「ブラック・ウィドウ」と「クルエラ」がDisney+でプレミアアクセス公開決定

Disney(ディズニー)は、Premier Accessによるストリーミング戦略を支持し、劇場映画がすぐには元に戻らないことを暗に認めているかのように、「Black Widow(ブラック・ウィドウ)」「Cruella(クルエラ)」を劇場公開と同時にDisney+で配信することを発表した。

つまりDisney+の加入者は、5月28日に自宅で実写リメイク版となる「クルエラ」を見るために、1回限りとなる追加の29.99ドル(約3300円)を支払うか、あるいは7月9日に「ブラック・ウィドウ」を観るために同じことをするかを選ぶことになる(これらの映画は後に、Disney+のすべての加入者が追加料金なしで視聴できるようになる)。

ディズニーはこの戦略を2020年秋の実写版「Mulan(ムーラン)」や、2021年3月初めのアニメ作品「Raya and the Last Dragon(ラーヤと龍の王国)」の公開時に初めて試した。同社はPixarの「Soul(ソウルフル・ワールド)」など他の映画も追加料金なしでDisney+に直接公開しており、6月18日には同社の「Luca(あの夏のルカ)」も同様に公開するとしている。

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ディズニーの他の大型作品も何度も延期されており、例えば「ブラック・ウィドウ」は元々。2020年5月1日に公開されるはずだったが、Marvel Studios(マーベル・スタジオ)のトップであるKevin Feige(ケヴィン・ファイギ)が、同作品のDisney+への直接配信を拒否したと伝えられている。(新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、マーベル・スタジオが公開する映画はこれが初めてとなる)。

しかし、ディズニーの経営陣は長く待つことをいとわないのかもしれない。また、マーベルの映画やDisney+の新番組は相互に関連していることが多いため、1つのリリースを遅らせるためには、同時に他の複数の作品も遅らせる必要がある。

ワクチン接種が進み、新型コロナウイルスの感染者数がピーク時より減少する中、映画館はロサンゼルスやニューヨークなどの主要市場で営業を再開しているが、収容人数は減少しており興行成績はパンデミック以前の水準を大きく下回っている

このような不確実性(および一般的なストリーミングへの移行)に直面して、ハリウッドの他のスタジオは2021年の劇場公開予定作品について、さまざまなハイブリッド戦略を採用している。Warner Bros.(ワーナー・ブラザース)は2021年はHBO Maxで全作品を同時公開し、またParamount(パラマウント)は劇場公開の30日から45日後にParamount+で作品を配信する予定だ。

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画像クレジット:Disney

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(文:Anthony Ha、翻訳:塚本直樹 / Twitter

Instagramに最大4人で一緒にライブ放送できる新機能「Live Rooms」登場

Instagram(インスタグラム)は米国3月1日「Live Rooms」というリクエストの多かった機能をアプリに加えると発表した。この機能では、最大4人が一緒にライブ放送できる。以前はFacebook Liveと同様、ユーザーは自分以外の1人とのみライブストリームができた。ライブトーク番組、拡張Q&A、インタビュー、ミュージシャン向けのジャムセッション、ライブショッピング体験などのようなものを可能にするために、Live Roomsが生放送という形式でよりクリエイティブなチャンスを提供できれば、とInstagramは話す。

これまでよりも多くの人と一緒にライブストリームできるようになったことに加え、Instagramはこの新機能がいかにクリエイターがお金を稼ぐことをサポートできるかについても売り込んでいる。2020年、新型コロナウイルス危機の初期に、Instagramはファンがお気に入りのクリエイターをライブビデオ中にサポートできる方法としてバッジを導入した。購入するとバッジはライブビデオを通してファンの名前の横に表示され、これによりファンはコメントで目立つことになり、またクリエイターのバッジ所有者のリストに自分の名前が掲載されたりスペシャルハートへアクセスできたりといった特別な機能が利用できるようになる。

バッジは2020年秋、より広範に利用できるようになり、価格設定は0.99ドル(約105円)、1.99ドル(約212円)、4.99ドル(約532円)だ。

Live Roomsではファンはホストをサポートするのにバッジを購入できる他、ショッピングやライブ募金のようなインターラクティブな機能を使うことができる。また、モデレーターコントロールやオーディオ機能など、今後数カ月以内に展開される予定のツールも現在開発中だと同社は話す。

Live Roomsを使うには、まず左にスワイプし、Liveカメラオプションを選ぶ。それからRoomに名前を付けて、ゲストを追加するのにRoomアイコンをタップする。すると、一緒にライブ放送することをリクエストした人のリストが表示され、他のゲストを探して加えることもできる。

画像クレジット:Instagram

Live Roomを開始すると、ゲストが追加される間も自身はスクリーンのトップに居続ける。ゲストの追加は好みに応じてまとめて同時に、あるいは個々に行える。なのでファンの参加を継続させるためにライブストリームに「サプライズゲスト」を加えることも可能だ。

ライブストリームにこれまでよりも多くのゲストを加えられるのは、クリエイターがフォロワーベースを増やすのに役立つ。自身のフォロワーに加えてゲストのフォロワーにもLive Roomを告知することができるからだ。

安全のため、Live Room参加者によってブロックされたことのある人はライブストリームに参加するためのアクセスはもらえない。加えて、Instagramのコミュニティガイドライン違反によってライブアクセスが取り消されたことがあるゲストもLive Roomに参加できない。

ライブ放送の間、ホストはレポートやコメントのブロック、全視聴者にとっての安全なエクスペリエンスを維持するためのコメントフィルター使用ができる。

ライブ放送はクリエイター、事業主、ブランドがパンデミックの間、フォロワーとつながるのにかなり重要な手段となった。パンデミックではコンサートや番組、授業、会議、ミートアップといった会場でのライブイベントが閉鎖された。クリエイターや事業者がオンラインに移行したのにともない、2月から3月にかけてLiveの視聴者は70%増加した、とInstagramは報告している。

画像クレジット:Instagram

パンデミックが2020年をゆっくりと通り過ぎ、そして2021年に入り、実際に顔を合わせるつながりの欠如は他の機会や新たなソーシャルネットワークの成長につながった。たとえばライブ音声プラットフォームClubhouseは特にテック系やクリエイティブ系の人々の間で急速に浸透した。そうした人々は今日、ライブ番組やチャットセッション、著名人のインタビューを聴いたりするのにClubhouseを使っている。Twitterは現在、Clubhouseのライバルとなるものを構築中で、報道によるとFacebookも同様だ。

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Clubhouseはかなり異なったエクスペリエンスを提供している一方で、ファンが起業家や創業者、セレブ、マーケット専門家、思想リーダー、インフルエンサーといった著名人たちとつながれるようにしているという広い意味でInstagramと同じ分野のものだ。ユーザーの時間は限られているため、この手のアクティビティがFacebook傘下ではないプラットフォームへ移行するのを目にすることは、Instagramやその親会社にとって懸念されることだろう。

一方、ライブビデオ放送の分野においてはInstagramにはゲームストリーミングサイトTwitch、ライブショッピングアプリその他のものなど、かなりニッチなところにフォーカスしているもの、そしてYouTubeやTikTokが提供しているさまざまな用途に使われるプラットフォームなど数多くの競合するサービスがある(実際、TikTokに関しては4人がライブストリームできるフォーマットが先月発見された)。

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Live RoomsはiOSとAndroidの両方で世界中で展開される、とInstagramは話し、週内には全ユーザーが使えるようになると見込んでいる。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nariko Mizoguchi

3万以上のテレビ番組と映画2500本が楽しめる動画配信サービスParamount+は広告付きで月額約530円

ViacomCBS(バイアコムCBS)の経営陣は米国時間2月24日、投資家イベントをバーチャル開催し、3月4日に開始されるストリーミングサービスParamount+の戦略について説明を行った。同サービスは基本的には、CBS All Accessのリブランド・拡大バージョンだ。

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米国でのサービス開始に加えて、同社幹部は、このサービスは中南米とカナダでも3月4日に利用可能になり、その数週間後には北欧でのローンチ、そして今年中にはオーストラリアでの展開も予定されていると述べた。

Paramount+の料金は、米国では広告付きで月額4.99ドル(約530円、CBSオールアクセスの約640円よりも安い)、または広告なしでスポーツ、ニュース、ライブTVコンテンツを追加して9.99ドル(約1060円)になるという。また、Showtimeなどの同社のプレミアムサブスクリプションとバンドルする計画もある。

そう、さらにもう1つの名前に「+」がついたストリーミングサービスだ。しかし、同社のストリーミング社長兼 CEOであるTom Ryan(トム・ライアン)氏は、調査の結果、パラマウントやCBS だけでなく、Comedy Central、MTV、Nickelodeon(ニコロデオン)など、ViacomCBS のブランドは視聴者によく知られており、新サービスではこれらのブランドが前面に出されると述べている。さらに、ViacomCBSはすでに「13 Reasons Why(13の理由)」「Emily in Paris(エミリー、パリへ行く)」「Jack Ryan(ジャック・ライアン)」など、他のサービスでヒットしたストリーミング番組を数多く制作していることも注目に値する。

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ViacomCBSの幹部はまた、Paramount+はライブニュース、ライブスポーツ、そして(イベント中に繰り返されたフレーズを使うなら)「山のようなエンターテインメント」を独自に組み合わせたサービスになると主張している。また、商品面では4K、HDR、ドルビービジョンでのオリジナル作品を簡単にダウンロードできるサービスを提供するという。

エンターテイメント面では、3万エピソード以上のテレビ番組と2500本以上の映画があるとされている。さらに、Kelsey Grammer(ケルシー・グラマー)氏が役に復帰した「Frasier(そりゃないぜ!? フレイジャー)」の新バージョンや、2022年初頭にShowtimeではなくParamount+でデビューするテレビ番組「Halo(ヘイロー)」などの新番組も加わり、ライブラリーは拡大していくという。同サービスはまた、「Love Story(ある愛の詩)」「Fatal Attraction(危険な情事)」「Flashdance(フラッシュダンス)」のような、さまざまなパラマウント所有作品のリブートをしていく。

また、前身のCBS All Accessと同じように、Paramount+では「Star Trek(スタートレック)」シリーズの番組が放送されることになる。これにはすでに放映されていた「Discovery(ディスカバリー)」「Picard(ピカード)」「Lower Decks(ローワー・デッキ)」だけでなく、新シリーズ「Strange New Worlds」や、子供向けアニメ「Prodigy」が含まれる。

映画サイドでは、パラマウントのCEOであるJim Gianopulos(ジム・ジャイアノプロス)氏は、同社は劇場公開モデルを今でも重視しているが、2021年に公開されるいくつかの作品(「A Quiet Place Part 2(クワイエット・プレイス 破られた沈黙)」、「Paw Patrol(パウ・パトロール)」の第1作、「Mission Impossible 7(ミッション:インポッシブル7)」など)を、劇場公開から30〜45日後にParamount+で加速的に配信する予定だと述べた(HBO Maxは2021年、Warner Bros.(ワーナー・ブラザース)の映画を劇場公開と同時に配信する予定だとのことなので、HBO Maxほど積極的ではない戦略といえる)。また、「Paranormal Activity(パラノーマル・アクティビティ)」と「Pet Sematary(ペット・セメタリー)」のリブートを皮切りに、新作で直接ストリーミング公開される映画も出てくるという。

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(文:Anthony Ha、翻訳:Dragonfly)

DisneyとDiscoveryの元幹部が「ストリーミングサービスのClassPass」Struumを今春ローンチ

Disney(ディズニー)とDiscovery(ディスカバリー)の元幹部たちが手を組み、今春、Struum(ストゥルーム)と呼ばれる新しいストリーミングサービスを立ち上げる。これは、ClassPass(クラスパス)モデルをストリーミングの分野に適用することを狙っている。つまり、ストゥルームの計画は、小規模な動画配信サービスからコンテンツを集め、独自のサブスクリプションで提供するというものだ。

