内部コミュニケーションの充実で完成度を高めるプロトタイピングツールInVision が$11.6Mを調達

多くのWebデベロッパやデザイナーに人気のプロトタイピングツールInVisionが最近、FirstMark CapitalとTiger Globalによる1160万ドルのシリーズAラウンドを完了した。

ニューヨークで2011年にローンチした同社は、デザイナーたちが容易にプロトタイプを共有し、それらと対話し、フィードバックを得られることをミッションとする。ユーザはPhotoshopのファイルをWebに容易にアップロードでき、対話機能を加えてシミュレーションし、しかもそれらをすべて、ふつうのブラウザと一つのリンクでできる(パスワードによる保護もできる)。

2012年の2月にInVisionはFirstMarkによる150万ドルのシードラウンドを調達した。同社はその後、プロトタイプをめぐる会話の活性化に務め、いまではとても多くの人たちが会話に参加している。

ファウンダClark Valbergの説明によると、これまでプロジェクトの最終的なルック&フィールをめぐるデザイナーとコーダーのあいだのコミュニケーションは、内輪の人たちだけに限られていた。しかしInVisionを使うと、その会話が全社的になり、いろんな人からフィードバックが非同期で得られるようになった。

情報量が多くなりすぎてたいへんだろう、と思う方もおられるだろうが、でもデザインが完熟する前にプロダクトをローンチするリスクの方が大きい。しかしこれには異論もあり、複数のデザイン案が完成してからコーディングを開始すべきと主張するスタートアップもある。また、プロダクトの早期リリースが何よりも重要で、磨き上げはユーザからのフィードバックに依存すればよい、という説もある。

Valbergは以前本誌に対して、ユーザフィードバックによる段階的な磨き上げに反対ではないが、内部的な磨き上げを十分やらずに一般ユーザの手に渡ってしまうと、制御不能な深刻な問題が発生することもある、と述べた。

新たな資金は主に、さらなる顧客開拓に使われる。同社の顧客は、小さなスタートアップから大企業に至るまで、非常に幅広い。最近では有意義な(と思われる)パートナーシップの構築も進めており、マーケティング努力の充実や新機能の開発も今後のスケジュールに上(のぼ)っている。

InVisionのビデオVimeo上のInVisionより。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


これが夢にまで見た未来のiPhoneだ

Appleは私たちに、夢を抱(いだ)けと教えた。

同社がiPod、iPhone、iPadなどの革新的な製品を出してきたとき私たちは、心の中に思い描いたものがある日現実になるのだ、と感じた。だからこそElon Muskは飛行する自動車を作り始めたし、Pebbleの連中はスマートフォンを腕に着けることを考えた。

でも、中には、もっとすごいものを夢見る人たちもいる。

たとえば、Set Solutionが考えた次世代iPhoneのコンセプトはどうか。それは、とんでもなく薄いiPhone Airと、とんでもなく曲がったiPhone 6Cだ。すでにお分かりと思うが、このCはCurved(曲がっている)のCだ。

とくに美しいのは、iPhone Airだ。ベゼルとフレームのない全面ガラスのディスプレイで、横から見るとあまりにも薄いので、何もないように見える。ただしこの夢の実現には障害も多いだろう。最大の難関は、十分な持続時間を持つ電池の開発だ。

次のビデオは、曲面スマートフォンiPhone 6Cだ。CはColorのCでもあるので、外殻はカラフルなプラスチック、そしてディスプレイの面は大きく湾曲している。

Appleは実際に曲面ディスプレイを開発中で、特許も取ったようだ。でもAppleという会社は昔から、実際に製品化しないありとあらゆる技術で特許を取るところだからね。

見てお分かりのように、これらのビデオを作ったのはAppleではない。Appleとは何の関係もないビデオだ。しかも、これらの技術はどれも、実現しない夢で終わるだろう。

でも、夢はどんな夢でも許される。Appleも、いろんな夢を望むだろう。

楽しい金曜日を。

[出典: CNET]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Instagram、Instagram Directを提供開始(特定の相手との交流が可能に)

ニューヨークで行われたプレスイベントにて、InstagramのファウンダーであるKevin Systromがプライベートな写真共有と、メッセージング風サービスを導入するとのアナウンスを行った。サービスの名称をInstagram Directというのだそうだ。

これまでのInstagramは、公開型のソーシャルネットワークだった。Facebookのように相互に繋がった相手とやり取りをすることを目的とするのではなく、ブロードキャストモデルを基本スタンスとして採用していた。今回、Instagram Directを導入したことで、Instagramでもプライベートなやり取りが可能となる。

すなわちフォローしているユーザー同士での、ある種のチャット風やりとりを愉しむことができるようになるのだ。コミュニケーションのきっかけはもちろん写真ないしビデオからスタートということになる。これはInstagram上で実装されるサービスとして当然のことだ。これまでは「いいね」したり、あるいはパブリックなコメントを送ることしかできなかったが、投稿された写真ないし動画に基いて、個人間のメッセージのやり取りが可能となったのだ。

仕組みについてみておこう。

写真を投稿する際(投稿の仕方はこれまでと変わらない)、写真の上に「Followers」と「Direct」という2つのタブが表示されるようになった。

「Direct」を選ぶと、写真を見てもらいたい友だちを選び、そしてそれぞれにメッセージを送ることができるようになっている。送った相手が写真を開くと、送った相手のリスト画面にチェックマークが表示される。ダイレクトに送った写真についても「いいね」することはでき、その画面でチャットのやり取りをすることもできる。

Direct投稿は、一度に15人まで同時に行うことができる。送信時には送る相手のサジェスションも行ってくれるようになっている。

写真を受け取った場合は、アプリケーションの右上にあるインボックスアイコンからメッセージを受け取ることができる。Directの画面からは1対1ないし、写真が送られたグループの人とのチャットを行うことができる。

Instagram上で相互にフォローしあっている人なら、簡単にプライベートなメッセージのやり取りができるようになったわけだ。フォローしていない相手からメッセージが送られてきた場合には、メッセージはすぐには受け取ることができず、ペンディング扱いとなるようになっている。

メッセージの受信に同意すると、それ以降は当該送信者からのメッセージがインボックスに届くようになる。

ちなみに、最初からテキストのみのメッセージを送ることは出来ない。まず写真を送ってからチャットを開始することとなる。

Instagram上ではこれまでも、ある種のプライバシー設定があった。たとえば特定の利用者をブロックするとか、あるいは自分自身のプロフィールをプライベートにするなどといったものだ。プロフィールをプライベートにすると、フォローの申請を承認して、はじめてフォロワーにコンテンツが表示されるようになっていた。

今回のアップデートにより、プライベートに、より親しい人とのやり取りのみを行うようなオプションが登場してきたということもできるだろう。

また、今回のアップデートにより、エンゲージメント獲得の機会を得たということもできよう。お互いの写真をいろいろと見て回った後には、撮影している写真などをきっかけにして、きっと会話も弾むことになるだろうと思われる。

Instagram Directについてのビデオを下に掲載しておく。

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(翻訳:Maeda, H


Amazon、生鮮食品を扱うAmazonFreshを予定通りサンフランシスコでスタート

以前の記事で扱ったように、Amazonがサンフランシスコでの生鮮食品の取り扱いを開始した。

これまではシアトルおよびロサンゼルスで展開していたが、これをサンフランシスコにも拡大したというわけだ。

サービスの名称はAmazonFreshで、年会費として299ドルが必要となる。会員になれば生鮮食品、肉、乳製品などが即日ないし翌日に配送されるようになる。年会費を払えば、同時にプライム会員としても登録される。

小売界のワンストップサービスを目指すAmazonにとって、生鮮食品の販売というのは新しい可能性を探る実験的意味があるのかもしれない。Amazonは、ターゲットコーポレーションが小売界で成し遂げてきたことを、デジタルの世界で実現しようとしているわけだ。

可能性のひとつとして、生鮮食品の提供を行うことで、利用者が定期的にサイトを訪問するようになるという効果も期待できる。取り扱い製品を次々に拡大していく中、サイトを訪問してくる利用者のついで買い効果なども最大化していきたい考えだ。

競合はと見回せば、ちょうど本日ボストンでサービスを開始したInstacartやWalmartなどの名前があがるだろう。

サンフランシスコに住んでいて、AmazonFreshを試してみようかという方はこちらから手続きを行うことができる。

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(翻訳:Maeda, H


Nexus 5はヒットか内野フライアウトか

Nexus 5は、GoogleのモバイルオペレーティングシステムAndroidの最新バージョンKitKatの実装だ。

ハードウェアの外見は平凡で、表は5インチのディスプレイのみ、裏は黒のマットだが、それに対しソフトウェアは、ただ者ではない。

1080pのディスプレイはたいへんよろしくて445ppiだ。Snapdragon 800プロセッサのおかげで、あらゆるものがサクサクなめらかに動く。でも、たぶんいちばん重要なのはNexus 5のカメラだ。ソフトウェアのアップグレードにより、写真がすごくきれいになった。そして、Nexus 5はワイヤレスで充電できる。

このビデオでは、本誌専属のモバイルギークChris VelazcoとJohn BiggsがNexus 5の今後の命運を占う。もちろん、最終的にそれを決めるのはあなただ。Nexus 5はあなたが時間を捧げるにふさわしいか? コメントで教えてほしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Snapchat、追放されたファウンダーが秘密の訴訟情報を漏洩していると差止め申し立て

「すぐに消えるメッセージ」のアイディアを最初に考えついたと主張する男、Reggie Brownに対してSnapchatは情報漏洩を差し止める仮処分を申し立てた。

今日Snapchatが裁判所に提出した申立書によると、「共同ファウンダーだったが追放された」とされるBrownは秘密の裁判文書を不法にマスコミに漏洩しているとされる。

この申立でSnapchatの訴訟代理人、Quinn Emanuel法律事務所は「Brownは本件訴訟に関連するほとんどすべての文書の公開を禁じる裁判所の保全命令に従おうとしない」と書いている。

Brownは訴訟関連情報を公開したことを認めている(Business Insiderこの宣誓供述ビデオを渡すなど)。「自分には訴訟関連文書を公開する権利があり、今後も公開していくつつもりだ」とBrownが語ったと申立書は主張している。

裁判所が仮処分の申立を認めることになれば、 Brownと弁護人は罰金、法廷侮辱罪その他の罰を受ける可能性がある。また本訴全体を失う危険性さえある。

申立書には「秘密情報が公開されればSnapchatは回復不能の損害を受ける」とある。訴訟文書には将来のビジネスプランや個人情報、数千ページに及ぶ財務情報が含まれているらしい。また申立書にはReggie BrownがGQ誌の独占インタビューを受けることを予定しているとも記載されている。

ちなみにSnapchatの代理人は当初Cooley LLP法律事務所だったが、4月にQuinn Emanuel法律事務所に変えられた。 BrownはQuinn Emanuelはごく短い期間だが、自分の代理をしたことがあるとして忌避を申立てた。数カ月後、裁判所は申立を退けた

ところが最近になって、SnapchatとともにBrownに訴えられている投資家は法律事務所をQuinn EmanuelからDurie Tangri, LLPに変更した。われわれはQuinn EmanuelとDurie Tangriの双方にこの変更の理由を質問中だ。

〔日本版:仮処分の申立書の全文は原文参照〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Twitter CEOのDick Costolo: “Twitterでまごつく人がいるのは分かる”と認める

TwitterのCEO Dick Costoloはこのところ、インタビューラッシュこなしている。今日(米国時間12/6)は、Today ShowのMatt Lauerに順番が回ってきた。

朝のテレビ番組なので一般視聴者を意識したのか、Costoloは、慣れてない人はTwitterにまごつくかもしれない、と認めた。

“Twitterを訪ねてみたけど、この国の言葉がよく分からない、という人が多いだろうね。足場の部分は隠して、メディアや写真やビデオなど、コンテンツを前面に出す必要がある”。

Costoloは、Twitterはコンテンツを前面に出すことに注力する、とインタビュアーに答えた。

Twitterは今の月間アクティブユーザ数2億3000万をベースとして今後伸びなければならないのだが、ほかのソーシャルネットワークに比べると、Twitterには一般大衆にとってとっつきにくい部分があるのかもしれない。Twitterは、昨年ユーザ数が10億を超えたFacebookほどの大衆性を、まだ獲得していない。

もちろん、Twitterが広汎な大衆性をねらって試みていることは、コンテンツへの注力だけではない。

最近Twitterは、ちょっと前のツイートにも応答できるために、タイムラインの切り替えという機能を導入した。これによって、ユーザのストリームがランダムで脈絡のない応答の羅列になることを防ぎ、ストリームに会話の筋道をつけよう、というのだ。

Costoloは、最良のツイーターになるためのコツのようなものを述べた。彼によると、結局のところ、最後にものを言うのはあなたの人間性、人間としての魅力であり、あの悪名高き140文字の制限の中でそれを表現することだ、と。

また、こういうツイートはしてはならないという点については、より具体的に述べた:

“それを本気で言っている、というトーンが重要だ。今日のコミュニケーションの氾濫の中で、人びとは偽物を敏感に嗅ぎ分けるようになっている。誠実で信用できること。これが重要だ”。

わずか5分というTwitterサイズのインタビューの終わりにCostoloは、彼がTwitterの上にいちばん欲しいと思っている人たちは、“女性コメディアンの集団”だ、と言った。Amy Poehler、Tina Fey、Melissa McCarthy、といった人たちのことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


2013年の新しいキッチン用品のギフトガイド

ホリデイシーズンには人が食べ物を消費する量も多くなるが、満腹は長続きしないからなおさらだ。そしてこれからご紹介するガジェットやサービスは、食べることの好きなお友達へのプレゼントに最適だ。サービスの中には、料理の材料を完全に揃えて配達してくれるのがある。そしてガジェットには、食べ物の栄養価を計算する魔法の秤(はかり)や、金属製のアイスキューブなどがある。

名人シェフも家庭の料理名人たちも、このギフトガイドをぜひ読むべきだ。では、前置きはこれぐらいで。

Orange ChefのPrep Pad($150)

食材の栄養価を計る秤(はかり)

健康マニアのお友だちには。Prep Padがギフトとして最適だ。この、BluetoothでiPadと通信する秤は、食品の重さだけでなく栄養価も計り、iPadのアプリが画面に表示する。入力はテキスト(食べ物の種類)やバーコードで行い、結果きれいなパイチャート(円グラフ)で表示される。

