この折り紙ロボットは、歩くだけでなくジャンプもできる

現時点で、地球上にはバッタよりも折り紙ジャンプロボットの方がたくさんいると私は思う。その最新版、Tribotは形状記憶合金を使用して尺取り虫のように這いまわり、バッタのように飛び跳ねる。

このロボットは「身長の7倍ジャンプ」し、ジャンプとジャンプの間に休む必要がない、とスイス連邦工科大学ローザンヌ校再構成可能ロボット工学研究所のJame Paik研究員は言う。

なぜこの小さなロボットが重要なのか? それは事実上使い捨て可能でありながら様々なすごいことができるからだ。初代折り紙ロボットと同じように、この小さな奴は自然界に放り出されてデータや標本を集めて帰ってくることができる ― あるいはそのまま死んでしまうことも。

「このロボットには数多くのアクチュエーター(作動装置)が付いていて、それぞれが互いに独立している。アクチュエーターを起動することによってロボットが這い始める。ジャンピングモードでは、これも形状記憶合金で作られたバネを使用している」と共同制作者のZhenishbek Zhakypovは言った。

via Phys.org

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Glowforgeの3Dレーザーカッター、1995ドルで予約開始

Glowforgeが3Dレーザープリンターの予約受付を開始した。「メーカー」たちはシアトル拠点のスタートアップのサイトで今日からマシンを購入できる。

Glowforge 3Dプリンターは、実際には3Dプリンターではなく、レーザーカッターだ。説明は紛らわしいが、プラスチック、皮等の材料を実際にカットして作品を作り出す。通常の3Dプリンターは、材料となる物質を積み上げていく。

GlowforgeはシリーズAラウンドで900万ドルの資金をFoundry Group、True Venturesらから今年調達し、低価格で小さく、プロ仕様のハイエンドのカッターと同じ品質を維持できるレーザーカッターを作ろうとしている。。

このスタートアップの機械は、ローコストのレーザーカッティング機、Cricut Exploreと似たアイデアだ。しかし、Glowforgeによると、同社の機械は他社と比べて精度が高いという。

減法方式とオートフォーカスを使用して深度と精度を達成することで、Glowforgeは様々な作品を ― ランプシェードからドローンのフレームまで ― 数分のうちに作ることができる。必要なのは用意しておいたデザインをアップロードし、選んだ材料を入れることだけだ。あとはマシンがパターンを切り出したら、取り出して組み立てればよい。

プロ用のレーザーカッターは、数万ドルで売られており、通常はレンタルで使用される。中国から3000~5000ドルで購入できるものもある。Glowforgeは予約価格1995ドルだ。

上のビデオでGlowforgeが動く様子をご覧あれ。

このマシンで作った作品は、下のフォトギャラリーで見られる。

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新しい丸型ウォッチPebble Time Roundの裏話

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Pebbleは新しいウォッチ、Pebble Time Roundを発売した。今日発表したPebbleの共同ファウンダー・CEO Eric Migicovskyは、Disrupt SFのステージで本誌Greg Kumparakのインタビューを受け、新型ウォッチの開発秘話や今会社で何が起きているかを話した。

「他の製品をやめるつもりはない — これは当社製品群の一部だ」と彼は言った。「一つのスマートウォッチ、一つのウェアラブル、一つのフォームファクターが全員を満足させることない。選択肢が増えるのはすばらしいことだと私は思う。他よりスタイリッシュな製品もある。この製品でわれわれは、今自分の腕にスマートウォッチを付けていない人たちを対象にすることを考えている」。

そして、Migicovskiの手首に巻かれた新しい時計は確かに薄くて小さかった。新しいTime Roundには、Eインクカラーディスプレーが使われている。ではどうやってこの会社はその時計をここまで小さくできたのだろうか。

「われわれが強く意識していることの一つは、Pebbleが驚くべきバッテリー寿命で知られていることだ。これに関しては少しも妥協したことがない」とMigicovskyは言った。新モデルは最長2日間のバッテリー寿命を約束していて、これは他のモデルの5~7日間より短い。それでもApple WatchやSamsung Gear SやMotorolaのAndroidウォッチよりは長いが、週末の旅行にはケーブルを持っていく必要がある。Pebble Time Roundの電池が切れたら、15分間充電すれば1日は持つ。

Migicovskyは、現在のスマートウォッチ事情についても話した。同社が最初のKickstarterキャンペーンを始めた時、誰もスマートウォッチを作っていなかった。今、事態は変わっている。

「大きなライバルがいくつかいる。われわれはどちらかといえば将来を楽観している。将来人々はデバイスを「着用」するようになるとわれわれは見ている。スマートウォッチはその第一号だろう」と彼は言った。「Android Wearを見てみると、そこでは8~9社がAndroid Wearウォッチを作っている。その結果指揮系統は複雑になっている。