ストゥルームのアイデアは、創業者のLauren DeVillier(ローレン・デヴィリアー)氏(Discovery Ventures(ディスカバリーベンチャーズ)の元プロダクト責任者)、Eugene Liew(ユジーン・リュー)氏(Disney+(ディズニープラス)の元プロダクト・テクノロジー担当副社長)、Paul Pastor(ポール・パスター)氏(Discovery Networks(ディスカバリーネットワークス)の元戦略・収益・オペレーション担当執行副社長)、そしてThomas Wadsworth(トーマス・ワズワース)氏(Walt Disney Imagineering(ウォルト・ディズニー・イマジニアリング)の元先進プロダクト開発責任者)によって生み出された。

このサービスは、ディズニーの元CEO、Michael Eisner(マイケル・アイズナー)氏から同氏の投資会社Tornante Company(トルナンテ・カンパニー)を通じて支援を受けている。また、動画サービスの運用技術を提供するFirstlight Media(ファーストライトメディア)も、この新しい取り組みに投資し協力している。3番目の投資会社、Gaingels(ゲインジェルズ)はLGBTQ+の創業者や支持者の支援に力を入れている企業だ。

2020年のNielsen(ニールセン)のデータによると、現在、ストリーミング動画配信の分野は、Netflix(ネットフリックス)、Hulu(フールー)、Amazon Prime(アマゾンプライム)、Apple TV+(アップル・ティーヴィープラス)、YouTube(ユーチューブ)、HBO Max(エイチビーオー・マックス)、ディズニープラスなどの大規模なサブスクリプション企業で合計75%のシェアを占めており、市場は飽和状態にある。それにもかかわらず、ストゥルームのチームは、同社のサービスには可能性があると考えている。

ストゥルームは、まだ250を超えるニッチなサービスや専門サービスから成るロングテールが存在するため、コンテンツライブラリを成長させ、同社のパートナーが潜在的な顧客とつながれるよう支援できると主張する。

しかし、それを実現するためのモデルは、クラスパスサービス(地元のジムやスタジオのフィットネスクラスを試すことができる仕組み)に大きくインスパイアされており、ストリーミングビジネスとしてはユニークなものだ。

「私はクラスパスのヘビーユーザーで、このモデルがとても気に入っています。そして、このモデルを使って、この集約型のサービスを提供するというアイデアについていろいろ考え始めました」とデヴィリアー氏は説明する。同氏が言う「スペースと表現方法を見つけようとしている」ストリーマーという、十分なサービスが提供されていない市場に対応するための方法について、この創業者たちは話し合っていた。

ストゥルームは、ストゥルームのアプリでさまざまなサービスを提供し、利用者には月額でサブスクリプション料金を請求することで運営する。しかし、アプリ内でコンテンツが使い放題になるのではなく、クラスパスとジムの提携の仕組みと同じように、利用者にはコンテンツの試用や利用に使うことができる「クレジット」が一定数与えられる。

そして利用者が、あるサービスのコンテンツに日常的にアクセスしていることをストゥルームが把握した場合、そのサービスから直接コンテンツを利用するよう提案する。利用者は、ストゥルームアプリ内から直接そのサービスに加入することも選択できる。

つまりストゥルームは、パートナーのコンテンツをホスティングするだけでなく、パートナーの顧客獲得エンジンとしても機能する。

利用者にとっては、特定の番組や映画を見るためだけに、さまざまなサービスに加入して退会するといったことを繰り返す必要がなくなる。また、コンテンツプロバイダーにとっては、独自のスタンドアロンのサブスクリプションアプリを立ち上げなくても、視聴者を獲得することができる。

ストゥルームは、サブスクリプションから収益を得て、コンテンツパートナーと共有する。パートナーには、パスター氏が「意欲的なティアワン」と表現するブランドが含まれるだろう。それは現在、新しいストリーミング視聴者を探している従来の有料テレビ業界のプロバイダーかもしれない。また、バーティカルメディアブランドや、現在は広告付き動画配信(AVOD)サービスを運営しているが、サブスクリプション型動画配信市場に参入したいと考えている企業も含まれる可能性がある。

画像クレジット:Struum

同社は既に、まだ名前を挙げていない30程度のストリーミングパートナーと契約を結んでいて、その結果、現在2万を超えるテレビシリーズ、映画、短編映画を確保した。これらのコンテンツは、Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)アーキテクチャ上で動作する、ファーストライトメディアと共同で構築されたプラットフォーム上で提供される予定だ。

このスタートアップの共同創業者たちは、ストゥルームの準備にそれほど長く携わってきたわけではなく、2020年の初頭、米国で新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが始まる直前にチームを結成したに過ぎない。外出を控える大勢の人々が自宅で楽しく過ごせるように動画サービスを利用したため、パンデミックによって必然的にストリーミング市場の成長が加速した。このおかげで、ストゥルームは、スタートアップの立ち上げまでの時間を短縮できた。

「Zoom(ズーム)を介して会話をすることで、投資家やコンテンツパートナー、タレントなど、24時間から48時間程度で人を紹介してもらうことができ、プレゼンを行うために国内を飛び回ったりロサンゼルスの街中を車で移動したりする必要がありませんでした。そういう意味では、かなりスムーズに事業を加速させることができました」とパスター氏は語る。

ストゥルームは、リモートワークが一般的になったことで、拠点のロサンゼルス以外の場所でも人材を採用できるようになった。現在10人のチームには、米国の他の地域はもちろん英国にもスタッフがいて、近い将来、パンデミックが終わっても、遠隔地に分散したオペレーションを継続することを目指している。

ストゥルームは、数百もの小規模なサービスに散らばって配信されている未利用のコンテンツが、人目に付かないまま大量に放置されているという、昨今のストリーミング業界の問題を的確に認識している。しかし、この問題に対処するために取っているアプローチ(クラスパスのようなサブスクリプション/クレジットモデルの下でコンテンツを集約すること)が原因で、ストゥルームのサービスはAVODプロバイダーとの競争に引き込まれることになる。利用者はネットフリックスなどのサービスで観たいものを見つけられないときに、ストゥルームやAVODプロバイダーのサービスでコンテンツを探すのである。そして、ここに競争が生まれる。

つまり、ストゥルームが直面している課題は、テレビを見ることに関する習慣を本質的に変えるよう利用者に働きかける必要があるということだ。

「現在、こうした習慣はたいてい、まずネットフリックスをチェックして、次にアマゾンをチェックするといったものでしょう」とパスター氏は説明する。「そして利用者は、家族向け番組、またはより大人向けのコンテンツを見たいかによって、第3の選択肢としてディズニープラスやエイチビーオー・マックスでコンテンツを探します」と同氏は続ける。

「目指しているのは、これらの要素を集約し、ストゥルームが3番目か4番目の選択肢となることです。ストゥルームでは、1つのサブスクリプションを管理するだけで他のサービスをすべてチェックできるのです」とパスター氏は付け加えた。

ストゥルームは立ち上げ後、集約モデルの別のメリットである顧客データを迅速に活用して、コンテンツライブラリを最適化し、将来のパートナーシップの指針とすることを計画している。

「非常に戦略的な背景から形成されたアプローチを取ってきました。利用者の声に耳を傾けるという指針にも従っています。それはディスカバリーやディズニーのブランドの歴史にも通じるものであり、すぐ目先の重点課題でもあります」とパスター氏は語る。

ストゥルームは春にウェブ、モバイル、テレビのプラットフォームに対応したサービスを開始する予定だ。また、グローバルな展開も、その先に見据えている。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Dragonfly)

トッド・ラングレンがバーチャルだが「地域限定」のツアーを間もなくスタート

バーチャルコンサートツアーというアイデアは、新型コロナウイルス感染症のために考えられたように思えるが、ミュージシャンのTodd Rundgren(トッド・ラングレン)氏は、実は何年も前からこのようなことを考えていたという。

ラングレン氏は、ハリケーンや気候変動によって悪化した「崩壊しつつある」空の旅というシステムに不満を感じていたと筆者に語った。「どこかに座わったまま、次のコンサート会場に行けない」ことが増え、オーディエンスにリーチするためには「他の方法を想像し始める」必要があると、彼はすでに確信していたのだ。

だが、新型コロナウイルス感染流行がきっかけとなり、ラングレン氏は米国時間2月14日から始まるClearly Human Tour(クリアリー・ヒューマン・ツアー)で、ついにこれを実現させることに決めた。彼は従来のようなツアーを計画していたが、コロナ禍の影響で日程の延期が続いていた。そしてついに彼は主催者に言った。「やらせてくれ。2年間もツアーをしないでいるわけにはいかないんだ」と。

ラングレン氏と彼のバンドは、実際にはすべてシカゴで演奏する。そこで彼のキャリアの中からこれまで発表してきた曲と、アルバム 「Nearly Human(ニアリー・ヒューマン)」の全収録曲を演奏する予定だ。しかし、バーチャルなツアーは2月14日のバッファローから始まり、3月22日のシアトルで終了するまで、全米25都市で行われる。

「1回のショーを行って、それをすべての人々に披露する」よりも、その方が魅力的だと思った、とラングレン氏は語る。

「人々はこの特定のイベントのために何週間も何カ月も前から計画を立て、ショーはそれぞれの都市または特定の地域にいる人々だけを楽しませる」と、彼は語る。「これは何よりも社交的なイベントであり、我々はそれを地域を限定して行おうとしているのです」。

ライブはすべて現地のタイムゾーンに合わせて午後8時に始まる。また、バンドもそれに気分を合わせるために「自己催眠」を試みるつもりだと、ラングレン氏はいう。「ライブ会場のすべての壁は、その街のポスターやスポーツチームの記念品で飾りつけ、我々はその地域で馴染み深い食べ物を取り寄せて食べるのです」。

その他にも、地元のファンとバーチャルで挨拶や交流を交わしたり、ライブ会場内にはビデオスクリーンを設置してバーチャルオーディエンスを映すなどの工夫が施されるという(そのための限られた枚数のチケットが販売される。ただし、もちろん参加者はその時、シカゴにいる必要がある)。

このコンサートには、ジオフェンス(地理的な境界線)が設定されることになる。このアプローチは進化してきたとラングレン氏は語っているが、それはバッファローのコンサートをバッファローの参加者に限定するというよりも、ラングレン氏の契約上の義務に基づいて地理的な制限を強いるということだ。または彼がいうように「観客を囲い込むというよりも、入れないようにするためのもの」ということになる。

画像クレジット:Todd Rundgren

ラングレン氏は、ミュージシャンのCisco Adler(シスコ・アドラー)氏とDonavon Frankenreiter(ドノヴァン・フランケンレイター)氏によって設立されたライブストリーミングコンサートのスタートアップ、NoCapのサポートを受けてこのツアーを開催する。NoCapは設立されてまだ1年も経っていないものの、アドラー氏によれば、最初のショーで販売したチケットは700枚だったが、「今では3万、4万、5万枚のチケット」を販売しているという。そして同氏は、このコロナ禍が終息した後も、バーチャルコンサートがなくなることはないだろうと予測している。

「5年に1度しかミュージシャンが来られないような、十分なサービスを受けていない市場があるはずです」と、彼はいう。「将来的には現実のコンサートとバーチャルのハイブリッドになるでしょう」。

結局のところ、スポーツのテレビ中継は、スポーツを「より大きく、よりグローバルに」するだけだったと彼は指摘する。同様に、アドラー氏がコンサートのライブストリーミングについて考えていたとき、「私が思ったのは、どうやってBand Aid(バンドエイド)を作り、このギャップを埋めてみんなを助けようか?ということではありませんでした。それよりも、今、音楽にできることの向こう側へ続く架け橋を作るためにはどうすればいいか?ということでした」。

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画像クレジット:Lynn Goldsmith

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(文:Anthony Ha、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

動画配信サービスCBS All Accessの後継Paramount+が米国・カナダ・中南米で2021年3月4日開始

2020年、ViacomCBS(バイアコムCBS)は、2019年のViacomとCBSの合併にともなうコンテンツラインナップの拡大をより良く反映させるために、同社のCBS All Access(オールアクセス)ストリーミングサービスが近日中にParamount+としてリブランドされると発表していた。米国時間1月19日、同社は米国でのParamount+のローンチ日を2021年3月4日に決定したと発表した。またラテンアメリカ、カナダ、北欧諸国を含む他の国際市場のローンチ日も公表した。

ラテンアメリカ市場では2021年3月4日にサービスが開始され、カナダでは同時にCBS All AccessからParamount+へとリブランドされる。ただし、カナダでは2021年後半までラインナップが拡充されないという。北欧地域では3月25日にサービスが開始され、その後、オーストラリアでは「2021年半ば」にサービスが開始されるとのこと。

ViacomCBSは2020年初めから、CBS All Accessの拡張であるこの新しいストリーミングサービスは、現在CBS All Accessでストリーミングされている複数の「Star Trek(スタートレック)」シリーズや「The Good Wife(グッド・ワイフ)」のスピンオフ作品「The Good Fight(ザ・グッド・ファイト)」などの増えているオリジナルコンテンツのコレクションを含め、同社の有名シリーズや大規模なコレクションを配信できるようになる、とリブランド計画を宣伝していた。

また新サービスはNFL、NCAAやPGAなどのスポーツリーグの試合中継や、CBSN地方局のニュースのライブ配信も継続して行うという。

2020年、ViacomCBSはさらに「The Godfather(ゴッドファーザー)」の製作過程を描いたオリジナル限定シリーズ「The Offer」、Taylor Sheridan(テイラー・シェリダン)氏が製作したCIAのスパイドラマ「Lioness」など、新サービスのために計画された他のオリジナル作品も発表した。また、過去40年間に焦点を当てたVH1の「Behind the Music」のリメイク版、フィクションのヒット番組「Criminal Minds(クリミナル・マインド FBI行動分析課)」を元にした実話の犯罪ドキュメンタリー「The Real Criminal Minds」、BETの「The Game」のリバイバルなども含まれている。

Nickelodeon(ニコロデオン)の「Spongebob Squarepants(スポンジ・ボブ)」から派生した新しい子供向けオリジナルシリーズ「Kamp Koral」を含む子供番組も拡大される。そして、映画「The Spongebob Movie:Sponge on the Run(スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン)」もビデオオンデマンド購読を通し配信されるという。

CBS All Accessは完全なリブランドに先立ち、BET、CBS、Comedy Central、MTV、Nickelodeon、Paramount PicturesといったViacomCBSが所有するブランドのコンテンツを取り入れ、3万以上のエピソードや映画を視聴できるようにすることを目標に、すでにラインナップを拡大していた

ViacomCBS は、Paramount+を独立した配信先にする計画を立てているが、他のストリーミングサービスにもコンテンツのライセンスを与えている。2020年に新たに統合された会社としての最初の1年間で、ViacomCBSはComcast(コムキャスト)、Dish(ディッシュ)、Verizon(ベライゾン、TechCrunchの親会社)、Nextstar(ネクストスター)、Meredith(メレディス)、Cox(コックス)、Sinclair(シンクレア)と受託放送契約を結び、YouTube TV(ユーチューブTV)とHulu(フールー)とは増分収益に関する契約を締結した。YouTube TVとHuluは、それぞれのラインアップにViacomCBS所有のチャンネルを6つ以上追加し、その結果、価格を引き上げている。

Paramount+は CBS All Accessの既存の技術プラットフォーム上に構築されているため、初日から前身と同じプラットフォーム(TV、ウェブ、モバイル)での配信が可能になる。

現在、CBS All Accessの加入者数は約800万人と推定されており、Disney+(7300万人以上)やHBO Max(1260万人の「アクティブユーザー」)などの新しいライバルよりもはるかに少ない。

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(翻訳:Nakazato)

ディスカバリーチャンネル他、リアリティ分野の「決定版」ストリーミング視聴サービスDiscovery+が米国ローンチ

新年は、HGTV、Food Network、TLC、ID、OWN、Travel Channel、Discovery Channel(ディスカバリーチャンネル)、Animal Planet(アニマルプラネット)など、Discovery(ディスカバリー)ネットワークからの番組を提供する新しい定額ストリーミングサービス「Discovery+」のローンチとともに幕を開けた。

Discovery+は実はイギリスとアイルランドで昨年秋にスカイ社との契約を介して開始されていたが、同社はサービスが米国で利用可能になることから、1月4日を大きなローンチ日として扱っている

競合する単独ストリーミングサービス(同様の名前のDisney+、ESPN+、Apple TV+、そして近日スタート予定のParamount+を含む)の競争は激化しているが、Discovery+は、ドキュメンタリーやリアリティのコンテンツに焦点を当てて際立つことを目指しており、「ノンフィクション、リアルライフ・エンターテインメントのためのストリーミングサービスの決定版」とうたっている。

加えて、受信料は月額4.99ドル(約510円)と低額、または広告なしのオプションは月6.99ドル(約720円)で価格が設定されている。また、米Verizon(ベライゾン)とVodafoneの契約者にはプランによって無料となる。(ベライゾンはTechCrunchを所有している。)

Discovery+ローンチ時点でのオリジナル番組には、いくつかの「90 Day Fiancé」のスピンオフ作品や、コメディエンヌのエイミー・シューマーが料理を覚える「Amy Schumer Learns to Cook: Uncensored」、料理人ボビー・フレイの出演する「“Bobby and Giada in Italy」、コメディアンが「ハウスハンターズ」の古典的なエピソードを見る「House Hunters: Comedians on Couches Unfiltered」、自然ドキュメンタリー「Mysterious Planet」、女優・ジュディ・デンチの旅行番組「Judi Dench’s Wild Borneo Adventure」などがあり、さらに近日サービスを開始する予定のMagnolia Networkの番組ラインアップのプレビュー・エピソードも含まれる。

Discovery によると、このサービスには合計5万5000本以上のエピソードが含まれており、初年度には1000時間のオリジナルコンテンツをローンチする予定だという。また、提供コンテンツにはDiscoveryが所有するブランドだけでなく、BBCの自然ドキュメンタリーやA&E、The History Channel、Lifetimeなどの番組も含まれている。

Discovery+は、Amazon Fire TVデバイス、iOSデバイス、Google TV/Android TV/Chromecastデバイス、Microsoft Xbox OneとSeries S/X、Rokuデバイス、SamsungスマートTV(2017年以降のモデル)で利用できる。今年は北欧、イタリア、オランダ、スペインのほか、中南米やアジアの一部など、25の市場でのローンチを予定している。

「本日、米国でDiscovery+を立ち上げるにあたり、クラス最高のパートナーと協力して、ファンの方がいる場所であればどこででも利用していただけるようになることに興奮しています」とDiscoveryの社長兼CEOである、David Zaslav(デビッド・ザスラフ)氏は声明で述べている。「私たちの目標はシンプルです。消費者の皆様に、リアルライフ・エンターテイメントのための決定的かつ最も充実したデスティネーションを、すべての家庭のストリーミングやTVのポートフォリオに最適な価格帯でお届けすることです。現在の市場には、このようなサービスは他にありません」。

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(翻訳:Nakazato)

バイアコムCBSとの契約合意で、HuluのLive TVに米国で14の新チャンネルが追加に

Hulu(フールー)とViacomCBS(バイアコムCBS)の間で新たに結ばれた契約は、HuluのLive TVストリーミングサービスに14の新しいチャンネルをもたらすと同時に、Huluで様々なCBSの放送局やShowtime(ショウタイム)の視聴も引き続き可能になる。

バイアコムCBSによると、この新たな複数年の配信契約によって、Hulu + Live TVの加入者はBET、Comedy Central(コメディ・セントラル)、MTV、Nickelodeon(ニコロデオン)、Paramount Network(バラマウント・ネットワーク)、VH1、CMT、Nick Jr.(ニック・ジュニア)、TV Land(TVランド)、BET Her、MTV2、NickToons(ニックトゥーンズ)、TeenNick(ティーンニック)、MTV Classic(MTVクラシック)などのケーブルネットワークをストリーミング視聴することが可能になるという。

このHuluとの契約により、米国で利用できる2つの大手ライブTVストリーミングサービスが、バイアコムCBSのチャンネルラインナップを配信することになる。その中で最大のHulu + Live TVは、ディズニーの第4四半期決算時点で410万人の加入者を獲得。一方、YouTube TV(ユーチューブTV)はAlphabet(アルファベット)の第4四半期決算時点で300万人が加入している(9to5Google記事)。

バイアコムCBSは2020年前半に、Googleが所有するYouTube TVにも同じチャンネルのラインナップを導入し、CBSの各放送局と有料チャンネルであるShowtimeのストリーミング放送を可能にすることで、YouTube TVとの契約(DEADLINE記事)を強化してきた。Hulu + Live TVも、CBS Sports Network(CBSスポーツネットワーク)、Pop TV(ポップTV)、Smithsonian Channel(スミソニアンチャンネル)、The CWを含むCBSの放送局を、Showtimeと共に継続して配信できることになった。

バイアコムCBSが、そのケーブルチャンネルのラインナップをHulu + Live TVに提供することは、2019年にCBSと統合する(未訳記事)のバイアコムとは異なる戦略を表している。以前は、現在閉鎖されたPlayStation Vue(未訳記事)のような他のストリーミングサービスと同様、Huluにこの契約を見送らせることになった(Variety記事)。当時、Huluは有料テレビ事業者との契約を、より伝統的なキャリッジ契約に絞っていた。

新たに統合された会社としての最初の1年間で、バイアコムCBSは異なる方向を追求するようになった。2020年以降の同社は、Comcast(コムキャスト)、Dish(ディッシュ)、Verizon(ベライゾン:TechCrunchの親会社)、Nextstar(ネクストスター)、Meredith(メレディス)、Cox(コックス)、Sinclair(シンクレア)との主要なキャリッジ契約を完了させただけでなく、YouTube TVやHuluとの増分収益に関する契約も取り決めた。

しかし、ストリーミングサービスの顧客にとって、これらの契約は必ずしも歓迎されるものではない。新しいチャンネルへのアクセスが得られるのは嬉しいことだが、このような契約は月額料金の値上げにもつながるからだ。例えばYouTube TVは、バイアコムCBSのチャンネルが追加されたことで、2020年6月に30%の値上げを行った(Fortune記事)。

Huluは2020年11月、番組制作費の高騰を理由に、2020年12月18日から米国でLive TVサービスの料金を月額65ドル(約6700円)に値上げすることも発表した。当時は値上げを特定の契約に起因するものとはしていなかったが、バイアコムCBSが主導するLive TVサービスの拡大がその決定の要因となったことは、今となっては明らかだと思われる。

バイアコムCBSのYouTube TVと今回のHuluとの契約は、同社が今後予定しているストリーミングサービスParamount+(パラマウントプラス)にどのように顧客を引き付ける方法を計画しているのかという疑問を提起する。CBS All Access(CBSオールアクセス)を拡張してリブランドしたこのサービスは、2021年に開始予定だ。もっとも、バイアコムCBSのチャンネルだけがその売りというわけではない。そのライブラリ・コンテンツは、CBSの各チャンネルに加え、新しい「スタートレック」のようなオリジナル・シリーズで、かなりの部分が構成されているからだ。

「我々はHuluと契約拡大で合意に至ったことに興奮しています。この新たに結ばれた契約は、次世代のTVプラットフォームと視聴者に向けて、各ブランドが持つ強力な資産の価値を明白に示すことになるでしょう」と、バイアコムCBSの米国ネットワーク配信担当社長であるRay Hopkins(レイ・ホプキンス)氏は、今回の契約に関する声明の中で述べている。「Huluは引き続き素晴らしいパートナーであり、今回の契約によってHulu + Live TVのご契約者の皆様は、ニュース、スポーツ、エンターテイメントを網羅した当社の優れたコンテンツをお楽しみいただけるようになります」。

バイアコムCBSは、新チャンネルがHulu Live TVで視聴できるようになる時期を明確に述べていない。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

米国の追加経済刺激策に違法ストリーミングを「重罪」にする法案

米国時間12月21日に米議会が承認した新型コロナウイルス流行に対する追加経済刺激策について、TechCrunchではすでにいくつか記事を掲載してきた。その中には、ブロードバンドアクセスを増やすための資金や、新エネルギーへの取り組みのための資金(未訳記事)も含まれる。

だが、テクノロジーやメディアの世界に深刻な影響を及ぼす可能性のある項目が他にもある。その1つが、利益目的の違法なストリーミングを懲役10年以下の重罪(The Hollywoodr Reporter記事)とする軽犯罪ではなく)という、Thom Tillis(トム・ティリス)上院議員(ノースカロライナ州選出の共和党員) からの提案を含む法案だ。

ティリス議員が2020年12月初めにこの提案の草稿を発表したとき、インターネットのオープン標準 / 知的財産に関与する非営利団体Public Knowledge(パブリック・ナレッジ)は声明を発表し、「著作権侵害のための更なる刑事罰」の必要性はないと主張したものの、この法案は「狭く仕立てられており、ユーザーを犯罪化することは避けている」、そして「無認可の作品をストリーミングに含む可能性があるストリーマーを犯罪化しない」ともいっている。そうではなく、その目的は商業的利益のために海賊行為を行う人々を対象としている。

そしてもう1つは、CASE法(少額賠償における著作権代替執行法)案だ。これは米国著作権局内に新たな著作権主張委員会を設け、少額裁判所に代わって著作権の請求を裁き、最高3万ドル(約310万円)までの支払いを命じることができるようにするというものだ。

2019年、米国下院でこのCASE法が議論されていた(The Verge記事)際、賛成派は独立系アーティストが著作権侵害の申し立てを簡単に行えるようになると擁護したが、一方でアメリカ自由人権協会や電子フロンティア財団などの団体は、個人のインターネットユーザーに悪影響を与える可能性があると述べている。

Techdirt(テックダート)のMike Masnick(マイク・マスニック)氏は米国時間12月21日、この法律は「トロール(荒し行為)を減らすために法律を修正する必要があるときに、まさに著作権トロール(金儲けを目当てに著作権侵害の疑いを探し回る人々)を急増させる」と主張した(Techdirt記事)。

下院と上院が承認した現在、この法案はドナルド・トランプ大統領の署名に向けて送られようとしている。全文は米国時間12月21日に発表されたばかりなので、今後数週間から数カ月の間に、その影響について多くの議論が交わされることを期待したい。

【更新】ティリス上院議員もリリース(ティリス議員公式サイト)を発表。この法案はPatrick Leahy(パトリック・リーヒ)上院議員(バーモント州選出の民主党員)が共同で主導したものであると指摘し、「営利目的の商業的な海賊ストリーミングサービス」のみに適用されることを強調している。

「オンラインによるストリーミングコンテンツへの移行は、著作権で保護された素材を違法に配信する犯罪的なストリーミングサービスを生み出し、毎年300億ドル(約3兆1000億円)近くの損失を米国経済に与え、米国人が楽しむ創造的なコンテンツの制作を阻害しています」と、ティリス氏は声明で述べている。「私はクリエイター、ユーザーグループ、およびテクノロジー企業の意見を取り入れて起草されたこの常識的な法案が法律になることを誇りに思っています。これは犯罪組織を標的にしたものであり、個人的なストリーマーが起訴の恐れを心配する必要がないことを保証できます」。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:アメリカ音楽ストリーミング動画配信著作権

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(翻訳:TechCrunch Japan)

ディズニーが新たな動画配信ブランドStarを国際的に拡大すると発表

開始から1年あまりで既に8600万人以上の加入者を獲得しているオンデマンド・ストリーミング・サービス「Disney+」が、より多くの国際市場に進出する準備を整えた。

米国時間12月10日に開催された年次投資家向け説明会で、このアメリカの大手エンターテイメント企業は、ABC、FX、20世紀スタジオのコンテンツを提供する新しいストリーミングブランド「Star」を発表した。

ヨーロッパ(未訳記事)、カナダ、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなど一部の市場で、Starは2021年2月20日から、Disney+アプリ内の新しいハブとして、顧客に公開される予定だという。同年内にさらに多くの市場に拡大していくということだが、具体的な地域名は明らかにされなかった。

ただしStarは顧客にさらなる金銭的負担を強いることになるだろう。ディズニーによると、Disney+の月額利用料金は、ヨーロッパでは6.99ユーロ(約880円)から8.99ユーロ(約1130円)に引き上げられるとのこと。同社によると、Disney+の加入者がStarにアクセスできる他の市場でも、同様の調整(値上げ)が行われるという。

画像クレジット:Disney

中南米では、Starは独立したストリーミングサービスとして「Star+」というブランド名で提供される。サービスは2021年6月に開始され、一般的なエンターテイメント映画やテレビ番組のほか、サッカーやテニスなどのスポーツ中継も(ESPNのおかげで)見られる予定だ。

今回の発表によると、ディズニーが所有する別のストリーミングサービスで、約3900万人の加入者を集めているHuluに関しては、国際的に展開する意思はないように思われた。

ディズニーはまた、現在インドとインドネシアで提供しているオンデマンド・ストリーミング・サービス(未訳記事)「Disney+ Hotstar」をより多くの市場に拡大する計画があることをほのめかしたが、それらがどの市場であるかは明らかにしなかった。同社によると、Disney+ HotstarはDisney+の加入者数の約30%を占めているというので、ざっと計算すると約2600万人ということになる。同社は先月、9月末時点でDisney+ Hotstarの加入者数は約1800万人と発表していた。

Hotstarは、今年初めにディズニーがインドでサービスをリブランドする以前、数百万人の加入者を抱えていた。このストリーミング・サービスは、Hotstarを運営するStar Indiaの親会社である21世紀フォックスをディズニーが買収したことにより、ディズニーの傘下に入った(Star+とは別の「Star Plus」は、Star Indiaがインドで運営する数十のテレビチャンネルだが、こちらも現在はディズニーの傘下だ)。

ディズニーは、既存の地域特性や業界の提携を利用して国際市場に進出するという同様の戦略を、これまでに他の市場でも採ってきた。例えば、フランスではCanalと、スペインではMoviestarと提携してサービスを提供している。

Disney+ Hotstarの利用料は、インドでは年間20ドル(約2080円)。ディズニーは、9月に終了した四半期に、インドでユーザー1人あたり2.17ドル(約226円)の平均収益を上げたと先月発表している。これに対し米国では、同時期にDisney+の加入者からユーザー1人あたり5.3ドル(約551円)の平均収益を上げている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Disney、動画配信、インド、インドネシア、ヨーロッパ

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Disney+が今後数年以内にスター・ウォーズシリーズ10作品とマーベル・シリーズ10作品の独占配信を発表

Disney(ディズニー)は米国時間12月10日、Disney+、Hulu、ESPN+、Hotstar / Starなど、消費者に直接配信するストリーミング事業の計画について投資家向け説明会で発表した。

この説明会ではまず、同社のストリーミング事業全体で1億3700万人を超える加入者を獲得していることが発表された。その内訳は、Disney+が8680万人(そのうち約30%はインドの既存ストリーミングサービスを活用[未訳記事]したDisney+ Hotstarの加入者)、Huluが3880万人、ESPN+が1150万人だ。

メディア&エンターテイメント配信部門のKareem Daniel(カリーム・ダニエル)会長は、説明会の最初の段階で、すでに「数年後」に向けた大きな計画をほのめかした。

2019年11月よりサービスが始まったDisney+の初年度は、注目度の高いオリジナル作品は「The Mandalorian(マンダロリアン)」と「Hamilton(ハミルトン)」にほぼ限られていたが、ダニエルズ氏によると、マーベル・シリーズ10作品、スター・ウォーズシリーズ10作品、ディズニーアニメーション / ディズニー実写/ ピクサーシリーズ15作品、ディズニーアニメーション / ディズニー実写 / ピクサーの長編映画15作品を、Disney+で独占配信する計画があるとのこと。

同時にダニエル氏は、ディズニーは今後も様々な配給戦略、特に「メジャーフランチャイズを確立するための劇場興行」に力を入れていくと述べた。

また、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の映画「Raya and the Dragon(ラーヤと龍の王国)」が、今秋の「Mulan(ムーラン)」と同様の配給戦略を採用することも発表された。同作品は劇場と同時にDisney+で追加料金が必要なプレミアアクセス作品として公開される予定だ。

今回の説明会では、Hotstar / Starブランドがディズニーの国際的な成長計画の鍵となる(未訳記事)ことも明らかにされた。中南米では、独立したStar+サービスの開始が計画されており、ヨーロッパなどの他の市場では、Disney+アプリ内の新しいStarセクションが「一般的なエンターテインメント」コンテンツ(基本的には米国の視聴者がHuluで見るようなコンテンツ)のホームになるとのことだ。

Starセクションの追加は、これまで家族向けコンテンツに限定されていたDisney+に大人向けコンテンツを導入することを意味する。そのため、ディズニーは加入者が大人向けコンテンツへのアクセスをオン / オフできるようにする新しいペアレンタルコントロールの簡単なデモンストレーションを披露した。この機能によって、たとえばマーベルのセクションにR指定の映画「LOGAN(ローガン)」を追加するなど、Disney+の他のセクションでも新たなコンテンツの公開が可能になるはずだ。

ディズニーの異なるストリーミングサービス間の統合も期待できる。たとえばStar+にはESPNのコンテンツが含まれ、HuluにはESPN+のコンテンツを直接アプリ内で定額視聴できる機能が導入される予定だ。

またDisney+、Hulu、ESPN+を組み合わせた月額12.99ドル(約1350円)のDisneyバンドルに加入している場合は、広告なしのHuluを月額6ドル(約624円)追加で利用できる新プランの導入も1月に計画されている。

【更新】さらに新しい作品についての情報が明らかになった。スター・ウォーズに関しては、「マンダロリアン」のエグゼクティブプロデューサーを務めたJon Favreau (ジョン・ファヴロー)とDave Filoni(デイブ・フィローニ)による2つのシリーズが含まれる。「Rangers of the New Republic」と、最近「マンダロリアン」で実写化された「クローン・ウォーズ」で人気が高いキャラクター、Ahsoka Tano(アソーカ・タノ)に焦点を当てたスピンオフ作品だ。ルーカスフィルムのKathleen Kenned(キャスリーン・ケネディ)氏は、3つの作品が「最高潮の物語的イベント」になると述べている。

また、すでに発表されている「Rogue One: A Star Wars Story(ローグ・ワン)」のキャラクターであるCassian Andor(カシアン・アンドール)と Obi-Wan Kenobi(オビ=ワン・ケノービ)に(未訳記事)焦点を当てた作品も準備されている。後者ではEwan McGregor(ユアン・マクレガー)だけでなく、前日譚の3部作でAnakin Skywalker(アナキン・スカイウォーカー)を演じたHayden Christiansen(ヘイデン・クリステンセン)も復帰することになっている。さらに、Lando Calrissian(ランド・カルリジアン)のシリーズや、「Russian Doll(ロシアン・ドール:謎のタイムループ)」のLeslye Headland(レスリー・ヘッドランド)が手がける「The Acolyte」も予定されている。

ケネディ氏はまた、スター・ウォーズの次の劇場公開作品は、「Wonder Woman(ワンダーウーマン)」の Patty Jenkins(パティ・ジェンキンス)監督による「Rogue Squadron」で、2023年のクリスマスに公開予定であることも発表した。

スター・ウォーズ以外にも、ルーカスフィルムはJon M. Chu(ジョン・M・チュウ)との「Willow(ウィロー)」シリーズや、Tomi Adeyemi(トミ・アデイェミ)原作の「Childen of Blood and Bone」の映画化も進めている。来春には James Mangold(ジェームズ・マンゴールド)が監督を務め、Harrison Ford(ハリソン・フォード)が復帰する「Indiana Jones(インディ・ジョーンズ)」第5作の撮影も開始する計画だ。この映画の製作は長らく遅れていたが、2022年7月の公開が予定されている。

マーベルでもスター・ウォーズでもないDisney+の実写作品も計画されている。Emilio Estevez(エミリオ・エステベス)とLauren Graham(ローレン・グレアム)が出演する「Mighty Ducks(飛べないアヒル)」の続編、「Turner and Hooch(ターナー&フーチ / すてきな相棒)」のリメイク、そして「Battlestar Galactica(宇宙空母ギャラクティカ)」のリメイクで高評価を得たRon Moore(ロナルド・D・ムーア)とチュウによる「Swiss Family Robinson(スイスファミリーロビンソン)」のリメイクなどだ。

HuluとFXも同様に、「The Handmaid’s Tale(ハンドメイズ・テイル / 侍女の物語)」の第5シーズンや、Noah Hawley(ノア・ホーリー)による「Alien(エイリアン)」シリーズなど、いくつかの発表を行った。

ディズニーはまた、名作アニメの復活も継続する。Disney+ Originalsでは、Robert Zemeckis(ロバート・ゼメキス)監督、Tom Hanks(トム・ハンクス)主演の「Pinocchio(ピノキオ)」の新バージョン、「Peter Pan and Wendy(ピーターパンとウェンディ)」の新バージョン、Whoopi Goldberg(ウーピー・ゴールドバーグ)主演の「Sister Act 3(天使にラブ・ソングを 3)」などが含まれる。

ピクサーは3つのシリーズをDisney+に提供している。まずは2021年秋に「Up(カールじいさんの空飛ぶ家)」のスピンオフ作品「Dug Days」から始まり、「Car(カーズ)」シリーズや「Win or Lose」と呼ばれるオリジナル作品が続く。

そしてマーベル系では、2021年1月15日に「WandaVision(ワンダヴィジョン)」がスタートし、3月には「The Falcon and the Winter Soldier(ファルコン&ウィンター・ソルジャー)」の公開を予定。この作品について、マーベルのKevin Feige(ケヴィン・ファイギ)氏は「6つのエピソードで構成されたマーベル・スタジオの映画」と表現している。そして5月には「Loki(ロキ)」、来年には「Ms. Marvel(ミズ・マーベル)」(このキャラクターは「Captain Marvel 2[キャプテン・マーベル2]」にも登場する。ファイギ氏がテレビ番組と映画の「相互接続性」と呼んでいるものの例証だ)、来年末には「Hawkeye(ホークアイ)」が公開になる予定だ。また、Tatiana Maslany(タチアナ・マスラニー)が出演し、Mark Ruffalo(マーク・ラファロ)がハルク役で復帰する「She-Hulk(シー・ハルク)」と「Moon Knight(ムーンナイト)」も予定されている。

ファイギ氏はまた、Disney+シリーズの「Secret Invasion」(人気クロスオーバーストーリーをベースに、Samuel L. Jackson[サミュエル・L・ジャクソン]がニック・フューリー役で復帰)、「Ironheart(アイアンハート)」と、 Don Cheadle(ドン・チードル)が手がける「Iron Man(アイアンマン)」関連作品の「Armor Wars(アーマー・ウォーズ)」も発表。また、2022年のクリスマスには、James Gunn(ジェームズ・ガン)が脚本・監督を務める「Guardians of the Galaxy(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)」のホリデー・スペシャルも予定されているという。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:DisneyDisney+Star Wars映画動画配信

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(翻訳:TechCrunch Japan)

TiVoがパーソナライズされたストリーミングサービスのマッチスコア提供サービスを開始

新しいストリーミングサービスを切望しているが、そのすべてを購入する余裕がないという人の選択をTiVoが助けてくれる。

TiVoは近年、ますます細分化されていくテレビ番組を消費者がナビゲートしやすくなる製品を開発するとして、DVRビジネスを超えた進化(未訳記事)を目指している。2020年の初め、同社はTiVo Stream 4K(未訳記事)という50ドル(約5230円)のAndroid TVドングルをローンチした。

TiVoはブログ記事の中で「ライブテレビが必要ですか?その場合、最適なサービスとラインナップは何ですか?どのストリーミングサービスが私の好みとプロファイルに最も適していますか?」といった質問に答える手助けをするのが目標だと述べている。TiVo Stream 4Kはその戦略の第1弾であり、今回のTiVo Match Scoresのローンチはその第2弾となる。

画像クレジット:TiVo

アイデアは非常にシンプルだ。TiVo StreamのインターフェイスのMy Servicesセクションでさまざまなストリーミング サービスを閲覧すると、パーソナライズされた1から100までのスコアが表示される。スコアが高いほど、そのサービスがユーザーに合っている可能性が高くなる。

プロダクト担当副社長のChris Thun(クリス・トゥーン)氏によると、ストリーミングサービスが視聴者データを保護する傾向が強まる中、TiVoはさまざまなデータソースを利用して視聴者ごとのスコアを計算しているという。

「TiVo Streamでは従来型の視聴率データ(我々が収集可能な場合に)に加えて、エンゲージメントベースのパーソナライゼーションを活用してレコメンドを調整しています」とトゥーン氏はいう。「エンゲージメントベースのパーソナライゼーションを推進する要素は、ユーザーがTiVo Stream内でエンゲージメントしたり、ウォッチリストに追加したり、パートナーアプリを選択したりしたタイトルが含まれます(視聴を強く示唆している)」。

トゥーン氏によると、TiVo Streamと統合されたストリーミングサービスがスコアリングされるという。TiVoはマッチスコアを数日かけてロールアウトし、週明けまでには完全に展開する予定だ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Tivo動画配信

画像クレジット:TiVo

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)

Nielsenが現状に合わせて従来のテレビ放送とデジタル配信の視聴率調査統合を準備

Nielsen(ニールセン)は、テレビ視聴率の調査を、リアルタイムで見る人と、さまざまな配信サービスやデバイスを使ってオンデマンドで見る人とが混在する世界を反映させた方式に刷新する。

同社は長年にわたりテレビ視聴率調査の標準的方式を提供してきたが、テレビがデジタルで視聴できるようになり、物事は大変に細分化されてしまった。そこで、間もなく運用が開始されるNielsen One(ニールセン・ワン)プラットフォームは、他社とそう変わらない新しいデジタル視聴率調査方式を提供するだけではなく、Nielsenの中核的な測定基準を刷新するものとなる。

「私たちの主な目的は、測定方法が複数メディアをまたぐ広告枠買い付けの妨げになっている現状を打開することです」とNielsen視聴率調査ジェネラルマネージャーScott Brown(スコット・ブラウン)氏は話す。

2022年秋にNielsen Oneの運用が開始されると、テレビ番組の視聴に関するNielsenの報告には、昔ながらのかたちでテレビを観ている人の数だけでなく、視聴者の現実の数が反映されるようになる。

さらに、オンライン世界のプログラマティック広告や、同等の広告枠買い付けツールが従来型のリニアなテレビ放送にも広がりつつあることを考えれば、「みんなが同じ広告を見る」という考え方は捨て去るときがきたとブラウン氏はいう。

つまり、このプラットフォームはNielsenのC3とC7という視聴率基準から「離れる」ことを意味する。この基準とは、テレビ番組の広告を、C3は3日間、C7は7日間の放映の間にどれだけの人が見たかを示す値だ。

ブラウン氏によれば、Nielsenは各プラットフォームごとに、何人の人が広告を見たかをきめ細かく調査できるようになるという。「個々の広告に推定視聴者数が示される」ことになり、2024年秋までには従来型測定方法の全廃を目指す。

画像クレジット:Nielsen

またNielsen Oneのスタートにともない、ブラウン氏が「新しいデータバックボーン」と呼ぶものが導入され、Nielsenのクライアントは、同社が報告書で示す数値の元となるデータに、もっと直接的にアクセスできるようになる。

このデータを提示するためには、テレビ視聴率の一般調査員「パネル」の協力に今後も依存することになるが、これからは「本当のクロスプラットフォーム」のデータになる点が違うとブラウン氏は話す。同社は、Amazon(アマゾン)、Hulu(フールー)、Roku(ロク)、Vivio(ビジオ)、Google(グーグル)およびYouTube(ユーチューブ)をすでに利用しているパートナー企業から追加データを引き出すことにしている。

多くのネットワークやメディア企業が独自の配信サービスを立ち上げたり買収したりしているが、誰もがNielsenで視聴率や広告の検証をしたがっているはずだとブラウン氏は示唆する。だが、Netflix(ネットフリックス)やDisney+(ディズニープラス)などの一部のサービスはインセンティブが低い。広告ではなくサブスクリプションのビジネスモデルに依存しているからだ。

「すべての視聴率がわかります」と彼はいう。「しかし私たちに寄り添い、一体となれる企業には、より細かい数値と、より総合的な調査を提供できるようになります」。

私は、オンラインの世界で議論されている大きな問題についても尋ねてみた。Facebook(フェイスブック)は動画を3秒間見たかどうか、Netflixは、番組の「視聴することを選んでいる」人が少なくとも2分間見たかどうかをチェックしているが、実際に何をもって1回のインプレッションと数えるのか?

「はっきり公表できるものとしては、最終的な答えは出ていません」とブラウン氏。だがNielsenでは、2021年にこの問題を細かく整理する作業部会を設ける予定だ。同時に、「1秒単位の解像度で測定」できる技術を構築し、どのようなルールが決められようとも対応できる体制を整える。

「現在の細分化された測定環境では、複数のプラットフォームにまたがるキャンペーンの計画、実施、検証が過度に複雑になり、予測がますます困難になっています」とデジタルエージェンシーEssence(エッセンス)の最高メディア責任者Adam Gerber(アダム・ガーバー)氏は声明の中で述べている。「アドレサブル広告モデルへ移行し、リーチを優先化し、成果をあげるための最適化を行うようになるほど、一貫した単一ソースによる測定ソリューションが必須となります。Nielsenの複数メディアにまたがるこの新しいアプローチは、総合的なキャンペーンを成功させたい広告主が求める信頼性と透明性を届ける重要なステップとなります」。

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カテゴリー:その他
タグ:Nielsenメディア動画配信

画像クレジット:Karunyapas Krueklad / EyeEm / Getty Images

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(翻訳:金井哲夫)

OdyseeはYouTubeよりもっと自由で独立した動画プラットフォームを目指す

Odysee(オディシー)は、CEOのJeremy Kauffman(ジェレミー・カウフマン)氏が成長をともにしたインターネット、つまり「誰もが声を上げ、誰もが意見を主張できた」インターネットの自由と独立を取り戻すために作られたと同氏が語る新しい動画サイトだ。

現在のインターネットは「非常に企業的」になり、ひと握りの企業が情報の流れをコントロールするようになってしまったとカウフマン氏は指摘する。Odyseeは、それに代わるインターネットを提供しようと作られた。ゆくゆくはそれ以上を目指す。

「YouTubeに代わるものという人もいます」と彼はいう。「私たちは後継者だと思っています」。

このサイトは、ブロックチェーンプロトコルであるLbry(ライブラリー)の開発チームによって生み出された。カウフマン氏は、Odyseeのクリエイターもその視聴者も技術的なことは一切意識しないで済む(「ブロックチェーンは手段であって前提ではない」)と強調する。しかしこのアプローチがクリエイターに、自身のコンテンツと視聴者をより直接的に管理できる力を与えると彼はいう。「自分のチャンネルは、実質的に暗号通貨のウォレットの中に存在し、ダウンロードも可能です」とカウフマン氏の説明する。

Lbryのウェブサイトには、もう少し詳しい解説が掲載されている。「ビットコインの取引が誰にも止められないのと同じく、LBRYブロックチェーンの中で行われる取引(投稿や投げ銭)は、誰にも止められません」。

Odyseeのウェブサイトは、このプロトコルの上に存在する。理論上は、Lbryのブロックチェーンには誰もが何でも投稿できることになっているが、Odyseeでは、ポルノおよび暴力やテロリズムを助長するコンテンツなどを禁止した、わずかばかりのガイドラインに沿って内容を制限している。

それでも、カウフマン氏は「YouTubeは厳格すぎる」と話す。その実例として、彼はGoogle(グーグル)所有のプラットフォームであるYouTubeが、ソーシャルディスタンスやステイホームの要請に疑問を呈したトランプ政権の新型コロナ対策顧問Scott Atlas(スコット・アトラス)氏のインタビューを削除した判断(The Washington Post記事)を挙げた。アトラス博士は先週同政権内の役職を辞任(CNN記事)している。

私なら、YouTubeのモデレーション方針を語る際に「厳格」という言葉は用いないだろう。むしろ、大手デジタル企業は(ある程度は)もっと積極的にブロックするべきだと思っている。少なくとも、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックや、11月の選挙戦敗北の合法性を認めないトランプ大統領の行動など、特に関心の高い話題には誤情報のラベルを付けてよい。

カウフマン氏は、アトラス氏の1件には反対意見を述べている。「あの動画は削除すべきではない。科学の進歩を阻害します」。

「言論の自由」の堅持を声高に主張することは、以前にも増して右派のコンテンツやユーザーを惹きつけるための常套手段(未訳記事)になっているが、カウフマン氏は、それは意図していないと話す。

「あらゆる意見が聞ける場になりたいのです」と彼はいう。

また、大手プラットフォームは単に力を持ちすぎた(Insight投稿)という説得力のある主張もある。そのため、プラットフォーム上の意見や判断の内容とは別に、Odyseeはそうした力を個人クリエイターの手に戻す活動と見ることができる。

それに、政治的話題はこのサイトで見られる内容の、ほんの一部に過ぎない。

「もし『ザ・デイリー・ショー』やGordon Ramsay(ゴードン・ラムゼイ)の動画が観たいなら、YouTubeを利用して欲しい」とカウフマン氏。「19歳の若者が自宅で撮影したクレイジーでぶっ飛んでいて、それでいて最高におもしろい動画を探しているなら、それこそOdyseeで見つかります」。

Odyseeは、必ずしも同サイト専用の動画をクリエイターに作って欲しいと期待しているわけではない。Upper Echelon Gamers(アッパー・エシェロン・ゲームズ)も、以下のような理解を述べている。

Odyseeの一番の魅力は、自分の作業量を増やすことなく、自動的にコンテンツのセカンドライブラリーが構築されるところです。手を煩わすことなく構築できます。これに、非常に明確な収益化の仕組みと、管理者との円滑なコミュニケーションが加わり、作り手として大変にエキサイティングなプラットフォームになっています。

2020年12月にOdyseeは公式にローンチされたが、ベータ版は2月まで利用できるとのこと。現在、40万人以上の利用者が合計500万本の動画を投稿している。月間ユーザー数はすでに870万人を集めた。

いずれは広告で収益を得ようと計画しているが、収益の管理は完全にクリエイターに任される。同時に個々の視聴者は、動画1本だけでも有料で広告をスキップできるようにもなる。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:OdyseeYouTube動画配信

画像クレジット:Odysee

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(翻訳:金井哲夫)

ディスカバリーが1月4日に独自ストリーミングサービス開始、ディスカバリーチャンネルやアニマルプラネット配信

Discovery(ディスカバリー)は単独のストリーミングサービスを開始した最新のメディア企業であり、「+(プラス)」記号を追加するだけのシンプルな命名戦略を採用した最新のメディア企業でもある。Discovery+は米国で2021年1月4日に開始される予定だ。

DiscoveryはDisney、Disney+ほどの知名度はないが、サービス開始時にはHGTV、Food Network、TLC、ID、OWN、Travel Channel、Discovery Channel(ディスカバリーチャンネル)、Animal Planet(アニマルプラネット)といったネットワークから5万5000話を集め、「世界最高のリアルライフエンターテインメントのための決定的なストリーミングサービス」としてサービスをアピールしている。また、同社はA&E Networksと提携し、A&E、The History Channel、Lifetimeのコンテンツも提供する。

もちろんオリジナル番組もあり、いくつかの「90 Day Fiancé」のスピンオフ作品やBBCシリーズ「完璧な惑星」の米国初公開、ライフコーディネーターのMartha Stewart(マーサ・スチュワート)が審査員を務める「Clipped」というトピアリーコンテストシリーズ、仮タイトル「Route 66」という俳優・コメディアンであるKevin Hart(ケビン・ハート)の旅行番組も用意されている。

Discovery+はまた、テレビ番組「Fixer Upper」のスター、Chip(チップ)とJoanna GainesとのジョイントベンチャーであるMagnolia Networkとの最初の契約も結んでいる。また、Discoveryの支援を受けているデジタルメディア企業のGroup Nine(The Dodo、NowThis、Thrillistなどのブランド)のオリジナルコンテンツも扱う予定だ。

米国での大規模なサービス開始は1月以降だが、実際にはDiscovery+は先月、2020年11月にスカイ社との契約で英国とアイルランドにおいて実際にサービスを開始しており、2021年には21のマーケットでのローンチを予定している。ヨーロッパの視聴者にとっては、来年行われる東京オリンピックを皮切りに、そのストリーミングホームとなるだろう

Discovery+の料金は、米国では月額4.99ドル(約520円)、広告なし利用する場合は月額6.99ドル(約730円)となっている。DiscoveryはVerizon(VerizonはTechCrunchを所有している)との提携を発表しており、特定のワイヤレスおよびホームインターネット契約者には、最大12カ月間(プランによって異なるが)の無料アクセスを提供する。

Discoveryの社長兼CEOであるDavid Zaslav(デビッド・ザスラフ)氏は声明の中で次のように述べている。

私たちは過去2年間、世界中での配信および広告提携、高品質のブランド、本物のパーソナリティ、ローンチ時の最大のコンテンツライブラリー、および独占的なプログラミングの幅広いスレートをなど、当社の戦略的優位性のすべてをDiscovery+のローンチに結びつけるために、計画的に取り組んできました。Discovery+は、台本のないストーリーテリングの世界的な決定版となるグローバルな機会だと考えており、価値ある永続的なライフスタイルやリアルライフの各分野において、家庭やモバイルの消費者に明確で差別化されたコンテンツを提供していきます。

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タグ:Discovery動画配信

画像クレジット:Discovery

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(翻訳:TechCrunch Japan)

インドの情報放送省がNetflixなどの動画配信サービスやオンラインコンテンツの規制に乗り出す

インドの情報放送省(Ministry of Information and Broadcasting)は、インド国内のテレビや劇場で放映・上映される番組・作品を監督しているが、新たにストリーミングプラットフォームやデジタルニュースアウトレットも規制対象に加える。この動きは、オンラインサービスが提供するものに対して、頻繁かつより厳しい規制がかかるようになるのではと考えられている中で行われた。

インドのRam Nath Kovind(ラム・ナート・コヴィンド)大統領によって署名された、この新しい規則は、国家による広範な規制を避けるために、デジタル企業たちが何年も続けてきた(MEDIANAMA記事)コンテンツの自主規制努力を終わらせるものだ。これまでテレビチャンネルや劇場に対して適用されてきた規制は、プラットフォーム上に乗せて良いプログラムを左右するものだった。ストリーミングプラットフォームは引き続き自己規制を続けることが許され、情報放送省への報告が義務付けられるだろう。これはテレビが放送コードに準拠し、その自主規制団体(Indian Broadcasting Foundationサイト)が情報放送省と協力しているやりかたと似ている。しかし現時点では明確ではない。

例えば情報放送省は現在、国内の映画館で上映される映画の許可と、そうした許可を得るためにどの部分をカットもしくは改変すべきかの認定を行っている。しかし、Netflix(ネットフリックス)やAmazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)などのサービスに登場する映画や番組は、これまでは認定を必要とせず、より過激な内容が幅広く許容されていた。

情報放送省は、以前に国内のテレビチャンネルに対して、過激なドキュメンタリーを放映しないようにという命令を下している(CNN記事)。

インドの電子情報技術省(Ministry of Electronics & Information Technology)は、かつてはオンラインストリーミングサービスを監督していたが、大きな変更を強制してはいなかった。また同省は、ユーザーが動画を投稿するプラットフォームも監督している。

インド情報放送省当局は、インド国内で約6億人のインターネットユーザーを抱えるオンラインプラットフォームの普及にともない、従来のメディアソースと同等の規制がオンラインプラットフォームにも必要になると、これまでも主張してきた。

「すべてのメディアに対して、公平な競技場が与えられなければなりません。しかしそれは、すべてのプレイヤーを厳しい規制構造の下に置くことを意味するものではありません。私たちの政府は、ビジネスの容易さと少ない規制、ただしより効果的な規制に焦点を当てています」と、2020年始めに情報放送省のAmit Khare(アミット・カレ)長官は語っている(MEDIANAMA記事)。

世界第2位のインターネット市場であるインドの動きは、Netflix、Amazon Prime Video、ディズニーのHotstar(ホットスター)、 Times Internet(タイムズインターネット)のMX Player 、その他のストリーミングサービスやウェブベースのニュースアウトレットたちに、自身のプラットフォーム上で何をストリーム配信し公開すべきかに対して、注意深くさせることだろう。と、トップストリーミングサービスの1社のある幹部は、TeckCrunchに対して匿名を条件に語った。

これまでインド事業に5億ドル(約527億7000万円)以上注ぎ込んできたNetflixは、コメントを拒否した。

「時事問題」をカバーするデジタルニュースの配給企業やプラットフォームも、インド情報放送省の監督を受けることになる。長年にわたり、インド政府は、ニュースチャンネルたちが視聴者に見せるものを規制するために、広告主に圧力をかける(The New York Times記事)ことを始めとして、さまざまな策を弄し続けている。

関連記事:Netflixがディズニーに対抗、インドでのコンテンツ制作に460億円投資

カテゴリー:ネットサービス
タグ:動画配信インド

画像クレジット:Indranil MUKHERJEE / AFP / Getty Images

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(翻訳:sako)

Rokuが、新しいUltraプレイヤー、2-in-1「Streambar」およびAirPlay 2対応OSを発表

ストリーミングメディアデバイスメーカーであるRokuは、ホリデーシーズンに先駆けてラインナップを強化し、2つの新商品を発表した。1つはハイエンドのRoku Ultraの新型商品で、ドルビービジョンとBluetoothに対応した同社初の製品となる。もう1つはプレイヤーとサウンドバーを組み合わせたデバイス、Roku Streambarだ。さらに、今回のRoku OSソフトウェアの更新では、Apple AirPlay 2とHomeKitのサポートなどの新機能も追加される。

ハードウェアの面では、2つの新製品の発売に伴いデバイスを更新し、市場の穴を塞ぐ戦略を引き続きとっている。

Roku Ultraの改良により、ワイヤレス範囲は50%拡大され、Bluetoothにも対応するようになるという。範囲が拡大されたことで、ストリーミングの品質やエクスペリエンスを損なうことなく、インターネットルーターからさらに離れた場所でもUltraを使用できる。また、Bluetoothが搭載されたことにより、ペアリングしたスマートフォンからRoku Ultra経由で音楽やその他オーディオをテレビにストリーミングできるようになる。

Image Credits: Roku

アップデートされたRoku Ultraは、ドルビービジョンテレビのユーザーの需要に応えるため、Dolby Atmosサウンドとドルビービジョンにも対応した。さらにRokuは、AV1コーデックを追加し、低ビットレートで高品質な動画の視聴を可能にしたことでデバイスの将来性を保証した。

Image Credits: Roku

デバイスと一緒に、HDMIケーブルのほか、Roku Voiceリモコンが同梱される。このリモコンには、テレビの電源と音量ボタン、任意のショートカットボタン、一人での視聴を楽しむヘッドフォン、リモコン紛失時の検索機能が搭載されている。価格は変わらず、99.99ドルでの提供となる。

次にRoku Streambarを紹介しよう。この2-in-1デバイスは、4K HDRストリーミングとプレミアムオーディオの両方に対応する。プレイヤーの特徴を見てみると、卵のパック程の大きさで、Roku Streaming Stick+と同様の機能があり、Amazon AlexaとGoogleアシスタント両方に対応している。サウンドバーは、HDMIケーブルでテレビに接続する。テレビがARCに対応している場合は、HDMIケーブルを差し込めばすぐに音声が送られる。対応していない場合は、同梱の光ケーブルを使えば問題はない。

サウンドバーには、会話やセンターチャンネルをクリアに聞かせるドライバが前面に2つ、側面には、部屋を音で満たすためのドライバが2つと、4つのプレミアムドライバが備えられている。さらにこのデバイスは、コマーシャルの音量を下げる機能、音声の音量を上げる機能、夜間での試聴を最適化する機能などのRokuの機能にも対応している。

Bluetooth、Spotify Connect、Alexa、Googleアシスタントにも対応し、テレビ、サウンド、ストリーミングも声で操作可能だ。

Image Credits: Roku

サウンドバーは主に、Rokuの製品を初めて使うユーザー向けのエントリーレベルデバイス、または新しいテレビで使用するためのオールインワンソリューションとして宣伝されているが、いずれはホームシアターに拡張して楽しむことも可能だ。Rokuによると、後から同社のワイヤレススピーカーやRoku Wireless Subwooferを追加してサラウンドサウンドや低音を楽しむこともできるという。

Image Credits: Roku

今後数週間で、AirPlay 2やHomeKitのサポートを含むいくつかの新機能を前述のデバイスや他の製品で体験できるRoku OS 9.4をインストールできるようになる。AirPlay 2を使うと、Appleデバイスユーザーは個人のコンテンツをそれぞれのライブラリやその他ストリーミングアプリからRokuプレイヤーに直接ストリーミングできる。

この追加機能は、Rokuでサポートしていないストリーミングサービスで特に役立つはずだ。ここ数か月、Rokuは、独自のハブであるThe Roku Channelを介してサブスクリプションチャネルプラットフォームを実行しているためメディア会社との交渉がうまくいっていない。たとえばNBCUとの交渉で、NBCUは、両社が問題を解決する前に、TV EverywhereアプリをRokuから削除すると脅し口論となった。現在でも、新しいストリーミングアプリであるHBO MaxはRokuでは利用できない状態だ。言うまでもなく、このような争いで損をするのはユーザーである。AirPlay 2のサポートは、アプリが利用できないときのための妥当な回避策と言える。

Roku OS 9.4ではHomeKitもサポートされるため、4Kデバイスを選択できるようになる。ユーザーはiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、HomePodのHomeアプリやSiriでRokuをコントロールできる。

Image Credits: Roku

今回のアップデートでは、The Roku Channelで115を超える無料のライブチャンネルが視聴できる新しい「ライブテレビ」のタイルがホーム画面に並ぶ予定だ。ユーザーは、音声コマンドを使用する際の役立つヒントをテレビで見ることができ、オプションのサウンドが入った最新のテーマパックを受け取ることができる。テーマパックは、ジャングル、ウェスタン、航海、キッズなどのテーマを連想させ、標準の背景やデザインを置き換えることができる。さらにこのアップデートではその他のパフォーマンスの改善も行われ、The Roku Channelに無料のチャンネルが増え、マルチチャンネルオーディオのサラウンドレベルが改善される。

同社は、iOSとAndroidのスマートフォン向けにThe Roku Channel専用の無料アプリを近日リリースする予定だ。

Roku OS 9.4は、数週間以内に、新しいUltraやStreambarを含むすべての対応プレイヤーでも利用可能となる。Roku TVは来月アップデートされる予定だ。

Rokuのウェブサイトでは新しいプレイヤーの予約注文が可能で、出荷は10月となる。大手小売店やオンラインでも10月に販売を開始する。

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(翻訳:Dragonfly)

YouTubeがTikTokに照準、15秒のマルチセグメント動画をテスト中

YouTubeはTikTokに直接狙いを定めているようだ。米国時間6月26日、ユーザーが15秒のマルチセグメントビデオを録画できるようにするモバイルの新機能のテストを開始することを発表(YouTube Help Community投稿)した。これはTikTokのデフォルト設定の時間で、InstagramがTikTokを真似たReelsで設定されているものと同じ長さでもある。

同社によるとこのテストでは、モバイルアップロードフローに「動画を作成する」というオプションが表示されるとのことだ。

TikTokと同様に、ユーザーは録画ボタンをタップ、長押ししてクリップを録画する仕組みだ。次にもう一度タップするか、ボタンを離して録画を停止する。このプロセスは15秒相当のビデオ映像が出来上がるまで繰り返される。録画が完了するとYouTubeがクリップを結合し、1つのビデオとしてアップロードする。つまり、TikTokと同じである。

この機能の導入により、15秒を超えるモバイル動画コンテンツをYouTubeアプリ自体で録画することは不可能となる。15秒以上の動画を投稿するには、スマートフォンのカメラアプリなどで長い動画を録画後、YouTubeにアップロードする必要がある。

YouTubeはこのテストに関するその他の詳細を明かしていない。例えば、フィルター、エフェクト、音楽、AR、ビデオ速度を変更するボタンなど、短編動画のワークフローに関連するコントロールや機能が今後含まれていくのかは不明となっている。こういった機能は単にビデオの長さやマルチセグメントの録画スタイルというわけでなく、現在のTikTok動画を築き上げた重要なツールだ。それでも、YouTubeがTikTokによって普及した短いビデオ形式を視野に入れているという事実は注目に値する。

YouTubeが競合他社の機能セットを真似してライバルに対抗したのはこれが初めてではない。同社は2017年、動画の作成と共有をより簡単に行えるようにするためInstagram Storiesに匹敵するような機能を立ち上げた(未訳記事)。

しかし、このYouTube StoriesはTikTokユーザーを満足させることはできないだろう。TikTokは振付や準備したパフォーマンスを重視したコンテンツであり、パーソナルな動画ブログとは異なるものだからだ。これには別のワークフローとツールセットが必要となる。

YouTubeは、このテスト中の動画がStoriesとしてアップロードされないということは言及しているが、これら15秒の動画がYouTubeアプリでどのように見つけられるかについての詳細は明らかにしていない。

YouTubeのテストに関するこの最新ニュースは、今週開催されたIABのNewFrontsカンファレンスでTikTokが広告主に向けて行なった大々的な発表の直前に届いたものだ。TikTokは米国時間6月26日、TikTokアプリでのビジネスを検討しているブランドやマーケターを対象とした新しいプラットフォームであるTikTok For Businessをローンチ(未訳記事)した。広告主は、新サイトからTikTokの広告サービスについて学び、キャンペーンを作成およびトラッキングし、eラーニングに参加することができる。

YouTubeによると、この新しい動画テストはiOSとAndroidの両方で少数のクリエイターグループを対象に実施されている。同社の広報担当者は、このテストは短編ビデオに関して同社が実施した複数のテストの1つであると述べている。

「YouTubeは常に、求められている動画をユーザーがより簡単に見つけ、視聴し、共有し、交流することができるようにする方法を考案しています。ユーザーが短い動画を見つけたり作成したりするための様々なツールを現在テスト中です」とYouTubeの広報担当者は説明する。「これはYouTubeで常時実行している多くのテストの1つであり、テストへのフィードバックに基づいて、機能を今後より広く展開することを検討していきます」。

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タグ:YouTube 動画配信 TikTok

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(翻訳:Dragonfly)

TikTokが「レコメンド」フィードの仕組みを公開、イメージアップ作戦か

ショート動画アプリTikTok(ティックトック)を開くと、ユーザーの好みに合わせて選ばれた一連の人気動画を次々に再生できるフィードが画面に現れる。そのため、例えばあなたの友人が自分の端末でTik Tokを起動すると、あなたとは違う動画フィードが表示される。起動時に再生されるこのメインコンテンツは個々のユーザーに合わせてパーソナライズされているため、TikTokはこれを「For You(レコメンド)」フィードと呼んでいる。これまで謎に包まれていたこのレコメンデーションシステムの仕組みがついに明らかにされた。TikTokがレコメンドフィードの選定に使われている要素は何か、ユーザーごとにそれぞれの要素の重み付けをどのように変えるのか、詳細を公表したのだ

TikTokはまた、いつも同じような動画ばかり表示されるようになる「フィルターバブル」の形成を回避するために講じている対策についても説明している。

多くのレコメンデーションシステムと同じく、TikTokのレコメンドフィードもユーザーからのインプットに基づいている。

ユーザーが「いいね」したり共有したりした動画、フォロー中のアカウント、投稿したコメント、作成したコンテンツなどに基づいてユーザーの好みを自動で判別しているのだ。さらに、キャプション、サウンド、気に入ったコンテンツに関連付けられたハッシュタグなどの動画情報も判別に使われている。

また、それほど重視はされないものの、端末とアカウント設定に関する情報(言語、国、デバイスの種類など)も判別要素になる。ただし、TikTokのレコメンデーションシステムでは、この種の情報は他社ほど重視していないという。同システムのパフォーマンス最適化に、より力を入れているためだ。

TikTokがユーザーの好みを判別するために参考にしているシグナル、いわば手がかりは他にもある。例えば、長い動画を最初から最後まで見ると、ユーザーはその内容に強い関心を持っているとみなされる。このようなシグナルは、「動画の視聴者と投稿者の出身国が同じ」というようなシグナルよりも重視される。

TikTokはまた、フォロワーの多いアカウントによって投稿された動画は再生回数も多くなる可能性が高いことを確認している。単純に視聴者層が厚いためだ。その上で、フォロワーの数が多いことや、そのアカウントが過去に再生回数の多い動画を投稿したかどうかという点は、TikTokのレコメンデーションシステムでは直接的な決め手にはならない、と同社は説明している。

つまり、再生回数の多いTikTokのトップユーザー、すなわちcharli d’amelio、addison rae、Zach King、Loren Gray、Riyaz、Spencer X、BabyArielといった人気アカウントが、フォロー中のユーザーを含むすべてのユーザーのレコメンドに表示される保証はないということのようだ。

TikTokをしばらく使っていると、レコメンデーションシステムはユーザーの好みや関心事の変化に合わせるようになる。新しいアカウントをフォローし始めたことや「Discover(トレンド)」タブでハッシュタグ、楽曲、エフェクト、トレンドトピックを検索したことなどもシステムで認識される。これらすべてによって、TikTokのエクスペリエンスがパーソナライズされていく。

