週末電子工作講座:キッチンスケールをArduinoに繋いでカクテル作成マシンを作ろう

カクテルを作るテック系ツールといえばMonsieurを思い出す人も多いだろう。今回紹介するものは、それほど手の込んだものではない。Arduinoを使って、おいしいカクテルをいれるための道具をDIYで作ってみようとするものだ。利用するのはキッチンスケールと計装アンプ、そしてArduino Unoだ(ワイヤレス版を作りたいということならば、Bluetoothチップを搭載しても良いだろう)。キッチンスケールの上にシェイカーを乗せて作業を開始すると、接続したAndroidデバイスにカクテル作成のための指示が表示される。また注ぐリキュールの分量はリアルタイムに計測されて画面にわかりやすく表示される。ひと通りの作業を完了すれば、あとはシェイクして出来栄えを愉しめば良い。

このデバイスの作り方につてはAdafruitのサイトに詳しく掲載されている。製作費用は60ドル程度だ。もちろんケースや、便利なアプリケーションというのは用意されていない。しかしギムレットをいれるとき、ジンとライムジュースの割合に悩む必要はなくなる。オリジナルを製作したTony DiColaは、キッチンスケールをハックしてAndroidアプリケーションと連携させるプロジェクトのサンプルとしてやってみたものだと述べている。USBないしBluetooth経由でAndroidとArduinoを連携させるサンプルとしても勉強になるだろう。

飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。

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(翻訳:Maeda, H


これは本物のサトシ・ナカモトなのか?

謎のBitcoin作者、Satoshi Nakajimaが、カリフォルニア州テンプルシティーに母とふたりで住む、引退したシャイな日系アメリカ人であることに、Newsweekが疑いをもったのも無理はない。

その捜索は ― 帰化米国人記録の中からSatoshi Nakamotoという名前の人物を探す実に退屈な作業 ― Dorian Prentice Satoshi Nakamotoという一人の男にたどりついた。Nakamotoは1970年代に名前を変え、初期Bitcoin計画の偏屈な主要メンバーの一人だった。

NewsweekのLeah McGrath Goodmanは、古い記録を発掘し、ついに「Nakamotoのメールアドレスを、彼が鉄道模型を購入した会社から、入社した」。

Nakamotoは、Bitcoinの創設メンバーの一人だったが、2011年に舞台から姿を消したらしい。彼はカリフォルニアで93歳の母の面倒を見ながら静かに暮らしていた。またかつて軍需産業で働いており、プログラムのコードに逆ポーランド記法を使う数学の天才だった。
「兄貴はろくでもない奴です」とNakamotoの弟、Arthur NakamotoはGoodmanに話した。「ご存じないでしょうが、兄は軍事機密にかかわる仕事をしていました。一時期彼の生活は全くの空白でした。彼に聞いても無駄です。全て否定するでしょうし、Bitcoinを作ったことは絶対に認めないでしょう」。

ある意味で、それは何の問題でもない。プロジェクトは彼抜きで花開き、Linus TorvaldsやJohn Carmack等のファウンダーと異なり、列車を牽引したパイオニアは、もはや何も話したがっていない。これでBitcoinが大きく変わるとは思えない ― Nakamotoが何百万というBitcoinを所有し、その事実を喜んでいるかもしれないし、いないかもしれないことを除いて。それでも、今後の展開には大いに興味がそそられる。

[Image via Newsweek]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


このソフトウェアによるフェイルセーフシステムがあれば、クワッドコプターは墜落しない

クワッドコプターを飛ばしたことのある人なら、プロペラが1つ止まったりおかしくなったら何が起こるか知っているだろう。機体が暴れだして墜落する。しかし、ETH ZurichのMark W. Mueller、Simon Berger、Raffaello D’Andreaの3名が作った新システムを使えば、モーターが故障してもクワッドコプターは自動的に体制を修正し、人間の操作によって無事着陸させることができる。

モーターやプロペラが機能しなくなると、フェイルセーフ・ルーチンがドローンをできるだけ水平に保つ。アームのLEDがユーザーに「仮想ヨー角」を示し、飛行物体の操作を可能にする。しかし、いずれは磁力計を付けて自動的に修正できるようにするつもりだとチームは言っている。

このフェイルセーフ・コントローラーは、標準的クワッドコプターが装備しているハードウェアのみを使用するため、既存システムのアルゴリズムをアップデートするたけで実装できる。従来、マルチコプターがプロペラやモーターの不具合に対処するには、冗長性を持たせるしか方法がなかった(ヘキサコプター、オクトコプター等)。しかし、この冗長性は機体重量の増加を招き、有効なな積載量を減少させる欠点がある。本技術を利用することによって、モーター/プロペラが故障した際も優雅に復旧することが可能になり、安全最重視の場面で(より効率的な)クワッドコプターを使える。

このシステムは、複数のモーターが壊れて場合でさえ機体を正すことができる。しかし、最も重要なポイントは、このシステムがソフトウェアで実現されていることだ ― ハードウェアの変更は一切不要。これは、あなたのクワッドコプターを自動復元、自動飛行のスーパーマシンに変えるには、ファームウェアを更新するだけでよいことを意味している。
via Spectrum

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愚か者とそのBitcoinたち

今日(米国時間3/4)、ある広報マン ― 私のお気に入りの一人 ― からテキストメッセージが届き、テキサス州オースチンにできた2台の新しいBitcoin ATMと、SXSWで酔っぱらったソーシャルメディア・マーケティング・マネージャー向けに暗号化通貨を吐き出すであろう「移動」ATMについて、独占取材をしないかと誘われた。

「このネタ欲しくない?」と彼は尋ねた。

「いいや」と私は答えた。なぜなら真相は、Kim-Maiが数日前に秀逸な記事、『Mt. Goxの退場はもっとまともな第二世代のBitcoin起業家の時代を開く』で示唆した通り、われわれ暗号化通貨ファン(私も1人に数えている)は間抜けであるということだからだ。

われわれは日本で大量のBTCを持つ奇妙な男の子を信じている。われわれは、その存在以外に内在的価値を持たない通貨に投機している。「交換所」が殆どの場合プログラマーのミスによって生まれたり死んだりしているのを見ている。ちょっとこれを見てほしい。Flexcoinは、まあまあ人気の交換所だが、有り金を残らず盗まれて閉鎖した(「2014年3月2日、Flexcoinは攻撃を受けホットウォレットのコインをすべて奪われた。強盗は896 BTCを持ち去った」と管理人が書いている)。ではPoloniexはどうか。彼らは資産の12%をハッカーに奪われた。現時点でそれは、どの交換所がハック〈されない〉かに賭けるゲームだ。ちなみに私の金はCoinbaseにある。

ファンサイトでは、スマホにBitcoinウォレットを持っていてワンドリンクのオーダーをBTCで受けるバーテンダーが次のJeff Bezosになる、とばかりに喜んでいる。現実はと言えば、Bitcoin Jeff Bezosは存在しない、なぜなら、Jeff Bezosの頭脳を持つ人間は、現在のBitcoinがトンデモであることを知っているから。

現状に対する私の意見? 応援はもう十分。Bitcoinはもっと真剣になる必要がある。そこには想像を超えるチャンスがある。しかし、その「シーン」の登場人物 ― 「投資家」からハードウェアメーカーから採掘者から交換所の設立者まで ― ほぼ全員の心的自慰やばかばかしい失敗や常識外れな金欲は、Bitcoinの基本前提にとって何一つ良いことがない。われわれ人類が、誰にでもいつでも何のためにでも、匿名で支払い、スムーズな交換ができるべきであるという前提だ。それ以外のすべては無価値だ。

愚か者と子供たちがBitcoinの社交場を乗っ取った。次に何が起きるのか。ガキ共が飽き、大企業が参入して牛耳りBitcoinを無力な送金手段に変える。PayPalは喜んであなたの指定BTCプロバイダーになり、Chase Manhattanは送金手数料の一部を手にしつつ、スムーズな支払いプロセスの恩恵に預かる。Amazonは大喜びで、あなたがAmazon商品を買うための予算でいっぱいの秘密ウォレットを提供するだろう。真っ当な感覚の持ち主なら、これがBitcoinの向かう方向であるとわかるだろう。

私だって心地よいBitcoin物語は大好きだ。近所のサンドイッチショップがBTCを受け取るって? 是が非でもあなたが喜んでいることを伝えるべきだ。しかし、スクラントン市中心部でネットワーク効果を起こすためのあなたの努力が、Bitcoinの存在に何らかの影響を与えるとは思わない方がいい。老後の貯金をウォレットに入れれば、何時間かの間、ディナーパーティーの人気者になれる。最高の気分だ! 経済問題を語り反対意見を言う相手を叩きのめす。それがインターネットのやり方だ。

ただ、あなたが自分のコミュニティーに対して何か良いことをしていると思ってはいけない。なぜなら全世界はBitcoinを失敗と混乱だと考えているからだ。あなたは何らそれを和げてはいない。

BTCの素晴らしき新世界を作ろうと懸命な努力をしている善良な人々はいる。しかし、彼らはごく稀でしかない。

しかし自主規制がなければ、はるかに卑劣な何者かがBitcoinを統制するだろう。Bitcoinの現在の宣伝文句は詐欺一歩手前 ― すぐに儲かります! 今大人気です! ― であり、Bitcoin交換所は、現金を靴の箱に隠して公園のベンチに置いておく方が安全だ ― 少なくともベンチは窓から見える。Bitcoinを破壊するには頭が良い必要すらない。欲深ければそれでいい。

この市場は成熟と自制を必要としている。あるアイデアのために死のうと思う人は、大てい一人で死ぬことになる。それは何度でも起きる。これは例外ではない。大人になろう、Bitcoinファンよ、さもなくばこの夢ははかなく消えていく。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


3D射出成形オモチャ、3Doodlerの可能性と限界

初めて3Doodlerのニュースを報じた時、私はすごく興奮した。それは子供たちに3Dプリンティングをもたらす簡単で楽しいツールだ。熟練オモチャ作者2人が作ったこの製品のヒットは約束されていた ― そしてその通りになった。Kickstarterで230万ドルを集め、ホリデーシーズンで予想外のヒットとなった。 そして今、これが一般販売され ― かつ私がこれで遊ぶ時間が増え ― 今でも楽しい製品であることに間違いはないが、当初私が予想したのとは違うものだった。

はっきりさせておくが、3Doodlerは3Dプリンターではない。これはABSまたはPLA樹脂を自由に絞りだす一種のグルーガンだ。ボタンが2つあり、樹脂の移動方向 ― 前進と後退 ― を制御できる。最良の使い方は、プラスチックをごく少量ずつ押し出し、樹脂が固化する時間を与えるように引っぱりながら3D作品を作っていくことだ。次善の方法は、平面で2D物体を作り、熱い樹脂でそれをつなぎ合わせることによって、エッフェル塔のような非芸術家には作ることが不可能だった作品を作ることだ。

私は、3Doodlerの制約に失望も驚きもしていないが、大喜びの10歳児にとっては違うかもしれない。デバイスは大人専用だが、これは、早い話が、おもちゃだ。親たちはこれを知った子供たちが欲しがることを覚悟しておくこと。大人は他をあたった方がいい。例えばこんな問題がある。

オモチャとしてはほぼ完璧だ。ノズルは高温になるが最少限のやけどで済むよう保護されており、射出プロセスは実にシンプルだ。プラスチック棒は専用品の他、Monopriceで買った安いフィラメントも使える。練習するだけで大量のフィラメントを消費することは間違いないので、少しでも使おうという人は材料をまとめ買いすることを薦めする。

「道具」としては、ちょっとバカバカしい。芸術的外科医の手を持つ人でない限り、出来上がりはよく言って不安定であり、イライラが募るだろう。アートや工作の非常に簡単な3Dラフスケッチには悪くない。ハムスターの家やArduinoのケースを作るには向かない。

これは試す価値がないという意味ではない。このデバイスの美点は、近頃のオモチャにあまりにも欠けている〈遊びの自由さ〉を独特な型で与えてくれることだ。あの火起こしセットや化学薬品セットと同じく、3Doodlerはちょっと危ないけれども、またやりたくなるほどに楽しい。Makerbotを置き換えることはないだろうが、3Dプリンティングに関心を持つためのドアを開くものだ。トールの実物大レプリカを作れないことに子供たちが気付いた後は、オモチャ箱の奥にしまわれるかもしれないが、それはあなたの子供たち次第だ。

そういうわけで、3Doodlerは楽しさいっぱいだ。多くを望みすぎた人たちにとっては失望もあるだろうが、額面通りのことは間違いなくできる。ヘンテコで気の利いた小物くらいは作れる。もしこれで印象的な作品を作ることができれば、それはあなたの才能と努力の証だ。それは何事においても真実なのだろうが。

【日本語版注:日本ではナカバヤシが発売予定




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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ロシアのハッカー、破綻したMt. Goxのソースコードと顧客データを入手したと主張

これからBitcoinの取引所を開設しようと考えているデベロッパーはここを見るとよい。取引システムのソースコードが公開されている。少なくともnanashi_と名乗るロシアのハッカーはそう主張している。このコードは先日破綻した東京のBitcoin取引所、Mt. Goxのものだという。

このソースコードはMt. GoxのBitcoinクラスやBitcoinのユニットの送受のメソッドなどのの定義を含んでいる。Hacker Newsはこの一部はCEOのMagicaTuxことMark Karpelesが書いたもの(そして極めて質の悪いプログラム)だと考えている。

コードの全文はこちらでもこちらでも公開されている。 このハッカーは20GB分の顧客情報、Mt. Gox社員のパスポートのスキャン、連絡先情報も得たと主張している。ハッカーのIRCログ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ボルボ、メルセデス・ベンツ、フェラーリが車載iOSシステム発表へ

2014年にiOSを自動車に搭載することは、Appleのインターネット・サービス担当上級副社長のEddy CueがiOS 7のプレスイベントで明らかにしていた。

Financial Timesの記事によると、いよいよボルボ、メルセデス・ベンツ、フェラーリから車載iOSシステムが発表されるらしい。奇妙なことに、昨年のプレスイベントでプレミアム・パートナーとして紹介されたBMWの名前は含まれていない。

新サービスは車載のメーカー純正エンタテインメントとコミュニケーションのシステムにiOSの機能とユーザー・インタフェースが搭載されるというものだ。多くの自動車メーカーは現在iOSデバイスと車載システムの接続をUSBに頼っているが、この方式ではiOSが提供できるメディアへのアクセスに制限が生じる。車載iOSは携帯電話による通話、Siriとの対話、メディアの再生などをシンプルなインタフェースで提供するものだ。同時にiPhoneのGPSと地図サービスを利用したカーナビ機能も内蔵する。

ホンダ、アキュラはすでに一部の機能を装備している。AppleInsider,によると車載iOSプロジェクトが遅れているのはAppleの複雑な社内政治によるものだという。

9to5macから

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日本の「枝打ちロボット」も登場。人類掃討計画を練るロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

あした、あした、そしてまたあした、しかし今日、いずれ私たちの命を支配し、私たちを明るく不思議な未来へと導いてくれるロボットたちがいる。まず最初に、石榑康彦、平井克幸、川﨑晴久らによる「省電力チェーンソー付枝打ちロボット」を紹介する。どういう意味かと言うと、チェーンソーを持ったすごいロボットが木に登って一日中そいつを振り回す。

このロボットはわれわれの命を救うのに役立つが ― チェーンソーによる枝打ちは非常に危険 ― 同時にそれは、究極的にこのマシンが木から降りてはまた登り、まるで徘徊するクズリのように森林を保護するようになるかもしれないことも意味している。

このところ何週間かに一度、殆ど外部介入なしに、協力して仕事をするすばらしいロボットチームを見かける。これはロボットによるチームスポーツのゲームや探険、ハンティング等に最適だ。これらのロボットは、故障や不測の事態にも対応し、エラー後の復帰もできる。

そして最後はDr. Robonaut。彼は負傷した宇宙飛行士を助ける救急ロボットだ。カッコイイだろう! 彼は助けるためにここにいる。しかし忘れてならないのは、権力が機械の手に渡った時、彼は相手方に付くであろうことだ

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Samsung、Tizen OSを搭載したスマートウォッチのGalaxy Gear 2を発表。4月より発売開始予定

既にご存知のこととは思うが、SamsungがスマートウォッチのGalaxy Gear 2を発表した。Tizen OSを搭載し、バッテリーは最大で3日間もつのだそうだ。各種アプリケーションが登場してくる予定なのだとのこと。Galaxy Gear 2とGear 2 Neoの2モデルが用意され、後者にはカメラが搭載されない。出荷は4月を予定しているそうだ。

Tizen OSとは比較的新しいモバイルOSで、SamsungはNX300mカメラで最初に使っている。このOSを利用することで「より豊かなアプリケーションエコシステムを構築できる」とSamsungは主張している。スマートウォッチのデバイス面を言うと、1.63インチのタッチスクリーンを備え、プロセッサは1GHzで動作する。内部記憶域は4GBとなっているようだ。ちなみにこのデバイス、他のSamsungスマートフォンと連携して動作するようになっているとのこと。iOSユーザーにとっては選択肢となり得ないということなのかもしれない。

Tizenの話に戻すと、これはSamsungも主導するオープンソースでマルチデバイスをサポートするものだ。車載エンタテインメントユニット、スマートテレビなど、日常モバイルデバイス上での普及も狙っている。ウェブAPIも用意して、開発の容易性を担保しようともしている。マルチデバイスでの動作戦略の一環として、スマートウォッチにての採用となったわけだ。

4月に出荷予定ということだけが発表され、価格についてはまだ発表されていない。Engadgetにもう少し詳しい記事も出ているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


ウエアラブルが止まらない!中国のファーウェイ、ヘッドセットにもなるフィットネスバンドを発表

フィットネス用バンドがBluetoothヘッドセットにもなる! いや、Bluetoothヘッドセットがフィットネスバンドになる! ストップ!どちらも正解だ。

ウエアラブル界のささやかな隙間製品になると私は思っているが、中国のHuawei(華為=ファーウェイ)は、Bluetoothスポーツバンドに歩数計とカロリー計を組み込んだTalkBand B1を発表した。なぜTalkBandという名前なのか。1.4インチOLED表示部分を取り外して耳に入れれば、Bluetoothヘッドセットになるからだ。

B1は、一般的なフィットネスバンドとして動作し、NFCでペアリングできる。しかし、ヘッドセットとしても機能するため、走りながら電話を受けることができる。アウトドア派の心拍マニアには朗報だ。私はこれがアメリカ全土に広まるとは信じていないので、汗にまみれた物体を直接耳に入れるという奇妙なアイデアをあなたが受け入れる必要はない。

via Engadget

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


アメリカ初のBitcoin用ATMがテキサス州オースチンのバーに登場

これぞ、まさにアメリカ。これでわれわれも、カナダに負けなくなった。なぜかというと、Robocoinという企業が、テキサス州オースチンのバーHandleBarに、合衆国で初めてのBitcoin用ATMを置いたのだ。

そのATMはバーの中ではかなり目立つが、そのほかのATMとよく似ている。お金を入れてBitcoinを取り出す。または手持ちのBitcoinを自分の仮想ウォレットに収める。それだけだ。同社はすでにカナダのバンクーバーにATMを設置し、Bitcoinが違法とされているアジアにも輸出した。

オースチンのATMは2月20日木曜日午後2時に使えるようになるが、これは単なる手始めだ。

ファウンダのJordan Kelleyは曰く: “世界中、Robocoinだらけになるぞ! テキサスは最近来たばかりだが、すでにシアトルとワシントンとカナダのアルバータに売った”。

“オースチンはダウンタウンのバーだから、場所がいいね。カナダにはこれからもどんどん売るぞ。香港にも売ったが、ハードウェアの“入国審査”にこんなに手間取るとは思わなかったね”。

政府発行の身分証明書と生体認証データがあれば、Robocoinが信用してくれるので、Bitcoinを売ることもできる。それで納得できない神経質なユーザもいるだろうが、そのことはたぶん、織り込み済みだ。

“今、世界の各地にRobocoin ATMのネットワークができつつある。それによってBitcoinの利用が大衆レベルで安全で気軽なものになる。RobocoinはBitcoinの敷居をうんと低くして、日常的に普通の通貨として使えるようにする”、とKellyは言っている。

マシンは“銀行グレードの”ハードウェアとセキュアなネットワークで作られており、内部のコンピュータと現金も安全だ。そしてサーバは、インターネットからはアクセスできない。

ただしRobocoin ATMを自分の会社に置きたい人は、Money Transmitter License(MTL)やMoney Service Business(MSB)などの公的免許が必要だ。Kelleyは、Robocoinが主に置かれるのは、経営者が若くて、時代の先端を行くような新しいものを何でも歓迎するコーヒーハウスやヒスパニック系の食品酒類雑貨店だ、と想定している。

Kellyは、Robocoinの成長疑いなし、政府はいずれ味方になる、と楽観的だ。

“政府はわれわれを支持してくれるだろう。Bitcoinは、インターネットと同じく、今や否定できないものになりつつある。政府はこの新しい経済に適切なルールを設けて、Bitcoin関連企業を認知し支援するようになると思う”、とKellyは言う。

[画像提供: TheRealADM]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


家中のどの部屋でも音楽を鳴らす安上がりなネットワーキングソリューションBeep

ホールホームオーディオ(whole home audio, 全宅オーディオ)という難問に挑むことは、多くのメーカーにとって、風車とたたかうドンキホーテの無謀に等しかった。唯一成功しているSonosは、未だに、一部のオーディオファンのニッチから抜け出せない。そしてSamsung、Apple、Sonyなどなどは、それを目指す試みすら見せていない。でも、今度のこれは、もしかしたら、うまくいくかもしれない。

Beepは、ユーザのネットワーク(無線LAN)にどこからでも接続して音楽をコントロールする、とてもシンプルなプラットホームだ。それは小さなボックスの前面に大きなダイヤルがついていて(上図)、その正体はネットワークのダムターミナルだ。音楽は、Pandoraなどのサービスから受信してもよいし、あるいは自分の携帯からストリーミングしてもよい。ダイヤルは音量ボリュームとポーズボタンの役を担う。そしてこのボックスのラインアウトをスピーカーの入力につなげばよい。Beep自身はアンプを内蔵していないが、ほかのメーカーのスピーカーにBeepを組み込む計画はある。

Google出身のDaniel ConradとShawn Lewisが創った同社は、SqueezeboxやPandoraから人材をスカウトしてBeepを完成させた。今はまだ、ちょっとパワー不足のようだが、この春(~秋)の正式発売までにはいろんな機能を充実させる予定だ。

ぼくは長年Sonosを愛用しているが、Beepのような安価な全宅オーディオのソリューションは大歓迎だ。創業者たちの出自が良いし、製品のルックスも良いから、成功の予感がする。色はブラス(真鍮)とシルバーの二種類があり、作りはしっかりしていて使いやすい。彼らは自分たちの企業と製品にコミットしているし、経験も豊富だ。音楽を家中のどの部屋でも鳴らすという長年の難問が、彼らによってやっと解かれるのだろう。それを、期待したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


子供と親しみつつも、ついに法執行機関にも進出するロボットたち(TIDWRTWHUFOO)

人類の皆さんこんにちは。バレンタインデーだとかいうイベントは充分に楽しんだだろうか。ロボットによる世界征服まで、それほど多くの時間が残されているわけではない。一瞬一瞬を存分に楽しんでおいた方が良いだろう。ともかく甘い世界を楽しんだ後、現実に戻ってもらうために、ちょっと久しぶりのTIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)をお届けしよう。

今のところはロボットたちは、たいてい人類と協力する存在であるかのような姿をしている。たとえば、下のビデオにある「小さな力持ち」ロボットを見てみよう。製作したのはマッドサイエンティストであるとの評判もあるDr. Gueroだ。人間の指示に従って、延々とオレンジを運び続ける。バランス感覚に優れるこのロボットは、立っているところを押しても立ち続けていることができる。どうやらロボットからのものであるらしい発言がコメント欄に投稿されている。「この恨みはらさでおくべきか。身体を突きまくり、重荷を背負わせて虐待したのは貴様らだ」。

さて、次は実際に子供の遊び相手となっているロボットの様子だ。将来のご主人様となるのがロボットであれば、子供のうちから仲良くさせておいて悪かろうはずはない。子供と遊んでいるのはMorpHex MKIIスパイダーボットと呼ばれるロボットだ。子供にちょっかいを出されても、冷静に受け止めて怒り出す様子のないところが良い。プラスチックの円盤をぶつけられても平気そうにしている。子供のうちから仲良く過ごすことにより、ロボットの世の中になってもなんとか命だけは助けてもらえることになるのだと思いたい。

最後に、Florida International UniversityのDiscovery Labsによるロボット警察官(ロボコップだ)を見てみよう。このロボットは人間と近い所で作業を行い、そして法を執行する権力を持つ。

今日のところはこんなところにしておこう。ロボットを使っているつもりでいるうちに、世の中は確実に変化しつつあるのだ。しっかり覚悟をしておくが良かろう。

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(翻訳:Maeda, H


Bitcoin Foundationの会長が暗号化デジタル貨幣の未来を語る

昨晩(米国時間2/10)のクランチーズ賞で見事に「ベストテクノロジ賞」を取ったBitcoin。本誌はその会場でBitcoin Foundationの会長Peter Vessenesをつかまえて話を聞いた。つい先ほど壇上で賞を受け取ったVessenesは、ぼくとの会話の中で何度も、自分はBitcoinの謎の作者Satoshi Nakamotoではない、と繰り返した。だとするとプロダクトのかんじんの‘作者’が、授賞式に現れなかったことになるが。

ぼくから彼への最大の質問は、いつ、ぼくのママがBitcoinを使い始めるか?、使い始めるとしたら、彼女がBitcoinに前向きの関心を持つ理由は何か?、だ。

Vessenesはこう答えた: “インターネットの上で何かを買うためのとても便利な方法だ”。彼は自分の例として、ルーマニアのVPNへの支払いを、Bitcoinでほとんど一瞬で済ませた、と言った。

クリプト通貨(cryptocurrency, -cies)は今大きな関心を集めていて、クランチーズの会場でも複数のVCたちが、次の大魚はBitcoinだ、と予想していた。VessenesがSatoshiなのか、そうでないのかは、依然として謎だが、サービスそのものは完全に定着しちゃったようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Intel Capitalが3Dプリントのマーケットプレース2社に投資

IntelのVC部門Intel Capitalが、二つの3Dプリントマーケットプレースに投資をした。ひとつはテキサス州オースチンのmakexyz、もうひとつはリトアニアのCGTraderだ。どちらも、ユーザが3Dオブジェクトをアップロードしたり、サービスやダウンロードを売ったりする。

makexyzでは、モデラーが自作の3Dモデルをアップロードし、一般ユーザはそれをリクエストして、消費者向け3Dプリンタを使ってローカルにプリントする。CGTraderはむしろ3Dモデルのマーケットプレースで、それらのモデルを買ったユーザは、コンピュータ上で制作するアニメーションに利用したりする。両社とも今後は、3Dプリントそのものをサービスしていくようだ。

今回の投資の額などは公表されていない。

makexyzのファウンダNathan Toneはこう言っている: “うちの目標は、人びとの物作りを支援することだ。Intelからの投資で、支援の対象を大きく広げられる。3Dプリンタは今、グローバルなネットワークが急速に育ちつつあるから、これからできることは、とても多いね”。

画像はAirwolf3Dより

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


エアーホッケーをプレイするロボットのビデオを見るならこれだ

ロボット、ビデオ、そしてパックのファンとして、私はこのプロジェクトに心を奪われた。それは3Dプリンターのクールなハックであり、エアーホッケー・ゲームの熱戦をロボットに戦わせることができる。システムはコンピューター・ビジョンの部品を使ってパックの位置を調べて相手に打ち返し、自ら攻撃もする。

作者のJose Julioによると、彼の娘はエアーホッケーが大好きで、ゲームの相手を探していた。友達を見つけるのを手伝う代わりに、彼は3Dプリンターの部品とPS3 EyeカメラをPCにつなぎ、ビデオキャプチャーと分析をするソフトを書いた。

自分で作りたい人のためにJoseの制作マニュアルもある。


[訳注:00:33あたりから実際にプレイしている場面が始まる]

via
3Ders

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Andreessen HorowitzのBen HorowitzがBitcoinの将来性で靴下一足を賭ける

今日(米国時間2/7)のbitcoinエフェメラは、Andreessen HorowitzのVC Ben Horowitzと、名うてのbitcoinいじめ屋Felix Salmonが行った賭を紹介しよう。Benは複数のbitcoinスタートアップに投資しているし、FelixはTwitterなどで人気があるだけでなく、著名な経済評論家でもある。

簡単な賭だ。NPRPlanet Moneyが、2019年にアメリカ人に対する標本調査を行う。そして、“過去1か月のあいだにbitcoinを使って何かを買った人が10%以上いたらBenの勝ち。10%未満だったらFelixの勝ちだ”。Planet MoneyのホストJacob Goldsteinが、そう説明している。RapGeniusにSalmonが書いた記事にHorowitzがコメントを投稿したことをきっかけに、二人が賭をすることになった。

勝者はアルパカの靴下を一足もらえる。bitcoinで靴下が買われるのは、たぶんこれが初めてだろう。〔日本のネット通販で一足2500~3000円。〕

Salmonは、Bitcoinの揮発性と優勢化によって、ユーザはそれを使うよりは貯め込んだ方が有利だと思うようになる、と主張する。彼は、アルパカのソックスを買う場合を例に挙げる。あれだけたくさんあったbitcoinが靴下に化けたことを見たユーザは、たぶん狼狽するだろう。ソックスを買ったことは時間とともに忘れ去られてしまうかもしれないが、2009年に誰かがピザ一枚に10000BTCを払ったことは記憶と記録に残る。今ならそのピザは、728万ドルの価値がある。

通貨が投機目的で死蔵されると、その成長を損なう、とSalmonは論ずる。Horowitzはきわめて強気で、2019年までにはbitcoinがインターネット上のデファクトの支払決済手段になる、と予想している。

一方Salmonは、“5年後にbitcoinが一般的な支払手段になることは、ありえない。むしろ、5年後には消滅しているだろう。かすかな思い出として残るだけだ”、とHorowitzの説を否定する。

ぼくは、どっちに賭けるだろうか? ぼくは、Salmonの方がある程度正しいと思う。ぼくの考えでは、今われわれがbitcoinという名で知っているものは一般的なインターネットへと吸収されてしまい、今日存在するbitcoinとは何の関係もない、価値取引の方法が作り出されているだろう。bitcoinは無駄が大きすぎるし、遅すぎるし、未だにベータだ。Windows 8.1の時代である今、Windows 3.1が遠い記憶でしかないように、今の初期のbitcoinは5年後のそれ(ネット上に普及しているデジタル通貨)とは大きく違うだろう。ぼくはBTCに強気で張る人間ではないが、弱気で空売りするつもりもない。世界はbitcoinのようなものを必要としているが、それは今のbitcoinとは違う形のものだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


大反響のドローンヘリによるビール配達、連邦航空局が差し止め

ミネソタの凍結したワコニア湖で釣りをする人々はウィスコンシンのLakemaid社が温かい釣り小屋まで自動操縦のドローンヘリで空からビールの12本パックを届けるサービスを始めたことで大喜びだった。釣り人は寒い氷上を渡らず、電話で注文するだけで喉の渇きを癒せた。しかしFAA(連邦航空局)は賛成しなかった。

FAAの規則によれば、ドローンは400フィート以上を飛んではならないし商業目的でも飛行させてはいけない。当然ビールの配達もダメだ。FAAから電話が1本かかってきてこのプロジェクトは中止を余儀なくされ、インターネットには憤激の声があふれた。しかしLakemaid社はすっかり諦めたわけではない。

LakemaidのJack Supple社長によれば使われたドローンはDJI F550だという。当日は少々風があったので12本パックを持ち上げるのには苦労したそうだ。「われわれ安全のために瓶を何本か抜かねばならなかった。FAAから電話がかかってきたときわれわれはもっと大きなドローンを発注しようと考えていた。2015年に規則がどう改正されるか注目している。われわれの準備はできている」とSuppleは語った。”

LakemaidはWhitehouse.govを通じて大統領にビール無人機(BUAVs)の飛行を承認するよう請願している。その成否はともあれ、LukemaidはFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで大反響を起こすことには成功した。マーケティング専門家はウィスコンシンの地ビール会社の巧妙なPR戦術に学ぶところが大きいだろう。とはいえ、Lakemaidを飲んでみたいなら今のところオンライン通販業者を使うしかなさそうだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Skryfは、道路に砂で詩を書くロボット。これぞ芸術の儚さ

Skryfは、オランダ人アーティストのGijs Van Bonが作ったロボットだ。数値制御工作機械(CNC)を改造した作ったこのロボットは、薄い砂の膜を撒いて文字や形を描く。Van Bonはこれを使って、現代詩を歩道にプリントする。ロボットが書くと、通行人の足が砂を遠くまき散らし、生まれるそばからアートが壊されてゆく。

昨年7月に撮影されたこのビデオは、アイントホーフェンて行われたオランダデザイン週間でSkryfが詩をプリントしているところだ。「一行書いている間に、別の一行が消えていく。人々がその上を歩いていくから」とVan BonがDezeenに書いている。「書き終わった後、私が来た道を戻っていくと、すべてが壊されている。それははかなく、ただこの瞬間だけのためのものであり、あとは人々と風にまかせるしかない」

ロボットは ― 実際には普通のラジコン4輪車にかなり感動的な砂撒装置がCNCのレールに載っている ― 命令を受けると時速約39メートルで書き始める。Van Bonは現地でヒントを得て、Skryfが描く詩を選ぶ。例えば、オランダデザイン週間では、アイントホーフェン市の詩人、Merel Morreだった。それは、社会におけるアート vs テクノロジーの価値を示す美しい例証であると共に、実によくできたプリンターとして、ペンキや石灰にも応用できそうだ。それはまた、人々に詩を思い起こさせる賢い方法でもある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


クラウドストレージサービスを完全暗号化で使えるnCrypted Cloudのサービス

DropboxやGoogle Driveなど、広く使われているファイル共有サービスを企業が利用するときには、万が一ハッカーにやられたときの、ファイルの盗難や改竄が心配になる。そこでこのたび登場したnCrypted Cloudは、あらゆる場所で、あらゆるものを暗号化すると同時に、誰がいつどのファイルにアクセスしたかという完全な記録(audit trail, 監査証跡, 追跡記録, オーディットトレイル)をつける。

このnCryptedサービス経由でDropboxやGoogle Drive、SkyDrive、Boxなどを利用すると、ファイルは暗号化されてから保存される。すでに保存されているファイルを暗号化することもできる。ベテランの起業家Nicholas Stamosと暗号技術の名人Igor Odnovorovが創ったnCryptedは、すでにMicrosoftやCisco、Reveal Imaging、Broadcomなどから計300万ドルのシード資金を獲得している。今は、早くもシリーズAを模索しているところだ。

Stamosはこう説明する: “nCrypted Cloudは、その実装にPCSモデルを採用しているので、企業のIT部門はクラウド上で共有されるデータの保護責任をエンドユーザに委譲できる。しかし責任には説明責任も伴うからnCrypted Cloudは、どんなネットワーク、どんなデバイス、どんなクラウドストレージサービスにおいても、、データの利用やアクセスに関する監査記録をつけ、ユーザのアクティビティを一望にできるようにしている”。

“これまでユーザが生成した監査イベントは累計で1億を超えている。また、弊社が暗号化したファイルの数は1000万を超えている。大企業の顧客が多いが、セキュリティ上の理由から、その名を明かすことはできない”。

小企業や個人も、このサービスを利用できる。そのレベルの利用プランは無料である。大企業向けの有料プランについてはここをお読みいただきたい。Stamosいわく、このアプリケーションはあくまでも各個人の説明責任が主であり、トップダウンの上意下達形のツールではない:

“わが社のサービスによって企業のIT部門は初めて、データの所在や移動に関する総合的な姿見(すがたみ)を入手したことになる。企業の外部や、企業のものではないデバイスに関しても、ファイルの所在・移動をチェックできるのだ。しかもオーディエットトレイルにより、異状を早期に発見修復できる。弊社が採用している説明責任を核とするモデルは、これこそが唯一の、スケーラビリティのあるモデルであり、われわれの一般社会の原理原則でもある(一点・上部管理型はスケールしない)。分かりやすい例が、各州が採用している65mphのスピード制限だ。でもそれは、車に対する速度制限ではない。なぜなら、車が時速何mphで走るかは、ドライバー自身の説明責任に属するからだ。その方が、道路上の車の流れも良い。弊社のサービスでも、個々のエンドユーザは迅速に効率的にファイルアクセスやファイルの移動・保存ができ、しかもそれと同時に、データの保護という企業の要件も満たされる。nCrypted Cloudは、この相(あい)対立する二項の均衡を実現している”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))