組み合わせて、没入型のフィットネス体験を実現してくれるのではないか、などと想像するのも楽しい。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

任天堂Switch Liteはポータブルゲーム機の極み

まず前置きとして、私の状況について説明させていただきたい。私は、たぶんオリジナルのNintendo Switchのターゲットユーザーからはズレていることを自認している。まず私はテレビを持っていない。高校生のときからずっとだ。そして私は、このしがない仕事のために絶えず旅行している。

こうした条件を考えると、据え置き型とポータブル両用のゲーム機というコンセプトは、明らかに私には合わない。むしろちょっとジャマくさく感じていた。それによって本体が大きく、重くなる。Joy-Con(ジョイコン)は、プレイ中に割としょっちゅう外れてしまう。たまには、コントローラーを本体から外し、背面のスタンドを立て、テーブルモードにして飛行機の座席のトレーテーブルに乗せて使ってみようかと思うこともあった。しかし、そうした機能も、結局は割に合わないと思われるのだ。

「内蔵コントローラー」がゲーム機の機能の1つとしてリストアップされているのも変な感じだが、それはまあ、そういうものなのだろう。

Switch Liteの噂を初めて耳にしたとき、はっきり言って私は興奮した。その情熱は、このゲーム機について書いた以前の記事でも感じていただけたかもしれない。そしてついに、発売の日がやってきた。正直なところ、Switch Liteは私が本当に望んでいたものなのだ。

このLiteは、オリジナルのモデルよりも明らかに小さく、軽い。2つのモデルを比べてみなくても、はっきりと分かるはずだが、念のため、以下の写真で実際に比べて欲しい。

もちろんLiteといえども、ほとんどのスマホよりは大きくてかさばる。スマホでゲームをプレイすることを考えると、Liteにとって手強いライバルとなるだろう。しかし、任天堂は自社製のハードウェアにこだわっている。そして、そうしたこだわりは、オリジナルのSwitchが登場してから3年近くの間、かなりうまく作用し、価値を生み出してきた。任天堂の方針では、常に自社製のハードウェア用のゲームソフトを作ることになる。これはSwitchでも、まったく同じだった。そうした任天堂のオリジナルゲームは、そのままスマホ用として、うまく移植できるとは、とうてい考えにくいのだ。

任天堂は、本体の色のバリエーション設定でも正しかった。以前の記事でも書いたように、私にとって最も難しい選択は、Switch Liteを購入するかしないかではなく、どの色を選ぶか、ということだった。そしてその選択については、任天堂が背中を押してくれた。レビュー用に、ターコイズのモデルを送ってくれたのだ。グレーとイエローのモデルにも、また違った良さがある。しかし、私は個人的にかなりターコイズに傾いている。

ポータビリティは非常に重要だが、デバイスのサイズを小さくすると、どうしても妥協しなければならない部分が出てくる。ドッキングしてテレビに出力する機能が削られたのに加えて、画面サイズも6.2インチから5.5インチに縮小された。解像度は相変わらず、あまりぱっとしない720pだ。画面サイズが小さくなったことは、主にメニューの見やすさに響いている。私のように、ちょっと老眼が入った目には、文字が見えづらい。それはともかく、メニューのUIには、もうちょっと工夫が欲しいところでもある。長いことSwitchを使ってきた人は、ゲームのメイン画面が小さくなったことも気になるかもしれない。もっとも、それにはすぐに慣れるだろう。そもそも、スマホでゲームをするのに慣れた人なら、画面の小ささは気にならないはずだ。

バッテリも小さくなっている。FCCへの申請によると、容量は4310mAhから3579mAhになった。にもかかわらず、オリジナルのSwitchと比べて寿命は伸びている。元の2.5〜6.5時間が、Liteでは3〜7時間は保つとされているのだ。この持続時間の延長は、小さくなって消費電力も少なくなったディスプレイと、電力効率の高いプロセッサの組み合わせによって実現されたもの。ただし、Switchの新しいバージョンは、4.5〜9時間のバッテリ寿命を実現している。オリジナルのSwitchでは、バッテリ寿命の短さが、不満の最大の要因だった。私としては、バッテリ容量も増やし、消費電力を減らすことで、もっと寿命を長くして欲しかったところだが、そうそう何でも思い通りになるわけではない。

Liteには、ヘッドフォンジャックもそのまま残されている。そして、microSDと、ゲームカード用のスロットも健在だ。ゲームの世界では、物理的なメディアも、まだ死んだわけではない。もちろん、本体背面にあったスタンドは取り除かれた。Joy-Conが取り外せなければ意味がないからだ。そしてもう1つ、重要な物理的違いがある。それは、以前の4つに分かれた使いにくい方向キーに代えて、十字キーパッドを装備したこと。実を言うと、私は左のジョイスティックを使って、基本的に何でもするように慣れてきていた。Liteに十字キーが装備されたのは、Nintendo Switch Onlineのライブラリに、ファミコンやスーファミのゲームが追加されたのと、ちょうどタイミングを合わせたものだろう。ただし、Switch用のオリジナルゲームでは、十字キーのメリットは、それほど感じられないかもしれない。この十字キーは、私が想像していたよりも、感触が少し柔らかく感じられる。これも、時間が経てば慣れるはずだ。

ともあれ、Switch Liteの最大のウリは、その価格だ。200ドル(日本では税別1万9980円)というのは、このゲーム機に最適な価格のように思われる。オリジナルのSwithと比べて、ちょうど100ドル(1万円)安い。驚くほど安価な月額4ドル(日本では税込300円)、年額では20ドル(同2400円)のNinteno Switch Onlineと組み合わせて考えても、ゲーム機の寿命を3年として、かなり魅力的な価格設定だろう。

いますぐに、2種類のモデルのどちらかを選べと言われたら、私はほぼ間違いなくLiteを取る。しかし、バッテリー寿命が2時間ほど短いことには、ちょっと悔しい思いがあることも否定できない。もちろん、幸いにして、誰もが私と同じ考えとは限らない。ほとんどの人は、きっと私より普通で、順応性もあり、家にはテレビもあるだろう。その場合、Liteを選ぶということは、Switchの名前の由来ともなった革新的な機能をあきらめることになるわけだ。

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しかし私のように、人生の多くの時間を地下鉄の車両、あるいは飛行機の中で過ごしている人間としては、Liteは、まさに待ち望んでいたSwitchなのだ。そんな人間は、私だけではないと確信している。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

任天堂Switchにエクササイズゲーム「リングフィット・アドベンチャー」が来た

任天堂がゲームとフィットネッスが重なる領域に進出を始めたのはPower Pad(ファミリートレーナー)をファミコン向けにサポートしたのが最初だろう。これは1986年のことだったからだいぶ歴史がある。今回、任天堂はSwitchプラットフォームでエクササイズゲームを仕掛けてきた。リングフィット・アドベンチャーは実際相当面白そうだ!

ユーザーは自分のキャラクターを進化させるためにジョギングしたりジャンプしたり、さまざまな運動をしなければならない。バーチャルな障害を避けたり飛び越えたりして目的地に近づき、敵に遭遇すればパンチを食わす。敵は平和で健康な世界をおびやかす「悪のボディービルディング・ドラゴン」だそうだ。なるほど。

ゲームにはフィジカルなアクセサリーが2種類ついてくる。。ひとつはリングでひとつは足に巻くストラップだ。どちらもSwitchのジョイコン部分を取り付けて使用する。Switchは2つのコントローラーからの情報を総合してユーザーの動作を把握する。つまりスクワットをするときに手を体の前にかまえているか、レッグレイズをするときにずるをしていないかなどがわかる。