Appleと同じく、Pebbleはハードウェアとソフトウェアの両方を制御できる特異な立場にあるため、会社がユーザー体験を制御することが可能だ。Appleと異なり、Pebbleウォッチは価格が手頃だ。Pebble Timeは200ドル、Time Roundは250ドルで買える。Pebbleは今年Kickstarterでウォッチを10万台売った。

そして今、買収の噂がある。Pebbleは家電の巨人と争うスタートアップであり、買収の標的には最適だ。Migicovskyに会社を売るつもりがあるか尋ねたところ、答は曖昧だった。

「そういうことはどこのスタートアップにも起き得る」と彼は言った。「われわれは人々が欲しがる物を作る必要がある。もし本当に人々が欲しいものを作れば、そこには長期的価値が生まれると信じている。われわれはまさにそれを信じているのだと思う。少なくとも昨年の成功を見れば明らかだ」。彼は、買収の提案についてはコメントできないとも言った。

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RePhoneはどんな物でも携帯電話に変えられるキット

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携帯電話を作るのは簡単だ。鉱山へ行って鉱石を掘り出して様々な金属を抽出し、別の鉱山から作った部品を追加する。次にFCCの認可を取ってリチウムイオン電池を作る。最後に、Snakeゲームを書く必要がある。これができない人は、RePhoneを試してみよう。

このプロジェクトは小さな回路基板にSIMスロットとオプションの画面を付けたものだ。Bluetoothにも対応している。49ドルでKit Createという腕時計風のシステムを買えば小さなケースと必要なモジュールが付いてくる。まるでアンロックされた携帯電話が50ドル以下で手に入るようなものだ。

これは明らかに実験用基板だが、一週間前に私が試したところかなりよく動いた。Arduino IDE、Lua、およびJavascriptのプログラミングライブラリーあり、携帯電話をウェブやIFTTTにも接続できる。

これは小さくて楽しいプロジェクトでちゃんと使える。配線に使う金を自分で発掘したりチップの製造を学ぶ体験は得られないが、すばやく簡単に携帯電話を作れることは、われわれ採掘権を持たないホビースト全員にとって最高の贈り物だ。

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21.co、支払いシステムを組み合わせたミニBitcoin採掘マシンを発表

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bitcoin採掘機を買ってきて動かすことは、奉仕活動か報酬目当てのどちらか…だが両方であることはまずない。21.coは、この興味深い一致を達成したようだ。

彼らの新しいBitcoinコンピューターは、発掘マシンに繋がれたRaspberry Pi 2だ。現在Amazonで予約受付中で価格は399ドル。WiFiアダブターを内蔵し128GB SDカードにブロックチェーンがブレインストールされてくる。

21.coは、Balaji S. Srinivasanが設立した秘密めいた会社で、これは同社初の消費者製品だ。

このシステムを使うと、商品の売買および低消費電力の21 Bitcoinチップを使ってBitcoinを採掘できる。また、マイクロペイメントシステムを使ってBitcoinで「あらゆる商品
を誰にでも」売ることができるほか、任意の端末を通じてこのマシンに接続することができる。

Srinivasanは次のように書いている:

21 Bitcoinコンピューターには次のような使い方がある:
      コマンドラインから直接Bitcoinを採掘する
        BitcoinでAPIコールを販売する。例えば英語から中国語への翻訳やファイル変換など
          独自のiTunes風デジタル商品ストアを開設する
            あなたのリンクをソーシャルメディアに掲載してくれた人に報酬を渡す
            スマートロックから3Dプリンターまで、どんなIoTハードウェアでもBitcoinでレンタルできるようにする

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          これは何のために存在するのか?どうやらこれは、21による入門レベルの非常に使い易いBitcoin採掘ツールを一般人に提供する取り組みのようだ。独自のBTC採掘機自体は珍しくないが、マイクロペイメントシステムと組み合わせて様々なことを取り入れている点が非常に興味深い。これは、Srinvasanが消費者分野に進出する準備が整ったことを示す確かな行動でもある。いずれこの会社は携帯電話でBitcoinを採掘できるチップセットを作るかもしれない。これは幸先の良いスタートだ。

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          Linux電球は、光の点滅で相互に通信する

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          Disneyの研究者らが開発中の新しいプロトコル ― 仮の名はLinux Light Bulb[Linux電球] ― は目に見える光の点滅によってデータを通信する。電球はガジェットやおもちゃとも一緒に動作するよう設計されていて、Wi-Fiや本格的無線機能がなくても周囲からデータを読み取ることができる。このテクノロジーは、Visible Light Communication[可視光通信]と呼ばれている。

          「可視光通信(VLC)を使えば、部屋に設置されたLED電球は、電球同士あるいは他のVLC機器(おもちゃ、ウェアラブル、衣類等)と通信できる。モノのインターネットの構想には、電球とVLC機器がインターネットプロトコル(IP)経由で通信することが必要だ」と研究者らは書いている。論文はここで読める。

          この技術を開発したStefan Mangold研究員は、VLCは単純なシステム・オン・チップと電球があれば使えると言っている。

          「光による通信を使えば、無線装置ではなくLEDを装備した消費者電化製品を対話型通信ノードに転換することで、本当の〈モノのインターネット〉が可能になる」とMangoldは言った。「われわれはセンサーやスマートフォンや家電だけの話をしているのではない。LEDを使ったおもちゃをシステムに加えて〈おもちゃのインターネット〉を作るのも簡単で、遠くから監視したり操作したりできるようになる」

          LED電球は2進コードを発光するようプログラムすることが可能なので、システムを古い照明システム上に設置して、住宅や様々な物の可視光通信メッシュネットワークを使うことができる。これでイタズラ坊主たちが欲しがるおもちゃは点滅する理由を得るだろうし、音声ベースのチェックサムシステムが出現すれば、妖精バンシーのようにわめきたてることだろう。

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          iPhone 6s/6s Plusの予約は昨年を上回る勢い

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          AppleのiPhoneに対する消費者の需要はまたも記録を更新する勢いであると、Appleは月曜日(米国時間9/14)に発表した。同社によると、新たに発表したiPhone 6sおよび6s Plusの売上は、昨年のiPhone 6と6 Plusを上回る見込みだ。昨年、6/6 Plusは発売後最初の週末に1000万台を販売する新記録を打ちたてた。それまでの記録は前年のiPhone 5sと5cの900万台だった。

          今日午前CNBCに提供されたこの声明は、週末にかけて報じられていた中国での高い需要のニュースを裏付けるものだ。あるブログによると、Appleオンラインストアに表示される日時に基づくiPhone新機種の入荷待ち状況は、土曜日の昼頃時点(PST)に中国でiPhone 6s Plusが3~4週間待ち、iPhone 6sが2~3週間待ちだった。

          両iPhone機種とも、9月25日金曜日にオーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、ニュージーランド、プエルトリコ、シンガポール、英国および米国で発売され、予約は先週末9月12日に始まった。

          声明の目的は、中国市場が国内の株式市場が不安定な中で新機種にどう反応するか、また今回の「s」アップグレードが、4.7インチiPhone 6と5.5インチiPhone 6 Plusという大画面が導入された昨年ほどには消費者の気を引かないのではないか、という投資家の懸念を鎮めるためである可能性が高い。

          しかし、Appleのアップグレードサイクルの中では比較的緩かな回であるにもかかわらず、新デバイスの内部は注目の機能で満載だ。期待の3D Touchは、iPhoneに全く新しい操作方法をもたらし、感圧式画面を軽く押したりさらに強く押したりすることで、「ピーク」「ポップ」などのジェスチャーを可能にする。

          カメラも改善され、”Live Photos“というGIFアニメ風写真機能が導入され、Touch IDも高速化された。本体はより堅牢で曲げに強い7000シリーズアルミニウム合金で作られ、新たなカラーとしてローズゴールドが加わった。

          Appleの声明全文は以下の通り:

          iPhone 6sおよび6s Plusに対する顧客の反応は実にすばらしく、先週末の予約は世界中で非常に好調だった。これは昨年9月25日の新型iPhone発売後最初の週末に販売した1000万台の記録を上回るペースだ。

          多くの顧客が気付いているように、iPhone 6s Plusのオンライン需要は特に高く、当社が予想した予約台数を超えてしまった。われわれは出来るだけ早く生産を追いつかせ、発売日にはiPhone 6s PlusとiPhone 6sをAppleストア店頭に並べるつもりだ。

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          Amazon、新Fire TVでAppleに挑戦状

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          これをホビーと呼んではいけない。Amazonのリビングルームへの野望は本気であり、メディアレシーバー、Fire TVの第2世代をまもなく発売する。同社は最初のFire TVを1年半前に発売し、そこには新たに強化されたApple TVと類似の機能が備わっていた。初代Fire TVは音声検索もアプリもゲームも持ち、新機種はさらに強力になっている。

          Amazonの次期デバイスは、FCCウェブサイトに仮の名前で載ってたデバイスを見つけたDave Zatzによって暴露された。書類には新たにmicroSDカードスロットが、802.11ac、Bluetooth 4.1、イーサーネットポートおよびUSBポートと共に記載されている。しかし、ガジェットはハードウェア仕様だけで売れるわけではない。

          現時点で、Fire TVのインターフェースが変わるのか、あるいはゲームにもっと焦点を当てるのかは不明だ ― いずれも新しいApple TVと正面から戦うために必要だ。そしてDave Zatzが指摘するように、4K出力は一部の人々にとってキラー機能になり得るが、まだはっきりしていない。

          Amazonがこの新モデルをごく間近に発売する可能性は高い。例年この会社は新しいハードウェアを秋の始めに発表しており、現在Amazonは初代Fire TVを入手不可と表示している。

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          Apple、新iPhoneに3D Touchを導入

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          AppleはiPhone 6sとiPhone 6s Plusを発表した。見慣れた外観の真新しいスマートフォンは、いくつかの秘密を隠し持っていた。新しいカメラとチップに加え、新型iPhoneはForce Touchを利用した「3D Touch」機能が塔載されている。これはアプリデベロッパーに全く新しい操作方法を開放する大きな変更であり、ユーザー体験デザイナーにとっての可能性は大きく広がる。

          Jony Iveは3D Touchを、「次世代のマルチタッチ」と呼んだ。動くところを見せずに説明するのは非常に難しいが、アプリのナビゲーションをずっとスムーズにする。

          3D Touchは、iPhone 6s/6s Plusの画面を押された圧力を検知する。タップ、ライトプレス、ディーププレスの3種類に分かれる。Apple WatchやMacBookのトラックパッドと異なり、通常のプレスとディーププレスを区別する ― だから新しい名前がついた。

          Force Touchはショートカットを起動する。例えば、Appleマップをディーププレスすると、いくつか手順をスキップして経路案内に飛ぶ。

          Musicアプリでは、曲を演奏待ちにしたりプレイリストに加えたい時、小さな3点ボタンを押す代わりにForce Touchを使える。Safariや連絡先でリンクをディーププレスすると、ウェブサイトのプレビューを見ることができる。場合によって、指のまわりにショートカットが表示される ― この動作はPath 2.0の極めて革新的だったショートカットメニューを強く彷彿させる。

          ホーム画面のアプリアイコンをデイーププレスして、アプリタブを直接呼び出すこともできる。例えば、Instagramアプリのアイコンをディーププレスすると、アクティビティーフィードに直接飛ぶ。

          アプリ内のショートカットもある。Messengerアプリでは、メッセージをディーププレスすると会話をプレヒューできる。そのまま押し続ければコンテンツが表示される。プロフィール写真をディーププレスしてショートカットを表示して電話をかけることもできる。

          OSレベルのジェスチャーもいくつかある。画面の端をディーププレスすると、ホームボタンをダプルクリックせずにアプリを切り換えられる。

          Force TouchはTaptic Engineを起動する。Apple Watchと同じく、ディーププレスするとiPhoneがわずかに振動し、Force Touchを実行したことがわかる。

          残る問題は、古いiPhoneが数多く出回っていることだけだ。アプリ開発者はForce Touchが既存のジェスチャーの代替手段であることを留意する必要がある。Apple Watchの小さな画面と異なり、iPhoneの大きな画面で新しいジェスチャーがどれほど意味があるのかわからないが、Force Touch全体を無効にするオプションがあるかどうかは不明だ。

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          Apple、iPad Proを発表

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          Appleの最新最大のタブレット、iPad Proの登場だ。Appleは長らく噂されていたデバイスを今日の秋イベントで紹介した。予想された通り、それは巨大な12.9インチ画面に加え、他のiPadラインアップにはない機能をいくつか備えている。

          Apple CEO Tim Cookはこれを、「iPadにとってiPad以来最大のニュース」と呼んだ。iPad Proは、iPad Airアプリを2つ並べて実行できる。

          iPad Proは誰にでも向く製品ではない ― 名前の通り。しかし、iPadが大好きで毎日使っている人にとって、それは夢の実現だ。

          ルック&フィールは大きくなったiPad Airで、アルミニウム製ケースと薄いベゼルと曲面エッジを持つ。ディスプレイは2732 x 2048ピクセルで多くのものを表示できる。例えば、最近発表された画面分割・マルチタスキング機能を使えば、2つのアプリを並べて、殆ど妥協することなく実行できる。iOS 9のピクチャー・イン・ピクチャー・ビデオの再生にも最適だ。

          その大型ディスプレイから、このデバイスを12インチRetina MacBookと比べる人も多いだろう。しかし、大きな違いはこの2つのデバイスが大きく異なるオペレーティングシステムを走らせることだ ― OS XとiOS。

          iPad Proには前面および背面カメラがあり、スピーカーはデバイスの上と下に付いている。そしてもちろん、Lightningポート、ヘッドフォンジャック、3つのサイドボタン、Bluetooth、Wi-Fiを内蔵している。オプションとして、LTE携帯無線モデルを買うこともできる。MacBookには携帯チップがないので、これもAppleのノートパソコンと差別化する要因だ。

          iPad ProはA9Xチップを塔載している。これはAppleの第3世代64ビットチップで2GBメモリと高速フラッシュストレージを内蔵している。Appleは、最近12ヵ月間に発売されたポータブルPCの80%よりも速い、と言っている。それでも10時間のバッテリー持続時間を持ち、厚さは6.9 mmとiPad Airの6.1 mmよりわずかに厚い。重量は1.57ポンド。

          Appleは新しいアクセサリー、スマートキーボードも発表し、これはSurfaceのキーボードカバーとよく似ている。iPad Proとは新しい側面のスマートコネクターを介してつながる。スタイラスのApple Pencilも発表された。

          iPad Proは11月に発売される ― 32GBモデルが799ドル、64GBが949ドル、128GBが1079ドル。1079ドル機には携帯無線が付く。キーボードは169ドル、スタイラスは99ドル ― 魔法は安くない。

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          Raspberryもびっくり。このOrange Piという名のシングルボードPCの値段は15ドル

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          Raspberry Piに35ドル出すのは贅沢すぎる? サポートが貧弱でも安いシングルボードコンピューターが欲しい? “Orange Pi”という明らかにふざけた名前も気にならない? だったら、いいものがある。

          Orange Pi PCは、Raspberry Pi のOSイメージとの互換性を謳う新しいシングルボードコンピューターで、標準LinuxとAndroidも動く。H3クワッドコアCortex-A7 H.265/HEVC 4KプロセッサーにUSBポート3基とIR受信機を塔載し、microSDカードストレージに対応している。

          このボードには結構しっかりしたダウンロードページがあり、サポートフォーラムもアクティブのようだ。もちろん、ちゃんとしたサポートやコントロールのためには、高級なHAT[Hardware Attached on Top]をまとったRaspberry Piの方が確実だが、あなたの小さなPCツールキットのお供には楽しい選択肢かもしれない。

          早速1つ注文したので、ミニアーケードシステムやビットコイン発掘ツールとして使えるかどうかわかったら報告するつもりだ。

          via Liliputing

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          新型iPhoneの全体予想まとめ

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          Appleは、今週水曜日のイベントで新しいiPhoneを発表することが予想され、新しいiPad改訂されたApple TVも併せて登場する可能性が高い。

          先月末に送られた、9月9日にビルグラハム・シビックオーディトリアムで行われるイベントのプレス向け招待状には、例によってティーザー的ヒントが載っていた ― 今回の焦点はAppleのボイスアシスタント、Siriだ。

          9月は、伝統的にAppleが携帯端末をリフレッシュする月なので新型iPhoneが大本命だ。そこで、現在Appleウォッチャーたちが予想している諸々の新機能をまとめてみた。

          iPhone 6SとiPhone 6S Plus

          Appleは昨年のイベントでついにファブレットサイズのiPhoneを発表し、6 PlusはAndroid OS塔載のライバルによる怒涛の画面サイズインフレに戦いを挑んだ。Appleがあの決断を下すまでに要した期間を踏まえると、このラインアップを考え直すことは当分ありそうにない ― よって、iPhone 6と6 Plusの改良版が出ることが予想され、Appleの一般的命名慣習に従って、モデル名の後に「S」が付加される可能性が高い。

          しかし、4インチのiPhone 5Cはどうなるのか?9to5macによると、Appleはプラスチックをまとった実際あまり低価格でない端末を、最新の製品群から外し直接の代替機種は用意しないらしい ― その隙間を埋める新たな4インチiPhoneを作っているという噂も絶えないのだが。殆どのAppleウォッチャーが、この秋のiPhoneは2種類だけだと考えている。

          同じ形状、頑丈な感触

          通常Appleは、携帯電話に関して2年のデザイン刷新サイクルを守っているので、昨年iPhone 6と6 Plusが大きく外観を変えたことを踏まえれば、iPhone 6Sと6S Plusは同じ金属+丸みを帯びたエッジを維持すると考えてよいだろう。

          それでもAppleは、ベンドゲート問題にも対処しなければならない。多くのインターネット市民が、ジーンズの尻ポケットにiPhoneを入れて長時間座るのはよくないらしいことを発見した。よって、金属ケースがもっと頑丈になる可能性が高い。サプライチェーンから先月リークし情報によると、Appleは軽量かつより強靭な7000シリーズのアルミニウムに切替えるらしい。

          さらに、ピンク系カラーが、現在のゴールド、シルバー、グレーのメタリック調に加わるかもしれない。

          高速プロセッサー、大型カメラセンサー

          内部の改善は新型Appleハードウェアに不可欠なので、高速A9チップセット(および他のチップセット強化)とRAMの拡張があるだろう。RAM 2GBが予想される。

          さらにはカメラセンサーの大型化:写真はAppleのiPhoneマーケティングにおいて未だに重要な位置を占めており、iPhone 6で撮影キャンペーンを見れば、同社がこの部分のハードウェア改善を続けるのは当然だ。

          新しい背面カメラは12メガピクセルセンサー内蔵で4Kビデオ撮影が可能になると予想される。前面FaceTimeカメラのセンサーもアップグレードすると思われる ― 未だに続く自撮り人気を踏まえれば(ライバルのセルフィーフォンも)、Appleとして妥当な考えだ。

          Force Touchとタプティックエンジン

          Appleは今年、一部のモバイル機器に新たなインターフェースレイヤーを導入した ― 感圧入力方法のForce Touchだ。この技術はApple Watchと共にデビューし、Macbookのトラックパッドにも採用された。そして今、iPhoneに(恐らくiPadにも)塔載されることが期待されている。

          Appleタレコミ屋のMark Gurmanが昨日9to5macに書いた記事によると、Force Touchは新iPhoneの「基軸」となる機能の一つだという ― しかもそれは、われわれが既に他のAppleハードウェアで見ているものよりも高度で、3種類の入力、タップ、プレス、ディーププレスに対応する。彼の情報源いわく、この実装は「3D force touch」と呼ばれている。

          Appleは、Apple Watchで初めて採用したタプティックエンジンを新型iPhone画面にも導入し、ユーザーに触覚フィードバックを与える予定だ。

          ちなみに、触覚・感圧式タッチスクリーン〈自体〉はもはや新技術ではない。例えば、記憶力の良い人なら、去る2008年にBlackBerryが出した不評の「クリッカブル・タッチスクリーン」を覚えているかもしれない。よって、ここではスムーズに使えることが決定的に重要になる ― 直感的に使えているものを、面倒でややこしくすることは避けなければならない。、

          Appleがいかに、ギーク集団を超えはるかに広くファンを持つ、iPhoneの中核たるシンプルさを犠牲にすることなく、入力の複雑性を拡張していくかに注目したい。

          Siri

          プレス向け招待状の主役がAppleのボイスアシスタントであるからには、イベント自体でこれが無視されることはあり得ない。来たるべきAppleイベントについてSiriに質問すると、いつもの皮肉がこれもいつもの誤認識と共に返ってくることから、Appleがこの基礎技術を改善する余地はまだまだ残っている。

          ただし、看板Siriのアップグレードが、Appleの中核技術にも新型iPhoneにも関係ないことは十分あり得る。むしろこのボイスアシスタント技術を、新型Apple TVに付属するであろう新デバイス(TVリモコン)に採用することを指しているのかもしれない。

          もしそうであるなら、最近AppleがSiriを、デビューしたiPhone〈以外〉で前面に押し出していることは注目に値する(Apple Watchも)。AppleがiPhoneでタッチスクリーンの高度化(3D Force Touch等)を意図していることを考えればなおさらだ。

          AppleのSiriに対する考えや取り組みをまとめるとこうなる:スマートフォンは極めてパーソナルなモバイルコンピューターであり、最も〈手で〉扱いやすい。一方、ウェアラブルやホームハブのようなキーボードレス機器では、われわれにとって都合の良い距離で〈話したい/話す必要がある〉ことが多いことから、Siriにとって後者のカテゴリーの方が、iPhoneよりも自然な居場所である。

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          (翻訳:Nob Takahashi / facebook

          Apple、米国スマートフォン市場でリードを続ける

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          益々多くのアメリカ人がApple製スマートフォンエコシステムを受け入れ、そのあおりを大きく受けているのはSamsungだ。

          デジタルメディア分析のcomScoreは、AppleのiPhoneが米国スマートフォン市場の支配を進め、全米スマートフォンユーザーの44.2%に達していると報告した。今年4月のシェアは43.1%だった。

          Appleは主にSamsungからシェアを奪っている。SamsungのシェアはAppleに続く27.3%で、LG、MotorolaおよびHTCが、それぞれ8.7%、4.9%、3.5%で続いている。

          Appleは端末台数ではリードしているが、オペレーティングシステムでは依然Androidが優勢で、米国スマートフォンユーザーの51.4%を支配している。

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          Apple TV 4、200ドル以下で10月出荷予定との報道

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          来たるべきApple TV 4については数多くの情報が伝えられているが、価格は未確定要素の一つだ。しかし、9to5MacのMark Gurmanの情報源によると、A8チップを塔載すると言われる新しいボックスは、200ドル以下(149ドルまたは199ドル)で販売されるようだ。

          Apple TVは次世代iPhoneと共に9月9日のイベントで発表されると複数の筋が伝えている。TechCrunchのMatthew Panzarinoは新デバイスについて、ゲームやアプリコンテンツ向けの本格的プラットフォームやデベロッパー向けSDK、真新しいリモコンが加わる等、詳しい予測記事を書いている。

          恐らく最も興味深いハードウェアであるリモコンは、複数のモーションセンサー、タッチスクリーン並びにSiriスタイルの操作を可能にするマイクロフォン等を内蔵すると予想される。

          ソフトウェアに関してAppleはケーブルを置換えるコンテンツプラットフォームを構築し、ユーザーはテレビとオンデマンドムービーを月額40ドルで見られるようになると情報源は伝えている。しかし、発売時点でアクセスするためは、ユーザーはまだケーブル会社にログインする必要があるという。

          Gurmanはまた、Apple TV 4は9月の発表後、10月から出荷されるだろうと書いている。

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          このTeslaの生産ラインを見よ、イーロン・マスクがロボットを恐れるなんておかしい

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          Elon Muskは、ロボットがAIの力を借りて人間を支配すると警告した。彼は、そうならないために寄付までした。しかし、Teslaがロボットにかなり依存していることは紛れもない ― たとえ会社をスカイネットに変えようとしてはいなくても。

          Muskは今年、AIは「悪魔を召換する」と評した。 しかし彼は、今もそれは不可欠であるとも言った。

          [われわれがデジタル超知能体の単なる生物的ブートローダーにならないことを願う。残念ながらその可能性は日々高まっている]

          Muskが投稿した新しいTeslaの生産ラインの写真には、人間がひとりもいない。もちろん、裏にはロボットがマシンガンか何かを作らないよう見張っている人がいることは間違いない。彼の説明文によると、そこにはロボットが542体いて同時に15体が動いている。Teslaがこうした生産ラインを数多く稼動するようになれば、車を送り出すことはずっと簡単で早くなるに違いない。

          Instagram Photo

          大そうな数のロボットだ。ただし、善のため。Muskの言う邪悪な「ロボカリプス」ではもちろんない。もし彼らがハックされ世界に放たれるようなことがあれば、恐ろしい大惨事を起こすかもしれないもちろん心配することは何もない。

          数週間前、ヘビのようなロボット的物体が一部の人々をおののかせたが、心配はいらない…彼らが玄関ドアをノックしてTeslaを売りつけに来ることはない。

          teslasnake (1)

          今のところ。

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          SONYは、このばかばかしいテレビリモコンにフルサイズのスピーカーを詰め込んだ

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          coolest coolerを覚えているだろうか? それはスピーカー、ブレンダー、大きなタイヤ、USB電源、照明などがついたクーラーボックスだった。Sonyも、coolest coolerばりの製品を出す! これは、奇妙な形をしたテレビリモコンで、スピーカーを内蔵している世界で最も実用性に欠けるたリモコンだ。

          写真でわかるように、ターゲットは日本市場であり、デバイス上の文字は全部日本語で書かれている。そうそう、このリモコンの重さは1ポンド近いことを言っておかねば。

          人は時として、テレビは見ていないがテレビの音を聞きたいことがある、という発想からきている。例えば料理をしている時や子供と遊んでいる時など。このフランケンシュタインにインスパイアされたデバイスがあれば、テレビのスピーカーを持ち歩いて最悪の親になれる。

          リモコンには、テレビと接続するベースステーションがついてきて、音声の送信およびリモコンの充電を行う。バッテリー寿命は16時間。

          Sonyは、このデバイスは周囲がうるさいときに実用的だと言っている。ボリュームを上げるかわりに、スピーカーを隣に置くことができる。

          しかし正直なところ、このデバイスの見た目は最悪でありどんな使い方も非実用的だ。テレビのタイムシフトとストリーミングの時代、一時停止ボタンを押す方が、この巨大なリモコンに160ドルを払うよりずっとよさそうだ。

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          via The Verge
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          イザベラという少女の、3Dプリント義手開封の儀をご覧あれ

          今や3Dプリンターの世界では、なぜこの技術が存在し、なぜわれわれ全員が3Dプリンターを持つべきなのかはもはや明白だ:人々の生活を変えられるからだ。E-nable義手のビデオほど、そのことを力説するものはない。この最新ビデオでは、イザベラという名の少女が、パープルとピンクの素晴らしい3Dプリント義手を、 Stephen Daviesというボランティアからプレゼントされる。彼は、Team Unlimbitedの一員としてこの義肢を製作し、彼女に送り届けた。

          イザベラの目が喜びにあふれているのが手に取るようにわかる。わずか5年前に立ち上がったばかりのテクノロジーが、このような素晴らしい進歩を遂げていることはまさに驚異だ。私がこうした記事を投稿するのには理由がある:われわれは起業家精神の元、世界を変えることへの支持を何度も訴えているが、すでに多くの人々が実際にそれを実行しているからだ。

          もしあなたが、イザベラのような子供達を助けたいと思ったなら、E-Nableのサイトへ行ってEnablecon 2015をチェックされたい。チームは、1000体の義手を貧しい子供達に届けるために、みんなの助けを必要としている。

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          Google、無線ルーター OnHubを発売。高速WiFiと簡単な設定を約束

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          Googleは今日(米国時間8/18)、パートナーであるTP-LINKの協力の下、新たにルーター発表して世間を驚かせた。199.99ドルのルーター、OnHubは、既存のルーターで多くの人々が経験している問題を解決しようとしている:WiFiの速度低下、ビデオバッファリングや接続が突然切れることなど。それらの意味するところは、電源を切り、1分ほど待って、再び電源を入れ、最善の結果を期待することだった。

          Screen Shot 2015-08-18 at 9.41.42 AMGoogleは、OnHub が「速く、安全で、簡単に使えるWiFi」を提供すると言っている。同社によると、設定は容易で、装置が自動的に近くの電波を探して最適なチャンネルを見つける。「独特なデザインのアンテナとスマートなソフトウェアが舞台裏で働き続け、OnHubが衝突を避け最大のネットワーク性能を保つよう自動的に調整する」とGoogleは言う。

          ルーターは、アップデートや新機能も自動的にインストールする。

          OnHubをAndroidまたはiOSのアプリから制御することは驚くにあたらない。そこからネットワーク上のあらゆるデバイスを管理、テストすることができる。アプリを使って、友達にWiFiパスワードを簡単に送ることもできる。

          類似品とは異なり、このルーターはデザイン的にも優れ、見た目はふつうのNetgearの装置よりも、評判は悪いが美しい、Nexus Qを彷彿させる。

          新ルータは現在米国のGoogle Store、およびAmazonとWalmart.comで販売中。近いうちに、米国およびカナダの小売店舗にも登場する。Googleによると、ASUSとも同様のデバイスを発売する予定だという。

          Screen Shot 2015-08-18 at 9.44.51 AM

          ほぼ200ドルという価格から、OnHubがちょっとした贅沢品であることは間違いなく、どれだけ売れるかはわからない。しかし、少なくとも他のルーターメーカーに競争心を起こす動機を与えることはできるかもしれない。ちなみに、AppleのAirPort Extremeは、同じような価格帯だが、Appleが第6世代の機種を発売してから2年が経っている。

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          (翻訳:Nob Takahashi / facebook

          Chaotic Moon、車椅子用フィットネストラッカーFreewheelを開発中

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          新しいタイプのフィットネストラッカーが出てきた。Freewheelは、Chaotic Moon Studiosが作った車椅子用フィットネストラッカーのプロトタイプだ。

          テキサス州オースチン拠点のデザインスタジオは、最近Accentureに買収されたことでニュースを賑わせた。FreewheelはChaotic MoonのBASEイノベーションラボで作られたが、そのアイデアは同スタジオのコンテンツストラテジスト、Tyler Hivelyによるもので、彼自身が車椅子を使っている。チームは、製品開発中もHivelyの助言を受けたと言っている。

          下のビデオでは、Freewheelの一端を垣間見られるとともに、製作の経緯についても聞ける。同社によると、装置は車椅子に取り付けられ、他のフィットネストラッカーでは無視できる要素が考慮されている。例えば、車椅子を動かすのに必要な筋肉や、路面や通路の状態などだ。

          具体的には、Freewheelはホール素子センサー、気圧計、ジャイロスコープ、加速度計を使って、速度、加速度、距離、高度、および勾配を測定する。データ転送にはBluetoothを使用し、ウェアラブルデバイスと接続して心拍をモニターすることもできる。

          Chaotic Moonによると、将来はこのデータを使って都市や山地の地表マップをつくり、車椅子以外の人たちも活用できるようにするつもりだ。サイクリストやハイカー、さらには店に行くのに一番歩きやすい道を探す人たちも利用できる。

          「つまるところ、テクノロジーの目的は人々の生活を良くすること」とChaotic Moon CEOのBen Lamnがメールで言った。「Freewheelは、全く異なる種類の技術を、特定のユーザーの生活を改善するだけでなく、データ収集を通じて、何百万人もの人々の役にたつ方法で組み合わせる」。

          さらにLamnは、Chaotic Moonが既に「特許手続きを終え」今後数カ月の間に製品を「洗練し完成度を高める」ことをつけ加えた。具体的な発売日程は考えていないが、「数カ月のうちに手に入ると考えてもらってよい」と彼は言った。

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          Looking Glassの3D LEDキューブは、新しいタイプのディスプレー


          今年、Looking Glassは、3D LEDキューブ、L3D CubeのKickstarterプロジェクトで25万2000ドルを集めた。

          スタートアップはいよいよ製品 ー とようよりキューブを組み立てるためのキット ー の出荷を開始し、共同ファウンダーのAlex HorsteinとShawn Frayneは、ブルックリンの新オフィスに移転した(Frayneは、ブルックリンと香港を行き来している)。そこで我々は、オフィスに立ち寄り、キューブを見るとともにチームのビジョンを詳しく聞くことにした。

          上のビデオで実際にキューブが動作するところを見られる。さまざまなビジュアル模様(同社による「cubeのためのYouTube」、Cubetubeからダウンロードしたものを含む)を表示し、Horsteinの声に反応する。二人はL3D Cubeを、ボリュメトリック・ディスプレーの進化の一歩と考えている ー あるいは、Horseteinに言わせれば「シンプルなホログラム」だ。

          たしかにキューブは精細な画像やアニメーションを見せることはできないが、Frayneは、それは次のステップだと言った。

          「人々がこの非常に変わったタイプのディスプレーとどう触れ合うかを理解するために、我々は3つの段階を踏んで行くつもりだ」と彼は言った。「これはスクリーンではない、現実の空間を占める生きているデジタル物体のようなものだ」。

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          (翻訳:Nob Takahashi / facebook