SEOの健康度を把握する21のポイント

SEOを日常的に運用する上で、その時その時の変化を瞬時に感じて必要な対応策を打っていくことがSEO成功の1つの鍵ですよね。今回はサーチエンジンランドがまとめてくれたSEOにおける気づくべき・意識すべき可変要素とその察知法をまとめてくれたお役立ち記事を。– SEO Japan

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SEOの健康度を計測する取り組みは、検索マーケティングの効果を維持する上で、不可欠である。ちょっとしたきっかけで、パフォーマンスが低下してしまうため、翌月のレポートを待ってから、低調なパフォーマンスを発見しているようでは、検索マーケティングに多大なダメージがもたらされる可能性がある。

パフォーマンスに良くない影響を与える問題に対処するため、毎日、もしくは、毎週、計測するべきSEOの健康度の目安が幾つか存在する。このような目安は、通常、具体的な問題点を指摘してくれるわけではないが、パフォーマンスの低下の原因を調査する際の手掛かりを得ることが出来る。

この記事で言及するアラートの方法、頻度、そして、条件は、大多数のサイトに適応することが出来るが、特別なニーズを持つサイトや非常にアグレッシブなSEOプログラムを実施しているサイトは、調整する必要がある。

1. 自然なトラフィック

自然なトラフィックの増加は、SEOプログラムが掲げる主な目標の一つであり、自然なトラフィックの量は、SEO戦略の影響を大きく受ける。自然なトラフィックが減少しているなら:

  • 何がうまくいかなかったのかを調べ、対応する
  • 別の健康度のスタッツを用いて、問題の原因を探る作業を強化する
  • サイトの全てのセクションに対する自然なトラフィックをチェックし、パフォーマンスの悪いセクションが存在するかどうか、あるいは、サイト全体がダメージを受けているのか確認する
  • 全てのデータをデスクトップとモバイルに分類し、モバイルSEOのパフォーマンスが低下しているかどうかを調べる
  • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが低下しているかどうか確認する — 例えば、ブランドアウェアネスの低下は、ブランド検索の低下をもたらす

自然なトラフィックの量が増えたなら:

  • 何がうまくいったのかを突き止め、サイト全体への適用を検討する

Google アナリティクスで、前の週と比較して、自然なトラフィックが5%以上増えた、または減った場合、Eメールで警告してもらえるように設定する。

2. ノーリファラートラフィックの変化

自然なトラフィックの増加に力を入れるものの、ダイレクトトラフィック(ノーリファラートラフィック)に関心を示さない人は多い。ユーザーは自然な検索でサイトを発見し、その後、直接戻ってくるケースが多いため、ノーリファラートラフィックは、パフォーマンスの基準として重要度が非常に高いと言える。検索の暗号化とブラウザのセキュリティが強化されるにつれ、アナリティクスでは、多くの検索トラフィックが、ノーリファラートラフィックとしてカウントされるようになった — httpのリファラーのデータは、とりわけモバイルデバイスにおいて、入手不可能になっている。そこで、ノーリファラートラフィックが減っているなら:

  • 同じ傾向が自然なトラフィックにおいても起きているか確認する
  • モバイルデバイスの利用をチェックし、モバイルデバイスの利用が減っているかどうかを確認する — 最近のモバイルブラウザの多くは、http リファラーのデータを渡さないためだ
  • 最近、他のマーケティングのチャンネルをUTMでタグ付けしたなら、ノーリファラートラフィックが減る
  • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが低下しているかどうか確認する — 例えば、ブランドアウェアネスの低下は、ダイレクトトラフィックの減少をもたらす

ノーリファラートラフィックが増えたなら:

  • 何がうまくいったのかを突き止め、サイト全体への適用を検討する
  • UTMのタグ付けが正しく行われているかどうか確認する
  • モバイルデバイスの利用が増えているかどうか調べる
  • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが増加しているかどうか確認する

Google アナリティクスで前の週と比較して、ノーリファラー(ダイレクトトラフィック)が10%以上増加、または、低下している場合、Eメールで警告してもらえるように設定する。

3. 参照トラフィックの変化

参照トラフィックは、リンクを得たか、あるいは、失ったかを知ることが出来る、優れたリンクプロフィールのパフォーマンスの基準である。また、サイトにトラフィックをもたらしているか否かで、リンクの価値を評価するために利用することも可能だ。参照トラフィックが減少しているなら:

  • 被リンクのプロフィールと参照トラフィックを調べて、インバウンドリンクを失ったかどうかチェックする
  • リンクからもたらされるトラフィックが減っているなら、リンクを張るウェブサイトがデザインを変更し、クリック数が低下しているかどうか確認する

参照トラフィックが増加しているなら:

  • トラフィックを送り込むようになったサイトを特定し、当該のサイトからさらにリンクを得る機会を調べる

Google アナリティクスで前の週と比較して、参照トラフィックが10%以上増加した、または、低下した際にEメールで警告してもらえるように設定する。

4. キャンペーンのトラフィックの変化

キャンペーンのトラフィックは、直接SEOのパフォーマンスに影響を与えないものの、参照トラフィック、または、ブランド検索のトラフィックが、変動している理由を知る手掛かりを与えてくれる。Google アナリティクスで前の週と比べて、キャンペーンのトラフィックが20%以上増加した、または、低下した際にEメール警告してもらえるように設定する。

5. Eメールのトラフィックの変化

キャンペーンのトラフィックと同じように、Eメールのトラフィックも、参照トラフィック、または、ブランド検索のトラフィックが変化した理由を知る上での手掛かりとなる。Eブラストを配信する度にGoogle アナリティクスでメモを作成しておこう。また、前の週と比較して、Eメールのトラフィックが、20%以上増加した、あるいは、減少した場合、Eメールで警告してもらえるように設定すると良いだろう。

6. セッションの変化

現代はマルチデバイスの時代であり、各種のデバイスをまたいでユーザーを結びつけるのは容易ではない。また、ユーザーは、各種のマーケティングの手法を通じて、サイトに戻って来る。そのため、セッション全体の増加、または、減少を計測すると、マーケティングの成果を高いレベルで把握することが可能になる。Google アナリティクスで、前の週と比較して、セッションが10%以上増加している、または、減少している場合、Eメールで警告してもらえるように設定しよう。

7. ユーザー数の変化

サイトへの全体的なセッションに加えて、ユーザー数もまた、計測するべき重要な目安である。ユーザー数は、パフォーマンス全体が、本当にトラフィックを増加させているのかどうか、または、ユーザーがサイトを積極的に利用するようになり、より頻繁に戻って来ているかどうかを判断する際に役に立つ。Google アナリティクスで、前の週と比較して、ユーザー数が10%以上増加した、あるいは、減少した場合、Eメールで警告してもらえるように設定しよう。

8. モバイルデバイスの利用

先程触れたが、http リファラーデータは、モバイルブラウザ、および、一部のデスクトップにおいて、取得が制限されるようになっている。さらに、モバイル検索の利用が増えていることもあり、SEOプログラムのROIを計測するのが、ますます難しくなっている。Grouponが最近実施した調査によると、– とりわけモバイルにおいて — 検索トラフィックの最大60%がノーリファラートラフィックとカウントされるようだ。そこで、Google アナリティクスで、モバイルデバイスの利用を前の月と比較し、その結果を毎月Eメールで自動的に配信すると良いだろう。

9. ページ速度の増加

ページ速度は、SEOのパフォーマンス、コンバージョン、そして、ユーザビリティにおいて、重要な役割を担っている。ページが読み込まれる時間が長くなると、検索エンジンは、ネガティブな品質のシグナルと判断し、スパイダーによるクローリングの効率は悪くなり、ユーザーは不快感を持つようになり、そして、コンバージョン率は大幅に低下してしまう。Google アナリティクスで、ページ速度が10%以上上がってしまった場合、自動的に毎日警告を行ってもらえるように設定しておこう。さらに、ページの速度が…秒を上回った際にもEメールを送ってもらうようにすると良い。加えて、ページ速度が遅い50ページを2週間に1回のペースで自動的にEメールで伝えてもらおう — その際は、地域のデスクトップのユーザーとモバイルユーザーに分類すること。続いて、トラフィックの特に多い速度の遅いページを拾い上げ、gtmetrix.comでモニタリングの設定を行ってもらいたい。このツールは、ページを遅くしている原因を評価する際に役に立つ。

10. サーバーが応答する時間

サイトの速度の遅さは、必ずしも、ページの読み込みにかかる時間が長いことが原因になっているとは限らない。サーバーの速度が、サイトの速度を遅くしていることもある。そのため、サーバーの応答時間がXX(ミリ秒)を超えたら、自動的にアラートを送ってもらえるように設定しておくと良いだろう。

11. クロールエラー

Google ウェブマスターツールのクロールエラーレポートは、サイトの健康およびSEOの健康を把握する上で欠かせないアイテムである。バックエンドでバグが存在している可能性があり、その場合は、特定しにくい。また、リダイレクトに誤りがある可能性等も教えてもらえる。このツールは、さらに、外部のサイトが自分のサイトにリンクを張っているものの、URLのエラーが生じているケースも伝えてくれる。ウェブマスターツールで、通知に関するEメールの設定を変更しておこう。タイミング良く通知してくれるわけではなく、また、サイトに大きな問題が発生した場合のみアラートが送られる設定になっているため、Google ウェブマスターツールのAPIで週に1回クロールエラーのレポートを送信してもらえるように調整する必要がある。Raven等のSEOプラットフォームは、この機能を用意している。

12. サーバーエラーのログ

サーバー側の問題は、通常のSEOツールを使うだけでは、なかなか特定することが出来ない。そのため、サーバーエラーのログに変化が起きた際にアラートを送る設定を行っておきたいところだ。

13. 1日あたりのクロールされたページ数 & ページのダウンロード時間

この2つのスタッツは互いを補い、また、共にGoogle ウェブマスターツールで知ることが出来る。1日あたりのクロールされたページ数が減り、ページのダウンロード時間が増えているなら、サイトのパフォーマンスに問題が生じている可能性が高い。このスタッツは週に2回チェックする価値がある。

14. ブランドキーワードのインプレッション & クリック

not providedのおかげで、アナリティクスで、キーワードのトラフィックを計測する作業は大幅に制限されてしまったが、キーワードのデータに関連する主要なスタッツは、ウェブマスターツールで今でも得ることが出来る。トラフィックのスタッツの変化を追跡調査するために、このスタッツを確認しておこう。インプレッションとクリックの変化は、ブランドアウェアネスにおける変化、そして、マーケティングアクティビティにおける変化の存在を把握する上で役に立つ。

15. 非ブランドキーワードのインプレッション、クリック & CTR

非ブランドのキーワードのパフォーマンスは、検索のパフォーマンスだけでなく、(証明するのが困難な)季節性における情報を豊富に伝える。非ブランドキーワードのパフォーマンスは、トラフィックの基準値の変化に対する補足の調査としてチェックするべきである。インプレッションに関して:

  • キーワードのランキングは変化したか?
  • 季節の影響を受けているのか?

クリック数 & CTRに関して:

  • ユーザーと関係のないキーワードのターゲティングを行っているか?
  • ユーザーが関心を持たないメタデータを利用しているか?

16. キーワードのランキング

読んで字の通りであり、SEOのプロにとっては常識である。キーワードのランキングが下がると、トラフィックを失う。ランキングが下がったら、キーワードの戦略を調整する、または、ペナルティを科された可能性があるか調査しよう。

17. 手動による対策

Google ウェブマスターツールは、「手動による対策」機能を加えており、Googleが手動のアクションを起こしたかどうかを把握することが出来る。サイトで手動による対策が行われたら、アラートを送ってもらえるように、Eメールを設定しておこう。ただし、アルゴリズムのペナルティに関する通知は行われない。アルゴリズムのペナルティに関しては、14、15、16に従ってもらいたい。

18. セキュリティの問題

手動による対策と同じような仕組みで、「セキュリティの問題」ツールも、マルウェアが検知された場合、ウェブマスターに通知を行う。検索エンジンは、悪意のあるウェブサイトからユーザーを守るために、多種多様な対策を行っているため、セキュリティの問題が生じたら、迅速に対応する必要がある。

19. インデックスステータス

Google ウェブマスターツールのインデックスステータスツールは、Googleがインデックスでサイトにどのように対応しているのかを知る上でとても有効である。インデックスに登録されたページが増えた場合、次の点を確認しよう:

  • 新しいページが追加されたか?
  • クロールされるべきではないページがクロールされてしまったか?
  • robots.txtのルールが無視されているのか?

減った場合は、次の点を確認しよう:

  • サイトはペナルティを受けたのか?
  • ページは隔離されているのか、あるいは、クロールすることが出来ない状態になっているのか?
  • robots.txtで変化が生じているか?
  • meta robotsタグの利用に変化が生じているか?

20. 直帰率

直帰率の増加は、SEOプログラムの健康度に関連する様々な手掛かりを示す。例えば:

  • 関連性のないコンテンツ
  • 関連性のないキーワードのターゲティング
  • 劣悪なユーザーエクスペリエンス
  • ページの読み込みに時間がかかる
  • メタデータの記述が稚拙

Google アナリティクスで、直帰率が10%以上増加したら、自動的にアラートを送信してもらえるように設定しておこう。

21. 404ページのビュー

.NET等、多くのフレームワークは、404ページのURLにクエリ文字列を加えて、ユーザーがリクエストした404を生じさせるURLをウェブマスターに伝える。この機能は、ユーザーとスパイダーがアクセスしているリンク切れを発見する上で大いに役立つ。そこで、Google アナリティクスで、404ページのURLパラメータを持つページのビューを記載したEメールを週に1回送ってもらえるように設定しよう。最後に、このリストに加えるべき、SEOの健康度を測る上で効果的な基準をご存知なら、コメント欄で是非紹介してもらいたい。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「21 Metrics For Monitoring SEO Health」を翻訳した内容です。

SEOというと、まだまだ順位やそれを元にした単純な検索エンジンからのトラフィックのみに焦点を絞っている方も多いと思いますが、ここに書かれているようなことを少しでも意識して日々の改善に取り組んでいくことで長期的に見ると検索エンジン経由のトラフィックは伸ばしていけるのではないでしょうか?リスティング広告もSEOも、サーチマーケティングは運用が勝負です。 — SEO Japan

Amazonが実店舗を開店へ、Facebookが匿名アプリの開発に乗り出す – 米国発Web業界ニュース10月中旬号

米国発最新ウェブマーケティング業界のニュース、今回は今後の日本のウェブ業界を占う上では気になるニュースが色々ありました。 — SEO Japan

Amazon gets physical今週のウェブマーケニュースでは、・Amazonが実店舗を展開 ・ニューヨーク市、新手の広告を即刻で撤去 ・Comcastのおかげで仕事を解雇された人 ・アメリカ人が音楽を聞く習慣 ・Facebook、ジオフェンス広告、匿名アプリ、健康分野に参入 ・解雇されたRedditの職員の批判にCEOが物申す ・「コンテンツショック」への対応 ・検索 & ソーシャルのアイスクリームの原則 ・未来のマーケティングスキル ・グローバルデジタルスタッツ等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

  • デジタルがアスファルトに出会う: マンハッタンにAmazonが実際の店舗をオープンする(WSJ)
  • コラボレーションビジネスが成長を続けているが、Uberのタクシードライバーがハンマーで客を攻撃するような事件が起きたら、誰が最終的に責任を負うのだろうか?(Forbes)
  • CIOはデジタルの局面でリーダーシップを発揮しているのだろうか?Gartnerが実施した調査によると、CIOの47%はそう考えているようだ。しかし、この考え方に同意するCEOは15%に過ぎない(WSJ CIO Journal)
  • 野外の広告会社、Titanが多数の広告用無線トランスミッターをニューヨーク市の公衆電話に設置し、メッセージや広告の送信、そして、消費者の居所の追跡を行った。しかし、このニュースが報じられるや否や、ニューヨーク市から撤去の命令を受けてしまった(BuzzFeed)
  • 関連する記事: アダルト向けウェブサイトのPornHubは、自信をもって、タイムズスクエアにビルボード広告を出した。建てたその日に撤去された(PornHub – 仕事中ならリンクをクリックするべきではない)
Not a family-friendly message in Times Square
  • クッキーは時代遅れになりつつある – Facebook、Apple、そして、Googleがユーザーを追跡する方法を知りたいなら、この記事を読もう(VentureBeat)
  • 消費者からの信頼が薄いComcastは、ひどいカスタマーサービスを提供し、その結果、ある顧客は仕事を解雇させられ、評判をさらに落とした(DM News & The Consumerist)
  • アメリカ人の多くは、どこで音楽を聞いているのだろうか?大半は、車の中で音楽を聞いているようだ(Nielsen)
    • 関連する記事: Podcastsが復活を遂げた(そもそも、ずっと健在であった気がするが)。そして、収益にプラスに働くことも分かった(Washington Post)
    Time spent with music - Nielsen study

    プラットフォーム

    Facebook

    Twitter

    • Twitterは、データセキュリティの要請に関する司法省のかん口令に納得がいかず、米国政府を訴えている(Wired)

    計測/基準/ビッグデータ

    • 目標とROIを特定する際の重要な情報の供給源を学んでおこう(LinkedIn)
    • ビッグデータはビッグだ。しかし、実際にどれぐらい大きいのだろうか?毎日、2.5エクサバイトのデータが生成されている。それでは、マーケッターはどのように対応すればいいのだろうか?マーケッター向けの4つのビッグデータの応用方法を紹介する – ゴールはまだまだ遠い…:
    • 予測と計画の改善
    • より細かいオーディエンスのターゲティング
    • リアルタイムでのキャンペーンの最適化
    • マルチタッチアトリビューションへの移行

    法律/人事

    • アドバイス: (現在、および、過去の)雇用者を雇用者のプラットフォームで批判するのはやめておこう

    コンテンツ

    重要な記事、動画 & オーディオ




    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 10th 2014」を翻訳した内容です。

    元記事をまだ読んでいませんがAmazon店舗の全貌と目的が気になるところですね。リアル店舗で得られるユーザー行動データをオンライン店舗に活用するなんてアプローチもあるのかも?後、アダルト広告の件は、、、これ、こういうバズ狙いなのかも?しかし、このコピーには、、、閉口。 — SEO Japan

    ペンギンアップデート3.0は今だ更新中!

    ペンギンアップデート3.0が1年ぶりにあったことを報告しましたが、順位変動がなくほっとした皆さんも多かったと思います。しかし実は適応自体はまだ完了していない、ということで、その内容を追加報告。 — SEO Japan

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    Googleは、先週の金曜日の夜にペンギン 3.0(日本語)を展開し、アルゴリズムのアップデートを敢行した。ペンギンアルゴリズムは、主に、サイトの被リンクプロフィールに注目し、品質の低い被リンクプロフィールを持っていると思われるサイトを格下げする。

    Googleは、ペンギン 3.0のリリースに関する伝達を積極的に行わなかった。アップデートが行われた24時間後に認めただけであり、また、通常、尋ねれば教えてくれるはずの情報を提供してくれなかった。しかし、東部時間の3:50AMになって、Googleのピエール・ファーが、Google+で詳細を明らかにしてくれた。

    明らかになった情報を簡潔にまとめた:

    (1) これはワールドワイドなアップデートであり、全ての地域のGoogleにインパクトを与える。
    (2) 展開はまだ完了していない。「今後数週間」に渡って行われる模様だ。
    (3) 影響を受ける英語のクエリは1%以下だが、その他の言語のクエリに与える影響はさらに小さい、または、大きい可能性がある。
    (4) Googleは、金曜日に展開を開始したことを認めた。
    (5) ピエール・ファーは、今回のアップデートを「更新」と呼んでいた。
    (6) 品質の低いリンクプロフィールを持つサイトを格下げし、以前のペンギンアップデートにつかまった後、リンクプロフィールを整理したサイトを助ける。

    ペンギンの世界同時展開

    パンダアルゴリズム等、Googleのその他のアルゴリズムのアップデートとは異なり、ペンギンアップデートは、通常、世界全体に展開される。つまり、あらゆる言語の、あらゆる地域のサイトが、このアルゴリズムの影響を受ける可能性がある。

    ペンギンは、リンクプロフィールを重視しており、言語を精査する必要がないことが理由だ。パンダの場合、コンテンツと言葉を検証するため、地域や言語によって、展開の時期が異なる。ペンギンは、大方、言語に関して注視する必要はない。

    ペンギンの展開は現在進行中

    ペンギンの更新の展開が完了したか否かに関して、一部で混乱が生じていた。SEOの専門家の中には、一部のサイトがまだ影響を受けていない理由が分からず、展開が一時的に中止された、または、完了したと感じた人達がいた。そんな中、昨日、Googleのジョン・ミューラーは、展開は完了したと述べた。しかし、その数時間後に前言を撤回した。そして、今朝になって、ピエール・ファーが、展開は完了しておらず、「数週間に渡って」続くと発言していた。

    つまり、サイトがペンギン 3.0の影響を受けたかどうかを分析する際、ペンギンが数週間に渡って展開されるため、原因がペンギンなのか、はたまた別のアップデートなのかを判断するのは難しいだろう。

    ペンギン 3.0の影響を受ける英語の検索クエリは1%以下

    アップデートの規模の大きさ、そして、アップデートを実感したウェブマスターコミュニティの大体の割合を判断するため、Googleは、影響を受けたクエリの%を計測し、アップデートのスケールを教えてくれることがある。

    ペンギン 1.0では、クエリの~3%がインパクトを受け、1.1では0.1%、そして、1.2では0.3%がインパクトを受けた。その後、ペンギン2.0では、クエリの2.3%、さらに、2.1では、約1%がインパクトを受けた。ペンギン 3.0(2.2だと主張する人達もいる)は、クエリの1%以下に影響を与えていた。

    その他の言語では、もっと%は高い可能性があるが、Googleは英語のクエリの計測結果を公表している。

    金曜日に登場したペンギン 3.0

    Googleは、2014年10月17日の金曜日に、ペンギン 3.0をリリースしたことを認めた。ただし、先程も申し上げた通り、ペンギン 3.0は数週間に渡って展開される点を覚えておいてもらいたい。

    ペンギン 3.0はリフレッシュ

    Googleのピエール・ファーは、今回のアップデートを「リフレッシュ」と呼び、新たなシグナルが加わったとも、アルゴリズムに変化が加えられたとも言わなかった。リフレッシュ(更新)とは、問題を修正したサイトを解放し、問題を修正することに失敗したサイトを格下げするためにアルゴリズムを再び実行する取り組みを指す。ペンギンに関連するサイトを見つけるために、新たにシグナルがアルゴリズムに加えられたわけではなく、ただ単に更新しただけである。

    1年以上待ったにも関わらず、更新されただけなのだろうか?その通りである。SEO業界の関係者の大半は、この事実にショックを受けていた。大勢の関係者は、ずっと前に更新が行われており、Googleが、新たなペンギンアルゴリズムの土台を作っていたと推測していたためだ。

    そのため、一部の人達は、3.0ではなく、2.2と呼ぶことを望んでいる。

    救われるサイトもあれば、地獄に落ちるサイトもあり

    その他のアルゴリズムの更新と同じように、以前摘発された一部のサイトのランキングをは回復される。これは、アルゴリズムの負の影響を受けなくなったためだ。一方、検索結果のランキングが落ちるサイトもある。これは、ペンギンアルゴリズムのインパクトを受けるべきサイトと見なされたことが原因である。

    過去のペンギンアップデート:

    過去のペンギンアップデートが行われた日付:

    • ペンギン 1.0(日本語)2012年4月24日(クエリの~3.1%が影響を受ける)
    • ペンギン 1.1(日本語)2012年5月26日(クエリの0.1%が影響を受ける)
    • ペンギン 1.2 2012年10月5日(クエリの~0.3%が影響を受ける)
    • ペンギン 2.0(日本語)2013年5月22日(クエリの2.3%が影響を受ける)
    • ペンギン 2.1 2013年10月4日(クエリの1%が影響を受ける)
    • ペンギン 3.0(日本語) 2014年10月17日(クエリの約1%が影響を受ける)

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Penguin 3.0: Worldwide Rollout Still In Process, Impacting 1% Of English Queries」を翻訳した内容です。

    更新中はともかく、英語で1%ということであれば、記事にもあるように日本語サイトへの影響はさらに少なさそうは気はします。とはいえ、その後個別に何らかの調整が入るのかもしれませんが。今回の更新の影響等、何かニュースがあればまた報告したいと思います。 — SEO Japan

    コンバージョン率を改善する53通りの実例ティップス

    コンバージョン祭 2014の告知をさせていただいたばかりですが、タイムリーにコンバージョン改善のティップスを53まとめた記事があったので紹介します。よくあるリスト記事ながら、コンバージョン最適化の大家ConversionXLのブログだけに、ほぼ事例に基づいた内容となっておりヒントが満載の内容です! — SEO Japan


    53 Ways to Increase Conversion Rate

    先日、コンバージョン率を上げるために出来ることを全て教えて欲しい、と頼まれた。効果が証明された過去の取り組みをまとめたリストは存在するのかどうか気になったため、探してみたが、見つからなかった。そこで、自分で作ることにした。

    今回は、コンバージョン率を上げる53通りの方法、そして、実際の例を紹介していく。

    それでは早速、順不同で紹介していく。

    1. 証拠を見つけて、伝えるホームページに証拠を加えたところ、voices.comのコンバージョン率は400%上がった。
    2. 積極的なライブチャットを用いる — ビジターとのライブチャットを開始する。Intuitは積極的にライブチャットを行うことで、211%コンバージョン率をアップさせることに成功した。
    3. ライブチャットは、基本的にプラスのインパクトを与える — Abt Electronicsは、ライブチャットが、コンバージョン率の増加につながることを見出した — Abt.comでは、ライブチャットに参加しなかった買い物客と比べ、参加した買い物客は、コンバージョン率が10-20%高いことが明らかになった。
    4. サイトのヘッドラインを変更する — ヘッドラインの内容を変えたことで、CityCliqはコンバージョン率を90%増加させた。
    5. ファンネルの中位で提供するコンテンツを増やす — ケーススタディ、Eブック、Eメールマーケティング等々、ファンネルを下に移動させるコンテンツを提供しよう。 Diteba Research Laboratoriesがこの取り組みに着手したところ、すぐにコンバージョン率は3倍に跳ね上がった。
    6. 重要なリファラーのソースに力を入れるQuanticateはLinkedinに投稿するコンテンツの質を上げ、さらに、量を増やし、AnswersとGroupsを活用したところ、トラフィックとコンバージョン率が10倍になった。
    7. Google Site Searchをサイトに加える — Google Site Searchを加えたことで、Waterfilters.netはコンバージョンを11%アップさせた。
    8. セキュリティに関する補償の証明を利用する — OrientalFurniture.comは、配送費を最大で500ドルまで負担し、さらに、サイトを使って消費者の個人情報が盗まれた場合、最大で1万ドルの補償を行い、その上、値下げを行った場合に、最大で100ドルの差額を支払うことを約束することで、コンバージョン率を7.6%増やした
    9. 切迫感を出すために、コールトゥアクションボタンに赤を用いる — イギリスの大手航空会社、BMIは、メッセージ「急いで下さい!あと…席しか残っていません!」の背景の色に赤を加えて、コンバージョン率を2.5%増加させた。
    10. 明確なユーザーフローをデザインする — Zen Windowsは、ウェブサイトのフローを変更し、ユーザーが探しているアイテムを見つけやすくることで、コンバージョン率を0.75%から2.95%に引き上げた
    11. 製品の動画を製品のページに掲載する — Ice.comはこの手法を用いて、コンバージョン率を400%アップさせた。
    12. ボタンの色を赤に変える — Performableは、ボタンの色を緑から赤に変えて、コンバージョン率を21%改善した。
    13. 推奨広告を用いる — WikiJobは、推奨広告をサイトに加えて、コンバージョン率を34%増加させた。
    14. 画像を変える — HawkHostは、ホームページの画像を変えるだけで、コンバージョン率を倍増させた。
    15. 価格の表示を変える — BaseKitは、価格のページを「濃く、鮮やかに、分かりやすく、親切に、明確に」することで、コンバージョン率を25%アップさせることに成功した。
    16. サイトにレビューを加える — Figleavesは、ウェブサイトにレビューを加えて、コンバージョン率を35%以上改善させた。
    17. 信頼を証明するシールを掲載する — Petco.comは、Hacker Safeシールをサイトに加えることで、売り上げを8.83%増やした。
    18. コールトゥアクションの表現を変える — TextMagicは、コールトゥアクションボタンのテキスト「Buy SMS Credit」から「View SMS Prices」に変えたところ、コンバージョン率が37.6%改善した。
    19. ホームページを簡素化する — Precedenは、ホームページを簡素化し、コンバージョン率を37%アップさせた。
    20. 値引き価格を表示する — The Corkscrew Wine Merchantsは、製品に値引き価格のステッカーを加えたところ、コンバージョン率が148.3%改善した。
    21. サイトのユーザビリティを改善する — Slideshop.comは、ユーザビリティの「ベストプラクティス」を採用(ナビゲーションメニューの利用)したことで、コンバージョン率を34%増加させた。
    22. コールトゥアクションをコンテンツの領域に配置する — Nature Airは、コンテンツの領域に前後関係を意識したコールトゥアクションを加えたところ、コンバージョン率が実に591%も改善された(3%から19%)。目立つ、明確なコールトゥアクションは、効果が高い。
    23. フォームの入力欄の数を減らす — ImageScapeは、入力欄の数を11から4に減らした。その結果、投稿されるフォームの数は、160%増加し、コンバージョン率は120%アップした。
    24. Eブックを販売しているなら、3Dのバーチャル表紙を用いる — Code Monkeyismは、3Dの画像を用いて、ダウンロード数を43%増やした
    25. 強い命令のトーンを用いる — ダスティン・カーティスは、フォロワーを招待する際に強く要求することで、Twitterのリンクのクリックスルー率を173%アップさせた。
    26. 価値提案を改善する — The Sims 3のウェブサイトは、価値提案を改善して、登録を128%増加させることに成功した。
    27. 会計ページを1ページにまとめる — Official Vancouver 2010 Olympic Storeは、複数のステップで構成される会計プロセスを1つのページにまとめ、コンバージョン率を21.8%改善した。
    28. ホームページで大きな顧客の写真を掲載する — 少なくとも、Highriseのコンバージョンを改善した
    29. 単一の行動に焦点を絞る — The Weather Channelは、ホームページを整理し、明確な、単一のアクションを提示したことで、コンバージョン率を225%アップさせた。
    30. ページの左側にコールトゥアクションを置くLess Accountingが行ったテストにより、コールトゥアクションを左側に置くと、右側に置くよりも、効果が高いことが判明した。
    31. 行動を重視したコピーを作る — L’Axelleは、コピーのトーンを「Feel fresh without sweat marks」から「Put an end to sweat marks」等に変えた。ヘッドラインおよびコピーの表現は、コンバージョンに大きな影響を与える — 「行動を起こす」感覚のトーンは93%コンバージョン率が高かった。
    32. 箇条書きでメリットを説明するUnionenが、メリットを箇条書きで説明するバージョンと文章で説明するバージョンを比較したところ、箇条書きは、コンバージョン率を15.9%改善した。
    33. コールトゥアクションボタンのサイズを大きくする — SAP BusinessObjectsは、通常の青いリンクを大きなボタンに変えて、コンバージョン率を32.5%改善した。
    34. 登録フォームを単一の列にするこの指標追跡の調査によると、単一の列のフォームは効果が高いようだ。
    35. 穴埋め式のフォームを試す — Vast.comは、このスタイルのフォームを採用し、サイト全体でコンバージョン率を25-40%アップさせた。
    36. バイヤーのペルソナを用いる — RightNow Technologiesは、ペルソナに焦点を絞ったサイトを作って、コンバージョン率を4倍に増やした
    37. 購入をすぐに呼び掛けない — ある会社は、ホームページの上部に掲載されていたコールトゥアクションを削除したところ、登録者は350%増加した。
    38. サイトに電話番号を加えるLessAccountingは、電話番号をサイトに加えたところ、コンバージョン率が1.8%増加した。
    39. ホームページに動画を加える — Dropboxは、ホームページに動画を加えて、コンバージョン率を10%アップさせることに成功した。
    40. 異なる動画のサムネイルを試すYobongoは、動画のサムネイルを変えた結果、コンバージョン率が70.9%増加した。
    41. 動画を短くする — Think Vitaminが、5分50秒の模範の指導動画を50秒間のサービスを説明する動画に変えたところ、コンバージョン率は24.4%改善された。
    42. サイトの検索ボックスに製品の画像を表示するBrickHouse Securityは、買い物客が、サイトの検索ウィンドウに用語を入力した際に、自動的に検索結果をドロップダウンメニュー形式で表示するシステムを採用し、その後、ドロップダウンメニューに製品の画像を表示したところ、コンバージョン率が大幅に上がった
    43. 大胆なイメチェンを行う — つまり、サイトの要素を一つ変えるのではなく、完全に新しく、異なるデザインを試す取り組みである。SEOMozは、大胆な変更を敢行し、売り上げが52%改善し、収益が100万ドル増加した。
    44. 製品の動画を提供する — 製品の動画を用意したところ、ジュエリー販売サイトのコンバージョン率は247%増加した。
    45. デジタルバッジを製品に利用する — デジタルバッジとキュレーションを採用し、Sheplersは「買い物かごに入れる」率を1.63%改善した。
    46. 「無料お試し」ボタンを加える — EメールマーケティングソフトウェアのGetResponseは、「今すぐ購入する」の代わりに「無料お試し」ボタンを表示し、トライアルの登録者を158%アップさせた(有料登録は減っていない)。
    47. ポップアップの登録フォームを加える — ポップアップは、Eメールの購読者を増やすことで知られているが、Visual Website Optimizerは、ポップアップの登録フォームを用いて、登録のコンバージョンを50%以上増やしている。
    48. ランディングページのコンテンツの一部を削る — AssessmentDayは、ランディングページのコンテンツの量を減らしたところ、セールスが62%増加した。ただし、削り過ぎは良くない。情報が欠如していると、コンバージョン率を大幅に下げてしまう可能性があるためだ。
    49. 翌日配送を用意する — SmileyCookieは、翌日配送(本日中にお買い頂いた商品は、翌営業日に配送します)をアピールしたところ、コンバージョン率が41%増加した。
    50. リンクに赤を用いる — ユーザビリティのテストでは、青いリンクが最も効果が高いことが判明しているが、Beamaxは、リンクを赤くすることで、リンクのクリックスルー率を改善した。
    51. (実在する)人間の写真を掲載する — (ストック写真ではなく)本物の人物の写真をランディングページに用いると、コンバージョン率が増加する。
    52. 願望に訴えかける画像とコピーを用いる — 栄養剤を販売する会社が、メリット主体のコピー、身体を動かすアクティビティを好むターゲットのマーケットを意識した画像、そして、大き目のコールトゥアクションボタンをページの上半分に掲載して、売り上げのコンバージョン率を50%アップさせることに成功した。
    53. 信頼性を強調する — American Expressの旅行部門が、信頼性に焦点を絞ったバージョンを試したところ、電話の問い合わせが48%アップした。

    注記: 上述した手法は、実例で紹介したサイトには効果があっても、他のサイトには全くプラスに働かない可能性もあるので、テストを実施した方が良い。

    また、いきなり、適当なアイデアをテストするのではなく、コンバージョン最適化への体系的なアプローチ学ぶことからスタートしてもらいたい。

    尚、何をテストすればいいのか分からないなら、この記事「何を最初に、次に、その次にテストすればよいのか?」を参考にすると良いだろう。

    最後に、実際に効果のあったテストのアイデアをコメント欄で紹介してもらえると嬉しい。


    この記事は、ConversionXLに掲載された「53 Ways to Increase Conversion Rate」を翻訳した内容です。

    圧倒的なボリュームですが、言い換えれば、この記事はサイトやウェブビジネスでコンバージョン改善のためにテストしえる要素を実例ベースで大量に紹介した内容といえます。記事最後にあるように、成功事例があるからといってあなたのサイトでそのまま通じるとは限りませんが、少なくともテストできる要素のヒントを得るには十分すぎる内容の記事でした。具体的実践手法について不安がある方は、もちろん、コンバージョン祭 2014に今すぐ登録して業界トップのコンバージョン改善のエキスパートから学びましょう (^^) と、宣伝を笑顔でごまかす私でした。 — SEO Japan

    コンバージョン祭 2014 開催!ウェブマーケッター大集合!

    昨日から派手な巨大サイズのバナー画像がSEO Japanに掲載されており、「うざい!」と思われた方も多いことと思いますが、私(滝日)が関わるデータアーティスト社にて11月末開催するイベントの告知となります。これまでにないアプローチ、かつ業界トップの皆様に集結していただきましたので記事として改めて紹介させていただきます m(_ _)m — SEO Japan

    セミナー概要

    セミナー名: 「コンバージョン祭 2014 ~ コンバージョン改善によるデジタルマーケティングの明るい未来 ~ 」
    参加費: 無料(事前のお申し込みが必要となります)
    日時: 2014年11月21日(金)13:00~17:45(受付開始 12:30)
    会場: 両国KFCホール(東京都墨田区横網1-6-1)
    交通手段: 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A1出入口に直結 / JR中央・総武線「両国駅」東口より徒歩約6分。
    対象: マーケティング部門・営業ご担当者様、企業のEC/ポータル/Webサイトの運営者様、制作会社様
    定員: 250名
    主催社名: データアーティスト株式会社
    協賛社名: エクスペリアンジャパン株式会社、株式会社オプト、KAIZEN platform Inc.、株式会社ギャプライズ、クロスフィニティ株式会社、株式会社リブセンス

    講演概要

    基調講演:マーケティング全体のなかにおけるCV最適化の重要性(仮)
    講演時間:13:00~13:30
    講師:エクスペリアンジャパン株式会社 マーケティング部 CMO 中澤 伸也

    ギャプライズ流、わしづかみLP構築とわしづかみ続けるLP運用!
    講演時間:13:35~14:15
    講師:株式会社ギャプライズ テクノロジーソリューション事業部 エバンジェリスト 岩本 庸佑

    A/Bテストによるコンバージョン率を上げるポイント(仮)
    講演時間:14:20~14:50
    講師:株式会社リブセンス アルバイト事業部 ジョブセンスメディアグループリーダー 福田 慎太郎

    いかにカンタンに継続的改善を実現するか?
    講演時間:15:00~15:40
    講師:KAIZEN platform Inc. CEO 須藤 憲司

    ターゲティングで変わる! コンバージョン率劇的UP!
    講演時間:15:45~16:25
    講師:データアーティスト株式会社 代表取締役社長 山本 覚

    ABテストだけで終わると勿体ない!「セグメント別最適化」のインパクトとは?
    講演時間:16:30~17:10
    講師:クロスフィニティ株式会社 CROディビジョン マネージャー 田中 宏明

    パネルディスカッション:ベンダーが語る!コンバージョン改善による明るい未来
    講演時間:17:15~17:45

    モデレーター: 株式会社オプト 統合デジタルマーケティング本部 本部長 兼 サービス開発部 部長 株式会社デジミホ 社外取締役 石原 靖士
    パネラー: 株式会社ギャプライズ テクノロジーソリューション事業部 エバンジェリスト 岩本 庸佑
    KAIZEN platform Inc. CEO 須藤 憲司
    データアーティスト株式会社 代表取締役社長 山本 覚

    セミナー詳細とお申込み方法

    下記コンバージョン祭のURLより詳細をご確認のうえ、お申込みください。
    http://www.cv-matsuri.com/
    ※申し込み多数の場合、抽選とさせていただくことがございます。
    ※大変恐れ入りますが、本セミナー主催社と同業の方の参加はご遠慮いただいております。

    データアーティストはともかく、ギャプライズさんやKAIZEN PLATFORMさんなどのベンダーに加え、エージェンシーやリブセンスさん等、ウェブマーケティングの最先端を走る皆様がコンバージョン最適化について語り尽くす1日、必ずや学びがあるイベントになること確信していますので、ご興味ある方はお早目にお申し込みください。イベント告知1日で既に200人近い応募があったとのことで、そろそろ早い者勝ちになってきそうです。私も当日参加する予定です! — SEO Japan

    Google、ペンギンアップデート3.0をリリース – 1年ぶりのアップデート

    最近、出張が多くその度に更新が滞ってしまい恐縮です。今回はそんな最中に、ついにGoogleのペンギンアップデート3.0が発動されたということで、ご存じの方も多いと思いますが改めてレポートします。 — SEO Japan

    google-penguin2-ss-1920

    Googleは、本サイト、Search Engine Landに対して、10月17日(金)ペンギンフィルターをアップデートしたことを認めた。ペンギンは、スパムと見なされるサイト、とりわけ、Googleのリンクに関するガイドラインを違反したサイトをターゲットにしている。

    一部のサイトが、米国現地時間の金曜の夜にGoogleの検索結果に大きな変化が生じたことに気づき、これは、Googleが今月中にアップデートすることを明言していた待望のペンギンアップデートではないかと推測していた。

    そして、本日、私がこの件に関して尋ねた際、Googleは、これがペンギンアップデートであると認めた。ただし、Googleは、ペンギンの最新版の影響を受ける検索結果の割合(%)に関して、そして、前回のリリースから大きな変更があったかどうかに関して、詳しい情報は明らかにしてくれなかった。この点においては、詳細が分かり次第、お伝えする。

    過去のペンギンアップデート

    これで6回目のアップデートが行われたことになる。Googleは、今回のアップデートに番号を与えていない。しかし、Search Engine Landでは、前回のアップデートから随分と時間が経過している点を鑑み、メジャーなリリースとしてカウントする価値があると判断し、ペンギン 3.0と呼ぶことにした。

    以下に、今までペンギンがリリースされた日付を挙げていく:

