走行距離と保険料の計算を自動化した従量制自動車保険のBy Miles

英国の走行距離従量制自動車保険By Miles(バイマイルズ)が、Tesla(テスラ)車の運転者を対象とするコネクテッドカー(インターネットに接続している車)専用の保険を発売する。

この新しい保険プロダクトは、車のオーナーのTeslaアカウントからリアルタイムの走行距離情報を取り出し、運転した距離に基づいて各月の保険料を決める。同社によると、ブラックボックスやアフターマーケットのデバイスを必要とせずに車からデータを取り出す自動車保険はこれが初とのことり

この新しい保険は、Swiss Re(スイス・リー)が支援するデジタル保険企業であるLa Parisienne Assurancesとのパートナーシップで作られ、英国の走行距離の少ない(年間7000マイル=11265km未満)のテスラオーナーに格安の自動車保険を提供するとBy Milesは説明する。

同社によると、もっと大きな意味ではこれは、自動車保険業界がコネクテッドカーや電動車などテクノロジーの変化に合わせようとしないことへの反発である。同社は、今やイギリスでは販売される新車の10台に1台は電動車であるという、業界の統計を挙げる。

By Milesの共同創業者であるJames Blackham(ジェームズ・ブラックハム)氏は 「今や保険業界も車と同じぐらいスマートな保険を提供すべきだ」と語る。

この走行距離従量制自動車保険は、自分のテスラ車をBy Milesのアカウントに接続するだけで契約が成立し発効する。従来のようないわゆるブラックボックスは要らない。契約者はBy Milesのアプリを見て毎日の走行距離とそれに対応する保険料を知り、最終的に一か月ぶんの保険料を払う。

この新しい自動車保険は電動車ファーストの保険として、普通車にはない、充電ケーブルやアクセサリーの損害や盗難、そして電動車の電池そのものも保険の対象になる。

しかし、By Milesのコネクテッドカー向け自動車保険は、同社の既存の保険とそれほど大きく異なってはいない。同社はすでに、Miles Trackerという、車に装着する距離計測デバイスを導入して、2018年の7月に走行距離従量制自動車保険を開始している。その被保険者は、現在1万名を超えている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

イーロン・マスクも称賛しそうなレゴ製のTesla Cybertruck

Lego(レゴ)はすでに、Tesla(テスラ)のCybertruckのデザインへの提案を発表しているが、それは純粋にネットミームのためのものだった。しかしこのレゴ製のCybertruckは、Lego Ideasの公式クラウドソーシングサイトに投稿されたもので、非常に忠実に再現されており、オリジナルと同じく特徴的なテールゲートとフロントトラックを備えている。

Lego IdeasユーザーのBrickinNick(ブリッキンニック)氏が製作したこのレゴは、実際のCybertrackのポリゴンのようなサイバーパンク風デザインを見事に再現したもので、同氏によると助手席のドアを開けたり、ランプがスライドしたり、さらにはTesla ATVキットも付属しており、会場でのデモを自宅で楽しめる。もちろん、Elon Musk(イーロン・マスク氏)のミニフィギュアは必須だろうし、交換可能な粉々に割れたウィンドウもあるといいかもしれない。

LEGO Ideasでは、誰でもアカウントを作成してデザインを投稿し、コミュニティがその投稿に投票することができる。十分な票が集まれば、レゴはそのデザインを実際のキットとして製作することを検討するだろう。もちろん、他社の知的財産が絡む際には確かなことはいえないが、このキャンペーンは記事執筆時点ですでに約2000人のサポーターがおり、ユーザーサポートという意味ではうまくいっている。

好むと好まざるとにかかわらず、レゴ製のCybertruckは実に素晴らしいデザインに仕上がっているので、いつか出荷されることを願っている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラの完全電動トラックのCybertruckとフォードのピックアップトラックF-150の牽引試験を数学で解き明かす

数週間前、Tesla(テスラ)は同社初のピックアップトラック「Cybertruck」 を発表した。テスラは発表の際、突如として車同士の牽引デモを提示した。このデモは馬鹿げたテストであるだけでなく、複数の点で欠陥があり、テスラ側に大きなメリットがあった。動画では、それを数学で証明している。

テスラはこのテストをやり直すようだ。最初のテストがオンラインで拡散された後、Ford(フォード)のバイスプレジデントはF-150がよりよい比較結果を出せるように、テスラCEOのEron Musk(イーロン・マスク)氏にCybertruckをフォードに送るよう提案した。同社はすぐに「このコメントは冗談だ」との声明を発表し、なにも証明するつもりはないと述べた。しかしマスク氏はすでに、「提供しよう」とフォードの副社長に回答しており、またテスラも「来週」に別のテストを行うと述べた。

2台のトラックで牽引し合う動画は注目を集めたが、大事な点は他にある。より現実的なテストには牽引重量と航続距離、ハンドリング、充電容量が含まれる。これこそ、実際の購入者にとって重要なことだ。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

レゴがテスラの革新的なCybertruckに挑戦

Lego(レゴ)はつい先日のTesla(テスラ)のイベントに触発されて、未来のトラックのための独自のビジョンを世界に持ち込もうとしているようだ。この、大胆なデザインに関する声明を見てほしい。Elon Musk(イーロン・マスク)氏が先週発表したTesla(テスラ)のCybertruck(サイバートラック)を、レゴが試みているのは明らかだ。ただ、その評判は分かれている。

レゴバージョンのCybertruckは「(窓ガラスが)割れることはない」とツイートしており、これはマスク氏がデザイナーのFranz von Holzhausen(フランツ・フォン・ホルツハウゼン)氏に、Cybertruckの運転席と後部座席の窓に金属製のボールを投げさせたが、ガラスが割れてしまったデモを皮肉ったものだ。マスク氏はその後、これは直前にハンマーで運転席のドアパネルを叩いたことが、窓の構造を傷つけからだと解説したが、なんとも印象的な瞬間だった。

発表時のアクシデントや見た目の奇抜さにもかかわらず、マスク氏によるとこれまでに25万人以上がCybertruckを予約し、100ドルの払い戻し可能なデポジットを支払っているため、少なくとも十分な関心を集めているといっていい。

レゴのトラックの発売に関する詳細は明らかにされていないが、おそらくFord(フォード)とのトラックの決闘にも挑戦するだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

イーロン・マスク氏がフル電動トラック「Cybertruckの窓ガラス破壊の原因を説明

Tesla(テスラ)のCEOであるイーロン・マスク氏によれば、 Cybertruckの防弾ガラスにものの見事にヒビが入ったのは、先だって大ハンマーでボディー を叩いたのが原因だったそうだ。

我々が目撃したとおり、Cybertruckの窓ガラスに鉄球をぶつける実験は期待された結果にならなかった。ガラスには派手にヒビが入りステージ上の人間は皆動転した。マスク氏は思わず「オーマイガッ」と漏らした。

リアウィンドウも同じ結果だった。プレゼンが終わるまでトラックは窓ガラスにはヒビが入ったままの姿をさらした。マスク氏は後になって「順序を間違えた。まず鉄球をぶつけてから大ハンマーでドアを叩くべきだった」と述べた。

こちらがそのツイートだ。

そう、大ハンマーで叩いたことで窓ガラスの下部が割れてしまった。鉄球を跳ね返せなかったのはそれが原因だ。まず鉄球、それからハンマーという順序にすべきだった。この次は必す。

しかし順序がどうでも窓ガラスは保たなかったのでは?大ハンマーで叩いたのはフロントドアで、あれでリアウィンドウの窓ガラスが壊れたとは思えない。もっとも本当のところはテスラの社内のエンジアでないとわからないだろう。

マスク氏は発表イベントの後で社内テストの模様を収めたビデオを公開した。これは「イベントの直前」のもので、たしかに窓ガラスは何事もなく鉄球を跳ね返している。

イベント直前にフランツがCybertruckの窓ガラスに鉄球を投げつけているところ。量産までにさらに改良する予定。

また事後のコメントには「この事前のテストがステージ上での失敗の原因だ」と指摘するツイートもあった。つまり(ビデオのトラックがステージ上のトラックと同一個体だとして)鉄球を投げつけたときに窓ガラスに目に見えない微小な欠陥が生じたというのだ。.

理由はともあれ、ガラスは2回ともヒビが入り、トラックは(文字どおり)ダメージを受けてしまった。もちろんトラックの割れた窓はかっこうのインターネットミームの素材を提供したものの、この電動トラックへの高い関心は続いた。Cybertruckは2021年にならなければ生産を開始しないというのに、米国時間11月14日夜現在、20万人が返金可能な100ドルの予約金(総額2000万ドル)を支払ったという。テスラのことだから量産開始前に窓ガラスについてもなにか驚きの改良を加えてくることだろう。

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テスラのCybertruckはSpaceXのスターシップと同じステンレス鋼を使用

米国時間11月21日、Tesla(テスラ)のCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏は、注目の電動ピックアップ「Cybertruck」を米国ロサンゼルスで発表した。その人目を引くユニークなデザインで新型車は多くの注目を集めた。またその姿はトラックというより宇宙探査用のローバー(惑星探査機)を思わせる。そしてこの場合そのアナロジーがとりわけ的を射ている。なぜならこのCybertruckは、マスク氏が所有する別会社のSpaceXが、来るべき宇宙船Starshipの外壁に使用するのと同じステンレス鋼を身にまとっているからだ。

「この車は、文字どおりの防弾で9 mmの弾丸にも耐えられる」とマスク氏はお披露目の壇上で語った。「このボディはそれほど強力で硬く、我々が開発した冷間圧延ステンレス鋼で作られている。同じ合金を宇宙船のStarshipとこのCybertruckで使っている」。

以前マスク氏は、フルサイズの宇宙船「Starship Mk1」のプロトタイプを発表したイベントで、外壁にはステンレス鋼を使用し、その半分を大気圏再突入の高熱に耐えるためにガラスでさらに覆うつもりであることを明かした(Starshipは地球着陸の前に大気圏に「腹打ち飛込み」のように突入する)。Starshipが乗って打ち上げられる予定のスーパーヘビーロケットは、外壁をすべてステンレス鋼で覆われている。材料選びの理由はコストと有効性の両面からであり、実際にステンレスは高熱に耐えロケットを守ることに関して高い効果を示している。

テスラとSpaceXで同じステンレス鋼を使うことでコスト削減効果が得られることは明らかであり、Cybertruckが大量生産されるとなればなおさらだ。賛否あるデザインから考えるとありそうにないが、もしテスラが先日発表した価格を維持できるのであれば、経済性を買われて売れる可能性はある。CybertruckがSpaceXの仕事に恩恵を与える可能性はほかにもある。マスク氏はイベント前にTwitterで、火星には陸上輸送も必要だと言っていた。

そう、マスク氏はツイートで「加圧型」のCybertruckは「公式火星トラック」になると言った。例によって、マスク氏のツイートでジョークと実際の計画とを正確に区別することは困難だが、私は本件に関しては文字どおりの意味だと思っている。少なくともこの段階では。

宇宙飛行士用のCybertruck火星探査機は、理屈の上でTeslaとSpaceXの両方に益をもたらす。技術開発と製造の効率が上がるだけでなく、ステンレス鋼の例が示すように、宇宙向けにデザインすることに大きな利益の一つが、出来上がったテクノロジーを地球にも応用できる場合が多いことだからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラのCybertruckの予約台数が14.6万台に到達

Tesla(テスラ)は同社のCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏が未来的なデザインの電動ピックアップを発表したわずか2日後に、14万6000件のCybertrackの予約と1460万ドルのデポジットを獲得した。

予約には100ドル(約1万1000円)の払い戻し可能なデポジットが必要だ。これらのデポジットのうち何件が、3万9900ドルから6万9900ドル(約430万円〜760万円)の価格が設定されている、このピックアップの実際の注文に変わるのかを予測するのは不可能だ。そして今後2年間は、多くの憶測が飛び交うだろう。なおテスラによると、3モーター仕様の車両の生産は2022年後半に開始される見込みだ。

マスク氏は米国時間11月23日の土曜日に、これまでに14万6000件のCybertruckの注文があったとツイートした。このうち41%が最も高価な3モーター仕様のもので、42%がデュアルモーター仕様車を選んだ。残りの17%は最も安いシングルモーター仕様だ。

マスク氏が米国カリフォルニア州ホーソンにあるTesla Design Centerで劇的な形で発表したのが、テスタの電動ピックアップトラックであるCybertruckだ。これについては賛否さまざまな意見があり、Teslaファンでさえ称賛する人もいれば、マスク氏がもう少し一般的なものを作ってくれたらと願う人もいた。

車体は冷間圧延ステンレス製で、1回のデモで割れてしまった防弾ガラスと、アダプティブ・エアサスペンションを備えている。

テスラは3種類のCybertruckを提供すると発表した。価格は3万9900ドル(約430万円)で牽引能力は7,500ポンド(約3.4トン)、航続距離は250マイル(約400km)以上。中間モデルはデュアルモーターの全輪駆動で、牽引能力は1万ポンド(約4.5トン)以上、1回の充電で300マイル(約480km)以上走行できる。デュアルモーターのAWDモデルの価格は4万9900ドル(約540万円)だ。

3つ目のバージョンは、3個の電気モーターと全輪駆動、1万4000ポンド(約6.4トン)の牽引能力、500マイル(約800km)以上の航続距離を誇る。「トリ・モーター」(3モーター)と呼ばれるこのバージョンの価格は6万9900ドル(約760万円)だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラの完全電動トラックCybertruckから我々が学んだこと

米国時間11月21日の夕方、Tesla(テスラ)のCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏がステージを去った後、イベント参加者はテスラが開発した完全電動ピックアップトラック「Cybertruck」の発表に興奮したまま、裏口へと通じる長い列へと並んだ。メディアやVIP、そして招待ゲストが分けられて列に並んだ。誰もがCybertruckに乗るのを待ちわびており、TechCrunchもその一員だった。

乗車体験は短かく、わずか2分少々だった。しかし、いくつかの機能を体験するのには十分な時間だ。砂岩のように見えるダッシュボードは、圧縮紙の一種からできている。また、その中央には17インチディスプレイが搭載されていた。

「vault(アーチ)」 と呼ばれるピックアップベッド(荷台)は、ライトが点灯することで視認できる。ただしロック可能なストレージが閉じられている場合、ウィンドウは表示されなくなる。その代わり後部ミラーに、ドライバーが車両後方を見られるようにストリーミング動画が表示される。

座席などのその他の内装は、外観と比べると平凡に映った。車内は広々としていて、天井も高い。そして、長いガラス素材のルーフが設置されている。時速60マイル(約97km)を超える加速の瞬間を捉えた、以下の動画を見てほしい。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラの完全電動トラック「Tesla Cybertruck」の注目ポイント

米国時間11月21日の午後、Tesla(テスラ)のCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏はTesla Cybertruck(サイバートラック)を披露した。まるで世界滅亡後を描いた映画からそのまま飛び出してきたような未来的乗り物だ。

米国カリフォルニア州ホーソンのテスラデザインセンターで、招待客の目の前でマスク氏が劇的にベールを剥いだCybertruckは、冷間圧延鋼板で作られ,一度のデモンストレーションで砕け散ったガラスと適応式エアーサスペンションを備えている。

最初に車が登場したとき、人々は歓声を上げ息をのんだ。これは本当にマスク氏が約束していたCybertruckなのかといぶかしむ声もあった。まだ販売間近でないことに失望する人もいた。しかしひとたびマスク氏が、ボディー、性能、そして価格を紹介するや、聴衆の興奮は高まり始めた。

マスク氏が「ワン・モア・シング」と発する頃になると、聴衆は錯乱状態になり、後に控える試乗を待つばかりになった。そしてCybertruckとペアで作られたATV(全地形対応車)がステージに現れると会場は熱狂のるつぼと化した。

後に、2分間のCybertruck試乗に数百人が並んでいる間、招待客から最もよく聞かれたフレーズは「だんだん好きになりそうだ」だった。果たして本当に気に入るかどうかはわからない。イベントの招待客も、ネットで見ていた人たちも、買うに値するほど気にいるかどうかを決めるまでには(少なくとも)まだ数年ある。

1、2、3モーター

Cybertruckには3種類のバリエーションがある。一番安いバージョンが1モーター後輪駆動で価格は3万9900ドル(433万円)、牽引能力は7500ポンド(3.4トン)で航続距離は250マイル(400 km)。中間バージョンは2モーターの四輪駆動で牽引能力は1万ポンド(4.5トン)、航続距離は300マイル(480 km)。価格は4万9900ドル(542万円)だ。

そして第3のバージョンは電動モーターを3基搭載した四輪駆動で、牽引能力は1万4000ポンド(6.4トン)、航続距離は500マイル(800 km)、価格は6万9900ドル(759万円)だ。

マスク氏はCybertruckの加速力についても誇らしげに語り、トラックがポルシェ911にスタートダッシュで勝つ様子をビデオで流した。「3モーター」バージョンは時速0~60マイル(約0〜100km)を2.9秒以下で加速するとマスク氏は語った。1モーター後輪駆動モデルは最も加速が悪く、時速0~60マイルの加速は6.5秒以下。

tesla cybertruck

TeslaのCEOであるElon Musk氏がTesla Cybertruckを発表(2019年11月21日)

興味のある人は前金100ドルで予約できるとテスラは表明している。2021年末頃までに生産準備が整う予定。3モーター車の生産は2022年遅くの予定。

マスク氏は全電動トラックの製造について数年前から話していた。昨年12月にマスク氏はその計画が復活したことを打ち明け、2019年にはプロトタイプを見せられるかもしれないと語った。計画通り進めば、テスラはGMとRivian(リビアン)が出荷を開始した後に電動トラックを市場に出すことになる。

Rivianは、2020年後半に電動ピックアップトラック「R1T」の生産を開始する予定だ。GMのCEO Mary Barra(メアリー・バラ)氏は11月21日の投資家向けカンファレンスで、2021年に電動ピックアップトラックを販売すると語った。Ford(フォード)も電動トラックF-150を計画中だ。

電動ピックアップの需要がどこまであるか定かではない。しかし、ガソリンとディーゼル駆動のトラック需要は伸びている。自動車情報サイトのEdmundsによると、フルサイズトラックは10月までの新車販売の14.4%を占め、2015年の12.6%を上回った。ミッドサイズトラックは新車全体の3.7%で2014年は1.5%だった。

自動車メーカーはこうした成長の波に乗ろうと躍起になっている。トラックやSUVはセダンよりも概して利幅が大きいからだ。そしてその利幅はメーカーがコストを下げるほど上がり続ける。

フルサイズトラック(ガソリンおよびディーゼル)の平均販売価格は9月に初めて5万ドル(約543万円)を超えその後も伸び続けているとEdmundsの調査担当ディレクターであるJessica Caldwell(ジェシカ・コールドウェル)氏は言う。10月のフルサイズトラックの平均販売価格は5万496ドル(約550万円)、ミッドサイズトラックは3万6251ドル(約393万円)だった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラのCybertruckはソーラー発電オプション付き

Tesla(テスラ)は米国時間11月22日、ピックアップトラックのCybertruckを発表した。SpaceXが宇宙船Starshipに使っているのと同じ鋼合金でできているという空想科学小説的なものだ。

CEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏は、フォードのF-150との綱引きやポルシェとの競争、計画通りにいかなかった窓耐久テストなど、このトラックのお披露目に20分ほどを費やした。そして今朝、マスク氏はステージ上で言及しなかったその他の詳細を小出しにしている。「ソーラー充電オプションの提供を計画している」などだ。

同社はまだ細部を詰める作業を進めているようで、マスク氏はツイートでソーラーオプションに言及している。

Cybertruckの長くて角度のあるサイドはソーラーパネルを搭載するのにうってつけのようだ。トラックを覆うカバーは、発電するのに効率が良さそうな大きくて平らな面となっている。ただ、そうはあってもCybertruckの電気をすべて太陽光で賄うことを期待してはいけない。ソーラーパネルはそこまで効率的ではない。マスク氏は、概念上の「折り畳みソーラー翼」では1日あたり30〜40マイル(48〜64km)走行ぶんの発電ができるかもしれないが、現在のデザインでは1日あたり15マイル(24km)走行分の発電となるとしている。街を乗り回す分には十分だが、長距離を走るときは通常通りに充電する必要があるだろう。しかし、太陽に15マイルぶんをもらえるなんて!

それはそうとして、その他にも知りたいことはある。このオプションが一体いくらするのか、「ソーラー翼」はどのような外観のものか、投入時にオプションは提供されるのかなど。ただ、Cybertruckの生産は早くても2021年後半で、テスラが詳細を詰める時間はまだある。

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(翻訳:Mizoguchi)

Teslaの欧州ギガファクトリーはベルリンに建設、とイーロン・マスク氏が明言

Elon Musk(イーロン・マスク)氏は現地時間の11月12日、ドイツで開催された表彰式で「Tesla(テスラ)の欧州ギガファクトリーはベルリンエリアに建設される」と語った。同氏はドイツの日刊紙BILD主催のゴールデン・ステアリングホイール賞の受賞式に出席していた。

フォルクスワーゲングループのCEOであるHerbert Diess(ハーバート・ディエス)氏とのステージ上でのインタビューで、マスク氏は「今夜は詳細を語るには時間がない。しかしベルリンエリアで、新空港に近い」と話した。

Teslaはまた、ベルリンにエンジニアリングとデザインのセンターを設置する。というのも、マスク氏によれば「ベルリンには世界で最も素晴らしいアートがある」からだ。

授賞式の後、マスク氏はTwitterで「ベルリンのファクトリーではバッテリー、パワートレイン、車両を製造し、まずはModel Yからスタートする」と詳細を少し明らかにした。

ディエス氏はステージ上で、電動化に業界を誘導したことでマスク氏に感謝の念を表した。その後、ディエス氏は「マスク氏とテスラが電動化に向けた取り組みを実証している」と語った。

なぜドイツの自動車メーカーが電動車両で遅れをとっているのか尋ねられたマスク氏は「ドイツがそう後塵を拝しているとは思わない」と話した。そして「世界で最も優れた車のいくつかはドイツ製だ」とも付け加えた。

そして「ドイツのエンジニアリングが抜きん出ていることは誰もが知っていて、それは我々が欧州ギガファクトリーをドイツに建設する理由の1つでもある」と語った。

画像クレジット:Tesla

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(翻訳・Mizoguchi)

テスラが全電動ピックアップの「サイバートラック」を11月21日に発表

Tesla(テスラ)のCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間11月6日、全電動の「サイバートラック」を11月21日にロサンゼルスの同氏の別会社であるSpaceXの近くで披露すると発表した。

その日はロサンゼルス・オートショーの日程とたまたま重なっている。ただしこれはテスラのイベントであり、ロサンゼルス中心部で行われるオートショーとつながりはない。

むしろマスク氏は、ブレードランナーのオープニングタイトルに出てきた日付を選んだようだ。うーむ、たぶん同氏氏は我々に「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた」とつぶやきながら帰ってほしいのだろう。

マスク氏は全電動ピックアップトラックの製造について何年も前から話していた。昨年12月、同氏はそのアイデアを復活させ、テスラはプロトタイプを2019年に発表するかもしれないと語った。

同氏はTwitterで、ピックアップトラックを作りたいと思ったのは2017年4月のことで、最初のModel 3セダンが顧客に渡され、テスラが生産地獄に陥る前だったと語った。当時同氏は、ピックアップトラックは18~24カ月以内に披露するとツイートしていた。

マスク氏はこのトラックを今年の夏に発表したかったが、秋にずれこんだ。このサイバートラックがどんなものかはほとんど知られていないが憶測は山ほどある。1月の決算会見で、同氏はそれを「ユニーク」なものになるだろうと称した。

先月マスク氏は、サイバートラックは彼がインターネットで見たどんなものにも似ていないと語り、さまざまな憶測による画像に言及した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ウォルマートがソーラーパネル火災でテスラと和解

米スーパーマーケット最大手のWalmart(ウォルマート)は、同社の7店舗で火災を起こしたとされる屋根用ソーラーパネルに関わるTesla(テスラ)の契約違反並びに重大な過失の責任を問う訴訟を取り下げた。

「両社間で和解が成立し却下規定書が法廷に提出された」とウォルマートの広報担当者がメールで伝えた。和解条件は明らかにされていない。TechCrunchは追加情報を両社に要求している。

両社は米国時間11月5日に共同リリースを発行し、ウォルマートが提起した問題が解決したことを発表した。「安全は両社にとって最優先であり、問題への対応が進んでいることから、我々の維持可能エネルギーシステムが安全に再活性化させること両社を共に望んでいる」と声明に書かれていた。

和解はウォルマートがニューヨーク州裁判所に提訴してからわずか3カ月後のことだった。訴訟の標的だったTesla Energy Operationsはクリーンエネルギーと電気自動車のメーカーの一部門であり、以前はSolarCityと呼ばれる会社だった。

訴状が提出された数日後、両社和解に向けて話し合っており、ソーラーパネルの設置サービスは継続すると発表した。

この発表は解決への道筋を示唆したものの、裁判の行方は不透明だった。本日までは。

ウォルマートは、テスラを訴えた理由は長年の重大な過失と業界標準不履行のためだった、と訴状に書いた。ウォルマートはテスラに対して、設置済みの240カ所のソーラーパネルの撤去、およびパネルが原因とされる店舗火災の損害賠償支払いを求めた。訴状には、テスラ製ソーラーパネルが原因とされる同社店舗屋上の火災が複数件挙げられている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

「Tesla Model SとModel Xの製造は 感傷的な理由で継続」とイーロン・マスク氏

Tesla(テスラ)でCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間10月23日、決算発表にて投資家に対して「なによりも感傷的な理由」でニッチな製品だとするModel SとModel Xの生産を継続すると伝えた。「これらは未来にむけて重要なものではない」とマスク氏は付け加えた。

Tesla Model 3の販売台数は、同社のModel SとModel Xを大きく上回っている。Teslaは第3四半期にModel SとModel Xを1万7483台出荷したが、Model 3は7万9703台だった。マスク氏はまだ生産されていないModel Yも、Model 3の販売台数を上回る可能性があると予想している。

Model SとModel XはModel 3よりも高価で販売台数は少ないが、何年も前から同社の財務の健全性にとっては重要な存在だった。テスラの自動車の粗利益率は、高価格(かつ1台あたりの利益率の大きい)Model SとXの販売によって相殺されてきた。

これらの車両は、テスラの長期的な将来の計画の一部ではないかもしれない。しかし現在、テスラはこの2つの車に固執している。

同社でCFOを務めるZach Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏は決算発表にて、今四半期は電気自動車の需要増に対応してModel SとModel Xの生産台数を増やしていると述べた。同氏によると、TeslaがModel 3を発売し、生産を増やして安定させたことで同社はほかの製品に注力できるようになったという。さらにカークホーン氏は「テスラは引き続き受注台数の向上を見込んでおり、第4四半期にはModel SとModel Xの出荷台数に反映されるだろう」としている。

マスク氏はModel Sの新しい「Raven」パワートレインを搭載した新バージョンを特に絶賛した。「運転がとても簡単で、スーパーマンが運転しているようだ」「さらに、極めて安全だ」。同氏はModel Xについては「(卵細工のファベルジェのような)自動車における芸術作だ」と述べている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

イーロン・マスクがテスラのフル自動運転機能を「アーリーアクセス」として年内公開すると発表

Tesla(テスラ)のCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間10月23日の決算電話会見で、同社のフル自動運転モードを早ければ今年末に完全実装リリースする可能性があると語った。提供形態は「アーリーアクセス」、事実上の限定ベータとなる見込みでマスク氏はだ確定ではないと念を押した。

「厳しい日程だが、年内にフル自動運転の少なくとも限定リリースはできそうだ」と同氏が会見で語った。そして、年内の限定プライベートベータについて「確実ではない」が「順調に進んでいるようだ」と付け加えた。

これに先立ち、テスラの自動無人運転パーキングロット「Smart Summon」が先月提供された。これは、テスラオーナーが駐車場内で車を呼び出すと歩道まで迎えにきてくれる仕組みだ。初期のテスト利用での成否はさまざまだったが、改善されたソフトウェアアップデートを「来週頃」に公開すると語った。

このSmart Summonのアップデートは、9月末にリリースされて以来「100万回以上」利用された結果のデータに基づいて改善されている。

テスラが公開を予定しているフル自動運転(FSD)モードを利用するには、オーナーはFSDアップグレード・パッケージを所有している必要がある。このパッケージは、8月に価格が6000ドルから7000ドルに価格改定された。

Teslaは今年4月から新しい自動運転コンピューターを全新車に搭載し、独自のカスタムチップへと移行した。これはSD機能をソフトウェアのみのアップデートで実現するためで、かつて同社は前の世代の自動運転コンピューターでも可能だと言っていたが、そのチャレンジが予想以上に困難だったことは明らかだ。同機能の公開時期も複数回延期されている。

マスク氏はその後の質問に対して、「アーリーアクセス」の公開は今年遅くになるかもしれないが、「ドライバーが注意を払わなくてもいいほど信頼性の高い」フル自動運転は「来年末」までかかるだろうと答えた。

ここでの「全機能実装済みFSD」の意味を明確にするために、同氏は後にテスラの自動運転技術の評価基準を紹介し、「無人運転は可能だがときおり監視と介入が必要」であると説明した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラがソーラー屋根タイルの第3世代を発表

Tesla(テスラ)はソーラー屋根タイルの第3世代を発表する。米国時間10月24日午後に正式デビューの予定だ。同社CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間10月23日の決算電話会見で、第3世代の違いの詳細について10月24日午後に正式発表すると語った。

テスラは最初のソーラー屋根タイルを2016年に発表し、2017年に予約受付を開始した。今年6月の年次株主総会でマスク氏は、同製品はすでに第3世代に入っており性能を改善した結果、長期的な電気料金の節約と新しい屋根の購入コストを考慮に入れると、安価な非ソーラー屋根タイルと同等になると語った。

その第3世代は当時すでにテスト中だったようで、今回一般消費者向けに販売する準備が整った。この消費者向けソーラー屋根タイルは、まだ大規模に導入されてはいないようで、予約している顧客の中には、設置時期計画がはっきりしない、と不満を募らせる向きもある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラのQ3決算は予想に反して黒字、株価は時間外で急伸

米国時間10月23日の米株式市場引け後に発表された決算によると、Tesla(テスラ)の第3四半期は2期の赤字を経て再び黒字となった。これはウォール・ストリートを驚かせ、時間外取引で同社の株価は急伸した。

同社の第3四半期の純利益は1億4300万ドル(約155億円)、1株あたり80セントで、前年同期は3億1100万ドル(約337億円)、1株あたり1.82ドルだった。

売上高は63億ドル(約6840億円)で、前期の63億5000万ドル(約6890億円)よりわずかに減り、昨年同期に比べると7.5%ほど少なかった。しかしこれはアナリストの予想の範囲内だった。この第3四半期決算の発表を受けて、テスラ株は時間外取引で17%上昇した。

テスラはまた自動車事業の売上高総利益率も改善させた。これは財政状態を示す重要な指標で、前期の18.9%から今期は22.8%に上昇した。ただし、25.8%だった昨年同期ほどには改善していない。その一方で、同社はフリーキャッシュフローが3億7100万ドル(約400億円)だったことも明らかにした。現金および現金同等物は53億ドル(約5750億円)に増えた。

今回の第3四半期決算にはテスラにとって前向きな要素が多く含まれ、このところ続いていた赤字から脱却した。上海工場の建設は予定よりも早く進み、試験生産が始まったとも述べた。また、Model Yも計画が前倒しとなるようだ。2020年夏までに生産が始まることが見込まれている。

前期は過去最高の納車台数を記録し、63億ドル(約6800億円)の売上高だったにもかかわらず、予想を上回る4億800万ドル(約440億円)の赤字だった。

画像クレジット:Tesla

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(翻訳:Mizoguchi)

テスラの中国でのEV生産に当局がゴーサイン

中国の産業を管轄する大臣は、政府の自動車製造メーカー承認リストにTesla(テスラ)を加えた。このリスト入りは、同社の中国での電気自動車(EV)生産が認可されたことを意味する。

ロイターが、中国工業情報化部(MIIT)の大臣が出したリストにTeslaが含まれたと報じた。中国のテックサイトもまたこのニュースを報じ、MIITの承認のスクリーンショットを掲載した。Teslaはリストの一番上に載っている。TechCrunchはこの件についてTeslaに問い合わせており、反応があれば記事をアップデートする。

Teslaは上海に20億ドル(約2200億円)かけて工場を建設中で、これは米国外に構える初の製造施設となる。7月にTeslaは四半期決算に伴う株主への手紙の中で「Model 3の生産は予定どおり上海工場で年末までに開始する」と記載されている。売上の増加と輸送や関税のコスト回避を望むなら、11月までの生産開始が至上命題だ。

当時「Teslaは生産第一段階に備えて第2四半期中に機械類を工場に搬入する」としていた。

同社はまた「上海ギガファクトリーのタイミングにもよるが、2020年6月30日までの12カ月間で、グローバルで50万台超の生産を目標とする」と話していた。

中国の工場の生産能力は年間15万台で、カリフォルニア州フリーモントの第2世代Model 3のラインをよりシンプルに、そして費用対効果を高くしたものになるとのこと。同社はまた、第2世代Model 3のラインは、フリーモントとネバダ州スパークスのギガファクトリーのModel 3関連のラインより、ユニットあたりの費用は少なくとも50%安くなる、と述べていた。

画像クレジット:Tesla

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(翻訳:Mizoguchi)

テスラのQ3の納車は過去最多の9万7000台でアナリスト予想に届かず

Tesla(テスラ)は米国時間10月2日、第3四半期に過去最多となる9万7000台の電気自動車を納車したと発表した。この数字は前四半期より2%増だったが、それでもアナリストの予想には届かなかったこのニュースを受けて、Teslaの株価は時間外取引で6%近く下落した。

テスラは同日、第3四半期には前四半期より10%多い9万6155台を製造したことも明らかにした。同社はこのところ生産台数を着実に伸ばしている。2018年第4四半期の生産台数は8万6555台で、今年第1四半期は7万7100台に落ち込んだ。そして第2四半期に8万7048台に戻した。

FactSetによると、アナリストは第3四半期の納車が9万9000台になると予想していた。

過去最多の納車台数となり、さらに生産をのばせることを示したにもかかわらず、この数字はCEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏の高い目標に届かなかった。リークされた電子メールの中で、マスク氏は第3四半期に10万台を生産できたかもしれなかったと語った。

テスラはまた、第3四半期に過去最多のネット注文を受け、受注残が増えた状態で第4四半期に突入したことも明らかにした。すべてのModel 3の注文は予約していなかった客からのものだったとも述べた。参考までに、以下は過去の納車状況だ。

同社は第2四半期に9万5200台を納車した。これは6万3000台だった第1四半期から大幅な伸びで、第1四半期は前四半期から3分の1ほど落ち込んでいた。低迷した第1四半期の納車台数の影響は決算に如実に現れた。コスト、価格調整なども響き、予想を大幅に超える7億200万ドル(約752億円)の赤字となった。

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(翻訳:Mizoguchi)

組合結成を妨害したテスラとイーロン・マスクが労働法違反と判決

Tesla(テスラ)が労働者の組合結成を不当に妨げたことは国の労働法に違反している。米国時間9月27日に米国カリフォルニア州の行政法判事が判決した。

この判決は控訴されると思われるが、Bloomberg(ブルームバーグ)が最初に報じた。Teslaは、コメントの求めに応じていない。得られ次第、この記事をアップデートする。

この自動車メーカーとCEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏は、Amita Batman Tracey(アミタ・バットマン・トレーシー)判事から違反の修正行為を求められた。それには、組合結成活動をしていた社員の復職と遡及賃金の支払いが含まれる。判事はさらにマスク氏に、全国労働関係局(NLRB)が同社を法律違反と結論したことを、会社の集会などで全社員に報告することを命じた。

判決文より。

被告がその社員たちを召集してイーロン・マスクまたはその時点で会社の最高位にある者が、警備員や全管理職および監督職のいるところで、この注記を社員に向けて朗読することを命じたい。場合によっては朗読は、Musk同席のもとに全国労働関係局の職員によるものであってもよい。

Bloombergの記事によると、NLRBはTeslaが法に違反したことを判定できるが、それ以上の権限はない。例えばNLRBは、役員個人を有罪としたり、罪科となる被害を査定することはできない。

判決は9月27日に発表され、マスク氏とTeslaは全国労働関係法に違反して、同社のカリフォルニア州フリーモントの工場における組合結成の試みを抑圧したとしている。非番の社員がフリーモントの駐車場で組合結成呼びかけのチラシを配ることを同社は禁じて2人の労働者を不当に解雇し、組合活動について社員を尋問したことも違法とされた。さらにまた、組合に加入した労働者は会社が払うストックオプションを放棄すべし、と匂わせているマスク氏のツイートも違法と判断された。

Teslaのチームに組合結成を止めさせるものは何もない。望めば明日にでも作れる。でも組合費やストックオプションを彼らに会社が払ういわれはない。当社の安全性は、プラントが全米自動車労組に入っていたころより2倍いいし、誰もがすでに医療サービスを受けている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa