日本初の女性に特化したメンタリティ教育・キャリアスクールを手がけるLiLiが総額1億円のプレシリーズA調達

日本初の女性に特化したメンタリティ教育・キャリアスクールを手がけるLiLiが総額1億円のプレシリーズA調達

「凛々しく、生きていく」をテーマに、凛々しい女性の育成を行うLiLi(リリ)は7月27日、プレシリーズAラウンドにおいて、総額1億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、リードインベスターのBonds Investment Group、また複数の投資家。

LiLiは、女性に特化したメンタリティ教育を行う場として、「働く女子のキャリアスクールLiLi」「女子学生の就活コミュニティーLiLiキャンパス」「女性メンター育成プログラム」という3つの事業を展開している。

世界経済フォーラムが3月31日に発表した「ジェンダーギャップ指数2021」では、日本は調査対象156カ国中の120位と低迷し、主要7カ国では最下位となっている。また新型コロナウイルスの影響で多くの女性が解雇されたものの、LiLiは、リモートワークの充実で女性が働きやすい世界が到来し、労働市場ではアフターコロナに向けて女性が大きく動き始めると確信した。それを待ち構えるべく、サービス拡充に向けたマーケティングや採用強化のため資金調達を実施した。

LiLiはそのサービスを、一般社団法人日本ウーマンズバリュートレーニング協会から唯一認定された「女子のためのキャリアスクール」であり、「女子に特化した自己分析(キャリアの棚卸し)」、「動画コンテンツで実践スキル学び放題」、「オンラインコミュニティー」にとことんこだわり、「頑張りたい女子のために作られた学びの場」と説明している。

なかでももっとも重視するのが、女性のためのメンタリティ教育を支える「メンター」だ。特にライフイベントの多い女性の場合、キャリア選択時に相談にのってくれる「一歩先を歩む女性」のメンターシップが不可欠になるという。2020年開始した女子学生向けサービスでは、メンターとして働きたい女性から6カ月で330人を超える申し込みがあった。今は社会人にも対応できるようアップデートを行ったが、「予想のペースを上回る申し込み」があるとのこと。現在、メンターの離脱率は0%ということで、女性にとって必要不可欠な場所となっていると考えているが、LiLiが自分の居場所として女性たちに選ばれるよう「圧倒的な価値向上を目指します」と話している。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:キャリア(用語)女性(用語)LiLi(企業)資金調達(用語)日本(国・地域)

人助けプラットフォームGive InKindがプレシード投資で1.6億円調達

困っている友だちをネットを通じて助けるのは、意外なほど難しい。お金を渡すのは簡単だが、本当に必要なものはお金じゃなかったりもする。そこで、Give InKind(ギブ・インカインド)は、お金を渡すよりも、もっといろいろなことができるプラットフォームを目指している。とても自然な発想のため、同社はシアトルの投資家たちから目標の3倍にあたる150万ドル(約1億6000万円)を調達できた。

同社は、Female Founders Alliance(女性創業者連盟)が主催するReady, Set, Raise(レディー・セット・レイズ)アクセラレーターに参加が認められ、そのデモデーに、私は創設者Laura Malcolm(ローラ・マルコム)氏に会えた。

関連記事:「Ready, Set, Raise」は女性起業家のためのY Combinator

マルコム氏が解決を目指しているのは、本当に困っているときは資金調達サイトを立ち上げる気力もなく、しかもその苦境を乗り越えるのに必要なものはお金ではない、という単純な問題だ。マルコム氏自身も、そんな体験をしている。個人的な悲劇に見舞われたとき、周囲の人から助けてもらうための手段が整っていないことを痛感したのだ。

「全国の友だちや家族が私を助けてくれようとしましたが、そこで使えるツールは時代遅れで、私たちの問題を解決できませんでした」と彼女は説明してくれた。「必要な助けをすべてひとつにまとめてくれる場所がないのです。食べ物の差し入れ、子どもの学校の送迎、Instacart(買い物と配達のサービス)の無料券、Lyftのクレジットなどです。ひとつとして同じ状況はありえません。すべてを一箇所にまとめておいて、誰かが『お手伝いできませんか?』と申し出てくれたときに役立つような場所を作ろうとした人もいませんでした」。

Give InKindの目的は、人助けのための豊富な選択肢を提供することにある。もちろん、現金を寄付することもできるが、その欲しいものリストにあるアイテムを購入したり、配達を手配したり、紙おむつやギフトボックスなどの援助物資の定期配達を設定したり、専用のカレンダーに人的支援が可能な日時を書き入れたりもできる。

すべては中心的なプロフィール・ページに示される。このページは、サービスを受ける本人が自分で作ることは滅多にないと、マルコム氏は話していた。

「ページの9割が、他の人が作ったものです。すべての人が苦境に陥っているということではなく、誰かが困っていることを知って、何か力になれることはないかと気にしている人が大半です」と彼女は言う。「なのでこれは、困っている人を集めるものではなく、人助けの方法を知りたい人たちの問題を解決するためのものなのです」。

まさにその部分に私は共感した。本当に苦しんでいる人にお金を寄付するのは、なんとも事務的で心がこもっていないと感じていたからだ。個人的に力を貸せるのが理想だが、他の街に住んでいて体の自由が利かなくなった友人が、犬の散歩を手伝ってくれる人を探していたとしたらどうだろう。ギブ・インカイドは、まさにそうした悩みを表に出して、リンク(たとえば犬の世話を代行してくれるサービスRoverなど)や関連する情報を提供する。

「サイトで行われているのは、食事や手伝いの手配など、自分で自分のことをする活動が大半です。日時の調整用にカレンダー・ビューがありますが、サイトでもっとも多く利用されている場所でもあります。およそ70%がカレンダーで、残りは(インスタカートやウーバーなどの)全国的なサービスに関するものです」とマルコム氏。

地域限定のサービス(全国展開していない掃除サービスなど)も計画には含まれているが、ご想像のとおり、それらをひとつにまとめるには相当なフットワークが必要になるため、実現には時間がかかる。

現在このサイトは、完全な会員制になっている。援助をしたい人は、カレンダーに自分のスケジュールを記入したり、プロフィールの編集を手伝うといった作業をしたいときは、アカウントを作らなければならない。すると、商品サイトに移動して取り引きを行うことができる。同社では、支援物資などのサイト上での購入を実験しているが、本当に価値のあるもの以外は、中心的な取り引きになることはない。

拡張の計画は、このサイトの今ある有機的な成長パターンを確実にするためのものだ。作られたページは、どれも新しいユーザーや訪問者を惹きつけている。そのユーザーたちは、数年後が経過した後でも、新しいページを作り始める可能性がとても高い。そこに改良を加えながらマーケティングにも動き回るマルコム氏は、急速に成長できると確信し、GoFundMe(ゴーファンドミー)などの大手の寄付サービスとの大きな規模での提携できる日も近いと考えている。