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ゲームのタイトルにもなっているリングは弾力がある合成素材の輪でユーザーがどれくらいの力で潰したりひっぱったりしているか判定する。もちろんユーザーの体力レベルに合わせてキャリブレーションされるので安心していい。

面白いことにコントローラーのトップのボタンは心拍計として使われるらしい。私はこのようなハードウェアに新しく興味深い機能を持たせる任天堂の考え方が好きだ。

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ゲームで必要とされる動作は無数のバリエーションがある。上半身、下半身、体幹、全身運動、ヨガからヒントを得たポーズなど多様だ。ゲームデザインの巧妙なところは出くわす敵の「弱み」がそれぞれ違うところで、ユーザーは敵に合わせて異なる動作をしなけれならない。ユーザーは知らず知らずのうちに全身を均等に使う運動をすることになる。

シナリオをクリアしてレベルがアップするとさらに強い敵が現れ、運動も高度になる。単なるスクワットではなく素早く足を踏み出すランジの動作が必要になったりする。あるいは脚の動作に腕の動作がプラスされる。

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リングフィットでは本格的なシナリオのRPGの他にも手軽なミニゲームとワークアウトが選択できる。時間がないときなど便利だ。

フィットネスをゲーム化するというのは昔から行われきた手法で、Wii Fitのように大きくヒットしたタイトルもある。しかし任天堂のリングフィットはフィットネスの面からみてこれまでで一番本格的なゲームだ。ゲームデザインとしてもシンプルで我々ナマケモノにも取り付きやすいし、ユーザーの体力にあわせてマイペースで運動できる。

下のムービーでとんなゲームなのかよくわかる。1分20秒あたりで悪のドラゴンが登場し、ゲームキャラクターのエクササイズが始まる。

リングフィット・アドベンチャーは10月18日リリースということでまだ価格はまだ発表されていないが、現行Switchゲームをやや上回る程度だろう(日本でのリリースも10月18日、希望小売価格は税別7980円)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Switch Liteは任天堂ファンが納得するポータブル

新しもの好きの悩みは尽きない。今から数年後には、また新しいゲーム機が登場するだろう。それは、現行モデルの欠点を解消していて、たぶん今より低価格に設定される。3年前の発売以来、それなりにNintendo Switchを使い込んできた経験からすれば、こんどのNintendo Switch Liteは、出たらすぐに買いたい製品だと、何のためらいもなく言える。

私は典型的なゲーマーというわけではない。私とゲームとの関わりは、せいぜいカジュアルなプレーヤーといったところ。それに私はテレビを持っていない。そう、私は、そういう人間なのだ。そんな状態が、もうしばらく続いている。つまるところ、Liteはまさに私のニーズにぴったり合わせて作られた製品のようにさえ思えてくる。まったくそうなのだ。現時点での最大の問題は、どの色を選ぶかだけ。

Liteは、オリジナルのSwitchよりも100ドル(日本では1万円)安い。それは主に、ゲーム機をテレビに接続して遊べるという、Switchならではの画期的な機能を省略することによって実現したもの。Joy-Con(ジョイコン)と呼ばれるコントローラーの振動機能も省かれ、本体とコントローラーが一体型となった。

ゲーム機自体も小さくなっている。6.2インチだったタッチスクリーンも、5.5インチに縮小された。数字の差は、それほどでもないが、実際に見てみれば、大きさの違いがはっきりわかる。小さくなったことで、重さも0.88ポンド(Joy-Con取り付け時で約398g)から0.61ポンド(約275g)に軽くなっている。これは名前の由来の1つでもあるのだろう。オリジナルのSwitchで遊んだことのある人は、こうした違いに、すぐに気付くはず。

携帯性が向上したのに加えて、一体型のかっしりしたデザインになったのも歓迎だ。私は基本的にSwitchを、Joy-Conを左右に付ける携帯モードでしか使ってこなかった。たまにゲーム中に、Joy Conが何かのはずみで外れてしまうことがあり、煩わしく感じていた。Joy Conを思い切り振って遊ぶゲームについても、さまざまな方法で対処できる。もちろん、具体的な方法はタイトルによって異なる。ゲーム機本体に加速度センサーが内蔵されているので、多くの場合、プレーヤーはゲーム機全体を振って遊ぶことになる。

FCCに提出された書類によって確認されたように、Liteのバッテリー容量は小さくなっている。しかし画面サイズも小さいので、それで多少は相殺される。仕様に記載されたバッテリー持続時間は約3〜7時間で、オリジナルのSwitchの約2.5〜6.5時間よりはやや長くなっている。ただし、Switchの新モデルの約4.5〜9時間に比べると、だいぶ短い。これらの数字は、当然ながらゲームによって異なる。任天堂によれば、たとえば「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の場合、Liteではだいたい4時間程度、新モデルのSwitchでは5.5時間くらいは遊べるという。

その点はやはり残念だ。私としては、主に旅行の友として持ち歩きたいので、バッテリー寿命はオリジナルのSwitchでも常に不満の種だった。任天堂が、Liteでも、もっとバッテリー寿命を重視してくれていたら、どんなに良かったかと思う。本体のサイズが小さくなっているのだから、それなりの制約があることは理解できる。しかし、ここはもうちょっと踏ん張って、持続時間を伸ばすこともできたのではないかと、思わずにいられない。

左側に正真正銘の十字キーを装備したのはすばらしい。そしてこの十字キーが、ファミコンやスーファミの大量のゲームが、Liteで遊べるようになることを暗示するものであることを願うばかりだ。もしそうなれば、私も老体に鞭打って、ゲームのダウンロードにお金をつぎ込むだろう。

色のバリエーションは、ちょっと意外なものだったが、なかなかいい。イエローとターコイズはそれなりに目立つ色だが、グレーはかなり地味。任天堂のゲーム機として、これ以上はないだろうと思えるほど地味だ。正直、どれを選んでいいのかかなり迷うところだが、もし今すぐに1つだけ選べと言われたら、たぶんターコイズを取るだろう。

Liteは200ドル(日本では税抜1万9980円)で、Switchの新モデルよりも100ドル(同1万円)安い。家にじっとしているのが耐えられないという人にとっては最適な製品だ。発売は9月20日に迫っている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

新機種の発表があってもなお伸びるNintendo Switchの販売台数

任天堂の直近の四半期の利益を見ると、Switchの売上は引き続き好調だ。前年同期と比べても、188万台から213万台へと増加している。それほど目立った伸びではないが、やや古びてきた感もあるゲーム機としては、堅調な数字と言える。特に、すでに新機種が発表され、その発売も近づいていることを考えればなおさらだ。

今月初めに発表された2つの製品が、現行のSwitchに対する懸念を投げかけていた。1つはSwitch Liteだ。現行モデルよりも100ドル(日本版はちょうど1万円)安い200ドル(日本版は税別1万9980円)に設定され、変形できるという特徴を捨ててポータビリティを重視したモデルだ。そしてもう1つは、現行モデルのバッテリー寿命を延長したバージョンだ。これらの2つのモデルが登場すれば、年末に向けて任天堂の売上を増強することになるのは、まず間違いない。

新しい四半期の期待値を加えると、Switchの販売台数は、製品の発売以来3690万台となると予想される。一方、任天堂は、1年間の販売台数が1800万台に達すると予想している。このようにゲーム機の販売台数が伸びている中で、任天堂の四半期の営業利益は前年同期と比べて10%減となっている。

一方3DSは、まだ現行製品だが、当然のことながら断末魔の状態で、四半期の販売台数は20万台にまで減少している。とはいえ、立派な生涯だったと言える。全寿命の間の販売台数は7500万台以上となり、任天堂のポータブルゲーム機として一時代を築いたのだ。さようなら、3DS。素晴らしい一生だった。

