このスチームパンクなブレスレットで、テトリスをプレイしよう


Keven Batesは、Arduboyというプログラマブル名刺を作った男だが、次のプロジェクトは、最高にクールなブレスレットの中に詰め込まれている。この銅でできた回路基板むき出しの(当然水濡れ禁止)ウェアラブルは、小さな液晶画面でテトリスをプレイできる。ブレスレットの左右をタップして移動したブロックが、複数に分割された画面を上から下へ落ちてくる。スコアも残る。

このブレスレットは現在プロトタイプだが、Batesはこれに3Dプリント部品を加え、本物のウェアラブルらしくして、見た人がショックを受けないようにする予定だ。ブレスレットには小さなコンピュータが塔載されていて、完全にプログラマブルだ。誰か腕Angry Birdsを作らないかな?

via Giz

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Galaxy Note 4、Samsungの「隙間は必然」説明にギャップ拡大

Samsungの新機種、Galaxy Note 4を買った韓国ユーザーたちは、自分の最新機種に普通ではない特徴があることに気付いた ― 画面の周囲に名刺がささるほどのギャップがある。まだ米国には届いていないGal Note 4は、発売当日に売り切れた。

そして、ギャップは完全に正常な現象らしいことがわかった。Samsungはこのギャップについて文書で言及しており、そこには、ある程度のギャップは必然的に起こり得ると書かれている:

デバイスのケース外周に見られるわずかな隙間について。
・この隙間は製造上必須な特質であり、部品の軽微な振動が起きる場合がある。
・時間とともに、部品同士の摩擦によってこの隙間が多少拡大する可能性がある。

また、SamsungはAndroidCentralに対して、「本件はGalaxy Note 4の機能あるいは品質に影響を与えない」と伝えた。

おどけた連中は、この隙間を使えばユーザーは端末本体で名刺を持ち歩くことができ、おそらく時間と共に少々ほこりがたまるだろう、などと言っている。


via AndroidCentral

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Samsung Glaxy Note 4に、#Gapgate疑惑

時が変われば、別の「○○ゲート」が現れる。今回はSamsung Galaxy Note 4。Androidファンを魅了するこの最新のタブレットは、画面とケースの間にわずかなギャップのある個体が出荷されたと報じたれた。韓国のiTTodayが報じたこの問題は、少数のデバイスに影響を与えていると見られている。

記事によると、ギャップ(隙間)は紙2枚か名刺1枚が入る程度の幅だ。ここから埃や液体が侵入する可能性がある。

Samsungは、韓国でGalaxy Note 4を発売したばかりで、初回ロット3万台を売り尽くした。韓国Sasmsungはこの問題を認識し、米国で発売される前に問題を解決する予定だ。しているが、無視するらしい、と少なくともTrustedReviewsは言っている。

「報じられている問題はGalaxy Note 4の機能や品質に影響を与えない」とSamsung広報担当者は本誌に話した。「われわれは、Galaxy Note 4の装置が当社の厳しい製造・品質管理基準を満たしていることを、顧客に保証する」。

via BGR

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水を”訓練して”目的地まで行かせる方法をデンマークの科学者らが発見

化学物質を移動するための便利な(と思われる)方法を、南デンマーク大学(University of Southern Denmark)とチェコ共和国の首都プラハの化学技術研究所(Institute of Chemical Technology)の科学者たちが作り出した。この方法では液体をアルコール塩基中で移動でき、それだけではあまりクールだとは思われないが、上のビデオをご覧頂きたい。色のついた水滴が、紙で作った迷路をたどりながら、二つの食塩水の水滴に近づいていく様子が見られる。

このシステムは、生命の起源を表しているかもしれない、と研究者たちは言っている。彼らの発表声明から引用しよう:

“塩が彼らを移動させる刺激である。彼らが移動するのは、塩分濃度の勾配が場所によるエネルギーの落差を作り出すからだ。それは、ボールを平面に置いて、その面を急に傾けた場合と似ている。ボールはいちばん低い地点へと転がっていく。水滴も、それと同じことをしている。どちらの方向にも塩分濃度の勾配がなければ、水滴は水平な平面に置かれたボールと同じだ。でも一つの方向から塩分濃度の勾配がやってくると、水滴は勾配の下へ向かって元気に動きだす。塩分濃度が濃いほど、ボールをより強く引き寄せる”、とMartin Hanczycは述べている。塩を次々と別の場所に置くと水滴はそのそれぞれの方向に動いていくから、その意味ではこのシステムは持続可能である。しかも水滴は、それぞれの塩分溶液滴の濃度を見分けることができる。その過程を、外部からの温度の刺激でコントロールできる。水滴が塩分の源へ到着すると、物理的に溶融してそれと反応する。

Martin Hanczycは前に、油滴が生物のような動きを見せることを報告し、生命の前触れのような単純な化学反応かもしれない、と述べたことがある。

チームは、この方法が複雑な機械における潤滑油の浸透や、薬品、香料、冷却剤などの配布に応用できる、と言っている。“スマートウォーター”では決してないが、液滴を目的地に届けるための簡単で精度の高い方法、と言えるかもしれない。

ひとつだけ確かなことは、未来において人類を支配するロボットが、アルコールで全身びしょ濡れだったら、ぼくは歓迎するね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Luminox P-38は、暗闇で明るく光る機械式クロノグラフ

Luminoxは、無駄のない三針クォーツ腕時計と、そのユニークなトリチウム管発光針で知られている。この驚くほど明るくコンパクトな時計は、軍隊および警察で人気が高い。しかし、第二次大戦時代の戦闘機乗りはどうだったのか? 誰が彼らのために時計を作るのだろうか。この会社がついている。

Luminox P-38 Valjoux Automatic 9461(P-38 Chronoと呼ぶことにする)は、ロッキード P-38 ライトニングを称える最新モデルだ。黒と白を基調とした伝統的クロノグラフで、縁のタキメーターと、標準的な時分秒に加え中央に秒針が配置されている。日付/曜日窓もあり、竜頭の上下にある隠れたボタンで制御する。かなりの厚みがあり、厚手の皮ベルトが付属している。

3000ドルという価格は、Valjoux[バルジュー]のクロノグラフとしてはお買い得だ。Valjouxはスイスの時計ムーブメントのメーカーであり、Luminoxがこのモデルで使用している7750は、名品であり非常に入手が困難になってきている。Luminoxにとって、このよう歴史ある高価なムーブメントを使うことは、新たな展開であり同社がより稀少な領域に移行しようとしている兆候かもしれない。

しかし最大の呼び物は、Luminoxのトリチウム管だ。この時計は暗闇でまるで懐中電灯のように光る。クロノグラフの小さな針には発光処理が施されていないが、時針と分針はグリーンに光る。このトリチウム管による発光は、光に当てなくとも25年間続くという。

私は以前からLuminoxのファンだったが、彼らがクォーツムーブメントに力を入れているというだけの理由で、これまで避けてきた。自動巻への移行という決断は感激的であり、これはスイスアーミーその他の、かつてクォーツ中心だったブランドと同じ方向性でもある。高級腕時計の人気は高く、将来スイスにApple Watchの波が押し寄せてくることを踏まえると、時計メーカーは、安物のケースに入ったクォーツムーブメントより少し良いものを提供する必要がある。

この時計は特別にユニークというわけではないが ― 7750は今やどこででも見かける ― Luminoxとして新しい何かを提供するものであり、特に発光機能はすばらしい。デザインはオメガ・スピードマスターから派生したものだが、小さな針にも発光体が付いたところを是非見たいものだ。価格、サイズ、製造品質いずれも完璧だ。もし、暗い場所で見やすく見た目もおしゃれで(あまり)高価すぎない腕時計を探しているなら、このP-38は最強だ。


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曲がったiPhone問題は、3Dプリンティングで解決しよう

驚くほどきついパンツでiPhone 6 Plusを曲げちゃった? 骨ばったお尻でiPhone 6をダメにしてしまった? iPhoneを万力に挟んでペンチで曲げてしまった? 3Dプリンティングが解決してくれる。

このプリベント[折り曲げ済み]iPhone 6ケースは、Shapewaysで19.99ドルにて販売中だ。作者のFernando Sosaは、カラーバリエーションとして、ベント・ブルー、プレッシャー・パープル、OMGオレンジの各色を用意している。Sosaは、ウラジミール・プーチン等形取った「プラグ」を作っていることでも有名だ。

設計図データをダウンロードして、自分でプリントすることもできる。その場合は、あなたのiPhoneの曲がり具合に応じて、ファイルを修正することをお薦めする(あなたが、実際に問題の影響を受けた9人の一人であるならだが)。お楽しみあれ!

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ステッピングモーターが音楽をかなでるRasPi/Arduino製の珍作

この、ArduinoとRaspberry-Piで作ったミュージックボックスは、シンプルなステッピングモーターを使って楽しいメロディーを奏(かな)で、二つのサーボがパーカッションを担当する。

Jeremy Weatherfordが作ったこのボックスは、とてもシンプルだ。Raspberry Piが音楽を収めていて、正しいタイミングでステッピングモーターを動かす。モーターの振動の周波数と持続時間が変わることによって、音楽になる。かなりくだらなくて、やりすぎなところが、楽しい。Weatherfordは、こう書いている:

“全体を木の箱に入れて、部品をパネルにマウントするときが、楽しかった。電源スイッチは電源に接続するとLEDが点灯する。LiPoバッテリーは使ってない。play/stopボタンがあり、後ろには壁からの電源用のジャックがある。だからLiPoバッテリーの爆発事故はありえない。”。

このボックスは絶対的にキュートなハックだが、さらにいかしてるのは、演奏する曲が“Sweet Child Of Mine”であることだ。ぼくはこのボックスを、愛してしまった。

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Shellshock攻撃をリアルタイムで見つけてくれるシステムモニタSysdig

シスアドミンのみなさま、Sysdigがあなたの味方です。ファウンダのLoris Degioanniが、彼のオープンソースのシステムモニタをアップデートして、Shellshock攻撃をリアルタイムで見つけられるようにした。Shellshockが悪用するHTTPリクエストはとてもユニークな形をしているので、このモニタはbashシェルに対するその攻撃を自動的に見つけて、ハッカーが侵入しようとしてるぞ、と教えてくれる。

以下、DegioanniのWebサイトより:

Sysdigを使ってすべてのbashの実行を捕捉するのは簡単だが、もっと作業を容易にするために、2時間ほどかけてSysdigをアップデートし、shellshock_detect(Shellshock検出)と呼ばれる新しい刃先をつけた。そのコードは、環境変数がShellshockのシグネチャと合致するbashの実行をすべて見つけて、以下をプリントする。

・時刻
・被害プロセスの名前とPID(悪質なペイロードで攻撃されbashを実行するプロセス)
・注入されたファンクション(bashがこれから実行するもの)

この‘刃先’の、実際に攻撃があったときの出力は、かなり複雑だ:

13:51:18.779785087 apache2 2746 () { test;};echo "Content-type: text/plain"; echo; echo; /bin/cat /etc/passwd

このコードは、Webサーバ(Apache)を利用して、パスワードファイルを匿名で盗もうとしている。こわいね。

この攻撃はHeartbleedなどに比べるとかなり難解だが、危険な問題であることは変わらない。アップデート情報に気をつけて、自分のシステムを確実にアップデートしておこう。

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3Dデザイナー集団、逮捕された日本人メーカーに敬意を表して「イムラ」リボルバーを設計

日本の警察が、3Dプリンターでリボルバー拳銃を作った疑いで居村佳知を逮捕した時、いくつかのサークルの3Dプリント支持者が立ち上がった。問題の銃は、空砲しか発射できないZig-Zagと呼ばれるシンプルなテストモデルだった。このほぼ居村の3Dプリンティングにおける業績に敬意を表して、あるCADデザイナーが、新たにより高性能な実弾を発射できる銃を設計した。

自らをWarFairyと呼ぶそのデザイナーは、 Free Open Source Software & Computer Aided Designというデザイン集団の一員だ。彼は、まず銃の写真をツイートし、その後それを定評あるモデル群に追加した。念のため言っておくと、この銃はまだ実際に実弾を発射したことはないが、通常使用に耐えるよう設計されている。

WarFairyは米国外に住み匿名を望んでおり、このモデルの設計には非常に苦労したと言っている。完成版キットには、ATF規制準拠および燃焼室補強用の金属部品が含まれている。WarFairyはこのデザインは政治的声明ではないと言った。「われわれがこれをImuraと名付けたのは、弾倉に彫られた溝が、日本で逮捕される前に居村が作ったリボルバー式シングルアクション空砲銃を真似たものだからだ。政治的声明があるとしたら、それはユーザーが推察したものだ」

「ちゃんとプリントするためにひどく苦労している」と彼がIRCチャットで語った。「鋼鉄のスリーブを使っている。フレーム前部には、0.75インチの旋条が刻まれていて、ピストルに旋条を義務付けているATFの要求を満たしている。現在これを作るのに使われていたプリンターは全部壊れてしまっている。近く作業を再開する予定だ」と彼は言った。

新しい拳銃をダウンロードできるのはいつだろうか。

この質問に対してWarFairyは「スタートアップでお馴みのセリフ『その時が来たら』」と答えた。それまでの間チームは、政治的ではなく、探究精神に則っとってモデルやビデオを公開するつもりだ。

via 3Dprint

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これが世界一大きなジョイスティック(本誌調べ)だ!



Udoo Raspberry Piボードを作ったイタリアのクリエーター、Michelangelo Guariseが、先週末ニューヨークで行われたMaker Faireに、特別なお楽しみを持って現れた。世界最大と思われるジョイスティックだ。Udooチームが作った巨大なスティックと2つのフリスビーボタンを使えば、あらゆる年齢の子供がGuarise作の液晶画面でエミュレートされたゲームをプレイできる。

以前本誌でも紹介したように、UdooはRaspberry Piクローンの一つで、いくつものデジタルおよびアナログI/Oを備えたArduinoシステムだ。つまり、これを使えば簡単なインターフェースで数多くの電子ガジェットを制御できる。この巨大ジョイスティックを作るために、Udooが必要なわけではないが、ボードにリレーを直接つなげられることで、実装はかなり容易になった。

これは、Udooが米国内で初めて行った展示であり、今後同社はボードとソフトウェアをアップデートして、いくつか興味深い機能を追加するようだ。要するに、何かを作って使うことはハードウェアハッカーの願いであり大いなる楽しみだ。Udooのブースに列を作って嬉しそうにプレイする子供たちが何よりの証拠だ。

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やわらかい指先を持ち、指先の変形を視覚的にフィードバックして細かい作業を精密に行うロボット、MITのBaxter

ロボットにも愛が必要だ。そこでMITの研究者たちはロボットのBaxterに触圧センサをつけ、やさしい愛撫や、やわらかい握手ができるようにして、愛し愛されている実感を持たせることに成功した。というのは嘘だが、でもBaxterは製造業の工程で利用されて、反復的な作業を行い、そのとき、物をつかむ指先に感圧パッドをつけることにより、動きのやさしさ、優雅さ、繊細さを実現する。

その視覚的なセンサはGelSightと呼ばれ、ロボットの‘はさみ’に、高度な感受性を与える。はさむ力を継続的にフィードバックすることにより、USB充電器のソケットへの差し込み(上図)や、卵を割らずに持ち上げることなどができる。はさみの先端の機構室が薄いゴムで覆われていて、内側からカラーLEDで光らせる。そのゴム膜は表面が反射性の塗料で塗られており、物を握ろうとしたときの変形をセンサに伝える。そしてその変形の過程から、はさみにとっての対象物の位置と、それに加えられている力を計算する。

MITの視覚科学の教授Edward Adelsonは、“自分の子どもたちを見ていて触感に関心を持った”、という。“子どもたちが視覚の利用方法を覚える過程に魅了されるだろう、と期待していたが、実際にもっと魅了されたのは彼らの指の使い方だ。でも自分の専門は視覚なので、指に来る信号を視覚的に見るためには、運動や触覚を表す信号をビジュアルな信号に変える方法を見つける必要があった。像として見えれば、その扱い方もわかるからね”。

つまり彼は、何千もの小さな感圧センサをはさみの指先に敷き詰める代わりに、ゴム膜の変形という形(光センサへの距離)を“見る”システムを作ったのだ。ゴムは、接触しやすい指先パッドにもなる。

しかもセンサの感度(精度)はミリメートル単位だ。すなわち:

“Plattの実験では、MITのRethink Roboticsから派生したBaxterロボットには指が2本のはさみがあり、その片方の先端にGelSightセンサがついている。ありふれたコンピュータビジョンのアルゴリズムを使って、そのロボットは、ぶら下がっているUSBプラグを認識し、それをつかもうとした。まず、USBプラグとはさみとの位置関係を、プラグに浮き彫りになっているUSBのシンボルから把握する。ロボットがプラグをはさむ位置で、二次元の各次元にそれぞれ3ミリの変差はあったが、それでもUSBプラグをUSBポートの挿入することができた。ポートが許す変差は、3ミリどころか、せいぜい1ミリ程度だったのに。

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Raspberry Piで動くラップトップコンピュータを3Dプリントしたイギリスの技術者たち

3Dプリンタと呼ばれる、プラスチックを押出成形して剛体を作るロボットシステムに、作れないものは何一つないのではないか? 今日ご紹介するPi-TopはRaspberry Piを使ったラップトップで、完全に3Dプリントで作られ、一回の充電で数時間使える。このキットは近くKickstarterに登場する予定で、画面は13.3インチ、入力装置として小さなキーボードとトラックパッドがつく。すごい! ついにコンピュータ本体までオープンソースになってしまったのだ。

これを作ったのはイギリスのデザイナーたち。PLAのフィラメントで作られているが、プリントするのに160時間以上かかった。誰もが3Dモデルをダウンロードしてプリントできるようにしたいが、キットの主な対象は学生やホビイストたちで、これを組み立てたら、その上でRasbian(ラズパイ用Linuxディストリビューション、Debian系)を動かしてみるような人たちだ。

計画では、Kickstarterの支援者には射出成形バージョンを作って送るが、その後はホビイストなどにすべてを自分で作ってもらう。いちばん難しいのは、ラップトップコンピュータが日常的に受ける圧力や衝撃に耐える、適正な支持構造を作ることだ。

出典: 3DPrint

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迷子になったドローンが悲鳴をあげて自分の居場所を教えてくれるScreamy

木や灌木ばかりが生えている広いところで自由にドローンを飛ばせる幸運なあなたも、ドローンがどこかに落ちてしまって見つからなくなることがありえる。そんなときはScreamyを使おう。その小さなボックスをドローンのコントロールモジュールにつけておき、行方不明になったら手元のリモコンからドローンに信号を送る。すると、落ちた場所から、するどい「ピー」音が聞こえてくる。まるでMedicAlertのブレスレットのクヮドコプター用だ。今Kickstarterに出てるが、たぶん目標額を達成するだろう。

アイダホ州RexburgのKelly Millerが作ったScreamyは、ドローンをカンサス州の波打つ麦畑とか、メイン洲の鬱蒼とした森で遠くまで飛ばす人たちをねらっている。ドローンの、いちばん多く使われているコントロールモジュールのリードにつけておき、リモコンのスイッチを入れると起動する。消費者向けの人気ドローンでは使えないが、ホビイストのDIYのドローンで正しく構成(コンフィギュレーション)すれば、十分役に立つ。ピー音は一定の時間しか鳴らないから、ユーザが音を止めることを気にしなくてよい。ドローンだけでなく、模型のロケットにも使えるだろう。

初期の支援者には30ドルだが、ローンチ後の価格は75ドルだ。目標額は1万ドルで、すでに1000ドルに達している。発売は来年の2月を予定している。

さらにクールなのは、25ドルで買えるTシャツに”It’s dangerous to go alone”(一人で行くのは危ない)というメッセージと、岩山で道に迷った老人が(もちろん)Screamyを持っている絵が刷られていることだ。Linkのブーメランにも、これをつけるとよいだろう。

https://www.kickstarter.com/projects/1626733924/screamy-a-durable-lost-uav-alarm/widget/video.html

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Amazon、FireタブレットおよびKindleの新モデルを正式アナウンス

Amazonが新たに6つのデバイスをリリースした。出荷は10月中の予定で、ホリデーシーズンにも間に合う。新たに発表されたのは別の記事でも紹介したe-inkタブレットのVoyageとfire HD、そして8.9インチでKitKatベースのFire OS 4.0を搭載して読書のみならずゲームや仕事をも意識したfire HD8.9だ。

尚、fire HDには、25ドルのラバーケースを装着して特別にパッケージングした子供向けのモデル(訳注:日本では未発表の様子)もあり、ペアレンタルコントロールのためのソフトウェアやアプリケーションが同梱されている。

細かくみていこう。まず新しいKindle Fire HDには6インチモデルおよび7インチモデルがあり、以前のFireより薄くなっている。デザイン的には以前のものと変わらないのだが、薄くなりつつパワーは増しているのだ。クアッドコアプロセッサーを搭載し、フロントおよびリアの両面にカメラを備え、ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、およびイエローのカラーバリエーションがある。値段の方は6インチモデルが99ドル(訳注:日本では発売記念価格9,980円)で、7インチモデルが139ドル(訳注:日本では16,280円から)となっている。

新しいHDXモデルの価格は379ドル(訳注:日本では40,980円から)となっている。2.5GHzのプロセッサーを搭載し、ディスプレイ解像度は339ppiとなっている。これがフラッグシップ機となるもので、別売りで59ドルでワイヤレスのFire Keyboardというものを使うこともできる。これをつなげば、キーボードからドキュメントの編集を行ったり、画面を操作することができるようになる。

Fire for Kids(子供向け版)はラバーケースを装着していていて、1年間のFreeTimeサブスクリプションも含まれている。これは映画、ゲーム、アプリケーション、書籍などが見放題、使い放題となるサービスだ。6インチモデルが149ドルで7インチモデルが189ドルとなっている。ちなみにこちらの方の保証期間が2年間となっているのも嬉しいところだろう。期間内に何らかの理由で不具合が生じた場合、デバイスを送り返せば新しいモデルと交換してもらえる。子供というのは落としたり叩いたり、あるいは踏みつけてしまったりするものだ。そういう場合にも対応してもらえるようだ。

e-inkファンはやはりVoyageに注目するのだろう。驚くほど薄く、そして軽い。価格は199ドルと高くなっているが、解像度などの面で改良が加えられている。まるで1枚の金属板の上に文字が表示されているような印象を受ける。デバイスの左右にはページ送りのためのセンサーが配置されている。もちろん画面はタッチ対応で、1度の充電で6週間使うことができる。従来のKindleは79ドル(訳注:日本では6,980円から)の新デバイスに収斂させることになるのかもしれない。

デバイスはすべてAmazonが買収したGoodReadsのサービスを使えるようにもなっている。友人と読書の進捗を共有したりすることができる。またWord Wiseという機能も搭載され、これにより難しい言葉などの語釈を画面に表示させることもできる。これは学生や、あるいは英語学習者にとって嬉しい機能だろう。

すべてのデバイスは既にプレオーダーできるようになっている。出荷時期は10月の予定となっており、クリスマスプレゼントにも使えるようになっている。

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(翻訳:Maeda, H


KindleのeBookでAmazonアカウントに侵入するハック

かなり厄介な欠陥 ― 電子書籍の題名テキスト中でスクリプトを実行できる ― によって、Amazonアカウントのセキュリティーが破られる恐れがある。この欠陥は、過去にパッチされた後最近また現れたもので、電子書籍ファイルにプログラムを埋め込んでおくと、AmazonのKindle用ツールでその本を扱った時に実行される。現在は塞がれているようだが、アプリや他のサイトには影響を与える可能性がある。

このハックは、Kindleストアの “Manage Your Content and Devices”および“Manage your Kindle”ページに侵入する。

詳しくはここに書いてあるが、簡単に言えば本のタイトルに「<script src=”ttps://www.example.org/script.js”></script>」のようなテキストを埋め込むことによって行われる。上に挙げたページでこの種の本を調べると、スクリプトが実行されクッキーが読まれて悪質な改竄が行われる。

殆どの合法的eBookは安全だが、ハッカーはこれを利用して海賊本をターゲットにする可能性がある。研究者のBenjamin Daniel Musslerがこう書いている。

この脆弱性の被害にあう可能性が最も高いのは、電子書籍を信用できないサイト(=海賊版サイト)から入手して、Amazonの “Send to Kindle”サービスを利用して端末に送るユーザーだ。この種の脆弱性はアクティブなAmazonアカウントにアクセスする機会を提供するものだ。

Kindleは、海賊本で(合法な本でも)よく使われるフォーマットである .mobiファイルを読むことができる。Amazon独自の .azw フォーマットは影響を受けない。Musslerは、Kindleのアカウントページにポップアップウィンドウを表示する概念実証用ファイルを作った。このデモ文書は既に無効のようだが ― 私は2度試してみた ― 脆弱性が今も生きていることを示すスクリーンショットがいくつある。

今のところこの脆弱性は殆ど無害のようだが、今後同種のハックが他のアプリやサービスに侵入する可能性はある。というわけで、海賊版や自作電子本をダウンロードする時は要注意だ。

via TheDigitalReader

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Seatylockは自転車ロックに変身するサドルだ

自転車を大切に思っている人へ。Seatylockが協力してくれる。ブルックリン拠点のこのKickstarterは、サイクリストの2大問題を解決しようとしている。頑丈かつポータブルな自転車ロックがない、そして他人のサドルをいたずらしたり盗んだりする連中がいること。

このロックは、折り畳むと特別にデザインされたサドルに変わり、サドルを外すと飛び出してくるので、近くの柱に金属チェーン(とサドル)巻きつければロック完了だ。

チェーンの長さは90 cmで鋼鉄製。考案者のOren Livneと製造担当のMichael Shenkermanによると、この鋼鉄バーはあらゆる手荒な扱いにも耐えるという。

価格は75ドルから。スタイルはコンフォートとトレッキングの2種類ありサドルの幅も選べる。カラーバリエーションも用意されており、カスタマイズが可能だ。

チームの目標は4万ドルで、プロジェクトはスタートしたばかりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


MITの電動四足ロボットはチータのように駆ける

上のビデオでご覧のとおり、MIT(マサチューセッツ工科大学)のフットボール競技場を電動の四足ロボットが軽快に走り回っているというのは驚くべき光景だ。Cheetah(チータ)と名付けられたこのロボットは、Boston Dynamicsが開発したBig Dogの弟分というところだが、外部動力源なしに時速48kmで走ることができる。

CheetahはMITのバイオミメティクス(生体模倣)・ラボが開発中の複雑な地形を自由に移動できる軽量で強力かつ電動の四足ロボットだ。このグループが開発した高トルク高密度アクチュエーターというテクノロジーにより金属骨格に損傷を与えることなく脚を精密に高速駆動することが可能になったという。このロボットの外骨格は本物のチータの骨格をモデルにしているという。本当に生体模倣テクノロジーであるわけだ。

ガソリンエンジンを動力とするBig Dogと違って、電動のCheetahは非常に静かで、軽快に見える。幸い、爪と牙は装備されていない―少なくとも、今のところは。

via ieee

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Tissot T-Touch Solar Expertは、ギークのためのハイキングウォッチ

Tissot T-Touch製品ラインは、長年、スイスが出したクォーツ製ハイキングウォッチのユニークな答えだった。Tissotは、カシオ、セイコー、シチズンらの作る高度計気圧計スーパーウォッチに対抗している唯一の会社だ。そして、これまで素晴らしい仕事をしてきた。

最新モデルのTissot T-Touch Solar Expertは、T-Touch Expert直系の後継機で、充電式バッテリーとソーラー文字盤を備え、電池交換なしで何年も動き続ける。

名前から想像できるとおり、T-Touchの文字盤はタッチセンサー付きで、ベゼルに沿ったラベルをタップすることによって様々な機能を起動できる。このモデルは、コンパス、タイマー、高度計、気圧計を内蔵し、そこそこ正確な温度計もある。タップして機能を有効にすると、2本の針が驚くような速さで回転する。何と言ってもいちばんクールな機能はコンパスで、針がクルクルと回った後、方角を示し始める。

T-Touchは、長年優れたトレッキングウォッチとして知られているが、ラバーベルトモデルが1150ドル、金属ベルトが1250ドルというのは、高価な提案だ。ちなみにCasio Pro Trekの最高価格品が、200ドルで機能はほぼ同等で、SuuntoやCitizenといった会社も同じような機能 ー GPS時刻設定を含む ー の優れた製品を1000ドルをはるかに下回る価格で作っている。

しかし、ウォッチスノブの一人として、私はやはり、T-Touchの控えめな文字盤とユニークなインターフェースを好む。文字盤をタッチすると小さな針たちが素早く、正確に動く。針は1分刻みで進み、世界時計の設定では1秒あたり1時間進むので、時刻設定は簡単だ。すこく楽しくもある。ソーラー機能が素晴らしい、Tissotはソーラー無しモデルもあまり価格を下げていない。残念なからスイスのきまぐれなプライシングによって、非ソーラー版でさえ価格は1200ドルであり、これは、安く手に入れるためには、ネットで中古品を探すしかないことを意味している。

45 mmという大きさは、以前の43 mmよりもすこし大きめで、小さな手首には合わないかもしれない(妻は私の前世代モデルを着けているが)。私は、このシリーズのオレンジ色のベルトも恋しい。あれは、元のT-Touchを特にクールにしていたた要因だった。しかしこれらは些細なことであり、全体的なサイズ、軽量、耐久性はおおいに魅力的だ。

本格的ハイキングを考えている人は、おそらくもっと高機能の腕時計が欲しくなるだろうし、この製品は間違いなくランニング用ではない。これは、スーツ姿で着けられるCasioだと思えばよい。Tissotはこの時計で最先端技術を進歩させてはいないが、シンプルな高度気圧コンパスウォッチとして、十分投資に値する。方角に弱く、蜂の巣模様のソーラー文字盤を楽しそうに回る針たちを見るのが好きな人には特におすすめだ。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ポーランドのSeed Labsが超簡単なIoTチップを開発…IoTのカンタン化だ

ホームネットワーキングのプロトコルは今非常に多様化しているが、でも本当に検討に値するものはわずかだろう。Wi-Fiは使えるがダウンすることがあるし、ZigBeeなどはあまり広くサポートされていない。でもBluetooth Smartは、ローカルでセキュアでしかも使いやすい。Seed Labsも、家の中のあらゆるもの…電球、ブラインド、湯沸かし、などなど…を制御するためにこれを使っている。

このポーランド出身のスタートアップが作ったものは、小さなチップ(上図左)で、サイズは切手ぐらい、厚さは切手の倍ぐらいか。これを、どんな器具にでも放り込むのだ。するとその器具は、Bluetooth Smart対応のスマートフォンに自動的に表示され、ユーザはそれらの電球や湯沸し器や窓のシャッターなどをコントロールできる。この、われわれのホームネットワーキング観を革命的に変える…超単純化する…製品は、消費者直接ではなく、家電メーカーなどの企業が顧客だ。

Seed LabsのCMO Marek Wierzbickiはこう語る: “近未来にはわれわれの身の回りの物すべてが、ソフトウェアで定義されるようになる、とわれわれは確信している。今のわれわれは大量のガジェットに囲まれているが、でも、電球、湯沸かし、スイッチ類、シェードなど、それらのどれひとつとしてネットワークに接続されていない。IoTがギークたちのものだとは、思いたくない。ふつうの人がネットワークに接続された製品を快適に使えるようにしたい”。同社は今、サンフランシスコにある。

同社はこのチップを、器具のメーカーにライセンスし、ポーランドのクラクフでソフトウェアを作る。

“われわれはBluetooth Smartに、IoTの技術を抜本的に変えるものとして賭けている。われわれは、そのためにきわめて使いやすいソフトウェアを作る。現状では、そのほかのIoT企業は面倒で使いづらい通信プロトコルを使っている”、とWierzbickiは述べる。

同社のデモには、説得力がある。そのチップが器具の中で動いていれば、スマホ上のアプリには制御に必要なインタフェイスが現れる。何時にお湯が沸いてほしいか、とか、電球をリモートで消す/点けるなどのコントロールができる。ネットワークに加わったデバイスをシステムが自動的に記憶するから、人間がセットアップすることは何もない。インタフェイスのデザインも独特で、たとえばその物が近くにあることや、それの動きなどを感知するNestふうのノブなどがある。

チップはiBeaconにも対応しているので、iPhoneとリアルタイムで対話できる。同社は今日(米国時間9/12)、チップの一般的な可利用性と、100万ドルのエンジェル投資が完了したことを発表した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


金のApple Watchは、1200ドルになるかもしれない

事情に詳しいある宝飾関係者がTechCrunchに伝えところによると、18金モデルのApple Watchは小売価格が1200ドル程度になるかもしれない。これは、AppleがApple Watch Editionモデルの製造に使っている材料に詳しい宝石商が、サイズと重さに基いて推測したものだ。ただし、あくまでもこれは推定価格であり、実際の商品はこれよりずっと安くなる可能性もある。

この腕時計が、金メッキ(あるいは金側)か、それとも金無垢なのかはまだわからないが、その宝石商によれば、時計を金無垢で作らないのは最善の選択ではなく、それが価格を押し上げている理由という。その見積は、今週報じられたiWatchのリーク画像に基づいている。

ペンシルベニア州ピッツバーグの腕時計専門家、Chad Rickickiは、Apple Watchのサイズ、形状のケースを18金で作ると、価格は600ドル程度になると言っていた。それにエレクトロニクスと利益を加えれば価格はその倍になる。

これは、Apple Watchすべてが高級腕時計の高尚な空気の中に置かれるという意味ではない。低価格のスポーツモデルは349ドルからであり、単にApple Watchと呼ばれる標準モデルには多少の上乗せがあると思われる。Editionモデルが高価なのは、たとえ18金でApple合金と混ざっていても、やはり金は高価だからだ。

これが何を意味しているか? それは、この会社がApple Storeを贅沢な行き先に変えるという興味深い動きを示唆している。私は、プラダとルイヴィトンがAppleのユニークなベルトコネクターを使いたがっているに違いないと信じている。よりファッショナブルで高級志向のApple Watchがストアに並ぶということは、Appleが品質を管理するとともに、より重要な、ベルトのアップグレードに関わる利益も管理することを意味している。

Appleは、Android Wearデバイスのメーカーと何らかの提携関係を結ぶかもしれないという、魅惑的な新世界へ入ろうとしている。今後消費者は、(上品に)輝くApple Watchのショウケースの横には、武装した警備員が立っていることに慣れる必要があるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook