Olucus、初期Kickstarter支援者にRiftヘッドセットを無料でプレゼント

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FacebookがOculusを20億ドルで買収したとき、Kickstarterの支援者たちが怒ったのを覚えているだろうか? KickstarterでOculusを支援した人たちは、全員デバイスキットを手に入れたが、買収からは何も得られなかった。今日(米国時間1/5)Oculusは、初期のKickstarter支援者は最終製品版を1式無料で受け取ることを発表した。

支援者たちがバーチャルリアリティーの最も熱狂的なアーリーアダプターに違いないことを考えると、これは会社として賢明な行動だ。初期のデバイスキットを手にしたKickstarter支援者は約7000人なので、会社にとっては微々たるものだ。新デバイスのプロモーションにはすばらしい方法だ。

支援者の中にはデベロッパーもいるかもしれない。デバイスキットを試しただけで忘れてしまっていた人もいるだろう。バーチャルリアリティーの現状を知ることが、彼らにもう一度VRゴーグルで遊んでみようというきっかけを与えるかもしれない。

Oculus Riftには、”Eve: Valkyrie” と “Lucky’s Tale” というRift専用に作られた全く新しいVRゲームがついてくる。

ちなみに、Riftの予約は明日から始まる。同社はこの製品を2016年Q1に出荷する予定だ。最終的な小売価格はまだ発表されていない。

Via Engadget

CES 2016

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Oculus Riftヘッドセット、いよいよ予約受付開始へ〔日本時間1/7(木)午前1時から〕

A man tries out the Oculus Rift virtual reality headset at the Oculus booth at the Electronic Entertainment Expo on Wednesday, June 11, 2014, in Los Angeles. (AP Photo/Jae C. Hong)

長い道のりだった。いかにガジェット好きであろうと、頭に何かを被る必要があることを一般消費者に納得させるのは容易なことではない。今やOcculus Riftを装着すれば脳のシナプシスを最大限に興奮させるスリルに満ちたまったく新しい体験が提供される。

今朝の(米国時間)のOculusの発表によれば、消費者向け仮想現実ディスプレイ、Oculus Riftヘッドセットの予約は太平洋標準時で1月6日(水)午前8時〔日本時間1月7日(木)午前1時〕から受付が開始される。昨年末、同社は「開発は順調に進んでおり、製品は目標通り2016年第1四半期に出荷される」と確約していた。

ただし、今回出荷されるRiftの詳細なスペックが明らかになるのはもう少し先になる。 Oculusは依然として発表内容を細かく調整しており、購入に当たって重要となる要素、たとえば価格などはまだ発表されていない。離陸しつつある仮想現実マーケットでRiftがどれほどのシェアを獲得することになるのかは、予約開始を待たなければ予測が難しそうだ。

重要な点については口が固いOculusだが、ユーザーの期待をかきたてる方法は知っている。デベロッパー向けRiftキットは350ドルだったが、消費者バージョンの価格はもっと高いらしい。すくなくともRiftのファウンダー、, Palmer Luckeyがほぼそういう意味のことを述べている。Luckeyの「おおむねその範囲」という価格が正確にいってどの範囲に収まることになるのかは水曜日を待たないと分からない。

価格はともあれ、消費者向けRiftにはゲームが2本、無料でついてくる。PlayfulのLucky’s TaleとCCPのEVE: Valkyrie.の2作だ。

TechCruchチームは今週開かれるCES会場でRiftの実機をテストできるはずだ。フォロー記事に期待していただきたい。

画像: Jae C. Hong/AP

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

バーチャルリアリティーが、子供たちを病院の外へ連れ出す

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このビデオを紹介するにあたって、私には、バーチャルリアリティーがもたらす驚くべき可能性の一つだという以外に言葉が見つからない。UploadVRが最初に報じたC.S. Mott Children’s HospitalはOculus Riftを使い、Game Start SchoolおよびMott Golf Classicの協力を得て、退屈な病院の中から子供たちを別の場所へと連れ出す。遥かかなたの地へ。ゲームの中かもしれない。とにかく重要なのは、子供たちを「病院の外」へ連れていくことだ。

これは非常に個人的なことだが、私がVR(仮想現実)とAR(拡張現実)に強く関心を抱いたのは、今年カリフォルニア大学サンフランシスコ校で幹細胞移植を受けたときだった。私は身動きがとれないまま部屋で何週間も過ごした。その話はいずれ書くつもりだが、どうかこの子供たちが生涯忘れられないスリルを味わうところをしばし見てほしい。何より重要なのは彼らが一瞬だけでも病院のベッドから抜け出られることだ。

最初に、一人の子供がこう叫ぶ、「ぼくは世界の頂上にいる!」

喜びの涙歓迎。

バーチャルリアリティーは生活に浸透しつつあるが、これはゲームプレイやボクシング観戦を没入的にするよりも重要だ。これは人生を変えるかもしれない、いや変えるだろう。こうした幸せがどこの子供病院でも、いつでも実現できることを想像してほしい。そして、医師が手術をバーチャルに練習できるようになることを。なんとも素晴らしいことではないか。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サムスン発の新しいGear VR、99.99ドルの価格でプレオーダーを開始

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サムスンのVR実現ツールであるGear VRの第二世代版が、99.99ドルの価格でプレオーダーを開始した(Best Buy)。このデバイスにより、バーチャルリアリティというものが一気に広がることになるかもしれない。

以前のGear VRと同様に、Gear VRの前面に装着するGalaxy製のスマートフォンやノートなどによりバーチャルリアリティを実現する仕組みだ。そのおかげでGear VR自体の仕組みは簡単なものとなっているが、ただしOculus RiftやHTC Viveなどと比べると、バーチャルリアリティを楽しむ機能は制限されてはいる。Gear VRではNetflixを見たり、Googleのストリートビューを使った移動体験をしてみたり、数が増えつつあるVRゲームを楽しむことなども行える。

Gear VRには加速度センサー、近接センサーなどの各種センサーを搭載していて、VR体験を十分楽しむことができるようになっている。より多くの人がVRの世界を楽しむようになることだろう。

先にも記したが、Oculusの方がよりリアルなグラフィック能力を備え、動作も自然に感じられるようになっていて、一層本格的なVRを提供してくれる。またコントロールもより本格的に行うことができる。しかし利用にあたってはPCと接続することが必要で、また費用もかなり高額になっている。Oculusのようなものがより低価格で利用できるようになるまで、Gear VRは十分にVR世界の魅力を伝えてくれるものとなってくれるだろう。

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(翻訳:Maeda, H

Oculus、プレスイベントで製品版VRヘッドセットをお披露目―XBox Oneのコントローラーを同梱

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これはデベロッパー・キットではない。今日(米国時間6/11)、Oculusはプレスイベントで製品版のRiftバーチャルリアリティー・ヘッドセットをお披露目した。製品版はXbox Oneのワイヤレス・コントローラーが付属して出荷される。またヘッドセットのLEDを撮影してユーザーの顔の向きを検知する小型カメラも同梱される。

Microsoftとの提携により、RiftはWindows 10でネーティブに作動し、Xbox Oneのゲームをプレイできるという。

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Rift製品版

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Oculus Rift製品版には本体、コントローラー、カメラが同梱

TechCrunchではイベントの模様をライブブログで中継した。

Riftは軽くて片手で楽に保持できる。本体は滑りにくいよう黒い布地で覆われている。フレームにはOLEDスクリーンが組み込まれており、顔に当たる部分は簡単に交換可能だ。ヘッドフォン部分も脱着式になっている。接眼レンズの距離はスライド式で調節できる。

来週ロサンゼルスで開催されるE3 2015カンファレンスでRiftが体験できる。またOculusが今回発表したOculus Touchというハンドヘルドでハプティック・フィードバックを採用したモーショントラック・コントローラー(プロトタイプ)も出展される。

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片手で楽に持てる軽さ。安全性を増すために布地で覆われている。

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ヘッドフォンは脱着可能

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ヘッドセットのLEDマーカーを撮影して顔の動きをトラッキングするカメラが同梱

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Riftは普通のメガネをかけたまま装着できる

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Xboxコントローラーが同梱されるので複雑なゲームにも対応

OculusのCEO、Brendan Iribeはイベントの冒頭で「われわれはゲームとエンタテインメントの体験に革命を起こそうとしてきた。そしてついにバーチャルリアリティーという夢の現実化に向けて製品を出荷できる段階に来た」と宣言した。Iribeは「2Dスクリーンはわれわれが真のデジタル体験をすることを妨げてきた。しかしOculusはその障害を取り除き、あらゆる内容をあらゆる場所で体験することを可能にする」と述べた。

今回のイベントで最大のニュースはXbox Oneのコントローラーが同梱されるという点だろう。これまでOculusは自身でコントローラーをサポートしていなかったのでデベロッパーはサードパーティー製品を使うか、受動的に周囲を見回すか、あるいはSamsung Gear VRのように小さなトラックパッドを使うなどするしかなかった。

このコントローラーが付属すれば、ユーザーは箱を開けると同時にEVE Valkyrieのような一人称シューティング・ゲームがプレイできる。Oculusは多くのゲーム・デベロッパーと協力しており、EVEのCCPゲーム、Gunfireゲーム、Insomniacを始めキラータイトルを早期にRiftに導入できる見込みだ。

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Oculusはまた中小のデベロッパーがRiftゲームを開発することを援助している。Oculus Shareアプリ・ストアも強化される予定だ。この一環としてOculusはインディーのデベロッパー向けに1000万ドルの補助金を用意したという。

Oculusの共同ファウンダーでプロダクト担当副社長のNate Mitchellは「近くOculus Homeをアップグレードする」と述べた。このサイトはユーザーがヘッドセットを装着すると最初に表示されるポータルだ。ユーザーはRiftのいろいろな機能を学んだり、ゲームを購入する前にプレビューしたりできる。また友達が何をプレイしているか知ることができる。

現在プロトタイプが開発されているOculus Touchはアイテムを掴んだり、拾い上げたり、銃の狙いをつけて発射したりするなど真のVR体験を可能にする。

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Riftは 今年末に予約受付を開始し、2016年第1四半期に出荷される。OculusがKickstarterで最初のデベロッパーキットを出資を募ったのが3年前だった。Facebookの買収からは1年だ。OculusはSamsungと協力してGalaxyをスクリーンとプロセッサーに使う簡易版を開発したが、今回はいよいよ本物の製品版の登場sだ。

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しかしライバルも急速に力をつけてきている。HTCのVive、Avegant Glyph、SonyのMorpheusなどのVRヘッドセットはいずれも今年中、あるいは来年の早い時期に出荷されそうだ。ゲーム、映画などのタイトルも多数が準備されており、ヘッドセットのシェア争いは激烈になりそうだ。

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VR専門のアクセラレーター、Rothenberg VenturesのRiverなども登場している。VRとその姉妹テクノロジーであるAR(オーグメンテッド・リアリティー)はエンタテインメント分野だけでなく、教育、セラピー、医療などの分野にも革命を起こすだろうと期待されている。

E3カンファレンスでOculusはさらに新しい発表を行うもんとみられる。ともあれ、来年われわれは下の写真のような光景をたびたび目にすることになりそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Oculusが本格VRアニメ、Henryの予告編公開―主人公はかわいいハリネズミ

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Oculusは今年に入ってOculus Rift向けにオリジナルのコンテンツを製作すると発表して注目を集めたたが、第2作となる本格的なVRアニメ がOculus Story Studioで製作中であると発表された。監督はPixarでメリダとおそろしの森(Brave)モンスターズ・ユニバーシティ(Monsters University) でアニメーターを務めたRamiro Lopez Dauだ。

主人公のHenryは森に住むハリネズミで、アニメが始まると観客はHenryの家の中にいる。今日は Henryのお誕生日だが、Henryの棘を恐れて誰もお客が来ていない。ひとりぼっちのHenryは友達が欲しいと願う、というところからストーリーが始まる。.

この短編アニメのテーマは、製作者たちによれば、VRの特質をフルに利用して「誰もがハグしたくなるかわいい主人公」を造形することにあるという。スーパーヒーローものや叙事詩的に壮大なSFものとは一味ちがったVRならではの親密な体験を生み出すことが狙いだ。

Oculusは来年の製品リリースに向けて、メインストリームの消費者向に魅力をアピールする努力を続けていくことになるだろう。

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Oculus Rift、いよいよ今年後半に予約開始、来年初めに市販―独自ゲームも開発中

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Oculus Riftはいよいよ消費者向けバージョンの出荷準備に入っている。だが消費者は製品を箱から取り出しただけではバーチャル・リアリティーの世界に入ることはできないようだ。

Oculusの共同ファウンダー、Nate Mitchellは現在ニューヨークで開催中のTechCrunch Disruptに登壇し、消費者向けOculus Riftが今年後半に予約受付を開始し、2016年の第1四半期に出荷される予定だと明かした。しかしOculusには「最新のコンピュータゲームをプレイできるパソコンが必要」だとMitchellは付け加えた。

Oculus Riftはモンスター級のゲームマシンが必要というわけではない。Mitchellは「クレージーなハイエンドマシンが必要なわけではない」という。今年のCESのプレスイベントのデモで用いられたマシンには市販価格600ドル程度のnVidia GTX 980グラフィックカードが用いられていた。

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価格についてMitchellは「われわれはできるだけ手の届きやすい価格にしたいと努力している」と語った。しかしハイエンドの体験を届ける製品であるため、昨年Oculusが開発に協力したSamsungのバーチャルリアリティーヘッドセット、Gear VRよりかなり高価になるのは避けられないようだ。

Mitchellは「われわれはVRを2つのカテゴリーで考えている。ハイエンドはRift、ローエンドははSamsung Gear VRのような製品だ」と述べた。Samsung Gear VRは200ドルで、これに表示用のスマートフォン(649ドルかそれ以上)を必要とする。

Riftの販売経路についてMitchellは小売店を重視しているとして次のように語った。「われわれはOculus.comで予約を受け付けることになるだろうが、販売チャンネルでは小売店舗が重要な役割を果たす。というのも、Riftの購入にあたっては店頭での試用が重要だからだ。着用してみなければ異次元の体験であることが実感できない。何千万という人々がRiftを購入するようになるためには実際に手に取って試すことができる店頭での販売が不可欠の要素になる」

Mitchellはそれ以上の具体的な話には踏み込まなかったが、司会のJosh Constine記者が「それではBest Buyのような量販店にRiftのトライアルコーナーが出現するのか?」と尋ねたとき満足気な笑みを浮かべたように思えた。.

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さいわいOculusでは消費者向けデモにも使えるようなクールなゲームをすでに開発しているという。Mitchellによれば、Oculusは密かに社内で独自ゲームを開発していた。 Oculusは小人数の開発チームよって 昨年デモが公開されたHero Boundを始め、いくつかのタイトルを開発している。また外部のデベロッパーとOculusが共同開発するゲーム、さらにはサードパーティーのデベロッパーがまったく独自にOculusプラットフォーム上で開発するゲームも順次登場するという。

しかしあまりに暴力的だったりユーザーに船酔いを起こさせるようなゲームが野放しになっては消費者を遠ざけてしまうだろう。

Mitchellによれば、少なくとも市販の当初は、Rift向けゲームの公開にOculusの審査、承認を必要とすることになるという。しかしOculusはエコシステムのオープンさを重視しており、サードパーティーがコントローラーなどの周辺機器を開発することを認めるという。

あとひと月に迫ったE3ゲーム・カンファレンスでOculusはさらに新しい発表とデモを行うはずだ。Oculusが長らくSFの世界の存在だった高品位のバーチャル・リアリティーを万人のものにする日が近づいている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ToyotaがOculus Riftを使ってわき見運転のおそろしいシミュレータを制作、おしゃべりで迷惑な友人も本物そっくり

VRや、Oculus RiftのようなVRヘッドセット(headset, ≒ヘルメット)の教具としての可能性は、すでに多くの人が認めている。デトロイトで行われた今年のNorth American International Auto ShowでToyotaが見せた運転教育用シミュレーションTeenDrive365は、新米の運転者たちに、わき見運転の危険性を教える。このシミュレータはユーザをToyota車の操縦席に座らせ、完全に没入的な(イマーシヴな)仮想環境の中に、歩行者やほかの車、建物、路上の障害物などを登場させる。

なお、ユーザが座るToyota車の操縦席は、仮想ではなく、このカンファレンスのToyotaのブースに展示されている実車だ。そしてその本物のアクセルやブレーキやステアリングホイールを操作すると、その動きがVRに伝わる。ヘッドフォンから聞こえる音はステレオだから、臨場感も抜群だ。アクセルを踏み込んだときのエンジン音や、パトカーのサイレンの音、くだらないことを話しかける迷惑な友人の話し声、などがリアルに聞こえてくる。

このシミュレータは、Toyotaの運転者教育プロジェクトTeenDrive365の一環だ。このプロジェクトには、ほかにもいろんなツールや、アドバイス、各種イベントの紹介などが含まれ、新米運転者がフェンダーを損傷したり、大きな事故に遭ったりしないように、導いてくれる。とくにこのわき見運転シミュレータは、これまでVR上でいろいろ試みられてきた運転教育用シミュレータよりもずっと充実した環境を、よりリアルに表現しているようだ。

もちろん、Oculus Riftを持ってるあなたがふつうにToyota車を買っても、その車でこのシミュレータを楽しむことはできない。でもToyotaはこれから、TeenDrive365の全国ツアーをやる気だから、10代のガキに自分の車を使わせるとどんなひどいことになるかを、とりあえずシミュレータで知ることができるだろう。同社のイベントのスケジュールは、ここにある

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


なんと! バーチャルリアリティーが手で触れる―音波で触覚を刺激するシステム登場

奇妙に聞こえるかもしれないが、バーチャル・リアリティー内で触覚を実現するカギになるのは音波だという。イギリスのブリストル大学の研究者チームは超音波によって現実に存在しい対象を触覚させることができる新しいテクノロジー開発の開発に成功した( New Scientist)。

Ben Longが率いるチームは、スピーカーによって高い音圧を発生させ、皮膚を刺激して触覚をシミュレーションするシステムを作った。

VRと連動させるためにはLeap Motionのコントローラーが用いられている。このデバイスは2010年にクラウドファンディングで資金を集め、2013年から出荷されている。コントローラーがユーザーの手の位置を検出し、たとえばOculus Riftヘッドセットで描写される環境と連動させて、適切な音波刺激によって手があたかも現実の物体に触れているかのように感じさせる。

このシステムで触覚シミュレーションを行う場合、デジタル画像と同様、解像度の問題がある。現在のプロダクトでは対象はわずかに振動しながら空中に浮かんでいるように感じられる。また対象の形状を細部にわたって再現することはできない。チームは小型のスピーカーのアレイを利用することによって小さなオブジェクトや細かい形状の再現ができるようにするための研究を行っている。画像でいえば表示できるピクセルを増やそうとしているわけだ。

本当にリアルな没入的バーチャル・リアリティーを実現するためには、触覚は不可欠の要素だ。このテクノロジーは初めてその可能性を開いたものとして大いにエクサイティングだ。

ちなみにOculus VRは「現在のバーチャル・リアリティーで欠けている重要な要素はコントローラーだ」と述べ、新しい入力手法の開発を始めている。この新しいコントローラーが開発が成功すればいよいよ一般消費者向け販売が開始されるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


OculusのCEO、「製品版ヘッドセットの市販は何年も先ではない、何ヶ月かだ」と語る

今日(米国時間11/4)のOculus VRのCEO、Brendan Iribeの発言はゲーマーに朗報だ。TheNextWebによれば、アイルランドで開催されているWeb SummitカンファレンスでIribeは消費者向けのOculus Riftヘッドセットの市販は「何年も先ではない。何ヶ月かだ」と述べたという。このバーチャル・リアリティー・ヘッドセットはデベロッパー向けやより進んだ機能を実験するプロトタイプまで、すでに数種類が出荷されている。

しかし喜び過ぎないほうがいいだろう。Iribeは消費者向け出荷が軌道に乗るまでには「かなりの月数がかかる」と付け加えている。市販への最大のハードルは入力デバイスが完成していない点だという。 ゲームパッドやキーボードはOculusのような没入型VRには適当ではない。最近OculusはXBox 360のコントローラーやKinnectを開発したCarbon Designを買収している。おそらくこのチームが画期的な入力デバイスを開発しているのだろう。

IribeはまたライバルのVRデベロッパーに対して「没入型ヘッドセットには方向感覚喪失と船酔いという大きな問題があり、適切な対策を取らずに製品を出荷すべきではない」と警告した。Iribeのこの発言は、最近VRプロジェクトで長足の進歩を遂げているソニーを念頭においているのかもしれない。

〔日本版:上にエンベッドしたビデオの最後、18:45あたりでIribeは「何ヶ月か先」と言っている。。〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Oculusが今秋初のデベロッパカンファレンスをハリウッドで + RakNetを買収してFOSS化

Facebookによる買収が決まったVRヘッドセットRiftのOculusが、今日(米国時間7/7)、二つの発表を行った。ひとつは、ゲームネットワークのための各種ミドルウェアを提供しているRakNetを買収したこと、もうひとつは同社初のデベロッパカンファレンスOculus Connectを9月19-20日にカリフォルニア州のハリウッドで開催することだ。RakNetが提供しているさまざまなサービスやプロダクト…クロスプラットホームな音声チャット、SQLのログ取り、インターネット接続のセキュリティなど…は、MojangやSony Online Entertainmentをはじめ、多くのインディー企業や大きなデベロッパ企業が利用している。

Oculus Connectカンファレンスでは、来場者がOculusのエンジニアやそのほかのVR産業のパイオニアたちとのセッションに参加できたり、ラボで自分のソフトウェアとOculusの社員とのハンズオンや直(じか)のフィードバックを体験できる。出展の申し込みは、7月10日から受け付け、その次週には承認が来る。Oculusはまた、同社の開発の最前線からのニュース(新バージョンRiftのプロトタイプ?)も定期的に提供する、と約束している…ただし具体的な内容は未定だ。キーノートには、Brendan Iribe、Palmer Luckey、John Carmack、そしてMichael Abrashらが顔を揃える。

OculusはRakNetの技術を自分のプロジェクトのためにすでに何年も利用している。買収後にはRakNetがオープンソースになるので、Oculusだけでなく、重要な開発パートナーたちも仕事がやりやすくなり、共に未来のVRプラットホームを築いていけることになる。RakNetのC++クラスライブラリは、売上が10万ドルに満たないゲームは無料で使えたが、今後は完全に無料になる。

” target=”_blank”>関連記事。〕

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ドローン+Oculus Rift+頭の動きに連動するカメラ=空を自由に飛び回る!

ドローンに2台のカメラを取り付けて、その画像をOculus Riftに送るというのは楽しいに違いない。ただ、そうした試みは既にある。それでは、このアイデアをさらに進めてみよう。Oculus Riftを装着した人の動きに応じて、ドローンに取り付けたカメラも動くようにするのだ。

この仕組みを使えば、自分自身がドローンとなり空を飛ぶ。目の前に空からの風景がリアルタイムで表示されるのだ。顔を動かせば、それに応じて視界も動く。

これはかなりスゴイ。アイデアだけでも「なるほど!」と言いたくなるが、既に実機も製作されている。下のデモをご覧あれ。

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(翻訳:Maeda, H


Oculus Riftの中はこうなっている―ストップモーションのすぐれもの分解ビデオが公開

私は記憶にあるかぎり手に入れたすべてのガジェットを分解し、ときには再度組立てしてきた。

ガジェットの分解はインターネットで大いに人気のあるジャンルで、AppleやSamsungが新製品を発表するたびにビデオサイトには分解ビデオが溢れる。しかし私が気にいったビデオはほとんどなかった。

しかしこれは気に入った。

このサイト、Vsauceは最近急速に成長してきたギーク向けのYouTubeのチャンネルだ。このビデオではFacebookが20億ドルで買った拡張現実ヘッドセットの中身がどうなっているのか、わずか2分10秒のビデオの中に大量の情報がストップモーションで詰め込まれている。また画像の合間にちょっとしてトリビアがテキストで表示されのでRiftについて少し物知りになれる。

そしてとにかく分解の手際がいい。他のガジェットもこのレベルで分解したビデオが見たい。

Riftの中身が(一見したところでは)ごくシンプルなのが驚きだ。

[Kotaku経由]

アップデート: VsauceはPS4とXbox Oneの分解ビデオをアップしていた!

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ついにメディア王ルパート・マードックまでOculus Riftを体験

メディアの大物がラッパーといっしょに写真に収まるという流行の次は、メディアの大物がOculus Riftを着けて写真に収まるというものになるかもしれない。メディアの大物中の大物、かつTwitterのサポーターであるルパート・マードックがこの流行に先鞭をつけた。

News Corpの会長にしてFoxのCEOの最新の動静を伝えるTumblrのページ、Murdoch Hereの記事によれば、マードックは昨日(米国時間4/16)、News Corpの最高技術責任者のPaul Cheesbrough、ニューヨーク市の前教育長、Joel Klein、それにFoxでのマードックの右腕、Natalie Ravitzと共にニューヨークのCGスタジオ、Framestoreを訪問した。

Murdoch Hereにはご覧のように83歳のメディア王がOculus Riftヘッドセットを着けて“Game of ThronesのVRゲームを体験している驚くべき写真が掲載されている。

ご老体も進歩したものだ。4年前にマードックはデジタル・テクノロジーのカンファレンスに原稿の紙束を手にして登壇したものだったが。

 

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook株、Oculus Rift買収発表後の時間外取引で下落

ウォール街は気に入らなかったようだ。Facebookがバーチャルリアリティーのスタートアップ、Oculus Riftの買収を発表した後、同社の株価(NASDAQ:FB)は下がっている。現在株価は始値の64.25ドルを下回り、時価総額で15~18億ドル相当を失った。

この下げ幅は、FacebookがWhatsAppの買収を発表した時よりも、明らかに大きいく

今日(米国時間3/24)の株式市場終了から約1時間半後、FacebookはOculus Riftを20億ドルで買収する計画を発表した。世界をよりオープンでつながれたものにするという目標を掲げるFacebookは今、次世代プラットフォームに焦点を当てる位置についた。Oculus Riftは、次の世代を担う可能性を持つバーチャルリアリティーの最前線にいる。

Facebookはモバイル・テクノロジーの導入で遅れをとった。VRが大物になるようなら、これを逃がすわけにはいかない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


速報:Facebookが話題のVRヘッドセット、Riftのメーカー、Oculusを20億ドルで買収

Facebookは拡張現実ヘッドセットRiftのメーカー、Oculus VRを買収することを発表した。価格は約20億ドルで4億ドルのキャッシュと2310万株のFacebook株式によって支払われる。さらにOculusが今後一定の成績を収めた場合には3億ドルのアーンアウト(成功報酬)が支払われる(その条件は不明)。

今日(米国時間3/25)、Facebookのファウンダー、CEOのマーク・ザッカーバーグは「バーチャル・リアリティー・テクノロジーのリーダーであるOculusVRと買収に関して合意に至ったことはたいへんに嬉しい」とする声明を発表した。その中で、次のように述べている。

われわれの使命はよりオープンかつ密接に結び付けられた世界を作ることがわれわれの使命だ。この目的にむかってここ数年われわれはモバイル・アプリの開発に取り組んできた。このぶんやでなすべきことはまだ数多くあるものの、われわれは一層楽しく、有用なユーザー体験をもたらような次のプラットフォームについて研究する時期に来ていると感じた。

そこでわれわれはOculusに注目した。同社はOculus Riftに代表されるような優れたVRテクノロジーによって知られている。Riftを装着すればコンピュータによって生成された新しい没入的な空間を体験できる。ゲーム、映画、あるいは遠く離れた場所を驚くべきリアリティーで体験できる信じがたいテクノロジーだ。われわれはここにいながら他の場所で他の人々と体験を共有できる。Riftを試した人々は皆「生まれて初めてのまったく新しい体験だった」と驚きを口にしている。

ザッカーバーグは「Oculusは今後もゲームへの応用を第一にしていく。またFacebookとは独立の組織として運営される。しかしゲームへの後は他のさまざまな方面への展開を考えている」と述べた。

家にいながらにして、特別席でスポーツの試合を見たり、世界の大学で他の学生たちと教室にいるようにして授業を受けられたり、1対1で医師の診察を受けられたりできるようになったら素晴らしいだろう。これはまったく新しいコミュニケーションのプラットフォームになり得る。この高度な拡張現実を利用すれば無制限の空間を手に入れることができる。友だちとオンライン体験を共有するだけでなく、実世界と同様の生活と冒険を共有できるようになるだろう。

買収手続きは2014第2四半期中に完了する予定だ。Oculusは現在7500台のRiftヘッドセットの注文を受けいる。これらはRift向けにアプリケーションを開発することに関心を持っているデベロッパー向けの開発キットだ。最新のCrystal Cove’プロトタイプをベースにしたモデルは1080Pのフルハイビジョン・ディスプレイと奥行きを感知するをセンサーを備え、さらにリアルな体験が可能になっている。

Oculusはこれまでに9340万ドルのベンチャー資金をSpark、Matrix、Founders Fund、Formation 8、BIG Ventures、Andreessen Horowitzから調達している。 Oculusは最近、3Dゲームの父と呼ばれるJohn CarmackをID SoftwareからCTOに迎え、大いに会社としての格を高めた。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Oculus Riftから350ドルで新たなデベロッパー・キット発表―Crystal Coveプロトタイプが市販に近づく

Oculusは先週、最初の世代のデベロッパー向けRiftの販売を中止したのに続いて、第二世代のRiftキットを発表した。価格は350ドルで、機能は大きく向上している。新バージョンはOculuのサイトで現在予約受け付け中だ。ベースになったのは今年のCESで発表されたCrysta lCoveプロトタイプ。

このバージョンでは奥行センサー・カメラが追加され、現実世界での装着者の運動をゲーム内でよりリアルにレンダリングできるようになった。解像度は両眼それぞれ960×1080のHDだ。また筐体デザインも洗練され、赤外線センサー、電源ボタンは目立たないように装備されている。また接続は単一ケーブルが用いられ、先端でUSBとHDMIプラグに分岐する。

われわれの姉妹ブログのEngadgetが取材したビデオを下にエンベッドした。

DK2と呼ばれるこのデベロッパー向けOculusキットは、前バージョンが売り切れになったことから登場が予期されていた。Oculusにとって一般発売前にできるかぎり多くのソフトウェアを揃えておくことが重要なのは言うまでもない。

消費者向けリリースの時期についてはまだ発表がないが、DK2の出荷は6月に開始予定だ。われわれのボスはTitanfalを試してみたときの凄さを熱く語り続けている。

今週は、ソニーがMorpheus PS4 VRヘッドセットを、スタートアップのSulonがCortex ARゲーム開発キットを発表するなどVRの話題が多い週だった。

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Oculus RiftヘッドセットとThalmicのMyoアームバンド・コントローラーが接続されたらゲームはすごいことになる

完全没入型VRゲームが実現する日は意外に近いかもしれない。Oculus Riftはその方向への大きな一歩だが、ThalmicのMyoは理想的なパートナーとなるかもしれない。Myoはユーザーが手と腕でジェスチャーするとその筋電位を読み取って接続されたデバイスをコントロールするアームバンドだ。

Oculus Riftの仮想現実ヘッドセットは装着者の頭の位置を読み取ってディスプレイに表示される内容を動かす。最新モデルでは上下左右を見回せるだけでなく前後の動きによってズームイン、ズームアウトができるようになった。しかしミサイルの発射などの操作には依然として専用の物理的コントローラーを使う必要がある。これはやはり現実感を多少なりと損なう。たとえば目の前にハシゴがあっても手を伸ばしてつかむことはできないし、手で銃の狙いをつけることもできない。

そこでOculus RiftとMyoアームバンドが連携すれば理想的だということをまずベンチャーキャピタリストが気づいた。もっともSpark Capitalは双方の会社に投資しているのでこのアイディアを得たのは偶然ではない。事情に詳しい情報源の話によれば、Sparkが両社に投資を決めたのは両デバイスの連携の可能性を考えたからだという。Thalmic自身はこのアームバンドを一般的な入力デバイスとして広くマーケティングしていきたいと考えているが、投資家としてはまずゲーム分野に進出して利益を確保することを望んでいるという。

実際、Oculus/Myoの提携は単なる噂ではない。Myoのファウンダー、CEOのStephen Lakeはわれわれの取材に対してメールで「(Riftとの)接続システムを開発中だ」と確認した。

Oculus Riftの成功のカギの少なくとも一つは、ゲームのキャラクターと仮想現実の相互作用をいかに現実的にシミュレーションできるかにかかっている。一方、Myoが離陸するためにはこのデバイスが役立つことを十分な数の消費者が納得するような応用分野をまず発見する必要がある。つまりRiftとMyoはまさに似合いのカップルだ。この結婚から何が生まれるか大いに楽しみだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


バーチャルリアリティは役に立つ! プライベート映画館で映画の楽しみを取り戻そう

映画館に行くのが好きだ。実のところ、「かなり」好きだ。

ただ、映画館にいる人というのがどうも気に入らない。

昔むかし、両親は映画館では守るべきルールがひとつだけあるのだと話してくれた。すなわち「沈黙は金」ということだ。映画館というのは、映画好きにとっての教会のようなものであり、そのような場で他人の「祈り」を邪魔するような振る舞いをすることは「罪」であると教えられたのだ。「話をするなら出て行く」。それが絶対のルールだった。

いつの間にか、この単純なルールはルールでなくなってしまったらしい。

これまでと行く時間をずらしてみたりもした。あるいはマナー違反を感じた映画館とは別のところに行ってみたりもした。しかし何をしても、どこにいっても煩い「映画ファン」たちから逃れることはできないのだ。勝手に話しだし、仲間内の冗談を言い合う。携帯電話をいじくり、画面のあかりを周囲の人に浴びせかけ、映画館にいるんだなどという話をFacebookに書き込む。

今年は映画館に10回行った。そのうち9回で、少なくとも一人が、他の人の気分を悪くするような振る舞いをしているのに出会った。もうすっかり映画館に行くのが嫌になってしまった。

しかし、こうした状況を変えてくれるかもしれないものが出てきた。HD Oculus Riftを使って、ふたたび「楽しい映画館体験」を自らの手に取り戻すことができるかもしれない。

何の話かといえば、VR Cinema 3Dだ。これはなんと、映画館をシミュレートするものだ。Oculus Riftを使って、ヘッドセットで見るVR世界の中に映画館を構築してくれるのだ。もちろん無駄話をする客などはいない。割引チケットでやってきた映画に興味などないような連中もいない。実際には脳内に投影されるのだが、家の中にフルサイズの映画館がやってくるわけだ。

Riftを装着して、そしてお気に入りの映画を読み込む(読み込んだムービーは種類等によらず「movie.avi」の名前にしえとく必要がある。アプリケーションはまだβ版なのだ)。準備が整えば、バーチャル映画館の中で好きな座席を選んでスクリーンを見れば良い。映画館内のあかりは暗くなり、そして映画の上映が始まる。スクリーンを照らす光が、客席の方にも反射してくる様子は、実際の映画館と同じ感じだ。

もし座席が気に入らないようなときにはどうすれば良いか。単純に別の席に移動するか、あるいは座席を選ぶUIを呼び出して、席の選択をやり直せば良い。

わざわざ映画館をシミュレートするのは馬鹿馬鹿しいと感じるかもしれない。Riftのディスプレイにそのまま映画を投影すれば良いのではないかと考える人も多いことだろう。

しかし、一度試してみるとこの仕組に納得できる人も多いのではなかろうか。慣れた環境が、このバーチャルな仕組みを「リアル」に感じさせてくれるのだ。自分が使っている仕組みのことなどあれこれ考えず、すぐに映画に没頭できるようになる。実際の映画館と同様な距離感でスクリーンを眺めることにより、スクリーン上のものごとを把握しやすくなるのだ。

さらに、これにネットワーク機能が搭載されれば面白い。たとえ実際にははるか遠くに住んでいても、友だちと隣に座って一緒に映画を鑑賞できるようになるのだ。しかも、その隣の友だちが無駄話を始めようものなら、さっさとミュート機能を使ってノイズを消すこともできるだろう。

Oculus Rift関連のデモはいろいろと試させてもらったが、今のところこれが一番のお気に入りだ。確かに視野全体を覆うゲームも面白いものではある。しかし自前の映画館を持てるとなれば、こちらの方がはるかに魅力的だ。

Riftをお持ちの方は、VR Cinemaの開発版(たいてい致命的なバグが残されている)を使ってみてはどうだろう。現在のところはウィンドウズ版のみが提供されている。

いったいどういうものなのだと、理解できずにいる人もいるかもしれない。もうちょっと長い説明ビデオを下に掲載しておこう。

(Rift自体をご存じない方に説明しておこう。同じ場面が2つ表示されるのは、右目と左目の両方にひとつずつイメージを写すためだ。Riftで見たとき、両眼でとらえたそれぞれの画像が脳の中でひとつに合成されることになる)。

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(翻訳:Maeda, H


バーチャル・リアリティー・ヘッドセットいよいよ普及か―OculusがAndreesen Horowitzなどから7500万ドルを調達

没入的ヴァーチャル・リアリティーは長い曲がりくねった道をたどってきた。ハードウェアの限界はまだまだ厳しく、楽観的な未来学者やエンジニアが説くようには簡単に実現しないことが痛感された。

しかしどうやら事情は変わりつつあるようだ。さきほど、カリフォルニア州アーバインのスタートアップ、Oculus VR がAndreessen Horowitzがリードし、Spark Capital、Matrix Partners、 Formation|8が参加したシリーズBのラウンドで7500万ドルの大型資金調達に成功したことを発表した。この資金は一般消費者向けのバーチャル・リアリティー・ヘッドセット、OculusRiftの開発と販売に充てられる。残念ながらOculusは今回のラウンドでの会社評価額を明らかにしなかったが、Andreessen HorowitzのMarcAndreessenとChris Dixonが取締役に就任すると発表した。

Oculusの資金調達の経緯をざっと振り返ると、まず今年初めにKickstarterのキャンペーンで9500人の支援者から240万ドルを集めた。6月にはシリーズAのラウンドで1600万ドルを調達した。私の得た情報ではこのシリーズAの資金の大半は手付かずで残っているという。「今回の資金調達は消費者向け販売を当初からできるかぎり大規模にすることに加え、デベロッパー、プラットフォームのサポート、コンテンツの充実などが目的だ」とCEOのBrendan Iribeは述べた。

有力ベンチャーキャピタルからの大型資金調達の成功はOculusのバーチャル・リアリティー戦略への有力な信任投票といえる。Iribeは「OculusRiftヘッドセットはタイミング、機能、コンテンツ、サポートすべた最高に時宜に適したプロダクトだ」と自信を見せた。

“Oculusの初期にデベロッパー向けバージョンでさえまったく違う世界を覗きこむような体験だった。「近くOculusが出荷を開始する消費者向けプロダクトは初期バージョンの没入感を損なっていた表示の遅延問題も解決されている。その結果はアーサー C. クラーク的な『もはや魔法と見分けがつかない』レベルに達している」とIribeは述べた。

もちろんIribeの自画自賛は多少割引が必要だが、Riftがバーチャル・リアリティー・ヘッドセットの中ではコンシューマー化にもっとも近い位置にいるのは間違いない。いかに優れた3Dゴーグル・ディスプレイでもそこに表示するコンテンツがなければ無意味だ。その点、OculusRiftはデベロッパーの間に着実に地歩を築いており、すでに4万2000のプロダクトが公開されている。またOculusはゲーム・デベロッパーのValveとその新しいCTOのJohnCarmackと親密な関係を保ってきた。そのためもあってRiftはゲーム・デバイスとして見られることが多いが、IribeはRiftのように高度に没入的な3Dヘッドセットには一人称ゲーム以外にもありとあらゆる応用があると強調する。

「Riftは目新しいゲーム専用機ではない。エンタテインメント全般はもちろん医療、建築、コミュニケーションに幅広く利用されるだろう」とIribeは述べた。

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