Apple、中国の特許裁判で逆転勝利

Appleには、知的財産権に関してやらなくてはならないことが山ほどある。しかし、中国の知財権裁判で下された判決には胸をなでおろしたことだろう。金曜日(米国時間3/24)、同法廷は、既に倒産した中国の小企業Shenzhen Bailiのデザイン特許をAppleが侵害したとした2016年5月の裁定を覆した。

裁判はiPhone 6および6 Plusの外観デザインが、Shenzhen Bailiのスマートフォン100Cのコピーだという同社の主張を巡って争われた。この会社は訴訟を起こした時点で「ほぼ存在していなかった」。また、100Cなるスマートフォンを見つけることも困難だった。

当初Appleは、iPhone 6製品ラインの中国での販売を差し止める命令を受けたが、直ちに行政不服審査を請求し、裁判所による追加検討がなされるまで製品の販売を続けることが許可された。被害は最小限だったとみられる。TechCrunchのSarah Perezが当時報じたように、このドラマが始まったときAppleは主力製品をiPhone 7に切り替えた後だった。

今回の裁定を受け、Shenzhen Bailiの弁護団は控訴を予定していると語った。Apple広報はコメントを発表していない。

最近Appleは中国市場で、XiaomiやBBK ElectronicsのOppoおよびVivoブランドなどの出現によってシェアを失っている。それでも依然としてAppleは市場でもっとも利益を上げている会社だ。具体的にはMotley Foolが書いているように、「2016年にAppleは、世界スマートフォン市場全体の利益の79%を占めながら、市場シェアはわずか14.5%だった」。

このたびの知財権裁判の裁定は、中国の法廷が常に地元企業に有利な判決をするわけではないことを少なくとも示した。保護主義的な判決への懸念を引き起こした例はほかにもあった。

昨年の春、革製品メーカーのXintong Tiandiが中国で “iphone” および “IPHONE” の商標を使ったバッグの製作を続けることを裁判所が許可した。Xintong Tiandiはこのブランド名を2007年に登録しており、Appleが中国でiPhoneを販売開始したのは2009年だった。Appleは商標登録の範囲に革製品を含めていなかった。

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iPhoneプレミアムモデルは曲面OLEDを採用(全モデルでポートはUSB-Cに)

CUPERTINO, CA - SEPTEMBER 09:  Apple CEO Tim Cook models the new iPhone 6 and the Apple Watch during an Apple special event at the Flint Center for the Performing Arts on September 9, 2014 in Cupertino, California. Apple unveiled the Apple Watch wearable tech and two new iPhones, the iPhone 6 and iPhone 6 Plus.  (Photo by Justin Sullivan/Getty Images)

iPhoneが登場して10周年を迎えた今年、iPhoneには特別モデルが用意されるだろうという話が広がっている。それにともないさまざまが流れている。そうした中、WSJに詳細な記事が掲載されている。記事のもととなった匿名の情報源によれば、プレミアムモデルは他のモデルとハードウェア的にずいぶん違ったものになるとのこと。

記事によれば、iPhoneのプレミアムモデルでは、SamsungのGalaxy S7 edge同様の曲面OLEDスクリーンを搭載するそうだ。曲面ディスプレイはSamsungが製造するものとなるらしい。

このハイエンドモデルの価格は、1000ドルが見込まれている。iPhone 8ないしiPhone 8 Plusとは別の特別モデルとして販売されることになる。

尚、すべてのモデルではライトニングポートを廃してUSB-Cを搭載することになるようだ。もしこれが本当なら、iPhoneとして初めて独自規格を捨ててAndroidなどのライバル機種と同じ標準規格を採用することになる。これは最新のMacBook Proなどをみれば、たしかにありそうな話だ。

USB-Cは電力、データ、音楽、ビデオなどを、LightningないしUSB 3規格よりもはるかに高速に転送することができる。MacBook Proでも、この規格の優位性を認めたからこそ、MacBook Proにおける唯一のI/OインタフェースとしてUSB-Cを採用したわけだ。しかしこのせいでiPhoneをMacBook Proと直接つなぐことができなくなったのは問題ではあった。USB-CとLightningを変換するケーブルが必要だたのだ。iPhone側にもUSB-Cを搭載することで、こうした状況が変化することとなる。

話を戻して、WSJのレポートが実現するのなら、iPhoneには従来と異なる新たなエコシステムが生まれることとなる。iPhone 8およびiPhone 8 Plusとは別に用意されるという噂のiPhone Xだが、ハードウェア的な仕様も異なるものとなるわけだ。このプレミアムモデルの登場で混乱する消費者も生じることだろう。しかしプレミアムモデルの販売は、たしかにAppleを潤すこととなるのだろう。
USB-C化)
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(翻訳:Maeda, H

Appleがついにやっと、iPhone 6 Plusの‘タッチ病’を安い料金で治します

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多くのiPhone 6 Plusが、“Touch Disease”(タッチ病)と呼ばれる苦難を経験しているが、Appleはその問題を、一般的で広範囲であるとは認めなかった…今の今まで。今日(米国時間11/17)Appleは、謝罪らしき言葉とともに、画面のチラつきやタッチスクリーンに問題のあるiPhone 6 Plusは低料金で修理する、と発表した。

Appleの細心の注意書きによるとこの問題は主に、“硬い面に数回落として、その後さらにストレスを与えた”場合に現れる、としているが、しかしiFixitは、あの忌まわしい曲がり癖のせいだ、と示唆している。いずれにしても、何らかの力が加えられたからであり、そのために重要な部位であるタッチスクリーンの信頼性が、損なわれたのだ。しかもその原因の一部がユーザーの行為にあることは、否定できない。

タッチ病は、今回の修理で、149ドルで治してもらえる。ただし前に修理して、最大で300ドルも払った人には、Appleが差額を返済する。

この特別修理企画はiPhone 6 Plusだけが対象で、問題は6にも起きたという過去の説は、Appleを信ずるならそれは6 Plusだったはず、ということだろう。

今回は、Appleが腰を上げるまでが長すぎた。6 Plusが出てから2年以上経っているが、Appleはタッチ病の問題に対応しなかった。でもそれは、わりとよくある問題になっていた。Appleは再発防止のために、iPhoneの次世代機では筐体の強化を行ったが、そのことも公には認めていない。

それは、ついに訴訟まで起こされるほどに長かった、と言える。訴状は、Appleは問題があることを知っていながら被害者のユーザーに適切なサポートを提供しなかった、と言っている。今回の修理企画が訴訟にどんな影響を与えるのか、訴訟を仕切っている法律事務所に問い合わせているので、何か分かればこの記事をアップデートしよう。

しかし、やらないより遅い方がましであり、前の修理代の差額を払うのは、Appleにしては気前が良い。あなたのiPhone 6 Plusが問題を抱えているなら、ぜひ近くのAppleストアや公認代理店を訪ねてみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

iPhone 6の‘タッチ病’の被害者たちが集団訴訟を興すかもしれない

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世界中のiPhoneが不思議な症状で死につつあり、Appleが正しい対応をしていないと主張する被害者のユーザーたちが、先週末に訴訟を興した。今原告は3名だが、彼らはもっと数を増やして集団訴訟に持ち込みたい、と考えている。

それは“タッチ病(Touch Disease)”と呼ばれ、おそらく大量(数千もしくはそれ以上)のユーザーが遭遇しているものと思われる。画面が反応しなくなり、グレーのバーが表示の上部に現れる。機を(壊れたテレビをたたくときのように)正しく扱えば一時的に治るが、その病気は、結局のところ、死に至る。

先週のiFixitの記事によると、この問題の原因は設計の欠陥であり、その欠陥はiPhoneの初代機からずっと変わらず存在している。それは、曲がるということ。いわゆる“ベンドゲート(Bendgate)事件”は早々に終息したが、タッチスクリーンをコントロールする重要なチップが同機の論理回路のボードから外れてしまう症状は、その剛性のなさが原因だろう。

カリフォルニアの北部地区連邦裁判所に提出された訴状は、Appleは設計不良を知っていながらそれを消費者から隠し、認容も修理も拒否してきた、と主張している。訴状は、5sと5cはいろいろなやり方でこの問題に対策を講じているから、Apple自身も気づいていたはずだ、と言っている。また6sとPlusは、曲げを防ぐために補強されている

原告を代表する法律事務所McCuneWrightはこの訴訟を、被害機を買った任意の人びとによる集団訴訟へと拡張することを検討している。もちろんそれが認められるか否かは、裁判所の判断次第だ。今本誌TechCrunchは、Appleにコメントを求めている。

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iPhone、販売4800万台でApple 2015年Q4の売上をリード

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AppleのiPhone 6と6sは好調を続け、会計2015年第4四半期には4800万台を販売した。これはQ3の4750万台を上回り、前年同期2014年Q4の約3900万台からも伸びているが、アナリスト予測の4850万台にはわずかに届かなかった。

これはiPhone 6sが発売された四半期ではあるが、その期間はわずか数週間だったことを留意されたい。iPhoneは常にApple最大の収益源であり、iPhone 6sが店頭に並んでからわずか数週間しかなかった今期も、期待を裏切らなかった。Appleの今期売上のうち約322億ドルがiPhoneの販売によるものだった。

今期はiPad売上が下降を見た2度目の四半期でもあり、こちらはAppleの人気モバイル製品、iPhoneのようにはいっていない。iPadの販売台数はQ3の約1100万台からQ4の1000万台へと減少した。2014年Q4の1200万台強からはさらに大きく落き込んだ。大画面や様々な形状のライバルたちと戦うiPhoneが順調に成功を続ける中、昨年来のiPadの不調は対照的だ。

Macの販売は570万台で、2014年Q4の550万台を上回った。CEO Tim Cookは、これはMacの過去最高だと言った。

AppleのiPhoneによる支払いサービス、Apple Payも月間2桁成長を続けていると、CEO Tim Cookは語った。さらにApple CEOは、American Expressとの提携によってApple Payを「主要グローバル市場の対象顧客」に提供することも発表した。これが軌道に乗れば、全世界での利用が促進され、海外でも携帯電話で支払えるようになる。

海外といえば、誰の頭に浮かぶのも中国であり、Appleでは特にそうだろう。中国およびインドを始めとする一部の地域は、世界でもモバイルの普及が最も速く、これは新型iPhoneの販売にとってよい兆候だ。

「今後数年間で中国は大きな変化を見せるだろう」と最近同国を訪れたCookは言った。「われわれは、そこそこ良い位置につけている」。

現在Appleは中国に25の店舗を持ち、来年中混までには40店舗まで伸ばすとCookは言っている。

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昨日のAppleイベントにて流された製品紹介ビデオ一覧

Appleのプレスイベントに参加したことのある人は、イベントの「フォーマット」のようなものにお気づきのことだろう。

まずTim Cookが登壇して、iPhoneの売り上げ状況、iOSのマーケットシェア、好調な販売成績などについての数値を発表する。そしてその後に新しいプロダクトの紹介が始まるというパターンだ。噂されていた製品群を公に紹介していくのだ。

そして実際に紹介する段階になっても、そこにもやはり「フォーマット」のようなものがある。機能やスペックなどを紹介する前に、Appleの産み出す各種プロダクトが細部に渡るまで徹底的に吟味されていることを示すビデオが流されることが多いのだ。

流されるビデオも、たいていの場合はとても興味深いものとなっている(しばしば登場するJony Iveの魅力も大きい)。

プレスイベント・ビデオのファンだという方もいるかもしれない。そのような人のためも考え、今回のイベントで利用されたビデオをまとめてみた。興味のある方はぜひご覧いただきたい。

iPhone 6s



Apple Watch


iPad Pro


Apple Pencil

Apple TV

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(翻訳:Maeda, H

新しいiPhone 6SとiPhone 6S Plusの使用体験ビデオ(6分)

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今日(米国時間9/9)行われたAppleのイベントでは、新しいiPhone 6SとiPhone 6S Plusに実際に触(さわ)ることができた。これらの新型機では画面のセンサがいわば‘3D化’して、指の圧力レベル(浅い〜深い)を検出できる。これによって、ホーム画面でもアプリの中でも(つまりネイティブでもサードパーティでも)新しいタイプの対話が可能になる。

またカメラの容量は4Kビデオを撮れる12メガピクセルになり、フロントカメラの方は夜の自撮りでも背景が暗くならないように、写真の背景に画面を使える‘フラッシュ機能’が導入された。

〔スチルで撮った写真がデフォルトで必ず超短編(音つき!)ビデオである、というLive Photo機能はこの記事。〕

下のビデオで、それらの新しい機能をご覧いただきたい。

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Appleがごく一部のiPhone 6+の欠陥カメラを無料交換へ

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すでに市場に出回っているiPhone 6+の一部に、iSightカメラの画像がぼやけるという欠陥があるため、Appleは今日(米国時間8/21)から、該当のオーナーに対しカメラの交換を無料で実施している。

これはカメラの部品の問題であり、iPhone 6の問題ではない。2014年9月から2015年1月までに売られた製品の、特定範囲のシリアルナンバーのものにのみ、その問題がある。その期間にAppleのファブレットを買った人は、このサイトへ行って自分の機のシリアルナンバーを入力するとよい(シリアルナンバーの見つけ方日本語ページ)。

運悪くその番号が欠陥機に該当していたら、Appleはカメラを無料で交換してくれるが、デバイス本体は交換しない。ただし本体に故障(画面のひび割れなど)があれば、当然、修理費が発生する。

なお、この機会に、合衆国のiPhoneオーナーを対象とするSamsungのマーケティングキャンペーン、1ドルで30日試用に乗ってみるのも、よいかもしれない。

ファブレットというジャンルを創造したのはSamsungなのに、後から来たAppleのiPhone 6とiPhone 6+に市場を食い荒らされてしまった。しかし楽天的なSamsungは、新製品のGalaxy Note 5Galaxy S6 Edge+で、大画面スマートフォンの王座を奪い返す、と考えている。でも来月になるとiPhoneの新機種が出るから、はたして結果はどうなるやら。

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昨年秋(9-11月)はiPhone 6/6 Plusの爆発的な売れ行きがAndroidのシェアを食った

【抄訳】

Appleのいちばん新しいiPhone、iPhone 6と6 Plusは、昨年秋のiOSスマートフォンの売上を押し上げ、ライバルのAndroidプラットホームのシェアにやや傷をつけた。市場調査企業Kantar Worldpanel ComTechの報告書が、そう述べている。

Kantarの最近12週間のスマートフォン売上データは、2014年の9、10、11の三か月が対象で、そこではAndroidが2013年9月以来初めて、合衆国におけるシェアを失っている。

Appleの初めての大型機iPhone 6と6 Plusが出たのは9月だから、その数字はそれほど意外でもない。Androidにはファブレットと呼ばれる大型機が前からあるが、この時期にはAndroidユーザの一部もiPhoneの初めての大型機に‘浮気’したのだろう。

Appleの新製品発表サイクルはかなり長いから、やっと新製品が出たときの消費者の欲求の爆発が大きい、とも言える。つまりAndroid機の売上が横ばいないし微増であっても、Apple製品のこの新製品爆発期にはiPhone新型機の売上台数が異常に大きくなり、したがってシェアの計算ではAndroidがやや落ち込む、という結果かもしれない。もちろん、新型iPhoneを待ち焦がれていた人たちが、この時期にAndroidに乗り換えることはありえないから、Androidのシェアを押し上げることはない。

Kantarによると、AndroidからiOSへの乗り換えは一貫してほぼ18%に安定している。だからこの時期、AndroidからiPhoneへの乗り換えが新製品ブームでとくに大きくスパイクしたわけではない。

Kantarの数字では、Androidは合衆国市場でも依然として支配的ではあるが、そのシェアは前年同期比で2%落ち込んでいる(50.4%→48.4%)。そして、iPhone 6/6 Plus新発売時期のこの時期においてiOSのシェアは4.3%伸びて47.4%に増えている。AndroidだけでなくWindows PhoneやBlackberryのシェアも同じ時期に微減しているので、新型iPhoneの新発売時期における爆発的売上の、インパクトの大きさがそこからもうかがわれる。

【後略】(ヨーロッパでも同傾向)

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Apple、いよいよアメリカでSIMフリーのiPhone 6、6 Plusを販売開始

9to5Macの信頼できるライター、Mark Gurmanによれば、Appleは完全にSIMフリーのiPhone 6と6 Plusを今日(米国時間1/6)からアメリカで発売するという。SIMフリー版iPhoneは他のいくつかの国で昨年秋から販売を開始しているが、アメリカでは今回が初めてとなる。

現在でもT-Mobile版のiPhone 6、6 Plusには特別な契約が付随せず、事実上SIMフリーだが、AppleはこれまでアメリカではApple Storeなどの公式チャンネルからSIMフリー版を販売していなかった。

Gurmanによると、価格はストレージ容量によってiPhone 6は649ドルから849ドル、iPhone 6 Plusは749ドルから949ドルとなる。ストレージは16GB、 64GB、128GBの3モデルが用意される。

アンロック版の販売はこれまでも新モデルの発売から数カ月後に行われてきたので、今回も順当なスケジュールといえるだろう。

〔日本版〕日本では昨年12月にSIMフリー版の販売が突然中止された。SIMフリー版はAppleストアのカタログに現在も掲載されているものの、選択すると注文できませんと表示される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


今年のクリスマス商戦ではApple製品が断トツのシェア、「スマホもタブレットも」から「ファブレットオンリー」が主流に

Flurryが今年のクリスマスレポートを発表した。毎年この時期には、クリスマスプレゼントによる新規ユーザの急増があるので、デバイスのアクチベーションとアプリのダウンロード〜インストールが最高になる。先週も、まさにそうだった。今年の特筆事項は、アクチベーションされたデバイスの過半数51.3%がApple製品だったこと。対してSamsungは17.7%、Nokiaが5.8%だった。

Xiaomi、Huawei、HTCの三社は、スマホの世界的シェアは大きいものの、クリスマスの売上では各社1%にも達しなかった。Flurryによると、彼らの主要市場であるアジアでは、クリスマスプレゼントという文化がないからだ。

Apple製品でアクチベーション数がトップだったのは、iPhone 6とiPhone 6 Plusだ。
Flurryはこのレポートを作るために60万あまりのアプリを追跡しているが、iPhone 6 Plusはクリスマスにアクチベーションされたデバイスのトップ5に入る。また一般的に言っても、ファブレットは消費者に定着しつつある。クリスマスの前の週でファブレットは、アクチベーションされたデバイスの13%を占め、2013年同時期の4%から大きく伸びた。

Flurryによると、ファブレットの売上を押し上げたのは、iOS製品が出たことだ。でもこの1年で大型スマートフォンは全般的に利用者が増えている。1月にJuniper Researchが出した予測では、2018年のファブレットの総出荷台数は1億2000万、2013年の実数は2000万だった。

一人でタブレットとファブレットを使い分けるユーザはあまりいないから、ファブレットの伸びはタブレットの頭を押さえる、と多くのアナリストが予測した。Flurryのホリデー調査では、まさにそのとおりだった。ファブレットの人気と反比例して、タブレットもふつうのスマートフォンも売上が減っている。これからのモバイルデベロッパは、画面の大きさは手のひらサイズ、と決めてかかれないだろう。

“アプリのデベロッパは、大型スクリーンが主流のデバイスになりつつあることを考慮すべきだ。スマホも持つが、大型アプリや大型コンテンツのためにタブレットも持つ、というパターンは少数派になる”、とFlurryは注記している。

新しいモバイルデバイスを手にした人は、さっそくアプリのダウンロードを始める。だからクリスマスはアプリのインストール数も多い。Flurryのこの調査では、12月初旬のふつうの日に比べると、クリスマスの日のアプリのダウンロード数は2.5倍だった。しかし依然として大きいとはいえ、クリスマスのアプリのインストール数はここ数年徐々に減っている。それは、スマートフォンやタブレットの普及によって、アプリで遊ぶことがそれほど新鮮な感動ではなくなっているからだ。

しかしそれでも今年の伸びは、“合衆国市場の成熟と、アプリ市場の混雑によるユーザの認知度の低下を考慮に入れた場合、予想外に大きかったと言える”、とFlurryは述べている。例年通り、クリスマスにダウンロード数がとくに多かったアプリはゲームとメッセージングアプリだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ビデオなどのコンテンツ閲覧はiPadからiPhone 6/6 Plusに大幅に移行という調査結果

Appleが画面の大きいiPhone 6と6 Plusをリリースしたとき、iPadの機能のいくぶんかが代替されてしまうのではないかと予想された。ビデオやドキュメントを保存して後で読むアプリ、Pocketの調査によれば、ユーザーこのアプリを使う際に、iPadを所有している場合でも新しい大画面のiPhoneを利用する時間が大幅に伸びていることが確認された。

Pocketのユーザーはビデオその他のコンテンツを毎日数百万件も保存する。この調査の対象は、iPadを所有していてiPhone 5/5sからiPhone 6/6 Plusにアップグレードしたユーザーだ。Pocketは対象ユーザーが閲覧した約200万件のアイテムをサンプルとしてアップグレード前後における行動の変化を観察した。

Pocketによれば、保存アイテム閲覧時間はiPhone 6にアップグレードしたユーザーの場合、iPhoneで72%、 iPadで28%だった。これに対し、アップグレード前はiPhoneが55%だった。iPhone 6 Plusのユーザーの場合は80%とさらにiPhoneの利用時間が長く、iPadの利用時間はわずか20%にとどまった。

6 Plusにアップグレードしたユーザーはアップグレード前とくらべて、Pocketアプリの利用時間が65%も増加した。iPhone 6のユーザーの場合も33%の増加だった。このことはつまりユーザーはiPadより新しいiPhoneを好む傾向があるだけでなく、閲覧時間全体も増える傾向があることを示している。

Pocketの調査結果は、ユーザーが大画面のデバイスを好むことを裏付けたように見える。もちろん、ここには「ユーザーは新しく購入したデバイスにより多くの注意を向ける」というバイアスがかかっている可能性も考慮する必要があるだろう。とはいえ、iPadのセールスの減少が伝えるられるなか、大画面iPhoneとiPadの利用傾向の比較について、初の具体的な調査レポートとして 貴重だ。

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iPhone 6の絶好調により、アプリケーションダウンロード数も過去の記録を圧倒

iPhone 6およびiPhone 6 Plusの影響もあり、Appleはこれまでの記録をやすやすと塗り替えてしまったようだ。アプリケーションマーケティングのマーケティングサービスを提供するFiksuのデータがそれを証明している。FiksuのリリースしているOctober App Store Competitive Indexによると、10月のトップ200無料アプリケーションダウンロード数は1日あたりでの比較で、9月から42%増といなっているのだそうだ。また前年比でも39%の伸びで、実数を見れば無料のトップ200アプリケーションのダウンロード数は780万件/日に達するほどになっているのだとのこと。

ジャンプアップの理由は、iPhone 6を手に入れた人たちが、「必携」アプリケーションを再ダウンロードしたことによるものだろう。ダウンロード数が増えることにより、「ローヤルユーザー獲得費用」(cost per loyal user)も低くなっている。既に所有しているアプリケーションのダウンロードが多いということはあるものの、しかし新機種登場にあわせてアプリケーションの告知をすることが、開発者にとっても有利であるだろうとFiksuは指摘している。

ダウンロード数のうち、どれだけが最ダウンロードであるのかはともかく、新しいiPhoneのリリースにより、過去の記録が塗り替えられるのみならず、圧倒されたというのが重要なポイントとなっている。ダウンロード数増加の動きがそのままハードウェアの販売増に繋がると考えれば、ホリデーシーズンを含むこの四半期には7000万台ものiPhoneが売れることとなる。大きすぎる数字ではあるものの、この数字が現実になると予測するアナリストも多いようだ。

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(翻訳:Maeda, H


iPhone 6 Plusのための片手キーボードアプリ

私はiPhone 6 Plusを使っているが、他の記事にもあったように、Appleのこの大きなスマートフォンを片手でタイプするのはやはり難しい。特に、きちんと表現するために記号を使う時は。新しいアプリ、その名もふさわしく、”One Handed Keyboard” はiOS 8で可能になったサードパーティーキーボードによってこの面倒を解消してくれる。

カナダ、カルガリーのデベロッパー、Stonelight Picturesが作ったこのアプリは、iPhone 5sと同じサイズのキーボードを、iPhone 6または6 Plusに表示し、大きな矢印ボタンによってキーボードを左か右にずらすことができる。キーボードのテーマカラーを変えたり、透明にして隠れている部分を見ることもできる。

標準ではアプリに応じて明るいテーマと暗いテーマを自動的に切り替える。オートコレクト機能もついていて、Appleの標準機能ほど強力ではないが、十分実用的だ。

One Handed Keyboardは1.99ドル。まだ多少難はあるが(スリープから復帰した後、左手用ポジションに戻る)、なぜiOS 8の標準機能にないのかが不思議だ。

【訳注:キーボードを左右にシフトする機能は、日本のATOK for iOSがすでに採用している】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


長く使ってみたらiPhone 6 Plusの方が便利だった

Appleの新しいiPhoneの新しい2機種が発売されてから1月になるが、ここに来て面白いことがわかってきた。私が当初に書いたレビューを読み返してみると印象をだいぶ訂正する必要があった。iPhone 6とiPhone 6 Plusを使い比べて、当初はiPhon 6がいいと思ったが、現在の私のお気に入りはiPhone 6 Plusだ。

6 Plusの最初の印象は「普段使うのには大きすぎる」というものだった。6 Plusはこれまでのスマートフォンのように片手では扱いづらい。両手で使う方が楽なサイズだ。しかし数週間テストを続けるうちに、気づいてみると私はほぼあらゆる状況で6 Plusを使うようになっていた。

なぜ6 Plusが気に入ったのかというと、やはり第一にスクリーンサイズだ。ウェブページを見るにも本を読むにも画面が広いのは快適だ。写真を見る場合でも違いは驚くほどだ。またカメラも6 Plusの方がはるかに優秀だ。Apple自慢の光学手ブレ補正を採用した6 Plusのカメラはモバイルデバイスのカメラとしてダントツにベストだと思う。また写真を撮る際にも画面が大きければファインダーとして使いやすいし、いろいろな機能を呼び出して使う場合も楽だ。

小さいポケットに入らないという問題はあるものの、それほど大きな欠点にはならない。6 Plusは車内用として非常に優れている。6 Plusは横位置モードではメッセージやメールを見ながら、受信箱を見たり、システムソフトウェアで詳細ビューを見たりできる。これは、迅速に作業する上で大きな利点だ。PlexやNetflixで動画を見るときに快適なのは言うまでもない。

私は最初のレビューで「iPhone 6の方が6 Plusよりわずかに優れている」と書いたが、今は逆の結論になってしまった。 少なくとも私の場合、サイズが大きいことから来る多少の不便さを上回って6 Plusは使い勝手がいいと感じる。なるほど私のお気に入りのタイトフィットのジーンズのポケットには6 Plusは少々窮屈だが、入らないことはない。必要があって出先でスマートフォンで記事を書かねばならないときなど、入力スピードが段違いだ。

来週のAppleのイベントでは次世代のiPadが披露される。iPhone 6 Plusの登場でスマートフォンのフラグシップモデルがタブレットの仕事の相当部分をこなせるようになった現在、AppleがiPadにどういう新しい位置づけを与えるのか興味津々だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Gmail、iPhone 6/6 Plusに対応

私のiPhone 6と6 Plusの初レビューでは、サードパーティーアプリの互換性にあまり時間を割けなかった。その理由は、A) iOSが低解像度アプリの拡大表示をどうこなしているかに注目していた、B) 主としてファーストパーティーのソフトウェアに時間を費していた。しかし、新しいデバイスでGmailのネイティブアプリを使う時間が長くなるにつれ、耐えられなくなってきた。今日(米国時間10/6)Googleは、iPhone 6および6 Plusの解像度に完全対応したアップデートを公開して、その問題を解決した。

要するに、最新iPhoneを持っている人がこのアップテートをインストールすることは、初めてメガネをかけた人が、以前はちゃんと見えていなかったことを忘れてしまうようなものだ。受信箱のメールはプレビュー画面に大部分が表示されるようになり、メールを開いた時に見える本文テキストは、甘やかされているかのように感じる。

ゆっくり、しかし確実に、主要な人気サードパーティーアプリは、iPhone 6改革を進めている。Facebook、次は君の番だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


曲がったiPhone問題は、3Dプリンティングで解決しよう

驚くほどきついパンツでiPhone 6 Plusを曲げちゃった? 骨ばったお尻でiPhone 6をダメにしてしまった? iPhoneを万力に挟んでペンチで曲げてしまった? 3Dプリンティングが解決してくれる。

このプリベント[折り曲げ済み]iPhone 6ケースは、Shapewaysで19.99ドルにて販売中だ。作者のFernando Sosaは、カラーバリエーションとして、ベント・ブルー、プレッシャー・パープル、OMGオレンジの各色を用意している。Sosaは、ウラジミール・プーチン等形取った「プラグ」を作っていることでも有名だ。

設計図データをダウンロードして、自分でプリントすることもできる。その場合は、あなたのiPhoneの曲がり具合に応じて、ファイルを修正することをお薦めする(あなたが、実際に問題の影響を受けた9人の一人であるならだが)。お楽しみあれ!

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple曰く、iPhone 6/6 Plusが曲がったという苦情は10件未満

Appleは、iPhone 6および6 Plusが曲がるという様々な報告に答え、それは「著しく稀」であり、実際これまでにデバイスを購入した顧客のうち、苦情を申し出たのはわずか9人であると語った。これは、すでに販売された1000万台以上のうちの9台、という意味だ。

Appleは本誌に対して、通常の使用においてその問題が起きることは稀であり、YouTube等でユーザーが故意に折り曲げているビデオは、極めて人為的な状況であると指摘した。当初、Appleファンのサイトを中心に報告が掲載された後、Wiredのライター、Mat Honanを含め、他にも自分のiPhoneが反ったなどという報告が続いた。

Appleは、最新のiPhoneは「鋼鉄およびチタン材」を「ストレスのかかる部分を補強」するために挿入し、「業界最強のガラス」を使用して、それらの問題を防止していることも付け加えた。また、高品質の材料を使っていることに加え、iPhone 6および6 Plusは、折り曲げ、着席、ねじれ、その他のストレスに対して、長時間であっても耐えられるよう、デザインおよび開発過程を通じて過酷な試験を受けていると。その種のテストは、業界では標準的なものであり、2008年にTechCrunchがNokiaのガジェット実験室で撮影したビデオでも見ることができる。

ITブログ界という放送局がこの問題を誇張して伝えることに貢献したものと思われるが、これは新しいハードウェアが出荷され、小さいけれども注目に値する問題が発覚した時にはよく起きることだ。Appleは過去にも似たような騒動に巻き込まれており、はデバイスの折り曲げに関しても、同社が金属ケースに切り替えた際に起きていたが、今回は増幅の度合がとりわけ大きかったようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iPhone 6 Plusは、曲がる

毎年、Appleは新しいiPhoneを発表する。そして毎年、非常によく似たサイクルをたどる。はじめに、噂とリーク、そして工場ラインでの盗撮、そして発表! その後、レビュー、長い行列、予約の数字、一週目の売上げ記録・・・と続き今日に到る。

ようこそ、イベントの「○○ゲート」場面へ。そこでは、いくつかの重大な欠陥が、新しい潜在的欠陥商品を数百万人が買った数日後に暴露される。残念ながら、今年も全く新奇なネタを見つけることはできていない。

iPhone 6、そしてもっと重要なiPhone 6 Plusに関する報告によると、このデバイスをポケットに入れ、長時間座っていると折れ曲るらしい。

いくつかの写真が、MacRumorsのフォーラムに載り、フランスのブログ、MacBidouilleも、折れたiPhoneの写真を紹介し、さらにはドイツのブログ、Stadt Bremerhavenも続いた。

こんな感じだ。

まず、言っておきたい。

iPhone 6と6 Plusは、初めて折れ曲ったApple製品ではない。われわれは折れたiPhone 5、後に同じく5sに関する同じヒステリーを見てきた。実際、iPod touchにも似たような問題がある。

そして、それはAppleだけではない

より薄く、より大きいiPhone 6と6 Plusが、長時間ポケットに入れておくと曲がりやすい傾向にある、という可能性は十分あり得るが、今まで見てきたのはわずかな人たちによる早期のレポートだけである。

本誌はAppleに連絡を取り、何か言うべきことがあるかを質問したので、情報が入り次第続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


新iPhoneのCMの声はジミー・ファロンとジャスティン・ティンバーレイク

Appleはジョン・ホッジマン(PC役)とジャスティン・ロング(Mac役)のコンビが演ずる “I’m a Mac, I’m a PC”広告で長い間成功を収めてきた。AppleはiPhone 6で似たパターンの広告に戻ってきたが、今回は以前のようにライバルを攻撃するタイプではない。iPhone 6と6 Plusを並べてそれぞれの長所を強調するというものだ。そのユーモラスな声をなんとジミー・ファロンとジャスティン・ティンバーレイクが担当している。

上にエンベッドしたCMは新しいiPhoneのカメラの素晴らしさを訴えている。ここではそれぞれ微妙に違っているもののファロンとティンバーレイクは基本的に同じことをしゃべっている。下のCMではiPhone 6 Plusの大きさを強調しており、ティンバーレイクが「でっかい!」と言い続け、ファロンがまぜかえす。

どちらもよくできた楽しめるCMになっている。おもしろいのはAppleが2人のセレブを起用しながら、顔を使わないところだ。これはAppleはイメージ向上のためにセレブの力を借りる必要はないことを暗黙に伝えるうまいやり方だ(しかしセレブの出演は楽しい話題になる)。このCMシリーズはひとつひとつの優れた機能をシンプルなナレーションと絵作りで強調す初期のiPhoneのCMシリーズを思い起こさせる。

新しいiPhoneは最初の週末だけで1000万台が売れており、Appleは今のところiPhoneを売るのにCMの力を借りる必要はない。 しかし今後販売先が世界のすみずみに拡がり、中小のキャリヤも対象になってくると、ファロンとティンバーレイクの起用による話題づくりが次第に効果を発揮し始めそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+