Nintendo Switchの販売台数は、この四半期に10%を超える好調な伸びを見せ、任天堂は今年の後半に向けて、何本もの堅実なゲームタイトルをそろえている。というわけで、今回はちょっとさえない財務上の数字については、それほど気にする必要はなさそうだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Nintendo Switchが中国でTencent経由で発売へ

数カ月前から期待されているNintendo Switchの中国での販売が近づいてきた。日本のゲーム最大手とTencent(テンセント)は、世界最大のゲーム機市場にSwitchを持ち込むべく「懸命の努力」を続けている、とWeibo(中国のTwitter相当サービス)で発表した。

両社は正式発売日を明らかにしていないが、これは政府の承認手続きに数カ月を要するからだそう。しかし、順調に進みそうな兆候はある。例えば、Tencentは「NewスーパーマリオブラザーズUデラックス」などいくつかの大ヒット作品のトライアルバージョンを中国で実行するための許可を得ている。

Tencentは両社がSwitchの共同記者会見(発売はまだ)を8月2日に上海で行うことをTechCrunchに正式に伝えた。中国最大のゲーム展示会であるChina Joyが同じ日に同市で始まることから、これは戦略的な行動と言えそうだ。

共同イベントにはTencentのSteven Ma上級副社長と任天堂の柴田聡取締役が出席する予定

中国でのSwitch発売がTencentとの販売契約によって可能になることで、任天堂は成長の鈍化に歯止めをかけられそうだ。これはTencentのゲーム事業の多様化にも貢献する可能性がある。昨年同社は、中国政府がオンラインエンターテイメントの取締を強化したことで痛手を受けている。

Switchは、ソニーのPS4やMicrosoft(マイクロソフト)のXboxとの厳しい競争の中、中国でも苦戦していた。理由は多岐にわたる。中国は未成年を有害コンテンツから守るために、2014年までゲーム機を禁止していた。さらに、ゲーム機はモバイルゲームと比べてずっと高価なことから、モバイルファーストの同国で社会的交流の手段となることは難しい。

画像クレジット:Tencent、 Nintendo Switch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

任天堂はバッテリー寿命を延長したSwitchを発売へ

任天堂は今月になって、まったく新しいSwitchモデルとなるSwitch Liteを発表したばかりだ。そしてさらに、これまでのSwitchのスペックの一部を強化した密かなアップデートを導入する。これは最初にThe Vergeが発見した。このアップデートは、携帯用ゲーム機としてのSwitchの能力を強化するような、ハードウェアの性能向上をもたらす。

今回の新しいモデルは、使用状況によっても異なるが、4.5〜9時間のバッテリー寿命を実現するとしている。これまでのオリジナルモデルでは、2.5〜6.5時間だったことを考えると、かなり大きな進化と言える。これはおそらく、このゲーム機が採用するプロセッサの変更と、より消費電力の少ないメモリの採用によるものだろう。いずれも、先週FCCに提出された申請書に詳細が記述されている。

任天堂の公式サイトの新旧Switchの比較ページには、バッテリー寿命が改善されたモデルの型番が、「HAC-001(-01)」として掲載されている。この括弧に入った「(-01)」の部分でオリジナルのモデルと区別されるわけだ。2つのバージョンは、シリアル番号でも区別できる。新しいハードウェアは「XKW」で始まるのに対して、これまでの電力効率が劣るバージョンは「XAW」で始まっている。新しいバージョンは、8月中旬には市場に出回るはずだ。それまでは、しばらく購入を控えて、新しいバッテリー寿命延長バージョンを確実に入手したい。

これら2種類のSwitchは、それ以外の点では、まったく同じではないにしても、似たもののように見える。したがって、旧バージョンからのアップグレード版として入手するには、ちょっと変化が足りないと感じられるだろう。とはいえ、もし今使っているSwitchのバッテリーがヘタっていて、外でプレイしたいと思っている時間よりも2時間くらい短い時間しか使えなくなっているなら、買い替えを考えてもいいかもしれない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

任天堂のSwitch Liteは奇抜さよりも実用性を重視

任天堂は米国時間7月10日、まだ現役のゲーム機「SwitchのLite」バージョンを発表した。本体はやや小型化されたが、コントローラーは取り外しできなくなっている。それでいてバッテリ寿命は延長された。Switchというネーミングは、ハンドヘルド型としてだけでなく、テレビに接続したり、本体だけをテーブルに置いて楽しむといった、いろいろな使い方ができることを意味していた。しかしLiteでは全体を手で持って遊ぶしかないので、元来の「Switch」の意味はなくなっている。

いずれにしても、Liteの最大のメリットは価格が下げられたこと。発売は9月(日本では9月20日)だが、価格は199ドル(日本では1万9980円)。これまでのSwitchより100ドル(日本ではちょうど1万円)も安く、大幅な値下げと言える。これにより、任天堂にとって新たなプレーヤー層を開拓することが期待できるだろう。しかしLiteでは、これまでSwitchを特別なゲーム機にしていた特徴の多くが取り除かれてしまったのも事実だ。例えばテレビにつないで大画面で楽しんだり、Joy-Conと呼ばれるコントローラーを本体から切り離し、感触フィードバック付きのモーションコントロールでゲームをプレイしたりといったことはできなくなった。

このようにSwitch Liteで省略された部分については、多くのユーザーが実際にSwitchをどのような使っているかということを任天堂も理解したうえでのものだと私は推察している。それは、任天堂の広告やプロモーションビデオで、熱心で理想的なSwitchユーザーがやっていたのとは異なった使い方だろう。すでに述べたように、Liteでは実際にゲームプレイ中のバッテリー寿命を延ばしている。例えば、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などでも、これまでより1時間ほど長くプレイできるだろう。そして本体サイズの小型化によって、旅行に持っていく際などにもバッグの中でかさばらなくなる。

本体から切り離せなくなったコントローラーは、新たに設計し直されたもの。左側に本物の十字キーを備えるようになった。これまでは独立した4つの丸いボタンで代用していたが、何かと評判のよくない部分だった。小型化されたとはいえ、画面の解像度はこれまでと同じ。そのため、表示はより鮮明に見えるはずだ。

私に言わせれば、そしておそらく多くのSwitchユーザーにとってもそうだろうが、Liteの変更点は、Switchの使い方の90%については、実際には妥協というよりも改良だ。例えば、私はテレビにつないでプレイすることはほとんどない。使うとしても、1回限りのパーティーゲームなので、それほど必要というわけでもなく、別になくても構わない機能だった。十字キーを装備したコントローラーのデザインは、ずっと実用的になった。実は私は、これまでにSwitchでプレイしたすべてのゲームで、モーションコントロールを使ったことは1度もない。バッテリー寿命が延びることによって、おそらく旅行の途中で充電する必要がなくなる。もちろん旅の長さにもよるが、短中期なら大丈夫だろう。また、小型化されたことで、荷造りする際にも、家に残しておくより一緒に持っていこうと思える機会が増えそうな気がする。

すでに、Liteはあらゆる点でSwitchの「改悪」モデルだと断言している批評家もいる。しかし私はその反対だと思っている。確かに任天堂は、Switchという名前が表す特徴を、このLiteでは削ってしまったかもしれない。しかしその結果生まれたのは、ほとんどの人が、ほとんどの時間、実際に使いたいと思っているゲーム機に、かなり近いものになったのではないだろうか。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

「クラウド化は注視しているが急がない」と任天堂の宮本茂フェローが言明

細かくみれば定義はさまざだろうが、クラウドが専用機やパソコンとならぶゲームの重要なジャンルとなっていくことは間違いない。しかし株主総会の質疑からすると任天堂フェローの宮本茂氏は流行に慌てて飛び乗るつもりはないようだ。

任天堂の年次株主総会で宮本氏他の経営陣は同社が直面するさまざまな課題について説明した。任天堂は一部からクラウド化ヘの取り組みは遅すぎるのではないかと批判されていた。実際、ソニーとMicrosoft(マイクロソフト)は(驚いたことに)チームを組んで、AzureクラウドをベースにGoogle(グーグル)やNvidia(エヌビディア)などとストリーミングゲームで真っ向から激突する勢いだ。しかし任天堂はストリーミングゲームに進出する計画は当面ないとしていた。

GamesIndustry.bizによれば、宮本氏は「クラウド化に乗り遅れている」という批判にまった動じず、次のように述べた。

任天堂ならではのエンターテインメント体験を提供するためにさまざまなテクノロジー環境を利用していくことことが重要だと考えている。任天堂は仮想現実にしろクラウド化にしろトレンドに遅れているとは考えていない。われわれは実際にプロダクトをリリースするまではそれについて語らないので遅れているように見える場合もあるかもしれない。

こうした発言から任天堂がクラウド化に関しても準備をしていることはうかがえたが、同時に宮本氏らはクラウド化が次のホームランだと確信してはいないようだった。

今後ゲームにおけるクラウド利用はさらに普及していくだろう。しかしクラウドではなくローカルに作動するためにいっそう楽しめる体験となるようなゲームが今後も存在を続くことは間違いない。

任天堂がローカルで楽しめる複数プレイヤーゲームや完全にオフラインの単独プレイヤーゲームに力を入れていることはこの路線の一例だろう。任天堂は技術的トレンドを取り入れるには慎重だが、ひとたび採用すれば、スプラトゥーン2(Splatoon2)のように非常に優れた完成度となる。

古川俊太郎社長は「ゲームテクノロジーの進歩に対応することは重要だ」としたうえで宮本氏と同様、任天堂が具体策を用意しているかどうは明かさなかった。

逆に(いかにも任天堂らしく)クラウド化の進展に自ら参加しなくても、任天堂はそうしたゲーム環境の変化から利益を得られると述べた。つまり上げ潮になればすべての船が浮くという理屈だ。クラウド化によってゲーマー人口が増えるならそれは結局任天堂を利するだろうという。

E3カンファレンスの後、メディアやゲーマーの関心は次世代Switchが用意されているのかどうかに集まっていた。もちろん古川社長は「さまざまな噂が出ていることには気づいている」と述べただけで確認はしなかった。しかし古川氏は「消費者に対してはネタバレになってしうし株主の皆さんの利益にもならないのでコメントは控えさせていただく」と述べた。

当然だが次世代Switchは準備されている。そして新製品に関する任天堂のガードの固さを考えれば古川氏らの発言は近々、新しいSwitchが登場することを確認したも同様だ。しかしどうやら任天堂の新製品は今年末のクリスマス商戦を狙っているようだ。つまりソニー・マイクロソフト連合が準備している新しいプロダクトの発表時期にぶつけてその出鼻をくじくつもりかもしれない。

画像:John Lamparski / Getty / Getty Images

【Japan編集部追記】任天堂が発表した株主総会の質疑概要(PDF

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

スマホゲーム「ドクターマリオ ワールド」が7月10日に配信決定、事前登録は本日開始

任天堂は6月18日、新作のスマホゲーム「ドクターマリオ ワールド」が7月10日に配信開始されると発表。App Store・Google Playでの事前登録も本日、開始した。

ドクターマリオ ワールドは赤、青、黄色のカプセルを操作し、同じ色を縦・横に3つ揃えることでウイルスを消すパズルゲーム。使えるカプセルの数はステージごとに異なり、使い切る前に全てのウイルスを消すことでステージクリアとなる。

紹介映像も同日、公開された。同ゲームはダウンロードならびに一部ゲームプレイが無料となる。