ミュートがTwitterをつまらなくする

Twitterに初めてはまった時のことを覚えている。2008年にオレゴン州ポートランドでClicky Web Analyticsの男と一緒に、TechCrunchカンファレンスのライブストリームをソファで見ていた。Twitterには、前年の夏、Brass Magazineでインターンをしていた時に入ったが、殆ど興味がなかった。

あの日カンファレンスで起きていることに関して、私がとめどなく書き続けた意見を、個別にではなく自分をフォローしている人たち〈全員〉が見てくれていることに気付いた時、私ははまった。あの8人のフォロワーたちは喜んでくれたに違いない。違うかもしれないが。

今日(米国時間5/12)Twitterは、フォローしている人の発言を表示しないミュート機能を提供開始した。これは、誰かをフォローして、自分にDMを送る権利は与えるが、その人の発言は読まないことができる、という意味だ。

私の直感的反応は、これでTwitterはつまらなくなるだろう。これまでは、誰かに消えて欲しければ、ブロックするかアンフォローするという決断を下さなくならなかった。デジタルな関係から半分逃がれようとしたことがバレる、「予期しない」アンフォローの物語はTwitterに数多ある。これからは、罰を受けることなく関係を半分断つことができる。

もはやわれわれは「フォロー返し」の世界には住んでいないが(ありがたい)、以前は誰かをフォローすることは、まさしくそういう意味だった ― 思想、批判、悪い冗談、リンクの一式を受け入れる。プロフィール画面の「あなたをフォロー中」表示には意味があった。これからは違う。

フォロワー数は無意味になった。そして、何らかの理由で誰かをフォローしてその全フィードを受け取る代わりに、これからは社会的慣例としてDMの権利は与えるが、面倒や不愉快や退屈なメッセージを見ないことか可能になる。これによって、よりよい情報が得られるようになったり、より面白くなるとは思えない。

私にはリスクがある。私はTwitterの中でうるさい方の人間だからであり、そのことを自覚している。しかし、友達との間にはルールがあった。私をフォローしなくても全く問題ない、なぜならバカみたいにうるさいから。フォローされなくても怒らない。このルールは気に入っていた。えせフォローには何の意味もない。自分にもお互いにも嘘をつくことになる。

実生活で尊敬している人が、Twitterで自分をフォローしていることに気付き、あなたは一日中ヘビーメタルのジョークばかりツイートしていた時、ちょっとしたパニックを起こす瞬間がある。しかし、選んだのは先方だから、全部を見られるのは仕方がない。誰かをミュートすることはアンフォローするよりも簡単なので、みんな前ほど自由にツイートしなくなるのではないだろうか。これまでアンフォローはしなかった相手からミュートされることを心配して。

これからは、誰かが自分を本当にフォローしたいのか、単なる儀礼なのか、政治的なのか、他の理由なのか知ることはできない。フォローの正直さがなくなり、よってTwitterが私たちの中に生じさせていた正直さもなくなる。

ミュート結構。しかし、もう昔のTwitterか懐しい。

IMAGE BY FLICKR USER Grey World UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED) 

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Twitter、ミュートを正式導入―アンフォローせずに特定の相手を非表示にできる

TwitterはAndroid、iPhone、ウェブの各クライアント向けにミュート機能を正式に導入した。ユーザーはこれによってアンフォローせずにフォローしている相手のツイートを一時的に非表示にできる。

ミュートをオンにした場合、相手の投稿はリツイートも含めてタイムラインに表示されず、プッシュ通知やSMSでの通知にも含まれなくなる。ミュートしていることはユーザー本人以外にはわからない。またいつでもミュートを解除できる。

ミュートは個別のツイートの「その他」を開いて選択する。歯車アイコンから「設定、プロフィール」を開いても設定できる。この機能は今日から数週間かけて全ユーザーに公開される予定だ。

ミュートは一部のサードパーティーのクライアントではすでに実装されている。たとえばTweetbotはネーティブ・ウェブ・クライアントとiOSでミュート機能を提供している。Tweetbotのミュートはユーザーだけでなく特定のキーワードやハッシュタグを対象とすることもできる。これだとうるさいチャットグループや興味のない事件がタイムラインを溢れかえらせるのを簡単に防ぐことができて便利だTwitterにもTweetbotのようなハッシュタグ、キーワードのミュート機能を提供してもらいたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Twitterの成長に陰り、Foursquareが分断、ロシアでブロガー規制、コカコーラのコンテンツマーケティング – 米国発ウェブマーケティング業界ニュース5月初旬号

GW中に米国で起こったデジタル関連ニュースをまとめてお届け。ツイッターの成長が止まりつつある?という気になるニュースからGoogle+、久々に聞くFoursquare、そしてデータドリブン&コンテンツマーケティングの話題まで様々。 — SEO Japan


The looming clouds over San Francisco represent the looming negativity around social networks

今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・Burger Kingの懐かしのキャンペーン、・Twitterの残念な第一四半期の収支報告、・Google+に関する推測に次ぐ推測、・Foursquareが2つに分かれる、・データ主導のマーケティング、・進化を続けるコンテンツマーケティング、・コミュニティ管理の現状、Googleの最新の特許の隠されたメッセージ、・ソーシャルネットワークの暗い未来等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

プラットフォーム

  • Facebook
  • Facebookは、今週、f8 カンファレンスを開催し、Anonymous Login(匿名ログイン)機能 — 個人情報をシェアすることなく、アプリを試す機能 — の告知を行った(Facebook)。
  • その他にもSend to MobileやApp Links等の地味な機能の発表があり、 よりUXが簡素化されることが予測される(Fast Co Design)。
  • インタビューの中で、マーク・ザッカーバーグ氏は、開発者とFacebookの関係の進化、ビジネスと融合の成熟を力説している(Wired)。
  • Twitter
  • Google
    • 先週のニュースの後、Google+の未来を推測するメディアが続出した。しかし、Googleにインタビューを行っているメディアは一つもなく、曖昧な意見に過ぎないとして、全ての報道を批判する声もあった(Ars Technica、Amanda Blain)。
    • 先週、ヴィック・ガンドトラ氏が退社した後、Googleは、ここまで大きく報道されるとは思っていなかったのだろう。強力な広報戦略を優先して、策定する必要がありそうだ(SHIFT Communications)。
  • LinkedInは、16ヶ国で1万4000名以上の幹部を対象に調査を行い、2014年 LinkedIn Economic Confidence Outlookを作成した。内容に若干矛盾が見られるが、楽観的な結論が導き出されている(LinkedIn)。
  • Snapchatは視覚要素を通り越し、チャット機能、ライブ動画、そして、メッセージを時系列で並べることが可能なStories機能を加えている(Snapchat)。
  • Pinterestはビジュアル検索機能を立ち上げた。これは、Googleと直接競合する機能である(Read Write)。
  • Foursquareはアプリを2つに分割する決定を下した。既存のFoursquareアプリは、チェックイン機能を削除し、検索と発見に焦点を絞っている。一方、Swarmと呼ばれる新しいアプリは、ソーシャルヒートマップとして、近場の友達を探したり、チェックインして、ロケーションをシェアする機能を提供する(The Verge)。
    • ちなみにfour(4)のsquare(二乗)を2で割ると8になる。
  • マーケッターはInstagramから良い感触を得ているようだ。しかし、あらゆるプラットフォームで度を越した取り組みを行う傾向があるため、長続きするかどうかは疑問である(WSJ – CMO Today)。
  • 計測/基準/ビッグデータ

    • パフォーマンス主導のマーケティングは、データを使い、ブランド構築、そして、個別の顧客に対してUXを調整する(Google Think)。
    • ソーシャルメディアのデータを参考にして、事業を成功に導く5つの方法がこの記事にリストアップされている。この記事には、消費者の声に耳を傾けずに、自分のことばかり話す人物と言う、誰もが経験したことがある例え話も盛り込まれている(Econsultancy)。

    法律/人事

    • デジタル & コンテンツマーケティングの現状調査 2014によると、法律のプロは、情報に圧倒されているものの、顧問弁護士は、法律家が運営するブログを重要視しているようだ。企業ジャーナリズムの原則に従う弁護士が、綿密なコンテンツ戦略を策定する価値はあると見られている(Greentarget)。

    コンテンツ

    ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム

    • 5回目のコミュニティ管理の現状レポートが公開された。標準化が実現するのは、まだまだ先のことだが、以前と比べると成熟が進んでいるようだ(Community Roundtable)。
    • 若干難易度が高いような気もするが、この記事は絶対に読んでもらいたい。Googleが申請した特許により、データ探偵の異名を持つクリストファー・ペン氏が筆を走らせた: 同氏曰く、GoogleのSEOに対するアルゴリズムの一部にブランドへの暗示的なリンクが含まれている – つまり、メディアのストーリーの中で、ブランドに言及する取り組みのことだ(SHIFT Communications)。
    • 随分と大袈裟だが、Google+が終焉の時を迎え、Twitterは精彩を欠き、そして、Facebookが切り離し戦略を画策している点を考慮すれば、ソーシャルネットワークが崩壊する理由を検証する記事が出て来ても不思議ではない。しかし、本当に崩壊しつつあるのだろうか(Computerworld)?
    • コメディアンのジミー・ファロンは、毎回ゲストと口パクバトルを繰り広げている。歌手のエマ・ストーンと対戦した今週のバトルは、僅か2日間で500万ビューを記録し、この記事を投稿する時点で、1100万ビューに到達しそうな勢いである。





    画像: 「Spirit」– Thomas Hawk(Flickr


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/1」を翻訳した内容です。

    ロシアの「ブロガーを厳しく規制する法律」って怖いですね。。。Foursquareがアプリを2つに分割、最近余り話題にならないと思っていましたが、これまでのモデルに限界を感じてのピボットでしょうか。コカコーラの編集室の話も記事を読んでみましたが、大企業が本格的にコンテンツマーケティングに取り組んでいることが実感できる内容でした。日本発のグローバル企業もこういった取り組みを今後進めていくのでしょうか?。。。盛りだくさんの内容でした。 — SEO Japan [G+]

    Amazon、#AmazonCart機能を発表―TwitterでRTするとカートに商品が追加できる

    AmazonはユーザーがTwitterを使ってAmazonのカートに商品を追加できる機能を発表した

    ユーザーがAmazonにTwitterのアカウントを登録すると、AmazonでのショッピングがTwitterとリンクする。Twitterのツイート中に表示されたAmazonの商品へのリンクに興味があったら、#AmazonCart (イギリスでは#AmazonBasket)というハッシュタグを加えてリツイートするだけでその商品がユーザーのカートに追加される。.

    「いまカートに入れて、後で買う(Add it now, buy it later)」というのがAmazonが上のプロモビデオで使っているキャッチフレーズだ。

    この機能はAmazonのショッピングの場をサードパーティーのサイトに広げ、購入にチャンスを広げるだけでなく、リツイートが得られるので、TwitterのユーザーがAmazonに商品へのリンクを含め、結果として商品のマーケティングを手伝わせることになるという狙いもあるだろう。

    なお、TwitterでAmazonのカートに商品を追加するハッシュタグをリツイートした場合、Amazonは追加を確認したときにメールでそのことをユーザーに通知するという。

    Twitterを商品販売のチャンネルに利用する試みはAmazonが初めてというわけではない。スタートアップのサービスとしては昨年6月にChirpifyが600万ドルのA資金調達を行い、ソーシャル・ショッピングの仕組みを開発している。これはソーシャル・メディアのユーザーがキーワード(Chirpifyではアクションタグと呼んでいる)を含めることによって購入やリンクの取得ができるというものだ。しかしAmazonはスケールが桁違いに巨大だし、影響は大きい。

    商品購入のハードルを下げるというのは、1-クリック特許以来、執念ともいうべきAmazonの戦略的目標となっている。AmazonにとってPinterestやInstagramのようなソーシャルサイトがeコマースのハブになることは放置できない脅威と感じられたのだろう。

    そこでAmazonはユーザーが商品を購入したことや評価などを報告し合うソーシャル・サービスに自ら進出することでこうしたソーシャル・ショッピングのハブ対抗を図ったわけだ。AmazonCart機能が成功すれば、TwitterがAmazonのショーウィンドウになってくれる。

    「Twitterはわれわれの顧客が友だちやアーティスト、ブランドからの情報を受けて商品を発見するのにすばらしい環境だ。 #AmazonCartはTwitterのサイトを離れず、即座にAmazonのカートに商品を追加できる。ユーザーは後でAmazonサイトを訪問し、購入を完了する仕組みだ」とAmazonの広報担当者はTechCrunchにメールを送ってきた。

    ただし、ショッピング・ハッシュタグが機能するためには商品の販売者が#AmazonCart機能を利用することをあらかじめAmazonに登録しておかねばならない。Amazonは現在何社がすでに登録を済ませたか明らかにしていないが、この機能は販売者が他のサイトでなくAmazonを選ぶインセンティブの一つにもなりそうだ。

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    (翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


    Twitter、2014年Q1は売上2.5億ドルで予測を上回る

    Twitterは今日(米国時間4/29)の午後、2014年第1四半期の業績を発表し、売上2.5億ドル、非GAAP 1株当たり利益は0.00ドルだった。ウォール街の予測は、売上2.415億ドル、1株当たり0.03ドルの損失だった。

    この非GAAP EPS 0.00ドルという数字はやや誤解を招く ― 実際同社の非GAAP純利益は18万3000ドルあり、これは概ねIT企業のエンジニア1人分の年間コストに相当する。しかし、18万3000ドルも10億株に分けると、多くは残らない。

    Twitterの売上は対前年比119%アップだった。GAAPベースでは、Twitterは1.32億ドルという巨額を失っている。即ちGAAPベースの1株当たり損失は0.23ドルになる。

    Twitterは月間アクティブユーザー数を2.55億人と報告した。直近の四半期は2.41億月間アクティブユーザー数だった。3ヵ月間で1400万人、約5.8%増えた。

    同社の月間アクティブユーザー数は、この1年で25%しか伸びていない。月間モバイルアクティブユーザー数は、1.98億人と好調だ。この数字は過去1年間で31%上昇した。しかし、未だに控え目な値だ。投資家らは、売上の急上昇にもかかわらず、Twitterのユーザー数急増の時代が終ったことを案じているようだ。売上、利益共に低成長を意味するからだ。
    Twitterサイトをアクセスするユーザーの78%がモバイル端末から来ている。

    Twitterの株価は通常取引で6%近く高値をつけ好調だった。相場は微高。決算発表後の時間外取引で、Twitter株は8%以上の安値となった。

    直前の四半期、 Twitterは非GAAP 1株当たり利益0.02ドル、売上2.427億ドルだった。

    Twitterは第2四半期の売上を2.70~2.80億ドルと見込んでいる。2014年通年売上は12~12.5億ドルで、予測の下限となりそうだ。

    一方で、Twitterは現金および現金相当物22億ドルを、四半期開始当初に保有しており、同社はあらゆる計画を実行するのに十分な土台を備えている。

    ILLUSTRATION BY BRYCE DURBIN

     

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Twitterのプロフィールページ変更で思う、「自己表現」可能性のこれから

    現実世界の時の流れというのは、もちろん過去から未来へと遷移していくものだ。つまり今ここに存在する自分というのが「最新」の自分であるということになる。ソーシャルネットワークも、そうした発想でプロフィールページを構成していた。しかし、最近になってTwitterでも特定のツイートを固定してフィードのトップに表示することができるようになった。これにより、自分のことをより的確に伝えることができるようになるかもしれない。よりトータルな視点から自分を伝えるための一歩であると評価することができるだろう。

    誰かに会ったときはたいてい「how are you?」と話しかける。疑問を投げかけているわけではあるが、この質問に対する回答で相手のことを深く理解できるというようなことはほとんどない。「fine」と応じられるケースがほとんどだし、あるいはちょっとした調子の善し悪しに言及する程度のことが多い。「一番新しい言葉」が相互理解に繋がらないことが多いのはこの例からもよくわかるところだが、しかしこれまではFacebook、Twitter、あるいはGoogleなどもみな、同じような「伝わらなさ」を仕組みとして採用していたのだ。

    もちろん、より深く知りたいのなら写真アルバムを見たりして、より多くの情報を集めることはできる。しかし「いったいどういう人なのか」とか「何をしているのか」ということは、すぐに知りたいものなのだ。ひと目みてわからないような場合、追加で手間を払おうとすることはほとんどないと言ってよい。また、写真やお気に入り、あるいはどういう人をフォローしているのかを眺めてみても、これまた時系列的理解の制限にしばられることになるのだ。運が悪ければ重要な情報が何も得られないということもあり得る。

    これまでのプロフィールページの仕組みは、直近の3秒間だけの記憶(参考:Goldfish Memory)で自分を評価させるというようなやり方だったのだ。

    街で偶然に人と出会うという状況とは違うのだから、ソーシャルネットワークにて「How are you? / I’m fine」方式を踏襲する必要はないのだ。部屋のインテリアを整えて、そして人を招待するような形式にすれば良いのだと思う。マントルピースに「最新の3枚」の写真を飾っている人は少ないだろう。たいていの人は一番のお気に入りを飾っておくものだ。もっとも大事な人やものなどが写っていることだろう。たくさんの本やCDを持っている人も多いかもしれない。そういう人も、たいていは好きな作品が目立つところにくるように配置しているものだろう。

    選択することにより、私たちは自分の経験したことのうち、ぜひ人に伝えたいと思うことを共有することができるようになる。そうしたことこそ、インターネット上での友だちを見つけるのに有効な手段となるのだ。世界中には億の単位で趣味を語り合ったり、友だちになったり、あるいは情報を伝え合う関係になり得る人が存在している。ソーシャルネットワークは、そうした人々を繋ぐのに役立つツールとなるべきなのだ。

    Twitterの新しいプロフィールページは、「正しい方向」に進化するものとして評価すべきものかと思う。プロフィールページに固定ツイートを表示できるようになったことにより、「新しい発言」ではなく、本当に興味を持っているものはなんなのかをツイートや写真、ないしリンクで示すことができるようになったのだ。「こちらはこういう人間です。興味があればフォローしてください」ということを示しやすくなる。

    また、フォントサイズでも特徴を示すことができるようにしているようだ。反響の大きいツイートについては、少し大きめなフォントで表示されるようになっている。すなわち面白い発言が見つけてもらいやすくなっているわけだ。プロフィールのキュレーションをクラウドに委ねている状況だと言うことができようか。

    自分が何物であるかを示しやすくなるとともに、こうした機能はある人をフォローすべきかどうかを判断する際にも役立つ。直近のツイートだけ見ても、その人が果たして興味深い人なのかどうなのか、判断できないことがある。これからはピン止めしているツイートをみて、ある程度の判断ができるようになるわけだ。

    Facebookを見てみると、こちらではどういった投稿を誰に表示するかといったオプションをいろいろと用意している。但しこれはあくまでも、時系列のポストをどういった範囲で公開するかということを設定できるに過ぎない。「ページ」ではさまざまな機能が提供されているが、一般の利用者がこれを充分に活用することはできずにいる。「友達」、「いいね」、「音楽」、「ゲーム」、「本」、「イベント」、あるいは「ノート」など、プロフィール画面中に表示するいろいろなセクションが用意されてもいる。しかしこれらは少々わかりにくいところに表示されている。また管理の方法も面倒で、ほとんどの人が手付かずで放置している現状だ。

    また、タイムラインへの投稿をどのように表示するべきかというのは、Facebookがずっと気をもんできた部分でもある。アルバム内の写真を大きく表示するかという選択ができるようにしたり、あるいは「いいね」のカスタマイズ表示もできるようになったり、あるいはそうした機能が使えなくなったりということを繰り返してきている。Google+の方は、オプションの選択が面倒すぎるのか、カスタマイズ機能については無視を決めこんだ格好だ。

    ベストな形式というのがあるのだろうか。人気の投稿や写真を目立つように表示するのは、投稿者をわかりやすく表現するひとつの方法かもしれない。また表示形式を自由に作成できるセクションなどを追加するのも面白いのではないだろうか。たとえばPinterest風のレイアウトを使って、ひとめでわかるような自己表現はかなりわかりやすくて便利だと思うのだ。

    多くのソーシャルネットワークが時系列による表示方法を採用していたことも理解はできる。共有範囲が狭く、また投稿数も少ないうちは、時系列による方式が確かに機能するのだ。しかしTwitterは8歳となり、Facebookも10歳になった。「最新」情報に拘らない表現の形式が生まれてくるタイミングだと思う。

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    (翻訳:Maeda, H


    北米ソーシャルログインではFacebook利用率が50%超(大きく離れてGoogleが2位)

    新しいウェブサービスにサインインする際、ソーシャルログインを使うことができるのは便利だ。毎度毎度同じ情報を入力して、そして新しいパスワードを考えたりする手間を省くことができる。このソーシャルログインについて、ブランドなどに対してソーシャルログインの機能を提供しているGigyaが公開した最新データによると、北米ではFacebookの利用率が51%超となっていて、他のソーシャルログイン・サービスを圧倒しているのだそうだ。Google+が2位とはなっているが、割合は31%に過ぎず、Facebookには大きく水をあけられている。

    北米における第3位はYahooで、これは15%の利用率となっている。しかしFacebookの利用率が伸びているのに対し、Yahooの方はあらゆる局面においてソーシャルログイン・ツールとしての利用率が低下している様子。

    ソーシャルログインの面でいうと、Twitterの利用率が非常に低いのがむしろ逆に注目に値する。Gigyaの集計ではデスクトップとモバイルの双方において、4%の利用率しかないのだそうだ。

    Facebookの圧勝という状況の中、メディア関係のサービスにおいてはGoogleも32%と検討している。但し、この分野でも、2013年の第4四半期を通じてFacebookの利用率が2%の伸びを示している。

    モバイルに限定してみると、Facebookのリードが一層明白になる。Facebookの利用率は62%に跳ね上がり、Google+が26%、Twitterが6%、Yahooがわずか4%という状況になっている。

    また、北米の状況は、世界全体とだいたい同様の割合を示しているようだ。全体でみた場合のFacebook利用率は53%で、続くGoogleが28%、そしてYahooが13%となっている。

    但し地域によっては、Facebookが一層大きな割合を占めているところもある。たとえばヨーロッパでソーシャルログインを利用するケースの59%でFacebookが利用されていて、Googleは19%だ。

    ロシアのSNSであるVKが9%を占めているのはヨーロッパらしいところだろう。

    南アメリカではFacebookがなんと80%を占めている状況だ。Google+の方は13%となる。他の地域でも状況は似たような感じだ。但しアジア太平洋地域ではQQやSinaが善戦して、Googleが後塵を拝することにもなっている。

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    (翻訳:Maeda, H


    Twitterオフィスに丸太小屋登場(写真あり)

    Twitterの丸太小屋が稼働を開始した。以前の記事でもお伝えしたように、Twitterは丸太小屋を購入していた。その丸太小屋が1355 Market Streetにあるオフィスに設置されたのだ。オフィス拡張プランの一環として行われたもの。Twitterは現在、築77年になるビルの11フロア中、7フロアを占めるようになっている。

    11を7倍すると77になるのかという話にも興味を感じたりするが、本日が4月15日であることにも意味がありそうだとNeetzan Zimmermanが指摘している。丸太小屋で育ちながらホワイトハウスの住民のなったと言われるエイブラハム・リンカーンは、149年前の本日、暗殺されたのだった。貧しさを示す意味だった丸太小屋が最先端企業のオフィスに設置されたことにはリンカーンも興味を持つことだろう。こうした振る舞いをするヒップスター的人物というのは、きっと当時にはいなかったのではないかと思う。

    設置された丸太小屋の価格は明らかになっていない。もう少し手頃そうなものなら1万2500ドル程度で市場に出回っているようだ。但し、今回の購入にあたっては移築費用の方が多くかかったことだろう。さらに設計にあたった建築家(Lundberg Design)にも、細かな部分の調整を行ったり、職場環境に適した形に調整するのに作業がかかったはずだ。

    この丸太小屋をLundbergに売ったKarl BeckmannはLundbergに次のようなことを言ったそうだ。「この丸太小屋はもう1年も前から売りに出していますが、真面目な商談はほとんどありませんでした。雨ざらしになっていた、築100年の丸太小屋の使い道などないと誰もが考えていたのでしょう。Twitter社で利用するという話があったときは驚きました」。

    丸太小屋を売り出すと言っても、それをまじめに購入対象として考える人は少ないのだろう。Twitter側から「“…,”」というメールがあったということで、「きっとTwitterの上場が近いに違いない」という記事が話題になったことがあった。Beckmannは「鳥小屋用ですか?」とメールをしたのだそうだ。ツイート(つぶやき)をする人が中に集うようになったわけで、ある意味で正解だったわけだ。

    情報開示:筆者はTwitterの株式を所有している。ただし丸太小屋の話などは株価に影響を与えるインサイダー情報ではないと確信している。

    Images via Doug Bowman and Paul Stamatiou

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    (翻訳:Maeda, H


    強気のTwitter、従業員の持ち主売却禁止期間満了前に業績報告へ

    あの大々的IPOの後、Twitterの株価は70ドルを超え、最高74.73ドルの値を付けた。1株26ドルで売り出した会社として悪くない数字だ。その2013年末の高値以来、Twitterは後退気味で今日は40ドルをわずかに越える程度だ。先週は、その水準をも下回っていた。

    こうした下落を受け、また第4四半期決算報告後の大きな反発 ― 即ち売却 ― にもかかわらず、Twitterは第1四半期決算の発表日を、5月5日より前に設定した。これは、同社従業員が保有する大量の株式の売却禁止が解除される日付だ。禁止が解除された株式は、一般市場で売却することができる。

    この新しく自由な株の流れは、株価の下落につながる。持ち株の現金化に飢えた社員たちが、持ち続けていた株を一気に市場へと放出するからだ。しかしそこには、ちょっとした知恵が働いている。もし従業員たちが、会社にとって最良の日がこれからやってくると強く確信していれば、彼らが株を手放さない大きな経済的動機付けが生まれる。

    このため、Twitterがその業績を、売却禁止解除〈前〉に発表するタイミングが興味深くなってくる。これは一種のかけひきだ。もしTwitterが不調な業績報告をするつもりなら、禁止解除〈後〉に公表して、従業員ができるだけ早く現金化する動機付けを減らそうと考えるだろう。会社は社員が一気に株を売却することは避けたい。一般投資家たちに非常に否定的な信号を送ることになるからだ。

    つまりTwitterは、禁止解除に先立って業績を発表することによって、株を売ろうとする社員の数が減ることに表立って賭けている。そして社員たちに、会社の利益を損うマイナスの動機付けを与えないために。

    つまり、ログハウスはともかく、Twitterはビッグな第1四半期を遠回しにアピールしているのかもしれない。あるいは、少なくとも自社従業員が大挙して持ち主を手放すのを防ぐのに十分な実績を。

    Twitter幹部らは今日(米国時間4/14)、売却禁止期間満了後も同社株を持ち続ける意向を明らかにした。

    Twitterの業績予測は、1株当たり0.03ドルの損失(非GAAP)、売上2.4093億ドル。2013年第4四半期、Twitterは1株当たり利益0.02ドル(非GAAP)、売上2.427億ドルでいずれもアナリスト予測を上回った。しかし、投資家らは同社の成長の減速に嫌気を見せた。
    TechCrunchでは、業績報告の日時についてTwitterにコメントを求めているが、未だに回答を得ていない。

    画像提供:FLICKRユーザー、Andreas Eldh UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED)

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    記事テンプレートとして使える WordPress の『投稿フォーマット』の使い方とアイディア例

    PAK42_oisisounamakaron20140304

    投稿フォーマット、使ってますか? WordPress には投稿フォーマットという機能があり、上手く使えば記事の種類によってデザインを簡単に切り替えたり、ちょっとしたテンプレートとして利用する事が出来ます。 本記事では「投…

    Twitterのデザインがリニューアル―プロフィールはFacebook的になり、背景画像は廃止

    TwitterはこれまでFacebook的デザインの新しいプロフィール・ページをベータテストしてきたが、今日(米国時間4/7)から一般ユーザーにも公開し始めた。公式ブログの記事にデザインと新機能の詳しい紹介が説明されている。

    まずヘッダー写真は横幅がページいっぱいになり、プロフィール写真もサイズが大きくなった。デザインとしてはFacebookのプロフィール・ページによく似ている。またリンクの色も多少の変更ができる。

    その代わり、これまで可能jだった背景のカスタマイズは廃止された。ユーザーが背景画像をアップできるというのはある意味MySpace時代の名残だったとはいえ、ここに連絡先など有益な個人情報を掲載しているユーザーも多かった。しかし背景画像が廃止されたことでプロフィール・ページに統一感が与えられ、すっきりした雰囲気になったのは確かだ。Twitterが最近特に力を入れている新規ユーザーの獲得の面からも、背景画像をアップするという余計な手間がなくなるのはむしろ良いことなのだろう。

    コンテンツについては、プロフィール・ページに表示されるタイムラインでは、RTやコメントなどの反響が大きかったツイートが大きいフォントで表示され、さらに注目を集めやすくなった。ただしこの処理はユーザー本人のコンテンツだけに行われ、RTには行われない。

    またユーザーは自分のツイートから一つを選んで、タイムラインのトップに「ピン止め」しておくことができるようになった。ユーザーは「自慢のツイート」をピン止めして、自分の関心や得意領域が何であるかを読者に示すことができる。またタイムラインに「写真を添付したツイート」あるいは「ビデオを添付したツイート」だけを表示するオプションが加わった。

    新規ユーザーはただちに新デザインを利用できるが、アップデートが全ユーザーに行き渡るには今後数週間かかるという。

    Twitterはこの数ヶ月、さまざまな新デザインをテストしてきた。その中にはツイートを時間軸に沿って縦一列に並べたタイムラインではなく、Pinterestのようにタイル状に並べたものもあった。新バージョンは従来どおり縦一列のタイムラインだが、プロフィール・ページについては単線的なデザインからだいぶFacebook的デザインに近づいている。これも新規ユーザーが馴染みやすいようにという配慮なのだろう。古参ユーザーから(例によって)不満の声が上がるだろうが、私は全体として好ましいバージョンアップになっていると感じた。〔日本版:新デザインはミシェル・オバマ大統領夫人の公式アカウントがわかりやすい。〕

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    (翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


    Androidのロックスクリーンをコンテキストによって自動的に最適化する注目アプリ、CoverをTwitterが買収

    今日(米国時間4/7)、Twitterがたいへん興味深い買収を発表した。

    CoverはAndroid向けロックスクリーン・アプリで、ユーザーのいる場所と時間に合わせて最適なアプリをロックスクリーンに表示してくれる。現在Coverは平常通りPlay Storeからダウンロードできる〔日本からも利用できる〕。

    「〔Twitterによる買収でわれわれの運営に〕何か変更があれば、この場でアップデートする」と共同ファウンダーのTodd Jackson、Gordon Luk、Edward Hoが公式ブログに書いている

    われわれのJosh Constine記者の非常に詳しいCover紹介記事はこちら。コンテキスト・コンピューティングの優れた例として高く評価している。

    CoverはTwitterの買収が与える影響については今のところ沈黙している。「TwitterはCoverも同様だが、Androidに巨大な可能性があることを信じている。Twitterとわれわれは スマートフォンはもっとコンテキスト化でき、それによってもっと賢く、有用になれると信じている。われわれは力を合わせてこのゴールに向かって努力していく」とファウンダーたちは上記ブログ記事に書いている。

    ここで思い起こされるのはFacebookがHomeサービスをAndroidのロックスクリーンの上に作ったことだ。スマートフォンに独自のSIMを提供するか、あるいはOSを自由にスタマイズできる立場にあるのでないなら、自分のサービスをユーザーの目の前にできるだけ長く露出する方法としてロックスクリーンを活用するのは自然な手法だろう。

    アプリは非常に混雑した世界だ。ロックスクリーンを自由にできれば、いわば長い行列の先頭に割り込むことができるようなものだ。また将来Twitterは、ロックスクリーンを通じてツイートのストリームをユーザーに届けることを試みるかもしれない。Twitter、Facebook、Pinterestその他のストリームをホーム画面に表示するウィジェットはすでに数多く存在する。TwitterはCoverを傘下に収めたことで、洗練されたTwitterウィジェットを提供できるかもしれない。

    Twitterはそもそもモバイルに重点を置いたサービスとしてスタートしたわけだが、 ビジネスの面からしても、Twitterの売上はデスクトップからよりモバイルの方が多い。

    Coverは2013年10月のローンチ以来、何十万人ものユーザーを獲得しているという。Coverはこれまでに170万ドルのシード資金をFirstRound Capital、Harrison Metal、Max Levchin、Scott Banister、Charlie Cheever、KeithRabois、Dave Girouard、Alex Franzから調達している。

    この件に関してはさらに取材中だ。

    〔日本版〕 Coverは日本のPlay Storeからインストールできる。Galaxy S4で正常に動作した。インストールするとガイドツアーが表示される。説明文は英語だが、スクリーショットにスワイプ方向矢印などが表示されるので説明を読む必要はない。自宅と勤務先の住所の入力を促されるが、ローマ字で町名を入れると候補が表示される。それ以外ユーザーは何もする必要がない。

    Coverをインストールするとロック画面の左側に縦一列にアプリのアイコンが表示され、アイコンを選んで右にスワイプすれば起動する。下から上にスワイプすると別のアプリが表示される。ユーザーの利用頻度、位置などのコンテキストを学習して表示されるアプリが変わる。設定とコンテキストの選択は右上のアイコンをタップする。選択できるコンテキストは今のところ自宅、仕事場、自動車、外出の4種類。

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    (翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


    去年の4/1のツイートを探せるようになった―Twitterが日付範囲検索をサポート

    さて、去年のエープリルフールではどんなツイートが流れていただろう?

    これまでそれを調べるのは難しかった。これまでのTwitterの高度な検索に日付を指定するオプションがなかったからだ。

    しかし、今や日付範囲がサポートされた〔日本語版にも導入されているが、キャプションがDates /From this dateと英語表記になっている〕

    ところが実はこれまでも日付範囲検索は可能だったのだ。ただし少々面倒だった。 “since:” と “until:”演算子を使った検索文を入力せねばならず、一般ユーザー向きとは言えなかった。GoogleでTwitterを検索すると“search Twitter by date”が候補の2番目に表示されるくらいだから、sinceとuntilを使う方法が広く知られてなかったことは確実だ。

    ちょっとした改良ではあるが、「あれはたしか2012年のクリスマスごろだった」とだけ覚えているツイートをどうしても見つけたいときには大いに役立つはずだ。

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    (翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


    Twitter、写真のタグ付けと複数写真のシェアを追加

    Twitterは今日(米国時間3/27)、画像機能の追加をいくつか発表した。貴重な文字数を割くことなく写真に最高10人までダグ付けする機能もある。また、1件のツイートに4枚まで写真を添付できるようになり、Twitterが自動的にコラージュまで作ってくれる。

    人物タグ付け機能によって、Twitterのソーシャルグラフが拡大することは間違いない。人々を特定の写真に結びつけることによって、Twitterはその写真に関する情報を得るだけでなく、ユーザー間の新たな関係も知ることができる。

    文字数を食うことなくタグ付けできることで、この機能を使うユーザーが多くなることは明らかだ。これはTwitterが、各ツイートに含まれるメタデータの「目に見えない」荷台を使って追加データを運搬する方法の一例だ。古いユーザーなら、かつてTwitterが「ノート」フィールドを提供しようとしたことを覚えているだろう。このメタデータを使っていたであろう機能だが、代わりにTwitterは、現在写真を含むマルチメディア機能の中核をなすCards機能を作った。

    なお、タグ付けされたユーザーには通知が送られるため、アプリの設定にはこれをオフにする機能が追加されている。Twitter社の誰かには、ツイートに付加されるメタデータがユーザー名の格納場所にも最適であることに気付いてくれることを私は熱望する。あれがツイートの文字数を食う正当な理由は見当たらない。もしこれがうまくいけば、いずれはそれも実現するかもしれない。

    顔のタグ付け ― つまり人物のタグ付け ― は、Instagramの主要機能の一つだ。Facebookがこの写真アプリを買収したのは、Facebook自身よりもはるかに保存写真数を増やしていたからだ。

    複数写真のサポートは嬉しいし、実装方法の見た目もいいい。これでTwitter上でシェアされる写真の数は劇的に増えるだろう。Twitterでニュースを発信する人にも役立つ。Twitterにとって、より多くの人々がより多くの写真をシェアすることは何の問題もない。

    タグ付けは、Twitterがユーザーを維持し、頻繁にアプリを開いてチェックするよう仕向けるという意味でも重要なアップデートだ。あなたがタグ付けされれば、それはTwitterがアプリを開かせるためにあなたの肩をたたく、より「正当」な理由になる。同様の試みに、フォローしている人がテレビやその他のイベントについて話している時の通知がある。
    Twitterはこれらの機能をAndroidのベータアプリで実験してきたが、その結果に満足したとみえ、今回全ユーザーに提供を開始した。

    新機能は、はじめにAndroidおよびiOSアプリで提供される。いずれはウェブにもやってくるに違いない。また、TwitterのDevアカウントによると、これらの機能はテベロッパーや、サードパーティーアプリのユーザーも利用可能になるようだ ― このところしばらく起きていなかったことだ。

    Image Credit: Joshberglund19

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    (翻訳:Nob Takahashi / facebook


    Twitter、いろんな人の「最初のツイート」を探して共有できるサイトを公開

    Twitterが「#FirstTweet」というミニサイトを足し上げた。遠い過去となってしまった自分の最初のツイートを簡単に呼び出すことができる。使い方は簡単で自分のTwitterハンドル(自分のでなくてもかまわない)を入力するだけだ。すると最初のツイートが画面に表示される。

    ちなみに本稿執筆者の最初のツイートはこちら。何か含蓄のあることを言ったわけでもなく、面白くもない。

    しかしたいていの人の「初めて」(#FirstTweets)がそんなものなのではないだろうか。Sam Biddleの言うことが的を射ているように思うのだ。

    まあつまらないものであっても、取り敢えずTwitterは最初のツイートをシェアする仕組みも実装している。ツイートはいつでも簡単にシェアできるから当たり前だと思う人も多いかもしれないが、なんとTwitter上のみでなく、Pinterest、Tumblr、Google+、そしてFacebook上でもシェアできるようになっているのだ。自分のものがあまりにつまらないものである場合には、誰か面白いことを言った人のツイートをシェアすることもできる。

    たとえばTwitterのCEOであるDick Costoloなんてどうだろう。

    MicrosoftのCEOであるSatya NadellaもTwitterをやっている。

    TechCrunchなら何か面白いことをツイートしているだろうか。

    このサイトを使えば、最初に何を思ってサービスを使い始めたのかを思い出すことができるかもしれない。そして、自分の気持ちを思い出して面白がるのは一度きりのことだが、いろんな人の「初めて」を見てみて、いろいろと楽しむこともできるわけだ。とても面白いと思う。まだ金曜日なのであまりに熱中しすぎないように注意して利用したい(訳注:日本では三連休という人も多いだろう。Have Fun)。

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    (翻訳:Maeda, H


    Twitter、Android向けアルファ版にて「Fave People」という新タイムラインをテスト中

    Twitterが「Fave People」という機能を試験提供中だ。メインのタイムラインとは別に、お気に入りの友達やアカウントからのツイートを表示する機能だ。「リスト」を若干わかりやすくしたものだと考えれば良いだろう。

    試験提供しているのはAndroid版アプリケーションのアルファ版においてのことだ。このプログラムは広く一般のベータテスターや、ひいては正式版に採用する前に、より限定的な範囲でテストを行うためのものだ。

    このアルファ版にて、「Home」、「Discover」、「Activity」など一般的メニューの間に「Fave People」というメニューが設けられている。画面をスワイプして、この「Fave People」のタイムラインに移動することができる。

    表示場所は(少なくとも今のところは)「Home」の隣の一等地におかれている。最初にこの「Fave People」をタップすると、使い方についての説明が表示される。

    お気に入りの人々のツイートを見逃さないようにしましょう。

    気に入った人がいたらプロフィールページのスターアイコンをクリックしましょう。するとこのタイムラインに表示されるようになります。このタイムライン上で発言があった場合に通知を受け取る設定を行うこともできます。

    このメッセージの下にボタンがあり、タップするとフォローしている人の一覧画面にジャンプする。ここでお気に入りに加える人を選ぶわけだ。何十人、あるいは何百人、ないしそれ以上の人をフォローしているような場合、この処理はかなり面倒なものとなるだろう。もっと言えば、従来の「リスト」と比べてとくに作業が楽になるというようなものでもない。「Fave People」という、わかりやすい表現にすることで、「リスト」的な利用方法が便利であることをアピールしようとするものなのかもしれない。

    但し、この「Fave People」では「通知」をオンにすることができるのは従来のリストと比べて便利な点だと感じる人もいるだろう。ニュース速報を通知するアカウントをこの「Fave People」に追加しておいた場合、通知機能をオンにしておくと便利なケースというのもあるに違いない。たとえば重大事件などが発生している最中である場合、ニュースを即時に確認できるようになるわけだ。気になる重大事件が発生していない場合には、この通知機能をオフにしておけば、無駄に騒がしくなることもない。

    参考までに書いておくと、アルファ版で「Fave People」が実装されたからといって、これが直ちにベータ版でも実装されるとか、あるいは正式機能としてリリースされるということを意味するわけではない。アルファ版テスターたちの間での評判が悪ければ、この機能はあっさりと捨て去られる可能性もある。

    ちなみに、以前にも特定のTwitterアカウントを「お気に入り」にする機能が一部に公開されていた。しかしその機能は広く公開されることなかった。

    「Fave People」機能を示すスクリーンショットを以下に掲載しておく。

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    (翻訳:Maeda, H


    Twitter、ヨーロッパの博物館や美術館とのタイアップで「#MuseumWeek」イベントを開催

    リアルタイムでニュースを感じ続けていたい人や、あるいはメディア業界にいる人々は、Twitterのことをなくてはならないものと考えている人が多い。但しTwitterはそこに留まることなく、さらに利用者層を広げたいと努力を続けている。さまざまな分野で「なくてはならないもの」として広め、そして誰もが利用するものとして定着させたい考えだ。そのような中、Twitterが今回着目するのは「アート」分野だ。3月24日から30日の1週間、Twitterはヨーロッパおよびイギリスにおける数百の美術館とタイアップして、スペシャルコンテンツを提供していく予定なのだそうだ。「Twitterを利用しているみなさんに、これまでに存在しなかった直接的な美術館体験を提供し、また美術館員の方々とのコミュニケーションの機会を提供いたします」とのことだ。

    公式にタイアップする美術館は既に公表されているが、他にもいろいろな美術館の飛び入り参加を期待しているそうだ。「#MuseumWeek」のハッシュタグを使えばイベントに参加できる。参加を表明している美術館は次のような感じだ。サイエンス・ミュージアム(@sciencemuseum)、ロンドン自然史博物館(@NHM_London)、ヴィクトリア&アルバート博物館(@V_and_A)、大英博物館(@britishmuseum))およびテート・ギャラリー(@Tate)、それに小さなところではあるがRoald Dahl MuseumやPencil Museum(鉛筆のミュージアムだ)(@PencilMuseum) などとなっている。

    今回のイベント以前にも、たとえばテート・ギャラリーでは昨年、ロイ・リキテンスタインのライブツアーを行った。ここでは「#TateTour」のハッシュタグを使って、キュレーターに質問したりもできた。このイベントの成果もあって、テート・ギャラリーはヨーロッパの中で最もフォローされるミュージアムとなり、また全世界でも3位となった(100万人以上のフォロワーがいる)。

    テート・ギャラリーのDigital Communications部門ManagerのJesse Ringhamは「アート関連の話題を提供していくにつき、多くの人に注目して頂いていることを大変光栄に思っています」と述べている。「イギリス国内外の大小博物館ないし美術館が参加する新たなイベントに参加できることを、非常に楽しみにしています」とのこと。

    Twitterでは同時期に美術館訪問者の話(#MuseumSelfies)、スタッフとのやり取り(#AskTheCurator)、あるいは美術館を巡るさまざまな話題(#MuseumMemories)なども盛り上げていきたい考えだ。

    直近のアニュアルレポートによれば、2013年12月までの四半期におけるTwitterの月間アクティブユーザー(MAU)は2億4100万人であったとのこと。それまでの2期に比べて、MAUの伸びが低くなっている。Twitterは既存利用者層の活性化を狙うだけでなく、これまでにTwitterを利用していなかった層にもTwitterを利用してもらうために、いろいろな活動を行おうとしているわけだ。

    スポーツイベントを楽しむために、Twitterを利用し始めたという人はかなりの数にのぼるようだ。Twitterとしては、今回のMuseumWeekにより、こうした「従来型行動との連携」による利用者ないし利用頻度の増加を狙っているのだ。イベントをきっかけに新たなムーブメントの誕生を期待しているわけだ。今回のイベントの仕掛け人でもあるMar Dixonは次のように言っている。「多くの博物館や文化事業団体などが、非常に有益で面白い情報をTwitter上で提供していることに注目してもらいたいのです。今回のイベントがそのきっかけになればとも思っています」。

    Twitterはもともと文字情報のみを展開するメディアだった。最近ではビジュアル情報の充実を目指してさまざまな拡張を行っている。今回のMuseumWeekイベントもその一環として理解できるし、またそうした方向に成長していくことで、広告ビジネスモデルの確立を目指してもいるのだろう。

    Image: Jan Steen, As the old sing, so twitter the young Wikimedia Commons.

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    (翻訳:Maeda, H


    誰が(ソーシャルの)世界を動かしているか?, 女子だ

    グレートなソーシャルメディアプラットホームは例外なくどれも、何百万ものグレートな女性たちが支えている。そして、おやまあ、彼女たちの多くがスマートフォンの熱烈なユーザなのだ。

    FinanceOnlineが行った調査によると(その元ネタはPEWやNielsen、Burst Mediaなどだが)、女性は男性よりも頻繁に、かつ、より多様な使い方で、ソーシャルメディアを利用している。Facebook、Tumblr、Pinterest、Instagram、Twitterなどはすべて、男性よりも女性ユーザの方が多い。

    Pinterestは元々、女子力でブレークしたサイトだが、今ではインターネットを利用する成人女性の33%がPinterestのユーザ、男性ユーザは成人男性インターネットユーザの8%にすぎず、女性上位が激化している。一方LinkedInはその逆で、成人男性の24%が利用しているのに対し、女性は19%だ。

    しかも女性の多くがもっぱら、モバイルでソーシャルメディアを利用している。すなわち、スマートフォンでソーシャルメディアを利用する人は女性の46%、対して男性は43%だ。

    タブレットも同様で、女性の32%がタブレットでソーシャルメディアを利用、男性は20%だ。

    ここからが、いちばんおいしい部分:

    この調査によると、ソーシャルメディアを利用してブランドと対話することが多いのは、男性よりも女性だ。女性の半数以上が、ソーシャルメディアからブランドの企画(特典サービスなど)にアクセスしている。男性でこのようなソーシャルメディア利用をするのは、半数に満たない。

    また、ソーシャルメディアを利用してブランドの最新情報を知ったり、好きなブランドに関してコメントを書き送ったりするのも、男性より女性に多い。

    さらに、おもしろいニュースネタを仕入れるのも、女性はソーシャルメディアからが多い。女性の58%がFacebookから最新ニュースを知るのに対し、男性でFacebookのNewsfeedをニュース源としているのは43%にすぎない。

    ソーシャルメディア上で女性の方が男性よりもアクティブである、という事実は、最近の発見ではない。少なくとも5年ぐらい前から、そんな傾向がある。でもソーシャルメディアに関して、デスクトップからモバイルへの移行を女性がリードしていることはなかなか興味深い。ソーシャルサイトは今後数年間、このことを強く意識せざるをえないだろう。

    [原文へ]
    (翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


    【注意】「3.11の津波ニュースに映りこんだ謎の生物が発見される動画」の呟きのリンクを見てしまった人はすぐにアプリ連携を解除しよう

    aosehafoused

    Twitter で流れ始めた以下のスパム(?)ですが、引っかかる方が多いようなので念のためです。 「3.11の津波ニュースに映りこんだ謎の生物が発見される動画」 1分40秒付近と9分55秒付近 マジだった スパムかどうか…

    ブログをリニューアルしたので、デザイン感などをお話してみたいと思います。

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    ご覧の通り、ブログのデザインを大幅に変更致しました。 それに伴って裏側もかなりメンテナンスして設計しなおしています。 今日は、このブログで利用している技術や私の考える「デザインについて」などを簡単にお話出来ればと思ってい…