本体はアルミニウム製で、上には紙を敷いて使うから衛生的だ。大きくないから、どんなに乱雑なキッチンでも置けるだろう。重さの計測は、きわめて正確だ。お値段は150ドルで発売は2月だから、ちょっと待たなければならないが、健康のためなら待つ価値は十分にある。

Orange Chef Prep Padのホームページは、ここだ。

Impressコーヒー淹れ器($39.95)

保温機能ありのワンカップフレンチコーヒーマシン

カフェイン中毒になりそうな人は、このガジェットを使えば本物の中毒になれる。これはImpressシングルカップコーヒーブルワーで、メーカーはGamila社だ。

シングルカップのコーヒーメーカーは流行(はや)りつつあるけど、値段も高く、キッチンのスペースを取りすぎるのが多い。でも、シングルカップコーヒーメーカーにフランスのプレス方式のコーヒー抽出技術と、持ち運び用の保温容器、以上三つの要素をを組み合わせるとどうなるか。その結果は、かなりすばらしい。

それがImpressだ。挽いたコーヒー豆を入れたり洗ったりはちょっと面倒だけど、でもこれは、14オンスのコーヒーを数時間保温できる。

Plated (一皿$15)

料理の材料を揃えて配送…買い物が苦手な人向き

料理は好きだけど買い物が面倒、という人は少なくない。そこでPlatedは、料理の材料を揃えて送ってくれる。PlatedのWebサイトでは、食材の名前ではなく料理名を指定する。Garlic-Herb Pork ChopsにRoasted Sweet Potato MashとKorean-Style Short RibsとAsian SlawとSushi Rice、のように(ガーリックとハーブのポークチョップにローストしたスイートポテトのマッシュ、アジア風コールスローつきの韓国風ショーとリブ、寿司用ライス)。ベジタリアンなら、Autumn Root Vegetable ChiliにCornbread Croutonsとか(秋の根菜チリにコーンブレッドのクルトン)。

材料と調理方法は得られるが、調理器具はここでは買えない。でも、買い物の苦労なしで上等の料理を作れて楽しめるのは大きい。月に10ドル払って会員になると、料理の食材の価格が一皿12ドルと安くなる(各週四皿以上)。会員以外は、一皿15ドルで、1週間に四皿以上が条件となる。

Pucs(3つで$19)

ステンレス製の角氷

このプロジェクトは最初Kickstarterに登場して、今ではいろんなパッケージでふつうに売られている

高級ウィスキーをオンザロックで飲むとき、氷が溶けて薄くなるのが嫌な人はいるかな? そのほか、冷やしたいんだけど、溶けた水で薄められるのは嫌、というものがいくつかある。そういう人用に作られたステンレス製のアイスキューブだ。これをグラスにいれてウィスキーを注ぐと、冷えるけど薄まらない。冷凍庫に入れるときのための、ケースもついている。

熱い飲み物を飲みやすい温度にまで急速に下げたいときも、これが役に立つ。家にあると会話の素材になるし、お値段も安い。ボスにプレゼントしたら?

Egg Minder

古い卵を見分ける

Egg MinderはQuirkyと家電大手GEの共作で、冷蔵庫にちょっとしたインテリジェンスをもたらす。古くなって、いたんだ卵は最悪だが、Egg Minderは消費者がそんな経験を二度としないようにする。コンピュータ内蔵のエッグトレイは、LEDの光線で古くなった卵を判定する〔たぶん光の透過率〕。そしてスマートフォン用のアプリは、消費期限を調べる。トレイはアプリに、「古い卵があるぞ」とプッシュ通知する。買ったばかりなのに古いと判定された卵は、お店に持っていって報告するといいね。

Egg Minderの定価は69ドル99セントで、すでに発売されている

今年のギフトガイドのすべてをここで見られる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazon、生鮮食品を販売するAmazonFreshを来週中にもサンフランシスコで展開予定

本やDVDの配送にドローンを使うよりも、実際的に役立つこととは何だろう。

たとえば「食品」の配送に使えばより有効だと言えるだろう。

All Things Dの記事によると、Amazonはサンフランシスコでも、生鮮食品の消費者向け配送サービスを開始するのだそうだ。スタートは12月10日の予定らしい。

これまでのところでも、既にシアトル(Amazonのホームグラウンド)およびロサンゼルスにてAmazonFreshを展開している。このサービス地域を拡張するという話なのだろう。さらにAll Things Dに入った情報筋の話以外にも、シアトルでのサービス開始に関する情報が他にもある。

Twitter上にはAmazonFreshのトラックを見たという情報が流れており、また人材募集広告なども傍証になる。

これまでもAmazonは、加工食品については全国的に展開してきていた。Amazon Primeに加入している場合には、こうした加工食品も翌日には配送してもらうことができた。今回展開されるAmazonFreshというのは、加工食品のみならず新鮮な農産物、肉、ミルクなどを当日(ないし翌日)のうちに配達してくれるものだ。なかなか便利に使えそうな感じではないだろうか。

これまでのところこ、AmazonFreshは年間299ドルの会費を徴収するサービスとして展開されている。

食品販売は、さほど儲けの大きいサービスであるとは言えないだろう。しかしAmazonは、消費者の「購入」エクスペリエンスを一手に担いたいと考えている様子。電化製品、洋服、家具、などなど、すべてをAmazonから提供したいと考えているわけだ。

より多くの利用者を「Prime」や「AmazonFresh」の会員として取り込むことができれば、Amazonはより多くのものを売ることができるようになる。少々高めの会員登録費を払った以上、なるべく多く活用しようとするのが人情でもあるからだ。消費者としては「有効活用」で、それがAmazonにとっては「利益」に繋がる。

生鮮食品の取り扱いサービスを広げていくのは、魅力的な選択しであると思われる。小売市場の主な担い手である女性を多く取り込んでいく可能性もある。

*念の為に言っておくが、サンフランシスコでオープンされるAmazonFreshでは、今のところドローン配送を利用する予定は立っていない。

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(翻訳:Maeda, H


無人機はハッカーの標的になり解析される(技術解説ビデオあり)

太陽が水平線の下に沈むと、空がグレーから黒に変わっていく。そして、日没の静寂に替わって1000機の無人機のブンブン音が空中を満たし、一機の指揮機に導かれて都市を襲う。子どもたちは親の腕にしがみつき、空からやってくる軍隊を不安気に指差す。

“何なんだ、これは?”、一人が、隣の男に尋ねる。

“Amazonさ”、聞かれた男が答える。“それにSamy Kamkarだよ”。

その名前は、あなたがハッカーでなければ初耳だろう。でもKamkarは連続ハッカー犯で、2005年には自作のワームでMyspace破壊し、刑務所へ行った。

その彼が今度は、無人機をハックする無人機のハードウェアとソフトウェアのスペックを公開した。つまり、これからは誰でも、無人機をやっつけ、ハックし、コントロールできる無人航空機を作れるのだ。

Kamkarが”SkyJack”(スカイジャック)と呼ぶこのハックは、マイコンボードRaspberry Piと、無人クヮドコプターParrot AR.Droneを使う。小型電池と2台の無線送信機も要る。地上のLinuxマシンの上で動いて電波到達圈域内の無人機をハックするバージョンのSkyJackが、まず作られるらしい。

詳細を知りたくなった人は、Kamkarのブログ記事を読むか、またはこのビデオを見てみよう。

[出典: ArsTechnica]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Instagram、競合サービスであるMobliからのAPI利用を停止

Instagramと、その競合であるMobliの関係がますます冷ややかなものとなりつつあるようだ。TechCrunch読者の方ならご存知だろうが、Mobliはイスラエル発の写真およびビデオ共有サービスだ。Instagramは、このMobliによるAPI利用を遮断したようなのだ。これにより双方のサイトを同時的・透過的に利用することが難しくなった。

過去18ヵ月にわたって、MobliユーザーはInstagramのコンテンツをMobliにワンクリックで取り込むことができるようになっていた。こうした使い方ができなくなってしまったのだ。

本件に関するInstagramからの発表は次の通りだ。

Instagramの模倣を行ったり、基本的ユーザーエクスペリエンスの改変を行ったりするようなやり方でInstagramのAPIを利用することは、利用規約に反する使い方です。APIの利用停止判断は、利用状況を把握して、利用規約が守られているかどうかを判断する、Instagram内のチームが行っています。

一般的な説明にはなっているかもしれない。しかし、長らくInstagramのAPIを利用してきたMobliであるのに、なぜ「」利用を差し止めたのかについては記されていない。

ちなみに利用者ベースでみれば、Mobliは遥かに弱小なサービスではある。利用者数は1200万超程度で、Instagramの1億5000万とは比べるべくもない。但し、このMobliはInstagramにはない機能をサポートしていたりもする。InstagramやVineでビデオ共有が可能になるずっと前から、Mobliではビデオもサポートされていた。それはあっても、しかしなぜ、Instagramはかくも小さなサービスに神経をとがらせるのだろうか。

Mobliは積極的にセレブ層の開拓を行い、また10億ドルの評価額にて8400万ドルの資金調達を行ってもいる。この評価額は、ちょうどFacebookがInstagramの買収に投じた額に匹敵するものだ。

また、利用者数こそ少ないものの、FacebookおよびInstagramにはいないサポーターを持ってもいる。Mobliの背後にはAmérica Móvilがいるのだ。

América Móvilはメキシコシティに拠点をおく、世界第4位の移動体通信事業者(Mobile Network Operator)で、大富豪のCarlos Slimがチェアマンの座にある。このSlimは、1ヵ月弱前に行ったMobliの6000万ドルの資金調達をリードした人物でもある。さらにAmérica Móvilの携帯端末にMobliを搭載しようとする動きも見せている。

ちなみにMobliの利用者中、南アメリカの利用者が二桁パーセントを占める状態ともなっている。またMobli側も、América Móvilの端末にMobliを搭載するプランが進行中であることを確認している。但し、まだ確定の話ではないそうだ。

InstagramによるAPI利用停止をうけて、Mobliは次のコメントを発表している。

すべてのプラットフォームには、自らのプラットフォームをどのように運営していくのかを決定する権利があると思います。但し、利用者側にも自分のコンテンツをどのように扱うのかを決める権利があります。一旦、どこかに掲載したコンテンツでも、利用者は自らの方針にしたがって、コンテンツをコントロールする権利を有するはずです。Mobliを使いたいという利用者のための仕組みを、誠実に作り上げてきたつもりでいます。

なかなか訴えかける力を持つコメントではあるが、但しMobli側もいつもおとなしくしていたわけではないことは記しておこう。たとえば3月にはアンチInstagramキャンペーンを行い、Instagramの利用をやめればお金を払うということもしていた。さらにいっておけばInstagramの方は、今回のAPI停止と類似の行為を他でも行っている。すなわち、自らのサイトへと利用者を誘導するために、Twitterカードの利用を停止した。

ソーシャルメディア界の争いはこれからが本番なのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


現実逃避のための枕, オストリッチピロー

ホリデイシーズン(11/29~暮れ)は旅行のシーズンでもある。そこで今回はみなさまに、あなたが駝鳥(だちょう)になれるプロダクトをご紹介しよう*。〔*: 駝鳥は外敵から身を守るために頭だけ砂に突っ込んで全身を隠したと思い込む。〕

製品名は、オストリッチピロー(Ostrich pillow, 駝鳥枕)と言う。

この、巧妙に作られている小さな枕を頭にかぶると、鼻と口だけが露出した状態になる(下のビデオ)。ふつうの枕のように首を支持する機能はあまりないけど、うつむいて頭を下げて、両手を上部の穴に突っ込むと、デスクワークをしながらすてきな仮眠をとれる。

お値段は75ドル〔日本のecショップで6980円〕だから、枕にしては高い。私は昨年ドイツへ行く前に、さんざん選んで最良の(と思われる)ネックピロー(飛行機の座席で眠るため)を買ったけど、それは50ドルだった。

でも、このオストリッチピローは、よく旅をする人や、仕事中の仮眠が許されている人には向いている。そういう企業はだいたい仮眠室があるけど、オストリッチピローはまわりの暗さと静けさが簡単に得られるから、今仕事をしている場所と姿勢で、椅子に座ったまま、簡単に仮眠をとりたい人には、こっちの方が良さそうだ。

本誌のライターJohn Biggsは、まわりが見えないのと、首の支持がないからだめだという。いずれにしても彼は、どんな枕も正しく使えない人だけどね。

私は、この枕は、正しい状況で使えばとても良いと思う。徹夜の途中などで効率回復のためにちょこっと仮眠したい人などには、最適だろう。

参考ページ。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


食べられるInstagrams登場―Boomfは写真をマシュマロに印刷する

ある調査によると、一種類の食べ物の写真を、たとえばInstagramのフィードで、繰り返し繰り返し見ているとやがてその食べ物に飽きてしまうという。

しかしInstagramの写真自体が食べ物だったらどうだろう?

イギリスのスタートアップがそういう実験を始めた。ユーザーはInstagramの写真をマシュマロに印刷させることができる。

いや、本当の話だ。

ウェブアプリを通じてマシュマロ1個ごとに2ドル払った後、ユーザーはInstagramのフィードから「いちばん美味しそうな写真」を選ぶ。 Boomfはその写真を印刷したマシュマロを届けてくれる。

9個入りの1箱が12ポンド(約19ドル)だ。

もちろん、画質は最高というわけにはいかないが、なにしろ食べられるのだ!

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマート自転車ロックのLock8が、Kickstarterで目標金額達成

見知らぬ人に家や車を貸すことに抵抗がないなら、自転車はどうだろうか?

それが、Lock8のファウンダーたちが自問した疑問であり、必然的に世界初ともいえる自転車用スマートロックを作るにいたった。さらに、Lock8はそのスマートロックをモバイルアプリと組合わせることによって、ピアツーピアのマーケットプレイスを作ろうとしている。

本日(米国時間11/26)Lock8は、Kickstarterの目標金額を、6日間を残して達成した。

ちなみにLock8は、TechCrunch Disrupt Europeで初のバトルフィールド優勝者になった。
同社は先月、本誌イベントの壇上でKickstarterキャンペーンを開始し、数日を残して8万ドル以上を集めた。

Lock8のしくみは住居用スマートロックと同じく、スマートフォン・アプリを使いキーレスで解錠する。Lock8を自転車に取付けると、センサーを内蔵しているため、誰かが自転車を盗もうとすると持ち主に警報が送られる。

もし泥棒が解錠に成功しても、持ち主は自転車の位置を追跡でき、リモートでアラームを鳴らすこともできる。

アイデアは、いずれ自転車泥棒たちはLock8を認識して注意するようになり、信用あるサイクリストたちの道を拓こうというものだ。自分の自転車を友達やサービスに登録している人たちに貸し出して、お小遣いを稼ぐこともできる。

Lock8は通常価格200ドルのところ、今日から6日間のキャンペーン期間中は149ドルで入手できる。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Google、Glass購入希望のデベロッパーに招待状を発送

Googleは、Google Glassの購入を案内する追加の招待状をデベロッパー宛に送った。 Engadgetによる。

招待されたのは、以前GoogleウェブサイトでGoogle Glassの購入方法を尋ねたデベロッパーだけだ。下に招待状の画像が貼ってある。

本誌の知る限り、現時点でGlassを購入するための一般ウェブサイトはない。

また、何人のGlasswareデベロッパーに購入の機会が与えられるのかも不明だが、現在Googleに問い合わせているので情報が入り次第追記する予定だ。

この新たな招待ラウンドは、タイミング的につじつまが合う。

先週Googleは、Glass Mirror APIおよびGDK(Glass開発キット)先行リリースを一般公開し、あらゆるデベロッパーがGlass用アプリの開発できるようにしたところだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


あなたならいくら払う? ジョナサン・アイブがデザインしたゴールドイヤホン

あなたなら、Jony Iveがデザインした一点ものにいくら払うだろうか?

先週Sothebyのデザイン中心オークションに集まった人々は、(ものによっては)世界的有名なデザイナー、Jony IveとMarc Newsonによって収集あるいはデザインされた商品に、1200万ドル以上を費した。

このオークションは、Bonoのプロジェクト(Red)の一環で、利益はAIDS、結核、マラリアと戦うGlobal Fundに贈られる。

しかし、最も予想以上の成果を上げたのは何だったのか?

予想にたがわず、テクノロジー関連の物件は予想以上の値を付けた。

例えば、 (Red) バージョンの赤いアルミニウムで作られたカスタマイズ版Mac Pro、Jony Ive選出は、97万7000ドルで落札された。そう、殆ど100万ドルだ。数年後、Appleがさらに素晴らしくて強力な製品を出した時には時代遅れになるパソコンが。

一方、Jony IveとMarc Newsonのデザインおよびカスタムメイドによるライカカメラは180万ドルで売れた。予定価格は50万~75万ドルだった。スペックは、F2.0、50mmのレンズと、陽極酸化処理済みアルミニウムボディーで、その価格を請け合うほどの価値はない。しかし、IveとNewtsonの名前には間違いなくその価値がある。

オークションには、IveとNewsonがカスタマイズしたローズゴールドのEarPodsも出品された。予想価格2~5万ドルの豪華なイヤホンは、46万1000ドルで売れた。ゴールドiPhone 5sの完璧なパートナー、だろう?

オークションで最高値を呼んだ商品の一つは、IveとNewsonがデザインした特別製デスクで、168万5000ドルで売れた。デスクは陽極酸化アルミニウムで作られ、どのデザインマニアの目も引く作品だが、おそらく最も重要なのは、誰がデザインしたかだろう。

iPhoneの時代に、Jony Iveデザインという印象がもたらす価値を見せつける話だ。iPhone自身が誰でも知っている名前になったように、Iveは世界で数少ない名前を知られたデザイナーになった。だからこそ、彼がデザインし、彼が選んだ商品なのだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


レビュー:Kindle Fire HDX 8.9は最高のAndroidタブレット―しかし7インチの方が実用的か

【この記事のビデオ表示不調につき原文参照】

10月の初め、われわれは7インチのKindle Fire HDX(John Biggsが大ファン)についてレビューした。今日(米国時間11/25)は、その大型モデル、Kindle Fire HDX 8.9を検討してみる。

ハードウェアのメーカー、ことにタブレットのメーカーとしてAmazonは長足の進歩を遂げてきた。特に今回のFire HDX 8.9は前世代にくらべて大きく改良されたプロダクトだ。薄く、軽く(368g)2.2 GHz クアド・コアの強力なプロセッサーを装備し、ソフトウェアも改良されている。

だが今年のクリスマス商戦で実際どのくらいの売れ行きを示すだろうか?

Johnは「新世代Kindle Fireは単に強化されたeブックリーダーの域を脱して初めて生産性ツールになった」と評価する。つまりフル機能のモバイル・コンピューティング能力を備えたというわけだ。私(Jordan Crook)にはそこまでの確信はないが、Fire HDXをJohnほど熱心に使っているわけでjはないので、なんとも言えない。

われわれは2人とも100ドル安いからといってiPad AirではなくHDX 8.9を買うことはないだろう。その理由はApp Storeを始めとするiPadのアプリ・エコシステムにある。

いずれにせよ、われわれはタブレットは片手で操作できる小型モデルの方が実用性が高いという点では意見が一致した。

しかし年配のユーザーが長時間読書するような場合には大型スクリーンの方が快適だろう。タブレットをもっぱらテレビや映画の視聴に使うユーザーの場合も同様だ。そうでなければ、7インチ版HDXやRetinaディスプレイ搭載のiPadminiの方が携帯性、操作性ともに優れている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Vine、グローバル展開を目指して一気に対応言語を19種類追加

Twitterの6秒ビデオ共有アプリケーションのVineが、いくつもの新しい言語をサポートしている。一気に増えたので数えるのも大変だが、しっかり数えてみると19言語だった。

サポートされた新たな言語はデンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、マレー語、ノルウェー語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、簡体字中国語、繁体字中国語、タイ語、そしてトルコ語だ。これらはiOS版およびAndroid版の双方でサポートされることとなった。ちなみにAndroid版ではフィリピン語およびポーランド語にも対応した。

将来的には人気上昇中のものや、多くの人が良いと評価しているものを国ごとに管理したいと考えているそうだ。全体の中で人気のものだけでなく、自分の国の中で人気を集めているものもチェックできるようになるわけだ。

新版のリリースについてのVineからの説明を掲載しておこう。

いろいろな国の言語に対応したことで、世界中の人々にとって面白いもの、知らなかったこと、世界の動きを感じさせてくれるものなどなどの動画を投稿したり閲覧したりするのが一層簡単になりました。

Vineでは国ごとの人気ビデオを閲覧するための仕組みも作り始めています。極東の日本の人たちにも、そしてその日本のちょうど裏側にあたるブラジルの人々にとっても、今回のアップデートはきっと便利に感じてもらえるのではないかと思います。これまで以上に、いろいろなビデオを見て回り、あるいは投稿してほしいと考えています。それによって、世界中の人が一層親しい存在になっていくことができるでしょう。

ちなみにVineは、Instagram Videoにならって、いらないカットを削除したり、下書き保存を行ったりするような編集機能を追加している。

但しVineも決してFacebook傘下のライバルに負けてはいない。最近もWindows Phone版をリリースするなど、積極的な動きを見せている。

ところでVineは8月時点で4000万超の利用者を獲得しているとのことだった。6月にAndroid版をリリースしてからは、成長の速度を一層あげている感じだ。Android版リリース時点での利用者数は1300万となっていた。

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(翻訳:Maeda, H


ご用心!Facebookでセレブのセックス盗み録りテープ売ります詐欺が横行

ポルノよりもよいものは、セレブのポルノだけだが、でもそれをFacebookのスパム行為で餌(えさ)として使うのは禁物だ。

その禁を犯してしまったらしいChristopher Peter Tarquiniという男が、当然ながら、Facebookの不快を買い、訴訟された。

BBCによると、Facebookが昨年5000ドルを投じてTarquiniのオンライン行動を調査した結果、彼が、Justin BieberとSelena Gomezなどセレブのセックスを録音したテープを売りますと称して、ユーザのページに“欺瞞的なメッセージと画像とリンク”を送りつけたことが分かった。

誘惑に負けてリンクをクリックした人は、サードパーティのWebサイトに連れていかれ、Tarquiniのアフィリエイト収入に貢献した。しかも画像とリンクのあるスクリプトは自動的にユーザのタイムラインにポストされた。

BBCの記事によると、FacebookからTOS違反を警告されたあとにも、TarquiniはFacebook上のスパム行為をやめなかった。

Facebookは、調査に要した費用の弁済を彼に請求するとともに、彼をFacebookから永久追放するつもりだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


FCC、機内の携帯通話を可能に

Henry Blodgetさん、ご注意を!。空の居心地がさらに悪くなるかもしれない。

WSJによると、飛行機の乗客は携帯電話をデータ通信、通話いずれにも使えるようになるかもしれない。FCC(連邦通信委員会)の最近提案した。

ただし、学生たちが感謝祭休みの旅行で恋人とペットの名前満載の長電話を楽しんでいる悪夢を心配するにはまだ早い。そこまで悪くない。

まず、FCCは航空会社が何を許可できるかを決めるが、各社にはFCC規則の範囲内で独自のルールを作る権利がある。つまり、FCCの規則にかかわらず、航空会社は飛行中のスマートフォンや携帯電話を禁止することができる。

次に、はるか眼下にある電波塔と通信するための新技術を飛行機に装備する必要がある。これにはかなりの時間がかかるだろうし、この種の提案の承認には何ヶ月もかかるのでその後のことだ。さらに、その新技術がFCCの承認を受けるまでにも時間がかかる。

WSJによると、機内での無線通信は国際的にはすでに存在し利用されているが、米国内では許可されていない。

問題はもはや安全性ではなく、社会的権利だ。2007年以降、多くのことが変わった

FAA(連邦航空局) の調査によると、成人の51%が、機内での携帯通話にあまり乗り気ではなく、47%が肯定的だ(ちなみに、1600人のうち)。しかし、航空会社の意見はそれほど割れていないようだ。多くの会社が、航行中の音声通話に反対する消費者の声を掲げている。

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(翻訳:Nob Takahashi)