    • ペンギン 1.0(日本語)2012年4月24日(クエリの~3.1%が影響を受ける)
    • ペンギン 1.1(日本語)2012年5月26日(クエリの0.1%が影響を受ける)
    • ペンギン 1.2 2012年10月5日(クエリの~0.3%が影響を受ける)
    • ペンギン 2.0(日本語)2013年5月22日(クエリの2.3%が影響を受ける)
    • ペンギン 2.1 2013年10月4日(クエリの1%が影響を受ける)
    • ペンギン 3.0 2014年10月17日(影響を受ける%は現時点で不明)

    私達のサイトでは、ペンギン 1.1とペンギン 1.2を、以前、それぞれ、ペンギン 2、ペンギン 3と呼んでいた。これは、Googleが番号をつけていなかったため、私達が独自で番号を与えたためだ。しかし、4回目のリリースが行われた際、Googleは、ペンギン 2.0と言う名前を与えた。そこで、出遅れたGoogleに従い、番号をつけ直すことにした。

    最新のペンギンのリリースは、Googleの歴史の中で、最も待ち望まれたアップデートの一つに数えられる。一部のパブリッシャーは、前回のアップデートから1年余りが経過した段階で行われた今回のアップデートを心待ちにしていた。

    ペンギンに捕まり、ペンギンから解放される

    パブリッシャー達を不安に駆り立てていた原因は、ペンギンの仕組みにあった。ペンギンに捕まると、変更を加えたとしても、次回のアップデートが行われるまで、その変更が、Googleが求めていたものかどうか分からないのだ。

    つまり、前回のペンギンアップデート — 2013年10月 — につかまったパブリッシャーは、スパムリンクの削除等、自分達が取った対応が正しかったどうか、今まで待っていたことになる。正しかった場合、週末、トラフィックに改善が見られるはずだ。正しくなかった場合、再び変更を行い、Googleがペンギンを再びリリースするまで待たなければならない。

    因みに、過去3週間以内にリンクの否認を試みていたとしても、今回のペンギンアップデートでは対応してもらえない。理由を知りたい方は、今月の上旬に行われたSMX カンファレンスで、Googleが行ったプレゼンをまとめたこの記事を読んでもらいたい。

    また、ランキングが落ちても、実際にペンギンに捕まったとは限らない点を肝に銘じておいてもらいたい。ペンギンによって、様々なリンクが考慮されなくなると、リンクの影響力は継承されなくなり、「票」とは見なされなくなる。

    このような(Googleの立場で見た)偽の票からメリットを得ていたサイトは、たとえ直接ペナルティーを受けていなくても、この影響力を失い、その結果、ランクが落ちてしまう可能性がある。

    Googleは、今回の最新版のペンギンに関して、より頻繁に更新される新たなシステムを導入したと示唆している。時間が経てば分かるはずだ — カウントは既に始まっている。

    最新情報: Googleは、10月20日、月曜日の朝の時点で、ペンギンの展開が完了したと明言した。


    この記事は、GSearch Engine Landに掲載された「Google Releases Penguin 3.0 ? First Penguin Update In Over A Year」を翻訳した内容です。

    世界の人口リンク業界を壊滅状態にしたペンギンアップデート、それが1年ぶりの更新ということで、その影響が注目されます。今の所、検索結果に大きな変化があるようにも見えませんが(あくまで私の簡易チェック)、実際はそれなりにあるのでしょうね。今後また随時報告していきたいと思います。 — SEO Japan

    【リサーチ】株・FX投資家に聞いたスマホアプリ活用のコツ

    お金・生活に役立つ情報を発信している株式会社マネースクエアが、「株・FX取引における投資の際のスマホアプリ利用状況」についての調査を公開しました。投資家のスマホアプリの利用状況や、PCとスマホの使い分けなどが紹介されています。 — SEO Japan

    投資の際に「スマホアプリを利用している」と回答した人は全体の約3割
    投資の際に「スマホアプリを利用している」と回答した人は全体の約3割資産運用をしている20代〜50代の投資家、2014名に聞いてみたところ、投資の際に「スマホアプリを利用している」と回答した人は全体の3割程度でした。まだ、スマホアプリを利用している人は少数派のようです。では、スマホアプリを利用している3割の投資家たちは、どんな時にアプリを利用しているのでしょうか?

    スマホアプリの利用シーンは世代によって違う?

    【利用シーン別】スマホアプリは平均どのくらい使用している?どんな時にスマホアプリを利用して投資しているのか、利用シーン別に見てみると、30代は他の世代に比べ、通勤時間や、勤務の合間の隙間時間などを活用した昼間の時間帯の利用が多いことがわかりました。一方、50代は、「帰宅後のリラックスタイム」の利用時間数が多く、自宅に戻ってからゆっくり利用することが多いようです。

    スマホアプリを利用した投資のコツ・注意点は?
    スマホアプリを利用している多くの投資家は、「押し間違え」「通信の不安定さ」に注意が必要だと回答しています。外出先などでも、リアルタイムでスピーディーに投資ができることが大きなポイントと考えている投資家は多くいましたが、その一方で冷静さを失わないことが大事だとのコメントも多数ありました。

    その他、投資家から寄せられたコメントや、より詳細な調査結果は【Harmoney.jp】「投資家の約3割はスマホアプリを利用!スマホアプリを利用した株・FX取引のコツや注意点は?」のページをご覧ください。

    出先での情報収集や状況確認、タイムリーな株・FX取引をサポートしてくれるスマホアプリ。今回の調査では、スマホアプリを株・FX取引に活用している投資家はまだ全体の3割という結果でしたが、実際にスマホアプリを利用している投資家たちのリアルなコメントを参考に、便利な投資ツールのひとつとして取り入れてみるといいかもしれません。

    ※本記事は弊社がリサーチをお手伝いさせて頂いた経緯でご紹介しました。– SEO Japan

    あなたも課税対象者?相続税改正に関する調査(インフォグラフィック)

    平成27年1月から適用される相続税改正により、課税対象者が増加します。地価の高い首都圏に持ち家がある人は特に課税対象となる可能性が高くなると言われています。ドキッとした方はご参考まで。不動産ポータルサイト「SUUMO(スーモ)‎」が公開した、相続税改正に関するインフォグラフィックを紹介します。 — SEO Japan

    相続税改正に関する調査結果
    相続税 インフォグラフィック※画像をクリックするとSUUMO(スーモ)のサイトに飛び、より詳細な調査結果や相続税対策に関する情報も公開されています。

    全国30歳~59歳の男女800名を対象にSUUMO(スーモ)が行った「相続税改正に関する調査」によると、改定前の相続税課税対象者の割合は全国で25人に1人だったのに対し、改定後は17人に1人と対象者の割合が大幅アップ!また、基礎控除額が大幅に引き下げられることで、相続税がかかる人が増えることが予想されます。たとえば、相続人3人(妻と子供2人)の場合、いままで8,000万円だった基礎控除額が、改正後は4,800万円に大幅に引き下げられることになります。

    そんななか、自分が課税対象であることが「分からない」人は53.2%と半数以上。今回の調査により、相続について2人に1人は具体的に意識してしていないという意識の低さが浮き彫りになりました。

    あなたも課税対象者になるかも!相続税改正に関する調査(SUUMO)
    ※本インフォグラフィックは、弊社がデザインをお手伝いさせて頂きました。

    SUUMOによれば、今回の相続税改正で相続準備が必要となりそうなのが、「親が都市部の土地付き一軒家に住んでいる」「親の資産が2000万円以上」などの条件に当てはまる人。これまで、相続税なんて私には縁のない話・・・と思っていた人でも、相続する時になって困らないために対策をすれば後で後悔しないのでは。– SEO Japan

    [寄稿] 公開2週間で1日1万セッションを超えた、地域の祭りサイトの解析事例

    先日、第38回目黒区民まつり(目黒のさんま祭)が盛大に行われました。「目黒のさんま」という小咄にあやかって始まった区民まつりなのですが、認知度も上がり、今年も3万人以上の来場者であふれました。

    縁があって私は、目黒区民まつりの実行委員の事務局を務めております。その関係でWebサイトのGoogleアナリティクスの内容を見る機会があり、普段見ているサイトとやはりちょっと違うなと感じる点があるのでご紹介したいと思います。

    Webサイトを制作した目的として

    • (目黒)区民への広報的な意味合い
    • プレスへの対応目的
    • 当日のお知らせや状況はSNSで行う。
    • アーカイブとして残せるような構成で行う。

    まずは、こういったざっくりした内容でスタートしました。

    (公開までの単語の使い方など行政機関との折衝等裏話もあるのですが・・・)
    開催3週間前にティザーサイトを公開し、開催2週間前に本ローンチとなりました。

    アクセス状況

    大きな山が祭り当日のもの10,000セッション以上あります。

    Google アナリティクス ユーザーサマリー アクセスが9月7日付近で一度高まり、ピークを超えた後に徐々に9月14日の当日に向けてアクセスが増え、終了後はアクセスは底

    小さな山が前の週に行われた、目黒駅周辺の品川の商店街のさんま祭りの開催日です。品川のさんま祭が広報していましたので、それを見たユーザーが【さんま祭】で検索してやって来たようです。

    Webで出来そうなこと

    • 品川のさんま祭目当ての人たちに、来週もやってますよと一週間ほどリマケで訴求。
    • さんま祭の様子の動画をTrueViewで訴求。
    • デング熱の注意を促す訴求のリマケ。目黒区からも注意を促してほしいという要望がありました。

    リマケの訴求はさんま祭ではなく、虫よけスプレーして来て下さいという訴求も結果がどうなるか来年はテストしてみたいところです。

    デバイス

    想像以上にスマホが多かったです。約60%がスマホからのアクセスでした。これは列に並んでいる際に概要を確認したり、来る途中に見る人が多いものと推測しています。

    閲覧デバイスは7割モバイル、2割デスクトップ、1割タブレット

    モバイルを前提としてページをレスポンシブにするなどの対応もせず、別でファイルを作ったりということもなくPCのものを見せしていましたが、こちらも要検討課題ですね。

    検索キーワード数

    1ページもので特にロングテールのSEOを狙った訳でもありませんが、集客キーワード数(種類)が1,000を超えています。オーガニックのセッションが25,000程度なのでかなり多いです。

    実際には、not providedで隠されたキーワードが大半ですから、実際はこれよりもかなり多くの種類のロングテールキーワードでの流入があったと推測できます。

    検索トラフィックは26000、目黒さんま祭りを指定する指名キーワードを中心に多くのキーワードから流入がある

    検索クエリを大別すると

    • さんま祭の時間や開催日といったさんま祭り自体のことを探している人
    • さんま祭の中で行われている展示物を探している人
    • さんま祭の中で行われているイベントを探している人
    • 雨天時の対応を探している人
    • さんまの列がどのくらいの時間になるのか探している人

    に分けられます。

    これは来年ページを作る際に非常に参考になりますね。雨天決行とは記載があるもののもっとPRしても良いかも知れません。また待ち時間はWebサイトで告知するのはなかなか難しいので、ただいまの待ち時間はこちらとSNSにリンクさせても良いです。

    気になったクエリ

    中目黒さんま祭りと検索している人が結構な数います。仮説としては目黒駅徒歩10分、中目黒駅徒歩15分の記載があるので中目黒のさんま祭と検索しているユーザーがいるのかも知れません。

    これだと中目黒近辺の会社も協賛してくれる可能性がありますね。

    表記ゆれ

    キーワードの多さの理由は表記ゆれの多さです。

    目黒_さんま
    目黒さんま祭り
    目黒_さんま祭り
    さんま祭り
    目黒のさんま祭り
    目黒サンマ祭り
    目黒のさんま祭り2014
    目黒_さんま_祭_2014
    目黒さんまつり
    さんま祭り_目黒
    目黒区さんま祭り
    目黒区_さんま祭り

    これはごくごく一部です。あまりの多さにびっくりするとともに、正式名称というのは自分たちが思っているほど世の中には浸透していないものだと実感しました。

    これは自社のサービスをリスティングで入稿する際にも気になるところです。

    先日リスティングで完全一致の表記ゆれのオプションが廃止になるというアナウンスが出ましたが、この表記ゆれの多さを見るとどこまで対応出来るのか非常に疑問に思います。
    (参考:http://sem-labo.net/blog/2014/08/18/0955/

    まとめ

    企業向けのSEMの仕事に従事される方がほとんどと思いますが、こうしたサイトに関わる機会は決してそんなに多くないと思いますので、実データや考え方など参考にして頂けますと幸いです。

    スマートフォン時代にGoogle検索は不要?よりコンパクト化される情報サイズと、これからの検索の課題

    土居です。僕の最近の情報収集源として大活躍のNewsPicksさんで話題になっていたテーマについて書いてみようかなと。あんまり検索に関わる人たちの目には触れていなかったみたいですが。

    スマホ時代はGoogle検索が激減する:「コンテンツの面白さ」だけが評価される時代に!

    誤解なきようにお伝えしますと全体の傾向としての話や記事の大半については同意できることもありますので反論・否定といった意図ではなく、個人的な見解とポジショントークをふんだんに交えつつ、引用させて頂きながら補足解説を出来ればなといった意図です。

    スマホでは検索されない?

    パソコンを利用して仕事をする人が多いでしょうから実感は薄いかもしれませんが、移動中や自宅などでスマホを利用している時にGoogle検索(いわゆるググる)を利用することは少なくないでしょうか?

    色々なサイトの流入を見ていまると感じることが出来ると思いますが、スマホの検索母数自体は減ってはいない、まだ増えているようにも思います、これはスマホ自体の普及が進んでいることに起因すると考えれば自然でしょう。
    (※これ、日本とかグローバルでの検索数推移の公式データってなかったでしたっけ汗)

    一方でPCの検索は既に頭打ちから微減、これも時代の流れとして必然でしょう。

    全体的には検索は徐々に上限値に漸近しつつも数年は増加傾向と思います(ユーザーの母数自体が増えてますからね)。

    スマホの場合はアプリが中心になりますので検索する(ググる)ことが減ります。

    検索の絶対数というよりも「ネット閲覧行動全体に対する検索行動の割合」は微減傾向が進むでしょう、という観点では同意ですが、絶対数はまだまだ微増傾向でしょうね。つまり「ネット閲覧行動全体におけるGoogleへの依存度が”割合として”下がっている」というのが正しい表現でしょうね。途端につまんない主張になりますけど。

    ユーザーが情報を受け取る手段が多様化しているのは確実ですが、こちらから情報を取得する、という方法についてはGoogleは依然として健在、今のところ完全な代替手段は出てきていない状態ではあると思います。

    Googleとしては直近でスマホでの検索頻度をあげるためには音声検索の普及は必須の取り組みとも言えそうです。音声検索に対応できるよう”会話型の検索クエリ”への対応強化(昨年秋の”ハミングバード”とかはそれですね)も行っているのですが、音声検索の普及はまだまだ追い付いていないため、そこまでのインパクトは今のところ見えていないように思います。

    閲覧デバイスの変化

    スマートフォン…77%、タブレット…6%、パソコン…17%、つまり「パソコン以外が83%」になり、今後この流れはもっと加速するでしょう。ちなみに当サイトの「検索流入」はGoogle、Yahoo!合わせて約40%ですが、読者にスマホ利用者が圧倒的に多いことを考えると、占める割合としては「まだ多い方」です。

    こちらは記事で指摘されている通り、全体として確実にスマホに流れています。ただしビジネス向けの商用サイトなど特殊なケースではこんな感じ(下図)で未だに大半がデスクトップだったりもします。

    デスクトップ77%、モバイル21%、タブレット2%を示すGoogleアナリティクスのデータ

    「(自然)検索流入は結果として得られる」ものと考える

    検索流入は「結果として得られるもの」ぐらいに考え、SEOにかけていた時間、費用、思考を向けるべき先は一点だけです。

    こちらも半分くらいは同意です。これは「検索エンジンを根拠にサイトを運営しない」という前回の記事で書いたことにも通じます。

    ただしビジネスのジャンルによっては検索が圧倒的優位なジャンルが多々ありまして。情報特性によっては情報設計やプロモーション戦略の中でSEO要件を優先しないと大変な目に合いますというのは補足しておきます。

    ストックされ、後に検索され得る情報でしたら、是非その辺りも考慮して検索しやすい状態にしておくことは、後に検索して情報を探されているユーザーにとっても、もちろんサイト運営者にとっても有益なことと思います。

    この辺りは特に一般的な内容として語る内容ではないかもしれません。ネット時代に時代遅れだとはずっと言われつつも、実際にはテレアポや訪問販売という営業手法が未だ有効な業態だってあるわけですしね。

    (3~4年前は「これからは検索じゃなくてソーシャルだ」ってみなさん騒いでましたが、蓋を明けてみるとソーシャルメディアを上手に活用してグロースできたというサイトのほうが逆に珍しいのではないでしょうか。)

    人を呼べるコンテンツが重要

    まとめ:今後は「人を呼びこめる面白いコンテンツを作れるか?」の勝負となり、メディア格差が生まれる

    検索を考慮するにせよ考慮しないにせよ、コンテンツ提供側としてはこれはもう”単なる前提”でしかありません。

    それを前提として、その情報はどういう人にどういう形でリーチするべきか、或いは探されるべきか、という点を主軸に考えるべきです。それがもし継続的に検索されるタイプの情報なのであれば、その導線を作っておくことビジネス上必須の課題になるでしょう。

    PVが多くても検索流入が多ければ、もっとおもしろい独自のコンテンツを考えるべき

    全ての情報がフロー情報として流れていくわけではありませんし受動的に発見されるコンテンツなのか能動的に探索されるコンテンツなのかの違いで優先すべきチャネルは大きく変わります。面白い面白くないだけの価値観で判断すべき問題ではありません。

    どちらにせよ情報過多の時代、それでも敢えて閲覧される価値のないコンテンツはいずれインターネットの中から淘汰され埋もれていくのは間違いありません。もちろん検索結果においても同じことが言える流れになってきています。

    「検索流入は結果として得られるもの」のスタンスで、全リソースをコンテンツの質に向けるべき

    質を高める工夫をするはもちろんですが、コンテンツの質を高めることだけではなく、そのコンテンツをプロモーションしていくこと、どちらも重要です。良い製品があれば売れるはずです、はマーケティングとはいえません。

    コンパクト化される情報サイズ

    さて、ここからはこの記事独自の話として。閲覧デバイスがスマホに寄ってきている中で、今後はスマホ向けに最適化されたコンテンツが更に多く作られる時代になるのも間違いありません。

    コンパクト化される情報サイズ

    一つの大きな課題として、情報がPC向けに作られてPCで閲覧されるという時代が終わり、モバイル端末向けの情報サイズを前提に設計をされるコンテンツの割合が急増している時代です。この流れはもう止まらないでしょう。

    例えば、冒頭で紹介したようなNewsPicksの連載記事を見ていても、確実に情報サイズはスマートデバイス向けに最適化されている用に思えます。「あっさりしすぎて物足りない」というコメントもちらほら見かけますし。

    PCで3000文字の記事を読むのはさほど苦痛ではなくても、移動中にスマホで3000文字ガッツリ読みたいという人はそんなにいないのではないでしょうか。

    スマホ閲覧におけるUXと検索エンジン最適化のバランス

    Googleが依然としてデスクトップ向けコンテンツをもとにインデックス(検索対象のデータベース)を形成していることはご存知の方もいらっしゃると思いますが、「より信頼できる、有益な情報を提示する」という観点からすれば、多くのクエリではやはり重厚長大なコンテンツが検索結果において未だ優位です。

    しかしコンパクトでスピーディな情報収集を求めているスマートフォンユーザーにとってそうした重厚長大なコンテンツは時に検索体験を損ねる要因にもなるでしょうし、このあたりはサイト運営者にとってはもちろん、Googleにとっても課題になってくるのではないかなと感じています。

    生産されるコンテンツと、発見されるコンテンツが不釣り合いに成り得るからです。

    今のところスマートフォン向けに最適化されたコンテンツを限定したインデックスは存在していませんしその予定があるとも思えませんが、このあたりのバランスは確かに悩ましいところですね。

    少なくともコンテンツ提供者側が検索流入をある程度考慮されるのであれば、コンテンツの情報量や品質は保ちつつも、スマートデバイス向けには「コンパクトな見せ方をする」などの工夫をする必要があります。

    総じて

    なんか結論のない記事で申し訳ありませんが、どちらにせよ多様なデバイス、多様なチャネルでコンテンツが発見される時代になっているということは、少なくとも「検索にヒットしなければ世界に存在しないのと同じです」みたいな10年前のような時代と比べて情報発信側としては歓迎すべきなのは確かですよね。

    しかし、マルチチャネル・マルチデバイスを前提とすればコンテンツを作る際にもそれぞれへの最適化を考慮しないといけないわけですし、SEOに関わる人が対応していかないといけないこともどんどん増えてしまいますね。

    個人的に最近思うこととしては、アルゴリズムの変更とかそういう話は、日常的な実務においてはもちろん大きな影響ある場合もありますけど、PC→スマホ、Web→アプリ、検索→??みたいな大きな環境の変化という中で考えると結構スモールな話だなと感じることはありますね。

    検索の未来としては、「わざわざ検索しなくても情報が受け取れる検索サービス」みたいな感じでしょうか??人工知能なんかも力を入れていますし。そういう時代の”SEO”は更に楽しそうです。

    SEOの考慮が正しくできたショッピングカートのシステムはあるか


    結論から言うと、

    「ない」

    のである。
    ひょっとして私が無知なだけですでにあるのであれば教えて欲しい。
    ブログで宣伝させてもらうので、連絡いただけたら幸いである。
    このサイトからリンクするので、少しは被リンクの効果があるかも知れないし、また多少なりとも宣伝の効果もあるかも知れない。

    私としては中小零細企業の販促のお手伝いをさせていただいているのだが、その中で前からとても困った課題に直面している。
    それは、

    「SEOの考慮が正しくできたショッピングカートのシステムがないことである」

    中小零細小売店は大手のECモールに参加していることがほとんどなのだが、これはいわば鵜飼のようなシステムだ。
    ひとたび参加すると離脱できない。
    条件を決められて不満であっても、店舗側からはどうする術もない。

    大手のECモールは徐々に条件を悪くしているが、それでも離脱することができないので泣く泣くそのままやるしかないのだ。

    私は大手のECモールがあることを否定しているわけではない。
    消費者から見た時には大きな利便性がある。
    また店舗側からも全く自前のインフラやノウハウがなくてもECを始めることができるのはメリットだ。

    最初はいいかも知れない。

    しかし、

    料率が高く粗利益を圧迫する。
    顧客の名簿が自店の財産にならない。
    購入した人に自店の存在を覚えさせることが難しい。

    といったデメリットが長期にわたって継続するにつれて顕在化する。

    なので、完全に離脱できないとしても、独自サイトへ徐々にシフトしたいと考えるのはごく自然な流れである。
    しかし、これが難しい。

    大企業はではどうしているのか?
    自社で独自のシステムを開発して営業しているのが普通だ。

    この手の決済や在庫管理を伴うシステムは開発規模が大きくなるのが普通で、少なく見積もっても1千万円に近いほうの数百万はかかってしまう。
    大手の場合であれば、数千万円、数億円といった投資になることもある。

    こんな規模の投資ができない中小零細企業は、永遠に依存し続けなければならないのか?

    選択肢は二つある。

    1.EC-Cubeといったシステムを使って自社で運用する。

    これは金銭的な負担は少ないものの技術的に非常に難しい。
    中小零細企業がおいそれとできるようなものではない。
    まったくインフラ知識がないような商店主ができるようなものでは全くない。

    PHPをちょろちょろ触って何とかなるWordPressなんかと違う。
    商品数が増えてきたときに実用に耐えるだけのパフォーマンスを出すためには、データベースやサーバの知識が必要になってくる。

    システムのアップデートも非常に難しく、プラグインが動かなくなるといったことも発生する。
    そんな時にもサポートしてくれるベンダーがほとんどない。
    技術力がないとどうにもならないと言ってもいい。

    2.ショッピングカートを使って移行する

    一般的に取りうる選択肢はこちらしかない。
    この選択肢においてはECモールと違い、集客は自ら行わねばならない。

    SEOへの十分な考慮が死活的に重要なのだ。

    私が調べた限りにおいてこれができているショッピングカートはない。
    現在サービスを提供しているほぼすべてのショッピングカートが、

    SEO対応

    をうたっているが充分とは全く言えない。ここで言うSEO対応というのは、titleタグやmetaタグが編集できるといった程度のものである。
    こんなことはできて当たり前で、ECサイトに求められるSEOはもっと様々な考慮が求められる。
    SEOのコンサルタントとして高名な某氏とゆっくり話をする機会があったので、そのあたりを聞いてみたのだがやはり彼も、

    「ちゃんとSEOの考慮ができてるショッピングカートはないね。」

    という見解だった。

    私の考えるショッピングカートで最小限必要と考える機能を上げておこう。
    これはあくまで十分なものではなく、必要最小限として思いつく限りだ。
    だが、この程度を満たしているものがないのが残念である。

    1. ECモールとの在庫連動
      これがないと集客以前に話にならない。
    2. ブログ機能
      WordPressやMTといった充実した機能を持つCMSを同一ドメインで動かすことができる。
      これがSEOのキモとなる部分なのだが、これが非常に難しい。
    3. noindex・nofollow対応
      商品画像のポップアップといった検索エンジンから見て意味のないページへのリンクをnofollowにしたり、ページそのものをnoindexにできる。
    4. 類似ページ正規化
      単に色違いであるだけといったページについてcanonicalで正規化する、あるいは代表的なページ以外をnoindexにすることができる。
    5. 同一コンテンツ別URLの生成への考慮
      商品一覧を見たときに1ページ目は、
      /item/
      で、2ページ目を見た時には、
      /item/page2/
      それで1ページ目に戻ってきたときに、
      /item/page1/
      となってしまうようであれば駄目である。完全に同一の内容であるにもかかわらず2つのURLが生成されるのはNGだ。
    6. sitemapの生成
      これは人間が見るsitemap.htmlと検索エンジンが見るsitemap.xmlの2つだ。

    特に1.2.が死活的に重要、他も重要である。

    私はかつてこのようは要件を満たすショッピングカートがないかECのソリューションの展示会を見に行って、ブースの担当者に聞いてみたことがある。
    でもやはりできないという見解。

    ある担当者は、

    「できるんですよ。でもどこもやらないのはコストがかかるからですよ。」

    といったSEOおたくは全くやだねえみたいな態度であった。
    おたくどころの話ではない。
    この程度ができず何がSEO対応なのだかちっともわからない。
    SEOのイロハのイであって、これができていないというのは不勉強だからであり怠慢であると私は思う。

    多くの中小零細企業は困っているのだ。

    この記事を読んだら是非取り組んでいただきたいと思う次第なのである。

    信じている人が多すぎるSEOの7つの嘘

    SEOに関する都市伝説を語る記事は定期的に登場します。SEO Japanでも過去に何度か紹介したことがありますが、今回は天才マーケッターのニール・パテルが2014年版の都市伝説記事を書いてくれたので早速紹介します。SEOの専門家とはまた違った観点で書かれた内容、さらに2014年のSEO状況を反映した内容でとても興味深いです。 — SEO Japan

    seo lies

    SEOは、随分前から存在するコンセプトであるため、するべき取り組み、そして、するべきではない取り組みを簡単に解明することが出来るはず…

    …だと良いのだが

    SEOは進化を続けており、それが、SEOのSEOたる所以である。つまり、過去の情報を参考にすることは出来ない。さらに、エキスパートではなくても、ブログを開設して、SEOに関する記事を書くことが出来る、等の誤解が多数生じている。

    そこで今回は、信じている人が多いSEOの嘘を7点紹介していく:

    嘘 #1: オーソリティのサイトにコンテンツを再配信してもらうと得をする。

    通常、有名なオーソリティのサイトにコンテンツを再配信してもらえると、プラスに働くように思える。被リンクを獲得し、トラフィック、さらには、売り上げの増加も期待できる。

    しかし、コンテンツの再配信すると、コンテンツが重複する問題を引き起こしてしまう。つまり、オーソリティのサイトがリンクを張っていても、Googleは、オーソリティのサイトを上位にランク付けする可能性がある。最悪の場合、パンダアップデートによって、ペナルティを科されるかもしれない。

    KISSmetricsブログが良い例だ。コンテンツの重複が原因でパンダペナルティを受けてしまった

    traffic drop

    上のグラフにも示されているように、オーソリティのサイトによるコンテンツの再配信を認めたため、トラフィックが29%も減少したことがあった。

    しかし、オーソリティのサイトに、1つのルールに従ってもらうことが出来るなら、十分に実施する価値はある。そのルールとは、URLに向かうcanonicalタグを利用してもらうことだ。重複するコンテンツが原因で、ペナルティーを与えられる事態を回避するには、このルールに従ってもらうしかない。

    嘘 #2: 質の低いリンクはランキングに良くない影響を与える

    Googleがリンクの否認ツールをリリースした頃、大勢のマーケッターが、このツールを過剰に利用した。質の低いリンクは、全てランキングを落とすのではないか、と疑心暗鬼になっていたのだろう。この考え方は、ある程度において、間違えてはいない。劣悪なリンクは、ランキングを落とす可能性がある。しかし、実際にランキングが下がるのは、ごく稀である。

    Googleは、リンク構築を介したアルゴリズムの操作を阻止しようとしている。

    ウェブサイトに向かう多くの品質の低いリンクは、品質の低いアグリゲータサイトから寄せられている。Cloudflare等のサービスを使って、一部のリンクを食い止めることは出来るものの、被害妄想に襲われ、気に入らないリンクを全て否認するような常軌を逸した行為には走らないでもらいたい。

    サイトの規模が大きければ大きいほど、リンクを張るゴミレベルのサイトは増える。このようなリンクを促すべきではないが、取れる対応にも限りがある。リンクを否認しても構わないが、このようなアグリゲータサイトからのリンクが原因で、ペナルティを科されるケースは稀である。

    Quick Sproutを例にとって考えてみよう。 Quick Sproutは、144,000本の被リンクを10,000のドメインから得ている。そのうち、581本は、質の低いアグリゲータサイトから寄せられている。しかし、Quick Sproutを開設してから今年で7年が経過するが、それが理由でペナルティを受けたことは一度もない。

    そのため、この類の質の低いリンクについて心配するのではなく、良い製品/サービスを作り、優れたコンテンツを作成することに時間を割くべきである。間違えても、ランキングを操作するためにリンクを買う行為は避ける必要がある。

    嘘 #3: コンテンツのページが多ければ多いほど良い

    コンテンツマーケティングは、全てのサイトに向いているわけではない。例えば、ヘッジファンドを経営していると仮定する。 ヘッジファンドは、ファンドに大金を投資させて、収益の一部を会社が受け取るシステムを採用している。

    ブログ、または、コンテンツのページを多数作る点に関してネックとなるのは、トピックが面白味に欠け、つまらない点である。つまり、ソーシャルウェブでコンテンツをシェアする人やリンクを張ってくれる人は、ほとんどいない。

    コンテンツのページをサイトに加える前に、オーディエンスが本当にページをシェアし、リンクを張りたいかどうかを考えてもらいたい。どれだけ質の高いコンテンツを作ったとしても、リンクを張ってもらえないなら、あるいは、シェアしえもらえないなら、検索トラフィックの増加は見込めない。反対にトラフィックにマイナスの影響を与える可能性もある。

    以前、Advice Monkeyと言うサイトを作ったことがある。誰にも読んでもらえなかったものの、1000を超えるコンテンツのページを私は作った。コンテンツの質は割と高かったが、記事にリンクを張ってくれる人は少なかった。最終的に、検索トラフィックが下がる有様であった。そこで、コンテンツを削除したところ、検索トラフィックは少しずつ増えていった。

    嘘 #4: リンクを買うべきではない

    ランキングを操作する可能性があるため、検索エンジンは、リンクの売買を嫌う。しかし、リンクを買うべきではない、と言い切ることが出来るわけでもない

    リンクは、ビジネスに収益をもたらす優れた手段である。例えば、私は、Crazy Eggを立ち上げる前に、1万ドル相当のリンクと広告をCSS Galleriesから獲得した。その結果、月間の経常利益が2000ドル以上増えた。そのうちの一部は、今でもCrazy Eggを利用しており、このリンク購入アプローチが利益をもたらしたことは、明らかである。

    検索エンジンの怒りを買うことなく、リンクを買うにはどうすればいいのだろうか?リンクをnofollowすればよい。すると、SEOにダメージを与えることなく、検索エンジンに対して、リンクのカウントをしないように伝え、尚且つ、トラフィックと収益を獲得することが可能になる。

    嘘 #5: 直帰率が高いとランキングが下がる

    分析に関する知識には自信がある。私は分析サービスを提供する会社を2つ共同で創設したことがあり、また、分析を介して、大勢の会社が利益を獲得する上で貢献してきた。

    大勢のマーケッターは、直帰率が高くなると、ランキングが低くなると指摘している。そのため、直帰率を低くする必要があると考えがちである

    直帰率の低さは長所に数えられるものの、ランキングが高くなるわけではない。TechCrunch、Gawker Media、Amazon、そして、Microsoft等の様々なサイトのSEOを担当した経験があるが、直帰率とランキングの間の相関関係が見られたことはない。

    私が仕事を請け負った会社の多くは、規模が大きい。この規模が、原因だった可能性は否定できない。しかし、小規模なサイトであっても、直帰率の変化が、検索トラフィックを大きく増減するケースに私は遭遇したことがない。

    嘘 #6: A/Bテストはランキングを下げる

    A/Bテストがネガティブな影響を与えてしまうなら、GoogleがA/Bテストツールを用意するはずがない。Google アナリティクスの「行動」の項目にあるウェブベストをチェックしてみよう。これはGoogle版のA/Bテストである。

    一時的にコンテンツが重複してしまう可能性はあるが、コンバージョン率が上がる可能性があり、最終的に相殺される。また、私は何度もA/Bテストを実施した経験があるが、トラフィックが減ったことは今まで一度もない。

    私の個人的なサイトのホームページを見てほしい。下のイメージを見れば分かるように、このページにはほとんどコンテンツが存在しない。それでも、重複するバージョンを幾つも展開している。

    neil patel homepage

    私はこのサイトで継続的にA/Bテストを実施し、他のビジネスでも同じようにA/Bテストを行っている。テストを行ったために、ランキングが落ちたことは、一度もない。

    心配なら、別のバリエーションをインデックスから外し、コンテンツの重複を避ければ良い。

    嘘 #7: ベストなコンテンツは自分のサイトで配信するべき

    そのウェブサイトは、どの程度のトラフィックを得ているだろうか?恐らく、ForbesやHuffington Postよりも遥かに少ないはずだ。それでは、自分のサイトで素晴らしいコンテンツを投稿したら、どんなことが起きるのだろうか?

    運が良ければ、トラフィックは倍増するかもしれない…しかし、その可能性は限りなくゼロに近い。

    別のブログ/サイトにコンテンツを投稿する方が、メリットは大きいのではないだろうか?

    「コンテンツは王様」と言う表現は正しいが、別のサイトに掲載すると、トラフィックだけでなく、収益まで増える可能性がある。さらに、信頼の高いリンクが作られ、時間の経過と共に、ランキングにプラスの影響を与えるようになる。

    一ヵ月に10,000 – 20,000名のビジターがアクセスする小規模なブログを運営しているなら、一ヵ月に100万人がアクセスするブログに最高の作品を投稿する方が、効果は高い。

    結論

    何らかの指摘をどこかのSEO関連のサイトで目にしたとしても、それが正しいとは限らない。つまり、Quick Sproutで、私が何らかのアドバイスを送ったとしても、常にそのアドバイスが正しいとは限らない。事実、誤りを指摘されたことが何度もある。それは構わない。

    とりわけSEOとマーケティングにおいては、それぞれの取り組みが功を奏する仕組みを理解する努力が求められる。SEOは常に進化しており、検索結果を席巻したいなら、常に最新の情報を把握しなければならない。

    SEOに関する嘘をその他にもご存知なら、コメント欄で紹介してもらいたい。


    この記事は、Quick Sproutに掲載された「7 Lies About SEO You Probably Believe」を翻訳した内容です。

    実際に自分でコンテンツサイトやブログを運営して真面目に更新している人なら、あ、そういうことだったんだ、と共感できることも多かったのではないでしょうか?「直帰率が高いとSEOにマイナス」(が嘘)は私も思わず頷いてしまいました。最後に書かれているように、世の中に大量に溢れるSEO情報ですが、鵜呑みにせず自分なりに検証し理解していくことが大事ですね。 — SEO Japan

    ブログ最前線2014 : 1,000名調査で分かった成功するブログの秘訣

    コンテンツマーケティングでブログの価値が改めて見直されている今日この頃。多数のブロガーにインタビューを取ってわかったブログの改善ポイントをまとめたお役立ち記事を今回は紹介します。海外調査がベースですが、日本でも導入できそうなティップスが満載。ちなみに英語のワード(単語)数が出てきますが、日本語の場合は2.5倍(1000ワードなら2500文字)で考えると妥当かと思います。 — SEO Japan

    The State of Blogging 2014

    人気の高いブログをチェックし、自分のブログのどこがいけないのか思い悩んだことはあるだろうか?

    成功しているブロガーは、いとも簡単にブログをヒットさせているように見せる。

    一生懸命仕事に励んでいるようには見えないものの、ブログの記事を投稿する度に、ソーシャルネットワークで大々的に取り上げられ、多くのコメントが寄せられる。

    どんな方法を使っているのか気になるのではないだろうか?ブログに関するアドバイスに耳を傾け、推奨されている取り組みを全て実施しているものの、結果は、理想とは程遠い。

    幸いにも、大勢のブロガーが同じ悩みを抱えている…

    このポイントを説明する上で、うってつけの実話がある:

    私が通販サイトのColumbia Houseで、あるプロモーションを行った際、最初の数回は、大当たりした。しかし、全く同じプロモーションを繰り返していると、パフォーマンスは下がっていった。オファーをアピールすればするほど、効果は落ちていく有様であった。

    その理由は…

    新鮮味が消えてしまったからだ。その結果、目立たなくなり、注目を集めることは出来なくなった。

    ブログのアドバイスにも同じことが当てはまる。エキスパートの提案を実行に移すブロガーが増えるにつれ、時間の経過と共に、効果は薄くなっていく。

    スターと比べるのではなく、仲間が実施している取り組みを精査して、集団から飛び出すために何をすればいいのか考えるべきである。

    そこで役に立つのが、アンディー・クレストディナとOrbit Mediaが公開した「Blogger Survey」だ。この調査には、「ブログの現状 2014年版」と言う名称がピッタリ当てはまる。Orbit Mediaは、11問のシンプルな質問を1033名のブロガーに投げ掛け、普通のブロガーが何をしているのか明らかにしている。

    ブログの現状 2014年版

    Orbit Mediaの調査を基に、「ブログの現状 」を検証していく。これから紹介する3つの問いに対する大勢のブロガーの答えを精査すると、集団から一歩抜け出す上で効果的なヒントが浮かび上がってくる。

    The State of Blogging 2014


    1. ブログの記事は平均でどれぐらいの長さですか?

    • ブロガーの82%は、1000ワード以下の記事を作成している。Orbit Mediaによると、平均のワード数は800ワードである。
    • ブロガーの5%は、1500ワード以上の記事を作成する。

    注記: SEOの面で理想的な記事の長さは、1500ワードとされている。

    集団から抜け出す方法:

    • 記事を長くする。と言っても、1500ワードに到達するまで、ワード数を増やせば良いわけではない。
    • 余分なワードを減らす。その代わりに、オーディエンスが求めている有益なデータや分析結果を提供しよう。

    2. どのぐらいの時間をかけて、通常の記事を書いていますか?

    • ブロガーの54%は、ブログの記事を書くために2時間(もしくは2時間以下)を割いている。
    • ブロガーの5%は、6時間以上を費やして、記事を作っている。

    集団から抜け出す方法:

    • 記事を作成するための時間を増やす。つまり、リサーチ、検証、編集を徹底的に行う必要がある。意外にも、人気の高いブロガー達は、コンテンツを1本作成するために、長時間をかけている。

    3. いつブログに取り組んでいますか?

    • ブロガーの50%は、平日の9時-17時にブログの作業を行っている。(そのうち、22%は勤務時間以外はブログから距離を置く)。会社のために、仕事として、あるいは、事業を支えるために、ブログの作業を行っている(例: 個人事業主)。
    • ブロガーの78%は、「自分の時間」にブログに取り組む(勤務時間外)。つまり、この人達にとって、ブログは、仕事とは一線を画した、個人的なアクティビティであり、また、勤務時間外に実施する必要がある。

    集団から抜け出す方法:

    • 様々な時間帯で記事を作成してみる。最も自分に合う時間を見つけよう。
    • 様々な状況下で作業する訓練をする。いつ、どこで、インスピレーションやチャンスが訪れるか分からない。

    ブログの人気を高める5つの簡単な解決策

    集団から抜け出すには、平均的なブロガーよりも、多くの取り組みを行う必要がある。

    1. オーディエンスのレーダーに映る頻度で記事を投稿する。

    「どれぐらいの頻度で記事を投稿すればいいのか?」を問うブロガーは多い。

    ブログの現状 2014年版によると:

    • ブロガーの54%は、少なくとも週に1本記事を投稿する。
    • ブロガーの26%は、月に1本(以下)を投稿する。(注記: この中には、その気になった時に記事を投稿すると答えた14%も含まれる。)

    Hubspotによると、ブログから糸口を得るためには、週に2-3回記事を投稿すると良いようだ。

    Easy Blogging Fixes - publishing frequency


    Actionable Marketing Guideブログでは、私は、時間の経過と共に、投稿の頻度を変えていった。当初、高い頻度で記事を投稿していたものの、徐々に7-3本に減らしていった。

    頻度が高いと、トラフィックは増えるものの、一匹狼のブロガーにとっては、良質な記事を作成するために必要な時間を確保するのは容易ではない点に気づいた。

    簡単な解決策:

    少なくとも週に1回、同じ曜日の同じ時間に投稿する。オーディエンスを増やすためには、ブログに力を入れる必要がある。

    ブログはメディアのプラットフォームであるため、定期的に記事を投稿して、本気度を読者に見せるべきである。ただし、自らに課したスケジュールを絶対に守る必要がある。

    どんなに退屈なビジネスであっても、このハードルを乗り越えられるはずだ。5つの基本的なコンテンツのフォーマットを用意してもらいたい。最低でも、顧客の疑問を集め、製品の使い方を説明し、顧客にスポットライトを当てる努力はしてほしい。

    週に1本の記事を投稿することが出来ないなら、その他の配信方法を検討する。他のブログに寄稿する、または、特集記事を作る手がある。また、SlideShare等、別のフォーマットを試してみよう。

    2. ブログに編集者を迎える。

    大勢のブロガーは、「これはブログであり、なぜ編集者が必要なのか?オーディエンスはそんなこと気にしていないはずだ」と考えがちである。

    本当だろうか?

    ブログの現状 2014で明らかになった事実を知ってもらいたい:

    • ブロガーの73%は、編集者を用いていない。多数派に属していても、読者が喜んでいるとは限らない。
    • ブロガーの14%は正式に編集者を雇っている。このカテゴリーに該当するのは、編集者を雇う資金を持つ、本格的なブログ、– メディア、または、企業のいずれかのブログだと考えられる。

    ブログの編集に関するブロガーの考え方とは異なり、Disruptive Communicationsが2013年に実施した調査によると、読者の43%はコンテンツ内の文法や表現を気にしている。また、読者の25%はコンテンツがあまりにも宣伝色が強いと感じている。

    Disruptive Communications-Grammar-2013


    編集は、アマチュアのブロガーとプロのブロガーを区別する。

    ブロガーの調査に対するヘネケ・ドゥイスターマットのコメントでも指摘されているように、一部のブロガーは自力で巧みに編集している。 しかし、スキルと時間の双方が求められることを理解してもらいたい。

    Social Media Examinerは、4週間に渡って、複数の人物がチェックするプロセスを採用している。これが、質の高さに貢献している。

    簡単な解決策:

    投稿する前のプロセスに、編集を導入する。

    携帯電話での記事作成を含む、簡潔なコミュニケーションの利用が進んでおり、多少、文法の誤りを犯している可能性が高い(ちなみに、Heidi Cohenでは、出版経験を持つウェブマスターが記事をチェックしている)。

    また、スペル & 文法チェックツールを使う手もあるが、完璧ではない。ミスを見逃してしまうと、コンテンツや画像の価値は下がってしまう。

    別人に見てもらうと、このようなミスを拾い、さらに、意味が通っている点、そして、ブランドのイメージに反することを言っていない点をチェックしてもらえる。

    他人に投稿をチェックしてもらっていないブロガーは非常に多く、集団から抜け出す方法として、これ以上シンプルなものは存在しない。

    編集してもらうとコストが高くつくと思うかもしれないが、安く済ますことも出来る。以下に、財布に優しい編集の担い手を挙げていく。

    • 配偶者、パートナー、または、子供にコンテンツを見直してもらう。
    • 社内に編集のスキルを持つ人物がいるかどうか確認する。
    • 仲間のブロガーに編集してもらい、自分も相手のブログを編集する。アイデアを出し合う際にも、仲間のブロガーは役に立つ。
    • 英語またはジャーナリズムを学ぶ学生に少額のバイド代を払って、編集してもらう。

    3. ブログの宣伝をレベルアップする。

    記事の作成に力を入れるものの、エネルギーを使い果たし、広い範囲で配信する取り組みを怠るブロガーは多い。

    ブログの現状 2014によると:

    • ブロガーの94%は、ソーシャルメディアを介してコンテンツをシェアしている。(個人的には、当然100%だと思っていた)
    • ブロガーの51%は、SEOを実施している。15名のSEOのエキスパートが推奨する取り組みを読んで、ブログのSEOを改善しよう)
    • ブロガーの35%は、Eメールを利用している。
    • ブロガーの15%は、インフルエンサーに接触している。
    • ブロガーの5%は、広告に資金を投じている。(Facebook広告等のネイティブ広告を含む)

    基本: 大半のブロガーは、少なくとも1つの配信の形式を試している

    ただし、全てのブロガーが上に挙げたメソッドを上手に活用しているとは言い難い。

    ブログの記事の宣伝において、Social Triggersを運営するデレク・ハルパーンの右に出る者はいない。ハルパーンは、時間の8割をコンテンツの宣伝に、2割をコンテンツの作成に割くアプローチを推奨している。

    簡単な解決策:

    出来るだけ記事の宣伝に力を入れる。コンテンツを作ることに全力を注いだはずであり、自慢してもいいはずである。投稿する頻度は低くなるものの、コンテンツを存分に宣伝することが可能になる。

    当然、「私を見て!今見て!とにかく見て!」とブログを大声でアピールするのではなく、バランスの取れた配信プランを策定する必要がある。

    これから、ブログの配信に関する7つの簡単なアドバイスを紹介する。(完全版のリストには、The Beatlesにインスパイアされて作成された64点のアドバイスが掲載されている)

    1. ソーシャルシェアボタンを記事に加える。「友達にEメールで教える」選択肢を与える。(詳細は、ソーシャルメディアを使ってブログを宣伝する23の方法を参考にしてもらいたい)
    2. ソーシャルシェアの障害を取り除く。ClickToTweetやPinThis等のソーシャルシェアを楽に行うためのツールを記事に導入する。
    3. Yoast等のSEOプラグインをインストールする。専門家ではなくても、SEOの基礎を正しく実行することが出来る。
    4. Eメールを活用する。各ブログの記事に対して専用のEメールを作成する作業は手間がかかり、コストもかかると思うかもしれないが、Feedburner等の無料のツールを使って、メールを送信することが可能だ。
    5. フィードを提供する。RSSが、滅亡する運命にあることは百も承知だが、一部の読者は今でもRSSを愛用している。
    6. 記事の中で言及した人達に接触する。個人的な接触に敵うものはない。ソーシャルメディアでフォローされていると思い込むのは危険だ。
    7. ブログを支援する少額の予算を確保する。この予算を、特別なプラグイン、Facebookの広告、そして、PRに利用しよう。(ソーシャルメディアを使わずにブログを宣伝する方法を知りたい方は、このページで紹介している34点のアドバイスを参考にすると良いだろう)

    4. ブログの投稿にテキスト以外のコンテンツのフォーマットを加える。

    ブログのコンテンツを多様化しよう。ブログは、様々なコンテンツのフォーマットを形式する上で、うってつけのプラットフォームである。

    以下に、ブログの現状 2014で明らかになった事実を挙げていく:

    • ブロガーの75%は、画像を1枚利用している。ここも、100%に到達していないことが意外であった。人間は、視覚を重視する生き物であり、画像は人間の注目を引きつける効果がある。
    • ブロガーの45%は、複数の画像を用いている。
    • ブロガーの31%は、リスト形式の記事を利用している。リストは、ブロガーにとって強力な武器である。
    • ブロガーの15%は、動画を利用している。
    • ブロガーの3%は、オーディオを利用している。

    ブログの現状 2014版の結果は、Social Media Examinerの「2014 ソーシャルメディアマーケティング業界レポート」の結果と一致している。


    State of Blogging 2014


    簡単な解決策:

    テキスト以外のフォーマットを使ってブログの投稿を強化する。

    画像は簡単だ。大半のブロガーは、読者を引き込むために、画像を利用している。それだけで満足してもらいたくない。最低でも、スクリーンショットを掲載し、視覚的なプレゼン資料を用いて、テキストにスポットライトを当てる努力をしよう。読者は、アドバイスを求めている。

    ブログを目立たせたいなら…

    オーディエンスに話しかけよう。文字通り、話しかけるのだ。「そんなことは、既にブログで実施している」と言いたくなるかもしれないが、ポッドキャストを提供しているのだろうか?Social Media Examinerのマイク・ステルツナーは、数年前からポッドキャストの重要性を指摘してきた。Copyblogger等のサイトもポッドキャストの利用を始めている。

    デレク・ハルパーン [Social Triggers] 曰く、[Smart Passive Income]を運営するパット・フリン]が、「読者の20%がiTunesでブログを見つけた」と言っていたようだ。

    また、ハルパーン自身、ポッドキャストを1月上旬に初めてリリースしたところ、1月27日には、Social Triggersのトラフィックは、先月のトラフィックを43%上回る勢いを得ていた。

    5. ゲスト投稿を用いてプラットフォームを拡大する。

    ゲスト投稿(つまり、別のブログで記事を配信する取り組み)は、別のブログのオーディエンスに自分の名前を知ってもらう効果がある。(ちなみにこのブログはゲスト投稿を受け入れていない)

    以下に、ブログの現状 2014によって判明した事実を掲載していく: (四捨五入しているため、100%にはならない)

    • ブロガーの42%は、ゲスト投稿を一度も行ったことがない。
    • ブロガーの32%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、5%以下と答えている。
    • ブロガーの16%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、5-25%と答えている。
    • ブロガーの6%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、25-50%と答えている。
    • ブロガーの5%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、50-100%と答えている。

    質の高い記事を作成するには、時間と労力が必要になる。にも関わらず、無料で他のブログのために働く暇がある人など、いるのだろうか?

    アンディー・クレストディナは、1週間に1本、別のウェブサイトに記事を提供することで、ブロガーとしての地位を確立し、レオ・ウィドリッヒは、ゲスト投稿を介して、BufferAppの顧客を0名から100,000名に増やすことに成功している。

    簡単な解決策:

    質の高いブログのために記事を作成し、自分のブログを軌道に乗せる。

    難しそうに聞こえるかもしれないが、思っているほど難易度は高くない。これから、簡単な計算を用いて、説明していく。

    Hubspotの推奨通りに、週に3本の記事を投稿していると仮定する。すると、平均で1年間に156本の記事を作っていることになる。

    • ブログの5%以上をゲスト投稿に当てる場合、記事を8本増やす必要がある。つまり、1ヶ月に~1本余分に記事を作れば良い。
    • ブログの25%以上をゲスト投稿に当てる場合、記事を年間で40本増やす必要がある。週に1本記事を増やす程度で済むが、容易ではないかもしれない。作成するブログの記事は33%増える計算になる。

    1週間に1本記事を投稿している場合、1年間に52本の記事を作成することになる。

    • 記事を5%増やして、ゲスト投稿に当てるなら、3本記事を追加する必要がある。この場合、増える記事の本数は、四半期に1本以下となる。
    • 25%増やす場合、14本記事を加える。これでも、月に1本と少し増やす程度である。

    一流のブログで記事を受け入れてもらうには、それ相応の努力が必要になる。ジョン・モローのようにゲスト投稿を成功させた人物の取り組みを、時間を割いて分析してみよう。

    憧れるブロガーと関係を構築しておくと、ゲスト投稿に関連する作業を軽減することが出来る。

     

    ブログの集団から抜け出すには…

    確かに、余分に作業をこなさなければならない。

    しかし、他のブロガー達が重視していない領域にスポットライトを当てると、この目標をより効率良く実現することが可能になる。

    ブログの様々な取り組みをテストしていると、最も効果の高い取り組みが分かるようになる。

    とりあえず、継続的に調整を行い、時代にの流れにマッチさせる必要がある点だけは、間違いない。

    他に推奨したいブログに関するアドバイスがあれば、理由と共にコメント欄で教えてもらいたい。


    この記事は、Heidi Cohenに掲載された「The State Of Blogging 2014 [Research - Charts]」を翻訳した内容です。

    英語圏の調査とはいえ、日本でも十分参考になるデータやアイデアが豊富な記事でした。私も週末再度読み直してSEO Japanの改善につなげたいと思います。。。とりあえずよくやるタイポミスは直したいですが 汗 — SEO Japan

    顧客エンゲージメントを向上させるエモーショナルデザインの3ステップ

    横文字多用のタイトルで恐縮ですが、該当する日本語がなかったので。。前回、データドリブンなトラフィック獲得戦略という記事を紹介しましたが、その続編になるよりデザインに特化した記事を今回はお届けします。データドリブンだけでは測れない人の感情を理解してデザインに落とし込む作業について書かれたマーケッター&デザイナー共に勉強になる内容。 — SEO Japan

    The 3 Step Approach To Successful Customer Engagement

    データが解読を苦手としている分野がある — それは、人間だ。

    コンバージョンを改善するためにデータを分析する際、エンドユーザーが、感情を持つ人間である点を忘れがちである。データは、様々な事実を明らかにしてくれるものの、人間の様子を理解する取り組みに関しては、アマチュア以下である。

    デザイナーとコンバージョン最適化の担当者は、人間の脳の論理と感情、そして、顧客候補を魅了し、ビジターに行動を「起こさせる」デザインを両立させたいところだ。

    しかし、これはあくまでも理想であり、両立させるのは、非常に難しいと言わざるを得ない。

    Dave-McClure-example-conversion-metrics

    今回は、データドリブンのトラフィック獲得に関する記事(日本語)の続きとして、顧客を「動かす」上で感情とデータを担う役割を検証し、デイブ・マクルーアのコンバージョンメトリクスを用いて、議論を発展させていく。

    エモーショナルデザインへの3ステップアプローチ

    3-step-emotional-design-process-CopyBlogger

    CopyBloggerのSlideshareのスクリーンショット

    ウェブページにやって来ると、ページのデザインを目にする。その後、ウェブページ上のコンテンツを読み、コンテンツを気に入った場合、最終的に、そのページのコールトゥアクションに従う

    有効なエモーショナルデザインを利用する際、ほぼ同じプロセスを用いることになる:

    1. 見ることから始める — ビジターはデザイン、つまり、情報がどのように提示されているのか見る。これは、テキストを読む前に行われる。
    2. 意識にアピールする — ビジターは提示された情報を読む。そのため、有益なコンテンツと読みやすさが重要になる。
    3. 心をターゲットにする — 経験、ニーズ、そして、感情に触れる旅にビジターを導こう。

    なんだかキャンプファイアの歌のようなフレーズだが、我慢してもらいたい。後ほど、必ず、意味が分かるようになる。

    ステップ 1 — 見ることから始める

    slide-6-638

    今年の夏、家族とギリシャに行く計画を私は立てている。そのため、まず、Googleで「Greek travel」(ギリシャ 旅行)を検索した。

    私は2本のリンクをクリックした。この2つのサイトは、とても対照的であった。最初にアクセスしたサイトのスクリーンショットを以下に掲載する:

    Dolphin-Hellas-website

    Dolphin Hellasのスクリーンショット

    この1つ目の例では、残念ながら、コメントする点が見当たらない — テキストが壁のように立ちはだかるだけで、デザインに関して、他に要素が存在しない。最初のステップ「見ることから始める」を完全に無視している。

    このページは、ギリシャ旅行の概要を全く説明せず、ギリシャに行く決断を下していなかった場合、ギリシャを候補地から外していた可能性があった(実際にちょっと外すことも考えた)

    その次に訪れたサイト:

    Visit-Greece-website

    VisitGreeceのスクリーンショット

    一方、VisitGreeceは、私がギリシャ旅行に抱く想像を完璧に理解しているように思え、期待と完全に一致する第一印象を築くことに成功していた。

    このウェルカムスクリーンをクリックしたに関しては、幾つか変更した場所があったが、私の注目を掴み、引き込むには十分であった。

    印象的な画像が用いられ、フォントは見る者に心地よさを与え、また、ギリシャに着いた時に味わえる安らぎ、そして、くつろぎを連想させる。これはすべて、最低限のテキスト、そして、さらに見たい気持ちにさせる視覚の体験によって、実現している。

    視覚の体験を使ってビジターを引き込む

    brahma-selecao-especial-website

    ポルトガル語を読むことは出来ないが、これがビールに関するウェブサイトであることは、察しがつく。

    しかし、単なるビールではない。これは、猛暑の中、妻、そして、二人の子供に少しでも楽な生活をさせてあげたい一心で、一日中、身体にムチ打って働く男のためのプレミアムなビールだ。

    皆さんが住む家を建て、車で移動する道を舗装し、夕食の食卓に並ぶ動物を育て、快適な暮らしをするための機械を作った男のためのビールだ。

    見返りや褒め言葉を求めているわけではない。名前を知ってもらえなくても構わない。このビール、そして、家族の愛があれば、それで十分幸せだ。

    フォント、フォーマット、視覚階層、レイアウト、コントラスト、そして、配色から、このようなストーリーが思い浮かぶ。

    レイアウトから着手するデザイナーもいるが、フォントから手をつけるアプローチを薦める

    All Fonts Have A Purpose

    画像ソース

    デザイナーによって、アプローチは異なるものの、個人的には、最終的な目標が、ビジターに「行動を起こさせ」、ビジターの心に訴えかけることなら、フォントから取り掛かるアプローチを薦める。

    フォントが感じ方に与える影響は以前詳しく説明したが、フォントから手をつけると、読者が、ほとんどサイトを実際に利用したことがなくても、テキストから、ウェブサイトの内容をある程度理解することが可能になる。

    パット・フリンが運営するSmart Passive Incomeを例にとって、考えてみよう。

    パット・フリンとチェイス・リーヴズが、サイトのデザイン変更を計画している際、リーブズは、最初に、複数のフォントのペアをフリンに提案し、フォントのような些細なことが、ページの内容に関する感じ方に影響を与えることを実証した:

    role-of-typography-examples-SMI

    画像ソース

    白の背景に黒いテキストを用いた状態でも、ヘッドラインと本文のフォントの相互作用が、ページに特徴を完全に変える効果がある点は明白だ。

    フォントのペア作りは、確かに難しいが、現実として、伝えようとする情報の詳細は、テキストを経由する。テキストが、適切な所謂「ボディーランゲージ」を用いていない状態では、デザインの別の領域で埋め合わせなければならない。

    下のPinterestのボードは、2つの異なるフォントの良質な関係を堂々と勘違いしているデザイナーが大勢いる現実を指摘している。

    Follow Amanda’s board Fonts on Pinterest.



    Justmytype.comを運営するダニエル・エデンは、フォントの生み合わせは、科学よりも芸術に近く、主観が大きく影響するため、大勢のデザイナーが後回しにするのではないかと考えている。

    pairing-typefaecs-is-hard

    画像ソース

    フォントのトーンと響きは、顧客開拓インタビュー、または、フィードバックループを介して得た顧客に関する情報を反映させる必要がある。

    推奨する参考資料:

    ワイヤーフレームを使ってページの流れをデザインする

    フォントを通してページの「個性」を決めたら、ワイヤーフレームを行い、実用的で、使いやすいページの概要を組み立てるプロセスに移る。

    デザインのプロセスの早い段階であっても、ワイヤーフレームは、最終的なデザインの使いやすさの良き目安となる。

    Loop11が提供するこのケーススタディは、旅行関連のウェブサイトが、ワイヤーフレームを用いて、単純なユーザビリティテストを実施し、パフォーマンスの高いプロトタイプ — そして、特定のプロトタイプのUXにおける潜在的な欠点を見つけ出した事例を紹介している。

    バージョン A

    Wireframe-1

     

    Reporting-1 Reporting-3

    バージョン B

    Wireframe-2

     

    Reporting Dashboard 2 Reporting-4

    このユーザビリティテストで、プロトタイプ Aの方がパフォーマンスは高かったものの、2つを除く全てのタスクを完了するまでに、随分と時間がかかっていたことが判明した。

    「Events」が最も多くの利益をもたらすセクションだとしたら、どのような影響が出ていただろうか?データを参考にする限り、タスクの完了にかかる時間が長くなればなるほど、完了する人数は少なくなる。

    このような基本的なレベルのユーザビリティの問題に対処するアプローチは、強固な基盤を確立し、いきなりビジターに反感を持たれる事態を避ける上で有効である。

    ecommerce-site-wireframe-home-page

    redmonkeygooが提示する例には、ワイヤーフレーム & フォントの選択が、「行動を促す」UXを作る仕組みが明確に表れている。

    ecommerce-site-wireframe-product-page

    また、色や画像が確定していない状態であっても、ページ上で視線を導く視覚階層が存在する点に注目してもらいたい。

    そのため、「私を選んで!」と主張する製品の写真やボタンの色がなくても、重要な要素に関する手掛かりを感じ取ることが出来る。

    注目に値するワイヤーフレームツール:

    ビジターを行動に突き動かす際の色と画像の役割

    MiBolsa   Red Womens Genuine Leather Handbag

    MiBolsaの最終的なウェブサイトのデザインは、最初のワイヤーフレームとほとんど変わらない。

    マイクロコピーを少し加えて、無料配送 & 返品のポリシーに関する情報を伝え、また、価格のフォントを換えているものの、このページの主な目的 — 製品の展示 — は今でも明確である。

    色を使って、当初のワイヤーフレームでも既に明確であった目標をさらにプッシュしていた点に私は興味を覚えた。赤いバッグは、ビジターを引き込む効果があるが、その他にどんな工夫が加えられているのだろうか?

    discount

    ヘッダーのロゴの真下、つまり、通常、ビジターが真っ先に見る場所に値引きの情報が強調されている。

    Product view

    現在展示されている製品は、同じピンクのシェードで目立つように工夫されている。

    why choose

    MiBolsa & Free Shippingの免責条項も同じ色で強調されており、ビジターは、その重要性をすぐに理解することが出来る(意識して読まなくても)。

    また、第一 & 第二のコールトゥアクションも、すぐに分かる。

    Primary CTA Secondary CTA

    製品の説明を全く読まなくても、このページの一番大事な要素を理解することが出来る。なぜなら、色が、ページの特に重要な部分に目を導くためだ:

    • 製品
    • 値引き
    • 現在の写真(代わりの写真)
    • アドオン
    • 購入

    一瞬で全て視界に入る。

    論理的な思考が始まる前に、このバッグを欲しいかどうかが分かるのだ。

    色を巧に利用すると注目を集めることが可能

    信じられないかもしれないが、これから説明していくように、同じ原則が、家具のEコマースサイトにも当てはまる。World Marketは、インテリア製品、絨毯、そして、家具等を販売するEコマースサイトである。

    私がデスクを探しており、このサイトで最終的に次のページに行き着いたと仮定する:

    world market screenshot

    画像ソース

    検索バー、ADD TO CARTボタン、SAVE 25%、FREE SHIPPING — 全て同じ色とスタイルが用いられており、注目を集めつつ、重要なアイテムを明確に示すことに成功している。

    ヒートマップのデータの力を少し借りて、私がこのページで何を「目にしている」のか確かめていこう:

    world market screenshot with heatmap overlay

    画像ソース

    私はロゴ、製品、そして、無料配送、25%引き等の関連する情報を見ている。つまり、「見る予定」であった場所を見ていることになる。

    一方、視覚階層、そして、色と画像の役割に時間を割いて取り組んでいない場合、注意する必要がある。ビジターに「買い物カゴに入れる」ボタンを気づいてもらえない可能性があるためだ:

    national-business-furniture-website

    目を通しておいてもらいたい参考資料:

    ステップ 2 — 意識にアピールする

    slide-9-638

    サイトにアクセスした際、目にしたものに好感を持った。デザイン、視覚階層、そして、全体的な眺めは、製品に対する期待を抱かせた。今のところ、問題はない。

    ここから会計まで、ビジターの論理 & 感情は容赦ない戦いを繰り広げることになる。そして、論理は、殴り合いにマシンガンを持ち出す。

    ここで、「ちょっと読んでみるか」と言う気持ちになり、論理的思考が、連続モードに入り、一秒間に多数の問いを発する。

    • 内容を理解しているのか?製品を明確に理解しているのか?
    • 役に立つのか?
    • 必要としているのか?
    • 、必要なのか?
    • 幾らするのか?
    • 他の人達はどんな感想を持っているのか
    • 無料で配送してくれるのか?
    • 割引はあるのか?
    • どんな保証がついてくるのか?
    • 代わりの製品にはどんなものがあるのか?
    • 何日で届くのか?

    ビジターが、既に見たものに魅力を感じていたなら、製品ページや会計ページに向かうにつれ、上の問いとその他の無数の問いが、脳に次々と浮かんでいく。

    そのため、脳の思考回路が動き出した際に、出来るだけ多くの問いに対する答えを提供することが重要な鍵を握る。MiBolsaの製品ページをもう一度確認してみよう。どんな情報が見えるだろうか?

    MiBolsa   Red Womens Genuine Leather Handbag

    • 25% Saving(割引)
    • The bag is $280(バッグの価格)
    • Red Women’s Genuine Leather Handbag(赤が似合う女性のための本革ハンドバッグ)
    • Free Delivery(Witin Australia)(無料配送)
    • World Wide Shipping Available(国外配送も可能)
    • 30 Day Simple Returns(30日間のシンプルな返品保証)
    • 100% Genuine Leather(100%本革)
    • Ggoes great with…(バッグに合うスタイル)
    • 製品の寸法(現実的な人のため)

    MiBolsa specs

    このようなちょっとした情報をとても視覚的な方法で提供すると、購入の決定を下す際に、脳の論理 & 感情の橋渡し役を務めてくれる。

    興味深いことに、このような些細なコピーは、Forrester & UPSが、インターネット上の買い物を戸惑う主な理由の多くを網羅していた。

    shipping-graphs

    画像ソース

    「無料配送/配送料の値引きを加えたけど、コンバージョン率の改善には役立たなかった」と言う声を良く聞くことがある。

    サービスを用意するだけでなく、ビジターの目が辿る道筋の最も重要な場所に置き、知ってもらう必要がある。

    超有名ブランドであっても、このコンセプトを理解しているようには思えない。提案自体は存在するものの、どこにあるのかすぐに分かるだろうか?

    Gucci product page

    私がMiBolsaのウェブサイトをこれほど気に入っているのは、意図的に、「的」のような色に視線を釘付けにして、この的に消費者が懸念を持つ情報が含まれているためだ。

    情報を無意識のうちに吸収し、論理的な思考回路を安心させ、クレジットカードを用意させるようなものだ。

    読んでおいてもらいたい記事:

    まあまあのデザインとダメなコピーが出会うとき

    少し脱線するが、別の角度で見てみよう — まあまあのデザインが、ダメなコピーと出会うのは、どんな状態のときだろうか?:

    TeamColony

    デザインにおいては問題はない。もっとひどいデザイン(例: 先程のギリシャのツアー会社)、そして、良いデザインに何度も遭遇したことがある。すぐにサイトを去りたくなるようなレベルの低いデザインではない。

    そこで、このページのコピーを読み始める。すると、失敗に気づく

    提示された情報だけでは、ソフトウェア/サービス内容が分からなかった。

    What does this even mean

    このサイトは、ターゲットのオーディエンスを理解していない典型的な例であり、このページを見ただけで、コピー/メッセージを明確に決める前に、色とレイアウトを決めたと言い切ることが出来る。

    幸いにも、解決の糸口がないわけではなく、フィードバックループを使って、コンバートしないビジターが抱える問題を理解すると、コピーを分かりやすくするために用いる必要があるフレーズを見つけられる。

    ちなみに、顧客のことをもっと良く理解したら、今回紹介したプロセスを用いて、サイトを作り直すべきだと私は考えている。

    絶対に目を通しておいてもらいたい記事:

    ステップ 3 — 心をターゲットにする

    slide-12-638

    プロセスの重要な最終段階 — 心について検証していく。

    目は、気に掛けるべきかどうかを判断し、コピーを読んだ後、内容、そして、メリットを理解したかどうかを決める。

    しかし、最後に難問が残っている — 実際に行動を起こすほど、提示された情報に関心を持たせることに成功しただろうか?そのサイトだけが満たすことが出来る望みとニーズを作り出しただろうか?

    MiBolsaのページをもう一度だけ見てみる。イメージを把握し、そして、マイクロコピー、および、デザインによって、論理思考が落ち着きを取り戻した後、最後に、製品の説明を見る段階を迎える。

    MiBolsa handbag copy

    女性のカバンを買いたいわけではないが、製品を説明するコピーを使って、再び感情に訴えかける手法には感服した。

    「アルゼンチン製」等のワードは、魅力 & 異国情緒を感じさせ、「衝撃的」、「人目を引く」、「スタイリッシュ」等のフレーズは、私がカバンを持っていると、注目を集め、恐らく、他の女性がジェラシーを感じるのではないかと思わせる効果がある。

    興味深いことに、フレーズ「売れ切れ間近」は、切迫感を醸し出し、また、「他の人達とは、かぶらない」気持ちにさせる。つまり、一人で二役をこなしている。

    傍注: 推奨広告が役に立たない領域

    長時間このページを見ていて気づいたのだが、このページには、顧客の推奨広告が存在しない。しかし、このバッグを買う女性は、このバッグを他の人達に持って欲しくないのではないかと思うようになった。

    良い買い物であることを保証する必要はない。自らトレンドを作り出すタイプであり、注目自体 を必ずしも求めているわけではなく、また、ファッションセンスの良さ、そして、280ドルのバッグを買えるステータスを他の人達が羨んだとしても、嫌な気分はしない。むしろ、快感を覚えるタイプだ。

    掘り出し物感、独占、そして、ステータスもこのバッグの魅力の一部である。

    MiBolsaのバッグを買う女性にとって、次の製品はダサく見える:

    Always in stock

    振り返ると、この女性のために、全体のユーザー体験を一から構築していたことが分かる。

    魅力的で、自分だけが持つ喜びを反映させている — もちろん、秘密を打ち明けたくなるほど気に入ってしまう可能性もあるが ;-)

    ecommerce-site-wireframe-product-page

    Aarron-Walter「エモーショナルデザインは、気まぐれなユーザーをファンに変え、その楽しい体験談を周りの人達に伝えさせる。」

    アーロン・ウォルター UXデザイナー @ MailChimp

    画像ソース

    次の一手

    MiBolsa Added to Cart

    この時点で「初めての楽しい訪問」の基準は、全て満たしている。

    私は十分な量のページを見て、膨大な時間をこのサイトで過ごした。

    買い物カゴにバッグを加えなかったものの、広告リターゲティングキャンペーンを実施して、サイトに再び戻す基準は大いに満たしていると言える。SeeWhy.comによると、99%は初回の訪問では購入しないようだ。

    New-Visitors-Abandon-Carts-e1374008200289

    画像ソース

    MiBolsaにとって幸いなことに、私はこのバッグを今から購入する。そして、「Checkout」(会計)をクリックすると、次のページが表示された。

    MiBolsa   One Step Checkout

    このフォームに対しては、気に入った点と気に入らなかった点があった。上部のセキュリティ機能、そして、30日間の返品に関するメッセージには好感を持った。

    MiBolsa security reminders

    しかし、3つのカラムのレイアウトが用いられている点、記入欄が余分に用意されている点(例えば、ファーストネーム/ラストネームは1つの欄で間に合う)、そして、電話番号等を入力する必要がある理由を説明するマイクロコピーが存在しない点は、改善してもらいたいと思った。

    また、「アカウントの作成」にもっと力を入れるべきであり、そのメリットを説明してもらいたかった。

    Create an account for later use

    しかし、「アカウントの作成」は、買い物客が、現段階で、わざわざ時間を割いて行いたいと思うような取り組みではないとMiBosaは考えたのかもしれない。後ほど、アカウントを作るメリットを説明してくれるのかもしれない。

    「subscribe to newsletter」(ニュースレターに購読する)の選択肢を自動的にチェックしており、もう二度と連絡を取らないわけでもない。

    MiBolsa subscribe to newsletter

    もしかしたら、一連のEメールのオンボーディングを用意し、私を再びサイトに呼び寄せ、常連の顧客にする可能性もある。ちなみに、次の投稿では、この点を取り上げることになるだろう ;-)

    結論

    データと感情は、一見したところ、調和しそうには思えないかもしれない。しかし、この記事で検証してきたように、調和する可能性はある。実際に、少し観点を変えるだけで、新しい世界が、目の前に広がる。

    まずは「目」を意識しよう — サイトを見ただけでビジターが虜になるデザインを目指そう。言葉を用いらずに、フォントを使って伝える試みを行い、感じることが出来るようなレイアウト、色 そして、イメージを通して、ビジターが求める経験を与えて、導くべきである。

    ビジターの心を掴んだら、確実に提案を理解してもらう必要がある。すると、最後のステップ — つまり、行動をスムーズに取ってもらえるようになる。これでミッションを完了したことになる。

    この記事は、ConversionXLに掲載された「The 3 Step Approach To Successful Customer Engagement」を翻訳した内容です。

    相変わらずの濃すぎる内容、移動時間ではなく一度腰を落ち着けてじっくり読み込みたい内容でした。人の感情を重視するとはいえ、その詳細へのこだわりは正にデータドリブンですね。。。私もECサイトを運営していますが、改めてこの記事を参考にデザインを見直してみたくなりました。いえ、思うだけでなくちゃんと実践します! — SEO Japan

    データドリブンなトラフィック獲得戦略を実現するためのノウハウ集

    サイトのトラフィックを改善するためには広告からソーシャルメディア、SEOまで様々な手法がありますが、よりデータドリブンなアプローチを用いることでその効果を高めることが可能です。今回はデータドリブンマーケティングのエキスパートが語る、データドリブンなトラフィック向上手法を丁寧にまとめたボリューム満点な記事を。 — SEO Japan

    Adopting A Data Driven Approach To Increase Website Traffic

    「コンバージョン率の最適化」の原則は、ランディングページやEメールアドレスの獲得だけに適用される、と考えてしまう人達がいる。しかし、この視野の狭い考え方は、CROの原則がビジネスにもたらす大きなインパクトを大幅に制限してしまう。

    「コンバージョン」を、適切なビジターに、クリックしてもらいたいアイテムをクリックさせる取り組みと言う表現にまとめることは、出来ないのだろうか?

    今後の投稿では、事業の成果を改善するため、最適化戦略を用いることが可能な代表的な領域を連載形式で紹介していく。

    この連載では、ConversionXL、そして、ウェブで公開されているデータの中から、最高の情報を提供し、また、随時更新していく。

    このシリーズは、全ての領域を完全に網羅しているわけでないが、マーケティングファンネルにおいて、特に一般的で、尚且つ、重要な領域、そして、ファンネルの各分野を改善するために採用することが可能なデータドリブンのアプローチを検証していく。

    「コンバージョン」が発生する場所とは

    この記事を作成するにあたり、デイブ・マクルーアのコンバージョンメトリクスを枠組みとして使い、様々なコンバージョン最適化の機会が存在する場所を見ていく。

    Dave Mcclure conversion metrics

    カテゴリー/ユーザーの状況 コンバージョン率/推測される価値
    獲得 – サイトを訪問する(ランディングページまたは外部のウィジェット) 100% 0.01ドル
    獲得 – サイトをすぐに去らない(2ページ以上閲覧し、10秒以上滞在し、2回以上クリックする) 70% 0.05ドル
    活性化 – 一度目の訪問に満足する(Xページを閲覧し、Y秒滞在し、Z回クリックした) 30% 0.25ドル
    活性化 – Eメール/ブログ/RSS/ウィジェットに登録(繰り返しの訪問につながるアイテム) 5% 1ドル
    活性化 – アカウントに登録(プロフィールのデータを含む) 2% 3ドル
    維持 – Eメールを開く/RSSを見る – クリックスルー 3% 2ドル
    維持 – 常連のビジター(最初の30日に3回以上訪問する) 2% 5ドル
    紹介 – 1名(以上)のユーザーに紹介し、当該のユーザーは実際にサイトを訪問する 2% 3ドル
    紹介 – 1名(以上)のユーザーに紹介し、当該のユーザーは活性化する 1% 10ドル
    収益 – ユーザーが最低限の収益をもたらす 2% 5ドル
    収益 – ユーザーが採算の取れる額の収益をもたらす 1% 25ドル

    画像ソース

    獲得に関して、初めてサイトにアクセスしたビジター & 顧客候補が、どのようにサイトを見つけたのか尋ねてみると良い。

    サイトの存在に気づいていないものの、素晴らしい顧客になってくれそうな人達から、いかに多くののクリックを獲得することが出来るかが重要である。

    ここでは、クリックしたに何が起きるのか、ユーザーの情報を入手するにはどうすればいいのか、あるいは、クリックした後にどのように注目を維持すればいいのかに対する答えを探しているわけではない点を理解してもらいたい。混雑を極めた環境下で、注目を集められるくらい目立つにはどうすればいいのかに限定して話を進めていく。

    様々なメソッドが該当する可能性があるが、この記事では、PPC、ソーシャルメディア、そして、検索に焦点を絞る。

     

    その前に…ターゲットのマーケットを完璧に理解する

    ターゲットのマーケットの理解度とオンラインビジネスの成功度は比例する。

    ありきたりな表現に聞こえるかもしれないが、繰り返す価値はある。最適な顧客について何も知らないなら、最適な顧客を増やすことは出来ない。推測するしかないなら、紹介してもらうことも、顧客候補が何をクリックするのかを理解することも、不可能に近い。

    顧客が少ないなら、顧客との直接的な交流が一番盛んなファンネル内の領域を見つけ出し、フィードバックループを構築する取り組みが、最もハードルが低い

    この領域の例を挙げていく:

    • 歓迎するEメール
    • 購入の受付
    • 感謝を伝えるページ
    • 3/6/12ヶ月間に渡って製品/サービスを利用している顧客への調査
    • 購読解除ページ

    フィードバックループを作って、注文、そして、Eメールアドレスの裏にいる実際の人物を理解することが狙いだ。何を必要としているのか?インターネットのどこを「うろついている」のか?

    このフィードバックを獲得戦略、価値の提案、そして、あらゆるレベルのプロセスを改善するために活用することが出来る。

    顧客がいないなら、顧客開拓 & 顧客がいない場合の説得力のあるコピーの書き方に関する記事に目を通して、製品を購入してもらえるように心掛けてもらいたい。

    読んでもらいたい記事:

     

    獲得 — ビジターをファンネルの上部に導く

    顧客のことを良く理解してもらったら、次に、耳を塞ぎたくなるようなことを言わなければならない:

    広告を見るためにインターネットを利用する人はほとんどいない。

    そもそも、テキスト広告をクリックすために、Googleを検索するわけでもなければ、Facebookで姪の写真を見る際に広告に邪魔して欲しいわけでもない。

    それでも、クリックしてもらう必要がある。問題は、その方法だ。

    簡単に言うと、質の高いヘッドラインや人目を引きつけるグラフィックを作る、あるいは、忘れられない経験を作り出し、十分にターゲットを絞ったオーディエンスに見せる必要がある。

    つまり、オーディエンスを捕まる必要がある。

    注目を得るには、オーディエンスのニーズに直接訴えかけるアイテム、あるいは、普段の閲覧パターンを妨げるに値するアイテムを作らなければならない。

    例えば、Pringlesは、楽しいストーリーを与え、90回以上クリックするよう視聴者に呼び掛けていた。その結果、Twitter、Reddit、Fark、そして、その他の著名で取り上げられ、また、カンヌでサイバー金獅子広告賞を獲得している。

     

    オーストラリア空軍ののバナー

    aussie airforce

    オーストラリア空軍は、上のバナー広告をオーストラリアのITニュースサイトで掲載した。

    ソースコードを調べてみると、次のグラフィックが現れる。

    source_code_ad

    予算は限られているものの、この広告は、を獲得し、空軍の仕事の問い合わせは大幅に増え、入隊一人当たりの平均費用は減った。

    「広告」がページのソースコードに隠れているため、ターゲットのマーケットに直接語り掛けていると言える。テクノロジーに興味がないなら、ソースコードを確認するはずがないためだ。

     

    注目を掴む — 無関係な(不愉快にさせる)行為は禁物

    デジタルの世界でも、大声でメッセージを伝えたくなるかもしれないが、多くのランダムなトラフィックではなく、質の高いトラフィックを狙いに定めている点を思い出してもらいたい。

    つまり、トラフィックを獲得する取り組みに力を入れる際は、センセーショナルなヘッドラインや「ショッキング」なグラフィックを出来るだけ避けるべきである(ブランドの全体的なメッセージと一致しているなら話は別)。

    tradesy

    上のグラフィックは、小売業者のTradesyがFacebookページに掲載した広告であり、やってはいけない例に挙げられる。注目(恐らく、多少のクリックも)を得ることには成功したかもしれないが、その結果、失ってしまったものもある。Tradesyは、通常、的を射たブランドメッセージを送っていたため、この広告の質の低さが余計に目立ってしまった。

    物議を醸し出したいため、物議を醸し出すアプローチは賢いとは言い難い。

     

    PPC & ディスプレイ広告を最適化する — ターゲットのマーケットを調査

    PPCの担当者は、最も多くのクリックを稼ぎ出すアイテムを狙いたくなるものの、当該のクリックから得られる顧客の生涯価値を計測しなければ、時間と資金を無駄遣いしてしまう。

    • ビジターの多くは、ページを見て、すぐに閉じているか?
    • ビジターからリードへのコンバージョン率に満足しているか?
    • リードのうち、リードから顧客へのコンバージョン率に満足しているか?

    単純にクリックを生成するだけでは不十分であり、適切なターゲットのマーケット & セールスファンネルを最低限の抵抗で移動していく人達によるクリックが理想である。

    マーケットを調査し、ビジターが候補が何を検索しているのか、自分が販売している製品と相乗作用を持つ、他のどのような「関心」を持っているのか、そして、インターネット上のどこに姿を現すのかを理解することが、勝負の行方を左右する。

    keyword_planner

    ターゲットのマーケットについて基本的な知識がない状態では、マーケットから得られるものをテストすることなど、出来るわけがない。
    読んでもらいたい記事

     

    広告クリエイティブをスプリットテストにかけ、マーケットで誘惑する

    マーケットの「場所」、および、マーケット内のセグメント(気づいていない問題、気づいている問題、専門的なレベル等)を理解したら、マーケットの注目を掴む広告クリエイティブのテストに着手するべきだ。

    多額の資金を無駄遣いしないように、信頼できるデータを得られる上で必要な規模のサンプルグループで広告クリエイティブをテストしよう。ただし、キャンペーンを実施するために多額のコストがかかるほど大きなグループを用意する必要はない。

    まあまあコンバートする広告を見つけたら、全体像を考慮(インプレッション、CTR、コンバージョン、収益性)し、予算を増やして、より大勢の人達に見てもらえるように展開していこう。

    Hubspotは、Facebookの広告にスプリットテストを実施する際のアドバイスを提供している。広告キャンペーンを開始する際に良き目安となるだろう。

     

    1. 一度に一つのアイテムを変更する

    タイトル、写真(あるなら)、コピー、そして、ターゲティングを主にテストしていくことになる。

    調査結果を参考にして、マーケットの各セグメントに対して、大幅に異なる方針をテストするアプローチ、さらに、一度に一つのアイテムをテストする段階的に繰り返すアプローチを採用するべきである。

    Split Testing Ads

    画像ソース

    上のFacebookの例では、変更したテストの対象は写真だけであり、ヘッドラインとコピーはいじっていない。

    Split Testing Google Ads

    画像ソース

    decalmarketing.comは、Adwords広告の本文のコピーを「saving money」に焦点を絞った内容に変え、2つ目の作品では、ビギナーにターゲットを絞っている。

     

    2. 同様の広告の状況を維持する

    同じ時間帯、同じ入札額(金額は変更する)、同じ期間で広告を展開するべきである。

    プロのアドバイス: 同じ状況(場所、デバイス、開始日と終了日等)で実施した広告のみ比較しよう。条件を変えてしまうと、効果のあるバージョンを確実に特定することは出来なくなってしまうからだ。

    similar

    3. レポートから見解を拾い集める

    表面上は、あるバージョンが勝っているように見えるかもしれないが、当該のバージョンがベストだとは言い切れない。

    最も重要なのは、広告をクリックした人数ではなく、目的地のページに用意したコールトゥアクションに反応するビジターの人数である。

    Report Insights

    画像ソース

    広告をクリックしたビジターの顧客生涯価値を、もしくは、広告 A経由のビジターはその他の広告を経由したビジターよりも早くコンバートするかどうかを知りたくなるかもしれない。

    これは、また別の話になるが、ここでも繰り返す価値はある。「最適化」は、単一のページで一度だけ発生するのではなく、顧客のライフサイクル全体に劇的なインパクトを与えるポテンシャルを持つ。

    上の画像で赤線で囲った部分を見ると、広告がどの程度コンバートしているのか、コンバージョンを獲得するために、どれぐらいのコストがかかっているのか、そして、コンバージョン率が分かる。

    一見すると、2つ目の広告グループは、他の広告グループよりも多くコンバートしているように見えるが、コンバージョンを獲得するために2倍のコストがかかっている。また、ぼかしが入っているが、2つ目の広告グループは「ディスカウント」のための広告であり、コンバートすること自体は前向きにとらえるべきだが、利鞘は通常の価格で販売するよりも少ない。

    そのため、広告が、通常の価格で購入する顧客を引き続きもたらすことが出来なければ、文字通り、取り返すことの出来ない資金を使っているだけである。

     

    4. 新しい広告を作るべきタイミングを理解する

    パフォーマンスの芳しくない広告に対して、結果を改善するために、新たな本文のコピーを考えたり、シンボルを加えたりして、永遠に調整を行いたくなる。

    しかし、そのお気に入りの作品をお蔵入りさせなければいけない時もある。
    幸いにも、Google Adwordsでは、キャンペーンレベル & 広告グループレベルでターゲティングを維持することが可能であり、当該のターゲットのグループのための広告作成に専念することが出来る。

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    画像ソース

    また、先日、Facebookは、個々の広告のレベルでピンポイントでターゲティングを行うことが可能な同様のシステムをデビューさせていた。

    これほど細かいレベルでターゲティングを行うことが出来るため、全く同じ人物をターゲットにした複数の広告をテストすることも、あるいは、ある広告から思い通りの成果が得られていないと感じるなら、性別や場所等のターゲティングのパラメータを変えずに、「いいね!や関心」のターゲティングを切り替えることも出来る。

    create similar advert

    画像ソース

     

    5. 頻繁に広告をローテーションさせる

    パフォーマンスの良い広告であっても、やがて愛想を尽かされる。

    広告をローテーションさせる頻度は、広告を掲載するメディア、メディアから得られるインプレッション、同じ広告のセットで実施するバリエーションの数等の要因に左右される。

    例えば、Facebookのユーザーや人気の高いブログの読者は、頻繁にサイトにアクセスする傾向がある。そのため、ディスプレイ広告をより頻繁に目にすることになる。

    TechCrunch   sidebar ad

    2 – 3個の広告をスプリットテストを行い、そのうちの一つが徐々に勢いを失いつつあるなら、 — 他の広告と比べて、パフォーマンスが20%悪くなったら(あるいは、20%に到達する前)に中止しよう。

    しかし、CTRで出遅れている広告が、コンバージョンに関しては他の広告を圧倒しているなら、CTRが1%を切るまでは、キープしておくべきだ。

    ここで私が紹介している任意の基準よりも重要なことは、自分自身に対して、パフォーマンスを計測することだ。

    広告が、季節の変化や出来事の影響で、あるいは、トラフィックの急上昇のみを計測しているために、パフォーマンスが落ちる可能性がある点を理解しよう。「一度設定したら、それで終わり」的な態度でPPCに臨むべきではない。

    6. ディスプレイ広告 — マーケットにとって何が視覚的に魅力に映るのか理解する

    検索するだけで、マーケットが視覚的に魅力に感じるアイテムに関するデータを多数に得られるにも関わらず、ディスプレイ広告を闇雲に作るべきではない。

    具体的にその理由を説明していく…

    favorite_bands_of_fans_of_peep_laja

    Facebookでグラフ検索を行うと、特定の人達のグループにとって魅力的な大まかなビジュアルのスタイルを把握することが可能だ。

    「Peep Lajaのファンが好むバンド」で検索をかけると、利用されているビジュアルが、暗く、ギラギラしたテーマが用いられている点に気づく。これは重要な情報である。なぜなら、このページと結ぶついている人達は:

    1. バンドに興味を持っている
    2. バンド、映画、テレビ番組等には、ターゲットにするオーディエンスの視覚的な好みが反映される

    それでは、現実のシチュエーションに当てはめて、考えていこう。

    インテリアデザインサービスを販売し、ディスプレイキャンペーンの実施を望むクライアントを抱えていると仮定する。

    コア(または地域)のマーケットが魅力を感じるスタイルを推測する代わりに、競合者分析を行い、近郊の人達が共感を感じるスタイルを確認していこう。

    まずは、競合者を探し出す必要がある:

    interior_designerslocal_designers

    Facebookを上手に活用する競合者を見つけたら、「Photos posted by [競合者]」のような検索をかけ、オーディエンスの受けが特に良いイメージを表示させよう:

    photos_by_interior_designer

    一見すると、特徴はハッキリしないかもしれないが、どうやら暖炉、バスルーム、そして、リビングルームのデザインを気に入る人が特に多いようだ。また、写真からは素朴さが感じられ、この点は、オーディエンスの好みの目安となる。

    競合者の人気の高い写真を見ると、領域に関するテーマが、そして、少し工夫すると、ディスプレイキャンペーンの方向性が浮かんでくる。

    photos_by_reilly_design

    もちろん、インスピレーションを得る方法は他にもあるが、マーケットから間接的にフィードバックを得て、マーケットの注目を勝ち取る上で、情報に基づいたアイデアを出すことが可能になる。

    あまり関係のないおまけ: [competitor]([競合者]のファンがいいね!したページ)でグラフ検索をかけ、専用のFacebook リストにページを加えると、マーケットの注目を掴むために利用している画像をリアルタイムで獲得することが出来るようになる。

    pages_liked_by_fans_of_peep_laja

    読んでもらいたい記事:

    データドリブンのアプローチを用いたソーシャルメディアマーケティング

     

    ソーシャルメディアに関しては、理想の顧客が、「くつろぐ」可能性の高い場所、そして、既につながりを持っている人物を解明することが先決だ。

    そして、Facebookページ、Twitterのブランドのアカウント以外にも、「ソーシャルメディア」の世界は広がっていることを理解してもらいたい

    • Facebookのグループ
    • Google+のコミュニティ
    • Twitterのハッシュタグを介したチャット
    • Instagram Hashtags
    • シェアされたPinterestのボード
    • 専門的なフォーラム
    • 活発なブログのコメント

    ターゲットのマーケットがブラブラする & 交流を望む場所の例を幾つか挙げた。

    参加する場所、そして、その方法は、ターゲットのマーケットが何かに関して & 「宣伝」を聞く準備に関して、マーケット内の消費者がどこにいるかに左右される。

    さらに、様々な人が様々なプラットフォームで様々な行動を取る。その副作用として、オーディエンスは、プラットフォームの文化においてフィットする異なるタイプのコンテンツを期待する。

    Gary Vaynerchuk「FacebookとTumblrではオーディエンスが異なるため、異なるアプローチを取らなければならなかった。成功したいなら、アプローチを変える必要がある。スラングマーケティングの時代が到来している。ストーリーを伝えている場所のスラングを把握しなければならない。さもなければ、相手にしてもらえない。あっと言う間に疎遠になってしまう。」

    ゲイリー・ヴェイナチャック

     

    データを使ってFacebookでコンテンツを配信するベストなアプローチを探る

    facebook_posts

    ソーシャルメディアのアカウントをフォローしてくれている友達や家族を除き、ある程度の規模のオーディエンスを抱えているなら、分析用のダッシューボード(主要なソーシャルネットワークの場合)を使って、各コンテンツのパフォーマンスを確認することが出来る。

    例えば、Facebokは、投稿を見たユーザーの人数(リーチ)、最もインタラクションが盛んなコンテンツのタイプ — リンク、写真、ステータス等 –、そして、各投稿が得たエンゲージメント(参加を介した交流) に関する情報を豊富に提供してくれる。

    このデータを用いて、「何でも投稿」する戦略から距離を置き、過去の投稿のパフォーマンスに応じて、パフォーマンスの良いコンテンツをキュレートする努力をしてもらいたい。

    ConversionXLの Facebookページのデータで判明した、2月以来、人気が高い投稿のトップ 7を見てみよう:

    1. 交流を求める(1. ウェブサイトのレビュー 5. You Be The Conversion Expert)
    2. 有益なツールのリストを提供する(2. Steve Blankのリソース 6. ウェブサイトのレビューに関するカテゴリーページ)
    3. eコマースやデザインに関連する投稿(3. コンバージョン率の高いeコマースサイト 4. 無料配送 7. 説得力の高いデザイン)

    その上、リンク内の画像がどのように提示されているのか、投稿にどのような表現が用いられているのか、そして、トピック自体から学べることもある。

    例えば、UX & 説得力のあるデザインに関する記事は、Facebookでのパフォーマンスが高く、Twitterでは分析関連の記事のパフォーマンスが高いことに気づいた。

    ux_&_persuasive_design

     

    コンテンツ以外でも、Facebookページインサイトは、ファンが最もアクティブな時間帯、世界のどこにいるのか、どの言語を主に使っているのか、そして、ユーザー層の分類に関するデータも提供する。

    conversionxl_facebook_demo_data

    conversionxl_facebook_country_data

    実際にこのデータをFacebookの高度なターゲティング機能と組み合わせると、特定の性別、年齢、交際関係のステータス、場所等に投稿を表示させることが可能である。すると、適切なユーザーに適切な時間帯にコンテンツを導くことを意識して、コンテンツの配信に取り組めるようになる。

    advanced_status_targeting

    Post-Planner社は、「おはようございます」と現地時間の朝7時に現地の言葉で綴った投稿を配信する実験を行った。

    sample-fb-post

    その結果、初期のレポートで、オーガニックリーチが10-20%増加したことが判明した。オーガニックリーチをFacebookが制限する試みを行っている点を考慮すると、これは大きな増加だと言えるだろう。

    チャンネルにどのように動いてもらいたいかではなく、チャンネルが実際にどのように動いているかを理解すると、コンテンツを提示する方法を継続的に調整し、クリック、コメント、シェア & オーガニックリーチを増やすことが可能になる。

    読んでもらいたい記事:

    データを用いてTwitterでヘッドラインを改善する方法

    Twitterでは、記事に与えたヘッドラインが、パフォーマンスに大きなインパクトを与える。

    Bufferは、様々なヘッドラインを試し、以下のプロセスを推奨している:

    1. これから送信する記事に2つのヘッドラインを考える。
    2. ほぼ同時期、少なくとも1時間ずらして、双方のヘッドラインを投稿する。その際は、午前、または、午後のいずれかに絞ってツイートを送信してもらいたい。
    3. データを比較して、勝者を決定する。

    1本目のツイート:

    Tweet one

    画像ソース

    2本目のツイート:

    Tweet two

    2本目のツイートは、エンゲージメントが1本目よりも盛んであったため、後ほどシェアする際に利用することに決まった — ツイートは、2度目にシェアする際に、パフォーマンスが高くなる傾向が見られる。

    Recirculation RTs

    画像ソース

    また、あまり知られていないものの、analytics.twitter.comで、Twitter自身が、良質な(しかも無料)なダッシュボードを提供しており、パフォーマンスの高いツイートに関する情報を確認することが出来る。

    twitter_analytics

    リーチの増加、@リプライ & 特定のハッシュタグへの参加(#Mozinar等)の間の相関関係に注目してもらいたい。

    また、– 場合によっては — リツイートの数、お気に入りの数 & リプライの数は、クリックの回数に必ずしも反映されるわけではない点も覚えておいてもらいたい。

    Twitter アナリティクスをレベルアップさせたいなら — Twitter カードをインストールしていることが前提 — カードアナリティクスのデータをチェックして、インプレッション & クリックの関係、時系列変化等を確認することが出来る。

    impressions

    change_over_time

    ヘッドライン & 画像の改善だけでなく、フォロワーが見てくれる確率が高い時間帯にコンテンツを配信することも重要である。

    ここで役に立つのが、私が愛用するツール、Followerwonkだ。時間帯レポートを使うと、私の — その他のインフルエンサー — のフォロワーがTwitterを利用している時間帯を容易に把握することが可能だ。

    followerwonk

    また世界のどこから私のフォロワーが投稿しているかも知ることがわかる:

    followerwonk_locations

    狙いを絞ったキーワード、場所、そして、最少-最多のフォロワー数を指定して、TwitterのBioを検索する:

    Followerwonk Bio Section

    自分、もしくは、他人のフォロワーをソーシャルオーソリティで分類することも出来る。

    followerwonk_social_authority

    Twitterでのトラフィックの獲得の試みに関連しているため、様々な取り組みに活用することが出来るものの、同じようなオーディエンスを持つ、自分と関係のあるTwitterのユーザーをネットワーク化し、メッセージの配信 & 増幅に役立てると良いだろう。

    Twitter List私は、自分がフォローする人物をカテゴリーで分類し、Twitterリストで整理する。続いて、TweetDeckを使って、リアルタイムで各リストの現状を把握するように心掛けている。

    このベーシックな手法を用いて、私は、ConversionXLを掲載してもらいたいニュースレター、業界内の関連性の高い人物を含む、複数の戦略的な目標に関するリストを作成した。

    まだ、結論を出すのは時期早々だが、この手法を本格的に導入した5月のConversionXLのTwitter経由のトラフィックは、前月と比べて75.54%増加した。

    twitter_channel_gatwitter_channel_ga_2

    うまくいっている理由の一つとして、インフルエンサー達が、関連する & 同様の話題を取り上げている際に、コンテンツをシェアする努力が実ったのではないかと感じている。

    繰り返すが、この手法の効果が証明されるのは、まだまだ先の話だ。しかし、適切なメッセージを、適切な時期に、適切な人達に提供することが、ベストな戦略だと理解すると、今回紹介した手法に力を入れていれば、長期的にプラスの影響がもたらされるはずである。

    読んでもらいたい記事:

     

    その他のソーシャルネットワーク

    全てのソーシャルネットワークの分析データを検証しても意味はないが、本気で、各ソーシャルプラットフォーム独自の分析データを精査していると、オーディエンス、そして、オーディエンスの注目を掴むコンテンツのタイプに関して、多くのことを学べる。

    ConversionXLのSlideshare:

    slideshare_analytics

    パフォーマンスが良いYouTubeのコンテンツ:

    top_retaining_videos

    データで何に注目するべきか?

    ソーシャルデータでは、主に2つの点を分析する必要がある:

    1. 質の高いトラフィックをもたらすことに関して、どれほど効果を上げているか?
    2. 当該のチャンネルで最もパフォーマンスが高いコンテンツのタイプは何か?

    集めたデータから、効果のある取り組み、効果のない取り組みにおけるパターンを見出すことが出来る。この知識を基に、うまくいく取り組みを倍増させよう。

    ソーシャルネットワークを正しく活用するには、実験し、データを検証し、学習する必要がある。その後、この知識を次回の取り組み反映させれば良い。

    読んでもらいたい記事:

     

    検索トラフィックの再最適化

    トラフィックの獲得に関して、ファンネルの上部で改善することが出来る取り組みは、他にも多数存在する。

    例えば、混沌とした検索結果で、タイトルタグ & メタディスクリプションを再最適化して、より「クリックに値する」リスティングに変えると、リッチスニペットと同じように、トラフィックの獲得に大きくプラスに働く。

    Google ウェブマスターツールを使って高い表示回数、低いクリックスルー率のキーフレーズを探す

    キーワードに対するクリックスルー率を把握するには、Google ウェブマスターツールのデータを参考にすると良い。

    画面左側の検索トラフィックから、検索クエリのセクションにアクセスすると、検索結果に表示されたキーワードに対する、平均の表示回数、クリック数、CTR、そして、掲載順位が表示される。

    search-queries

    データ、時間を把握し、最適化する

    表示回数、クリック数、そして、CTRに特に注目し、さらに、キーワードに対応するページの直帰率や平均滞在時間をアナリティクスで確認してもらいたい。

    表示回数が高くCTRが申し分ないケース:

    High Impressions & CTR

    今のところ問題は見られない。Google アナリティクスに移り、キーワードの情報を確認しよう。直帰率は低く滞在時間は長い。ここでも問題は見られない。次のキーワードに移ろう

    (目標と比べて)直帰率が高いものの、表示回数とクリック数は上々であった場合は、どう判断すればいいのだろうか?サイトに滞在する気がない状態で、ファンネルの先々で、コンバートしてもらえるのだろうか?

    恐らく、検索エンジンのユーザーが求めているものと、ページが提供するコンテンツが一致していない可能性が高い。

    customer_lifetime_value_impressions_&_clicks

    この場合、4つの選択肢がある:

    • タイトルとメタタグを調整してみる
    • ページに向かうリンクを増やし、ランキングを上げる試みを行う
    • 別のキーワードに狙いを変更する
    • コンテンツを書き直す

    ベストな選択肢を判断する前に、リサーチを行わなければならない。

    総合的な影響を理解することなく、タイトルタグを書き直してしまうと、とんでもない状況に発展する可能性もある。

    理想としては、出来るだけ楽に実施することが可能な手法から始めたいところだ。(ここでは)Customer Lifetime Value(顧客生涯価値)の検索結果をチェックする。その結果、顧客生涯価値の「計算」に関するコンテンツが多いことが判明した。

    clv_serp

    このタイトルタグを書き直すならユーザーが検索を行う意図に訴えかけるワードを用いる努力をする。

    再びウェブマスターツールのデータをチェックし、このコンテンツに、ビジターが到達する別のルートを確認する。

    CLV pt 2 CLV pt 3

    メインのCustomer Lifetime Valueの検索の下に掲載された関連する検索とこのデータを組み合わせると、フレーズ「calculating」から距離を置くのは、賢い方針ではないことが何となく分かる。

    CLV related searches

    しかし、「How to Calculate & Improve Customer Lifetime Value」等のより魅力的なヘッドラインを試し、もっとクリックしてもらえるように、メタディスクリプションを調整する手もある。メタディスクリプションを書き直して、コールトゥアクションを加えることで、Redstarはクライアントのサイトのクリックスルー率を200%アップさせていた。

    (注記: Googleが視覚的な変更をテストしているため、MozのTitle Tag Preview ツールを使って、フォーマットを整えている)

    New Title Tag Guidelines   Preview Tool   Moz

    タイトルを書き直しても、ユーザーの意図にマッチしない点を考慮し、次に、このURLに向かうリンクの数を増やして、ページのランキングを高くする手法を検討する。

    競合するページをチェックするため、私はMozのkeyword difficulty tool(キーワードの難易度を知るためのツール)を使って、被リンク数 & 総合的なドメインのオーソリティにおける、「競合者」の概要を確認する。

    clv_keyword_difficulty_analysis

    このデータには、WikipediaやHarvard Business Schoolが1位と2位を獲得している理由が明確に現れている。

    3位にはCustoraがつけているが、被リンク数に注目すると、理にかなっているとは言い難い。しかし、Custoraのコンテンツの大半は、ユーザーに焦点を絞っているため、ドメインの専門性を考慮して、Googleが高くランク付けしたのかもしれない。 4位以降は、ドメイン/ページのオーソリティとランキングの位置の間には、割とスタンダードな相関関係が存在する。

    Hubspot、Entrepreneur、KISSmetrics、そして、ConversionXLは、ビジネス & オンラインマーケティングに関連する広範なトピックを取り上げており、順位はほぼ定期的に変動している可能性が高い。私のサイト(ConversionXL)のデータが、この点を証明している。

    clv_rank_track

    Customer Lifetime Valueに関する記事に対して、リンク構築を行い、さらに、より「ビギナー向け」の内容に変えたら(サイトの滞在時間が短く、直帰率が高いため)、やがて、3位か4位に近づくことが出来るのではないかと考えた。

    先程紹介したTwitterの手法を用いて構築した関係を活かせば、この目標を達成するのは、それほど難しくはないはずだ。

     

     

    リッチスニペットを加えて、混雑したSERPでのビジビリティを改善する

    SERPに表示されるタイトルタグとメタタグに加え、画像、著者、動画、イベント、商品等の視覚的なアイテム(総じて、リッチスニペット)も存在する。

    リッチスニペットは、検索結果に情報を「少し」加えることで、信頼性を高め、通常、CTRを – 30%以上 – アップさせる効果がある。

     

    リッチスニペットの実装

    Implementing Rich Snippets

    画像ソース

    リッチスニペットを動かす3つのステップを挙げていく:

    1. マークアップのフォーマットを選ぶ

      Googleは、microdataの利用を薦めているが、3つのタイプの構造化データの全てに対応している:microdatamicroformatsRDFa

    実装を支援するため、Googleは、構造化データマークアップ支援ツールを用意している。

    オーサーの写真 & レビューに加え、動画コンテンツのマークアップもGoogleは認識する。詳細はこのページで確認してもらいたい。適切に設定されている点、実際に動いている点を確認する際は、Googleの構造化データテストツールを利用すると良い。

    正直に言うと、構造化データの実装は、最初、戸惑うことが多い。困ったら、Moz が、マイクロデータとリッチスニペットの効果を実証する視覚的なガイドを作成しているので、ここで確認しよう。

    ConversionXLは、Yoast SEO & Video SEOを使って、動画のサムネイルを検索結果に掲載している。今後、動画のサムネイルを使って、動画コンテンツのCTRへのインパクトをテストしていくつもりだ。

    video serp

    注記: Googleは、リッチスニペットスパムの取り締まりを始めている。また、全てのランキングにリッチスニペットが含まれるわけではない。しかし、有益な方法で実装すれば、自然なトラフィック経由のクリックを改善する上で役に立つ。

     

    読んでもらいたい記事:

     

    結論 — 獲得戦略の最適化

    随分と長い記事になってしまったが、データを使って、トラフィック獲得戦略を行う取り組みは、他にもまだまだある。

    Facebookのウォール、または、Twitterのストリームに適当にアイテムを投稿しているだけなら、もしくは、記事を闇雲に配信し、検索エンジンからトラフィックが送られてくることを願っているだけなら、考えを改めてもらいたい。

    腰を落ち着け、データを分析し、改善することが可能な場所を確認しよう。

    アクセスしてもらえないなら、買ってもらえるわけがない。

    メインの画像


    この記事は、ConversionXLに掲載された「Adopting A Data Driven Approach To Increase Website Traffic」を翻訳した内容です。

    余りに盛りだくさんな内容の記事ですが、軽く一読した後、気になった所やチャンネル、手法の部分を読み直すだけでも新たな学びがありそうです。グロースハックという言葉も流行っていますが、ウェブで成果を上げようと思ったら地道にデータドリブンに改善を続けるしかないですよね。きっとあなたのサイト、ウェブマーケティングでもできることはまだまだあるはず?この記事がその手助けとなれば幸いです。 — SEO Japan

    Google の検索結果に、誰もが表示できるウェブサイトを

    閲覧しようとしたページが自分の端末に対応していないという状況は、ウェブ ユーザーによくある悩ましい問題です。時には、まったく何もないページや大部分が欠けたページが表示されます。

    Google は、本日より日本でも、端末が対応していない技術が使われていると思われるページを検出した際には、モバイルの検索結果上にその旨を表示(英語)するようになりました。たとえば、Adobe Flash は、iOS や Android 4.1 以降を搭載したスマートフォンでは表示できません。このような端末では、大部分が Flash であるようなページは、モバイルの検索結果上で以下のように表示されます。


    現在使われている様々な端末に対応したウェブサイトの開発方法


    ところで、現在使われているすべての端末に対応したウェブサイトを開発することは難しくありません。HTML5  を使いましょう。HTML5 は、どのような端末でも表示されますし、HTML5 しか使えない端末さえあるからです。そこで、好きな種類のファイルをどのような端末でも表示できるようなサイトを作る一助になればとの思いから、最近、Google は次の 2 つのページを公開いたしました。
    • Web Fundamentals (英語): ウェブサイト作成のベスト プラクティスを集めた用例集。
    • Web Starter Kit (英語):  Web Fundamentals の用例を応用して、ウェブサイトを一から作るためのフレームワーク。
    Web Fundamentals に書かれた適切な作り方に従うことで、Google が推奨している、検索に適したレスポンシブ デザイン(英語)であるサイトを作ることができます。この際、Googlebot がサイトのすべてのサブ リソース(CSS、Javascript、画像ファイル等)にアクセスできるよう robots.txt などの設定をしてください。すべてのサブ リソースにアクセスできることで、Google のアルゴリズムは、ページがレスポンシブ デザインであることを検出しやすくなり、ひいては適切に評価することができます。また、ウェブマスター ツールには、インデックスに登録するアルゴリズムがどのようにウェブサイトを認識しているかを調べるための Fetch as Google という機能があります。

    ご不明な点がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

    3分で分かるナレッジグラフ講座

    進化し続けるGoogle、パンダアップデート等、最新のアルゴリズムを的確に稼働させるのに欠かせないのがナレッジグラフ。言葉は知っていても内容は余り理解していない人も多いと思われるこのナレッジグラフ、サーチエンジンランドができるだけ簡単に解説してみた記事を紹介します。これであなたもナレッジグラフを語れるようになる?! — SEO Japan

    knowledge-graph-brain-ss-1920

    検索は変わり続けている — そして、変化のペースは早まる一方である。徐々に、検索結果の自然な要素は姿を消し、その代わりに、ナレッジグラフの情報が登場している。

    しかし、文書(ウェブページ)の検索から、データ(ナレッジグラフ)の検索への移行は、まだ始まったばかりである。

    ここで、Googleの使命を思い出してもらいたい:

    Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。

    この使命を果たすため、ナレッジグラフが構築された。ナレッジグラフには、エンティティ、そして、別のエンティティとの関係に関する情報が含まれており、Googleは、キーワードの文字列としてではなく、明確なエンティティとして、検索クエリを認識することが出来る力を持つ。キーワードベースの検索から、エンティティベースの検索にさらに移行するようになると、サイト内のデータの質が生命線となる。

    つまり、未来の検索結果で、サイトを見つけてもらえるようにするためには、ウェブページ上に存在するエンティティを検索エンジンに理解してもらう必要があるのだ。

    検索エンジンのテクノロジーは、2つの形式で、コンテンツからエンティティの情報を抽出することが出来る — 1つは、(構造化データマークアップを使って)明示的な形式で、そして、もう1つは、(自然言語を用いて)黙示的な形式である。

    Extractingentitiesfromwebpage

    明示的 vs 黙示的

    明示的 vs 黙示的

    検索エンジンが、ウェブページ上の構造化データマークアップを吸収することによって、セマンティックウェブテクノロジーが用いられ、明示的なエンティティの取得が行われる。

    黙示的なエンティティとは、エンティティの情報が、ウェブページのテキストから引き出され、もしくは、推測されるケースを指す。このエンティティを取得するために、通常、NLP(自然言語処理)等の確率アルゴリズムや同様の情報検索の手法が用いられる。

    (ウェブページ上の明示的なエンティティと黙示的なエンティティの双方を特定する際に役に立つツールをリストアップしているので、興味がある方は、前回の投稿を確認してもらいたい)。

    重要: 黙示的なエンティティと明示的なエンティティの双方が、同じシグナルを送る必要がある — つまり同じトピックであり、検索エンジンに送るトピックに関するポジティブなシグナルを強化する。

    ナレッジグラフを拡大するschema.org

    「ナレッジグラフに取り上げてもらう」ことに懸念を抱いているなら、schema.orgの構造化データマークアップをウェブページに配置することが不可欠である。

    schema.orgは、HTMLの文書内に含まれる、様々な構造化データマークアップschemaを提供する。この構造化データマークアップがあると、検索エンジンは、エンティティを特定し、エンティティ間の関係を決めることが可能になり、その結果、質が高く、豊かで、より有益な検索結果が導き出されるようになる。

    chemadefinesrelationships

    schema.orgはエンティティの関係を明確にする(その他にも様々なメリットを持つ)

    つまり、あるトピックにおいて、情報源として信頼され、適切な構造化データマークアップでページをマークアップすると、「ナレッジグラフ入り」の確率は高まる。続いて、schema.orgとJSON-LDを用いて、イベントをGoogleのナレッジグラフに登録する方法の例を紹介する。

    イベントをナレッジグラフに送り込むには

    注記: これから紹介する手順/例は、Google I/OのチュートリアルGoogle I/O(視聴したい方はここをクリック)、そして、Google I/O 2014の「Cayley」講座のスクリーンショットを参考にしている。

    先程申し上げた通り、エンティティを理解すると、Googleが世界の「物事」、そして、ユーザーが検索する対象を理解する上で役に立つ。ナレッジグラフは、Wikipedia、Freebase、Google Map、FDA等、信頼の置ける情報源を活用している。

    イベントに関しては、最高で、最も信頼の置ける情報源は、イベントの主催者である。従って、イベントの主催者の公式サイトから信頼の置ける答えを結果ページに表示させる動機を検索エンジンは持っていることになる。

    下のイラストでも紹介されているように、「Keith Urban」のナレッジグラフの結果には、今後行われるショーのリストが掲載されている。検索エンジンは、公式サイトの構造化データを吸収し、この情報は、直接、ナレッジグラフに保存されている。

    structured-data-keith-urban

    イベントの主催者には、イベントを自分のものにして、ウェブサイトをマークアップすることが求められている。ウェブをクロールする際、Googleは、マークアップを読み、ユーザーが当該の情報を検索している場合、結果を表示する。

    ご覧のように、ナレッジグラフは、イベントに関する多くの情報、そして、結果を用いる。このケースでは、とりわけ、ナレッジグラフは、次のアイテムを活用する:

    • SERP内のナレッジグラフのエントリ
    • Google Mapのイベントのリスティング
    • Google Nowの通知

    structured-data-events

    schema.orgは、Googleはもちろんのこと、Yandex、Yahoo!、Microsoftの主要な検索エンジンにサポートされており、このタイプの情報を記述するための語彙/オントロジーとして最適である。

    イベントのリスティングをマークアップするために用いるシンタックスに関しては、マイクロデータ、あるいは、JSON-LDのいずれかを好みに応じて選ぶと良い。利用するシンタックスを選び、継続して使う必要がある(個人的な意見ではあるが、JSON-LDの方が簡単だと思う)。シンタックスを選んだら、ウェブページ全体で(そして、マークアップする情報の種類によっては、ウェブサイト全体で)同じものを活用しよう。

    microdatajsonldevents

    schema.orgのタイプ MusicEventのマイクロデータ(左)とJSON-LD(右)

    イベントのタイプにおいては、出来るだけ具体的なサブタイプ、例えば「SportsEvent」を忘れずに利用してもらいたい。具体的なイベントのサブタイプに対して、home teamやaway team等の有益な属性を加えることが出来る。下の例では、Keith Urbanのウェブサイトは、「MusicEvent」をイベントのタイプとして利用している。

    JSONLDplacedonOfficialsite

    アーティストの公式サイトに記述されたJSON-LD

    「offer」の情報に対して、チケットを販売する業者のウェブページのURLを加えている。すると、Googleは、チケット販売サイトを訪れ、当該の情報をチェックする。 それでは、ウェブページをマークアップする方法の例を掲載する。

    jsonldforofficialticketorsite

    公式のチケット販売サイトに対するJSON-LD

    このように、「offer」は、価格の情報、有効な日付、チケットの有無(InStock)、そして、チケットを販売するウェブサイトと共にマークアップされている。

    マークアップを記述したら、次に有効かどうかを確認する。GoogleのEvents Markup Testerページで確認することが可能だ(その他のタイプの構造化データについては、Google 構造化データテストツールをチェックしよう)。

    EventMarkupTester

    GoogleのEvent Markup Tester

    これで、Googleは、公式サイトをクロールし、イベントの公式チケット販売サイトをチェックし、この情報をナレッジグラフに保存するようになる。すると、ユーザーがこのデータを求めている時、検索結果で当該の情報を提供することが可能になる。

    マークアップするべきイベントを主催するなら、楽しみながらマークアップを加えていってもらいたい。イベントとは関係のない業界でサイトを運営していても、このプロセスを理解しておくと、その他の構造化データマークアップの利用と似ているため、後々、役に立つことがあるはずだ。

    モジレツ X、モノゴト O

    エンティティをそのままの状態で、 — つまり、Googleも言っているように、文字列ではなく、物事として、考えることを薦める。未来の検索は、「キーワード」ベースのアイデアから距離を取り、「キーワードの密度」の居場所はない。先日、Google Research ブログに投稿された記事から、重要な箇所をピックアップしたので、読んでもらいたい:

    ナレッジグラフでは、キーワードではなく、エンティティ、そして、関係を重視します。「バスケットボール」は、単なる文字列ではなく、私達が既に良く知っているアイテムに言及しています。エンティティに関する背景の情報は、重要なエンティティを判断する上で役に立つのです。バスケットボールの記事の作者は、読者が一般的な常識を持ち、また、スポーツに関する知識も多少持っていると推測します。背景の知識を用いることで、Googleは、WNBAが、一度しか現れていなくても、ベッキー・ハモンの記事の中で、重要なエンティティである予想することが可能になるのです。

    ダン・グリック – リサーチサイエンティスト & デイブ・オー – プロダクトマネジャー

    要するに、セマンティックテクノロジーは、さらに改善されており、コンセプトを1度だけ言及すれば、検索エンジンが残りを推測してくれるのだ。従って、検索エンジンの、黙示的なエンティティを特定する力がアップするにつれ、自然言語は、ますます欠かせない存在になっていく。キーワードスタッフィングは、既に過去の遺物になったと言える。

    重要なポイント

    ナレッジグラフのために、ウェブページを最適化する上で出来ることは沢山ある。今回の投稿で説明した私の戦略をまとめておく:

    • 狙いを絞るエンティティを特定する。
    • オーディエンスが関心を持つトピックを決定する。
    • 当該のトピックを取り上げいることを、構造化データマークアップを使って、検索エンジンに力強いシグナルを送る(明示的なエンティティ)。
    • 情報を裏付け、サイトに配置するコンテンツを使って、シグナルを強化する(黙示的なエンティティ)。
    • エンティティはキーワードではないので、キーワード扱いするべきではない。適切なコンテキストなら、例えほとんど言及していなくても、強力なシグナルになり得る。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Demystifying The Google Knowledge Graph」を翻訳した内容です。

    3分で読めるかはともかく、短い記事ながらポイントが押さえられた良い記事だったと思います。モジレツ X モノゴト ○ という括りはわかりやすかったですね。 — SEO Japan

    パンダアップデート4.1でダメージを受けたのはゲームと歌詞サイト

    ペンギンアップデートの更新も目前と噂される中、先日のパンダアップデートで特に影響を受けたサイトの傾向が判明したようなのでメモ程度にご紹介します。 — SEO Japan

    google-sad-panda-ss-1920

    先週、Googleは、パンダ 4.1をリリースした。このプロセスは、今週も継続されているが、SearchMetricsによると、早くも勝者と敗者が出始めているようだ。

    パンダ 4.1で最も優遇されたのは、ニュース、コンテンツ、ダウンロードポータルの分野のサイトであった。一方、最も嫌われてしまったのは、ゲーム、歌詞、そして、一部の医療関連のコンテンツの分野に属するサイトだ。

    例えば、medterms.comは、SEO ビジビリティの40%を失った(286,956から172,836へ)。パンダから過去に何度も攻撃を受けてきたehow.comもまた、大きなダメージを負った。また、身近なブランド、hallmark.comもパンダに嫌われてしまったようだ。office365.comやhubpages.com等の著名なサイトも被害を受けていたものの、新しいURLに移行しており、SEO ビジビリティが減少した理由が、パンダ 4.1とは関係がない可能性がある。

    SearchMetricsの創設者、マーカス・トバーは次のように指摘している:

    パンダ 4.1は、以前のアップデートと連動している。ゲームや歌詞のポータルサイト、そして、医療の問題やコンテンツに関連するウェブサイトが、特にネガティブな影響を受けていた — 要するに、(同じことを何度も繰り返すが)薄っぺらいコンテンツを持つページが、パンダの攻撃を受けている。独自の、適切なコンテンツを提供しないアグリゲーションサイトはパンダに狙われていると言える。

    Googleにとって、現在、下位に沈んでいるサイト(つまり、アグリゲーションサイト)をユーザーに紹介するのは、理にかなっていないのだろう。この点は、パンダ 4.0で既に判明しており、4.1においても当てはまる。

    パンダの最新版の詳細は、この記事で確認しよう。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Are Games & Lyrics Sites Google Panda 4.1′s Biggest Losers?」を翻訳した内容です。

    基本的にはコンテンツ量産系のサイトにダメージがあったということですかね。コンテンツマーケティング、地道に継続的に取り組んでいくしか生き残る道はなさそうです。。。 — SEO Japan

    日本人のハロウィンの楽しみ方をまとめたインフォグラフィック

    日本でも季節のイベントとして定着しつつあるハロウィンですが、実際のところ、どのくらいの人たちがハロウィンを理解して楽しんでいるのでしょうか?楽天市場が公開した、「日本人のハロウィン事情2014」というインフォグラフィックをご紹介します。 — SEO Japan

    ハロウィンで仮装する理由を知らない人が多い?
    ※画像をクリックすると楽天市場のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

    「首都圏にお住まいで過去5年以内にハロウィンを楽しんだことのある方」450人を対象にアンケート調査を行ったところ、ハロウィンの楽しみ方として、やはり多くの人が「仮装する」(42.7%)や「イベント参加」(31.6%)と回答しています。また、子供に仮装させたいという親も多く、仮装させたい衣装としては「ディズニーキャラクター」が最も人気でした。 “仮装してイベントに参加する”ことが、日本人のハロウィンの楽しみ方として定着してきているようです。一方、調査対象が「過去にハロウィンを楽しんだことのある方」にもかかわらず、ハロウィンで仮装する理由を「知っている」と回答した人はわずか48.9%。宗教的な背景より一種のお祭りとしてのイメージが先行しているようです。

    その他、インフォグラフィックでは、「今年してみたい仮装」や「衣装はどこで買う?」、「ハロウィンの予算は?」などの気になる情報がチェックできます。

    【楽天市場】ハロウィン特集2014|数字でみる!日本のハロウィン事情

    今年はディズニー映画の「アナ雪」や「マレフィセント」のヒットで、アナやエルサ、アンジェリーナ・ジョリーのマレフィセントなどのディズニーキャラクターに扮した人たちを多く見かけそうですね。今年のハロウィン、あなたはどんな仮装をして楽しみたいですか?– SEO Japan

    【リサーチ】老後は不安だけど・・・老後に備えて資産運用している人はたった3割!?

    今年6月、厚生労働省は、30年後には年金給付額が2割減になってしまうという見通しを公表。多くの人が、将来年金はどのくらいもらえるのか、年金だけでやっていけるのか、など老後の生活に対して不安を感じているのではないでしょうか。そこで、弊社がリサーチをお手伝いさせて頂いた「老後の資産運用に関するアンケート結果」をご紹介します。 — SEO Japan

    20代〜50代の9割以上が年金に不安

    全国20代~50代の男女400名を対象に「年金への不安はありますか?」と聞いたところ、全体の9割以上が「ある」「どちらかというとある」と回答。やはり、大半の人が年金への不安を感じていることがわかりました。

    老後に備えて資産運用している人は、全体の約3割

    では、不安を解消するために、老後のための資産運用をしている人はどれくらいいるのでしょうか?
    世代別に見ると、20代~40代では、老後に備えて今から資産運用を「していない」人の割合が7割以上で、50代でも6割以上との結果になっています。全体的に、老後の生活に不安は感じているけど、実際に老後に備えて資産運用している人はわずか3割でした。不安だけど、何をしたらいいかわからない・・という人も多いのかもしれません。

    老後に備えた資産運用、何をすればいいの?
    実際に老後に備えて資産運用している3割の人たちは、どんな資産運用を始めているのでしょうか?
    半数以上は「株式投資」、3割は「投資信託」を利用しているようです。その他、「財形年金貯蓄」「FX」「外貨預金」は全体の1割強、「債券投資」「不動産投資」「金投資」は全体の1割弱の人たちが利用していました。

    より詳細な調査結果は【Harmoney.jp】「老後のお金に不安が・・・」でも、老後に備えて資金運用している人はたった3割!みんなの老後対策って?のページをご覧ください。

    できるだけ早く取り組んだほうがいいことはわかっていても、ついつい考えるのが億劫になってしまう老後のこと。まだまだ先の話だから・・・と先延ばししてしまっている20代30代も多いはず。しかし、備えあれば憂いなし!老後に備えた資産運用について真剣に考えてみませんか?– SEO Japan