iPad Airレビュー、Appleの個人利用のポータブルコンピュータで一番オススメなデバイス

2020年の最新iPad Airは、Apple(アップル)のリリースサイクルの中では興味深いタイミングでやってきた。iPad Proはスペックの観点からはまだ強力だが、技術的にみるとCPUでは半世代ほど遅れている。新しいProモデルは(理論的には)あと数カ月間は登場しないだろう。

つまり、Airで手に入るのはiPad Proのデザイン哲学を共有し、その最高の機能を継承しながら、同時に基礎となる計算能力では先を行くデバイスなのだ。これによってAirは、アップルのあらゆるコンピューティングデバイスの中で、総合的にみたときに優れた価値を提供するものの1つになる。実際、MacBookを含むアップルのラインナップ全体から、カジュアルでポータブルコンピュータとして私が一番お勧めしたいのがこの製品なのだ。

クリーンな新しいデザインは、薄くて、好ましい色あいのシンプルさを持っている。新しいiPhone 12の美的思想にもよくマッチしている。スムーズに丸みをおびたコーナーと、くすんだピーニング仕上げが、これまでのiPadの中でもより見栄えの良いものにしている。何年もの間、アップルはiPad側面の枠部分を狭くして消そうと努力してきた。今回の新しいデザインは、オリジナルの持っていた率直なシンプルさと、新しいiPad Proの方向性のバランスを上手くとったものだ。シャープなエッジが少し減り、ぴしりとした外見でありながらも「フレンドリー」なものとなっている。

私がAirを愛してやまないのは、それがその名前に恥じず、1ポンド(約450グラム)ぴったりというその重さが、アップルの歴代ポータブルデバイスの中でも最も軽量だからだ。これに、Magic Keyboard(マジックキーボード)を加えれば、素晴らしい極めつけのポータブルライティングマシンの出来上がりとなる。

アップルはデバイス上のカメラ位置を修正しなかった。これはiPad Proの場合には不満の種になっている、なぜならFace IDを使用してロックを解除する必要があるのだが、横向き位置では手が常に邪魔になってしまう。その代わりAirでは、True DepthカメラとFace IDを完全に捨て去り、Touch IDを電源ボタンに組み込んだ。

指紋をセットアップするための最初のスキャンプロセスは、ホームボタンで行っていたものよりは、やや手間どる感じだった。私はホームボタンが楕円形であることや、指紋センサーの配置の仕方に関係があるのではないかと考えている。とはいえ一度スキャンして取り込んでしまえば、それはiPhoneのホームボタンのバージョンよりも優れてはいないにしても、遜色なく動作したことは読者にお伝えすることができる。私は横向き(ランドスケープ)モードでのみiPadを使用するので、左手の指をセットした。しかし、読者がキーボード派ではなく、たくさん読書をする人物なら右手での設定の方が適切だろう。

スワイプしようとして自分の手が邪魔になっていることに気がついて、その手をどけてカメラを覗き込むことになるよりも、私はこのやり方の方がはるかに自然なジェスチャーだと感じている。まあiPad Proでも、カメラが水平エッジに沿って置かれているか、あるいはコーナーに配置されていれば、私も違った気持ちになるかもしれない。しかし、アップルがこのユニットにTrue Depthカメラを出荷する必要がないようにするために行った妥協は、十分うまく動作している。

Touch ID ボタンの表面は、不透明のサファイアクリスタルのカバーで覆われている。このカバーは枠とよく調和しつつ、指紋を読み取ることができる。

一度iPad Airのロックを解除したら、それはすぐに「iPhone X」で導入されたスタイルのナビゲーションシステムとなる。スワイプすることで開いたり、移動などを行うことができる。アップルのデバイスラインナップ(iPhone SEを除いたもの)全体で、ほぼ同等のナビゲーションがもたらされることは素晴らしい。

カメラは問題ない。iPadで写真を撮影するだろうか?えっ本当にするって?へー、それはおもしろい。おそらく、その場合は完全な LiDARセンサーと、広角ならびに超広角レンズを搭載するiPad Proを購入た方が良いだろう。それならば作品作り、スキャン作業、レファレンス作業などに最適だ。iPad Airのカメラは、そこそこではあるもののお約束として付いているものだといえるだろう。それはどんな目的にも使えるし、品質も劣ってはいないが、そこにある理由は、単に「そこになければならない」からだ。

iPadとiPhoneを持って旅行する人なら、iPad AirのUSB-CポートからiPhoneを充電できることを知ればうれしいはずだ。そしてもちろん、USB-Cハブやカードリーダーもうまく動作する。

iPad Pro 2020のRAMは6GBだが、iPad AirのRAMは4GBだ。またLiquid Retina(リキッドレティナ)ディスプレイを採用しているが、ProMotion(プロモーション)の120Hzのリフレッシュレートではない。ProMotionが搭載されなかったのは残念だが、理解はできる。そのためには、かなり高価なディスプレイ技術のレイヤーをまるごと導入する必要がある。だが慣れてしまったいまでは、このような大きな画面でのProMotionの欠如は、11インチのProモデルにグレードアップするためにさらに150〜200ドル(約1万5700〜2万1000円)を費やすための、最良の言い訳だといえるだろう。それは本当に素晴らしいのだ。まあそれを持ったことがないのなら、そのことを惜しむ可能性は低いのだが。

だが、iPad Pro 2020モデルがまだApple A12Zを搭載しているのに対して、AirはA14 Bionicチップを搭載している。この「Z」は、グラフィックスコアの数が拡張されている(8コアCPU / 8コアGPU)という事実に関連しているので、パフォーマンスのギャップは想像されるほど大きくはない。

iPad Airはシングルコア性能ではiPad Proを上回るが、マルチコアの数は基本的に同等だ。これは、iPad Proが画像とビデオを処理するために、並行するスレッドで複数のプロセスを処理するように調整されていることの証だ。iPadでPhotoshop(フォトショップ)やPremiere Rush(プレミア・ラッシュ)、LumaFusion(ルマフュージョン)を実行するならProが欲しくなる。他のほとんどの用途に対しては、Airで十分だろう。

私は最低価格である599ドル(日本価格6万2800円・税別)のAirが64GBではなく、128GBだったら良かったのにと思わずにはいられない。アップルはついに、iPhoneラインナップ全体の最低限のストレージを、最適なもの(128G)にした。iPad Airもそれにマッチすればよかったのにと思う。もし大量のストレージが重要な場合には、最大では1TBを提供するiPad Proと違い、iPad Airでは256GBを超えるものを手に入れることはできないことに注意しなければならない。

iPad Airの2つのスピーカーシステムは、これまでよりもはるかに優れた水平配列が行われているが、その数はiPad Proの半分であり、その結果もそれを反映したものとなっている。全体的な音量は少し小さくなるものの、実際にはトップボリュームは一般的なiPadの視聴距離では必要以上の大きさではある。

私が1万マイル(約1万6000キロ)を超える旅行にアップルのiPad Proをともなって書いたことの多くが、ここでも直接当てはまる。それは一旦、自分のワークフローに上手く取り込めたらなら、どんなノートPCにも負けないくらい強力なものになるという、素晴らしい体験のことだ。このレビュー以降、iOS 14に加えられた機能は、iPadを真剣な作業のためのより良いプラットフォームにする一方だ。

そしていまや、Proのラインナップ外のiPadでも第2世代のペンと素晴らしいMagic Keyboard(マジックキーボード)を手に入れることができるようになり、本当に大きな利便性が加わった。

私のアドバイスはこうだ。持ち歩くか持ち歩かないかにかかわらず、MacBookやデスクトップパソコンと一緒に使うためにiPad Proを買いたいと思っているなら、iPad Airを買おう。唯一のコンピュータとしてiPad Proが必要な場合は、大きな方のiPad Proを手に入れよう、だがおそらくあと数カ月で行われるアップデートを待つべきだ。

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(翻訳:sako)

アップルのHomePodがアップデートでインターフォン機能追加、iPhoneやiPadへも音声メッセージが送れる

Apple(アップル)のHomepodを持ってる人は米国時間10月20日から、先に発表されたインターフォン機能で、複数のHomePod同士でメッセージを送れるようになった。この機能はソフトウェアのアップデートで利用可能になり、他にもいくつかの新機能が追加される。インターフォン機能は、先週行われたアップルのイベントで発表されたHomePod miniがデビューしたときに、紹介されたものだ。

新機能のうちインターフォンは最も大きなアップデートでHomePodは、数年前から同様のブロードキャストメッセージングシステムがあるAmazon(アマゾン)やGoogle(グーグル)といったライバルのスマートスピーカーに追いつく。

アップルのインターフォン機能は、「ご飯よ」とか「もう寝なさい」といった家族のHomePod間で音声メッセージを送るだけでなく、iPhoneやiPad、Apple WatchそれにAirPodsやCarPlayまで、アップル製デバイスのエコシステムすべてに送ることができる。

