iPadのマルチタスクはこんなに便利

Jony IveがApple製品のユーザ体験(UX)のすべてを統括し、iOSは設計変更が為されたとはいえ、マルチタスクは今なお、ユーザの願望として残っている。ここでは、OS XのマルチタスキングのすばらしさをiPadで実現する、ジェイルブレークテクニックをご紹介しよう。

iPadをジェイルブレークしたら、Cydiaから“OS Experience”をインストールする。そうすると、一つの画面上で二つのアプリを、横並びで、同時に動かせる。アプリのウィンドウをドラッグして別のデスクトップへ表示させることもできる。

これでUXが混乱することはない。アプリのウィンドウを画面の端へ最小化することもできる(Redditのeswickさん、情報をありがとう)。

“Mission Control”モードにすると4本の指でスワイプできて、複数のウィンドウを同時に移動することができる。もちろん、別のデスクトップへも。

モバイルデバイスではマルチタスクができないと不便だと思うが、なぜAppleはユーザがそれをできない状態を、維持するのだろうか。不思議だ。

TNWの記事によると、このテクニックは安定性もよく、クラッシュなどは一度もなかったそうだ。それならなおさら、OS Xの機能をiPadに持ち込まない理由が不可解だ。

なお、ジェイルブレークをAppleは推奨していないし、起きた結果はすべて自己責任となる。またジェイルブレークしたデバイスは、Appleの保証外となる。

[出典: TNW]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


米ドミノピザ、iPad用3Dカスタムピザビルダー付注文アプリを提供

Domino’s Pizzaは、ここ数年間にメニューを改訂し、財務状況を回復させてきた。この期間にモバイル注文の受付も開始した。来週月曜日(米国時間4/28)から、同ピザチェーンはiPadアプリを公開し、自分だけのカスタムメイドピザを作って配達してもらうまでをソファの上でできるようにする。

このアプリで注目なのは、3Dピザビルダーだ。OpenGLを使ってピザの最終形をよりリアルに表現する(もちろん、あらゆる料理写真と同しく、プレビュー画像は玄関に届けられるボックスに入っているものとはかなり違う)。

「この新しいDominoのiPadアプリは、ピザの注文体験を全く新しいレベルに変える」と、Domin’s Pizza最高情報責任者のKevin Vsconiが声明で語る。「これは当社がDomino’s Trackerを提供して以来の最もすばらしいテクノロジーであり、お客様が美しいカスタムピザビルダーを使い、ピザの注文を全く新しい形でビジュアル化できることを非常に喜んでいる」。

Domino’sの他のアプリと同じく、このiPadアプリは同社の全国共通メニュー、クーポン、店舗検索、およびデジタル注文追跡機能を備えている。さらに、お気に入りのカスタムビザを保存しておけるので、次回からわずかなクリックで再注文できる。

デジタルオーダーは、Domono’sにとって極めて重要だ。現在同社の米国内売上の40%をこれが占めている。

新アプリは来週月曜日に公開される。それまでの間はiPhoneまたはAndroid端末から昔ながらの方法でピザを注文するしかない。もちろん、いつでも外へ出かけて本物のピザを食べることもできる ― ただし、殆どのレストランではTitanfallをプレイできないことをお忘れなく。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Appleのティム・クック、iPad版Officeを賞賛するも、もっと早ければととがめる

Apple CEOのTim Cookは、先月登場したiPad版Microsoft Officeに関する質問に答えた。そして彼の回答は驚くほど長いものだった。「Officeは非常に重要な製品群だと考えている」と彼は述べ、さらに「App StoreはMicrosoftを心から歓迎している」と付け加えた。

Cookは、Appleの顧客が「Officeを使えることを好意的に受け止めているのとは明らか」であると認め、大企業のiPadユーザーにとって間違いなく良いことだと語った。ただし、このAppleの長年のライバルであり時としてパートナーである相手について、賞賛ばかりではなかった。

「もしもっと早く出ていれば、Microsoftにとってより良かっただろう」と、CookはユーザーがiPad自身の発売以来待ち続けていたOfficeの登場について語った。しかし、MicrosoftがタブレットのUIとモバイルユーザー体験を追究しつくした揺るぎない製品を作ったことは、フル機能を使うためにはOffice 365の定期購読が必要であるという残念な点を差し引いても評価に値する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


次世代iPadはTouchIDおよび新版のA8プロセッサを搭載との噂

KGIのリサーチアナリストであるMing-Chi Kuoによると、次世代iPadはTouchID指紋スキャナを備え、新しいA8モバイルプロセッサを備えるものとなるだろうとのこと。またリアカメラは800万画素となるだろうとのことだ。

根拠のひとつは、現行iPhoneのスペックだ。AppleはiPadとiPhoneのスペックをより、高い方に合わせていく傾向がある。それが今回も踏襲されるだろうと考えられるわけだ。またiPhoneもiPadも同じパーツメーカーからの部品を使うことも多い。同じ性能のものを使うことで、原価を下げつつ生産台数を増やすことができる。これもスペックの統一化に向かうであろうという予測の一因となっている。

こうしたことは、あるいは予想の範囲内といえることかもしれない。もうひとつ面白いのは、新機種の登場時期についての予測だ。Kuoによれば、今回は第4四半期ではなく、第3四半期に登場してくるのではないかと考えられるそうだ。昨年モデルの売り上げがいまひとつ伸びきらないことからの判断であるらしいとのこと。また、第3四半期のはやいうちに売り出すことができるのなら、かなりの商機となる「Back to School」の時期に間に合わせることができるかもしれない。従来の第4四半期の販売では、なかなか掴むことのできなかった商機に対応できることになる。

AppleInsiderにもあるように、登場してくるのはiPad Airおよびレティナ版のiPad miniであろうと噂されている。

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(翻訳:Maeda, H


Microsoft、iPad版Officeを発表―マルチプラットフォームに舵を切る

今朝(米国時間3/27)、Microsoftはサンフランシスコでプレスイベントを開催し、Office for iPadを発表した。同時に、エンタープライズがWindows以外のプラットフォームでOfficeを管理するのを助けるためのさまざまなツールも公開された。

この動きは予期されたことではあったが、Microsoft社内でこれまで絶対の権威を誇っていたWindowsのヘゲモニーが失われつつあるという観測を裏付けるものだ。

イベントの終わりで、新CEOのサトヤ・ナデラはWindows環境に専念することと他のプラットフォームをサポートすることの「トレードオフ」について触れ、「それは実はトレードオフではない」と述べた。ナデラによれば他プラットフォームをサポートすることは「顧客がそれを要望しているという現実を認識することに過ぎない」という。

エンタープライズ・ユーザーの間にはすでにさまざまなプラットフォームが普及しており、それを無視する選択はMicrosoftにはあり得なくなっていた。Windowsだけが唯一のプラットフォームであるかのように振る舞うのは愚かなことだ。ナデラは「われわれはクロスプラットフォームにコミットする」と述べた。

これはMicrosoftの新しい市場観だ。もちろんWindowsがMicrosoftにとってこの上なく重要な柱であることに変わりはない。ナデラは近く開かれるBuildデベロッパー・カンファレンスで「Windows開発環境を大きく改善し、拡張する」と約束したが、これは当然だろう。

しかしMicrosoftはOS以外のアプリケーション・プロダクトについてはWindowsの殻に閉じこもることはしないという戦略を明白にした。この転換はしばらく前から始まっている。Microsoftは生産性ツールのOneNoteのMac版を発表し、OS Xで作動するMicrosoftアプリの数をさらに増やした。MicrosoftはWindows、OS X、Android、Windows Phone、iOSという5大OSのすべてに対してアプリを開発することになる。

つまりiPad版Officeの発表もこの一連の戦略転換の流れの重要な一段階として考える必要がある。

この点を強調するために、Microsoftが現在iOS向けにリリースしているアプリの一部を下にリストしてみた。

このマルチ・プラットフォーム戦略はビジネス的にどういう効果を持つのだろう? iPad上のOfficeアプリをクラウドのOffice 365に連携させることによって、MicrosoftはiOSデバイスをサポートすると同時にクラウド化をも一層推し進めることができる。OfficeのサポートはAppleにも利益になるが、同時に新たなビジネスであるOffice 365からの売上を増やす効果がある(この点については別途記事を準備中)。

全体として、MicrosoftはWindowsよりもあらゆるユーザー、あらゆるOSをサポートするクラウド化を優先する姿勢をはっきり打ち出したと見るべきだろう。これは「Windowsをあらゆる場所に」という従来のビジョンよりもずっとスケールの大きい考え方だ。

MicrosoftはWindowsの強化と同時にあらゆるプラットフォームのサポートという二正面作戦に乗り出した。MicrosoftのアプリケーションとサービスはもはやWindows世界に閉じ込められることがなくなる。Microsoftがクラウド・サービスから収益をあげようとするなら、あらゆるデバイスを使うあらゆるユーザーに売り込まねばならないのは当然だ。

画像 BY FLICKR USER John Karakatsanis UNDER CC BY 2.0 LICENSE (画像はトリミングされている)

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


iOS 8はNotification Centerを単純化, アプリ間通信を改良, Game Centerを廃止

9to5Macの最新の記事が、iOS 8の細かな特徴を詳細に報じている。これらがすべて最終的にiOS 8に載るとは限らない、と断ってはいるが、でもこれらの新機軸が実際に今後のiPhoneなどに導入されたら、ユーザ体験が大きく変わりそうだ。

9to5MacのMark Gurmanが書く記事はだいたいいつも信頼性が高いが、今回は、iOS 8をより使いやすくし、またリソース効率を良くするために、何かを取り去るとか、単純化する、という話が多い。それらはいずれも、これまでのデバイスでそれなりの効果を発揮していた機能だ。

まず、Notification Centerから”Missed”タブがなくなる。タブはiOS 7で”Missed”と”All”と”Today”の三つになったばかりだ。しかしユーザから混乱を招くと苦情が殺到したため、”Missed”を特別扱いする必要はない、という結論に達したようだ。

Voice Memosはインタフェイスが整理されて、必要なコントロールを見つけやすくなった。またメッセージに1か月または1年という有効期限をつけると、期限が来たら自動的に削除される。そして、ストレージの空き容量が増える。これまで機種のバージョンアップのたびに、同じバックアップを使い続けてきた人には、このストレージ大掃除機能がありがたいだろう。

Game Centerもリストラの対象になる。すなわちiOSとOS Xからこのアプリを削除し、Game Centerの機能を(それをサポートしたい)ゲーム本体に含める。ぼくみたいに、最近Game Centerをまったく使わないユーザは、ホーム画面がすっきりして、気持ちもすっきりするだろう。しかも、機能そのものは生き残るのだから。

人間社会と同じく、去りゆく者があれば、新たに生まれる者もある。まず、複数のiOSアプリ間のデータ転送や通信の機能が改良され、たとえばコンテンツを編集してそれをほかのアプリへプッシュして使わせることができる。今でもそれは、iOSの”Open in…”機能である程度できるが、今度の新しいAPIはずっと本格的なもののようだ。

さらに、AppleはCarPlayをWiFi対応にする、という噂もある。Lightningのケーブルに依存しなくなるのだ。でも実は、Volvoのパンフレットにはすでに、WiFi接続が予告されている。iOS 8でそれが実際に実現すれば、車に乗った途端にCarPlayが使える状態になるのだから、ユーザ体験の大幅向上だ。

9to5Macの一連のiOS 8記事は、これまでも本誌で取り上げてきた。これらがすべて事実なら、AppleがiOS 7で築いた土台の上に、見事な建物が建つことになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


AppleのIT部門と学校への侵攻は続く。「秘密」の優良顧客価格を改訂

Appleのロイヤルティー・プログラムをご存じなくても無理はない。それは実に正当な理由によりあまり公にされていないからだ。12ヵ月間にApple製品を5000ドル以上購入するような人物のみを対象にしている。

その種の「人物」と、ふつう組織であることが多い ― 具体的には企業のIT部門や教育機関だ。敷居の低さから見て、企業といってもさほど大きい必要はない。ロイヤルティー・プログラムは数年前から存在しているが、最も恩恵を受けているのは大企業や大量購入が必要な学校だ。

先週Appleは、法人による購入をさらに推進するべく秘かに同プログラムを改訂した。

割引プログラムには3段階あり、12ヵ月間に5000ドル以上の “red” 段階から始まる。次は3万5000ドル以上の “green”、そしてあまり知られていない 20万ドル以上の “blue” だ。
先週の変更によって、Appleはいくつかの商品について3段階すべての割引幅を増やした。ほぼすべての割引価格ぎ数%改善されている。例えば聞くところによると、Macは低い段階で5%から6%へ、高い段階で最大8%の割引される。

サードパーティー製アクセサリーの割引率は、低段階で5%から10%に、高段階ではさらに増えている ― ただし、JawboneやBeatsのような売れ筋は対象外だ。

iPadは引き続きモデルと数量によって2~4%程度のディスカウントされる。

さらにAppleは、iPhoneもラインアップに加えた ― 同プログラムにiPhoneが登場するのは初めて。iPhoneの正確な割引率は不明だが、iPadと同程度と推測してもよいだろう。

iPadと言えば、現在50台以上に関して通常の2~4%より大きい割引率でiPadキャンペーンが進行している。興味のある団体はAppleの法人営業に電話で問い合わせることができる。

もう一つ、初めてロイヤルティー・プログラムに加わったのがApple TVだ。大した話ではないと思うかもしれないが、会議室や教室にiPadと併せてプレゼンテーション機能を加えたいと考えている団体にはかなり人気の高いオプションだ。Apple TVとiPadのAir Playの組み合わせは、プロジェクター用の他のドライバーやドングルの悪夢と比べてずっと簡単に設定できる。

「AppleTVの強みはリビングルームだったが、Air Play等のテクノロジーによって会議室や教室等でも使い道が広がっている」と512 PixelsのStephen Hackettは言う。IT部門へのApple TV展開に豊富な経験を持つ人物だ。「iOSのAirPlayはかなり前からあるが、OS XにApple TVを外部ディスプレイとして使用できる機能がついたため、テレビやプロジェクターで、多くのケーブルやビデオアダプターに悩まされることなくデータをシェアできるようになった」

「大量一括」購入者に向けたApple TVのプログラムへの追加は、Appleがこれらの分野で顧客の声を聞いていることを示す証しだ。

これらの変更は、先週AppleがiOSデバイス用配布・管理ツールを拡張したこととも符合する。これらのツールは、IT部門や学校が長年Appleに要求してきたことに対する明確な回答だ。今回の拡張には、「ゼロタッチ」セットアップや、デバイスのセキュリティー・プロファイルのロッキングが含まれている ― いずれも教育用iPadの配布担当者の仕事をずっと楽にするツールだ。

ディスカウントや商品の追加と併せ、これはAppleがIT担当者により大くの力を注ぎ、今後も彼らを引きつける努力を続けようとしている表れだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


アプリ開発初心者に贈るアプリの基本テスト項目一覧ガイド

PCに加えスマホアプリやタブレット、iOSにAndroidとサービスリリース前にテストしなければいけない環境や機種が大幅に増えている現在。効率的なテスト方法を模索している方も多いと思いますが、今回はThe Next Webからアプリのテスト方法をまとめてくれたガイダンス記事を。 — SEO Japan

この記事は、ウェブアプリとモバイルアプリをとことんシンプルにモニタリングするサービス「New Relic」に提供してもらった。

ユーザーが、ウェブアプリ、そして、デスクトップアプリから、出来るだけ多くの機能、信頼性、そして、柔軟性を望む時代が到来している。データは、徐々に、しかし、確実にクラウド化へ向かい、企業は、– 会計ソフトであれ、CRMであれ、あるいは、在庫管理ソフトであれ — 容易に実装し、展開することが可能なソフトウェアを求めてウェブを探し回っている。このトレンドにより、開発者達はプレッシャーを感じている。ユーザーが仕事と遊びを心から依存することが出来る、優れたウェブアプリを求めているためだ。

そのため、ローンチする前にウェブアプリをテストする必要がある。頑丈で、効率的に動作し、ユーザーを笑顔にする良質なアプリを提示すると、企業と顧客との間の信頼関係は自然に構築されていく。すると、顧客は、今まで以上に頻繁に利用し、仲間に紹介するようになる。おまけに、カスタマーサポートの問題は大幅に減り、コストと人材を節約することが出来るようになる。

それでは、ウェブアプリをテストして、初日に向けて、順調に進んでいる点を確認する方法を検証していこう。。

何をテストするべきか?

写真の編集を助けるアプリであれ、請求書の送信を簡素化するアプリであれ、友達との連絡を手助けするアプリであれ、あるいは、ソーシャルメディアでの影響力を計測するアプリであれ、アプリをテストする際は、これから紹介する4つの主な領域に注意する必要がある:

機能のテスト

mobile interface 730x355 A comprehensive guide to testing your Web app: How to get the most out of your sessions

ユーザーは、正確に、早く、そして、一貫してアプリが動くことを期待する。つまり、ユーザーが何らかの成果を出す上で貢献する機能を全てテストする必要がある。徹底したテストを必要とする一般的な機能の要素を挙げていく:

フォーム: フィードバック、新しいto-doリストの作成、そして、ニュースレターの購読 — 投稿機能が正しく動く点、適切にデータベースに接続する点、そして、必要に応じて、全てのフィールドが入力を受け入れる点を確認する。

ファイルの操作と計算: 画像や文書のアップロード、編集、そして、計算機能と修正出力 — ユーザーが、アプリを試すシナリオを考え、出来るだけ多くのシナリオをテストし、可能な限り対応する。また、アプリが、効率良く計算を行い、結果を表示しているかどうかを確認し、スムーズなユーザー体験を可能にする。

検索: コンテンツ、ファイル、あるいは、文書の検索を認めているなら、検索エンジンが、当該の情報を完全にインデックスしている点、定期的に更新している点、そして、素早く調べ、適切な結果を提供している点を確認する。

メディア: オーディオや動画の再生、アニメーションやインタラクティブエージェンシーメディア(ゲームやグラフィックツール)がスムーズ且つシームレスに実施されるかどうかをテストする。このような要素は、期待通りに動き、ローディング中、または、再生中にその他の機能を妨げることがあってはならない。

スクリプトとライブラリ: スクリプト(例えば、画像表示やAjaxのページの読み込み)が、オーディエンスがアプリにアクセスするために利用する可能性のある各種のブラウザと互換性がある点を確かめ、ローディングにかかる時間を計測して、パフォーマンスを最適化する。スクリプトが特定のブラウザにしか対応していない場合、その他のブラウザでの処理の低下を最低限にとどめ、すべてのユーザーに対して、出来る限り最高のユーザー体験を提供する。

その他に機能が完璧に動く点を確認したい要素として、通知システム、ユーザーのプロフィール、そして、管理用のダッシュボードが挙げられる。

ユーザーインターフェースとユーザビリティのテスト

ウェブアプリが、十分に油を差した機械のように動くだけでなく、良質なフロントエンドの体験をすべてのユーザーに提供しなければならない。そのためには、ユーザーが遭遇する視覚およびテキストの要素を考慮し、正しく、そして、効率良く表示されることを確認する必要がある。それでは、具体的に何に注意すればいいのだろうか?

ナビゲーション: ホームページへ行き来するリンクは、すべて目立っている点、そして、適切な目的地のページに向かっている点を確認する。

出来るだけ、視覚や運動機能の障害を持つユーザーでも容易に利用することが出来るように工夫する。W3Cウェブコンテンツのアクセシビリティ入門は、アプリを普遍的にユーザーフレンドリーにするための手法を特定し、アプローチする上で役に立つ。

クロスブラウザテスト: ユーザーは、複数のブラウザやOSを組み合わせて、サイトにアクセスしている可能性が高い。したがって、アプリは、すべての組み合わせで同じように表示されるとは限らない。出来るだけ多くの組み合わせを試して、出来るだけ大勢のユーザーに対して、意図したとおりにアプリが動くことを確認する。

エラーメッセージと警告: アプリは、自分のせいではなくても、いつか故障する。ユーザーが404ページやアップロードの失敗等の問題に遭遇した際に、分かりやすく、有益な情報を提供している点を確認する。

ヘルプと文書: 全てのユーザーが同じように快適にアプリを使いこなすわけではない。ユーザーによっては、使い始めたばかりの頃は手助けを必要とする場合もあれば、製品を熟知していても、問題に遭遇する場合もある。アプリを一通り試し、文書やサポートのチャンネルを容易に見つけられる点、そして、全てのモジュールやページから簡単にアクセスすることが出来る点をチェックする。

レイアウト: アプリをテストして、出来るだけ多くのブラウザおよびビューポートのサイズで、正しく表示されることを確認する。

また、すべてのアニメーション、インタラクション(ドラッグ & ドロップ機能やモーダルウィンドウ等)、フォントやグリフ(特にウェブフォント)、そして、勿論、フロントエンドのパフォーマンス(ページの表示の早さ、画像やスクリプトの表示の早さ)もついでに検査してもらいたい。

セキュリティのテスト

大半のウェブアプリは、個人情報、請求情報、そして、作業/個人のファイルを含む、データをユーザーから取得し、保存している — ユーザーは、信頼して、データを預けている。そのため、次の取り組みが求められる:

  1. プライベートなデータは、決して公開しない。
  2. データへのアクセスを許可する前に、認証を要求し、必要に応じて、データへのアクセスを制限/許可する。
  3. データの整合性が、保たれていることを確認する。

いつ何時、そして、あらゆる場所から、ハッカーのターゲットにされるか分からないため、ハッカーの手法、そして、ハッカーが探す脆弱性を熟知しておくと良い。ウェブサイトとアプリに対して行われる攻撃の中で、特に目立つものを挙げていく:

クロスサイトスクリプティング: ウェブサイトが騙されて、悪意のあるコードを受け入れてしまい、ビジターに拡散する。

SQL インジェクション: ユーザーの入力の脆弱性を悪用して、アプリのデータベース上でSQLのコマンドを実行し、ユーザーデータの破壊や盗難を導く。SQL インジェクションは、通常、SQLのコマンドやOSのコマンドで用いられる特別な要素に対する不適切な中立化が原因で発生する。

DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃: ターゲットのサーバーに対して、大量のリクエストを出すことで、クロールが遅くなったり、反応が不可能になったりする。その結果、アプリをユーザーに表示することが出来なくなる。

security1 220x83 A comprehensive guide to testing your Web app: How to get the most out of your sessionsこのような攻撃にアプリを晒すような、一般的なプログラミングのエラーをテストする必要がある。例えば、ソースコードでハッカーが見つけることが可能な認証チェックの欠如、ハードコードの認証情報の利用、機密データの暗号化を忘れるミス、ウェブサーバーのディレクトリへのアクセスの固定化を忘れるミス等が挙げられる。

正統派のセキュリティの専門家、または、自動的にセキュリティチェックやテストを行うウェブツールを介して、このようなエラーをテストすることが出来る。

ローディングをテストする

獲得したユーザーの人数に関係なく、ユーザーは、初めてアプリを試した日に、アプリが出来るだけ早く動くことを期待する。また、特定の時間、月、または、年、プロモーションがバイラル化した時、もしくは、有名なメディアで取り上げられた時など、トラフィックが急激に増える可能性もある。

どれだけ多くのユーザーがログインしていようが(限度はあるが)、製品が問題なく動くように、アプリとサーバーの環境をテストしておくべきである。大半の質の高いウェブホストは、トラフィックが増加した際に、リアルタイムで処理するためのソリューションを提供している。そのため、ホスティング会社を探す際は、この点を考慮すると良い。

どのようにアプリをテストすればいいのか?

テストは、あらゆるウェブプロジェクトのビルドにおいて重要であり、限られた時間と人材/資金を使って、出来るだけ広い範囲をカバーするためには、体系的なアプローチが必要になる。以下に、典型的なウェブアプリをテストする際の手順を紹介する。

1) 目標を決める

大方、テストは期限を決めたプロセスだと言える(特にローンチに向けたテストにおいては)。だからこそ、アプリをリリースする前に、優先して、徹底的にテストする機能を決めることが重要になる。例えば、オンラインストアを開設するためのアプリを開発しているなら、テキストのアライメントよりも、支払いゲートウェイの接続を優先したいところだ。

このように優先順位をつけると、アプリの重要な機能が、スムーズに動く点を確認し、さらに、切羽詰まった状況で、チーム全体(テスター、開発者、管理者)に対する明確な目標を定めることが出来る。その結果、スムーズなローンチを実現するために、スタッフを正しい方向に導くことが出来るようになる。小さな問題やユーザーが報告した問題には、アプリをリリースした後、いつでもテスト & 対応することが出来る。

2) プロセスと使用事例を特定する

アプリをテストする前に、どのようにプロセス全体に取り掛かるかを明確に規定する必要がある。利用可能な文書を全て集め(マーケティング用のコンテンツやユーザー向けの説明書)、テスターとシェアすることから着手してもらいたい。次に、ユーザーがアプリで遭遇する可能性のあるシナリオの原因となる、考えられる使用事例、さらには、ありそうもない使用事例を挙げていく。製品が支障をきたすかどうかを確認するためだ。

また、テスターが問題を報告し、ディベロッパーとデザイナーが、バグを特定し、再現し、修正することが可能な、バグ追跡ツールを用意してもらいたい。

3) テスト環境を設定する

テストの用意が整ったら、意図する通常のサーバーとそっくりな、アクセスを制限したサーバー環境で展開していく。こうすることで、実際にリリースした際と同じような状況で、アプリを試運転し、ローカルサーバーでアプリを開発し、テストしていた時には気づかなった問題を特定することが出来るようになる。

例えば、位置を認識するアプリでは、地図の大きなSVG画像は、読み込むのに時間がかかり、タイムアウトを引き起こしてしまう可能性がある。その結果、モバイルユーザーを困らせ、また、どのように手順を進めばいいのか、あるいは、戻ればいいのか分からず、不安にさせてしまうことが考えられる。

4) 実際のユニットをテストする

アプリの性能を本格的に試す手順を整え、実際に試す段階だ。

オンラインタスク管理およびコラボレーションアプリのFlowでQAを担当する、ジェレミー・ペッター氏は、「ウェブアプリの大半のテストプロセスは、午後に — あるいは、午後を一週間合わせたとしても — 手っ取り早く片付けることが出来るほど楽ではない。そのため、対応可能な塊に分ける必要がある」と指摘している。

flow 520x241 A comprehensive guide to testing your Web app: How to get the most out of your sessions「Flowでは、リストを使って、ユーザーインタラクションの各ポイントをアプリ内のロケーション、さらには、当該のポイントの通常のフォームと機能にタグ付けしている。また、このようなウィジェットをタグ付けして、動くかどうか、許可に反応するかどうか、あるいは、特定の機能に関連しているかどうかを表している。

リストはモジュール式であり、開発中のソフトウェアの変化に応じて、あるいは、バグの再発が起きそうなポイントに応じて、アイテムやタグをを加えることも削除することも出来る。細かい作業を忘れることがないように、このような計画を策定するわけだが、現在最も優先しなければいけない目標、テスターからの報告、そして、カスタマーサポート経由のユーザーからの報告に応じて、焦点は特定の領域に移っていく。」

5) コードを検証する

容易に管理することが可能な、クリーンで、エラーのないユーザー体験を提供するため、コードを検証し、定着したウェブの標準に従っていることを確認する。すると、ブラウザの互換性を高めるだけでなく、パフォーマンスを改善する効果も見込める。

6) ロードテストとパフォーマンスの調整

アプリと環境をテストして、トラフィックの急増に対応することが出来るかどうか、また、帯域幅の要件を確認し、アプリのパフォーマンスを妨げている可能性のある障害を探す。併せて、オンラインサービスを活用して、ユーザートラフィック、サーバーの利用状況、そして、不完全なコードや読み込みの遅いスクリプトによってもたらされる問題を監視し、調整を加えて、アプリの早さと効率をアップすることも検討してもらいたい。

7) セキュリティのテスト

最後に、基本的なアプリの利用状況やアップタイム、そして、ユーザーのデータの整合性に至るまで、堅牢なセキュリティを実現し、悪意を持つハッカーから安全を確保するためのテストを行う。

ウェブアプリのテストはモバイルアプリのテストとは異なるのか?

あまり大きな違いはない(とりわけ、モバイルアプリとウェブアプリが同じような機能を提供している場合)。先程も言及したペッター氏は、このように述べている。「同じ原則をウェブアプリとモバイルアプリに双方に当てはめ、モバイルアプリを、ネイティブアプリと同じぐらい、ユーザーを夢中にさせ、そして、ユーザーのリクエストに素早く反応させることを目指している。要するに、多数のブラウザやデバイス、デスクトップ、モバイル、そして、タブレットの設定でテストを行い、出来るだけ優れたユーザー体験を与えることを心掛ければよい。

また、フォントの制限等、モバイルとウェブの一般的なブラウザの機能、そして、広告ブロッカーやパスワードマネージャー等の補足ツールに対して、ソフトウェアがどのように作用するのか予測する必要もある。 この手の機能は、急速に進化しており、テストを行う際は、サポートと内部のアルファテストチームから直接フィードバックを受け、情報を得る必要がある。」

テストする際の最も有益なヒント

高度なテストを行う際は、ユーザーの気持ちになる必要がある。現在、マーケッター向けのプロジェクト管理アプリ「Brightpod」の開発を行っているサヒル・パリク氏は、「綿密なテストを始める前に、各機能をユーザーがどのように使うのか考える必要がある」と指摘している。ユーザーの気持ちになることで、現実的な使用事例とシナリオを考案し、エラーを事前に防ぐことが出来るようになるだろう。

ジェレミー・ペッター氏は、現場のテスターに対して、次のようなアドバイスを贈っている — テストは、細部を重視するため、高度な集中力が必要とされる。大方、1時間目または2時間目までが最も効率が良いため、私は、数時間おきにプロジェクトを切り替えて、集中力と生産性を出来るだけ高める努力をしている。

「インターネットエクスプローラに切り換えて、互換性のテストを現在進行形の別のテストに組み込むだけでも、集中力を維持する効果が見込める。例えるなら、チェスは戦略がものを言うゲームだが、集中力を一瞬欠くことで、勝敗が決することもある。特定の細かい点や戦略に焦点を絞る代わりに、異なるプロジェクトを同時進行で進め、リラックスした気分を保ち、先入観を持たないように努め、そして、燃え尽き症候群を避けることを私は薦める。」

イメージ: Oleksiy Mark/Shutterstock


この記事は、The Next Webに掲載された「A comprehensive guide to testing your Web app: How to get the most out of your sessions 」を翻訳した内容です。

確かにどれも基本といえば基本なんですけど、こうしてみると、ホント色々ありますね。。。少し前にテレビなどでもやっていた「個人がアプリで一獲千金!」みたいな話が今でも生きているのか(そもそもあったのか)謎ですけど、アイデアを具現化して作るまでは第一歩、もしかすると次の?!大ヒットアプリになる前にきちんとテストしてからリリースしたいものです。 — SEO Japan [G+]

Apple、2014年Q1にiPhone 5100万台、iPad 2600万台、Mac 480万台を販売。しかし成長は鈍化

アナリストらは、今期のAppleハードウェアを好調と予想し、Fortuneによると、iPhoneの出荷台数を5400~5600万台、iPadを2500万台、Macを460万台と予測していた。実際の結果は、iPhoneが5100万台で予測に達しなかったが、iPadの2600万台、Macの480万台はわずかに予測を上回った。

これは2013年10月から12月というホリデーシーズンを含む四半期だということを思い出していただきたい。下降を続けるiPodの販売はわずか600万台で、1年前の1270万台から激減した。しかし、これは驚くことではなく、Appleも人々がiPhoneやiPadのような多機能デバイスに移行することに何の懸念もないだろう。iPhoneの数字こそ人々が注目し話題にする対象だ。

それでもiPhoneおよびiPadの売上はいずれも前年より増えている。2013年Q4に、AppleはiPhoneを4780万台、iPadを2290万台、Macを410万台売った。今四半期のAppleは、iPhone 5c、5s、iPad AirおよびiPad mini、さらにはMacBook Proの新モデルも10月に発売されあらゆる部門で四半期新記録を打ち立てた。これほどの新ハードウェアと共に迎えたホリデーシーズンは前例がなく、数字もそれを反映した。

iPhoneの販売台数は、2012年Q1から2013年Q1の間に、29.5%増加し、同時期にiPadは48%以上伸びた。今回(2013年Q1から2014年Q1)、iPhoneはわずか6.7%、iPadもわずか8.4%の伸びだった。これらの数字は、Appleがこのビジネスで成長の余地に困窮しているという印象を拭うにはあまり役立たないだろうが、それでも新記録の四半期であったことに違いない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iOS向けの最強カレンダーアプリ10選

2014年、充実した一年を送るにはまずは有効なスケジュール管理から、ということで、今回はiOS向けのカレンダーアプリを10厳選して紹介した記事をThe Next Webから。日本語対応どこまでできているか微妙ですが、クールなカレンダーアプリで粋な気分を演出するのもまたしかり。もしくは新規サービスのインスピレーションの参考に。 — SEO Japan

その日のうちに物事を終わらせる時間がいつも十分にないあなた、もしくはあなたの知り合いは、忙しいスケジュールを記録するためにテクノロジーに救いを求めたであろう。しかし、大部分の人にはパーソナルアシスタントを雇う資金がないため、次善の策はモバイルデバイスとなる。

スタートアップはこのトレンドに気付き、日々の生産性を最大限にする手助けをするためにアプリケーションを築いてきた。しかし、一体どのアプリが幅を利かせているのだろうか?それは個々のユーザーの好みによるため、難しい質問だ。

私たちは、今日App Storeで利用可能な10種類のiOSデバイス向けの魅力的な人気カレンダーアプリを調査した。これらの中には無料のものあれば有料のものもあるが、最終的には、どれもがあなたのスケジュールを、それぞれのサービスが考える満足のいく便利な方法で表示する。

Apple App Storeには数えきれないほどのカレンダーアプリが存在するが、私たちは最近ニュースになったものや、人気の高いものを選んだ。これは包括的なリストでもないし、特別な順番で並んでいるわけでもない。

ちなみに、私たちは、Androidデバイス向けのカレンダーアプリについて忘れているわけではない。Android用カレンダーアプリのまとめもチェックしよう。

Tempo

SRI Internationalで作成されたTempo Smart Calendarは、人工知能を利用して、あなたが次のミーティングの準備をしっかりと整える手助けをしようとしている。それは、あなたの日々のイベントを分析し、Eメールや連絡先に目を通し、関連のあるドキュメントや情報を取り込むため、あなたはミーティングの背景を正確に知ることができる。

この記事の中で取り上げた多くのアプリケーションと同じように、Tempoは、運転経路も提供するため、あなたはどうやって目的地に行けばいいのか知ることができる。また最近、このデバイスでネイティブEメールクライアントを使いたくなかったユーザーのために、iPhoneのGmailアプリ向けに改善したサポートを追加した。ここ数か月の間にこのサービスに追加された他の改善点には、より優れたイベント共有とワンクリックでの会議通話の管理などがある。

面白いことに、このサービスは、あなたのイベントにもっとコンテクストを適用するためにデザインされた新しい機能を追加し始めている。中でも重要なのがCompany Cardsの追加で、あなたが会うことになっている会社の情報や、あなたがそこで働く誰を知っているのかを教えてくれるだ。また、Yifteeと協力して、友人の誕生日に現実世界でのプレゼントを送ることも可能にしている。

無料のアプリ。あなたは、少々遅れた発表会のことでこのアプリを覚えているかもしれない―ローンチ当日に問題が発生して、予約のキャンセル待ち名簿を準備する必要があったのだ。

- Tempo for iOS

Donna

このカレンダーアプリケーションを説明する最良の方法の1つは、Aaron SorkinのWest Wingに登場するDonna Mossを引き合いに出すことかもしれない。それは、あなたの行動から学習して、あなたがどんなスケジュールを立て、どこに行く必要があり、何時に出発すればいいのか最良の判断をするパーソナルアシスタントサービスだ。

Incredible Labsの発案物であるDonnaは、Tempoとほぼ同じようなテクノロジーと機能を提供するが、このアプリは、先を見越すことと、ユーザーに人間としての経験を与えることにもたくさんの注意を払っている。共同創設者のKevin Chengが私たちに言うように、このアプリは、その学習能力を介して、あなたがいつ家に帰るのかや、好ましい通勤経路なども知っている。さらには、A地点からB地点へ行くのにはどれくらいの時間がかかるのかを様々な移動手段を用いて見つけ出すこともできる―今週、バスが追加されたばかりだ

このアプリに関して私たちが素晴らしいと思った点は、そのシンプルなデザインだ。ある意味で、それは、すぐ次に何が起きるのかに焦点を合わせるために必要不可欠な情報を与えるだけのように見える。このカレンダーアプリを見て、iPhone上のネイティブアプリなどの他のアプリと比べると、明らかに美的に優れているし、次のミーティングに参加するのに必要な洞察を与えてくれる。しかし、あなたが手にする情報は、Tempoで目にするものほどは豊富ではない。

Donnaが追加しているもしくはする予定のその他の機能:

  • GoToMeeting、Skype、WebEx対応のカンファレンスコールのプッシュ通知。
  • 非常に恐ろしい“キャンセル待ちリスト”ポリシーを発動しなければならないことがないように、拡大に対応するためのバックエンド・サポート。
  • 読み込み時間の改善とバッテリ寿命の向上。
  • Donnaが、あなたが行く場所やあなたのいる場所を上手く予測することができるように、その知能を強化。

まだローンチされたばかりなので、興味深い機能が少ししかリリースされていないことは理解できる。しかし、手に余るほどの他のカレンダーサービスと競争するためには、Donnaは、ビジネスを強化して、それが“賢い”カレンダーであることをもっと示す必要がある。

Donnaは無料アプリ。現在はiOSのみで利用可能だが、Android版ももうすぐ公開される予定だ。

- Donna for iOS

Agenda

3番目に紹介するカレンダーアプリは、Savvy Appsによって作られたAgendaと呼ばれるものだ。一部のレビューでは、ミニマルだと言っているが、それは情報豊富で、よく見るとAgendaは必要な情報を理解しやすい方法で提供している。しかしながら、このリストの他のアプリと並べてみると、Agenda が最も魅力的なデザインを持っているようには見えない。

メインのカレンダー機能では、ユーザーは、特定の日に予定されているアクティビティもしくはイベントがあることを意味する様々な色の点が表示されることに気が付く。色分けされた点は、休暇、個人、仕事など異なる予定と関連付けられている。そのインテグレーションには以下のようなものがある:

  • Appleのリマインダーに対応
  • イベント参加者にメールまたはSMSを送信
  • イベント作成にFantasticalを選択
  • Clear、Drafts、Due、Scratch、Things、Todoにイベントを送信
  • デフォルトの変更:ブラウザ(Chrome)、マップ(Google MapまたはWaze)、電話(Skype、GV Mobile+、GV Connect、Line2)

デザインの点に関しては、この世で最も魅力的なアプリというわけではないが、自分の生活のどの部分が影響を受けているのか分かる方法で、スケジュール上のイベントをセグメント化するというのはかなり機能的だ。

Agendaは現在ダウンロード可能で、料金は0.99ドル。

- Agenda Calendar 4

Fantastical

Flexibitsが作成したFantasticalもまた、時間をオーガナイズしようとする際に人々が期待する基本機能を提供するカレンダーアプリだ。しかしながら、それがアクティビティを提示する方法は、ユーザーにとって魅力的なものかもしれない。さらにそれは、市場で最も安いアプリでもなく、4.99ドルという価格は、人々がダウンロードをためらう理由になるかもしれない。

このアプリがiPhone向けに初めて公開された時、私たちはそれを“ゴージャス”だと言った。実際それは、iPhoneとMacの両方で利用できる唯一のアプリの1つだった。

Fantasticalはあなたの1週間のイベントを見て、それを美しくデザインされたインターフェースへと取り込み、今後7日間であなたが対処しなければならない全てのことを強調表示する。最も一般的なのは週ごとの閲覧だが、カレンダーの高さを伸ばして、ひと月分のスケジュールを表示させることもできる。もし複数の予定がある場合は、他のアプリと同じように、色分けを適用する。

以前の私たちのレビューより:

このアプリは、Day Tickerと呼ばれる機能に加えて、Macで使用しているのと同じ自然言語構文解析エンジンを搭載している。Day Tickerは、私がCalendarをiPhone用Fantasticalに置き換えた大きな理由だ。今日とその周辺の日のリボン状の表示は、一目で直近にどんな予定があるのかを素早く見ることを可能にする。

- Fantastical

Cal

Any.doが作成したカレンダーアプリ、Calは、ビジュアルに大きな自信を持っている。デザインは、とても明白で、Fantasticalと似たような構造を持つ。しかしながら、今日のアジェンダを見ている時に、私たちが引き付けられた小さな特異性の1つは、このアプリが、ミーティングの間にどれだけの自由時間があるのかを記載したということだ。

Calは、この夏にデビューしたばかりで、どちらかというとこの市場では新参者だ。

ユーザーは、このアプリ全体においてデベロッパーが写真の使用に重点を置いたことに気が付くだろう。Calは、スタンダードなカレンダーアプリのスケジューリングの形態をデザインし直して、それを美学的観点から魅力的なものにしたのだ。あなたは、この体験がプロセス全体を通して続くことに気が付くだろう。

このアプリは無料でダウンロードできるが、対応はiOSのみ。

- Cal

Sunrise

Sunriseは、iOSカレンダーに置き換わる“パワフルで美しいアプリ”とTNWのMartin Bryantによって説明されている。iPhone上の既存のカレンダー機能が平凡で、少なくともiOS6でアップデートされるという事実がある場合には、私もどちらかというと賛成だ。

元Foursquareデザイナーの発案物、Sunriseは、もともとはスケジューリングアプリではなく、あなたがより生産的になって何をする必要があるかの優先順位付けをするために、今日何があるのか日々のダイジェストを提供するEメールだったのだ。

このアプリは、Producteevに加えてGoogle CalendarやFacebook、Twitter、LinkedInを含む多くのソーシャルネットワークと繋がりを持つ。毎日のダイジェストという形と同じように、Sunriseは特定の日に何があるのかを表示するため、あなたは、どの友人が誕生日や記念日を祝うのか、天気はどうなのか、予定されているイベントおよび誰が参加する予定なのかを知ることができる。

Sunriseはデザイナーによって作られたため、自然とこのアプリは綺麗な満足のいくインターフェースを持つ。

私たちはこのようにレポートした:

Sunriseには他にもたくさんの素晴らしい点がある。例えば、もしあなたが複数の参加者のいるミーティングをスケジュールしたなら(このアプリから招待者を管理することができる)、参加者の顔がLinkedInから取り込まれて、スケジュール内のイベントの横に表示される。カレンダー入力には、自動で選択される様々なアイコンもある。ミーティングは2つの吹き出しとなって現れるが、自分の約束を“call”と記述すると、その入力に自動的に電話のアイコンを表示する。‘flight’や‘Skype’などのキーワードも同様だ。一方、友人の誕生日をタップすると、相手のFacebookタイムラインに挨拶を投稿するか、テキストメッセージを送信するように勧める画面が表示される。

Sunriseはダウンロード無料のアプリ。

- Sunrise

Handle

Handleは、このリストに入って入る他のカレンダーサービスとは少し異なる。その理由は?なぜなら、それは、今から4日間あなたが何をする必要があるのかを教えてくれるのではなく、あなたが今日物事を終わらせることを手助けしているからだ。

このサービスは、Menlo VenturesのManaging Director、Shawn Carolanによって作られた。VCが時間を管理する方法を見つける必要がある場合に、Handleがいくつかの深刻な問題を解決することを期待できる。この会社は、自らを“世界初のプライオリティエンジン”と呼び、タスクマネージメントのコンセプトとGmailのPriority Inboxを混ぜ合わせた。

ユーザーは、受信箱を解析して、今日は何が重要で迅速な行動を必要とするのかを見つけ出す。そこから、生産性を最大限にするサポートをするために“To Do”形式で特定のタイムスロットにタスクがアサインされる。

間違いなくそれは、スタンダードなカレンダーアプリでもないし、そもそもそうであることを目的としたアプリではない。しかし、Handleは、ユーザーが物事を終わらせる手伝いをする能力を見せるためにこのリストに含まれた。

残念ながら、このサービスはまだプライベートなベータ版であるため、多くの読者にとっては、Web版およびiOSアプリにアクセスするには招待が必要となる。

- Handle

Mynd

“脳を持つ”カレンダーと呼ばれるMyndもまた、デザインに重点をおいたアプリケーションで、前後関係を把握する能力も大々的に宣伝している。以前はNeverlateとして知られていたこのアプリは、あなたの1日を分析して、イベントではなくそれを作り上げる人、場所、タスクを中心に展開する。

私たちの見解では、Myndのデザインはこのリストにあるいくつかの他のサービスほどに優れているようには見えないが、かと言って一番悪いわけでもない。メイン画面は、様々なモジュールに分かれていて、次のアポイントメント、現在の気温、今日あなたがどれくらい忙しいかの統計を示している。不思議なことに、それはインフォグラフィックのように見える。

Myndに関して興味深いことは、それが提供しているインテグレーションだ。Evernoteファイルを添付することが可能なのは、他のサービスにはないことのように思える。

Myndはダウンロード無料。

- Mynd

Atlas

私たちは、すでにここでたくさんの異なるカレンダーアプリについて話してきたが、イベントの追加に関してはその全てに共通点がある:ユーザーが手動で情報を入力しなければならないのだ。

Atlasは、Tungle.me(BlackBerryが買収しその後閉鎖したサービス)と同種のスケジューリングサービスだ。1日があまりにも忙しくて、スケジュール調整をする時間もない時には、AtlasのURLを他の関係者に転送すると、彼らが双方に合った時間をいくつか提案することができる。

私たちが書いたこのアプリのレビューを読むにはこちら。AtlasはiOSおよびAndoridで利用可能の無料アプリ。

- Atlas

iOS 7 Calendar

もちろん、このリストはAppleから出た最新のカレンダーに触れずして完成することはない。同社の2013年Worldwide Developer Conferenceで、iOSデバイス向けのその最新オペレーティングシステムが発表された。iOS7では、お馴染みのプラットフォームデザインのほとんどが変更されるが、カレンダーは変わらない。

iOS7はまだデベロッパープレビューの段階であるため、一般に公開される時に最終的なカレンダーアプリがどんな感じなるのかは私たちには正確には分からない。しかしながら、先のレポートによると、基本的には“殺菌されたユーザーインターフェース”でデザインし直されるが、新しい機能は少ししかない。その画像を信じるのならば、ブルーとシルバーの外観はとっくになくなって、たくさんの白と黒と赤を使ったデザインがやって来る。それはとてもきれいでシンプルで、イベントが見つけやすいものになっている。

最後に…

さあこれで終わりだ。ユーザーが今日のスケジュールに何があるのかを見つけることができるように、ユーザー体験を最適化して作られたiOSデバイス用の10種類の便利なカレンダーアプリケーションだ。どれか一つが最も優れているようには見えない―それは主観的な言葉だ。なぜなら、どれがあなたのニーズに合っているのかを決めるのはあなたなのだ。私は主にTempoを使用するが、1日をナビゲートするのに役立つDonnaの機能もいくつか使ってみたい。Sunriseには、私に乗り換えを促すほど魅力的なデザインがある。

先に言ったように、これは包括的なリストではない。つまり、あなたはEasilyDoCalenGooEvent BookCalenMobTempus Calendarなどのようなものも検討する必要があるということだ。しかし、上に挙げた10個のアプリには一つの共通点がある:ユーザーが試してみたくなるような魅力的なデザインだ。

あなたのお気に入りのカレンダーアプリは何だろうか?

ヘッダー画像:Thinkstock

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この記事は、The Next Webに掲載された「10 of the best iOS calendar apps」を翻訳した内容です。

しかしカレンダー一つとっても英語圏にはホント様々なアプリがありますね。。。さて、何か気になるアプリはあったでしょうか? — SEO Japan [G+]

iPadの新広告キャンペーン「Your Verse」がスタート。訴えるのは「創造性」と「高級感」

サンフランシスコ・フォーティナイナーズとカロライナ・パンサーズのプレイオフ中、iPadの新しい広告が放映された。キーワードは「クリエイティブ」(creativity)ということであるようだ。一般の受け取り方とは少々ずれがあるかもしれないが、AppleはiPadを消費用のデバイスであるとは位置づけていない。この広告でもやはり、iOSデバイスは利用者の創造性を広げるツールであるという側面を強調しているようだ。

「What will your verse be?」(訳注:「iPadで描くココロのカタチ」というようなニュアンスでしょうか)というのがキャッチフレーズとして利用されている。「verse」には「詩の一行」というような意味もあるが、それを積み重ねてひとつの詩として形にしていくというようなことをイメージしているのだろう。「クリエイティブ」なシーンで活用されるiPadの様子がいろいろとフィーチャーされている。たとえば映画撮影のシーンであったり、あるいはプロトタイピングツールとして利用され、または文章作成にも使っていて、あるいは海底での作業にも活用されるといった具合だ。

もともと、iPadのコマーシャルはといえば、家庭のカウチの上など、日常的なシーンで利用するというものが多かった。しかし今回のものはそうした路線とは一線を画し、世界中の「非日常」で活躍する様子を描いている。短いコマーシャル内のみではなく、サイトにも「Your Verse」というコーナーが用意されているので、興味のある人はそちらを見てみると良いだろう。

尚、「Your Verse」では、「クリエイティブ」ということだけではなく、iPadの持つ一種の「ステータス」や「高級感」のようなものを訴えようともしているように思える。これはたとえばLexusなど、ハイエンドと位置づけられるプロダクトのマーケティングスタイルと一致するものだ。Appleの持つブランドイメージをアピールするのに適したスタイルだと言うことができよう。ブランドの持つ「優位性」のイメージで、AppleはAndroid陣営とのタブレット戦争を戦っていくことになるわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


クリスマスの日の朝アメリカ人は何をしていたか…アクセス分析のデータより

子どもたちが起きる。その直後、彼らからの電話で無理やり起こされた親は、なんと、クリスマスの日の朝、子どもたちのモバイルを数時間使用禁止にする。モバイルとWebのアクセス分析をやっているMixpanelのデータからは、そんな光景も見えてくる。

さあ、今年からはクリスマスもデータドリブンだ。携帯とタブレットのデータをマイニングすれば、それがどんな日だったか詳細に分かる、というわけだ。Mixpanelのデータを見れば、クリスマスプレゼントを開ける時間、休息する時間、そしてまた再びアプリに没入する時間も分かる。

でも、データを調べるという意味では、モバイルデバイスはそのほかの伝統的なメディアと変わらない。マーケターたちは何年も前から、クリスマスの日の人びとの習慣を知っている。いつ、どの局のラジオを聞いたか、テレビを見たか。スマートフォンやタブレットやウェアラブルなどは、最近、そんなメディアの仲間入りをしたのだ。

それでは、Mixpanelが今年のクリスマスについて調べたことを見ていこう。同社はクリスマスの日に、モバイル上のアクションを12億件分析した。それは昨年のクリスマスに比べて66%増だった。全体で、アクティビティの90%がモバイルのアプリの上で生じている(下図)。

東から西まですべてのタイムゾーンで、プレゼントが開けられる時間は午前10時半だ。その時間~時刻には、データトラフィックが一時的に落ち込む(下図)。お昼にスパイクが来て、2時半には全員がデバイスに没入している。

それよりさらに時間が経つと、トラフィックの58%はゲームアプリからだ。ソーシャルネットワークからはわずか11%になる。おそらく、大人たちが朝の身体的被害を日記やメールなどに書いてる間、子どもたちはこっそりゲームをしてるのだ。Mixpanelによると、同社の顧客はソーシャルよりもゲーム市場に多いそうだから、そのためかもしれない。

全データの25%がタブレットからで(下図)、感謝祭のときの15%より上がった。これらは、モバイルデバイスからのアクティビティに占める比率だ。

休日のショッピングは、当然ながらiOSがAndroidより上だ。でもマーケターにとって重要なのは、ショッピング行動の中身だ。たとえばIBMのホリデイベンチマークデータは、タブレット人種の方がスマートフォン人種よりも消費額が大きい、と言っている。オンラインの売上総額の19.4%がタブレットから、スマートフォンは9.3%だ。タブレットでは平均注文額が95ドル61セント、スマートフォンは85ドル11セントだった。

一括してタブレットとかスマートフォンではなく、機種別はどうだろうか。それはMixpanelのデータからは無理だが、keen.ioのAPIを使えばできるだろう。同社の協同ファウンダでプロダクト担当最高役員のRyan Spraetzによると、同社のカスタム分析ではたとえば、iPadユーザだけのアクティビティを知ることもできる。ほかの一般商品のように、ブランド分析ができるのだ。

Spraetzによると、たとえば体温計とモバイルデバイスとでは利用カーブが異なる。そういう相関が分かれば、パパがカウチに座って、まっさらのピカピカのiPadでスポーツのスコアをチェックしている時間帯も分かるのだ。

(画像提供: Flickrより。)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


AppleのUXエバンジェリストが教える、優れたアプリアイコンをデザインする6つの秘訣

久々にこんなベタな記事を載せてみたかった、ということで今日もアプリで一獲千金の夢を描いているあなたに送る、より注目を集めるアプリアイコンのデザイン手法についてまとめた記事をThe Next Webから。リリースしても注目を集めるのは至難の業なのがスマホアプリの世界。SEOも微妙な感じですし、広告費を投入するしか露出の手段はないのか、、、という感じですが、アイコンのデザインが良ければ他アプリより目立った露出とダウンロードを獲得できるかも?それが全てではないでしょうが、プラスになるには間違いない、アイコンデザインのティップス集です。 — SEO Japan

これは、アイコン用検索エンジンIconFinderの創設者、Martin LeBlancによるゲスト投稿。彼をTwitterフォローするにはこちら


6月にサンフランシスコで開催されたWWDCイベントの直後、大量のiOS7リソースがウェブ上で利用できるようになった。何百ものセッション、講演者、基調講演の至る所で、Appleは、幸運にもその場にいた何千人もの代表者に新しいiOSを公表した

その中で私たちは、AppleのUXエバンジェリストMike Sternによる“Best Practice Guide for Great iOS Design”と呼ばれる素晴らしいプレゼンテーションを見つけた。

彼のプレゼンテーションの最初の部分は、アプリアイコンに関することだった。彼は、アプリアイコンをデザインする際に重要な6つのことについて詳しく話した。私たちは、この記事の中でそのプレゼンテーションを要約するために最善を尽くすつもりだ。

Mike Sternは、なぜUIとアプリアイコンに注意を払うことが重要なのかを説明することから始めた:テクノロジーをいくつ使用しているか、いくつのAPIをインテグレートしたか、コードがどれほど洗練されているかを基に、ユーザーはあなたのアプリを判断するわけではない。彼らがあなたのアプリを判断する方法は、何ができて、どんな気持ちにさせるかだ。ユーザーは、アプリを使用する時、直感的で美しく、時に魔法のような体験を期待する。

より優れたアプリアイコンを作るための6つの秘訣

デベロッパーによって繰り返されているいくつか共通した落とし穴と過ちがあり、多くのアプリがレビュープロセスの間にアプリストアから拒否されている。アプリが拒否される理由トップ3の中に、出来の悪いアプリアイコンがある。

アプリアイコンは、通常、ほとんどの人があなたのアプリに出会う最初の場所だ。あなたは、他より突出していなければならない。私たちは、‘カメラ’アプリでアプリストアを検索した際のスクリーンショットを見せられたのだが、そこではPathのようなアプリがカメラレンズを使用している他のカメラアプリから際立って見えた。美しいこと、簡単に認識可能であることは、あなたが頭に入れておきたい2つの主たるクオリティだ。

ユーザーがアプリストア内であなたのアプリを見る時には、ユーザー体験について、それがどれくらい楽しいのか、どれくらい直感的なのか、どれくらいニーズに合っているのか、仮定を築き始める。もしアイコンが立派に見え、注意深く作られているのなら、アプリ自体も同じように上手く作られていると仮定することは理にかなっている。しかし、それだけでは終わらない。ユーザーはあなたのアプリについて他の種類の仮定も築きはじめる―テクノロジーはどれくらい優れているのか、どれくらい安全なのか、安定性はあるのか、競合相手よりも優れているのか?だから、そのことを頭に入れて、アプリアイコンに焦点を合わせて時間を投資することが本当に重要なのだ。

では、何がアプリアイコンを優れたものにするのだろう?それには2つある:美しさ、そしてもっと重要なことに、簡単に認識できることだ。では、どうやってそれを達成するのか?優れたアプリアイコンと他とを区別するものは6つある:

秘訣1: ユニークな形を重視する

これら4つのアイコンはかなり異なる―多くの色を使用しているものもあれば、グラデーションを特徴としているものもあるが、これらは全てシンプルな形で始まっている。それが、離れた所からでも、一目見ただけでも、認識することを可能にしているのだ。

アイコンは異なるサイズで表示される。Appストアでは大きいが、ホーム画面では小さくなるし、通知センターやグループ内ではさらに小さい。アイコンに選択した画像が、きちんと縮小できること、どんなサイズでも明確であることを確かめよう。

秘訣2: 注意深く色を選択する

限られたパレットを選択すること。あるいは、2色で十分かもしれない。たくさんの色を使った素晴らしいアイコンは数多くあるが、それを成功させるのは難しい。

秘訣3: 写真の使用を避ける

アプリアイコン内で写真を使用するのはなるべく避けよう。Sippアプリは、いかにアプリアイコンが写真と同じ要素を持つことができるのかを示す良い例だが、それは‘S’という文字の形を使って描かれたものだ。

秘訣4: たくさんのテキストを避ける

テキストを一切使わないで済むなら恐らくそれが一番だろう。アプリアイコンには一文字もしくはロゴだけを使用してみよう。これの良い例が、NessPocketVineSnapguidePinterestだ。

秘訣5: 題材を正確に表現する

iOS7の変更を考えると、これは少し驚きかもしれない。Paperが一つの例だ(2012年にADAを受賞)。Square walletも、ホログラムと目立った形を用いて‘本当に上手にポップしている’。1passwordのアイコンは、データの安全性を見事に反映して、感情的な反応によって安心感を与える。LifeKrazeには、異なる素材による模造のアプローチをとても上手く打ち付けたアプリアイコンがあり、Mikeは‘どうやってそれをやったのか分からないが、最高レベルの芸術性である’ことを認めている。経験7年のAppleデザイナーが出しているSoftFacadeにも大きな称賛を心から送りたい。

秘訣6: クリエイティブになる

あなたは他から突出しようとしているのだ。RoutesyHipstamaticEvernote FoodBrewski Meは全て、この分野の寵児として取り上げている。多くの場合、その秘訣は、シンプルなコンセプトを作ることだ―時には、最も複雑なレンダリングはシンプルな形の組み合わせを基にしている。

おまけの秘訣: 異なる壁紙でアイコンアプリをテストする

あなたの新しいアイコンは古いレインドロップ上ではよく見えるかもしれないが、全ての壁紙上で良く見えるという保証はない。必ず全ての異なる種類の壁紙でアプリをテストして、それがどう見えるかを評価するために自分のデザインをフォルダにグループ分けしてみるのだ。

ケーススタディ: Turnplay

有名なアイコンデザインの会社、Ramotionは、Turnplayと呼ばれるアプリでとてつもなく素晴らしい仕事をした。それは、音楽ファイルをあたかもレコード盤で聞いているかのように再生するアプリだ。

RamotionがTurnplayのアプリアイコンをデザインする時が来た際、彼らはいつもやっている方法で始めた―伝統的スタイルの紙のスケッチを用いるのだ。初期段階での細かいペンシルデザインを見たり、彼らがいかにして異なるアイディアと戯れていたかを見るのは興味深い。これを見ると、レンダリングや細部がどんどん複雑になった時にさえ、このチームが決してデザインを見失わなかったことが分かる。

多くの試みの中で、彼らは、名前から取ったTやレコードに乗せた手などをアイコンに使用することを試みた。そして、ついにこれに行き着いた。再生のシンボルが真ん中に乗ったターンテーブルである―ベーシックな形を基にしたシンプルなアイコンだ:

もしあなたがこのセッションをまるまる見る機会があるのなら、それは間違いなくあなたの1時間を費やす価値のあるものだ。Apple Developerアカウントが必要ではあるが、フルバージョンを見ることができる。

画像クレジット:Shutterstock


この記事は、The Next Webに掲載された「Six tips from Apple on how to create better app icons」を翻訳した内容です。

AppleのUXエバンジェリストといわれると妙に説得力が増す記事ですが、確かにどれもいわれれば納得ではありますし、何より美麗アイコンの事例集として参考になる素晴らしいアプリアイコンが多数紹介されており、眺めているだけで心躍る記事でした。各アドバイスもさることながら、最初のカメラアプリの一覧画像におけるPathの目立ち具合は半端なかったですね。ついつい自身のアイコンデザインに集中してしまいがちですが、競合のアイコンとの比較や差別化、ということもデザイントレンドが常に移り変わるスマホデザインの世界ではアイコンデザインのクオリティ以上に大事なのかな、とも感じました。 — SEO Japan [G+]

iPad Airの製造原価、発売開始時のiPad 3より低いらしい

iPad Airは手元に届いただろうか。発売開始後1週間でどれほどの数を売り上げたのかについての情報はまだ入っていないが(レティナ版iPad miniの販売開始までには発表になることだろう)、かなりの数が売れている様子だ。また、IHS(iSuppli)の行った分解評価(via AllThingsD)が正しいとすれば、製造に関わるコストも、Appleにとっては大いに好ましいものであるようだ。

IHSはAppleの新しいデバイスが出る度に分解を行って、使われているパーツなどを見て、その製造原価を探るということを行っている。今回分解を行ったiPad Airについては、274ドルから361ドルと見積もっている。販売価格を見ると、16GBのWi-Fiのみのモデルががローエンドで499ドル、そして128GB Wi-Fi + LTEモデルがハイエンドで929ドルとなっている(訳注:日本ではApple Storeの販売はWi-Fiモデルのみ。16GBが51800円で128GBが81800円)。

これまでと同様に、ハイエンドモデルの方がAppleのマージンは大きくなっている。販売開始時期の第三世代iPadと比較して、いずれのモデルでも40ドル程度低くなっていることには注目して良いだろう(第四世代機については原価見積もりを行なっていない)。当然ながら、より薄い筐体を実現するために使われている今回のディスプレイ部およびタッチスクリーン部の価格は、これまでよりも遥かに高価になっている。タッチスクリーン部とあわせた厚みは前機種が2.23mmで、今回が1.8mmとなっている。

コスト減は他の部分で実現されている。たとえば、ディスプレイ部に使われるLEDユニット数が84から36へと大幅に減少している。また、旧機種から引き続き利用されているパーツが多いこともコスト減の要因だろう。さらにA7の価格もiPad 3が登場した時期のA5より下がっている。加えてiPadで用いられているセルラアレイは、アメリカ国内のLTE全周波数に対応している。周波数に応じた対応が不要になることで、製造コストも安くなっているわけだ。

これから、製品が大きく動く時期を迎える中、目玉となるiPad Airのマージンが大きなものであることはAppleにとっては非常に良いことだと言える。発売直後の人気がこのまま続くのであれば大きな利益をもたらすことになるだろう。さらに、iPad miniもA7を使っており、他にもiPad Airや旧機種と併用することになるパーツも多いはずだ。こちらもAppleに大きな利益をもたらすことになるのは間違いなかろう。

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(翻訳:Maeda, H


タブレットの顧客満足度調査でSamsungがAppleに僅差で勝った理由

【抄訳】

昨日(米国時間10/31)JD Powerが、タブレットの満足度に関する最新の調査結果を発表してインターネット上にどよめきが走った。タブレットの顧客満足度で初めて、Samsungが長年の人気者Appleを抜いたのだ。4月の調査ではAppleの圧勝だったから、これはあまりにも急激な変化だ。

ほとんど差はない、という抗議の声もあり、たしかにJD PowerのチャートではAppleが勝っているようでもあり、またSamsung 835、Apple 833という得点差は有意差ではないという主張もある。たしかに、その点はぼくもおかしいと思ったけど、おそらくそれは、価格のせいではないか。

JD Powerの通信サービス部の部長Kirk Parsonsに話を聞いてみたが、彼の説は平凡だけど、それによって全体の状況がよく分かるかもしれない。まず、下図のようなドットグラフは単純なビジュアルツールであり、各ブランドが獲得した元のスコアを正確に表してはいない。

ご覧のようにドットグラフでは、性能、使いやすさ、デザイン、タブレットの機能、の4部門でAppleが圧勝している。ただ一つ、コストだけがSamsungの勝ちだ。でも全体的なスコア計算におけるコストのウェイトは16%だそうだから、かなり疑問も残る。

Parsonsもこのウェイトを認めたが、しかしコストのカテゴリーでの両社の得点差は、ほかの4つのカテゴリーにおけるAppleの勝ちを無にするほど大きかったのだ、という。そのことが、総合得点でSamsungの2点差で辛勝、という結果につながった。

以下は、昨年発売されたSamsungのタブレットのメーカー推奨小売価格だ。これらの製品を、JDの調査も対象にしている:

  • Galaxy Note 10.1 16GB – $499
  • Galaxy Note 10.1 32GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 16GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 32GB – $599
  • Galaxy Tab 3 7.0 – $199
  • Galaxy Tab 3 8.0 – $299
  • Galaxy Tab 3 10.1 – $399
  • Galaxy Note 8.0 – $399
  • Nexus 10 16GB – $399
  • Nexus 10 32GB – $499

AppleのiPadはこうなる:

  • iPad mini 16GB – $329
  • iPad mini 32GB – $429
  • iPad mini 16GB – $529
  • iPad 2 16GB $399
  • iPad 16GB $499
  • iPad 32GB $599
  • iPad 64GB $699

【中略】

JD Powerの調査だけから判断するなら、性能と使いやすさとデザインとタブレットの機能を重視する人はiPad、コストパフォーマンスが何よりも重要と考える人はSamusngを買うべし、という結論だろう。

この記事はChris Velazcoとの共作だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPad Airは過去最高のタブレット―またminiとの比較で悩むことになった

Appleがサンフランシスコで10月22日(米国時間)に発表したiPad Airをテストしてきたが、やはりこの製品は大型タブレットのチャンピオンであることがはっきりしてきた。以下にフル・レビューを掲載する。

レビュービデオ


製品概要

  • 2048 x 1536 (Retina) 9.7インチ・ディスプレイ
  • 16GB、32GB、64GB、128GB
  • A7プロセッサー
  • 802.1n デュアル・チャンネルWi-Fi、Bluetooth 4.0
  • Wi-Fi利用で10時間、携帯無線網で9時間
  • 499ドルから

良い点

  • 第4世代モデルに比べてデザインは大きく改良され、薄くなり、軽量化された。
  • バッテリー駆動時間は十分

問題点

  • RetinaのiPad miniとの競合。miniもA7を搭載。

デザイン

iPad Airの最大の改良点の一つはデザインだ。iPad miniの路線を踏襲した新デザインではベゼルが43%も小さくなり、筐体は20%薄くなった。重量も28%軽くなって1ポンド(WiFiモデルが469g、WiFi+セルラーモデルが478g)となった。


ディスプレイ

iPad Airは9.7インチRetinaディスプレイを搭載している。解像度は264PPI、2048×1536ピクセルだ。iPad miniよりピクセル密度は低いが、その違いは肉眼ではほとんど判別できない。画質は間違いなく市場でトップクラスだ。

私は去年からiPad miniを使ってきたが、9.7インチのRetinaディスプレイを使ってみるとやはりその情報量の豊富さに驚く。度の合わないメガネを度の合うものに買い替えたような感じだ。特にビデオがすばらしい。

iPadはデビュー当時からパソコンを代替するだろうと言われてきたが、iPad Airは日常の用途に関するかぎり本当にパソコンの代わりとして実用になる性能だ。

特長

iPad AirはiPhone 5sと同様、最新のA7 64ビットプロセッサー、M7モーション・プロセッサーを搭載している。

64ビット・プロセッサーに最適化された最新のiLife、iWorkはすべての面で高速化された。すべてのアプリが前世代に比べて2倍に高速化されるわけではないが、64ビット用にアップデートされたアプリは間違いなく反応速度が速くなっている。

デュアル・マイクのおかげでFace Timeの通話音質は大きく向上した。新しいモーション・プロセッサーはiPadの位置情報モニタ機能を改善させた。

カメラも改良されたが、特筆すべきはFaceTime HDフロント・カメラが720pから1080pにアップグレードされた点だろう。リアカメラは5メガピクセルでセンサーのピクセル・サイズが大きくなり画質が向上した。

パフォーマンス

iPad Airは外見とは裏腹にパフォーマンスの点ではヘビーウェイトだ。一言でいえばトップクラスだ。

A7の採用によってOpenGL ES v3.0グラフィックスがサポートされ、従来デスクトップでしか実現できなかった効果がゲームなどに使えるようになった。Batman:Arkham Originsをテストしたが、新しいグラフィックス能力のすごさが実感できた。

私がテストしたのはLTEモデルで、世界中のセルラーで使われているほとんどの周波数帯をサポートしている。私はサンフランシスコからロンドンに出張したが、AT&TでもEELTEでも問題なく作動した。世界を旅行するものの強い味方だ。Face Time AudioやSkypeを使えば、高額のローミングを使わずに世界のどこからでも通話ができるのもありがたい。

バッテリー

Appleの公式発表では連続10時間もつということだったが、テストしてみたところ実際そのとおりだった。WiFiなら連続10時間、LTEの場合はそれよりやや短い。

iPadが良いのは何日か放置した後で起動してもバッテリーがほとんど減っていないことだが、iPad Airでもその点は変わらない。筐体の小型化でバッテリー容量も減ったはずなのに、まったくその影響を感じさせない。

カバー

Appleは前のモデル同様、iPad Airにもスマート・カバーとスマート・ケースを用意している。スマートカバーは折畳式でマグネットで吸着する。スマート・ケースはその名のとおりケース状で、カバーに加えて裏側まで覆うようになっている。

私はケースやカバーをあまり好まないが、どちらかといえばスマート・カバーの方がよい。かさばらないし、iPadのもっとも重要なパーツ、ガラスをしっかり守ってくれる。


結論

iPad Airは前のモデルに比べて劇的な進歩だ。フォームファクターはこのクラスのタブレットの中でもっともコンパクトでもっとも洗練されている。携帯性と機能を最高レベルで両立させており、市場にあるメディア・デバイスの中で最高のできといっていい。

iPad miniが登場したとき、私は2度と大型iPadに戻ることはあるまいと思っていた。しかしiPad Airの発表でまたこの比較に悩むことになった。なるほど9.7インチのタブレットにも十分役割があると再確認させられた。これからは複数のiPadを所有する家庭が増えるだろうし、それと逆にパソコンはどんどん減っていくだろう。

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(翻訳:<A href=


レティナディスプレイのiPad miniを使ってみた

第1世代のiPad miniは、小型タブレットとしてほほ完璧だったが、一つの大きな弱点はApple自慢の高解像度レティナディスプレイがないことだった。iPad 3やiPhone 4を見た後で、標準的スクリーンに戻ることは難しい。だから、新型miniにレティナスクリーンが付いたのは実にすばらしいことだ。

驚異の2048 x 1536スクリーンをこの目で見るのは最高で、前世代からのユーザーにとっては劇的な変化になるだろう。この新iPad miniは、旧機種よりもごくわずかに厚くて重い。これはレティナディスプレーで同じパッテリー寿命にするためで、仕様上厚さ0.01インチ、0.05ポンド増えているが、実際に手で持った感触の違いは極小だ。

もう一つiPad miniで新しいのは、スペースグレイのカラーで、前機種のブラックよりも明るい。iPhoneと同じく、これは魅力的なカラーの選択で傷にも強そうだ。シルバー版と並べてみると、かなりよく似ているがフロントベゼルはブラック一色だ。

新しいケース群もほぼこれまで通りだが、新しいカラーが追加された。私は常にスマートカバーのファンで、今回もそれは変わらない。しかし、他の何をおいても、最大の魅力はレティナディスプレーだ。

Appleは、A7チップでiPad miniのプロセッサー能力を引き上げ、128GBストレージを加え、世界でのLTEカバー範囲も大きく改善したが、第1世代iPad miniより70ドル余計に払う価値を与えるのはやはりレティナだ。そして、姉貴分と変わらずパワフルなiPadがこの小さな片手で持てるパッケージで手に入ることを考えれば、わずかな値上げも止むを得ない、というのが私の第一印象だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


スマホSEO講座完全版(テクニカル編)

スマホとPCユーザーの比率がサイトによっては逆転するようになった今日、スマホユーザーを意識したサイト作りはSEO含めて欠かせません。とはいえ、レスポンシブデザインで対応すればよいという話ではなく、様々な考慮すべき要素がそこには存在します。今回は特にテクニカルな視点からスマホサイトにおいて考慮すべきSEO要素について簡潔かつ詳細にまとめ上げてくれたサーチエンジンランドの素晴らしい記事を紹介します。 — SEO Japan

Google mobile app logo先日、SMX Advancedで、私はテクニカルSEOのパネルの司会進行を務めた。このパネルでは、グーグルのマイリー・オイエ氏は、グーグルがモバイルのコンテンツをクロールし、インデックスし、そして、ランク付けを行い、モバイルデバイスのユーザーに提示する仕組みを基にモバイルサイトのテクニカルSEOのベストプラクティスについて説明した。

また、オイエ氏は、モバイルのユーザー体験が、スマートフォンの検索ユーザーに対して、結果をランク付けする際の要素の一つであることを認めた先日の発表についても、言及していた。

今回は、このモバイルSEOに関する詳細、そして、サイトのモバイルユーザー体験を検索を考慮して、構築する方法(そして、モバイルユーザーに喜んでもらう方法)を紹介していく。

レスポンシブデザイン、ダイナミックサービング、それとも、モバイルURL?

モバイルのユーザー体験を一から構築しているなら、まずは、この問いに対する答えを見つける必要がある。既にモバイル向けのユーザー体験を作り上げているなら、自分のサイトに当てはまるセクションまで飛ばしてもらって構わない。この3つの選択肢は、全てユーザーおよびグーグルに有効に働く。そのため、インフラ、コンテンツ、そして、オーディエンスに応じて、最善のアイテムを採用してもらいたい。

実装するアイテム URL コンテンツ
レスポンシブデザイン デスクトップとモバイルに対して、URLは一つ 基本的に、全てのユーザーに同じコンテンツを提示するものの、デバイスとスクリーンのサイズを検知して、レイアウトを構築していく。スクリーンのサイズが小さくなると、表示するイメージやテキストの量が減る、あるいは、ナビゲーションが簡素化されることもある。
ダイナミックサービング デスクトップとモバイルに対して、URLは一つ 異なるデバイスのユーザーに異なるコンテンツを提供する。
モバイル URL デスクトップとモバイルに対して、異なるURLを利用 モバイルおよびデスクトップのユーザーエクスペリエンスは、全く異なる可能性がある。

 

レスポンシブデザイン

デバイスを検知し、レイアウトを調整するレスポンシブデザインは、万能型の戦略である。デバイスのタイプに関わらず、URLは一つであり、レイアウトの調整は自動的に行われる。これは、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、そして、巨大なモニターの全てに有効である。 クロールは効率よく行われ、ユーザーは、リダイレクトがもたらす遅れを経験することはない。そして、検索エンジンは、一つのページをインデックスして、ランク付けを行うことが出来る。

ユーザーにとっても、グーグルにとっても、実用的であり、誰もが得をする。

グーグルは、CSSやJavaScript等のリソースのクロールをブロックする手法を薦めていない。なぜなら、グーグルは、レスポンシブなページの要素を構築する必要があるためだ(このようなリソースをブロックしない方が良いとグーグルは薦めている)。

唯一問題視されるのは、ページの読み込み時間である。モバイルデバイスでページが速やかにダウンロードされる点、そして、重いコンテンツ(動画、結局モバイルユーザーには表示しない広告等)を大量に読み込んでいない点を確かめてもらいたい。サイト上のコンテンツが問題になっているなら、ダイナミックサービングの利用を検討してみるべきである。

コンテンツのフォーカスについても考える必要がある。最終的に、デスクトップバージョンと比べて、モバイルバージョンに表示する/隠す内容が大幅に異なるなら、モバイルのURLを別に用意した方がよいだろう。

ダイナミックサービング

この方式では、サーバーは、コンテンツを返す前にデバイスを特定し、(レスポンシブデザインと同じように)一つのURLで応答する。レスポンシブデザインとの違いは、URLに読み込まれるコンテンツが、デバイスのタイプによって、大きく異なる可能性がある点である。

デスクトップバージョンのコンテンツを全て読み込むと、モバイルページの読み込みが遅くなる場合、ダイナミックサービングをお薦めする。ただし、実装の難易度は高くなる。

ダイナミックサービングの実装に関しては、Vary: User-Agent HTTP レスポンスヘッダーを利用してもらいたい。異なる状況で異なるコンテンツを提供しているためだ(Akamai等、一部のCDNは、このヘッダーを利用するページをキャッシュしない可能性がある。それでも、グーグルはVaryの利用を薦めており、また、このヘッダーを無視するように、Akamaiを設定することが可能だ)。

モバイル URL

馬車に乗り、バターを素手で撹拌し、折り畳み式の電話機を使っていたころ、モバイルデバイスのユーザーにレスポンシブデザインを用いているサイトは一つもなかった。当時の可哀想な折り畳み式の電話機は、ページをリクエストするものの、巨大なコードが向けられていることに気づき、何もできずに降参するばかりであった。

そのため、当時は、モバイルに対するベストプラクティスとして、モバイルページを別に用意する方法が求められており(通常は、m.のサブドメイン)、モバイルデバイス向けにコーディングが行われることが多かった(XHTML mobile profile/WAP 2.0、WML/WAP 1.2、または、cHTML(iMode))。

グーグルのモバイルウェブインデックスは、このようなページを保存しており、フィーチャーフォンのユーザーは、このページを検索することが可能である(今でも可能)。モバイル XML サイトマップは、このタイプのページをリスティングする上で用いられている。

しかし、このような未来志向の時代においては、モバイルのURLを別に持っている場合、マークアップを利用している確率は低い。恐らく、小さなスクリーンで見やすくするために、別にページを作っただけなのだろう。

グーグルは、URLが異なると、異なるページだと判断するため、グーグルに、デスクトップとモバイルのページの関係を理解してもらえるように、複数の作業を実施することが出来る。デスクトップでの検索と同じように、モバイルの検索ユーザーに対しても、サイトのビジビリティを確立することが目標である。

グーグルは、デスクトップのユーザーとスマートフォンのユーザーを単一のインデックスから探す。デスクトップとモバイルのページの双方がインデックスに存在する場合、双方のページを集め、適切なバージョンを採用する(下のランキングのセクションでこの点を詳しく説明する)。

この方法は、新しい選択肢が生まれているものの、今でも有効である。技術的に計測が簡単であり、これから紹介するアドバイスに従っていれば、ユーザーと検索エンジンの双方にとって効果的である。

とりわけ、モバイルユーザーに提供しているコンテンツが、デスクトップのユーザーに提供しているものと大きく異なる場合、このオプションの利用は合理的だと言えるだろう。

モバイル URL & リダイレクトのマッピング

まずは、検索エンジンとユーザーを考慮して、モバイルのページとデスクトップのページが適切にリダイレクトされていることを確認する必要がある。デスクトップのページにアクセスするモバイルユーザーエージェントは、モバイルバージョンにリダイレクトし、一方、モバイルページにアクセスするデスクトップのユーザーエージェントは、デスクトップのバージョンにそれぞれリダイレクトしなければならない。単純なことだと思えるかもしれないが、実際には、多くのサイトが怠っている

私はこの手法を常に薦めているが、モバイルユーザーをモバイルページに、そして、モバイルのデバイス以外のユーザーをデスクトップのバージョンにリダイレクトすることが、なぜ重要なのか、よく問われる。SEOに関係なく、現在は、モバイルデバイスが、コンテンツの利用と共有の主役になっている。例えば、Aさんは、飛行機に乗るために列に並ぶ時、記事を読んでいると仮定する。その後、Aさんは、ツイッターを介して、(モバイル)リンクをシェアし、オフィスで仕事をしているBさんがリンクをクリックする。

もし、このサイトがデスクトップ版にリダイレクトしない場合、Bさんは、モバイルページを見ることになる。これは、Bさんのユーザー体験にとってマイナスであるだけでなく、広告を表示しないため、収益にも良くない影響を与える。

ラップトップで開いた、ABCニュースのモバイルページのスクリーンショットを掲載する:

Mobile URL

Mobile URL

次に、デスクトップのURLで同じ記事を見た際のスクリーンショットを提供する。遥かに、ユーザーフレンドリーであり、広告も表示されている。

Non-Mobile URL

グーグルボット-モバイルのために特別な作業をする必要はない。モバイルブラウザとして、クロールを行うためだ。つまり、グーグルボット-モバイルも、通常のグーグルボットも、リダイレクトが適切に配置されていれば、リダイレクトされる。

デバイスのタイプに応じたリダイレクトを怠るだけでも、言語道断だが、それよりもさらに許せない行為がある。それは、モバイルユーザーをホームページにリダイレクトする行為だ。モバイルバージョンのページを用意していないなら、モバイルユーザーがデスクトップのページにアクセスした際に、デスクトップのページをそのまま見せてあげるべきである。モバイルデバイスのスクリーンを考慮していないページに、モバイルデバイスでアクセスすること自体、既に愉快ではないが、それでも、完全に関係のないページに飛ばされ、全く、情報にアクセスすることが出来ない状況よりは、まだよい。

モバイルページを持っているものの、デスクトップ向けのページを用意していない場合は、どうだろうか?モバイルバージョンのないデスクトップページのケースと同じように、モバイルバージョンを見てもらうべきである。

ちなみに、グーグルは、タブレットのユーザーに関しては、モバイル版ではなく、デスクトップ版にリダイレクトすることを薦めている。これは、グーグルが持つ、ユーザーの好みのデータを考慮した方針である。

また、モバイルページをrobots.txt経由のクロールからブロックするべきではない。こうすると、グーグルは、デスクトップとモバイルのページをクラスタにマッピングすることが出来なくなってしまうためだ。

モバイル URL & メタデータの追加

先ほども申し上げた通り、グーグルは、単一のインデックスを用いて、コンテンツをデスクトップのユーザーとモバイルのユーザーに提供しているものの、デスクトップとモバイルのページをまとめて、適切なバージョンのページをユーザーに与えている。そこで、モバイル版のページとデスクトップ版のページの間のリダイレクトに加え、メタデータを追加して、グーグルにシグナルを送り、マッピングを明確に示すことも可能である。

rel=canonical

モバイル版とデスクトップ版の双方にこのデスクトップのタグを利用することが出来る。このタグは、インデックスおよびランク付けのシグナル(外部のリンク等)を統合して、コンテンツの重複がもたらす混乱を回避する。

<link rel=”canonical” href=”http://www.example.com/desktop-version/my-new-favorite-show-is-scandal/”/>

rel=alternate media

この属性を利用すると、デスクトップとモバイルのURLをマッピングすることが出来るようになる。デスクトップのページでこのタグを使って、モバイル版を特定する(デスクトップ版を特定するために、このタグをモバイル版に用いることはない)。

デスクトップのページに、以下のコードを導入しよう(max-widthには、対応する値を入力する):

<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”http://m.example.com/my-new-favorite-show-is-scandal/”/>”

alternate in the XML サイトマップでalternateを指定することも可能である。

モバイルURLのカノニカル版を指定する必要がある(ブラウザのアドレスバー内のURLを単純に投入するのはやめよう。任意のパラメータを含んでいる可能性があるためだ)。

SMX Advanced Mobile SEO

rel=next/prev

ページ番号を付与したコンテンツを持っている場合、rel=nextとrel=prev属性を利用することが出来る。ただし、ページにリストアップされている項目の数がモバイル版とデスクトップ版で異なる場合、この属性を使って、付随するページをまとめることは出来ない。コンテンツがマッチしないためだ。

SMX Mobile SEO Pagination

Vary: User-Agent HTTP ヘッダー

デバイスのタイプに応じて、リダイレクトを行っているのであれ、単純に異なるコンテンツを表示しているのであれ(ダイナミックサービング)、Vary: User-Agent” HTTPレスポンスヘッダーを返すように、サーバーを設定するべきである(ダイナミックサービングのセクションを参照)。

ランク付け & モバイルデバイス

スマートフォンでグーグル検索を行う場合、デスクトップで検索を行う場合と同じインデックスで情報を探すこといなる。グーグルは、デスクトップとモバイルのページをまとめているため、結果では次のような現象が起きる:

  • ユーザーにURLのデスクトップ版が表示される。
  • ユーザーが結果をクリックすると、グーグルは、デスクトップ版のページではなく、モバイル版のページを読み込む(ページの読み込みが早くなるため、ユーザー体験が改善される)。

(クエリのタイプ、ユーザーの居場所、デバイスのタイプ等)あらゆる要素によって、ランキングのシグナルは異なる。モバイルの検索ユーザーに関しては、ページのモバイルユーザー体験がシグナルに盛り込まれる(ランキングのシグナルを突き止めようとする人がいるが、シグナルは、クエリによって、そして、ユーザーによって大きく異なるため、ランキングシグナルを固定化すると、最終的に負けを見ることになるかもしれない)。

理想的なユーザー体験を阻むモバイルの問題は、モバイルの検索ユーザーに対して、上位にランクインするサイトの力を妨げるものの、デスクトップの検索結果のランキングには悪い影響を与えるわけではない。

これから挙げていくランキングのシグナルは、スマートフォンでの検索特有のシグナルである:

モバイルオンリーのページ

グーグルは、デスクトップおよびモバイル版のページに対して、インデックスおよびランキングのシグナルを統合しているため、モバイルオンリーのページは、シグナルの数が少なく、デスクトップ版のページを持つページほど上位にランク付けしてもらえない可能性がある。

ページの読み込み時間

マイリー・オイエ氏は、スマートフォンで読み込まれるページのローディングが1秒遅れることで発生するインパクトを調査したケーススタディを懲戒していた。この調査は、1秒経過するごとに、ページビューが9.4 %下がり、直帰率は9.3%増加し、コンバージョン率は3.5%下がると指摘している。

グーグルは、最高のユーザー体験をもたらすページにユーザーを導くことを望んでおり、読み込みが遅いページは、ユーザー体験を阻害してしまう。そのため、遅いページも上位にランク付けしてもらえない可能性がある。

オイエ氏によると、1秒以内に上半分のコンテンツを表示することが求められているようだ(現在のモバイルデバイスでの平均読み込み時間は、7秒間)。

リダイレクト

ページのリクエストに対して、モバイルデバイスが接続を確立するまで、0.6秒間かかる。つまり、リダイレクトを行う度に、0.6秒間が読み込み時間に加算されていく。

Mobile Latency Due to Redirects

リダイレクトが絶対に必要なケースもある。しかし、ターゲットのページに直接リダイレクトし、リダイレクトチェーンやループを除去する必要がある。

また、先ほども触れたように、モバイルユーザーをデスクトップのURLから、モバイルのホームページにリダイレクトさせてはならない。モバイルのユーザー体験を考慮すると、これはURLが存在しないことに等しいため、URLのランキングに悪い影響を与えかねない。同様に、ページが存在しない旨を伝えるエラーメッセージを、スマートフォンのユーザーに見せるべきではない。

オーバレイとポップアップ

ユーザーにアプリをインストールしてもらいたい気持ちは分かる。それほど素晴らしいアプリなのだろう。モバイルサイトよりも遥かに優れているのだろう。また、収益も得られるのかもしれない。なぜなら、モバイルの収益モデルはいまだに解明されていないからだ。気持ちは分かる。

しかし、グーグルは、検索エンジンのユーザーに答えを与えようと試みており、アプリのインストールを薦めるオーバーレイ等の障害物は、答えを早く提供する試みを遅らせてしまう。マイリー・オイエ氏は、プレゼンの中で、「“アプリのダウンロードを求める”インタースティシャル広告を用いて、余計なクリックをユーザーに強制する方針を見直す」よう薦めていた。

Mobile Overlays

言いたいことは分かる。アプリのダウンロード数が減ってしまうのだろう。しかし、ページが上位にランクインしなくなると、ビジターは減り、結局、ダウンロードの数は減ってしまう。モバイルページのレイアウトを調整して、もっと上手にアプリを展示してみよう。

下の例では、The Car Connectionは、検索エンジンのユーザーが求めるコンテンツ、そして、アプリのインストールを求めるメッセージ(閉じることが出来る)の双方を上半分に掲載している。

Mobile App Prompt

サポートされているコンテンツ

モバイルページでは、モバイルデバイスでサポートされているコンテンツのみを提供する必要がある。ユーザーが閲覧することが出来ないコンテンツ(あるいは、ユーザーが再生することが出来ない動画)のみをページで提供している場合、グーグルは、ユーザーを速やかに答えに導くことが出来ず、上位にランク付けしない可能性がある。

まとめ

  • モバイルとデスクトップのユーザーに対して、同じURL(レスポンシブデザインまたはダイナミックサービング)、もしくは、異なるURL(モバイル限定のページ)を与える。
  • デバイスに応じて動的なコンテンツを提示するページ、あるいは、デバイス特有のURLにリダイレクトするページに、Vary: User Agent HTTP ヘッダーを利用する。
  • カノニカル属性を利用する(デスクトップ版に対して)
  • モバイルとデスクトップに対して、別々のURLを利用するケース:
    • デスクトップとモバイルのユーザーを共に適切なページにリダイレクトする。
    • 該当するページを持っていない場合は、ユーザーをリダイレクトさせるべきではない。
    • タブレットのユーザーをデスクトップのバージョンにリダイレクトする。
    • デスクトップのURLのカノニカル属性を利用する。
    • rel=alternate mediaをデスクトップ版で使って、モバイル版を指定する。
    • ページが速やかに読み込まれることを確認する。
    • 不要なリダイレクトを減らす。
    • アプリを宣伝するインタースティシャル広告を介して、検索エンジンのユーザーがコンテンツにアクセスする試みを邪魔するべきではない。

以上の内容を踏まえて、モバイルを十分に活用してもらいたい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Definitive Guide To Technical Mobile SEO」を翻訳した内容です。

まさに充実の内容、これを80%以上対応できればスマホSEOも基本OKといえるような記事でした。スマホユーザーのアクセス比率が多いことはわかっていても、意外と何もできていないサイトが実はまだまだ大半ではと思います。スマホ対応サイトを用意する際に、ここに書かれてるSEO要素も考慮することでスマホサイトのアクセスも確実に増えるはず。 — SEO Japan [G+]

Appleからプレスイベントの招待状が来た―10月22日にiPad、iPad mini、各種Macの新製品発表

Appleは来週10月22日〔日本時間23日〕にプレスイベントを開催することを発表した。

この日付は最初にAllThingsDがスクープし、続いて LoopのJim Dalrympleも続報していた。噂が正しければ、このイベントでは第5世代のiPadRetinaディスプレイの iPad mini、新世代のHaswellチップとRetinaディスプレイを採用し、電池駆動時間も改良されたMacBook Proが発表されるはずだ。もしかするとすでに発表されているMac Proの出荷時期も明らかにされるかもしれない。

イベントの会場はいつものとおり、サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで火曜日の太平洋時間午前10:00〔日本時間火曜日午前2時〕スタートだ。今回のイベントについてAppleは「私たちはまだたくさん発表することがあります(“We still have a lot to cover)」と言っている。つまりかなり盛りだくさんな内容になるのだろう。

RetinaのMacBook Proは同じくHaswellチップを採用したMacBook Airの例からするとバッテリー駆動時間が大幅に改良されていそうだ。今年6月に発表されたMBAでは12時間にもなっている。 第5世代iPadは現行のiPadmini’のデザインを踏襲してベゼルが狭くなり、筐体も薄くなるといわれている。もっともiPad miniは前回のアップデートでサイズも重量も若干増加した。これは解像度が2倍になったディスプレイを駆動するためにバッテリーの強化が必要だったためだ。Apple TVに関してはおそらく現行のセットトップボックスのアップデートにとどまりそうだ。年来アナリストが噂をしているApple独自のテレビ受像機が発表される可能性は少ない。

今日、フランスのウェブサイト、MacGは「このイベントで発表される製品はすぐに出荷される。MacBook Proは10月24日か25日、iPad、iPad miniは10月30日か31日、MacProは11月15日に店頭に出る」と予測した。新しいMac Proは現在のシルバーの直方体とは全く異なり、未来的な黒い円筒状のデザインだ。拡張は高速ポートによって行われる。組立はアメリカ国内で行われるということで、AppleのパートナーのFlextronicsが人員を大量に採用しているのはこのためらしい。

もうひとつ、Appleの次世代デスクトプOSであるOS X Mavericksの発表もこのイベントで行われる可能性が高い。いずれにせよ新しいMacBookProが店頭に並ぶときまでにMavericksは発表されるはずだ。新OSにはマルチスクリーン・サポートの改良やタブ方式の新しいFinderなどの新機能が搭載されるものと予想されている。.

われわれはいつものとおり会場からライブ・ブログで実況中継するのでご期待いただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Office 365がiPadにやってくる。スカウトの名誉にかけて

前にもあったことだ。もう一度話して傷つくのが怖い。嘘をつかれるのはこれが初めてではない。

去る2011年、われわれは2012年にOfficeがiPadにやってくるという噂を聞き、そのすぐ後にはiPad上のOfficeの写真も見た。しかし・・・それっきり。そしてまたしばらく何もなかった。今日までは。

MicrosoftはついにOffice 365をiPadに捧げようとしている。今日(米国時間10/8)フロリダで行われているGartnerのイベントで、Steve BallmerがiPad向けバージョンのOffice 365が進行中であることを明かした。iPadバージョンの公開は、Windowsマシンにタッチ主体のユーザーインターフェースを提供した後になる。The Vergeによると、その特別なタッチインターフェースは「現在進行中」だ。

Microsoftは既に、Office Mobile for Office 365定期利用サービスの一環として、Officeの一部をiOSエコシステムに解放している。このアプリケーションは高価なOffice 365定期契約をしているiPhoneオーナーのみが利用できる。

またThe Vergeは、Microsoft COOのKevin Turnerが最近の社内ミーティングで、「あらゆるデバイスを横断して生産性体験を支配する必要がある」と訴えたことも報じている。OfficeがMicrosoftにとって最高かつ最強の製品であることを考えれば当然と言える。

ソフトウェアの利用範囲拡大は賢明な行動であり、それが高額なOffice 365定期利用料をユーザーに払わせるきっかけになればなおさらだ。iPadおよびiPhone用に特別あつらえしたバージョンのOffice 365を、高額の、しかしデスクトップのフルバージョほど高くはない年間利用契約で提供すれば、さらに良いだろう。

しかしいずれにせよMicrosoftは、低調な自社タブレットの販売をさらに遅くするリスクを負っている。つまるところ、Surfaceタブレットのわずかに興味を引かれる長所は、Microsoftの生産生ツイートを使えることなのだから。Officeが全iOSデバイスに展開されれば、その長所さえ単にSurfaceでは無料であるという事実のみに縮小されてしまう。

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(翻訳:Nob Takahashi)