ディズニーのボブ・アイガー氏がCEOを辞任、後任はボブ・チャペック氏

Walt Disney Companyの発表によれば、 長年にわたってディズニーグループの指揮を執ってきたBobt Iger(ボブ・アイガー)氏がCEOを辞任し、Bob Chapek(ボブ・チャペック)氏がその職を引き継いだという。

アイガー氏は、大型企業買収を含むアグレッシブなメディア戦略によってディズニーを業界屈指の高収益な企業に成長させた。ボブ・チャペック氏は長くディズニーグループの経営陣に加わっており、最近はDisney Parks, Experiences and Productsの会長だった。

アップデート: アイガー氏の社員向けメールを追加した(元記事参照

新しい CEO に任命されたチャペック氏はディズニーのテーマパーク事業の責任者だが、賛否両論ある人物だ。 チャペック氏はディズニー内で「価値のエンジニアリング」と呼ばれる一連の動きを主導したことで知られる。これは大勢のクールな人材をカットしたことを表す婉曲語法だ。現在まで長く人気が続くディズニーのアトラクションやプロダクトは「想像力豊かな人々に腕を振るわせよう」というアイガー氏の戦略によって生まれたものだが、チャペック氏はむしろ予算至上主義者として知られる。Twitterではディズニーの新CEO就任によって、テーマパーク事業部における予算がカットが起こるのではないかと早くも予想されている。

チャペック氏のCEO昇格に伴い、空席となったテーマパーク事業部の責任者にはWalt Disney Worldの元トップ、Josh D’Amaro(ジョッシュ・ダマロ)氏が適任だろう。ダマロ氏はディズニー内部、ことにテーマパーク事業部できわめて人望が高い。ただし支持者間でその理由が正反対だったりするため、この点がダマロ氏の責任者就任を妨げるかもしれない。

今回のCEO交代については、まだよくわからないことがいくつかある。アイガー氏は36カ月のCEO任期延長を受けていたが、そのうちまだ14カ月を残している。しかも辞任が発表されたタイミングも通常予測される四半期決算発表の電話会議中ではなかった。最近のディズニーの決算は好調を続けているが、新型コロナウイルス感染症の突発は中国におけるテーマパクの閉鎖をもたらし、ディズニーの経営にとって現在はきわめて重要な時期となっている。

それだけにこの時期のアイガー氏の辞任について憶測が飛び交っており、関係者はその理由が会社にとってあまり深刻なものでないことを願っている。今後何か新しい情報が入り次第記事をアップデートする予定だ。

2005年以降のアイガー氏のCEO任期中にディズニーは映画、テーマパーク、その他のエンターテインメント事業において大胆な戦略を取り、業績を大きく伸ばしてきた。2019年後半にスタートしたストリーミングサービスであるDisney+は、市場の予想を超える大成功を収めている。また713億ドル(約7兆8744億円)という空前の額で21st Century Fox(21世紀フォックス)の映画、テレビ事業を買収したことも記憶に新しい。

アイガー氏は10年前のMarvel Entertainment も主導している。「スター・ウォーズ」と「インディー・ジョーンズ」を持つLucasfilm(ルーカスフィルム)の買収もアイガー氏が指揮したものだ。一時冷え込んでいたAppleのSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)氏との関係を立て直し、ジョブズ氏が1986年に創立したアニメーションスタジオのPixarの買収を実現させたこともアイガー氏の功績だろう。

こうした大型買収を含むアグレッシブな拡大戦略がディズニーをメディア業界において現在のようなリーダーの地位につけた。

【略】

また我々も報じたように、Disney+は2650万人ものサブスクリプションを集めている。なおアイガー氏はCEOを退いた後も2021年いっぱい エグゼクティブ・チェアマンとして留まるとディズニーは発表している。

この稿の執筆にあたって、アイガー氏とチャペック氏のCEO交代の事情、評価についてMatthew Panzarino(マシュー・パンサリーノ)編集長に協力してもらった。

