【本稿の記者は Samantha Stein】
東アフリカ時間10月11日午前9時(日本時間10月11日午後3時)より、ケニアのナイロビで、初のStartup Battlefield Africaが開催される。その様子はこのライブストリームで視聴することが可能だ。TechCrunchはこのイベントの栄えあるホスト役を務める。以下に示すのがイベントで発表を行うスタートアップたちだ。
Startup Battlefield Africaファイナリスト:
セッション1 – プロダクティビティとユーティリティ 9:35 AM: WeCashUp, Form+, Delivery Science, Abacus Invest, Sellio, Lori Systems
セッション2 – ゲームとエンターテイメント 11:20 AM:Big5 Games、 Tango TV、Lomay、SynCommerce
セッション3 – ソーシャルグッド 1:45 PM:ConnectMed、M-Shule、Dot Learn、Talent2Africa、AgroCenta
これらのスタートアップが解決しようとしている問題の多くは、深い個人的経験に根ざしている:例えば、ある起業家は国境を越えて、通貨がシームレスに処理されて、支払いを行うことができるAPIを開発しているが、その動機は金融取引の困難さが彼の父親の命を奪ったからだ。また別の起業家は、エデュテックのイノベーションを信じてガーナからMITへ留学し、ビデオのベクトル化技術を用いて、ビデオ学習をテキストメッセージング並にアクセスしやすく安価なものにしようとしている。また商品取引プラットフォームを使って農家に力を与える起業家も参加している。これは仲介人にかかるコストが家族で経営する農場の負担になるためだ。
Startup Battlefield Africaのファイナリストたちは、大陸内ならびに外部からの商品やサービスへのアクセスに、革命を起こしたいと努力している。投資の不確定要素を減らし、物流コストを劇的に下げ、遠隔医療を使った治療の優先度の決定、そしてアフリカでのデジタルコンテンツへの要求への対応などだ。
参加したスタートアップたちは、アフリカの状況の中でイノベーションを推進し、限られた接続性しかない環境の中でどのようにテクノロジーを拡大し拡散すれば良いのかという問題を、創造的に解決しようとしている。これらのスタートアップの中には、利益を上げながらも、大きな開発課題を解決しようとバランスをとっているものもいる。また、アフリカで長年に渡り続いている創造的産業を、デジタル化しようとしているものもいる。
こうした全ての課題に関して、私たちはステージの上で、Startup Battlefieldの参加者たち、連続起業家、投資家、そして技術者との間で議論を行い、これからの日々の仕事に活かして行きたい、当日の完全なプログラムはここにある。
Startup Battlefield Africaでは、敬意を払われている審査員たちが、3つのカテゴリ(プロダクティビティとユーティリティ、ゲームとエンターテイメント、ソーシャルグッド)それぞれの勝者を決定する。
総合優勝である”Sub-Saharan Africa’s Most Promising Startup”(サハラ以南のアフリカで最も有望なスタートアップ)の獲得者には2万5000米ドルの賞金と、TechCrunchのフラッグシップイベントであるDisrupt SF 2018への、2人分の旅費を含めたバトルフィールド参加費用が提供される(すなわち選ばれる会社は来年の時点でもまだ競争力を失っていないことが想定される会社だということだ)。スピーカーと審査員の一覧はここで見ることができる。また優勝者は、TechCrunchのStartup Battlefield Alumni Network(バトルフィールド同窓生ネットワーク)に参加することになる。この同窓生たちは、これまでに総額約70億ドルを調達し、これまでに100件近くの売却あるいはIPOを行っている。
過去2カ月間、この15のスタートアップたちは、彼らのビジネスモデルとデモを洗練し、TechCrunchのStartup Battlefieldチームならびに編集者たちと、メッセージを交換して来た。当日は、ステージ上での5分間のピッチと、投資家、起業家、技術者、そして世界中からライブストリーミングで見ている聴衆の前で行なうデモが、その総仕上げとなる。それぞれのスタートアップは、審査員団からの質問に6分間答えることになる。
Samantha SteinとMatt Burnsの司会とオープニングリマークで、10月11日水曜日午前9時にStartup Battlefieldは始まる。Startup Battlefield Africaに関するより多くの情報は、ここで見ることができる。
7.
ナイロビ、ケニア
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(翻訳:Sako)