労働組合への妨害でサムスン電子の取締役会議長に1年半の実刑

またもSamsung Electronics(サムスン電子)の経営陣の1人に実刑判決が出た。今回懲役1年6カ月の実刑を言い渡されたのは、サムスン電子で取締役会長を務めるイ・サンフン(李相勲)氏だ。最近の捜査でイ氏がサムスンの組合を潰そうと他のトップと共謀した「決定的証拠」が出たのだという。これが韓国の労働法規に違反するとされた。

捜査の始まりは2013年にさかのぼる。サムスンから流出した文書に社員の組合活動に対抗する方法が詳しく述べられていた。複雑な関与を明らかにするために捜査は何年にもわたったが、結局、10人以上のサムスン幹部が起訴されることとなった。

イ氏に対する起訴は一度取り下げられたが、昨年、別件でサムスンが家宅捜索を受けた際に新たな証拠が発見されたとして再度起訴された。発見された文書が容疑を裏付けたため本日の判決となったという。イ氏は控訴の見込みだ。ウォールストリート・ジャーナルが最初にこのニュースを伝えた。

サムスン電子社長で韓国系米国人のヤング・ソン(Young Sohn)氏は、先週ベルリンで開催されたTechCrunch Disruptに登壇している。これはイ氏の実刑判決が出る前だったが、他の数名のサムスン幹部はすでに有罪判決を受けていた。この問題についてTechchCrunchのマネージングエディターであるMatt Burns(マット・バーンズ)はソン氏に「何があったのか?」と尋ねた。当初ソン氏は(有罪となった幹部は)サムスン電子の社員ではなく、グループ内の他企業に属していると答え、「複雑な法律問題には答えられない。いずれにせよ(幹部らの)個人的問題だ」と述べた。

ソン氏はまた「起訴されたが有罪と証明されたわけではない」と述べた。もちろん判決が出る前であれば正しい。しかし有罪判決を受けた後はそうは言えないだろう。もちろん被告人らが控訴すればまた裁判中となる。

ただしソン氏は「規模の大小を問わず、どんな企業であれ明確な価値の基準と倫理を持つことは非常に重要だ。正しい仕事の仕方を管理職に継続的に徹底し、訓練していかねばならない」と認めた。

残念ながらここ数年、サムスンにおける価値の基準と倫理は明確ではなかったようだ。サムスンは一貫して明白に組合の結成や組合活動に敵対していたことが認定された。ソン氏がサムスンに加わったのは8カ月前であり、スキャンダルが始まった時期よりはるか後のことなので、法的、ビジネス的紛糾からサムスンを救い出し、正しい方向に舵取りをしてくれると期待していいだろう。

今回の判決で労働組合潰しに関する捜査はひと段落となるだろうが、これほど大規模な犯罪にトップが深く関わっていたのが認定されたことは、サムスンのイメージを大きく傷つけた。

画像:Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

折り畳みスマホGalaxy Foldの販売台数が100万台を突破

米国時間12月12日、TechCrunch Disrupt BerlinにてSamsung Electronics(サムスン・エレクトロニクス)のYoung Sohn(ヨン・ソン)社長は、折り畳みスマートフォンのGalaxy Foldを100万台販売したことを明らかにした。なお、10月時点での12月の予測販売台数は50万台だった。

ソン社長は「重要なのは、我々がGalaxy Foldを100万台販売したことだ」と伝えた。「2000ドル(約22万円)でこの製品を使いたいという人が100万人もいる」。

本日のDisrupt Berlinでのトークは、イノベーションによる成長に焦点が当てられた。ソン社長は販売台数についてコメントする一方で、サムスンの製品発売のプロセスについて説明してフィードバックを求めた。Galaxy Foldのようなデバイスは、研究室からだけでは必要な情報を得られないこともあると言う。

そして、サムスンはGalaxy Foldについて多くのフィードバックを得た。Galaxy Foldは今年のMWC2019で発表された、いくつかの折り畳みスマートフォンのうちの1つだ。数カ月後の4月に端末が配布されたが、レビュアーがすぐに複数の問題を発見した。サムスンはすぐに(即時というわけではなかったが)製品を改良し、9月下旬にリリースした。

発売されたGalaxy Foldは耐久性が向上していたが、我々がレビューした端末には、まだディスプレイに問題があった。Disrupt Berlinで私は本日、サムスンが本質的にはベータ版ともいえる2000ドルの端末の販売に満足しているかどうか尋ねた。ソン社長はイエスと答え、販売台数をその理由に挙げた。

以前の報道によると、サムスンは2020年に折り畳みスマートフォンを600万台販売する計画だという。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

折り畳みスマホのGalaxy Foldがカナダでも発売へ

Samsung(サムスン)のGalaxy Foldは、さまざまな意味で非常にユニークなスマートフォンだ。最も明白な差別化要因は、それが折り曲げられる7.3インチディスプレイを搭載し、フレキシブルな有機ELスクリーンのおかげで継ぎ目が見えないことにある。また、価格的にもスマートフォン市場の最上位に位置していることから、ローンチ時に限られた市場にしか投入されなかった理由がわかるだろう。同社によると、顧客の関心の高さが最初の出荷台数を増やすのに役立ち、さらに米国時間11月28日のカナダでの予約開始につながった。

もちろん、その価格は高価だ。Galaxy Foldの価格は2599.99カナダドル(約21万円)からだ。これは、十分なスペックのコンピューターと同程度の価格だが、これは米国での販売価格とほぼ同じ。予約注文はトロントにあるサムスンのEaton Center(イートンセンター)、Sherway Gardens(シャーウェイガーデンズ)、Yorkdale(ヨークデール)だけで実施される。サムスン直営店での販売は12月6日から開始され、予約注文している場合には同日のピックアップが可能だ。

サムスンのGalaxy Foldのローンチにはトラブルがあり、複数のレビュアーが問題を報告したことを理由に、発売は中止された。その結果同社は、折り畳み動作のためのヒンジ部分にほこりが入らないようにキャップを追加したり、ベゼル下に保護スクリーンを回り込ませるなど、端末を再設計した。とはいえ、TechCrunchのBrian Heater(ブライアン・ヒーター)が新しいレビュー用デバイスを試用したところ、ディスプレイに問題が発生している。

なお、サムスンは「Fold Premiere Service」を無料で提供する。これは使用方法に問題がない場合に、画面交換を割引価格で提供したり、あるいは標準的な無償修理を提供するものだ。全体的に見て、これは第1世代のデバイスであると同時に、リスクをいとわないユーザーにとっては、まったくユニークなテクノロジーであるともいえる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

欧州の第3四半期スマートフォン出荷台数は増加、サムスンが市場を牽引

ヨーロッパは世界的なスマートフォン市場の停滞に打ち勝ち、前年同期比8%の出荷台数増加を記録した。Canalysが集計したこの数字は、アジア太平洋地域の6%を上回り、地域別でのスマートフォン市場の成長率のトップに位置する。

そしてここでも、Samsung(サムスン)が最大の勝者であり、前年同期比で26%増と好調だった。第2四半期のデータも示唆していたように、同社はさまざまなデバイスで市場を席巻している。サムスンのミッドレンジ向けスマートフォンのAシリーズは、同時期のランキングで上位4社を独占した。

Huawei(ファーウェイ)は米国と中国の貿易摩擦の中でヨーロッパに再び注力していたため、2位を維持した。出荷台数に占めるHuawei(ファーウェイ)のシェアは22.2%で、一方サムスンのシェアは35.7%だった。同じく中国メーカーのXiaomi(シャオミ)は同四半期に非常に好調な伸びを示し、前年同期比73%増となり、Apple(アップル)に次ぐ第4位となった。

ネガティブなトレンドの中で数字は伸びを示しているが、政治の影響は依然として大きい。「ネガティブな要素としては、Brexitはすでに影響力を示している」と、アナリストのBen Stanton(ベン・スタントン)氏はリリースにて述べている。「英国ではサムスンとアップルのプレミアム市場向け端末の出荷が、今年3月と10月のBrexitの期限前に増加したが、その後に流通業者が在庫を用意し、関税リスクの回避を強いられたため、大幅に落ち込んだ。この短期的かつ人為的なブーストは市場を非健全なものとし、それに伴うリスク、コスト、不確実性が業界にとって大きな損失となった」。なお、世界の他の多くの地域と同様に、欧州市場も5Gの展開による出荷台数の増加を期待している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

スマホ市場が2年ぶり息を吹き返す中、アップルの苦境は続く

スマートフォンメーカーは、すべてを失ってしまったわけではない。2年間の全世界的な停滞の後、このカテゴリもついに息を吹き返す兆しを見せ始めた。メーカーが鈍くなった消費者の関心を取り戻そうと努力した結果、回復傾向に乗ったと考えられる。

画像クレジット:Neil Godwin/Future Publishing/Getty Images

現状では数字はあまり重要だとは考えていない。実際、全体的に見れば、まだそれほど大きく上昇しているわけでもない。Canalysが示した数字は、2018年の第3四半期と2019年の第3四半期との比較で、全体としての出荷の伸びは1%に留まっている。普通に考えても、ほとんどわずかなプラスに過ぎないが、こうした数字が良い方向に向かい始めたのは実に2年ぶりのことなのだ。

中でも最も大きなシェアを獲得しているのはSamsung(サムスン)だ。同社は、部分的に利益を切り詰めてでもシェアを伸ばす戦略に転換したとCanalysでは見ている。この動きは、この四半期には確かに成果を上げていて、デバイスの出荷台数は11%増加して7890万台となった。この結果サムスンは、全世界の市場で最大のシェア22.4%を獲得している。

Huawei(ファーウェイ)も、前年比で目覚しい成長を示し、6680万台を出荷して、2位となっている。その成長の大部分は中国本土からのもの。同社が海外で規制当局の監視にさらされたことを受け、中国政府が同社の製品への支出を増やしたためだ。また、販売が再開された国際市場もあって、活気を取り戻したという面もある。シェアの上位3社の中でApple(アップル)は、2018年から出荷台数が7%減少し、苦難が続いている。

少なくとも今のところ、こうした数字は、いずれも停滞していたカテゴリの完全な好転とはみなされていない。ただし来年には、5Gのサービスエリアも拡張されるので、数字もさらにいい方向に向かうことが期待できるだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

サムスンが縦折りスマホのイメージを披露

Samsung(サムスン)は昨年に開催した開発者向けカンファレンスにて、開発中の折り畳みスマートフォンをいち早く披露した。今考えると、Galaxy Foldのリリースはもっとスムーズにできたかもしれないが、第1世代のプロダクトとはそういうものだ。少なくとも、同社が折り畳みスマートフォンにおいて、さらなる野望をいだいていることは明らかだ。

今年のイベントのステージでは、同社は折り畳みスマートフォンの新たな試みを披露した。動画では、Galaxy Foldのフォームファクタが従来のフリップ型携帯に近いクラムシェル型へと姿を変えている。

昨年のイベントとは異なり、今回のイベントを新製品の発表だと受け取るべきではない。サムスンは、「折り畳み可能なカテゴリーのさまざまな新フォームファクターを説明する」と語っている。これは最初からはっきりしており、折り畳みスマートフォンの初期段階ではどのフォームファクタが適しているかを判断するのが重要だ。そして同社は現在、開発者と協力してこれらのコンセプトに取り組んでいる。

今回のコンセプトは、折り畳みスクリーンを閉じることでポケットサイズに収まる、Motorola(モトローラ)の折り畳みスマートフォンことRazrのリーク情報とも一致している。CESやMWCのようなイベントで、その計画の詳細が明らかになるかもしれない。

たぶん。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンの新型ノートPC「Galaxy Book」はタッチパッドでスマホを充電できる

消費者が求めた結果という機能がある、単に意味があるからという機能もある。サムスンのノートPCのGalaxy Book FlexとGalaxe Book Ionが搭載する無線充電機能「Wireless PowerShare」の場合は「可能だから」的アプローチの製品デザインから生まれたものと思われる。

ワイヤレス充電は、多くのスマートフォンがサポートしている現代において特に頭を使わなくてもいい機能だ。しかし、サムスンのやり方には考えるべき点が多い。たしかに、Galaxy S10のワイヤレス充電の実装方法も理想的とはいえず、片方の端末を裏返しに置く必要があるが、それでも十分使い道があると思う。

DSCF8374しかし新発売のノートパソコンの場合、スマートフォンを充電するためには、トラックパッド全体を占有させなくてはならない。Flexの場合はタッチスクリーンを使うことはできるものの、トラックパッドに端末が置かれたまま重要な仕事をこなせるという状況が私には思いつかない。

さまざまな問題と昔ながらの方法を使ってノートパソコンでスマホを充電できるという事実を鑑みると、この機能がギミック以外の何かであるというシナリオは考えにくい。サムスンは「トラックパッドはこの技術を最も簡単に実装できる場所だった」と言っているが、私にはパームレストやパソコンの上部が思い当たる。構想段階のままにしておいたほうがよかったかもしれない機能の素晴らしい実装方法というものがあるのかどうか私は知らない。

DSCF8369これは、それ以外の点ではサムスンのノートパソコン製品ラインにとって素晴らし新製品である機種に付加された間抜けな機能だ。Flexは2機種のうち高級なバージョンで、タッチスクリーンと製品名のFlexを表す360度ヒンジがついている。アルミニウム製の本体は「ロイヤルブルー」仕上げで、S Penというタッチペンを納めるスロットを内蔵している。13インチと15インチのモデルがあり、第10世代のIntelプロセッサーと16GBのメモリー、最大1TBのストレージを搭載している。

Ionも13インチと15インチモデルがあり、タッチスクリーンと360度ヒンジはないが、超薄型軽量のデザインは変わらない。

DSCF8390同社の発表はフライング気味だった。両機種とも米国内では来年早くに販売予定で、価格は旧機種とほぼ変わらない。なぜCESまで発表を待たなかったのかと訪ねたところ「機種や市場によって発売時期はさまざまなので」と説明された。

過去の例にならうと、韓国で先に発売される可能性が高い。おそらく、ホリデーシーズンには間に合うだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サムスンのGalaxy Watch Active 2はAndroidユーザーに最適なスマートウォッチ

Samsung(サムスン)製のスマートウォッチは、実はなかなかよくできているのだが過小評価されている。1人のプレーヤーがほぼ完全に支配しているカテゴリーで、大きな注目を集めるのは難しい。それでも最近の調査結果によると、サムスンは世界市場のシェアで2位の座を維持している。シェアは11.1%で、Apple(アップル)の数字の3分の1よりもちょっと少ないといったあたり。

Galaxy Watchシリーズは、アップルの製品との違いがかなり際立つものとなっている。サムスンのスマートウォッチに流れる哲学は、同社の他のモバイル製品と共通している。つまり、バラエティに豊んだ製品を提供し、新しいことに挑戦するのを恐れないというもの。これは、Apple Watchの毎年の変化の少なさと好対照だ。アップルの場合、1種類のキーとなる製品を提供し、それを少しずつ改善していく方針を採用している。

Galaxy S10が発表された2月のUnpackedイベントでは、簡略化されたGalaxy Watch Activeも登場した。シンプルになり、そして何よりも安価になったシリーズは、TizenベースのOSを搭載するウェアラブル製品のラインアップに組み込まれた。正直に言って200ドル(約2万1600円)という価格は重要だった。比較的最近になって、このカテゴリでシェアを急拡大したFitbitと競える価格帯に、このデバイスをぶつけることになったからだ。

それからわずか6カ月、早くもGalaxy Watch Active 2が登場した。新しいデバイスは、心拍数モニタリング機能の改良(現状ではいまだベータ版のECGセンサーを使ったもの)、LTEモデルや、大型の44mmバージョンの追加などはあるが、それほど大きなアップグレードは受けていない。ありがたいことに、無駄を省いたデザインは維持されている。同社の他の大きくてかさばる製品と比べると歓迎すべき特徴だ。

なぜかはわからないが、サムスンはActiveシリーズでは回転式のメカニカルベゼルを廃止してしまった。このカテゴリの製品の中で、サムスンならではの差別化のポイントとなっていた部分だ。それも、一種のミニマリズムの追求の結果なのかもしれない。私としては、回転式のメカニカルベゼルは、AppleのDitigal Crownも含むスマートウォッチのインターフェイスの中で、はっきり言って最高のものと考えていた。

しかしActive 2では、回転ベゼルの機能を、触覚フィードバック付きでデジタル的に再現している。ウォッチの外周のエッジをスワイプすると、触覚フィードバックによってホイールのクリック感が再現されるようになっている。この使用感は事前に予想していたよりも優れていた。それでも、物理的な回転ベゼルがなくなったのは残念でならない。これについては、サムスンが将来のバージョンで復元してくれることを願っている。

最新版のApple Watchと同様、画面は常時表示に設定することも可能だが、バッテリー寿命への影響が大きい。とはいえ常時表示でなければ、1回の充電で2日間以上も持続する。これは、他に見劣りするようなものではない。Apple Watchよりも優れているが、Fitbitが到達した領域にはまだまだ及ばない。

はっきり言って、どのスマートウォッチメーカーも、2019年中には、1回の充電でもっと長く持続させる方法を探求する必要がある。特に、何らかの睡眠モニター機能を備えたものでは急務となっている。さらに今後は、ECG(心電計)のような機能が一般的なものになる。そうなれば、バッテリー寿命の改善は業界全体として取り組むべき課題となるはずだ。

自分が着ている服などをスマホで撮影した写真を基に、ウォッチフェイスの色をアプリでカスタマイズできるMy Styleは楽しい。しかし、結局は不要なギミックだ。Apple Watchに比べると、まだアプリの種類はかなり限られている。とはいえ、Spotifyがあるのは大きい。オフラインのプレイリストもサポートするようになった。また、YouTubeのような、他の主要なアプリも進化している。

サムスンが、サードパーティ製のアプリに関してアップルに追いつくことを想像するのは難しい。それでも、Apple Watchにはない大きな利点を最初から持っている。それはAndroidとの互換性だ。そして、GoogleのWear OSが、いつまで経ってもつまらないものでしかないのだから、サムスンにはもっと大きなマーケットシェアを獲得する条件が揃っていると言える。

Active Watch 2は、もうちょっと大胆な価格設定を採用すればよかったのにと思う。アップルが、古いバージョンのApple Watchを継続して販売する意味は、例えばSeries 3を200ドル(税別1万9800円)で入手できるということ。また、200ドル(約2万1600円)のFitbit Versa 2もある。今後、ECGのような機能が追加されることを考えれば、280ドル(約3万300円)から、という価格帯も納得できるという人はいるかもしれない。しかし、ほとんどの消費者にとって、それなら元の200ドルのActive Watchの方が買いだ、ということになってしまうだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

サムスンがAndroid 10 One UIのベータ版を公開

予定していた10月初旬のリリースを延期した後、Samsung(サムスン)はAndroid 10で動作するOne UIのベータ版を配信した。Androidのスキンに相当するバージョン2.0は、最初のバージョンのベータ版(2018年11月にリリース)からわずか1年足らず後に登場した。そのコンセプトは初期バージョンに逆行するもので、Google(グーグル)のオペレーティングシステムをよりシンプルにしようとしている。

メーカー各社がAndroidに独自カスタムをほどそうとしているのは、たとえ時に見当違いだとしても、理解できる。Samsungの最初のOne UIの狙いは、ソフトウェアとハードウェアが完璧な調和で協力し、動作することだ。

One UIは主にこの分野で成功している。そして当然ながら、サムスンはそのロールアウトに慎重で、Android 10のリリース前に、再度パブリックベータ版の配信を選択している。「いくらかの」米国のGalaxy S10の所有者は、米国時間10月14日からパブリックベータプログラムにサインアップできる。なお、正式リリースは「数カ月後」に予定されている。つまり、多くのGalaxyスマートフォンからフィードバックを集めようとしているのだ。

サムスンによると、新機能は次のとおりだ。

  • 新しくよりスマートなアニメーションアイコンのレイアウトと、エッジライティングの改善
  • コンテンツ表示時に画面の明るさを下げ、バッテリー消費を節約する拡張ダークモード
  • 小型化したポップアップ、埋め込み式の読み込みインジケータ、必要なボタンのみの表示機能
  • アプリケーションを一時停止するフォーカスモード

サムスンのブログには、詳細な情報が掲載されている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Galaxy Fold向けのコンシェルジュサービスが米国でスタート

Samsung(サムスン)のGalaxy Foldの発売とともに、Premiere Serviceが発表された。端末の強化と多くの警告ラベルに加えて、問題があった場合に備えて24時間のケアサービスが発表された。

私がテストした限りでは、オリジナルのGalaxy Foldにはなんの問題もなかったが、正式発売された端末ではたった1日で問題が発生した。サムスンはユーザーに慎重に端末を使わせようとしており、また私のケースと同様の問題は特に広まっていないように思える点は、同社にとっていいニュースだ。とはいえ、2000ドル(約22万円、あるいはそれ以上)もする大規模なベータテスト中のスマートフォンには、この手のサービスが必要だと感じられる。

そしてGalaxy Foldが米国で発売されてから2週間後、Premier Serviceが開始された。Sammobileによると、新しいソフトウェアアップデートによりFold Concierge(フォールド・コンシェルジュ)が追加され、電話やビデオチャットによるサポートが利用できる。それだけでなく、149ドル(約1万6000円)のディスプレイ同日交換サービスまで、サービスは多岐にわたる。これは多くの場所で、持ち込みでの交換が可能だ。

これは大手家電メーカーにとって、かなりユニークなオファーだ。個人的には、標準的なフラッグシップスマートフォンの2倍の価格がする、第1世代のデバイスの購入はお勧めできない。しかしもしその気があれば、サムスンはホットラインを提供する。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンが中国におけるスマートフォンの生産を停止

ロイターが確認しているところによると、Samsung(サムスン)は米国時間10月2日、中国におけるハンドセットの生産を停止したという。このところ、世界最大のスマートフォン市場で同社の苦戦が続いたことの結果だ。

中国のスマートフォン市場については8月に詳しく報じたが、そこでは韓国のハードウェア大手はひと桁の下の方のマーケットシェア(約1%)をかろうじて維持しているにすぎなかった。それはもちろんサムスンだけの話ではない。Apple(アップル)もまた、Huawei(ファーウェイ)やVivo(ヴィーヴォ)、Oppo(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)などの国産勢で占められている市場で苦戦していた。

中国勢の売上には、価格だけでなく特に世界市場で苦しんでいるファーウェイの場合は愛国心も寄与していると思われる。

サムスンは昨年から一部の工場を休止するなど、中国での生産を減らしてきた。そして、結局は全面撤退という結論になった。同じく中国で不調なソニーも中国での生産をやめている。一方アップルは、今のところ同国での生産を続けている。

最近のサムスンはインドやベトナムなど、ほかの国に目を向けて、生産コストを中国におけるよりも下げようとしている。スマートフォンの販売は中国でも続けているが、製造はもっと安い場所に移したいのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

米国で折り畳みスマートフォンGalaxy Foldの販売開始

一部の忠実なファンにとっては朗報だ。Samsung(サムスン)の折り畳みスマートフォン「Galaxy Fold」は、あらゆる意味でエキサイティングで、他社との差別化に役立つ大胆な軽率さともいえる。多くの人はGalaxy Noteを笑っていたが、大画面スマートフォンは大きな勢力となっている。

5カ月の延期の後、Galaxy Foldは米国時間9月月27日に発売された。初期段階ではさまざまな理由で複数のレビュアーから問題が報告された。そして昨日報じたように、修正版の端末でも一部で問題が発生している。

現行バージョンでもGalaxy Foldは壊れやすい。「軽いタッチでの操作」を指示する動画が公開され、多くの注意書きが端末パッケージに含まれている。今後その成り行きをお伝えする予定だが、2000ドル(約22万円)を支払おうと考える人は、それを考慮しておく必要がある。

しかし、これは貴重な卵の工芸品ではなくスマートフォンだ。今回の発売では、ユーザーが大規模なベータ段階に取り組んでいるという感覚が依然として残る。折り畳みデバイスの今後がGalaxy Foldによって左右されると考えるのは馬鹿げているが、間違いなく最近で最も注目されている製品の発売となるだろう。

また、Galaxy Foldと同日にGalaxy Watch Active 2も発売された。実際に試用しているが、これまでのところ製品に問題はない。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

折り畳みスマホGalaxy Foldが使用1日でディスプレイに問題発生、現在調査中

先週、Samsung(サムスン)からGalaxy Foldがようやく発売された。改良版の目的はただひとつ、ディスプレイが壊れないようにすることだった。実際、私自身もこの問題にはついては何千語も記事を書いてきた

しかし新しいFoldにも小さな問題が起きてしまった。使用し始めて1日後、デバイスをポケットから取り出すとロック画面のチョウチョの2枚の羽の真ん中あたりに小さな斑点が見えるのに気づいた。原色が入り混じった不定形のシミで記事トップの画像がそれだ。下にクローズアップの写真も貼っておいた。はっきりした写真を撮るのに苦労する程度の小さなもので直径は1センチもなかった。

close foldそもそもFoldが出直さざるを得なかった前回の折り畳みディスプレイの欠陥(片側が真っ暗になるなど)に比べれば、今回現れたシミはそれほど大きな問題ではない。ではあっても使用開始から27時間でこれでは愉快ではない。私はデバイスをコンクリートに落としたり、水没させたり、踏みつけたり、その他サムスンがしてはいけないと警告しているような行為は何ひとつしていない。

いずれにせよサムスンは私のデバイスを(おそらくは韓国で)分解して詳細に原因を調査中だ。なにか判明すれば報告する。

サムスンはGlaxy Foldの使用にあたって注意を促していた。今回のバージョンの発表に先立ってビデオを発表し「取り扱いはやさしくしてください」と呼びかけていた。Foldに付属している注意書きによれば以下のようなことをしてはいけないという。

  • ディスプレイ表面に強い圧力をかける
  • 畳む際にカギのような異物を挟み込む
  • 水、埃にさらす
  • 標準のスクリーン保護シートの上にさらに保護シートを貼る
  • デバイスをクレジットカードや医療機器などの近くに置く

しかし私はそういうことは何ひとつした覚えがない(水を飲ませたり真夜中を過ぎてエサをやったこともない)。仔細に点検しても保護ラミネートには傷や凹みは見られなかったのでいったい何が起きたのか見当がつかない。

通常のスクリーン交換は149ドル(約1万6000円)だが、「ガイドラインに従った正常な使用にともなう故障」と判斷されれば無料で修理してもらえるかもしれない。

この故障がごくまれなもので、単に私が不運だったのかどうかも今のところ不明だ。今週末には多数のFoldが北米で利用され始めるからこの点についてもさらに情報が得られるだろう。

ハイテク機器のレビューを仕事にしていればこうした問題はどうしてもおきてしまうことを知っている。新しいヘッドフォンが空き缶を叩くような不快な音をたててるので交換してもらったこともある。初期ロットには製造上の不具合が起きがちだ。なんらかの製造上の欠陥であれば多くの場合、保証の対象となる。

今回の問題については無料修理の対象となるか149ドルの追加出費となるかも含めサムスンの対応が判明次第報告する。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

5カ月遅れで折り畳みスマホのGalaxy Foldが米国発売

遅れに遅れていた折り畳みスマートフォンGalaxy Foldが発売される。当初は4月22日の発売を予定していたが、複数のレビューによるデバイスの破損が報告された後、発売が延期されていた。Samsung(サムスン)はすぐにユーザーを非難したが、結局事態は振り出しに戻った。

数カ月後、サムスンは9月発売という大まかなスケジュールを提示した。そして同社は拠点となる韓国にて、数週間前にGalaxy Foldを発売しこの目標を達成した。北米でも同じように、サムスン初の折り畳み式(そして実際には、最初の「一般市場向けの」折り畳み可能な)スマートフォンが米国時間9月27日に発売される。

この端末は、AT&Tを通じたキャリアブランドで、あるいはBest Buyなどの小売店ではアンロック版として販売される。また、同社は最初の予約をキャンセルした理由の一部かもしれない「Galaxy Fold Premier Service」も提供している。基本的に、サムスンは2000ドル(約22万円)で端末を購入したユーザーの問題を個人的に助けたいしたいと考えている。

注目すべきは、サムスンは高価な新デバイスを壊さないための方法を紹介する「Galaxy Foldの取り扱い」という動画を公開したことだ。同社はGalaxy Foldが最初に出荷された時から改良を加えているが、一般的なスマートフォンよりはいまだに脆弱である。

サムスンによれば「軽いタッチで」使ってほしいという。そして、やや面倒な「極端な圧力をかけないこと」という注意書きもついている。これらは、製品の耐久性を裏付けるようなものではない。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンがGalaxy Foldの米国での以前の予約をキャンセル

よいニュースは、Samsung(サムスン)がGalaxy Foldの初期問題を解決し、まず韓国からリリース日を迎えることだ。悪いニュースは、同社は米国での最初の予約注文をキャンセルしたことだ。ただ救いがあることに、もしあなたがアーリーアダプターなら、サムスンはお詫びとして250ドル(2万7000円)ぶんのクレジットを贈ってくれる。

サムスンは、同社初の折り畳みスマートフォンが9月6日から韓国向けに出荷を開始すると発表した直後に「顧客満足度を再検討するために時間をかける」と通知した。これは既存の予約注文のキャンセルなどを含む。「容易な決断ではないが、正しいことだと信じている」と同社は記載している。

TechCrunchはこのニュースをサムスンに確認したが、同社は顧客へのメールにて回答している。また、問題修正されたGaalxy Foldを購入する人のために「新しいGalaxy Fold Premier Service」を提供するとも記されている。初期バージョンの端末がレビューでいくつかの問題が発覚した後、2000ドル(約21万円)の新型スマートフォンで購入者が何らかの問題に遭遇した場合に、同社は間違いなくそれに対処したいと考えている。

サムスンは、韓国以外の地域での具体的な発売日を発表していないが、米国を含む複数市場では「数週間後には」Galaxy Foldが発売され、これは9月の早い時期となる予定だ。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

折り畳みスマホGalaxy Foldは韓国で9月6日発売、米国などは数週間後

最初の計画から5か月経った今、Samsung(サムスン)のGalaxy Foldがついに発売された。ほとんど発売と言うべきか。数カ月前には9月という大まかな発表があり、そして米国時間9月4日の発表では、本国の韓国では9月6日発売となった。米国は「数週間後」だそうだから、もうちょっと待たなければならない。フランスやドイツ、シンガポール、そして英国もだ。

このハンドセットにはブラックとシルバーの2タイプがあり、そして「一部の国」では5Gバージョンがある。つまりサムスンとしては3つ目の次世代通信規格5G対応機だ。

モバイル業界をずっと追ってる人なら、この機種にまつわる因縁話をよくご存知だろう。サムスンはこの初めての消費者向け折り畳み携帯電話と称する機種の発売を今春としていた。でもその未来は、同社が期待したほど早くは訪れなかった。レビュー用のデバイスが何度か出たが、いずれも壊れて送り返された。最初の何回かの問題報告と非難のあとでサムスンはやっと自社の責任を認め、開発は振り出しに戻った。

サムスンは「これまでの数カ月間、サムスンはGalaxy Foldに磨きをかけて、最良のユーザー体験の確実な提供に努めた。その結果Galaxy Foldはデザインを変えただけでなく、消費者のありとあらゆる使い方の可能性を想定して改良を図った」と説明している。

明らかに同社はこの経験を「機会」と捉えている。そして、これらの問題を解決してから消費者に提供するという姿勢により、今度こそ非難を避けようとしている。問題の修復については、すでに前の発表で述べている。画面の保護層をベゼルの下まで延ばして、消費者がそれをはがせるフィルムと間違えてディスプレイを壊さないようにした。また、折りたたみのメカニズムのところはギャップを狭くし、微粒子がスクリーンの裏に落ち込まないようにした。

満を持した折り畳み式スマートフォンは、お値段2000ドル(約21万4000円)から。今ならサムスンのサイトで予約できる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

スマートフォンの売上がまた減ったけどもう誰も驚かない

これはもう、あなたにとってニュースではないかもしれない。スマートフォンの売上が減少した。再び。調査会社Gartner(ガートナー)によると、何年間も成長を続けたスマートフォン市場の最近の落ち込みが2019年第2四半期にも続いた。

前年同期比で減少率は1.7%だから、微々たる量に見えるが、でもメーカー全体としては3億7400万台から3億6800万台への減少だから、悪夢は続いている。最大の被害者は前と同じく高級機で、高価格と更新サイクルの長期化と強力な新機能の欠如がこれまでと同じく減少に貢献している。

世界の5大市場では、中国とブラジルだけが増加している。しかし中国の増加率0.5%には市場を上向きに転ずるほどの力はない。興味深いのは、中国で増加した理由はメーカーがそれまでの旗艦機を引っ込めて5Gモデルを売り込んだからだというのがGartnerの説だ。それなら、市場に5G機がさらに増えて5G対応キャリアも増える近未来には売上が増える、ということか。

中国に次ぐ世界第2の市場であるインドでは、一般消費者のフィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えが一段落したため、前年同期比で2.3%落ち込んだ。Gartnerは、年内はこの軟調が続くと見ている。

Apple(アップル)も減少が続いているが、前の四半期ほどの大きな落ち込みではない。やや明るかったのが(Samsung(サムスン)とHuawei(ファーウェイ)だ。サムスンの成長を引っ張ったのは主にミッドレンジ機と、エントリーレベル(入門機)のAシリーズだ。一方ファーウェイは、米国市場締め出しの一時的執行猶予により、今四半期の売上がやや伸びた。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Galaxy Note 10は約10万円で米国向け出荷開始

Samsung(サムスン)は年に2回フラグシップモデルを発表するというプロダクトサイクルを守っている。つまり消費者は年に2回ハイエンドの最新Androidハードウェアを手に入れるチャンスがあるわけだ。今年もGalaxy S10シリーズのリリースから半年が経過し、新しいGalaxy Noteが出荷される季節となった。ちなみにGalaxy S10+は、ディスプレイが6.8インチと巨大なのが一番の特色だ。しかしGalaxy S10のディスプレイも6.3インチで十分大きい。

前にも書いたように、Galaxy Note 10は(ほんのわずかだが)前モデルよりスクリーンもフットプリントも小さくなっている。サムスンによれば、これは初めてNoteを購入するユーザーにアピールするためだという。もしかするとこのスリム化は、Galaxy Sシリーズのユーザーに対し、S-Penが使えるNoteの訴求ポイントになるかもしれない。

小型化によるもうひとつのメリットは価格だ。Galaxy Note 10は949ドル(約10万円)からと、ハイエンドの大型スマートフォンとしては異例の1000ドル以下の設定だ。需要が一巡してスマートフォンの購入がダウンしているため、多くのメーカーがモデルを値上げしている中、Galaxy Note 10の価格はライバルにとってショッキングだろう。Galaxy S10+ですら、1100ドル(約11.6万円)からとGalaxy Note 10より高価だ。

Samsung Galaxy Note10先週の紹介記事を要約するなら「もともと優れたプロダクトがさらに改良された」といえる。革命的な新機能が新たに搭載されたわけではないが、デザインはスマートでカメラ始め各種機能はすべてトップクラスの能力を備えている。ピカピカで大画面モデルがお好みならGalaxy Noteは有力な候補だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

成長製品に転じたウェアラブル市場はアップル、サムスン、フィットビットが牽引

調査会社Canalysの最新の数字によると、北米地区における本年Q2のウェアラブルの市場は成長が続いている。同社によると、市場は当四半期に20億ドルに達し、前年同期比では38%の成長となった。

驚異的な数字ではないが、1〜2年前には死んだと思われていたカテゴリーが、明らかに息を吹き返している。当四半期の成長を引っ張ったのはApple(アップル)とSamsung(サムスン)で、その成長率は32%と121%となり、両社の出荷台数はそれぞれ220万台と40万台で、1位と3位を分かち合った。

関連記事:The smartwatch category is growing, as Apple remains dominant(スマートウォッチがAppleに引っ張られて成長市場に、未訳)

そして2位がFitbit(フィットビット)だ。同社の成長率は18%とやや控えめだが、それはフィットネス製品に対してスマートウォッチの売上が低かったためだ。特に同社の新製品であるVersa Liteが、当四半期は低調だった。Versaは同社の復調に貢献するはずの製品だっただけに、その伸び悩みは残念だ。

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ウェアラブルは北米地区が出荷台数では2位だが、売上高では1位。それはApple Watchをはじめとして高額製品が売れているからだろう。対してXiaomi(シャオミ)の超安値のフィットネス製品が、その母国である中国などでは大量に売れている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンのトレーナーがGalaxy Note 10/10+の特長をビデオで説明

サムスンの最新プロダクト、Galaxy Note 10/10+についてはこちらで詳しく報じたが、8月23日出荷、価格950ドルからだ。個別記事はこちら

上のビデオでNote 10/10+を紹介しているのはサムスンのグローバル・マスター・トレーナーのAdam Kuhn(アダム・クーン)氏。

ビデオではまず最新のDeXドッキングが紹介されている。これはNote 10とデスクトップを接続して双方のデバイスを一体として使えるもので、ドラッグアンドドロップでファイルを自由に行き来させることもできる。デスクトップ側にあらかじめDeXアプリをインストールしておけば標準USB/USB-CケーブルでNote 10と接続するだけで自動的に立ち上がる。最新のDeXではWindowsだけでなくmacOSもサポートしている。

続いてスマートスタイラスのS Penがスマートフォンの創造性、使い勝手を高めるところがデモされる。たとえばS Penで動画内の正確な位置をマークすると被写体が動いてもユーザーの絵が追随する。

メインカメラは望遠、標準、ワイドの3基のアレイになり、5Gモデルには画面全体の奥行きを一挙に把握できる。TOF(タイムオブライト)センサーが搭載される。Kuhn氏は「椅子やテーブルなど家具の写真を撮影して部屋への収まり具合をチェックできる」と説明。

ビデオグラファー:Veanne Cao

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(翻訳:滑川海彦@Facebook