これは特に、アマゾンの安価なEchoデバイスが広く利用される米国市場での競争で、優位に立てる要素だ。アマゾンはとっくの昔に、スマートフォンから手を引いてしまっている。

しかしアップルによると、インターフォン機能の他デバイスへのサポートは、本日のアップデートには含まれていない。年内に行われる今後のアップデートに含まれるという。

インターフォン機能では、複数のHomePodを持つオーナーは次のようなやりとりを行える。

「Hey Siri、誰か私のメガネを見なかったか?」
「Hey Siri、みんなにご飯ができたといって」
「Hey Siri、キッチンへ。試合は始まった?」

そして、答はこんな感じになる。
「Hey Siri、『はい』って答えて」

インターフォンの他に、今回のアップデートではApple MapsやiPhoneとのより深い統合や、どのHomePodからでもタイマーとアラートを設定 / 停止できる機能、マルチユーザー状態でポッドキャストを聴き続けられる機能などが加わった。

より深い統合とは、HomePodのユーザーがSiriに、交通渋滞の状況や近くのレストランや企業について聞けるようになったことだ。そしてSiriの提案がiPhone上のMapsに出るので、車に乗ってすぐ道順がわかる。

また、Siriにウェブの検索を頼むと、結果がiPhoneに出る。

今回ではないが年内の新しい機能は、1台または複数のHomePodを5.1または7.1のサラウンドのApple TV 4Kに接続でき、映画やテレビやゲームなどをDolby Atmosで楽しめる。

そしてもう1つはパーソナルアップデートと呼ばれ、Siriに「what’s my update」(私のアップデートは何?)や「play my update」(私のアップデートをいって)と呼びかけると、最新のニュースや天気予報、今日の予定、その他の備忘録などを読み上げてくれる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

6億台以上のブラウザは現在もアドレスバー騙しバグが未修正、AppleのSafari、Opera、Yandexなどは修正済み

年を追うごとに、フィッシングはアタッカーがパスワードを盗む最もよく使われる手段になってきている。ユーザーとして、我々はフィッシングサイトの明らかな兆候を見つけることにかなり慣れているが、ほとんどの人はブラウザのアドレスバーでウェブアドレスを見て、サイトが本物かどうかを確認する。

しかし、ブラウザのフィッシング対策機能(フィッシング被害者予備軍にとって最後の防御ラインであることが多い)も完全ではない。

セキュリティー研究者のRafay Baloch(ラファイ・バロック)氏は、Apple(アップル)のSafari、Opera、Yandexなど現在最もよく使われているモバイルブラウザに、アタッカーがブラウザを騙し、ユーザーのいるウェブサイトと異なるウェブアドレスを表示させることのできる脆弱性があることを発見した。こうしたアドレスバー騙しバグによって、アタッカーはフィッシングを本物のウェブサイトに見せかけるのがずっと容易になり、パスワードを盗むのにおあつらえ向きの環境が生まれる。

一連のバグは、脆弱なブラウザがウェブページを読み込む時間を要するという弱点につけ込むことで悪用される。被害者がフィッシングメールやテキストメッセージで偽のリンクを開いた瞬間、悪意あるウェブページはページに隠されたコードを実行して、ブラウザのアドレスバーに表示された悪意あるウェブアドレスを、アタッカーの選んだ任意のウェブアドレスに置き換える。

少なくとも1つのケースで、その脆弱なブラウザは緑の南京錠アイコンを表示したまま、アドレスを書き換えられた悪意あるウェブページが本物であることを示してしまった。実際にはそうでないのに。

Opera Touch for iOS(左)とBolt Browser(右)のアドレスバー騙しバグ。こうしたバグによってフィッシングメールがはるかに信用されてしまいやすくなる(画像提供クレジット:Rapid7)

Rapid7の研究担当ディレクターで、バロック氏と協力して各ブラウザメーカーに脆弱性を報告したTod Beardsley(トッド・ビアズリー)氏は、アドレスバー騙し攻撃はとりわけモバイルユーザーを危険に曝すと指摘している。

「モバイルでは画面スペースは非常に貴重なので、1ミリも無駄にできません。その結果、セキュリティーのシグナルやアイコンのためのスペースがあまりありません」とビアズリー氏はTechCrunchに語った。「デスクトップブラウザでは、現在いる場所のリンクを見たり、リンクにマウスをかざしてどこへ飛ぶのかを調べたり、南京錠をクリックして詳しい証明書を見ることもできます。こうした追加情報はモバイルではまず得られないので、アドレスバーはユーザーに現在いるサイトを教えるだけでなく、そこに曖昧性がなく確信を持ってユーザーに知らせることが求められます。もしあなたが「palpay.com」にいるにも関わらず、本来の「paypal.com」でなければ、パスワードを入力する前に自分がフェイクサイトにいることがわかります」。

「この手の騙しは、アドレスバーを曖昧にすることで、アタッカーが自分の偽サイトに一定の信用と信頼を与えることが可能になります」とビアズリー氏はいう。

バロック氏とビアズリー氏によると、メーカーの対応はまちまちだという。

これまでにアップルとYandexだけが9月と10月に修正を発行した。Opera広報のJulia Szyndzielorz(ジュリア・ジーンツィエルボルツ)氏は、ブラウザのOpera TouchとOpera Miniの修正を「徐々に公開する」と語っている。

しかしUC Browser、Bolt BrowserおよびRITS Browser(合わせて6億台以上の端末にインストールされている)は、研究者らへの返信がなく脆弱性は修正されないままだ。

TechCrunchは各ブラウザメーカーに連絡をとったが、いずれもまだ返事がない。

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カテゴリー:セキュリティ
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画像クレジット:RobertAx / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルがミュージックビデオステーションサービス「Apple Music TV」を米国で開始

Apple(アップル)が音楽への投資を拡大している。米国時間10月19日、同社は「Apple Music TV」のサービスを米国で開始した。この新しいミュージックビデオステーションでは人気のミュージックビデオのほか、独占のビデオプレミア、厳選したミュージックビデオ特集、ライブ番組、ファンイベント、カウントダウンチャート、ゲスト出演などの音楽コンテンツが24時間ライブ配信され、無料で視聴できる。

このサービス専用のアプリはなく、2つの既存エンターテインメントアプリの新機能として提供される。リリース時点では、アップルのミュージックアプリとTVアプリの「ブラウズ」タブでApple Music TVを見ることができる。apple.co/AppleMusicTVからもアクセスできる。

Apple Musicは有料のサブスクリプションサービスだが、Apple Music TVは米国内のユーザーに無料で提供するとアップルは述べている。

サービス開始の10月19日には、米国のデータに基づいてApple Musicの全曲からこれまでにストリーミングされた回数の多い曲、トップ100のカウントダウンがApple Music TVで配信された。

この新しいサービスをざっと試してみたところ、検閲はかかっていなくて広告もないが、かなり簡素なエクスペリエンスだった。ビデオストリームでは曲の開始時にアーティストと曲の情報が表示され、曲の再生中ずっと表示されるわけではなかった。Apple Musicとの統合もなく、曲をお気に入りにしたりプレイリストに追加したりといった有料サブスクリプション利用者向けの機能はなかった。

ミュージックアプリを閉じると再生は停止した。バックグラウンド再生には対応していなかった。

画像クレジット:Apple

自分が見ているコンテンツをソーシャルメディアに投稿するツールも画面に表示されていない。3点アイコンのメニューから共有ボタンを見つける必要がある。ここからリンクをツイートできるが、アーティスト名や曲名などのテキストやハッシュタグがあらかじめ入力されているわけではない。

ライブストリームの再生を停止した直後は続きを再生できる。しかし少し経つとストリームが切断され、一時停止したミュージックビデオのサムネイルはApple Music TVの画像のプレースホルダに戻る。ライブ再生中はテキストとアイコンが赤色で表示される。切断されるとその目印として白色に戻る。

シンプルではあるが、Apple Music TVは何年分にもわたる独占インタビューやコンサート映像などの音楽関連のオリジナルコンテンツをアップルが配信する新たな場だ。アップルにとっては、ファンにリーチする新たなプラットフォームとしてプレミア配信をアーティストと交渉できるという利点もある。プレミアそのものだけではなく、新譜のプロモーションに備えて次のリリースまでの間に配信時間を提供すると交渉することもできる。

この新しいステーションではApple Music 1(以前のBeats 1)ラジオステーションで制作されたコンテンツも、こうしたプロモーションの一環として活用される。

例えば米国時間10月22日(木)に、Apple Music TVはBruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)の新曲「Letter to You」のプロモーションとして、ヒット曲のミュージックビデオ特集に加え、Zane Lowe(ゼイン・ロウ)による独占インタビューやファンイベントのスペシャルライブストリームを配信する。

アップルによれば、Apple Music 1では今後ライブストリームステーションの専用コンテンツは制作しない。その代わりにApple Music 1は、Apple Music 1、Apple Music Country、Apple Music Hitsのラジオステーションですでに制作したビデオコンテンツをApple Music TVのインタースティシャルコンテンツとして配信するという。

金曜日は新しい音楽を取り上げる日だ。米国太平洋時間10月23日午前9時から、Apple Music TVで独占ビデオプレミアが2本紹介される。Joji(ジョージ)の「777」とSAINt JHN(セイント・ジョン)の「Gorgeous」だ。

Apple Music TVの最大の強みはもちろん、膨大な数のアップル製デバイスオーナーに思いのままにアクセスできることだ。

しかし、グループチャットやクリエイターとの直接のやりとりなど、他のライブストリームのファンイベントやプレミアにある魅力的な機能が欠けているため、人気集めには苦労するかもしれない。

今どきのアーティストはYouTubeやVEVO、最近では2020年にミュージックビデオのサービスを開始したFacebook(未訳記事)などのオンラインサービスでファンとつながりアルバムのプロモーションをしているが、Apple Music TVはむしろMTVのような従来型のテレビ放送に似ている。

アップルは米国以外でのApple Music TVの展開について明らかにしていない。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:AppleApple Music TV音楽

画像クレジット:Apple

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(翻訳:Kaori Koyama)

あらゆるスマホに対応する新しくて完璧な端末固定ソリューション「Mobile by Peak Design」

Kickstarter(キックスターター)のキャンペーンで、続けて成功を収めてきたPeak Design(ピーク・デザイン)が、またまたMobile by Peak Design(モバイル・バイ・ピーク・デザイン)という新製品をひっさげ戻ってきた。カメラ用マウントやパッキングギアの豊かなエコシステムを作り上げてきたこのスタートアップは、まるでApple(アップル)の磁石を使った新しいiPhone用アクセサリー体系MagSafe(マグセーフ)の登場を待っていたかのようなスマートな相互接続システムを打ち出した。しかし、Peak Designの製品はあらゆるスマートフォンとモバイル機器に対応する。

Peak DesignのCapture(キャプチャー)、Anchor(アンカー)およびマウンティングプレートシステムと同様にMobile by Peak Designは、スマートフォンをあらゆる種類のアクセサリーへの接続方法を提供する。このシステムは、SlimLink(スリムリンク)とPeak Designが呼ぶコネクターを中心に構築されている。磁石と物理的なマウントをうまく組み合わせたもので、スマートフォンを特定の用途にも汎用の粘着式アクセサリーにも対応できる。さらにSlimLinkはソフトロックとハードロック、つまり磁石のみ(ソフト)と磁石と物理的な固定具の併用(ハード)のどちらのアクセサリーでも使えるため、一連のマウントに応じた、さまざまなレベルの安定性が得られる。

Peak DesignはKickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを行っているが、製品はすでにデザインができており、高いレベルの品質で製造されている。各メディアには、SlimLink汎用スマホマウント、自転車のハンドル用マウント、三脚、磁石式と粘着式の汎用マウント用パッド、自動車のダッシュボード用マウントといった一連のMobileラインアップのサンプルが送られている。

画像クレジット:Peak Design

私はこれらを2週間ほど使っているが、驚くほど用途が広く便利であることがわかった。Peak DesignはiPhone 11 Pro用のケースも提供してくれたが、私はiPhone 11 Pro Maxを使っているので、両面テープで固定する汎用プレートを、付属のサイズと位置の調整ガイドに従ってiPhoneに直接貼り付けた。大変にしっかりと保持してくれる上に、厚みはほどんど気にならない(iPhone 11 Proをテーブルに置いたときに、カメラ部分の出っ張りがぶつからない程度に、わずかな隙間が開くようになっている)。

iPhoneとソフトロックとの磁石によるホールドには十分な強度があり、緩んでしまうのではないかという不安は一切感じない。私はよく汎用の磁石マウントで冷蔵庫にスマホをくっ付けているが、スマホがズレることはない。物理的な固定具が追加されている自転車用のマウントは、自転車を乗り回してもしっかりとスマホを保持してくれる。アームも、スマホをベストな位置に保てるようになっているので(縦横どちら向きにもできる)自転車用のナビとして使える。

画像クレジット:Peak Design

実際、Peak Designのシステムデザインは、他社製品よりも大きく秀でているのだが、それが本当によく現れているのが三脚だ。とてもうまく考えられた非常に小型の三脚で、全体の面積はクレジットカードよりも小さく、やや厚みがある程度だ。ポケットに入れてどこへでも持ち運べる上に、タイムラプス写真の撮影にもとても安定したプラットフォームとなる。付属の六角レンチを使えば、どの角度でもしっかりと固定できる。

自動車用のマウントは、粘着テープでダッシュボードに貼り付けるようになっている。スマホ本体に取り付けたマウントにもケースにも、SlimLinkスロットにはめ込む突起があり、物理的に爪で固定しなくてもスマホを保持できる仕組みになっている。試したところ、保持力は大変に高くし、特に程よい固さのボールジョイントは、いちいちネジを締めるなどの必要がなく、自由な角度にスマホを調整できる。この汎用マウントには、いまのところ1つだけ不満がある。Nomad(ノマド)のワイヤレス充電器Base Station Pro(ベース・ステーション・プロ)との互換性がないことだ。これについてPeak Designは、現在、ワイヤレス充電アクセサリーのテスト中であり、将来、互換性に関するアドバイスを行うと話している。しかしPeakのスマホケースEveryday(エブリデイ)は、すでに数多くのQi(チー)充電器に対応している。

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    画像クレジット:Peak Design
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    画像クレジット:Peak Design
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Peak Designは、デザインは変更される場合があるという。当然のことながら、世界中の誰もがそう感じたように、MagSafeの登場は同社にとっても驚きだった。Peak Designは、今もiPhone 12シリーズ用ケースの開発を計画しているが、同社のすべてのソフトロック型アクセサリーは、アップルのMagSafe対応iPhoneとケースの両方を固定できると話している。レザーウォレットなどのアップル純正のMagSafeアクセサリーも、Peak Designのマウントまたはケースを装着したMagSafe対応iPhoneに、普通に取り付けることができる。

競合製品が市場に投入されるより早く、それを時代遅れにしてしまうものをアップルが発表したとき、Peak Designも同じ憂き目に遭っていたかもしれないのだが、Mobileシステムデザインによって協調的な立場を実現できた。つまり、それがなければMagSafeが提供するものだけが利用できる環境になっていたところへ、スマホとアクセサリーの両方に、ほぼ同等の恩恵をもたらすことができるわけだ。

Kickstarterキャンペーンは米国時間10月19日から始まった。Peak Designでは、Mobileシステムのケースとアクセサリーを2021年の春から出荷できると考えている。

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(翻訳:金井哲夫)

アップルのHomePodの新機能「インターコム」で家庭内ボイスメッセージが実現

Apple(アップル)は米国時間10月13日、発売されたばかりのHomePod Miniを含む、HomePodシリーズで利用できる新機能「Intercom(インターコム)」を発表した。インターコムはAlexaの「アナウンス」機能と同様に、HomePodのオーナーがスマートスピーカーや他のアップルデバイスを活用して、家族全員と一度にコミュニケーションをとる手段だ。

ユーザーはiPhoneやiPad、Apple Watch、Mac、さらにはAirPodsとCarPlayによりインターコムを使用できる。この機能はすでにアップルのエコシステムに購入している家庭にとって、最もメリットのあるものとなる。

インターコムではアップルがデモしたように、親は下階にあるアップルデバイスを使って外出の時間だと家族に伝え、家族は近くにあるアップルデバイスを使って返信できる。

インターコムを使用する場合、ユーザは「Hey Siri, tell everyone…」と言ってから、送信したいメッセージを続ける。メッセージの受信者は「Hey Siri, reply…」と応答することになる。

原則的には、すべてのデバイスにメッセージが届くわけではない。アップルによると、インターコムのメッセージは家庭のHomePodスピーカーとユーザーのAirPodsで再生され、個人のデバイスには代わりに通知が表示されるという。

アップルが自社のエコシステムを活用して、インターコムのような機能を展開する能力は、すでに同様の機能を自社のスマートスピーカーとディスプレイに提供しているライバルかつ市場をリードするAmazon(アマゾン)やGoogle(グーグル)に対する、スマートスピーカー分野における競争上の優位性を証明できるかもしれない。

HomePod miniは99ドル(約1万1000円)という価格設定で、より購入しやすくなっている。また消費者は、アップルが音声録音の処理方法に関してプライバシーをサポートしていることから、製品を購入しようとするかもしれない。

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Apple iPhone Eventカテゴリー: ハードウェア
タグ: AppleApple iPhone EventHomePod miniHomePod

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(翻訳:塚本直樹)

iPhone 12 Proのカメラは撮影後に写真をいじくりまわすのが好きな人が喜ぶ機能が満載

アップルが発表したiPhone 12 Proシリーズは、すでに強力だったカメラシステムにさらに改良を加え、「本格的な」写真家、つまり撮影後に写真をいじくりまわすのが好きな人が喜ぶ機能を追加した。もちろんこのアップグレードは、私たちのような「興奮して忘れる」撮影者にとっても注目すべきものだ。

最も目に見える変化は、背面カメラの3つのレンズシステムのうち2つの再設計だろう。iPhone 12 Pro Maxは、より奥行きのある新しい望遠カメラが搭載されており、従来の52mm相当ではなく65mm相当となっている。この近接光学レンズは多くの人が重宝するだろう。結局のところ、52mmはポートレート撮影ではまだかなり広角寄りだった。

iPhone 12シリーズの全モデルに共通する改良された広角レンズは、レンズを7つの要素に簡素化し、光の透過性を向上させ、F/1.6と同等の口径を実現している。特に改良された「ナイトモード」では、多くの光を取り込めるようになっている。

iPhoneのカメラ分解図

そして、おそらくより重要なハードウェアの変化は、センサーレベルの手ぶれ補正が広角カメラに導入されたことだろう。このシステムは、デジタル一眼レフカメラで初導入された仕組みで、動きを検出し、それを補正するために1秒間に何千回もセンサーを少しずつ移動させる。これはレンズ自体をシフトする手ぶれ補正よりもシンプルな代替手段だ。

実際のところ、各社のどのスマートフォンでもフラグシップモデルにも何らかの手ぶれ補正機能が搭載されているが、重要なのはその実装方法。アップルはiPhone 12 Proの手ぶれ補正機構を「ゲームチェンジャー」と表現したが、それは実際のテストで判断したい。いずれにしても、これが今後のiPhoneカメラシステムの標準になることが予想される。ちなみに本日のバーチャルイベントのプレゼンターは、約2秒間の手持ち撮影を可能にする機能を紹介していたが、私はこの機能については話半分に聞いておく。

iPhoneで処理された写真のレイヤーを示す画像

ソフトウェア面では、Apple ProRAWが発表された。iPhoneをプライマリまたはセカンダリのカメラとして使用している写真家にはありがたいフォーマットだ。通常、iPhoneで撮影した画像は、センサーが収集した情報のほんの一部しか画面に表示されない。余分なデータの削除、色のパンチング、良好なトーンカーブの検出など、大量の処理が必要になる。これらの処理によってカスタマイズ性を犠牲にしつつも、見栄えのいいイメージが作成されるわけだ。しかし「余分な」情報を捨てると、色とトーンの調整範囲が大幅に狭くなるというデメリットもある。

iPhoneのカメラアプリでRAWモードで撮影した画像

デジタル一眼レフカメラを扱う写真家なら当然知っているように、RAWファイルがその答えだ。RAWでは、センサーが収集するものを最小限に処理した表現となり、写真の見栄えをよくするための作業ををユーザーが実行できるようになる。 RAWフォーマットで撮影できるようになると、iPhoneのデフォルトの画像処理に縛られていると感じていた写真家を解放できるわけだ。もちろん、iPhoneの画像処理を回避する方法は以前にもあったが、アップルはiPhoneのカメラアーキテクチャへの低レベルのアクセスが可能なサードパーティ製アプリよりも当然優位性があるため、Apple ProRAWはおそらく新しい標準になるだろう。

また、iPhone 12 Proシリーズでは、Dolby Visionで撮影することも可能になる。Dolby Visionのグレーディング(補正)は、映画やコマーシャルをデジタルシネマカメラで撮影した後の、いわゆるポストプロダクションで使われるものだ。iPhone 12 ProをBカメラ(2台目のカメラ)として使う場合に、このフォーマットは便利かもしれない。実際にiPhone 12 Proを使ってDolby Visionで撮影した撮影監督のEmmanuel Lubezki(エマニュエル・ルベツキ)氏が認めれば、地球上のほぼすべての人にとって十分な映画を作れるだろう。まぁ、スマートフォンのカメラで一緒に仕事をする人がいるとは思えないが。

Apple ProRAWとDolby Visionという2つの進歩は、新搭載のSoC(System-on-a-chip)であるApple A14 Bionicチップによって写真処理に多くの余地を残していることを示している。前にも書いたように、SoCは現在のイメージングワークフローの中で最も重要な部分であり、アップルはおそらく最新チップが提供するパワーを活用するためにあらゆる方法を考え出すだろう。

カメラやレンズの大型化は通常のiPhoneシリーズには望めない利点だが、その逆もまた然りだ。そして、iPhoneが映画のようなクオリティを提供できるようになればなるほど、携帯性と使いやすさといった利点も大きくなる。アップルは熱心な写真家をターゲットにしてきたが、彼らは高機能カメラ付きのスマートフォンに加えて、一眼レフやミラーレスを買いたいのかどうか確信が持てない。アップルは、こういった層に向けてスマートフォンとしての側面をアピールし、世代ごとにユーザー数を増やしているに違いない。

もちろん、iPhone 12 Proシリーズは通常のiPhoneよりも高価で、10万円を超えるプレミアムな価格だ。しかし、これらの改良店は、将来的にローエンドモデルに搭載することも困難ではないはず。おそらく来年のiPhoneにはProシリーズの一部の機能が通常のiPhoneシリーズでも使えるようになるはずだ。もちろんそれまでに、アップルはProシリーズ向けにまったく新しい機能セットを用意するだろう。まあ、写真家にとって計画的なカメラの陳腐化はライフスタイルの一部だ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、iPhone、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

iPhone 12 ProのLiDARスキャナーを使ったAR体験一番乗りはSnapchat

Apple(アップル)は、米国時間10月13日に行われたiPhoneイベントにて、最新のフラグシップモデルiPhone 12 Proと12 Pro Maxを発表した。その他の新型iPhoneと異なり、これらの機種にはLiDARスキャナーが搭載されている。より没入感の高い拡張現実(AR)体験をもたらすものだ。Snapchat(スナップチャット)は同じく米国時間10月13日、このLiDAR対応カメラを使う新技術を、他社に先駆けてアプリに採用することを明かした。

同イベントでアップルが説明していたとおり、LiDAR(光検出と測距)スキャナーは、光が目標に到達して戻ってくるまでの時間を計るものだ。

iPhoneの機械学習技術と開発フレームワークを使うことで、iPhoneはLiDARを通じて周囲の世界を理解できるようになる。

アップルは、この技術をiPhone 12 Proに採用し、その「暗闇でも見える」能力を応用して暗い場所での写真の画質を向上させている。

画像クレジット:Appleのプレゼンテーション(スクリーンショットはTechCrunch)

この技術を使えば、アプリ開発者はiPhoneの周囲の正確な深度マップが作れるようになり、即応性が向上するためARは高速化し、ARを応用した新しいアプリ体験が可能になる。

具体的にいえば、アプリ開発者はこの技術を使うことでオブジェクトや部屋のスキャンが可能になるということだ。例えばAR買い物アプリ、家のデザインツール、ARゲームなどが考えられる。

写真や動画のエフェクトにも使える。iPhoneは部屋の奥行きや物の位置を「見る」ことができるため、画像の中に正確にARオブジェクトを配置するといったことも可能になる。

画像クレジット:Appleのプレゼンテーション(スクリーンショットはTechCrunch)

これは、Snapchatが準備しているような新しいAR体験の原動力となる。すでに最上級のAR写真フィルターで知られる同社は、iPhone 12 Pro専用のLiDARを利用した「レンズ」をすぐにローンチすると話している。

アップルは今回のiPhoneイベントでLiDARを説明する際に、SnapchatのLiDARを使った機能をちらりと紹介していた。

上の写真は、SnapchatアプリのARレンズのものだ。テーブルや床の上が花と葉っぱで埋め尽くされ、ユーザーの顔に向かって小鳥が飛んでくる。部屋の奥に置かれた植物は、手前のものよりも遠くにあるように見える。さらにキッチンの戸棚を蔓が覆っている。物理的な空間のどこにテーブルや戸棚があるかを、認識している証拠だ。

Snapchatレンズの小鳥は、人の背後に回ったときには陰に隠れて見えなくなる。また、人の手の上に正確に止まる。

これがまさに、Snapchatが開発中のレンズだとわかるが、今のところ同社はそれ以上の詳細は公表していない。しかし、LiDARを使ったSnapchatの体験がどんなものかを感じることはできる。

Apple iPhoneイベントの動画の59分41秒あたりで、実際にSnapchatのレンズの動作を見ることができる。

【更新情報】米国東部時間10月13日午後4時47分、ここで公開されているレンズが、実際にローンチされるものだとの確認がとれた。

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タグ: AppleApple iPhone EventiPhoneLiDARSnapchatAR

画像クレジット:Denis Charlet / AFP / Getty Images

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(翻訳:金井哲夫)

アップルがフラグシップとなる5GモデルiPhone 12 ProとPro Maxを発表

米国時間10月13日に開かれたApple(アップル)のiPhoneイベントで、一連の新型iPhoneが公開されたが、その筆頭は発表されたばかりのフラグシップモデルであるiPhone 12 Pro(10万6800円〜)と、iPhone 12 Pro Max(11万7800円〜)だ。5Gに対応したこの新型モデルは、全面が画面となるRetina XDRディスプレイ、A14 Bionicチップ、セラミックシールドのフロントカバー、LiDARスキャナーそしてもちろんiPhoneで最上級のカメラシステムを備えている。

iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxには128GB、256GB、512GBの3つの仕様があり、仕上げはグラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルーという4種類から選べる。

画像クレジット:Apple

当然ながら、5Gが最大のセールスポイントだ。この新技術によりスピードが格段に上がる。つまり、ダウンロードとアップロードが速くなり、ストリーミングの画質が上がり、ゲームのレスポンスが向上し、アプリの反応も速くなるなど、さまざまな恩恵がある。

もちろん新しい5Gスマホの当面の需要は、特に新型コロナウイルスがいまだに手の付けられない状態にある米国などの市場では、パンデミックによって沈静化される恐れがある。自宅勤務をしているユーザーたちも、パンデミック前とは違い、今すぐ5Gにアップグレードする必要性を感じていないだろう。1日の大半を自宅で過ごす人たちの多くは、Wi-Fiが使える環境にあるからだ。

米国では、iPhone 12 Proは人が混み合う場所であっても、最大4Gbpsの速度で使えるとアップルは話している。データ使用量とバッテリーパワーのバランスをリアルタイムでインテリジェントに調整するSmart Data(スマートデータ)機能が、さらにデータ転送の高速化を助ける。

この新型iPhoneの内部には、16コアのNeural Engine(ニューラル・エンジン)を採用したA14 Bionic(バイオニック)チップが搭載され、性能は80%向上したとアップルは主張している。これは、1秒間に11兆回の演算が行える処理能力だ。以前のモデルよりも高速で効率性も高い。

美的観点からも、この新型iPhoneはどこか違っている。

6.1インチのiPhone 12 Proと6.7インチのiPhone 12 Pro Maxは、フラットエッジデザインとなり、縁が狭く、端から端まで有機ELディスプレイが広がっている。エッジが「より四角く」なったことで、昔のiPhoneのデザインを思い起こさせる。

Pro Maxには、これまでで最大の画面が搭載され、解像度もほぼ350万ピクセルと最高になった。

背面はマットなガラス仕上げで、エッジにはステンレス製のベルトが巻かれている。しかし、新しいのはアップルが「Ceramic Shield(セラミックシールド)」と呼ぶものだ。いわば「ひび割れしにくい」頑丈なフロントカバーで、落としたときの耐久性はiPhone 11 Proの4倍だとアップルはいう(これは確かめなければ!)。

画像クレジット:Apple

iPhone 12 Proは、水深6メートルで30分間耐えられる防水性も備えている(IP68等級)。

もうひとつ、このハイエンド機の大きな魅力といえば、もちろんカメラシステムだ。

今度のカメラは、新しい画像信号プロセッサー(ISP)とA14 Bionicに支えられ、2020年中に「Apple ProRAW」形式に対応するとのことだ。この形式は、アップルのマルチフレーム画像処理技術と計算写真学的性能にRAWの汎用性を組み合わせたものだ。具体的には、iPhone上でネイティブに、あるいはサードパーティー製の写真編集アプリを使って、色、ディテール、ダイナミックレンジをクリエイティブに調整できるようになる。

iPhone 12 Proにはさらに、絞り値ƒ/1.6の新しい7枚構成の広角カメラが搭載された。処理速度はiPhone製品の中では最高となり、暗い場所での動画や写真の画質の向上が期待される。超広角カメラは視野角が12度となり、焦点距離52ミリの望遠カメラには4倍の工学ズームが備えられた。

iPhone 12 Pro Maxではさらに、センサーが47%大きくなり、ピクセル幅が1.7μmとなったことで、暗い場所での画質が87%向上するとアップルは話している。超広角カメラと焦点距離65ミリ、工学ズーム5倍の望遠カメラも備える。

ナイトモードがフロントのTrueDepthカメラと超広角カメラでも使えるようになり、タイムラプスをナイトモードにすれば、より鮮明な動画が撮影できる。iPhoneを三脚に固定すれば、光の軌跡や露光の変化もさらに滑らかに撮れる。

Deep Fusionも高速化され、スマートHDR 3の画像はより実際に近いものみなるとアップルは説明している。

画像クレジット:Apple

動画は最大60fpsのDolby Vision対応HDRの撮影が可能となり、安定度が増した。4K Dolby Visionの動画は、AirPlayで共有できる。

その上、新たにLiDARスキャナーが搭載された。AR(拡張現実)に対応するための機能だ。

これは、暗い場所でも6倍速くなったオートフォーカスとの組み合わせで、より高速でリアルなARを提供するも。これを使うことで、Snapchat(スナップチャット)のフィルターのような、おもしろいアプリやアプリ内体験が現れる可能性がある(特に解説はなかったが、デモの中でSnapchatがちらりと見えた)。

もうひとつ、この新型iPhoneの消費者にとってうれしい機能は、MagSafe(マグセーフ)だろう。これは、無線充電を可能にするものであり、同時に、磁石でくっ付くアクセサリーを使えるようにするものだ。新しいアップルのMagSafe対応iPhoneレザーウォレットなどがそれにあたる。米国時間10月16日にはMagSafe充電器、iPhone 12 Pro用シリコンケースとクリアケースのセットが発売される。Leather Caseの発売は米国時間12月6日。MagSafe Duo ChargerとLeather Sleeveが、その後に発売が開始される。

画像クレジット:Apple

iPhone 12 Proの米国での予約は、米国太平洋夏時間で10月16日金曜日午前5時から受付が開始される。米国での販売は米国時間10月23日より。iPhone 12 Pro Maxの予約受付は米国太平洋夏時間11月6日午前5時から。米国での販売は米国時間11月13日からとなる(日本ではPro、Pro Maxともに10月16日午後9時から予約開始)。

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カテゴリー: ハードウェア
タグ: AppleApple iPhone EventMagSafeiPhone

画像クレジット:Apple
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(翻訳:金井哲夫)

ライブ配信を見逃した人のためのアップル新iPhone発表イベントまとめ、iPhone 12シリーズ、HomePod mini、MagSafe復活

9月のイベントから1カ月弱でApple(アップル)はまたビッグイベントを開催した。誰もが今度こそは新しいiPhoneが登場すると期待していたはずだ。期待は裏切られず、アップルはiPhone 12を4モデル発表した。また新しいHomePod miniもリリースされた。

イベントをライブで見なかった読者のために発表の内容を簡単にまとめておこう(詳しくは私たちの個別記事を参照)。

HomePod Mini

画像クレジット:Apple

アップルは新しいHomePod Miniの紹介からイベントをスタートさせた。名前のとおりこれはHomePodスマートスピーカーのミニ版だ。

Home Pod miniの狙いは、消費者に複数買わせて家のあちこちに配置してもらうことのようだ。アップルはまずSiriのスマートホーム機能の説明から始め、続けてインターコムという新機能を紹介した。ユーザーは他のHomePodをはじめiPhone、Apple Watch、CarPlayからHome Podに音声メッセージを送ることができる。また1部屋にHome Podを2台置けば、自動的にステレオ再生が設定されるとという。

HomePod Miniは日本では1万800円(税別)、カラーバリエーションは標準サイズのHome Podと同じく、ホワイトとスペースグレーの2種類だ。予約受付は11月6日から開始され、出荷は11月16日からスタートする。

iPhone 12シリーズ4モデル

iPhone 12シリーズ(画像クレジット:Apple)

アップルは新しいiPhoneを1種類のみならず4モデルも発表した

機種が多くなり、製品構成がややわかりにくくなったかもしれない。アップルがイベントで発表したiPhoneは、12 Mini(7万4800円〜)、12(8万5800円〜)、12 Pro(10万6800円~)、12 Pro Max(11万7800円〜)の4モデルだ(いずれも日本での価格、税別)。どのモデルも驚くほどではないが少しずつ改善され、少しずつ大きくなり、少しずつ価格が高くなっている。簡単に各モデルを比較してみよう。

セールスポイントはすべてのモデルで5G接続をサポートする点であり、それに加えてディスプレイも改良された。カメラは超広角がサポートされ、広角に夜間モードが追加された。筐体のデザインは、以前のiPhone 4、5を思わせるフラットな側面となっている。

iPhone 12 Miniのディスプレイは5.4インチ、12は6.1インチ、12 Proは12と同サイズの6.1インチだが、筐体がステンレス製となる(他のモデルはアルミ製)。またカメラアレイに12メガピクセルの望遠カメラが搭載される。12 Pro Maxは6.7インチの大型ディスプレイとLiDARセンサーを備える。これにより低照度状態でも高速で精密にフォーカスを合わせることが可能となり、また室内を3Dスキャンすることができるという。

新しいiPhoneのディスプレイにはCorningと提携して開発されたCeramic Shieldテクノロジーが使われている。アップルによれば、従来のモデルと比べて4倍の落下耐久性があるという。iPhone 12、12 Miniのカラーバリエーションはブルー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラックの5色だ。一方、12 Pro、12 Pro Maxはブルー、ゴールド、ブラック、ホワイトとなっている。

IPhone 12の全モデルはアップル製のA14 Bionicを搭載する。これは2020年8月に発表されたiPad Airと同じチップだ。

iPhone 12、12 mini、12 Pro各モデルとも予約受付が開始されているが、Pro Maxの予約は11月6日からとなる。また、アップルは価格を下げてiPhone 11の販売を続けると発表している(詳細はアップルサイトを参照)。

MagSafe

iPhone 12 Proシリコーンケース、MagSafeレザーウォレット(画像クレジット:Apple)

MagSafeが復活した。少なくともこの名前は復活した。

以前のMacノートの充電システムから名前を借りたものだが、iPhoneのMagSafeは無線充電器にiPhoneを載せると、自動的に最適な位置に密着する。これはMagSafe対応のiPhoneケース、クレジットカードホルダーなども同様だ。

MagSafe Duoは折りたたみ式でiPhoneとApple Watchを同時に充電できる。またBelkinなどのサードパーティがMagSafe対応の製品を準備中だと発表された。

MagSafe Duo Charger(画像クレジット:Apple)

充電アダプター、イヤフォンは同梱されず

しばらく前から噂として出ていたが、公式に確認された。アップルは今後イヤフォン、充電アダプターを同梱しない。同社は理由として環境に対する負荷を挙げているが、同時に、互換性ある充電器などが市場に「無数に出ている」とも述べている。ただし新しいiPhoneにはUSB-CとLightningの変換ケーブルは同梱される。

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画像クレジット:Apple
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滑川海彦@Facebook

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

Apple(アップル)は10月14日、スマートスピーカー新製品「HomePod mini」を発表した。価格は税抜1万800円。発売は11月6日予定。本体色はホワイトとスペースグレイの2色。

HomePod miniは、音声アシスタントSiriを搭載するHomePodファミリーの新製品。高さ84.3×幅97.9mmの球形デザインを採用しており、重量は345gとなっている。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

コンパクトなデザインながら、Apple設計のフルレンジドライバーを内蔵しており、ネオジム磁石と一対のフォースキャンセリングパッシブラジエーターを備え、深い低音域とクリアな高音域を実現するという。

さらに、Appleが設計したアコースティックウェーブガイドにより、音の流れをスピーカーの底部に導き、底部から音を響かせることで、360度の臨場感あふれるオーディオを楽しめるようにしている。またこれにより、HomePod miniを部屋のどこに置いても一貫したサウンドを聴けるそうだ。

大音量のサウンドを実現するために、Apple S5チップを搭載。再生する音楽の特性を解析し、複雑なチューニングモデルを適用して音量を最適化し、ダイナミックレンジの調整を行い、そしてドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムで制御する。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

また「Hey Siri」という呼びかけを3つのマイクアレイでを聞き取り、4つ目の内向きのマイクがスピーカーからの音を分離することで、音楽再生時の音声検出を向上させた。

このほか、複数のHomePod miniを同期させることで、音楽やPodcastを複数の部屋にストリーミング可能。ひとつの部屋に2台のHomePod miniを置くと、ステレオペアとして音声コンテンツを再生できるようになる。

HomePod miniは、インターコム機能もサポート。家に2台以上のHomePodシリーズを置くと、同機能機能を使って家族同士で声のやり取りが行える。Siriに話しかけるだけで、メッセージが家中に、または部屋ごとに届けることができる。Siriへの音声コマンドだけで、消灯・室温の調整・ドアの施錠など、スマートホームアクセサリーとの連携も行える。

アップルがスマートスピーカー新製品「HomePod mini」を11月6日発売

カテゴリー: ハードウェア
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10月14日午前2時からのアップルスペシャルイベントはこちらから視聴可能

Beatsも5400円の安価な新Blutoothイヤフォンを発表、オンラインストアで予約受付開始

Apple(アップル)は、米国時間10月13日に開催したiPhoneイベントで発表するものが明らかに多かった。これは、いつものようにアップル傘下のBeatsラインナップが少しも光を当ててもらえないことを意味する。アップルはどちらかというと、自社のオーディオ商品にかなりフォーカスしている。しかし本日のBeatsは発表するものがあった。

アップルの商品とは対照的に、新しいBeatsは価格にフォーカスしている。50ドル(日本販売価格は5400円)のBeats Flexは、BeatsXという似たような名前の前モデルの発売時価格のおおよそ3分の1だ。もちろん、これは当然のことだろう。ここ数年、ワイヤレスイヤフォンの価格設定は下がってきており、Beatsは100ドル(約1万500円)をかなり下回るスペースの開拓を試みている。

このヘッドフォンはくびきのような形状で、使わないときは首回りに垂らしておくことができる。マグネティック構造になっており、イヤーバッドをマグネットでくっつけると音楽は止まる。ユーザーがイヤフォンを耳から話した時に再生を止めるために、高額なモデルが使っているアンビエントセンサーとは異なるアプローチだ。

新しいアコースティックドライバーと、BeatsXのものより改善されたマイクのおかげで音質は向上している。バッテリーもかなりアップグレードし、12時間再生できる。つまり日中、充電ケースを持ち歩かなくてもいい。1つ良いニュースがある。Beats Flexには充電ケースがない。また、USB-Cポートを搭載しているので急速充電ができる。10分間の充電で1時間半の再生が可能だ。

Beats Flexは本日から予約受付が始まり、カラーは4色から選べる。

【編集部注】日本のアップル公式オンラインストアでも注文可能、配送日は最短で10月21日となっている。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:AppleBeatsイヤフォン

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(翻訳:Mizoguchi

iPhoneイベント開催中にアップル株は下落、ベライゾン株は急上昇

米国時間10月13日、Apple(アップル)はいくつかの新しいハードウェアを発表した。主な内容は、約1万円のSiri内蔵スマートスピーカーのHomePod mini、5G対応のiPhone 12シリーズ、MagSafeの復活、環境保護をうたったいくつかのコスト削減などだ。

おそらく通信業界の投資家が今回のバーチャルキーノートを注視している中で、アップルはプレゼンテーションの一部にVerizon(ベライゾン)のCEOを務めるHans Vestberg(ハンス・ヴェストバーグ)を連れ出した。ベライゾンはTechCrunchの親会社だ。

市場の反応

アップルの株価はイベント前は上げ下げを繰り返していたが、イベント前の午前中の取引で何とか横ばいに持ち直した。イベントが始まると株価は少し上昇したが、進行するにつれて下落し、イベント終了後には少し持ち直した。アップルの株主にとっては、この件について詳しくあまり書く価値はないだろう。

今回のイベントはベライゾン大きな影響を与えたようだ。ベライゾンがこのイベントに参加した時点の株価を確認してほしい。ベライゾンの株価の動きは、この種のイベントで我々が望む反応だ。イベントに登壇した会社が株価が大幅に上昇するほど注目すべきことが発表されたということだ。

最近のアップルのイベントは事前にリークされることが多いので、アップルの株価があまり動かないのは当たり前なのかもしれない。

アップルとは対照的に、ベライゾンの発表内容は驚きだった。The Vergeの言葉を借りれば、ベライゾンは「全米5Gネットワークを発表」したのだ。投資家はこのニュースを好感したが、その後にベライゾン株は少し下がって売られた。

Apple iPhone Event

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、Verizon、iPhone、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

アップルが7万4800円からのiPhone 12シリーズ、10万6800円からのiPhone 12 Proシリーズ発表

アップルが7万4800円からのiPhone 12シリーズ、10万6800円からのiPhone 12 Proシリーズ発表

Apple(アップル)は米国時間10月13日、スペシャルイベントを開催。5G対応のiPhone 12シリーズ、iPhone 12 Proシリーズを発表した。iPhone 12シリーズの価格は税抜7万4800円から、iPhone 12 Proシリーズは税抜10万6800円から。予約注文開始は、iPhone 12とiPhone 12 Proが10月16日午後9時から、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは11月6日からとなっている。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

iPhone 12シリーズは、6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」を用意。iPhone 12の価格は税抜8万5800円から、iPhone 12 miniは税抜7万4800円から。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

iPhone 12シリーズは、OLED(有機EL)のSuper Retina XDRディスプレイを採用。最大解像度については、iPhone 12が1170×2532ピクセル(460ppi)、iPhone 12 miniは1080×2340ピクセル(476ppi)で、それぞれコントラスト比200万:1、最大輝度625nit(標準)、最大輝度1200nit(HDR)となっている。

またiPhone 12シリーズは、iPhone 11と比較し11%薄型化、15%小型化、16%軽量化も実現。iPhone 12は、サイズ:幅71.5×高さ146.7×奥行7.4mm、重量:162gとなった。iPhone 12 miniは、サイズ:幅64.2×高さ131.5×奥行7.4mm/重量133gとなっている。

ディスプレイのカバーガラスとして、コーニングの協力のもと新たなガラス素材Ceramic Shieldを開発。カバーガラスとアルミニウムボディのエッジを同じ高さにしたことで、耐落下性能が4倍向上した。

プロセッサー(SoC)は、10.9インチ「iPad Air」と同じく5nmプロセス製造のApple A14 Bionicチップを採用。内蔵の4コアGPUによる画質向上、16コアのNeural Engineによる機械学習の高速化が行われている。ストレージは64/128/256GB。

また背面カメラとして、絞り値f1.6の広角カメラと、絞り値f2.4/視野120度の超広角カメラを搭載しており、超広角カメラでもナイトモードが利用可能となった。写真に写っている被写体をA14 BionicのNeural Engineによる機械学習で識別し、必要に応じてシャープネス、色、ホワイトバランスを調整するスマートHDR3もサポートしている。

6.1インチ「iPhone 12」、5.4インチ「iPhone 12 mini」

動画撮影では、背面カメラ・前面カメラ(TrueDepthカメラ)とも、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)が可能。

このほか、防水性能はIP68(最大水深6mで最大30分間)に対応した。

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6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

iPhone 12 Proシリーズでは、6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」が登場。iPhone 12 Pro Maxの価格は税抜11万7800円から、iPhone 12 Proは税抜10万6800円からだ。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

SoCとしては、Apple A14 Bionicチップをそれぞれ採用。ストレージは128/256/512GB。最大解像度は、iPhone 12 Pro Maxが1284×2778ピクセル(458ppi)、iPhone 12 Proは1170×2532ピクセル(460ppi)。

背面カメラとして、絞り値f1.6の広角カメラ、絞り値f2.4/視野120度の超広角カメラ、絞り値f2.0の望遠カメラを搭載。また、広角および超広角カメラではLiDARスキャナー活用ナイトモードポートレートをサポート。LiDARスキャナーは、物体に向かって照射した不可視光線がレシーバーに返ってくるまでの時間を計ることで、絶対深度(距離など)を計測するというもの。これをナイトモードで活用することで、暗所でのオートフォーカスが最大6倍高速化した。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

iPhone 12 Pro Maxでは、広角カメラ向けにセンサーシフト手ぶれ補正を採用。デジタル一眼レフカメラ同様に、センサーだけを動かすことで精密な手ぶれ補正を行える。

動画撮影では、背面カメラ・前面カメラ(TrueDepthカメラ)とも、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大30fps)が可能。

このほか、防水性能はIP68(最大水深6mで最大30分間)に対応した。

6.7インチ「iPhone 12 Pro Max」、6.1インチ「iPhone 12 Pro」

カテゴリー: ハードウェア
タグ: Apple / アップルApple iPhone EventiPhone

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今後iPhoneにイヤフォンや電源アダプターはついてこない

壊れたイヤホンや余分な電源アダブターでいっぱいの引き出しは、新しいiPhone 12を買うことにすればこれ以上ひどくならないだろう。Apple(アップル)は再強化した環境フットプリント削減への取り組みの一環として、今後この種の部品を製品パッケージに含めなくなる。

米国時間10月13日に開催されたiPhoneイベントで、アップルのLisa Jackson(リサ・ジャクソン)氏は2030年までに全世界で「温暖化ガス排出量ネットゼロ」を目指していることを説明した。これは、製造、組み立てから梱包、デバイスのリサイクルまですべてをカーボンニュートラルにするという意味だ。これを達成するためには、ソーラー発電の利用や運用効率化を進めることはもちろん、ムダを省くことが必要となる。

そのために同社は、iPhoneの初期から見慣れたあの白いイヤホンと電源ケーブルをつなぐための標準電源アダプターを付属品から取り除く。

「Lightningイヤフォンはすでに7億個出回っていて、多くのユーザーがワイヤレス充電に移行しています」とジャクソン氏は説明。「さらに世界には20億個のアップル製電源アダプターがあり、それ以外にサードパーティのアダプターが数十億個あります」と続けた。

幸いなことに、電源ケーブルはついてくる。標準のUSB-C-Lightningケーブルで古い電源アダプターやノートパソコンに繋げられる。

その結果は箱の中身が減っただけではなく、箱そのものが小さくなり、パレットにこれまでより多くの製品を積めるようになる。大した効果ではないと思うかもしれない。「箱を小さくして世界を救うって、それ本当?」 しかしAppleほどの規模になると、1回の出荷に1.5倍積めることは何千もの運送便を減らせることを意味している。これはAppleによると、年間45万台の自動車を減らすことに相当するという。

Appleは、完璧ですばらしい端末を不必要かと思われる毎年のサイクルで作り続けていることや、ヘッドホンジャック廃止などの選択によって何百万ものアクセサリーを無用にしていることについては言及しなかったが、それは当然のことだ。彼らは問題に一役買っているかもしれないが、それは他の主要家電メーカーすべてに言えることであり、少なくともAppleは帳尻を合わせる努力をしている。

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Apple iPhone Event

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、iPhone、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルが「MagSafe」でアクセサリーとワイヤレス充電器の新エコシステムを構築

Apple(アップル)はiPhone 12を発表したが、その背面にはいくつかの新機能が隠されていた。磁石の力でアクセサリーをiPhoneにピタッとつけられる。同社はこの磁石システムを利用した新しいアクセサリーを発売し、新しいケースやワイヤレス充電器にカードホルダーがある。

本体の背面には何層もの仕掛けが重なっていて、磁力計、銅グラファイトシールド、シールドが2つ、複数の層の磁石、NFCアンテナなどが入っている。

しかしアップルは磁石をつけるためだけに磁石を内蔵したのではない。これによってアクセサリーのまったく新しいエコシステムが築かれ、そこにはアップルブランドのアクセサリーもある。

同社は2種類のワイヤレス充電器を発売する。同社がワイヤレス充電器を発表するのはこれが二度目だ。前回発売予定だったAirPower充電器ではなんらかの製造問題に見舞われ、開発が頓挫した。

新しいMagSafe充電器はiPhoneに磁力でくっつくシンプルなワイヤレス充電器だ。MagSafeデュアル充電器はiPhoneとApple Watchを同時に充電可能なうえ、折り畳めるので持ち歩くのに便利だ。

新しいiPhone 12用ケースは背面にピタッとつく。アップルはMagSafeを使ったシリコン、クリア、レザーのケースを販売する。磁力でくっつくので画面の縁を覆う必要がない。

ケースをつけたままでワイヤレス充電やほかのMagSafeアクセサリーを使うこともできる。例えばアップル純正カードホルダーは別のケースを買うことなく本体の後ろにカードを収納できる。

サードパーティのアクセサリーメーカーはすでにMagSafeアクセサリーに取り掛かっている。Belkin(ベルキン)はカーマウントとマルチ充電ドックを近々発売する予定だ。

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Apple iPhone Event

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、MagSafe、Apple iPhone Event

画像クレジット:Apple

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルが約1万円のHomePod miniを発表

米国時間10月13日、iPhoneのハードウェアイベントが開催され、アップルは99ドル(約1万円)のHomePod miniを発表した。

11月6日に予約受け付けが始まり、11月16日の週に出荷を開始する。本体色はホワイトとスペースグレイの2色となる。

HomePod miniは、その大きな親戚であるMac Proのゴミ箱のようなデザインを捨てて、メッシュの布で覆われた、より球体のような形をしている。ユーザーがSiriを呼び出したり、音量を調整したりできるオンボードスクリーンを搭載しており、他社のスマートデバイスよりも面白いビジュアルを提供している。また、Apple S5チップが搭載されており、HomePod miniの「計算されたオーディオ」を実現するのに役立っていると同社は述べている。

オリジナルのHomePodと同様に、ユーザーは2台のHomePod miniをステレオペアにすることが可能だ。

HomePod miniは、明らかに幅広い新規ユーザーに向けた製品だ。初代HomePodはオーディオファンに感動を与えたが、その高い価格は、新しいスマートスピーカーを探している新しいユーザーにとっては参入障壁が高いものとなっていた。「スマートスピーカー」という呼称を複雑にしているのは、SiriがAmazon AlexaとGoogleアシスタントの両方の知能に数年遅れており、完全なスマートホームエコシステムを導入したいと考えているユーザーにとっては、より妥協の余地のある選択肢となっている。

Apple iPhone Event

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、HomePod mini

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

iPhone 12とHomePod miniの画像が流出

驚くのが好きな人はこの記事を読まないほうがいいかもしれない。しかし、すでに見出しを読んで最初の画像を見ているはずなので手遅れかも?この記事を呼んだとしても、今回のイベントでのサプライズはいくつか残っているだろう。我々がいま持っているのは、今回のアップルのビックイベント「Hi Speed」の画像のみだ。しかし、今回のイベントでiPhone 12とHomePod Miniが登場することは、長年のスマートフォンのリーカーのEvan Blass(エヴァン・ブラス)氏が公開した画像で確認できる。

そこに添付されている情報は多くはない。しかし、これまでの噂やリークのおかげで、我々は今回のイベントでも十分な事前情報を得ている。真正面と背面のレンダリング画像から見る限り、アップルがここ数年採用しているノッチは依然として前面上部の中心にあり、側面はiPad Proのソリッドなデザインに似ているようだ。

ラインアップはやはり、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの4つバージョンはすべて存在するようだ。価格は699ドル〜1,99ドルの範囲になると予想される。一方、画面サイズは5.4〜6.7インチで、iPhone 12とiPhone 12 Proは6.1インチとなる。iPhone ProとiPhone Pro Maxは3つのカメラ、iPhone 12とiPhone 12 miniは2つのカメラを背面に搭載する。また、iPhone ProとiPhone Pro Maxには、今年初めにiPad Proに加わったLiDARセンサーも搭載されているようだ。

本体色は、黒、白、ネイビーブルーがあり、低価格モデルにはミントグリーン、PRODUCT(RED)バージョン、高価格モデルにはゴールドとグラファイトが用意されるようだ。

新型HomePod miniの概要も判明した。アップルはプレミアムなスマートスピーカーであるHomePodで素晴らしいサウンドを提供してきたが、3万6000円のSiri内蔵スマートスピーカーシステムは多くの人にとって価格が高くて手が出せなかった。99ドル(約1万500円)と噂されているHomePod miniは、HomeKit Hubを家庭に導入するためのより身近な手段を提供してくれるだろう。しかし、Google(グーグル)やAmazon(アマゾン)のスピーカーのミニバージョンのように、サイズと価格のために音質面でトレードオフはかなり高いようだ。

HomePod miniは新しいEchoのように球形で、標準的なHomePodと同様のメッシュスピーカーグリルを備えている。また、カラフルなSiriアイコンが上部で点灯するほか、音量ボタンもある。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Apple、iPhone、HomePod、Apple iPhone Event

画像クレジット:Evan Blass

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(翻訳:TechCrunch Japan)

10月14日午前2時からのアップルイベントで発表されるモノ

まず、新型iPhoneの発表は当然だ。同社は新型コロナウイルスの感染拡大の影響による生産の遅れを理由に、先月のApple Watchのイベントでは新しいモバイルデバイスを披露しなかった。また、今回もイベントはすべて録画のバーチャルイベントになるだろう。世界中から報道関係者などを呼び寄せて開催するこれまでのイベントで実現できなかったが、飛行機での移動が制限されている現在、アップルは新製品の発表イベントを複数に分割して容易に開催できるようになった。

だからといって、単なるiPhoneの発表イベントにはならないだろう。アップルがより小規模なイベントを開催する可能性は残っているが、今回のイベントはクリスマス前に開催する最後の大型イベントになるはずだ。

イベントの主役がiPhone 12であることは間違いない。同社はAndroidのライバルに比べて、5Gを搭載したデバイスについてはやや出遅れている。例えば、サムスンは5G対応端末をすでに複数台ラインアップしているほどだ。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、5Gは予想されていたよりも展開が遅い。だからある意味、アップルはいいタイミングで5G端末を発表できる。米国では、ミリ波(mmWave)とサブ6GHz帯の5G技術の両方を提供すると言われている。もちろん、世界各国で販売されるiPhone 12シリーズは、特定の市場のニーズによって異なる場合がある。

iPhone 12シリーズには、さまざまなモデルが用意されているという噂だ。結局のところ、アップルのような企業がプレミアムデバイスだけを提供して、それで終わりにできる時代は終わった。ハイエンド端末の売り上げは、新型コロナウイルスが登場してスマートフォンの売り上げが一時的に大きく落ち込む前から、すでに底を打っていた。ユーザーは、いま持っているスマートフォンが問題なく機能している限り、1000ドルを超える新しい端末の購入にうんざりしているのだ。

具体的には、4つのサイズが発表されるだろう。6.1インチと6.7インチのハイエンドデバイスと、6.1インチと5.4インチの低価格デバイスだ。価格帯はかなり広く、iPhone 12 miniの699ドル、iPhone 12の799ドル、iPhone 12 Proの999ドル、iPhone 12 Pro Maxの1099ドルのラインアップになりそうだ。Apple Watchのラインアップが拡大されたことに加えて、アップルは今回、iPhoneにもあらゆる選択肢を用意している。

これまでの報道をまとめると、同社はすべてのモデルに有機ELディスプレイを導入する予定だ。液晶パネルを採用していた時代からすると大きな変化だろう。またこれらの新モデルは、歓迎すべきデザイン変更がある。iPhone 5に沿ったデザインに戻ると報じられている。具体的には、丸みを帯びたエッジ部分は削られ、iPad Proのようなフラットなデザインが採用される見込みだ。

そのほかの興味深い追加機能としては、過去のMacBookシリーズに採用されていたMagSafeの名称が、純正ワイヤレス充電パッドで復活することが挙げられる。この充電パッドは、失敗に終わったAirPowerの記憶を消し去ることになるだろう。1〜2台のデバイスで利用でき、iPhone 12シリーズが背面に内蔵する磁石を利用して適切な位置に取り付けられるようだ。

音楽関連事業は常にアップルの要となっているが、同社は長い間オーディオ製品のアップデートが遅れていた。今回、待望のオーバーイヤーヘッドフォンAirPods Studioが登場するかもしれない。モデルには2つのバリエーションが用意されており、注目ポイントはその素材だ。また、スマートスピーカーの小型版も開発中かもしれない。HomePodは長い間、多くの人にとって高価格すぎて手が出なかったため、廉価な小型版なら人気が出るかもしれない。

さらに長らく噂されてきたものの、何度も発表が延期されてきた忘れ物防止タグのAirTagsもついに登場するかもしれない。Apple TVについても同じことが言える。同社のApple TV+のサブスクリプションサービスがもうすぐ1周年を迎えるので、ハードウェアのアップデートがあってもおかしくはない。なお、Apple Siliconを搭載した新しいMacの登場も期待したいところだが、同社はこのMacのために2020年内にもう1つのイベントを計画しているようだ。

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タグ:Apple、iPhone、Apple iPhone Event

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(翻訳:TechCrunch Japan)

10月14日午前2時からのアップルスペシャルイベントはこちらから視聴可能

Apple(アップル)は米国時間10月13日、iPhoneの新モデルを発表することになっている。同社は米国太平洋夏時間午前10時(日本時間10月14日午前2時)にバーチャルキーノートを開催する。同社がライブストリーミング配信するので、このページからイベントを視聴可能だ。

噂では、iPhone 12には4モデルが存在すると伝えられている。5.4 インチのディスプレイを備えたiPhone 12 mini、6.1インチのiPhone 12とiPhone 12 Pro、6.7インチのiPhone 12 Pro Maxだと言われている。

もちろん、5Gネットワーク機能を搭載したモデルも予想される。同社は、5Gが4Gよりも高速である理由を説明するのに時間を費やしそうだが、多くのキャリアがまだいくつかのテスト都市を超えて5Gネットワークを展開していないことを留意しておく必要があるだろう。

しかし、おそらくそれがすべてではないはずだ。アップルは、ワイヤレス充電パッドを発表する確率が高い。今回は開発中止となったAirPowerではなく、MagPowerという製品になるだろう。また、同社はこのアクセサリーのコネクター部分の名称としてMagSafeという名前を復活させるかもしれない

オーディオ新製品として、多くの人が同社がオーバーイヤー型のヘッドフォンを開発していると考えている。これは、AirPodsのラインアップが充実するだろう。さらに、より小型で安価なHomePodを発売するという情報もある。

アップルはYouTubeでカンファレンスの様子をストリーミング配信するので、前述したようにこのページで直接ライブストリームを視聴できる。

なお、Apple TVを持っているなら、App Storeで「Apple Events」アプリをダウンロード・視聴可能だ。Apple TVであれば、今回のイベントのストリーミング視聴はもちろん、過去のイベントの再視聴しも可能だ。アプリのアイコンは数日前にイベントのために更新されました。

Apple TVを持っておらず、YouTubeを使いたくない場合は、同社のウェブサイト上のApple Eventsセクションからイベントをウェブブラウザー経由でライブストリーミングすることも可能だ。このビデオフィードは現在、Safari、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxといった主要なブラウザーのすべてで動作する。

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画像クレジット:David Paul Morris / Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)