FoursquareがGoogleに対抗してリストの検索機能を新たに導入、もっと早くからあるべきでは?

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Google Mapsが、場所にスターをつけたりするための、複数種類のリスト作成機能を準備している。対抗してFoursquareは、そのリスト機能をもっと便利にしようとしている。同社の今朝(米国時間1/13)の発表によると、リストを検索する機能が新たに加わるらしい。

考えてみれば、この便利な場所発見アプリに、ユーザーが集めた情報に対する検索機能が今までなかったこと自体が驚きだ。でも昔から、Foursquareの考えることはいつも謎めいている。アプリを分割してシティガイドとソーシャルネットワークに分けるなんて、謎の最たるものだ。

そのよく分からない決断は、分割後のソーシャルアプリSwarmにとって吉(きち)とは出なかった。アプリのトップチャートをどんどん落ち続け、今ではiTunesの「ソーシャルネットワーキング」カテゴリーで280位、Google Playでは330位だ。

それでも、Foursquareのメインのアプリは健在で、App StoreでもGoogle Playでも「食べ物と飲み物」カテゴリーでトップ50に入っている。新たにリスト検索機能が加われば、場所探しお店探しがもっと便利になるだろう。

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同社によると、ユーザーの地域のベスト店のリストの検索ができるようになる。リストは企業作でも個人作でもどちらでもよい。タコス店だけ、のように、対象を絞りすぎたベスト店リストでもよい。逆に、“どこそこでいちばんおいしい店”、のように漠然としたリストでもよい。

この機能の立ち上げ時に選べる企業作のリストは、Bon Appetit, PureWowなどだ。Foursquare自身が作ったリストもある。それらは、州別のベストピザ店全米新開店レストランのベストカクテルバーのベスト50、などなどだ。

この機能はモバイルアプリの[list]タブをタップし、キーワードやブランド名などを入力して検索を開始する。

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あなたはFoursquareを誤解している。 あれはcomScoreであってInstagramではない

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Foursquareは消費者向けソーシャルアプリの会社ではない。データ企業だ。そして、会社自身がそれを認めて再評価したおかげで、追加の資金を調達し走り続けることができた。今日(米国時間2/4)ロサンゼルスで行われたUpfront Summitで、Foursqureの主要投資家であるUnion Square VenturesのFred Wilsonは、同スタートアップを支持しつつ、この会社がどう変わったについて人々に理解させようとした。

「Instagramというよりも、comScoreのようなものだと考えてほしい」とWilsonは強調した。

要するにFoursquareは、comScoreがウェブトラフィックのデータプロバーダーであるように、現実世界のデータプロバイダーだ。現実世界のおすすめスポットや来客のトレンド、位置ベースの広告ターゲティング・測定値等の信頼あるデータを企業に提供している。

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消費者に関して競争力を失ったFoursquareにとってこれは決定的に重要だ。位置情報はFacebook投稿やInstagramやツイートに簡単に埋め込まれるようになり、それ自身を投稿するものではなくなった。

そして2014年、Foursquareはアプリを2つに分け、チェックインから地域情報を分離してSwarmを作った。Foursquareは、メイヤー制度等の最人気機能を廃止したが、後に復活させた。そして、忠誠心の強いなユーザーの中には、今までできたことをするために2つ目のアプリをダウンロードしろと言われたことを、ないがしろにされたように感じた人たちもいた。

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しかし、それはFoursqureの消費者ユーザーを増やす上ではマイナスだったかもしれないが、必要なデータを生成するための既存データと忠実な会員はまだ十分に持っていた。

Fortune誌のDan Primackとの対談でWilsonは、なぜそれが重要かを説明した。

Foursqureはデータ会社になった。彼らには人気のモバイルアプリが2つあり…世界中で毎月1000万人以上が使っている。しかしビジネスの本質は、このITプラットフォームで作られたデータ、ユーザーデータ、および、ユーザーたちが作成・編集した現場データを集め、フリーミアムAPIとしてデベロッパーに提供することだ。多くの大企業がそのAPIに多くの金額を支払っている。会社には他にも山ほどのデータ製品がある。代表サンプルを得るために、5億人にデータを提供してもらう必要はない。

それでも、Foursquareは認識の調整に失敗し、同社のソーシャルアプリが遍在し直接収益化できるという発想で資金を調達することができなかった。幹部らは逃げだした。

しかしWilsonはスタートアップに道理を言い聞かせようとした。「われわれは何年も前から、資金を調達できない理由は自分たちを正しく評価しなかったからだと、この会社に言ってきた。ようやく、自身を正当に評価するよう説得することに成功し、彼らは直ちに5000万ドルを調達した」。

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先月発表されたこのシリーズEラウンドは、Union Square Ventureがリードし、Foursqureの評価額は以前の6.5億ドルからおよそ半分に下がったと報じられている。残念かもしれないが、蒸発するよりはよい。

その現金は壊れかけた会社に新たな命を吹き込んだ。文化団体やティーンのトレンドへと登りつめることはないだろうが、Foursquareは今後も健全な企業であり続けるだろう。この野望と生まれつきの才能の再調整は、悩めるユニコーン企業が考慮すべき教訓かもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

情報筋:Yahoo、Foursquareを(いよいよ)買収か?!

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YahooはCEOであるMarissa Mayerのもと、モバイル関連ビジネスの再編に余念が無いようだ。そして、そのYahooが、かなり大きな一歩を踏み出しそうだという情報が入ってきている。噂というのは、毎度聞こえてくるFoursquareを巡ってのものだ。ニューヨークに拠点をおくスタートアップで、ローカルサーチを行うFoursquareおよび、チェックインを行うためのSwarmアプリケーションを世に送り出している。Yahooによる買収が噂される「毎度」の相手ではあるのだが、今回は9億ドルという具体的な買収金額まで流れてきている。

いくつかの情報筋から話が流れてくるのだが、「買収は本決まり」というものもある。また「決定間近」というものもある。

但し、Yahoo内部からの情報で「そんな話は全く耳にしていない」というものもあったりする。アメリカの東西を結ぶ規模の大きな憶測に過ぎないのか、それともごく限られた人の間で進行している極秘の話なのかはまだよくわからない。

TechCrunchでは情報入手のために関係者にコンタクトをとっているが、Yahooのスポークスパーソンも、Foursquareの協同ファウンダー兼CEOであるDennis Crowleyもコメントすることは何もないと述べている。

先にも述べた通り、YahooがFoursquareの買収考慮しているという噂が流れるのは初めてのことではない。またMayerは個人的にもFoursquareに興味を示し続けているのだ。Re/codeの前身であるAllThingsDが、YahooによるTumblr買収を報じたときも、記事中でMayerがGoogle時代からTumblrおよびFoursquareの動向に注目し続けていると記している。

そんな中にあって、YahooとFoursquareに関わる噂が盛り上がり続けるのも当然ともいえるわけだ。

聞こえてくる話の中には、Foursquareが他の企業と話を進めているところだというものもある。しかし状況を総合的に判断すれば、相手がYahooであるというのがありそうな話であるように思える。

Foursquareは、今日までに1億6200万ドルの資金を調達している。2014年2月の最新のラウンドでは6億ドル以上の評価額にて、Microsoftより1500万ドルの資金を得ている。この際には、MicrosoftのWindowsやモバイルサービスにおける位置情報関連コンテンツに協力するという話も結ばれている。

しかしFoursquareも外部からの資金の上にあぐらをかいていられるような状況ではない。App Annieのデータによると、昨年アプリケーションを2つに分割して以来、Foursquareアプリケーションは米国App Storeのトラベル部門でトップ25に入っている(ダウンロード数でのランク)ものの、Swarmの方は徐々にポジションを下げ、今ではソーシャルネットワーク部門で146位になってしまっているのだ。そうした状況の中、Foursquareがテックジャイアンとに身売りするのではないかという情報が数多く入ってきている。そうした情報が流れるたびに記事にしたりはしないのだが、今回は複数の情報源が確からしい話だと認めていることから、このようにお伝えしている次第だ。

Yahooの側にもFoursquareを手に入れたい事情がある。中国のAlibaba株を手放すことにより膨大な資金を得たものの、首脳陣の大幅入れ替えなどで社内は騒然とした雰囲気の中にあるらしい。またMayer治世の中、積極的な買収戦略を繰り広げてはいるものの、魅力的なサービスを生み出せずにいるとの批判の声も大きいようだ。こうした中、Yahooとしても大きな一歩を踏み出す必要があるというのが、今回の噂の背景にある。

Forusquareの位置情報APIは、他のアプリケーションを開発する85,000名もの開発者が利用している。Foursquareを手に入れることにより、Yahooは開発者やパブリッシャーとの関係を密にすることもできそうだ。関係を強化すれば、以前買収したアプリケーション分析サービスを提供するFlurryにとってプラスともなるだろう。またネットワークを広げることで、サービスを拡大し、また販売する道も開けてくることとなりそうだ。

FoursquareおよびSwarmは、Tumblrに続いてソーシャル面での大きな資産となる可能性がある。バナー広告や従来型のメディアサービスでは得られなかった利用者層を広げることにもなるのだろう。

(訳注:本記事は英語原文の抄訳となっております。興味のある方は原文記事の方をご覧ください)。

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(翻訳:Maeda, H

Twitter、Foursquareと提携して位置情報付きツイートをサポート


Twitterは、ツイートに位置情報をタグ付けする機能を、Foursquareとの提携によって公式アプリとウェブで提供する。同社は今日(米国時間3/23)、来たるべき新機能をツイートで発表し、iOSで動作する様子を紹介するビデオも公開した。

従来Twitterの位置情報サービスは、ユーザー端末のセンサーに基づいて位置を検知して場所を割り当てていた。これからは、位置情報アイコンを押せば近くの場所の候補リストが出てくるので、特定の店を指定できる。

Twitterは昨年末、正にこれをやるためにFoursquareと提携するという噂があり、当時Business Insiderは、早ければ2015年第1四半期に位置情報サービスが始まると伝えていた。

位置情報に基づくツイートは、Twitterの収益化と広告に関する選択肢を大きく広げると共に、新規ユーザーが自分自身のタイムラインを作る前に、位置情報に応じたツイートを提供してTwitterに慣れてもらうことにも使える。同社はこの機能の詳細をヘルプセンター[ツイートに位置情報を追加する]で紹介している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ついに完全に姿を消した旧来のFoursquare

旧Foursquareがその痕跡を消すこととなった。依然として生き残っていたWindows Phone上でも、ついに新Foursquareにとってかわられることとなったのだ。

今年の夏にFoursquareは、人気のチェックインアプリケーションであったFoursquareを2つのアプリケーションに分割するというアナウンスを行った。すなわちSwarmとFoursquareだ。アナウンスのすぐ後にリリースされたSwarmは、以後、旧Foursquareからチェックイン機能を引き継ぐこととなった。これまでのチェックイン履歴や友だちが訪れた場所なども、こちらのSwarmで管理されることとなった。そしてFoursquareの方はといえば、Yelpと直接的に競合する機能を提供するようになったのだった。これまでに集めたデータに基づいて、近くにあるクールな場所のレコメンドをするアプリケーションとなったのだった。

新しいFoursquareのiOS版とAndroid版は8月にリリースされた。しかしWindows Phone上では、旧版のFoursquareが生き続けてきたのだった。それがついに終わりを迎えた。

つまり、Windows Phone向けにも新しいFoursquareがリリースされたのだ。Windows Phone利用者も、ついにAndroidおよびiOS版の利用者と同じバージョンのアプリケーションが利用できるようになったわけだ。

Foursquareは、また新たなアプリケーションの開発に勤しんでいるが、いずれにせよ昔ながらの青地にチェックマークのあるアイコンは消え去ることとなったわけだ。

これはFoursquareにとって一時代の終わりを意味し、また新しい時代の幕開けを意味するのだろう。これまでのところ、Foursquareのレコメンド機能は好意的に受け入れられているようだ。自らのアクティビティと、そして友人の行動に基づいたレコメンデーションは、確かに有効であると受け入れられているようだ。

Windows Phone版のFoursquareに興味をお持ちの方は、Foursquareのブログ記事をご覧いただくと良いだろう。

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(翻訳:Maeda, H


「レコメンド」サービスとなったFoursquareの今後はどうなる?!

すでによくご存知のことと思うが、Foursquareが全く新しいサービスとして生まれ変わっている。まずはウリであった「チェックイン」の機能をSwarmに分離し、そしてFoursquareを完全に生まれ変わらせたのだ。

新しいFoursquareは、真正面からYelpに挑むものとなった。レストランなどをレコメンドするためのサービスとなっているのだ。人々の評価と、友人たちのレコメンドに基づいて、簡単にディナースポットなどを発見できるようにするというのが目的だ。

この方向転換により、これまでのFoursquareの特徴であった「ゲーミフィケーション」の要素は薄れてしまっている。もちろんSwarmを使うことで、新たなステッカーを入手できるし、またFoursquareでは残したTipsの数に応じて「専門家」であると評価してくれたりはする。

しかし「メイヤー」などの仕組みは消えてしまい、これに対して不満を感じている人も多いようだ。

Foursquareの方針変更は、「Yelpキラー」としての方が大きな市場可能性を持つと判断したことにもよるのだろう。確かにFoursquareには熱心な利用者もいたが、それでも「Yelpキラー」としての潜在マーケットと比べればごく少数に過ぎないと判断されたわけだ。

人気アプリケーションの方針転換というのは、いつでも困難を伴うものだ。しかし今のところ、レコメンドサービスへの方向転換は、概ね好意的に迎えられているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


これが新Foursquareだ―チェックインを分離してローカルスポット推薦サービスに生まれ変わる

「ゲーム化された位置情報共有」というアプローチを5年続けた後で、今日(米国時間8/6)、Foursquareはこれまでで最大のアップデートを行った。では、生まれ変わったFoursquareをご紹介しよう。新アプリはもはや位置情報共有とは無関係だ。FoursquareはYelpに真正面から対抗するローカルスポット推薦エンジンになった。

最近、Foursquareはメインのアプリから位置情報共有機能を切り離すことを発表した。位置情報共有はSwarmというアプリが担当し、Foursquare自身はユーザーごとにカスタマイズされたローカルビジネス、スポットの発見と推薦を担当する。

Swarmがリリースされてからしばらく経ち、それなりにユーザーを集めているが、依然として旧Foursquareを懐かしみ、Swarmを嫌う声も消えない。

しかし、新しいFoursquareはそんな状況を一新するだろう。


ルック&フィール

読者が昔のFoursquareを懐かしむ一人なら、それは忘れた方がいい。もう終わったことだ。新Foursquareは見た目も機能もまったく異なるサービスだ。ロゴもスーパーヒーロー的なFのデザインに変わり、画面はブルーとピンクを基調としている。そして―チェックイン機能は姿を消した。

新アプリをインストールして最初に起動すると、ユーザーはまずいろいろな「好み」を尋ねられる。表示された候補から「ピザ」、「史跡」、「映画館」、「広東料理」など関心のあるキーワードをタップして選択する。トップの検索バーに「寿司」などとキーワードを入力して検索することもできる。「好み」を選択し終わるとメイン・ページに移る。

アプリはユーザーの現在位置を把握し、その付近のスポットを検索する。トップの検索バーの下に横にスライドするバナーがあり、「飲食店、コーヒー、ナイトライフ、買い物」などのセクションが表示される。

いろいろな推薦アイテムを眺めていくと、新Foursquareはユーザーの好みに合わせて高度にカスタマイズされたレストランガイドのような印象を受けるかもしれない。たとえば「ナイトライフ」のタブを開くとナイトクラブからカラオケボックス、居酒屋までいろいろなジャンルの店が表示されるだろう。こうした推薦はユーザーの位置、前に選択した「好み」などをベースにフィルタされている。

候補に示された店をクリックすると地図、住所、電話番号、営業時間などの基本情報が表示される。また旧Foursquareのユーザーのチェックイン情報と、ユーザーが残したTipが写真入りで表示される。画面下部の「Tipを残す」をタップすれば新たにコメントを書き込むことができる。

アプリを開いたときに自動的に表示される推薦に加えて、もちろんユーザー独自の検索も可能だ。 検索結果はデフォールトではリストで表示されるが、画面右上隅のブルーのアイコンをタップすると地図表示になる。この場合、画面下部に横スクロールで個別店の基本情報が表示される。現在表示されている店は地図上で緑色のアイコンで強調表示される。.

SwarmとFoursquare

前述のとおり、チェックイン機能はSwarmアプリに移された。個別スポットの表示画面の右端に「チェックイン」が表示されているが、タップするとSwarmが起動する(インストールしていない場合はインストール画面に飛ぶ)。Swarmのユーザー体験は旧Foursquareに近い。

メインアプリとチェックインの機能を別のアプリに分割するという方向は基本的に正しいと思う。この点について私はプロダクト体験担当副社長のJon Steinbackにインタビューして話を聞いた。

Jon Steinback

「もともとfoursquareが使われる理由は主に2つありました。どちらもニューヨーカーの必要から生まれたものです。まず自分の好みにあった夕食の場所を探す。食べ終わると友だちがいるバーを探す。ところがこの2つの活動というのはそれぞれが独立で、たった2%しかオーバーラップしないことにわれわれは気づきました。『夕食はチリを食べたい。今チリを食べている友だちは近くにいるだろうか?』とは誰も言わないのです」とSteinbackは説明する。

そうであっても、メインの機能を一新してピボットするのはどんなソフトウェア企業にとっても難事業だ。Swarmはユーザーとその友だちのチェックイン履歴というかけがえのない宝物を、いわば泥棒したかたちになった。そういうわけでSwarmを憎むユーザーが多く、AppStoreストアでの評価は1.5と低いままだ。

しかし新アプリのローンチで、SwarmとFoursquareはうまく補完、協調して作動できるようになった。また新アプリが無事にスタートしたので開発チームはSwarmの改良にいままでより時間を割けるはずだ。新Foursquareは基本的に旧アプリをベースにしており、新しいUIを加え、チェックイン機能を外したものだ。それに対してSwarmはゼロからスクラッチで開発された。Steinbackによれば、開発チームは今でもバグや不具合の修正に追われているという。Foursquareファンの熱望するゲーム化も近くSwarmに戻ってくるようだ。

【中略】

今後の展望

Foursquareとしては、これまでのファンを新しいアプリに引き込み、満足スべきユーザー体験を与えていくためにやるべきことは多い。 その過程には多くの困難が伴うだろうが、この改革は避けて通れない道だった。

旧Foursquareはこのところユーザーエンゲージメントの指標が主要ソーシャルメディアの最下位に転落するなど深刻な不振に陥っていた。主要ユースケースを2つのアプリに分離することによって、Foursquareはこの問題を解決すると同時に、Yelpの独占で沈滞ぎみだったローカルビジネスの推薦エンジンという分野に革新を持ち込むという挑戦に打って出たわけだ。

新しいFoursquareは今日、App StoreGoogle Playで公開される。〔日本語版公開ずみ〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook、リアルタイムで位置情報を公開して友達と交流できるNearby Friends機能をスタート―利用はオプトイン

今日(米国時間4/17)、Facebookは新しいオプトンイン機能、Nearby Friendsの提供を開始した。これは友だちがどのくらい離れたところにいるかをリスト形式でリアルタイムに表示する機能だ。そう聞けばすぐにプライバシー上の懸念が思い浮かぶかもしれないが、Nearby Friendsは友だちとオンライン上ではなく実際に会って交流する時間を増やす効果がありそうだ。この機能はiOS版Android版ともにここ数週間かけてまずアメリカで公開される。

Nearby Friendsを開発したのはFacebookが2012年に買収した位置情報共有サービス、GlanceeのAndrea Vaccariのグループだ。このアプリは近くにいる友だちのリストを表示すると同時に、近くに友だちがいることを通知してくれる。またその友だちが正確な位置の情報を公開している場合は、地図上でどこにいるか表示させることができる。

Nearby FriendsはFacebookほど巨大なユーザーベースを持っていないFoursquareやGoogle Latitude〔の機能を受け継いだGoogle+〕などのライバルにとって脅威となるかもしれない。

プライバシーについては、Nearby Friendsはオプトインなので、興味がなければそのまま無視していればよい。また利用ができるのは18歳以上のユーザーに限られる。また情報共有は相互的モデルを採用している。つまり、ともにこの機能を有効にしているユーザー同士でしか情報は共有されない。また正確な位置情報を知ることができるのはその相手が明示的に位置を公開している場合に限られる。

特定の友だち、ないしグループを指定して位置情報を公開することができるが、多くのユーザーは特に指定せず友だち全員に公開してしまうだろう。それと位置情報の公開をいったんオンにするとオフにすることを忘れがちだ。これによって思わぬ形で位置情報が共有されないよう注意する必要はある。

Nearby Friendsの仕組み

Nearby Friendsアプリが利用できるようになると、Facebookの設定メニューのアプリ・セクションの「もっと見る」に表示される。ユーザーはここからオプトインし、共有範囲を友だち全員、あるいは特定の友だち、グループに限定するか選択できる。

オプトインしてアプリを有効にすると、Nearby Friendsのリストが表示される。リストは0.5マイル(800m)以下、 0.7マイル(1.1km)以下、1.8(3km)マイル以下という距離別の3グループに分けられ、同じくNearby Friends機能を利用している友だちが表示される。リストにはその位置情報が確認された最近の時刻と、大都市の場合、地区名も表示される。

リストに表示された友だちの名前の横の矢印アイコンをタップすると、自分の正確な位置をその相手に送信できる。また位置共有を終了させる時間も指定できる(一時間、数時間、明日まで、手動で停止するまで、など)。また最大40文字までのメッセージを送信することが可能だ。

FacebookのNearby Friendsが他の位置情報サービスと大きく異るのは、位置そのものの共有というより、友だちとの距離を中心にしていることだ。われわれにとって重要なのは友だちが地図上のどの位置にいるかよりも、むしろ自分のいる場所に対してどのくらい近くにいるかだ。誰か友だちがすぐ近くにいると分かれば、矢印アイコンをタップして会いたいという意思表示をするという仕組みだ。無制限に位置情報公開するのは、具合の悪いときに友だちが会いに来るかもしれない。Nearby Friendsの場合は、会いたい側が自分の位置を先に相手に伝える仕組みなので、そのような問題は起こりにくくなっている。

下はNearby Friendsの仕組みを紹介するFacebookのビデオだ。

ユーザーがNearby Friends機能を使う場面は、たとえば、公園や観光地、コンサートなどだろう。また時間が空いたのでお茶を付き合ってくれる相手はいないかと探す場合もあるだろう。馴染みのない町を訪問したとき、現地のFacebook友だちを探すということもあるかもしれない。旅行中など家族同士で正確な位置情報を共有する機能を常にオンにしておき、お互いの動静が常に分かるようにしておくという使い方もあるかもしれない。空港で飛行機から降りた時、近くに友だちがいるか探してタクシーの相乗りをもちかけるなどというニッチな利用法もあるかもしれない。

広告への利用はあるか?

現在Facebookでは、Nearby Friendsをターゲット広告に利用する考えはないとしている。しかし町で近くのレストランやバーゲンセール開催のお知らせがニュースフィードに表示されたら便利だろう。そういう形の広告であれば、ユーザーにも広告主にもきわめて有用かつ効果的だということは否定できない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Instagramの投稿写真からランダムに構成する世界旅行Somewhere…意外とやみつきに

フランスのハッカーBenjamin Netterがこのほど、Somewhereと名づけたクールなハックをリリースした。それはInstagramとFoursquareとWikipediaのデータを利用して、あなたの次の旅の目的地…世界の秘境…をランダムに選んでくれるという、一度見るとやみつきになりそうなアプリケーションだ。実際、このWebサイトのビジターの平均滞留時間は13分にも達する。すごい。

Netter曰く: “Tripovoreで仕事をしてたとき、Instagramの写真の方がプロの撮った写真よりもその場所の雰囲気がすごくあることに気がついた。そこで、自分以外の人の目で旅をするのは、きっとすばらしいぞ、と思ったんだ”。

Netterは、Webの上でビューティフルな場所に出くわすたびに、その名前をSomewhereのデータベースに加えていった。たとえば原発廃墟都市、砂漠というよりも乾燥粘土漠、見るだけでも怖くなる浜辺の海溝、などなど。

ビジターは、彼が書いたスクリプトにより、Instagramにあるおよそ150の写真を“旅する”。顔認識アルゴリズムを使って、セルフィーは排除する。美しいところへ行くと、そこでセルフィーを撮る人がとっても多いのだ。人間であるNetterがやることといえば、写真を拾い上げることだけだ。

Somewhereは、FoursquareとWikipediaを使って地図と説明文を写真につける。

Somewhereのコードを書いているとき、Instagramのデータベースがものすごく大きいことにNetterは気がついた。だからInstagramを巨大なデータプラットホームと見立てて、意味のあるストーリーやその結末を導けるのだ。たとえばInstagramの上の過去7日間の人気上位の場所を見つけたら、世界中から新しいツアープランを作り出すことができる。

でもSomewhereの魅力は、その、ジュークボックスのようなランダム性にある。画面右下にある大きな青い[somewhere else]ボタンを押すと、ランダムに別の場所へ行く。これは、やり始めるとやめられない。平均滞留時間13分は嘘ではない。今のところビジネスモデルや将来的な目標はないけど、あなたにひまが十分にあるときには、すばらしい白昼夢を見せてくれる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Foursquareが3500万ドルを追加調達、登録ユーザー数は4500万人

FoursquareがシリーズDラウンドで、3500万ドルを調達した。AllThingsDが最初に報じ、その後公式ブログで確認された。

ブログ記事によると、出資者はDFJ GrowthとCapital GroupによるSMALLCAP Wolrd Fundで、DFJのBaryy Schuler(TechCrunchの親会社AOLの元CEO)が、Foursquareの取締役に就任する。CEOのDennis Growleyがこう書いている。「この出資は、われわれがさらに早くビジョンを実現できることを意味している。そして、われわれのチームがさらに多くのものを送り出すことも」。

記事には、Foursquareの登録ユーザーが4500万人(ティップス4000万件、チェックインは50億回)を越えたことも書かれているが、うち何人がアクティブかは不明だ。

去る4月に、Foursquareは4100万ドルの資金を借入によって調達した(今回は増資と見られる)。当時同社は、登録ユーザー数3300万人と言っていた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


MicrosoftがFoursquareに救いの手を差し伸べる意味

Foursquareが大手テクノロジー企業から戦略的投資を受けるという噂は、複数の情報筋が候補はMicrosoftらしいと報じて以来大きくなり、BloombergのDina Bassによると、交渉は「進んでいる」。

何でまた、MicrosoftがFoursquareを欲しがるって? と思うかもしれない。これは、プラットフォームのためのアプリケーションサポートではない。その取引は既に完了している。

そうではなく、私が思うにこの投資の目的は、MicrosoftがFacebookに数億ドルを注ぎ込んだのと同じ理由、Bingだ。Facebookで唯一の企業出資者になることによって、Microsoftはソーシャル巨人にマップと検索の機能を提供する長期契約を確定させた。

Foursqureの大部分を所有することは、やり方は違うが、Bingを後押しする。Bingはローカル情報とマップデータの提供においてGoogle、Appleと競合している。モバイル地図が多面的になり、道案内よりもどう暮すかが重要になるにつれ、これら2つの領域は重なりつつある。もちろん、Windows PhoneのBingには、地理情報と地域商業情報を組み合わせるツールであるLocal Scoutがある。

Foursquareは、Microsoftが欲しいデータを持っているというだけで、ぴったりと収まる。このスタートアップは何年もかけて、レストランやホテル、家屋、その他あらゆる物に関する情報をユーザーから集めてきた。それをBingに渡せば、BingはおそらくGoogle以上のものをモバイルユーザーに提供できるだろう。

BingはすでにFoursquareのデータを使っている。Microsoftが関心を持っていると私が思う理由はそこにある。彼らはその価値を知っている。加えて、データの流入が止まったり、誰か(Yahoo、等々)が買収してアクセスを遮断するような事態は避けたい。これは、攻撃と守備を兼ねた行動だ。もちろんYahooは、現在検索技術でBingに頼っているが、1年後もそうとだは限らない。

Windows 8、8.1、Windows Phone 8のユーザー体験、およびデスクトップのBing体験を改善することにもなる。

ではなぜ、Foursquareを完全に買収しないのか? Microsoftはそうする必要がないと私は思う。Foursquareは最新の資金調達ラウンドで6億ドルと評価された。投資家は利益が欲しいだろうし、Microsoftに現金があることはわかっている。今のFoursquareの弱さを考えても、安い買物にはなりそうにない。

しかし、例えば5000万ドルで、MicrosoftはFoursquareの最近の借金を帳消しにした上で、同社収益ある未来を証明するための資金を注入できる。MicrosoftはFoursquareデータの利用が可能になり、そのために意味のある対価を払う必要がない。そして、もしFoursquareが本当に倒れた時、欲しい物を拾い集めるのは、株主であるMicrosoftだ。

本誌ではYahooにも可能性があるという情報も得ている。さあ、ゲームの始まりだ。

トップ画像提供:Robert Scoble

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(翻訳:Nob Takahashi)


Evernote Food、FoursquareやOpenTableと連携、レシピ共有など新機能も多数

Evernote Foodがリリースされてから1年になる。今日(米国時間3/19)、レストランや料理の情報を共有するこのモバイル・アプリがアップデートされた。 OpenTableによる予約、Foursquareによる格付け、レシピの共有がサポートされるなど大きく機能が強化された。

今回のアップデートは昨年12月のEvernote Food 2.0のリリースで iPadの大きいスクリーンに初めて対応したのに続くものだ。これまでもこのアプリにレシピを記録することはできたが、検索はできなかった。今回、Punchforkとの提携のおかげで料理名、素材、ブログ名などで検索ができるようになった。

またクリップしたレシピをFacebook、Twitter、メールを通じて共有できるようになった

しかし今回のアップデートの目玉はOpenTableとの連携だろう。ユーザーはEvernote Foodでレストランを見つけることができるだけでなく、アプリ内から直接予約ができるようになった。またFoursquareのレストラン評価機能とも連携した。

その他のアップデートとしてはiOSの写真アルバムがサポートされ、写真のアッププロードが高速になった。また日本語と中国語のレシピについてパートナーと提携して検索、閲覧ができるようになった。〔日本語版はE・レシピ、シェフごはん、BIGLOBE Kirei Style、楽天レシピと提携〕

2011年の12月に登場したときにはEvernote Foodは「Evernoteを使ってこんなこともできる」というデモ製品のような雰囲気だったが、 同じころ発表されたEvernoteの連絡相手管理アプリHelloと同様、その後着実に改良されきた。

Foodの場合、Evernoteはレシピ検索など関連機能をゼロから自作せず、既存の業界リーダーと提携する道を選んだのは賢明だろう。そうして逆にこれらの飲食関連の情報サービスのハブとしてEvernote Foodを位置づけていこうとしているものとおもわれる。

今回のアップデートと同時に今月初旬に同社が発表したサーバへの侵入に関連して、ユーザーはパスワードのリセットを求められている。

アプリはすでに Apple App Storeでダウンロード可能だ。〔iOS 6.0以降が必要〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


地図・施設情報を集約するFoursquare、実現を目指すのは「忍びの地図」?!

Dennis Crowley | CrunchBase Profile未だにFoursquareを「チェックインしてバッジを獲得し、メイヤーを争うためのツールだと考えている人も多いかもしれない。あるいは友だちがどこにいるのかを探すツールだと思っている人もいるかもしれない。確かにそういう使い方もある。しかし地図情報に加えて人びとの訪問頻度等の膨大な情報を集積した今、Foursquareが提供しているのは、そうした範囲に留まらないものとなっている。

SXSWのステージで、Anil DashとFoursquareのCEOであるDennis Crowleyが対談を行なっていた。Foursquareがどのような進化を遂げてきたのかという内容だ。友だちのいる場所を発見するなどといった内容から、いまでは「世界を発見」するツールになってきているのだという話をしていた。

Crowley曰く、現在では公表されているよりもはるかに多くの企業がFoursquareの地図データを利用しており、APIを活用した開発を行なっているとのこと。Foursquareの場所データベースには5000万以上の情報が蓄積されており、しかも頻繁に更新されている。新しい施設がオープンすれば即座にFoursquare上にも反映され、逆に施設がクローズしてしまった場合にも速やかに当該情報が行き渡るようになっている。

Foursquareにおけるチェックインについて、CrowleyはGoogleのウェブクローラーに例えた話をしていた。「利用者のひとたちが興味を持つ場所、ないし興味をなくしてしまった場所についての情報が、絶え間なくFoursquareに集約されるのです」。

それでもデータの活性化という面で魅力的なのだが、最近では活性化の手段が、利用者からの情報以外にも広がっていることを強調している。つまりAPIを公開していることで、他のアプリケーションからも位置情報データが多数寄せられるようになっているのだ。たとえば位置情報付きでInstagramに投稿した場合、その情報はFoursquareにも寄せられることになるわけだ。

この面でいえば、FoursquareとAPI利用者の間には、ある種の共生関係が成立していると言えるかもしれない。Foursquareが最高の地図データを提供し、それを利用者に公開する。そして利用者からの見返りとしてAPIを利用するアプリケーションのユーザーが興味を持っている場所についてのデータがFoursquareに集まることになる。

こうした流れは、地図そのものを変えることに繋がる。Crowley曰く、地図はその登場のときからほとんど姿を変えずに利用され続けてきている。しかし膨大なデータを集約することで、利用者が興味を持ち、そして利用者にとってより重要な意味を持つ地図を示すことができるようになるとしている。

Foursquareが提供する「パーソナライズ」した地図とは、たとえばハリー・ポッターに出てくる「忍びの地図」のようなものだとCrowleyは言う。ハリー近くで、まさにハリーに関連する情報を提示してくれるわけだ。「データは十分に集まってきています。みなさんにとっての『忍びの地図』を実現することもできると考えています」とCrowleyは述べている。

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(翻訳:Maeda, H)