Dropboxでのウェブページ共有が便利になった(ドラッグアンドドロップでURLが保存できる)

link-support-gif

Dropboxがちょっと便利な機能をアナウンスした。URLをドラッグ&ドロップで共有できるようにするものだ。ブラウザやデバイスに依存しないブックマークとして活用することができるようになったわけだ。

Dropboxで共有してきた他のアイテムと同様、特定のグループや仕事仲間など、必要とする人たちと共有することができる。

Dropboxチームのを引いておこう。

ウェブ版ないしデスクトップ版にて、URLをドラッグ&ドロップで保存しておくことができるようになりました。情報を共有しているどのデバイスからでも、かんたんにURLにアクセスできるようになったわけです。ブラウザのブックマーク機能を使うのではなく、より広い範囲でURL情報を活用できるようになるわけです。これからはファイルだけでなく、必要な情報へのアクセスが、一層かんたんに行えるようになります。「情報ハブ」としてのDropboxが、さらに便利に活用していただけるようになったと思います。

CMzCIiFUAAAjsEw

URLをメッセージで送ったり、あるいはウェブ画面をPDF化して保存するような必要もなくなったわけだ。大きな進化というわけではないが、DropboxでURLのドラッグ&ドロップができるようになったのは確かに便利だ。なお、今回リリースされた機能は単純にURLリンクを保存しておくものであり、ウェブのキャッシュなどをとっておくためのものではない(そうしたことができるサードパーティーツールも存在するが)。そうした機能についても、そのうちに実装されるのではないかと思う。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Thoth Technologyの「宇宙エレベーター」の特許が認められた

space-elevator-close-up

宇宙開発における競争は激しく、最も強い企業だけが勝ち残るだろう。カナダの会社は、成功に近づきつつあるようだ。彼らの「宇宙エレベーター」の特許が承認されたのだ。

何を、どのようにといった説明は置いといて、この Thoth Technologyは、リリース文にSpace Xを率いるElon Muskに宛てた強烈なメッセージを加えていた。Thoth TechnologyのCEOであるCaroline Robertsは以下のように伝えている。

ロケットを海面のバージに着陸させるのは素晴らしいデモンストレーションでした。しかし、海抜12マイル(およそ19km)の地点に着陸できるようになれば、宇宙への旅は現在の旅客機に搭乗するのと同じようになります。

言うね。

もちろんRobertsは、Space Xがロケットを再利用するための着陸実験を指している。再利用可能なロケットは、Muskのチームにとって画期的なブレークスルーとなり、稼ぎ柱にもなるだろう。現実的に考えると、Space XとThothは簡単に手を組むことができるだろう。

20150723_space_elevator_farshot_1

宇宙エレベーターのアイディアは新しいものではない。Googleも独自に Astro TellerとX groupが中心となって同じような開発を検討しているという報道もある。

Thoth Technologyは、これが実現した場合、人々を上空19km地点まで運ぶことができるそうだ。楽しい旅になりそうだ。そうだろ?

Screen Shot 2015-08-18 at 11.16.54 AM

エレベーターが実現すれば楽しそうというだけでなく、理論上では、大規模な設備も低コストで宇宙まで運搬できるということになる。特許が承認されたのは一歩前進だが、実際に建設するとなるとそれは別の問題だ。宇宙行きのチケットが発売されたら、いち早く知らせてほしい。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Googleハングアウトが独立したサイトになった

screen-shot-2015-08-17-at-3-39-36-pm

誰もが自由で、独立したいと思うものだ。 Facebookメッセンジャーの別サイトを覚えているだろうか。多くの人が使っているのかもしれないが、誰もそれに触れないので定かではない。

Googleハングアウトも同じように別サイトとなった。今日からhttp://hangouts.google.comに行くと直接、友達に電話や通知ができる。

startPageLaunch

興味深いことに、このプロダクトはまだGoogleのドメインから独立していない。彼らは、Hangouts.comすら所有していないのだ。Googleにとってドメイン名は重要な問題ではないようだ。

これもGoogle+のサービスから離れる取り組みの一つだ。Googleフォトと同様、輝かしい「スタンドアローン」のプロダクトだ。私はデスクトップのGmailからハングアウトを利用しているが、こちらに変えようと思う。昔懐かしい、大きな呼び出しボタンがあるのは、案外便利だと思うからだ。

これは、もちろんGoogleの巨大なブランディング戦略の一部でもある。彼らは、Facebook、MicrosoftやSnapchatから派生するプロダクトと対抗するために強力なブランドを築きたい。Googleにはフォトとハングアウトがあり、FacebookにはInstagramとメッセンジャー、そしてSnapchatはStory機能で追い上げを見せている。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Googleの次世代Android OSはMarshmallow(マシュマロ)と判明―恒例のマスコットもお披露目

2015-08-18-androidm

GoogleはAndroid OSのバージョンに食べ物の名前を付けるのを慣例としている。アルファベットの(おっと!)の一文字を順に使ってきた。食べ物といっても身体に悪そうな食べ物だ。次世代バージョンはこれまで “M”と呼ばれてきた。それがついに今日(米国時間8/17)、何の頭文字であるかが判明した。

マウンテンビューのGoogle本社キャンパスでマシュマロの彫刻がお披露目された。

これまでに使われたデザート名の全リストは以下のとおり(最初の2つだけはデザート名ではない)。

image00

– Alpha
– Beta
– Cupcake
– Donut
– Eclair
– Froyo
– Gingerbread
– Honeycomb
– Ice Cream Sandwich
– Jelly Bean
– KitKat
– Lollipop
– Marshmallow

KitKatのとき、GoogleはNestléと共同でPRキャンペーンを実施した。今回は『ゴーストバスターズ』と共同でプロモーションをするのだろうか?

この命名の技術的詳細はAndroidのデベロッパー・ブログにも掲載されている。

そのままでも、あるいは中が半分溶けるまでこんがりキツネ色に焼いたのでも、マシュマロはみんなが大好きだ。もちろんわれわれも大好きだ。今年5月のGoogle I/OカンファレンスでAndroid Mのデベロッパー・プレビューが発表されてから、大量のフィードバックが寄せられたことにわれわれは深く感謝している。今日、GoogleはAndroid Marshmallowのデベロッパー・プレビューの最終版を発表すると同時にAndroid 6.0 SDKの提供とGoogle PlayへのAPI level 23を利用したアプリの登録受付を開始した。

“M”のプレビュー版はこれが最後ということは一般公開も近いわけだ。しかし正確なスケジュールはまだ発表されていない。

android_M_gif02_150806a

マスコットがどのように製作され、設置されているのか、その詳細は以下のビデオで。

こちらはわれわれのMarshmallowレビュービデオ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

今夜行くバーをランダムに決めるアプリBar Roulette(バー・ルーレット)…Uberを呼ぶがユーザは行き先を知らない

6453859683_d91a4b6b73_b

このアプリの使い方は簡単: ボタンをタップしてUberを立ち上げる。行き先は、ユーザ自身には分からない。実はぼくは、そんな悪夢を実際に経験したことがある。

Bar Rouletteは、Tyler Swartzが、あるハッカソンでUberのAPIを使って作った、楽しいマッシュアップだ。ユーザの位置情報から、近くのバーをランダムに選び、Yelpのレビューも見せる。今自分がいる界隈を探検して、しかも酔える、というクールなアプリだ。

Screen Shot 2015-08-14 at 11.13.39 AM
[Yelpで評価の良いバーを選ぶがユーザには秘密]→[UberXに拾ってもらってそのバーへ行く]→[そこに着いたらバーの名前がわかり、そして飲める]

グループで使うと楽しいし、最初のデートでも使える。おばあちゃんと一緒、も楽しいかもしれない。

今はWebアプリケーションだが、Swartzはネイティブバージョンを作っている。オプションでLyftやFoursquareがあると、より楽しいだろう。でも、バーに対するYelpのリビューはすごーく面白いね。

本誌には、毎週週末に、アプリなしで”Bar Roulette”をやってるやつがいる。正常な人間であるわれわれは、このアプリを使った方がいいね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoolgeとDell、業務向けChromebookを発表

img_4997

今日(米国時間8/13)サンフランシスコのGoogleで行われた企業向けイベントで、同社はDell製の新しい企業向けChromebookを発表した

Google for Workチームは、同社の消費者向け全ソフトウェア製品を企業利用向けに仕立て直している。つまり、セキュリティー、セキュリティー、そしてセキュリティー。要するに、巨大企業のお墨付きを得るためには、防弾仕様でなければならない。

企業内に踏み入れるために、GoogleとDellの新13インチChromebookは以下の機能を備えている:VPNサービスの統合、バーチャル化(Microsoft OfficeがGoogle Chomeで動くところを見るのは妙な気分だ)、ネイティブファイルストレージの利用、Chromeマネージメントエンハンスメント、プリントサポートの拡張、ネットワーク個人認証などだ。

AndroidおよびChrome for Work&EDU製品担当ディレクターのRajen Shethは、力強く言った:「私たちはChromebookを業務で使える準備が整ったと信じている」。

本当に?

最大の問題は、「Microsoftに依存している企業が移行するのか?」だ。Googleは、NetflixとStarbuckがChrome OSを導入し始めたことにかなり興奮気味で、こうした象徴的契約が他の変化を求める人々に火をつけることを期待している。Googleは、Chromebook製品は教育分野で人気があり、それは企業でも採用できる証拠だと主張する。学校現場では、セキュリティーや管理のしやすさなど、企業同様のニーズがある。

これは一夜にしてなせることではないが、GoogleとDellはそれが「可能である」ことを示そうとしている。Netflixのような巨大組織で物事を動かすためには、多くの人々が関与する必要がある。CIOの決断を勝ち取ることは、紛れもなく悪夢だ。

Chromeが企業でうまくいかない理由はたくさんあるが、その一つは既存の社内アプリが移植されていないため、容易に乗り換えられないことだ。Neflixのような会社で既存アプリを書き直すにはそれほど時間はかからないかもしれないが、伝統的な、技術力の低い会社が変わっていないのには理由がある。

変化は難しい。金もかかる。

ともあれ、ここに新しい業務用ノートパソコンが登場した。”Dell Chromebook 13” は、13.3インチIPSスクリーン(タッチまたは非タッチ)、1080p FHD、第5世代Intelプロセッサー(最廉価モデルはCeleron)、重量3.23ボンド(1.47kg)、バッテリー持続時間12時間以上、価格は非常に魅力的な399ドルから(メモリー増設を含む最大構成で899ドル)。発売は9月中旬。

またGoogleは、価格は手頃でソフトウェアは現行ライバルのように肥大化していないが、Chromeを使用した業務で可能になるグローバルな管理機能は、他に類を見ないと確信している。

Device Details

改めて、企業が今すぐ変わるのに十分か?ノー。その同じ企業に、Chromeプラットフォームへの移行を少なくとも検討させるには十分か?そうかもしれない。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Ingressを産んだNiantic Labs、Googleから独立して新たな成長を目指す

screen-shot-2015-08-12-at-3-51-12-pm

Googleが設立するAlphabetに関連して、まだまだいろいろな動きが出てきそうだ。米国時間で8月12日には、Google内のとあるグループが別会社になる旨がアナウンスされた。Alphabet傘下にとどまるのかどうかについては、まずはみなさんで想像してみて欲しい。

独立するのはNiantic Labsで、Google+のIngressアカウントから以下のようにアナウンスがあった。

Important Account Information:Niantic Labsが独立した企業となります。Googleとも新たな協力/バックアップ関係を構築しつつ、さらに魅力的で面白いプロダクトを、いっそう多くの人にむけて提供していきたいと考えています。Ingressはこれまでに1200万ダウンロードを達成しており、世界中のライブイベントにも25万人以上の人が参加してきました。ゲーム参加者は探索や発見を大いに愉しみ、各参加者の移動距離を合計すると太陽から地球までの距離にも相当します。

さて、Alphabet傘下にとどまるのかどうかだが、結局完全に独立した企業としてやっていくことになるようだ。「NはNianticのN」ではなかったわけだ。もちろんGoogleとNiantic, Inc.の関係が完全に切れてしまうというわけではない。

Ingress Missions

TechCrunchの取材に対応してくれたスポークスパーソンは、今後の関係について次のように述べている。

Niantic Labsは、モバイルの世界に非常にイノベーティブなエクスペリエンスをもたらしてくれました。Ingressはその成果のひとつです。これまではGoogleのインキュベーションのもとにありましたが、すでに独立した企業として成長を求めていく段階に到達しているのです。これからも投資家やパートナーとして、全面的な協力関係を築いて行きたいと考えています。Nianticはこれからも世界中の人々に新しい、そして面白いプロダクトを問うていくことになるでしょう。そのような企業をサポートしていくことに、私たち自身も大いに期待しているのです。

Nianticは、Google内のスタートアップとして2010年にJohn Hankeが設立したものだ。そして多くのテック系の人々が熱中するIngressという拡張現実ゲームや、Field Tripというアプリケーションを世に送り出している。なるほど、NianticのプロダクトはGoogleの他プロジェクトと重なるものではないのかもしれない。そこで独立という成長の機会が与えられたということなのだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Twitterがダイレクトメッセージの140文字制限を撤廃したため、スクロール地獄は免れなくなる

3739187254_57d470b167_b

彼らは6月にこの機能の登場を予告していた。私はそんなことないと思っていた。Twitterがそんなことする筈がない。できる筈がないと思っていた。

しかし、遂にその時が来た

ユーザーは、メッセージで日々の生活を綴った、長い話を送りつけることが可能になる。Twitterがダイレクトメッセージの140文字制限を撤廃したのだ。私たちがこれまで長いこと享受した、自然と文章を切り上げるといった配慮のある簡潔なやりとりは消えてなくなってしまった。

あなたにも、酔った元恋人が書いたような、うだうだと長いテキストメッセージを受け取る日が来ることだろう。

image1

Twitterは、他のサービス部分では140文字制限は維持すると強調しているが、メッセージは長い方が「楽しく、強力」と称している。この文章は、私に言わせれば表現に困って書いたようにしか見えない。私のTwitter体験の中で最悪の一日だ。メッセージを誰からも受け付けないようにしようと思う。誰かが私にトルストイの「戦争と平和」のように長い話をメッセージで送りつける前に。

TwitterのプロダクトマネージャーであるSachin Agarwaは、この機能を更新についてブログ記事 で伝えている。

AndroidとiOSアプリを今日から更新する予定です。twitter.com、TweetDeck、Mac版Twitterに対応しています。数週間かけて、世界中のユーザーに届けます。長くなったダイレクトメッセージを早く利用したい方は、アプリを最新バージョンに更新しておくことで、今回のアップデートも早く到着します。

Mac版Twitterが更新されることは良いことだ。昨年の10月から更新されていない。

残念ながら、グループのダイレクトメッセージは永久に終わりのないスクロール地獄になるだろう。

tumblr_mfx6tn12CK1qzgmxeo1_400

真面目は話、この変更でTwitterのメッセージは、iMessage、Messenger、WhatsAppや世界中にあるメッセージサービスと肩を並べることになった。しかし、私にとって、文字制限がこの機能を特別なものにしていたのだ。他の大勢の人にとって、この文字制限は煩わしかったのだろう。Twitterは「私」ではなくすぐにでも「大勢の人」が必要なのだ。

もしかしたらTwitterは、独立したメッセージアプリのローンチを目論んでいるのかもしれない。そして素晴らしい3Dアニメのスタンプといった機能を実装するのに立ちはだかる技術的な問題がこの文字制限だったのかもしれない。そう、今まで見たことがない機能が実装されるかもしれないのだ。

希望的観測はこの程度しか書けない。少なくとも新機能がツイートの編集ボタンでなくて良かったとは思っている。

ごちゃごちゃして冗長な(最大1万文字)のメッセージが到着するのが待ちきれないね。

FSGXGpH

ダイレクトメッセージで、GIFアニメが使えた方が私は嬉しい。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

GnipがTwitterの9年分のツイートにアクセスできる、全アーカイブ検索APIの提供を開始

screen-shot-2015-08-11-at-8-12-20-am

昨年Twitterはソーシャルデータ企業Gnipを買収した。Gnipは、全ての企業にとって必要不可欠なツールとなった。データ、特にソーシャルデータはプロダクトのローンチ時期の決定や新しいマーケティングキャンペーンを実施を決めるのに必要なものだからだ。

これまで、企業は過去30日分のツイートのレポートを簡単に手に入れることができた。今日からGnipを通し、Twitterの全アーカイブという財宝に瞬時にアクセスできるよう変更した。9年分の全ツイートだ。

Screen Shot 2015-08-11 at 8.12.31 AM

私は、Gnipのプロダクトマネージャーを務めるAdam Tornesと話をすることができた。彼は、 全アーカイブの検索APIは当初からカスタマーの要望が最も多かった機能だと話した。Gnipは、Facebook、Tumblrや他のソーシャルネットワークのデータも提供しているが、Twitterのデータが最も貴重なものだ。

Tornesは過去データを取得するには、これまで数日かかっていたが、今日のローンチでその問題を解決し、検索APIは瞬時にデータにアクセスできるようになったと説明した。Twitterがコンシューマーに検索機能から全アーカイブへのアクセスを可能にしたことで、Gnipはデータパートナーに対し彼らの索引機能とテクノロジーを最大限活かすことができるようになったとTornesは言う。

これは、選挙を控えた候補者にとって大きな助けとなるだろう。彼らは、2008年、2012年の選挙キャンペーンを見返し、市民の気持ちを汲み取り、忘れていたようなキャンペーンのコツや何をしてはいけないかを思い出したりすることができるだろう。

Gnipの中で私が気に入っているアプリケーションの一つは、米国議会図書館と協力し、ツイートを未来に保存するものだ。もう一つのお気に入りは、データを元に予測モデルを生成するアプリだ。未来の可能性やトレンドの予測が立てられることは魅力的だ。どんな業種のどのような規模の企業であろうと、過去のマイルストーンのツイートを一つ一つまで見ることができるようになることで、ユーザーすら知らなかったニーズを埋めるプロダクトを届けることができるようになるだろう。それはそれで少し恐ろしくもある。

データは大きなビジネスだ。Twitterはそれを豊富に持っている。彼らがGnipを買収したのは完璧な戦略だった。当時Gnipのチームは「より早く、深い」ツイートへのアクセスを可能にすると約束していた。今日、カスタマーとのその約束を果たしたのだ。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

OK、アルファベット! ―Googleの企業再編を展望する

2015-08-12-alphabet

GoogleがAlphabetという会社に再編されたというニュースを聞いてカレンダーをチェックした読者も多かっただろう。いや、やっぱり4月1日ではなかった! その後、詳しい内容も判明した

Googleは現在も本質的にインターネット企業だ。16年前に誕生したGoogleはわれわれが現在知っているインターネットを形成するのに決定的な役割を果たしてきた。5万7000人の社員に「Googleといえば何を連想するか?」と尋ねれば、おそらく全員の答えに「インターネット」が含まれるだろう。

Googleが会社の使命を述べた有名な一節がそれを証明している。

Googleの使命は世界の情報を組織化し、われわれに役立つような形で普遍的にアクセス可能にすることだ。

しかしGoogleは次第にその枠に収まらなくなってきた。

今やAlphabetという名で知られるようになった巨人は数年前からインターネット以外の分野への進出が目立ち始めた。ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンは地球上で最良の頭脳を集めていくつかの野心的プロジェクトを立ち上げた。明らかに彼らは「検索企業」という範疇に安住するつもりはない。

会社の使命は、たとえば次のように改定される必要があるだろう。

Alphabetの使命は現実世界をわれわれに役立つよう形で普遍的にアクセス可能にすることだ。

現実世界の中にはもちろん情報も重要な要素として含まれる。その分野はスンダル・ピチャイが指揮を取るGoogleが担当する。

では再編されたGoogleの各ユニットはそれぞれどんな役割を担うことになるのだろう?

Screen Shot 2015-08-10 at 7.10.42 PM

モバイル・インターネット

インターネットで何かを探すことは相当以前から「ググる」と呼ばれている。それにはもっともな理由がある。Googleが最良の検索エンジンだからだ。Googleの圧倒的な検索シェアに近い将来変化がるとは思えない。当分Googleはインターネットへのポータルであり続けるだろう。

しかし、検索はモバイル・インターネットへのポータルではない。この点に対処することがピチャイに課せられた使命だ。

検索、広告、AndroidというGoogleのコア・ビジネスはスンダル・ピチャイの新Google事業部に残された。ピチャイはGoogleサービスのモバイル体験の改良に全力を挙げるだろう。再編によってピチャイは他の事業に精力を割かずにすむようになった。

爆発的な成功を収めたスタートアップはこれまでのGoogle(に買収される)というエグジットの代わりにAlphabetというエグジットを考える必要がある。Alphabetに買収された場合、それがNestのようなすでに大規模なオペレーションになってるなら、ラリー・ペイジの直属となる。これまでのようにGoogleの巨大な官僚組織の迷路のどこかに埋もれてしまうという心配をしなくてよくなる。当然、意思決定も速くなるだろう。

これまで新たに買収された企業は、Googleのコア・ビジネスを補完する場所をあてがわれてきた。コア・ビジネスを補完するような位置づけができない企業は、多くの場合、そのまま放置されてしまった。

もしAlphabetがもっと早く誕生していたら、Oculus Riftはその傘下企業になっていたかもしれない。 たとえば、そういうことだ。

ムーンショット事業

アポロ計画に匹敵するような野心的プロジェクトという意味でムーンショットと呼ばれているGoogleの各種事業は投資家を苛立たせてきた。自動運転車だって? 気球でインターネットを中継するって? なんで広告テクノロジーの改良とかに集中しないのだ?

ムーンショット事業にとってAlphabetは大きな朗報だ。決算発表のたびに浴びせられる厄介な質問(「グラウンドホッグデーのジリスの行動を観察するために5人のエンジニアを派遣した理由は?」)はペイジが直接さばいてくれる。

Alphabetはますます奇妙な会社になっていくだろう。

ベンチャー投資の拡大

成功した巨大持株会社としてはウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイという前例もある。Googleはすでにリアル世界のあらゆる側面に投資を行っている。今回の再編でAlphabetはGoogle事業と、それどころかインターネットとも無関係な事業への投資がしやすくなる。Bill Maris率いるGoogle Venturesチームは「世界を組織化する」というAlphabetの新たな使命に即していっそう大胆な投資をするようになるだろう。火星のテラフォーミング? バーテンダーを対象としたUber事業? われわれの多くはGoogleが世界中の道路を写真に撮ると聞いて正気かと疑ったものだ。ともあれ、Alphabetから今後何が飛び出してくるのか大いに楽しみだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、持ち株会社Alphabetを設立。Google CEOはSundar Pichaiに

scgcbhegtroacb_mfoh0egc3mlm_uvt7tkxruxtmjpk

Goolgeは月曜日(米国時間8/10)、ちょっとしたニュースで世界を驚かせた。同社は組織を再構築し、全事業が新社名、“Alphabet Inc.” の配下になる。Googleもこれに含まれ、Sundar PichaiがCEOを務める(Twitter CEO候補が一人減った)。

サイト名は? https://abc.xyz/。奇妙なことに、Googleは(まだ?)Alphabet.comを所有していない

おまけ:[発表記事の]このピリオドをクリックすると、hooli.xyzにジャンプする。

Screen_Shot_2015-08-10_at_2_21_10_PM

AlphabetのCEOは、Googleの共同ファウンダー・CEO、Larry Page。Googleのブログ(タイトルはG is for Google)で新たな持ち株会社について説明している。

Alphabetとは何か?Alphabetは基本的に会社の集合体だ。その中で最大なのは、もちろんGoogleだ。この新しいGoogleは、ややスリム化され、Alphabet配下となる主要なインターネット製品群とは距離を置くことになる。

Googleの共同ファウンダーであるSergey BrinがAlphabetのプレジデント(X Labを含む)を務め、Eric Schmidtがチェアマンになる。彼は新しい名前を気に入っているようだ。

Page went on to say:

説明は続く:

わが社は現在順調に運営されているが、今以上に透明、かつ責任を明確にできるとわれわれは考えた。そこで、Alphabetという新しい会社を作ることにした。私はCEOとして、有能なパートナーであるSergeyをプレジデントに迎えてAlphabetを経営していくことを大いに楽しみにしている。

Screen Shot 2015-08-10 at 2.20.13 PM

Google+やGlassのように、製品が母艦の足を引っ張るような混乱を再び見たいとは思わない。Pageも基本的にそれを認めた。

…本質は、Alphabetの各社が独立性を保ち、それぞれのブランドを構築することだ。

もし失敗すれば、死ぬ。しかし、全体へ与えるダメージは少ない。

株式銘柄はGoogleからAlphabetに変更されるが、略称はGOOGLおよびGOOG(株式分割後に設定された)のまま取引される。同社は、これによって製品としてのGoogleにこれまで以上に集中することが可能になり、同時にGoogleも自身の製品への焦点を取り戻すことができると言っている。

Googleの主要ビジネスには、検索、広告、マップ、アプリ、YouTube、Android、および関連する技術基盤が含まれる。NestはAlphabet直属になる。

Googleの最重要製品群をすべて統率するPichaiが、(Pageを差し置いて)GoogleのCEOになるチャンスは当面なかったようだ。実に創造的な対処方法だったと私は思う。

株式市場はこの発表を好意的に受け止めているようだ。Google…もとい、Alphabetの株価は時間外取引で6%以上高値をつけている。

付加情報:

Twitterで@alphabetを所有している男は興奮気味だ。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サンフランシスコ名物、Yahooのビルボードが帰ってくる!

3620872502_374ab1d35d_b

20周年おめでとう、Yahoo!

何をもらった?パーティーも賞品もいっぱいあるんだろうね。で、プレゼントは?

ビルボード!

ビルボード?

そう、あのビルボードだ。

ベイエリアに一度でも住んだか、行ったことのある人なら、Yahooのビルボードを見たことがあるだろう(州間高速道路80号線沿いにある)。2011年に取り外された時、それは多くのYahoo社員たちにとって実に悲しい日だった。そしてMayerは、紫色の会社の遺産を全力で守ろうとしている。

豆知識:この広告看板は4人のCEOに支えてきた。これで5人目を迎えることになる。1999年にTim Koogleの元で設置された。

おまけの情報:この看板は1999年の映画「インスペクター・ガジェット」にも登場した。

もちろん、外観は新しくなり、同社の新旧製品を紹介する場所となる。

現在の工事の状況はこれ:
tumblr_inline_nsq86fWjkv1qhxx5s_540

Yahooは、その新しいブランドをベイエリアのあらゆる部分に注入していて、リーバイス・スタジアムもその一つだ。49ersが得点ああげた時は必ず、「Yahooヨーデル」が奏でられる。実にうっとうしい。

お帰り、ビルボード。お前がいなくて寂しかった。こいつなんかより、ず〜〜〜っといい。

DICE_Boards_0000_01-OOHflat_1000

情報開示:筆者はYahooで長年働いていた。)

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Teslaの車に自動で接続して充電する「ソリッド・メタル・スネーク」充電スタンドはガチだ


今日はTesla決算発表で株価に乱調のある一日だったが、それで彼らがかっこいい発明品をみせつけるのを止めることはない。

今日、TeslaのCEOのElon Muskが以前にも言及したことのある新しい発明品のデモをツイートした。当時は、他のどのMuskのアイディア同様、またおかしなことを言っていると誰もが思っていた。

訳)ところで、私たちは金属製の蛇みたいな壁から自動的に出てきて車を充電する機械を作っているところです。ガチです。

そして、これが登場した。SF映画からそのまま持ってきたような技術の充電スタンドだ。 再生ボタンを押して全編見てみよう。蛇のような充電アーム(「ソリッド・メタル・スネーク」と呼ばれている)が、自動的に伸びて停車しているTesla Model Sにたどり着く。人は一切操作していない。

JetSnake」の技術にも似ているが、Teslaの方が断然かっこいい。

なんでか分からないが、既に35回ほどこの動画を見てしまった。読者の方も良ければどうぞ。

teslasnake

今日学んだことは?Elonが彼の会社が何かを作っていると言った時は、確かに何かを作っているということだ。Teslaの 自動運転車の連隊の可能性もガチなものなのか知りたい。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

子どもたちのために3Dプリントによる義手義足を広めるボランティア団体e-NABLE

branding_image_04

先週ロサンゼルスで行われた2015年スペシャルオリンピックス日本サイト)で、Ariという名前の5年生の女の子が、Googleのブースを訪れた。そのブースには、Googleの障害者サポート事業”インパクトチャレンジ“に関する情報がある。でもAriが知らなかったのは、この大会の前と後とでは自分の人生が変わることだった。

AIO Roboticsのボランティア数人がブースに立ち寄って、生まれつき指のない彼女の左手に、カラフルな義手を取り付けた。実はそれは、3Dプリントによる子どものための義手や義足を広めようとしているボランティアネットワーク“e-NABLE”のデモ行事で、事前の手配によりマスコミも大きく取り上げた。

明るいピンク色の義手をつけてもらったときの、Ariの大きなスマイルがすばらしい。何度でも、見たくなるね。

stephenpost3

もちろん、こんな例はもっともっとある。下のビデオでは、8歳のIsabellaが、やはりe-NABLEの努力で新しい義手をつけてもらっている:

テクノロジって、ときには、ほんとにすばらしいよね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google、YouTubeの再生回数が301+で止まる問題を解消

2015-08-06-youtube301jpg

YouTubeにひんぱんにビデオをアップロードするユーザーなら“301+”問題をご存知だろう。ものすごくウケるはずのビデオを投稿しても、再生回数の表示がなぜか“301+”で止まってしまうのだ。これはYouTubeがボットによる不正な再生回数稼ぎを抑制するために取っている措置だ。

もちろん、ボットを使って広告掲載料を稼ごうとする悪者をやっつけるのは重要だが、301+で止まるのがいらだたしいのも事実だ。今日(米国時間8/5)、YouTubeはボットのチェック・プロセスを改良し、301回で再生回数表示を停止することを止めた とツイートした。

イェイ! グッドジョブ!

301_views_mens_tshirt-r709fd3b0a3084215a7c53ae4ae688c78_va6lr_324

このいらだたしい現象について大勢のユーザーがGoogleとYouTubeに文句を言い続けてきたので、その意味を解説をするビデオまで出来ているほどだ。

Screen Shot 2015-08-05 at 10.29.25 AM

Googleは新旧のプロセスを比較するチャートをツイートに添付している。

Screen Shot 2015-08-05 at 10.13.34 AM

これまでYouTubeは再生回数が301回を超えると数時間かけてボットのチェックを行い、その後再生表示を再開していた。新しい方式ではリアルタイムでボットチェックが行われるように改良され、301+の待ち時間がなくなった。今後常にYouTubeに表示されるのはGoogleがボットやスパムでないと認定した再生回数となる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

年内上場を目指すSquareがアメリカのウーマンパワーの象徴、元ブ大学長Ruth Simmonsを取締役に迎える

img_4907

RJS photo

Squareが今日、強力な役員を一人迎えた。ブラウン大学(Brown University)の前学長Ruth Simmonsだ。ブラウン大学に11年務める前の彼女は、Smith College(スミス大学)の学長として、アメリカの女子大としては初めて、工学部を開設した。

SquareのCEO Jack Dorseyは、プレスリリースでこう述べている:

Ruthは何世代もの若者たちに、自分の夢を追求する気力を与え、彼らの前に立ちふさがる障壁を破壊し、彼らのコミュニティの精神的な支柱となった。彼女は同じ情熱をSquareにもたらし、顧客を代表してその意思をわれわれに伝えるはずである。彼女を弊社の取締役会に迎えたことを、誇りに思う。

Squareが年内に上場するという噂が賑やかだし、最新の噂は、すでに申請書をSECに出したと言っている。今回の新役員人事は、上場を目指す企業にふさわしい強力な一手だろう。

同じプレスリリースで、Simmonsは述べている:

最良の企業はその強さを、企業理念と顧客から得ていることを、私は経験的に知っています。Squareはつねに顧客第一主義であり、繁栄するためのツールを作り提供して、彼らを一層力強くしています。チームがその重要な目標に向かってさらに前進できるよう、お手伝いしたいと願っています。

下のビデオではSimmonsが、変わりゆく社会における人間の力について語っている:

Simmonsは現在、Texas InstrumentsとChryslerとMondelezの取締役でもある。彼女は、Dorsey、Roelof Botha、Earvin “Magic” Johnson、Vinod Khosla、Jim McKelvey、Mary Meeker、Larry Summers、そしてDavid Viniarらと共に、Squareの取締役会に加わることになる。

本誌TechCrunchの同僚たちは、2013年にSusan Desmond-HellmanがFacebookの取締役会に加わったことに、とてもよく似ている、と言っている。彼女はFacebookに、新しいユニークな視野を、同社がそれをもっとも必要としているときに、もたらした。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Netflixが子供の誕生から一年間、必要なだけ休業できる新しい育児休暇制度を発表

5813985948_960a3a4d8f_b

今日、株価が最高値を記録した数時間後、Netflixは従業員向けの新しいプログラムを発表した。

Netflixは無条件の育児休業、産後休暇制度の設けたことをブログ記事に記している。Chief Talent OfficerのTawni Cranzは以下のように伝えている。

Netflixでは、従業員が当社のビジネスの文脈を理解し、自身で責任を持って自由な判断ができる「自由と責任」の文化を育てることに注力しています。これを念頭に、今日、私たちは新しく母親や父親となった人のための無条件の休業制度を制定しました。これは、子供が誕生あるいは養子を迎えてから一年間、必要なだけ休業することを認める制度です。

私たちは、従業員が家族を育てるために必要なバランスを取るための柔軟な対応とそれが確実にできる環境を提供したいと考えています。それも、仕事やお金の心配をせずにです。親は、パートタイム、フルタイムで仕事復帰をしたり、仕事復帰した後でも必要なら家庭に戻ることができます。私たちは通常と同じように彼らに給料を支払い、休業制度の給料に変わる心配もありません。各従業員は、彼らと彼らの家族のために何が最善な方法であるかを考え、マネージャーと協力して、不在時の仕事について相談します。

Netflixの継続的な成功とそれぞれの分野において最も優秀な人材のために競争して確保することとは連動しています。これまでの経験から、人は家庭の心配が少ないほど仕事のパフォーマンスが良くなります。新しいポリシーと無条件の休業は、従業員が経験する人生の変化に対応することをサポートし、より集中して仕事に打ち込める状態で職場に復帰することを支援します。

これは金字塔となるような福利厚生制度だ。企業が、既存そして潜在的な従業員のことをどれくらい考えているかを示すものだ。Netflixは、親となった従業員がパートタイムかフルタイムで職場に復帰すること、さらに最初の一年の間はまた家庭に戻ることもできると示した。その間の給料はもちろん支払われる。

Yahooは2013年に育児休暇と産後休暇の期間を倍にし、FacebookやGoogleと肩を並べた。そしてその3社にとってこの制度がいかに重要なものであるかを示している。

彼らの人材は育っている。

2000年代を振り返ってみると、当時の福利厚生と言えば卓球台、XBox、お菓子に無料のランチ(全ては従業員をオフィスに留めて、たくさん働いてもらうため)のようなものだった。現在多くの人は「ワークライフバランス 」の改善を求めていて、Netflixは歩み寄ってその要求に応じた。これは賢い選択だろう。従業員が家庭のことで頭が一杯でストレスを非常に感じてるのなら、企業が彼らから良い成果を得られることはない。

Netflixは無条件のポリシーを制定したが、今日のポリシーのアップデートは、最高の人材を求めていることを明確に示すものだ。それも、親となった人材に焦点を当てていることを示している。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Apple、無線通信事業参入の計画を否定

5539093568_4f9d704052_o

昨日、相当数の人々が、Appleは独自のMVNO(仮想移動体通信事業者)を試験中であると報じた。他の通信事業者から設備を借りて実質的にモバイルキャリアーになる方法だ。通話もテキストもデータも料金はAppleに支払う。素敵だ。

Appleオタクたちが、こうなりそうだと考えたのはこれが初めてではなく、MVNO特許を取得していたことが2011年に報じられた。

悲しいかな、Apple広報から入手した声明によると、それは起こっていない。

当社はMVNO事業参入を計画したことも検討したこともない。

声明には何の余地もない。よって…AppleのMVNOはない。

株式市場は、この否定報道に反応して3%安となった。モバイルキャリアーになることはロマンチックなアイデアだが、おそらく時間と金の無駄だ。実際、本紙のMatthew Panzarinoは、自分でやるよりキャリアーを買収する方が賢明だという結論に達した。一方Googleは、同社のMVNOプロジェクト、Project Fiを進めている

私は、AT&T、Verizon、T-Mobileを始めとする各社は、Appleの攻撃(およびそのマスマーケティングという武器)を避けなくて済むことを大いに喜んでいると想像する。何が言いたいかというと、噂されたバーチャルネットワークは真の意味でApple製ネットワークではないにもかかわらず、Apple製品の消費者たちはおよそ何にでもAppleに金を払うことに、何の抵抗もないということだ。

Appleファンには気の毒だが、受話器を取って他をあたってもらおう。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

このサイトは、スタートアップのホームページの変遷を見られるタイムマシンだ

screen-shot-2015-08-03-at-10-39-52-am

先日私が、Twitterのホームページデザインの変遷を調べた時、それはまるでタイムマシンで過去に向かっていくような体験だった。2009年に彼らが会社で最も重要なページをどう考えていたのかを見るのは実に興味深かった…そして、すぐに変わってしまったことも。

これを楽しいと思ったのは私だけではなかった。Startup Timelinesというサイトが、様々なスタートアップのホームページの歴史を収集している。

例えばこれは、Squareのサイトが進化していった様子

cwkfj7v

サイトを運営するBakz Awanは、われわれと同じくスタートアップのファンで、面倒な作業の一切(Way Back Machineをクリックして、スクリーンショットを取り、GIFに変換して、所蔵する)をみんなに代わってやってくれる。

本誌も年とともに変わってきた

20w8eik

サイトは無作為に集められているわけではない。例えば、 Y Combinato 2015年夏学期などのコレクションにまとめられている。 ユーザーがサイトを提案することもできる。

Twitterの過去をスクリーンショットに収めるだけだった私にすれば、Awanの仕事には大いに感心する。今日自分が世に出すものが、来週は違うかもしれないことを思い出させてくれる、ありがたい存在だ。物事は変化し、シリコンバレーは進化で溢れている。一息ついて、 Startup Timelinesというタイムマシンに乗ってみよう。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この空飛ぶ自動車を作っている会社は実在する企業か?…どうやら投資目当ての詐欺ではなさそう

terrafugia_tf-x_rendering_41

空飛ぶ自動車のお話は、かなり昔からあった。60年代のJetsonsから80年代のBack To The Futureに至るまで、何度も何度もそれは登場した。ぼく自身も、ふつうに地上を走ってて、その気になれば飛行もできる車を、ぜひ運転したいと本気で思った。

マサチューセッツ州WoburnのTerrafugiaも、この夢の実現に挑戦した企業のひとつだ。その最新機種TF-Xは、見事なルックスだが…。

Screen Shot 2015-07-28 at 4.38.47 PM

TF-Xの仕様は:
– 地上ではプラグイン型ハイブリッド
– ふつうの車として運転可能
– 航続距離500マイル
– 一台用のガレージに収まる

発売は、2021年を予定。

ぼくは気に入ったけど、でもこれは実在する企業なのか? 彼らは何者か? うむ、Terrafugiaは2006年創業で、MITのビジネスプランコンペで賞金10万ドルを獲得し、シード資金を調達しようとしている。これまで、580万ドルをすでに調達している。

同社の最初のプロジェクトTransitionは、プロトタイピングから試験飛行まで2年を要している。それは合法的なストリートカー(路上走行OK)で、飛行機に変身でき、元の車に戻れる。ご覧あれ:

Terrafugia社は2010年に、DARPAのTransformerプロジェクトで下請けをやっている。それは、“空飛ぶHumvee”を作ろうという、6500万ドルのプロジェクトだった。

ファウンダたちはMITで出会い、空飛ぶ車を作ろう、ということで意気投合した。

というわけで、彼らは本気の本気だ。

来週は、Terrafugiaのことをもっと詳しく調べてみたい。同社に聞きたいことを、この記事のコメントで書いてくれたら、ぼくがそれを、確実に尋ねるからね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa