MozillaとQualcommが協力してARM上のWindows 10用ネイティブバージョンFirefoxを開発中

MicrosoftはGoogleと協働して、ARM上のWindows 10にChromeブラウザーのARM64ネイティブバージョンを導入しようとしている。そしてMozillaの今日(米国時間12/6)の発表によると、彼らもまた、FirefoxのネイティブバージョンをARM上のWindows 10に持ち込もうとしている。同団体はその作業を、Qualcommと協力して行っている。

ふつうMicrosoftがARMベースのマシンで動くWindows 10アプリケーションを作ろうとするときには、さまざまなエミュレーションテクニックを使っていた。それらは、動作は良好だが電力消費とパフォーマンスの両面で問題があった。ネイティブアプリケーションなら言うまでもなくエミュレーションは要らないので、もっと速く効率的に動く。ブラウザーはいちばん多く使われるアプリケーションのひとつだから、メジャーなブラウザーのベンダーたちがこぞってこのプラットホームをサポートしようとするのも不思議ではない。ただし少なくとも当面は、ARMは小さなニッチと言わざるをえないが。

ARM上のWindows 10用のFirefoxは、いつリリースされるのか? Mozillaに問い合わせたが答はない。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。

Qualcommも今日、PC向けの高級機8cxを発表した。それは同社が、将来のPC市場を諦めていないことの証だ。それもまたARM互換機だから、Mozillaが今日を発表の日に選んだのもたぶん偶然ではない。しかし、なおまた、Microsoftも今日、同社のEdgeブラウザーがChromiumエンジンを採用する、と発表した。これにより、大きなマーケットシェアを争うメジャーなブラウザーを駆動するエンジンは、ChromiumおよびFirefoxのGeckoと、AppleのSafariが使っているWebKitの計3つに絞られてきた。

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MakeTrumpTweetsEightAgainは、政治的ツイートを8歳児の落書きに変える拡張機能

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あの男の政策に賛成であろうとなかろうと、一つはっきりしていることがある。誰かのツイートを小三が書いたように見せるのは実に楽しい。Daily Showの面々がChrome/Firefox用プラグイン、MakeTrumpTweetsEightAgainで証明した。

この拡張機能は実にシンプル。緊急な地政学的問題に対する冷静に熟考された回答等トランプのどんなツイートも、「フォースの覚醒」にハマっている8歳の甥っ子ウォーカーの落書きに変えてしまう。ChromeとFirefoxのみで動く(Safariユーザーは運がなかった)。万一政治をテーマに深刻な話がしたくなったときは、いつでもオフにできる。

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政治にまつわるChrome機能拡張はこれが初めてではなく、最後でもないだろう。オバマ前大統領のバージョンもあったし、政治の話題をブラウザーから完全に排除するフィルターさえある。テクノロジーは膨大なデータをまき散らすだけでなく、フィルターする能力にも長けているようだ。

結局のところChrome機能拡張は大衆の意見をどちらの方向にも揺さぶらない。読者の中には、この国の大統領は(Amazon配信のドラマ)Just Add Magic[邦題:まほうのレシピ]を真に受けて見ている視聴者の心を持っていると私に言いたくてうずうずしている人もいることだろう。私のアドバイス? Twitterを完全に見えなくするChrome機能拡張を作るくこと。全員ずっと気分が良くなることうけあいだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

差別化要素を着々と積み重ねるOpera、今度は省電力モードで電池寿命を長くした

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Operaはこのところ元気だ。たとえばこの数週間で同社は、内蔵の広告ブロッカーVPNサービスをデスクトップブラウザーに加えたりした。今日は、省電力モードのあるWindows用とOS X用バージョンの、デベロッパー向け早期リリースをローンチした。この新しいモードは、それがないときに比べて電池寿命が相当長くなるそうだ。

具体的には、Chrome、あるいは旧バージョンのOperaに比べて最大で電池寿命が50%増、という。もちろんあくまでもOperaの言う数字だから、ちょっと割り引いて理解すべきかもしれない。でもOS XのActivity MonitorのEnergyタブで見るかぎり、このデベロッパーバージョンの省電力モードは明らかにChromeよりもエネルギー使用量が少ないようだ。

