GoogleアシスタントからAndroidアプリを操作可能に

Google(グーグル)は米国時間10月8日、Googleアシスタント内から音声でAndroidアプリを操作できるようになったと発表した(Googleブログ)。「Ok Google」でアプリを起動しさらにいくつかの操作コマンドを送ることができる。この機能はGoogleアシスタントを搭載したあらゆるAndroid端末で利用できる。ユーザーは音声でアプリを起動した後、アプリ内での検索、料理の注文、音楽再生、ソーシャルメディアへの投稿、タクシーの配車依頼いくつかのタスクを実行可能だ。

例えば、「Ok Google、Etsyで快適な毛布を探して!」「Snapchatでセレナ・ゴメスを開いて!」「Nike Run Clubで記録を開始して!」「Twitterで最新のニュースを調べて!」などと命じることができる。

スタート時点ではまず英語の命令がサポートされるが、世界のGoogle Playの上位アプリ30種類で利用可能であり、今後さらに多数のアプリがサポートされるという。現在利用できるアプリは、Spotify、Snapchat、Twitter、Walmart、Discord、Etsy、MyFitnessPal、Mint、Nike Adapt、Nike Run Club、eBay、 Kroger、Postmates、Wayfairなどが含まれる。

またこの新しいバージョンでは普段使うボイスコマンドがユーザーにとって不自然な場合、そのコマンドを起動するための音声ショートカット作ることができる。例えば、ユーザーが自動的に靴紐を締めてくれるナイキのハイテクシューズを履いている場合、「Ok Google、Nike Adaptで靴紐を締めて」という代わりに「Ok Google、締めて」というだけでいい。つまりコマンドのフレーズをカスタマイズできるわけだ。ユーザーがショートカットを作りたいときは「Ok Google、私のショートカット」と命じれば設定画面が表示される。

これはApple(アップル)の iOSにおけるSiriの機能によく似ている。アップルは最新のSiriでiOSアプリを開きいくつかの操作を命じることができるようにしている。また命令フレーズのカスタマイズもできる。

グーグルの場合、アプリ内で音声に反応する仕組みはデベロッパーが作成するxlmファイルでユーザーの意図をアプリの動作にマッピングすることで実現している。この仕組みはApp Actionsと名付けられている(Google Develoverサイト)。ユーザーが音声でアプリを開く場合コマンドはApp Actionsに引き渡される。今回App Actionsの機能が強化され、単にアプリを開くだけではなく、アプリ内で検索を実行するなど各種のコマンドがサポートされるようになったわけだ。

同社によれば現在App Actionsのカタログには10分野60種類以上のユーザーアクションが登録されているという。具体的には、財務、配車、料理配達など既存の分野にソーシャルゲーム、旅行、ショッピング、近隣店舗、コミュニケーション、生産性ツールなどが追加されている。

ユーザーがこのApp Actions機能を適切に使えるよう、同社でははAndroidアプリに新しい仕組み設定している。例えば、ユーザーがアプリを指定せずに「テイラー・スウィフトを見せて」と命じた場合、グーグルはTwitterをトップとする検索結果を表示し、ユーザーが Twitter のテイラー・スウィフトアカウントに移動することを助ける 。

画像クレジット:Google

新機能に関連して同社は、スマートディスプレイ上でカスタムアプリを作るための支援ツール各種と新しい音声(英語)を2種類リリースした。

同社は米国時間10月8日に開催されたGoogle Assistant Developer Dayイベントで、いくつかの新しいプロダクトとアップグレードを発表した。これにはGoogle Duoへの画面共有やスパム通話防止のためのVerified Calls(認証済み通話)のサポートデバイスの拡大(Android 9以降が必要)などが含まれる。

Google Playの Movies&TVアプリは先週TechCrunchが報じたとおり、Google TVアプリへリニューアルされた。またアクセシビリティも強化された。音声通知機能を聴覚にハンディキャップがあるユーザーのためにカスタマイズできるようになった(Googleブログ)。さらには、脳性まひ、自閉症、失語症などの障がいをもつユーザーのアクセシビリティをAction Blocksアプリを利用して容易に改善できるようにした。新機能はすでに公開されている。

【Japan編集部追記】日本語サポートについてはGoogleアシスタントのサイトを参照してほしい。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Goolge、Googleアシスタント

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

YouTube Premium加入者対象にiOSホーム画面でのビデオ視聴をテスト中

YouTube(ユーチューブ)は長い間、新しい機能や製品を一般に開放する前に、ユーザーにテストする機会を提供してきた。ただ最近の変更で、YouTubeによる一連の最新の実験は、YouTubeサービスのPremium(プレミアム)加入者に限定されている。現在、有料サービスの加入者だけがいくつかの新製品機能をテストできる。iOSユーザーがホーム画面で直接YouTubeビデオを視聴できるようにする機能などが含まれる。

明確にしておきたいが、これはiOS14でアプリ開発者が利用できるようになった「ピクチャーインピクチャー」オプションと同じではない。YouTubeによると、YouTubeのホームページをスクロールするユーザーは、この機能によりフィードをスクロールしている間にサウンドをオンにしたまま動画を見ることができる。

他の2つの実験は検索に関連している。1つは、検索したトピックを、スペイン語、フランス語、ポルトガル語など様々な言語でフィルタリングできる。もう1つは、Chromeウェブブラウザー上で動画検索する際、音声が使える。

画像クレジット:YouTube

ただし、これらのテストはいずれも非常に長くなることはない。たとえば、3つの新しい実験のうち2つは2020年10月20日に終了する。もう1つは10月27日に終わる。現時点ですべて数週間しか公開されていない。

YouTubeは過去数年間、すべてのユーザーに「TestTube」と呼ばれる専用サイトで開発中の新機能を開放していたghacks.net記事)。ただし最近では、YouTube.com/newのウェブサイトを使用して、関心のあるユーザーを一般公開前の機能に誘導するようになった。例えば、YouTubeが2017年にデザインを改めたとき、ユーザーは同じウェブサイトにアクセスしてリリース前にプレビューへオプトインすることができた。

このサイトは現在、ほかの期間限定テストの宣伝に使用されている。

YouTubeによると、機能テストのオプションは数週間前にYouTubeアプリ内でプレミアム加入者にわかるよう表示された。また、YouTubeがプレミアムサービスに関連付けた実験プログラムを実行するのは初めてだという。

同社は正式に発表していないが、XDA DevelopersAndroid Centralなど、いくつかのブログで機能追加が確認された。

ただし、androidcentralなどの一部報道とは異なり、YouTubeの意図は有料チャンネル登録者以外には一切閉ざしてしまういうことではないようだ。実際、同社のヘルプドキュメントには、この制限は「いくつかの」テストにのみ適用されると記載されている。

またYouTubeはTechCrunchに対して、そのサイトで紹介されているテストは、YouTube全体で実行されているテスト全体から見れば「少数派」にすぎないことを明らかにした。同社が実施している幅広い製品実験のすべてがそうだというわけではないということだ。

さらに、プレミアム以外のユーザーは、他のYouTubeの「調査研究」に参加する追加の機会について、通知を受けるよう登録することができる。このオプションはYouTube.com/newページの下部に表示される。

YouTubeによると新しい実験の目標は2つある。製品チームがさまざまな機能に関するフィードバックを受け取ることができること、プレミアム加入者が希望するなら早期テスターとなることができることだ。

参加を選択したプレミアムユーザーは、新機能を個別にオプトインおよびオプトアウトできるが、一度に試すことができるのは1つの実験のみだ。

一般の人々に先んじて機能や製品を試せるとなれば、それがある程度の影響力となって、より多くのYouTubeユーザーをプレミアムサービス加入に引き付ける可能性がある。これは新たなメンバーシップ特典と考えられるのではないか。広告なしの動画、ダウンロード、バックグラウンド再生など、ベースラインのプレミアム機能に加わる特別なものになり得る。

現在月間20億人以上のユーザーがいるYouTubeは、今年初めに少なくとも2000万人のユーザーを有料サブスクリプションサービス(YouTube Premium、YouTube Music)に転換したと語った。App Annieのデータによると、2020年第3四半期の時点で、YouTubeはiOSとAndroid全体で消費者支出で世界第3位のアプリだった。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTube

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:MIzoguchi

元アップルのエンジニアでオートコレクト開発者が初アプリの単語ゲームUp Spellを公開

元アップルのソフトウェア・エンジニアおよびデザイナーで、最初のiPhoneとタッチスクリーン用オートコレクト機能の開発にも携わったKen Kocienda(ケン・コシエンダ)氏は、自身初のiOSアプリ「Up Spell」(アップ・スペル)を開発した。テンポが速くて楽しい言葉のゲームで、2分間でできるだけ多くの英単語を綴るというもの。これには同氏が構築した専用の単語辞書が使われていて固有名詞も判定できる。アプリの売上げの一部は、地元のフードバンクに寄付される予定なので、ゲームでストレスを解消しながら社会貢献もできてしまう。

コシエンダ氏はこれまで、独立したiOSアプリを作ったことがなかったと話している。アップルで働いていたときは、彼が開発するコードはみな、大規模なiOSリリースに組み込むためのものだった。そこで、ゲームを作りたいと思い立った同氏は、目の前にあるアイデアの源に目をつけた。それは、タイピング、キーボード、オートコレクトの開発経験だ。

このゲームの単語辞書は、もともと英語と第二外国語として学ぶ人のための英単語集「New General Service List」(ニュー・ジェネラル・サービス・リスト)の基盤にすべく作られた。同氏は何週間もかけて、候補となる単語のリストを生成する細かいプログラムをいくつも制作した。例えば既存の単語に「s」を付けて複数形にするものなどだ。さらに何時間もかけてリストを精査し、使用する単語を選択した。

コシエンダ氏は、このゲームを面白いものにしたいと考えている。ほかの単語ゲームでは固有名詞が受け付けられないことに個人的にフラストレーションを感じていたのだ。

「PHARAOH(ファラオ)やPYRAMID(ピラミッド)は通っても、NILE(ナイル)やEGYPT(エジプト)はダメというゲームが多いのです。納得できません。どれも言葉なのに!」と同氏。

そこで彼は、何千もの固有名詞を含む独自のリストを作り、さらにスラングや略語も加えて幅を広げた。そのため、たとえばアポストロフィーを含む「S’MORES」も認められる。

固有名詞も含むさまざまな単語に対応することで、ほかの競合する単語ゲームとの差別化が図られたわけだが、このアプリのビジネスモデルもいまどきでは珍しいものになっている。一度だけ料金を支払ってダウンロードすればいいというものだ。

250円でダウンロードすれば、あとは永遠に遊べる。いまはスマホゲームの多くがフリーミアムモデルを採用している。アプリのダウンロードは無料だが、もっと面白くするために、または特定の機能を使えるようにするために、アプリ内コインやトークンの購入をしつこく迫られる。

コシエンダ氏がこのモデルを採用しなかったのは理由がある。「Up Spellは、特別な技を使わなくても2分間楽しめるゲームとして考案しました。ただ単語を綴るだけです。2020年は、誰にとっても厳しい年となりました。単語を綴る以外に何も考えないで済む2分間を手に入れることは、何よりのストレス解消になります。Up Spellが、みなさんの2020年に、ちょっとした意外な幸せを提供できればと思っています」と話す。

さらに、ダウンロード代金のうち25%は、San Francisco-Marin Food Bank(サンフランシスコ=マリン・フードバンク)に寄付されることも覚えておこう。同氏が住む地域の恵まれない人たちの食事を支援できる。

うまくいけばUp Spellのあとに、例えばサウンド合わせや色合わせなどのゲームが同様のモデルで続く可能性もある。

この新しいゲームは、ダウンロード時に1度だけ料金を支払うかたちでApp Storeから入手できる

カテゴリー:ゲーム
タグ:アップル、iPhone、Up Spell

画像クレジット:Up Spell

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(翻訳:金井哲夫)

Instagramの親しい友達専用チャットアプリ「Threads」 が全員とメッセージ可能に

昨年Instagram(インスタグラム)は、スタンドアロンのメッージングアプリであるDirect(ディレクト)のサポート終了を発表した(未訳記事)。Directは手軽にメッセージを書いて友達に送れるアプリだった。その後まもなく。同社はThreads(スレッド)を公開した。近況アップデートとInstagram上で「親しい友達」として登録している人だけと交流するための新しいメッセージングアプリだ。このたび2つのメッセージング・コンセプトが合体する。Threadsの最新アップデートで、Instagramは再び本格的受信箱機能を提供する。

この変更は直近のアップデートで告知され、すぐにソーシャルメディア・コンサルタントのMatt Navarra氏と著名なリバースエンジニア、Jane Manchun Wong氏が発見した。ふたりとも常に人気ソーシャルアプリに目を光らせている人物だ。

このアップデートで、Threadsには2つのタブからなるInbox(受信箱)がついた。

「親しい友達」セクションでは、以前同様頻繁に連絡をとる友達にメッセージを送れる。新たに加わった「Everyone Else」(その他全員)という2番目のタブでは、Instagramの受信箱全体をアクセスできる。今後も「親しい友達」タブが優先表示され、近況も親しい友達だけが見られる。

InstagramがTechCrunchに伝えたところによると、Threadsユーザーは今後も親しい友達からの通知だけを受け取る。ただし、全部のメッセージの通知を受け取りたければアプリの設定で変更できる。興味深いのは、今回の変更がInstagramのメッセージング・プラットフォームの大きなアップデートの直後だったことだ。

つい先週、Facebook(フェイスブック)はMessenger(メッセンジャー)とInstagramのアプリ間通信をほかの機能追加をともに発表したばかりだ(未訳記事)。

このアップデートによってInstagramユーザーは、チャット画面の色を変えたり、好きな絵文字で反応したり、一緒にビデオを見たり、消えるメッセージなどが可能になる新しいメッセージング体験へのアップグレードが選べるようになった。こうした「楽しい」機能はユーザーにアップデートさせる気を起こさせる役目を果たし、クロスプラットフォーム・メッセージングの開放とともにFacebook世界に囲い込む。つまりアップグレードしたユーザーは、Instagramを使ってFacebook友達にメッセージを送れることになる。

Threadsの変更は、Facebookがこのスタンドアロンアプリをもっと大きなメッセージング・プラットフォームへの入り口にしようとしているのではないだろうか。

だが、Instagramは違うと言う。「クロスアプリ・コミュニケーションはInstagramユーザーへのオプトイン・アップデートで、Threadsでは使用できません」と広報担当者がTechCrunchに語った。それは、Threadsが将来のアップデートで、Instagramユーザーが利用できるさまざまな新機能を提供しないという意味ではない。

むしろ我々は、Instagramは新機能の一部を将来Threadsに移行することを考えていると理解している。ただし、正確な時間軸はまだわからない。

これは、Threadsアプリを最新のメッセージング基盤のバックエンドに接続することを意味している。もしそうなら、Facebookがクロスアプリ・コミュニケーションをInstagramのみ(かつMessengerのみ)の体験に限定することを選んだとしても、もう1つの中心的アプリであるThreadsを新メッセージング・プラットフォームに結びつけることになる。そしてそれは、規制当局がFacebookを独占状態にあると判定(未訳記事)し、事業分割を強いられた場合に、アプリの分離をさらに難しくする可能性がある。

しかし、Threadsがまだそのメッセージング基盤につながっていないのか、将来そうするつもりなのかもわかっていない。いずれにせよ注目しておく価値はある。

Threadsのアップデートはすでに公開されている。

カテゴリー: ネットサービス
タグ:Instagram、Facebook、

画像クレジット:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アマゾンの2020年プライムデーのグローバル売上高は1兆円超えの見込み、日本は10月13、14日に開催

延期されていたAmazon(アマゾン)のプライムデーについての新たな予測が米国時間10月6日に発表された。それによると、10月に開催されるプライムデーのグローバル売上高は2019年を上回って100億ドル(約1兆600億円)近くに達する。eMarketerは今回初めてのプライムデーの予測を発表し、消費者は引き続きeコマースにかなり金を使い、2020年のホリデーシーズンを前にお得な買い物を探す、とみている。

eMarketerは、2020年のプライムデーのグローバル売上高が99億1000万ドル(約1兆470億円)に達し、うち61億7000万ドル(約6500億円)は米国の消費者によるものになると予測している。

これは過去数年のプライムデーの売上を上回っている。2019年のプライムデーのグローバル売上高は69億3000万ドル(約7300億円)で、そのうち43億2000万ドル(約4560億円)が米国での売上だった。2016年の売上高は15億ドル(約1580億円)、2017年は24億7000万ドル(約2600億円)、2018年は41億3000万ドル(約4360億円)だった。

こうした数字は他の会社が算出したものとほぼ一致している。たとえば、Internet Retailerは2019年のプライムデーのグローバル売上高は71億6000万ドル(約7560億円)で、前年の41億9000万ドル(約4400億円)から増えたした、と推定した(Digital Commerce 360記事)。アマゾンはプライムデーの売上量については具体的に明らかにしないが、2019年はイベント期間中に1億7500万アイテムを販売したと述べている(未訳記事)。

画像クレジット:eMarketer

もちろん2020年のプライムデーを予測するのは、新型コロナウイルスパンデミックがeコマース産業に及ぼしている影響のためにかなり難しい。新型コロナによる健康危機はサプライチェーンを混乱させ、遅延を引き起こした。一方で消費者の需要は予測不可能なものになるかもしれない。大手小売でのこれまでのeコマース支出の増加は政府による景気刺激策と密接に結びついている。

パンデミックにより、2020年のアマゾンはほとんどのマーケットで毎年恒例のセールを7月中旬から10月にずらした。一方で、同社はインドでのプライムデーを8月に開催した。この開催時期は前年よりは後ろ倒しになったが、他の国で計画された今年のプライムデーよりは早かった。インドでの開催後にアマゾンは、過去最多の販売事業者が参加し、少なくとも100万人の新規プライム会員を獲得したと明らかにしている。

開催時期の変更にもかかわらず、2020年のプライムデーも引き続きトラフィックや売上高が増加するとeMarketerのアナリストはみている。

「2015年のプライムデー開始以来、アマゾンはイベントのスケールや扱いを拡大してきました」とeMarketerの主任アナリストAndrew Lipsman(アンドリュー・リップスマン)氏は述べた。「毎年わずかに変化していて、Lightning Dealsそして中心的に取り扱われるAmazon EchosやFire TVの大幅割引など、顧客や販売事業者はある程度予想ができました。販売事業者は販促や広告戦略のための作戦を練り、それに応じて在庫の準備もできました」。

アマゾンはすでにプライム会員向けにEcho Show 5の割引は90ドル(約9500円)のものが45ドル(約4700円)に、Echo Autoのディスカウントは30ドルオフの19.99ドル(約2100円)となっている。さらにこれまでよりも安いEcho Dots、Insignia 4K TVやBlink Miniデバイスなどで動くAmazon TVの割引などお得なディールの提供を開始しているが、プライムデーは正式には10月13日から始まる。

プライムデーはまた、決まって競合企業のセールを刺激する。これにより、アマゾンのイベントは他のeコマース小売に恩恵をもたらすオンラインショッピングの増加につながる。2020年3月時点でオンライン小売の37%がプライムデーの計画は新型コロナの影響で未定だと述べた。しかし56%がプライムデーの売上は芳しいものになると期待している、とeMarketerは指摘している。

これまでのところ、Target(ターゲット)はプライムデーに対抗するために大々的なセール「Target Deal Days」を計画していて、プライムデーと同じ期間に数十万ものアイテムでブラックフライデーのようなディスカウントを約束する。一方のWalmart(ウォルマート)はひと足早い10月11日から10月15日までイベントを開催すると明らかにした。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Amazoneコマースプライムデー

画像クレジット:Smith Collection/Gado / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

GoogleがiOSとAndroidの検索アプリに「ストーリー」機能を追加、まずは米国、インド、ブラジルから

Google(グーグル)は米国時間10月6日、iOSおよびAndroidのGoogleアプリにStories(ストーリー)機能を導入したことを発表した(Googleブログ)。同アプリには8億人以上の月間ユーザーがいる。対象地域のユーザーには、参加パブリッシャーによるビジュアルなStoriesが一覧表示される。Storiesには、フルスクリーンのビデオ、写真、オーディオなどがあり、同じパブリッシャーの別のコンテンツにリンクすることもできる。

同社はしばらく前から独自のStories製品を開発してきた。2018年にはグーグルのAccelerated Mobile Pages(高速モバイルページ)プロジェクト向けに開発されたテクノロジーを元にしたAMP Storiesを導入している。Storiesはすでにモバイル版Google検索に組み込まれていて、Snapchat(スナップチャット)やInstagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)などのアプリにあるストーリー機能に代わる独自機能として提供されている。しかしグーグルの場合、Storiesはパブリッシャーコンテンツに焦点を合わせている。

画像クレジット:Google

米国時間10月6日、グーグルはこのビジュアルコンテンツをAMP Storiesではなく「Web Stories」と名前を変え、まず米国、インドおよびブラジルのGoogle検索アプリに組み込んだ。

関連記事:Google、AMPにストーリー・フォーマットを導入――モバイルページがビデオや画像でダイナミックに

ユーザーにはDiscoverタブのトップに Web Storiesの一覧が表示され、タップするとフルスクリーンのストーリー体験が始まる。他のアプリのストーリー機能と同じく、グーグルのWeb Storiesでもタップかスワイプで別のストーリーに切り替えることができる。

画像クレジット:Google

Storiesを制作するパブリッシャーはストーリーの収益化、ホスティング、シェア、他のStoriesへのリンクを自分で管理できるとグーグルはいう。パブリッシャーは、WordPress用Web StoryエディターやMakeStoriesNewsroomAIなどのドラッグ・アンド・ドロップツールを使ってStoriesを作ることかできる。

このフォーマットのアーリーアダプターたちは、Web StoriesをGoogle検索に載せるためだけでなく、自身のウェブページやソーシャルチャンネル、ニュースレターなどにも使っているとグーグルは話している。

画像クレジット:Google

グーグルは数多くのパブリッシャーの検索向けWeb Stories制作に協力しており、そこにネイティブモバイルアプリも加わった。パートナーにはForbes、Vice、Refinery29、USA Today、Lonely Planet、Now This、Thrillist、PopSugar、The Dodo、Busle、Input、Nylon、The Hollywood Reporter、Blavity、PC Gamer、Golfweekといった多くのパブリッシャーが名を連ねている。グーグルはこれらのパブリッシャーと協力してこの新製品を開発したという。

これまでに2000以上のウェブサイトがStoriesを公開し、グーグルにインデックスされている。

iOSおよびAndroid版Googleアプリのアップデートは、米国時間10月6日に公開される。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Google

画像クレジット:Google

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterがフォローするアカウントを見つける新しい方法をテスト中

