コード決済のOrigami Payが融資・投資・保険の事業展開へ、Origami Financial Services設立

コード決済サービスを運営しているOrigamiは9月27日、自社イベント「Origami Conference 2019」を開催し、融資や投資、保険などの金融サービスを取り扱う関連会社としてOrigami Financial Servicesを9月9日に設立したことを発表した。代表取締役社長にはヤフーで金融関連事業を担当後、ヤフー子会社のワイジェイFXで取締役を務めていた正木美雪氏が就任する。

Origami Financial Servicesで代表取締役社長を務める正木美雪氏

具体的なサービス開始は、必要な行政機関への登録後となるが、順次開始・拡大していくという。現在決まっているのは、11月にサービスを開始するOrigami Walletと、サービス開始未定ながらOrigami Walletにチャージした資金を街中で使いやすくするためのOrigami Card(詳細は未定とのことだがおそらくデビットカード)、後払いを可能にするOrigami Creditサービスも開始予定だ。さらに保険事業としてOrigai Insuranceも開始し、あいおいニッセイ同和損保、第一生命と連携するとのこと。

競合では、すでにLINE Payが独自の信用スコア「LINEスコア」などの情報を基にした少額融資サービスや各種保険サービス、100円から投資可能な「LINE証券」を始めている、メルペイも「メルペイあと払い」という少額融資サービスを4月から開始し、2020年初頭にはメルペイあと払いの分割払いも可能にする。競合からは少し遅れたがOrigami Payもコード決済を基軸にして各種金融サービスに事業を展開していく。

Origami Payがビックカメラグループ限定の最大3000円引きクーポン配布、買い物マラソン可能

コード決済サービスを提供しているOrigamiは8月9日、ビックカメラとコジマ、ソフマップの全店舗で使える最大3000円引きのクーポンを8月10日から配布する。クーポンは8月18日まで利用可能だ。

最大3000円の割引となるのは、Origami Payを初めて利用するビックカメラグループの店舗で税込3万円以上を決済した場合のみ。税込3万円未満の場合は決済金額の10%が即時還元される。つまり2万の決済だと割引額は2000円になる。

このクーポンの注目は、Origami Payを初めて使う店舗なら何度でも使えること。合計金額が3万円を超える家電などを購入する際は、複数の店舗に分けて決済したほうが割引額が増える。ビックカメラでは日用品や酒類を販売している店舗もあるのでで、家電以外のでも有効に活用できる。

GW明けもキャッシュレス決済が熱い、Origamiで松屋の牛めし並が半額に

Origamiは5月7日、松屋フーズが運営する、牛めしの「松屋」、とんかつの「松のや」「松乃家」「チキン亭」、カレーの「マイカリー食堂」、天ぷらの「ヽ松(てんまつ)」、ステーキの「ステーキ屋松」など1139店舗を対象にしたキャンペーンの実施を発表した。

5月8日〜14日の1週間、税込300円以上をOrigami Payで決済すると毎回190円割引となる。松屋のプレミアム牛めし(並)の場合は還元率は50%、つまり半額相当で食べられる。190円÷20%=950円なので、松屋などで950円未満のメニューを食べるなら、PayPayの20%還元よりも還元率は高い。

なお、セゾンポータルアプリの「セゾンOrigami Pay」およびUCポータルアプリの「UC Origami Pay」での決済はキャンペーン対象外となるので注意。

Origamiといえば、牛丼の吉野家で唯一使えるコード決済サービスだったが、4月に松屋フーズとの連携を発表していた。GW後に節制を強いられるビジネスパーソンにとってはうれしいニュースだ。

20%割引クーポン増発でキャッシュレスウィークを盛り上げるOrigami Pay

コード決済サービスを提供中のOrigamiが4月23日、キャッシュレス推進協議会が推進する4月26日の「プレミアム“キャッシュレス”フライデー」限定の20%還元クーポンの配布を発表した。

最大還元額は1000円だが、クーポンは1人あたり3枚取得できるため、5000円の決済を3回すれば計3000円の還元を受けられる。また4月26日15時〜18時の間にOrigami Payで決済した全ユーザーに、5月6日まで使える100円オフでクーポンも後日プレゼントされる。

さらに4月26日〜5月6日までのキャッシュレスウィーク向け施策も発表した。Origami加盟店の掲示ポスターにあるQRコードを読み取ると、5月31日まで使える最大還元額1000円の10%オフクーポンが取得できる。さらにOrigami Payの既存利用者には、メッセージ機能を使って最大還元額1000円の10%オフクーポンが送付される。

Origami Payなら白木屋などで夢のセンベロが可能に、モンテローザグループで最大630円割引

Origamiは4月19日、モンテローザグループと上限630円割引のキャンペーンを4月24日から30日まで実施することを発表した。同グループの「白木屋」「魚民」「笑笑」「山内農場」など全国1661店舗でOrigami Payのコード決済を利用すると、各店舗で初めての支払いに限り最大630円の割引となる。なお、セゾンポータルアプリの「セゾンOrigami Pay」およびUCポータルアプリの「UC Origami Pay」経由でOrigami Payを使った場合は割引は受けられないので注意しよう。

最大の割引が受けられるのは、1260円以上を利用した場合で、1200円の場合は600円、1000円の場合は500円など、1260円未満の決済は半額ぶんの割引だ。他社のコード決済サービスのキャンペーンでおなじみの還元率で表すと、1260円以下なら還元率は50%。1261円以上はいくら使っても630円割引となるが、3150円以下であれば20%以上の還元となるので、他のコード決済よりオトクになる。各店舗で料金は異なるが、生ビール2杯+おつまみ1品、生ビール1杯、おつまみ2品ぐらいのオーダーなら実質1000円前後の決済になる。

対象店舗は次の35ブランドとなる。居楽屋「白木屋」、のみくい処「魚民」、居楽屋「笑笑」、漁港直送「目利きの銀次」、「山内農場」、個室空間「千年の宴」、「豊後高田どり酒場」、海鮮肉酒場「キタノイチバ」、「魚萬」、「ホルモンおいで屋」、海鮮楽屋「福福屋」、隠れ家ごはん「月の宴」、「丹波黒どり農場」、「バリヤス酒場」、九州料理「かば屋」、炭火焼鳥「めでた家」、SHO-CHU STYLE「くろ○」、お好み焼き「みつえちゃん」、「俺の串かつ黒田」、つきじ「すしざむらい」、隠れ家美食「竹取酒物語」、268円厨房「うちくる」、「産直横丁」、「しゃぶ食べ」、「カミナリステーキ」、和食ダイニング「鶏のGeorge」、「焼肉X牛」、「MonteCafe」、「俺の串かつ黒田×炭火焼鳥めでた家」、カジュアルダイニング「kocoro-ya」、ビア&レストラン「モンテビア」、ゆば豆富料理「月の花」、築地すし「魚銀」、カラオケ「歌之助」、「ホテルモンテローザ太田(群馬県)」。

例えば居楽屋「白木屋」の場合、298円の「ジムビームハイボール」を3杯、288円の「叩き胡瓜の塩うめ」、同じく288円の「バリ旨塩だれキャベツ」を頼むと税込合計1470円。税込で1587円となるので、ここから630円を引くと実質957円。Origami Pay決済によって夢の「センベロ」が実現する。

Origami Payがセイコーマート1189店舗で利用可能に、最大500円の初回割引もあり

Origamiは4月18日、セコマグループが運営するコンビニエンスストア「セイコーマート」の1189店舗でのOrigami Pay対応を発表した。4月22日から、北海道1093店、関東96店にて利用可能になる。

同時に5月12日までの期間限定で上限500円の「オリガミで、半額。」キャンペーンの第5弾を実施する。具体的には、セイコーマートで初めてOrigami Payで決済する場合に限り、割引上限500円として決済代金の半額が還元される。200円の決済なら100円、600円の決済なら300円、1000円以上の決済は500円となる。割引が受けられるのは、Origami Payアプリのみで、セゾンポータルアプリのセゾンOrigami Pay、UCポータルアプリのUC Origami Payでの決済はキャンペーン対象外となるので注意。また、タバコは割引対象外、セイコーマート パセオ店はOrigami Payが使えない。

セイコーマート各店では、各種クレジットカードや各種交通系電子マネー、iD、QUICPay、WAON、楽天EdyなどのNFC(Felica)決済、同社独自のPecoma、LINE Pay、PayPayのコード決済に対応しており、Origami Payはようやくの対応となった。

現在、PayPayは5月末まで1回あたりの上限が1000円の20%還元、LINE Payは4月末まで上限5000円の15.5%〜20%還元を実施している。初回のみとなるが、PayPayに対しては2500円未満、LINE Payに対しては還元率15.5%の場合で3225円未満の決済であれば、Origami Payのほうが還元額が高い。

松屋券売機がついに主要コード決済を網羅、Origami Payに4月9日対応

Origamiは、自社のコード決済サービスであるOrigami Payを4月9日から松屋フーズ運営の各店舗に導入することを発表した。具体的には、牛めしの「松屋」、とんかつの「松のや」「松乃家」「チキン亭」、カレーの「マイカリー食堂」、天ぷらの「ヽ松」(てんまつ)、ステーキの「ステーキ屋松」など1130店舗となる。ただし、QRコードリーダー未設置店舗や松屋武蔵小杉店、ドライブスルー、松弁ネット、電話予約弁当では使えないので注意。

Origamiとしては、全国展開している飲食チェーンに提供する初の事例となるとのこと。導入目的としては従来どおりで、支払処理の簡略化によるユーザーの利便性向上、レジ関連作業の軽減にいる従業員の働き方改善に繋げることなど。

今回の発表での注目は、マルチ決済について松屋が前のめりな点。従来もSuicaやPASMOをはじめとする交通系電子マネーのほか、LINE Pay、PayPay、楽天ペイ、そしてコード決済機能を実装して間もないメルペイに対応していた。中国系コード決済の、AlipayとWeChat Payも使える。そしてこの度、Origami Payに対応したことで主要なコード決済は網羅したことになる。

Origami Payでタクシー初乗り半額に、横浜や埼玉はコスパ高

Japan Taxiのタブレットを導入しているタクシーの初乗り料金が半額に。Origamiは3月17日まで、タクシー初乗り料金が半額になるキャンペーンを実施中だ。モバイル決済サービスのOrigami Payを利用することで、期間中は初乗り料金が何度でも半額になる。なおOrigamiとJapan Taxi、そして日本交通(東京)は2017年1月24日に提携を発表しており、実は2年以上前からタクシー内でOrigami PayとAlipayが使えていた。

東京23区や武蔵野市、三鷹市などは初乗り料金(1.052kmまで)が410円なので205円引き。横浜、川崎、横須賀、三浦、埼玉では初乗り料金(2㎞まで)は730円なので365円引き。福岡では初乗り料金(1.194kmまで)は580円なので290円引きとなる。初乗りの料金が安い代わりに適用される走行距離が短いエリアではお得感は低いが、神奈川や埼玉から都内に通っているビジネスパーソンにとっては遅い帰宅の際に重宝するはずだ。

初乗り料金が半額になる条件として、Japan Taxiが提供する広告・決済機付きタブレットを搭載する以下のタクシー運営会社の車両を利用する必要がある。タクシー料金は法律できちんと決めらており、タクシー運営会社が割引を適用することはできない。そのため決済端末と連動したタブレットを利用して料金情報をクラウドに送信し、そのデータを基にOrigamiが還元する流れとなる。

少しややこしいのは、大阪と兵庫、京都。日本交通という同名のタクシー運営会社が存在するので、乗る車両が東京・日本交通のタクシーかどうか確認する必要がある。東京・日本交通のマークは「赤い桜のマークに白抜き文字のN」、大阪・日本交通のマークは「赤文字で日交」だ。

今回のOrigamiのキャンペーンは、吉野家、DEAN & DELUCA、ケンタッキーフライドチキンに続く第4弾。関係者によると、店舗を絞ったキャンペーン展開により、吉野家のヘビーユーザーが初めてDEAN & DELUCAに訪れるという現象も起きたそうだ。個人的には吉野家のヘビーユーザーがDEAN & DELUCAで何のメニューを頼んだのか気になるところ。他社とは異なるキャンペーン展開により、ユーザーに新しい行動を促すのがOrigamiの特徴になってきた。

  • 北海道
    安全永楽交通
    金星自動車
    トーコーグループ
  • 東京
    日本交通
    帝都自動車交通
  • 神奈川
    横浜無線
    日本交通横浜
    スタジアム交通
    ワールド交通
    京浜ハイヤー
  • 埼玉
    日本交通埼玉
  • 大阪
    東京・日本交通
  • 兵庫
    東京・日本交通神戸(一部車両)
  • 京都
    東京・日本交通京都
    高速タクシー
  • 福岡
    福交無線(一部車両)
    明交運輸事業協同組合(一部車両)

Origamiが居酒屋制覇に前進、モンテローザ35ブランド約1650店舗で利用可能に

Origamiは2月20日、モンテローザグループが運営する「白木屋」「魚民」「笑笑」「山内農場」など全国のモンテローザグループ35ブランド約1650店舗で、同社のモバイル決済サービス「Origami Pay」が利用可能になったことを発表した。

モンテローザグループの飲食店舗で、「Origami Pay」を利用すると会計が2%オフ、Origamiアプリ内で登録した銀行口座から支払うとさらに1%オフ、計3%オフとなる。この割引キャンペーンの期間は決まっていないが、永続ではなく終了する可能性があるとのこと。

利用できるブランドは、居楽屋「白木屋」、のみくい処「魚民」、居楽屋「笑笑」、漁港直送「目利きの銀次」、「山内農場」、個室空間「千年の宴」、「豊後高田どり酒場」、海鮮肉酒場「キタノイチバ」、「魚萬」、「ホルモンおいで屋」、海鮮楽屋「福福屋」、隠れ家ごはん「月の宴」、「丹波黒どり農場」、「バリヤス酒場」、九州料理「かば屋」、炭火焼鳥「めでた家」、SHO-CHU STYLE「くろ○」、お好み焼き「みつえちゃん」、「俺の串かつ黒田」、つきじ「すしざむらい」、隠れ家美食「竹取酒物語」、268円厨房「うちくる」、「産直横丁」、「しゃぶ食べ」、「カミナリステーキ」、和食ダイニング「鶏のGeorge」、「焼肉X牛」、「MonteCafe」、「俺の串かつ黒田×炭火焼鳥めでた家」、カジュアルダイニング「kocoro-ya」、ビア&レストラン「モンテビア」、ゆば豆富料理「月の花」、築地すし「魚銀」、カラオケ「歌之助」、「ホテルモンテローザ太田(群馬県)」。

モバイル決済については国内先駆者だったOrigamiだが、LINE Pay、PayPay、そしてメルペイも本格参入を果たして激戦が繰り広げられている。ユーザーを増やすには、20%還元や半額などのキャンペーンだけでなく、利用店舗の拡大も重要だ。人気の料理ジャンルの専門店を再現して全国に多店舗展開することに長けたモンテローザグループと連携することで、居酒屋でのモバイル決済普及にひと役買いそうだ。

Origami「半額」キャンペーン第三弾はケンタッキーフライドチキン、2月13日から19日まで!

スマホ決済のOrigamiは2月4日、「Origami Pay」利用で対象店舗の商品が最大半額になる「オリガミで、半額。」キャンペーンの第三弾を発表した。

2月13日から2月19日の期間、日本ケンタッキー・フライド・チキン運営のケンタッキーフライドチキンのOrigami Pay導入店舗116店で、Origami Payによる支払いで500円以上の支払いが何度でも半額になる。最大割引金額は1000円。要するに税込2000円までの場合は半額となり、それを超える場合は割引額1000円が適用となる。

対象となるのは東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、奈良のOrigami Pay導入店舗116店。

Origamiは昨年末の12月、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」やLINE Pay「Payトク」キャンペーンが開催されている中、このキャンペーンの第一弾を発表。吉野家の牛丼並盛が半額相当となっていた。1月に開催された第二弾はDEAN & DELUCAが対象だった。

Origamiのホームページではキャンペーンの第六弾まで開催予告されているが、今後の詳細は不明。同社は本日、「今後開始するキャンペーン情報につきましては詳細が決まり次第発表いたします」と発表している。

 

Origami「半額」キャンペーン第二弾はDEAN & DELUCA、1月25日スタート

スマホ決済のOrigamiは1月23日、「Origami Pay」利用で対象店舗の商品が最大半額になる「オリガミで、半額。」キャンペーンの第二弾を発表した。

2019年1月25日から31日の期間中、惣菜などを販売する「DEAN & DELUCA」とカフェ「DEAN & DELUCA CAFE」のうちOrigami Payが利用できる店舗で、Origami Payでの支払いが何度でも即時で半額となる。

本キャンペーンの最大割引金額は1000円。税込2000円までの場合は半額となり、それを超える場合は割引額1000円が適用となる。ただし、Origamiクーポンとの併用はできない。

同社は昨年末の12月、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」やLINE Payの「Payトク」キャンペーンが開催されている中、このキャンペーンの第一弾を発表。吉野家の牛丼並盛が半額相当となっていた。

今後はケンタッキーフライドチキンを対象にした第3弾が2月に予定されており、ホームページ上では第6弾まで予告されている。

この新しい折り紙アルゴリズムならどんなものでも折れる

折り鶴を千羽折ったら、どんな願いでも叶う、と言われている。学生のころ、一度やってみたが、目が赤く充血した。しかしMITから発表されたペーパーは、たとえばたった一枚の紙から千羽の折り紙を作る方法を記述している。折り紙を実現するアルゴリズムを見つけたため、そんなことも可能になったのだ。

計算機に折り紙をやらせることは、コンピューターサイエンスの長年の難問だった。2008年には、Tomohiro Tachi(舘知宏)が、主に長い巻紙のような紙の上に折りのパターンを作り出す、世界で初めてのソフトウェアを考案した。しかし今度のMITのアルゴリズムはふつうの大きな紙を使い、折りが多くて接合部の少ない、“水が漏れにくい”折り紙パターンを作る。

研究者の一人Erik Demaineは語る: “このアルゴリズムの方が、折り方が実践的でずっと良いと思う。実はまだ、折り紙を完全に数学的に定量化できたわけではないが、やってみてこっちの方が良いことは確かなんだ。でも、前の方法とは完全に違う数学的特性がひとつある。われわれの方法では、作ろうとする面の境界として元の紙の境界をキープしている。そのことをぼくらは、水が漏れない(watertightness)と呼んでいる”。

折り紙ソフトがこのアルゴリズムを使うと、何でも折れることになる。紙が十分に大きければ、一枚の紙でシンプルな折り鶴を1000羽折ることもできるだろう。

“多面体を細い紐で巻くような方法は、‘いかさま’と呼ばれていたし、うまくいくはずがない、とも言われていた”、と数学のJoseph O’Rourke教授は語る。“この新しいアルゴリズムは折りを作り出せることが保証されているし、多面体のどの面もシームレスな小面でおおわれているから、いかさまではない。そして紙の境界が多面体の面の集合の境界と同じだから、“水漏れしない”。また、折りを実現するために必要な余計な部分は全部中に隠れているから、外からは見えない”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

豚の腸で作った折りたたみ式小型ロボットが誤飲した電池を取り出す…MITや東工大らの研究

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MITとシェフィールド大学と東京工業大学の共同研究チームが、William BurroughsのSF小説にありそうなプロジェクトを進めている。乾燥させた豚の腸で作った小さな折り紙状のロボットをカプセルに収めて飲み込むと、それが体内でアコーディオンのように開く(上図)。

胃の中でその小さな‘肉ロボット’はスティック-スリップ的に動きまわり、周囲との摩擦を利用して自分を前へ進める。操縦は、磁石の磁界が行う。磁石の機能は二つあり、その残る一つは人が飲んだ小さな電池を拾い上げる。

電池の誤飲という事故は、意外と多いようだ。MITによると、合衆国では毎年、3500個の時計用電池が誤飲されている。一部はウンチと一緒に排泄されるが、胃や食道の組織を傷つけるものもある。そこで研究者たちは、小さく折りたたんだロボットを使う、という解決方法を思いついた。

この話には、豚がさらに関係している。研究者のShuhei Miyashitaはこの独特な‘ロボット技術’の可能性に着目し、ハムの小片の中に電池を入れてみた。共同研究者のDaniela Rusによると: “電池の成分は30分で完全にハムに溶融した。そこから重要なことを学んだ。電池を誤飲したら、できるだけ早くそれをとり出さなければならない”。

またチームは、テスト用に模造の胃を作るときも、寛大な豚さんに依存した。豚の胃で、消化の過程を理解したのだ。しかしその後は、シリコンで胃の模型を作り、水を入れ、味付け胃液としてレモンジュースを加えた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

モバイルECプラットフォームのOrigamiが5億円を調達し、本日ローンチ

origami

モバイルに限定したECプラットフォームOrigamiが本日ローンチと同時にKDDI Open Innovation Fund、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムから5億円の資金を調達したことを発表した。このスタートアップは業界で度々話題になっていたものの、その事業内容はECであること以外一切明かされてこなかった。読者の中にも気になっている方は多かっただろう。

Origamiは従来のECとは違い、ブランドと消費者、実店舗とオンラインを繋ぐプラットフォームだ。機能的にはTwitterやPinterestをイメージするとよい。プラットフォーム上にはBEAMS、A BATHING APE®、森美術館といった有名ブランドがすでにアカウントを開設しており、これらのアカウントをフォローすることで、商品の写真がフィードに流れてくる。商品の写真はそれぞれタップすると、そのまま購入できる。

店舗から発信される情報だけでなく、ユーザーのアクションにも工夫をしている。ユーザーが店舗で商品の写真を撮りOrigami上にアップロードする。その時に店舗情報を入力すると、ユーザーがアップロードした写真自体が広告となる。フォローしているユーザーがアップロードした写真がホーム画面に流れてくるのだが、写真は店舗のアカウントに紐付いている。TwitterやFacebookと違い、商品の写真は全て店舗と紐づいているため、その写真から店舗のページへ飛び、すぐに商品を購入できる。

この他、アプリ内にGQ JAPAN、VOGUE JAPANなどから雑誌風のコンテンツも提供されており、ここに掲載されている商品写真からもすぐに購入できる仕様となっている。

Origamiはこのようなプラットフォームを提供することで実店舗とオンラインをマッチングさせたいそうだ。

Origami代表取締役CEOの康井義貴氏によると、実店舗に投資しているブランドは多いのに、その店舗を活かせていないという。というのも、アパレルの場合、実店舗で試着をしたり色合いをチェックした後にネットで店舗よりも安く売っているショップを見つけてそこで購入する客は多い。これでは店舗は単なるショールームになってしまう。

さらには店舗で商品の写真を撮ってソーシャルメディア上にアップロードしてくれる客が居てもデータが取れていなかったり、ブランド好きでもHPを何回も訪れる客は居ない。といった問題がある。これらの問題をOrigamiが解決していきたいと康井氏はいう。

なお、今回KDDI Innovation Fundから資金を調達したと同時にKDDIと業務提携を開始しており、auのユーザーはauIDを使用し商品の送付先情報などの入力を簡素化でき、今後はauの決済機能も提供予定だ。