新Gmail、来月から使えるように

Googleは今日、Gmailの新バージョンを一般向けに提供すると発表した。G Suiteユーザーは来月から利用できる。正確な日付は未確定だが、私の予想では間もなくとなるはずだ。

新Gmailでは、メッセージのスヌーズ、アタッチメントのプレビュー、カレンダーのようなGoogleアプリとTrelloのようなサードパーティーのアプリの両方で使えるサイドバー、オフラインサポート、一定の時間がたつと自動的に消滅する機密メッセージなどの機能が使える。またGmailオリジナルの機能として、ユーザーの文章入力を手伝うSmart Composeもある。

G Suiteユーザー向けの新バージョンがどんなものか以下に紹介しよう(Googleは一般ユーザー向けのものがどうなるのか詳細を明らかにしていない。しかしもしあなたがG Suiteユーザーでなければ、いずれにせよ今日新Gmailを試すことができるだろう。たとえそのチャンスを逃しても、G Suiteユーザーと似たようなタイミングで新バージョンに移行するはずだ)。

7月から、G Suite管理者は全ユーザーを新Gmailにすぐに移すことが可能になるが、各ユーザーは12週間移行しないという選択をとることもできる。そして期限がきたら全G Suiteユーザーは新Gmailを使うことになる。

管理者は各ユーザーに、それぞれのペースで新Gmailを試すことができるオプションを提供することが可能だが(デフォルト設定となっている)、これは4週間という期限つきで、その後は自動的に新Gmailとなる。

一般向けに提供が始まって8週間後、つまり9月のどこかで全ユーザーは自動的に新バージョンに移行する。この場合も、4週間の猶予が与えられる。

必要以上に複雑な設定となっているような気もするが、要約するとこうだ:新Gmailは来月から使えるようになるが、気に入らない場合は少し引き延ばせる。それでもやはり新Gmailが気に入らないという人は、残念ながらどんなにもがこうが新Gmailを使うことになる。

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(翻訳:Mizoguchi)

GoogleがG SuiteのユーザーをHangoutsからMeetへ強制移行

Googleが今日(米国時間5/29)、同社の推奨スケジュールに従うG Suiteのユーザー全員を、Hangoutsのビデオチャットサービスから、よりエンタープライズ向けのHangouts Meetに移す、と発表した。移行にはほぼ1か月を要する。

これにより、新たに作られるCalendarのインバイトはすべて、Meetのビデオミーティングへのリンクになるが、ただしそれまでに作られたミーティングは変わらない。

当面アドミンはこの移行をオプトアウトできるし、MeetがInternet ExploreやSafariをまだサポートしていない(Firefoxは先週からサポート)からそうしたい人もいるだろう。しかし2018年の後半からはMeetはHanguoutsと完全に同等になり、これらのブラウザーもサポートして、一部の異論者に対してもMeetがデフォルトになる。

Googleのメッセージングに関する戦略は全体的にいつも混乱している。最初の計画では、消費者向けのテキストとビデオチャットがそれぞれAlloとDuo、そしてMeetと、Slackに似たHangouts Chatがエンタープライズユーザー向け、となっていた。

でもAlloは完全な失敗だった。そして今では同社のおすすめメッセージングアプリはChatになったようだ。こちらはRCSをサポートしているし、AndroidのユーザーにiMessage的なユーザー体験を与える…と少なくともGoogleは期待している。ただし、それでもしかし、Hangoutsは消費者向けアプリとして残っており、よく使われている。Duoに関しては、ぼくはそれを使ってる人を見たことがないけど、今でもあることはある。

でも、企業ユーザーなら話はかなり簡単だ。ビデオチャットならMeet、そしてふつうのチャットサービスならHangouts Chatだ。そして家に帰ったら、iMessageでもFacebook MessengerでもWhatsAppやWeChat、Viber、Signal、Telegramなど、なんでもよろしい。Hangouts一筋(ひとすじ)でもよい。

(関連記事: Google goes after Slack and splits Hangouts into Chat and Meet)–未訳

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoogleがG Suite for Educationの無料利用を家庭学校共同事業にも提供

Googleが今日(米国時間5/24)、G Suite for Educationサービスの無料利用を家庭と学校の共同活動に対しても認める、と発表した。そのような共同事業に参加している親と教師は、数週間後にこのサービスにユーザー登録できる。

G Suite for Educationには、Googleの通常のオンライン生産性ツールがすべて含まれるほかに、Classroomのような教育向けサービスもある。Google ClassroomはG Suiteユーザーなら誰でも利用できるが、G Suite for Educationの登録ユーザーになるためには、学校や校区との公的な関係が必要である。そこで家庭と学校の共同事業はメンバーのステータスを確認でき、その中からG Suite for Educationにアクセスできなければならない。

ホームスクーリングを支援する非営利団体Home School Legal Defense AssociationのDarren Jonesが、今日の発表声明でこう述べている: “テクノロジーのおかげで、家庭と学校の共同事業を推進する教師たちは宿題を授業と並行して気軽に作ったり、その一部を簡単に変えたりできる。児童生徒たちは地理的に離れていても一緒に勉強でき、みんなが共通のフォーマットでコラボレーションできる。このような可能性があるため私は、今年Googleと密接に協働して、家庭学校共同事業が一般の学校と同じくG Suite for Educationにアクセスできるよう努力した”。

Googleは最近の数か月、いくつかの家庭学校共同事業でこのプログラムをテストした。グループがある種の学校のように機能し、フォーマルだったりカジュアルだったりタイプもさまざまだから、このような総合的なツール集合に共有アクセスできることは、きわめて有益だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleが単独のトゥドゥアプリGoogle Tasksをリリース、メールやカレンダーと連携あり

今日(米国時間4/25)はGmailのデザイン一新というビッグニュースが目立ったが、しかしGoogleはその陰でひっそりと、同社の生産性アプリケーションの一員となる新しいツール、Google Tasksを立ち上げた。このアプリケーションはその名のとおり、タスク(仕事、作業)のリストや予定表(to-dos)を作って見て編集できる場所だ。それには、新しいGmailやGoogle Calendarを起源とするタスクも含まれる。

Gmailにもタスクを作る機能はあったが、それはユーザーインタフェイスのどこかに埋もれていた。しかし今日の構造改革により、Tasksは独立し、メモ帳のGoogle KeepやGoogle Calendarなどと肩を並べる独立の存在になった。ただしGmailからそのサイドバーの中へ起動することもできる。

Gmailから来る新しいユーザーも多いから、独立のアプリケーションとしてGoogle Tasksを作っておく方が良いだろう。to-do(仕事などの予定リスト)は、メールの受信トレイを見ているときだけ使いたくなるもんではないからね。

このアプリは、トゥドゥリストとしてはごくふつうだ。タスクリストを作る、タスクをサブタスクに分類する、などのことができる〔例: ○○大会→案内業務〕。ドラッグ&ドロップでタスクの優先順を変えたり、忘れてはいけないタスクの日程をリマインダーに登録できる。ただし、日にちは登録できるが、時間(時刻)までは登録できない。そりゃ困る!という人もいるだろうね。

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Google Tasksの機能は、単体ですばらしいというより、GmailやCalendarなどGoogleのそのほかのサービスと組み合わせて真価を発揮する。別のところで作ったタスクにアクセスできるのは便利だし、変更を受信トレイに反映できるのも良い。あるタスクの起源であるメールを、探して見ることもできる。そのメールは、Google Calendarからでも見られる。

このアプリはG Suiteの一員になるから、そのうちなくなるモバイルの“実験”ではない。後日、別のトゥドゥリストアプリが登場する心配もない。

アプリはiOSAndroidの上で無料でダウンロードできる。〔訳注: デスクトップではWebから。…このリンクはGoogle Appsの公式サポートページにある。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleのスプレッドシートにマクロが来た――G Suiteツールにメジャーアップデート

今日(米国時間4/11)Googleはスプレッドシートに大きなアップデートを行いマクロのサポートを開始したと発表した。発明されて以来40年も経つスプレッドシートだが、いまだにビジネスでも日常生活でも広く用いられている。これはG Suiteのスプレッドシート利用者の生活を少し楽にし、Microsoft Excelからの乗り換えを少し加速するかもしれない。

今回のアップデートでGoogleの表計算アプリでとうとうマクロの記録が可能になった。他の生産性ツールではほぼ100%マクロ機能があるのに、Googleスプレッドシートにだけはなく、大きな弱点となっていた。

ツール・メニューに加えられた「マクロ記録」機能を選択すると、その名称のとおり、スプレッドシートに対して加えた操作が逐一記録される。記録を開始したら普段どおり作業を行えばよい。以降、マクロを実行するだけで正確に同じ動作が繰り返される。新しいシートを作るたびに表示形式を設定するなどのわずらわしい操作をする必要がなくなる。空いた時間で犬と遊ぶもよし、別の仕事にとりかかるもよし、だ。

GoogleスプレッドシートはバックグラウンドでマクロをApps Scriptのコードに変換する。つまりGoogleのスクリプトについて知識があれば、スクリプトを編集して動作を変えることができる。

今回のアップデートではマクロのサポート以外にも重要な新機能が追加された。改ページ(大きなスプレッドシートをプリントアウトする際に便利だ)、カスタム用紙サイズ、行とカラムのグループ化、セルのチェックボックス化などだ。行、カラムのグループ化は生産性向上に大きな影響があるだろう。また時系列(週、月、年など)でピボットテーブルを作成できるようになった。

〔日本版〕 マクロ機能はG Suiteに対するもので一般向け無料版のGoogleスプレッドシートではまだサポートされていない(スクリプトは以前からサポートされている)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Dropbox、Googleと提携してG Suiteを正式サポートへ

Drpoboxにとって盛りだくさんな一週間だった。金曜日(米国時間2/23)に同社はついに上場することを発表した。しかし、それだけではなかった。今日(米国時間3/1)同社はGoogleとの提携によって、G SuiteをDropboxに統合すると発表した。

Dropboxユーザーの半数以上がG Suiteアカウントをもっている、という事実がある —— Gmail、Google Drive、Docs、Sheets、Slidesなどだ。これまでG Suiteのファイルを直接Dropboxに保存する方法はなかった。DrpoboxとGoogleという不思議な組み合わせの協業が生まれたのは顧客がそれを望んでいたからだ、とDropboxの技術、製品、デザイン担当SVPのQuentin Clarkは言う。

「Dropboxは顧客が使いたいと思うプラットフォームはなんでも使えるように協業を進めてきた。この提携はその目標に向けたステップのひとつ」とClarkがTechCrunchに話した

Clarkは、過去数年間Dropboxが、Microsoft、Autodesk、Adobeらと提携してきたことを説明した。Googleとの提携で、これまで(目立って)欠けていたコンテンツタイプがサポートされることになる。

両社は現在統合の方法について作業を進めているところだが、今年中には完了する予定だ。完成した暁には、Dropboxの中でG Suiteドキュメントを直接開けるようになる。「統合の結果がどんなルックアンドフィールになるかを両社で検討している」とClarkは言った。

ClarkはかつてMicrosoftとSAPで働いていたことがあり、企業のニーズよりユーザーのニーズに集中することがDropboxのようなメーカーの責任であることを学んだという。オンラインストレージサービスを売る両社が協力する理由はそこにある。「これは最善の組み合わせであり、人はある仕事のためにひとつのプロダクトを使い、別の仕事のためには別のプロダクトをつかうことを結果だ。そのためには平和的な関係を築く必要がある」と彼は言った。

このタイミングはIPOの発表にかなり近いと感じるが、実際には提携にむけた作業はかなり前から進められていた。Dropboxとしては大企業からの評価を高めるためにIPO前に発表したかったところだが、法的に決められた上場前の沈黙期間中は公表できなかった。

なお、これはGoogleがサードパーティーのストレージと提携する初めてのケースではない。Google Cloudの責任者、Dian Greeneは、2016年のBoxworksカンファレンスで、BoxをGoogleコンテンツのストレージパートナーにすると発表した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、G suiteをメジャー・アップデート――共同作業、クラウド検索、モバイル機能など強化

今日(米国時間8/16)、Googleの企業向けオンライン生産性ツールG suiteメジャー・アップデートを受けた。これによってGmail、ドキュメント、ドライブ、カレンダーなどに新機能が加わった。

今回のアップデートは主として共同作業の改良が中心となっているが、 Googleのクラウド検索の強化、LegalZoom、DocuSign、LucidChartといったパートナーからの新しいテンプレートやアドオンも追加された。

かつての暗黒時代では、人々はドキュメントをメールに添付して共有し、誰もが同じバージョンを受け取っていることを確認するためにバージョンごとに WordやExcelのファイル名を変えたりしたものだ。共有がオンライン化された現在ではもはやこういう作業の大部分は必要ない。しかし今回のアップデートでGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドではファイル名を変えた複数のバージョンを保存、検索することができるようになった。これはユーザーがある文書を正規のものと認め、他のバリエーションをまとめて保管したい場合には便利だろう(ただしG suiteに対する要望としてトップの地位を占めていたかどうかはよくわからない)。

Googleクラウド検索の統合強化により、G Suiteを利用中の企業ユーザーは各アプリの内部から自社がクラウドに保管しているデータを横断検索できるようになった。これまでは内部文書を検索するために明示的にCloud Searchを立ち上る必要があった。今後はドキュメントやスライドを編集しながら直接検索ができるようになる。

もうひとつ今回のアップデートで追加された機能は、ワンタッチでドキュメントの「クリーン・バージョン」を表示することができるというものだ。これはコメントや編集をすべて隠し、ドキュメントの本体だけを見ることができる。またワンタッチで他のユーザーからの編集提案などすべて反映(ないし拒否)させることもできる。またLitera Change-ProやWorkshare アドオンなどのおかげでドキュメント、シートなどの比較がさらに簡単になった。

モバイル・ユーザーの場合、Android版、iOS版から編集提案ができるようになった。これは長年必要性が指摘されていた機能だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GoogleのノートアプリKeepがG Suiteに統合、Google Docsからも利用やアップデートが可能

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Google Keepは、EvernoteやMicrosoftのOneNoteなどと競合するノートアプリだが、今日(米国時間2/28)からはそれが、Googleのオフィスアプリケーションの集合体G Suite(元の名: Google Apps for Work + Google Apps for Your Domain)に統合される。これによりKeepはユーザーのワークフローの一部として、アイデアをメモる、リマインダーやトゥドゥを備忘する、何かのチェックリストを作る、会議でメモを取る、などなどのことができるようになる。Keepが単独でG Suiteに加わるだけでなく、これからはGoogle Docsにも統合される。

Docsとの統合により、Keepの内容を仕事のそのほかのドキュメントへドラッグ&ドロップする、などのことができるようになる。それができるのはWeb上のみだが、Keepを利用するドキュメントは最初にブラウザー上に開いていなければならない。そして、そのドキュメントの[Tools]メニューからKeepにアクセスする。Keepの内容はDocsのサイドバーに表示される(下図)。

そしてそこから、画像やチェックリストなども含めて、Keepの内容を作成中の文書へ持ち込める。

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Google DocsからKeepを検索することもできる。またDocsで作業中にKeepの内容を更新できる。ドキュメント中のテキストをセレクトして、右クリックのメニューから“Save to Keep notepad”を指定するとよい。

この統合がお利口なのは、そうやってKeep上にコピーしたテキスト中に元の文書のリンクがあることだ。

いろんな職場ですでに日常的にKeepは使ってると思うから、今回の‘ビジネス的統合’は良いことだ。それによりKeepは、ユーザーのドメイン内に安全にキープされるようになる。管理やサポートも、そして検索も、G Suiteの一部として行われる。

Keepは今日(米国時間2/28)からG Suiteのユーザーに提供される。使えるのは、Android, iOS, Chrome, またはWeb上からだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

DropboxやG Suiteなど複数のクラウドサービスを一括サーチ ― Swiftypeが新プロダクトを発表

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今日紹介するSwiftypeは元々、TechCrunchなどのニュースサイトで利用するサーチシステムを開発していたスタートアップだ。しかしその後、同社はカスタマーサポートやEコマースの分野の企業にもシステムを提供するようになった。そして今日、Swiftypeはこれまで以上に大きな飛躍をすることとなった。同社が新しいエンタープライズ向けのサーチプロダクトを発表したのだ。

中小規模向けに開発されたSwiftypeの新プロダクトを利用すれば、さまざまなクラウドサービスからお目当てのファイルを見つけ出すことが可能だ(先日にはGoogleもCloud Searchの提供を開始しているが、その検索対象となるのはGoogle製のサービスに限られる)。

「ソースがバラバラに存在しているせいで、企業の中に存在するナレッジもバラバラに保管されてしまっています」と共同創業者のMatt Riley氏は語る。

Swiftypeの検索対象は、Dropbox、Office 365、GoogleのG Suite、Zendeskなどのサービスだ(同社はAPIも提供していて、それを利用すればカスタマイズされたデータソースにも対応することができる)。またRiley氏は、単一のインターフェイスで様々なサービスに保管されたファイルを検索できるようにすることは、ビジネスの現場には欠かせない機能だという。

面白いのは、このサービスには人工知能も搭載されている点だ。その人工知能がクラウドサービスに保管されたデータを解析して、共同創業者兼CTOのQuin Hoxie氏が呼ぶところの「エンタープライズ・ナレッジグラフ」を作成する。そして、そのグラフがSwiftypeのサーチ体験を向上させている。

その1つとして、Swiftypeは単なるキーワード型のサーチシステムではなく、ユーザーから与えられた複雑なクエリを理解することもできる点が挙げられる ― 例えば、ユーザーが「連絡先ファイル」や「最近のドキュメント」を探している場合、探しているドキュメントにその言葉が含まれていなくても目当てのものを見つけ出すことが可能なのだ。

また、Swifttypeはデータを利用しやすいかたちに構造化することもできる ― ユーザーがある企業について検索すると、その企業についてのあらゆる情報をまとめた要約カードを見ることができる。加えて、あるドキュメントを検索すると、それぞれのドキュメントに関連する情報も一緒に確認することができるので、複数のドキュメントを1つ1つ開いて確認する必要がなくなる。

これは特に重要な機能の1つである。なぜなら、Swiftypeが提供しているのはデスクトップPCで利用できるサーチシステムだけではないからだ。同社はSlackと統合して利用できるモバイルアプリも開発している。私たちは、たくさんのフィルターを設定したり、複数のページをブラウズする時間がないこともある。そういう状況下では、サーチシステムは複雑なクエリを理解し、ドキュメントから最も重要な情報を抽出する必要がある。

また、Swiftypeはブラウザ用のプラグインも提供している。先ほど紹介した関連情報を一覧表示する機能は、ここで生きてくる ― 例えば、営業やカスタマーサービス部門に所属する社員のプロフィールを開くと、それと同時に、その社員に関連するさまざまなドキュメントがポップアップ表示されるのだ。Swiftypeを一度も開かずに情報を取得できるのが理想的だ、とRiley氏は語る。

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加えて彼は、Swiftypeを導入するまでにかかる時間は従来のエンタープライズ向けサーチシステムに比べて大幅に少ないと語る。Swiftypeを導入するためには、まずはアドミニストレーターが企業で利用中のクラウドサービスとSwiftypeを連携し、あとは個々の従業員が自分のアカウントを登録するだけだ。

もちろん、企業内に存在するあらゆるドキュメントを1つの場所から検索できるようにするとセキュリティに関する懸念が生まれる。Hoxie氏によれば、Swifttypeでは社員ごとのアクセス権限を細かく設定することが可能だという ― オフィスネットワーク内からのアクセスに限定することも、社員の個人デバイスからアクセスできるようにすることも可能だ。

ここで明確にしておくべきなのは、SwiftypeはWebサイトで利用するサーチシステムの提供を停止したわけではないということだ。Hoxie氏によれば、開発チームはすべてのSwiftypeプロダクトで「同じコアテクノロジー」を利用するという目標を達成するために大変な苦労をしたという。しかし、そうすることで、あらゆるユーザーがすべてのSwiftypeプロダクトの恩恵を受けることができるという考えだ。

同社は、エンタープライズ向けサーチシステムによって、これまでのSwiftypeプロダクトよりも大きな市場を狙うことができると考えている。Hoxie氏は、「(エンタープライズ向けサーチシステム市場は)これまでよりも大きな市場です。ただ、どの点を考えてもこのプロダクトがもつ市場の方が大きいというわけではありません。マーケットにはサイトサーチの方が適している企業がたくさんあり、だからこそ、これまで私たちは成長してきました。しかし、エンゲージメントという面を考えると世界はがらりと変わります。TechCrunchで利用されているようなサイトサーチでは、検索するときにSwiftypeと向き合っているユーザーはおそらく1人でしょう。しかし、このプロダクトでは、すべてのユーザーが私たちのプロダクトと交流することになるのです」。

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(翻訳: 木村  拓哉 /Website /Facebook /Twitter

GoogleのG Suiteでアドミンのためのセキュリティ管理機能が拡充、企業ユーザーに安心感を持ってもらうため

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今や300万あまりの企業が有料で、Googleの生産性アプリケーションG Suiteを使っている。今日(米国時間1/31)同社は、これらの企業のデータが同社のプラットホーム上で安全であるために、いくつかのセキュリティ機能をローンチした。

たとえばこれからのアドミンは、ユーザーがYubicoなどの物理的なセキュリティキーを使うよう強制できる。さらにそんなキーの展開配布形式を管理できるし、利用報告書も入手できる。Googleによると、オンライン決済サービスのStripeはすでにこの機能を利用しており、Security Keyを新たなセキュリティレイヤ(層)として加えることによって、社員をフィッシングの被害から防いでいる。

また今回のアップデートでGoogleは、データ喪失防止サービス(data loss prevention, DLP)をGmail以外にも拡大した。言い換えるとこれからは、DLPがサポートされるのはGmailだけではない。アドミンはDLPをGoogleドライブで有効にできる。Gmailの場合と同じくDriveでも、社員が間違いや意図的に機密データを外部と共有できないようにする。ルールは文書の内容だけでなく、画像についても指定できる(OCRを使用)。

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メールのセキュリティの改良としては、今度からはS/MIMIの暗号化に企業が独自の証明を利用できる。また、Gmailの検索をBigQueryで容易にできるようになった。さらに、メールをGmailやGoogle Vaultの外にアーカイブしたい企業は、HP AutonomyやVeritasなどのサードパーティのサービスを、前よりも容易に統合できる。

最近のG Suiteの機能拡充は、今回のセキュリティ機能も含めて、企業が自分で独自のサービスをホストしたり、競合他社のサービスを利用する理由を、なくそうなくそうと努力している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google G Suiteの有料ユーザー企業が300万社を超えた

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今日(米国時間1/26)の決算報告でGoogleのCEO Sundar Pichaiが、同社の生産性ツールG Suiteの採用数がまた新たな節目を迎えたことを発表した。彼によると、“G Suiteは前四半期に顧客数における大きな節目を達成し、今や300万あまりの有料企業ユーザーがG Suiteを使って、クラウド上でスマートでセキュアなコラボレーションを行っている”、ということだ。

この前Googleが同様のマイルストーンを発表したのは2015年11月で、そのときは、名前がまだGoogle Apps for Workだったこのサービスの有料ユーザー数は200万社とされた。

PichaiによるとG Suiteが企業ユーザーに人気があるのは、同プラットホームのセキュリティがきわめて厳格であるためだ、という。またG Suiteの(そしてGoogle Cloud Platformの)パートナー事業も、継続的に拡張されている。“弊社の顧客とパートナーは、Google Cloudのプロダクト展開が迅速なことと、ニーズや要望に対する応答性の良さを高く評価している”、と彼は付言した。

今のGoogleは公然と、企業顧客拡大努力を繰り広げている。対象は生産性ツールG Suiteとクラウドコンピューティングプラットホームの両方だ。昨年9月のHorizonイベントで同社は、同社のクラウドインフラストラクチャと生産性ツールを一体的にみなして、その全体をGoogle Cloudと呼んでいた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleからApp Maker登場―ドラグ&ドロップで誰でもG Suiteアプリが作れる

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今日(米国時間11/30)、GoogleはApp Makerをリリースしたことを発表した。このプロダクトはコーディングをほとんど必要とせずドラグ&ドロップでアプリを作るサービスの市場に大きな影響を与えそうだ。

Microsoftその他数多くのライバルの製品と同様、App Makerも「誰もが簡単に手早くベーシックなアプリを作れるようになる」という。組織内で特定の処理のためにアプリを必要とする場合、理想的なソリューションになるかもしれない。

新サービスはクラウド・ベースのドラグ&ドロップ開発環境で、ユーザーインタフェイスを作成し、その中にG Suiteの各種アプリを埋め込むことができる。利用できるコンテンツにはGoogleマップ、連絡先、グループなどAPIが利用できるGoogleアプリのほとんどが含まれる。App MakerはコンテンツのG Suiteアプリと同一のインフラ上で動作する。 IT管理者はApp MakerのアプリをGmail、Googleドライブ、その他のG Suiteアプリとまったく同様にセキュリティーやアクセス権などを細かく設定できる。

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こうしたアプリが必要とされる代表的なケースは時間管理、受注・在庫管理など、比較的単純な処理でデジタル化されたデータが簡単に得られるような組織内業務だろう。

GoogleによればApp Makerを使う利点は、まず第一にユーザーはインフラに注意を払う必要がまったくないことだという(「サーバーレス・ソリューション」がバズワードだ)。しかも組織ごとに異なる特定のニーズを解決するためにいちいちデベロッパーの手を煩わせる必要がない。ユーザーに知識があり、さらに詳細なカスタイマイズがしたい場合はそれも可能だ。サービスにビルトインされているエディターを見た感じではフル機能のIDEのようだ。

App Makerは当面Googleの G Suiteビジネス向けアーリー・アダプター・プログラムの登録者が対象だ。

App Makerの発表と同時にGoogleは今日、いくつかのアプリを推薦プログラムと認定し、Recommended for G Suiteプログラムに追加した。これらのプログラムはG
Suiteとの適合性が高いというお墨付きを得たことになる。またセキュリティー脆弱性についてもGoogleのテストに通っている。今回発表された新しいパートナーはVirtru、LumApps、DocuSign、Freshdesk、Zoho Invoice、Xero、Asanaの7つだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GoogleのG Suite(元Google Apps for Work)がチームワークのための機能を充実、Slackの統合もあり

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GoogleのG SuiteGoogle Apps for Work)が今日(米国時間10/19)、小さいけど気の利いたアップデートを二つ発表した。今回特別のテーマはないけれども、だいたいのところは、大企業における既存のワークフローのサポートをより充実し、各アプリケーションの機能もGoogleの最新技術(とくに機械学習)によりアップする、というものだ。

仕事をほかの人に割り当てることの多い職場にいる人は、これらのアップデートのうち、最初の新機能に喝采を叫びたいだろう。たとえば“Mathew to create a document with all the upcoming earnings”(決算報告のドキュメントはマシューが作る)、とタイプすると、Docsは自動的に、アクションアイテムを作ってそれをマシューに割り当てるよう示唆する。ただしそのアクションアイテムを実際に作るのは、あなただ。

この自動化機能はデスクトップのDocsのみだが、マニュアル(手作業)による割当はデスクトップとモバイルのDocs, Sheets, Slidesでできる。仕事の割当は、その人にメールで行く。

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また、どのアクションアイテムが自分に割り当てられているか、どのドキュメントを見なければならないかが、簡単に分かるようになった。ファイルの上にバッジが表示され、そこに、それに付随するアクションアイテムと、他の人があなたのファイルに対して行った未解決の示唆が表示される。

Google Formsのアップデートもある。Googleお得意の機械学習を利用して、このサービスをやや使いやすくしている。Googleが示している例では: 今度の会社のイベントでは全員が会社のロゴ入りTシャツを着るので、みんなにそのサイズを尋ねるためのフォームを作りたい。すると、その質問をタイプするだけで、答えの項目が提案されるのだ(下図)。

また、今度からFormsでは、記入者にファイルのアップロードを求めることができる(ただしドメインを共有している者同士のみ)。

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そしてSlackを愛用している企業にとって嬉しいのは、Googleの生産性アプリケーション(G-Suiteの一連のアプリケーション)がSlackの会話に統合されたことだ。Slackのメッセージボックスの横の+ボタンをクリックすると、メニューが出るので、そこから、新しいドキュメントを作ったり、Google Driveからファイルをインポートしたりできる。

生産性アプリケーションに機械学習の機能を導入することでは、Microsoftも、Googleに負けたくないと頑張っている。長年退屈なプロダクトだったMicrosoft WordとGoogle Docsも、今では人工知能と高度なアナリティクスを装備して、ユーザーの関心を喚起し、フレッシュに若返ろうとしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))