Twitter(ツイッター)はアカウントをフォローする新しい方法をテストしている。米国時間10月6日、同社は「Suggested Follows」(おすすめフォロー)という新機能を公開することを発表した(Twitter投稿)。たった今フォローした相手のプロフィールページに、自分がフォローしたいかもしれないアカウントのリストがポップアップ表示される。テストはまずAndroid端末のみで行われる。

この機能は、現在モバイルアプリで行われているフォローの仕組みにひと工夫加えるものだ。現在は、あるユーザーのプロフィールページで 「Follow」(フォロー)をタップすると、さらにフォローしたいかもしれないアカウント候補の短いリスト(おすすめアカウント)が表示される。

ツイッターはこのおすすめアカウントについて、多数の判断材料に基づいており、カスタマイズされている場合が多いと説明している。しかし、新しい Suggested Followsの場合、たった今開いたプロフィールにどのアカウントが関連しているか、あるいは、そのユーザーをフォローしている人たちが、他の特定ユーザーをフォローする傾向があるかどうかをアルゴリズムを用いて決定する。

このため、例えば例えばある会社で働いていることをプロフィールに書いているユーザーをフォローすると、Suggested Followsには、同じ会社で働いている人が出てくるかもしれない。あるいは、何らかの理由で有名な人をフォローすると、他の著名人アカウントがおすすめにでてくるかもしれない。

しかし、これまではおすすめのユーザーをフォローするには、1人ずつタップする必要があった。新しい機能では、おすすめされた多くのアカウントのグループを1回タップするだけでフォローできる。グループ全体を追加した後、フォローしたくないアカウントを外すことができる。

この機能によって、数多くのフォロワーを持つアカウントと何かしらつながりのあるユーザーはフォローされやすくなる。また、ツイッターの新規ユーザーがネットワークを構築するのに役立つとともに、既存ユーザーがネットワークを広げる手助けにもなる。

一部のツイッターユーザーは、すでにこの機能が動いているのを見たことがあるかもしれない。

現在、このテストはAndroidで行われているとツイッターはいう。iOSにも搭載されるかどうかは言及しなかった。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Twitter

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

10周年を迎えるInstagramの記念リリースでストーリーマップ、カスタムアイコンなどが登場

米国時間10月5日、Instagram(インスタグラム)は10周年を迎え、過去3年の間にシェアしたストーリーを振り返るプライベートな「ストーリーマップ」機能や、健全なソーシャル活動に向けての2つのアップデート、そして事前に発表されていた IGTVショッピングのアップデートといった、複数の機能を発表した。また新しいトレンドになりつつある、ホーム画面の再デザインをしたくなった人たちのために、カスタムアプリアイコン機能も用意されている。

このアイコンは、開発の初期段階でInstagramのコード内ですでに発見(Twitterポスト)されていて、より重要な「誕生日リリース」の一部になることが予想されていたが、今回それが予想通りだったことが証明された。

このアップデートによって、iOSとAndroidの両方で、Instagramユーザーはオレンジ、黄色、緑、紫、黒、白などの影を伴う複数のアイコンの中から選択することができるようになる。さらにはレインボーカラーのPride(プライド)アイコンや、もしノスタルジックな雰囲気が必要な場合には、複数のクラシックアイコンも用意されている。

画像クレジット:Instagram

一方、新しいストーリーマップ機能では、過去3年間にシェアしたInstagramストーリーのプライベートなマップとカレンダーが導入される。このため、お気に入りの瞬間を振り返ることが可能になる。これは、一時的な性質を持つInstagramストーリーが、時間の経過とともにFacebook(フェイスブック)サーバーから削除されていると考えている一部のユーザーたちを驚かせるかもしれないが、Instagramが古いストーリーを引き出して新しい機能を提供したのはこれが初めてではない。

たとえば、2017年に最初に導入された、Instagramの「ストーリーハイライト」機能によって、ユーザーはそれまでは短命だったコンテンツの一部を恒久的に公開することができるようになった。

画像クレジット:Instagram

最新リリースで登場した他の2つの新機能は、「National Bullying Prevention Month」(全国いじめ防止月間)が始まる時期に合わせて登場した。1つ目はテストとして開始されるものだが、すでに他で報告されているコメントと類似のコメントを自動的に非表示にするものだ。メインのコメントフィードから削除されたものを確認したい場合は、「View Hidden Comments」(非表示のコメントを表示)というラベルから引き続きアクセスすることができる。

画像クレジット:Instagram

この機能は、2019年にグローバルでリリースされたTwitter(ツイッター)の「返信を非表示にする」機能にいくぶん似ている。Twitterのものと同様に、この機能は不適切またはいじめ的なコメントを、1クリックしなければ見えない場所に隠すことができる、こうしたコンテンツが表示されないようにすることで、投稿する意欲を削ごうというのが狙いだ。ただTwitterの場合には、元の投稿者は付いた返信を手動で非表示にする必要があったが、今回のInstagramの機能は、この動作を自動化しようとするものだ。

Instagramによれば、投稿者が不快な発言を繰り返し投稿しようとした場合に警告が発せられる。ナッジ警告(Instagramリリース)機能も拡張されている(ナッジというのは「肘でつついて軽く注意をうながす」といった意味)。すでにInstagramは、コメントが不快と見なされる可能性がある場合に、投稿する前にコメントを見直して変更を加えることのできる機会を、AI機能を利用して提供している。この機能は、これからは繰り返し攻撃的投稿を行うユーザーを対象として、彼らが一歩下がって自分の言葉とその与える影響について熟考することを促すようになる。

画像クレジット:Instagram

同社はまた、プラットフォーム全体のトレンドに関する新しいデータならびに、Instagramの主要なマイルストーンに対する会社としての振り返りを発表した。

ここでは、音楽全体のトレンド、例えばKPOPが最も議論されているジャンルの1つであることなどを始めとしてトップソング、ARエフェクト、最も人気のあるストーリーフォントといった他のトレンドも明らかにされている。またInstagramによると、「ミーム」を扱った100万件以上の投稿がプラットフォームで毎日共有され、ユーザーの50%がInstagramで毎日動画を視聴し、9億件を超える絵文字のリアクションが毎日送信され、平均的なユーザーはコメントの3倍のDMを送信しているという。

アップデートされたアプリは、iOSとAndroidの双方で利用することができる。

関連記事:Instagramが同社の動画サービスIGTVでのショッピング機能を拡大、Reelsでのテストも計画

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Instagram

画像クレジット:Stockcam / Getty Images

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(翻訳:sako)

Instagramが同社の動画サービスIGTVでのショッピング機能を拡大、Reelsでのテストも計画

Instagramが米国時間10月5日朝、Instagram ShoppingサービスをIGTVに拡張すると発表した。IGTVとはInstagramの操作が簡単なスマートフォン向け動画サービスで、クリエイターやインフルエンサーに彼らのInstagram上のユーザーベースをもっと直接的に収益化する方法を与え、さらに企業やブランドがそのフォロワーに商品を売ることができるものだ。Instagramによると、TikTokに対抗する新しい機能であるReelsの上でも近くショッピングのテストを始める。

画像クレジット:Instagram

ここ数年でショッピングは、Instagramの大きな部分を占めるようになった。

Instagramの発見タブに2018年に個人化されたShoppingチャンネルが加わり(未訳記事)、そこにユーザーが欲しそうな(とInstagramが思う)品物が並んだ。その後Shopping機能はStoriesになり、2019年はチェックアウトをローンチした。それは写真の中に欲しいものがあったらそれを買える、という機能だ。さらに2019年の夏Instagramは専用のShopセクションの設計を変更し(未訳機維持)、Facebook Payを使えるようにした。

今やInstagramでは、製品を見てそれを買うというアクションをIGTV、Instagram Live、そしてStoriesで行うことができる。

IGTVでは、ユーザーは購入の完結をアプリ内のチェックアウト、または売り手のウェブサイト上でできる。便利なのは、アプリをいちいち切り替えなくても購入と決済が最後までできることだ。その方法ではInstagramが手数料を徴収し、それが同社の新たな収益源になっている。しかも最近は新型コロナウイルスのパンデミックのおかげでeコマースが加速され、ネットで買い物をする人がこれまでになく増えている。

Instagramによると、買い物ができるIGTVの動画は今後、Instagram Shopの上でも見つかるようになるという。

ショッピングをInstagramの中心的機能にする意図が同社にあるため、Reelsが買い物可能になっても意外ではない。

InstagramのCOOであるJustin Osofsky(ジャスティン・オソフスキー)は「デジタルクリエイターとブランドは新しい文化をInstagramにもたらし、Instagramを訪れる人はそこからインスピレーションを得ている。ショッピングをIGTVとReelsに導入して、動画からでも容易に購入できるようにしたい。またそれによって売り手は、彼らのストーリーをシェアし、顧客に到達し、売上を得る」と声明の中で述べている。

ショートビデオが買い物を誘発することに気づいたのは、Instagramだけではない。TikTokの部分買収を狙ったWalmart(Walmartリリース)は、「ソーシャルコマース」というトレンドの成長を狙っており、そこではソーシャルメディアとオンラインショッピングの結合が商品への需要を急増させていた。それは、ジェネレーションZを狙った現代版のQVCのように、スマートフォンの小さな画面にブロードキャストされる。

対照的にTikTokは、今のところソーシャルコマースを本格展開していない。リーバイスとのパートナーシップ(未訳記事)のように、一部の広告でテストを行ったくらいだ。それはパンデミックの初期に、インフルエンサーが作った広告をユーザーのフィードで見せ、リーバイスのウェブサイトに誘導した。ユーザーのTikTokのプロフィールにeコマースのリンクを入れたり、動画からショッピンできる機能も試した(未訳記事)。

InstagramはReelsへのショッピングの導入について、2020年の後半としか発言していない。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Instagrameコマースソーシャルコマース

画像クレジット:Bryce Durbin

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

今や米国民の4人に1人がYouTubeでニュースを視聴、Pew Research調査

Pew Research Center(ピュー研究所)の最新の調査によると、米国成人の約4分の1にあたる約26%がYouTube(ユーチューブ)動画でニュースを確認しているという。同研究所は、Google(グーグル)傘下の動画プラットフォームであるYouTubeの利用状況だけでなく、米国でのニュース配信への高まる影響力についても調査した。驚くほどのことではないが、この調査結果によると、既成の報道機関はもはや、米国民が見るニュースを完全に支配することはできなくなっている。既成の報道機関に関連するチャンネルで「頻繁に」ニュースを視聴していると答えたのは、YouTube利用者の5人に1人(23%)にすぎなかった。これと全く同じ割合の利用者が、代わりに独立系チャンネルで「頻繁に」ニュースを確認していると答えている。

この調査でいう独立系チャンネルとは、外部との明確な提携がないものと定義される。一方、報道機関のチャンネルは、例えばCNN(シーエヌエヌ)やFox News(フォックスニュース)のような、外部報道機関と提携している。

このような2つの異なるタイプのニュースチャンネルはどちらも一般的に視聴されており、ピュー研究所によると、よく視聴されるチャンネルの、49%が報道機関と関連があり、42%は関連がない。

そして残りのわずか(9%)は、行政機関や研究組織、支援組織など、ニュースを公開している「その他の」組織のチャンネルだ。

Image Credits: Pew Research

ピュー研究所は、調査結果を検証するために、2020年1月6日~1月20日まで、1万2638人の米国成人を対象としたパネル調査を実施した。

このパネル調査の結果、米国民の大多数、すなわち72%がYouTubeは重要(59%)、もしくは最も重要(13%)なニュース視聴の手段だ、と答えた。また、ほとんどの人が、YouTubeでニュースを確認することになんら大きな問題があるとは思っていないと答えたが、誤情報、政治的偏見、YouTubeによる自動CMの遮断や検閲に対してはある程度の懸念を示した。