また、動画を長押しして「Add to Favorites(セーブする)」あるいは「Not interested(興味ありません)」をタップし、TikTokに対して明示的に好き嫌いを示すこともできる。

ユーザーによるインプットとシグナルに基づいてレコメンデーションを行うアプリはどれもそうだが、TikTokもコールドスタート問題を克服する方法を見つける必要がある。アプリが初めて起動された時点では、ユーザーの趣味や嗜好に合うコンテンツについての情報が何もない。この問題に対処するため、TikTokでは、新規ユーザーに興味があるカテゴリ(ペットや旅行など)を選択してもらい、初期のレコメンデーションに使用する。このカテゴリ選択をスキップしたユーザーについては、ある程度のユーザー入力が蓄積されるまで一般的な人気動画を表示する。「いいね」、コメント、再生などについて、ユーザーが初回の操作を一通り完了すると、いよいよTikTokが最初の「レコメンド」フィードを開始する。

ユーザーの個人的な好みに合わせすぎると、いわゆるフィルターバブルの状態となり、エクスペリエンスが制限されてしまう可能性があるが、TikTokは、この点も理解しているという。フィルターバブルの状態になると、「毎回同じような動画ばかり表示されるようになる」が、この問題については真剣に取り組んでいる、とTikTokは説明している。

数年前にVICE(ヴァイス)に掲載された記事で、TikTokはこの問題をまだ克服していないと指摘された。この記事によると、ある記者が白人至上主義者のコンテンツを表示するようTikTokをトレーニングしたという。具体的には、特定のクリエイターをフォローし、関連するハッシュタグを検索し、白人至上主義者という「関心事」に一致する動画のみに「いいね」するといった操作を行った。その結果、実験に使われたTikTokアプリの画面は白人至上主義者の動画一色に染まってしまったのだが、これは単なるモデレーション機能の問題ではなかった。熱心なユーザーがその気になれば、TikTokに細工をしてヘイトコンテンツであふれさせてしまうことも可能であることを示唆していたのだ。

TikTokは現在、ユーザーのレコメンドページを多様性のある新鮮な状態に保つ方法の実現に取り組んでいるという。つまり、反復コンテンツ、重複コンテンツ、以前視聴したコンテンツやスパムはレコメンドに表示されないということだ。これは同時に、同じクリエイターの動画や同じ楽曲を使った動画を連続して視聴しないよう気をつける必要があるということを意味している。TikTokでは安全上の理由から、人によってはショッキングな内容だと感じる動画をレコメンド表示しないようになっている。手術の動画や規制対象品を消費する(合法であっても)動画などだ。

さらに、ユーザーが興味を示しているカテゴリから外れるような動画や膨大な数の「いいね」を集めている動画がレコメンドフィードにときどき追加されることもあるという。これは多様性を向上させるためにTikTokが行っている試みの1つで、新しいコンテンツカテゴリやクリエイターに出会うチャンスを提供して、ユーザーに「新たな視点やアイデアを体験してもらう」ことがねらいだという。

これは、Facebook(フェイスブック)、 Instagram(インスタグラム)、YouTube(ユーチューブ)もうまく対応できていない問題だ。これら大手プラットフォームのアルゴリズムは多くの場合、以前に「いいね」したのと同じ類いの動画を目立たせるようになっており、時には徐々により過激的な見方に触れるように促すことさえある。まるで自分の声の反響音しか聞こえない部屋に閉じ込められているような状態だ。

この点がパーソナライズ機能の弱点だということは、TikTokも認識しているという。

TikTokはあるブログ投稿の中で、「趣向の異なる動画をときどきレコメンド表示することは、より広範な視聴者の間で人気のある動画がどれなのかをシステムがより正確に把握し、他のユーザーに素晴らしいエクスペリエンスを提供するのに役立つ。当社の目的は、ユーザーが興味を持つコンテンツを提供するのと同時に、(TikTokでレコメンドされなければ)味わえなかったであろう体験をさせてくれるコンテンツやクリエイターと出会えるようにすることだ」と語っている。

ちょうど今、米国とEUの規制当局が米国の大手テック企業に対し独占禁止法違反の疑いで捜査を進めており、特にTikTokは中国との関係について米国議会で審査されているという、まさにこの時期に、TikTokはレコメンデーションアルゴリズムを公開した。インドでもここ数週間、国境問題のせいでTikTokとその他の中国製アプリが攻撃の的になっており、一部のインド政府当局者がTikTokのブロックを要求するという事態がおきたばかりだ。

TikTokはこれまで、米国が持つ同社へのマイナスイメージを変えようと着実な取り組みを進めてきた。具体的には、Content Advisory Council(コンテンツ諮問委員会)を設立し、ロサンゼルスにTikTok Transparency Center(TikTok・トランスペアレンシー・センター)というラボを開設した。このラボでは、社外の専門家がTikTokのソースコードの閲覧や、TikTokのモデレーション機能が実際に動いているところを見学することが可能だ。

関連記事:インド政府による禁止措置を受けてTikTokがインドでアクセス不可に

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(翻訳:Dragonfly)

米国、英国、スペインの子どもたちは、YouTubeと同じ程度の時間をTikTokで過ごしている

子どもに関するアプリの使われ方や習慣を調べた最新の調査では、YouTubeの圧倒的な優位性に大きな脅威が迫っていることが判明した。子どもたちはグーグルのオンラインビデオプラットフォーム(YouTube)と、TikTokなど他のアプリやNetflix、ならびにRoblox(ロブロックス)といったモバイルゲームで時間を使い分けるようになっている。現在4歳~15歳の子どもは毎日平均85分間YouTubeビデオを鑑賞しており、TikTokで過ごす時間は毎日平均80分に達している。同調査によると、TikTokが子どものソーシャルアプリ使用を引き上げ、成長率は2019年で100%、2020年で200%に達している。

デジタル安全性アプリの開発元、Qustodio(クストディオ)が発表した年次報告で使われたデータは、米国、英国、スペイン在住の4歳~14歳の子どもを持つ6万世帯の情報を元にしている。そのため、世界的なトレンドを反映したものではない。この調査は2019年2月から2020年4月にかけた子どもたちのオンライン行動を対象としている。新型コロナウイルス危機を考慮に入れ、4つの主要なアプリカテゴリ(オンラインビデオ、ソーシャルメディア、ビデオゲーム、教育)に焦点を当てた。

同調査によると、子どもたちが最も頻繁に利用するアプリにYouTubeが当然のごとく数えられている。

子どもたちは、4年前と比べて2倍の量のビデオを鑑賞するようになっている。YouTubeの公式アプリは13歳以上を対象としているが、それでもこの結果が得られた。これまで徹底されていない年齢制限に対して、YouTubeは2019年にFTC(連邦取引委員会)から米国の子どもに対するプライバシー規制違反を理由に、前例のない1億7000万ドルの罰金を課されている

YouTubeアプリは現在、米国の子どもの69%、英国の子どもの74%、スペインの子どもの88%に利用されている。より低年齢の子どもに向けたアプリのYouTube Kids(YouTubeキッズ)は、米国の子どものわずか7%、英国の子どもの10%でしか使用されておらず、スペインに至っては統計に値しない程度の数字でしかない。

オンラインビデオで第2位となるのはNetflixであり、米国の子どもの33%、英国の29%、スペインの28%が視聴している。

2020年初頭、米国の子どもたちはYouTubeで1日あたり86分を消費している。これは2019年の88分からわずかに下がっている。英国の子どもたちは1日あたり75分を消費しており、これも2019年の77分からわずかに下落している。スペインでは1日あたり63分となっており、同じく2019年の66分からわずかに下がっている。

予想されたことながら、新型コロナウイルスでロックダウンが続くなか、YouTubeの視聴時間は大きく増加した。例えば、4月中旬の米国では子どもたちがYouTubeに1日あたり99分を費やしている。

YouTubeの合計消費時間が減っている理由には、子どもたちがTikTokを利用する時間が増えていることも一因として挙げられている。YouTube規制の増加および関連収益の減少につれ、クリエイターがグーグルのビデオプラットフォームから中国発のこの短いビデオ専用のアプリに移動する勢いをさらに増せる可能性がある。クリエイターが増えれば、コンテンツが充実し、TikTokの魅力が高まるであろう。

昨年、TikTokはフェイスブックが所有していないアプリでは世界でベスト5に入るダウンロード数を誇り、すべての年齢層にわたって成長を続けている。

2019年5月から2020年2月まで、TikTokで子どもが過ごす平均時間は米国で116%増えて82分となり、英国では97%増えて69分、スペインでは150%増えて60分となった。

2020年2月、米国の子どもの16.5%がTikTokを使用しており、これはインスタグラムの20.4%をわずかに下回っているだけで、スナップチャットの16%をすでに上回っている。英国とスペインではそれぞれ、17.7%と37.7%の子どもがTikTokを使用している。

また、TikTokで過ごす時間はCOVID-19のロックダウン期間中に増加しており、同アプリはYouTubeで費やされる時間よりもほんの数分足りない程度にまで成長している。例えば米国では、COVID-19ロックダウン期間中に子どもがTikTokを使用する平均時間は95分に達しており、YouTubeの97分との差は2分しかない。

オンラインゲームでは、ロブロックスが圧倒的な優位を見せ、米国と英国では、それぞれ54%と51%の子どもがプレイしている。スペインでは、わずか17%にとどまるが、その代わり、スペインの子どもはBrawl Stars(ブロスタ)に熱中している。

同様に、米国の子どもの31%、英国の子どもの23%がマインクラフトを遊んでいるが、スペインではわずか15%だ。

ロブロックスは小さな気晴らしなどではない。子どもたちが画面に集中する時間を占めてきている。

2020年2月では、このゲームだけで1日あたり81分が米国で消費され、英国では76分、スペインでは64分が消費されている。平均すれば、子どもたちは他のビデオゲームアプリよりもロブロックスを約20分長く使用している。(フォートナイトはいい気味だ)

新型コロナウイルスのロックダウン中、ロブロックスで遊んだ子どもはゲームに費やす時間を延ばしており、米国/英国/スペインではそれぞれ、31%/17%/45%の増加率が見られている。ただし、ロックダウンはゲームアプリを使用する子どもの割合を増やしていないことが明らかとなった。

教育アプリ全体は、ロックダウンが始まるまでは、2019年から2020年初頭までほとんど成長していなかった。しかし、調査対象の3つの市場のうち2つでGoogle Classroom(グーグルクラスルーム)が市場を制覇し、スペインの子どもの65%がこのアプリを使用するに至り、米国では50%の子どもが使用しているが、英国ではわずか31%にとどまっている。(英国ではShow My Homework(ショーマイホームワーク)の方が人気があり、ロックダウン期間中に42%へ成長した)

報告では、増加した子どものアプリ使用率は、政府のロックダウンが解除されにつれ多少減少しても、新型コロナウイルスが蔓延する以前のレベルへ戻ることはないであろうと示唆されている。これは、Nielsen(ニールセン)社が本日発表した常時接続のTV利用に関する調査結果とも一致する。この調査でも、政府の規制が解除された後に、コロナ以前のレベルへの落ち込みは見られていない。

クストディオの報告ではこう述べられている。「今では、およそ250億台のデバイスが世界中で相互接続されている。そして、こうしたデバイスの多くが子どもたちに所有されている。」同報告はこう締めくくっている。「今日、米国の子どもは平均して毎日100分近く、YouTubeを鑑賞している。英国の子どもは毎日70分近くもTikTokで過ごし、スペインの子どもはロブロックスで毎日90分以上を費やしている。アプリの使用時間がとっくに増加し始めた世界は、もはや以前の状態に戻ることはないだろう。新型コロナウイルスはそれを加速させただけだ」。

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Tag:YouTube TikTok 動画配信

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(翻訳:Dragofly)