画像: Allen J. Schaben/Los Angeles Times (opens in a new window)/ Getty Images

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滑川海彦@Facebook

「マンダロリアン」シーズン2が2020年秋、Disney+に登場

ディズニーの「マンダロリアン(The Mandalorian)」のシーズン1の最後を飾るエピソード8は、米国時間12月27日からDisney +でストリーミングで視聴きるようになった。プロデューサーのジョン・ファヴロー(Jon Favreau)氏は、この大ヒットとなった作品のシーズン2が、来年の秋には配信されることを、間髪入れずに明らかにした。

ファヴロー氏は金曜日に「マンダロリアン」の続編の予定をツイートしたのだ。そこには、ガモーリアン(Gamorrean)のフィギュアの写真が添えられていた。スター・ウォーズにも登場する、ブタのような特徴的な外見をしたエイリアンの一種だ。ガモーリアンが、スター・ウォーズで最も華々しい活躍を見せたのは、おそらく「帝国の逆襲」だろう。彼らは、タトゥイーンの犯罪王、ジャバ・ザ・ハットの番兵として雇われていた。

「マンダロリアン」にシーズン2があること自体は、すでに周知の事実となっていた。ファヴロー氏が、去る11月に、同作品のエピソード2の撮影を開始したことを明らかにしたからだ。しかし今回のツイートで、あとどれだけ待てば、このストリーミング作品の今後を見ることができるのかがわかった。この作品は、間違いなくスター・ウォーズのオリジナル映画以来、その世界を描いた最高のコンテンツと言えるだろう。

まだこの作品を観ていないという人は、現在、8本のエピソードすべてをDisney+でストリーミングできる(日本ではディズニーデラックスが12月26日から配信を開始した)。このシリーズを楽しむためだけに、1カ月分の料金を払ったとしても、十分元が取れるはずだ。

 

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Fortniteにライトセーバーが登場 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のプロモーション

3部作(シークエル・トリロジー)の最終作は過去のスター・ウォーズ作品と比較しても、多くのクリエイティブなプロモーションが存在する。「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開まで1週間を切ったこの時期に、J.J.Abrams(J・J・エイブラムス)は、人気のバトルロワイヤルゲームであるFortnite(フォートナイト)を訪れた。そして同監督は、Rey(レイ)やFinn(フィン)、Poe Dameron(ポエ・ダメロン)のおなじみの3人を起用。まもなく公開される映画の独占クリップを披露した。

これらのクリップやストームトルーパーの群れが踊るのを見るのはとてもいいのだが、楽しみはこれからだ。Fortniteの最新武器に、ライトセイバーが登場したのだ。

海外メディアのThe Vergeが指摘しているように、Fortniteにはプロモーションの一環としてほかにもたくさんのスターウォーズ関連のチャレンジが追加されているが、正直なところ興味を引かれたのはライトセーバーだけだ。このゲームでは、Kylo Ren(カイロ・レン)が新作映画で披露したようなクロスガード・バージョンをはじめとする、カイバー・クリスタルを動力とするライトセーバーがさまざまな色に変化する。

Fortniteと映画のコラボレーションとしては、ストームトルーパーのスキンや主人公のReyやFinn、TIEインターセプター風のグライダーなど、さまざまなスター・ウォーズ用アドオンが登場している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の本当に最後の予告編

ついに来ました。これぞSkywalkers(スカイウォーカー)にフォーカスしたStar Wars(スター・ウォーズ)ムービーの最後の予告編であります。

「ジェダイの帰還」から42年、次に「クローンの攻撃」、そして「フォースの覚醒」…三つの三部作から成る「スカイウォーカーの物語(スカイウォーカー・サーガ)」がこの12月に、エピソード9: スカイウォーカーの夜明けで終わりを迎える。もちろんディズニーはスター・ウォーズのムービーを出し続けるが、スカイウォーカー編は終わりだ(原注: 誰もがスカイウォーカーを好きだから、次のスカイウォーカー3部作が発表されないとも限らないが)。

最後のほうのいくつかのスター・ウォーズムービーと同じく、「スカイウォーカーの夜明け」もMonday Night Footballの途中に予告編が入る。最初のティーザーが4月に登場してから、ほぼ6カ月後だ。

スカイウォーカーの夜明けは、予告コマーシャルによると12月20日に封切られる。しかし時差と上映時間の問題で12月19日の夜になるところが米国では多いだろう。ネタバレなどに遭遇するのが嫌で、なるべく早く見たい人は、地元の劇場の最初の上映時間を二度でも三度でも確認しておこう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

レゴがSTEM教育用Star Warsキットを発売へ

レゴほどのシナジー効果を持ったブランドは、他にはまったく見当たらない。 レゴは長年にわたりStar Warsの最大のライセンシーの1社として知られている。そして今回初めて、そのライセンスを同社のSTEM教育用キット、レゴブーストに適用した。

デンマークに本拠を置くレゴは、今年のスターウォーズデーに合わせて、LEGO Star Wars Boost Droid Commanderセットの発売を明らかにした。レゴブーストシリーズに共通する教育的な性格は活かしつつ、Star Warsに登場する伝統的な3体のロボットを組み立てるものとなっている。

子供たちは、このキットを使ってR2-D2、ゴンクドロイド、マウスドロイドを組み立て、全部で40通りのミッションに沿って命令を与えることができる。その過程で、組み立てとプログラミングが学べるようになっている。史上最も人気の高い映画シリーズを前面に出すことで、勉強臭さを和らげようという効果的な手法だろう。似たようなアプローチは、数年前に登場したlittleBitsのDroid Inventor Kitも採用していた。しかしレゴは、Star Warsのキャラクタをうまく利用することにはずっと長けている。

このセットには、全部で1177ピースの部品と、カラーセンサー、距離センサー、そしてロボットを動かす制御付きモーターが含まれている。これらすべてを、Android、iOS、さらにはFire OSを搭載したデバイス上で動作する新たなBoost Star Warsというアプリで動かすことができる。このアプリには、Xウィングの戦闘を手助けしたり、潜んでいる反乱軍を探し出すといったミッションが仕込まれている。

このシステムの発売日は9月1日に設定された。続三部作の最終話「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」の封切りに合わせたものだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

スター・ウォーズ/エピソード9に、レイア役キャリー・フィッシャーが未公開シーンを使って登場

〈最後のジェダイ」をまだ見ていない人にはネタバレ注意〉なのだが、現時点でまだ見ていない人が、次回作のキャスティング発表を読むことなどあるのだろうか。

スターウォーズの世界では誰も本当に死ぬことはない。Star Wars: Episode IXの公式キャスティング・リストが発表になり、そこには親しみのある魅力的な名前が並んでいる。待望のランド役として戻ってきたビリー・ディー・ウィリアムズと並んで、キャリー・フィッシャーの名前も載っている。

もちろんフィッシャーは残念ながら2016年に亡くなっているが、レイア・オーガナ姫は帰ってくる。CGを使ってキャラクターを再現するのではなく、監督・共同脚本家のJ・J・エイブラムスは「フォースの覚醒」の未使用シーンを再利用するつもりだ。

「キャリー・フィッシャーが大好きで仕方がなかった」とエイブラムスが発表のプレスリリースで言った。「スカイウォーカー物語の真に満足の行く結末を見つけるために彼女を欠かすことはできなかった。代役を立てたりCGを使うことは一切考えなたった。娘さん[ビリー・ロード]の協力と賛同を得たことで、キャリーと一緒に撮ったエピソード7の未使用フィルムをエピソード9で使ってキャリーのレイア姫としての遺産と役柄の栄誉を称えることができる」

「ローグ・ワン」では若きレイアをイングヴィルド・デイラとILMの古い技術を少々使って再現するという、少々不気味の谷的なアプローチをとった。

マーク・ハミルも戻ってくる。しかし「最後のジェダイ」で彼に何が起きたかを踏まえると、彼がゴーストとして登場するのかどうかはなんとも言えない。確かなことを知るためには2019年12月が来るまで待つほかはない。

ほかにも、デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモらが帰ってくる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

これが「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」の最新トレーラーだ

昨日(米国時間4/7)の午後、「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」の最新 —— そしておそらく最後の —— トレーラーが今晩公開されるという噂が広まった。American Idol放映時間内らしいが、もちろん正確な時刻はわからない。

ところが、今。

ここで見ることができる:

前回のトレーラーを見たときは半信半疑だっが、今はこの作品が大好きだ。ドナルド・グローバー演じる若きランドはまさに完璧。

ソロのトレーラーは多くの人の予想よりも遅れた。おそらく、比較的最近監督の交替があったためだろう。ロン・ハワード監督メガホンをとったのは昨年6月 —— 制作開始の約4カ月前 —— で、当初のフィル・ロード監督とクリス・ミラー監督のデュオ(『レゴムービー』『くもりときどきミートボール』『21ジャンプトストリート』など)が降板したあとのことだった。ハワード監督がどこを変えたのかはいまも謎だが、何週間にもわたる撮り直しがあったという。

ハワード監督は3月末に、編集は今日の午前に「凍結」し、現在音楽をミクシングしているところだとツイートした。

ハワードが最終的に何を変えたとしても、ファンの間で議論の的になることは間違いない。ハン・ソロ(そしてランド!)のようなキャラクターのバックストーリーに手を入れれば、オリジナル版を何十億回も見たファンとの衝突は必至だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ディズニー、8 GPUの超高精細度ミレニアム・ファルコンを開発中――「銀河外縁」アトラクションの一部に

ディズニーはウルトラ高精細度かつリアルタイムで動作するミレニアム・ファルコンのフライトシミュレーターを開発中だ。動作には直列接続した8基のNvidiaのGPUを使う。このアトラクションはカリフォルニアのディズニーランドとフロリダのディズニーワールドに来年登場する予定だ。

ディズニーはNvidia、Epic Games、Lucasfilmの ILMxLABと提携して開発を行っている。アトラクションが公開されれば、ディズニーランドの入場者はミレニアム・ファルコンのコックピットに乗り込んでブラスターを全開にして宇宙の彼方にワープすることができる。

ディズニーはNvidiaのGTCカンファレンスでこのプロジェクトを発表し、没入型体験を与える最新のゲームエンジンのテクノロジーを多方面に利用する方法について語っている。

それぞれのフライトシミュレーターはNvidia Quadro P6000 GPUを8基装備したBoxxワークステーションで駆動される。 表示にはNvidiaのQuadro SLIテクノロジーが用いられる。というわけでこれは消費者レベルのプロダクトにはならない。ディズニーはマルチGPUテクノロジーを開発しEpic GamesのUnreal Engineと統合させた。

上の画像は開発初期のレンダリングだが、このシミュレーターがどんな雰囲気になるか予想がつくだろう。

このアトラクションはディズニーがカリフォルニアのディズニーランドとフロリダのディズニー・ワールドに建設中のStar Wars: Galaxy’s Edgeと呼ばれる新しい施設の一部となる。この「銀河外縁」エリアはディズニーのテーマパークでも最新のテクノロジーを最大限に活用したエキサイティングなものとなりそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

NASAが国際宇宙ステーションでスターウォーズ・最後のジェダイを上映へ

国際宇宙ステーションで暮らす宇宙飛行士だからといって人気映画の封切りは見逃したくないはずだ。それが『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』のような映画ともなればくやしさもひとしおだろう。そういうわけで、NASAはDisneyの協力を得てISSのクルー向け上映会を企画した(この映画はアメリカでは今週公開予定)。

残念ながらISSのクルーは大画面での体験はできない。NASAがMashableに答えたところでは、ISSで映画を見るにはノートパソコンか小型のプロジェクターが使われるということだ。しかし地球周回軌道上のISSの宇宙飛行士は無神経な友達からネタバレを聞かされる心配だけはなさそうだ。

ところで現実の宇宙飛行士はポーグというクリーチャーにどんな感想を抱くだろうか?

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ストーリーを楽しめる没入型Star WarsホテルをDisneyが発表

すごーーーーい。ディズニーは私がくどくど言葉で解説しなくてもその凄さがわかる、とてつもなく素晴らしいものを発表した。没入型のStar Warsホテルだ。

詳細はまだほとんど分かっていないが、ディズニーはロサンゼルスで開催されたD23エキスポの最中に、この爆弾を投下した。

これまでに分かっていることは以下の通り:

  • 全ての従業員(あるいはディズニーパーク用語で言うなら「キャストメンバー」)は、コスチュームを着用してキャラクターになる。
  • それぞれのゲストにはストーリーラインが与えられる。ディズニーはこのことを「あなたの滞在のどの瞬間にも関わってくるものです」と表現している。
  • それは宇宙船の中にいることを模している。「窓」からは宇宙しか見ることができない。

つまりゲストに宇宙船で旅に出て貰い、乗船中(滞在中)「ずっと」冒険を楽しんで貰おうという趣向だ。

言い換えるならそれは…まあ…(誰もが想像できる範囲で言うならば)WestworldにStar Warsを足して、セクシーさと殺伐さを取り除いたようなものだ。

可能性は信じられないほど大きい。もし仮にこれがStar Warsをテーマにした第3者による思い付きの週末イベントだったとしても、私はわくわくを押さえられないだろう。それなのに、ディズニーのクリエイターたちの手やLucasfilm自身の公式認可のもとにこれが作られるなんて。ああ、もう、なんて素晴らしい!

私たちカリフォルニア人にとって残念なことに、ディズニーは今のところこれはフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドに登場するとしか言っていない。じゃあこれで。オーランド行きの飛行機のチケットを買ってくる。

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(翻訳:Sako)

カナダ運輸省がAT-ATにリコールを命令―スターウォーズ・ファンは大喜び

今日(米国時間5/4)、われわれが愛するある巨大組織は映画にも造詣が深いことを証明した模様だ。カナダ運輸省は 全地形対応装甲車両にリコールを命じた。この四脚装甲車はAll-Terrain Armored Transportの頭文字を取ったAT-ATウォーカーというニックネームでよく知られている。

AT-ATはスターウォーズ・ファンには前の世代からおなじみだ。最初にその禍々しい姿を現したのは『帝国の逆襲』における惑星ホスの戦いだった。 その後『ローグワン』でスカリフを反乱軍の小部隊から守るためにも登場する。カナダ運輸省ではAT-ATをSTAR WARSというカテゴリーに分類している。リコールの理由は「惑星ホスないしカナダ北部のような厳寒気候における能力の不足」だそうだ。

このリコールは1万台のAT-ATに影響するはずだが、リコール指令は公文書では「その他」に分類されている。カナダ運輸省は通常リコールのような大きな影響を与える文書を「その他」などには分類しない。またAT-ATの製造者は「銀河帝国」とされているが、この点についてはわれわれのほうが詳しい。AT-ATの実際の製造者は帝国と独占契約を結んだ兵器メーカー、クワット・ドライブ・ヤード社だ。ともあれカナダ運輸省にもスターウォーズ・ファンのジョーク好きがいた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

スターウォーズ『最後のジェダイ』予告編ついに公開―日本公開は12//25

ルーク・スカイウォーカーの声を再び聞くことができる!

前作『フォースの覚醒』のときより何ヶ月も余計に待たされたが、ディズニーはついに『最後のジェダイ』の特報予告編を公開した。

Star Wars Celebrationコンベンションで『最後のジェダイ』の監督と出演したスターが顔を揃えた。このパネルの最後で予告編が公開された。ゲストには監督のライアン・ジョンソンを始め、マーク・ハミル、ジョン・ボイエガ、デイジー・リドリー、それに新しく加わったケリー・マリー・トランも登場した(トランはレジスタンスのメンバーでローズという役名)。

ビデオの公開はパネルの最後にとっておかれた。ライアン・ジョンソン監督はまず新作のポスターを披露して聴衆の気をもたせた後、「もちろん予告編も用意してある!」と叫んだ。

映画はまだポストプロダクションの段階だというだけあって、フィン、レイ、ポー、カイロが帰ってくることがわかるだけで詳しい内容は不明だ。特筆ものはルークが話すことだ。

〔日本版〕上のツイートにあるように『最後のジェダイ』はアメリカでは12月5日から公開。日本ではディズニーのサイトによれば12月15日(金)から全国公開の予定。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Star Wars ローグ・ワンの新予告編公開―グッズ付き前売券も〔日本でも販売中〕

ローグ・ワンRogue One A Star Wars Story の前売り券が12月16日の公開に向けて販売中だ。この期待のスター・ウォーズ映画はルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア姫というメイン・プロットから離れたシリーズの第一弾となる。ローグ・ワンではメイン・シリーズで破壊されたデス・スターの設計図をいかにして反乱軍が入手したかという秘密が描かれる。

デス・スターはエピソードIV以降、シリーズのプロットの要に位置する帝国軍のスーパー兵器だった。

上のビデオはRogue Oneの新しい予告編だ。 以前の予告編になかったシーンがいくつか付け加えられており、内容がもう少し詳しく推測できる。ユーモラスな場面があるのに注目だ。全体としてプロットも雰囲気もアクションもメインのシリーズに完全にマッチするようになっているようだ。気の利いたセリフもメイン・シリーズの感じとそっくりだ。

〔日本版〕ローグ・ワンのグッズ付き前売り券は日本でも発売中。公開も12月16日が予定されており、前日まで前売り券を購入できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SpheroのBB-8ウェアラブルがIFTTTに対応。「フォース」でスマートホームを制御可能に

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SpheroのBB-8は、昨年の大作『フォースの覚醒』に便乗した商戦の中で最も記憶に残る商品だった。それは完璧なシナジーを形成していた ― ハードウェアスタートアップの優れたリモート制御テクノロジーを活かして、映画で最大の市場価値を持つキャストに命を吹き込んだ。

今年同社はさらに一歩進めて、商品ラインにForce Bandを追加した。愛らしいロボットをジェスチャーで制御できるウェアラブルで、映画の中のフォース・プッシュ/プルを真似ている。楽しい新製品だが、使うには少々コツがいる ― 単体で80ドルという価格も少し高い(本体とのセットは200ドル)。

時期もふさわしくブラックフライデーの週に、SpheroはIFTTT (If This Then That) に対応してForce Bandの能力を新たなレベルに引き上げた。これでウェアラブルユーザーは、あらゆるものをリストバンドで制御できるようになった。ユーザーはコマンドを作成してスマートホームの機能をプッシュ、プル、あるいはストップで操作できる。見よ、ジェダイコーヒーメーカーを。

Spheroの公式ページには作成済み機能がいくつか用意されている ― Philip Hue等のスマート照明の制御は当然ある。そして、ツイートやSlackの投稿をフォース・プルしたり、音楽をフォース・ストップしたくない人などいるだろうか? おそらく胸を張って役に立つ、と言うより楽しいと言うべきだろうが、まだフォースがかなり強いことを感じさせてくれる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

スター・ウォーズ、スピンオフ映画、『ローグ・ワン』、予告編第二弾公開

『スター・ウォーズ』ファミリーの映画の最新作、 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(Rogue One: A Star Wars Story) の予告編第2弾が公開された。これは父と娘の関係に焦点を当てている。ヒロインのジン・アーソとその父親でデス・スターの設計者らしい人物(マッツ・ミケルセン)との関係は前回の予告編より深刻さを増している。

それを別にするとアーソのセリフが多く紹介され、映画の叙事詩的な雰囲気も一層深められている。オーケストラによるスケールの大きな音楽もすばらしい。銀河系の将来に対する人々の憂慮もよく描写されている。

『ローグ・ワン』はアメリカでは12月16日に公開予定

〔日本版〕ウォルト・ディズニー日本サイトによれば、この作品は世界で同時に公開される。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前を舞台とし、レイア姫がデス・スターの設計図を持っていた秘密が明かされるという。父親親役のマッツ・ミケルセンは『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役が有名。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

公式「スターウォーズ」ドローン4機がこの秋やってくる

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もはや時間の問題だった。スターウォーズの新たな作品が年間スケジュールに沿って公開され、空一面をドローンが飛び回る今、この種のシナジー効果が生まれるには最適のタイミングだ。ラジコン玩具メーカーのPropelは、遥か宇宙のかなたで馴じみのある乗り物をモデルにしたドローン4機を発売する。

この秋または冬に登場するLucasfilm公認飛行ガジェットは、タイ・ファイター、Xウィング、ジェダイの帰還スタイルのスピーダー・バイク、およびあの頼りになるごみの塊ミレニアム・ファルコンの4種類で価格は200~300ドル ― ただし現時点で米国内での発売時期について正式な発表はない。

Propel Star Wars

その外見(と価格)から察するに、各ドローンは0から30 MPH(48 km/h)加速3秒以内、最高速度35 MPH(56 km/h)の4ローター塔載のプラスチック製で、様々な曲芸飛行をこなすようだ。空中バトルでレーザータグ風ゲームをプレイするしくみも内蔵している。興味のある人(米国以外)は、公式Propel Star Warsサイトで予約できる。

ドローン群はあのデス・スター設計図奪還に間に合うようにやってくる。

via Wired

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Star Warsの次回作(12月16日封切り)の本物の予告編がついに出ました

ねえ、そこでコンピュータを使ってるあなた、Star Warsに関するこの話、聞いたことある? もう、子どもたちはみんな知ってるらしいよ。だってそれは、続編が必ずある映画だからね、つまり…。

と、読者をじらしてもしょうがない。話というのは、**今度の**STAR WARSのことさ。

この前のStar Warsがまだ出たばかりだから、新作の話なんて大ぼらだと思うかもしれない。Force Awakensの家庭向け封切りは、わずか二日前だ。しかしそれでも、次回作はすでに第四コーナーを回った。劇場へのゴールインは今年の12月16日だ。

“次回作”でも、ストーリーは前回の続きではない。そのRogue One: A Star Wars Storyは、時間的にはA New Hopeの直前だ。…ただし、“前編”という言葉はどこにもない。彼らがたまたま、Jar Jar Binksの記憶をしつこく繰り返さないかぎりは。

Rogue Oneは、Star Wars Anthologyというシリーズの第一作だ。一応、全体がシリーズではあるのだけど、映画としてはそれぞれ単品であり、“全編の一部”とはならない。今回の場合は、反逆者たちがDeath Starの計画に着手するまでの過程だ。

あのいまいましい、たった1秒の予告編の予告編を出してから数時間後に、今度はRogue Oneの本物の予告編だ。そして、やっぱり素晴らしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

このスターウォーズのバーチャルリアリティー実験は、常軌を逸した美しさだ


昨年6月、Lucasfilmといつのも仲間たち ― Industrial Light and Magic(ILM) 、Skywalker Sound ― は、協同でILM Experience Lab(ILMxLab)を設立することを発表した。新しいチームは、Star Warsの世界をバーチャルリアリティーの魔法の魅力へと変換することに力を注いでいる。

チームの最新プロジェクト、Trials on Tatooineは、かなり高性能なヘッドセット、HTC Viveを使ったVR実験(たぶんかなり短いという意味)で、それは…ものすごい…驚きの出来映えだ。

ILMxLabsの作品を初めて見たのは昨年12月のことで、Google Cardboard向けにJakku Spyを発表した時だった。残念ながらGoogle Cardboardは、入力に関しては能力不足のため、Jakku Spyは主に、座って見るタイプの体験だった。

しかし今度は、HTV Vive用に開発されている…これは、Viveの超精密フルモーショントラッキング、ハンドヘルドコントローラーを使えることを意味している。そして、もちろんそれは、ライトセーバーを意味する。

ILMxLabのチームは、この新しい実験の非公開デモを、今週のGDCカンファレンスで行うが、いつ、どうやって、そもそも一般公開するのかについては何も語っていない。殆どの人はHTC Viveをまだ持っていない ― 何しろViveの予約分でさえ4月まで出荷されないのだから。

[via RoadToVR]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

LEGOだけで作ったBB-8は本物のBB-8のように回転する…製品化の可能性もあり

本誌にはほぼ定期的に、すごい才能の持ち主が登場する。今回も、その一つ。

連中は、BB-8のモデルを、LEGOだけで作った。しかもそれは、実際に回転する。しかも本物のBB-8のように、頭はつねに上にある。

ただしLEGOだけというのは、LEGOの本物のパーツだけ、という意味であり、‘LEGOのブロックだけ’という意味ではない。長方形のLEGOブロックをいくら集めても、回転はしないだろう。そこで作者たちは、かなり前に廃版になったStar Warsのポッドレースセットから、最初から丸いタトゥイーンのモデルを借りて作り替えた。ほかのキットから拝借したいろんなパーツや磁石、車輪なども使って、この驚くほど機能性の優れたBB-8ができあがった。

BB-8が座るための、小さなベースステーションまで作り、そこではホィールを回すとBB-8が定位置で回転する(下図)。

絶対に欲しい!人には朗報がある。作者たちは、Lego IDEASにプロジェクトのページを作った。このサイトでサポーターが1万に達したら、LEGOはそれを製品化する。まだ1週間も経たないのに、すでに1000を超えている。締め切りまで、まだ1年以上ある。そんなに長くはかからない、と思うけど。

クリスマスとか、エピソード8の封切りとか、タイミングが良ければ、爆発的に売れただろうね。

[LEGO IdeasGizより]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

スターウォーズ公開間近―Googleがスマートフォンをライトセイバーに変身させる〔日本語サイトあり〕

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このところ右を向いても左を向いても『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』というフレーズが目に入る。ディズニーは人類に知られているありとあらゆるブランドと提携して昨夜ロサンゼルスで先行公開されたこの映画のプロモーションに努めている。そしてディズニーはついにGoogleとも提携した。

今日(米国時間12/15)、ディズニー、 Google、LucasFilm、Industrial Light & Magicは新しい試みとしてChromeブラウザを通じてLightsaber Escapeを発表した。Google、ディズニーなどはウェブサイトを通じて「映画の世界への没入を体験できる」と主張している。本物の映画を見るためのチケットをお持ちなら、もちろんそっちの方がいいに決まっているのだが。

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それでChromeでの実験というのはこういうことだ。読者はスター・デストロイヤーの艦内にいて、手持ちのスマートフォンがライトセイバーだ。つまりこのゲームではChromeブラウザとスマートフォンの双方を必要とする(ウェブサイトとChromeにアクセスできれば種類は問わない)。読者は次々に現れる悪漢をなぎ倒すことができる。

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まずデスクトップのChromeからg.co/lightsaberというサイトを開くと、「スマートフォンでURLにアクセスしてください」という表示が目に入る。 黄色で目立つよう表示されたURLには個人別のキー文字列が含まれているはずだ。サイトの指示どおりにURLを入力する。やがてChromeの画面に「スマートフォンのキャリブレーションが必要です」と表示される。ユーザーは画面の指示に従ってスマートフォンを両手で握り、垂直になるようにかざす。

その後、ストームトルーパーの攻撃のかわし方を学ぶトレーニング・セッションが続く。スマートフォンを振り回すと敵はばたばたと倒れる。ビジュアルといい動きのスピードといい、非常によく出来ている。

ゲームの3Dグラフィックスは WebGLで書かれており、 3Dのレンダリングはウェブサイトを経由していると思えないほど速い。スマートフォンとデスクトップとの通信はWebRTCとWebSocketsが利用され、タイムラグやレイテンシーはまったく感じられない。プラグインは使われていない。つまりこのゲームはGoogleが技術力をデモするという重要な目的にも役立っている。

読者がギークならデベロッパー・ケーススタディーを訪問してみるとよい。いやというほどスターウォーズ関連のアプリを発見できる。少なくとも私の場合、実際に大きいスクリーンで動作を試してみたいアプリがいくつもあった。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+