Image Credits: Pew Research

共和党支持者や共和党寄りの無党派層の多くは、検閲やCMの遮断、政治的偏見がYouTubeの最大の問題だと述べたが、一方、民主党支持者や民主党より無党派層には、最大の問題は誤情報とハラスメントだという人が多かった。

調査の後半では、2019年11月にYouTubeで最も人気が高かった377のニュースチャンネルと、2019年12月に再生回数の中央値が最も高かった100のチャンネルで公開された、YouTube動画のコンテンツ分析が実施された。ピュー研究所によると、この分析は人間とコンピューターの利用を組み合わせた方法で行われたという。

この分析で、10のうち4(44%)の人気YouTubeチャンネルが「個性重視」という特色を持っている、つまり、チャンネルが個人に関するものであることがわかった。これは既成の報道機関に雇われたジャーナリストである可能性もあるし、独立したホストである可能性もある。

しかし、実際は後者であることが多い。独立系チャンネルの70%が個人を軸としており、主にフォロワーを獲得した「ユーチューバー」である。実際、独立系チャンネルの57%はユーチューバーによるものであるのに対し、YouTubeで注目される前から著名だった人物を軸としたものは13%となっている。

Image Credits: Pew Research

今回は、YouTubeのニュース環境や扱われるトピックという、別の側面についても調査が実施された。

YouTubeのニュース視聴者によると、圧倒的過半数(66%)の人がYouTubeのニュース動画を見ると時事問題の理解を深めることができると述べている。また、73%が動画の大部分の情報が正確であると信じていると述べており、BGMのようにバックで流すのではなく、注意深く視聴する傾向がある(68%がそうしている)。

約半数(48%)はYouTubeで「まともな報道」、つまり、情報と事実のみを得ようとしていると答えた。一方で、51%は主に意見や解説を求めてYouTubeでニュースを視聴しているという。

あえてYouTubeでニュースを視聴する理由について問う自由回答式の質問に対する答えには、動画のコンテンツに関連するものが最も多かった。例えば、主流のニュース以外を扱っているから、とか、さまざまな意見や見解が含まれるものがあるから、といった理由があった。

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ピュー研究所はまた、QAnon(キューアノン)やJeffrey Epstein(ジェフリー・エプスタイン)氏、反ワクチン運動に関する説など、ニュースチャンネルがどのくらいの割合で陰謀説に触れているかも調査した。

この調査は2019年12月に行われた。再生回数上位100のYouTubeチャンネルに投稿された3000近い動画の分析の結果、独立系チャンネルの動画の21%が陰謀説に触れていることがわかった。これに対して既成の報道機関のチャンネルが陰謀説に触れている割合はわずか2%だった。キューアノンは最もよく扱われていた陰謀説で、独立系チャンネルの動画の14%がこれについて議論している。既成の報道機関は2%である。

さらに、独立系チャンネルは、既成報道機関の約2倍の確率で、ニュースを否定的なトーンで伝えていた。

全体として、2019年12月に調査された、YouTubeのニュースチャンネルで再生回数上位100本の動画は、否定的すぎることも好意的すぎることもなかった(69%)。しかし、タイプ別に分けると、独立系チャンネル動画の37%は否定的なもので、これに比べ既成報道機関では17%だった。また、否定的な動画は好意的な動画よりも人気が高かった。すべてのチャンネルで、否定的な動画の再生回数は平均18万4000回であるのに比べ、中立的または両方が混在するトーンの動画は平均17万2000回、好意的な動画は平均11万7000回だった。

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一方、2019年12月の動画再生回数に占める割合が最も大きかったのはトランプ政権に関する動画で、およそ3分の1(36%)が弾劾に関するもの、31%が銃規制や中絶手術、移民などの国内問題に関するもの、9%は国際情勢に関するものだった。他のトピックに関する動画の平均再生回数が12万2000回であるのに対し、トランプ政権に関する動画は平均約25万回再生されている。トランプ氏は調査対象の動画の中で最も注目を集めており、約4分の1となる24%の動画で取り上げられていた。

それに比べて、2020年の選挙に関する動画は、調査当時は民主党予備選が中心だったが、このトピックはニュース動画全体のわずか12%を占めただけだった。

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YouTubeのニュースチャンネルが自身をどのように紹介しているのか、という点についても調査が行われた。この調査により、自身がイデオロギー的偏向を持っていることが動画コンテンツを通して明らかになっている場合ですら、圧倒的多数は政治的イデオロギーを持つことを明言していないことがわかった。

YouTubeのニュースチャンネルのうち、自身の政治的イデオロギーを説明文に紹介していたのは約12%だけで、そのうち、8%は右派寄り、4%は左派寄りだった。独立系ニュースチャンネルは党派的な言葉を使って自己アピールし、自分が右寄りであると語る傾向が強かった。

また、YouTubeのニュースの典型的な視聴者に関する人口動態も調査に含まれていた。ピュー研究所の調査によると、ニュース動画視聴者は若い男性が多く、米国成人全体の割合で比較すると、白人が少ない傾向にあることがわかった。30歳未満が米国成人全体に占める割合は21%であるのに対し、同視聴者全体に占める割合はおよそ3分の1(34%)だ。また、50歳未満は米国成人全体の55%であるのに対し、同視聴者の71%を占めている。

そして男性は、米国成人全体の48%であるのに対し、YouTubeのニュース視聴者の58%を占めていると考えられる。同視聴者のうち、半分(50%)が白人、14%がアフリカ系、25%がスペイン系である。米国では成人の63%が白人、12%がアフリカ系、16%がスペイン系だ。

今回の調査結果はすべてピュー研究所ウェブサイトから閲覧できる。

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(翻訳:Dragonfly)

SpotifyとChernin Entertainmentがポッドキャストのテレビ番組化・映画化に向け優先交渉権契約を締結

まもなくより多くのSpotify(スポティファイ)ポッドキャストがテレビ番組化・映画化されることになるだろう。米国時間9月24日、Spotifyは、ストリーミング音楽のプロバイダーであり、映画やテレビ番組の制作会社でもあるChernin Entertainment(チャーニンエンターテイメント)と複数年契約を結んだことを発表した。この契約により、合計数千時間のコンテンツに相当する250を超すオリジナルポッドキャストシリーズを収めたライブラリから、Chernin Entertainmentが映画化・テレビ番組化に相応しいコンテンツを特定できるようになる。

両社はすでに、Spotifyが所有するGimlet Media(ギムレットメディア)を通し、連続殺人犯Edward Wayne Edwards(エドワード・ウェイン・エドワーズ)に関するポッドキャストシリーズ「The Clearing」の映像化に向けた取り組みをPineapple Street Media(パイナップルストリートメディア)と共に共同で進めていた。これらの取り組みは今後も引き続き行われるが、今回の契約によりChernin Entertainmentは、世界中から寄せられた数多くのポッドキャストを収めたSpotifyのライブラリにアクセスできるようになる。

Image Credits: Spotify screenshot via TechCrunch

Chernin Entertainmentは現在、「フォードvsフェラーリ」 、「The Planet of the Apes/猿の惑星」トリロジー、「グレイテスト・ショーマン」、「ドリーム」などの映画のほか、「New Girl ~ ダサかわ女子と三銃士」やApple TV+の 「See」、「真相 ~Truth Be Told~」といったテレビ番組の制作でも知られている。同社は、20th Century Fox(20世紀フォックス)との優先交渉権契約を締結することを望んでいたものの、Disney(ディズニー)がFoxの長編映画部門を買収したためこれをなし得なかったが、今春、Netflix(ネットフリックス)との優先交渉権契約を締結した

こうした契約や業界での他の変化により、Chernin Entertainmentは映画、テレビ、その他のデジタルビデオ化が可能な新たなIP(知的財産)を求め、歩み出すこととなった。

一方、ポッドキャストの成長により、オーディオプログラミングは映画やテレビといった他のメディアへの置き換えが可能なオリジナルコンテンツの有望なソースとなっている。このポッドキャスト市場は、SpotifyがGimletThe Ringer(ザ・リンガー)といったポッドキャスト制作会社や、より多くの人がクリエイターになることを可能にするAnchor(アンカー)といったポッドキャスト作成ツールの買収を通し、多額の投資を行ってきた市場である。

「オーディオは、エンターテイメントビジネスにおいて最も急成長中のメディアです。Spotifyは今日、数千時間にもおよぶ250以上のオリジナルコンテンツを収めた、世界最大の手つかずのIPライブラリの1つを所有しています。そして、このライブラリには日々作品が追加され続けているのです」とChernin Entertainment会長兼CEOのPeter Chernin(ピーター・チャーニン)氏は語る。「このコンテンツの宝庫に加え、さらに新たなストーリーが加速度的に追加されており、これにより、魅力的なストーリーや知的財産をスクリーンコンテンツへと置き換える巨大な機会がもたらされます」

SpotifyがTechCrunchに語ったところによると、この契約には、いくつのポッドキャストを映像化するかについての明確な数の取り決めは含まれていないが、Spotifyではかなりの数になると見込んでいる。収益配分の詳細など、契約の具体的条件も公開されていないが、この契約では、Chernin Entertainmentが映像化を見送ったプログラムについては、Spotifyが他の制作会社と映像化を進めることを禁止する条件は含まれていない。またマーケティングやプロモーションへの取り組みについても具体的な取り決めはなされておらず、Spotifyによると、これらについては、プロジェクトごとに処理することになるという。

Spotifyの250にのぼるオリジナル番組を収めたライブラリ、そして数週間後、数カ月後に継続的にリリースされるコンテンツそのものが、依然としてこの契約の中心である。しかし、Spotifyによると、両社がそのグループの枠を超え、映像化に共に取り組むシナリオもあるとのことである。

その目的は、どういった種類のプログラムが映画やテレビ番組へうまく置き換えられるかを発見することである。Spotifyはこの点について、Spotifyの多彩なコンテンツ、データ分析能力、クリエイターからのアクセスが同社に有利に働くと考えていると語った。

Spotifyのオリジナルポッドキャストライブラリには現在、さまざまなジャンルの人気番組が収められおり、これがこの契約の一番の資産である。さらにSpotifyは、先に開発した分析専用ツールにより、その番組の視聴状況を確認するデータを活用することができるようになる。

例えば、Spotifyは現在Spotify for Podcasters(スポティファイ・フォー・ポッドキャスターズ)を通して、ポッドキャスターが自らの番組の視聴状況を確認したり、他の匿名化された視聴者データを追跡できるようにしている。今後、同社はこのデータを使用して、映像化が成功しそうなものを特定できるようになる。Spotifyは複数の制作会社を所有しているため、より大規模な映像化に適したビジョンを持つクリエイターを特定する作業を支援することも可能だ。

Spotifyのポッドキャストコンテンツが映画化またはテレビ番組化されるのはこれが初めてではない。同社は現在Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)向けの「ホームカミング」の映像化や、HBO Max(HBOマックス)向けの「The Two Princes」、Prime Video向けの「The Horror of Dolores Roach」といった今後のプロジェクトを含め、様々な制作段階のプロジェクトを12件抱えている。

SpotifyとChernin Entertainmentは、本日発表された契約を契機として進められることになる最初のプロジェクトについて何ら発表を行ってはいないが、通常の企画と制作のタイムラインを踏まえると、そうしたコンテンツがお目見えするのは、最も早くて2021年になるだろう。

「Spotifyでは、オーディオの驚異的な成長が世界で最も才能に溢れたクリエイターたちを今後も魅了し、ポッドキャストがオリジナルIPの最高の到達点になることを確信しています。当社が引き続きコンテンツに対する志を拡大させて行く中、チャーニン氏や彼の優秀なチームと手を組むこととになったことに期待を膨らませています。当社がこれらのストーリーをさまざまなメディアを通し世界中の視聴者に配信して行くにあたり、Chernin Entertainmentは完璧なパートナーと言えます。私たちは、ソース素材としてのポッドキャスト新時代の到来を共に告げようとしています」とSpotifyのコンテンツおよび広告事業責任者のDawn Ostroff(ドーン・オストロフ)氏は語った。

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(翻訳:Dragonfly)

PayPal傘下のVenmoから初クレカ、最大3%のキャッシュバックとパーソナライズされた特典を提供

昨年10月、Venmo(ベンモ)は初のクレジットカードを2020年に発売すると発表していた。米国時間10月5日、PayPal傘下のVenmoはクレジットカードを発表し、一部の顧客を対象に展開を開始した。Visaブランドのクレジットカードで、対象となる買い物に3%のキャッシュバック、パーソナライズされた特典、財務状況の追跡・管理ツールを提供する。このカードがVenmoの若いユーザー層にとって魅力的なのは、Venmoモバイルアプリに直接統合されている点だろう。

カード会員は、カテゴリ別に整理された支出をリアルタイムで追跡、購入を分割または共有、キャッシュバック状況の確認、決済、カードの管理などをVenmoモバイルアプリに集約できる。ほかのクレジットカードや銀行のアプリと同様に、購入や支払いが行われた際にリアルタイムでアラートを受け取ることもできるほか、もちろんキャッシュバックがアカウントに適用された際の通知も可能だ。

Venmoカードの特典システムは、カテゴリ別にすべてのVenmoユーザーに一定の割合のキャッシュバックを提供するものではない。例えばApple Cardがベンダーごとに行うように、新しいVenmo Cardの特典システムはパーソナライズされている。

ユーザーは、食料品、請求書と光熱費、健康と美容、ガス、エンターテイメント、食事とナイトライフ、交通機関、旅行の8つの支出カテゴリーから特典を獲得できる。同社によると、最高の支出カテゴリーで3%、2番目に高いカテゴリーで2%、それ以外のすべての購入で1%のポイントを獲得できるとのこと。

Venmoカードは年会費が無料のため、ほかのキャッシュバックカードと比較しても競争力のある特典となっている。しかし、このカードには、キャッシング、延滞・返金、利息などの一般的な手数料がかかる。現在、APR(Annual Percentage Rate)は15.25%から24.24%の範囲で、アカウント所有者の信用力に基づいている。

Venmoでは、Apple Payでの取引に高いキャッシュバック率を支払うApple Cardのようにタッチレスでの購入を奨励していないが、VenmoカードにはPOSでタップして取引を支払うためのRFIDチップが搭載されている。なお、これは完全に非接触ではないがチップリーダーにカードを挿入するよりも接触が少なくて済む。

また、この新しいカードでは、カードが手元に届く前にユーザーは事実上ショッピングを始められる。カードを紛失したり盗まれたりした場合は、Venmoアプリ内から即座にカードを無効にすることも可能だ。Visaを通じて、このカードにはVisaトラディショナルクレジットカードの特典に加え、Visa Signatureカード会員向けの旅行やライフスタイルの特典が含まれている。

ミレニアル世代のユーザーの間ではパーソナライズされたカードの需要が高まっている。Venmoカードは5色のカラーバリエーションで提供され、前面にはユーザー自身のVenmo QRコードが刻印される。これによりユーザーは、支払いを送信したり、購入を分割したりする際に友人のカードをVenmoアプリでスキャンすることができる。

VenmoはすでにMastercardブランドのデビットカードをユーザーに提供してきたが、今回登場したカードはミレニアル世代の顧客層をターゲットにしたものだ。多くのミレニアル世代が結婚して初めての家を購入し始めたいま、彼らはクレジットヒストリーの確立が重要であることを認識し始めている。一方で彼らはまだ大手銀行を敬遠しており、デビットカードのように機能するクレジットカードや、Venmoのような代替のクレジット商品を好むかもしれない。

第2四半期のVenmoの発表によると、支払いアプリを使用しているアクティブなアカウント数は6000万以上、これは12カ月以内に取引を完了したアカウントを意味する。Venmoは第2四半期に、決済アプリを使用しているアクティブなアカウント数が6000万以上あると発表した。同社はまた、直近の四半期には370億ドル(約3兆9100億円)の決済量を報告している。つまり、Venmoには大規模でアクティブなユーザー基盤があり、外部マーケティングだけに頼るのではなく、無料のピアツーピア決済アプリ内から新しいカードの顧客の単価を向上させることができるということだ。

なおVenmoカードは、Amazon、eBay、JCPenney、TJX、Stein Mart、American Eagle、Gap、Old Navy、Rooms to Go、Lowe’s およびほかの多くのカードを含む多くのストアカードの供給元として知られているSynchrony(シンクロニー)銀行によって発行されている。

Synchrony銀行では合計で約100種類のカードを発行しており、同社のウェブサイトによるとこれまでに1490億ドル(約15兆7400億円)以上の売上高を記録し、7550万人のアクティブアカウントを保有しているという。

Venmoはこの新しいカードを、Venmoのモバイルアプリを介して現在一部の顧客に提供しているが、今後数カ月のうちに米国内のすべての顧客が利用可能になる予定だ。

カテゴリー:フィンテック
タグ:Venmo、PayPal

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Google Pixelはメンタルヘルスの観点から「美化フィルター」に狙いを定める

Google(グーグル)は、特にメンタルヘルスの専門家が自信を歪めると考えている顔写真フィルターやその他の美化(ビューティファイイング)技術に狙いを定めている。特に若いユーザーに紹介するときに。

同社によると、今後はPixelスマートフォンのAndroidカメラアプリで使用される写真フィルタの設計原則を適用する際、専門家のガイダンスに頼る予定だという。

Pixel 4 aでは、Googleはすでに顔のレタッチをデフォルトでオフにしており、近い将来にはインタフェースがアップデートされ、同社によると「価値判断の影響を受けない」顔のレタッチ効果を表す、アイコンやラベルが追加されるという。

つまり「ビューティーフィルター」のような言葉を使用しないことを意味する。これらの変更はまた、アップデートを通じてほかのPixelスマートフォンのAndroidカメラアプリに適用される。

この変更は、おそらくエンドユーザーには気づかれないかもしれないが、時間をかけて変化を生み出すかもしれない。

同社によると、Android上の写真の70%以上が前面カメラで撮影されており、Googleフォトは240億枚以上の写真が「自撮り」と表示されているそうだ。

しかし、我々がスマートフォンで見せられている画像は、より多くの人の外見に不満にさせている。米国の顔面形成外科学会(American Academy of Facial Plastic and Reconstructive Surgery)の昨年の調査によると、会員の72%が患者が自分の自撮りを改善するためにフィルターを求めたと答え、前年比15%の増加となったという。

また、親の80%がフィルターの影響を心配していると答え、10代の若者の3分の2が写真の中の自分の容姿についていじめられたことがあると答えている。

同社は、フィルターが人々の幸福に与える影響をよりよく理解するために、子供と精神衛生の専門家の助けを求めたと説明している。

写真フィルターが適用されていることを認識していなかった場合、結果として得られる写真は精神的な幸福に悪影響を与える可能性がある。人々は静かに美しさの基準を設定し、時間の経過とともに自分自身と比較するようになるからだ。

また、「美容」「美化」「強化」「タッチアップ」などの用語を使ったフィルターは、修正が必要な人の外見に問題があることを示す。同社によると、これは見た目の悪さを示唆しているという。「痩身」 という言葉にも同じことが言え、これは体を改善する必要があることを意味する。同社はまた、使われているアイコンでさえも問題を引き起こす可能性があることを発見した。

例えば、顔のレタッチオプションに 「ナチュラル」 というラベルを付ける代わりに 「微妙」 というラベルが付く。アイコンの代わりに顔のアイコンが表示され、どのボタンを押せば機能が有効になるかが編集ペンで示される。調整レベルも新しいガイドラインに従い、数字や記号、または 「低」 や 「高」 などの単純な用語を使用し、美しさを示すものにしない。

グーグルは、カメラアプリでもフィルタが有効になったときに、リアルタイムのキャプチャとその後のフィルタとの違いを明らかにすべきだと述べている。例えば、画面上部のインジケーターはフィルターがオンになったときにユーザーに知らせることができるので、ユーザーは自分の画像が編集されていることを知ることができる。

Pixel 4a以降のPixelスマートフォンでは、顔のレタッチ効果を使用する際に、各設定がどのように適用されているか、画像に具体的にどのような変更を加えるかについて、より多くの情報が表示されるようになった。例えば「微妙な」効果を選択すると、肌の質感、目の下のトーン、目の明るさを調整することが説明される。適用される効果について透明性を持たせるのは、顔のレタッチフィルターが私たちの写真に加えている微妙な調整を理解しやすくするのに役立つ。

米国時間10月1に発表されたPixel 4a 5GやPixel 5を含む新しいPixelデバイスでは、フェイスレタッチがシャットオフされている。そして、ラベルや説明文の変更は、Pixel 2以降のデバイスをサポートする次期アップデートで適用されるとグーグルは公表している。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Google、Google Pixel、フィルター

画像クレジット:Google

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Twitterが誤った情報と戦うためにツイートにコンテキストを追加する「Birdwatch」システムを開発中

Twitter(ツイッター)が「Birdwatch」(バードウォッチ)という名の新機能を開発している。同社はプラットフォーム上のツイートにノート形式でコンテキストを追加することで、誤った情報問題にアプローチしようとしていることを認めている。各ツイートの、現在ブロックや報告ツールが置かれているドロップダウンメニューから、対象のツイートを「Birdwatch」対象にすることができる(すなわちモデレートのフラグが立てられていることを意味する)。小さな双眼鏡ボタンは、Twitterタイムラインに公開されたツイート上にも表示される。そのボタンをクリックすると、ユーザーはツイートにつけられたノートの履歴を閲覧できる画面に移動する。

リバースエンジニアリング手法によって発掘されたBirdwatchのスクリーンショットによれば、「Birdwatch Notes」という名の新しいタブが、リスト、トピック、ブックマーク、モーメントなどの他の既存の機能とともにTwitterのサイドバーナビゲーションに追加される。

このセクションでは、「Birdwatch Notes」と呼ばれる、自分の書いたノートの履歴を追うことができる。

この機能は、この夏にTwitterのウェブサイト上で開発の初期段階のものが、リバースエンジニアのJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏によって初めて発見された。その時点では、Birdwatchには名前がなかったが、ツイートにフラグを付けたり、ツイートが誤解を招くものかどうかを投票したり、さらに説明のノートを追加したりするためのインターフェースが、明確に示されていた。

彼女による発見の数日後に、Twitterはウェブアプリを更新し、それ以上の調査はできなくなった。

しかし今週、今度はiOS上のTwitterのコードで、非常によく似たインターフェースが再び発見された。

モバイルでこの機能のスクリーンショットをさらにいくつかツイートした、ソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarra(マット・ナバラ)氏によれば、Birdwatchを使用することで、ユーザーはツイートにノートを付け加えることができるという、これらのノートは、ツイート自身の上にある双眼鏡ボタンをクリックすると表示される。

すなわち、ツイートに対して行われたノートによる追加のコンテキストが、一般に公開されるということだ。

はっきりしていないのは、追加のコンテキストでツイートに注釈を付けるためのアクセス権が、Twitterのすべての人に与えられるのか、承認が必要なのか、それとも一部のユーザーまたはファクトチェッカーのみが利用できるのかということだ。

Twitterの早い時期からの利用者でハッシュタグの発明者でもあるChris Messina(クリス・メッシーナ)氏は、BirdwatchがTwitterの偽情報を取り締まるためのある種の「市民による監視」システムになるのではないかという懸念を表明していた(Twitter投稿)が、彼は正しかったようだ。

彼がTwitterのコード内で見つけた情報によれば、それらのノート(Birdwatch Notes)は「contribution」(貢献)と呼ばれ、どうやらクラウドソーシングシステムを暗示しているようだ。(結局のところ、ユーザーは自分だけが見るためのメモを書くのではなく、共有システムに 貢献するようだ)。

画像クレジット:クリス・メッシーナ氏

クラウドソーシングによるモデレートはTwitterにとって目新しいものではない。数年にわたり、TwitterのライブストリーミングアプリPeriscope(ペリスコープは)不正利用を抑え込むためにクラウドソーシング技術に依存して、リアルタイムストリームへのコメントをモデレートしてきた。

ただし、Birdwatchが非技術的な観点からどのように機能するかについては、まだ多くのことがわからないままだ。たとえば、誰もがツイートに注釈を付ける同じ権限を持っているのかどうか、このシステムを荒らそうとする試みがどのように処理されるのか、多数のネガティブな注釈が付けられたときにツイートはどうなるのかなどはわからない。

この数カ月間Twitterは、誤解を招いたり、虚偽だったり、扇情的な内容を含むツイートに対して、より厳しい姿勢をとろうとしてきた。それはトランプ大統領のツイートの一部に、ファクトチェックラベルを適用するまでになっており、その他のツイートをTwitterのルールに違反していることを通知して非表示にすることも行っている。しかし、Twitterはまず規模の拡大を目指して開発され、その後有害コンテンツに関するポリシーと手続きを決定しようとしてきたため、Twitterが全体にモデレーションを拡大する準備は、十分には整っていない。

Twitterにコメントを求めたところ、同社はBirdwatch計画に関する詳細の開示は拒否したが、この機能が誤った情報の拡散を防ぐために設計されていることは認めた。

「私たちは誤った情報の問題に対処し、Twitter上のツイートにより多くのコンテキストを提供するための、多くの方法を模索しています」とTwitterの広報担当者はTechCrunchに語った。「誤った情報は重大な問題であり、それに対処するためのさまざまな方法をテストする予定です」と彼らは付け加えた。

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画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:sako)

オンライン園芸店のBloomscapeが約16億円調達、植物管理アプリVeraを買収

2020年、新型コロナウイルスによって続くロックダウンの間、植物に投資して小さな庭園を造りたいと考えているのは、あなただけではない。温室から消費者へ生きた観葉植物を直販を手掛けるBloomscape(ブルームスケープ)によれば、今年は植物に興味を示す人が増え、すでに成長を続けている同社のサービスへの需要が高まっているという。米国時間9月30日にBloomscapeは、1500万ドル(約15億8000万円)のシリーズBラウンドによる新たな投資金調植物管理アプリVera(ベラ)の買収を発表した。

この新ラウンドはGeneral Catalystが主導し、Annox CapitalのBob Mylod(ボブ・マイロッド)氏、Booking Holdingsの元会長でありHome Depot役員のJeff Boyd(ジェフ・ボイド)氏、Burt’s BeesのCEOを経てSeventh GenerationのCEOとなったJohn Replogle(ジョン・ルプロール)氏、それにすでに同社の既存投資家のRevolution VenturesとLudlow Venturesが参加している。

General Catalystの共同創業者であり業務執行取締役のJoel Cutler(ジョエル・カトラー)氏と、Annox Capital Managementの業務執行社員であるBob Mylod(ボブ・マイロッド)氏は、今回のラウンドの一環としてBloomscapeの取締役会に参加する。現在までBloomscapeは、2400万ドル(約25億3000万円)を調達した。

Bloomscapeは2018年、ミシガン州在住のデザイナーであり起業家のJustin Mast(ジャスティン・マスト)氏により、観葉植物が消費者の玄関先に届けられるまでの米国内の流通経路の再構築を目指して設立された(dbusiness記事)。

今では、ホームセンターやAmazon(アマゾン)を始めとする大手eコマース企業など、他の企業も生きた観葉植物の通販を手掛けている。しかしBloomscapeは、配達プロセスと舞台裏の流通業務を確実に改善した手段に違いがある。

同社は、観葉植物のパッケージ技術で特許を出願している。その技術により、植物と植木鉢は適正な温度の下にしっかりと保たれる。また「結着剤を混ぜた独自の用土が移動の間も土を保持し、根を保護する」とマスト氏は説明している。

しかも、観葉植物は温室から直接消費者へ出荷されるため、温室からいったん量販店に送られ、そこから消費者に配送されるという、平均4週間はかかる通常の工程よりも、健康な状態で届けることができる。

同社はまた、地域フルフィルメント戦略の改善も進めている。そこには、輸送時間をさらに短縮するための地域拠点やシステムの構築も含まれる。

マスト氏は、Bloomscapeの現在までの成功は、1つの要因だけによるものではなく、人々、プロセス、システムの連携によるものだと強調する。

「私たちの製品およびサプライチェーン部門で働く人々は、国内外への観葉植物の配送と最上級のフルフィルメントプロセスに数十年の経験を誇っています」とマスト氏。「現在私たちは、さまざまな条件ごとに、どの植物がよく売れているかに関する大量の情報を内部に集積しています。この情報を体系化することで、健康な植物による製品構成を確実にする最適化が可能になります」と続ける。

新型コロナウイルスの感染蔓延以前から、Bloomscapeは着実な成長を遂げていた。具体的な数字は示さないものの「この事業は昨年から4倍に成長し、従業員も倍以上に増えている」とマスト氏は説明する、

Bloomscapeでもっとも急速に延びているセグメントは、主にに南部および中部大西洋地域の郊外に暮らすミレニアル世代だ。その多くは、新たに、または最近一戸建て住み始めた家族でもある。

新型コロナウイルスが蔓延しロックダウンが施行されると、Bloomscapeは、単に増大する顧客の需要に対応するだけでなく、リモートワークという従業員のライフスタイルへの迅速な適応も求められるようになった。

「あまりにも多くの人たちが、計り知れない困難を抱えたこの時期でも事業に感染拡大の悪影響を受けなかった私たちは大変に幸運でした。新型コロナウイルス流行の最初の2カ月ほどで、世界中がそうであったように、たくさんの変化を経験しました」とマスト氏。「多くの人たちが、植物に癒やしを求め、植物に興味を持つようになりました。私たちの観葉植物が自然を家庭にもたらし、ほんのわずかでも慰めや喜びを提供できることに大変な喜びを感じています。この時世に人々に価値あるものを届けられることを胸を躍らせています」と同氏は話した。

新型コロナウイルスの感染蔓延によって促進されたeコマースへの移行は、この健康危機が収まった後もBloomscapeに恩恵をもたらし続けるだろう。さらにマスト氏は「ひとたび植物に手を染めた人は、もうやめられなくなる」と指摘する。

資金調達のニュースに伴い、Bloomscapeは植物管理アプリVeraの買収も発表した。買収額は公表されていない。この取引は、技術のみが対象となり、アプリ開発チームそのものは含まれないとのことだ。

Veraは現在、植物管理のコツ、記事、トラブルシューティング、水やりのリマインダーなどを利用者に提供している。Bloomscapeでは、このアプリを活用して利用者とのつながりを深め、既存の植物管理アシスタント・サービス「Talk to Plant Mom」(植物ママと話そう)などをはじめとする、同社の植物管理情報や資料を統合させたいと考えている。

Veraを使った植物管理情報の提供拡大に加え、Bloomscapeは今回新しく手に入れた資金を使い、人材の増強、地域フルフィルメント戦略の改善、新製品のローンチを計画している。そのひとつが、Edible Garden Shop(食用ガーデンショップ)だ。ここでは、小さなトマト、ラベンダー、スイートペッパー、ホットペッパー、ケールミックス、ミント、カモミールの苗が買える。「来年には屋外用植物の扱いも開始する」と同社は話していた。

「Bloomscapeが持つ家庭園芸の見識を上回る顧客向け垂直市場の見識を持つ人たちは、滅多にいません」とカトラー氏は、今回の投資に関する声明の中で述べている。「彼らは、植物の栽培と生きたままの配送という複雑な物流管理に大変に秀でているばかりでなく、生活空間に緑を欲している今日の顧客と強い共鳴で結ばれています」と続けた。

画像クレジット:Bloomscape>

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(翻訳:金井哲夫)

ライブストリーミング配信のTwitchが著作権付き音楽を使えるストリーマー向けツールを導入

Twitch(ツイッチ)は9月30日、クリエイターが自分のストリームに著作権付きの音楽を加えられる新たなツール「Soundtrack by Twitch」を導入した。昨年から開発していたこの機能は著作権をクリアした音楽を簡単に探し出せるようにするだけでなく、クリエイターが直面しているアーカイブ消音問題を解決することも意図している。

立ち上げに際しては、Soundtrack by Twitchがさまざまなレーベルや配信パートナーと協業しているが、大手とは提携していない。提携しているパートナーの初期ラインアップには以下のとおりだ。

  • Soundcloud
  • Monstercat
  • Distrokid
  • cdbaby
  • Empire
  • Westwood Recordings
  • United Masters
  • Alpha Pup
  • Popgang
  • Text Me Records
  • Dim Mak
  • Create Music  Group
  • Chillhop Music
  • Anjunabeats
  • Soundstripe
  • LabelWork
  • mxmtoon
  • future classic
  • Nuclear Blast
  • Season of Mist
  • Chilled Cow
  • Pure Noise Records
  • Symphonic
  • Blkbox
  • Songtradr

「こうしたラインアップによってクリエイターは、Above & Beyond、mxmtoon、Porter Robinson、RAC、SwuMといったアーティストを含むさまざまなジャンルの音楽にアクセスできる」とTwitchは説明する。ユーザーは全部で100万曲以上を無料で使える。

ただ、Twitchはパートナーとの提携条件の詳細については明らかにしなかった。

Spotifyのプレイリストなど、Twitchの一部の音楽パートナーはすでに無料で使用できる音楽を公開してクリエイターに提供してきた。以前からTwitchと提携してきたダンス音楽レーベルのAnjunabeatsは、Twitchストリーム向けに昨年350曲の著作権をフリーにした(Engadget US記事)。一方、Soundcloudはつい最近、新しい音楽探検に興味のある視聴者とつながることを目的に、自前のチャンネルをTwitch上で立ち上げた(未訳記事)。Twitch統合の詳細は一部の参加者が事前に明らかにした。

これまでTwitchの音声認識システムは、ユーザーがストリームでかけるのに必要なライセンスを持っていない音楽に自動でフラグを立てていた。多くのクリエイターが、購入した音楽だったり、あるいはストリーミングサービス料金を払っていれば、その音楽を自分のストリームで流せると誤って認識している。それは正しくない。

実際には、クリエイターが法律をクリアして流せる音楽はかなり少なく、ジャンルも限られている。自身が所有している音楽、あるいはライセンスが供与されているものとなる。

つまり、音楽に関連するTwitch上のさまざまなコンテンツは許されない。ここには、ラジオスタイルのリスニング番組、DJセット、カラオケ、リップシンク、カバー曲など、クリエイターが音楽を使っているもの、また歌詞を表示しているものが含まれる。

TwitchはAudible Magicと過去のVOD(ビデオオンデマンド)をスキャンして著作権違反を調べてきた。そして音楽にフラグが立つと、そのVODは消音されることになる。

Twitchは、2015年にTwitch Music Libraryを立ち上げて音楽著作権問題を解決しようと試みたが、これは昨年何の説明もなく使用中止となった(Raddit記事)。

Soundtrack by Twitchの立ち上げで、音楽が自分のオーディオチャンネルに入ることになり、クリエイターは消音や自身のチャンネルに対するストライキの心配をせずに曲を流すことができる。クリエイターは一連のステーションとTwitchのスタッフが管理するプレイリストから、「リラックス」「Lofi Hip Hop/Beats」「ラップ」といったテーマやジャンル別に音楽を選ぶことができるようになる。

新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響でライブストリーミングプラットフォームのTwitchはアーティストに受け入れられ、Soundtrackの立ち上げは音楽がTwitchエクスペリエンスの大きな部分を占めるようになっていることを受けてのものだ。

同社はAmazon Musicとの提携のもとにStream Aidという慈善興業も開催(Twichブログ)し、Diplo、Barry Gibb、Ryan Tedder、Lauv、Charlie Puth、Die Antwoordといったアーティストを特集した。以来、数多くのミュージシャンのライブストリームをホストし、7月には「音楽・パフォーミングアート」カテゴリーが前年同月比387%増となった。

Twitchはまた、SpotifyのTracy Chan(トレーシー・チャン)氏を音楽プロダクトエンジニアリング責任者として迎え入れ、Bandsintownと提携した。そしてアーティストがTwitch Affiliateのステータスを最速で獲得できるいくつかの方法の提供を開始した。Twitchのライブストリームは今月Amazon Musicのアプリにも統合された。

Soundtrack by Twitchの初期バージョンは9月30日から提供され、PCのOBS、Twitch Studio、そして間もなくStreamlabs OBSで利用できる。

画像クレジット:Twitch

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(翻訳:Mizoguchi

Amazonが観光、質問、買い物もできるバーチャル世界ツアープラットフォーム「Explore」のベータテスト開始

Amazon(アマゾン)は米国時間9月29日に新しいバーチャルプラットフォームをスタートさせた。Amazon Exploreは世界各地にいる地元のエキスパートによるバーチャルツアーを予約できるサービスだ。利用者が体験できる内容は、クリエイティブな各種スキルの学習、世界各地の観光スポットや遺跡、文化的に興味ある場所のツアー、さらには地元の店舗や市場でのショッピングなど極めて多岐にわたる。

例えばユーザーはアルゼンチンでバーチャルなワインテイスティングの会に参加できる。メキシコでは魚の燻製でタコスを作るところを見ることができる。また日本の京都の美しい寺院、南禅寺のバーチャルツアーに参加できる。ペルーでは500年前の宮殿を、コスタリカではコーヒー豆の処理を見学する。東京では家庭のキッチンでどうやって寿司を握るかを学ぶ、といったところだ。

画像クレジット:Amazon(TechCrunchがスクリーンショットを作成)

ただしAmazon Exploreは今のところ非公開のベータテストの段階だ。バーチャル世界ツアーのセッションに参加できるのは同社から特別に招待されたユーザーのみとなっている(現在は米国在住者に限られている)。

バーチャルツアーのホストはアマゾンが支援する地元の専門家だという。現在でも現地に行かずに世界を体験する方法はいくつかある。YouTubeのビデオを見てもいいし、Google Earthのガイド付きツアーに参加するのも良い考えだ。しかしAmazon Exploreの体験は大きく異なる。これは現実の人間であるホストと一対一で直接、コミュニケーションがとれるセッションだからだ。動画は一方通行のものだが、音声ではリアルタイムでホストとの会話できる。単に受動的に視聴する体験に比べて、ユーザーはその場にいるという参加の感覚を強く得ることができる。

画像クレジット:Amazon(TechCrunchがスクリーンショットを作成)

各セッションは30分から60分で、24時間前までならキャンセルあるいは時間の変更が可能だ。ユーザーは予定された時間にAmazonアカウントにログインする。Exploreのベータテストのユーザーには「セッション」のオプションが表示されるので「あなたのセッション」を選択すればツアーがスタートする。

セッションに参加するためにはノートPCまたはデスクトップPCが必要だ。ベータテストはまだモバイルデバイスに対応していない。サポートしているブラウザはGoogle Chrome、Microsoft Edge、Safariだ。内蔵あるいは外付けのマイクとスピーカー、5Mbps以上のインターネット接続が必要となる。

セッション中ユーザーは、ホストに対し興味を感じた話題についてさらに詳しい説明を(逆に興味のない部分についてはスキップを)依頼できる。またカメラアイコンが表示されるので、随時スクリーンショットを撮ることもできる。

画像クレジット:Amazon(TechCrunchがスクリーンショットを作成)

すべてではないが、一部のセッションではショッピングも可能だ。ユーザーは地元の店舗やマーケットを訪れてアイテムを長め、その場にいるのと同様に店主に説明を求めたり、気に入った商品を購入したりできる。購入手続きはAmazon.comと同様だ。支払いはユーザーのアマゾンのアカウント内で安全に処理される。その後ホストにも紹介手数料が支払われる。

ショッピングに関して、アマゾンは現在流行中のライブストリームショッピングの手法を取り入れているようだ。Amazon Liveのショッピング(未訳記事)ではインフルエンサーのホストがアイテムの説明をしたりデモをしたりするが、Exploreではこうした役割は店主やショップスタッフとなる。またユーザーはアイテムをもっとよく見たい場合に裏返したり、カメラアングルを変えたりするよう依頼することができる。

画像クレジット:Amazon(TechCrunchがスクリーンショットを作成)

アマゾンはAmazon Liveで独自のライブストリーミングプラットフォームを構築しているが、Exploreはこれとは別のものであり既存のテクノロジーは利用していないという。

アマゾンはこのプラットフォームは、店舗のオーナー、地元のガイド、シェフ、スタイリスト、アーティスト、工芸職人など地元でスモールビジネスに携わる人々に副収入を得るチャンスを生み出すという。こうした人々はパンデミックにより全世界的に深刻な影響を受けている。アマゾンがExploerをスタートさせたのには、こうした困難を軽減する目的もあるだろう。

セッションの料金は幅広い。ファッションのスタイリングのヒントを与えるセッションについては10ドル(約1060円)からというものもある。一方、ニューヨークのセントラルパークを案内するバーチャルツアーの場合には150ドル(約1万5860円)だ。アマゾンによれば、料金や時間はホストが自由に決定することができ、特に最低料金最高料金等は設けられていないという。ただしアマゾンは手数料などの課金について詳細を明かすことは避けている。

スタート時点でこれらのバーチャルツアーの大部分は各地域の旅行業者が組織しているが、ツアーのアイデアを持っていれば誰でも歓迎だという。「郷土史家、各種アーティスト、ミュージシャン、工芸職人、シェフ、買い物をしたい個人、共有可能なスキルや冒険のアイディアを持っている人々を歓迎する」とアマゾンは述べている。現在16カ国にわたって86のセッションが登録されているが、これは今後、急速に増える見込みだ(Exploreはベータテスト中であり、現在のところ米国在住でアマゾンから招待されたユーザーのみ参加できる)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アマゾンが手のひらをかざして入店・決済できるスキャナー「Amazon One」をシアトルの2店舗に導入

マスクとプラスチック手袋を着用して店舗に入る人が多いパンデミックの最中に、Amazon(アマゾン)の実店舗チームは新たな生体認証デバイスを導入する(Amazonリリース)。買い物客が手のひらを使ってAmazon Goストアで決済できるようになるというものだ。同社は米国時間9月29日、「コンタクトレス」とうたうAmazon Oneを発表した。これはスキャナー装置で、クレジットカードを差し込んで手のひらをデバイスにかざすと、手のひらの特徴とその人の決済メカニズムが連動するようになる。一度クレジットカードの情報が登録されれば、Amazon Oneデバイスの上に1秒ほど手のひらをかざすことでAmazon Goに入店できるようになる。

実際には手のひらをデバイスの上に置かなくてもよくかざすだけでいいが、ユーザーに知ってもらう必要がある新たなテクノロジーであり、短期的にはちょっとした問題となるかもしれない。

今日の消費者はiPhoneをTouchIDでアンロックするために指先で触れる、あるいはセキュリティロックを解錠するのに親指の指紋を使うのに慣れている。多くの人が手のひらをAmazon Oneの平らな表面にくっつけるのだと思い込むというのはあり得る。

それ以外では、さほど懸念はないだろう。しかしこのデバイスが新型コロナウイルスによる健康危機に直面している米国で導入されることを考えるとき、店舗入り口で触ることになるかもしれないポイントを増やすというのは、導入のタイミングとして今はベストではないだろう。

もちろんアマゾンはデバイスが「コンタクトレス」であることを強調する。これは顧客がありがたく思う点だろう。しかし店舗スタッフがデバイスを定期的に拭き取るために入り口に立たない限り、どのように作用するのか客が確かめようとするのにともなってかなりタッチされることになりそうだ。ゆくゆくは、「コンタクトレス」であるという目標をAmazon Oneは達成するかもしれない。しかし一方でデバイスはスタッフが付き添い、拭き取られ、入店する人全員にデモンストレートされるべきだろう。

アマゾンは、新デバイスが手のひらの特徴を生成するのにリアルタイムでコンピュータービジョン技術を使うと話す。なぜ手のひらを選んだかというと、手のひら認証は他の生体認証による本人確認よりも個人に属する特徴だと考えているからだ。つまり、手のひらの画像を見るだけでは誰かの身元を特定できない、とアマゾンは話す。そうかもしれない。ただ、手のひらの特徴が決済のカードと紐づいていることを考えると、手のひら画像がどれほど認識できるものかよりも、データの安全が保証されることの方が重要だ。

アマゾンはまた、画像は暗号化され、顧客の手のひらの特徴が生成される安全なクラウドに送られると話す。このプロセスがどのように展開されるのか、今回、詳細は示されなかった。ただ、アマゾンの生体認証を使った過去のプロダクトは議論を醸してきた。同社は米国の法執行当局に顔認証サービスを販売していた(BiometricUpdate.com記事)。同社の顔認証テクノロジーはデータプライバシー訴訟の対象でもある(BiometricUpdate.com記事)。傘下のカメラ企業である会社Ring(リング)は警察と提携している(未訳記事)ことが明らかになり、市民権問題を起こした。直近では、Ringはホームセキュリティ用の屋内ドローンを発表したが、ホームオーナーのプライバシーにとって新たな脅威となる(RetailWire記事)かもしれない。

ゆえに、アマゾンの生体認証データによる顧客データベースを構築するという計画には疑念の余地がある。

アマゾンは、新たなデバイスを使用して入店するのにアマゾンのアカウントは不要だと話す。必要なのは、手のひらと電話番号だけだ。しかし客は、アマゾンのウェブサイトで使用履歴をみるためにアカウントと連動させることができる。また2つめの手のひら画像を追加することも可能だ。

Amazon Oneはまずシアトルエリアの2店舗で導入される。7番街とブランチャード通りにあるオリジナルのAmazon Go、それからボーレン通りノース300番地のサウス・レイク・ユニオンの店舗だ。ただし、Amazon Oneは他の入店方法に完全に置き換わるわけではない。客はAmazon GoアプリやAmazonアプリを使って入店でき、現金で支払うことも可能だ。

Amazon Oneは入店のためだけに使用される必要はない、と同社は指摘する。このデバイスがスタジアムやオフィスビル、アマゾン以外の小売店といったサードパーティで使用されることも想定している。

アマゾンは現在、関心を寄せている企業や団体と協議中だが、まだ明らかにはできないとした。ただし、アマゾンが過去に競争を抑制するような意図でサードパーティのデータを使っていたこれまでの経緯を考えると、サードパーティの小売業者が顧客の決済データを扱うのにどの程度アマゾンを信用するのかは不透明だ。

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(翻訳:Mizoguchi

Google Playのアプリ内購入ポリシー変更、サードパーティ製アプリストア利用が容易に

規制強化にともない、Google(グーグル)は米国時間9月28日、Google Playの課金ポリシーのアップデートを発表し、アプリ内購入でグーグルが手数料を徴収するケースをより明らかにした。説明を読む限り、その意図は以前のポリシーと何も変わってないように見えるが、アプリ内でデジタルグッズを売るときに現在、Google Playの課金システムを使っていない一部の開発者には影響があるだろう。また同社によると、またAndroid 12では変更を加え、Google Playに代わるサードパーティ製アプリストアのインストールや利用が容易になるような変更を行うと発表している。

同社によると、現在の課金ポリシーは、Google Play上のアプリのわずか3%未満にしか適用されないという。それらのアプリの97%はすでにGoogle Playの課金ライブラリを利用している。そのため、明確化された新しいポリシーの下でコンプライアンスがを遵守する必要があるアプリはごく一部にしか過ぎない

移行を容易にするために、アプリ開発者には、これまでデジタル購入に関するグーグルのポリシーを回避していたGoogle Playの課金ライブラリをアプリに導入するために1年間の猶予期間が設けられる。

グーグルまた、パンデミックの影響を受けたいくつかの企業に、今後12カ月間、その支払いポリシーをオプトアウトできるようにする予定だ。これは、ライブイベントのような物理的サービスをオンライン化せざるを得なかった企業に適用される可能性がある。

Apple(アップル)は最近、同様の措置をiOS App Store上のFacebookの有料イベントのある企業に適用した

アップルと同じくグーグルも、アプリ内購入に30%の手数料を徴収している。

グーグルはまた、アップルとは極めて(未訳記事)対照的に(9to5Mac記事)開発者が顧客とコミュニケーションをとることを制限するものではないと述べている。

「明確にしておくと、Google Playでは、開発者のアプリの外でのコミュニケーションにについては何の制限もない。たとえばそれらには他のAndroidアプリストアや自社のウェブサイトを通じて、Google Play上よりも低価格で提供している場合があるかもしれない」と同社は指摘する。「私たちは顧客との関係を維持することの重要性を理解している。そのため、これまでも開発者が顧客に返金したり、他の顧客サポートを直接提供することを認めてきた」と同社はいう(Android Developers Blog記事)。

Bloombergの最近の報道によると、グーグルはPlay Storeのアプリ内購入の減少に、今後ますます力を入れることを計画しているという。

今回のポリシーのアップデートは、Androidのモバイルプラットフォームやアプリストアである「Google Play」の運営方法に対する規制当局からの監視の高まりに、グーグルがどのように対応しているのかを示している。これらの問題は最近、米国やその他の市場で独占禁止法に関する調査対象になっており、政府は現在のハイテク企業が反競争的な商習慣によって権力を乱用していないかどうかを見極めようとしている。

そこで問題となっているのは、アプリストアが開発者がモバイル消費者にアプリを配布するためのデフォルトの方法となり、場合によっては唯一可能な方法となっているという事実だ。しかし、これらのアプリストアは、プラットフォームメーカー自身が競合製品を提供している場合でも、配信するアプリの多くを委託している。たとえばSpotifyといった音楽ストリーミングサービスを提供し、そのサブスクリプション収入の一部を得ている。同時にApple MusicやグーグルのYouTube Musicのような独自の音楽ストリーミングサービスも提供している。

他のケースでは、Epic Gamesのような大規模なアプリパブリッシャーは、配信のためのプラットフォームやツールを提供することができ、顧客に直接請求することができるため、配信や課金サービスのためにアプリストアに支払いたくないと考えている。Apple(アップル)のケースでは、Epic Gamesはこの問題を巡って訴訟を起こしているが、これは現在も係争中だ。また、Epic Gamesを含む開発者グループは先週、アプリ業界にさらなる「公平性」を要求し、アプリストアの行き過ぎと思われるものに対抗するための連動を立ち上げた。

グーグルのアプリストア事業は、すでにユーザーにアプリをサイドロード(正規アプリストア以外からの入手)する機能を提供しているため、アップルほどの注目を集めていない。つまりユーザーは設定を切り替えて、「Google Play」以外でホストされているアプリをインストールできるということだ。

今日の発表でグーグルはさらに、2021年にリリースされるAndroid 12では、消費者がAndroidデバイス上でもっと容易に、Androidの既存の安全性を損なうことなく、ほかのアプリストアを利用できるようになる、と述べている。その変更の詳細は不明だが、気になるのはAndroid OSがアプリのサイドロードをどう位置づけて対応するかだ。

現状ではアプリのサイドローディングは、ユーザーが手作業で有効にする深刻なリスクという位置づけでしかない。さらに最近では、Advanced Protection Programにおいてサイドローディングは制限されている(9to5Google)。このサービスは、政治家などの公人に提供されるセキュリティ対策だが、ジャーナリストや反体制活動家など、アカウントがハッカーのターゲットになる恐れのある人も利用できる。

ゆえに、Google Playのリーズナブルに安全な代替サービスでも、ユーザーの獲得は容易ではない。しかし同社によると、サードパーティのアプリストアに関連するポリシーの変更は、開発者の要望に基づいている。しかもグーグルが強調するのは、Google Playのポリシーが普遍的に適用されること。つまり、グーグル自身のアプリにも適用される点だ。

「我々のポリシーは、グーグル自身のアプリも含めてGoogle Play上で配布されるすべてのアプリに等しく適用される。それはGoogle Play上で特定のアプリを紹介しお勧めするときと同じ原則であり、サードパーティのアプリも我々自身のアプリも平等に扱われる。事実、Google PlayのEditors’ Choiceでは、優れたユーザー体験を提供するものならグーグルと競合する企業のアプリであっても頻繁に推奨している。アプリランキングのアルゴリズムも同様であり、サードパーティのアプリやゲームも、グーグル自身のアプリと同じ基準で格付けしている」とグーグルは発表で述べている。

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タグ:Google Google Play Apple

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

アマゾンが毎月スタイリストが選んだその人向けのファッションアイテムが届く男性向けサービスを月額約530円で提供開始

Amazon(アマゾン)は、男性用ファッションのパーソナルなショッピングサービスを導入する。これは、Stitch Fix(ステッチ・フィックス)に対抗して女性向けに始まったPersonal Shopper by Prime Wardrobe(パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブ)を拡張したもので、月額4.99ドル(約530円)で利用できる。これを使うと、その人のスタイルや好みに合ったファッションアイテムをアマゾンのスタイリストが選び、組み合わせてくれる。これが月に一度のペースで配達され、試着できる。気に入らなければ、同梱の密閉バッグに入れ、送料支払い済みの送り状を付けて返送できる。

ローンチ時点で、男性用パーソナル・ショッパーには、Scotch & Soda(スコッチアンドソーダ)、Original Penguin(オリジナルペンギン)、Adidas(アディダス)、Lacoste(ラコステ)、Carhartt(カーハート)、Levi’s(リーバイス)、Amazon Essentials(アマゾン・エッセンシャルズ)、Goodthreads(グッドスレッズ)など、アマゾン独自ブランドや外部のブランドも取り混ぜ、数多くのブランドが揃っている。同社によれば、パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブでは、トータルで1000件を超えるブランドの数十万点ものメンズスタイルが提供されるという。

サービス自体は、月々のファッションセレクションを、利用者へのスタイルに関するアンケートを通じてパーソナライズするなど、いろいろな面でStitch Fixに類似している。さらに競合する他のサブスクリプション形式のファッションサービスと同様、たとえば就職面接用のプロっぽく見える服装や、普段の好みから外れる特別な状況に合わせた服装が欲しいときなどには、スタイリストに直接、リクエストすることもできる。

しかし、リクエストしたアイテムの購入を決めたときに「スタイリスト料」として20ドル(約2100円)が可算されるStitch Fixとは違い、アマゾンのパーソナル・ショッパーは月4.99ドルの定額は変わらない。もう1つの違いは、パーソナル・ショッパーでは、発送前に利用者に内容の通知が送られる。そこから最大8点を選び受け取ることができるので、届いた箱を開けてビックリすることがない。

画像クレジット:Amazon

これまでアマゾンでは、プライム・ワードローブで購入前の試着ができるサービスを男性用ファッションでも提供していた。しかしそのサービスは、単にアマゾンプライム会員がアイテムを選び、購入を決める前に自宅で試着して、気に入らなければ返送できるというだけのものだった。今までのプライム・ワードローブの最大の欠点は、アマゾンで見つかるファッションアイテムの大部分が、自宅での試着に対応していなかったことだ。特に人気ブランドの多くがそこから外れていた。

これに対してアマゾンでは、自社ブランドばかりをプライム・ワードローブに詰め込んでいるわけではないと主張している。プライム・ワードローブの中でアマゾン独自ブランドが占める割合は1%未満とのことだ(もちろんときには、利用者が受け取ったパーソナル・ショッパーの箱の中身が、その割合を超えることもある)。

またアマゾンは、2019年のローンチ以来、数百万人の利用者がプライム・ワードローブの自宅試着オプションを選択し、「数十万人」の利用者がパーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブでファッションプロファイルを制作しているという。

逆にいえば、現在パーソナル・ショッパー・サービスを毎月で利用している人は、わずか「数十万人」でしかいない。

つまり、有料利用者数の比較に限るならば、プライム・ワードローブは今のところはStitch Fixの敵ではないということだ。

Stitch Fixは、長い時間をかけてモデルを完成させ、見識を高めてきた。その甲斐あって、同社のアクティブ顧客数は350万人にのぼる。2020年9月の初めに最新の収支報告(CNBC記事)が公表された時点で、前年比9%増ということだ。さらに最近では、パンデミックの影響で人々がビジネスウェアからアクティブウェアにスタイルを変更したことにより、最初の受注残を消化した際には増収となった。

男性用のアクティブウェアの需要は特に高い。このトレンドは、この新サービスを立ち上げる前のアマゾンでも見られていたはずだ。

プライム・ワードローブによる自宅での試着サービスは、現在、米国、英国、ドイツ、オーストラリア、日本で提供されているが、パーソナル・ショッパー・バイ・プライム・ワードローブが利用できるのは米国のみ。しかも、モバイルデバイスでのみの対応となっている。

カテゴリー:ネットサービス

タグ:Amazon ファッション パーソナル化

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:金井哲夫)