HPの3Dスキャン機能のあるオールインワンPC SproutがSprout Proになって教育や企業ユースをねらう

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ついにHP Sproutの時代がやってきたようだ。2014年の晩(おそ)くに発表された、この、3Dスキャンのできるオールインワン機は、一部の人の好奇心に訴えるだけで、とても本格的な商品とは思えなかった。でもそれからの二年間、VRやARデバイスの相次ぐ登場に押されて同社のハードウェア部門は、3Dの創作と消費に向けて本格的な普及推進活動を展開してきた。

もうひとつ忘れてならないのがMicrosoftだ。今年(2016)前半の同社はWindows 10 Creators UpdateとSurface Studioのローンチに全勢力を傾け、それらの製品には、まるで3Dをこれまでの傍流から主流に昇格させたいと思っているような、‘本気’が感じられた。

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そこで今回HPは、この系列の第二世代製品、Sprout Proを今日(米国時間1/3)発表した。そのユニークな形は前と同じで、3Dスキャナーとプロジェクター、そしてタッチ入力用のマットがある。

しかし、狙う市場は最初のバージョンと違うようだ。処理能力が大きくなり、3Dスキャンと高解像度のプロジェクターは改良され、主に教育や企業での利用、それにキオスク店や製造業もねらうようだ。

発売は3月とされているが、価格は未公表だ。最初のバージョンが1600ドル(3Dプリンターなどいろいろな付属品つき)だったから、今回もそのあたりだろう。〔このHPサイトでは、2199.99ドル(およそ2200ドル)となっている。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

インソールを作っているDigitsoleから本格的なネット接続型スニーカー、靴底の各部にかかる圧力をチェックする

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Digitsoleといえば、誰もが知っているのがあの、インターネットに接続される加温式のインソールだ。今年のCESで同社は、靴用のインナーの専門家として、とても意欲的な製品を披露した。今回の製品はインナーではなくて、靴そのものだ。

名前は“The Active Cushioning Run Profiler”となっていて、とてもAir Jordanと張り合うつもりの製品ではなさそうだ。実物はまだ見てないが、最高にセクシーなスニーカー、というわけでもない。

でもそんなことは、この製品にとってどうでもよいことだ。靴本体を発売するのも、今回が初めてではなく、過去のCESでは、自動靴紐結びタイプの、異様にかさばったスニーカーを出品したこともある。本気で売る気を見せているのは、今回が初めてだと思うが、発売予定は“年内”、という漠然とした発表だ。

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機能はとても多くて、靴底各部のクッション性を調節できるから、ユーザーはそれらを自分がいちばん走りやすいように設定できるし、衝撃による傷害も防げる。やりすぎ、という気もするが、同社は、これは三年がかりの開発努力の成果だ、と言っている:

NeoTechのマイクロセルポリマーを採用して、中底の場所によって硬度を変えられる。そのために必要なエネルギーは、ごくわずかだ。

‘場所によって’というのは、足の裏を5つのゾーンに分割してそれぞれに圧力センサーを置き、それらに加わる力を検出する。CESの会場で現物デモをやるはずだから、そこでは、具体的にもっとよく分かるだろう。

走ったスピード、距離、歩数、消費カロリーなど、フィットネスの標準的なメニューもある。また疲労を自動的に検出するから、練習のしすぎを防止できる。

さらにもっと凝っているのは(上記だけでも十分に凝っているが)、アプリに音声によるコーチ機能があることだ。フィットネス用のヘッドフォーンにもそんな機能があるが、とにかくスマートフォンをわざわざ取り出さなくても、エクササイズのヒントとか、いろんな情報を音声で教えてもらえる。

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E-InkとQuirk Logicが作った巨大電子ペーパーのディスプレイQuillaはホワイトボードのリプレースをねらう

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テレビのサイズのeリーダーがあったら、何をするだろうか? たぶん、その上でeブックは読まないだろう。E-InkとQuirk Logicは、“何かを書くだろう”と考えて、まさにそのための製品Quillaを発売した。立て看的にも使えるし、ホワイトボードとしても使える42インチのディスプレイだ。

電子ペーパー関連のニュースや製品はいつも気になる方だけど、この製品はしかも、かなりクールだ。E-Inkが作った最大のディスプレイだが、その最初の応用製品がこれだ。それはQuirk Logicとの3年間のコラボレーションの成果でもある。

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電池で駆動するQuillaは重さが22ポンド、厚さは2ミリ弱だ。壁にかけるのも外すのも楽だし、大きさは2Kでも4Kでもない2160×2880、テーブル上にも置ける。図表や主文の下や横などに小さな文字で注記を書いても、十分に読める。

Surface Hubの超簡素バージョン、といった趣(おもむ)き。マルチタッチのジェスチャーとかムービーなどの豪華な機能はないが、グラフィクスは表示できるし、書いた(描いた)ものは保存できる。複数のQuillasをつなぐと、マルチヘッドの巨大ディスプレイになる。

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Motiv Ringは指輪タイプの超小型フィットネス・トラッカー

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製品が実際に入手でき次第テストしてみたいのがこのデバイスだ。 Motivのチームはサイズ極小のウェアラブル・デバイスを開発したと主張している。事実なら大いに注目される成果だ。いささか飽和感があるフィットネス・デバイスの市場に新たな動きをもたらすことになる。

実のところ私は、70年代末にグリーンランタンにはまった一時期は別として〔このヒーローは緑色のパワーリングがトレードマーク〕普段指輪をしたことがない。しかし手首に装着するフィットネス・トラッキング・バンドの機能がすべてこの指輪に詰め込まれているといわれれば大いに気になる。

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数多くの機能がこのチタンのケースの中に入っている。歩数、移動距離、消費カロリーといった運動情報に加えて睡眠も測定する。また光学式心拍計も内蔵されているという。バッテリー駆動時間は1充電で3日から5日ということだ。なるほど電力を食うディスプレイや通知機能はない。それにしてもこんな小さな指輪にそれだけの機能が入っているならたいしたものだ。

この指輪は(このフォームファクターなら当然だが)防水で、水深50メーター対応という。つまりプールで泳ぐことも含めて日常生活のあらゆる場面で使える。サイズは7種類用意されている。現在のフィットネス・トラッカーの大部分が1サイズしかないのに比べて大きな改良だ。カラーはグレイとローズ・ゴールドの2色。充電と通知の同期のためのLEDバンドが同梱される。

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価格は199ドルからだという。普通のフィットネス・バンドに比べてだいぶ高価だが、間違いなくはるかに小さい。MotivはCES 2017に出展する予定。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

フィアット・クライスラーとGoogle、Androidを車載システムに統合へ―CESでデモ展示

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今日(米国時間1/2)、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)はAlphaebetの新会社、Waymoが協力を進めていることを発表した(Waymoは以前のGoogle自動運転車事業部)。

GoogleはWaymoを通じて、自動運転テクノロジーだけでなくAndroidを利用した車載システムもFCAに提供する。Androidベースのシステムは標準的車載機器をコントロールし、インターネットに接続して情報やエンターテインメントを乗員に届ける。 FCAの新しい車載システムはUconnectと呼ばれ、Android 7.0がベースとなる。新システムはAndroidアプリと互換性があるのはもちろん、エアコンその他の車載デバイスを動かし、地上波ラジオ局を受信するなどきわめて多機能だという。.

GoogleとFCAの協力はAndroid Autoを含めて非常に広範囲となるはずだ。Android Autoは操作がシンプルでドライバーの注意力を補ってくれるドライバー・フレンドリーなレイヤー化されたAndroidシステムだ。表示には車載ディスプレイまたは所定のマウントに挿入されるスマートフォン(自身の電源で作動)が利用される。Googleは検索事業の巨人だが、自動車産業への進出に高い優先順位を与えることにしたようだ。今回の動きはGoogleが自動車メーカーの車載システムに自社のテクノロジーを基本的なレベルで組み込もうとしてることの現れだ。

FCAのプレスリリースによれば、GoogleのAndroid Engineeringの責任者Patrick Bradyは「われわれはAndroidをすべての機能が備わった本当の意味でのターンキー車載システムにする。これは自動車自身のシステムと安全性を確保しつつシームレスに結合したものになるだろう」と述べている

フィアット・クライスラー側にとってGoogleとAndroidは非常に魅力的な機能と柔軟性を提供する。つまり自動車メーカーとしての車載システムの独自性を失うことなくユーザーにAndroid互換性を提供することができるわけだ。

FCA の電気工学の責任者、Chris Barmanはリリースで「Uconnect車載システムはAndroidをベースにすることで、ユーザーが見慣れたUIを通じてシンプルな操作が可能になり、Androidエコシステムに含まれるすべてのアプリがそのまま利用可能になる」と述べている。

自動車メーカーが車載システムの独自性やコントロールを保持できるというのはGoogleがもつ大きな優位性だ。AppleもCarPlayを通じて車載システムへの進出を図っているが、Appleがブランドはもちろん、UIのルック・アンド・フィールを含めてCarPlayに対するコントロールを手放すとは考えられない。対自動車メーカーにかぎらず、iOSや最近のOS
X/macOSを含め、Appleはこれまでサードパーティーに基本ソフトウェアの改変を許したことはない。

なるほど、自動車メーカーはUIの専門家ではないので、ルック・アンド・フィールのデザインを任せることは理想的な解決策とはいえない。過去の例をみても、不細工なUIが作られるリスクが多いにある。しかし自動車メーカーはドライバーの注意を散漫にしないよう当局が設けた厳しい規制に従わねばならない。つまり自動車メーカーが車載システムのUIデザインの主導権を外部のソフトウェア・メーカーに完全に譲り渡すことはないだろう。ここで述べたような安全上の理由に加えて、ユーザー体験の主導権を手放したくないというメーカーとしての理由もあるだろう。

GoogleのAndroid OSに対しての柔軟性が車載システムでのシェアを獲得する際の切り札となる可能性がある。さまざまなレベルの自動運転システムが普及するにつれて、ドライバーの車内での時間は根本的に変化するだろう。インターネット企業にとってさらに価値の高いものになるはずだ。今週ラスベガスで開催されるCESでAndroidと統合されたUconnectがデモ展示されるという。私もCESに行くので実地に試してみたい。しかし現時点でのユーザー体験のレベルとは別に、FCAとの提携はGoogleにとって非常に有効な一手となったと思う。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

LGの家庭用ロボット新製品Hub Robotは、自力で動きまわるAmazon Echoではないかな?

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LGとSamsungは、CESという大嵐の前の静けさをちゃっかり利用して、彼らの目新しい製品を次々と紹介してきた。この二人を比べると、奇抜な製品が多いという点ではLGの勝ちだ。本誌TechCrunchにもこれまで、空中浮遊するスピーカーや、首周りに着けるウェアラブルスピーカーなどが載った。

LGは今回、ロボットの出品も多いようだ。ただし、すでに掃除機ロボットなども出しているからロボットに新規参入というわけではない。中でもユニークだったのが、昨年のMWCでデビューした転がるロボットRolling Botだ(下図)。

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今年の同社の、“掃除機ではない”ロボットは三つあり、それらは、芝刈り機らしいロボットと、空港やホテルで旅行情報を提供する商用ロボット、そしてHub Robotだ。最後のは、その説明を見ると、Amazon Echoの可動バージョンではないか、と思われる。

現時点ではまだ十分な情報はないが、同社が“Hub Robot”と呼ぶこの製品は、…LGの言い方では…、“消費者向けのスマートホームゲートウェイおよびパーソナルアシスタント”だ。同社によると、今回のロボット製品はどれもAIを搭載しているというが、でもそれらが、Alexa的な音声による応答とホームオートメーションのコントロール機能を“超えた”、新しい何かであるのか、その点がよく分からない。

同社は前にもSmartThinQ Hub(上図)というEchoふうのスピーカーを発表し、それにその後、Alexa的な機能を導入したことがある。だからぼくの推察としては、今度のHubは同社のHOM-BOTに似ていて、お掃除の代わりにパーソナルアシスタントをしてくれる、というものではないだろうか。

まあ、あと数日で分かることだけれどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SamsungがAmazon Echoと互換性のあるロボット掃除機をCESに出品、Roombaのようなスマホからのコントロールも可能

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電池発火問題に象徴される厳しい一年を経験したSamsungは、来年を起死回生の年にしたいようだ。その意気込みが、1月にラスベガスで始まるCESの出品からも伺われる。今同社は、それらの一部を次々とメディアの目の前でちらつかせ、関心を煽ろうとしている。

それら、CES向け製品群の中でも、いちばん最近発表されたのが、音声コマンドでAmazon Echoと互換性を持つ掃除機ロボットだ。

詳細はまだ明らかではないが、そのPowerbot VR7000にはほぼ間違いなく、先月おそくにデビューした電気掃除機Neatoと類似の機能があるのだろう。Neatoの場合はAlexaに、“Alexa, ask Neato to start cleaning”〔掃除の開始〕とか“Alexa, ask Neato to pause cleaning”〔掃除の停止〕という言葉でコマンドする。内蔵しているロボットとしての機能は、同社のそのほかのWi-Fi接続型ロボットPowerbotシリーズと同じらしい。

このロボット掃除機は前の機種よりも20〜30%小さくなり、また、壁際(かべぎわ)の掃除をきれいにできるようになった。他社製品は、それが苦手(にがて)なものが多い。同じくWi-Fi対応の最新のRoombaは同機の強敵だが、Samsung Powerbotのこの最新機にも、スマートフォンのアプリからのリモートコントロール機能があるから、必ずしもAlexa/Echoに依存する必要はない。

価格や発売時期などは、来週のCESで明らかにされるだろう。

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腕ではなく襟に着けるウェアラブル、LGが首にかけるBluetoothスピーカーをCESに出品

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LGはCESに、カラー(襟飾り)に似たウェアラブルのワイヤレススピーカーを出品する。それにはイヤーバッドもあるので、人から変人に見られたくないときは、それを使うべし。その、“首から音が鳴る馬蹄”は、Bluetoothでスマートフォンに接続し、そしてそのスピーカーは、イヤーバッドと併用すれば“3Dのサラウンドサウンドになる”。

この製品には、スピーカーが4つ収まっている。フルレンジが2つ、そして下方にはサブウーファーが2つ…これはドラムやベースなどの超低音をユーザーの鎖骨に響かせそうだ。音は、数々のヒット映画のサウンドを担当しているDTSとのパートナーシップにより加工されている。またヘッドセットもスピーカーも、DACを内蔵している。

でも、一体なぜ、スピーカーを首にかけなければならないのか? まず、鎖骨に振動が伝わるから、着信のアラートになる。鎖骨に装着するスマートウォッチ、だね。そして、電車の中などで、首から名曲が鳴ってれば、否が応でも目立つだろう。そう、目立ちたがり屋さんの必携品だ。

思い起こせば、これまで、数多くの企業がウェアラブルに手を出して、いちばんありふれた製品すなわちスマートウォッチを開発、市場化し、そして失敗した。では、これならどうか?

そしてConsumer Electronics Show(CES)と呼ばれる年に一回の巨大見本市には、ウェアラブルへの夢を諦めきれない企業や製品が、必ずいくつか登場するのだ。

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SamsungはCESでC-Lab生まれのスタートアップ3社を‘展示’…子どもの電子玩具とスマートスキンケアだ

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Samsungの社内インキュベータC-Lab(Creative Lab)から驚天動地のアイデアが生まれることは滅多にないけど、いつもそれなりにおもしろい。昨年以来Creative Labは、Samsung内部のイノベーション推進部門としても位置づけられ、360度カメラのウェアラブルや、不運だけれども韻律の良いWeltという名前をもらったスマートベルトなど、いろんなものを作ってきた。

同社は再び、電子製品の巨大見本市(CES)に出る巨大企業であることを利用して、C-Labで生まれ育ったスタートアップを紹介しようとしている。今回の出走馬は3頭、テーマは彼らにとって毎度おなじみの、「子ども」と「健康」だ。

まずTag+は、コンピューター上ではなく現実世界の玩具に、Bluetoothボタンで簡単なアプリの機能を持たせる。そのデバイスは自動的にタブレットに接続して、いろんな対話機能を提供する。たとえばそれを押したり、何かにぶつけたり、振ったりするとさまざまなソーシャル機能を発揮して、製品をその子のプロフィールに結びつけ、その玩具でいろんな遊び方ができるようになる(上のビデオ)。

残り二つはどちらも、スキンケア系だ。そのひとつ、S-Skinは涙滴の形をしたスキャナーで、LEDの光により、肌の赤らみや、メラニンのレベル、肌の水分などを分析する。それらの時系列的な変化を追い、生分解性マイクロニードルのパッチでお肌の問題箇所に有効成分を届ける(上のビデオ)。

一方Luminiは、皺や赤肌、吹き出物などになりそうな箇所を見つけ、正しい化粧品を推奨することにより、それらを未然に防止する(上のビデオ)。

これら3つのプロダクトは、来週ラスベガスで行われるCESの、スタートアップコーナーに出場する。C-Lab出身ですでに独立している5つのデバイスも、一緒に出る予定だ。

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LGのCESの呼び物は空中を浮遊し自力で充電する360度スピーカーPJ9

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LGは今度のCESでそれほど意外な製品は見せないようだ。いくつかの出展製品がすでに発表されているが、スマートフォンやモニタが多い。

スマートフォンのすごい隠し玉を一つや二つ持ってるのかもしれないが、それはMobile World Congressでのお楽しみ、というつもりかもしれない。でも、一つだけ確実に言えることがある。同社は、空中浮揚するスピーカーをどうしてもCESで見せたいのだ。

しかしそのPJ9は、音楽の再生と空中浮遊を組み合わせた世界初のBluetoothスピーカーではない。この奇妙な製品に挑戦した企業はほかにもあり、そのいくつかを本誌はすでに見てきた。中にはデザインをDeath Starに似せることによって、銀河帝国で大ヒットした製品もある。

今度のLG製品の特長は、音が360度方向に放射されることだ。そのような設計は、“タービンの翼(ブレード)にヒントを得た”、と同社は言っている。サブウーファーは、かなり大きな基地局に収まっている。そこには、空中浮揚のためのメカニズムも収められているのだろう。

このスピーカーは耐水性規格IPX7を満たしており、電池寿命19時間を約束している。たぶんいちばんすごいところは、電池が減ってくるとスピーカーはゆっくりと基地局に着陸して、自力で充電することだ。お値段はまだ知らされてない。

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スマートファイヤウォールのCujoにペアレンタルコントロールが加わり親たちの安心を支える

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家庭用スマートファイヤウォールのCujoがDisruptのステージに登場したのは今年の5月だったが、今から考えるとそれはまさに、正しい製品が正しいタイミングで現れた、という感じだった。なぜなら、そのころからIoTデバイスへの攻撃が急激に増え始め、各種のスマートホーム器具の普及とともに、家庭内のホームセキュリティの弱点も、ひとつ、またひとつと増えていったからだ。

その後同社はクラウドファンディングで資金を集め、その可愛らしくて小さなスマートファイヤウォール(上図)が世に出たときには多くの好評が寄せられた。まだ生後6か月の製品だからCESで重要なアップデートが発表されることはないだろうが、いくつかの新しい機能は加わるようだ。

まずソフトウェアのアップデートにより、ペアレンタルコントロール(parental controls, 親による管理)が加わり、メッシュデバイスのLumaやEeroで見たように、子どもが良からぬWebサイトやアプリにアクセスできないように管理できる。アクセスのコントロールはデバイス別やコンテンツ別に設定でき、また一日の画面on時間の設定、夕食の食卓ではタブレットの使用不可、怪しげなコンテンツのブロック、などの設定もできる。

これらの新しい機能は、来週からのCESで披露されるだろう。

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