ホワイトハウスはかねてから、テクノロジーを利用して政府の機能を改善することに熱心だった(現在のその方面のリーダーはCIO(Chief Information Officer)のTony Scottだ)。彼らは、コード(コンピューターのプログラム)が政府諸機関の役に立ち、害をもたらさないことと、合衆国政府が民間企業と同じように効率的にテクノロジーを利用できることを、望んでいる。
ポリシーの全文はここにある。これは Tony Scottが合衆国政府内の全省庁のトップに宛てて書いた長い々々メモだ。メモは、おもしろい読み物であると同時に、この新しいポリシーの技術的な側面についても検討している(たとえば、ある政府機関で、コードの20%を公開すると国のセキュリティにリスクを招くような場合は、どうすべきか?)。
Comeyは今週(10/4-10)行われた議会の公聴会で、ホワイトハウスは法執行機関の職員が暗号化データにアクセスするためのバックドアを企業に強制しない、と述べて、政権による本案件の取り下げを示唆した。しかし土曜日(米国時間10/10)のThe New York Timesの記事は、ホワイトハウスがさらに明確な姿勢を示す、と報じた。それによると、テク企業は引き続き法執行機関に協力しなければならないが、しかしその際、自分たちのプロダクトのセキュリティを貶めることは要求されない、という政権の決定になるようだ。
もちろん、RubyとPythonのどちらが良いのかなどという議論に加わるのはまだ当分先のことになるだろう。今回は、子供たちにプログラミングへの関心を持ってもらうためのイベントであるHour Of Codeの一環として、大統領自らもプログラミングをしてみたというわけだ。書いたのはJavascriptを使ったプログラムだ。