Voltusは、12インチMacBookのバッテリーを強化してUSBポート×2を追加する

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Appleの新しい12インチMacBookはクールなテクノロジーが満載で、USB-Cポートはその典型例だ。このポートはデータ接続だけでなく充電にも使用できるため、スマホやタブレット用に作られたUSBバッテリーパックから電力を得ることができる。今日Kickstarterに登場した新プロジェクトのVoltusは、MacBookをACアダプターと同じ速さで充電すると共に内蔵のUSB 3.0ハブでポートを追加する。

MacBookを既存のUSBバッテリーパックで充電することは可能だが、Mophie等のサードパーティー製品は、モバイル端末用に設計されており29WのMacBook向きではない。つまり、MacBookの充電は非常に遅い ― 真剣にマシンを使っていると充電より消費の方が早いこともある。Voltusはこの問題を解決すべく開発された。

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Voltusは、MacBookに9時間または13時間(選ぶ容量による)のバッテリー時間を追加し、充電は内蔵のUSB-C出力ポートにMacBook付属のUSB-CケーブルまたはVoltus自身に付属する6フィートのケーブルをつないで行う。

VoltusにはUSB出力ポートが2つあり、iPhone、iPad他どんなUSBデバイスの充電にも使える。Voltusに使われているバッテリー容量は大きく、モバイル端末を通常よりずっと長く使うことができる。さらにはMacBookとiPhoneまたはiPadを同時に充電することもできるので、理想に近いモバイル充電ステーションになる。Voltus自身の充電には、35Whのベーシックモデルで5時間、55Whのプロモデルで7.5時間かかる。

Voltusで気の利いているのは、自宅でMacBookを充電する際にパススルーとして振舞えることだ ― VoltusはUSB-C入力およびUSB-C出力の両方を持っているので、アダプターをコンセントに差し込み、それをVolutsにつなぎ、バッテリー自身に付いている2つのUSBポートをiPhoneやフラッシュドライブ等のつなぎぐと同時に、MacBookに電力を供給して内蔵バッテリーを充電できる。

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Voltusを作っている会社は、既にRIDEYEという製品を作っている。サイクリストが事故やトラブルに遭遇したときのためのブラックボックスとして働く自転車用カメラだ。この製品はすでにKickstarter支援者に出荷され現在オンラインで一般販売されているので、Voltusチームはクラウドファンディングでガジェットを作る経験を持っていると言える。

Voltusを入手するための支援金額は99ドル(残りわずか)から。カラーはMacBookにほぼマッチする3種類(グレイは大容量のプロモデル、ゴールドは追加金額あり)があり、支援者への最初の出荷は8月の予定だ。

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Apple Watch、初のOSアップデートが公開

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Appleは、Apple Watch初のソフトウェアアップデートを公開し、Watch OSの最新バージョンは1.0.1となった。このアップデートは一般的バグ修正と性能改善に加え、iOSおよびOS Xに最近のアップデートで追加された新しい絵文字の表示がサポートされた。

Apple Watchのソフトウェアを更新するには、Appleのナレッジベース項目に詳しく書かれている手順を見るか、以下に示す簡単なステップに沿えばよい。

  1. Apple Watchを充電器につなぎ、50%以上充電され、iPhoneがWi-Fiに接続されていることを確認する。
  2. iPhoneでApple Watchアプリを起動し、マイウォッチタブを開き、一般 -> ソフトウェアアップデートをタップする。
  3. 必要ならiPhoneとApple Watchのパスコードを入力する。
  4. Appleロゴの進行インジケーターが表示され完了したら、Apple Watchが再起動する。

このアップデートには、Siri、標準アクティビティー測定(時折、立っているのにスタンドが必要だと言うことがある)およびカロリー消費計算の改善に加えて、アウトドアワークアウトでの距離およびペース測定の改善、およびサードパーティーアプリのサポート向上等が含まれている。

さらにAppleは、新たに7つの言語をサポートし、ブラジルポルトガル語、デンマーク語、オランダ語、スウェーデン語、ロシア語、タイ語、およびトルコ語が追加された。

私のApple Watchは無事アップデートに成功した後、問題は見られず新たな絵文字も正しく表示された。アプリ全般の性能も安定したように感じるが、新バージョンのOSをしばらく使ってから続報する予定だ。

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Apple、新15インチRetina MacBook Pro+Force Touchと27インチRetina iMacを発売

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Appleは、15インチRetinaディスプレイMacBook Proと27インチiMacを改訂し、Intel Coreプロセッサーを含む新スペックとなった。新たにMacBookに塔載されたForce Touchは、独自の強いタッチとAppleのトレードマークである「タプティック」フィードバックによって、実際にはそうでないのにトラックパッドを物理的にクリックしたように感じる。27インチRetina iMacの価格は1999ドルから。

新15インチRetina MacBook Proは新しいPCIeベースのフラッシュストレージを内蔵し前機種の2.5倍の性能を持る。内蔵バッテリーは持続時間が1時間伸び、ウェブ閲覧あるいはローカルのiTunesムービー再生を最大9時間続けられる。個別のグラフィックオプションもあり、AMD Radoen R9 M370X GPUを付加できる。

標準仕様はIntel Core i7 2.2 GHzクアッドコア、16GB RAM、256GBフラッシュストレージ、Intel Iris Proを塔載して1999ドル。2499ドルの、2.5GHzクアッドコア i7プロセッサー、16GB RAM、512GB SSDおよびAMD Radeonグラフィックカード塔載モデルもある。カスタムアドオンとして、Intelクアッドコアプロセッサーの追加、最大1TBのSSD等がある。

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新iMacは、昨年デビューしたのと同じ5120×2880 5K Retinaディスプレイを内蔵し、3.3 GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサー、AMD Radeon R9 M290グラフィックカードを塔載している。ベースモデルはRAM 8GB、標準HDD 1TBで、Fusionドライブから置き換えたことでコストダウンに貢献すると思われる。上位モデルは、2299ドルからに値下げされ、3.5GHz Intel Core i5プロセッサー、AMD Radeon R9 M290Xグラフィックス、1TB Fusionドライブを塔載し、RAMは同じ8GB。

3月にAppleは、13インチMacBook Pro Retinaデイスプレイモデルに、新たなCPU、GPUおよびForce Touchトラックパッドを載せて改訂した。同じイベントではApple Watchと新しい12インチMacBookが発表された。MacBookとApple WatchはいずれもForce Touchテクノロジーを使用し、圧力を検知することによって、二次的な深いクリックを通じて追加の入力コマンドを受け付けることができる。

Apple WatchにおけるForce Touchは、スワイプ等小さな画面では操作しにくい場面で追加のアクションを起動するためによく使われている。MacBookでは、今回改訂された15インチRetinaモデルを含め、新しいアクション、例えばSafariでのリンク先プレビューや単語のWikipedia定義の表示、地図上の位置やカレンダーイベント等の始動に使われている。デベロッパーもForce Touch技術を利用することが可能で、既に感圧トラックパッドによる追加機能を実現しているアプリもある。

Appleの前四半期のMac売上は前年同期に比べて大きく伸びており、ノートパソコンが推進力となっている。Force Touchの追加は、MacBookラインアップの販売を促進する大きな力になるだろう。ユーザーに数多くの新しい機能を提供できる潜在力があり、デベロッパーが自社アプリで本格的に利用するようになればさらに弾みがつくだろう。

両製品とも既にAppleから直接購入が可能。

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Light Phoneは、アンチ・スマートフォン

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Light Phoneは現存するあらゆる携帯電話の逆を行く。小さくて薄く、充電は20日間持続し、文字通り電話をかけて受けることしかできない。まるでSports Illustrated Football Phoneの制作者が、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンの不巧の講演を聞いて作ったかのような、プラトン理想主義的究極の通信デバイスだ。何が一番いいかって? 値段は100ドル。

何ができるかって?何も。SIMカードを入れていくつかボタンを押して電話をかける。ブラウザーはない。ゲームもない。NFCもない。スピードダイヤルはある、これは良い、懐中電灯にもなる。そうそう、充電が20日間持つことは言ったっけ?

制作者のJoe HollierとKaiwei Tangは、ニューヨークで行われたGoogleの30週間インキュベーターでこれを作った。二人ともデザイン経験を持ち、Kaiweiは携帯電話にも関わったことがある。

「これを作り始めた理由は、真の幸せとは存在することであるとわかったからだ。それはセネカ以来あまりにも多くの賢人が書いていることだ。今や一日のあまりに多くの部分をつながって画面を見つめて過ごしていて、あまりに多くの場面で存在を失っている。われわれはLight Phoneを、人が自分の〈つながり度〉のバランスを見つける方法として作った。二度とつながるべきでない、と言っているのではない。ひと休みすることがあらゆる意味で非常に健康的であるというだけだ」

ゴールは、究極的には、電話機をできるだけ使わないこと。Light Phoneには500分のプリペイド通話時間が含まれ、USB経由で充電するが、取り出して通話をしたらすぐしまうという使い方をして欲しいと彼らは言う。出荷目標は2016年5月なので、自己認識を取り戻す手段を待つには長い時間だが、彼らにも時間をあげよう。

そして重要なこと。この端末はあまりにも素朴(いい意味で)なので、二度と買い換える必要がない。

「この電話機を新機種に買い換える必要はまずないだろう」とHollierは言う。「このプロジェクトでわれわれが言いたかったこと。テクノロジーは毎日の生活を本当に幸せにするのか?テクノロジーに反抗するつもりはないが(われわれはインキュベーターに参加し、情熱も持っている)、もう一度人間を第一に考え、長い目で見て生活を良くするテクノロジーが何かを見直すべきだと思う。Light Phoneがその全部に答えるわけではないが、これはそのための会話の第一歩であり、われわれは他にも数多くのアイデアを持っている」。

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Apple、バッテリー会社A123 Systemsと和解

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Appleは、マサチューセッツ州拠点のバッテリー会社A123 Systemsから上級従業員らを引き抜いたとする訴訟で和解した(via BBC)。A123の訴えの根拠は、AppleがA123と直接競合する自らの「大規模バッテリー部門」を作るために同社従業員を雇ったとするもの。

Appleのバッテリー部門に関する臆測は様々ある。同社が最新バッテリー技術をiPhone、Apple Watch等既存の製品ラインアップで利用していることは明らかだ。例えば新しいMacBookは、独特の傾斜したケースにフィットするデザインのバッテリーを採用した。しかしA123の専門知識はもっと大きなバッテリーにもわたっているようだ ― 例えば自動車用。

Appleの自動車開発に関する噂は、今年に入って関連する雇用者リストが詳細に調査されて以来、大きな話題となっている。A123の元スタッフも噂の拡散に貢献したが、その後この話題は比較的静かだった。

AppleとA123の和解に関する詳細は明らかにされていないが、Appleは以前この訴訟を無効化しようとして失敗している。A123 Systemsは2012年に破産申請しており、以来支払能力回復のために資産を清算してきた。今後もわれわれが和解内容を正確に知ることはないだろうが、おそらくAppleにとっては、A123から引き抜いた5名の従業員のための計画が表に出ないだけでも満足だろう。

Appleは本誌のコメント要求を拒否した。

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任天堂、マリオ・アミーボのシルバーエディションを発売

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Nintendoは儲かる商品を見つけるのがうまい。インタラクティブ玩具のアミーボ(Amiibo)はまさにそれだ。小さなフィギュアは発売当初からの人気を受け、いくつものスペシャルエディションが作られてきたが、Silver Editionはコレクター向けの金の成る木だ。Mario – Silver Edition AmiiboはMetal Marioをやや彷彿させるが、これは既存バージョンと同じプラスチック製フィギュアで、塗装技術によって豪華な金属光沢を見せている。

色が変わっても価格は変わらない ― このスペシャルエディションの希望小売価格は12.99ドルで、現行の標準フィギュア並み ― ただし、市場と稀少性が価格をつり上げることがあるのは他のフィギュアと同じだ。NintendoのAmiiboフィギュアの需要は高く少数生産品では特に著しく、欲しいものが手に入らず不満を募らせる消費者に向けて同社が声明を発行したほどだ。

このシルバーエディションは、Nintendoがこの製品の収集価値をできる限り利用しようとする意志の表れであり、これは最近同社がトレーディングカードに力を入れ、ビデオゲームの販売がまばらになっていることを踏まえれば十分理解できる。

今後もAmiiboをサポートするタイトルや機能がゲーム機に登場することは間違いなく、スペシャルエディションの波は当分続くだろう。私は彼らが早くAppleファンが既に知っていることに気付くことを切に願う:ゴールドが最高!

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Apple曰く、HomeKit対応デバイスの発売は6月

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Appleは、昨年のWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表したサードパーティー製スマートホーム機器をつなぐプロトコル、HomeKitについて比較的静かにしていたが、今日状況が変わった。同社はTechCrunchに、HomeKit対応デバイスが来月から市場に登場することを確認する声明を伝えた。Apple初のつながったホーム技術を体験できる日は遠くない。

HomeKitは提供開始から数ヵ月しかたっていないが、既に何十社ものパートナーがHomeKit対応を約束し、来月には最初の製品が見られることを楽しみにしている。

Appleの発言は、Fortune誌のHomeKit公開は秋にずれ込むという報道を受けたものだが、昨年デベロッパー向けに発表して以来同システムの一般公開時期について正式発表したことはない。Re/codeのある記事は、発表時期の可能性を5、6月としていたが、Apple自身はこの件について口を閉ざしている。

この時期に正式コメントした意図はともかく、AppleがHomeKitの提供時期について何らかの明確な情報を提供したのは初めてだ。来月に公開ということは、6月8日からのWWDCでHomeKitの詳細を聞ける可能性が高い。サポートする具体的なハードウェアや、噂される次世代Apple TVの対応等も。Apple TVは何らかの形でHomeKitの操作体系に含められ、おそらく接続デバイスを制御するセントラルハブになると考えられている。

多くの大物IT企業が、〈モノのインターネット〉や〈つながったホーム〉への取り組みを進めている。例えばAppleのライバルSamsungは、スマートホームハブのプラットフォームSmartThingsを昨年買収し、手早くこの分野の能力を高めた。

現時点でHomeKitについてわかっていることは多くない。しかしデバイスをAppleハードウェアと簡単確実に接続し、Siri経由で制御できるようになるとすれば、Appleがバーチャルアシスタントをサードパーティーに広く利用可能にする最初のケースになる。

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ロボット集団を指先で制御する


大規模なロボット集団を制御することは、少なくとも人間スケールでは難しい。しかし、タブレットを通じて指の動きに従うよう彼らを訓練したらどうなるか。レーザーポインターを追いかけるよう猫の群れを訓練するように。あとは簡単だ。

ジョージア工科大学のGRITS Labは、複数の独立したロボットを画面にタッチするだけで動かせるシステムを作った。指が触れた場所はどこであれロボットの行く場所だ。自撮りドローンのLilyにも似て、ロボットたちは中心点のまわりに自動的に群がり、互いに離れすぎずぶつからないように動く。チームはこう話す:

ジョージア工科大学の研究者らは、タブレットと赤い光線を使い、指のスワイプでロボット軍団を制御できるシステムを作った。人がタブレットをタップして光が床に当たる位置を決める。ロボットの群れは光に向かって進みつつ、常に互いに連絡を取り照らされた範囲を均等にカバーする方法を見つける。タブレットをスワイプして床の光を動かすと、ロボットたちが後を追いかける。2本の指でタブレット上の別々の場所を指すと、機械はチームに分かれて同じプロセスを繰り返す。

 

この種の小技は大して重要ではないと思うかもしれないが、災害地の周辺やビルの中で、小さなロボットたちのグループが自動的に指示に沿って動くところを想像してほしい。オペレーターが、例えば遠くの角をチェックするように頼めば、ロボットたちは陽気な小ネズミたちのようにそこへ向うだろう。

「何千何百万というロボットどこへ行くかを個別にプログラミングして制御することは不可能だ」とジョージア工科大学電気・コンピューター工学校のMagnus Egerstedt教授はリリース文で語った。「探査が必要な領域をオペレーターが制御できるべきだ。あとはロボットたちが協力してその仕事を遂行する最善の方法を決定する」

今すぐこのロボットを商品化する方法はあまりないが、ドローンが荷物を運び、地上ロボットが荒涼たる地域を偵察するようになれば、この群がり技巧の実用バージョンが出てくるかもしれない。ちなみに私は、群がりロボットたちによる支配を歓迎する。

via Spectrum

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英国の印刷書籍は売上ダウン、電子書籍はアップ

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米国の印刷書籍売上は安定しているが、英国出版協会が非常に興味深い傾向を報告している。印刷本の売上は5%減の27億ポンドだったのに対して、電子書籍の売上は11%増の5.63億ポンドだった。未だにEブックが書籍売上全体に占める割合はわずかだが、印刷書籍にじわじわと迫っていることが確実に見てとれる。

しかし、何よりも重要なのは子供向けEブックの急増だ。これまで出版社は、親は自分の子供にタブレットより絵本やペーパーバックを与えたがっていると想定してきたが、それも急速に変化している。事実、デジタル児童書は36%増えている ― 印刷屋が気に留めるべき変化だ。

「デジタル出版が成長を続け、多くの分野で発展していることは大変喜ばしい。子供向けデジタル書籍の伸びは、70%の世帯がタブレットを所有している今、驚きではなく、子供向け出版で革新が起き、魅力的なコンテンツが作られていることの証だ」と、英国出版協会のRichard Mollet会長がリリースで語った。

教科書分野でも成長が見られ、学校が購入したデジタル書籍は20%増えた。しかし、「総学校図書購入費」のうちデジタル書籍に使われた費用はわずか4%にすぎないことは注目すべきだ。これは「つながった教室」時代に向けてさらに重要になってくる事実と言える。それでも、電子書籍が地盤を固めつつあることは間違いない。

via TheDigitalReader

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GATEは、郵便配達の代わりに一度ベルを鳴らす

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Gateの人たちは、あなたに郵便配達が来たことを知らせたいと考えた。Kickstarterで募集中のこの新製品は、誰かが郵便受に手紙を入れたり中を漁ったりしたことを知らせくれるスマート郵便受センサーだ。

システムは、伝統的な「田舎風」メールボックスにも、モダンな室内型「フラップ」モデルにも設置可能で、郵便が届いたことを知らせるだけでなく、次回の予想配達時刻まで教えてくれる。次の配達時刻をどんな精度にせよ知りたいと思う場面を私は想像できないが、郵便配達人の来訪が一日の重要な部分を占める人や場所は、十分多いだろう。

早期支援者は今すぐ199ドルで確保できる。設置は数分で終り太陽光で充電される。出荷は12月。

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次期Apple TVのリモコンはタッチ方式になるかもしれない

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Appleの次期Apple TVは、数週間後に迫ったWorld Wide Developers Conferencesで発表されると噂されているが、新しいデザインのリモコンが付いてくるかもしれない。新たなリモコンにはタッチパッドが付いているとNew York Timesは報じており、ユーザーはスクロールやナビゲーションに使えるという。

AppleはTechCrunchに質問への回答を拒んだが、Appleの入力方式全般の傾向、新しいApple TVに入ると噂されている機能、そして同社の最新タッチ技術の進歩を踏まえれば、このデザイン変更は十分理にかなっている。

まず、AppleがApple TVを、本格的App StoreおよびデベロッパーSDKによって改訂するのであれば、タッチパッドは高度なナビゲーションの要求に答えるものだ。UIのナビゲーションだけでなく、Apple TVの様々なタイプのアプリ ― ゲーム等 ― で使うことを考えればなおさらだ。

もう一つ考えられる理由は、Appleのタッチ入力技術はおそらく業界をリードしており、同社はあらゆるデバイスに採用したがっていると思われることだ。タッチ入力はMagic MouseとMagic Trackpadの両方で使用されており、いずれもライバルの同等デバイスでは得られないようなコマンドや制御を可能にしている。

そして、Appleが最新技術であるForce Touchやタプティックフィードバックを新しいリモコンに採用するのかどうかも興味深い。13インチRetina MacBook ProをはじめMacBookおよびApple Watchと、Appleは最新製品に次々とこの技術を反映している。TVリモコンにForce Touchを利用すれば、入力方法の幅がさらに広がり、NY Timesの予想する、新リモコンにはタッチパッド以外にボタンが2つしかないという場合にも役立つだろう。

Appleのリモコンは長らく改訂が待たれている。現在のアルミニウム製デバイスは、古いプラスチック製の焼き直しにすぎず、Appleの技術もユーザー体験に関する感覚も過去数年間に大きく変わってきている。

6月8日のキーノートから始まるWWDCで明らかになるはずだ。

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Apple、望遠レンズ付iPhoneカメラを模索中

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AppleのiPhoneは、今手に入る最高のスマートフォンカメラだと言っていいが、新たな特許申請資料には、これがさらに良くなる兆候が見られる。その特許とは、「スモールフォームファクター望遠カメラ(via AppleInsider)で、画角は狭いが倍率の高いカメラの作り方や、現行iPhoneで使われている広角レンズと組み合わせることによって、1台のスマートフォンで幅広い選択肢を与える方法が記されている。

特許には、iPhone、iPad、およびモバイルMac等のデバイスに適した小さなレンズを作るための機構が記載されている。その一つは小さなカメラを光学ズームが可能な形で組み込む方法だ。現在のiPhoneカメラはデジタルズームを使用しているが、これはデジタル一眼レフの望遠レンズや、コンパクトカメラのズームレンズに見られる本物の光学ズームと比べて著しく画質が劣る。

Appleの特許申請文書には、異なる倍率を得るための技術や、使用する材料、システムに組み込むレンズの具体的な寸法などがこと細かに書かれている。

おそらく最も興味深いのは、Appleがこの新しい望遠レンズを、現在のiPhoneに見られる日常的利用に適した広角レンズカメラと併用することについても記載していることだ。

この特許申請は比較的新しく、最初に提出されたのは2013年10月だ。文面を読む限り、Appleがこれを追究する価値は極めて高い。すでにライバルより高い評価を受けているモバイル写真分野で、さらに大きくリードを広げる可能性を秘めている。

実際にこれが製品化されるかどうかに影響する要素が2つある。部品のコストとケース内のスペースだ。将来これかこれに似たものが出荷されることを望みたい。望遠レンズが内蔵されれば、いよいよ専用カメラを持ち歩く必要がなくなるから。

写真提供:Olloclip third-party accessory.

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Apple、Apple Watchの需要に答えるべく「鋭意努力中」

AppleはApple Watchの強い需要に答えるために「鋭意努力している」と、Apple CFO Luca Maestriは今日の決算会見直後、Bloomberg Businessweekに語った。Appleは6月末までには直面する需要に答えたいと考えている。

「先週金曜日にApple Watchが届き始めてからの顧客の反応を非常に嬉しく思っている」とCEO Tim Cookは今日の会見で語った。「反響は驚くほど好意的だ」と、ソーシャルメディアの反応を挙げて付け加えた。

今回の発売方法は様々な意味で異例だったが、最も著しかったのはApple Watchが発売日に小売店舗で入手できないことだった。当初予約はオンラインのみで受け付けられ、小売店舗では予約して試着はできるものの実際に購入して商品を持ち帰ることはできない。

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既に予約済みの製品出荷時期は早まりつつあるが、現在サイトに表示される出荷時期を見ると依然としてかなり待たされそうだ。さらにはバンドの選択によってモデル毎の出荷時期が異なることを示唆する証言もある。

「現在需要が供給を上回っており、解決に全力を尽している」とCookは会見で語った。「われわれは先週末に予定より多くのウォッチを出荷することができた」と彼は付け加え、今日さらに出荷することを含め今後も努力を続けることを約束した。

「6月中には、他の国でもApple Watchを売れる体制になると考えている」と彼は言った。

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Raspberry Pi + Arduino合体ボードの改良版UDOO NeoはWiFI、Bluetooth、各種センサーが付いてAndroidも走る

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最初のUDOOボードには大いに驚かされた。Raspberry PiとArduinoを融合したそのシステムは、シングルボード上で小さなコンピューターを動かすと同時に電子プロジェクトを制御する。それは非常にギークなツールでありかなりの人気を呼んだ。そして今、UDOOが帰ってきた。ずっと強力になって。

新しいUDOO Neoは、Raspberry Pi、Arduinoボード、9軸センサー、磁力計、加速度計、ジャイロスコーム、Wi-Fi、Bluetoothを塔載し、Androidも走る。つまり、このボードを自作のガジェット ― ドローン、ゲーム機等 ― に組み込めば、内蔵のArduinoを使ってスイッチやリレーやセンサーを読み書きして、物体の空間中の位置を特定することができる。

価格は49ドルからで9月に出荷される。私は初代のUDOOで遊んで非常に感銘を受け、作者たちは次期製品は相当クールなデバイスにすると約束した ― そして約束を守ったと私は思う。

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UDOO Neoを何に使うかわからない人は、たぶんこのデバイスの対象ユーザーではない。しかし、いじり屋たちは山ほどの使い道を見つけ出すだろうし、ハードウェアにAndroidを移植しようと考えていた人たちもデュアルOSサポートを喜ぶだろう。一般にこの種のボードは優れたプロトタイピングツールであり、遊ぶのにも最高だ。息子と私は、初代UDOOでミニアーケードシステムと携帯電話を作った。

詳しくはKickstarterを参照されたい。すでに目標金額を大きく越えている。

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Apple Watchの出荷が予定より早まりそうだ

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Apple Watchを予約した人の多くが、現在注文は「処理中」である旨のメールを受け取っている。予約した時点では、5月または6月にならないと出荷されないと言われたにもかかわらず。AppleはTechCrunchに、実際に多くのApple Watchが予定よりずっと早く玄関に届くだろうと伝えた。

これが出荷時期の変更に関するApple広報の声明全文だ:

本日、多くのお客様にApple Watchを予定より早くお届けできるようになったことを謹しんでお知らせいたします。弊社ではいただいた注文を在庫に応じて出来るだけ早く処理すべく努力しております。まだ多くのお客様を長い間お待たせしていることも承知しておりますが、今しばらくのお待ちをお願いいたします。

実際、私自身が予約したApple Watchも、当初の予定出荷時間が6月だったものが「処理中」状態になった。当初、出荷時期の枠は急速に埋まっていき、殆どのモデルで予約開始後数分のうちに出荷時期が遅くなった。

今でもオンライン予約がApple Watchを手に入れる最良の方法と思われる。店頭での購入は当分始まらない可能性が高い。今日のAppleの発表は多くの購入予定者にとって嬉しいサプライズだが、おそらく将来もっと良いニュースがやってくる兆候でもある。なぜならAppleは、このような状況では常に小さく約束して大きく与える方向に間違えるからだ。

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スマートロックの先駆者、UniKeyが1000万ドルを調達、ホーム市場以外への進出を目指す

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はるか遡る2011年、Phil DumasのUnikey Technologiesという会社がShark Tankという商品を発売した。それは鍵にスマートフォンを使う錠前だった。画期的だ! 当時スマートロックはまだ現実のモノではなかったが、UniKeyは道を開き、市場は多くの類似製品で爆発した。メジャーデビューから5年たった今、UniKeyは予定を越える申し込みがあったシリーズAを完了し、厳しい競争を戦うべく進軍する。

調達ラウンドには、Asset Management Ventures、AXCIT、Broadway Angels、CBRE、ff Venture Capital、Samsung、Haas Portman、Oriza Venturesを始めとする世界の投資家らが参加した。同社は以前290万ドルをベンチャー基金から調達した。

「われわれは5年前に住宅市場でスマートロック分野を切り拓き、現在UniKeyは世界中の企業と消費者の最も便利で安全なアクセスソリューションとして、市場をリードしている」とDumasが今日の声明で語った。

Dumasによると、新たに獲得した資金は今後の国際展開および同社のテクノロジーをスマートホーム以外の新市場へと拡大するために役立てる。同社はKwiksetと、UniKeyのテクノロジーをKwikset製品で採用する契約を結ぶことに成功している。

UniKeyが最初の製品を発売して以来、無数のスマートキー製品が市場に出回った。LockitronやAugustといったスマートロックのスタートアップや、Schlage、Kwikset(UniKeyベース以外の製品も販売している)等の主要家庭用品メーカーも参入している。しかし市場は巨大だ。あらゆる家やアパートや企業には、最新テクノロジーを利用できるカギがある。

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Apple、カメラモジュールメーカーのLinXを買収、モバイルで一眼レフのような背景ぼかしを可能に

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Appleはイスラエルのテクノロジー企業Linxを買収した。背景ぼかしや視差画像、3D画像キャプチャーなどの効果を可能にするマルチアパーチャー技術の会社だ。TechCrunchがAppleから受け取った以下の文章は、同社が実際に小さな会社を買収した際、正式発表の代わりに提供する声明だ。

Appleは機会に応じて小さなテクノロジー企業を買収しており、通常その目的や計画は説明しない。

Wall Street Journalが伝える両社に近い筋からの情報によると、LinXの買収は2000万ドル前後の評価額で行われた。イスラエルのスタートアップが作るハードウェアは、タブレットおよびスマートフォンに特化しており、デジタル一眼の大口径レンズで人気の背景ぼかしだけでなく、低照度撮影で高性能を発揮するため、室内や夜間のフラッシュを使わない撮影にも理想的だ。

Appleは、この技術を同社のノートパソコンにも応用するかもしれない。カメラテザインをスリム化しつつ画像品質を高めることができるので、MacBookのような機器を設計するうえで非常に有効だ。

LinXのハードウェアで同社が最も強く推しているのが、撮影後のピント変更だ。これは最新のデバイスで人気の付加機能で、Appleが将来の製品に採用する可能性もある。しかし、おそらくiPhoneメーカーがマルチアパーチャー機構から受ける最大の恩恵は、日常の写真撮影での低照度、HDR、および色再現に関わる性能向上だろう。

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10ドルのUSB-Cケーブルとバッテリーパックで、新MacBookを充電してみた

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新MacBookの1つだけのUSB-Cポートは、ある程度の譲歩を強いると同時に、ある程度の万能性も与えてくれる ― 例えばサードパーティー製パワーバンクを使える可能性。そして、Monoprice USB-C to USB-A 2.0ケーブルのおかげで、それはごく簡単に実現する。しかもたったの10ドルで。

もちろん、10ドルというのは既にMacBookと外部電源パック、例えば私がテストしたLimefuel 18000 mAhを持っていることが前提だ。そして現在のMacBookの予想出荷時期と在庫状態を踏まえると、それは難しい注文かもしれない。しかし、もし、いつか必要な材料が揃った暁には、まるで魔法のように働く。

魔法のよう、ではあるが限定的でもある ― モバイルパワーバンクを、AppleがMacBookに同梱している29ワットのACアダプターと同じように使おうなどと考えてはいけない。なぜならMacBookが受け入れ可能な速度いっぱいに電力供給するようには作られていないからだ。

つまり、充電はACアダプターとつないだ時より遅く、バッテリーパックをつないだコンピューターをアクティブに使うと、充電より放電の方がむしろ早い ― それでも、MacBookがスリープ中や低電力状態の時にはちゃんと充電される。

私が使ったバックアップバッテリーの総電力容量は、MacBookの内蔵バッテリーが保持できる容量のおよそ2倍とされている。つまり、MacBookをフル充電した上でまだかなりのパワーを引き出せることになる。ただし、既存のポータブルパワーパックを使う限り、非常にゆっくりとしか充電されないことを受け入れなくてはならない。

例えば、私は電源オフの状態で30分間に約5%しか充電できなかった。それでもカンファレンス等で一日中MacBookを持ち歩かなくてはならない時には非常に役立つセッティングだ。

もっと高速で堅実な、MacBook専用に作られたソリューションがすぐに出てくる可能性は高いので、これは非常に強力な未来の製品が来るまでの斬定ソリューションとして適切と言えるだろう。

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Garminの新しいアクションカメラは、様々な行動データを画面にオーバーレイ表示する

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今日(米国時間4/13)GarminのアクションカメラVIRBシリーズが一新され、新たにXおよびXEモデルが追加された。様々なセンサーから集めたデータを使ってグラフィックオーバーレイを作り出し、あなたの登山活動がいかに素晴らしかったかを見せてくれる。

どちらのカメラも50メートル防水で保護ケースなしで水中撮影が可能、すばやい設定のための1インチ画面を備え、1080pビデオを60フレーム/秒で撮影した時のバッテリー寿命は最大2時間。しかし、おそらく最も興味深い機能はG-Metrixシステムで、GPS、加速度計、ジャイロスコープ、および対応するワイヤレスセンサーからデータを取得し、撮影したビデオの上にグラフィックオーバーレイすることによって、スキー走行のスタートとフィニッシュの高度を表示したり、どれだけ車のエンジンを激しく回しているかを見せてくれる。

399ドルのVIRB XEは上位モデルで、1440p、30fpsビデオと12メガピクセル静止画の連写が可能。299ドルのXはややレベルが下がり、1020p、30fpsあるいは720p、60fpsのビデオを撮影できる。どちらのカメラも今年の夏に発売予定で、2台以上購入すれば、ワイヤレス通信によって完全に同期したタイムスタンプが作られ、後の編集で利用できる。

Garminの新型カメラによるビデオ映像を下に貼った:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズの懐かしの怪物全部のフィギュアが無料で3Dプリントできる

2015-04-14-dand-hookhorror

あなたは広い部屋にいる。北東の隅に籠が置かれている。ドアは右手にある。床には玉石が敷き詰められている。部屋の中央の床に血が流れている。あなたのグループは南から部屋に入る。突然、部屋の天井からフックホラーが襲ってきた! さあ、あなたはどうするか?

「何分か立ち止まって、 ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ・モンスター・マニュアルの3Dデータをダウンロードして3Dプリントする」と答えたら正解だ。

Miguel Zavalaというデザイナーが、 D&D Monster Manualに出てくるモンスターをすべて3Dモデル化し、誰でもデータをダウンロードできるようにしてくれた。このコレクションにはアウルベアー、エッティン、このアニメの主役の多頭の竜、ティアマットまで揃っている。

でのモデル(どういうわけかポケモンのキャラクターも混じっている)は無料だ。いくつかのパーツに分かれているモデルもある。私はビホルダーをプリントアウトしてみた。80年代にD&Dを始めたころ、特に苦しめられたキャラクターだ。あの一つ目が凶悪なのだ。

Zavalaは自分でプリントアウトしたフィギュアを彩色している。プラモに色を塗って以来、お蔵になっていた筆と絵の具を取り出して独自のデザインで彩色すれば長時間楽しめるだろう。

Owl Bear
by johndbiggs
on Sketchfab

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+