Giropticは仮想現実コンテンツの撮影に最適な360度カメラを開発

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フランスのスタートアップGiropticは、全く新しいアクションカメラのために450万ドルを調達した。GiropticはGoProと似ているが、近くで見ると3つのカメラが付いていることが分かる。このたまご型の360camは、撮影者の周りの風景を全て捉えることができ、仮想現実ヘッドセットで見るための映像を撮影するのに最適なカメラだ。

多くの企業はヘッドセットを開発することに注力しているが、仮想現実コンテンツの制作もVR市場で重要となる要素の一つだ。CCP Gamesといった企業はヘッドセット用のゲームを制作しているし、VideoStitchのような企業は360動画をリアリタイム、あるいはポストプロダクションで制作できるソフトウェアツールを開発している。

Giropticが興味深いプレーヤーなのは、彼らは独自のカメラと共に自社で映像を張り合わせる編集ソリューションも開発していることだ。ついでに言うと、GiropticはKickstarterのキャンペーンで140万ドルを集めることに成功した。Kickstarterで支援した人は、12月か1月にカメラを受け取ることができる。

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また、同社のウェブサイトから499ドルでカメラを事前予約することができる。GiropticはGoProの道筋を辿り、高価なカメラを興味がある人なら誰でも購入できるようにする計画のようだ。それは重要なポイントだ。360camは専門家のためだけのものではない。仮想現実動画を試してみたいと思う全ての人向けのものだ。

最終的に仮想現実動画が主流になるのなら、Giropticは何百万人の潜在的なカスタマーに自社のカメラを販売することができる立場にいることができるだろう。

他の似たカメラに比べると、Giropticはカメラ内でリアルタイムに映像を貼りあわせる編集ができる。Giropticのチームは、不動産や科学捜査に用いるための360度画像開発に何年もの期間を費やした経験がある。GroProのプロとコンシューマーの中間を狙う戦略は、そう考えると最近のことだ。

Partech Ventures360 Capital PartnersSOSVFinorpa、ビジネスのエンジェル投資家であるOleg Tscheltzoff、Pascal Cagni、Aloe Blaccが今回の資金調達ラウンドに参加した。Giropticは、コンシューマー行きつけの家電製品屋に最初の仮想現実のヘッドセットが陳列されるのと同時期に店頭で販売を開始する予定だ。

訳注:動画は原文をご参照ください。
画像: Tech Cocktail/Flickr UNDER A CC BY-SA 2.0 LICENSE

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

ピアツーピア方式でビデオストリームを低コスト化するStreamrootがシード資金$250Mを獲得

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ビデオをストリーミングで提供するWebサイトをやっている技術者にとって、“ピーク時”は恐怖の言葉だ。Streamrootは、ビデオストリーミングの帯域や所要時間、ビットレートなど重要要素を、常時正常に維持するサービスを提供する。具体的には、Streamrootは通常のストリーミングサービスに加えて、ピアツーピアによる他の視聴者からのダウンロードも行う。

同社はこのほど250万ドルのシード資金をPartech Venturesから獲得、そのラウンドにはWalnut Venture Associates, Cherrystone Angel Group, Jean-David BlancそしてBpifranceらが参加した。

ビデオストリーミングの効率化といえば、Joost, Miro, Pandoなどなどすでに耳タコだと思うが、でもこれまでのそれらはもっぱら、デスクトップやモバイルのアプリ、あるいはブラウザのエクステンションだった。

Streamrootが他と違うのは、Webサーバがそれを使うことだ。Webのエンドユーザは、何もダウンロード/インストールする必要がない。WebサイトがStreamrootを使っていれば、それでよい。分かりやすく言うと、YouTubeが明日からStreamrootを使い始めても、エンドユーザは何一つ気づかない。

タイミング的にも、これからのWebはピアツーピアのビデオストリーミングの時代になるだろう。StreamrootはそのためにWebRTCと、独自のピアツーピアモジュール、HTML5によるビデオ埋め込み、適応ビットレート、などの技術を使っている。ライブのストリームも扱える。

ビデオを見ているエンドユーザは何も気づかないが、Streamrootはその楽屋裏で、そのビデオを今見ているほかのユーザから送信する。そしてそれによって、送信を高速化し、コストを下げる。

Streamrootがサーバをリプレースするのではなく、サーバの帯域負荷をやや軽くするのだ。違いは、Streamrootを使っていないサイトで人気のライブストリームを見ようとしたときに、たぶん分かるだろう。

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ファイナルファンタジーVIIのリメーク版は、カルトクラシックをアクションRPGに変える

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6月のE3 2015イベントで発表して以来初めて、Square Enixは大いに待ち望まれているFinal Fantasy VIIのゲームプレイ予告編を公開した。そしてそれは単にグラフィックを一新したリメーク版ではなかった。

下の動画で見られるように、新ゲームは壮観だ。実際のゲームプレイの画面もあるが、特に注目すべき点がいくつかある。まず、新ゲームはオリジナル版の定点カメラアングルから三人称ゲームへと作り変えられている。

次に、戦闘システムが一新された。Final Fantasy VIIは今、アクション・ロールプレイングゲームにリアルタイムコンバットが加わった。果たしてハードコアなFinal Fantasy VIIファンがこの変更を喜ぶかどうか私にはわからないが、ターン方式の戦いが今や時代遅れなのは確かだろう。

この2番目のビデオでは、プロデューサーの北瀬佳範氏がリメーク版での変更について説明している。アート的な方向性に関して、チームは映画『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の雰囲気を再現しようとしている。

北瀬氏は新しいリアルタイム戦闘システムを採用したことを認めたが、プレーヤーはクラシックなRPGアイテムも武器として選ぶことができる。新たなアクション中心の方向性がストーリーに影響を及ぼすかどうかはまだわからない。

おさらいしておくと、Final Fantasy VIIのリメーク版はPlayStation 4で動く。噂によるとSquare Enixは、オリジナル版の20周年を記念して2017年に公開したいらしい。またこれは一時的な独占タイトルであり、後日Xbox OneやPC版が発売される可能性もある。まだまだ長く待たされることになりそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterの世界で(ランダムに)好意を届ける「@TheNiceBot」

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世の中、結構きびしいことが多い。これまで3年間、インターネット上で記事を執筆してきた。そしてその期間を通じて喧嘩腰のコメントや何を言っているのかわからないメール、あるいは誹謗中傷などを受けてきた。いや、そうしたことがあっても、自分の仕事のことは気に入っている。ただ、ときにもう少し穏やかに過ごしたいと思うことはあるのだ。

きっとそんなことを思う人は少なくないのだろう。Twitter上に@TheNiceBotなるアカウントが登場した。単なるボットなのだが、おそらくは唯一、人を幸せにすることを目的としたボットであると言えるかもしれない。この@TheNiceBotのプロフィールを見てみよう。

こんにちは、NiceBotです。Twitter上には60秒毎に意地の悪い発言が投稿されます。そこで30秒毎に、何かしら優しい言葉をかけるためのボットを作ってみました。あなたのハッピーのお役に立てればと思います。

というわけで、このNiceBotは30秒毎に、ランダムに選んだTwitter利用者宛に応援メッセージを送るのだ。これまでに4万件もの賞賛メッセージを送っている。これによりちょっとだけ良い気持ちになった人もいることだろう。

なお、プロフィール欄のリンクはChampions Against Bullyingに繋がっている。これはイジメや暴力問題に対処するために保護者、学校、教師、ないしコミュニティに対する援助を行う組織だ。

そうした組織はありながらも、しかし学校からいじめはなくならない。コミュニケーションの場がインターネットにうつって、さらにひどい状況になっているという面もある。そんな中、TheNiceBotは一服の清涼剤となり得るかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

Apple、iOS 9の採用率は70%と発表。App Storeの利用状況に基づく

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AppleがiOS 9を公開してから2ヵ月半が過ぎ、同社はその採用率データを公式ウェブサイトで発表した。Appleによると、App StoreをアクセスするiOSデバイスの70%でiOS 9が動いている。この採用率は昨年よりも高い。

現在22%のiOSデバイスでiOS 8が走り、8%がiOSまたはそれ以前のOSで動いている。合わせて92%のiOSユーザーがiOS 8またはiOS 9を使っている。これはデベロッパーにとって、例えば自社アプリでiOS 7サポートをやめるかどうかを決める重要な基準になる。特に、新しいAPIを使っているデベロッパーは、コードベースを一新することができる。

では今年の数字はこれまでと比較してどうなのか?昨年、60%のiOSユーザーが11月21日までにiOS 8をインストールした。2年前、74%のユーザーが12月初めまでにiOS 7を使っていた。

どうやら今年の数字はiOS 7の採用率とほぼ同じで、iOS 8をやや上回っているようだ。ちなみに昨年は、多くの人々がiOS 8へのアップデートを遅らせ、それはAppleが多くの空き容量を要求したためだった。今年Appleは、インストールを容易にするためにスリムなアップデートを公開した。

今使っているデバイスでiOS 8が動いていれば、iOS 9にアップデートできる。Appleは今年の主要アップグレードでは、旧機種のサポートをやめなかった。10月16日時点では、55%のiOSユーザーがiOS 9にアップデート済みだった。

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これと比較してAndroidでは、約26%のユーザーが2015年11月2日時点でLollipopまたはMarshmallowを使っている。Googleの最新モバイルOSが公開されたのは10月始めなので、Marshmallowの採用率が低いのはそれが理由だろう。

しかし、Lollipopを加えてもiOS 9の採用率には遠く及ばない。GoogleはLollipopを2014年11月に公開した。Appleの採用サイクルの速さは、エンドユーザーに新しい機能を普及する上で大きな利点だ。Androidユーザーの多くは、Androidの新バージョンを使うために新機種を買わなければならない。

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Via Apple Insider

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AdobeがFlashの棺桶にまた釘を一本打ちこむ…Flash ProfessionalをAdobe Animate CCに改名

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Flashの死は、ぐずぐずと遅くてぶざまだ。Flashを抱えるAdobeは、今度はAdobe Flash ProfessionalをAdobe Animate CCに改名することによって、Flashに何度めかの死の宣告を与えた(次は何だろう?)。

Flash Professionalは、Web上のリッチなアニメーションを作るアプリケーションだ。というかFlash Professionalは、Flashを使った広告を作るためのツールだ。

しかし最近では、ますます多くのFlash Professionalのユーザが、HTML5とWebGLを使ってアニメーションを作るようになった。そのアニメーションはモバイルとデスクトップの両方で使えるし、エンドユーザはFlashプラグインが要らない。パブリッシャーもwin、コンシュマーもwin、すなわちwin-winだ。

Adobeによると、今ではFlash Professionalで作られるコンテンツの1/3はHTML5を使っている。みんながFlashのことを忘れるまでは、まだ時間がかかると思うが、今回アプリケーションの名前からFlashを消したことによって、アニメーションはFlashだけではないよ、とAdobeは宣言したのだ。

名前からFlashが消えただけだから、これまでのFlash Professionalユーザが困ることはない。Flashそのものは健在だ。でも、早めに新しい現代的な方式に乗り換えた方が良いと思うけど。

Adobe Animate CCには、ペンシル(鉛筆)やブラシ(絵筆)の改良や、ベクタ方式のブラシ、回転キャンバス、色の変化とオーディオのシンクの改良など、新しい機能が導入された。Adobe Animate CCからAdobe Stockを利用できるし、クリエィティブクラウドのライブラリも使える。

Flash Professionalは、20年前にリリースされた古いツールだ。新装のAdobe Animate CCは2016にリリースされ、同社は今後の長期サポートを約束している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

ソニーのPS4はJaguar第7コアの利用で少し強力になっている

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たぶん一般のゲーマーのほとんどは気づいていないだろうが、PlayStation 4はほんのわずかだが強力になっている。PlayStation 4のCPUはオクタ(8)コアのAMD Jaguarだ。これまでゲーム・デベロッパーはそのうちの6コアを利用できた。他の2コア、つまり第7と第8のコアはOS専用だった。しかしソニーは最近、第7コアのOSロックを外して、というか部分的にはずして、デベロッパーが利用できる道を開いた。

ソニーはこの点についてまだ何も発表していないが、一部のデベロッパーはすでに第7コアを使い始めている。たとえば、オーディオ・ミドルウェアを提供しているFirelight Technologiesは人気のサウンドエフェクト・エンジン、FMODの新バージョンをリリースしている。

Firelight TechnologiesではバージョンアップのログEurogamerサイトが第7コアについて新発見をしたと指摘し、特に次のように述べている。「PS4:新しく、FMOD_THREAD_CORE6が追加され、このスレッドによって第7コアへのアクセスが可能になった」。

FMODはすべてのゲーム・コンソールのOSで作動するモジュールだ。PlayStation 2、3、 4、Portable、Vitaだけでなく、MicrosoftのXbox、Xbox
360、Xbox One、任天堂のWii、Wii U、 3DS、また iOSやAndroid、OS X、Windows、LinuxでもFMODは走る。またUnreal EngineUnity、 CryEngineSource Engineなどのゲームエンジンを通じて多くの人気ゲームに組み込まれている。つまり、Firelight Technologiesは単にPS4だけでなくすべてのプラットフォームにおけるオーディオ・エンジンの効率改善の手法を教えてくれたわけだ。

ちなみに、Microsoftは今年、Xbox Oneについて第7コアの利用方法を発表している。

PS4とXbox Oneはどちらもこのコアを音声コマンドのようなタスクの実行に利用しているようだ。ゲーム・デベロッパーが第7エンジンを利用するときはすでにシステムこのコアを使っていることに留意する必要があるだろう。

ところでこのアップデートは一般のPS4ユーザーにはどの程度の影響があるのだろう? すべてのゲームは最初の6コアをフルに利用しており、ソフトウェアは6コアに最適化されている。つまりそのままでは7番目のコアを利用することはできない。利用するためには新しいパッチが必要になる。第7コアのり利用には6コアですでに順調に動いているソフトのためにわざわざパッチを開発するほどのインセンティブはなさそうだ。

しかし今後開発される新しいゲームについては話が別で、第7コアをフルに利用することが前提になるだろう。デベロッパーはゲーム開発の途中であっても第7コアが使えるようソフトを書き換えるはずだ。上記のゲーム・エンジンのメーカーは真っ先にアップデートを行い、新機能が利用できるようにするだろう。

ただしPS4やXbox Oneにおける現在のゲームソフトではGPUの能力がCPPUより重視される傾向にある。ゲーム・デベロッパーはさまざまな昨日をGPUに分担させてきたからだ。つまりCPUの改良は天地が逆転するほどの影響は持たない。しかしゲームを今よりスムーズに走らせるためには大いに役立つだろう。

画像: TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SlackArchiveで公開プロジェクトのチャットを無料でアーカイブできる

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パブリック、あるいはセミパブリックなプロジェクトのメッセージプラットフォームにSlackを使用すべき理由は複数ある。オープンソースのプロジェクトでも、地域コミュニティーのプロジェクトでも、趣味が共通する人とのプロジェクトでも構わない。コミュニティーが大きくなるほど、チャットの履歴を際限なく遡って検索できれば良いのにと思うことが増えるだろう。

Slackの無料版では、1万メッセージまでしかアーカイブすることができない。年間80ドルを払えば高額なSaaSとしてSlackを使用することはできる。そこでSlackArchiveを紹介しよう。これは、全てのメッセージを無料でアーカイブすることができるサービスだ。

SlackArchiveは、基本的にSlackに加えることができるボットだ。ArchiveBotという名前で、このボットがチャンネルの中のやりとりをチャットのアーカイブとして保存する。

アーカイブはSlackのウェブサイトからアクセスすることができる。Slackと同じように、複数のチャンネルを横断的に検索し、探している情報を僅かな時間で見つけることができる。また、特定のメッセージにパーマリンクを作ることもできる。

また、SlackArchiveはボットであるため、検索をSlackで直接クエリすることができる。いくつかのボットコマンドを入力することで、ウィンドウを移動せずとも検索結果を得ることができる。

そもそもなぜSlackArchiveを利用すべきなのだろうか?多くのパブリックプロジェクト、例えばオープンソースプロジェクトはやりとりのために掲示板、Google Groups、IRCなどを使用してきた。メッセージの掲示板やGoogle Groupsは検索するには良いインターフェイスではあるが、Slackのように瞬時に直接メッセージがやりとりできるものではない。

ユーザーは違うプロジェクトでもSlackを利用したいと考えている。すでに仕事でSlackを使って同僚とコミュニケーションを取っているのだ。Slackを他のプロジェクトでも使用するのは自然な流れだろう。

SlackArchiveは非公開のチャット履歴には対応していない。Slackのプレミアムプランとぶつかるのを避けるためだ。このサービスは公開プロジェクト専用のものだ。私はこのサービスが年季の入ったフォーラムに取って代わるようになるのではないかと見ている。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

SonyがPS4のMacとPC用リモートプレイを近くリリース…SCEの人がそうツイートした

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インディーのデベロッパTwistedに、予想もしなかった大反響が舞い込んだ。PlayStation 4のPC用の、非公式のリモートプレイアプリを発表したら、あちこちで何百名もの人たちが、そのリリースが近いことを書いた。そして、その話を小耳に挟んだらしいSonyも、同社が今MacとPC用のPS4リモートプレイアプリを作っていることを確認した。

ゲームはPlayStation VitaやSonyの一部のスマートフォンにストリーミングできるから、Sonyがそこまで手を伸ばす必要はない。PlayStation TVを買えば、PS4のゲームをほかのテレビにストリーミングできる。

でも、家に一台しかないテレビを子どもに占領されているとき、Destinyをデスクトップコンピュータでプレイしたければ、どうするか。Sony Computer EntertainmentのShuhei Yoshidaが、その機能はもうすぐ提供される、とツイートしている:

Xbox Oneに関してMicrosoftは最近、PC用リモートプレイを可能にした。ただしWindows 10用だからMacユーザは無念残念。でも正しくセットアップすれば、Xbox OneのゲームをPC上で、60fps、1080pでプレイできる。

ただし画質やレイテンシは、使ってるネットワークの品質次第だ。コンピュータとXbox OneがWi-Fiを使っていたら、60fpsは無理かもしれない。Ethernetを使えるなら、たぶん大丈夫だ。

PS4のリモートプレイがこれほどの話題になるからには、今後コントローラもPCやMacをサポートするために改良されるのだろう。PS4のコントローラはBluetoothとUSBを使うから、PCでも十分に使えるはず。

ただし、タッチパッドのサポートは難しいだろう。OS X用とWindows用の公式ドライバを、期待しよう。

出典: Engadget

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

スター・ウォーズの最新予告編が登場―今回のテーマは「悪漢」

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ネタバレが嫌いな読者はここで読むのを止めていただきたい。そうでない読者にお知らせだが、ディズニーはさらに新しい『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の予告編を公開した。

今回のテーマは「バッド・ガイ」だ。前作で奇怪なライトセイバーが印象に残った悪漢を覚えているだるうか? この予告編では彼が主人公だ。以下のビデオをどうぞ。

今回の敵役はジョン・ウィリアムズ作曲になるデス・マーチと共に登場する。しかし悪役がまだ完全には身についていないようで、セスの暗黒卿から習うことは多いようだ。

予告編にはハン・ソロ、新しい主人公、ストームトルーパーなどが大勢登場する。最新スター・ウォーズはフランスでは12月16日に、イギリスで17日に、アメリカ、日本、その他世界中で18日に公開される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

フランスのスタートアップGetは、地元のパン屋でも簡単にEコマースに参入できるアプリ開発と配送を担う

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Getを紹介しよう。Getは新しいフランスのスタートアップで、小規模な小売店向けのモバイル版Shopifyを目指し、他にも小売店向けのサービスを提供する。地元でお気に入りのパン屋でもGetを使用することで、労力をかけずにiOSやAndroidのアプリを構築することができる。また、GetはStuartような1時間内に商品を届ける配送サービスも請け負う。

GetはAdrien TouatiとDeezerの共同ファウンダーであるDaniel Marhelyが立ち上げた会社だ。Getは、モバイルEコマースと小売店に関連する全ての事業を少しづつ行う。Getには3つの主要な柱がある。

まず、小売店は店舗のブランド名を冠したホワイトレーベル(OEM)のアプリをGetで無料で製作できる。アプリを構築するのに1時間もかからないという。Getは具体的には、アプリでの注文と決済の部分を担う。このスタートアップの戦略を理解するのに重要な部分となるのはここだ。Getは、既存のサービスととしてのソフトウェア(SasS)のアプローチを取らない。小売店は何千ユーロも使って代理店にアプリを製作してもらう必要もない。Getはアプリを無料で提供する代わりに、決済ごとにの手数料を得る。

2つ目は、Getは他の配送サービス同様に1時間内に商品を届ける配送サービスを提供する。Getはこのサービスを自社で担う計画で、現在彼らのウェブサイトでは配送者と配送のマネージャーの募集を行っている。Fauchon、Lavina、L’atelier de L’Éclairといったクライアントは、Getを使ってパリにいるお客に商品を1時間内に届けることができる。

3つ目にGetは自社アプリも開発している。このアプリでは、彼らの持つ配送サービスを活用し、新鮮な商品をユーザーの自宅まで配送する。

アプリから花束、パン、クリスマスツリー、朝食などの注文ができる。Getは混み合ってきているレストランの食事の配送は避けているようだ。

Getはこの3本柱の戦略を配送市場で戦う武器にする。ホワイトレーベルのアプローチと配送サービスの組み合わせで、これまでEコマースを導入するお金も時間の余裕がなかった多くの小売店のオーナーを取り込むことができるかもしれない。洋服、スポーツ用品、パン屋、肉屋など多くの小売店があることを考えてみてほしい。

Getはそのような潜在的なクライアントに対し、無料のアプリ製作ツールからGetの利用を促すことができる。その後、1時間内の配送といった付加価値の高いサービスで十分な利益を得る計画だ。賢い戦略だ。

最も大きな課題はコンシューマー側にあるだろう。ユーザーがお気に入りの小売店の専用アプリをそれぞれ個別に何十個もインストールしたいかどうかを検証しなければならないだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

「Facebookでログイン」がApple TVでも使えるようになった

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Appleの新しいApple TVで最大の欠点はiPhoneのRemoteアプリが使えないことだ。特に、初めて使う時が問題で、Netflixのパスワード、Huluのパスワード、等々をApple TVのリモコンで入力しなければならない。しかし、FacebookのtvOS用の新しいSDKは、この面倒な入力手続きを回避する良い方法のようだ。

iOSと同じように、FacebookはデベロッパーがこのSDKをアプリに統合して、「Facebookでログイン」機能を使えるようにする。しかし、tvOSにはさらに一ひねりが加えられている。最初にFacebookのパスワードを聞く手順をスキップできる。

上の画像のように、ログイン画面には、スマートフォンでfacebook.com/deviceへ行くように書かれている。スマホでログインしたら、8桁の確認コードを入力するだけでFacebookアカウントとApple TVを結び付けられる。Facebookにログインしていなければ、まずそれが必要だが、スマホでやる方がずっと簡単だ。

この手法を使っているのはFacebookだけではない。Apple TVでYouTubeアプリをダウンロードすると、同じ方法でGoogleアカウントを結合できる。Android TVが動作しているデバイスでも同じしくみを使っている。

Facebook SDKには、アプリデベロッパーが分析に利用できる機能もある。iOS用SDKと同じようにイベントのログが記録される。

Facebookのシェアボタンをアプリに組み込んで、リンクや写真、ビデオ等をシェアすることもできる。ゲームデベロッパーにとっては、利用者拡大に有用な機能かもしれない。そしてもちろん、Facebookを使ってログインすれば、デベロッパーはFacebookのソーシャルグラフを使って、マルチプレーヤーゲームで友達を探すこともできる。

しかし、ソーシャルグラフにもっと強く依存しているアプリもある、例えばTinder。いま米国では感謝祭であることを考えれば、テレビでTinderを使える可能性をもたらしてくれたFacebookに、みんなで感謝すべきかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Appleのホリデー向け広告にアンドラ・デイとスティーヴィー・ワンダーが登場、VoiceOverも

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「Someday at Christmas」 (*)と題されたAppleのホリデー向けビデオ広告が、米国の感謝祭とホリデーシーズンを前に公開された。驚いたことに、そこにAppleの最新最高の製品は登場しない。代わりに、音楽と家族の時間に焦点が当てられている。そして、新人アーティストのアンドラ・デイとスティーヴィー・ワンダーも出演してする。[* スティーヴィー・ワンダーの曲で、日本語タイトルは『想い出のクリスマス』]

2人のアーティストがピアノを囲んで歌い、子供たちがプレゼントを開き、休日に家族が集まる様々な場面が写し出される。唯一見ることのできるApple製品は、始まり直後のMacBookとApple Watchだけだ。AppleロゴはCMの最後に一瞬表示されるだけで、焦点がAppleのブランドでないことを表している。

ビデオの最初で、MacのGarage Bandを使うスティーヴィー・ワンダーが、VoiceOverを使っているのが興味深い。画面に何があるか、何ができるかを読み上げてくれる機能だ。Appleがアクセシビリティーに注ぐ努力は際立っていて、多くのテクノロジー企業はこの点で遅れをとっている。WWDCのワークショップで特に興味を引いたのが、VoiceOverのプレゼンテーションだった。

アクセシビリティーツールがいかに重要であるかは、毎日それに頼っていないとつい忘れがちだ。そして今日のCMに出てきたVoiceOverの短いデモはいい感じだった。。Appleの仕事がデバイスをもっと多く売ることだけではないことを示している。ResearchKitもその一例だ。

こちらがそのビデオ:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

スターウォーズのネタバレに怒っている人は、 スターウォーズ・ネタバレブロッカーをインストールしよう

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世の中には2種類の人間がいる。スターウォーズの無意味なニュースに飽き飽きしている人たちと、スターウォーズ・エピソードVIIを見る前にはいかなるネタバレも見たくない人たちだ。どちらの人たちにも良いニュースがある。Jitbitの共同ファウンダーたちから贈り物がある ― Star Wars Spoiler Blocker[スターウォーズ・ネタバレブレッカー]拡張機能だ。

Alex JumaševMax Al FarakhChromeストアで公開した拡張機能は一つのことしかしないが、完璧にこなす。スターウォーズに言及するページに行こうとする度に、画面を乗っ取って警告を表示する。

「ネタバレ注意」画面は、自分の手で画面を覆い「やめろー!」と叫んで今年いちばん楽しみにしている映画の重要な情報をうっかり読むのを防ぐよりもずっといい。

この拡張機能をインストールしても設定画面は一切出てこない。今まで通り生活するだけだ。どうやらこの拡張機能は、読み込んだページ全部に高速キーワード検索をかけ、スターウォーズについて書かれているかどうかを調べているらしい。友達がFacebookに、スターウォーズのチケットを買ったと書いただけで警告画面が出るなど、過剰反応気味のこともある。しかし、ネタバレは絶対見たくないが数週間インターネットを離れるのも嫌だ、という人には大いに役立つだろう。

スターウォーズ嫌いにとっては、何度もスターウォーズの記事で時間を無駄にしないようタブを閉じるのに役立つかもしれない。そんな人には他に何か良いことが起きることを願っている、なぜならスターウォーズはかなり良いから。一度試してみるべきだ。

Star Wars Spoiler Blockerは、Cloud To Butt Plusほど高精度ではないが、仕事はしてくれる。そうそう、ところでエピソードVIIではスポックが帰ってくるらしいよ。ネタバレ御免…

Star Wars Blocker

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

WordPress.comがオープンソース化して過去最大のアップデート―Macアプリも公開

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昨日米国時間11/23)、WordPressのウェブホスト版のWordPress.comが過去最大のアップデートを受けた。親会社のAutomatticがCalypsoと名付けた今回のアップデートで、WordPress.comは事実上、ゼロから作り直された。まず最大の変化から紹介していこう。

第一に、 WordPress.comは、WordPressコアから完全に独立した。 WordPress.comはウェブサイトの管理者向けインターフェイスとなり、WordPressコアだけでなく、他のサードパーティのアプリのウェブサービスやアプリもコントロールできるようになった。WordPress.comは投稿の取得、新規投稿、写真のアップロード、その他あらゆる処理をREST APIを通じて処理する。

第二に、WordPress.comチームはまったく新しい開発環境に乗り換えた。これまではPHPとMySQLを使っていたが、新しいスタックは全面的にJavaScriptとAPI呼び出しが採用された。つまりユーザーがウェブサイトを訪問すると、サーバーは即座に大部分がブラウザ内で作動するWordPressクライアントを割り当ててくれる。

新しいWordPress.comはシングルページ・アプリケーションだ。このインターフェイスにはローディングしなければならないスクリーンがほんのわずかしかない。したがってパソコンだけでなく画面の小さいスマートフォンや非力なタブレットでも十分軽快に作動する。もし現在、ユーザーがWordPressの管理者バックエンドを使っているなら、これからも直接そのバックエンドにアクセスできる。しかし同時に、WordPress.comを使うことも可能になった。WordPress.com、ジェットパック・プラグインを使ったセルフサービス・ブログ、またはWordPressのVIPサイト(TechCrunchはこれだ)のいずれかを使っているならこのオプションが利用できる。

最後に、新しいサイトは完全にオープンソース化され、 ソースコードはGitHubから手に入ることを付け加えおく必要がある。ユーザーはソースコードを調べて必要に応じてフォークさせ、再利用することができる(当然だがGNU GPL v2に示された条件を守る必要がある)。

開発チームはさらに、WordPress.comにアクセスするための新しいMacアプリも提供している。いろいろな意味でこのMacアプリはSlackのデスクトップ・アプリに似ている。最新のウェブ・テクノロジーとデスクトップのいいことを合わせ持っており、WordPress.comのウェブサイトでできることはほぼ全部できる上に通知など付加機能もある。Windows版、Linux版のアプリは開発中だ。

私はMacアプリをダンロードして短時間だが試してみた。WordPress.comに馴染みがあれば、アプリを開いただけで操作方法はすっかり分かってしまうだろう。実際そっくりなインターフェイスだ。それでもMacのドックにアプリのアイコンが表示されるのは安心感をさそうものがある。

WordPress.comの親会社であるAutomatticがこれほど膨大な手間のかかる作業に取り組むことにした理由は使ってみればわかる。新しいWordPress.comはローカルで作動する最新のウェブ・アプリのように感じる。つまり新興のライバルであるMediumのように軽快なのだ。

私はTechCrunchの一部のライターのような WordPressのパワーユーザーではないが、それでも新しいWordPress.comがクリーンで効率的な記事執筆のプラットフォームだということは見てとれた。インターフェイスは現在ウェブ上で記事を書いている人々の大部分に魅力的だろう。

現在、世界のウェブサイトの25%はWordPressで動いているという。これは決してささいな数ではない。 WordPressはもはや最近生まれた元気いっぱいのスタートアップではなく、ウェブの巨人だ。しかし今日のアップデートでAutomatticは依然として環境の変化とライバルの動向に敏感であることを示した。WordPressの将来にとってこれはよいことだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

これが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の最新予告編だ

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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が近づいてきた〔日本では 12/18(金)18:30より〕。まだこのスター・ウォーズ・エピソードVIIの予告編を見足りない向きにディズニーからの贈り物がある。昨夜、最新の予告編がAmerican Music Awardsの授賞式でABCテレビに流された。ごく簡潔な30秒のCMビデオだが、よく出来ている。

このビデオに登場するシーンや人物の大部分は以前の予告編ですでに目にしていると思う。しかし新しい予告編には短いが今回初めて登場する要素もある。予告編の内容に関するネタバレを嫌う場合はここで読むのを止めていただきたい。

今回のビデオは女性のナレーションで幕開けする。女性の声は「ディア、チャイルド…」と子供に宛てた手紙を読み上げている。「あなたの探して求めているものは背後には存在しない。それは前方にのみある」。これは初期の3部作の登場人物が最新作にも勢揃いし、新しいキャラクターたちとからみあって新しい物語を作るという映画の全体図に沿うものなのだろう。

昨夜のAmerican Music Awards授賞式にはPentatonixというアカペラ・グループが登場し、 ジョン・ウィリアムズ作曲のスター・ウォーズの曲を歌った。ビデオ・クリップではタトゥイーンでの激しい銃撃戦からジョン・ボイエガのフィンとデイジー・リドリーのレイが懸命に走って逃げる。しかし2人がクオドジャンパーにたどり着く前にタイファイターがそれを攻撃して爆破してしまう。

さてここで重大な疑問に突き当たる。これまでに一体、何種類の予告編が公開されているのだろう? 現在ルーカスフィルムはディズニーの子会社なので、12月18日の映画の世界公開に向けたマーケティングの津波を避けることは誰にもできない。上記ビデオを含めてABCには各種の予告編が公開され、チケットの前売額も記録的だという。豪華なできばえの新しいAAAビデオ・ゲームからSpheroのBB-8のドロイド・フィギュアまで揃って登場だ。

ひとつだけ確かなことがある。このマーケティングの大波はすぐに止まることはない。公開日はまだ何週間も先だから、読者はさらに新しい予告編、新しいグッズのリリースを目にすることになるだろう。

〔日本版:日本の公式サイトはこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

2003年にタイムスリップ、SonyがPlayStation 4用のPlayStation 2エミュレータを開発

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大きなピクセルのゲームが好き、という懐古趣味の人たちに、Sonyが特別サービスを提供する。同社はこれまでひそかに、PlayStation 4の上で動く、そして機能的に完全な、PlayStation 2エミュレータを作っていたのだ。このエミュレータがあれば、古典的名作、PS2のStar Warsをとりあえず遊べる。Wired誌に語っているところによると、PS4で遊べるPS2のゲームを、これからもっと出すそうだ。

最初に提供されるStar Wars Battlefrontバンドルの構成は、PlayStation 4本体、EAの最新のStar Warsゲーム、そしてたくさんの古いゲームだ(Super Star Wars, Star Wars: Racer Revenge, Star Wars: Jedi Starfighter, Star Wars: Bounty Hunter)。

Eurogamerがこれらのゲームをトライして、以外に良い、と驚いている。これらのゲームはPS4に移植されたのではなくて、PS2エミュレータの上で動くのだ。

これらのゲームをブートすると、PS2のスタートボタン、セレクトボタン、仮想メモリカード、なつかしいPlayStation 2のロゴが現れる。でも大型テレビで見ると見づらいこともあるから、今後はアップスケーリングされるのだろう。

そのほかのゲームについては、Sonyからの発表はない。古いゲームを、ネットで売るのか、それとも有料会員制にしてアクセスさせるのか、そのへんも未定だ。GTA III、Vice CityとSan Andreas(グランド・セフト・オート)、Final Fantasy X、Metal Gear Solid 2と 3、God of War、Ratchet & Clank、Jak & Daxterなどなど、どれも懐かしい。なんといっても、ゲーム機の歴史の中でもっとも多く売れたベストセラー機がPlayStation 2なのだ。

でも本当は、ファームウェアをアップデートしてこのエミュレータを無料にしてほしい、と思うゲーマーが多いだろう。PlayStation 2のディスクを持ってる人は、それらをエミュレータで遊べないのはおかしいよ、と思うだろうね。

Microsoftはつい先週、Xbox OneにXbox 360の後方互換性を加えた。E3でMicrosoftをほめるゲーマーが多かったのも、お金を一銭も払わずに古いXbox 360のゲームを遊べるからだ。

ただしそのためには Xbox 360のゲームにパッチを当てなければならないから、時間がかかる。現在Xbox Oneで遊べる360のゲームは、104本ある

Sonyなら、パッチなんか当てなくても古いゲームをPlayStation 4で遊べるようにできるはずだから、15年前のゲームにまたお金を払うなんて、かっこ悪いことしなくてすむはず、と思うんだけどね。

〔訳注: PS4にこだわらなければ、PS2エミュレータってすでにいろいろあるけど…。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Omixyで手軽に遺伝子検査と医師からのフィードバックが受けられる

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Omixyはステルスのスタートアップで、ヨーロッパの医療検査を改善しようとしている。Theranosのように過剰なものではなく、Omixyはユーザーが自身の健康情報を長期に渡ってシームレスに管理できるようにする。

OmixyはSGH CapitalTheFamilyの助けで150万ドルを調達したばかりだ。2016年の第2四半期にロンドンでローンチする予定だという。

Omixyに登録すると、看護士がユーザーの自宅を訪れて遺伝子サンプルを採取する。そして、全ゲノム解析と専門的な医療を合わせた検査を行う。アメリカの23andmeのように、Omixyはユーザーが簡単に遺伝子検査を利用できるようにする。

このスタートアップはゲノム解析とメタボローム解析イクロバイオームを駆使する。多くの医者はこれらの解析手法を避けるため、Omixyがその役割を担っているのだ。Omixyの方法論を詳しく知りたい場合は彼らのサイトを確認してほしい。

Omixyは検査を行った後、ユーザーに検査結果をそのまま提示するのでなく、医師がそれらの情報を解釈して伝えるという一段階上の付加価値を提供している。Omixyのチームには医師や生物学者も参加している。もし検査結果に懸念点があり、さらに詳細な検査が必要な場合は、Omixyはユーザーを信頼できるパートナーのネットワークにつなげる。

ユーザーがOmixyのようなスタートアップを利用する理由はまだある。そもそも医師の予約を取るのは手間だ。最適な医師を探し、時間を作って、実際に足を運んで、待合室で待たされる。遺伝子検査をする場合は、研究機関に行ってから医師の元を訪れなければならない。Omixyの手順は簡単であることから、毎年検査を受けることができる。

これは病気を素早く検出することができる良い方法でもある。また、それに加えOmixyは検査結果に基いて健康な生活を送るためのアドバイスも提供する。

今後新しい検査ツールが登場した時には、Omixyは解析テクノロジープロバイダーとエンドユーザーとをつなぐAPIの役割を担うことを計画している。それは簡単に実現できることではないが、ユーザーは包括的な医療検査を簡単に受けられるべきだろう。

正式なローンチはまだ数ヶ月先だが、この付加価値のあるマーケットプレイスのアプローチが機能するかどうかにとても期待している。検査だけでなく、実際の医師からのフィードバックを提供することは、このサービスのローンチを難しいものにする。だが、そこが最も興味深い部分でもあるだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Nvidia Shield Tablet K1はゲーマーの夢のタブレット、しかも大幅値下げ、X1機が出る予兆か?

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根っからのゲーマーが欲しがるタブレットとは、どんなのだろう? iPadの最新機種は強力なタブレットだし、良いゲームもある。でもNvidiaから今度出るShield Tablet K1は、それよりも安くて、しかも高性能・高機能をねらっている。

Nvidiaのタブレットは199ドルだから、399ドルからの最新のiPad miniよりも相当安い。そのほかの199ドルクラスのAndroidタブレットと比べても、Shield Tabletは性能機能的にずっと上だろう。なんといっても、Nvidiaの強力なSoCを使っているのだから。

ただしそのチップは新たにアップデートされず、昨年のTegra K1のと同じだが、それでもなお、その他大勢のAndroidタブレットより速い。ストレージは16GB、mini-HDMIポートとmicroSDスロットあり、重さは390グラムだから、他機よりやや重い。

ディスプレイは8インチ1080p、スピーカーは前面に2つ、別売の専用カバーもあり、これはキックスタンドにもなる。そしてもちろん、Shieldコントローラを買えばゲーム機に変身する。それにまた、‘ゲームのNetflix’とも呼べるストリーミングサービスGridで、いろんなゲームを楽しめる。

前のShield TabletはGPUにやはりK1を使っていたけど機種の名前にK1はなく、LTEあり32GBで399ドル、LTEなし16GBで299ドルだった。しかしそれらは、電池の発火という残念なトラブルで回収された。今ではもちろん、電池問題は解決済みだろう。今回は32GBタイプは、ないのかもしれない。

Shield Tabletは、Nvidiaのモバイルチップセットの‘見せ場’でもある。Nvidiaがモバイルチップのアップデートを発表したのは1月のCESだった。Tegra X1は265コアのMaxwell GPUと8コア64ビットのARM CPU を搭載、H.265またはVP9のコーディングで4K UHDのビデオを60fpsで再生できた。

K1より相当速いのだろうし、すでに同社はNvidia Shield for TVでX1を使っている。

しかし今回機種名にわざわざNvidia Shield Tablet K1とK1の名が入った(前はNvidia Shield Tabletのみ)ことは、当然(?)次はX1機Nvidia Shield Tablet X1が出る、ということなのだろう。それも、近いうちに。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Snapchat、セルフィー用「レンズ」を1ドルで販売開始

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Snapchatは最近、セルフィー用「レンズ」の提供を開始した。先に買収したLookseryによるものだ。毎日新しいレンズが追加され、古いレンズは最新ラインアップ7種類から削除されていく。このたび同社は新たに30種類のレンズを発表し、これは99セント払って購入すれば永久に使える。

レンズの使い方をおさらいしておこう。前面カメラを使う際、自分の顔を長押しするとセルフィーレンズが有効になる。レンズを押すと画面の下にブレビューが表示されるので、好きなものを選ぶ。レンズの種類は、虹を吐き出すものから、恐ろしいモンスターの顔まで様々ある。

無料レンズがなくなるわけでなく、引き続き毎日1つ新しいものが追加される。もし7つで足りないなら、過去にスクロールすれば全部見ることができる。プレビューは無料だが、スナップに使うためには99セントかかる。毎日、30種類の有料レンズがある。Snapchatがどれくらいの頻度で新しいレンズを商品に追加するのかは不明だ。

これはSnapchatにとって初めてのアプリ内購入ではなく、0.99ドル支払うことで3回追加再生できる機能を提供している。再生は1回なら無料だが、それ以上見たい時は料金を払う必要がある。

そしてもちろん、会社はスポンサー付レンズやその他の広告による収益化を進めようとしている。アプリ内購入と広告の組み合わせは同社として興味深い方向性だ。多くの消費者向けスタートアップは、サービスの完全無料を続けている。レンズの有償化はSnapchatにとって危険な賭けだ。既存ユーザーを遠ざける可能性があり、もし有料オプションにティーンエージャーたちが反発すれば、成長が遅れるリスクがある。

最近Snapchatの投資家であるFidelityが、同社の評価額を25%減額したことは、Snapchatの評価に対する不安を表している。

またSnapchatは、公式アカウントを導入した。例えば “justinbieber” を検索すると、アプリは新たな “Official Stories” セクションに “rickthesizzler” を候補として表示する。ご想像の通り、”rickthesizzler” はジャスティン・ビーバーの公式アカウントだ。

今でもSnapchatではハンドル名が主流だが、公式アカウントは偽のストーリーをフォローしないために重要な機能だ。ただし、一般ユーザーにとって、”rickthesizzler”が果たして本当にビーバーなのかどうかはわからない。プラットフォームでの有名人発見に関して、Snapchatにはまだまだ改善の余地がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook