第3世代iPhone SE、ついに5G対応もミリ波がない理由―iPhone 14シリーズ、日本でミリ波対応はありえるのか

第3世代iPhone SE、ついに5G対応もミリ波がない理由―iPhone 14シリーズ、日本でミリ波対応はありえるのか5G対応のiPhone SE(第3世代)が、3月18日に発売となる。日本ではNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルが取り扱うが、今回はUQモバイルやワイモバイルといったサブブランドも同時に発売する。

速報:新 iPhone SE (第三世代)発表。初の5G対応・A15で高速化・バッテリー駆動時間延長

各キャリアとって、5G対応のiPhone SE(第3世代)は待望といえるだろう。5Gにおいては日本は世界から普及が遅れていると指摘されている。

2020年3月に3キャリアで5Gが始まったものの、これまで特に盛り上がることなく2年が経過してしまった。5Gエリアは、4G周波数帯を転用することで、広がりを見せている。しかし、5G対応スマートフォンが爆発的に売れることもなく、地味に普及している状態に過ぎない。

菅政権の圧力により、料金値下げが注目され、オンライン専用プランなど小・中容量プランが世間の注目を浴びた。キャリアとしては5Gスマートフォンに乗り換えてもらい、データをバカスカ使ってもらうことで、ARPUをあげ、さらに使い放題プランへの乗り換えを促したいというのが本音だ。

KDDI高橋誠社長は「5Gスマートフォンユーザーは4Gスマートフォンユーザーより2.5倍もデータトラフィックが多い」と語る。

iPhone SE(第3世代)が普及すれば、それだけデータ通信を多く使うユーザーが増え、結果として、キャリアの通信料収入の回復が見込まれるのだ。

今回のiPhone SE(第3世代)、5G対応と言ってもSub-6のみの対応となる。アメリカではiPhone 12シリーズ、さらにはiPhone 13シリーズはミリ波に対応していた。ベライゾンなどがミリ波の展開に積極的であったため、アップルとしてもiPhoneでミリ波の対応を余儀なくされたようだ。一方で日本で売られているiPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズはSub-6のみの対応だ。

アメリカで売られるiPhone SE(第3世代)もSub-6のみであり、ミリ波には非対応だ。

第3世代iPhone SE、ついに5G対応もミリ波がない理由―iPhone 14シリーズ、日本でミリ波対応はありえるのか
画面サイズが4.7インチと筐体がコンパクトなiPhone SE(第3世代)であるため、ミリ波のアンテナなどが入れずらかったのかも知れない。また、本体が小さく手で全体を覆いやすくなりがちのため、ミリ波は受信しづらくなる可能性もある。

「なぜ、アップルはiPhone 12と13ではミリ波に対応したのにiPhone SE(第3世代)ではミリ波対応を見送ったのか」が気になって、取材を進めたところ、どうやら「アメリカでも4G周波数の転用が進んでいたり、Cバンド(3.7G~4.2GHz帯)の導入が見えてきたから」というのが理由にあるようだ。

ベライゾンは5Gスタート時には、ミリ波を中心にエリア展開を行っていた。しかし、その場合、5Gに期待される通信速度は出るものの、エリア展開の広がりは期待できない。そこで、ベライゾンではDSS(Dynamic Spectrum Sharing)という技術を投入し、4G周波数帯に5Gを混ぜるかたちでサービスを提供し、エリアを広げた。ミリ波の5Gほど通信速度は出なく、むしろ4Gよりも遅くなる傾向があるのだが、それでもエリアを広げたいという狙いがあった。

さらに昨年末から今年頭にかけて、一部報道で、アメリカのCバンド(3.7G~4.2GHz帯)が話題となった。

ベライゾンとAT&Tが共同でCバンド周波数の競売に共同で809億米ドルを出資。Cバンドによるサービスを開始しようとしたら、米国連邦航空局に警告を受けて、サービス開始時期の延期をせざるを得なくなったというものだ。Cバンドが民間航空会社の用いる高度計と干渉し、航空機運航に影響を及ぼす可能性を指摘されたのだ。

今後、Cバンドが本格運用できれば、そこそこ高速でありながら広いエリアで5Gサービスの提供が可能となる。

こうした背景からアップルとしてはiPhone SE(第3世代)で無理してミリ波に対応しなくてもいいという判断が下ったようだ。

ただ、先日、スペイン・バルセロナで行われたMWC22では、クアルコムのプレスカンファフェンスで「5G mmWave Accelerator Initiative」が紹介され、そこにはNTTドコモやVerizonの名前があった。世界的にミリ波の活用を盛り上げていこうというわけだ。

NTTドコモでは4Gユーザーが多く、4G周波数を5Gに転用するのが難しい。そのため、4G周波数帯の転用には消極的で、5G用に割り当てられた周波数帯でのサービス提供を重視している。また、楽天モバイルの三木谷浩史会長は「ミリ波は(日本で)うちだけががんばっているが、海外でミリ波を使っている人は本当にデータの使用量が多い」と語る。楽天モバイルのように従量制の料金プランを提供しているところは、一刻も早く5G、しかもミリ波で提供することでARPUをあげて収益を確保したいというのが本心だったりする。

メーカーとしてはミリ波対応といった面倒くさいことはせず、Sub-6だけで5G対応をしておきたい。一方で、キャリアとしてはミリ波対応であれば(ミリ波の基地局を設置しなくてはいけないが)ARPUの上昇が期待できる。

今秋、発表されるであろうiPhone 14シリーズは、日本でもミリ波対応はあり得るのか。アップルとキャリアの間で駆け引きが行われているかも知れない。

(石川温。Engadget日本版より転載)

NTTドコモ、AI活用医療サービスの提供に向け第二種医療機器製造販売業の許可を取得―国内移動体通信事業者で初

NTTドコモ、AI活用医療サービスの提供に向けて第二種医療機器製造販売業の許可を取得―国内移動体通信事業者で初

NTTドコモ(ドコモ)は2月16日、日本国内の移動体通信事業者で初めて「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得(許可番号:13B2X10509)し、また「医療機器製造業」を登録(登録番号:13BZ201613)したと発表した。

今回ドコモは、医療機器のクラス分類のうち、クラスII(管理医療機器)の医療機器プログラムの製造販売が可能になる「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得した。今後は、健康管理サービスやオンライン診療システムの提供だけではなく、病気の予防・診断・治療・予後管理などを目的として使用される医療機器プログラム、AI技術を活用した医療サービスを自社で設計・開発・製造・販売することが可能になる。

また、ヘルスケア領域からメディカル領域までスマートフォンの利用を軸にしたシームレスなサービス展開を行うことで、顧客がこれまで以上に医療を活用しやすく、病気の早期発見や治療を行える機会を増やせるようにする。医療機関などのパートナーと連携しながら、健康寿命の延伸や医療費の抑制などの社会課題の解決にも貢献するという。

これまでドコモは、位置情報や歩数、スマートフォンの利用時間帯などの生活習慣に関する情報や健康診断の結果などの利用に関して、事前に同意が得られたデータを基に、利用者の健康状態や病気の発症リスクを推定するAI技術の研究開発を進めてきた。また、個人ユーザ-向けの「dヘルスケア」、法人ユーザー向けの「dヘルスケア for Biz」「リボーンマジック」、自治体向けの「健康マイレージ」などの各種サービスを提供。生活習慣の改善や健康行動を促し、楽しく健康管理や健康増進を行うための取り組みを展開している。

また、オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」のメドレーとの共同運営を2021年12月から開始し、顧客の医療活用を支援する取り組みも推進しているという。

NTTドコモが月550円の「homeでんわ」で固定電話に参入、既存固定電話機と固定電話番号をそのまま利用可能

NTTドコモが月550円の「homeでんわ」で固定電話に参入、既存固定電話機と市外局番から始まる固定電話番号をそのまま利用可能

NTTドコモが固定電話サービスに参入します。モバイルネットワークを経由しながら既存の固定電話機と固定電話番号をそのまま使える「homeでんわ」を3月下旬から提供します。

「homeでんわ」では、固定電話機に、専用端末「homeでんわ HP01」を電話線でつなぐことで、工事不要で利用可能。現在固定電話を利用しているユーザーも簡単に「homeでんわ」に移行できます。

NTTドコモが月550円の「homeでんわ」で固定電話に参入、既存固定電話機と市外局番から始まる固定電話番号をそのまま利用可能

Wachirawut Priamphimai / EyeEm

料金は「homeでんわ ライト(月1078円)」と「homeでんわ ベーシック (2178円)」の2プランを用意します。また、ドコモのスマートフォン、またはホームルーター「home 5G」を契約中のユーザーが「homeでんわ」を利用する場合、「homeでんわ セット割」が適用され、月額基本料金が528円割引となり、「homeでんわ ライト」は毎月550円から利用できます。

NTTドコモが月550円の「homeでんわ」で固定電話に参入、既存固定電話機と市外局番から始まる固定電話番号をそのまま利用可能
契約期間の設定はなく、解約金などの費用も発生しません。なお、初期費用として、契約事務手数料2200円、番号継続登録料2200円がかかります。また、緊急通報の場合は市外局番ではなく、070/080/090番号での発信となります。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

NTT・NTTドコモ・スカパーJSAT・エアバスがHAPS早期実用化の覚書締結、衛星も組み合わせた大規模ネットワーク構想

NTT・NTTドコモ・スカパーJSAT・エアバスがHAPS早期実用化の覚書締結、衛星とHAPSを組み合わせた大規模ネットワーク構想

NTTは1月17日、HAPS早期実用化に向けた研究開発、実証実験などの推進を検討する覚書を、NTTドコモスカパーJSATエアバスとの4社で締結したことを発表した。HAPSの接続性、HAPSを利用した通信システムの有用性の発見、技術やユースケースの開発を4社で進めるという。

HAPSとは、地上約2万mの成層圏を飛行する高高度プラットフォーム(中継基地局)のこと。昨年、NTTとエアバスは、エアバスが所有する高高度無人機「Zepher S」(ゼファーエス)を用いた実証実験を行い、通信サービスの実現可能性をすでに実証している。今回の覚書により4社は、5Gのさらなる高度化と6Gに向けた取り組みとして、空、海、宇宙を含むあらゆる場所への「カバレッジ拡大」を目指す。

さらにこの覚書には、静止軌道衛星(GEO)、低軌道衛星(LEO)も含めた非地上ネットワーク技術を用いたアクセスサービス「宇宙RAN(Radio Access Network)」事業の促進も含まれている。「宇宙RAN」が実現すれば、災害対応、離島やへき地へのサービス、飛行機や船舶などの通信環境の飛躍的改善が期待できるという。

宇宙RANシステム構成

宇宙RANシステム構成

今後は通信技術の開発のみならず、HAPSの機体開発や、HAPSの運用に向けた標準化と制度化への働きかけも行い、HAPSによるネットワークサービスの商用化に向けたビジネスモデルに関する検討も行う。さらに、HAPS、衛星、地上局の連携による「宇宙RAN」事業を促進し、NTTの技術を活用したネットワーク構築の実証実験を視野に入れた協力体制も構築してゆくとしている。

NTTドコモ、脳・身体の情報をネットワークに接続し人間の感覚を拡張する6G時代の「人間拡張」のための基盤を開発

NTTドコモ、脳や身体の情報をネットワークに接続し人間の感覚を拡張する6G時代の「人間拡張」のための基盤を開発

NTTドコモは1月17日、ネットワークで人間の感覚を拡張する「人間拡張』を実現する基盤の開発を発表した。これは、「ドコモ6Gホワイトペーパー」で示した6G時代の新たな価値提供の1つ。H2L、FCNT、富士通の協力により、世界で初めて開発した。

「人間拡張」とは、脳や身体の情報をネットワークに接続し、人間の感覚を拡張するというもの。6Gでは通信速度が人間の神経の反応速度を上回るようになるため、これが可能になるとされている。NTTドコモはそこで、「身体のユビキタス化」「スキルの共有」「感情の伝達」「五感の共有」「テレパシー・テレキネシス」という目標を掲げており、今回「身体のユビキタス化」と「スキルの共有」という身体的な動作を共有するための基盤を開発した。

具体的には、人の動作を「センシングデバイス」で取得し、その動作データを駆動機器「アクチュエーションデバイス」を通じて人やロボットにリアルタイムで伝えるというものだ。動作を送る側と受け取る側とで身体の大きさや骨格が異なる場合、そこを調整して自然な動作が伝わるようにもしている。また動作の大きさも調整が可能だ。しかも、動作データは基盤上に蓄積しておくこともできる。そのため、熟練工の動作を保存しておき、後に後継者に反映して技術を継承するといったことも可能になる。

さらに、パートナー企業が提供するさまざまなデバイスの相互接続も行える。デバイス開発者に向けてこの基盤に簡単に接続できる開発キット(SDK)を提供し、関連する技術を持つパートナーを増やし、付加価値を向上させて商品化に取り組むとのことだ。

今後は、感情の伝達や五感の共有にも拡張し、「多様性の享受や、ハラスメントなどの社会的課題の解決」にも貢献したいとNTTドコモでは話している。

現在オンライン開催されている「docomo Open House’22」にて、この基盤で人やロボットが腕や手の動きを共有する様子が見られる。

 

HoloeyesとDental Prediction、5GネットワークとVR空間を利用した国際間遠隔医療カンファレンスの実証実験

Holoeyes、5GネットワークとVR空間を利用した国際間遠隔医療カンファレンスの実証実験を実施

医療用画像処理ソフトウェアなどを提供するHoloeyes(ホロアイズ)と歯科医療スタートアップDental Prediction(デンタル・プレディクション)は1月17日、Holoeyesが提供する医療用画像表示サービス(非医療機器)「Holoeyes XR」とオンライン遠隔共有カンファレンスサービス「Holoeyes VS」を活用し、日本とシンガポールの医師が参加する国際間遠隔カンファレンスの実証実験を実施した。5Gネットワークを活用したVR空間での国際間遠隔医療カンファレンスは、世界初の試みとなる。

この実証実験では、シンガポールの大手通信会社Singtel(シングテル)の実験施設「5G Garage」とNTTドコモの「ドコモ5GオープンラボYotsuya」を利用し、NTT DOCOMO ASIAの現地サポートを受けて、日本とシンガポールを5Gでつなぎ、遠隔カンファレンスを2回行った。

1回目は、HoloeyesのCOO兼CMOである帝京大学冲永総合研究所教授の杉本真樹氏による、シンガポールの消化器外科医2名に対する肝臓の腫瘍切除の模擬カンファレンス。もう1回は、Dental Predictionの歯科医、宇野澤元春氏とニューヨーク大学歯学部准教授の岡崎勝至氏が、シンガポールの日本人歯科医師に対するインプラント治療や歯内療法、歯科器具に関する説明を、歯列の3DモデルをVR空間で操作しながら行うというものだった。HoloeyesとDental Prediction、5GネットワークとVR空間を利用した国際間遠隔医療カンファレンスの実証実験

この実験について、シンガポールの消化器外科医の1人によると、ストレスなくカンファレンスの体験ができたという。「患者への説明、若い外科医の教育、手術計画など意志決定のためのツールとして使用できる」と話している。

NTTドコモ、5Gミリ波で「緻密なエリア構築」を可能にする「置くだけアンテナ」開発

NTTドコモ、5Gミリ波で「緻密なエリア構築」を可能にする『置くだけアンテナ』開発

NTTドコモは、5Gで利用している28GHz帯(ミリ波)や、6Gに向けて開拓している、さらなる高周波数帯の電波において、きめ細やかなエリア構築を可能にするアンテナを開発しました。

同アンテナは、高周波数帯の電波を伝搬するケーブル(誘電体導波路)に、プラスチック小片を接触させると、接触箇所から電波が漏洩するという物理現象を活用したもの。

同実験では、60GHz帯の電波を伝搬するケーブル(誘電導波路)を埋め込んだ板に、プラスチック小片(アンテナ)を置くことで、その周辺に通信エリアを構築できることを確認しました。

さらに、複数の箇所に同時にアンテナを置くことで、複数の場所で同時にエリアを構築することや、アンテナの大きさや配置方法を変えることで、構築する通信エリアの範囲や方向をコントロールできることを確認したといいます。

NTTドコモは、2022年度上期から、5Gサービスで利用している28GHz帯(ミリ波)で本アンテナによる通信エリア構築の検証を開始し、実用化をめざす方針です。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

コトバデザイン、5Gとドコモオープンイノベーションクラウドを活用した低遅延通話サービスCOTOBA Talkの招待制試験開始

コトバデザイン、5Gとドコモオープンイノベーションクラウドを活用した低遅延通話サービスCOTOBA Talkの招待制試験開始

対話型AIの開発を行うコトバデザインは1月13日、NTTドコモの提供する5Gサービスおよびドコモオープンイノベーションクラウドを活用した「超」低遅延通話サービス「COTOBA Talk」の招待制試験サービスのエントリー受付開始を発表した。COTOBA Talk紹介サイトよりエントリーできる。

同招待制試験サービスにより得られたフィードバックを基に、通話体験のさらなる向上と作業現場で求められる機能拡張を進める。特に音声アシスタントを中心とする音声によるVUI(Voice User Interface)の高度化により、ハンズフリー通話およびITシステム利用の充実を図り、商用サービス化を加速する。

COTOBA Talkは、PC操作環境が得られないデスクレスワーカー向けに作られた、低遅延・高品質で安全なコミュニケーションを実現するクラウド型通話サービス。スマートフォンアプリとして提供しており、ヘッドセットを使用すれば複数人で映像付きのハンズフリー通話が可能となる。

 

特徴としては、まず5Gの高速通信と通話処理の最適化により200msを切る低遅延通話の実現がある。またドコモ5G網とドコモイノベーションクラウドに閉じた形のサービスとなっているため、インターネット経由の通話よりも高いセキュリティを保てる。さらに、音声指示を理解する音声アシスタントを搭載していることから、様々な外部ITシステムの音声操作が可能にになっており、端末(スマートフォン)を取り出す必要をなくしているという。この音声アシスタントは、コトバデザインが開発した、対話インターフェースを構築・運用するためのクラウドサービス「COTOBA Agent」を利用して実装している。

コトバデザイン、5Gとドコモオープンイノベーションクラウドを活用した低遅延通話サービスCOTOBA Talkの招待制試験開始

COTOBA Talk サービス構成

 

利用シーンとしては、工事・小売店舗・介護など複数人で連携して作業を行う現場を想定。COTOBA Talkでは、各端末のカメラ映像付きで低遅延通話が行えるため、現場の映像を共有しながら快適に利用できるとしている。特に、骨伝導型ヘッドセットを装着すると、周囲音を遮断せず、騒音環境でもクリアな音声で通話できるようになり、長時間の使用にもストレスがないとしている。

2017年8月設立のコトバデザインは、「ヒトに寄りそう、 対話インタフェースの創造と解放」をミッションとして掲げるスタートアップ。世界中のクリエイターがAIを対話インタフェースとして自由にコンテンツ開発できる世界を作ること、またヒトが対話インタフェースを通じてより豊かな生活が可能となることを目指して、対話システムおよびコンテンツの企画・開発・販売・運用を主事業としている。

ドコモとエアバスが高高度無人機Zephyr Sを使い高度約2万メートルの成層圏から電波伝搬測定実験を実施

ドコモとエアバスが高高度無人機Zephyr Sを使い高度約2万メートルの成層圏から電波伝搬測定実験を実施

高高度無人機(HAPS)「Zephyr S」(ゼファーエス)離陸時の様子

NTTドコモは11月15日、エアバスの高高度無人機(HAPS)「Zephyr S」(ゼファーエス)を使った高度約2万mの成層圏から地上の受信アンテナへのUHF帯電波伝搬測定実験を実施し、成層圏から地上のスマートフォンなどへの通信サービスの実現可能性が実証されたことを発表した。

実験は、2021年8月25日から9月13日までの20日間、アメリカのアリゾナ州ユマにて行われた。飛行中のゼファーから地上のアンテナに向けてUHF帯の電波を送信するというものだが、距離、天候、ゼファーの飛行パターンなどさまざまな条件下で測定が行われた。また、高高度無人機1機に対して接続するユーザー数が増えれば、それだけ帯域幅が狭くなりスループットが低くなることから、スループットを3段階に変えて汎用性の検証も行った。

さらに、通常は2GHzなのに対して、速度は落ちるが長距離の通信が可能な450MHzの電波を使った実験も行われ、約140kmの長距離接続も試みられ、成功した。これらの実験により、UHF帯の電波を使う高高度無人機と地上のスマートフォンの直接通信において、十分な通信品質が実現可能であることがわかった。

ドコモとエアバスが高高度無人機Zephyr Sを使い高度約2万メートルの成層圏から電波伝搬測定実験を実施

山間部、離島、海上など、地上にはまだネットワーク接続が困難な地域がある。また、災害対策、イベントなど人が密集する場所での通信容量の確保、建設現場での重機の遠隔操作などにも非地上ネットワーク技術への期待が集まっているが、この実証実験の成功により、そうした地域への通信サービス提供への可能性が広がった。

ちなみにこの実験で、ゼファーは最高到達高度7万6100フィート(約2万3195km)を記録し、国際航空連盟(FAI)公式の世界記録を樹立した。この記録も含め今回の飛行により、成層圏の極低温環境でも持続的なネットワーク提供が可能であることが実証された。

ドコモから重量1キロ以下の5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場、月額1100円から維持可能

月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場

NTTドコモ(以下、ドコモ)が5G対応PCとして「ThinkPad X1 Nano」を2021年10月6日に発売します。販路はドコモオンラインショップ、全国のドコモショップ、家電量販店。

本製品はTiger Lakeこと第11世代インテル Core i7(またはCore i5)を搭載した13インチのモバイルノート。ドコモに先んじてレノボが2020年12月08日に発売しましたが、今回、新たにキャリア版が追加された格好です。

特徴は何といっても1キログラムを切る軽さです。構成によって若干変わりますが、実測で905グラム(公称の最低値は907グラム)となっており、モバイル性を重視した1台となっています。もちろん打ちやすさで定評のキーボード(US・JIS配列を選択可能)に加え、トラックポイントとトラックパッド、それにドルビー・ビジョン対応のスピーカーを搭載しているなど、テレワーカーに適した製品といえます。

描画性能とAI処理能力が向上したハイエンド仕様で、メモリは8GB or 16GB、ストレージ(SSD)は256GB or 512GB or 1TBから選択できます。本体サイズは292.8×207.7×16.75ミリ。内蔵バッテリーはType-Cケーブルと65W出力のACアダプターを用いて充電できます。月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場月額1100円から維持可能、ドコモから5G対応モバイルPC「ThinkPad X1 Nano」登場

製品概要の詳細は既出の速報やレビューをご覧ください。

【関連記事】ThinkPad X1 Nano レビュー テレワークの使用感をM1 MacBookと比較

ドコモ版 ThinkPad X1 Nano の注意点

ドコモ版は5G対応かつnano SIM(eSIMは非搭載)を1枚挿せます。回線契約なしで購入でき、端末の返却を前提とした割引きプログラム「いつでもかえどきプログラム」を適用することも可能です。

本製品で契約可能な料金プランは5Gギガホ、5Gギガライト、データプラス、ahamo。なお、ドコモによれば、ギガプランの契約があれば月額1100円から維持できるとのことです。また、サポートに関しては、レノボが用意する保守・サポートを受けることが可能ですが、ドコモの「ケータイ保障サービス」への加入はできません。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

NTTドコモが電力事業に参入、再生可能エネルギーを積極活用の「ドコモでんき」を2022年3月開始

NTTドコモが電力事業に参入、太陽光・風力・地熱などの再生可能エネルギーを積極活用の「ドコモでんき」を2022年3月開始予定

NTTドコモが電力事業に参入します。2022年3月より新電力サービス「ドコモでんき」の提供を開始します。

「ドコモでんき」のサービス開始時点では、太陽光・風力・地熱などの再生可能エネルギーを積極活用した「ドコモでんき Green」、およびdポイントとの連携などにより割安に利用できる「ドコモでんき Basic」の2プランを提供します。NTTドコモが電力事業に参入、太陽光・風力・地熱などの再生可能エネルギーを積極活用の「ドコモでんき」を2022年3月開始予定

申込みはドコモショップおよび専用のウェブサイトで受け付けます。なお、サービスの詳細は2021年末までに公表予定。具体的な料金体系や、ドコモ契約とのセット割の有無は現時点では明かされていません。

また、同サービスはNTTアノードエナジーが小売電気事業者として電力の供給を担い、ドコモが取次事業者としてサービスを提供します。

NTTドコモは2030年までのカーボンニュートラル達成を目標にしていて、「ドコモでんき」の提供開始によって、社会全体のカーボンニュートラルにも貢献したいとコメントしています。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

NTTドコモが「空の産業革命」実現にらみドローン向け新料金プラン「LTE上空利用プラン」日本初提供、月額4万9800円

NTTドコモが日本初のドローン向け新料金プラン「LTE上空利用プラン」提供、月額4万9800円NTTドコモが日本初となるドローン向け新料金「LTE上空利用プラン」の提供を開始しました。

同プランは、月額4万9800円(税込)で上空におけるLTE通信を120GBまで利用可能。また、同プランの契約者がドローンを利用する際に、利用場所や日時・台数・高度などを事前に予約できる「LTE上空利用予約」もセットで提供します。

従来、上空のモバイルネットワーク利用は、地上で利用する電波への干渉を避けるため、電波法のもと限定的な利用となっていました。

しかし、官民が提唱した「空の産業革命」のもと、上空での送信電力制御や、上空で利用する周波数帯の限定などを条件に、2020年12月に上空におけるモバイルネットワーク利用を拡大する制度が整備されました。

今回、同プランを活用することで、目視外への長距離飛行やリアルタイムデータ伝送も可能となり、広範囲の農薬散布や生育監視、遠隔地への長距離物流、災害発生時における遠隔地のリアルタイム映像伝送など、幅広いシーンに活用できるといいます。

なお、携帯キャリアがドローン向けの専用プランの提供を開始するのは国内初。ドコモは7月16日・19日に開催する5Gソリューションの展示会「docomo 5G DX MEETUP for business」に同プランおよびサービス内容の詳細を出展します。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ドローン
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オリンパスやNTTドコモ他3医療機関が4K映像による消化器内視鏡映像のリアルタイム伝送の実証実験に成功

神戸大学、香川大学、高知赤十字病院、オリンパス、NTTドコモは5月24日、「モバイルを活用した遠隔医療支援を目的とし、高精細映像伝送システムを用いた4K映像による消化器内視鏡映像のリアルタイム伝送の実証実験」を2021年3月30日に行い成功したと発表した。

これは、NTTドコモが2020年10月からの一定期間、医療機関向けに遠隔医療支援のための高精細映像伝送システム50セットを無償で貸し出すという「5G を活用した映像伝送ソリューションの医療機関向けモニタープログラム」に参画した神戸大学医学部付属病院、香川大学医学部附属病院、高知赤十字病院によって行われたもの。オリンパスの内視鏡システム「EVIS X1」を、貸し出されたドコモの映像送受信機「LiveU」に接続し、高知赤十字病院消化器内科内視鏡室で行われた内視鏡検査の4K映像を、「4Gを6回線束ねた5Gと同朋レベルの携帯電話回線」で、神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)、香川大学医学部附属病院、高知赤十字病院カンファレンスルームに伝送し、遠隔模擬トレーニングを実施した。その結果、内視鏡映像だけでなく、「内視鏡画像に合成した手技を行う医師の手元の映像」も遅延なく伝送できた。

オリンパスは「本実証実験に参加した3医療機関と2社は、今後、オリンパスが提供する消化器内視鏡を中心とした高精細医用映像機器と、ドコモが提供している閉域クラウドサービス、ドコモオープンイノベーションクラウドを活用し、セキュアな環境での医用映像の共有・蓄積による的確な医療提供の実現、さらに消化器内視鏡診断・治療における遠隔医療への応用に向けた検討を進め、次世代の医療向けソリューションの創出や、新規ビジネスモデルの可能性を探ってまいります」と語っている。

また、今回の実証実験をきっかけに、内視鏡先進医療機関同士の連携と、コロナ禍での質の高い遠隔医療の全国展開が期待されるとオリンパスは述べている。将来的には、5Gを活用して、さらなる低遅延、高精細な医用映像の伝送につなげてゆくとのことだ。

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カテゴリー:ヘルステック
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AI利用のリアルタイム英語音声文字起こし「Otter. ai」とNTTドコモが日本向け法人プラン独占販売契約

AI利用のリアルタイム英語音声文字起こし「Otter.ai」が日本上陸、NTTドコモが法人向けプラン独占販売

NTTドコモ(ドコモ)は、英語音声を自動で文字起こしをする音声認識AIサービス「Otter」(Android版iOS版)のBusinessプラン販売について、日本における2年間の独占販売契約をOtter.aiと締結し、販売を開始したと発表した。Otter Businessプランを利用したい企業は、ドコモを通じて契約することで日本円での請求書払いが選択可能となる。利用料金は、1アカウント税込3万3000円/年(年間契約のみ)。

また同社は、100%子会社NTTドコモ・ベンチャーズを通じ、Otter.aiに2021年3月に追加出資すると明らかにした。

Otter Businessプランでは、無料プランで提供する主要機能に加え、機能を使用できる。

  • Zoomミーティング/ウェビナーではアプリ間連携により、参加者全員の音声文字起こしが可能(Zoomミーティング/ウェビナーでアプリ連携をする場合、Zoom Proプラン以上の契約が必須)
  • 会話録音データの一元管理が可能
  • チーム内での固有名詞/人名単語登録、およびその共有が可能
  • チーム内でユーザーの音声識別情報を相互共有、およびその情報に基づく話者分類が可能
  • 使用状況に関する統計レポートの確認が可能
  • SSO認証の適応が可能(適応条件:使用者数100名以上)

今後は、自動翻訳アプリ「はなして翻訳」で培った音声翻訳のノウハウを持つドコモ、精度の高い文字起こし技術を持つOtter.aiに加え、TOEIC960点相当の機械翻訳サービス「Mirai Translator」を提供するみらい翻訳の3社で連携し、より高度なサービス提供に向けた検討を進めるとしている。

ドコモとドコモ・ベンチャーズは、今回の契約を足がかりに、Otter.aiと協力して日本市場における文字起こしの新規マーケット開拓、サービス開発、様々なパートナーとの連携強化を推進する。

AI利用のリアルタイム英語音声文字起こし「Otter.ai」が日本上陸、NTTドコモが法人向けプラン独占販売

Otterは、AI技術を活用し、PCやスマートフォンで録音した英語音声をリアルタイムでテキスト化するサービス。前後の文脈に合わせて文章を自動修正しながらリアルタイムかつ精度の高い文字起こしを行えるほか、発話者の音声識別、複数の発話者と内容をセットでデータ化することなども可能。

英語での会議や講演会、インタビューなどの議事録やレポートの作成時間を大幅に削減でき、さらに録音した会話やそのテキストを用いた振り返りなども行える。

主な機能

  • 前後の文脈に合わせて文章を自動修正しながらリアルタイムに精度の高い文字起こしが可能
  • リッチノート機能により、画像挿入、文字編集、ハイライト操作が可能
  • ユーザーの音声をAIが学習して話し手を明確に識別し、ラベリングして記録
  • 直感的な操作による議事録(会話音声)データの共有が可能

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:AI / 人工知能(用語)NTTドコモ(企業)NTTドコモ・ベンチャーズ(企業)Otter.ai(企業・サービス)音声認識 / Voice Recognition(用語)みらい翻訳(企業)文字起こし / Transcribe(用語)自然言語処理(用語)日本(国・地域)

NTTドコモとKDDIが解約手続きページに「noindex」タグを挿入、検索で非表示にしていたと判明

  1. NTTドコモとKDDIが解約ページに「noindex」タグを挿入、検索で非表示にしていたと判明

総務省は2月26日、NTTドコモとKDDIが解約ページのHTMLに「noindexタグ」を埋め込み、検索エンジンで検索した際に表示されないようにしていたと明かしました。

これは、モバイル市場の競争活性化をめざす総務省の「スイッチング円滑化タスクフォース」の事業者間会合で指摘されました。

なお、KDDIは昨年12月25日に、NTTドコモは今年1月20日に同タグを削除しました。ソフトバンクはもともと「noindex」タグを挿入していませんでした。

(Source:総務省Engadget日本版より転載)

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カテゴリー:パブリック / ダイバーシティ
タグ:NTTドコモ(企業)KDDI(企業)総務省(組織)日本(国・地域)

ドコモが猫型ドローン「にゃろーん」発表、プロペラを使わず超音波振動活用し空中移動

ドコモが猫に愛される猫型ドローン「にゃろーん」発表、プロペラを使わず超音波振動活用し空中移動

NTTドコモ

NTTドコモは猫の日の2月22日、猫を愛し、猫に愛されるために生まれたという猫型ドローン「にゃろーん」のプロモーション動画を公開しました。

にゃろーんは、ドコモが2019年に発表した「羽根のないドローン」の技術を活用したもの。というより、風船に耳が付いただけでほぼ同じもののように見えます。プロペラを利用する一般的なドローンは、音が大きく、また人に接触した際に思わぬけがに繋がることもあります。しかし、羽根のないドローンは、ヘリウムガスを充填した風船を利用。風船に取り付けた小さな機械が微少な振動を起こし、それによって発生する風を利用し、移動を制御する仕組みです。

移動速度は秒速20cm(時速0.72Km)と非常にゆっくりですが、その分しずかで、音に敏感な猫の側まで近づくこともできます。プロペラがなく、基本的には風船なので人や猫などの近くで運用しても安全性が高いのも特徴です。ちなみに、飛行時間は1時間~2時間ほど。

なお、単に猫と戯れるためだけに開発されたわけではなく、今後はこれまでドローンでは難したかった屋内での活用が検討されているとのこと。たとえば、搭載したカメラで迷子特有の動きを検出しる迷子パトロールや目的地までの案内、人が集まる場所での空飛ぶ広告などの利用例が挙げられています。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ドローン
タグ:NTTドコモ(企業)ペット(用語)日本(国・地域)