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省電力モードは、電池駆動状態のときに自動的にonになる。

もちろんこれは、マジックではない。このモードではバックグラウンドのタブの活動を抑え、ページ再読み込みの頻度を少なくし、ビデオ再生のパラメータを変えているだけだ。

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なおOperaは、電池寿命の比較をSafariやOS Xに対してやってない。Appleも、同社のブラウザーを使えば電池寿命は長い、と主張している。Webの閲覧なら、ChromeやFirefoxよりも2時間長いそうだ。

ラップトップのユーザーにとっては、今後も電池寿命が重要な問題だから、ChromeとFirefoxにも将来、似たようなモードが加わるかもしれない。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Opera、デスクトップ版ブラウザーに広告ブロッカーを内蔵

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このところモバイルでの広告ブロックの話題がよく聞かれるが、デスクトップでは古くからの現象である。しかし、これまでのデスクトップ用広告ブロッカーはすべてプラグインだった。今日(米国時間3/9)Operaがこれを変えるべく、同社のデスクトップブラウザーの最新デベロッパーリリースに広告ブロッカーを標準装備した。

Operaによると、広告をブロックすることで読み込み時間は最大90%速くなる(ただし私の経験から言うと、結果はそこまで劇的ではない)。サードパーティーのプラグインではなく、広告ブロッカーを内蔵させることでさらに高速化を実現できたと同社は言っている。Operaによると、サードパーティーによるソリューションと比べて、さらに40%速く読み込まれるという。

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Operaは自らもオンライン広告会社を所有しているので、この行動がちょっとした驚きであることは間違いない。現在中国企業のコンソーシアムに買収される過程にある同社は、これはユーザーのウェブサーフィン体験を改善するために行っていることだと言っている。

「広告はインターネットの燃料であり、ユーザーのために数多くのサービスを無料にすることができる」とエンジニアリング担当SVPおよびパソコン用Opera責任者のKrystian Kolondraは言う。「しかし、われわれの最新調査によると、殆どのウェブページが、肥大化した広告と重いトラッキングのために著しく速度を落としている。われわれはこれを受け入れられない ― ウェブはユーザーである私たち全員にとてもっと良い場所であってほしい」。

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私はOperaの広告ブロッカー内蔵の早期バージョンをテストしているが、当然ながらこの機能をオンにしてサーフィンすると速くなる(私の使ったリリースは標準でこの機能がオフになっていた)。ただ、サードパーティー製プラグインと比べて、日常的利用で効果の違いを認識できるかどうかは私にはわからない。

サードパーティー製ブロッカーと同じく、Operaは広告が表示されてもよいサイトを各自のホワイトリストに追加できる(例えば、TechCrunchはすばらしいサイトなので、必ずホワイトリストに入れるべきだ)。

またOperaは、広告ブロッカーがオン/オフの時の読み込み時間を比較できるちょっと変わった機能も提供している。さらに、よく働いていることを見せるために、ブロックした広告の数を常時表示すカウンターもついている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Mac用のブラウザーFluidは画面の透明化などでマルチタスク体験を改良

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iOS 9で嬉しい機能のひとつが、iPadのピクチャ・イン・ピクチャ(picture-in-picture)モードだ。でもMacの上でNetflixを見ながらWebを閲覧しようとすると、画面上で二つのウィンドウをあちこち動かしたり、重なっている二つのウィンドウを頻繁に切り替えたりしなければならない。

そこで登場したMacのための新しい浮遊性の(floating)ブラウザーFluidは、仕事のためのウィンドウを見ながらYouTubeやNetflix, Vimeo, Huluなどのメディアコンテンツを見られるようにした。

ブラウザーとしてのFluidの機能は、そのほかのふつうのブラウザーと同じだが、ほかのウィンドウの上を“浮遊し”、必要なら透明にもできる点が違う。

ブラウザーを透明にすると、背後にある仕事用のウィンドウを操作できる。そしてFluidに戻りたくなったら、画面上部のメニューバーのアイコンや、ドック内のアイコンを使えばよい。

