Amazonは合衆国国内でも最新設計のドローンで配送テストができるようになった

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Amazonはやっと、今の型のドローンを合衆国国内でテストできることになった。FAA(連邦航空局)はその主旨の書簡を今週同社に送った。FAAは2014年7月にAmazonの申請を認可していたが、申請から認可までの間に実機の設計が申請書のそれとは大きく変わってしまった。先月はAmazonのグローバル公共ポリシー担当VP Paul Misenerが上院の委員会でそう説明した。そしてこれからは、Amazonは合衆国国内でも新しい設計でテストしてよいことになった。

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申請書類にはAmazonの自家製ドローンの詳細が書かれているので、公表されていない。だから今分かるのは、それがFAAの規則に準拠していることだけだ。すなわち、重量は55ポンド以下、速度は時速100マイル以下、飛行高度は400フィート以下だ。

同じくFAAのルールとして、ドローンは操縦者の視界内を飛行しなければならない。だからAmazonも、長距離の配送はテストできない。しかし少なくとも、Amazon Air Primeで注文された歯磨きのパッケージを、どのように顧客の玄関先に落下させるべきか、というテストはできるだろう。

Amazonが申請した例外条件と、FAAが今週発表した新しい免許要件の中には、ドローンの操縦者に対するやや緩和された免許要件もある。それまでは自家用飛行機の操縦免許が必要だったが、それはFAAが近く提案する商用ドローンの規則には含まれないだろう。代わって、レクリエーションやスポーツの操縦免許でよいことになる。こちらの免許も本物の航空機の場合は制約が多くなるが、手数料が安くて簡単に入手でき、また身体検査が要らない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazonの配達ドローンのテストをカナダが認める…合衆国政府は新しい産業の育成を怠った?

合衆国の規制当局からは認可されなかったAmazonが、今度は国境を越えたカナダのブリティッシュコロンビア州でドローンによる配達のテストをやっている。Guardianの記事によるとそこは、オークともみの木がまばらに生えているだけの土地らしい。テストに使っているドローンは重量55ポンド弱、荷重の最大は5ポンドまでだ。およそ200〜500フィートの距離を時速50マイルで飛ぶ。

そこから南へ2000フィートも行けば合衆国のワシントン州だが、合衆国連邦航空局(FAA)はAmazon社の所有地内でもテストを認めなかった。先週FAAはやっと折れてAmazonの実験的なテストを認めたが、Amazonは怒り狂って、承認された機種は当時のプロトタイプ機で、それはその後の技術的進歩により陳腐化した、と応じた。

一方、カナダでのAmazonの苦難といえば、許可が下りるまで3週間かかったことぐらいだ。Guardianの記事によると、それ以降はまるでカナダ政府から白紙委任状をもらったみたいに、自由にドローンのテストができる。カナダは人口密度が希薄だし、政治的風土もあまり厳しくない。FAAと、それに相当するカナダのTransport Canadaを比べることは、りんごとオレンジを比べるようなものだ。

しかもカナダがドローン企業のテストを認めていることが、一種のブームを喚(よ)んでいる。Guardianによると、2014年だけでもTransport Canadaは1672社に商用ドローンの使用を認めたが、FAAが認めたのはわずか48社だった。しかもカナダは、最終的には合衆国で操業したいと考えている企業にとって、地理的条件や気象などが似ている、という利点がある。

ドローン企業、中でもとくに、機械学習や自律飛行などの難問に挑戦している企業がすでに、カナダのイノベーションハブであるウォータールーやトロントにたくさん生まれている。FAAの消極主義は、カナダに生まれたばかりの飛行ロボット産業を、今後ますます活気付けるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

3Dプリントして組み立てるドローンElecFreaksはIggで買ってもよいし無料でダウンロードもできる

ELF VR Nanoと名付けられた3Dプリントのドローンを、Indiegogoで予約購入できるし、Thingiverseからダウンロードできる。つまり、そのプロダクトを買ってもよいし、自分でプリントしてもよい。これほど純粋で完全なオープンソースのハードウェアプロジェクトは珍しいし、自分ちでプラスチックのパーツをプリントできることが、とってもクールであることを、実際に体験できる。

ELFは昨年10月に設計のプロジェクトとして始まり、そのクワッドコプターは今では完成している。キットをIndiegogoで65ドルで買えるし、パーツを自分でプリントするなら無料だ。ただしDIYの場合もモーターや電子部品は買うことになるが、今やDIYのためのツールや用品は何でもあるから、それほど難しいことではない。

同社はこう書いている:

ELFプロジェクトには、完全にオープンなハードウェアとソフトウェアのプラットホームを目標として着手した。ハードウェアは自由に変えたり新しい機能を加えたりできる。またアプリケーションの個人化も承認や監視なしで行える。さらにオープンソースは、そこからの今後の発展に制限や限界がない(可能性は無限だ)。リリースされているファイルで誰もがELFの学習と構築を開始でき、メインボードの設計やその電子回路などをあらゆる細部まで知ることができる。われわれは、オープンソースの意義と重要性を深く認識している。開始したのがたまたまわれわれであっても、それが真にオープンであれば、もっと高度なデベロッパたちによってさらに大きな前進ができ、最先端の技術に万人がアクセスできるようになる。

そのドローンはとても小さいが、ビデオの撮影と送信ができる。ELfのチームは、720pで撮ったビデオをGoogle CardboardのようなVRデバイスにストリーミングできる、と想定している。組み立てははめ込み式なので、ネジや接着剤は不要だ。

発売は7月の予定だが、クラウドファンディングの目標額は軽く達成しそうだ〔すでに目標額の3倍を超えている〕。ところで、このぼくは、3Dプリントのドローンが人類の王になるなら、大歓迎だ。

出典: 3Ders

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


F8:FacebookのAquilla大型太陽光ドローンはインターネット接続を万人に提供する

今日(米国時間3/26)はFacebookのデベロッパー・カンファレンス、F8 2015の2日目だが、今朝のキーノートでCTOのMike Schroepferkが何十億人もの人々に新たにインターネット接続を届けようとする同社の試みのカギとなるハードウェアを明かした。

Aquila〔ラテン語でワシの意味〕というコードネームで呼ばれる巨大ドローンは翼幅がボーイング767ほどもある。しかし極めて軽量の素材を用いるので、重量は自動車1台分程度だという。

今日のF8ではこの他にもオープンソースの開発ツール、React Nativeやビデオやテキストのコンテキストを理解する新しい人工知能のデモも行われた。

Aquilaが信じられないほど軽いのは、太陽光を動力源に連続して3ヶ月も滞空しなければならないからだ。大型ドローンを6万から9万フィート〔18kmから27km〕の高空に長時間飛ばすだけでも難しい課題だが、Facebookの目的はこのドローンを利用して地上の人々にインターネット接続を提供しようというところにある。

Aquila is the first complete concept we’ve seen come out of Facebook’Facebookがイギリスのドローン・スタートアップAscentaを主として人材獲得のために買収したのは約1年前になるが、その成果がまとまった形で公表されたのは今回が最初だ。〔Googleも同じ頃インターネット接続提供のためにドローン・スタートアップ、Titan Aerospaceを買収している。〕Aquilaはこの夏にも試験飛行が予定されているが、実用化開始までにはさらに数年かかるもようだ。

画像: Harvest Zhang/Facebook

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


クワッドコプターで作ったSTAR WARSスピーダーバイクの再現度が完璧


しつこいようなので、この記事を持ってSTAR WARSに絡めたクワッドコプターの紹介を止める。

(少なくとも今週は。)

でも、この完成度をご覧頂きたい。動画を30秒も見た頃には、立ち上がって歓声を上げたほどだ。

ミレニアムファルコンのクワッドコプターTIEインターセプターのクワッドコプターは既にある。

そして、遂にスピーダーバイクが作られのだ。しかも、これにはスカウト・トルーパーが乗っている。完璧だ。ジェダイの帰還の一コマを見事に再現しているではないか。

Adam Woodworthは、玩具会社Hasbroのスピーダーバイク(1990 Hasbro POTF Speederbike)を低空飛行のクワッドコプターと組み合わせてこれを作った。筆者が12歳であったら、全財産をはたいてでもこれを欲しがっただろう。正直に言うと、28歳になった今でも、全財産をはたいても惜しくはない。

Adamがこれを作成した手順と、比較的重い本体を空中に浮かせるにはどうしたら良いかは、ここに書いてあるので見てほしい。

スカウト・トルーパー目線で木の間をすり抜ける映像もあればいいのに、と思った方はご安心を。それもある。

ディズニー様:どうかこれを作ってください。

[写真:Adam Woodworth、makezineより転載]

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ facebook


3D Roboticsのドローン飛行制御アプリケーションTowerはオープンソースで新機能の追加も自由

合衆国のドローンメーカーとしては最大の3D Roboticsが今日、同社のオープンソースの飛行制御アプリケーションTowerのローンチを発表した。これを使ってドローンヘリやドローン飛行機を、スマホやタブレットなどのAndroidデバイス上でコントロールする。このアプリケーションにはドローンを制御するための新しい方法もいくつかあるが、もっと重要なのは、デベロッパがドローンの新しい機能をこのアプリに自由に組み込めるので、アプリケーション全体をスクラッチで作るという車の再発明をする必要がないことだ。

これまで3D Robotics(3DR)のユーザは、同社のDroidPlannerアプリケーションを使って、オートフォローなどドローンの高度な機能の一部を制御していた。Towerはいわば、そのDroidPlannerの次期バージョン(DroidPlanner 3)で、二つの新しい機能が加わっている。

3DRのパイロットはこのアプリケーションを使って飛行をプログラムしたり、ウェイポイントの上空を旋回したり、また同社のFollow Meモードと“ドローニー(dronie)”機能を使って写真やビデオを撮る。このソフトウェアには、大型構造物の3Dスキャンを作るためのビルディングマッパーもある。この新バージョンではプランニングミッションもやや容易になり、とくに既存のプランに新しいウェイポイントを挿入するという、これまで非常に厄介だった処理が楽になった。来週3D Roboticsは、Droneshareのサポートも加える。この、飛行を追跡し共有し、パイロットをランキングするサイトは、現状ではDroidPlannerのベータバージョンでしか利用できない。

Towerの、ドローンのためのオープンなAPIで何ができるかをデモするために3DRは、TowerのAndroidアプリのほかにPebble用のアプリも作り、腕時計からでもドローンをコントロールできることを示している。

3DRのソフトウェアエンジニアリング担当VP Brandon Bassoによると、この新しいアプリケーションはMAVLinkプロトコルを使っているドローンならたいがいの機種で使える。3DR以外にも数社が、MAVLinkを使うドローンを作っている。それらを箱から出していきなりTowerが使える、とは行かないかもしれないが、使えるようにするためのデベロッパの作業は、比較的簡単なはずだ、という。

Bassoはこう語る: “どのドローンメーカーも自社の機のためのソフトウェアを自分で作る、という時代が来るかもしれないが、そんなときでも、それらのアプリケーションのドローン制御の基本的な部分には、3DRのコードが使われるはずだ。誰も、車輪を再発明したくないからね。そして、おかず的な機能だけを、彼らが自作するのさ”。そういう新しいアプリケーションをユーザに提供するために3DRは、今すでに、すべてのサードパーティツールを集積したアプリケーションもローンチしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ドローンメーカーの協力も得て、ドローンの飛行禁止区域を指定するNoFlyZone

自宅上空をドローンが飛行しているのを発見したらどうするだろう。人によってはM16を引っ張りだして、狙い撃ちを始めるかもしれない。それくらいにドローンが嫌いだという人もいるのではないかと思う。そうした人のために、どうやらより「平和的」な解決策が構築されようとしているらしい。NoFlyZone.orgでは、自宅上空などを飛行禁止区域として指定する方法を提供しようとしている。しかも、ドローンのハードウェアないしソフトウェアメーカー側にも、この飛行禁止区域指定に配慮しようとする動きがあるようなのだ。同意の動きを見せているのはEHANG(Ghostドローンの製造元)、Horizon HobbyDroneDeployYUNEECHEXO+、およびRCFlyMapsなどだ。

お気づきのように、同意の動きを見せているところはいずれも比較的マイナーなところばかりだ(HEXO+にいたってはまだローンチしてもいない)。DJIや3D Roboticsが入っていないのだ。アメリカ国内におけるシェアでかなりの部分を占めるDJIが入っていないことで、実効性に疑問を持つ人も多いことだろう。NoFlyZoneによると、当然ながらDJIや3D Roboticsともコンタクトしているものの、まだ合意にいたってはいないのだとのこと。とはいえDJIもno-fly zone的な発想は内部にも抱えていて、近いうちにNoFlyZone.orgに参加するようになることも考えられる。

ほとんどの無人飛行機にはカメラが備えられており、いたずらめいた目的のためにも使われることがある。そのような中、身近にドローンが出現することを快く思わない人がいるのは当然のことと言えるかもしれない。操縦者が十分な常識を備えた人であるのならば、人の家の上や他人の頭の上でドローンを飛び回らせようなどとは考えないはずだ。しかしズレた人がいるのもまた事実だ。

NoFlyZoneのサイトからは、飛行禁止区域に指定したい住所を入力するようになっている。ちなみに指定した住所が自分の所有地であるというような証明は無用だ(試しにサンフランシスコのTechCrunchオフィス上空を飛行禁止区域として登録してみた)。

NoFlyZoneによれば、ひとつのメールアドレスで登録できる飛行禁止区域を一箇所に限定しているのだとのこと。複数の場所を指定したい場合には、公共料金の請求書などの提示が求められる。そうした制限によっていたずらを防止しようとしているのかもしれないが、しかし複数のメールアドレスを用意して、そこらじゅうを飛行禁止区域に指定しようとする人もいるかもしれない。まあしかし、NoFlyZoneの活動は始まったばかりであり、これから細部にわたって進化していくことになるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


溺れる人を救うためのドローンプロジェクトが始動へ

ドローンという言葉も市民権を得たようだ。

ただ、身近な存在としてはうるさく飛び回り、プライバシー問題を感じさせるようなガジェットだ。今年のクリスマスにはプレゼントにドローンをもらい、そして木や電線、取りに入らせてもらえないような場所に突っ込ませて壊してしまうことになった人も多いことだろう(飛ばす前にはぜひ「初めてドローンを飛ばす人へ」を見ておきたい)。

しかしゆっくりとではあるものの、ドローンの新しい、そして実際に役に立つ使い方も生まれてきつつあるようだ。サイの密猟を防ぐのに利用されたり、雪山で遭難した人の捜査に役立てようとする動きもある。そして、さらに、溺れる人を救うために使おうというアイデアも出てきた。

実現に向けて動き出したのはProject Ryptideだ。自動で膨らむ浮き輪をコンパクトにたたんでドローンに取り付け(GoPro搭載可能なドローンならどれにでも付けられる)、そして溺れている人の上に誘導するのだ。そして操縦者がボタンを押せば救助作戦完了だ。浮き輪は水に触れるやいなやカートリッジにおさめられたCO2が放出され、浮き輪を膨らませてくれる。

キットを製作したのはBill Piedraで、コネチカット州の私立学校であるKing Low Heywood Thomasの子供たちと企画したものだ。来年にはKickstarterでのプロジェクトを組み、DJI Phantom用を99ドルで世に出したいと考えているそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


棚卸用ドローンシステムが間もなく登場。見えない場所でドローンを有効活用

Amazonでは商品棚をまるごと移動させるカニのような形のロボットが活躍している。こうした在庫・配送管理システムにはまだまだ発展の余地があるようで、倉庫内を「飛行」して在庫状況を確認するロボットがまもなく登場してくる予定らしい。

開発しているのはドイツのFraunhofer Institute for Material Flow and Logisticsで、倉庫内を動きまわりながらRFIDタグやバーコードを読み取ることができる。InventAIRyと呼ぶ仕組みで、単数もしくは複数の自律型ドローンによって在庫情報を短時間で収集することができる。

本プロジェクトの目標は自律的にルート設定して情報を収集する飛行ロボットを開発することです。室内でも屋外でも利用できるように考えています。バーコードやRFIDタグを使って、商品の所在を確認するわけです。ロボットを飛行させることで、床の状況に関係なく動きまわることができるようになります。また高いところにあって地上からはアクセスしにくい場所にも簡単に接近することができるわけです。

こうした自律型ロボット自体は新しいアイデアとはいえない。ただ、これまではドローンをビールなどのデリバリーに使ったり、そしてその結果事故を起こしたりもしていた。ドローンをひと目につかないところで活躍させようというのが、むしろ面白い観点だといえようか。周囲の状況などについては自動で把握するようになっているそうで、複雑なビーコンシステムや屋内GPSシステムを導入する必要もないようだ。

倉庫内でのドローン活用はなかなか面白いアイデアだと思うが如何だろうか。

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(翻訳:Maeda, H


上空からの自己撮りができる超小型ドローンZanoには優れた自動制御機能あり

【抄訳】

超小型のバットマンみたいなドローンだ。ドローンマニアのあなたは、次はどんなドローンが欲しいと思ってたかな? インテリジェントな無人機を飛ばしてセルフィーを撮れば、ドローンを遠隔操縦する必要もない。だいじょうぶ。こわくもない。イギリスの会社が作った超小型ドローンは自己操縦型だから、人間ユーザは、空から自分がパパラッチされてるときでも平気で好きなことをしていられる。

Zanoと名付けられたこの超小型ドローンは、まだプロトタイプで、発売は来夏を予定している。これのエンジンを作っているTorquing Group(警察用や軍用でドローン製造経験豊富)が今、Kickstarterで目標額12万5000ポンドを集めようとしている。この記事を書いてる時点で10万を超えているし、あと42日もあるから、最終額は確実に目標額を超えているだろう。

超小型ドローンZanoは、サイズが2.5 x 2.5インチ、重量55グラムで、5メガピクセルのHDビデオカメラとデジタルマイクが載っている。光学式の画像安定機能もあるから、上質なスチルやビデオが撮れる。カメラのスペックは1080p 60 fpsだけど、通信帯域の都合で最大精度は720pだ。でももちろん、今後のバージョンアップには期待できる。

この無人機が良い画像を撮れるために、Zanoはいろんなセンサを搭載して屋内や屋外での飛行の安定性を得ようとしている。それらのセンサは、GPSや、障害避(よ)けのための赤外線センサ、エコーを聴き取るためのソナー、高度を制御するための気圧センサなどだ。映像はWiFiでモバイルデバイスへ送られる。電池は一回の充電で10〜15分飛べる。最高飛行速度は毎時25マイル、制御範囲は15〜30メートルだ(モバイルデバイスの性能やUAVに関する国や地元行政の規制によっても違う)。

複数の位置センサの組み合わせによりZanoは、自分のまわりの物との相対的な位置を知り、モバイルデバイスとの一定の距離を維持する。それは、“follow me”モードで使ったときだ。障害物を自動的に避(よ)けるから、ドローンを飛ばせることが、そのぶん楽になる。誰もが愛せるドローンだ。特定の位置をキープすることもできるので鳥瞰画像も撮れるし、2台のモバイルデバイスを傾けたり、そのほかのコントロールを使って操縦できる。アプリはiOS版とAndroid版がある。

“follow me”モードでは、何かの物を追跡することもできる。顔認識機能もある。編隊飛行ができるから、複数のカメラからの視野視界を捉えることもOKだ。ただしこの機能を使うためには、別のアプリを基本アプリ内で購入しなければならない。Kickstarter のお値段は139ポンドから始まり、最後が220ポンドだ。いずれも向こう1年の無料アップデートがつく。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Airwareのドローン用オペレーティングシステムにGEが投資と技術と大量顧客提供で提携

退屈で汚くて危険。そんな仕事がロボットには向いているが、General ElectricのField Servicesの人たちの、タービンやオイルパイプラインを点検する仕事が、まさにそれだ。そこで今日(米国時間11/19)GE Venturesは、ドローンのハードウェアとソフトウェアを作りクラウドサービスも提供しているスタートアップAirwareパートナーシップをむすび、ロボット工学に対する初めての大型の戦略的投資を行った。

Airwareはすでに4000万ドルを調達しているが、GEがそれにどれぐらい上乗せしたのかは公表されていない。GEはお金のほかにAirwareに対する技術援助と、同社の膨大な数の企業顧客の紹介も行う。AirwareのCEO Jonathan Downeyによると、GEはAirwareと密接に協働して、同社の多様なユースケースへの確実な対応を図っていく。

AirwareのCEO Jonathan Downey

父も祖父もパイロットだったDowneyが2011年に創業したAirwareは、最初にドローン用のオペレーティングシステムを作った。このオペレーティングシステムを搭載したドローンは、いろんな商用目的にカスタマイズできる。たとえば農業用とか、土地の管理、各種の遠隔点検、野生動物の密猟防止など。

オープンソースのドローンフレームワークは多くの企業顧客にとって細かい不満もあるが、でも専用機を一から作るのは一般企業にとって難しすぎる。そこでAirwareのプラットホームが無人航空機ハードウェアのすべての基本的な機能と操縦ソフトウェアをOSとして提供し、またドローンが集めたデータの収集や送信をクラウドサービスで行う。

Airwareは7月に、本格的な商用化を目指すための資金として2500万ドルをKleiner Perkinsから調達し、その後社員数は40名から70名に増えた。まずやらなければならないのは、もっと多くのいろんなユースケースに対応するソフトウェアを作ることだ。またパフォーマンスも上げなければならない。というところへ、GEとその大量の顧客がタイミング良くやってきた。

たとえば人里離れた遠隔地で風力発電機のタービンの羽根が壊れたとすると、これまでのGEなら人間技術者を数百フィートの高さに吊り上げて羽根を点検させた。Airwareの協力が得られる今では、ドローンに仕事のやり方を教えればよい。

切れて垂れ下がった送電線や、ガス管の漏れのチェックなど、いろんなユースケースを抱えるGEは、Airwaveの大型顧客としてそれらのすべてに対応してもらえる、と期待している。Downeyも、ユースケースの拡大が、GEをお客さんにしたことの大きなメリットだ、と言う。“発電所の点検なら、小回りの利くヘリのようなドローンがよいし、長距離の送電線のチェックなら飛行機的な無人機がいい。AirwareのOSは、GEの協力を得ながら、これらのコントロールをすべて学習中だ”。

GE Venturesの専務取締役Alex Tepperは、GE自身に高度な画像処理とかセンサ技術など、技術の蓄積があるので、Airwareのドローンをもっとお利口にできる、と考えている。投資先企業との、いろんな形のコラボレーションは楽しいね、と彼は言う。

またAirwareのUAV(無人航空機)はGEの目的だけでなく、GEの顧客のさまざまな目的にも今後は奉仕していく。そうやって大きなカスタマベースを構築した暁には、GEによる買収もありえるかもしれない。

ドローンは一般的に、武器や玩具と思われているが、でも爆弾を投下したりセルフィー(自撮り写真)を撮ったりするだけでなく、AirwareとGEの例のように、商用部門に大きなアドバンテージをもたらすことができる。その空飛ぶロボットたちは、人間の生活をもうちょいエキサイティングでクリーンで安全にしてくれるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))