位置について、よーい、そして期待以上の資金調達

私がGive InKindに注意を引かれたのは、シアトルの女性創業者連盟を通じてのことだった。少し前に、連盟はデモナイトを開催し、いくつもの企業と、当然のことながらその創設者にスポットを当てて紹介していた。いくつかの企業は、女性の体に合わせた作業着が入手困難であることなど、女性を強く意識した問題に特化していたが、デモナイトの目的は、本当に価値の高い企業を掘り出すことであり、その創業者がたまたま女性というだけの話だ。

「Ready, Set, Raiseは、高い可能性を持つ不当に評価が低い投資機会を発掘し、ベンチャー投資コミュニティーが理解できる形で紹介することを目的に設立されました」と連盟の創設者Leslie Feinzaig(レスリー・フェインゼイグ)氏は言う。「私たちの最新のメンバー調査の結果は、女性創業者が調達できた資金は低めだが改善しようと頑張っている、という所見と一致しています。Give InKindは、その完璧な実例です。彼らは3年間、自己資金で頑張った末、プロダクトマーケットフィットを見つけ、月20パーセントの成長率を示しているにも関わらず、いまだに投資家の共感を得るのに苦労していました」

しかし、プレゼンテーションの後、マルコム氏の会社は表彰され、Trilogy Ventures(トリロジー・ベンチャーズ)から10万ドル(約1080万円)の投資を受け取った。それ以前から50万ドル(約5400万円)を目標に資金調達をしていたのだが、たちまち総額に制限をかけなければならない事態になった。予想外の、しかしとても嬉しい150万ドル(約1億6000万円)が集まったのだ。このラウンドの最終参加者には、Madrona Venture Group(マドローナ・ベンチャー・グループ)、SeaChange Fund(シーチェンジ・ファンド)、Keeler Investments(キーラー・インベストメンツ)、FAM Fund(ファム・ファンド)、Grubstakes(グラブステークス)、X Factor Ventures(エックス・ファクター・ベンチャーズ)が名を連ねている。

これは、正当性が認められたことなのだと私は推測した。「最高の正当化です」と彼女も同意した。「創設者の旅は長く厳しいものです。しかも、女性創業者やインパクトのある企業にはどうしても分が悪い。シアトルでは、消費者の力も強くないのです。私たちは、このラウンドを早々に決められたことで、分の悪さを全面的にひっくり返しました。シアトルがいいところを見せてくれました」。

彼女はこのアクセラレーターを「驚くほどユニーク」だと説明している。「女性創業者を、投資家、メンター、専門家と結びつけることに専念しています」。「私たちは、私のモデルを上下逆さまにして何もかもを振り落とすことに、とても長い時間を費やしました。結果としてそれは、思っていたよりもずっと正当化できることでした。私たちは事業も変えず、製品も変えず、立ち位置とほんの少し変えただけです」と彼女は話す。「指導者やメンターとのつながりを持つことと、魅力的な方法で事業を紹介する方法を組み合わせると、こうした機会を持たない人たちにとって、それがいかに遠い存在であるかを思い知らされます。私はGive InKindを3年間、紙袋に入れて持ち歩いていました。そこに彼らが鈴を付けてくれたのです」。

フェインゼイグ氏は、その申請方法と指導の質(1対1の講座が多い)のために、このアクセラレーターから巣立つ企業の質が高いと説明している。第2期のその他の企業はここでわかる。そしてもちろん、助けを必要とするあなた自身、あるいはあなたの知り合いのために、Give InKindも頑張っている

[原文へ]
(翻訳:金井哲夫)

保育の無償化について親として思うこと

保育園を運営する会社にインハウスデザイナーとして勤務し始めて約半年経過しました。

保育士さん不足の現状に、少しでも何か力になれる仕事がしたいなーと思い入社したものの、この問題知れば知るほど難しいぞ、と、思いはあっちゃこっちゃに飛び散らかしてる毎日です。

お盆前、会社から保育のセミナーに参加する機会をもらったので行ってきました。

これまでweb系の勉強会やセミナーしか出たことなかったので、平日昼間、女性だらけのセミナーに出る新鮮さと、内容の面白さにとても心動かされ、そして気持ちが上がったり下がったり色々で、、、
自分の備忘録も兼ねての感想です。

2019年りんごの木夏季セミナー、今回私は日本保育学会会長汐見稔幸先生の「保育園無償化による波紋」というセッションを聞いてきました。

「保育園が無償化になる」と聞いてまず私が思ったこと

そこじゃなくない?
2019年11月から保育園が無償化されますよねー。
内閣府のホームページではだいすけおにいさんがお知らせしています。

これを初めて私が聞いた時。
そこじゃなくない?😳」が初めての感想。

保活にめちゃくちゃ苦労してきた一人の親として、保育園にあずけられる事は感謝しかなくて、これだけお世話になってるのだから、お金は当然払う。そこじゃなくて、国として子育て世帯にお金を投じてくれるのならば、ぜひとも、保育士さんのお給料に突っ込んでほしいなーと。

保育園にあずける親は、こういう風に感じた人も多いんじゃないかと思います。

今回セミナーに参加して初めて知った世界の「無償化」の話

私にとってはこれまで「保育の無償化」は「子育て支援」という視点しかなかったんです。

でもそれだけじゃないってのに初めて知って。
そもそもは「幼児教育の重要性が認識された」っていうのから議論が始まったそうで。

保育の無償化は子育て支援の一面だけではなく幼児教育の重要性が認識されたことが元々の理由

近年、先進諸国を始めとした諸外国においては、幼児教育を、教育的 効果が高いだけでなく、社会経済的な投資効果も極めて高い公共的事業として とらえ、国策としてそのコストを社会全体で負担する「無償化」の取組を加速 させており、今や幼児教育の無償化への取組は世界の趨勢である。

引用:文部科学省ホームページ「幼児教育の無償化について (中間報告) 平成21年5月18日 今後の幼児教育の振興方策に関する研究会」より

これ、約10年前の資料ですが、幼児教育の重要性がしっかり明記されてます。
今回拝聴したセミナー中では、人格形成において幼児教育がいかに重要か、そしてその投資が国家の経済の発展につながっていくといった研究のエビデンスをたくさん紹介されていました。

こういう資料を見ると、今回、「幼稚園」と「保育園」両方がその対象となったことが、保育園に子を通わせている私にとってはとても大きいことで。

今まで子育て支援という「福祉の面」で捉えていた保育の無償化が、「教育的に意味のある国の政策」としての一面を聞いて、そしてそこに保育園も対象化されていることに、なんかうれしく思ったのでした。

