マイクロソフトがXbox向けChromiumベースEdgeブラウザーのオープンテストを開始

マイクロソフトがXbox向けChromiumベースEdgeブラウザーのオープンテストを開始

Aaron Souppouris/Engadget

マイクロソフトは、最新ゲーム機Xbox向けのChromiumベースのウェブブラウザーEdgeを開発し、オープンテストを始めました。Xbox Inider Program内のAlpha / Skip Ahead Ringに属するXboxのテスターは、Xbox Series XおよびS、Xbox Oneで新しいEdgeブラウザーを試すことができます。

Xbox版Edgeは、まだマウス/キーボードが完全にはサポートされておらず、バグもまだ残されているものの、Xboxコントローラーでは十分に機能するとのこと。

Xbox版EdgeではそのベースであるChromiumブラウザーとの互換性によって、理屈上はGoogleのストリーミングゲームサービスStadiaの利用も可能になるはずです。また、ブラウザーゲームやSkypeその他のサービスの互換性も向上します。他のプラットフォームのEdgeと同じ同期エンジンを使用しているため、プラットフォーム間のデータ同期など、いまどきのインターネットの便利機能を享受できるようになるでしょう。

まだXbox版Edgeは完成には遠い位置にあるようですが、4K以上の解像度を持つ大画面テレビで使われることも多くなるであろうことを考えると、今後の使い勝手の向上如何ではゲーム機が家庭におけるウェブブラウジングの中心になる可能性も、もしかしたら高まるかもしれません。

なお、Xboxのライバル機PlaySation 5では、いまのところ簡単に利用できるウェブブラウザーは用意されていません。アプリの画面上にウェブページを表示する機能はあるので、将来的にPS5用の単体ウェブブラウザーが用意される可能性はありますが、少なくともこの記事執筆の時点においては、ブラウザー市場の大半を占めるChromiumベースという点も含め、Xboxのほうが優位な状況と言えるでしょう。もちろん、わざわざゲーム機でウェブサイトを見たりしないよという方には大した話ではないかもしれませんが。

(Source:The VergeEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Xbox / エックスボックス(製品・サービス)ウェブブラウザー(用語)Microsoft Edge(製品・サービス)

マイクロソフトがXboxやPC用ゲームのアクセシビリティをテストする開発者向けサービスを開始

過去数十年の間に、ゲームがマニアのためのものから一般の人が広く楽しむものに成長してきたことで、障がいを持つ人々はより多くのゲームをプレイすることが可能になったのと同時に、プレイできないゲームも増えてきた。Microsoft(マイクロソフト)は、PCとXboxのゲームをさらに多くの人が楽しめるものにするために、新たに拡張されたXbox Accessibility Guidelines(エックスボックス・アクセシビリティ・ガイドライン)に沿っているか、ゲームを照らし合わせて確認する新しい社内テストサービスを開始した。

このMicrosoft Game Accessibility Testing Service(マイクロソフト・ゲーム・アクセシビリティ・テスティング・サービス)は現在稼働中で、WindowsまたはXboxプラットフォーム向けにゲームを開発している人は誰でも利用することができる。

「このサービスでは、専門家と障害を持つゲーマーで構成されるチームが、Xboxアクセシビリティガイドラインに照らしてゲームをテストします。当社の目標は、7営業日以内に正確でタイムリーなフィードバックを提供することです」と、同社のシニアゲーミングアクセシビリティプログラムマネージャーであるBrannon Zahand(ブラノン・ザハンド)氏は述べている。

これは無料ではないので(Microsoftはコストを明示していないが、おそらくプロジェクトによって異なるだろう)、資金を投じる前にどんなレポートになるのか知りたい場合は、アカウント担当者に相談すればサンプルを見せてくれるだろう。

しかし、このサービスでは、最終的に完成したコードを送る必要はない。「ゲームのアクセシビリティは、ゲーム開発の初期段階で実装する方がはるかに簡単です。ゲーム開発者には、コアUIとゲーム体験を組み込んだ代表的なビルドができたら。すぐに提出することをお勧めします」と、ザハンド氏は述べている。「また、すでに製品をリリースしていて、新しいアップデートやコンテンツ追加で新鮮味を維持しようと考えている開発者にとっても、このテストは価値があるでしょう。多くの場合、コンテンツをアップデートする際に、その一部として比較的小規模な調整や機能追加を行うことができますから、障害を持つゲーマーやアクセシビリティ機能を利用するゲーマーのための改良も施すことができるでしょう」。

このガイドライン自体は2020年1月に導入されたもので、ゲームを開発する際に考慮すべきヒントやチェック項目が何百も含まれている。今回公開された「2.0」バージョンでは、多くの改善点が盛り込まれており、このXboxブログの記事にまとめられている。

全般的にいうと、今回の変更では明快さと適用しやすさが改善され、開発者により直接的でシンプルなアドバイスを提供している。しかし、現在販売されているゲームの中には、このようなことが単に理論的に可能というだけではないことを示す多くの例がある。

今はこれが当たり前のようだ(画像クレジット:Microsoft)

このガイドラインには、UIから操作方法、難易度設定に至るまで、あらゆることが書かれており、興味のあるゲーマーにとっては説得力のある読みものとなっている。いくつかのゲームが、ゲームのコアに影響を与えずにアクセスを向上させるために、どれほどきめ細かな難易度や機能やモードの設定を導入しているのかを知ると、なぜ他のゲームはそうしないのかと不思議に思うようになる。

また、画面読み上げ機能ができるだけ多くの情報にアクセスできるようにするためには、メニュー画面やゲーム内のUIをどのように構成するのがベストなのかなど、より多くの重要なヒントも掲載されている。

いくつかの機能を追加したり減らしたりすることで、ゲームの「意図」した遊び方に支障をきたすのではないかという意見もある。実際、「DARK SOULS(ダークソウル)」シリーズのように難しくて融通が利かないことで有名なゲームが、どうやってそんな変更を優雅に統合することができるのか、想像するのに苦労する。

しかし、そんなことは頭が良い開発者たちに任せておけばよい。一方で、我々が話題にしているこれらのオプションは、実際、最もハードコアなゲームでさえ、ほとんどすべてが切り替えや調整が可能だ。異なる状況にある他人への配慮が欠けていることを口に出したり、感情を露わにする必要はない。

Microsoftは近年、ゲームのアクセシビリティに向けていくつかの取り組みを行ってきたが、その中でも最も顕著なものは、Xbox Adaptive Controller(エックスボックス・アダプティブ・コントローラー)だろう。これはジョイスティック、ボタン、トリガーとして機能するさまざまな補助デバイスを、同社のプラットフォームに接続できるようにするもので、これによってより多くの人々が、ゲームをプレイしやすい環境を整えることができる。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:MicrosoftXboxアクセシビリティ

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(文:Devin Coldewey、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

Xbox Live Goldの値上げがユーザーの怒りを買い米マイクロソフトは瞬く間に撤回

【更新(米国時間1月22日)】Microsoft(マイクロソフト)は発表から24時間も経たないうちに、不満が爆発したファンとの関係をなんとか修復しようと、Xbox Live Goldの値上げ計画を撤回した。

「我々は本日、ミスを犯してしまいました。みなさんからいただいた提言はもっともで、おっしゃるとおりです。友達とつながって遊ぶことはゲームの重要な部分であり、毎日それを利用しているプレイヤーのみなさんのご期待に応えることができませんでした。結果、Xbox Live Goldの価格設定を変更しないことを決定しました」と同社はブログ記事に書いている。

マイクロソフトは、Xboxユーザーと和解するために、さらに一歩踏み込むと述べている。同社は、Xbox上の無料ゲームについて、オンラインプレイのためにXbox Live Goldのサブスクリプションを必要としなくなると述べた。「今後数カ月の間に、できるだけ早くこの変更を実施できるよう努力しています」と同社は書いている。

米国時間1月22日金曜日の早い時点での元記事は以下のとおりだ。

————————————————

金曜に誰も見ていない時間、悪いニュースをうやむやにしようとするかのように、マイクロソフトは米国時間1月22日朝、Xbox Live Goldの価格を値上げすると発表した。

価格変更の内訳は以下のようになっている。

1カ月プランは月10ドル(約1038円)から11ドル(約1141円)に変更。
3カ月プランは25ドル(約2594円)から30ドル(約3113円)に変更。
6カ月プランは40ドル(約4151円)から60ドル(約6226円)に変更(ただしマイクロソフトによると、適用されるのは新規メンバーのみ)。

「あれ、12カ月プランはどこに?以前、そのオプションがなかったっけ?」

確かにあった!以前それは60ドル(約6226円)だった。つまり、新しい6カ月間のサブスクリプションの価格である。同社は2020年7月に12カ月プランの販売を中止していたが、おそらくこの変更が目前に迫っていたため、(販売を続ければ)12カ月間のLive Goldの料金が120ドル(約1万2452円)になることを値札上で認めなければならなかったのが理由だろう。

良い知らせもある。6カ月プランの値上げは、新規メンバーにのみ適用されるという部分だ。すでに6カ月のサブスクリプションを利用している場合(または自動更新の12カ月サブスクリプションで適用免除される場合)Xboxサポートは、価格が上がらないことをツイートで確認している。

「既存の12カ月または6カ月のオンラインXbox Live Goldメンバーであれば、価格の変更はありません。メンバーシップの更新を選択した場合は、現在の価格で更新されます」。

1カ月プランや3カ月プランの場合は、新しい料金を支払うことになりそうだ。

では、なぜ料金を引き上げるのか?マイクロソフトは公式には理由を説明していない(何年も、一部の地域では10年も、値上げしていないことを指摘する以外は)。少なくともその一部分は、月15ドル(約1556円)の(Xbox Live Goldにオンデマンドタイトル食べ放題をバンドルしている)Xbox Game Passをより魅力的に見せるためだと推測できるだろう。

【Japan編集部】1月24日現在、日本では1カ月プランは税込824円、3カ月プランは税込2138円となっている。

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タグ:MicrosoftXbox

画像クレジット:Darrell Etherington

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(翻訳:Nakazato)

マイクロソフトとEYがブロックチェーン基盤のXboxゲーム用著作権・ロイヤリティ管理システムを本稼働

マイクロソフトとEYがブロックチェーン基盤のXboxゲーム用著作権・ロイヤリティ管理システムを本稼働

暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術に関連する国内外のニュースから、過去1週間分について重要かつこれはという話題をピックアップしていく。今回は2020年12月20日~12月26日の情報から。

会計・税務関連サービスを提供するEY(アーンスト・アンド・ヤング)Microsoft(マイクロソフト)は、「Quorum」(クォーラム)ブロックチェーンを基盤とする、マイクロソフトのゲームに関する著作権・ロイヤリティ管理プラットフォームを機能拡張した。日本法人EY Japanが12月25日に報じた

同ブロックチェーンプラットフォームに関しマイクロソフトは、ゲームブランド「Xbox」のパートナー、アーティスト、ミュージシャン、ライター、その他コンテンツクリエーターのネットワーク向けに、ロイヤリティ契約の締結から支払・照合までを網羅する財務記録システムとして活用していく。EYは、契約関連の計算や取引処理を自動化できるようサポートする。

両社は共同で、2018年6月よりデジタルコンテンツの著作権とロイヤリティを管理するためのブロックチェーンプラットフォームを開発し、マイクロソフトおよび、マイクロソフトとパートナーシップを組むゲームパブリッシャー向けに、試験提供を続けてきた。

著作権やロイヤリティを多数扱うゲーム業界では、著者、作詞・作曲家、プロダクション関係者、ソフトウェアデベロッパーなど支払先が複数存在する。毎月、何万件・数十億ドルにのぼるロイヤリティが支払われている中、従来のロイヤリティ計算は、一般的にオフラインのデータソースを使用し、手作業で行われていたという。

両社が開発を進めてきたブロックチェーンプラットフォームは、他社に知的財産や知的資産をライセンス供与する企業や、ロイヤリティ契約に基づきクリエイターに対価を支払う業態の企業など、広範囲に適用できるよう設計。支払処理に時間を要するゲーム業界の著作権やロイヤリティの管理システムを合理化し、コストの削減を目指してきた。プラットフォームには、スマートコントラクトが組み込まれており、リアルタイムにロイヤリティを計算できるよう設計している。

ネットワーク基盤は、コンセンシス(ConsenSys)がオープンソースソフトウェアとして公開しているEthereum(イーサリアム)基盤のコンソーシアム型ブロックチェーンQuorum、Microsoft Azureのクラウドインフラ、ブロックチェーン技術を組み合わせ、合意内容の機密性が関係者全体で確保できるよう構築。

さらに拡張された今回のブロックチェーンプラットフォームでは、Microsoft Azureをベースにした人工知能(AI)を活用し、契約書のデジタル化を加速し、より迅速な契約書作成が可能になった。また、明細書と請求書をシームレスに生成し、それらをERP(総合基幹業務システム)に統合することで、ロイヤリティ決済の処理スピード、可視性、透明性を向上させている。拡張されたプラットフォームにより、ゲーム開発パートナーとの契約をすべてデジタル化し、ほぼリアルタイムでロイヤリティ計算を行うことで、処理時間を99%短縮する。

このブロックチェーンプラットフォームは、ソフトウェア業界で「ソークテスト」と呼ばれる、膨大なトランザクション下でのパフォーマンスをサポートするためのテストが行われ、1日あたり200万件の取引を処理できることが実証されているという。

今回の機能拡張により、マイクロソフトのグローバル・ファイナンス・オペレーションのゼネラルマネージャー Luke Fewel氏は「今回の拡張ソリューションの本稼働は、ブロックチェーンとスマートコントラクトのテクノロジーを活用したロイヤリティ決済の明るい第1歩となりました。これによって、拡張性を備えた財務およびオペレーションプロセスの合理化と、膨大な手作業によるスタッフの負担軽減、ゲームパートナーのエクスペリエンス向上が可能になります。引き続き、ロイヤリティ・エコシステム全体に本ソリューションを浸透させてプロセスの改善を図り、現代に即したファイナンスジャーニーを積極的に進めていきたいと思います」と語っている。

また、EYのグローバル・ブロックチェーン・リーダー Paul Brody氏は「ブロックチェーンは今後、企業間のやり取りのデジタル化になくてはならない重要な要素となるでしょう。今回、私たちは契約のデジタル化から財務上の未収金の計上に至るすべてのアクティビティの自動化とサイクルタイム短縮を進めました。この拡張バージョンの本稼働は、ブロックチェーンを活用したデジタル化の道のりにおいて大きな1歩となりました。このようなブロックチェーンソリューションは、ポイントツーポイントの統合からエコシステムレベルの自動化へとレベルアップする一助となります」と述べている。

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Ethereum(製品・サービス)EY / アーンスト・アンド・ヤングXbox / エックスボックス(製品・サービス)オープンソース / Open Source(用語)Quorumブロックチェーン(用語)Microsoft / マイクロソフト(企業)Microsoft Azure(製品・サービス)

「サイバーパンク2077」が大量のバグで発売停止、開発元CD Projekt Redとソニー、マイクロソフトが返金受付中

ソニーは、互換性の問題やバグに関する顧客からの大量の苦情や嘲笑の声が殺到したため、近年最も期待されていたゲームタイトルの1つ「Cyberpunk 2077」(サイバーパンク2077)をPlayStation Storeから削除した。

ソニーは、PlayStation StoreでCD Projekt Redのタイトルを購入したすべてのユーザーに全額返金すると発表したが、ユーザーはそれを要求する必要がある。先にCD Projekt Redは「サイバーパンク2077」が800万回以上予約注文されたと発表した。その翌日に同社はデジタル予約販売の収益だけで「サイバーパンク2077」の開発、マーケティング、プロモーションコストをすべて上回ったと発表している。

【更新】日本時間12月19日午前3時25分Microsoft(マイクロソフト)もまた、一部の「古いコンソール」のプレーヤーが「サイバーパンク2077」に満足していないことを認め(Twitter投稿)、Microsoft Storeでゲームを購入した希望者に返金を行うとしている。アップデートの時点で、「サイバーパンク2077」はまだXbox Storeに掲載されていたため、マイクロソフトは同ゲームをストアから削除していないようだ。

【更新】日本時間12月19日午前3時25分)

CD Projekt Redは、小売店で「サイバーパンク2077」のディスクまたはデジタルコピーを購入した顧客に払い戻しを行う意向であると述べている(未訳記事)。同社はツイートで「必要であれば自腹を切って」と述べた。BestBuyは顧客にも返金を提供している(Polygon記事)。

Niko PartnersのシニアアナリストであるDaniel Ahmad(ダニエル・アフマド)氏(Twitter投稿)は、待望のタイトルの上場廃止はゲーム業界では前例のないことだと述べた。「ゲーム業界において、このようなことは今までなかったと思います。似たようなこととしてはWarner Bros(ワーナー・ブラザース)が技術的な問題でPC版『‘Batman Arkham Knight(バットマン アーカム・ナイト)』の販売を中止したことだったが、これはパブリッシャー自身が行ったものだった。今回はプラットフォームが販売している」。

アフマド氏によるとCD Projekt Redが「サイバーパンク2077」の発売を1年遅らせることで、このような状態を避けることができた可能性があると述べている。「サイバーパンク2077」は発売前に3000万本以上のセールスを記録されると予想されていた。しかしゲームの状態と同社の対応がこのような事態を招いてしまいました」。

CD Projekt Redは「サイバーパンク2077」を7年に初お披露目し、何階も延期したあと2020年12月10日に発売した。CD Projekt Redの株価は、発売時点で13%以上下落している。

Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は「高いレベルの顧客満足度を確保するために努力しており、PlayStation Store経由で『サイバーパンク2077』を購入し、返金を希望するすべてのゲーマーに全額返金を始める」と述べている。同タイトルは他のプラットフォームでもバグや不具合に悩まされている

今週初め、CD Projekt Redは「PlayStation 4とXbox Oneでより良くプレイできるようもっと注意を払うべきだった」と認めている。同社は満足していないユーザーには返金を行うと述べたが、多くのユーザーから返金を受けていないという声が寄せられている。

「数カ月前から、このような事態になるとわからなかったわけはない」とNiko Partnersのアフマド氏はいう。「開発者やQAが問題点を指摘したり、(CD Projekt Redが認めたように)ゲームの最終版で英ゾうが意図的に隠されたり、削除されていました。ここから学ぶべきはたくさんあります」。

「重要なのは、管理・生産プロセスを改善する必要があるということです。数カ月の間、ずっと開発を続けても、ゲームが良いものにならないことがわかりました。開発者の健康だけでなく、ゲームにも悪影響を及ぼします。またパブリッシャーやプラットフォームホルダーのレベルでのマーケティング、認証、返金のガイドラインは、業界に大きな影響を与えるでしょう。CD Projekt Redがどのように反応し、長年にわたり同社が築き上げてきた信頼をどうやって取り戻すのか、興味深いところです」とアフマド氏は付け加えた。

関連記事:サイバーパンク2077は巨大な可能性を秘めたレトロかつ未来型ゲームだが発達途上

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:CD Projekt RedCyberpunk 2077PlayStationXbox

画像クレジット:CD Projekt Red

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Xboxクラウドゲーミングが2021年春にiOSとコンピュータにも対応

Microsoft(マイクロソフト)がクラウドゲーミングサービスのロードマップの一部を明らかにした(Xboxリリース)。同社はAndroidデバイス以外のプラットフォームにも対応する計画であることを認めた。2021年春には、iOSデバイスとコンピュータ上でクラウドゲーミングのサービスを開始する予定だ。

Project xCloudと呼ばれているマイクロソフトのクラウドゲーミングは、XboxのゲームをXbox以外のデバイスでプレイできるようにするサービスだ。ゲームはプレイヤーの近くにあるデータセンターのサーバーで動作する。ビデオはプレイヤーのデバイスにストリーミングされ、操作はリアルタイムでサーバーに中継される。

Xboxのクラウドゲーミングは単独のサブスクリプションではない。Xbox Game Pass Ultimateに1カ月14.99ドル(日本では1100円)で参加しているプレイヤーは、このサブスクリプションの一部としてクラウドゲーミングを利用できる。Xbox Game Pass Ultimateは、対象タイトルに加えEA PlayとXbox Live Goldを楽しめるプランだ。

新しいデバイスに対応するということで、もうじきコンピュータからXboxクラウドゲーミングのゲームを起動できるようになる。Xboxアプリとウェブブラウザでサービスを利用できる予定だ。

Xbox Game Pass Ultimateの参加者はコンピュータにゲームをダウンロードできるが、クラウドゲーミングはコンピュータのGPUがそれほどパワフルでないユーザーにとって特に有効だ。マイクロソフトがサービスの利用をWindowsコンピュータで動作するウェブブラウザだけに制限するのかどうか興味深い。多くのユーザーがMacからもサービスを利用したいと考えるだろう。

iOSに関してはApp Storeの規則による制限があるため、マイクロソフトはウェブブラウザに限定してクラウドゲーミングを開始する予定だ。NVIDIAはiOSのウェブブラウザを利用するGeForce Nowのベータ版を公開した。筆者はiPhoneとiPadからNVIDIAのサービスを利用してみたが、ウェブブラウザを利用する方法はうまくいっている。

Androidのスマートフォンかタブレットを持っていれば、XboxのクラウドゲーミングはXbox Game Passアプリからすでに利用できる。使い勝手はインターネット接続とWi-Fiネットワークの品質に大きく左右される。

レイテンシーを最低限に留めるには、データセンターが近くにあることも必要だ。Xboxのクラウドゲーミングを利用できる国が、米国、カナダ、韓国、ヨーロッパの一部に限られているのはこのためだ。

マイクロソフトはデータセンターを増やして市場を拡大すると述べている。Xboxクラウドゲーミングはオーストラリア、ブラジル、日本、メキシコでこれから利用できるようになる。

【訳注】日本でもProject xCloudプレビュー版の参加登録を受け付けている

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タグ:MicrosoftXbox

画像クレジット:Microsoft

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(翻訳:Kaori Koyama)

Xboxの大人気タイトル「Halo Infinite」の発売はさらに伸びて2021年秋に

「Halo Infinite」が2021年に延期されたことはすでに知っていた。当初は新しいXboxと同時に発売する予定だったが、Microsoft(マイクロソフト)は2020年8月に2021年に発売すると発表していた。

しかし、2021年の正確な時期はまだ誰にもわからなかった。343 Industriesの新しいブログ記事によると、その時期が絞り込まれており、2021年秋にリリースされるという。

北半球の秋という意味だとすると(おそらくそうだろう)発売時期は9月末から12月末までになる。つまり、しばらく後だ……。だが、ダメなゲームより、発売が遅れたゲームのほうがいいよね?

343 Industriesにはインタビューが掲載されており、発売時期についてのチームの考え(そしていまも取り組んでいることについても少々)もまとめられているが、要するに話は「物事を正しく行うにはもっと時間が必要だった」ということだ。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:XboxHalo Infinite

画像クレジット:343 Industries

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(翻訳:TechCrunch Japan)

レビュー:時代の先を行くMicrosoftのXbox Series X

最初のXbox One(エックスボックスワン)発売から7年、Microsoft(マイクロソフト) の最新ゲーム機Xbox SeriesX(エックスボックスシリーズX)が新しい境地を切り開き、これまでにない製品としてエックスボックスのエコシステムに加わった。マイクロソフトはサブスクリプションサービスGamePass(ゲームパス)とクラウドストリーミングのxCloud(エックスクラウド)を展開している。それでも、彼らはいまだ、非常にパワフルで巨大な金属製ボックスの製作に力を注ぎ、画期的な新規ゲームタイトルを消費者の家庭に届けようとしている。

最初に言っておくと、499ドル(約52500円)のシリーズXと299ドル(約31500円)のシリーズSのシステムはレビューするのが難しかった。最新のゲーム機の発売ラインナップにはいつも少し不満な点があるが、今世代は特にタイトル発売の遅れが多く、発売日に出たシリーズXのタイトルの中には、発売前にレビュアーにすら提供されなかったものもいくつかあった。発売日の遅れに関しては新型コロナウイルス感染症に伴う遅延が、すでにタイトなスケジュールに影響を与えていることが考えられるが、レビュアーへの提供タイトルが少ないことに関してはレビュアーに不必要な制限がかけられているように感じた。

とはいえ、そうしたタイトルがプレイできるようになったら、このレビューを更新したいと思う。

画像クレジット: Lucas Matney(ルーカス・マットニー)

エックスボックスシリーズXは高いスペックを備えている。コア数とテラフロップス数が多い。マイクロソフトが推し進めている未来的でギミックな機能はない。Kinect(キネクト)はセットになっておらず、VRヘッドセットもない。シリーズXはただ、それ以前のどのエックスボックスよりも優れたゲームプレイができる巨大な黒い箱だ。

シリーズXとシリーズSの大まかな違いをざっと紹介する(このレビューは主にシリーズXに焦点を当てている)。

シリーズX

  • 最大120fpsの出力に対応し、4Kでタイトルを実行。最終的には最大60fpsで8Kをサポートする*
    1TBストレージ
  • 4K UHDブルーレイドライブ
  • 非常に大きい
  • *開発者がゲームプレイ品質を決定する

シリーズS

  • 最大120fpsの出力に対応し、最大1440pでタイトルを実行
  • 512GBストレージ
  • 光学ドライブなし
  • シリーズXほど大きくない

前世代機は、ゲーム機の世代の概念を大いに揺るがした。それまでは、中間世代のハードウェアのアップデートは主に外観的なものだった(例:同じパワーを搭載しつつ、パッケージのスリム化を図る)。しかし、Xbox One S(エックスボックスワンエス)とOne X(ワンエックス)はそれまでの慣習を壊した。中間世代のアップグレードにおいてパフォーマンスの向上を提供し、新しい4Kテレビを最大限に活用できるとの触れ込みで、PlayStation(プレイステーション)からユーザーを奪おうとしたのだ。

その結果、今回はマイクロソフトの前作であるワンエックスに比べて圧倒的なアップグレードだという感覚がすぐにわかない。テラフロップスに関しては2倍高速だが、この特長を実際に活かせるタイトルがまだない。時代の先を行っているのだが、発売初日にゲーム機を購入する消費者は、その高機能を最大限に利用できるようになるまでかなりの時間待たなければならないと思われる。

グラフィックス的にはユーザーが発売タイトルのプレイ品質に圧倒され、衝撃を受けるといったことにはならないと思うが、ゲーム機の世界で当たり前になってしまった大きなイライラを解消するのに、いずれシリーズX/Sのパワーが大いに役立つだろう。

画像クレジット:ルーカス・マットニー

主に新しいSSDストレージによってロード時間が大幅に短縮されている。おそらくユーザーがすぐに気付く大きな変化はここだろう。これまでにない別の特長は、ゲーム機のファンがささやくように静かで、ゲームに熱中するとシリーズXから音がほとんど聞こえなかったことだ。さらに大きな性能の向上にQuick Resume(クイックレジューム)がある。これによりユーザーは、ゲーム全体をリロードしたりスタートメニューを行ったり来たりすることなく、少し前にプレイしていたゲームをすばやく再開できる。これはかなりの優れものであり、少なくとも当面の間プレイステーション5に導入されることがない機能だ。

こういったことすべてを考えると、実際のところ、理論上の話ではあるが、プレイアビリティの面でもシリーズXとソニーのPS5に大きな差はないと言えるだろう。どちらにも内部システムの大幅な改善、SSDによるロード時間の劇的な短縮、UIの改善といったメリットがあり、それにコントローラーも新しくなった。

両者の見た目は全く違う。 シリーズX本体は非常に大きく(PS5ほどではないが)、購入を考えている多くのユーザーがゲーム機用の棚に横置きで収まるかどうか寸法を確認する必要があるだろう。 シリーズXはゲーム機というより、デザイン性の高いゲーミングPCのような感じだ。シャシーは非常にしっかりとしていて密度が高く、これまでに見てきたゲーム機のシャシーの中でも非常に頑丈なデザインの部類に入る。ハードウェアに関して、シリーズX/Sのコントローラーは前世代と非常に似ているが、さりげない改良、特にその感触と質感は多くのユーザーが気に入るだろう。

これを読んでいる人のほとんどは、シリーズXを購入するかどうかすで決めていることだろう。そして、その多くは単に新製品という理由で購入するのだろう。シリーズXの性能に対する現時点での必要性や、その性能を手持ちのゲーム機器に活用できるかどうかといったことは二の次で、新しいタイトルをプレイし、時代に乗り遅れないようにしようと思っている。それは確かに悪い理由ではない。

画像クレジット:ルーカス・マットニー

シリーズX/Sまたはプレイステーション5を購入しようかどうか迷っている人もいるかもしれない。 アメリカの政治と同じように、私はそれほど多くの浮動層(決心のついていない人)がいるとは思っていない。 ユーザーは、どのシリーズもののタイトルがプレイステーション専用であり、どのタイトルがエックスボックスでのみ発売されるのかをよく知っている。Sony(ソニー)とマイクロソフトの両者とも数十年、独自のゲームタイトルの展開を推し進めているが、マイクロソフトはここ数年でゲームスタジオの買収に積極的になっていて、サブスクリプションサービスのゲームパス向けに膨大なタイトルからなるライブラリを構築しようとしているため、独占タイトルはすぐに増えていきそうだ。

とはいえ、迷っている人のほとんどは、自分が本当にプレイしたいゲームタイトル用のゲーム機を最終的に選ぶことになる。しかし今のところ、PS5やシリーズXの発売タイトルの中に何が何でもプレイしたいものがある場合や、前世代機でプレイできなかったタイトルが最適化された形式でプレイできるようになっている場合でもなければ、今すぐ決めるのは少し難しい。ホリデーシーズンに発売予定だったシリーズXの目玉タイトルHalo Infinite(ハローインフィニット )は2021年まで発売が延期された。現実問題、このハードウェアを本当にアピールできるゲームタイトルは、おそらく来年の終わりまで登場しないと思われる。

とにかく、ほとんどのユーザーは来年までシリーズXを最大限に活用できないだろう。自宅のテレビやAVレシーバーが、シリーズXの性能、つまり8Kゲームや高フレームレート(120fps)の4Kゲームを最大限に活用できる状態に対応していない可能性が圧倒的に高い。ハイエンドを実現するには、HDMI 2.1というテクノロジーが必要とされるが、これを採用しているのは一部の新しいテレビのみである。来年はもっと全面的に標準化されそうだが、今のところ、こういったテレビやAVレシーバーは実際に家庭ではあまり使われていない。4Kテレビが対応しているHDMI2.0があれば、シリーズXのタイトルを最大60fpsの4K解像度(前世代のエックスボックスワンエックスに近い品質)でプレイできる。

真新しいテクノロジーを取り入れる場合、妥協することが増えるが、それはシリーズX/Sも例外でない。 最先端の映像規格に対応したゲーム機はライフサイクルが長い。しかし最新のAVハードウェアを手に入れるまで、消費者は最適な環境でプレイできない。 発売初期に購入する人にとっては、たいてい新しいタイトルが少ないことも、とてもいら立たしい。 マルチプラットフォームのヒット作がいくつかお目見えするが、シリーズX/Sのパワーを最大限に活かせる、プレイ必須のタイトルはなさそうだ。 性能を重視してゲーム機を購入している消費者にとっては残念なことだが、シリーズX/Sのタイトルが徐々に充実していくことは間違いないと思われる。というわけで消費者は、シリーズX/Sの性能の向上を目当てに、2020年に思い切って購入すべきか否か決断を迫られている。

関連記事:フォートナイトがPS5とXbox Series X/Sで発売決定

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Xbox Microsoft レビュー

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(翻訳:Dragonfly)

フォートナイトがPS5とXbox Series X/Sで発売決定

これまでと同様にローンチタイトルの情報は、次世代ゲーム機に大金をつぎ込むゲーマーにとって気になるところだろう。しかし大人気のバトルロワイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」は、来週発売されるPlayStation 5とXbox Series X/Sの両方で発売される予定だ。

発売元のEpic Gamesは、新システム用のタイトルの詳細を明らかにしている。リリースでは「Xbox Series X/SとPS5向けのフォートナイトは、ただ前世代のタイトルを微調整したものではなく、新しいコンソールのパワーを活用するための新しいネイティブビルドです」と述べられている。既存のプレーヤーは新しいハードウェアを利用しながら、新システムでのプレイを続けることができる。

Sony(ソニー)とMicrosoft(マイクロソフト)で改善点はかなり似ており、Xbox Series XとPS5ではどちらも4K解像度で60fpsでのプレイ、より高速なマッチローディング、60fpsでの画面分割、爆発に反応する木のような木といったものやより見栄えの良い天候効果を含む物理的、視覚的な改良が施されている。Xbox Series Sもこれらの改良のほとんどをサポートしているが、4K解像度ではなく1080p解像度にダウングレードされる。

新型Xboxは11月10日、PlayStation 5は11月12日に発売される。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Epic GamesFortnitePlayStationXbox

画像クレジット:Christian Petersen(Getty Images) / Getty Images

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

マイクロソフトが11月10日にXbox Game Pass Ultimate加入者にEAのサブスクゲームサービスEA Playを無料プレゼント

今月初め、マイクロソフトはXbox Game Pass Ultimate加入者が追加料金なしで、EA Playを利用可能なることを発表した(マイクロソフトリリース)。EA Playは、Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)のサブスクリプションベースのビデオゲームサービスだ。米国時間9月30日、同社はこの詳細を明らかにした(マイクロソフトリリース)。Xboxのゲームコンソール所有者は11月10日にEA Playの無料サブスクリプションを有効化することができる。

既報のとおり、Xbox Series XとXbox Series Sを11月10日に発売する。ちなみにEA Playには、Fifa 20、Madden NFL 20、Battlefield V、Mass Effect、Dead Spaceなど、EAの各種ゲームが含まれている。

画像クレジット:Mircrosoft

Xbox Game Pass Ultimateサブスクリプションには、同社のゲームライブラリ、Xbox Live Goldサブスクリプション、同社のクラウドゲームサービスxCloud、そして11月にEA Playへのアクセスが含まれる。これが月額1100円で手に入る。なお、月額850円のXbox Live GoldではEA Playを利用できない。

画像クレジット:Microsoft

Windowsでは、Xbox Game Pass、およびXbox Game Pass Ultimateの加入者は、12月にEAのゲームをダウンロードすることができる。少し手間なのは、EAのアカウントを作成する必要があることだ。 EAクライアントアプリをダウンロードし、XboxとEAアカウントをリンクしなければならない。

なお、すでにEA Playの料金を支払っていて、EA Playへのアクセスを許可しているXbox Game Pass Ultimateサブスクリプション利用者は、EA Playのサブスクリプションはキャンセルされ、残りの契約期間はXbox Game Pass Ultimateに充当される。そして、残りの期間が50日から3カ月の間であれば1カ月ぶんの、残りの期間が4カ月から6カ月の場合は2カ月ぶんのXbox Game Pass Ultimateを受け取ることができる。詳細はFAQで確認してほしい。

マイクロソフトはこの機会に、一部のBethesda(ベセスダ)のゲームがサブスクリプションサービスに追加されることを明らかにいている。例えば「Doom Eternal」は10月1日に同サービスでプレイ可能になる。またXboxのリリースでは、Bethesdaが開発中の宇宙を舞台にしたオープンワールドRPG「Starfield」もXbox Game Passに入ることが記載されている。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

日本マイクロソフトが「Xbox Series S」国内価格を税抜2万9980円に改定

日本マイクロソフトが「Xbox Series S」国内価格を税抜き2万9980円に改定

日本マイクロソフトは9月24日、「Xbox Series S」の日本国内における販売価格の改定を発表した。Xbox Series Sの国内販売価格は、税抜き3万2980円から、税抜き2万9980円となる。「Xbox Series X」は従来通り税抜き4万9980円で変更はない。両製品とも日本での予約受付は9月25日から開始し、全世界で11月10日に発売する。

日本マイクロソフトが「Xbox Series S」国内価格を税抜き2万9980円に改定

なお、9月24日午後9時から配信を行う「Xbox 東京ゲームショウ ショウケース」では、最新ゲームや日本国内パートナー、プレイヤーによるコンテンツ、Xbox関連サービスに関する最新情報を公開予定としている。

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Microsoft(マイクロソフト)は、米国時間11月9日の水曜日に次期モデルのゲーム機「Xbox Series X」 を499ドル(約5万3000円)で発売することを認めた。

同ゲーム機は9月22日から予約受付が開始され、Xbox Series Xだけでなく廉価モデルの「Xbox Series S」も発売される。Xbox Series Sの価格は299ドル(約3万2000円)で、11月10日に発売され、予約注文は9月22日から始まる。

Xbox Series X は、Xbox Oneのハイエンドモデルとなる後継機で、8コアのカスタムCPU、16GBのメモリー、12テラフロップスの処理能力を持つGPU、超高速なロードと転送速度を実現する1TBのNVMe SSD、および60/120fpsの両方で最大4K解像度をサポートするなど、非常に印象的なスペックを誇る。

Series Sは低消費電力な廉価モデルで、物理ディスクドライブを搭載せず、60fps/最大1440p解像度をサポートし、512GBのNVMe SSDを含むより低いスペックとなる。なおSeries Sは、Series Xと同じCPUを搭載する。マイクロソフトが新世代コンソールにおいて、予算重視なゲーマーとプレミアムゲーマーの両方にアピールしたいと考えているのは明らかだ。

今週初めには、Xbox Series Sのオフィシャルティーザー画像とトレーラーが、価格情報とともにリークされた。マイクロソフトはその後にこれらの詳細を確認し、低価格かつ非常にコンパクトなSeries Sの発売予告を公開したが、これまでSeries Xと同じ発売日に発売されるかどうかもわからなかった。さらに、499ドルという価格も本日初めて明らかにされた。

Xbox Series Xは、マイクロソフトのXbox All Accessサブスクリプションを通じて、2年間にわたり月額34.99ドルで提供される。Series Sは分割払いでも入手可能で、同じ24カ月間で月額24.99ドルだ。これらのサブスクリプションには 「Xbox Game Pass Ultimate」 も含まれており、ハードウェアの支払い期間中に同社のサブスクリプションゲームライブラリにアクセスできる。

画像クレジット:Microsoft

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

マイクロソフトが約3万円の次世代コンパクトゲーム機「Xbox Series S」の存在を認める

マイクロソフトは、Xboxの公式Twitterアカウントを介して次期モデルの「Xbox Series X」とともに「Series S」と呼ばれる小型Xboxが発売されることを認めた。Series Sの存在は、最初は米国時間9月7日の月曜日にリークされた。最初はBrad Sams(ブラッド・サムス)氏がTwitter上で情報を投稿した。そしてWalking Cat(ウォーキングキャット)が追従。Xboxのアカウントでは、大きな円形の通気グリルを備えた同じ小さなデザインの画像がツイートされ、発売時の推定小売価格は299ドル(約3万1700円)になると伝えられた。

サムス氏の最初のリークでは価格は299ドル、Walking Catがリークした内容にはトレーラービデオも含まれており、その中には、Series SはSeries Xより60%小さいが、高速な512GBのNVMe SSDを搭載し、最大1440p解像度、120FPS、4Kのアップスケーリングを提供すると書かれている。また、DirectX Raytracing(DXR)もサポートしているようだ。

Series Xとともに、Series Sが発売される噂もあった。マイクロソフトが最初にSeries Xを公式発表したのは2019年12月だった。同社はリークされた仕様や性能については一切認めなかったが、それは間違いなくXboxの公式ティーザーをるWalking Catが目にしたもののようなので、おそらく正しいのだろう。

同社はまた、Series Sの発売日や予約日についても何も発表していない。次世代XboxとソニーのPS 5の両方の発売は、大規模なチラ見せキャンペーンを通じて非常に注目を集めている。一方で、予約受付と発売の詳細が発表されないためゲームファンは苛立ちを覚えている。願わくば、今回のリークと公式アカウントの情報ががXデーに近づいていることを意味しているといいのだが。

画像クレジット:Microsoft

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(翻訳:TechCrunch Japan)

圧倒的な性能アップで注目されるAMDのモバイルCPU「Ryzen Mobile」とは?

圧倒的な性能アップで注目されるモバイルCPU「AMD Ryzen Mobile」とは?

2017年に投入され、Intel一択だったCPU市場にクサビを打ち込んだのが、AMD Ryzenプロセッサーだ。第1世代Ryzenでは、Intelの強固な地盤にひびを入れた程度だったが、2019年7月に投入されたZen 2アーキテクチャを採用した第3世代Ryzenでは、確実に地盤を砕き、自作PC市場のCPU単体販売数シェア(BCNランキング調べ)がIntelを上回ったほどだ。

  • 第1世代Ryzen: Zenアーキテクチャ(Ryzen 1000シリーズ)
  • 第2世代Ryzen: Zen+アーキテクチャ(Ryzen 2000シリーズ)
  • 第3世代Ryzen: Zen 2アーキテクチャ(Ryzen 3000シリーズ)

プロセッサーを手がけて半世紀のAMD

Ryzenとともにその名を知らしめたAMDだが、まだまだ「AMDって?」と首を傾げてしまう人も、かなりの数になるはずだ。そこで、駆け足になるが、軽くその歴史に触れておこう。

AMDこと、Advanced Micro Devices(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の歴史は約半世紀と長く、1969年に半導体メーカーとして設立された。当初はIntelプロセッサーと同じ仕様の製品を提供するセカンドソースメーカーだったが、Intel互換プロセッサーの開発を経て、1999年にIntelと互換性のない独自プロセッサー「Athlon」を投入、すでにIntel独占状態だったCPU市場に一石を投じた。

その後も独自CPUの開発し、2006年にはNVIDIA GeForceのライバルとなるRadeonを手がけていたATI Technologiesを買収。dGPUのRadeonシリーズに加え、CPUにGPUを統合したAPUを開発している。

Zen 2アーキテクチャ採用の「Ryzen Mobile 4000」シリーズ

しばらくの間パッとしなかったAMDは、Ryzenの高いコストパフォーマンスに加え、PlayStation 5や次世代Xboxはじめ据置型家庭用ゲーム機にもAMDプロセッサーやグラフィックス機能が採用され続けるなどで改めて知られるようになった。今や自作PCだけでなく、メーカー、BTO PCに第3世代AMD Ryzenシリーズを採用するデスクトップPCが増えている。

そんなAMD Ryzenのモバイル向けは、デスクトップ向けに遅れること約1年、Zen2アーキテクチャを採用するRyzen Mobile 4000シリーズを投入している。

大幅性能アップで注目を集める第3世代Ryzen Mobile。GPUにはRadeon Vegaを内蔵する

大幅性能アップで注目を集める第3世代Ryzen Mobile。GPUにはRadeon Vegaを内蔵する

Ryzen Mobile 4000シリーズは、同社デスクトップ向けAPU(CPUとGPUを統合したAMDの製品名)と同じく、GPU「Radeon Vega」を内蔵する開発コードネーム「Renoir」(ルノアール)として噂されていた新世代のAPUになる。

  • 第1世代Ryzen Mobile APU: Zenアーキテクチャ+Radeon Vega(Ryzen Mobile 2000シリーズ)
  • 第2世代Ryzen Mobile APU: Zen+アーキテクチャ+Radeon Vega(Ryzen Mobile 3000シリーズ)
  • 第3世代Ryzen Mobile APU: Zen 2アーキテクチャ+Radeon Vega(Ryzen Mobile 4000シリーズ)

製造プロセスとして、7nmプロセスを採用

メインストリームCPUの製造プロセスが14nmで滞っているIntelと異なり、7nmプロセスを採用しており、Zenアーキテクチャ、12nmプロセス採用の第2世代Ryzen Mobileから大幅に性能を引き上げられている。

7nmプロセス製造とZen2アーキテクチャの採用は大きく、第2世代Ryzen Mobileからはメモリーコントローラーが強化され、メモリークロックは第2世代Ryzen MobileのDDR4-2666から、DDR4-3200に向上ししている。

さらに、IntelがIce LakeでサポートするLPDDR4-3733を上回るLPDDR4x-4266にも対応している。このメモリーの高クロック化により、iGPUの性能アップに期待が持てる。

 

開発コードネーム「Renoir」の第3世代Ryzen Mobile 4000シリーズ

開発コードネーム「Renoir」の第3世代Ryzen Mobile 4000シリーズ

Ryzen Mobile 4000シリーズのラインナップ

2つのスキームで展開するIntelのモバイル向け第10世代Coreプロセッサーと比較すると、Ryzen Mobile 4000のSKUは少ない。8コア/16スレッド、ベース稼働クロック3.3GHz、最大稼働クロック4.4GHzとなる「Ryzen 9 4900H」を最上位に、4コア/4スレッドでベース稼働クロック2.7GHz、最大稼働クロック3.7GHzの「Ryzen 3 4300U」まで、9SKUを用意している。

TDP(熱設計電力)は、15W、35W、45W、35-54Wの4種類。TDP15WのSKUを含め、ベース稼働クロックが高くなっている点にも注目といえる。なお、TDPはプロセッサナンバー末尾のアルファベットで分かり、TDP15Wは「U」、35Wは「HS」、45W、35~54Wは「H」となっている。

Ryzen Mobile 4000シリーズのラインナップ

GPUコアは第2世代同様Radeon Vegaベース

GPUコアは第2世代と同じRadeon Vegaをベースに7nmプロセスに移行しており、各SKUでGPUコア数や、GPU稼働クロックが異なるAMD Radeon Graphicsが搭載されている。

GPUはAMD Radeon Graphicsを搭載

GPUはAMD Radeon Graphicsを搭載

そこで、GPUコア数7基、稼働クロック1600MHzのAMD Radeon Graphics(Vega 7)を搭載しているRyzen 7 4700Uでその性能を確認してみた。

「Intel Iris Plus Graphics」採用のモバイル向け第10世代Coreプロセッサー搭載ノートPC同様に、Ryzen 7 4700U搭載ノートPCにおいて、Epic Gamesの「フォートナイト」をフルHD解像度、画質(プリセット)「中」という条件でプレイしたところ、フレームレートは80fps台と、快適ゲーミングの指標となる60fpsを余裕でオーバーしていた。CPUスペックが異なるため横並びの比較にはならないので、あくまで参考程度としてほしい。

さらに、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークでは、フルHD解像度、標準品質(ノートPC)で「とても快適」指標を記録していた。フレームレートは30fps台だったので、実際にレイド戦などをプレイするのは厳しいが、iGPUとしては非常に高い性能を持っているのは確実といえる。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア (C)2010 – 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

圧倒的な性能アップで注目されるモバイルCPU「AMD Ryzen Mobile」とは?

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カテゴリー:ハードウェア

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次世代Xboxは2020年11月発売。ようやくマイクロソフトが発表

この数カ月間、次期Xboxコンソール関する情報が小出しされてきた。そのデバイスはXbox Series X(未訳記事)と呼ばれている。

どんな外観かわかっている。中身についてもいろいろわかっている(未訳記事)。新ゲーム機のために開発中のタイトルも10種類以上わかっている(未訳記事)。

わかっていないのは、「いつ」店頭に並ぶのかだ。Microsoft(マイクロソフト)は年末までには発売するといったが、それ以上の詳細は明かしてこなかった。そして米国時間8月11日、マイクロソフトは発売日の範囲を狭め11月中に出荷すると 発表した(Microsoftリリース)。

同社は、11月の「いつ」かはいっていないため、正確な発売日についてはまだ幅がある。しかし、これまでの3カ月間の幅よりはいい。

このニュースは、343 IndustriesがHalo Infiniteの発売を2021年に延ばすことを発表したのとほぼ同時だった。「343のビジョンに合致するHaloのゲーム体験を届けるため」と同社は述べた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

マイクロソフトがXboxクラウドゲームと連動するモバイルゲームアクセサリ発表

2019年10月にMicrosoft(マイクロソフト)はDesigned for Xboxの認証をモバイルアクセサリのラインアップに拡大すると発表した。その目的は明白だ。同社は独自のストリーミングサービスであるProject xCloudを通じて、スマートフォン向けゲームに本腰を入れようとしている。

マイクロソフトは米国時間8月4日午前、公式ブログでいくつかの新製品を発表した。製品ランナップでは、ゲームアクセサリに興味を持つ人なら誰でも知っているはずのブランドから5種類の認定デバイスが登場する。また9月15日のXbox Game Pass Ultimate発売を前に、すべての製品の予約受付が開始されている。

アクセサリのほとんどは、当然ながらコントローラーだ。レイテンシーを別にすれば、この種のテクノロジーにおける最大の障害はコントロールだ。つまり、タッチスクリーン式のスマートフォンでコンソールゲームをプレイする場合が問題となる。十分なアクセサリがなければ、ほとんどのタイトルはうまくプレイできないだろう。

ありがたいことにRazer、PowerA、8bitdoの3社が、xCloudのストリーミングサービスへと特別にデザインされたコントローラを発売する。拡張性の高いRazer KishiとPowerA MOGA XP7-X Plus Bluetoothコントローラーは両方とも100ドル(約1万600円)、8bitdoのコントローラーは50ドル(約5300円)だ。PowerAと8bitdoはともにXboxコントローラーをスマートフォン装着するクリップを15ドル(約1600円)で提供する。

さらに、SteelSeriesから100ドル(約1万600円)のヘッドフォンであるArctis 1も登場する。このヘッドフォンは、コンソールゲームとモバイルデバイスの両方で利用できるように専用に設計されている。

画像クレジット:Microsoft

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Halo、ForzaなどXboxシリーズXゲームのデモビデオ一挙公開

ソニーは先月、スパイダーマン マイルズ・モラレス、ロボット・ネコがサイバーシティを散歩するStray、プロバスケットのNBA 2K21など多数のPlayStation 5向けゲームを紹介 した。今度はMicrosoftの番だ。5月にXboxシリーズX向けのタイトル13本が予告されているが、今回ははるかに詳しいデモビデオだ。年末商戦でこの次世代コンソールを買う必要があるかどうかゲーマーが判断するのにかっこうの材料となっている。

ソニー同様、Microsoftも発売予定のタイトルから実際のゲームシーンをデモしている。このバーチャル・プレゼンにはこうした迫力あるゲーム録画以外に通常の予告編も含まれている。Xboxの責任者、フィル・スペンサー(Phil Spencer)氏は「(リリース予定の)15タイトルのうち9タイトルが紹介される。うち5タイトルは1人称視点のゲームだ」と述べている。.

予想どおり、まずはトップはHaloの最新バージョンの予告だ。HaloのアップデートがなければXboxのアップデートもないというくらいこの一人称戦闘ゲームはXboxゲームの代名詞となっている。Halo Infiniteのゲーム実況はバーチャル・プレゼンの冒頭にあるだけでなくかなりの長さもある。

開発元のBungieの説明では新しいHaloは「最近のいくつかのバージョンを合計したより数倍もサイズが大きい」だそうだ。 Bungie関連のビッグニュースはまだある。Destiny 2がXbox Game Passに登場するという。今年末にはGame Passのメンバーはこのタイトルを無料でプレイでできるようになる。

Rareの新作ゲーム、Everwildは今回のプレゼンでいちばん驚かされたタイトルだった。 プレビュー版の予告編が先月公開されていたが、今回のビデオはさらに詳しくサイケデリックなタッチがいかんなく感じ取れる。

ForzaもXboxの主力ゲームの一つで、時間を取って紹介されている。 このレーシングゲームも従来の番号式バージョン命名を捨てた。レンダリングは60fps、4Kでシステムのレイトレーシングを利用しており、迫真性が大きくアップしている。実際のリリースは来年になるもようだ。

ゾンビーもののState of Decayシリーズも長寿命の定番タイトルだ。.バージョン3にあたる新作についは情報が乏しいが映画的な緊迫感ある予告編となっている。

デスクトップとXbox Oneでこの夏すぐにもプレイできるのがGroundedだ。これは突然ミニサイズに縮められてしまった子供たちの冒険を描いた楽しいファンタジーで、舞台は裏庭だが巨大なクモが出てくる。このタイトルもXboxシリーズXでリリースされる。今回のイベントではPlayground GameのFable IVの「妖精がヒキガエルにひと飲みにされてしまう」という非常に短い予告編も公開された。

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滑川海彦@Facebook