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Fluidの透明度の調整や、お気に入りや履歴の管理、ファイルのアップロードはFluidがアクティブの状態でできる。Fluidはビデオを見るためのユーティリティではなくて、ふつうの本物のブラウザーだ、と感じる。

このブラウザーはPDFや画像のほかに、もうすぐムービーファイルも表示できる(Appleによると、このバージョンでの.MP4のサポートは今App Storeの承認を待っている)。またYouTube, Netflix, Hulu, VimeoそしてYoukuなどを訪れると、サイトは埋め込みビデオのリンクに自動的に切り替えて全画面表示にする。

これらに加え、Fluidの中でChromeのURLを開けるChromeエクステンションがある。

FluidのデベロッパーGrant Wilkinsonによると、今彼はデンバー大学の専門課程の学生だが、Fluidのアイデアは、彼自身がつねに欲しいと思う機能そのものだった。

彼曰く、“今の若い学生は、コンピュータを使いながら同じ画面でTVを見たい人が増えている”。つまり今の子どものようにインターネット上でTVを見たい、ということだろう。しかも、単純に娯楽のためのビデオを見ているときでも、マルチタスクでほかのこともしたい、という欲求がある、と彼は言う。

“ぼくもそんな学生の一人だから、勉強したり小論文をタイプしているときでも、ビデオなどを見たい”、とWilkinsonは述べる。娯楽ビデオだけでなく、論文をタイプしながらチュートリアルやレクチャーを見たいときもある、と彼は言う。

Macの上のマルチタスク対応ブラウザーはFluidのほかにHeliumが人気で、機能も似ているが、ユーザー体験はやや違う。Heliumにも透明で浮遊するウィンドウはあるが、上部のメニューバーが出てお気に入りや履歴にアクセスできるFluidの方が便利だろう。もちろん、前に戻ったり、ページを再読み込みするなど、ブラウザーの通常のコントロールは、どちらにもある。またビデオなどを最前面へ切り替えると、Fluidのツールバーは消えて、ビデオ視聴の邪魔をしない。

Wilkinsonは前に、FacebookとTwitterとInstagramをひとつのアプリケーションにまとめたHashtackを作ったことがある。でも、今回友だちの Alec Tremaineと一緒に作ったFluidは、初めての大型アプリケーションだ。

彼らのチームはまだ、自己資本のみだ。FluidはMac Appストアで2ドル99セントでダウンロードできる。

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Firefox 42がローンチ: 追跡保護機能はプライベートブラウジングモードでのみ有効

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ベータが短かったFirefox 42が、今日(米国時間11/3)ローンチされ、それによりFirefoxのPrivate Browsing(プライベートブラウジング)モードにおけるTracking Protection(追跡からの保護)機能も有効になった

ChromeのIncognito(匿名)モードなどに相当するPrivate Browsingは、閲覧の履歴やその閲覧行為から生じたクッキーを保存しないが、そのほかの個人情報は外部に漏れることがありえる。そこでこのたびのTracking Protection機能では、ソーシャルネットワークやアナリティクス企業などがユーザを調べようとしても、ユーザのWeb閲覧行為からまったくデータが得られない。

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それはGhosteryEFFPrivacy Badgerなどのプラグインにあった機能だが、でもこのFirefoxの追跡保護は当面、Private Browsingモードでないと機能しない。

追跡保護機能は広告ブロッカーではないが、ユーザ追跡をする広告は多いから、この機能を有効にしておくと広告が相当減るだろう。

Mozillaの説明によるとこの機能は、“ユーザが自分のWeb体験に関して多くの選択肢を持ち、また制御権も持つために設けた。商業的利益と人間的利益のあいだで均衡を維持することはWebの健全化のために重要である。Mozillaはこの機能の維持に専心している”、ということだ。

追跡保護がPrivate Browsingモードの外に出てWeb閲覧全般に適用されることは当分なさそうだが、Privateでない通常の閲覧行為におけるオプトイン(ユーザの意志で有効化する)になってもおかしくない機能だ。

Firefox 42のそのほかの新しい機能としては、タブが音を再生しているときには、そのことを示すアイコンがつく(どのタブから音が出てるのか分かる)。Chromeには前からある機能だが、自動再生ビデオが氾濫している今、Firefoxにもあるのは嬉しい。しかも、音を消したかったらそのアイコン(スピーカーの形)をクリックするだけでよいのだ。Chromeの場合は、ちょいとややこしい

このほか、Control Centerが改良されてサイトのセキュリティやプライバシー管理をチェックできるようになり、またLogin Managerも改良された。

ニューバージョンのFirefoxのデスクトップ版(Windows, Mac, Linux)はここで入手できる。また、Androidバージョンでも、同様のアップデートが行われている。

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これまで200万回以上ダウンロードされたVivaldiブラウザがいよいよ公開ベータへ

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今年の初めに元OperaのCEO Jon von Tetzchnerが、パワーユーザ向けのデスクトップブラウザVivaldiローンチした。それは、Tetzchnerが去ったあと、Googleのレンダリングエンジンを採用してからのOperaの方向性に、不満なユーザに応える意味もあった。Vivaldiはこれまでのテクニカルプレビューの間に200万回あまりダウンロードされ、そしていよいよチームはそのベータの段階へ移行することを決意した。

“このところずっと、最終リリースに近いものを志向していた”、とVivaldiのCEO von Tetzchner は語る。“そろそろバグフィクスも最後の段階のようだし、機能の多くも完成形に達している。次は、すべての機能を最終的に完成させ、バグフィクスを終了する段階だ”。

そこでチームは、次のリリースからはベータだ、と決心し、これまでよりも、もっと多くの人びとに使ってもらおうとしている。

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しかしvon Tetzchnerによると、二つの重要な機能がまだ最終完成形に達していない。チームが小さいせいもあって、メール機能をまだローンチできず、ブラウザが内蔵すべきシンク機能もまだない。どちらも、けっこう大きくて複雑なツールだから、予定には載っているけど1.0のリリースには間に合わない。彼曰く、“当然提供すべき機能だが、しばらくはなくても我慢できる機能でもある”。

ベータリリースで新たに加わる重要機能はない。むしろチームは細部の仕上げ(大量にある!)に注力し、とくに設定メニューなどのユーザインタフェイスの改良に取り組んでいる。

Von Tetzchnerは、Vivaldiのようなブラウザに明確な市場がある、と信じている。そもそも、ブラウザというソフトウェアの制作に取り組むチームの姿勢が、従来のブラウザとは違っている。今日の現代的なブラウザの多くが、ユーザ体験の単純化にばかり走って、UIを過度に簡素化している。対してVivaldiのチームは、ブラウザは仕事の道具であるから、ユーザのニーズに対応した形にしなければならない、と考えている。

今のところソフトウェアの配布流通の能力ではGoogleやMicrosoft、そしてMozillaにかなわないことは自覚しているが、でもvon Tetzchnerは、他のベンダが単純化を志向して省略してしまった機能やUIがVivaldiにはあるのだから、それらを求める、あるいはそれらを必要とする、Webユーザは決して少なくない、と確信している。

ベータの次は1.0のリリースだが、そのスケジュールはまだ発表されない(“できるときにはできるさ”、とvon Tetzchnerは言う)。また、モバイルブラウザについては、構想は当然あるが、今はもっぱら、デスクトップバージョンのリリースに専念、ということだ。

初期のバグの多いVivaldiを使ったことのあるユーザは、そろそろもう一度トライする機会ではないだろうか。数か月前までは日常的に使える状態ではなかったと思うが、今ではスピードも安定度もChromeやFirefoxと肩を並べる。しかも今では、Chrome Web Storeにあるエクステンションを使える(Vivaldi Q&A本誌記事)。

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最新のOperaブラウザはパスワードのsyncをサポート、そしてVPN機能を最初から統合

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今年の早い時期にOpera Softwareは、仮想プライベートネットワーキング(virtual private networking, VPN)サービスのSurfEasyを買収した。VPNはインターネットの上にソフトウェアによりクローズドなネットワークを作り出す技術で、プライバシーの保護と安全なWeb閲覧を可能にする。今日(米国時間9/15)リリースされたデスクトップ版Opera 32では、SurfEasyが最初からWindowsやMac、そしてLinux用のOperaブラウザに統合される。

ただし当面、この統合はかなり軽い。Opera 32でプライベートタブを開くと、SurfEasyをダウンロードするためのポップアップが出る。ただしそれは当面だけのことで、今後はSurfEasyのもっとタイトな統合が提供される、という。ブラウザだけでなく、Android用の圧縮プロキシサービスOpera Maxも、当然ながらSurfEasyを統合するようだ。

SurfEasyはモバイルとデスクトップ両方のサービスを提供しているが、無料サービスは転送量500mbまでだ。無制限を希望するユーザは、デスクトップで月額3ドル99セント、モバイルアプリでは2ドル49セントを払う。

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このバージョンでは、syncオプションが改良されている。とくにこれからは、ブックマークやタブなどだけでなく、パスワードもsyncできる。

このほかOpera 32では、ブックマークをツリー状に見られるオプションが加わる。大量のブックマークを使いやすくまとめるのに便利だろう。

またバックグラウンドの画像が静的画像では物足りない人のために、Speed Dialのテーマとしてアニメーションを使えるようになる。Speed Dialは、ほかのブラウザでは‘新しいタブページ’と呼んでいるブランクタブページのことだ(トップ画像)。たとえばFirefoxなどでは「よく見るページを表示」などのオプションがある。Operaはこのアニメオプション用にGoogleの規格であるWebMやWebPフォーマットを使って、小さなファイルサイズの維持に努めている。

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Chromeは9月1日からFlash広告をデフォルトで停止へ

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GoogleのWebブラウザChromeが、ますます良くなる。Google+のポストによるとChromeは9月1日から、デフォルトでは、広告中で使われているFlashを停止し、ブラウザとしてのパフォーマンスを上げる。この変更は6月に発表され、Chromeのデスクトップブラウザのベータに導入されていた。

当時Googleは、ユーザにとって重要でないと思われるFlashコンテンツをデフォルトでは停止するが、ユーザがそのビデオを見たければ見られる、と述べていた。Googleに止められていたビデオを見たければ、そのアイテムをクリックするだけで再生できた。

最近はAC電源につながれていないラップトップでWebを閲覧する人が多いから、Flashビデオを自動再生する広告などのFlashコンテンツ…電池急速消耗の犯人…を停止することは理にかなっている。停止すれば電池が長持ちするだけでなく、Web閲覧のスピードも上がる。

Flashの開発にはGoogleも関わっているから、ChromeでFlashコンテンツを封ずることは必ずしもAdobeへの敵対行為ではない。この夏の初めごろの記事でGoogleは、これからはブラウザが自分で当否を判断して、Webページ上のFlashアニメーションなどを停止するが、そのページにとって重要なビデオコンテンツは妨害しない、と説明している。これからは、ACアダプタを使わなくても長時間、Webを閲覧できる、というわけだ。

Flashコンテンツが表示されないと広告主は困るが、Googleは今週のポストで、AdWordsへアップロードされたFlash広告の多くは自動的にHTML5に変換される、と言っている。自分たちの広告が9月1日以降もGoogle Display Network上で表示されることを望む者は、そのためのちょっとした手続きをしなければならない。

Googleは、Appleなどと並んで、Flashの技術には距離を置いてきた。1月にGoogle傘下のYouTubeは、ビデオのストリーミングをデフォルトではHTML5に切り替えることを発表した。

そしてさらに最近ではFacebookが、今後はFlashをサポートしない、と発表した。FacebookはHTML5と並行してFlashもサポートしていたが、それはセキュリティの点で批判を浴びていた。なにしろFlashにはおそろしいゼロデイ脆弱性があるというのだから。

ビデオゲームをストリーミングするTwitchも先月、ビデオプレーヤーの設計を変えることによって、Flashに別れを告げた。でもKotakuが先月述べていたように、ゲームの世界では依然としてFlashが健在だ。ゲーム企業にとっての懸念は、今後ブラウザが完全にFlashのサポートを停止すると、何万ものオンラインゲームがごみになってしまうことだ。

自動再生を停止するというChromeの最新の決定は、そこまで極端な事態ではない。しかし一般的な方向性としては、Flashの命運は尽きつつある。

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