小鳥のように電線の上にとまって電力を補給するドローン(無人機)が可能に

ドローンが飛んでるとき、電池の寿命が尽きたらどうなるだろう? 今のクァドコプターなら、頑張って基地に戻って充電してもらうか、または落下する。でも、第三の方法として、“空中給電”が議論されている。ドローンが電線の上に停泊して電気を盗み、飛行を続けるのだ。

問題は、ドローンを電線の上にとまらせる方法だ。そう、鳥の真似をする。小鳥が木の枝や電線にとまるように、ドローンをとまらせるのだ。

回転翼機はホバーリングができるから、正しく操縦すれば電線の上に停止できる。でも、固定翼の航空機はどうするか? 電力線のまわりの磁界を感知して、巧みな自己操縦をする。MITの研究者たちが作った、軽量で投げることもできるロボットは、どこにでも、指定した場所に正確に“着陸”できる。そのとまり方は、電線の上にとまる鳥に似ていて、意外にもかわいらしい。

Joseph MooreとRick CoryとRuss Tedrakeが書いた論文には、その概要が説明されている。機は複数のセンサとモーターを利用しながら空中停止を開始し、機首を上げ、フックを正しい位置に移動する。あえて複雑難解な操作を避けているため、このシステムは必要とする機器もごく少なく、軽量のドローンにも実装できる。ドローンは小鳥のように停泊し、電力をたっぷり食べたら、再びエンジンを始動して飛び去っていく。

この技術のせいで、電気を盗む大量のロボットカラスの群れが現れるとは思わないが、無人機の“無人”性を一挙に高める技術としてなかなか魅力的だ。これなら、人間がミッションを一度入力してやれば、あとは完全に自助努力で長距離を飛び続け、使命を終えたら自力で帰還するだろう。飛べるだけでなく、空中停止もできるロボットは、ぼくも大歓迎だ。

出典: Spectrum, 画像出典: Fotopedia

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


小型環境センサーのCubeSensors、70万ドルを「ビットコイン」にて調達

今やビットコインの姿はどこにでも現れるようになってきている(見えないが)。そして当然の流れながら、ファンディングにも利用されるようになった。スロベニアのハードウェア系スタートアップで、小さな環境センサーを開発するCubeSensorsがシードラウンドにて70万ドルを調達した。資金調達自体はよくある話だが、これが暗号通過(ビットコイン)により為されたのだ。出資したのはビットコインの最大規模の取引所であるBitstampのファウンダーだ。

今回の出資をうけ、CubeSensorsでは支払い手段としてビットコインも受け付けるようにするとのこと。まずはスロベニア国内で対応するそうだ。現在のところプロダクト(Cubes)は売り切れの状態ではあるが、今回の調達資金も投入して、次の生産をすすめていくことにしているようだ。

BitstampのファウンダーはNejc KodričおよびDamijan Merlakだ。現在はイギリスに拠点をおくが、もともとはスロベニアで起業した。

CubeSensorsは2年間にわたって自己資金での運営を続けてきた。数ヶ月前に売りだしたセンサー(Cubes)はすぐに売り切れた。1月に行ったTechCrunchハードウェア・バトルフィールドにも登場した。ビットコインにより出資を行うという話は、まだあまり聞いたことがない。2つのスロベニア(発の)企業がビットコインを通じて協力しあうというのは、なかなか面白い話だ。双方ともに、ビットコインが多いに気に入ってもいるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


たった一台のスマホで正確な3Dスキャンを行うRendorはすごい

特殊なグリッド(格子)が印刷されている紙とふつうのスマートフォンを利用するRendorは、3Dスキャンに破壊的革命をもたらすかもしれない。このシステムでは、目的とするオブジェクトをあらゆる角度からビデオに撮るだけで、3Dスキャンができてしまう。そのプログラムは、 オブジェクトがグリッドのどこにどう乗ってるかをもとに、オブジェクトの形状を補間し、実用性のある3Dファイルを生成する。

今はまだ開発途上の技術だが、ぼくがこれまでに見た3Dスキャンツールの中ではベストかもしれない。ほかに3DSystems SenseやAutodeskの123D Catchなどのアプリケーションもあるけど、Rendorはコンピュータビジョンを非常に独特な方法で利用して、より正確なモデルを作り出すのだ。

Replica Labsが創案したこの方法では、オブジェクトを“捉える”ためのカメラはたった1台だ。下のビデオでお分かりのように、オブジェクトの前面はとてもうまく捉えるが、そこからは見えない背面は背景まで伸びている。でも下に敷いたシートのおかげで、オブジェクトの360度のビューを捕捉でき、出っ張りや凹みなど、3Dオブジェクトの特徴を正確に捉える。しかも、クールだ。

アプリケーションの完成は7月の予定だ。今からベータに参加したい人はここに申し込もう。

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このチョコレート製ドローンは、目的の胃に直接飛んでいく

ご覧あれ。あなたにも私にも、ここで何が起きているかがわかる。これは、Milkaチョコレートのバイラル広告か何かかもしれないが、ひとまずマーケティング用アンテナをしまって、アイデアを楽しむことに集中しよう。これは、チョコレートでできたクワッドコプターのビデオだ。機体は、チョコレートで作られている。モーターはもちろん金属で、プロペラはプラスチックだが、それ以外の部分はチョコレートだ。これがあなたのチョコ塊をくすぐらなければ、何がそうされるのか私にはわからない。

作り方は単純だ。「シェフ」(連中の名前は調査中)は、料理用チョコレートにMilkaを加えて溶かす。それをモーターに付かないようにX字型の型に流し込み、冷蔵庫で固める。数時間後にはデリシャスなクワッドコプターが出来上がり、緑に包まれた草原を、カカオの香りを放ち、ローターを回し、ジャズ音楽を流しながら飛び回った。

これ以上何を望むというのか?

そして、プロジェクトは完全に成功した。

Hackadayのひょうきん者がこう書いていた。「良い点は、次回私が操縦している時、突風が吹いてドローンが壊れてしまったら、残骸を食べてしまえることだ」。

お次は何か? Michaelと彼のガールフレンドから成る「チョコレートコプター」チームは、アイスコプターに挑戦だ。ようこそ未来へ、そこではあらゆるものがショコラーデ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Raspberry Piを古いGame Boy Pocketの筐体に詰め込んで生き返らせる‘内蔵移植手術’に成功

20年前に、Game Boyのゲームはどれも、買わなくても、誰からも借りなくても、きみのGame Boy Pocketで遊べるよ、とぼくが言ったとしたら、きみはこう答えただろう: “ほんとかよ。どんな魔法を使うんだい? 未来へタイムトラベルするのかな?”。そして、その20年前が今ここに、きみの目の前にある。それは、未来へのタイムトラベルから帰ってきたぼくがいる、本当の20年前ではなくて、まさに本当の今だけど。

Travis BrownのDIYプロジェクトは、古いGame Boy Pocket(小型のGame Boy)の内臓を取り去ってSDカードと電池とRaspberry Piを詰め込んだ。Piのプログラムで昔のコントロールを書くと、この宇宙で最高に良いものができあがる。

Raspberry PiのRetroPieと呼ばれるバージョンを使うことを前提にBrownは、すべての部品を昔のケースに収め、電池が3時間もつことを確認した。元のパーツやコントローラのPCBも全部取り外した。そして、彼がPi用に書いたGame Boyエミュレータを動かした。

そしてゲームのROMをダウンロードすれば、すべてが順調に動きだす。ぼくも、もうちょっとスキルがあれば、週末に自分のGame Boyを完全に分解するだろう。残念だが、それはぜひ、読者のみなさんに挑戦していただきたい。

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高品質な3DプリントができるFormlabsのForm 1がさらなる高品質へアップグレード

  

FormlabsForm 1が改良されてForm 1+になった(Form 2ではない–それならForm 1++と呼ばれるはず)。 この1+は、Form 1を高速化して、スタイルを良くし、制御系を改良してよりスムーズなプリントができるようにしたものだ。

この新型機はレーザーのパワーが従来機の4倍になり、検流計の精度を上げて内部のミラーの動きをより正確にした。プリントは、感光素材の層にレーザーを照射することによって行われる。その素材は光によって硬化し、液体の中からオブジェクトが現れてくる。これまでの一般的な3Dプリンタとは違う独特な方式で、精度も高く、フィラメントを析出する方法(RepRapやMakerbotsなど)に比べて、よりスムーズで結合性の良いプリントができる。

この新型プリンタは1年の保証がつき、2年前のForm 1のローンチ以降、初めてのアップグレードだ。最初のモデルは本誌の上で1年前にレビューした〔上の最初のパラグラフに日本語訳のリンクあり〕。

今Form 1を持ってる人は749ドルでアップグレードできる。新たに買うと3299ドルだ。すでに発売しているので、早速レビューしたい。

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人間をのせて歩く「Baby Elephant」ロボット登場

上海にある上海交通大学からのプロダクトを紹介しよう。Baby Elephantという4足ロボットだ。このロボットには、まるで馬に乗るように、人間が乗ることができるのだ(速度は馬に比べればずいぶんと遅い)。これから、ついにロボットカウボーイの時代がやってくるのではないかとわくわくする。Baby Elephantの速度は時速1マイルほど。「速い」とはお世辞にも言えはしない。しかし荒れた路面でも平気で歩くことができるのは、なかなかすばらしいことではないかと思うのだ。

脚部はシリアル-パラレルのハイブリッド(詳細はビデオを参照)となっており、泥道にも砂利道にも対応できる。積載可能重量は100kgほどだ。このロボットは香港で開催されたIRCA 2014にて発表されたものだ。人間をのせてくれるロボットの誕生を歓迎したい。

via Spectrum

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(翻訳:Maeda, H


新型バイオセンサーは、皮膚の下から体液を採取して喉の渇きを検出する

ご存じの通り、植物(および人間)は電解質を必要としている。しかし、これまで私たちは、体が少し不調を感じた時、自分の感性を信じてペットボトル飲料を買いにいかねばならなかった。しかし、この新しいセンサーは、微小な針を使って貴重な体液を少しばかり盗み取り、あなたが補給を必要としているかどうかを見極めてくれる。

Sandia National Laboratoriesの研究者、Ronen Polskyのチームが作ったそのシステムは、腕時計に収まるほど小さく、皮膚の表面に置かれる。そして間質液 ― 細胞の間にある液体 ― を採取する。血液ではない。針は体のいかなる神経も活性化させないため痛みはない。装置は患者の電解質レベルを一定に保つ必要のある医師、および、いつ補給すべきかを知りたいアスリートの両方を想定して作られた。

わずかな変更によって、同システムは体内のナトリウムおよびカルシウムのレベルを測定することもできる。将来は、センサーによるフィードバックに基づいて、利用者が必要に応じて適切なミネラルと電解質の投与を受けることも可能になるかもしれない。非侵襲性かつ無痛で、血液自体を採取しないため、現在のバイオセンシング手法よりはるかに効率的だ。

「私たちは装置をウエラブルで非侵襲的にすることによって、リアルタイムに測定値を読み取り、通常なら検査質検査に出すようデータを、医師が連続して測れるようにしたい」とPolskyは語った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


子どもたちが怪獣などのキャラクターをデザインして3DプリントできるアプリModio

子ども向けと称するデザインツールはたくさん見てきたが、Modioほどクールなのは、なかった。アイスランドの起業家Hilmar Gunnarssonが作ったこのiPadアプリは、画面上でLogoみたいな素材を組み合わせてキャラクターを作り、それをいろんなサイズや色やテクスチャで3Dプリントできる。各部分の色を変えられるし、また全体を一つの色にもできる。ひとつの作品の、いろんな色やサイズのバージョンを3Dプリントできる。とてもクールだ。

Gunnarssonは自己資金だけでこのプロジェクトを作り、キャラクター(モンスターなど)の3Dプリントデータを有料でダウンロードさせることを収益源にするつもりだ。ユーザが自分の改造バージョンを共有したり売ったりしてもよい。

“App Storeに載ったのはほんの数週間前だけど、メーカーコミュニティの反応は相当すごい”、とGunnarssonは言ってる。“まだ始まったばかりだけどね”。

“5歳の子でも使えるぐらいやさしい、そして同時に、大人でも十分に楽しめるほど強力、を目標に作った。Modioを使うと誰でも、姿勢可変のすばらしいモデルを作り、それを簡単に3Dプリントできる。ユーザインタフェイスも単純で、iPadなどのタッチデバイスで使える。既製のパーツをドラッグ&ドロップするだけで、キャラクターができてしまうのだ。パーツの組み合わせ方はLegoなどと同じだが、アプリの中でそのモデルと遊んだり、各部(腕など)を自由に曲げられる。アプリはマルチタッチに対応しているから、複数のパーツを同時に動かせるし、同時に複数のユーザが創作に参加できる”。

プリントはいろんなサイズでできるし、どのピースも床に平らに乗る。パーツを加えるとき、ジョイントは指定サイズに合わせて自動的にサイズを変える。フィラメントの所要量やプリントにかかる時間も、アプリが計算してくれる。おもちゃというより、子どもも大人も楽しめるおもちゃ作りシステムだ。

“3Dプリントには前から憧れていた”、とGunnarssonは語る。“でも3Dプリントは、それ用のコンテンツが豊富に出まわらないと普及しない。今はむしろ、コンテンツよりもプリンタの方が多いのではないか。だから一般消費者は、なかなか魅力を感じない。それに子どもたちも、ゲームにのめり込んで、自分から何かを作る/創ることがお留守になっている。子どもたちには、クールなものを自分で作るのが楽しいことを、体験させ理解させなければならない”。

このシステムで作ったものをいろいろ見たが、どれも意外なほどクールだ。LegoのHero Factoryシリーズを、思い出してしまう。ただしこっちはサイズ可変だから、小さなインセクトイド(昆虫型怪獣)でも、巨大なメカモンスターでも作れる。だから、とてもおもしろい。ファウンダの3人の息子たちも、学校の友だちと夢中になって、こいつで遊ぶそうだ。みんな、MinecraftよりもModioの方がおもしろいらしく、何時間でも遊んでいる。

次の日、父親がそのアプリで遊ぶのを見て、Gunnarssonの息子は動転したそうだ。

〔ここにスライドが表示されないときは、原文を見てください。〕

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Sherlyboxは、デスクに置くおしゃれなクラウド風ストレージ

パーソナルなクラウド風ストレージがこのところ注目を集めている。NSAがわれわれのラブレターも読んでいると言われる中、デスクトップに置くハードディスクにクラウド機能を持たせたることで、Dropbox並みのパフォーマンスを自分自身のハードウェアで実現するのはうまい方法だ。それが、Sherlyboxだ。

Sherlyboxは、ソフトウェアによるソリューション、Sher.lyを作った会社の製品で、小型ハードディスクをユーザーのネットワークに接続して、プライベートクラウドを構成する。ストレージを共有したり、ファイルをアップロード/ダウンロードしたり、招待者した人だけにデータを公開することもできる。1TB 199ドル(ハードディスク無しは149ドル)の同機は、宇宙船のような形状で、概ね一般的なNAS[ネットワーク接続ストレージ]のように働く。

ただし、NAS機能を使うために面倒な手順は必要なく、本体横のボタンを3回押すだけで完了する。ファイル転送には高速プロトコルと標準Raspberry Piを使用している。

同社のKickstarterでの目標金額は6万9000ドルで、現在までに1万6000ドルが集まっている[翻訳時点では2万7000ドル]。出荷予定は来年1月。Sher.lyは、昨年のTechCrunch Disruptハードウェアバトルの参加者で、ステージでも人気の高いプロジェクトだった。

これは興味深いプロジェクトであり、スモールビジネスやホームオフィスのストレージの良い解決策になるかもしれない。もちろん、これをやる方法は他にもある ― BuffaloのCloudstorでもうまくいく ― が、Sherlyboxの方がコンパクトでデザインも美しい。最終製品を見るのが楽しみだ。

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iPhone制御の電動アシスト自転車 Visiobike でひと走り

ブーン、ブーン! クロアチアの会社が君を新しい自転車に乗せたがっている。電気と人力のハイブリッドで坂道をアシストし、内蔵の自動変速機がバッテリーの使用を最少限に抑える。

その名をVisiobikeというこの5303ドルの自転車は、カーボンファイバー製でiPhone用のドックを備えている。専用アプリが、スピードメーターになり、変速機の制御を行い、その他あなたの走りを手伝う。サドルにはカメラが内蔵されていて、後方の交通をリアルタイムで見ることができ、誰かに追突された時のために録画もできる。

自転車を愛する起業家、Marko Matendaが作ったこの自転車には、ディスクブレーキ、自動安全ライト、事故にあった時何が起きたかを3分間記録する独自のシステムも付いている。何よりもすばらしいことに、もし自転車が急に ― 本当に突然 ― 止まった時には、内蔵アラーム機構があなたのiPhoneを使って当局に連絡する。言うまでもなくこれは、あなたの命を救うかもしれない。

私が数年前ザブレブでMarkoに会った時、動作プロトタイプを作る最終段階だった。そして12月に出荷する準備が整った今、クラウドファンディングを通じて情報を広めることにした。基本的にこれは、電動自転車のブガッティ、即ちかなりクレイジーな代物だ。

念のために言っておくと、これはあきれるど高いので、5000ドルを投じる前にゆっくりとよく考えた方がいい。しかし、電動アシストや電動バイク全般にとって、実に魅力的な前進と言えるだろう。

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Asusはついに頭がおかしくなったか–奇怪すぎるデュアルブートハイブリッド機Transformer V

もしもあなたが、ラップトップでもあるがタブレットでもあり携帯電話でもありWindows 8.1マシンでもあるがAndroidデバイスでもある、という機種を必要としておられるなら、そんな製品をここでご紹介できると思う。Asus Transformer Ⅴ(←ヴィーではなくファイヴ)と呼ばれるそのデバイスは、デフォルトではAndroidでブートするデュアルブート機で、スクリーンの後ろには同社のスマートフォンZenFoneが、お母さんの背中の赤ちゃんのように張りついている。これを買う人に無限の混乱と悦楽を与えることは、間違いないだろう。

“タブレット”の部分はWindows 8.1でもAndroidでもどちらでも動く。本体に寄生しているZenFoneのOSにWindowsからアクセスでき、スマホがタブレットを完全に支配できる。スマホとの接続を切ると、画面をWindowsまたはAndroidのラップトップ…キーボードあり…として使えるし、あるいはキーボードのないWin8またはAndroidのタブレットとして使える。今年のComputexで最珍のハードウェアとなるだろう。それが、この製品のすべてか。

お値段は発表されていないが、安くはないだろう。 Engadgetにこんな記事も載ってるが、この奇妙な怪物が店頭に並ぶのはもっと先のようだ。

デュアルブートのタブレットそのものは、ぜったいおもしろいと思う。Windows上のアプリケーションを使いたいときもあれば、電池節約のためにAndroidを使いたいこともある。でもぼくがいちばん知りたいのは、頭の中を疑問符だらけにして店頭で立ち尽くすであろうお客さんを、納得させて買う気にさせるだけの、説得力あるユースケースとして、Asusが何を提示するかだ。

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コンドームをディスラプトするGalactic CapはBill Gatesからの援助資金をねらう

ぼくは本誌TechCrunchの正社員ライターの中で、性担当のヘンタイ男とみなされているので、Galactic Capの記事はぼくが書くべきなのだろう。それは、あなたの“かわいいピンクの身代わり”さんが、あのなつかしき“謎と不思議の館(やかた)”を訪れるとき、安心のために身に付ける、小型のコンドームだ。このプロジェクトは今日(米国時間6/1)、Indiegogoで資金募集を開始した

使い方は、一(ひと)手間ではなく二(ふた)手間を要する。まず、特性の接着剤をイタチくんの先端に塗る。それは、数時間前でも数日前でもよろしい。そしていよいよ、イタチくんがクリスマス島環礁に上陸するときが来たら、小さなチップを取り出して保護膜を剥離し、海賊旗の先端に貼り付ける。そのキャップが外れることはないので、若者と乙女は肌と肌の接触を楽しみ、しかも妊娠のおそれがない。

でも、ふつうのコンドームの、どこがだめなのか? それに、STDs(性感染症)の心配は?

発明者のCharles Powelはこう語る: “通常のコンドームは不快であり、装着が面倒であり、性の楽しさを奪う。失敗率が15〜18%と高く、利用率が低い。全世界の男性の5%しかコンドームを使っていない。先進国では17〜20%だ”。

“健康な肌には感染を防ぐ力がある。でも、男性側に腫れや擦過傷がある場合は、必ず従来のコンドームを使うべきだ。Galactic Capならセックスの満足感が十分にあるので、コンドームの(==Galactic Capの)利用が増えると思う。したがってHIVやSTDの罹患率も減少するだろう”。

Indiegogoでの資金集めは、臨床試験のためだ。出資者にはプロトタイプが100ドルで提供されるが、今のコンドームに比べるとかなり高い。でもPowelは、一度体験したらもう二度と古典的なコンドームは使う気がしなくなり、多くの人がGalactic Trainに乗り換えるはずだ、と信じている。

Bill GatesのGates Foundationが、‘未来のコンドームデザイン’に提供している助成金は、これまですべて、ソーセージの皮タイプの(==従来型の)改良コンドームへ行っている。Powellは、Galactic Capこそ、その助成金にふさわしい、と考えている。

“男性の80%以上が何も使っていないんだから、これは肥沃な未開拓市場だ。彼らの言う完璧なコンドームも、誰も使わなければ無意味だ。Galactic Capで初めて、市場に本当の選択肢が登場したのだ”、とPowellはGatesから資金を助成された先輩たちを批判する。

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15万ドルのKickstarterプロジェクトからビッグビジネスに育ったSwivl–思い切った方向転換が成功の鍵


[Swivlはターゲットを教師やプレゼンテーションに変えた]

Brian LambがSwivlを始めたときは、ビデオアーチストやプレゼンターなどが自分のライブの姿を容易に記録に残せるようにしたい、と考えていた。小さな賢いドックがBluetoothでリモコンされてパンする装置Swivlは、Kickstarterで15万7000ドルを集め、2012年に発売された。

最初の盛り上がりがおさまったころから、奇妙な電話がかかってくるようになった。教師たちが、この製品を使って自分の授業や講義を自分で記録したい、というのだ。しかし彼らが自分の携帯で長時間の撮影をするのは、共有や電池寿命の点でも難しい。そこで、教育用の製品に改造してくれ、という電話がますます多くなった。

という次第で、Swivlはピボットした(pivot, 方向転換)。

今同社の主なお客は、講師、教師、プレゼンターなどで、新たに作ったアプリを使うと、誰もがiPhoneを数回クリックするだけで、講義の記録とストリーミングと共有ができる。スケートボーダーたちが自分の絶妙のオーリーを記録するツールではなく、教師たちの必需品になった。

ハードウェアは大幅にアップグレードした。今では学校への営業に力を入れている。今のLambは、教師が気に入るのも当然だな、と思っている。“先進国ではすべての教室にSwivlのような装置があるようになるだろう”、と彼は展望している。

Lambにインタビューして、プロジェクトの現状や、大きな方向転換をしたことへの感想、わずか数年でクラウドファンディングのプロジェクトがビッグビジネスに育ってしまうってどんな感じ?、などなどを聞いてみた。詳しくは、上のビデオを。

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文字通りウェアラブル(”着る”)なカメラNewViewWearなら撮(ってる/られてる)ことを意識しない

Elvis Costelloに、“Watching the Detectives”(探偵を見張る)というヒット曲がある。探偵を見張ることは実際には難しい。でも、いつでもonでいつでも撮影中のウェアラブルカメラNewViewWearなら、あなたはどんな凄腕の探偵でも”shoot, shoot, shoot”(撮る、撮る、撮る)できるし、彼がどこへ隠れようとしても “red dogs under illegal legs”(赤犬を連れた不法侵入者)であることがばれる*。〔*: これらは”Watching the Detectives”の歌詞の一部。〕

ライフキャスティングの人気がなくなったのは、それがちょっと気持ち悪いからだが、NewViewWarは無視できない。一見ただのシャツだが、中に常時onのカメラが隠れている。今Indiegogoで10万ドルを募集しており、出資すると小さなカメラと、撮影用の穴の開いたシャツをもらえる。カメラは、三回タップして目の前で起きた事象…5分間の過去…を記憶させたり、あるいは一日中撮りっぱなしにして、寝る前にその日一日をじっくり振り返ることもできる。

シャツとカメラのセットで199ドルだが、撮影モードは、連続撮影、ループ撮影、自動撮影から選ぶ。時間差撮影もできる。1080pのカメラとしては最小のサイズだし、一回の充電で数日使える。microSDカードでストレージを増量できる。

ビジネスでも私生活でも、人との対話を記録しておくことが今後重要になるにつれて、こんなデバイスの利用が増えるだろう。それはまるで、自分専用のInstagramが常時onになったようなものだが、いずれロシア人がダッシュボードカメラとして利用するようにもなりそうだ。でもそうなると、裸で運転は禁物です。冗談はさておき、これが今後どんな使われ方をするか、興味津々だ。自分が誰かに撮られていることがわかったら、あなたならどうするかな?

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犯罪の一部でもあるインターネット(なぜネットは彼らを救えないのか)

Elliot Rodgerという、深く心を病んでいたと思われる若者が、おそろしい想念にとりつかれ、サンタバーバラで少なくとも6人を殺した。彼が遺したページ上には、自分の苦悩や妬(ねた)みについて語る彼自身の写真や、数時間にもおよぶビデオがあった。彼は自分の苦境を訴えるような口ぶりで、ほかの者には友だちや彼女がいるのに自分は孤独だ、と語っている。彼は、自分自身に対するネジ曲がった内省を基に、女嫌いになった。彼がこれらのビデオを使ってインターネット上の自分の同類たちに呼びかけたことにより、彼はインターネットそのものが作り出した怪物のようなものに、なってしまったのか。

でも、それは違う。

10年前までは、犯罪は写真と記事で報道された。今それは、ネット上の多様なリンクの大海で、殺人はソーシャルメディアやフォーラムなどの上で頻繁に、気軽に、話題になっている。彼はその上の狭い海峡をいくつもくぐり抜けながら、自己の狂気を肥大させ、おそろしい終局へと向かっていく。メディアの泥沼の向こうに、そんな彼の姿が見える。そして実際に犯罪が起きると、彼はあーでこーで、と単純に決めつけて話を終える。彼は欲求不満だった。欲求不満が高じた。彼が助けを求めて訪れた場所は、彼を助けなかった。

この若者に対する見方は、二通りある。ひとつは、男性至上主義とピックアップアーチストの思想に染まりボディービルに熱中するナルシスト、という見方。そしてもうひとつは、彼は道を踏み外した病人である、という見方。しかし問題は、彼のような男をインターネットが救えないことだ。彼は人間的な接触を求めたが、慰めは得られなかった。彼はアドバイスを求めたが、インターネットは自分の特技を開陳した…それは、彼自身の病を映しだして彼に見せた。狂気の匂いを嗅ぎつけたフォーラムの投稿者たちは、皮肉な言葉で応じたが、誰が彼を助けることができたか? ハッシュタグは、殺人を防止しない。セラピストと銃規制には、できるが。

この男の人生を見て、彼を裁ける者はいない。彼はおそろしいことをした。彼はひどい病人だった。彼は二つの道の、どちらにも行けたはずだ。銃で人殺しをするか、あるいは高価なセラピストに助けてもらうか。彼は、銃の道を選んだ。

Webという異様な曲率のレンズが、完璧な人生を見せてくれることがあり、それらが羨望の思いを誘う。自分もこうなりたい、などと思わせる。インターネットは毎日のように、妬みと羨望とないものねだりをかきたてる。欲望が、心にしみつく。でも多くの人は、そんな貪欲を愛でなだめることができる。彼Elliot Rodgerは、最後まで欲望した。それはインターネットの罪ではないが、この男や彼のような人たちを行くところまで行かせてしまうことは、われわれ自身の無能として責められるべきだ。

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機械式時計にハイテクを搭載したKairosスマートウォッチがプレオーダーの受付けを開始

腕時計好きは世界中にたくさん存在する。FossilやRolexやOmegaなど、本当に素晴らしいものがたくさんある。そんな中に割り込もうとするKairosをご紹介しよう。エンジニア、デザイナー、そしてアントレプレナーが集結して、機械式の自動巻き時計でありながら、表面のガラス上にはインターネットからの通知を表示することのできるものを創りだしたのだ。

スイス製のSoprod A10BV-2を搭載したモデルと、シチズンファインテックミヨタの82S7を搭載したものがある。これで時計を組み立てれば、できあがるのは普通の機械式時計だ。Kairosはガラス部分に半透明のTOLED QVGAを搭載して、アイコンやアプリケーションから通知される情報を表示するようにしたのだ。尚、ドットマトリクス方式のディスプレイを搭載するモデルもある。こちらは文字と、電池残量を示すアイコンを表示するようになっている。

「機能面でいえば、SamsungのスマートウォッチやPebbleと同様です」と、ファウンダーのひとりであるSam Yangは述べる。「通知機能、リモートコントロール機能、フィットネス管理機能などを搭載しているわけです。これまでのものと異なるのは、機械式時計と半透明の電子ディスプレイを組み合わせた点です」。

韓国にてYangは、17歳のときにリモートエンジンスターター関連の会社を設立し、その後、ファッションブランドのマネジメントビジネスを立ち上げた。今回のスマートウォッチも、テックとファッションを融合させたものと見ることができるだろう。

「腕時計が大好きなのです。スマートウォッチでありながら、従来の時計好きの人にも興味を持って貰えるようなものを作りたかったのです」とのこと。ファウンダーは他に3人いて、Ken Yoonはルノー出身、Kyo Young JinはSamsungおよびLGで働いていた。そしてGabriel Gonzalesはファームウェアのプログラマーだ。時計の機械部分は、Patek Philippeでウォッチメーカーとして修行して、スイス製時計のマーケターをしているFrederic Weberの手になるものだ。

ムーブメントを機械式にしたことで、アナログタイプのスマートウォッチに感じていた不満を解決してくれた。すなわち秒針の動きがスムーズになったのだ。

機械式ムーブメントとスマートウォッチを組み合わせたことに大きな意味はあるのだろうか。それは、強いこだわりによるものというわけでもないようだ。

「スタート地点は素敵な機械式時計です。格好良い機械式時計に、スマートウォッチ風機能を付けることはできないかと考えたわけです」とYangは述べている。

時計ビジネスの規模にも魅力を感じたのだとのこと。

「昨年1年間で、190万台のスマートウォッチが売れています。また、普通の腕時計は12億台が販売されたようです。そのうちの77%が機械式ムーブメントのもので、2900万台がスイス製であったとのことです」と述べる。こうした数字を背景に、新旧を組み合わせることで、ウェアラブルの世界に新しい動きを持ち込みたいと考えているわけだ。

Kairosは金融関連企業からのシード投資と、シンガポールおよび香港の企業からのシリーズAを完了している。500台を試験販売し、そしてこの度、プレオーダーの受付も開始した。最も安価なモデルは499ドルからとなっている。

こうしたものというのは、往々にしてあっという間に消え去っていくことも多い。しかしメンバーは経験豊かで、機械式時計の人気を背景としたデザインは魅力的だろう。成功する可能性も大きいと考えている。機械時計のメーカーの多くはスマートウォッチには距離を置いたスタンスをとっている。しかしそこにテックを組み合わせることにより生み出されたハイブリッドモデルには、やはり大きな魅力があるように思うのだ。

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(翻訳:Maeda, H


3Dプリンタの押出径を細くも太くもできる顕微鏡からヒントを得たエクストルーダーヘッド

顕微鏡を使ったことのある人なら、エクストルーダーC.E.M. Crown Extruderを理解できるだろう。

ドイツのエンジニアCem Schnitzlerが発明したこのエクストルーダーヘッドを、既存の(さまざまな)3Dプリンタのヘッドに装着して使うと、加熱して溶融したフィラメントの押出径を変えることができる(上図)。モーターとプーリーによりヘッドの位置を制御でき、本体のエクストルーダーを適宜使うこともできる。

Schnitzlerは曰く、“顕微鏡の対物レンズでは、ヘッドを回して倍率を変えられる。それを、3Dプリンタのエクストルーダーに応用できる、と考えたんだ”。彼の詳しい話は、ブログに載っている。

この可変ヘッダを使うと、構造部材は大きめのゲージで作り、細かい部品は細い押出径で押し出す、という使い分けができる。また、内部はがっちり、表面は微細に、という3Dプリントオブジェクトの作り方もできる。ヘッドを回すとフィラメントの押し出しをしばらく休止し、エクストルーダーが十分に熱したら押し出しを再開する。そのぶん時間はかかるが、アイデアはすばらしい。

今の3Dプリンタに用いられている熱溶解積層法(fused deposition modeling)と呼ばれる原理は、ますます主流になりつつあるとはいえ、精度とスピードに相当な限界がある。もっと良い方法があることはあるのだが、FDMの安さにはかなわない。しかしこの可変ヘッダを使えば、押し出しの太さを自在に調節できるから、フィラメントと時間の両方を節約できる。

しかも、学校で使った顕微鏡を思い出すから、なつかしい。

Schnitzlerはこのデザインをポストして生産のための支援を求めている。彼は、第三世界の人びとが衛生的な飲水(のみみず)を飲めるための簡易蒸留器を3Dプリントで作ったことで、名を知られている。

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Surface Pro 3を触ってみた。マイクロソフトが提唱する理想の「Laplet」

Surface Pro 3がリリースされたが、さっそく触ってみることができたので簡単に紹介してみたい。「laplet」(laptop-tablet)とでもいうべきジャンルに入るデバイスだと思うが、従来機種からかなり進化したモデルになっていると言って良いと思う。

まず、性能的には「フルスペックPC」であるということを強調しておきたい。Intel Coreプロセッサーを搭載し(使ったものはi5を搭載)、体感的にはWindows 8を積んだハイスペックノートと同様の速度で動作する。改善されたヒンジ部のおかげで、自在な角度に広げることができ、膝の上に乗せて使うのが一層快適になった。搭載されているポートは最低限必要なものだ。USB 3.0とMicroSD、そしてDisplayPortとなっている。ファイルの取り扱いや編集作業なども、基本的にはクラウドの活用が前提となっている。「仕事にも使えるタブレット」ではなく、「仕事用のタブレット」であると言うことができるかもしれない。

もちろんノートPCの代替になるかどうかは使い方によるところもあるだろう。頻繁に飛行機を使う人は、飛行機内での使用レビューなども参考にしたいところだろう。座席背面のテーブルでうまく使えるかどうかというのが重要な判断基準になるということもあるだろう。ちなみに前機種についていえば、狭い場所で使うには少々不便だったと感じている。

まだ、いろいろとテストしてみる必要があるだろうが、今のところはこの新しいSurfaceに魅力を感じている。8.1を搭載したタブレットの理想を追求したらこうなったというものであるように評価している。サイズ、重量、処理能力、電池容量などのバランスもうまくとれていると思う。あらゆる用途のノートPCを代替するというものではないだろう。しかし個人的にはこの「laplet」の登場を心から歓迎する。

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(翻訳:Maeda, H


オープンハードウェアとしてのラップトップコンピュータNovena、クラウドファンディングで人気殺到

ハードウェアのマジシャンと呼ばれるBunnie Huangの、完全にオープンソースなラップトップコンピュータNovenaは、クラウドファンディングの目標額を達成し、1月に発売可能となった。締め切りまでまだ13時間ある(米国時間5/18現在)が、目標額10万ドルをとっくに超えて50万には達しそうだ。

このラップトップはツール不要のシンプルなアップグレードができる設計と、完全にオープンなアーキテクチャを目指している。PCBも完全オープンで、その上にARM/Freescaleの2GHクァドコアプロセッサ〔jpDOC〕が載る。OSも自由にダウンロードできる。

標準構成で1995ドルとお高いが、マザーボードだけなら500ドルだ。

ケースの内部にはガススプリング(ガスダンパー)があって、それがスクリーンを立てたり寝せたりする。ただしケースはユーザが完全にカスタマイズでき、自作品を使ってもよい。ケース内部(ケースの底)にはHuangが”Peek Array”と呼ぶ基板マウント用のネジ穴が並んでいる(上図)。つまり、ユーザが今後、好きなものを何でもマウントできる。

基本バージョンはバッテリーコントローラとスクリーンはあるが、キーボードはない(ユーザが自分で用意する)。ただし5000ドルの”heirloom”は、木とアルミで手作りされた完成品のラップトップだ。

これはハードウェアおたくのHuangが最近発表したものの中では、最高の傑作の一つだろう。資金募集キャンペーンは目標額を上げて続行中のようだから、あなたが気軽にハードウェアハッカーになれるための、よいチャンスかもしれない。お値段は、量産量販になればきっと下がるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))