新しいMacBook Proのキーボードは静かになった

どんな仕事でもそうだろうが、ITジャーナリストには細部に執着する傾向がある。Appleが今週のイベントで新しいMacBook Proを披露した時、会社(および少数のプロフェッショナルクリエイティブ集団)は、スペックに関して多くのことを言わずにいられなかった。しかし、話題の大部分はその第3世代キーボードについてだった。

みなさんの熱い疑問に答えるなら、このキーボードは以前のモデルと比べてあきらかに静かになった。並べて比較するチャンスはまだないが(それは本格的レビュー記事に任せる)、第2世代キーボードを毎日使っている一人として、改善点はすぐにわかるレベルであることを確認した。

これは大きな問題の一つに答えるものであり、会議や図書館にMacBookを持ち込んでいる人にとっては、かなり気が楽になる改善だ。もしジョン・クラシンスキーがあの静かな映画(”A Quiet Place” )で古いMacBookを使っていたら、彼はほぼ間違いなく殺人モンスターの餌食になっていた。新しいProなら、彼にもう少しだけ戦うチャンスを与えるはずだ。

新しいキーボードは、技術的にそれ以外の違いはなさそうだ。バタフライスイッチは同じで、移動距離も前機種とかわらない。クリック音を下げるために何をしたのかについて同社は何も語らないが(これはどこかの分解アーティストの仕事だ)、改善されたことは間違いない。

なぜキーボードを全面変更しなかったのかは誰もが気になるところだ。可能性はいくつか考えられる。まず、キーボード問題が持ち上がったのは比較的最近のことであり、新しい技術を開発するための時間がなかった可能性がある。また、一部で批判はあるものの、あのキーボードにはファンもいる。実際われわれ編集部でも何台か使っている。

おそらく一番重要なのは、問題になったキーボード欠陥がAppleユーザーベースの中では比較的レアケースだったことこだろう。メーかーは欠陥を認め、影響を受けたキーボードの 無料修理を約束した。遠くない未来にキーボードが全面改訂されたとしても私はさほど驚かない。ともあれ、新しいキーボードが改善されていることは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple、MacBook Proの一部を対象にバッテリーを無料交換

Appleは、13インチMacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル)ノートパソコンの不良部品を含む可能性のある機器を対象にバッテリーの無料交換を行う。

最近同社は、同機種の少数の個体で部品不良のために内蔵バッテリーが膨張する可能性があることを発表した。Appleはこれを安全性の問題ではないとしているが、無料バッテリー交換によってできるだけ早く問題を解決したい意向だ。

問題の起きる可能性があるのは2016年10月から2017年10月の間に製造されたモデルだ。

自分のMacBook Proが対象になるかどうかを知りたい人へ:
Appleは交換プログラムのウェブサイトを用意しているのでユーザーは機器のシリアル番号を入力すれば交換の対象になっているかどうかを確認できる。

Appleがバッテリー交換プログラムを提供するのはこれが初めてではない。昨年同社は、古いバッテリーを保護する目的で旧型iPhoneの速度を低下させていることがユーザーに発覚し、苦境に立たされた。AppleはiPhoneのバッテリー交換を29ドルで提供することで対応した。

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Apple、MacBookを近くアップデート――6月5日のWWDCで発表か

Bloombergによれば、AppleはMacBookとMacBook Proのアップデートを近々行う予定だ。Appleはこれを6月5日のWWDCカンファレンスのキーノートで発表するはずだという。

Retinaディスプレイの12インチMacBookがアップデートされたのは1年前だが、このモデルは全体的に優れたデザインなので、新バージョンはスペックの強化程度にとどまるだろう。

もしかするとAppleは第2のUSB-Cポートを追加するかもしれない。現行モデルはポートが1つしかないため、充電しながら別のデバイスを接続することができなかった(ドングルを使えば可能だが、少々煩わしい)。またキーボードも最新のMacBook Proと比較するとやや見劣りがした。

Touch Barを装備したMacBook Proはまだ十分新しいモデルだが、AppleはCPU、RAM、ハードディスク容量などを定期的に拡大してきた。

現行MacBook ProはIntelのKaby Lakeプロセッサを登載するのが間に合わなかった。Skylake CPUでも特に不都合はないが、この機会に新世代CPUが登載されるなら歓迎だ。

むしろBloombergの記事で驚いたのは、AppleはMacBook Airの新モデルの発表も考えているという点だった。タッチバーなしのエントリーモデルの13インチMacBook ProならMacBook Airの新型機にぴったりだろう。重量は13インチMacBook Airと同程度がProはかなり高価だ。

Makbook Airは安価なのがその(少なくとも当面の)存在理由だが、もう少し能力を高めたMacBook Airが後継機になるなら素晴らしい。とはいえMacbook Airが今回のアップデートに含まれることはないかもしれない。.

WWDCはその名称の通りデベロッパー・カンファレンスだ。Appleはこのカンファレンスをデベロッパー・コミュニティー向けにソフトウェアのアップデートを発表する場としている。今年もその点には変わりはない。したがってiOS 11、tvOS 11、watchOS 4、macOS 10.12などについていろいろ聞くことになりそうだ。

もちろんWWDCに集まるデベロッパーは毎日Macを使っているユーザーだ。そこでハードウェアのマイナー・バージョンアップを発表するのは理にかなっている。Macのユーザーは以前からiMacとMac Proの新モデルを待ちわびているが、それらの発表はWWDCには間に合わないようだ。

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LGのMacBook Pro用5Kモニターに、Wi-Fiルーターの近くで使えない問題が発覚

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モニターに1000ドル払ったからには、最低限の期待には答えてほしい。例えば、ルーターのすぐ近くでも使えるなど。LGのUltraFine 5Kディスプレーは、Appleの新しいMacBook Proに合わせて設計された製品だが、その部分で大きな問題が起きているようだ。

9to5MacがLGのサポート担当者に確認したところによると、これは27インチ版モニターに既知の問題であり、ルーターから2メートル以内の距離で使うと「不安定」になったり「使用不能」になったりする。

9to5Macサイトには次のように書かれている。

買ったばかりのUltraFine 5Kディスプレーはほとんど使い物にならなかった。頻繁に切断され、さらには私のMacBook Proをフリーズさせて木曜と金曜の仕事に使えなくした。MacBook Proにつないで使い続けるには、定期的にマシンをリブートする必要があった。

LGの説明によると、この問題は他のモニターでは起こらず、解決策としてWi-Fiルーターから2メートル以上離して置くようユーザーに推奨している ― これは場所の限られた人にとっては解決策になっていない。ちなみに私は、ニューヨーク市のアパートに住んでいる。たぶん、キッチンにルーターを置けばいいのだろう。

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Apple、macOS 10.12.3を公開。MacBook ProのGPUとバッテリーの問題を修正

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つい先ほどAppleはmacOS Sierraのアップデートを公開した。10.12.3はバグフィックスのアップデートだが、昨年末に発売された新しいMacBook Proにとっては待望の変更だ。今日のアップデートで、Appleは15インチモデルのグラフィックチップセットに関するいくつかの修正を実施した。またAppleは、バッテリー寿命に影響を与えていたSafariのアイコン取得バグも修正した。

新しいMacBook ProのGPUがオーバーヒートしていると見られるスクリーンショットやビデオが数多く出回っている。その結果グラフィックに不具合が生じ、コンピューターが使えなくなる。

この最後のビデオは何十万回も見られているので、よく起きる問題なのだろう。Appleは、前回のアップデートで、既にこの問題を修正したと言っていた。しかし、いくつか修正もれがあったようだ。Adobe Premier Proのヘビーユーザーや、15インチモデルでGPUを多用する作業をしてこの問題に遭遇したことのある人は、今回の修正で完全に直るはずだ。

今月Appleは、Consumer Report誌がMacBook Proで行ったバッテリーベンチマークについても声明を発表した。Consumer Reportによると、MacBook Proのバッテリー寿命の成績はよくない。MacBook Proのバッテリーはすばらしいというわけではないが、AppleはConsumer Reportのベンチマークに影響を与えていたバグを発見した。

Safariのアイコン取得バグは、リソースを使い過ぎていた。Appleは10.12.3 beta 3で修正を済ませており、macOS 10.12.3のファイナル版にはSafariのアップデート(10.0.3)も付いてくるようだ。

このアップデートには、ほかにもいくつかの小さな修正があるほか、重要なセキュリティー・アップデートが入っている。Mac App Storeでダウンロードして最新バージョンにアップデートすることをお勧めする。

リリースノートの全文は以下の通り:

  • MacBook Pro(2016年10月、15インチ)の自動グラフィクス・スイッチングを改善した。
  • Adobe Premiere Proのプロジェクトを、MacBook ProのTouch Barモデル(2016年10月、13インチおよび15インチ)でエンコードする際のグラフィクス問題を解決した。
  • プレビューでスキャンされたPDF文書の検索ができいバグを修正した。
  • 暗号化を有効にしてエクスポートされたPDF文書の互換性問題を解決した。
  • 一部のサードパーティー・アプリケーションで、デジタルカメラの画像を正しくインポートできない問題を解決した。

エンタープライズ向け:ネットワークまたはキャッシュされたユーザーアカウント(例えばActive Directoryアカウント)で、maxFailedLoginAttemptsパスワードポリシーを使用しているものが無効化される問題を解決した。

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Apple、MacBook Proのバッテリー問題を解明―Consumer ReportsのベンチマークとSafari双方に問題

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先月、消費者向けプロダクトのテストのパイオニア、Consumer Reportsが新MacBook Proのバッテリー駆動時間について3.75時間から19.5時間という.いささか奇妙な結果を発表した。Appleユーザーと関係者の間ではこの結果についてMacbook Proのバグあるいはベンチマークのバグを疑う声が上がっていた。最新の調査結果によると原因は双方にあった。

AppleとConsumer Reportsは正月休みを返上し、共同でバッテリー・テストの結果のばらつきがなぜこれほど大きくなったのか調査にあたった。調査のたびに結果が大幅に異なり、正確なバッテリー駆動時間を見積もることがきわめて難しかった。そこでベンチマーク・テストがを何度も繰り返された。

新Macbook Proのバッテリー駆動時間は旧モデルに比べて1倍から5倍にもなった。またMBPの初期購入者の一部もバッテリー駆動時間に関する不具合を訴えていた。そこでAppleはmacOSのアップデートの説明から「バッテリー駆動時間は変化なし」という説明を削除した。

しかし依然としてConsumer Reportsのベンチマークのばらつきの原因は不明だった。やがってConsumer Reportsのベンチマーク測定でSafariのローカル・キャッシュを無効に設定していることが大きなばらつきに関連していると判明した。Consumer Reportsのベンチマークでは、ローカル・キャッシュをオフにしているため、インターネットのサイトにアクセスするたびに新規にデータを読み込んでいた。Safariのキャッシュがオンの場合、アクセス先ページをローカルのHDDに保管するため、同じサイトにアクセスするつどデータをダウンロードする必要がない。

Appleは声明で「Consumer ReportsはSafariのブラウザー・キャッシュを無効に設定していた。これは隠された機能で、一般のユーザーがインターネットを利用する際に用いられる設定ではなく、一般的な利用状況を反映するものではない」と述べた。

この設定の意図について今日(米国時間1/10)、Consumer Reportsはブログ記事で説明した。これによると、Consumer ReportsはSafariに限らず、ブラウザーのベンチマークではキャッシュを無効にしてきたという。Consumer Reportsでは同じウェブサイトを繰り返し読み込むのではなく、数千の異なるウェブサイトをブラウズする状況が再現できるからだとしている。

一方でAppleはSafariがアイコンを読み込むコードにバグがあったことを発見した。このバグは直ちに修正されたので、ベンチマークの成績は改善されるはずという。

ではConsumer Reportsのベンチマークの方法はどうなのだろう? バッテリー駆動時間を測定するのにウェブサイト閲覧を利用するのは良いアイディアに思える。現実の消費者の多くはノートパソコンを主としてインターネット・アクセスに利用している。ユーザーはサイトを開き、音楽を聞き、文書を作成し、動画をストリーミングしている。しかしテスト結果に大きな影響を与えるような設定を用いることには疑問が残る。Consumer ReportsはMacbookに限らず、ノートパソコンのベンチマークにあたってローカル・キャッシュを有効にすることを検討すべきかもしれない。

AppleはTechCrunchに次のようなコメントを送ってきた。【原文参照】

〔日本版〕Consumer Reportsではノートパソコンのバッテリー駆動時間のテストにあたってウェブ10ページをローカル・サーバーに保管し、ノートパソコンがシャットダウンするまでWiFi経由で繰り返し読み込ませていた。ローカル・キャッシュを有効に設定するとノートパソコンはキャッシュに保管されたページを読み出すことになり、異なるサイトをブラウズする状況を再現できない。CRの記事に詳しい説明がある。

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MacBook Proの短いバッテリー寿命を指摘したConsumer Reports誌とAppleが問題をめぐって協議中

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Appleは全体的にあまり元気がなく、バッテリー技術には突然の予想外が襲った今年は、Consumer Reports誌がMacBook Proの推薦を断ったことが、そんな年のあまりにも完璧な縮図のように思える。

その最近アップグレードされたラップトップの寿命に関する苦情がネット上登場し、それに続いて、同誌によるそのラップトップの15インチバージョンの評価は100点満点で56点、13インチは標準バージョンとTouch Barバージョンがそれぞれ47点、40点と発表された。

そんなスコアの注記には、“そう、電池寿命がね”とあり、そのラップトップの推薦の拒否にまで至るCR誌の評価結果には、確かに相当なばらつきがある:

たとえば、三回続けて行った試験では、Touch Barのある13インチモデルは、最初は16時間動き、次が12.75時間、三度目がわずか3.75時間だった。Touch Barのない13インチモデルは、最初が19.5時間、その次がわずかに4.5時間だった。そして15インチのラップトップは、18.5時間から8時間という落差がある。

CR誌のサイトは、“Appleは、問題をよく理解するまではコメントを差し控える、と言った”、と述べている。Appleのマーケティング担当SVP Phil Schillerが金曜日(米国時間12/23)の夜ソーシャルメディアに登場して、社内のテスト結果はConsumer Reports誌の結果と合わない、とツイートした。

上のツイートでSchillerは、“彼らが行ったバッテリーのテストを理解するために今同誌と協議している”、と述べている。“彼らの結果は、弊社が行った徹底的な実験的試験や現用データと合わない”、とSchillerは言う。Apple自身のテストでは、そのハイエンドラップトップのバッテリーは“10時間まで”もった。

CR誌はすぐさま、このようなバッテリーの問題はソフトウェアのアップデートで解決することもあるから、Appleがそういう対策を講じたのなら、初期状態でのテストを行っていただきたい、と応じた。

Consumer Reports誌はこれまで毎回、Appleのそのノートブック系列を推薦してきたが、ここに来て初めて、テスト結果がその連続を断ち切った。しかし、同誌がAppleの逆鱗に触れたのは、今回が初めてではない。中でも大きな事件として、iPhone 4のアンテナ問題に関する2010年の調査では緊急の記者会見が開かれ、購入者全員に無料でケースが配布された。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PhotoshopがTouch Barに対応

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去る10月のApple MacBook Pro大イベントで行われたサードパーティー発表の中でも、最も魅力的だったのがAdobeだった。Touch Barの披露から2ヵ月、Appleはこの新しい入力デバイスのアピールに、もっぱら自社ソフトウェアに頼ってきた。かなり有用なもの(Final Cut Pro)からちょっとシャレたもの(Photos)まで。

嬉しいことに、ついにAdobeがPhotoshopのTouch Bar対応を完了し、今日(米国時間12/13)ソフトウェアアップデートを提供する。今日の午前に公開されたブログ記事で製品マネージャーのStephen Nielsonは、新しい入力デバイスが単なるギミック以上の潜在能力をもつことを説明している。

Touch Barをさわってみて、2つの理由ですばらしいと感じた。第一に、Touch Barは状況に応じた「次のステップ」を知るのに役立つ。Photoshopの操作に慣れていない初心者にとって有用なだけでなく、経験あるユーザーも、次に必要なアクションをすばやくアクセスできる。第二に、Touch Barはツールの新しい使い方を提供する。キーボードやマウスでは面倒だったツールでは特にそうだ。

Touch Bar導入に向けての第一ステップは、予想通り実にシンプルだった。PhotoshopユーザーはTouch Barを使ってレイヤーのプロパティーを選択したり、ブラシのカラー、サイズ、硬さ、透明度、フロー(スライダーを使って微調整する)を選んでお気に入りを作り、すばやくアクセスできる。以下に概要を転載する。

· レイヤー・プロパティー:よく使うアクションをすばやくアクセスできる:スマートオブジェクトの配置、レイヤーのクリップ、選択とマスクを開く ― ブレンドモード変更のコントロールや履歴の閲覧も。

· ブラシ:ブラシのカラー、サイズ、硬さ、透明度、フローを、スライダーを使って正確な値を選ぶ。

· お気に入り:よく使うアクションのセットを自分専用に作る。以前のセクションや、フルスクリーンモード、左右/上下に反転、macOSの共有メニューを起動、等のコマンドを自由に組み合わせられる。

このアップデートはPhotoshop CCユーザーに提供される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MacBook Proの新しいTouch BarでDoomを走らせた勇者現る

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「その上でDoomが走るのか?」というのは何か新しいデバイスが登場するたびに繰り返されてきた質問だ。もちろんそのデバイスはDoomをプレイするために開発されたわけではない。不適切極まりない試みだ。しかし必ず「イェス!」と報告する人間が現れるのが通例だ。もっともこの答えは正確に言えば「イェス。しかしそもそもやらない方がいい」だろう。

その最新の例がこちらになる。もちろんこの一人称視点ゲームの古典は 2560 x 1600ないし2880 x 1800の高精細度ディスプレイでプレイするのが当たり前だ。しかし手近に新しいRetinaディスプレイがあるなら使ってみたくなるというもの。Touch Barは2170 x 60という極端に横長のサイズだが、Retinaであるのは間違いない。

Facebookのエンジニアの一人、Adam Bellはこの課題に挑戦した。結果は予想通りおそろしく見にくい表示となったものの、「Doomが走る」ことを実証した。Bellはまたツイートにもあるように、Touch BarをゲームのHUDに使ってみた。こちらの方が(相変わらず実用性はないが)表示としてはやや見やすいようだ。

AppleはTouch Barのこうした非公認の利用法を歓迎しないだろうが、MacBook Proのキーボード上部のリボン状ディスプレイを奇妙な目的のために利用しようという勇者は今後も数多く出てきそうだ。高解像度の利用法からいうとこちらのNyan Catの方が少し増しかもしれない。

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さらば、F♯のMacの起動音

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Macbook Proの新モデルでポートが減ったこと、キーボードからいくつかのキーが消えたこと、MagSafeで充電できなくなったこと等々についてはさまざまな意見が出ている。しかし情報の洪水の中で忘れられがちがなのが、Macのもうひとつの機能がそっと廃止されたことだ。

この機能はAppleのエコシステムの中でもいちばん目立つものの一つだった。新MacBook Proでは特徴的な起動音が聞かれなくなった。ユーザーがMacを立ち上げときに鳴るF♯のチャイムは1998年から用いられていたものだが、最新モデルがインスタント・ブートを採用したのを機に廃止された。

この変更はまずAppleのFAQページで発見された。新しいモデルがNVRAMを採用して起動が高速化したことによる(残念な)副作用の一つがチャイムの消失だという。

この起動音はMacintoshの最初期の時点から用いられ愛されてきたが、何度か音を換えつつ、90年代後期に現在の音に落ち着いた。Appleは起動音を採用してしばらく経ってから申請した特許の説明にこう書いている。「[このチャイム]はメジャー・コードのGフラット/Fシャープ音よりわずかに低い(約30cent)サウンド・マークよりなる」。

しかしチャイムで特許を取ろうとするなどエルビス・コステロのジョークではないが「建物を見て興奮して大騒ぎするようなもの」ではあるまいか。

〔日本版〕 音楽でcentという単位は12平均律における半音の100分の1だという。30centは半音の約3分の1。なお音楽におけるシャープ♯記号は番号を表す#記号とは別もの。

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MicrosoftはSurfaceを買ってくれたユーザーのMacBookを650ドルで下取りする(アメリカのみ、11月10日まで)

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Surface Bookのニューモデルは今週、どさくさまぎれで影が薄くなってしまった。しかしそれもしょうがない。ニューヨークで行われたMicrosoft自身のイベントでは、Surface StudioとWindows 10 Creators Updateと3Dコンテンツの制作という派手な話題に、すべてをさらわれてしまった。それにもちろん、Appleのイベントが追い打ちをかけた。

しかしMicrosoftは、簡単にあきらめる方ではない。今度は、購入時の下取り制度で、MacBook Proの行く手を阻もうとしている。MacBookのユーザーに、Surfaceのペン入力やタッチスクリーンの価値を認めてもらいたいのだ。そこで、Surface ProやSurface Bookの購入と同時にAppleのラップトップを下取りに出す人には、650ドルを進呈する。

これも一種の宣伝企画だが、これまでAppleの一人舞台だったクリエイティブの分野に意欲を示し始めたMicrosoftは、いわば下取りという、ちょっとどぎついギャグで、Appleのラップトップにない、Surfaceのクリエイター指向のアドバンテージを訴求したいのだ。

Microsoftによると、“Surface Pro 4やSurface Bookのユーザーの97%が、タッチ入力を日常的に使っている”、という。Appleが一貫して、コンピューターにはタッチを避けていること、それをせずにTouch Barという、ディスプレイとキーボードのあいだに鎮座する独特の入力方式を新しいMacBook Proでは採用したことに、Microsoftはネガティブのラベルを貼り、あくまでもSurfaceをポジティブとして目立たせたい。

この下取りキャンペーンは11月10日まで、Microsoftのアメリカのストアおよびネット上で展開される。

〔参考: 今のお値段。〕

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新MacBook Proから他の端末とつなぐのに必要なポートのほとんどが消えた

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Appleはものすごく薄くて、ピカピカのMacBook Proを発表した。しかしMacBook Proがそもそも誕生した目的を果たすため、広く普及した標準規格は姿を消すこととなった。

AppleからMacBook ProからMagSafe 2の充電ポートを取り除いた。HDMIポートもSDカードスロットも葬り去った。Thunderbolt 2ポート(これは多分3回くらいしか使ったことがないだろう)も消えた。そして最も顕著な変更は、標準USBポートが消えたことだ。これらのポートはデータ転送と接続した端末の充電に使うものだが、4つのThunderbolt 3/USB-Cポートに置き換わった。にも関わらず、新モデルにはヘッドフォンジャックの姿があることにAppleの会見にいた観衆は驚いた。

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コンシューマーが必要とする接続ポートをなくしていくAppleに文句を言うのも疲れてきた。過去にAppleが消したポートの多くは理にかなっていた。たいていは、Appleのみが活用する標準規格が引退するときにポートがなくなった。例えば、FirewireやThuderbolt 2だ。しかし、新iPhone 7からヘッドフォンジャックをなくしたり、新MacBookでUSBをなくすのは、ユーザーの不満を高める施策だ。手持ちの端末をパソコンにつなげるのにドングルが必要になることにユーザーはまだ準備できていない。

それでもヘッドフォンジャックがなくなった時、Appleはほとんどのヘッドフォンメーカーは近い内にBluetoothを搭載したワイヤレスヘッドフォンを制作するようになると、先を見据えていると主張することができた。だが今回の場合、人々が持つ各種ポートのニーズを認識しつつも、コンシューマーがそれを使うのに別個のアクセサリーを買うことになろうとも構わない姿勢だ。

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MacBook Proの側面にあるUSB-C/Thunderbolt 3は、コンパクトなデザインでより早い転送速度を実現する未来の形なのだろう。USB-CとThunderbolt 3は物理的に同じポートだが、異なる接続規格だ。重要なのは、通常のMacBookのポートはUSB-Cにしか対応していないが、MacBook Proのポートはどちらの規格にも対応していることだ。

権力者のこのような正当化の理由にMacBookの購入者は少し不満に思うかもしれない。Appleは同じ理由でThunderbolt 2のポートの場所をMacBookに設けたが、結局のところハイエンドの周辺機器メーカーしかこの規格を採用しなかった。しかし、今回の場合、USB-C/Thunderbolt 3革命を進めているのはAppleだけではないので、別の結果が見込めるかもしれない。

かといってApple製品を含め、たくさんの端末を持つコンシューマーにとって便利になるということではない。彼らが端末を「プロフェッショナル」なコンピューターに接続するのに、ドングルが必要となる。

新MacBookのUSB-Cポート擁護派ユーザーの言い分は、ポートの利用頻度だ。AirdropやDropboxが普及した時代で、どれだけ端末をラップトップに接続する必要があるだろうか?しかし、そう主張するなら、なぜMacBook Proには4つもポートがあるのだろう。それは、Proが「パワーユーザー」向けだからだ。

精巧な新Touch BarでFinal Cut XやLogicを使い、コンテンツを編集するパワーユーザーの中で、コンテンツの制作の部分ですぐにはUSB-Cに対応しないだろう既存の周辺機器を利用する人はどのくらいいると考えているのだろうか?

ポートはプロに訴求するための装飾ではない。ポートは旅行中であっても新しいツールをつないで試す自由をコンシューマーに与えるのに必要不可欠なものだ。どのくらいの映画監督が自分のプロジェクトを見せる時、プロジェクターのHDMIと接続するドングルを誰か持っていないかと尋ねなければならないのだろう?MacBook ProからSDカードスロットがなくなって、対応しているカードリーダーを持っていないと気づく写真家は何人いるだろう?25ドルの新コードがなければ、自分のiPhoneですらAppleのフラグシップ・ラップトップにつなぐことができない。

この不便さはThunderbolt 3/USB-Cが広く採用されることで徐々に収まるかもしれない。しかし、それまでは数種のデバイスしかこの規格に対応していないのは非常に煩わしい。Appleが次のMacBookのアップデートを出すのは数年後になるだろう。それまでにUSB Type-A、HDMIポート、SDカードがほとんど使われなくなるとも考えにくい。

古いテクノロジーを撤廃し新規格を採用するAppleの姿勢は傲慢だと批判されてきた。Appleはそういった批判を「勇気」であるとすり替えている。これまでAppleは通常の規格と新たな接続規格を統合する手法が多かったが、今回は違う。Apple製品は急速に接続規格以上に薄くなるため、コンシューマーが必要なものまでも撤廃している。Appleの理念は接続規格そのものが、コンシューマーにとって根本的に不便なものと定義しているかのようだ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

Apple、Touch Barで遊ぶことを推奨せず

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Touch Bar は遊ぶところではない。Appleのインターフェース・ガイドラインは、新しいMacBook Proの情報が今週リークされて以来開発者たちが考え始めていたであろう楽しい使い方に、しっかりとくぎを刺した。Apple警察の厳しい目をかいくぐって創造性を発揮するアプリが出てくることは間違いないだろうが、Appleは明確に推奨していない。

Appleのガイドラインが、開発者にTouch Barインターフェースの作り方を教えている部分から、いくつか項目を拾ってみた:

  • Touch Barは、ディスプレイとしてではなくキーボードおよびトラックパッドの延長として使用する。
  • Touch Barには、アラート、メッセージ、スクロールコンテンツ、静的コンテンツ、その他ユーザーの注意を引いたりメイン画面での作業から注意をそらすようなものを表示すべきではない。
  • アニメーションは避けること。Touch Barはキーボードの延長と考えられており、人はキーボード上にアニメーションがあることを予期していない。
  • カラーは上品かつ最少限に使用すること。一般に、Touch Barの見た目は物理キーボードに似ていることが望ましい。
  • 一般に、Touch Barには検索、すべて選択、選択解除、コピー、切り取り、貼り付け、アンドゥ、リドゥー、新規、保存、閉じる、プリント、終了等の作業を行うためのコントロールを置くべきではない。

さて、上に書かれていることは、たしかに目障りだったり、ヘタに作られる可能性がある。そしてAppleが、開発者にもユーザーにもTouch Barは〈キーボード〉の拡張であり〈スクリーン〉ではないと考えてほしいことは明らかだ。しかし、使い方をこういう形で規定するのはよい考えではない。実際には、どちらもあり、どちらの使い方もあってしかるべきだ。

ここに株のティッカーを表示したくない人がいるだろうか。Twitterのフィードや、ダウンロードやファイル操作プログレスバーも。そこには探究すべき可能性がいくらでもあり、モノクロのキー形状で静止したものに限定するのはもったいない。

macbookprotouchbarpicturesちなみに私は、最初のTouch Barゲームがどんなものか、RainmeterやMenuMetersのようにマシン状態をひと目で見渡せる使い方はできないかと等と考えていた。

面白くはしないとのは良いとしても、なぜコピー、貼り付け、保存等がダメなのか?たしかにショートカットキーと重複するけれども、今日のステージで見せた中にもそれは山ほどあった。

物ごとを標準化してユーザーにわかりやすくするのは良い考えであり、こういう新機能については特にそうだが、これは標準化よりも抑圧的だ。これまでも新しいユーザーインターフェースで実験を重ねることによって、数多くの楽しいアプリや直感的で面白い操作方法が生まれてきた。Appleはこのインターフェースがどう使われるべきか、既に知っているふりをしているが、実際には全くのオープンフィールドだ。

上記のポリシーが意味をもつかどうかは、Appleがこのデザインガイドラインをどこまで強制するかにかかっている。Touch Barに表示されるべきものに関するAppleの限られたビジョンを推奨するだけで満足するのか、そこから外れるアプリを積極的に取り締るのか? すぐにわかるだろう。しかし、このクールな新機能がそのポテンシャルを発揮できないところは、見るに忍びない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

新Macbook ProのTouch Barではこんなことができる

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さきほど(米国時間10/27)、Appleは新しいMacBook Proを発表した。Appleのマーケティング担当上級副社長、フィル・シラーはステージで「ノートパソコンに新しい黄金の標準を作るもの」と宣言した。この新製品で特に注目すべき点は、ファンクションキー列をマルチタッチのミニスクリーンで置き換えた点だ。ステージで披露されたデモを見た印象ではこのミニスクリーンは非常に多機能なようだ。

たとえば、イントロのビデオではビデオファイルを編集ソフトで開き、ミニスクリーンのスワイプで編集箇所を選んでいた。またスクリーンへのタッチで絵文字を選んだり、ビデオ再生では左右にスクラブして好みの場所を再生できる。スライドショーの場合、いちいち画面にメニューを表示せずに写真を選べる。

しかもユーザーが利用してるアプリ、またそのアプリで何をしているかによってミニスクリーンの機能は変化する。またミニスクリーンに従来のファンクションキーを表示しておくこともできる。上部左隅には新たにタッチボタンが設けられて、従来のエスケープキーを代替している。スクリーン右端には音声ボリュームのボタンが2つとSiriボタンが用意される。輝度ボタンはタップすると別のメニューを表示すると思われる。矢印アイコンもキーボードの明るさ調整など他のショートカットを表示するのだろう。

Safarの場合、タブが空白のときTouch Barはお気に入りのサイトを表示する。タップするだけでそのサイトが開く。あるいはサイトをプレビューしながら次々にタブを切り替えることもできる。写真アプリの場合、Touch Barでクロップしたり傾きを修正したりできる。またタイプ入力している場合はiOSの場合と同様、QuickType機能による候補が表示される。

メール・アプリでは返信、全員に返信など標準的なボタンがTouch Bar内に表示される。アプリはメールの相手に誰を追加すべきか予測してヒントを表示する。

サードパーティーのデベロッパーもTouch Barを利用することができる。Adobe Photoshopのデザイン担当マネージャー、Bradee Evansは次回のPhotoshopのアップデートでユーザーがTouch Barからパレット、レイヤー、画像のバージョンを操作できることをデモした。これは非常に使い勝手が良さそうでデザイナーには益するところが大きいだろう(残念ながら私自身はPhotoshopでできることといえば写真のトリミングくらいなものだが)。OfficeとSkypeも今後Touch Barを活用するという。これは期待できる流れだ。

Touch Bar右端のTouch IDセンサーは従来の電源ボタンを置き換えるものとなっている。全体としてTouch Barの機能は非常に強力かつ実用的だ。この機能だけで全く新しいノートパソコンを買う必要が生じるかどうかは別として、買い替えを検討しているユーザーの場合、Touch Barが他のMacではなくMacBook Proを選ばせる理由になるかもしれない。

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新MacBook Pro登場―ミニスクリーンはTouch Barだった

2016-10-28-appleevent-macbookpro

われわれは新しいMacBook Proを待ちこがれていた。AppleがMacebookのハイエンド・モデルを全面的にリニューアルしたのはなんと4年も前になる。その4年の間に、いってみれば製品のヒンジにはガタが来て、ディスプレイの魅力も薄れてきていた。

2012年以來の長い4年間だったが、ついに新モデルが発表されるときとなった。さきほど(米国時間10/27)、クパティーノのApple本社で開催された招待オンリーのイベントでティム・クックがステージに立ち、このところAppleが開発に全力を挙げてきた製品を紹介した。

最初のノートパソコン(PowerBook)から25周年を迎えた後、Appleの最初のメジャー・リリースとなるのがこのMacbook Proだ。セールスポイントは、リーク情報のとおり、キーボードとディスプレイの間に設置されたリボン状のミニスクリーンだった。

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Appleは新しいミニスクリーンをTouch Barと名付けた(Magic ToolBarファンには申し訳ない)、 新しいミニRetinaディスプレイは現行のファンクションキー列を代替する。ミニ・マルチタッチ・スクリーンはタップだけでなくジェスチャーをサポートし、多様な機能を備える。ユーザーが立ち上げているアプリや現に実行している操作に応じてこのスクリーンは入力候補、利用可能なツールなどを表示できる。

Appleはいくつかのセットでミニスクリーンの多機能性をデモした(当面ミニスクリーンのサポートはApple自身のソフトが主となっているようだ)。たとえば写真アプリを開くと、クロップ、傾き修正など多数のツールが表示される。ビデオ編集の場合は、タイムスケールが表示され、左右にスワイプすることで編集点を前後に動かせる。

新Macebook ProにはもちろんSiriがビルトインされているもようだ。Appleの誇るフレンドリーなAIアシスタントを呼び出すボタンが標準で表示される。またiPhoneと違って、ヘッドフォン・ジャックがちゃんと1個装備されている(安心していただきたい)のと同様、ファンクションキーの機能も完全に削除されたわけではない。ミニスクリーンにファンクションキー列を表示するボタンも用意されている。

ユーザーは簡単にミニスクリーンをカスタマイズできる。画面の下部からポップアップする通知センター的な画面に各種の機能が表示され、ユーザーは必要な機能を選んでミニスクリーンに登録できる。ミニスクリーン右端にはTouchIDセンサーが設けられ、Appleの新しいT1チップがセキュリティーを守る。

Appleによれば、今回の製品はProとして最薄、最軽量だという。17インチ・モデルでも厚さはわずか14.9mmだ。15インチ・モデルは4ポンド(1.8kg)で、最小の13インチ・モデルは3.5ポンド(1.6kg)だ。

長い待ち時間を反映してハードウェアは全般的に強化されている。15インチ版のディスプレイは現行製品に比べて輝度、コントラストとも67%アップし、彩度も4分の1向上しているという。スピーカーもまた改良された。

CPUはIntel Core i5またはi7で、Appleによれば、新しい冷却システムのおかげで、騒音、過熱とも軽減されたという(現行製品ではこの問題がしきりに指摘されていた)。またグラフィックスのパフォーマンス改良され、スピードが130%速くなった(これも15インチ版)。

さらに取材中…



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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

これがMagic Toolbarだ―Apple、新MacBook Proの画像をうっかりリーク

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macOSがSierra 12.1にアップデートされた際、システム・ファイルに2枚の重要な画像が隠されていたのをMacRumorsが最初に発見した。そういうわけで、上の写真が新MacBook Proだ。

すでに報じたとおり、新しいMacBook Proではキーボードの上部、現在のファンクションキーの位置にリボン状の第2ディスプレイが装備される。このタッチパネル・ディスプレイは作業の内容に対応してさまざまな機能を持つはずだ。

上の例ではこのディスプレイ(Magic Toolbarと呼ばれるはず)はユーザーに対して Apple Payでの支払い手続きを完了するためにTouch IDセンサーに触れるよう求めている。

ご覧のとおり、ファンクションキーは消えている。私が最後にF7キーを叩いたのがいつだったか思い出せないくらいだが、一方で物理的なエスケープ・キーもなくなっている。しかし写真をよく観察すると、ミニ・ディスプレイの左端にキャンセル・ボタンが表示されている。位置からしてもこれがエスケープ・キーと同じ働きをするのだろう。ただしブラインドタッチの場合、ずっと叩きにくくなっている。

またこの写真から新Macbook ProはTouch IDセンサーを装備していることも確認できる。下の2枚目の写真でミニ・ディスプレイの右端の色がやや濃くなっている。これがTouch IDセンサー部分のようだ。この部分はディスプレイと色が異なるのでディスプレイではない。しかしiPhone、iPadのホームボタンとも異なる。iPhoneの場合、ホームボタンは金属リングが取り巻いており、指を載せるとこのリングが指を感知してTouch IDセンサーを起動する仕組みだ。ところがMacebook Proの場合、Touch IDの周囲にこのリングが見当たらない。3D Touchのような感圧メカニズムが内蔵されていて金属リングの必要をなくしているのだろう。

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あと気になる点は、キーボードが(キートップは大きいが)12インチのretina MacBookにひどく似ていることだ。私は12インチretina MacBookの浅いキートラベルが嫌いなのだが、Macbook Proのキーボードが外付けMagic Keyboardのような深いキートラベルなのかどうかは不明だ。

トップの写真でも分かるが、13インチのMacBook Proはディスプレイとキーボードの周囲のベゼルが現行モデルより細くなっている。スピーカーはキーボード部分の下ではなく両サイドに配置されている。このことは新モデルが全体としてスリム化されていることを示唆する。ヒンジ部分も小型化されているようだ。現行モデルと同様の強度が維持されていると期待したい。

とりあえずこんなところがリーク画像から判明した点だ。新Macbook Proのポート数や種類は依然として不明だ。内部の部品についても出荷時期、価格についても情報がない。噂ではIntel Skylakeプロセッサーと多数のUSB Type-Cポートを装備しているという。現行MacBook ProではUSBポートとMagSafeポートが厚みを押さえるためのボトルネックになっているように見える。これらをすべてUSB Type-Cに置き換えるならさらに薄くすることが可能だろう。

すでにお伝えしたように、Appleは来る10月27日〔日本時間28日〕にプレスイベントを予定している。MacBook Proシリーズのアップデートに加えて、13インチのMacBook Airのデザインやコンポネントも新しくなるはずだ。iMacについてはパフォーマンスのアップデートにとどまる可能性が強い。ここ数年放置されてきたMac Pro、Mac Miniが今回のアップデートに含まれるのかどうか不明だ。retinaの外付けディスプレイは近々お目見えするようだが、27日のイベントには間に合わないようだ。もっともAppleとしてはディスプレイについてプレスイベントで発表だけして、後日出荷ということにする手はある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

新MacBook Proのファンクションキーを代替するミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい

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Appleの新しいMacBook Proの詳細が次第に明らかになってきた。 従来のモデルとの最大の違いはなんといってOLEDのミニ・スクリーンだろう。これはキーボード上部に設置されてファンクションキーを置き換えるものだ。このミニ・スクリーンはMagic Toolbarと呼ばれるらしい。

ちょうど1週間後にAppleはRetina搭載MacBook Proの後継モデルを発表するはずだ。Trademark Ninjaがこの新機能について調査を始めたのもおそらくそのためだろう。どうやらAppleが‘Magic Toolbar’という商標を所有しているのは間違いならしい。論理的に考えて、この商標は噂のミニ・ディスプレイの名称としてぴったりだ。

MacBook Proのミニ・スクリーン搭載の可能性については8月にわれわれも報じている。 他の記事の多くもAppleはMacBook Proに第2のミニ・スクリーンをキーボード上部に装備すると予想している。Appleはノートパソコンのメインのディスプレイにはタッチス機能を採用していない。しかしキーボード側に設けられるこのリボン状のタッチパネルはファンクションキーを代替するだけでなく利用中のアプリに合わせて多様なショートカット機能を提供できる。

Appleが具体的にどような機能を持たせるのかはまだ誰も知らない。ミニ・スクリーンにどのような機能を配置するかは、個別のアプリについてはデベロッパーの考え次第だ。しかしメディアキー、明るさ調整のようなシステム・ファンクションについてはどうだろうか? システムからの通知をミニ・スクリーンに表示することも考えられる。

Magic Toolbarという商標を世界で登録しているのはどこからともなく現れた新しい企業なので、その背後にいるのはAppleだと証明することはできない。ただしこの会社の業務を処理している複数の弁護士はAirPodsの商標も扱っている。できすぎた偶然だ。

Magic Toolbarという名称は―明らかに―アプリを開いたときにスクリーンに表示されるアイコンやボタンを表示するツールバーとして使われることを推測させる。

KGI SecuritiesのApple情報に通じたアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)は去る5月に新しいハードウェアについて新しい情報を明かしている。その中で、13インチ、15インチ共にMacBook Proは従来より軽く、薄くなるだろうとしていた。 プロセッサーは最新のIntel Skylakeが搭載され、パフォーマンス、バッテリー駆動時間ともに改善されるはずだという。

Trademark Ninjaによれば、Appleは新しいMacBook Proで“Smart Button”という名称も使うという。これは従来のTouch IDセンサーの新しい名称のようだ。ただしiOSデバイスののようにホームボタンとして利用されるわけではない〔ので別名称が使われる〕ようだ。

Ming-Chi Kuoの予言どおり、AppleはMacBook Proをさらに薄くする。現行のMacBook Proを見るとUSBとMagSafeのポートが厚みのボトルネックとなっているのが分かる。これらのポートをすべてUSB Type-Cに置き換えれば筐体を薄くする余地は出そうだ。Appleが多数のUSB Type-Cポートを容易してくれることを願う。1つだけというのは不便だ。

Next Webから

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Appleの新しいMacを待ちこがれている人へ。10月27日にわかる

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この数週間、Appleが10月末のMacイベントの日程を決めかねているという噂を聞いていた。しかし私の情報源によると、日付は選ばれた。10月27日の木曜日だ。新しいMacBookを待っている人はもう少しの辛坊だ。そしてジャーナリスト諸君、フライトは厳しいがホテルはまだそこそこ安い。

私はAppleに、その秘密の未発表イベントについてコメントを求めたが、驚いたことに返答はなかった。

通常Appleは、イベントを火曜日か水曜日に開催する。しかし、今月の収支電話会見は25日火曜日に変更されたのでこの日はない。そして、Microsoft Surface All-in-One PCイベントが10月26日に行われるので水曜日も潰れた。この日にぶつけるという考えもあっただろうが、Appleにとって得策ではない。翌日にした方が良い。

イベントでは、新しいMacを待つ人たちのためのニュースが発表されるはずだ。山ほどの噂や記事が出ているが、おそらく最も正確な情報は、新型 13インチMacBook Air、USB-Cポート塔載と、キーボードの上にファンシーなディスプレイがついた新型MacBook Pro(Intel Skylakeプロセッサー塔載)の2機種だろう。新しいiMacや、Thunderboltディスプレイに代わる5kのスタンドアロンモニターも登場するかもしれない。このモニターは、MacBookや古いMacで高解像度ディスプレイを駆動するためのGPUを内蔵しているとも言われている。

AppleのMacは、MacBookを除いて1年以上改訂されていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

今年のAppleのハードウェアのアップデートはパワーユーザーが主なターゲット

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Appleの今年後半以降のロードマップは、高額機とパワーユーザーがターゲットらしい。BloombergのMark Gurmanが記事にした‘内部情報’はそう言ってるようだ。Gurmanの記事はいつもまともだが、とにかくiPad, MacBook AirとPro, そしてThunderboltディスプレイのアップデートを楽しみに待とう。

iPhone SEと超簡素なMacBookという昨年のシンプル指向から、今度はその逆に振り子は揺れるようだ。高機能なSurface Bookに誘惑されたかもしれない‘プロ的ユーザー’の、心を掴みたいのだ。

確かに、MacBook Proは新装してもよい時期だし、Airは(ぼくの場合のように)4年以上前の機種は確実に古めかしい。Gurmanの記事でも強調されているすこし前の報道では、複数のポートのある薄型ボディーと、その上に、便利だけれどちょっと古くも感じるFキーに代わってOLED上の“dynamic function row”(動的可変的ファンクション列)が載る、となっている。AirにはUSB-Cが載り、仕様も強化されるが、レティナディスプレイはまだだろう。

以上は、早くも今年の10月には発売されると思われるが、9月7日の発表では触れられないだろう。Gurmanの予想では、9月7日の主役はあくまでもiPhoneのニューモデル、そしてGPSや健康診断機能が内蔵されたニューバージョンのApple Watchだ。すでにベータに入っているiOS 10も、もちろん強調されるだろう。

数か月前から5KのThunderboltディスプレイをめぐる噂が飛び交っている。大量の細かいピクセルを際立たせるために、特製のGPUを使う、となっているが、その後の詳報はどこにもない。しかし新しいMacに合わせるとなると、意外と早いかもしれない。このLGとのコラボレーション製品は、写真やビデオのエディターが主なねらいで、iMacで我慢したくない連中がターゲットだ。

愛されたりがっかりされたりしているiPad Proは、スタイラス入力がサポートされるが、それがハードウェアのレベルでのサポートか、それともソフトウェアによるのか、両方か、などは不明だ。いずれにしても、この新ジャンルのデバイスを心から歓迎したアーチストなどは、今回のアップデートも歓迎するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

この秋、MacBook Proが一新される―Touch ID装備 、ファンクションキーはミニOLEDスクリーンに

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近くMacBook Proが大幅にアップデートされる。Appleが準備しているノート・パソコンはretinaディスプレイを装備したMacBook Proの13インチ、15インチモデルだ。BloombergのMark Gurmanによれば、Macbook ProはTouch IDセンサー、ファンクションキーを代替する OLEDミニ・スクリーンを始めとしてすべての面で新しくなるという。

MacBook Proに関する噂に関心がある読者には必ずしも驚くような内容ではないかもしれないが、KGI Securitiesの情報通のアナリストのMing-Chi Kuoと9to5macが報じていた内容をBloombergのGurmanが確認した。一言でいえば、MacBook Proのアップデートは非常に大幅なものになる。

まず外観から検討してみよう。新MacBook Proは現行モデルより薄く、軽くなる。しかしMacBook Airや12インチのretinaモニターのMacBookと違ってくさび形ではない。モニター周辺のベゼルは細くなり、デバイスの筐体も小型化される。

MacBook Proの筐体デザインがMacBook Airのようなくさび形ではないというのはグッド・ニュースだ。現行MacBook Proに装備されているポートに多様な機器を接続しているユーザーは多い。新モデルにも1つ以上のポートが装備されるはずだ。現行のUSB、MagSafeはType-C USBに置き換えられる。USB-CはThunderboltプロトコルをサポートするのでThunderboltポートも廃止されるかもしれない。Appleは内部のスペースを稼ぐためにHDMIポートとSDカード・スロットを廃止するかもしれないが、今のところはっきりしたことは言えない。

チップに関しては AppleがIntel Skylakeプロセッサーを採用しているのはほぼ確実だ。これによりパフォーマンスと省エネが一段と進む。Wi-FiとBluetoothのチップも新型に置き換えられるだろう。

しかし新MacBook Proで最大の改良点は本体のキーボードの上部に設けられた細長いOLED画面だ。これは現行のファンクション・キーや物理的なボタンを置き換えるタッチスクリーンだ。この新機能は誰も予想しておらず、Appleがこのタッチスクリーンにどんなタスクを割り振っているのか正確なところはまだ不明だ。いずれにせAppleはこのタッチスクリーンにアプリ別のショートカットや各種情報を表示させることができる。

またAppleはTouch IDセンサーを組み込み、MacBook Proを起動するためにキーボードからパスワード打ち込む必要をなくす。さらに重要な点だが、Touch IDセンセーには指紋データをデバイス内に安全に保管するsecure enclaveという仕組みが組み込まれている。セキュリティーが非常に高いため、デベロッパーはTouch IDによる認証を他の目的、たとえばパスワード管理ソフトの起動などに使うことができる。またmacOS SierraでApple Payを安全に利用することできるようになった。

最近各方面からMacBook Proはどうしようもなく時代遅れだという批判が聞かれるようにあった。実際、前回のメジャー・アップデートは2012年の7月で、retinaと新しいデザインの筐体が導入されている。

もう忘れているユーザーも多いが、MacBook Proに1枚のアルミ板から成形されたユニボディー筐体が採用されたのは、retinaアップデートからさらに4年をさかのぼる2008年だった。つまりAppleはノートパソコンのメジャー・アップデートを頻繁には行わないということだ。もちろんその間にも内部の各種コンポネントのアップグレードは何度も行われている。

もっとも、そうであるならSkylakeプロセッサーの採用はもっと早くてもよかったはずだ。Gurmanの観測によれば、9月7日になる可能性が高いiPhoneのアップデート・イベンドで新しいMacBook Proが同時に発表されることはないだろうという。AppleがMacBook Proの新モデルを発表するのは10月になるらしい。このスケジュールは納得できる。

〔日本版〕 iOS 9以降を導入したデバイスでTouch IDをサードパーティー製に交換するとデバイスは無効化され、復活させる方法はない。これはユーザーの指紋データがApple純正センサー内にのみ保管されるため。secure enclaveの記事内リンク先に詳しい情報あり。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+