Apple Watchで家電の操作が可能に―スマートリモコンNature Remo専用アプリがアップデートで対応

Apple Watchで家電の操作が可能に―スマートリモコン「Nature Remo」専用アプリがアップデートで対応

Nature(ネイチャー)は3月31日、スマートリモコン「Nature Remo」(ネイチャーリモ)の専用アプリ「Nature Remoアプリ」(Android版iOS版)のアップデートを行い、Apple Watchに対応させたと発表した。これによりユーザーは、Apple Watchから家電の操作やシーンの実行が可能になった。Apple Watch対応は、Nature Remoアプリのver.8.1.3以降で利用可能。またApple WatchのOSは、ver. 8.0以降より対応している。

今回のアップデートによりApple Watchで可能となった操作は「『プリセット家電』の電源オンオフ」「『シーン』の実行」の2種類。

Apple Watchで可能となった操作

  • 「プリセット家電」の電源オン/オフ:現在、Nature Remoアプリに家電を登録できる「プリセット家電」は、エアコン、テレビ、一部の照明の3つとなっている。今回のアップデートでは、これらの家電の電源のオンオフが可能となる(プリセットに関する詳細はプリセット家電一覧を参照)
  • 「シーン」の実行:複数の家電の一括操作を「シーン」として作成できる。今回のアップデートでは、この「シーン」の実行が可能となった。シーンは、単一の家電での作成も可能で、コントロール画面から1タップでいつもの決まった操作を行うショートカットのような用途にも利用できるという。なお、シーンの作成については、スマートフォンのコントロール画面から行える
Apple Watchの「Nature Remoアプリ」画面イメージ

Apple Watchの「Nature Remoアプリ」画面イメージ

Nature Remoは、累計販売台数40万台を超えるスマートリモコン。タイマー機能や、GPS機能、温度・湿度、照度、人感センサー(「Nature Remo mini」シリーズは温度センサーのみ)を搭載しており、ライフスタイルに合わせた家電の自動操作を実現できるという。赤外線リモコンを備えた家電であれば、メーカーや型番・年式などに関係なく使用でき、センサーを用いた自動制御も可能。スマートフォンで外出先から家電を操作できるほか、「Google Home」や「Amazon Echo」シリーズ、「Apple HomePod」などのスマートスピーカーと連携させることで、音声による家電の操作も行える。

また、電力小売サービス「Natureスマート電気」と併用すると、電気代が高くなる時間帯を自動で判別し、エアコンの温度を自動調節する。ボタン1つで手軽に節電・節約の効果が得られる機能を利用可能だ。

グーグルがFitbitの不整脈監視技術をFDAに認可申請、Apple Watchより高精度との研究結果

グーグルがFitbitの不整脈監視技術をFDAに認可申請、アメリカ心臓協会がApple Watchより高精度との研究結果

FitBit Charge 5 Engadget

Googleが、ユーザーの心拍を監視する技術のデータを米食品医薬品局(FDA)に提出、審査申請したことを明らかにしました。Googleによれば、この心拍モニタリング技術のアルゴリズムはユーザーの心房細動を98%の確率で発見できるとのこと。

この技術は、赤外線を照射して動脈や毛細血管の血流量変化を監視、心拍情報を得る光電式容積脈波記録法(PPG)を用い、受動的にユーザーの手首の血流を追跡することで不整脈などを検知します。

FItbitはGoogleに買収される前の2020年からこの技術に関する研究を開始しており、これまでに50万人近いユーザーが参加してデータを提供してきました。その結果、参加者の約1%となる5000人弱に不整脈が見つかったとのこと。そして、この技術の正確性を判断するため、不整脈が見つかった人々にパッチ型の心電図レコーダーを使用した遠隔診断を提案、約1000人がそれに応じて調査を実施したところ、その1/3の人たちの診断が確定。心房細動に関するこの技術の予測正確性が98%と算定されました。この研究調査結果は2021年にアメリカ心臓協会に発表されています。

ちなみに、Apple Watchの心房細動検出機能は、同様の規模で行われた研究によると84%だったとのことで、Fitbit社のリサーチサイエンティストTony Faranesh氏は「この結果は非常に有望であり、不整脈の早期発見と治療に実際に役立つものと考える」とコメントしています。

不整脈の一種である心房細動は、血流の停滞を引き起こすことで心房内に血栓を発生し、それが剥がれて末端の血管を詰まらせたり、はては心原性脳塞栓症と呼ばれる脳梗塞を引き起こす可能性があります。日常的に身につけるデバイスでより正確に不整脈の監視が可能になるということは、このような命に関わる症状を実際に予防するまではできなくとも、心構えや何らかの備えになることが期待されます。

なお、この研究で用いられたパッシブ心拍モニタリング技術はFDAに承認申請が出された段階であるため、Faranesh氏はこの機能がいつ頃Fitbitのデバイスで利用可能になるのかについては述べていません。しかし、同種の機能を用いたApple Watchでは、心電図アプリがユーザーの異常を早期に検知した結果重大な事態に至らずに済んだという話がよく伝えられており、より高精度に異常検出が可能なFitbitデバイスの発売が期待されるところです。

(Source:GoogleEngadget日本版より転載)

米アリゾナ州がApple Walletに運転免許証と州IDを登録できる最初の州に

米国時間3月23日、Apple(アップル)はアリゾナ州が、運転免許証や州IDをApple Walletアプリにデジタル保存できる機能を住民に提供する米国初の州となることを発表した。同社はすでに2021年秋に、この新機能を最初に提供する州を確定したと発表していた。今回のサービス開始により、Appleデバイスの所有者は、フェニックス・スカイハーバー国際空港の一部のTSAセキュリティチェックポイントから、iPhoneまたはApple WatchをタップしてIDを提示できるようになる。

Appleの説明によると、この機能を使い始めるには、アリゾナ州在住の人は、iPhoneのWalletアプリの画面上部にあるプラス「+」ボタンをタップし「運転免許証または州ID」を選択し、画面の指示に従ってセットアップと認証プロセスを開始する。本人はカメラで自撮りした後、既存の運転免許証または州IDの裏と表の両方をスキャンすることで認証を受ける(つまり、これはそもそも陸運局でIDや免許を取得することの代替にはならないということだ)。

また、セットアップの過程で、顔や頭の一連の動作を行うようユーザーに求める不正防止ステップも追加されている。このアプリでは、ユーザーがカメラに写真をかざすなどして不正を行っていないことを確認する手段として、頭を横に向ける必要があるカメラ映像が表示される。

これらのスキャン画像とユーザーの写真は、発行州に安全に提供され、確認される。さらにAppleは、IDを提示した人がそのIDの所有者であることを確認するための数値コードも送信する。なお、認証の際に要求された、提示者が頭を動かしている映像は送信されない。

承認プロセスは通常数分で完了し、クレジットカードを追加するときと同様に、IDがWalletで利用可能になるとユーザーに通知される。

画像クレジット:Apple

IDや免許証がWalletに追加されると、ユーザーは対応するTSAチェックポイントでIDや免許証にアクセスすることができるようになる。ユーザーは、どのような情報が要求されているかを確認し、Face IDまたはTouch IDで情報を提供することに同意することができる。これはApple Payと同様の仕組みで、ユーザーはこの機能を使うためにiPhoneのロックを解除する必要もない。そして、同意を得た情報は暗号化された通信でIDリーダーに送信されることになる。