子を保育園にあずけることでひたすらにつきまとう「罪悪感」

私は、子供を保育園にあずけている事にずっとどこかでモヤモヤがあって。
自分が仕事をしたいから子どもを保育園にあずける、これってもしかして子どもを犠牲にしている、自己満なのかな、、とか。

むちゃくちゃかわいいです、子ども。

っていうか、ウチの子ほんとかわいいんですよー!🤤

うちの子かわいい

私なりに色々考えて仕事してるのですが、それでもこの生活でいいのか、と考えることも多いです。

で、なんか今回このお話聞きながらちょっと泣きそうになっちゃったんですよね。
セミナー出てこんな感情になるの変な話ですが笑

お話聞いててすごく安心した自分がいて。

今回の無償化で「完全無償化」は3歳からが対象なので、うちのように0歳から保育園にあずけるっていうのはまた違うのかもしれませんが、それでも、幼児期の教育に「幼稚園」と「保育園」、両方に国が税金を投じたという事は、それだけ貴重な時間を保育園で過ごせてるって事なのかな、と。

無償化の対象(↑条件が色々違うので詳しくはちゃんとしたとこで見てくださいー)

「保育園を対象にするのは違うのではないか」というお話もたくさん聞きます。

ただ、今回のお話の中では、当初の目的としては、対象者は集団生活のなかで「生きる力」の基礎がはぐくまれることを目指す、保育所保育指針に基づく保育が行われている、認可保育園も対象になった、ということでしたー。
生きる力、大事

先生のお話を聞きながら、今回セミナーに出席して熱心に耳を傾けている保育士さんの様子を見て、うちの子も保育園で「お勉強」ではなく、お友達と接しながらたくさんの経験を踏まえた大切なことを学ばせてもらってるんだなー、って思いました。

実際、最近は個人的にたくさんの保育士さんの声を拾うようにしているのですが、これまで以上に保育士さんを尊敬するようになりました。

保育士さんって、ただ子供が好きで子供のお世話をしているっていうお仕事ではなく、子供の性格や成長に合わせた対応を、日々の生活の中であらゆる知識や経験を使って保育してるんですよね。

わが家は私も夫も実家が遠いので、おじいちゃんおばあちゃんは近くにいませんが、保育園に行くと、愛情を持って接してくれる先生がいて、「かわいいかわいい☺」言ってもらえてほんと幸せだと思うし私も「そうでしょそうでしょ☺」ってうれしい気持ちになるのです。

ありがたいことです、本当に🙏

保育園無償化、問題は山積み

保育園無償化、問題は山積み
汐見先生のお話では、「子育て支援」としての「保育の無償化」ばかりに焦点が当てられていて、税金を投じるための保育の質をあげる議論がされてない、判断基準が曖昧だという状態を問題視されてました。

わが家はとてもありがたいことに、優しい保育士さんに囲まれて日々生活していますが、保育園によっては悲しい事件を聞くのも現状です。

「税金使われてるんだからちゃんとして」っといった声も当然あがることが予想されるので、ますます保育士さんが大変なことにならないかな、と心配です。

保育園が対象になったことで、保育の質を上げるといういい方向に進んでいけばいいですが、現状ではその議論がきちんとされないままに無償化が始まるということらしく、、、

これによって保育士さん不足に拍車をかけ、逆に質が落ちる、なんてことだけはとにかくとにかく避けてもらいたいです。

早いとこ、保育士さんの負担を減らせる仕組みづくりができることを願うばかりです🙏

本当に変えなきゃいけないのは受け入れ側ではなくてあずける側

セッション後に質疑応答の時間があったのですが、数十年のブランクがあって、最近復帰された保育士さんの質問で、「以前よりも各家庭、あずける時間が長くなってませんか?」と。

たしかに。時短ではなくフルタイムで復帰しているママ友たくさんいます。

私は今、勤務時間こそ短いものの、通勤時間がめちゃくちゃ長いため、保育園にお願いする時間はフルタイムママさんと同じです。

今回のセッションのお話の中で、あるドイツの保育園のお話がありました。

午睡が終わったら各家庭お迎えが来始めるそうです。それはパパもママも両方、同じ割合でお迎えに来るそうです。

そして、16時ごろになったら保育園閉めちゃうそうです。
そこからは家族の時間。パパと子供とでサイクリングへ行ったり。キャッチボールしたり。

なんか、この話聞いて泣きそうになりませんか??😂
私はなんか胸があつくなりましたよーー!!😭😭😭
日頃からワンオペで頑張ってるママさんや、退勤後、お迎えや夕食作りを分刻みでやってる自分の毎日の生活が、うぉーーって浮かんできて。

ドイツーーーー!!!ドイツむちゃくちゃうらやましーーー!!!
日本より労働時間短く、GDPは高いドイツーーーー!!!

日々、子供は成長していて、はかない〜〜!!尊い〜〜!!って毎日思います。
それを家族で見守ることができたら本当に最高すぎです。
やっぱり働く環境見直さないとな、と心の底から思いました。

働き方を考え直したい

少ない時間で生産性をあげる、そして家族の時間を増やす!
これ、ほんと今後のわが家の課題。
目標は晩ごはんの前に家族でキャッチボール!

無償化の話から、どうやって家族の時間を作るか考えてしまったむちゃくちゃ意義深いセミナーでした。ありがとうございました。

今回もイラストACさんのイラスト使ってます。いつもありがとうございます🙇‍♀️

SnapchatのCEOの妹が文章と音声だけのポルノサイトをスタート

ポルノから写真や動画をなくしたら、新しい利用者を獲得できるだろうか?Caroline Spiegel(キャロライン・シュピーゲル)氏の初めてのスタートアップであるQuinnは、想像力による大人の娯楽を目指している。彼女の兄でSnapchat CEOのEvan Spiegel(エヴァン・シュピーゲル)氏は、この何年間ずっと、彼のアプリはセクシーな会話をするためだけのものではないと訴え続けてきた。その一方で、キャロライン氏は、セクシーなメッセージと音声専門のウェブサイトを立ち上げようとしている。現在、22歳で大学4年生の彼女は、4月13日にQuinnをオープンするとTechCrunchに伝えた。そこは「嫌らしさを減らし、もっと楽しくしたPornhubの女性専用版」だと説明している。

TechCrunchでは、まだ荒削りな状態のQuinnのプライベートベータ版を覗いてみた。キャロライン氏が私たちに明かしたところによれば、現在すでに、100万ドル近い資金を調達しているという。しかし、次世代の行動パターンを研究し、その結果を応用して彼らが好む製品を生み出した兄の成功例があるために、Quinnの支援に熱心になる投資家が現れてもおかしくない。彼女が逆張りに出たのは事実だ。Quinnには写真が一切ない。

キャロライン氏はこう説明している。「このサイトには視覚コンテンツがありません。音声と文章だけです。すべてがオープンソースなので、利用者はコンテンツや物語などを投稿できますが、掲載する前に、すべて私たちがチェックします」。コンピューター科学を専攻する彼女は、スタンフォード大学で出会った、Greta Meyer氏を含む3人の女性とチームを組んでQuinnを開発している。彼女たちは、大学卒業後にロサンゼルスに転居する予定だ。

彼の理想の彼女の名前がQuinnだったんです

Quinnのアイデアは、深刻な個人的必要性から生まれた。「スタンフォードの3年生のとき、私は食欲不振と、その影響による性的機能不全に陥ったため、休学を余儀なくされました」とキャロライン氏は話す。「私は、性的機能不全の治療法を調べまくりましたが、食品医薬品局が認可した性的機能不全の治療薬は、男性用には30種類もあるのに女性用はゼロでした。がっかりです」

女性たちの間に、いまだに女が快楽を求めることを恥ずかしがる気持があるため、それを与えてくれる製品が欠如しているのだと彼女は考えた。たしかに、ポルノサイトは山ほどあるが、女性用にデザインされたものは少ない。画像に頼らないサイトとなると、さらに少ない。キャロライン氏によれば、写真や動画は体型のコンプレックスを招きかねないが、文章と音声だけなら、誰でもそのシーンの主人公になりきれるという。「視覚情報を使ったポルノサイトのほとんどは、男性の視線を釘付けにするためのものです。主流のポルノの物語はどれも同じ。理想的な女性の体型というひとつの考えに自分をはめる必要はありません」。

その概念が、Quinnというこのスタートアップの企業名に合致している。それは、彼女と仲の良い男友だちが思いついたものだという。「彼は理想の彼女と出会ったと言っていました。その子の名前がQuinnだったんです」

キャロライン氏はRedditとTumblrにへばり付き、Quinnの最初の作家になってくれる人を探した。Redditは文章と過去のコンテンツへのリンクが主体になっているが、そこで展開されているのは変態的な小説や音声コミュニティーだった。Tumblrが12月にポルノを禁止すると、アダルトコンテンツの作家が大量に仕事にあぶれることになった。「私たちの音声コンテンツは、ガイド付きマスターベーションやセックスの盗み聞き、そして朗読です。文字通り、それがすべてです。人それぞれ、自分のリズムがある。でしょ?」とキャロライン氏は、ちょっとエロく笑った。

ブランドを確立するために、Quinnはソーシャルメディアでインフルエンサーキャンペーンを展開している。「快楽を得るのは悪いことでないと、人々にわからせるのが狙いです。自慰行為をカッコイイものにするのにしようとすれば、ハードルはかなり高くなります。そこで私たちは、罪悪感を取り払うことを目指しました。男性よりも、もっと気楽になれるように」。

ビジネスモデルのための調査を行ったところ、キャロライン氏は、若い女性たちにはポルノに金を払うことを恥ずかしがる傾向があることを知った。そこで、Quinnは広告を出すことにした。これは、商業上の機会をもたらすものでもある。利用者にヌード写真やハードポルノの動画を送りつけたりしないため、他のポルノサイトには広告を出しづらかったスポンサーを呼び込める可能性があるのだ。

エヴァンは「とても協力的」

収益が出始めるようになるまで、Quinnは100万ドル弱の資金に頼ることになる。出資者についてはキャロライン氏は明かしていないが、兄ではないと明言している。「兄は私の人生において最高に重要な人間で、いつでもよき相談相手です。私が思いつく限りでは最高のアドバイスをくれます。しかし、それ以外の面で特別に頼ることは決してありません」と彼女は言う。「兄は特に恥ずかしいとは思っていません。とっても協力的です」

「競争相手が大勢います」とキャロライン氏が素直に認めているように、Quinnはできる限り士気を高める必要がある。老舗のPornhub、コンテンツ投稿サイトのMake Love Not Porn、Redditのような自然発生的なコミュニティーなどだ。500万ドルを調達した音声ポルノのスタートアップのDipseaは「胸躍る競争相手」だと彼女は言っている。だが彼女は、こうも話している。「私たちは、もう少しエロチックに振れていますが、彼らの使命を大いに支援します」と。かなり友好的だ。

Quinnの最大のライバルは、旧式ながらよく制度化されたウェブサイトのLiteroticaだろう。ウェブ解析サービスなどを提供しているSimilarのウェブランキングによれば、人気アダルトウェブサイトの第60位、全ウェブサイト中の閲覧数順位は631位であり、月に5300万ヒットを記録している。しかし、ウェブ1.0時代のフォーラムの外観そのままでありながら大量の通信量を誇っているLiteroticaの現状を見れば、Quinnにも大きなチャンスがあると思われる。規則によって、Quinnはネイティブなモバイルアプリを公開できないため、生き残るためにはウェブサイトに全力を傾けるしかない。

しかし、キャロライン氏にとって他社との競争よりも大変なのは、女性たちにQuinn式のポルノを試してもらうよう説得することだ。「男性にとって自慰行為は先天的なものですが、女性には『やってもやらなくても生きて行ける』ものだという観念があります。Quinnは、製品を作るのと同時に、市場も作らなければなりません。そこが怖い部分です」とキャロライン氏は話す。しかし、彼女は次第に高揚してこう話した。「でも、なんと言ってもそこが面白いのです。私が見込んでいるのは、こういうことです。チョコレートを食べたことがない人は何も知りません。しかし、一度食べたら熱望するようになります。ほとんどの女性は、直接的なむき出しの快感を味わったことがありません。(しかし私たちが彼女たちにそれを教えることができれば)それが私たちの力になります」

とりわけ重要なのは、「すべての女性に、それがなんであれ、想像の世界に手を伸ばす権利があることをわかって欲しい」というQuinnの願いだ。「いい気持ちになる資格があるかないかではありません。これを使うためにピラティスをする必要はありません。毎日、正しい食生活に気を遣う必要もありません。私たちの製品の利用には、なんの資格もいりません。私たちの使命は、女性たちに、もっと自分の体と触れ合ってもらって、めちゃくちゃいい気持ちになってもらうことです。快楽と、よいバイブがすべてなのです」

[原文へ]

(翻訳:金井哲夫)

制作会社勤務のWebデザイナーからインハウスデザイナーに転職しました

タイトル通りなのですが、これまで、夫の経営するWeb制作会社でWebデザイナーとして働いていたのですが、某企業内のインハウスデザイナーに転職いたしました。

まず「転職したよー」と話すと、どうしても夫婦仲を心配されてしまうのですが、安心してください。仲良くやってます😇

転職の理由


転職に関しては前からずっと考えていたことでした。
今後ずっとこの仕事を続けていくためには、一度外に出て経験すべきことがあるんじゃないか、と。
タイミング的に私の年齢のことや、育休で休んでる間に、私が抜けてもいい感じにまわる環境作りが出来たこと、などなどの理由で「今だ!」と転職活動に踏み切ったのでした。

転職先の希望条件→その結果


最初の転職先の希望としては、

  • 同じような制作会社でのデザイナー
  • リモートワーク可能

この2点でした。これまで制作会社で経験してきたような、いろんなジャンルのデザインをゼロから手がける仕事は、私に向いてるなーと感じており、また、前にも書いた通り、長過ぎる出勤時間は時短勤務にとっては無駄すぎると思ってたため、こういった希望に。

転職活動していく中で、数社面談の時間を取って私の条件等を聞いてくださり、本来の希望通りの、、もしくはそれ以上の、とても素敵な制作会社さんに選考していただいたりもしたのですが、悩んで悩んで悩みまくって、結局今の会社に勤務することに決めました。

今選んだ転職先は、

  • 某企業内のインハウスデザイナー
  • 毎日往復3時間近くかけて通勤

あれーっっ!?😂って感じですが、、、
結局のところ当初の転職の目的や条件とは全く違う方向に行き着いてしまったのでした、、

ここに決めた理由


最終的にここを選んだのは、今私が一番関心のあること。事業内容が「保育」だったからです。

我が家は保活にはとにかく苦労してきて(今も下の子は認可には入れてないので保活組現役です)ここ数年間、育児しながら働く環境にずーーーーーーっと悶々としてきました。

子供がいる友人と話していても仕事と育児の両立は必ず話題に上がって、一番の悩みのタネ。何年か前の「保育園落ちた日本死ね」ブログ読むと、私、割とマジで涙でてくるんです。

夫の会社でも、在宅ママさんデザイナーさんが活躍できるサービスを作ったりと、微力ながらも私と同じように働く女性を応援できないか、と考えたりしたものでした。

転職を決意したまさにこの時期に、たまたま保育事業を展開する現職場のWebデザイナーの求人情報を見て、心が惹かれて惹かれて仕方なくなってしまいました。

決める際はだいぶ悩みました。
当初の希望通りの「制作会社での在宅勤務」との出会いもあったので。

でも今後なかなか保育事業専門のWebデザイナーに出会えることはないだろうな、と思って。
最初の目的とはだいぶ違う方向に進んでしまったのですが、条件が合わないからってここでスルーしてたらあとで後悔するかもしれない、と。

私ができることなんぞ、とても小さなことかもしれませんが、少しでも世の保育士さんを増やして安心して働ける家庭が増えるといいなぁ、と、思ったりしたのでした。

今後は現職場でも少しずつ在宅ワークができる環境を作っていけたらな、と密かに企んでおります。

Webデザイナーのキャリア


若い頃に制作会社であらゆるジャンルのWebサイトをバリバリ作って経験を積み、そこから自分に合った勤務スタイルや制作スタイルを見つけ出して、ディレクターになったり、フリーランスのデザイナーになる。
これ、よくあるWebデザイナーのキャリアアップの一つのカタチだと思うのですが、それとはまた違うカタチとして、これまでの経験をもとに、自分に合ったデザインの傾向や事業内容を見つけ出し、そこに特化したインハウスデザイナーになる、こういうのもありかな、って思います。

Webデザイナーは比較的働くスタイルが選びやすいので女性にとってはいろんなライフステージで柔軟に対応しやすい職種、なのかもしれません。それでもやっぱり苦労は多いですけども。

課題はたくさん


久しぶりに満員電車に揺られて遠くまで通勤してバッタバタで仕事帰ってきて保育園2つハシゴして息子二人ピックアップ(長男と次男は別の保育園)生活が始まって、毎日課題だらけです。

何より、「保育士さん増えるといいな」と思って就いたこの仕事、通勤時間が長いためお迎え時間間に合わず時短勤務となったため、私自身が保育園ヤバくなってる危機的状況に陥ってしまっていたり、、

来月迎える小1の壁
学童は入れたものの、私自身が新しい環境に飛び込んだばかりで、長男の小学校生活のフォローができるのかどうか、不安だらけです。

その他、日々の家事はパンパン。
共働きご夫婦、マジでいつ買い物していつご飯作ってるんですかね、、、

あと、子供の病気問題。
入社してまだ1ヶ月も経ってないのに保育園からお呼び出し一回(←これは私が早退)&体調不良でお休み一回(←これは夫が在宅で仕事して対応。ほとんど仕事できてないと思うけど…)。
そんな時の夫婦間のなんとも言えないお互いの緊張感。

熱がでたなぁーと気がついた時に、純粋に子供の身体の心配だけでなく、「あぁー、仕事どうしよー、入ったばっかなのに休みづらいなぁー」ってそういうことが瞬時に頭の中巡ってしまって、会社に対しても子に対してもなんとも言えない罪悪感に苛まれるのです、、

もちろん、家庭のことだけでなく、仕事の方でも勉強することがたくさんで、どれだけ時間があっても足りない感じ。
これまで小さな制作会社でやってきたので、今の「チームで動いてる感じ」が頼もしくもあり、緊張感もあり。
今は本当に申し訳ないくらいあれやこれや細かいところも教えていただいております🙇‍♀️

その他にも、
◼︎制作会社勤務のWebデザイナーとインハウスデザイナーとの違い(会社の体制や制作環境含めて)
◼︎WMの血反吐
◼︎次男、髪がチュルチュル

などなど、ブログに書きたいネタがもりもりな毎日ですが、、、とりあえず、まずは転職しました報告、でした。

とにかく今は早く今のお仕事と生活に慣れたいな、と。

しばらくは忙しい毎日が続くとは思いますが、長男の進学でまたガラッと変わるであろう新年度、どうかどうか我が家のみんなが健やかに過ごせますように。

今回もイラストはイラストACさん利用させてもらいました。
いつもありがとうございます。

Webデザイナー(女)、働き方、いまだ模索中。

前回更新のブログから5年以上経ってしまいました。。。

以前にブログを書いていた頃と随分生活環境が変わってしまったので、違うブログで新たに始めようかとも思ったのですが、いろいろ考えた結果、ここでまたゆっくりマイペースに更新していくことにしました。

少しだけ長くなったので目次。

まずは現状


前回のブログ、長男を出産して10ヶ月の頃に書いてるようですが、2018年12月現在、長男は6歳になり次の4月でいよいよ小学生になります。早かったような、長かったような、、、
そして今年1月に次男を出産し、10ヶ月になったところです。
(どうも私は産後10ヶ月になった頃に気持ちが落ち着いてきてブログにまとめたい衝動に駆られる傾向にあるらしいです、、、)
いつのまにやら男児二人の母になってました。

11月(次男9ヶ月)に近所の小規模保育園に入園することができ、私も仕事復帰することができました。
長男と次男は別の保育園に通っているため、送り迎えに2軒の保育園をハシゴする毎日です。

さかのぼって、、長男産後からの働き方

赤ちゃんを見ながら在宅ワーク

長男が産まれたあと、まずは子供を見ながら、家で仕事をするつもりでした。
ですが、「あ、これ無理やん。。」と、1日目でわかりました。

家の1部屋しっかり使って、デスクの前には、子供が中にいても楽しい仕掛けがある大きいベビーサークルを購入。
↓こういうやつ。。

さあ!楽しんでね!😌とベビーサークルに放ったのですが、全然楽しくなかったようです。
0歳、「ここからすぐに出せ、そして抱っこしろ」と大騒ぎで仕事どころではありません。。。

じゃあしょうがない、と、お昼寝の時間を利用して仕事することにしたのですが、そうなると私のメンタルが平穏でなくなるというか…。
お昼寝タイムになると「寝て〜、寝るのだ〜、早く寝て〜〜〜〜」と寝かしつけに対していつもよりも一層マジになってしまってるようでさっぱり寝ません。
時計をじっと見て、どんどんお昼寝タイム(お仕事タイム)が減っていく、抱っこで揺らしつつ悶々としながら時間が過ぎていきます。
まだその頃は夜間の授乳もあり、体力的にもしんどかったので、あー、これはだめだなーと。
ずっと何かに追われてる気がして育児も仕事ものびのびとできない。

けど、保育園はどこもいっぱい。
認可保育園、認証保育園の申込みをしつつ、一時保育を利用することにしました。

一時保育を利用

一時保育は、地域によって色々のようですが、保護者の育児疲れ解消、急病や出産など様々な理由で一時的にお子さんを預けたいときに、保育園の専用保育室等で預かってもらうことができる制度です。
利用には事前に登録&予約が必要で、緊急で突然預けるってのはできません。

まずは電話でアポをとり、子供を連れて希望の保育園へ行って書類記入&面談。
その後保育園で必要な持ち物を用意。お着替えやお昼寝用のタオル、食事用のエプロン、マグ、暑い時期はプールグッズまで、園から指定されたものを西松屋でどっさりと買い込みました。
その沢山のグッズと、おむつやそれを持ち帰るためのビニール袋諸々、全部記名✍
そして何より大変なのは、予約争奪戦。
すぐに予約いっぱいになってなかなかとれないんです。
さらに、料金は0歳時の場合1日8時間利用で4500円(半日2250円)、昼食250円、おやつ100円、高いです。。
一時期、週2〜3回くらい預けて仕事してましたが、いやー、高い。
仕事のために一時保育を長期的に利用、というのは我が家の場合は現実的ではなかったのでした。

無認可保育園へ

一時保育を利用しながら仕事をしていたとき、家から自転車で20分位のところに無認可の保育施設に空きがあることがわかりました。
フランチャイズ型の保育園で、一度見学に行ったのですが、正直、印象はいまいちでした。
(先生方は親切だし元気に通ってる子もたくさんいるので、完全に私の主観によるものなのですが)
すごくすごく悩みました。
そこまでして私は働きたいのか、なんのために?子供より自分のことを優先しているんじゃないか。
たくさんたくさん悩みました。
ただ、無認可保育園への通園実績がある家庭は、今後認可保育園へ入園申請するときに、点数が高くなるんです。
(認可保育園に入るための選考は、家庭状況をポイント化した「点数」によって行われます。加算のポイントは地域によってまちまち。無認可施設に通ってると逆に減点の対象になる地域もあるらしいので要注意です。)

「ずっとじゃない。認可に入るため。」
そう思ってこの無認可保育園を利用することにしました。
金額は無認可なので(当時は)区からの補助金も出ず、月65000円、くらいだったと思います。
結局長男はこの保育園に約4ヶ月間通いました。
息子の方はすぐに慣れたものの、私のほうが大丈夫かなーともやもやしながら通わせ続けた数ヶ月間でした。
この頃のことを思い出すと胸がキュッと痛くなります。
たまに保育園での事故なんかをニュースで見ると辛くて仕方ないです。
でもここに通った実績がないと、この後通う認可保育園には入れなかったかもしれないんですよね。。
結果的に事故なく無事に卒園できたので良かったのですが、自分があまり納得できてない保育園に預けた、という事実は未だにどこか罪悪感のようなものを感じています。

認可保育園へ

長男、1歳になって、4月からようやく認可保育園に入ることができ、無認可の保育園から転園しました。
これは駅から遠い我が家の近くにたまたま新設の保育園ができた、という、とっても運の良い状況でした。
園庭があり、家からも近く、先生方もとても親切、給食もおやつも全部手作り、私の小さい頃には当たり前だったこの環境がほんとにありがたく感じました。
こうやって考えると待機児童が多い地域の「保育園見学」は意味ないじゃんっていう印象で。。
よっぽどのことがない限り選べる状況じゃないんですよね。
何人の募集枠があるのか、自宅からの距離、そういうことを考えてるとあまり細かい希望を言ってると入園できません(T_T)

待機児童問題ほんとになんとかなりませんかね😭

事務所へ出勤開始

無認可保育園に通いだした頃から、私も事務所へ出勤するようになりました。

その頃の私のスケジュール。

ママさんはみんな同じだと思いますが、とにかく時間が足りない。

▪朝は夫が保育園の送り担当のため、私は朝食の片付けやら、部屋に散らばってるものをざーーっっと片付けてルンバスイッチオンして家をでる
▪1時間20分かけて事務所へ出勤
▪怒涛の勢いでお仕事
▪17時前に事務所退出
▪最寄り駅近くで夕食の買物をして保育園までチャリ爆走。
▪保育園で息子ピックアップ(ここで靴履きたくないだのなんだの何かしら一悶着)
▪お腹空いたコールが鳴り響く中、夕食作り
▪(ピーマンは食べないだのなんだの5悶着くらいして)ご飯食べさせて一緒に自分も食べてお風呂へ
▪歯磨き、絵本読んで寝かしつけ
▪子が寝たら復活、夫としゃべる(この時間だけがゆっくり大人と喋れる時間)

 

もうなんか日々急いでました。
バッタバタでした。
絶対に残業できない環境で時短でタスクさばいていくので、とんでもない集中力で仕事してました。
ちょっとでも待つことに「あーーー時間もったいない」ってイライラする、余裕がない自分。

私、詰む→花水(ハナスイ)もらう

( 花金・華金という言葉が流行ったのは約30年前のバブル時代。←らしいです。)
いつもバタバタ、テンパってるしてる私に、夫が見かねたのか、水曜日だけ時短勤務を交換するという提案をしてくれました。

水曜日は夫が早く仕事を上がって保育園にお迎えに行って、晩御飯もお風呂も寝かしつけも全部やると!??
もともと家にいるときはしっかり協力してくれる夫。
でもどうしても平日定時まで仕事して帰ってくると21時近くになってしまい、育児参加したくてもなかなかできない状況でした。
そこで1週間の中でも比較的仕事が落ち着いている水曜日に交代させてもらうことになったんです。

これほんとに私にとっては最の高システムでした。
夫も、子供の様子や保育園の出来事を把握することができるし、私も週一日だけでもリフレッシュタイムができる。

この日だけは残業して仕事に打ち込むもよし、勉強するもよし、美容院行くもよし、飲みに行くのもよし、習い事するのもよし。
唯一、水曜日だけ、子供から離れてしっかりと自分の時間を持つことができました。
土日に美容院行ったりすることもできるけど、せっかく家族みんなの休みの日、ゆっくりと家族全員で過ごしたいなーと思ってしまって、なかなか美容院行くのも億劫になるんですよね。

私のサイコー水曜日の過ごし方は、時短ではない定時の時間まで仕事する→習い事に行く→帰りにファミレスでアルコール飲みながら好きな本を読む。
はい、これサイコーです。

在宅ワーク開始

事務所に出勤するスタイルを数年続けてきましたが、どうしても時短勤務の私にとって「往復2時間以上」の通勤時間がムダでしょーもないものに感じて仕方ありませんでした。
通勤時間中はニュース見たり本読んだりと勉強時間に当てるようにはしていましたが、家で、お迎え後のバタバタがしんどすぎて、もっと効率的に仕事ができないか、という思いから在宅で仕事ができるように環境を整え直しました。
事務所スタッフと出勤して連携しなければならない部分もあったので、最初の方は週一回だけは出勤していたと思いますが、徐々に完全に在宅で仕事するようになりました。

少し待ち時間ができたときは「じゃ今のうちに晩ごはん1品つくっとこ」とか、「お風呂掃除しとこ」とか、時間を有効的に使えるので、イライラすることも少なくなりました。

次男の妊娠、出産


前回、つわりで仕事脱落しましたが、今回もやはりつわり開始と同時に吐いて吐いて吐きまくる生活開始。
さらに今回は妊娠中期で妊娠糖尿病になってしまい、途中入院、インスリン注射を自分で注射しながら生活する、という厄介な妊婦生活となってしまいました。。。
通っていた産院では、私はリスクが高いとのことで出産できないことになり、NICUがある大きな病院で出産することを勧められ途中転院などを経て、1月に元気な男の子を出産することができました。
ヒトの誕生ってほんとに奇跡?
しばらくの間、のんびり育休期間を経て、今年11月(次男9ヶ月)より、小規模保育園に入ることができ、仕事復帰、今に至る、です。
この小規模保育園は、3歳までの園のため、今後また転園しなければなりません。
そのため比較的入りやすかったんですね。
できれば1歳の4月から認可保育園に入園することが第一希望ではあったのですが、1歳は激戦で、4月から入れる可能性が低いため、早めの仕事復帰となりました。

9ヶ月、10ヶ月くらいの赤ちゃんってめちゃくちゃかわいいんですよー。
ハイハイして、つかまり立ちして、ママ大好きで追っかけまくってきて。(←これが大変でもあるんですが?)
この時期に保育園にあずけるのは毎度のことながらさみしくてさみしくて身悶えます。。
あーーー、もったいない。かわいいよーーー。ずーーっと見てたいーーー。って。
子供のほうが先にお友達がたくさんいる保育園生活に慣れちゃうんですけどね?

 

前回の復帰は正直、つらかった。


長男の妊娠、出産、産後から仕事復帰、を今振り返ってみると、「私、テンパってたな..」って思うんです。
今も相変わらず慣れない育児で毎日大変ではいるのですが、あの頃の私は一体何と闘っていたんだろう、、という感じです。
ずっと焦ってました。

▪妊娠から1年以上休んじゃった、早くブランクを取り戻さなきゃ、
▪どんどん新しい技術出てる、早く取り戻さなきゃ、
▪時短だけど前と同じように消化しなきゃ、、、

子供小さいからって言い訳にしちゃいけない、っていう負担も感じていました。
以前のように勉強会にいけないこともモヤモヤしてました。

数年育児しながら働いてみて、あー、なんかそういうのしょうもないなーと思うようになりました。
以前のペースで仕事するなんてとても無理。
なんで全てできるような気になってたんだろう、とも。
もちろん勉強しなきゃいけないことってたくさんあるんですが、自分の必要なことだけを追えばいいって、今は思ってます。
私がこだわらなきゃいけないものはその成果物であって、その過程じゃない。

これまでのように私の100%の時間を仕事に費やすのは無理で。
もちろん仕事を手を抜くということではないです
今は限られた時間の中でできること精一杯のことをやるしかない。

そう割り切ることができるまでに、結構時間がかかったのでした。

 

女性は選択肢が多い


主語が大きくて怒られちゃうかもしれないけども、どうしても女の人って選択肢が多いなーって思うんです。
結婚するか、いつするか、仕事は続けるか、いつまで続けるか、子供は授かりたいか、それはいつか、いつまで仕事するか、いつ復帰するか、、、
どれを選ぶにも勇気がいるし、人それぞれどの選択肢もあり。
どれを選んでも「これでよかったのか?」と振り返ることもあったり。
将来の私が、今の私に対して「もっと仕事に力入れてればよかったのに」とか「いまは100%子供だけと向き合ったほうが良かったんじゃないの?」とか思う日が来るのかな、って揺らぐこともあります。

今後もたくさん悩むことも多いと思いますが、とりあえず、前よりは肩の力を抜いて仕事と育児に向き合える気がしています。
私、仕事も子供も夫も大好きなんですよね。
いろんなスタイルを模索しつつお仕事頑張っていきます。

途中ほとんど休んでるけど、このブログを始めたのが2010年。
自分の大きなライフイベントを経験し、だいぶ状況が変わってるのですが、また自分の振り返り用メモとして少しずつでも更新していくつもりです。

女性起業家が調達した資金は米国VCのわずか2.2%(今年も)

女性起業家に公平な活躍の場を与えようとする数々の努力にもかかわらず、2018年に米国女性が設立したスタートアップの調達金額はベンチャー資金全体のわずか2.2%だった。

この数字に見覚えがあるかもしれない。PitchBookによると、これは昨年、女性ファウンダー単独あるいは女性のみのチームのスタートアップが調達した資金の割合とまったく同じだ。

この数字は、女性起業家や支援者たちがこの長きにわたる問題の解決を試みる際の一種のスローガンとして使われている。女性起業家が調達する民間資本は男性起業家と比べて著しく少ない。いくつかの新しい試みや、All Raiseのような専門組織が、メンターによる指導プログラムによってこの問題を解決しようとしているが、変化を達成するだけのリソースを追加するためには1年以上必要なのは明らかだ。

現在ベンチャーキャピタル会社の意思決定者に女性の占める割合は10%以下であり、米国VC会社の74%には女性投資家が一人もいない。こうした数字が変わり始めるまで、資金調達のギャップが縮まる見込みは小さい。

良いニュースもある。2018年を2ヶ月残した時点で、女性たちが調達したVC資金の額は過去最高を記録している。過去10ヶ月間に女性が起業したスタートアップは計391件、23億ドルの調達契約を完了し、2017年の20億ドルを超えた。男女混合チームによる今年の資金調達も132億ドル、1346件で、昨年の127億ドルより増えている。

一方米国スタートアップ全体では2018年に967億ドルを調達しており、年内に1000億ドルを超えるペースだ。女性が起業した会社はそのわずか2.2%しか調達していない。男女混合チームの数字は12.8%で前年の約10.4%より増えている。

昨年米国のスタートアップは9000件以上の案件で総額820億ドルを調達し、ベンチャー業界にとって今年同様に印象的な年だった。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

月経周期を予測するClueがNokia Growth Partnersなどから2000万ドルを調達

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機械学習を応用して女性の月経周期を予測するClueは現地時間11月30日、シリーズBで2000万ドルを調達したことを発表した。

本ラウンドにはヘルスケア分野にフォーカスする投資家の数々が参加し、リード投資家はNokia Growth Partners(NGP)が務めている。この他にも、既存投資家のUnion Square Ventures、Mosaic Ventures、Brigitte Mohn、Christophe Maireも本ラウンドに参加した。また、本ラウンドからGiving WingsとFabriceも同社に資本参加している。

ベルリンを拠点とするClueは2013年に創業し、月経周期を予測できるアプリを開発している。その後同社は順調に成長を続け、現在のユーザー数は500万人となっている。現バージョンでは、女性の機嫌や彼女らが「その気」であるかどうかまでトラッキングすることが可能だ。

Max Levchinが所有するEveや、Cycles、Life、My Calenderなどのアプリと同じく、Clueは月経周期のトラッキングという成長セクターに属するアプリだ。また、先日にはついにiPhoneにも月経周期のトラッキング機能が追加されている。

Clueを利用することで、ユーザーは前回の生理日を確認したり、ホルモンバランスの変化によって起きる体調の変化を調べたりすることができる。また、同アプリでは生理日を予測するカレンダー機能も提供されている。

Clueは今回調達した資金を利用して、アプリにさらなる改良を加えていくとしている。新機能の詳細については明らかにされていないものの、創業者のIda Tinは今年9月に開催したDisrupt SFに登壇した際、「ウェアラブル端末やスマートフォンが、病気の予測において技術的により高度な機能を提供できる日が来ることを楽しみにしている」と話している。

それと同じ頃、Clueはユーザーが自分の生理データを他のユーザーとプライベートに共有できる機能を発表している。同社によれば、現在190カ国以上の女性が自分の月経周期や「妊娠の窓」、そして月経前症候群(PMS)を正確に予測し、そのデータを友達やパートナーと共有しているという。

NGPのWaltr Masalinは、今回の投資に踏み切るための重要なファクターとなったのは同社が持つデータだと話し、Clueはモバイル・ヘルスケアに「変化をもたらす」プレイヤーの1つだと語る。

その意見にTinは同意し、彼女はTechCrunchへの返答の中でこのように話している。「Clueのミッションとは、女性の健康とその改善をグローバル・アジェンダの再優先課題に置くことなのだと、今改めて強く感じています」。

「私たちのビジョンに共感する一流の投資家とパートナーシップを結ぶことができたことに、感激しています」とTinは話す。「世界人口の半分が女性だということを考えれば、このマーケットのポテンシャルとFemtech企業がもつチャンスの大きさに気がつくことでしょう」。

今回のラウンドを含めた同社の合計調達金額は3000万ドルだ。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

妊娠しやすい時期を特定できるウェアラブル端末のAvaがシリーズAで970万ドルを調達

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11月15日(現地時間)、女性の生殖に関する健康にフォーカスするメディカル・テクノロジーのAvaは、シリーズAで970万ドルを調達したことを発表した。本ラウンドでリード投資家を務めたのはヨーロッパのPolytech Venturesで、この他にもBlue Ocean Ventures、Global Sources、既存投資家のSwisscomとZKBも出資に参加している。Avaは2015年9月に開催されたTechCrunchのStartup Battlefieldの卒業生だ。

Avaにとって最初のプロダクトである女性周期をトラッキングできるブレスレットは、クラス1の医療用デバイスとして認められ、「妊娠の窓」と呼ばれる妊娠しやすい期間をより正確に特定できるようになった。

ブレスレットの価格は199ドルで、今年7月から出荷が始まっている。私たちが最後に同社を取材した時には、彼らはちょうどUniversity Hospital of Zurichで行なわれた臨床実験を終えたところだった。この臨床実験には41人の女性が参加した。この実験の結果、Avaのデバイスを利用すれば89%の精度で1回の周期につき平均5.3日の妊娠可能日を特定することができることを証明した。ユーザーからの報告によれば、2017年には8人の「Avaベイビー」が誕生する予定だ。

今回調達した資金の使い道については、通常の製品開発費に加えて、研究費用や追加の臨床実験にかかる費用として使う予定だとしている。これまでに、Avaの研究によって女性の体温および心拍数と、「妊娠の窓」との間に相関関係が存在することが分かっている。

同社は近日中に2回目の臨床実験を予定しており、その実験には200人の女性が参加する見通しだ。今後Avaは、これまで収集した女性のカラダに関するデータによって新しい研究成果を発表することを目指している。そのデータには、尿中LHやエストリオール3-グルクロニド(エストロゲン代謝物)などのホルモンや、生体インピーダンス法による体脂肪率の表示、脈拍数、呼吸速度、睡眠時間、寝返り、心拍変動、皮膚温度、熱損失量、パヒュージョン(毛細血管から細胞への血液の動き)などの人体に関する各指標が含まれる。

また、Avaは先日「CEマーク」と呼ばれるEUの基準適合マークを取得しており、これによってEU加盟国でもプロダクトを販売できるようになった。2017年初めにはイギリス、ドイツ、オーストリア、スイスで販売を開始する予定だ。

共同創業者のLea Von Bidderは、Avaが目指すビジョンとは女性の人生のあらゆるステージにおいて彼女らをサポートすることだと話している。Avaは、女性が避妊するときも、子作りに励むときも、妊娠中も、そして閉経期であっても彼女らのサポートを続けていくのだ。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter