Google マップから新幹線や特急列車の予約が可能に、経路検索の結果からJR東日本の切符販売サイト「えきねっと」に遷移

Google マップから新幹線や特急列車の予約が可能に、経路検索の結果からJR東日本の切符販売サイト「えきねっと」に即座に遷移

東日本旅客鉄道(JR東日本)は3月29日、切符販売サイト「えきねっと」とGoogle マップが連携開始したことを発表した。JR東日本エリアで完結するルートであれば、Google マップで経路検索したのち即座にえきねっとに遷移し、新幹線や特急券の予約が行なえる。

えきねっとは、JR東日本が提供する切符購入や指定席の予約が行えるオンラインサービス。今回の連携により、Google マップにおいてJR東日本エリアで完結したルートを検索した際に、えきねっとへのリンクが表示されるようになった。これを経由すれば表示されたルートを保持したままえきねっとに遷移できるため、スムーズに必要な新幹線・特急券の座席予約を含めた切符購入が可能となる。

予約可能期間は1カ月+1週間後までの乗車分。予約可能時間は5時~翌日1時50分まで(23時50分~0時10分を除く)。条件として、えきねっとへの会員登録とログインが必要。

注意事項として、現在は福島県沖地震により東北新幹線の一部区間で運転を見合わせているため、 Google マップで案内された経路でもえきねっとでの購入ができない区間がある。また、えきねっとは発着経由情報から利用時間の短い列車を案内するため、検索時の条件などによっては検索結果と別の列車が案内される場合がある。

山手線31番目の駅「シン・秋葉原駅」が3月25日11時開業、新規駅開業時の記念入場券を「入場記念NFT」として無料配布

JR東日本(東日本旅客鉄道)、ジェイアール東日本企画HIKKYは、オリジナルの共同運営バーチャル空間「Virtual AKIBA World」(VAW。バーチャル アキバ ワールド)を3月25日11時よりオープンし、「バーチャル秋葉原駅」を開業する。これに向け、VAWで展開するコラボレーションやコンテンツを3月23日に発表した。

Virtual AKIBA World(VAW。バーチャル アキバ ワールド)概要

  • 開業日時:3月25日11時(開業まではティザーサイトとなっており、VAWWにアクセスできない)
  • サイトURL:https://jrakiba.vketcloud.com/VAW/
  • メンテナンス:隔週木曜10~15時
  • 利用料:無料

また山手線31番目の駅であるバーチャル秋葉原駅開業記念として、「入場記念NFT」(1枚予定)を無料配布する。従来より駅が新規開業する際に発行している記念入場券を、史上初の「デジタル上の駅開業」であることからNFTのデジタル入場券で発行する。この受け取りには、「LINE」および「LINE BITMAX Wallet」への登録が必要となっている。配布時期は、5月中旬頃予定。記念グッズであるため実在するJR秋葉原駅への入場には使用できないほか、LINEが提供しているNFTマーケットプレイスや、その他のNFTマーケットプレイスを通じた出品は不可。参加方法は、3月25日より公式サイトと公式Twitterで公開する。

JR東日本がバーチャル空間「シン・秋葉原駅」3月25日11時開業、新規駅開業時の記念入場券を「入場記念NFT」として無料配布

コラボレーションするのは、「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」の4作品によって構成されたプロジェクト「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」。コラボ期間中は「バーチャル秋葉原駅」から「シン・秋葉原駅」と呼称を変更。さらに、バーチャル空間では各キャラクターが描かれたVAWオリジナルデザインのグラフィックで来場者を迎える。また5月13日公開予定のシン・ウルトラマンより、ウルトラマンの3D立像をVAWに設置。来場者同士で集まり記念撮影を行なえる。

セレクトショップ「BEAMS」とのコラボでは、シン・秋葉原をテーマとした期間限定の店舗装飾やVAWオリジナルTシャツの受注販売、オリジナルノベルティを配布。対象店舗は新宿駅新南口NEWoMan2Fの「ビームスニューズ」「ビームス大宮」「ビームス立川」。期間は3月25日~4月7日。VAW内のシン・ウルトラマン3D立像を撮影し対象店舗のスタッフに提示すると、先着順でオリジナルノベルティをプレゼントするそうだ。

JR東日本がバーチャル空間「シン・秋葉原駅」3月25日11時開業、新規駅開業時の記念入場券を「入場記念NFT」として無料配布

アトレ秋葉原でもコラボ展開を行なう。VAWオリジナルコラボビジュアルで館内装飾の実施するほか、キャンペーン期間中に商品を500円(税込)以上購入するごとにシン・秋葉原駅オリジナルキャラクターカードをランダムでプレゼント。このカードはシン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの4作品からなり、1種ずつすべて揃えるとVAWオリジナルデザインのグラフィックが現われる。配布期間は4月1日~15日。

JR東日本がバーチャル空間「シン・秋葉原駅」3月25日11時開業、新規駅開業時の記念入場券を「入場記念NFT」として無料配布

ラジオ局「文化放送」のA&Gゾーンとも連携する。VAW内に文化放送ブースを展開するほか、A&G番組のパーソナリティーやスタッフ、リスナーがVAWの特徴である「オフ会ルーム」を使用してのVR交流を行なう予定。

JR東日本がバーチャル空間「シン・秋葉原駅」3月25日11時開業、新規駅開業時の記念入場券を「入場記念NFT」として無料配布


©TTITk
© TOHO CO., LTD. ©カラー ©2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ ©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

JR秋葉原駅を再現した世界初のメタバース・ステーション「Virtual AKIBA World」が3月25日11時頃オープン

世界初のメタバース・ステーションとなる「Virtual AKIBA World」が3月25日にオープン、スマホから体験可能

「Virtual AKIBA World」外観(画像は開発中のもの)

VRイベント「バーチャルマーケット」など、VRサービスの開発ソリューションを提供するHIKKYは3月8日、業務提携を結んでいる東日本旅客鉄道(JR東日本)、ジェイアール東日本企画(jeki)とともにオリジナルのバーチャル空間「Virtual AKIBA World」(VAW。バーチャルアキバワールド)を発表した。開業日時は3月25日11時頃(メンテナンスは隔週木曜10時~15時)。利用料は無料。PC・スマートフォンで体験可能。

VAW(バウ)は、世界的なコンテンツ集積地である秋葉原駅とその周辺をバーチャル上に再現した、オリジナルの空間。改札を通過したり電車に乗ったり秋葉原駅周辺を歩いたりなどを体験できる。来訪者同士のコミュニケーションも楽しめるという。

またVAWは、HIKKYが独自開発した技術「Vket Cloud」により、アプリなどのダウンロードを行うことなく、URLリンクをクリックするだけでスマホから手軽にアクセスできる。JR東日本の強みである駅や車両というリアルの場から、QRコードなどを介してバーチャル空間にシームレスに遷移でき、リアルとバーチャルが融合したかのような感覚が得られるとしている。

JR秋葉原駅を再現した世界初のメタバース・ステーション「Virtual AKIBA World」が3月25日開業

バーチャル空間でのホーム、車両と広告イメージ。「共創」の第一歩として、NTTドコモとVAW内での連携を開始する。さらに、今後のXR領域の発展に向けた取り組みを推進

JR東日本との連携により、リアルの駅空間でXRの世界観を体験できるスペースを造成することも予定している。リアルとバーチャルの融合を加速させ、両方のユーザーの往来を活性化しクライアントにバーチャル上での広告展開と販売機会の提供を行っていく。例えば、リアル空間に出稿した駅広告がバーチャル空間ではよりダイナミックに表現されたり、バーチャル空間で購入した商品がリアル空間でシームレスに受け取れたりと、JR東日本だからこそ実現できる新しい日常の創造を目指す。

VAW開業時には、ほかにも以下のような様々な展開を予定している。

山手線31番目の駅「シン・秋葉原駅」

日本を代表する「ヒーロー」4作品によって構成された企画「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」(SJHU)とコラボレーションし、コラボ期間中はバーチャル秋葉原を「シン・秋葉原駅」と呼称。バーチャル空間上にVAWオリジナルデザインのグラフィックと各キャラクターが登場し、来場者を出迎える。

秋葉原駅(リアル)に、バーチャル空間への「ゲートウェイ」設置

秋葉原駅改札内の1F改札内イベントスペースに、「VAWゲートウェイ」を期間限定で設置。中央のLEDパネルにはVAWの期待感を高める動画が流れ、横に設置されたQRコードからVAWへアクセス可能となる。設置期間は3月25~31日。

利用者同士のコミュニケーションスペース 「オフ会ルーム」

VAWの機能として、入場者同士がコミュニケーションを取れる空間「オフ会ルーム」を実装する。仲間とルームを作成したり、オンラインの飲み会の代わりとしてVAWで集合したりと、リアルで集まっているかのような感覚が味わえる。

VAW内の機能拡充とともに、限定入場券をNFTで配布する計画も

VAWは、機能を拡充し、限定入場券をNFTで配布するほか、来訪者同士の交流の深度化やイベントの活性化を図るという。将来的にはバーチャル空間内でのお買い物体験や、購入した商品を駅で受け取れるなど、リアルのサービスとの連動によるこれまでにない体験の実現を目指すとしている。

画像クレジット:
©TTITk「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」コラボ VAWオリジナルキービジュアル

クックパッド、JR東日本と連携し駅改札で食材を受け取れるサービスをトライアル実施、利用料無料

クックパッドがJR東日本と連携し駅改札で食材を受け取れるサービスをトライアル実施、利用料無料クックパッドは2月2日、生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」(Android版iOS版)で購入した食材を、JR東日本の駅改札で受け取れるサービスのトライアルを開始したと発表した。JR東日本とJR中央線コミュニティデザインとの連携により実現したもので、受け取りサービス利用料は無料。

対象となる駅は、根岸線磯子駅、横浜戦小机駅、南部線稲城長沼駅、南部線・武蔵野線の府中本町駅。今後、横浜駅と川崎駅についても準備が整い順次開始する(決定次第、別途発表)。それぞれの駅ごとに受取可能時間や対象期間が異なるため、以下画像を参照のこと。

受け取りサービスを利用する場合は、クックパッドマート専用アプリを利用し、注文時に受取場所と日付を選択する。いくつか注意事項があり、受け取り可能期間はアプリに表示される日時のみで、受け取り日時を過ぎた場合の再配達はない。また、受け取る駅まで移動が必要な場合、有効な乗車券類が必要となる。列車の運行不能・遅延などにより改札の混雑が発生した場合は、待ち時間が発生してしまう可能性がある。緊急対応や極度の混雑や係員不在といったやむを得ない理由により受け取りができなかった際は、駅ではなくアプリで運営に連絡を入れる必要がある。

JR東日本が新たなICカード「Suica Light」を地方自治体や法人向けに販売、デポジット不要&残高期限付き

JR東日本が新たなICカード「Suica Light」を地方自治体や法人向けに販売、デポジット不要&残高期限付き

JR東日本が新たなICカード「Suica Light」を発表しました。

「Suica Light」は、地方自治体の交通費補助事業での利用を想定したICカードです。

500円の預り金(デポジット)なしで最大6か月間利用可能。チャージ残高の払い戻しや再発行には応じません。

通常のSuicaと同様、全国の相互利用対象エリアの鉄道・バス等で利用できるほか、店舗やタクシー、観光施設等で電子マネーとしても利用できます。

販路については、前述のとおり地方自治体の交通費補助事業や、修学旅行など短期の団体旅行での利用を想定しているため、一般向けの販売は行わず、自治体や旅行代理店等、法人向けのみとなります。

この「Suica Light」は、千葉県四街道市の「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」に採用が決定済。

同事業では、新型コロナウイルス感染症の影響で、帰省が困難となっている四街道市出身で千葉県外に居住している18歳から25歳の学生を対象に、「Suica Light」と市の特産品等を1月下旬より配布します。

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、まずは無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高度化

JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化

JR東日本は、ワンマン運転およびドライバーレス運転(完全自動運転)への取り組みを発表しました。置き換え可能な仕事の機械化・システム化によって、社員は『人ならではの創造的な仕事』に注力できるといいます。JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化

発表によると、ドライバーレス運転の実現に向けて、まず列車制御システムを無線化します。現行のシステムは、150年前に発明された、レールに流した電流から列車の在線位置を検知する「軌道回路」技術をベースにしており、多くの地上設備が必要です。

これを、無線式列車制御システム「ATACS」に置き換えることで、地上設備をスリム化できるほか、地上設備・車上装置間で信頼性が高くリアルタイムな連携が可能になることから、ATO(自動列車運転装置)を高性能化し、ATOS(首都圏輸送管理システム)との連携による遅延回復や列車群制御による省エネ運転など、線区トータルでの効率的な運転を実現。さらに、将来のドライバーレス運転の実現に向けた開発に繋げます。JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化

このATACS導入・ATO高性能化は、山手線および京浜東北線(大宮〜東神奈川)でまず導入予定。2028年〜2031年頃の使用をめざします。JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高性能化

首都圏主要線区にワンマン運転導入

車掌が乗務せず、運転手だけで運行する「ワンマン運転」も首都圏の主要線区において導入します。ワンマン運転に必要な車両改造工事や駅設備工事を進めるほか、一部の線区にはATOを導入し、定時性の向上や省エネ運転の実現をめざします。

対象線区は山手線・京浜東北根岸線・南武線・横浜線・常磐線(各駅停車)など。ATO導入・ワンマン運転は2025年~2030年ごろの導入を予定します。

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

東大発のソナスとJR東日本が鉄道架線の張り替え工事の信頼性確保に向け電化柱傾斜監視システムの本格運用開始

JR東日本と東大発ソナスが鉄道架線の張り替え工事の信頼性確保に向け電化柱傾斜監視システムの本格運用開始

JR東日本スタートアップは11月26日、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京大学発IoTスタートアップ「ソナス」が鉄道インフラ向け電化柱傾斜監視システムの本格運用を11月1日より開始したと発表した。同システムは、JR東日本スタートアップによるアクセラレータープログラム「JR東日本スタートアッププログラム2020」において協業を行ったもの。

同システムは、JR東日本の鉄道工事におけるニーズとソナスが持つ省電力無線技術によるシーズが合致し、JR東日本スタートアッププログラム2020で選定された。協業開始後は実際の鉄道電力設備を用いて、約3カ月のフィールド試験による通信品質・傾斜検測精度・作業効率などの検証を経て、同システムの短期間での運用を実現したという。

JR東日本では、鉄道の架線を張り替える工事を行う際に、工事の信頼性確保のため架線を支える電化柱の傾斜監視を必要により行っている。ただ、この従来のステムは、機器の運搬・設置に多くの労力を費やしており、終電後の深夜帯に作業を行う作業従事者にとって大きな負担となっているという。

ソナスが独自に開発した次世代IoT無線「UNISONet」(ユニゾネット)は、省電力ながら上下双方向での通信が可能。今回開発した電化柱傾斜監視システムではこの特徴を活かし、システム全体がきめ細やかに電源の入・切をコントロールすることで、小型電池での駆動を可能とし、機器の簡素・軽量化を実現したそうだ。これにより機器の構成品が5個から2個に削減され、従来システムと比較し機器の総重量比約90%の削減・約90%の作業労力を軽減し、短時間・容易に施工を行えるようになった。

JR東日本が鉄道ファンのための「撮り鉄コミュニティ」をスタート、JR東日本スタートアッププログラムの実証実験

JR東日本が鉄道ファンのための「撮り鉄コミュニティ」をスタート、JR東日本スタートアッププログラムの実証実験として実施

JR東日本は11月10日、鉄道写真の愛好家、いわゆる「撮り鉄」に向けた情報発信や限定企画の開催などを行うファンコミュニティー「撮り鉄コミュニティ」をスタートさせた。

JR東日本の子会社としてベンチャー投資や協業を推進するCVC「JR東日本スタートアップ」は、ファンコミュニティーが作れるプラットフォーム「Mechu」を運営するミーチューと共同で、撮り鉄のためのファンコミュニティーを11月10日から開始した。ここでは、ファンの要望を聞き、また社員を交えて企画を検討するなどして、「本当に望まれるイベント」を実施するという。

たとえば、コミュニティ限定撮影会、ファンが撮影した鉄道写真をJR東日本の公式ポスターに採用する、ママ鉄専用コミュニティー、普段は入れない私有地での撮影イベントといったアイデアの例がJR東日本によって示されている。ただしこれはあくまで例であって、実施に行われるかどうかはわからない。

参加方法には、無料の「フリー」プランと、月額税込1100円の「スターター」プランとがある。有料会員には、今のところ、限定チャンネルへの参加、イベントや企画に対する要望の投稿、実現したイベントへの参加、限定企画などが予定されている。

JR東日本が鉄道ファンのための「撮り鉄コミュニティ」をスタート、JR東日本スタートアッププログラムの実証実験として実施

車両基地撮影会(場所・車両はイメージ)

何かと問題が注目されがちな「撮り鉄」には、ちょっとネガティブなイメージが付きまとうが、JR東日本は、あえて「撮り鉄」という言葉をコミュニティーに使うことで、安全に撮影できる場所を提供するなど「鉄道写真を愛するファンのみなさまと、積極的にコミュニケーションを取る」としている。

この企画は、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネスやサービスの提案を募り実現させてゆく「JR東日本スタートアッププログラム」の実証実験として行われるもの。近日中に第2弾のファンコミュニティーも開始するとのことだ。

モバイルSuicaで障害、iPhone・Apple Watch向け「Apple PayのSuica」でチャージなど不可に

モバイルSuicaで障害、iPhone・Apple Watch向け「Apple PayのSuica」でチャージなど不可にJR東日本は10月5日未明、モバイルSuicaサービスのうち、iPhone / Apple Watch向けに提供している『Apple PayのSuica』でチャージや定期券、グリーン券の購入が行えない不具合が発生していると発表しました。

同社は『現在復旧を急いでいる』としたうえで、チャージは店舗・駅の券売機等で、定期券・グリーン券の購入は駅の券売機で行うよう案内しています。

また、『Apple PayのPASMO』ユーザーからも「チャージできない」との報告が上がっています。

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

JR東日本が都内で実証実験中のAI多機能自販機に「AIによる飲み物診断機能」を追加

JR東日本が都内で実証実験中のAI多機能自販機に「AIによる飲み物診断機能」を追加

JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーは9月22日、実証実験中の「AI多機能自販機」に、顔認識システムを用いた「AIによる飲み物診断機能」を追加すると発表した。この自販機は、2021年5月から実験を開始したもので、都内5つの駅構内に合計10台が設置されている。

AI多機能自販機は、ディスプレイとセンサーを備え、ティファナ・ドットコムが提供する人工知能搭載キャラクター「AI さくらさん」をユーザーインターフェイスとして、利用者との双方向コミュニケーションが楽しめるというもの。JR東日本が都内で実証実験中のAI多機能自販機に「AIによる飲み物診断機能」を追加

同社が、実証実験を開始した5月から7月までの3カ月間、自販機を利用した人と、コンテンツ操作回数との割合を集計したところ、1人あたり平均して9.1回、コンテンツを楽しんでいることがわかった。特に人気だったのは、「AIさくらさんゲーム(じゃんけん・おみくじ)」と「あなたへのおすすめ」(顔認識機能を用いた商品のおすすめ)だった。このことから、「エンタメ機能 × パーソナライズされた商品おすすめ機能」の実装を決めた。JR東日本が都内で実証実験中のAI多機能自販機に「AIによる飲み物診断機能」を追加

追加実装した「AIによる飲み物診断機能」は、1人または2人での診断が行える。1人の場合は、顔認識によるAI分析と、画面での「今の気分」の選択によって、現在その人にぴったりの飲み物が提案される。2人の場合は、顔認識AI分析と「今の気分」の分析を2人それぞれが行うと、2人の相性が診断され、さらに相性アップにつながる飲み物が提案される。なお、カメラで取得した画像情報は個人に特定できないデータに即時変換し、個人を特定するデータは即時破棄され、保持しないとしている。

同社は、この新機能により「楽しみながらお客さま一人ひとりに沿った商品を提案し、自販機の新しい可能性を拡げていきます」と話している。

AI多機能自販機の設置場所は以下のとおり(2021年9月22日現在。すべて改札内)。

  • 新宿駅:2階南口コンコース、1階中央コンコース
  • 上野駅:3階コンコース11-12ホーム階段付近、中2階コンコース
  • 東京駅:地下1階コンコースのスクエアゼロ付近、1階丸の内南口改札付近KIOSK前
  • 品川駅:2階北コンコース北改札付近、2階中央コンコース1-2ホーム階段付近
  • 秋葉原駅:1階中央コンコース3-4ホームのエスカレーター付近、1階中央改札出口付近

屋内専⽤の産業⼩型ドローンIBISを手がけるLiberawareが4.2億円調達、自律飛行・AI強化で点検・計測・分析推進

屋内専⽤の産業⼩型ドローンIBISを開発するLiberawareが4.2億円調達、自律飛行・AI強化で点検・計測・分析推進

屋内空間専⽤の産業⼩型ドローンIBIS(アイビス)を開発するLiberaware(リベラウェア)は9月1日、第三者割当増資による約4億2000万円を発表した。引受先は、リード投資家のBonds Investment Group、また凸版印刷、オリックス、セントラル警備保障、みやこキャピタル、Drone Fund。これによりシリーズCラウンドの資⾦調達を完了し、累計調達額は9億7000万円となった。

調達した資金により、ドローン技術や画像処理技術にみがきをかけ、IBISの増産およびアップデート、自律飛行型ドローンの実用化、AIの開発、海外展開の足がかり構築を実施する。

2016年8月設立のLiberawareは、「正しく作る、自由に動かす、社会を変える」をモットーに、自由な発想でモノづくりに取り組むエンジニア集団。Liberawareという社名は、ラテン語で「自由な」を意味する「libera」と、「気がつく」を意味する「aware」、そしてhardwareやsoftwareの「ware」を組み合わせたものという。

同社のIBISは、製鉄業や電力業、建設業などにおける設備の点検、構造物のデータ化において活用が進んでいるという。また、建設現場の施工進捗管理、⼯場内の定期チェックや倉庫内の在庫管理、屋内施設巡回警備など、自律飛行型ドローンの引合いも増えているそうだ。2021年7月にはJR東日本グループと合弁会社「CalTa株式会社」を設立し、鉄道・インフラ業界のDXを促進するための事業展開も図っている。

Suicaをオフィスやマンションで入退室用の鍵として使える「Suica スマートロック」が2021年12月開始

Suicaをオフィスやマンションで入退室用の鍵として使える「Suica スマートロック」が2021年12月開始駅の改札を通り抜けるSuicaを入退室用の鍵として使えるサービス「Suica スマートロック」が2021年12月に始まります。

Suica スマートロックは、アートが提供するクラウド対応の入退室管理システム「ALLIGATE」と、JR東日本メカトロニクスのID認証サービス「ID-PORT」を接続し、Suicaなどの交通系ICカードで入退室を可能とするサービス。

物理カードのSuicaや携帯端末向けのモバイルSuicaにひもづくID番号を専用サイトで登録すれば、入退室の鍵として使えるようになります。SuicaのID番号登録にあたっては、JR東日本の「Suica認証情報提供サービス」を活用。クラウドの活用により、専用サーバや管理側でのカード発行が不要なほか、短期来訪者向けにSuicaのID番号を予め登録できる「ゲスト予約」も利用できます。

Suicaをオフィスやマンションで入退室用の鍵として使える「Suica スマートロック」が2021年12月開始
なお、「Suica 認証情報提供サービス」「ID-PORT」「ALLIGATE」を連携し、Suica での入退室を認証するスマートロックシステムについては、JR東日本と、JR東日本メカトロニクス、そして出入管理システムを手掛けるアートの3社が、年内のサービス化に向けて共同で特許を出願中です。

主にオフィスやマンションのほか、ホテルや商業施設などでの利用を見込んでおり、対面での手続きを省けることなどから、コロナ禍で高まる非接触需要に対応します。

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

「Google マップ」の屋内ARナビ「インドア ライブビュー」が東京駅や渋谷駅などJR東日本の主要駅で提供開始

「Google マップ」の屋内ARナビ「インドアライブビュー」が東京駅や渋谷駅などJR東日本の主要駅で提供開始

Google

「Google マップ」での屋内ARナビゲーション「インドア ライブビュー」が東京駅や渋谷駅など、JR東日本の主要駅で提供が開始されました。

この機能は、5月のGoogle I/Oで発表されていた機能。ARを利用したライブビューは、周囲の風景をカメラで認識し、そこに画像を重ねることで目的地までのナビゲーションを行うというもの。地図ではなく、実際の風景の中に進む方向が示されるので、地下鉄の出口から出た際など、地図上で自分の向いている方向が分からないといった場合にも便利な機能です。

インドアライブビューは、この機能を建物内でも利用可能にするもの。建物内であっても正確な位置や高度を判別でき、空港や駅での乗り換え、ショッピングモールなど、これまでナビゲーションが難しかった屋内施設でもスムーズなナビゲーションが行えるとしています。確かに、内部が複雑な巨大ターミナル駅などでは、乗換ホームを探すのに苦労することもなくなるかもしれません。

現在、JR東日本の駅では、東京駅、新宿駅、渋谷駅、品川駅、上野駅、池袋駅、新橋駅、秋葉原駅、高田馬場駅、五反田駅、恵比寿駅、日暮里駅、中野駅、北千住駅、立川駅、大宮駅、浦和駅で利用でき、今後も順次拡大予定とのことです。

(Source:GoogleEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:VR / AR / MR
タグ:iOS(製品・サービス)Android(製品・サービス)Google / グーグル(企業)Google I/O 2021(イベント)JR東日本 / 東日本旅客鉄道(企業)地図(用語)日本(国・地域)

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立てを設置完了、無料利用キャンペーン実施

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了、無料利用キャンペーン実施

傘のシェアリングサービス「アイカサ」(Android版iOS版)を運営するNature Innovation Group(アイカサ)は4月16日、2019年のJR東日本スタートアップとの資本業務提携と実証実験実施以降、首都圏主要駅を中心に傘シェアリングスポットの導入を進め、2021年1月には山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了したと発表した。山手線の乗車客に対して、3日分の無料クーポンをプレゼントするキャンペーンも実施する。

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了、無料利用キャンペーン実施

山手線展開記念無料キャンペーン

  • クーポン概要:「アイカサ」サービス3日間分無料(210円分の割引)
  • クーポン配布期間:4月30日まで
  • クーポン配布場所:山手線30駅に設置されている傘立てにクーポンコードを記載

また山手線全駅への設置完了後、アイカサ設置箇所の中で最も使われる路線となったという。認知度・傘立てへの接触人数の増加に合わせ、ジェイアール東日本企画(jeki)と共同で傘立ての前面を広告媒体として販売を開始し、傘シェアリングスポットの新たな価値を提供する。

傘立てを「広告枠」とするスキームにより、広告クライントは傘シェアリングサービスの持続可能な取り組みに参画し、傘シェアリングユーザーへの広告アプローチとSDGs貢献メッセージの双方を実現するとしている。

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了、無料利用キャンペーン実施

アイカサは、2018年12月にサービスを開始した、日本初の本格的な傘のシェアリングサービス。突発的な雨にもビニール傘をわざわざ購入せずに、アイカサを借りて利用し、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却できる。

現在は、東京駅・新宿駅をはじめとする都内全域と関東、関西、福岡、岡山、愛知などでの展開を合わせて、スポット数約800カ所を展開しており、アイカサ累計登録ユーザー数は合計12万人超えを達成した。

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了、無料利用キャンペーン実施

傘シェアのアイカサが山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了、無料利用キャンペーン実施

傘がないことによって移動ができないことや濡れて不快になることをなくし、「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし使い捨て傘ゼロを実現する社会づくりをミッションとしている。

なおアイカサは4月14日、東急電鉄が運営する田園都市線・東横線全47駅に本格導入予定であることも発表済みだ。

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カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:アイカサ(サービス)SDGs(用語)JR東日本 / 東日本旅客鉄道(企業)ジェイアール東日本企画(企業)JR東日本スタートアップ(企業)Nature Innovation Group日本(国・地域)

JR東日本が「Suica」を青森・岩手・秋田44駅に2023年春以降拡大、新型改札で主要機能のクラウド化推進

JR東日本が「Suica」を青森・岩手・秋田44駅に2023年春以降拡大、新型改札で主要機能のクラウド化推進

JR東日本は、北東北3県(青森・岩手・秋田)におけるSuicaエリア拡大に合わせ、Suicaの主要機能をサーバーに集約した新たな改札システムを導入すると発表しました。時期は2023年春以降を予定します。

北東北エリアに導入する新たな改札システムでは、現行の改札機がローカルで処理している運賃計算などのSuica主要機能をセンターサーバーに集約します。また、将来的にはさらなるSuicaエリア拡大のほか、モバイルSuicaなどスマートフォンによる多様なサービスを提供できるようクラウド化を進めます。

JR東日本が「Suica」を青森・岩手・秋田44駅に2023年春以降拡大、新型改札で主要機能のクラウド化推進

北東北におけるSuicaの導入エリアは下記の通りです。

JR東日本が「Suica」を青森・岩手・秋田44駅に2023年春以降拡大、新型改札で主要機能のクラウド化推進

(Source:JR東日本Engadget日本版より転載)

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カテゴリー:フィンテック
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ウェアラブル端末「Fitbit Charge 4」のSuica対応バージョンが3月4日発売

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交通系電子マネーSuicaに対応するフィットビットのヘルス&フィットネストラッカー「Fitbit Charge 4」が3月4日に発売されます。Amazonにおける販売価格は税込1万9991円です。

Suica対応の「Fitbit Charge 4」では、Suicaの新規発行や Google Pay によるチャージのほか、残高や利用履歴の表示、払い戻しなどができ、電車やバス、お店での買い物などに利用できます。

再発行や機種変更による残高の引き継ぎ、JRE POINTによるチャージのほか、定期券やSuicaグリーン券の購入などはできません。年会費は無料で、Suicaの発行にかかるデポジットは不要です。

ウェアラブル端末「Fitbit Charge 4」のSuica対応バージョンが3月4日発売

「Fitbit Charge 4」で利用可能なSuica関連サービス

また、これまでに販売された「Fitbit Charge 4」ではSuicaが使えないそうです。

ちなみに腕時計のバンド部分にFeliCaや有機ELディスプレイなどを搭載した「wena 3」や、iPhoneとシームレスに連携できる「Apple Watch」などでもSuicaが使えます。

(Source:JR東日本(PDF)。Engadget日本版より転載)

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