情報はデジタルで共有されるため、ユーザーは物理的なIDカードを渡す必要はなく、デバイスを渡す必要もないとAppleは述べている。TSAのリーダーは、さらなる確認のために旅行者の写真も撮影する(これは、TSAの職員が免許証を見てから、顔を見てその人物が本人かどうかを判断するのと同じことだ)。

画像クレジット:Apple

Appleによると、まもなくコロラド州、ハワイ州、ミシシッピ州、オハイオ州、プエルトリコの領土などでもこの機能が提供されるようになるという。そしてアリゾナ州に加え、コネチカット州、ジョージア州、アイオワ州、ケンタッキー州、メリーランド州、オクラホマ州、ユタ州の7州が搭載予定であることを以前から発表していた。

Appleは2021年の開発者会議で、Apple Walletで運転免許証やIDをサポートする計画を初めて紹介していた。しかし、11月にiOS 15のウェブサイトで公開されたアップデートで、Appleはこの機能が2022初頭まで延期されることを静かに明かしている。同社はもちろん、ユーザーのIDを確認しなければならないことを考えると、州政府の意向もこのような機能の実現に影響する。

画像クレジット:Apple

この機能を利用するには、ユーザーはApple Walletの利用規約と、州が要求する可能性のある追加の利用規約に同意する必要がある。ただし、それらの条件が何であるかは、州レベルで決定される。

スマートフォンにIDを保存することを警戒する人もいるかもしれないが、AppleはIDデータを検証のためにアリゾナ州に送る際に暗号化し、Appleのサーバーに一時的にでも保存することはないと顧客に保証している。IDがデバイスに追加されると、そこでも暗号化されている。

つまり、デバイスのSecure Enclaveプロセッサに関連付けられたハードウェアキーによって暗号化され、保護されているのだ。Face IDやTouch IDを使っている顧客、またはその顧客のパスコードを持ってWalletにアクセスできる人だけが、IDの詳細を見ることができる。

また、セキュアエレメントにはハードウェアキーが関連付けられており、ユーザーがAppleデバイスを介してTSAにIDを提示する際に使用される。そして、デバイスが運転免許証やIDのデータに署名し、依拠当事者(TSA)はデバイスの署名だけでなく州の署名も調べることで、これが有効な州のIDであることを暗号的に検証することができる。これは、もし誰かがユーザーのデバイスからID情報を取得できたとしても、デバイスのハードウェアと結びついているため、提示できないことを意味している。

この新機能は、iOS 15.4を搭載したiPhone 8以降のデバイスと、watchOS 8.4以降を搭載したApple Watch Series 4以降でサポートされている。当面は、フェニックス空港を皮切りに、一部のTSAチェックポイントのみがこの機能をサポートし、順次追加していく予定だ。Appleは、法執行機関との提携を含め、将来的には他のユースケースにも取り組んでいくとしている。

画像クレジット:Apple

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(文:Sarah Perez、翻訳:Akihito Mizukoshi)

ウクライナ侵攻を受けた販売停止によりロシアでアップル製品価格が暴騰

ウクライナ侵攻を受けた販売停止によりロシアでアップル製品価格が暴騰

DIMITAR DILKOFF via Getty Images

アップルはウクライナ侵攻を受けてロシアでの製品販売を停止しましたが、それによりロシア国内の小売業者が経済制裁とインフレに備えてか、iPhoneやMacの価格を大幅に引き上げていると報じられています。

ロシアのテック系サイトiPhones.ruによると、アップルがロシアでの一時的な販売停止を発表した後に、同社の製品は「ほぼ全ての場所で」価格が急上昇していると伝えられています。

最たる製品は16インチMacBook Pro(2021)のM1 Max/RAM 64GB/1TBモデルで、2日時点での価格は113万8070ルーブル、およそ110万円以上と見積もられます。ちなみに、ここ数日ルーブルは暴落しているので、全ての円換算は「およそ」となります。

ウクライナ侵攻を受けた販売停止によりロシアでアップル製品価格が暴騰
またiPhone 13 Pro Max(1TB)は30万ルーブル以上で、ほぼ29万円ほど。iPhone 13系で最も安いiPhone 13 mini(128GB)でも約9万円以上となっています。またApple Watch Series 7の最も高価なモデルは約19万円、12.9インチのM1 iPad Pro(2TB)は35万円ほどという高騰ぶりです。

またロシア国内では、欧米がロシアの大手銀行5行への経済制裁を実施したことから、それらの口座に紐付けられたApple Payも利用停止となっています

ウクライナの人々はもちろん、物価の高騰や物資不足に苦しめられているロシアの方々、原油や天然ガスなどが途絶する危機に晒されている全世界を救うためにも、ロシア軍の侵攻が一刻も早く中止されることを祈りたいところです。

(Source:iPhones.ru。Via iMoreEngadget日本版より転載)

ベルキンの新3in1ワイヤレス充電器は最新Apple WatchとiPhoneをすばやく充電

Belkin(ベルキン)の新しい3in1ワイヤレス充電器は、iPhoneとApple Watchユーザーにカスタマイズされており、iPhone 12と13のMagSafe 15Wの充電速度を実現し、最新のApple Watch Series 7の急速充電にも対応している。またベルキンは、USB-Cケーブルを内蔵し、Series 7に高速充電の互換性を提供するApple Watch用の新たなスタンドアロンポータブル高速充電器も発表している。

ベルキンのBOOST↑CHARGE PRO MagSafe 3-in-1 ワイヤレス充電パット(長いので以降「3in1充電器」)は、先に触れたとおりiPhone用のMagSafe 15Wワイヤレス充電器を搭載している。また、AirPodsへの給電に使える標準的なQi対応のワイヤレス充電パッドも搭載、さらに急速充電に対応した調整可能なApple Watch充電パックもある。スタンドの下にはスイッチがあり、新旧のApple WatchモデルやさまざまなApple Watchケースに合わせてスタンドの高さを調整することができる。

スタンドはゴム製のシリコンで覆われているので、夜中にぶつけてもガジェットが傷がつく心配もない。電源は付属の40W電源アダプターに差し込むコード1本だけだ。私はこの製品を1週間ほど使っているが、Appleファンのための、コード1本で最大速度を実現したベッドサイド充電ソリューションとして最高の選択肢だと自信を持ってオススメできる。

価格は149.95ドル(日本では税込1万7800円)で、Appleのウェブサイトなどで本日から販売されている。

ベルキンのBOOST↑CHARGE PRO Apple Watch用ポータブル急速充電器(これも長いので「Watch充電器」と呼ぶ)は、純正のApple Watch用の小さな充電器に代わるすばらしいプロダクトだ。ケーブルが内蔵されているため、持ち運びに便利で、さまざまなApple Watchのモデルやケースに合わせて調整でき、平置きと立て置きの両方で充電可能だ。さらに、Series 7を急速充電することもできる。Apple Watch専用の充電器としては、間違いなく最高の製品だ。

このWatch充電器は59.95ドル(日本では税込7400円)と、Appleの専用マグネット式充電ドックより安価で、Appleのウェブサイトなどで注文を受け付けている。

画像クレジット:Belkin

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(文:Darrell Etherington、翻訳:Katsuyuki Yasui)

イオンの電子マネーWAONがiPhoneとApple Watchで利用可能に、全国86万カ所以上の店舗でタッチ決済OK

イオンの電子マネーWAONがiPhoneとApple Watchで利用可能に、全国86万カ所以上の店舗でタッチ決済2021年10月21日(本日)、イオンの電子マネーWAONが Apple Pay で使えるようになりました。全国約86万か所以上の店舗で、iPhone や Apple Watch を用いたタッチ決済ができます。

対応機種と動作環境は下記の通り。

  • iPhone: iPhone 8以降、iOS 15以降
  • Apple Watch: シリーズ3以降、WatchOS 8以降

新規発行手数料や年会費は無料ですが、Walletアプリから新規発行をする場合、1000円以上のクレジットチャージが必要です。新規発行手順の流れは、まずWalletアプリで「+ボタン」をタップし、「電子マネー」からWAONを選択。つづいて金額を選び「追加」をタップします。利用規約に同意した後、WAONアプリをダウンロードします。

「WAONカード」「G.G WAON」「ゆうゆうワオン」を所有している場合、iPhoneに読み込ませて使うことも可能です。

ちなみに、Walletアプリで新規発行後、WAONアプリで会員登録を行うと、「会員登録限定!いつでもポイント2倍」の特典の対象となります。ただし、Walletアプリで新規発行または電子マネーWAON会員未登録のWAONを読み取り設定した場合は特典付与の対象外となります。

チャージ方法は、WAONアプリ、現金、ポイントから選べます。なお、WAONアプリでオートチャージを設定すれば、残高が少なくなった場合に、指定のイオンカードから自動チャージされます。

  1. イオンの電子マネーWAONがiPhoneとApple Watchで利用可能に、全国86万カ所以上の店舗でタッチ決済

 

このほか、応募先着10万人に500ポイントを進呈するキャンペーンが始まります。具体的な条件は、「Apple Pay の WAON 番号」を新規発行するか、カードを読み込んだ後、キャンペーン期間中(10月21日〜11月4日)にWAONの公式サイトにて応募し、合計1万円以上のチャージを行うこと。

  1. イオンの電子マネーWAONがiPhoneとApple Watchで利用可能に、全国86万カ所以上の店舗でタッチ決済

(Source:WAONEngadget日本版より転載)

【レビュー】Apple Watch Series 7、アップルがトップを走り続ける要素がすべて揃う

スマートウォッチカテゴリー全体の第2四半期の業績は好調で、前年同期比で27%の増加となった。 新型コロナウイルス流行の懸念にもかかわらず、あるいはその懸念があったからこそか、前年同期比で20%の増加となっている。これらのデバイスの人気は、まさに潮の満ち引きのようなもので、大手企業のほとんどが全体的な普及率の上昇から恩恵を受けている。

しかし、かなり成熟したカテゴリーでは滅多に見られないあり方で、1つのモデルが引き続き大きくクローズアップされている。Counterpoint Researchによると、前四半期、Apple Watchのアクティブユーザー数は1億人を超えたそうだ。Apple Watchは「Series 6」「SE」「Series 3」で世界のスマートウォッチ市場のトップ4のうち3つを占めており、Samsungは最新の「Galaxy Watch Active」でなんとか3位に食い込んでいる。

ローエンド市場では、100ドル(約1万1300円)以下のデバイスが続々と登場し、競争が激化しているが、プレミアムおよびミッドレンジ市場では、SamsungやGoogleなどの競合他社が手を組んで対抗するほど、Appleは圧倒的な強さを維持している。Appleはどうしているか?ただ多少の手を加えるだけでいい。画面を少しだけ大きくしたり、充電器の機能を上げたり、そして何よりすでに良いものにはあまり手を加えないようにしている。

画像クレジット:Brian Heater

ヘルス面でのアップデートなど、変わった噂情報が飛び交っていたが、それは間違いで、Appleはデバイスの外観を変えることに注力する道を選んだ。Series 7は、過去数世代の中で最も大きなデザイン変更の1つとなるが、それも急激な変化とはいえない。むしろ、つけて歩いていても誰にも気づかれないかもしれないレベルのものだ。

一方、日常的にApple Watchを使用している方であれば、腕につけた瞬間にその違いに気づくはずだ。Series 6からSeries 7へのアップグレード。大型モデル(今回のレビュー記事ではこちらを中心に扱う)の画面サイズは、1.78インチ(スマートフォンと同様に対角線上の測定)から1.9インチにアップデートされている。これは、Series 6に比べて20%、なぜかいまだに販売されているSeries 3に比べて50%の増加となる。

世代を超えた急激な変化というわけではない。また、電卓のボタンが12%大きくなったからといって、誰もがアップグレードを希望するわけでもないだろう。実は、ウェアラブルという製品の性質上、デザイナーはあまり過激なデザイン変更をすることができない。なぜなら、製品は身体にフィットしなければならないからだ。初期のスマートウォッチは、装着性を阻害してしまう大きなデザインで苦戦した。

画像クレジット:Brian Heater

画面サイズが大きくなっても、周囲のハードウェアが小さくなれば、それに見合うだけの効果が得られるはずだ。それが、ベゼルを1.7mmまで薄くしたことで一部成功することになった。黒いベゼルが完全になくなったわけではないが、Series 6と比較しても、明らかにスリムになっている。にもかかわらず、ケース全体のサイズを40 / 44mmから41 / 45mmへと拡大せざるを得なかった。これまで、スマートウォッチのケースサイズが大きくなることに問題を感じていた者としても(Samsungのことを指している)、この1mmの増加による違いはあまり感じられなかった。手首に装着しても、寝るときに装着しても同じ感覚だ。私は、スマートウォッチを寝るときに着用することが完全に快適だとは思わないが、ヘルス計測結果は変わってくるかもしれない。

2インチ以下の画面では、ミリ単位での調整が必要になるが、このような調整によりUIも調整され、驚くほど多くのコンテンツを追加できるようになった。同社によると、メッセージなどのアプリケーションでは、Series 6に比べてテキストを50%以上追加で表示できるようになったとのことだ。また、文字数が少なくて済む場合には、文字サイズが2倍になり、たとえばパスコード画面のボタンが大きくなるなどの効果がある。

しかし、日常生活での最大の変化は、フルQWERTYキーボードが追加されたことだ。テキスト入力は、タップするか、QuickPathで文字をスライドさせて行う。小さな画面で、どちらもうまく機能していることに驚いた。アプリケーションを開くとすぐに、接続しているiPhoneに「Apple Watchキーボード入力」の通知が表示され、iOSでテキストを入力するかどうかを尋ねてくる。ほとんどの場合、答えはおそらく「イエス」だろう。しかし、もし少しの間携帯電話から離れることになった場合、その選択肢があるのはすばらしいことだ。

画像クレジット:Brian Heater

今回のモデルでは、ディスプレイのクリスタルに厚みを持たせることで、強度を高めている。腕時計は携帯電話ほど砕けて割れるようなことはないだろうが、私にはちょっとしたことで時計をドアにぶつけてしまう悪い癖がある。まだ割れるようなことにはなっていないが、すでに何度か危ない目にあっている。また、この時計は、従来のWR50の防水に加えて、防塵機能を追加した初めてのモデルだ。IP6Xで、完全な防塵性能を実現している。

ディスプレイのエッジが少しだけカーブしてケースと同じ高さになり、横から見たときでもディスプレイが少しだけ見えるようになっている。新しいカウンターウォッチフェイスは、数字を縁に沿って伸ばし、この利点を活かしているといえる。他の2つの新しいフェイス(モジュール式デュオとワールドタイム)は、追加されたスペースを利用して、さらに多くのコンプリケーションを詰め込んでいる。

画像クレジット:Brian Heater

ケースが大きくなったことで、実質より大きなバッテリーも搭載できるようになったことになる。実際に容量を増やしたかどうかについては、Appleが明らかにしていないので、必ず行われるであろう分解の検証結果を待つしかない。しかし、これまでと同じバッテリー駆動時間を維持するために、電池容量を少し増やした可能性は高いと思われる。Appleは18時間を約束しているが、確かに、ディスプレイが大きくなり、常時点灯でもかなり明るくなった(内側では70%、同社調べ)にもかかわらず、問題なく1日を過ごすことができるはずだ。

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競合他社の中には、1回の充電で何日も使えることを謳っているものもあるので、純正の睡眠トラッキング機能が追加されたことで、バッテリー駆動時間に対してもより積極的なアプローチができるのではないかと期待していた。少なくとも新たに得たものは、Series 6に搭載されているものよりも33%高速で、約45分で80%の充電が可能な新しいUSB-Cマグネット式充電器だ。実際には、10分以内にひと晩分の充電ができることを意味する。つまり、計画的に充電すれば、快適に昼夜を問わず装着できるというわけだ。

新しい充電器は、旧モデルの時計との互換性があり、それらを通常速度で充電することができる。しかし、廃棄物を減らすというAppleの方針に基づき、Series 7には電源アダプターは付属していない。しかし、みんなが(願わくば)持っているUSB-Cのものを使って充電することができる。また、新しいバンドもいくつか用意されているが、Series 7は、ありがたいことに、Appleのサイトにある既存のバンドすべてと互換性がある。

画像クレジット:Brian Heater

センサー類はほぼそのままで、Series 7にはこれまでと同じプロセッサとLTEチップが搭載されている。Series 8では5Gになるのだろうか?新色もいい。Appleから送られてきた「グリーンアルミニウム」は、予想以上に繊細な色合いだった。濃いオリーブ色で、光の加減によってはダークグレーやブラックと見間違うほどだ。もうちょっとポップな感じにしたいなら、赤や青がいいかもしれない。

Series 7の価格は、41mmが399ドル(日本では税込4万8800円)から、45mmが429ドル(日本では税込5万2800円)から。バンドの種類や仕上げによって、価格も上がる。もしすでにSeries 6を持っている人にとっては、それほど大きなアップグレードにはならないだろう。まだ使えるのであれば、1年か2年待って、ヘルス機能やその他の機能について、Appleが今後どのような展開を見せてくれるのか見てみてはどうだろうか。今のところ、Appleがトップを走り続けるには十分な要素が揃っている。

画像クレジット:Brian Heater

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(文:Brian Heater、翻訳:Akihito Mizukoshi)

Apple Watchでau PAY(コード支払い)が可能に、支払履歴も確認可能

Apple Watchでau PAY支払いが可能に、支払履歴も確認可能

Apple Watchでau PAY (コード支払い) の支払いが可能になりました。au PAYアプリの最新バージョン(iOS 9.14.1以上)をダウンロードすることで利用できます。

これにより、店舗等でスマートフォンを出さずに、Apple Watchに表示したバーコードやQRコードを提示して決済できるようになります。

Apple Watchの画面上では、残高表示・非表示の設定、設定しているau ID、支払いの詳細情報、もらえるポイント数、支払履歴も確認できます。

Apple Watchでau PAY支払いが可能に、支払履歴も確認可能

(Source:KDDIEngadget日本版より転載)

モバイルSuicaで障害、iPhone・Apple Watch向け「Apple PayのSuica」でチャージなど不可に

モバイルSuicaで障害、iPhone・Apple Watch向け「Apple PayのSuica」でチャージなど不可にJR東日本は10月5日未明、モバイルSuicaサービスのうち、iPhone / Apple Watch向けに提供している『Apple PayのSuica』でチャージや定期券、グリーン券の購入が行えない不具合が発生していると発表しました。

同社は『現在復旧を急いでいる』としたうえで、チャージは店舗・駅の券売機等で、定期券・グリーン券の購入は駅の券売機で行うよう案内しています。

また、『Apple PayのPASMO』ユーザーからも「チャージできない」との報告が上がっています。

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

Apple Watch Series 7は10月15日発売、税込4万8800円から

米国時間9月14日に開催されたビッグイベントでデビューしたApple Watch Series 7の発売日は、「秋」という漠然としたものだった。本日、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、メキシコ、ロシア、韓国、アラブ首長国連邦、英国、米国のユーザーを対象に、日本時間10月8日午後9時から予約受付を開始し、1週間後の15日から店頭で販売することを発表した。

関連記事:Apple Watch Series 7は20%も大きなディスプレイでもっと頑丈に

最も注目すべき点は、ディスプレイのサイズが前モデルよりも20%大きくなり、文字の表示量が50%増加したことだ。さらにディスプレイはより明るくなり、クリスタルも強化されている。また、防塵性能はIP6X、防水性能はWR50となっている。ウワサと違い全体的なバッテリー駆動時間は改善されていないが(定格は18時間)、充電は33%高速化されている。

画像クレジット:Apple

このスマートウォッチには、アルミニウムはミッドナイト、スターライト、ブルー、グリーン、(Product)Redの5種類のカラーがある。ステンレスは3色(シルバー、グラファイト、ゴールド)、チタンは2色(チタニウム、スペースブラックチタニウム)のラインナップがある。Apple Watch Series 7は399ドル(税込4万8800円)から、SEは279ドル(日本では税込3万2800円)からとなっています。また、Series 3は199ドル(日本では税込2万2800円)からとなっており、こちらも引き続き購入することができる。

アップルは、スマートウォッチの世界市場で圧倒的なシェアを維持しており、GoogleやSamsungといった競合他社は、Wear OSとTizenの両方を採用した「Galaxy Watch 4」で力を合わせている。Amazonもウェアラブル市場に参入しているが、これまでのところフィットネスバンドに特化しており、Google傘下のFitbitの直接的なライバルとなっている。

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画像クレジット:Apple

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

Apple Watchのロック解除バグを修正するiOS 15アップデート提供開始

Apple Watchでロックを解除するようにiPhoneを設定し、最近iPhone 13にアップグレードした人は、ソフトウェアのバグで、この機能を継続して使用することができないかもしれない。ただし、すでにありがたいことに修正プログラムが登場しているので、それをインストールすれば「Face ID」に頼る必要はない(もちろんパスコード入力の必要もない)。最新のiOS15アップデート(iOS 15.0.1)が登場している。変更履歴によると「iPhone 13モデルで『Apple WatchでiPhoneのロック解除』が機能しなかったことがある問題」のバグ修正が行われている。

Appleは2021年初めにwatchOS 7.4でApple Watchでのロック解除機能を追加し、外出中にマスクをしていてもiPhoneに簡単にアクセスできるようにした。この機能は、その後のiOSとアップデートで壊れ、修正するために別の無線パッケージが必要だった。Appleは最近、iPhone 13の一部のモデルでこの機能が動作しないことを認め、近日中に解決策を提供すると述べていた。iPhone 13は9月24日に販売が開始されたばかりであり、少なくともこの問題は早期に発見されたといえるだろう。アップデートが数日後に行われたのは良いことだが、ここ数カ月の間に同社がこの機能に関して抱えていた問題を見るのは興味深いことだ。

編集部注:本稿の初出はEngadget。執筆者のCherylnn LowはEngadgetのレビューエディター。

画像クレジット:AleksandarGeorgiev / Getty Images

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(文:Cherylnn Low、翻訳:Katsuyuki Yasui)

Apple Watchが心房細動以外の不整脈も検出できることを示す新たな研究結果

スタンフォード大学とAppleが2017年に実施した「Apple Heart Study」では、40万人を超える被験者の登録に成功し、この種の研究としては過去に実施された中でも最も大規模なものの1つとなった。継続的な研究により、Apple Watchは心房細動(AF)に加えて、その他の不整脈も検出できることが明らかになっている。Apple Watchは現在、心電図(ECG)センサーを追加したSeries 4アップデートにより、心房細動の検出と通知の機能をコアヘルス機能の1つとして提供している。

Apple Heart Studyの結果は、この機能の背後にある科学的根拠を証明している。Apple自身は、非常に正確な予測や実際の医療機器ではなく、自分の健康や心臓の健康に影響を与える可能性のある状態をより認識するための方法だと位置づけている。しかし何年も前からApple Watchユーザーの中には、心房細動の通知機能と医師によるフォローアップのおかげで無症状の問題を早期に発見できたという話が数多く確認されている。

今回のHeart Studyの追加調査では、収集したデータをさらに掘り下げ、Apple Watchから不整脈の可能性に関する通知を受けたものの、医療用心電図によるフォローアップ検査でAFが検出されなかった参加者の40%に、他の不整脈が存在していたことがわかった。これらの不整脈には、早発性心室複合体、非持続性心室頻拍などがある。これらの不整脈はごく一般的なもので、経験者の間では動悸として認識されることが多いが、特に早発性複合体は他の基礎疾患の指標となる可能性がある。

米国心臓協会の「Circulation Journal」に掲載された今回の研究では、通知を受けた後に心電図パッチを使って心房細動が検出されなかった参加者の約3分の1が、Apple Heart Study終了時には実際に心房細動と診断されていたことも判明した。これは、これまでの研究で示されたよりも、Apple製ウェアラブルデバイスの有効性が高いことを示唆している。

新世代のApple Watchに導入される新しいセンサーや技術的機能の可能性については、常にさまざまな憶測が飛び交っているが、Apple Heart StudyやApple Heart and Movement Studyといった大規模な研究から、既存のハードウェアやセンサーを利用した新機能への道筋が見えてきている。他の心臓の不整脈を検出するというApple Watchの有望な結果は、将来、より多くの「ヘルスケア」機能を生み出すかもしれない。

画像クレジット:Apple

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(文:Darrell Etherington、翻訳:Dragonfly)

アップルがiPhoneのデータを使ったメンタルヘルスのモニタリングに取り組んでいるとの報道

Apple(アップル)は、iPhoneを使ってうつ病や不安症、認知機能の低下などの症状を検出・診断する方法を研究していると報じられている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、研究者たちは、動きやすさ、睡眠パターン、人のタイピングの仕方などのデータを分析することで、これらの状態に関連する行動を発見できるのではないかと期待している。

また、そのデータには顔の表情分析や心拍数、呼吸数などの測定も含まれているかもしれない。すべての処理はデバイス上で行われ、Appleのサーバーにデータが送られることはない。

Appleは、これらの機能の開発につながる研究プロジェクトを進めている。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では、2021年から始まる研究で、3000人のボランティアのApple WatchとiPhoneのデータを用いてストレス、不安、うつ病について研究を進めている。2020年に始まった試験フェーズでは、150人の参加者のデータを記録した。

研究者たちは、iPhoneやApple Watchのセンサーから取得したデータと、参加者が記入した気分に関するアンケートを比較するとのことだ。また、参加者の毛根に含まれるストレスホルモンであるコルチゾールのレベルも測定すると言われている。AppleとUCLAは、2020年8月に3年間の研究を発表した

今回のAppleのプロジェクトに関係しそうな別の研究プロジェクトも進行中だ。Appleと製薬会社Biogen(バイオジェン)は2021年1月、認知機能をモニターし、アルツハイマー病に発展する可能性のある軽度認知障害を発見するための2年間の研究に取り組んでいると発表した。計画では、約半数が認知機能障害のリスクが高いとされている約2万人の参加者を対象としている。

この調査で得られたデータがうつ病や不安神経症の症状と一致した場合、Appleはそのデータを、メンタルヘルス疾患の兆候が見られた場合にユーザーに警告する機能を作ることに使うことができる。iPhoneはユーザーに治療を受けるよう促すことができるようになり、早期発見が長期的には生活の質を向上させることにつながるため、この機能は重要な意味を持つことになる。

Appleとそのパートナーはこの研究の初期段階にあり、iPhoneにメンタルヘルスのモニタリング機能を追加するには、少なくとも数年はかかると思われる。また、この研究がそのような機能につながる保証はない。

先行研究では、特定の症状を持つ人は、他の人とは異なるデバイスの使い方をしているという結果も出ている。しかし、開発者がメンタルヘルスの状態を確実かつ正確に検知できるアルゴリズムを構築できるかどうかは定かではない。

しかし、火のないところに煙は立たない。ここ数年、Appleにとってヘルスは重要な分野であり、今回の研究に基づいた機能がいずれ登場する可能性はある。

編集部注:本稿の初出はEngadget

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(文:Kris Holt、翻訳:Yuta Kaminishi)

【まとめ】アップルが発表した4つiPhone 13、2つのiPad、Apple Watch Series 7のポイントをチェック!

2021年もこの時期がきた。

9月になると、2つのことが起こる。Earth, Wind, &Fireを繰り返し聴くことと、Appleが新しいiPhone(4台)を発表することだ。

予定どおり、Appleは本日、バーチャルイベントを開催し、クパチーノのキャンパスからちょっとしたライブストリーミングを行った。1時間のストリーミングを全部見る時間がなかった人も、ハイライトだけを知りたい人も、いつものようにそのすべてをそれぞれポイントにまとめてご紹介しよう。

新しい2台のiPad

エントリーモデルのiPadとiPad miniの両方がアップデートされた。それぞれの新機能は次のとおりだ。

画像クレジット:Apple

新しいiPad

  • Appleが2019年に「iPhone 11」で初めて導入した「A13 Bionic」チップを搭載。同社によると、前世代と比べて全体的に20%高速化しているとのこと
  • フロントカメラは800万画素から1200万画素の超広角レンズにアップグレード
  • また、iPad Proにも搭載されたセンターフレーム機能により、部屋の中を移動するときに顔が中央に来るように映像を自動的にリフレーミングすることができる
  • 価格は329ドル(日本では税込3万9800円)から。9月24日発売で、すでに予約可能

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画像クレジット:Apple

新しいiPad mini

  • スリムなベゼルと丸みを帯びたエッジでデザインを一新
  • ディスプレイは7.9インチから8.3インチへと大型化したが、本体サイズは変わらない
  • CPUは40%、GPUは80%高速化
  • USB-Cを採用
  • 5Gモデルも登場
  • 背面カメラには、大幅に改良された12MPカメラとTrue Toneフラッシュが搭載。また標準的なiPadと同様に、フロントカメラにも12MP超広角レンズとセンターフレームを採用
  • 第2世代のApple Pencilにも対応
  • 価格は499ドル(日本では税込5万9800円)。9月24日発売で、すでに予約可能

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Apple Watch

画像クレジット:Apple

AppleはWatch紹介の最初に、iOS 8に搭載されるいくつかの新機能(自転車での転倒検知や、電気自転車での消費カロリー検知のアルゴリズム改善など)を紹介した後、新しいWatch Series 7を発表した。

Apple Watch Series 7

  • ベゼルを狭くしたことで20%の大きさのディスプレイを搭載
  • その大きなディスプレイを活かすために、UI全体でボタンが大きくなる
  • スワイプ式の予測キーボードを搭載し、外出先での文字入力が簡単に
  • Appleによれば、今回のモデルは、史上最強(最も割れにくい)のディスプレイを搭載しており、Apple Watchとして初めて防塵性能のIP6X認証を取得
  • また「最新の充電アーキテクチャ」と「新しいUSB-C充電器」で充電速度が33%向上
  • Series 7の価格は399ドル(日本での価格は未発表)で「2021年の秋の終わり」に出荷を開始する予定

関連記事:Apple Watch Series 7は20%も大きなディスプレイでもっと頑丈に

新しいiPhone

画像クレジット:Apple

iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxと、1台でも2台でもなく、4台の新しいiPhoneが登場した。より高速なチップ、より優れたカメラ、より優れたバッテリー駆動時間を搭載、実現している。

画像クレジット:Apple

iPhone 13とiPhone 13 mini

  • どちらもAppleの新しいA15 Bionicチップを搭載。6コアのCPU(2つの高性能コアと4つの高効率コア)と4コアのGPUを搭載し、Appleがデバイス上の機械学習に採用しているニューラルエンジンも大きく進化している
  • 「Ceramic Shield」は他のどのスマートフォンのガラスよりも頑丈だと、Appleはいう
  • IP68の防水性能
  • 28%明るくなったディスプレイ
  • iPhone 13は6.1インチ、iPhone 13 miniは5.4インチ
  • スクリーン上のスピーカーが後ろの人を見たときにカメラのフォーカスを自動的に移動させるなど、機械学習を利用したワイルドな新モード「シネマティック」。
  • 64GBモデルはついに引退。ベースモデルのストレージは128GB
  • Appleによると、iPhone 13 miniのバッテリー駆動時間は1時間半改善され、ほとんどのiPhone 13ユーザーは1回の充電で2時間半長く使えるようになるという
  • iPhone 13は799ドル(日本では税込9万8800円)から、iPhone 13 miniは699ドル(日本では税込8万6800円)から

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iPhone 13 Pro and Pro Max

画像クレジット:Apple

  • 「Ceramic Shield」の採用に加え、A15にアップグレードし、5コアのGPUを搭載
  • ウワサどおり、リフレッシュレートを最大120Hzまで調整できるディスプレイを搭載。動きやスクロールが非常に滑らかになる
  • 背面には光学3倍ズームの望遠レンズ、超広角レンズ、広角レンズの3つのカメラを搭載。ナイトモードは、3つのカメラ(従来は対応していなかった望遠レンズを含む)に対応している
  • サイズは2種類。Proは6.1インチ、Pro Maxは6.7インチ
  • ストレージ容量が足りないという人のために、1TBモデルも登場
  • Proは999ドル(日本では税込12万2800円)から、Pro Maxは1099ドル(日本では税込13万4800円)から。9月17日に予約開始、9月24日出荷予定。

関連記事:iPhone 13 ProとPro Maxは120Hz画面、3倍光学ズームを加えた3眼カメラでより「Pro」に

その他の情報

  • iOS 15は9月20日に配信される
  • AppleのFitness+サービスが、オーストリア、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、メキシコ、ロシアを含む15の新しい国で展開される。ワークアウトは英語で行われ、6カ国語で字幕が表示される。また、iMessageやFaceTimeから起動できるグループワークアウトも開始され、ハングアウトとワークアウトをマルチタスクで行うことができるようになる
  • AppleのMagSafeウォレットは、ウォレットが携帯電話から外れてしまった場合、「探す」アプリを通じて最後に確認した位置を表示できるようになる

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画像クレジット:Apple

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(文:Greg Kumparak、翻訳:Katsuyuki Yasui)

Apple Watchに自転車でのワークアウトライド中の転倒を検知する新機能

Apple(アップル)は、自転車に乗るApple Watchユーザー向けにデザインされたいくつかの新機能を発表した。米国時間9月14日に開催されたiPhoneプレスイベントで公表された内容によると、Apple Watchはユーザーが自転車に乗り始めたことを検知して、ワークアウトの開始を促すようになるという。また、他のワークアウトと同様に、自転車に乗っている間の休憩に合わせて、Apple Watchは自動的にワークアウトを一時停止し再開する。また、最も重要な点として、新たに転倒検知機能も追加される。

Apple Watchは、Series 4以降のデバイスではすでに転倒を検知し、必要に応じて救急サービスに連絡することができるが、Appleは今回、サイクリングにも転倒検知機能を追加するとしている。自転車に乗っているときに転倒した場合、立っているときに転倒した場合とは異なる独特の動きと衝撃を感知できるということだ。

画像クレジット:Apple

また、Apple Watchは、Peloton(ペロトン)愛好家などのインドアサイクリストのために、消費カロリーをより正確に計算するワークアウトアルゴリズムを改善し、eバイクによりよく対応するようになる。

これらの機能は、watchOS 8に搭載される刷新されたBreatheアプリ、新しいウォッチフェイス、メッセージや写真のアップデートなど、Appleが追加した機能に加わる。Appleはさらに、Watchシリーズの新製品として、より大きなRetinaディスプレイ、インターフェースの再設計、新しいウォッチフェイスとカラー、より優れた充電機能などを備えたApple Watch Series 7を発表した。

関連記事:Apple Watch Series 7は20%も大きなディスプレイでもっと頑丈に

ワークアウト関連では、同社は定額制サービス「Fitness+」のアップデートも発表した。そちらは従来の6カ国に加えて新たに15カ国で利用できるようになり、ピラティスのワークアウトやガイド付き瞑想、スキーヤーやスノーボーダー向けのワークアウトなどが追加される。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Aya Nakazato)

Apple Watch Series 7は20%も大きなディスプレイでもっと頑丈に

Apple(アップル)本社でハードウェアが続々と披露されている。新iPadに加え、同社はウェアラブル部門を席巻しているApple Watchの最新バージョンを発表した。予想されたとおり、Apple Watch Series 7は6年の歴史の中で最大のデザイン変更の1つを刻んでいる。新Watchは再設計されたディスプレイを搭載し、ベゼルが狭くなったおかげでWatchそのもののサイズは「ほとんど変わらない」ながらもディスプレイはSeries 6より20%以上大きい。

コーナーは丸みを帯び、ディスプレイは直近のバージョンよりかなり明るくなっている。新しいスクリーンは前モデルよりも50%多い文字を表示することができ、AI予測を使った新しいテキスト入力機能も備えている。表面のガラスはさらに堅牢になり、防塵性能はIP6Xだ。

噂に反して、バッテリーは今回は改善されていない。しかし充電にかかる時間が33%速くなり、睡眠トラッキングを利用する前に急速充電できる。

Apple Watch Series 7は2021年秋発売され、価格は399ドルからだ(日本での価格は未発表)。ケースは5色展開。Series 3の販売も継続され価格は199ドル(日本では税込2万1780円)から、その一方でSEは279ドル(日本では税込3万2780円)からだ。新Watchはサイクリング追跡にも対応するようになったWatchOS 8がインストールされて出荷される。

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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

新iPhone?Apple Watch?AirPods?アップルの9月15日午前2時からのバーチャル新製品発表をチェックしよう

Appleは今晩、iPhoneの新モデルを発表する予定だ。同社は、米国太平洋標準時9月14日午前10時(日本時間9月15日午前2時)から(バーチャル)基調講演を開催する。イベントはのライブ配信はここで見ることができる。

では、iPhoneの新世代モデルが登場するといわれている。報道によれば、同社はこれを「iPhone 13」と呼び、2020年と同様、4モデルを用意する予定だという。今回は「iPhone 13」「iPhone 13 Mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」についての情報が期待される。

関連記事:来週のAppleイベントで何が発表される?iPhone 13、Apple Watch 7そして新AirPodsとMac登場のウワサ

新機能といえば、カメラの大きなアップグレードがあるだろう。2021年は、特に動画のアップグレードに力を入れているようだ。また、新iPhoneには、より優れたディスプレイとより高速なチップが搭載されるはずだ。

しかし、それだけではない。Appleは、この機会にApple Watchのニューモデルを発表すると考えられている。シャープなエッジを持つApple Watch Series 7では、より大きなデザイン変更が行われるだろう。

また、AppleはAirPods 3の開発に取り組んでいるため、さらに多くのプロダクトが発表される可能性もある。オーディオのラインナップでは、エントリーモデルの「AirPods 2」に代わる製品、または補完する製品となるだろう。「AirPods Pro」と「AirPods Max」は今のところ変更はありません。

最後に、カスタムデザインのApple製チップを搭載した新しいMacや、iPadの新モデルについての情報が得られる可能性もわずからながらある……。

AppleはYouTubeでカンファレンスの様子を配信しているので、このページで直接ライブストリームを見ることができる。

Apple TVを持っている人は、TVアプリを起動して「Apple Special Event」の項目を探して欲しい。これで今回のイベントをストリーミングしたり、昔のイベントを再視聴したりすることができる。

また、Apple TVを持っていない人やYouTubeを利用したくない人は、同社ウェブサイトの「Apple Event」ページからイベントをライブストリーミングすることもできる。この動画配信はSafari、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Google Chromeの主要ブラウザで動作するようになった。

画像クレジット:Qi Heng / VCG / Getty Images

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(文:Romain Dillet、翻訳:Katsuyuki Yasui)

来週のAppleイベントで何が発表される?iPhone 13、Apple Watch 7そして新AirPodsとMac登場のウワサ

来週、米国時間9月14日(日本時間9月15日午前2時)に開催されるAppleのイベント「California Streaming」に向けて、最新のウワサやリーク情報を精査し、発表会で何が準備されているのか考えてみよう。ママス&パパスの曲を流しながら。

1週間前に送られてきた招待状には、無料ゲームはないようだが、モバイル版Safariからアクセスできる非常にクールなARの仕掛けがあった。これはカメラのアップグレードを示唆しているのかもしれないが、拡張現実(AR)はAppleの招待状ではちょっとした定番の仕掛けになっている。

「California Streaming」というイベント名は、Apple TVに関連するものというよりも、発表会がすべてバーチャルで行われるその性質にちなんだものだと思われる(もちろん、過去にも同じようなことがあったが)。また、同社はモントレーに移ったが、シエラネバダ山脈の美しい写真はmacOSにちなんだものかもしれない。また、前述のイベント名を参考にしている可能性もある。

関連記事:次のアップルイベントは日本時間9月15日バーチャルで開催、iPhone 13、Apple Watch 7、AirPods 3発表か

何を期待すべきかという問いに対する最大かつ最もシンプルで重要な答えは、新しいiPhoneだ。2020年のモデルは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるサプライチェーンのボトルネックで、大幅な遅れが生じた。もちろん、サプライチェーンの問題は続いているが、誰に聞いても、Appleはパンデミック前のリリースサイクルに戻っているようだ。

iPhone 12における最大のアップグレードは、いうまでもなく待望の「5G」への対応だった。それが遅れたこともあり、モバイル市場全体が広く失速していった中、Appleはかなりの売上を記録した。他のメーカーが、不吉だという迷信的な理由でこの数字を避ける中、AppleはiPhone 13というモデル名を採用するようだ(後継機種であるiPhone 14のレンダリング画像がすでにリークされている)。

画像クレジット:Getty Images / Qi Heng/VCG

最近の報道によると、iPhone 13は、先代モデルと同様に「iPhone 13」「13 Mini」「13 Pro」「13 Pro Max」という4種類の構成で登場するようだ。画面サイズも同様で、5.4、6.1、61.、6.7インチになるはずだ。一方、別のレポートによると、カラーが追加され、ブラック、ホワイト、ブルー、パープル、ピンク(グリーンではなく)、(PRODUCT)REDのフルラインナップになるという。しかし、市場ごとに異なるカラーを提供する可能性がないわけではないので、ご注意を。

意外にも、カメラのアップグレードが今回の最大のニュースになりそうだ。アナリストのMing-Chi Kuo(ミン-チー・クオ)氏によると、2020年のPro Maxモデルの仕様が他のラインにも適用されるという(LiDARも含まれる可能性がある)。ProRAWに続いてProResビデオモードが追加され、セミプロのビデオ撮影機材としての地位をさらに高めるといわれている。一方「Cinematic Video(シネマティックビデオ)」は、動画にポートレート風の効果をもたらすとのこと。また、クオ氏は、QualcommのX60をベースにした緊急時の衛星電話を可能にする機能が端末に搭載されることを示唆しているが、これは一部の市場でしか利用できないという。

もちろん、Appleの最新チップであるA15も搭載され、120HzのProMotionディスプレイとの組み合わせになるといわれている。また、Appleはバッテリー寿命への影響を最小限に抑えつつ、画面の常時点灯機能を実現する可能性がある。外観的には、前モデルとほぼ同じになると予想されている。ただし、前面のカメラノッチはやや小さくなるが「Ted Lasso iPhone」のような偽物にはならないとのこと。一方、背面のカメラ部分は大きくなり、望遠レンズが搭載されるのではないかという。

Appleが積極的にアピールする新機能の1つではないことは明らかだが、iPhone 12よりも高価になるともいわれている。

画像クレジット:Apple

Apple Watch 7は、イベントのもう1つのビッグニュースになるようだ。大人気のApple製ウェアラブルデバイスは、ディスプレイの大型化にともない、ケースサイズが「40mmと44mm」から「41mmと45mm」へと若干大きくなるという。しかし、今回はベゼルを小さくするとのことで、全体のサイズはそれほど大きくは変わらないだろう。

Apple Watchに関する最もエキサイティングなウワサは、大幅なバッテリー駆動時間の実現だろう。この点は、競合するスマートウォッチと比較して、長い間、弱点だと考えられてきた。特に、Appleが睡眠トラッキングを大幅に改善した後はそうだ。ほとんどの人が、今回のApple Watchに大きな健康に関する新機能が搭載されるとは考えていない。健康とフィットネスがAppleの重要な基盤であることを考えると、これは少し意外なことだ。

画像クレジット:TechCrunch

AirPods 3は、それなりに期待できそうだ。エントリーモデルであるAirPodsの最新版(およびケース)は、バッテリー駆動時間を向上させるための新チップを搭載し、よりProスタイルのデザインに変更されるという。なお、アクティブノイズキャンセリング機能や交換可能なチップなどは、2つのモデルの差を維持するために採用されないようだ。

このように自社製品のアップグレードが順調に進んでいることから、新しいMacが続々に登場しても不思議ではない。噂では、新しいMacBook Pro、Mac Mini、そしてARMを搭載したiMacの27インチの大型バージョンが発表されるという。

画像クレジット:https://techcrunch.com/2021/09/10/what-we-expect-from-next-weeks-apple-event/

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

次のアップルイベントは日本時間9月15日バーチャルで開催、iPhone 13、Apple Watch 7、AirPods 3発表か

米国太平洋時間時間9月14日午前10時(日本時間9月15日午前2時)に予定されているApple(アップル)の次期大型イベントの招待状が届いた。招待状には、美しいシエラネバダ山脈を背景にしたネオンのロゴと「California Streaming」という形で「ママス&パパス」を連想させる言葉が書かれているだけで、これから何が起こるのかはあまりわからない。「Beats CaliforniPhoneication」よりも良いと思うが、いかがだろう。その名が示すように、このイベントはまたしてもバーチャルなものとなるだろう。

Appleはホリデーシーズンに向けて多くのハードウェアを準備していると言われているが、たしかにiPhone 13については確実にタイミングが良い。2020年は、業界を広く悩ませたサプライチェーンの大問題のために、同社には珍しく遅延となった。

そのため、例年どおり発売に向けてさまざまな憶測が飛び交っている。業界全体が低迷する中、待望の5Gが登場したことで、同社は2020年に大きな利益を得ることができた。iPhoneにとって、買い控えをしていた人たちがついに引き金を引いたかのような大規模な数四半期だった。

関連記事:アップルの第3四半期決算はiPhoneと各種サービスが牽引し36%増、ただし翌四半期の鈍化予想も

では、Appleは次期iPhoneにどのような機能を搭載するのだろうか。最近のリーク情報によると「Emergency Message via Satellite(衛星経由の緊急メッセージ)」という機能があるという。この機能は、携帯電話ネットワークに一時的にアクセスできなくなった電話機に、短い衛星電話を提供するものだが、正直なところ、この機能に関する情報は今のところ不明だ。

その他のアップデートとしては、120Hzディスプレイの搭載が期待されている。多くの人がこのアップデートはiPhone 12に搭載されると予想していたが、iPhone 12のすべてのバージョンでリフレッシュレートは60Hzのままだった。また、新しいA15チップ、改良されたセンサー、より大きなバッテリーが搭載されると予想されている。さらに、新しいMagSafe充電器もFCCを通過しました

また「Apple Watch 7」と「AirPods 3」も早々にリリースされる予定だ。しかし、バーチャルイベントの時代になって、Appleはそれを分割しているが。

画像クレジット:Apple

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

アップルがiPhoneやiPad、Apple Watchの消毒に過酸化水素水(オキシドール)を使わないよう注意を呼びかけ

アップルがiPhoneやiPad、Apple Watchの消毒に過酸化水素水(オキシドール)を使わないよう注意を呼びかけアップルは製品のお手入れ方法に関するサポートドキュメントを更新し、iPhoneやiPad、MacやApple Watch、HomePodやAirPodsを含む自社製品を消毒するために過酸化水素水(オキシドール)は使わないように注意を追加しました。その一方で、75%エチルアルコール含有ワイプを使って消毒しても問題ないことを確認しています。

以下、サポートドキュメントに追加された箇所の抜粋です。

70%イソプロピルアルコール含有ワイプ、75%エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使い、Apple製品の通気性のない硬い表面、たとえばディスプレイやキーボードなどの外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。漂白剤 (ブリーチ) や過酸化水素を含む製品は使わないでください。開口部に湿気や水分が入り込まないようにご注意ください。また、洗剤類の中に Apple製品を浸さないでください。布製や革製の表面には使わないでください。

これ以前にも漂白剤を使わないようにとの注意はありましたが、過酸化水素水への言及は今回が初めてのことです。

ほかiPhoneやiPad、iPodやMacおよびアクセサリー類など製品カテゴリ毎に注意書きが細々と書かれていますが、共通しているのは製品を消毒する際には開口部に水分が入らないようにすること、いかなる洗剤にも浸さないこと、スプレー式の液体クリーナーなどは使わない、といったところです。また拭き掃除するときは糸くずの出ない柔らかい布を使い、研磨布やタオル、ペーパータオルを使わないことも以前から呼びかけられていました。

いまだに新型コロナ禍が収束しないなかでは、ふだん使っているアップル製品を消毒する習慣は普及していると思われます。が、一般的な家庭用消毒剤の多くには過酸化水素水が含まれているため、含有成分を書いたラベルを読むように心がけたいところです。

アップルがiPhoneやiPad、Apple Watchの消毒に過酸化水素水(オキシドール)を使わないよう注意を呼びかけ

(Source:Apple。Via MacRumorsEngadget日本版より転載)

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