あなたの周りの全世界を撮れるビデオカメラ360 Fly

先日のCES 2014で、ピッツバーグの企業がわれわれを訪れて、製品を見てくれと言った。それは小さな球形のカメラで、全景ビデオを撮れる。頑丈で、ヘルメットやサーフボードなどに装着できる。360flyと呼ばれるその製品は、今はまだベータだが、彼らは完全なサーファーの恰好をしたモデルを同伴して売り込みにやってきた。おかげで、使い方はよく分かったけど。

同社のこの前の製品、GoPanoシリーズは、とてもよく売れた。それはiPhoneのカメラで全周ビデオを撮る製品で、前からよくあるアイデアだけど、今度の360flyはかなり見事に改良されている。

社名はVoxxで、彼らが今後もっと良いビデオを提供してくれたら、この記事をアップデートしよう。それまでは、ぼくがファウンダと話をしているとき、短パンとTシャツを着て、きまり悪そうに微笑んでいるあわれな男の子で我慢していただこう。

〔訳注: イギリス人たちの開発で、同じく球形のカメラ(全面に大量のレンズを貼り付け!)だが、水平方向360度の全周(パノラマ)ではなく、三次元全方向の視野映像を撮れるのを、ニュースで見たことがある。YouTubeなどで調べるのに、時間がかかりそうだが。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


世界を相手にレーザータグ(光線銃サバイバルゲーム)が楽しめるDustcloud

レーザータグやKillerのある時代に育った子供たちは、常にRPGの世界と触れ合っているように感じるものかもしれない。その「感じ」を現実のものとするのがDustcloudだ。

Howard Huntというデザイナーが開発したもので、小さなピストル型の「Duster」という武器を使う。この「Duster」にはLEDが内蔵されており、これにより狙撃数および受けたダメージを記録しておく。このピストルデバイスを使って、街中で密かにターゲットを撃つこともできる。RF信号を使っているので、的の部分を正確に狙う必要はなく、相手が目の前にいればOKだ。またピストルはBluetooth LE経由でスマートフォンと連動する。スマートフォン上のアプリケーションで、これまでの戦いの成績や、あるいはターゲットの存在位置などを確認することができる。オフラインスタイルでもプレイできるし、また全世界で繰り広げられる巨大ゲームとして愉しむこともできる。

CESの会場近辺で試してみたが、やる前の想像通りにともかく楽しかった。自分を撃ってピストルの初期設定を行ったりと、準備には少々時間がかかる。この辺りは今後の改善ポイントとなっているようだ。

このプロダクトは現在Kickstarterにて10万ドルの調達を目指しているところだ。開発チームのメンバーはOta Fejfarと、前出のHuntだ。現在のところ1万7000ドル程度を調達している。出資額バリエーションはいろいろと用意されていて、たとえば55ドルでピストル1台を含むキットを入手できる。友達と愉しむためにピストルが2台必要だという場合は90ドルで入手できる。関連市場もいろいろと可能性を持つものだと言ってよかろうと思う。たとえば世界中の人とオンラインでゲームを楽しみたいのなら(最初から世界を巻き込むムーブメントにしたいと考えているわけだ)、弾(spekと呼ばれる)を1発あたり5セントで購入するようになっている。購入した弾はスマートフォンにおさめておく。また、撃たれてしまった場合にはピストルに残った弾は奪われてしまう。こうした仕組みもHoward Huntの面白さをアップさせることになるだろう。

CES会場近くの駐車場で試してみたときは大いに盛り上がった。動作の仕組みや撃ち方などを理解すれば、すぐにゲームを楽しめるようになるだろう。ちょうど良い運動にもなるはずだ。Dustcloudはレーザータグの基本的な遊び方を踏襲するもので、おそらくそれはプラスに作用するのではないかと思う。

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(翻訳:Maeda, H


Qualcomm Snapdragonプロセッサの最新機種は画像処理が充実–焦点を撮影後に決める機能など


[Qualcomm Snapdragonによるオンボードの即席画像処理]

今年のCESでQualcommは、モバイルプロセッサの同社の最新機種が行う妙技を見せた。それら新機能の多くは、モバイルのカメラと関連している。11月に発表されたQualcomm 805は、今年の終りごろ発売されるスマートフォンの機種で、カメラのための新しい強力なツールを提供することになる。

中でもいちばん目立つのは、撮影後に焦点を選べる機能だ。前から後ろまですべてにシャープな焦点をおいて深い視界を作ったり、あるいは一点だけに焦点をおいてその前後に味のあるボケを作ることができる。ご存知の方も多いと思うが、これはLytroの光界カメラと同じ機能だ。

しかしLytroの画像のとらえ方では、あのような長いカメラ筐体になる。これに対してQualcommは、既存のカメラに高速連続露出を行わせる。スマートフォンに実装するためには、その方が簡単である。

Qualcommのチップは焦点の選択のほかに、光源や露出のインテリジェントな修正も行う。それによってたとえば、フラッシュ撮影のときのてかりや不自然な感じを直せる。Qualcommは、実現まで何年もかかり、やっと最近実用レベルに達したような多くの画像処理技術を一つのプロセッサ上にまとめて実装しているから、今年出るOEM各社の製品が楽しみだ。

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ミニ・ドローンのPocket Drones、Kickstarterで大人気―一夜で6万ドル以上を集める

Pocket DronesがKickstarterで当初の目標の3万ドルを上回る5万ドルを一夜にして集めてしまった。

Pocket Dronesは昨夜、CES 2014で開催中のわれわれのHardware Battlefieldコンテストでプロダクトを発表したばかりだ。同社は長年の友人でDrone User’s Groupのモデレーターを務めるTim Reuter、TJ Johnson、Chance Rothの3人が、小型で安価な誰でも使えるドローンを作ることを目的に共同で創業した。

現在5万1000ドルがKickstarterに集まっており、金額はさらに増えつつある〔1/10朝で6万6814ドル〕。

「われわれの使命は空飛ぶロボットをできるかぎり多くの人の手に届けることだ。いってみれば空の民主化だ」とReuterは言う。

Pocket Droneは小さなサイズにもかかわらず、GoProカメラを搭載でき、折り畳めばカーゴポケットにも(なんとか)収まってしまう。RFコントローラか専用アプリをインストールしたタブレットから操縦できる。コントローラなしのドローン本体が415ドル、コントローラ付きだと455ドルとなる。Kickstarterでの予約はこちらから

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マーサ・スチュワート、CESで3Dプリンタを研究―大型Makerbot Z18お買い上げになるもよう

3Dプリンタと空飛ぶドローンが大人気だが、マーサ・スチュワートもその例に漏れなかった。私はCES 2014の南ホールでマーサ・スチュワートを案内するという光栄に浴し、Parrot、Form Labs、MakerBotその他いくつかのブースを回った。

スチュワートはわれわれの新企画CESハードウェア・バトルフィールド賞の審査員を務めてくれることになっている。スチュワートは日頃からイノベーションに関心があり、新テクノロジーが一般消費者の生活にどんな影響を与えるか知っておきたいと考えている。しかし今回はとkに3Dプリンタを研究したかったという。マーサは多数の生活用品をデザインし販売しているので、そのプロトタイプづくりに利用できないか考えているのだ。

3Dプリンタの区画を訪れる前にはわれわれはParrotの最新のオモチャ、おおきな車輪がついて空を飛ぶMini Droneや地上専用だがカメラを備え、ジャンプもできるSumo Roverのデモを見た。

スチュワートはすでにAR.Drone 2.0を所有しており、所有する施設や、海で泳ぐ孫たちの動画を撮影している。しかしやはり、スチュワートの真剣な関心を引いたのはプロトタイプの製作用に購入を考えている3Dプリンタだった。

われわれはFormlabsとMakerbotを訪れた。スチュワートがいちばん気に入ったのはMakerbotの大型の産業用プリンタ、Z18だった〔幅30.5cm、奥行30.5cm、高さ45.7cmで価格6499ドル。スチュワートは「それは安い」と感心し「きっと買うわ」と語っている〕。

しかし、スチュワートは単に見て回るだけでなく、Makerbotの共同ファウンダー、CEOのBre Pettisと「マーサ・スチュワートの3Dプリントできるコレクション」などの提携の可能性についても話し合っていた。

ツアーの最後に私はMarthaを初級レベルの3Dプリンタのブースに案内した。この3Doodlerは私が知る限り最安の3Dプリンタで価格はわずか99ドルだ。接着剤を加熱して押し出すグルーガンのようなシンプルは仕組みだ。しかしMarthaはこの製品の精度にはあまり満足できないようだった。

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モノのインターネットを構築する「Mother」。歯ブラシなど日常のモノが情報を自らやり取り

モノ同士が連絡を取り合って、「歯ブラシから、まだ歯磨きしていないとの連絡が入りました」とか、「薬瓶はずっと蓋が閉じられたままだと言っています」などと通知してくれるようになったらどうだろう。あるいはジョウロ経由で「花の水やりを忘れているのではないですか」などと通知してきたりもする。要するに、まるで(口うるさい)母親のように、いろいろなことを注意してくれるのだ。

これは現実のプロダクトの話で、その名を「Mother」という。歯ブラシや薬入れ、バックパックや水入れなどさまざまなモノにピーナツ大のセンサー(「Cookie」という名前)を取付けて、それらの利用状況などをモニタリングする。

Cookieの中には、小さな加速度計が内蔵されている。これにより薬瓶が持ち上げられたことや逆さまにされたことを検知する。こうした動きがあれば、すなわち忘れずに薬を飲んだということを意味するわけだ。Cookieはワイヤレスでベースステーションと情報の同期を行う。見た感じは可愛らしいマトリョーシカのようにも見える。

Motherの利用シーンは家の中に留まるものではない。日常的に利用するさまざまなものからの情報を収集できるわけで、車やオフィスなどでもさまざまな使い道があるだろう。また室温の検知なども行えるし(ペット関連の用途にも便利そうだ)、位置情報の取得もできる(子供の帰宅ルートの確認などが行える)。

Motherの発売開始は春を予定しており、ベースステーションと4台のCookieをセットにして222ドルの価格となる見込みだ。用例や技術スペックなどについては、プロダクトのホームページをご確認頂きたい。

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(翻訳:Maeda, H


Android搭載カメラと小型プリンターを一体化して世に問うPolaroid Socialmatic

懐かしのPolaroidブランドは、まだ死に絶えてはいない。ポラロイドのコンセプトが、再びPolaroid Socialmaticとして登場してきたのだ。14メガピクセルのカメラと4.5インチのタッチスクリーンLCDディスプレイ、Android、Zero Inkプリンター、そしてwi-fiとBluetoothに対応している。価格は299ドルだ。既にスマートフォンを所有している人が、この価格でわざわざ手を伸ばすのかどうか、少々微妙な値付けであるように思える。

プロダクトの大きなウリは印刷機能と共有機能だ。背面カメラないし2メガピクセルの前面カメラで撮影すると、内蔵のWi-Fi機能を使ってFacebook、Twitter、あるいはPinterestで写真を共有することができる。そのためのアプリケーションは予め用意されている。そして小さいながら(2インチ×3インチ)も印刷することもできる。

印刷した写真の隅にはQRコードが印刷され、Polaroidサーバー上での、Socialmatic利用者間で交流したり、あるいはサーバーの写真を取り込んで印刷したりすることができるようになっている。なるほど、面白いアイデアではあるが、写真自体を楽しみたい場合には、少々邪魔に感じることもあるかもしれない。

Androidで動作するそうなので、ほとんどの人はInstagramをインストールすることになるだろう。そして、やはりInstagram専用カメラ的な使われ方がメインになるような気もする。そうであるならば、QRコードは無用の長物ということになりそうな気もする。

内蔵メモリーは4GBで、Micro SDのスロットも用意されている。外出先で写真の共有を行う場合は、ネットワークに対応した携帯端末に写真を移してから行うか、あるいはスマートフォンのテザリング機能を活用してアップロードすることになる。

Instagram Socialmaticは、PLR IP Holdings、C&A Licensing、Socialmatic、ZINK Imagingが生み出したものだ。これらはPolaroid Corporationの遺産ともいえる企業群で、ポラロイドのネームバリューや特徴的な外見をもって、新プロダクトを市場に問おうと考えているわけだ。この試みが成功するかどうかは、今後の動きを見てみたいと思う。

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(翻訳:Maeda, H


Bang & Olufsen、1000ドルのストリーミングシステム「Essence」を発表

Bang & Olufsenの最新家庭用ガジェットは、音楽のコントロールを電灯スイッチを入れるのと同じくらい簡単にすることを目指している。実際同社は、この1000ドルのEssenceシステムをふつうの照明スイッチのそばに設置して欲しいと思っている。決してNestのサーモスタットではない。

Essenceは2つの部分から成る。丸いアルミニウム製コントローラーは壁に埋め込むかテーブルの上に置く。このユニットは音楽をコントロールする他、標準的なタッチスクリーンコントロール機能を持ち、モーションセンサーも備えている。B&O Essenceが設置された部屋に入ると、ボン・アイヴァーの再生が始まる。部屋を出ると、音楽はフェードアウトする。

もう一つの部品は、ストリーミングデバイス本体で、B&Oはこれをクローゼットにしまっておくことを想定している。通信はすべてワイヤレスで行われ、AirPlayストリーミング、DLNAストリーミング、Spotify Connect、QPlay、および世界中の無数のインターネットラジオ局をサポートしている。

B&Oは、混み合った市場に参入することになるが、同時にワイヤレスストリーミングの概念を飛躍的に高級志向にしようとしている。材料の品質から設置に関わる高額な費用にいたるまで、EssenceのターゲットはBoseやSonosとは明らかに異なる。システム全体の価格は995ドルで、追加のコントロールユニットは各200ドル。B&Oは、Essenceを今春出荷する予定だ。







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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ランナーに朗報―リアルタイムで足使いをモニタするスマート靴下SensoriaをCESでデモ

ハードウェアのスタートアップ、HeapsylonCES 2014で2つの画期的なフィットネス・プロダクトを発表した。スマート靴下はユーザーのランニング・フォームをリアルタイムでモニタし、適切なコーチを与える。同時に心臓の鼓動を計測するセンサーを組み込んだTシャツとブラジャーも発表された。

ユーザーのフォームを解析し、足使いのどこに問題があるかをリアルタイムで指摘するSensoria Sock’sスマートフォン・アプリを私も短時間試してみたが、これは驚異的な製品だ。

Sensoriaは靴下の底の繊維に圧力センサーを仕込むことに成功した。スマートフォン・アプリはセンサーからの信号を解析し、ランナーが陥りやすいさまざまなフォームの欠点を指摘してくれる。

私が試したのは初期のプロトタイプだが、Sensoriaはすぐにカカトから着地しているなどの問題点を指摘した。またペースが一定しないことも分かった。これまではビデオカメラを携えたランニング・コーチの助けを借りなければわからなかった問題点をSensoriaはリアルタイムで音声で教えてくれる。しかもどこへでも携えていくことができる。専門の競技者でもなければ得られなかったコーチをいつでもどこでも誰でも受けられるようになったわけだ。

私は最近走り始めたばかりの初心者ランナーなので、すぐにふくらはぎや膝が痛くなるのに悩まされていた。Sensoriaはまさに私が求めていたものだ。

靴下に加えて、Heapsylonは心臓モニタを組み込んだTシャツとブラも発表した。胸にストラップで装着するタイプの拍動モニタは非常に付け心地が悪いし、持ち歩きも不便だ。しかしTシャツやブラならその心配はない。

Heapsylonは未来にも大胆な目を向けており、Google Glassのアプリのデベロッパー、Race Yourselfと提携してヘッドアップ・ディスプレイに心臓の拍動と足使いのフィードバックをリアルタイムで表示するアプリも準備している(上のビデオ)。

今年のCESでこれまでに私がデモを体験した中で、Smart Sockは最高に役立つプロダクトだった。この春のリリースが待ちきれない。

[Image Credit: Flickr User Heapsylon]

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Sonyの最新機Xperia Z1S, CES 2014会場でスマートフォンサラダを作り耐水性テスト

Z1Sは、Sony Xperiaの、CES 2014でお披露目された最新機種だ。画面はZ1と同じ5インチだが、3000mAhという大型電池を搭載したのでやや肥(ふと)り、重くなった。

それはけっこうなんだけど、Xperiaのテストは水中に沈めて行う耐水性テストがその真打ちだ。そこで本誌スタッフは、非公式のTechCrunch CES 2014 Gadget Lab(ガジェットラボ)を立ち上げて、研究調査用の水を用意し、きわめて科学的なスマートフォンサラダを料理した。

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Epson、企業・スポーツ観戦向けスマートグラスを発表

Epsonは、独自のディスプレイグラスでGoogleの後を追う。Moverio BT-200は、ヘッド・コントロール・デバイスで、ユーザーの視野の中心に透明なモニター画面を映しだす。その無骨で人目を引く形状は、主にエンタープライズ向けに作られたもので、例えば工場の組立てライン作業者が、周囲を見渡すだけでUPCコードを自動的にスキャンして、リアルタイムに在庫確認できる。

スマートグラス向けソフトウェア・デベロッパーのAPXは、同機のSkylight OSを最初に設計した会社で、その優れたプロジェクター製造能力を買われてEpsonと提携している。「このメガネは事実上2つの小さなLCDプロジェクターだ」とEpsonのニュー・ベンチャー責任者、Anna Jenは言う(下にデモビデオ)。

デバイスはスムーズに動作した。私はゲームアムリのデモを行い、白いバーチャル「ビーコン」を探して部屋の中を見回すことになった。ビデオゲームのオートバイを砲塔にアップグレードするために、私は視野を視線の高さにある白い光に向けた。それは完全没入型の体験ではなかったが、視野の中心部分をハイライトする仕事はこなしていた。

間違いなく言えるのは、この超オタク的メガネは、デートにかけていくものではないということだ。「ふつうの消費者がスマートグラスをかけて外出する利用場面はまだ存在しない」とAPX LabsのCEO、Brian Ballardは説明する。「それなりのセックスアピールが必要だ」。要するに、スマートグラスは、これをかけていることを相手が期待している社会的状況でしか受け入れらないということだ。

APXは現在のパートナーが誰かを明かすことを許されていなかったが、フォーチュン500で「よく聞く名前」の会社が試行中であることを認めた。おそらくもっと楽しみなのは、Moverio、あるいは他のスマートグラスが主要スポーツスタジアムにやってきて、未来的エンターテイメント体験をファンに提供する時だろう。「スポーツのゲームに行ってスマートフォンを見る代わりに、ゲームに集中してリアルタイムの記録やリプレイを見ることができる」

APXは、将来のスポーツ関連の提携に関して否定はしなかった。だからうまくいけば、楽しいスポーツ観戦体験が近々得られるかもしれない。

Epsonは昨年の春に、以前のバージョンのグラスをデモしていた。新しいMoverio BT-200は、直販(およびAmazon経由)で、3月から699ドルで販売される。

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東芝もChromebookを発売; 画面13インチ, SSD内蔵で279ドル

ここCES 2014で、Toshibaが、GoogleのChrome OSをOSとする13.3インチのChromebookラップトップを披露した。そのお値段は、300ドルを切っている。

これは同社初のChrome OS機だが、すでに競合は激化しつつあり、Dell、Lenovo、HP、Acerといった大所(おおどころ)が超軽量のノートブックでこの市場に参戦している。

ToshibaのChromebookはIntelのHaswellチップを使用し、電池寿命9時間を約束している。

ディスプレイは1366 x 768の13.3インチ、本体の厚さは0.8インチ、重量3.3ポンドだ。

内部には、Haswellプロセッサと並んで16GBのSSD、2GBのRAM、デュアルバンド(802.11 a/b/g/n)WiFiがある。WiFiはいわば、Chromebookの心臓部だ。

OSとして動くChrome OSは、OSの仮装をしたChromeブラウザだから、利用できるアプリケーションはWeb上でアクセスするいわゆるWebアプリケーションが多い。

しかしGoogleは、Google Apps、Gchat、Hangoutsなどの高度なサービスによって、Chromebook上のユーザ体験の充実に努めている。〔一部のアプリケーションはオフラインでも利用可。〕

発売は2月16日を予定、価格は279ドルだ。

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Netflix、LGスマートTV向けに人気テレビ番組を4Kストリーミング

今日(米国時間1/6)CESで、LGはNeflixのCEO Reed Hastingsを壇上に招き、自社の超高解像度4Kテレビの購入者は、その画面の特徴を実際に生かしたコンテンツを見られることを発表した。Hastingsは、4Kで撮影、編集された “House of Cards” を今年からその解像度でリアルタイムにストリーミングすると告知した。

以前からNeflixは、今年4Kストリーミングが可能になると発表していたが、LGはその先行パートナーとなり、Hastingは基調講演の中で、NetflixはLGと共に、家庭メディア機器へのストリーミングに新境地を開拓するために何年にもわたり協力してきたと語った。最初はスマートBlu-rayプレイヤー、次にそれをテレビに内蔵し、今度は4Kコンテンツによって放送メディアを飛躍させようとしている。

しかし、4Kストリーミングが帯域を圧迫することは間違いなく、それは負荷の増加に対応する強力な計画が必要であることを意味しているが、少なくともこれで、人々はこれらの高価な新ガジェットで見るものを何かしら手にすることができる。4Kをサポートするために、NetflixはHEVC(H.265)ストリーミングを約15Mbpsで使用する。さらにHastingsは、webOSのネイティブウェブ統合も賞賛した。これはLGの新スマートTVプラットフォースの基盤をなすものであり、現在インターネットで見慣れているあらゆるコンテンツを、最良の形で家庭に持ち込む優れた方法だ。

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LG、LINEと提携してスマート家電をチャットでコントロール―冷蔵庫がビールが何本残っているか教えてくれる

ここラスベガスではLGのCESプレス・カンファレンスが始まったところだ。LGはすでに多数のスマート家電を販売しているが、今回、同社はユーザーがこうしたスマート家電と対話する方法の革新に乗り出した。

CTOのScott Ahnが紹介した、LG HomeChatはユーザーがスマート家電にテキスト・メッセージでコマンドを送り、状態を知らせる回答を得ることができるバーチャル・アシスタント・サービスだ。LGの短いデモ・ビデオではユーザーが冷蔵庫にメッセージを送って(冗談を言っているのではない)ビールが何本残っているか調べたり、テレビに写真を送って大画面で見たりするところが紹介されていた。

LGは本気でスマート家電との統合を進めている。電子レンジにある料理の作り方を尋ねるとレシピが送り返されてくるし、食器洗い機は作業が終わるまであとどれくらいかかるか教えてくれる。 現在のところ、スマート家電と会話するにはLGのHomeChatアプリ、あるいはもっと重要な点だが、LINEメッセージ・アプリを使うしかない。

LGがLINEと提携した理由は考えるまでもないだろう。LINEの登録ユーザーは3億人前後で、CEOの森川亮は2014年には5億人を達成したいと述べている。つまりLGのスマート家電がそれだけの消費者と対話可能になったわけだ。

しかしLINEとの提携は氷山の一角だろう。Ahnは特定の名前は挙げなかったものの、LGは他のメッセージ・サービスとも同様の提携を進めていると語った。同じ韓国企業であるカカオトークと交渉しているだろうことは容易に想像できるが、世界的な大手のWhatsAppや中国の巨大サービス、WeChatとの提携もあるかもしれない。 さらに情報が入り次第アップデートする

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起こすタイミングを判断して、快適な睡眠を提供してくれるAura

CES 2014ではWithingsも家庭用健康管理ガジェットの最新版を発表する。名前をAuraというそうだ。外見はなんとなく潜水艦の潜望鏡のような感じ。しかしナイトスタンドとして利用でき、またマットレスの下に敷くセンサーパッドと繋いで利用するようになっている。睡眠状況を記録して、そして休息がもっとも深くなるようにスケジュールして、インテリジェントに睡眠および起床のタイミングを管理してくれるものだ。

目覚ましとして行う動作自体についてみれば、Philipsなどから提供されているプロダクトと同じようなものに見えるかもしれない。但しAuraには誘眠モード動作があり、これはすなわち光と音を組み合わせてメラトニンの分泌を促す。科学的な音声処理を行うことで実現しているものだとのこと。夜には利用者をリラックスさせ、そして朝になれば気持よく目覚めさせてくれる。異なるタイプのLEDライトを用い、誘眠デバイスとしても、そして目覚まし時計としても利用できるようになっているわけだ。

Auraとセンサーの間はケーブルで結び、これにより給電しつつセンサーからのデータ収集を行う。実はWithings自体もPulseというポケットにいれて利用する脈拍監視用グッズを提供しているのだが、そうしたセンサーと比べて遥かに細かいデータを集めることができる。枕の下や低反発マットの下からも、きちんとデータを検知してくれる。また1台で同じベッドに眠る2人のデータを管理することができるようになっている。身体の動きなどだけではなく、呼吸サイクルや心拍数などのデータを見て、睡眠の状態やクオリティなどを判断するようになっている。Auraアラームもこうしたデータを活用するもので、ちょうど良い時間に利用者を起こしてくれるようになっている。時間のみを見て強引に起こそうとする通常の目覚まし時計とは一線を画すものといえよう。

このプロダクトは、Withingsのこれまでのプロダクトとも組み合わせて活用することができるようになっている。データはスマートフォン用のアプリケーションを通じて詳細に分析することができる。Auraは2014年春に発売開始予定で、センサーパッド、アラームおよびライトを内蔵したナイトスタンドがセットとなって299ドルとなっている。たとえばPhilipsの目覚ましライトなどは99ドル程度で、そうしたものに比べると遥かに高価なものとはなっている。しかしWithingsは、ソフィスティケートされた仕方で、データ分析を行ってその結果を利用して目覚ましを実行してくれるのだ。あらゆる健康状況を数値化するということに興味を持つ人にとっては、絶対に手に入れたいガジェットではなかろうか。あるいは逆に、そうしたことに興味のない人にとっては高すぎて興味を持てないというものなのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


AR DroneのParrotが、超小型MiniDroneとジャンプする転がりロポット、Sumoを発表

フランスのBluetooth会社転じてドローン・メーカーのParrotが、CES 2014に新しいハードウェアをいくつか持ち込んだ。全く新しいスマートフォン制御によるロボットだ。一つは、転がってジャンプするSumo、もう一つはMiniDrone、同社AR Droneの超小型バージョンで、空中を飛び、転がり、天井や壁を這い回る。

このMiniDroneは並外れて小さく、フルサイズのAR Droneの1/10ほどのサイズしかないので持ち歩きは非常に簡単だ。もしそうしたければ、ポケットに入れても問題はない。小型化を優先するためにカメラは取り除かれたが、取り外し可能な車輪がついたので地上を転がることができる — あるいは、アクロバティックに壁や天井を走りまわることも。


Sumoは、2輪の地上専用ユニットで、大型のAR Drone同様カメラを搭載し、足を内蔵しているので、かなりの急停止や空中80センチまでのジャンプも可能だ。その苦楽浮沈のライフスタイルに耐えるべく作りは少々頑強で、最近発表されたSphero 2Bを少し思い出させる。

MiniDrone、Sumo共に正確な出荷日は不明だが、CEOのHenri Seydouxによると「近日」発売される予定で価格はまだ決まっていない。私はSeydouxに、2つのデザインがどうやって生まれたのか、ユーザーのリクエストやフィードバックによるものなのかを尋ねたところ、どちらもParrotが思いついたもので、それは「面白いことがしたかった」からだと言っていた。

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(翻訳:Nob Takahashi)


「メーカー」時代の訪れとこれからのさらなる進化の予感

ハードウェア(ガジェット)の製造について、私たちは今、ターニングポイントにいると言えるのではないだろうか。ソニーやサムスン、あるいはLGというビッグカンパニーのイノベーション速度が大幅に低下してしまっているように感じる。こうした大企業の動向に基づくニュースを、今年はいくつ耳にしたことだろう。

もちろん年末である今は、新年早々に行われるCESに向けてさまざまな発表を控えている時期であるというのはあるだろう。しかしそのCESにても、大画面テレビや超薄型ノートパソコン、あるいは性能が向上した冷蔵庫などなど、「革新」とは呼べないレベルのモノたちが登場してくるに過ぎないのではなかろうかと想像している。実は、真のイノベーションは、これまでとは全く違うところで起こっているのだ。ソフトウェアを拡張していったところにハードウェアがあるような、ソフトウェアとハードウェアが完全に融合したところで新しいものが生まれてくるようになっている。現在、コンシューマーエレクトロニクスの進化を支えているのは、日々新製品を耳にする「スマートデバイス」なのだ。

少し前まで、TechCrunchチームはCESの会期になるとホールを動きまわり、発見したガジェットについての記事を書きまくり、そして最新情報を見つけるとそのアップデート情報を投稿するということを繰り返してきた。しかし最近ではその必要性も減じてきたように思う。Pebble3D scannerなどの面白い、そして革新的な製品はいずれも小さなデザインハウスから生まれてくる時代となった。3DプリンターなどはCESにてほとんどお目にかかることもないが、実際のところは現在の世の中で最もアツいプロダクトであると言って良いと思う。コンシューマー向けロボットプロダクトや、身体データ数値化(quantified self)関連プロダクトも大手企業からは低く評価されていた。ウェアラブルも革新的未来をもたらす可能性のあるプロダクトだが、大手ハードウェアメーカーはその扱い方を理解できないようだ。ウェアラブルについて正しく取り扱いを行っているのはGoogleと、そしてEric Migicovskyのみだと言っても過言でないかもしれない。

それではなぜ我々はCESに出かけるのか。定期的なライブブログを行う意味もある。これまでなかなかの好評を博しており、これは続けていきたいと考えている。しかし本当の狙いは、CESそのものではなく、その会場周辺で行っていることにある。たとえば昨年、私たちはTechCrunchで開設した自前のブースの中で90%の時間を過ごした。開設した場所はCES会場の駐車場だ。誰でも入ることができる場所で、CESの入場証も必要ない。また、CESに出入りする人の注目を浴びやすい一等地でもあった。そこで多くの人に注目してもらえるイベントを開催したわけだ。たとえばここでGtarZivix、そしてPebbleなどの紹介を行った。ヘッドアップディスプレイやチップデザイン、ないしウェアラブルデバイスなど、いろいろなものを持ち込んでくる人と出会うことができた。会場を見て回ることをせず、DropcamFitbitのCEOたちといろいろな話をしていた。駐車場にいれば未来を感じることが出来るのに、わざわざ「ちょっと進化したテレビ」などの紹介をすることもないと思ったのだ。

今年もまたCES「周辺」でのイベントに力を入れたいと思っている。Hardware Battlefieldでは、優勝スタートアップに5万ドルの賞金を贈呈する。ジャッジにはBre PettisSlava Rubin、そしてTrae Vassallo等を招いている。また、TechCrunchブースではインタビューも行う。またラスベガスのテックコミュニティから大勢の来訪者がある予定だ。

見てみようかとお考えの方は、ぜひ会場まで足を運んで頂きたい。大勢の人がきてくれるほど、私たちも嬉しく思う。繰り返すがCESの入場証は無用だ。いろいろとプレゼントも用意しておこうと思う。何かが貰えると、期待してお越しいただいて大丈夫だと思う。

ハードウェアというものの立ち位置が変わったのだと思う。大企業が先頭を切っていくという時代は去った。あるいはむしろ、大企業は各種イノベーションの後を追いかけるような時代になっているのではなかろうか。

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(翻訳:Maeda, H