高速表示可能なGoogleのAMPページを提供者の本物のURLで表示できる仕組み

ウェブサイト運営者はGoogleのAMPページを必ずしも愛していないが、読者は確実にそのスピードを喜んでいるし、運営者がGoogleの強権の肥大をどれだけ嫌っても今やほとんどの有力サイトがこの形式をサポートしている。でも運営者にとって絶対に嫌なAMPの奇癖が、ついになくなるようだ。米国時間4月16日からは、Googleの検索でAMPのリンクをクリックすると、ブラウザーは「http//google.com/amp」のリンクではなくパブリッシャーの本当のURLを表示する。

この変更は、1年以上かけて準備されていた。昨年1月に同社は、Googleのamp URLを表示せずにGoogle AMPのキャッシュからAMPページをロードする、複数カ月を要する取り組みを開始すると発表した

この取り組みの中心的存在はWeb Packagingという規格だ。これはデジタル署名を使う署名交換であり、Web Packagingによってブラウザーは、ドキュメントをパブリッシャーのオリジナルページに属するかのように信用する(Googleが送ったAMPページであっても)。本来ならブラウザーはデフォルトで、同じオリジナルページからではないデータにアクセスしようとするウェブページ内のスクリプトを拒絶する。そこでウェブサイト運営者はちょっと余計な仕事をして、ストーリーの署名ありバージョンと無署名のバージョンの両方を公開しなければならない。


2018年11月にGoogleが運営者にこの変更を告げてからは、かなりの数の運営者すでにこれをやっている。今は、このサービスの背後にある中核的な機能をサポートしているのはChromeだけだが、そのほかのブラウザーも近くサポートを加えるだろう。

運営者にとっては、ドメインネームが自分のブランドの重要な一部だから、これはかなり重要なことだ。自分自身のURLを使えれば、アナリティクスを得るのも容易だし、AMPページの上部にあるグレーのバーが出ても、URLバーには正しい名前があるからユーザーは安心する。

この新しい機能のローンチにあたってGoogleは、Cloudflareとパートナーした。後者は今日、そのAMP Real URL機能をローンチした。すべてのユーザーに行き渡るのはもうちょっと時間を要するが、いずれ誰もがクリック一発でそれを有効にできる。これにより企業は、GoogleのAMPキャッシュに送るすべてのAMPページを自動的に署名する。当面は、この機能をサポートするCDNはCloudflareだけとなるが、他社もこれに続くだろう。

CloudflareのCEOであるMatthew Prince氏はこう言っている。「AMPはインターネットの性能をアップする素晴らしいプロジェクトだから、AMP Projectに協力してAMPの最大の問題の1つを取り除きたかった。それは、パブリッシャー本人がサーブしたページのようにならないことだ。今回の新しいソリューションは今のところうちだけが唯一のプロバイダーだが、うちのスケールはグローバルだから、どこにいるパブリッシャーでも、自分のコンテンツをより高速かつブランドを大事にするモバイル体験で送ることができる」。


画像クレジット: Joan Cros/NurPhoto/Getty Images

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ユーザーに高品質の AMP ページを

AMP 形式の検索結果に関するユーザーの利便性を改善するため、AMP のコンテンツの同一性に関するポリシーの適用方法を変更します。2018 年 2 月 1 日以降、AMP ページのコンテンツを(オリジナルの)正規ページのコンテンツと同等にすることがポリシーによって義務付けられます。AMP はランキング要素ではなく、AMP に関する掲載順位のポリシーに変更はありません。

オープンソースの Accelerated Mobile Pages プロジェクト(AMP)は 2015 年に開始されて(英語)以降急速に成長しており、2,500 万超のドメイン(英語)で AMP 形式が導入されています。AMP を導入することで、最終的にはコンテンツへのエンゲージメントの促進につながる利便性が高まります。この急成長には、コンテンツを利用するユーザーにしっかりとこの利便性を提供し続けるという責任も伴います。

サイトによっては、非 AMP の正規ページと AMP ページという 2 つのバージョンのコンテンツが公開されている場合があります。このような場合、ユーザーが同じコンテンツを利用できるよう、両方のページでコンテンツを同等にしつつ、AMP ページ経由では利用が高速かつスムーズになるようにするのが理想的です。しかしながら、一部のサイトにおいて AMP ページのコンテンツとオリジナル(正規)ページのコンテンツが異なるケースが見られます。

ごく少数ながら、AMP ページがティーザー ページとして使用されている場合があります。そうしたページでは最小限のコンテンツしか含まれていないため、ユーザーの利便性が著しく低下してしまっています。そのような場合、ユーザーは実際のコンテンツにアクセスするためにもう一度クリックしなければなりません。次の画像は、AMP ページではメインの記事のテキストが少しだけ表示され、記事全体を読むにはクリックして別のページにアクセスするよう要求される、といったページの例となります。

AMP は、ウェブのパフォーマンスの大幅な向上と、高速で一貫したコンテンツ利用のエクスペリエンスの提供を目指して導入されました。こうした目標を踏まえて、今後、ページを Google 検索結果に AMP ページとして表示するためには、AMP ページと正規ページのコンテンツを同等にすることを要件として義務付けます。

非 AMP ページに含まれる重要なコンテンツが AMP ページに含まれていない場合、ユーザーには非 AMP ページが表示されます。検索結果での掲載順位には影響しませんが、こうしたページは AMP を必要とする検索機能(AMP のトップニュース カルーセルなど)の対象にはなりません。また、ウェブマスターには Search Console を通じて手動による対策のメッセージで通知され、サイト運営者が問題を修正すると AMP ページが再び配信されるようになります。AMP オープンソース プロジェクトのウェブサイトでは、高速で見やすく、成果の高い AMP ページの作成に役立つガイドを掲載しています。

今回の変更によって、正規ページと AMP ページの間でコンテンツ の同一性を保つ流れが促進されることを願っています。コンテンツの同一性を実現することによってサイトの利便性が高まり、最終的にはユーザーの満足度の向上につながるのです。

GoogleがモバイルWebページをAMP形式に変換するRelay Mediaを買収

【抄訳】
モバイルのWebページのロードを高速化するGoogleの共同プロジェクトAMPが、今日(米国時間10/9)さらにテコ入れされた。Googleの元社員が創った、WebページをAMP形式に変換するサービスRelay Mediaを、Googleが買収したのだ。

Relay Mediaはこのニュースを、同社のホームページで顧客に対し発表しているが、本誌にそれを教えてくれたのは、PhillyのリードデベロッパーRussell Heimlichだ。彼の記事はPhillyのブログBillyPenn.comに載っているが、彼もまたRelay Mediaの顧客だ。彼のLinkedInのページにも、載ってる。かんじんのGoogleには、目下問い合わせ中だ。

今のところわかっているのは、買収の一環としてGoogleがRelay Mediaを閉鎖するかもしれないが、Googleへの技術移転が完了するまではサービスを維持する、ということだ。ただし新規ユーザーの登録は、一時保留になるようだ。

Relay Mediaはこう述べている; “GoogleがRelay MediaのAMP Converter技術を買収したことは喜ばしい。その技術がGoogleのインフラストラクチャへ移行するまでは、現在の顧客へのサービスは中断なく継続される。ただしその統合化努力の間は、新規ユーザーの登録は停止する”。

【後略】

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

リッチカードが世界中で利用できるようになりました

リッチカードが英語の検索結果に表示できるようになったのが 2016 年 5 月。この度、Google がサポートするすべての地域でリッチカードをご利用いただけるようになりましたのでお知らせします。

リッチカードは、ご好評いただいているリッチ スニペットをもとに開発した新しい検索結果形式です。リッチ スニペットと同様、schema.org 構造化マークアップを使用して、より視覚に訴えかける魅力的な形式でコンテンツを表示します。オープンソースの AMP 形式にも対応しており、モバイル ユーザーに高速なエクスペリエンスを提供できます。


リッチカードを実装すると、検索結果の表示は大きく変わります。たとえばユーザーが [餃子 レシピ] のような料理のレシピを検索すると、結果がカルーセル形式のリッチカードとして表示され、左右にスクロールしながらさまざまなレシピを簡単に閲覧できます。

サイトを所有している方は、リッチカードを活用して検索結果を目立たせることで、ターゲットとするユーザーからのページアクセスを増やすことが可能です。たとえばレシピサイトを運営しているなら、おいしそうな料理の画像をカード形式で表示してユーザーの目を引くことができます。探しものが画像ですぐに見つかるため、「特定の料理のレシピ」を探しているターゲット ユーザーをより確実にサイトに誘導できます。

現時点でリッチカードが表示されるカテゴリは、レシピ、映画、飲食店の 3 つで、すべて AMP 形式に対応しています。各種のリッチカードをギャラリーで紹介しています。スクリーンショットや、マークアップのコードサンプルも用意していますので、コンテンツに合ったタイプを見つける場合はこちらをご利用ください。リッチカードをサポートするカテゴリやデータ形式は、今後も積極的に増やしていく予定です。

サイト所有者やデベロッパーの皆様にリッチカードの実装から掲載結果の確認までをお試しいただけるよう、デベロッパー向けドキュメントを更新し、充実したツールを用意いたしましたのでいくつかご紹介します。

  • 構造化データ テストツールを使用すると、マークアップ エラーを確認したり、検索結果に表示されるカードをプレビューしたりできます。
  • Search Console のリッチカード レポートを見ると、どのカードにエラーがあるか、マークアップを追加して拡張できるのはどのカードか、などがわかります。
  • AMP テストでは、AMP ページだけでなく、ページ上のマークアップも検証できます。

何かご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムで質問してください。

Yahoo Japan、バイドゥ、ソゴウがAMP対応に。10億以上のアジアのユーザーに向け、展開。

3月7日と8日にかけて、アメリカのニューヨークでAMP Confが開催されています。初日の基調講演にて、Googleより大きな発表がありました。Yahoo JapanがAMP対応を開始するということです。明確な時期や進捗については不明ですが、中国のバイドゥとソゴウも対応するということです。– SEO Japan

バイドゥ、ソゴウ、そしてYahoo JapanがAMP対応を表明。

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*リンク先は全て英語記事です。

ニューヨークで行われているAMP Confにて、アジアの10億以上のユーザーに向けてAMPが展開されるというビッグニュースが発表された。中国の検索エンジンのバイドゥとソゴウがAMPに対応。そして、Yahoo Japanもだ。

Googleの検索のバイスプレジデントであり、AMPを率いるデイビッド・ベスブリス氏が基調講演で発表した。これらアジアの検索エンジンが対応を開始するということは、10億以上の人々がAMPを体験することを意味している。

2015年10月にAMPがローンチされて以来、非常に多くのパブリッシャーと開発者がAMP対応を進めており、世界中で数え切れないほどのAMP対応ページが作成されている。このプロジェクトに貢献している開発者は1万を超えるだろう。

AMPを利用しているパブリッシャーとEコマースの会社のリストに、バイドゥ、ソゴウ、Yahoo Japanが名を連ねる。このリストには、Bing、eBay、Pinterest、LinkedIn、Tumblr、WordPress、The Weather Company、Eventbrite、Shopify、Fandango、TripAdvisor、Disney、Food Networkなどが含まれている。

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先月のアドビ社による報告では、米国のトップパブリッシャーは全体の7%のトラフィックをAMPページで獲得しているということだ。そのパブリッシャーによると、サイトの滞在時間とエンゲージメントにおいて、AMPページは高い値を示しているという。また、CTRとマネタイズの面でもAMPは優れていると報告をするパブリッシャーもいる。

ベスブリス氏によれば、17億のAMPページが存在し、毎週3千5百万の新たなAMPページが作成されているという。また、AMPを使用しているドメインの数は、世界中で86万にも上るという。

Googleの調査によると、(彼らが調査した)70%のモバイルページで、ビジュアル表現のあるコンテンツをロードするために、7秒から10秒かかるということだ。これに対し、AMPページは平均して1秒以内にロードされる。

Googleは、AMPであることがランキング要素にはならないと発言している。しかし、ページスピードはランキング要素だ。かつて、ベスブリス氏は、AMPページはランキングの恩恵をあずかるわけではない、と述べている。しかし、AMPページと通常のモバイルページの両方があった場合、GoogleはAMPページを優先的に提供している。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「AMP — Accelerated Mobile Pages — rolling out to 1 billion more people in Asia」を翻訳した内容です。


AMPのローンチ以来、GoogleのAMP推しは続いています。バイドゥの対応に少々びっくりしましたが、ネットワーク環境が整っていない新興国向けの技術ともいえるため、相性は非常に良さそうですね。まだまだ発展途上のAMPですが、今後の拡大も期待できます。– SEO Japan

ウェブマスター フォーラムに寄せられた AMP に関する質問をご紹介します!

Google ウェブマスター セントラルでは、ここ数週間にわたって、 Accelerated Mobile Pages を詳しく紹介する記事を投稿してきましたが、お役に立ちましたでしょうか。一連の投稿では以下のような話題を取り上げました。

また、Google 検索で AMP を使用し始めるにあたって、さまざまな質問がウェブマスター フォーラムに寄せられています。ここでは、特に寄せられることの多い質問を取り上げます。

Q:サイトに追加する AMP ページの作成を検討しています。AMP にはどのようなメリットがありますか。また、どのようなサイトやページが AMP に適していますか。

ユーザーは待つのが嫌いです。コンテンツがすばやく読み込まれることを望んでいます。AMP 形式を使用してモバイル端末にコンテンツをすばやく読み込むことで、サイトやページの魅力をさらに高めることができます。ある研究によると、コンテンツの読み込みに 3 秒以上かかると、40% のユーザーが他のページに移動することがわかっています。The Washington Post では、AMP の採用により記事の読み込み時間を 88% 短縮した結果、モバイル検索からのリピーターが 23% 増えました。

AMP 形式は、あらゆるタイプの静的なウェブ コンテンツ(ニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなど)で大きな効果を発揮します。

Q: Search Console にログインすると、既に問題を解決したはずの AMP ページのエラーが表示されます。これらのエラーがまだ表示されるのはなぜですか。

これは、AMP ページに加えた変更が Search Console に反映されるまでに 1 週間ほどかかることによるものです。詳しくは、こちらの投稿(英語)をご覧ください。Google の Webmaster Trends Analyst、John Mueller が、Search Console の待ち時間の問題について解説しています。

Q: 作成した AMP ページが Google 検索に表示されません。どうしたらよいですか。

Google 検索に表示されるのは、有効な AMP ページのみです。新しいコンテンツが常に有効であることを確認しましょう。AMP ページが有効かどうかを確認するには、AMP HTML Web ValidatorChrome または Opera の拡張機能、cron ジョブなどによる自動処理を使用してください。

また、基本的には、AMP ページに schema.org 構造化データを含めることをおすすめします(JSON-LD を推奨)。特にニュース パブリッシャーの場合は重要で、有効なマークアップ プロパティが含まれているニュース コンテンツは、Google 検索結果のトップニュース内に表示される可能性があります。構造化データをテストするには、構造化データ テスト ツールをお試しください。

他にご不明な点などございましたら、下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからお問い合わせください。フィードバックもお待ちしています。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

顧客のサイトを AMP 化するための 8 つのヒント

Google は、Accelerated Mobile Pages のサポートを拡大することを発表しました。今回は、顧客のウェブサイトを AMP 化(AMPlify)する際に考慮すべき 8 つの項目を紹介します。顧客からの問い合わせが来る前にしっかり準備しておきましょう。

1. 簡単に始められる

メジャーなコンテンツ管理システム(CMS)を使用しているサイトであれば、プラグインをインストールするような感覚で簡単に AMP ページを作成できます。カスタム HTML を使用しているサイトや、ゼロから作成したサイトの場合は、別途開発が必要になります。

2. どんなサイトにも効果的なわけではない

AMP は、あらゆるタイプの静的なウェブ コンテンツ(ニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなど)で大きな効果を発揮します。一方、動的で双方向性を重視した単一ページのサービス(地図の経路案内、メール、ソーシャル ネットワークなど)にはあまり効果的ではありません。

3. サイト全体を AMP 化(#AMPlify)する必要はない

既存のサイトに AMP ページ を追加する場合は、記事や製品ページ、ブログ投稿など、シンプルな静的コンテンツのページから少しずつ追加しましょう。これらはいわば「末端」のページで、ユーザーがプラットフォームや検索結果を通じてアクセスするページですので、少し変更を加えるだけで AMP のメリットを存分に活かすことができます。この方法なら、サイトのトップページや、ナビゲーションなどを含んでいるページのように、AMP 以外の高度な動的機能が含まれているページを変更する必要はありません。

一方、コンテンツが充実したウェブサイトをゼロから作成する場合は、最初からサイト全体を AMP化することを検討してください。ゼロから AMP サイトを構築する場合は、こちらのスタートガイドをご覧ください。

4. AMP プロジェクトはオープンソースにより進化を続けている

サイトで使用している機能が AMP の仕様でまだサポートされていない場合は、GitHub で機能をリクエストすることを検討してください。また、コンポーネントを自分で設計することも可能です。

5. AMP ページを特定の場所に表示するために追加要件を満たさなければならない場合がある

AMP ページが Google の検索結果に表示されるための要件は、そのページの AMP HTML が有効であることのみです。しかし、AMP を統合した一部のサービスでは、それ以上の要件を満たさなければならない場合があります。たとえば、AMP ページを Google トップニュースに表示するためには、構造化データを使って Article マークアップとして AMP ページをマークアップする必要があります。

6. 検索結果のランキングに影響はない

有効で表示可能な AMP ページが含まれているかどうかは、検索結果ページでのサイトのランキングには一切影響しません。違いは、サイトに AMP 版が含まれていると、検索結果に The AMP logo アイコンが追加されることです。

7. AMP に対応した Google 検索結果は世界中に拡大

Google では、今後数週間にわたって AMP の検索結果を世界中に拡大する予定です。ニュース性の高い最新の AMP コンテンツを表示するトップニュース カルーセルは、すでにさまざまな国と言語で利用できます。

8. サポートを求めることができる

不明な点を解決するために役立つリソースを用意しています。

#AMPlify に関して一番役に立ったヒントはどれでしたか?下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからフィードバックをお願いします。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

Accelerated Mobile Pages の問題を効率的にチェックするには

AMP ページが Google 検索に表示されるためには、そのページが正しく実装されていなければなりません。つまり、Accelerated Mobile Pages でサイトを AMP 化(#AMPlify)した後も、ページの状態を定期的に確認することが重要になります。

AMP ページを実装する際に、ページにエラーが含まれていると、そのページは Google 検索のインデックスに登録されません。また、エラーにはなっていなくても、ページに警告が含まれていることがあります。たとえば、要素が推奨された方法に従っていない場合や、将来的にエラーになる可能性がある場合です。

Google Search Console は、どの AMP ページにエラーが含まれているかを確認できる無料のサービスです。Search Console で問題のあるページの URL を特定できたら、以下のツールのいずれかを使用して検証エラーの詳細を簡単に確認できます。

1. ブラウザ デベロッパー ツール

デベロッパー ツールを使用して検証するには:

  1. ブラウザで AMP ページを開きます。
  2. URL の最後に「#development=1」を追加します(例: http://localhost:8000/released.amp.html#development=1)。
  3. Chrome DevTools Console を開いて検証エラーを確認します。

Developer Console には、エラーが以下のように表示されます。

2. AMP ブラウザ拡張機能

AMP ブラウザ拡張機能(ChromeOpera に対応)を使用すると、無効な AMP ページを簡単に特定してデバッグできます。ブラウザでサイトを表示すると、拡張機能が AMP ページにアクセスし、各ページが有効かどうかを判別します。

Red AMP icon indicating invalid AMP document.AMP ページ内にエラーがある場合は、拡張機能のアイコンが赤色になり、見つかったエラーの数が表示されます。
Green AMP icon indicating valid AMP document.AMP ページ内にエラーがない場合は、アイコンが緑色になります。警告がある場合はその数が表示されます。
Blue AMP icon indicating AMP HTML variant if clicked.ページが AMP でなくても、AMP 版が存在することがわかっている場合は、アイコンが青色になってリンクアイコンが表示されます。拡張機能のアイコンをクリックすると AMP 版のページにリダイレクトされます。

拡張機能を追加することにより、アイコンをクリックするだけで、ページにどんなエラーや警告があるかわかるようになるわけです。それぞれの問題について、原因となっているソースの行番号と列番号、そして、何が問題かを示すメッセージが表示されます。さらに詳しい説明がある場合は、[Learn more] をクリックすると ampproject.org の該当ページが表示されます。

3. AMP Web Validator

AMP Web Validator は、AMP ページの有効性を検証するためのシンプルなウェブ インターフェースです。validator.ampproject.org からアクセスできます。

このツールを使用するには、AMP の URL を入力するか、ソースコードをコピーして貼り付けます。エラーがある場合は、行と行の間にエラー メッセージが表示されます。AMP Web Validator 上で直接編集すると再検証が行われ、その変更によって問題が解決するかどうかがすぐわかります。

AMP ページの状態を確認するうえで、どの方法が一番使い勝手が良かったでしょうか。下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからフィードバックをお願いします。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

Google Search Console をサイトの AMP 化にも活用しましょう

AMP ページをサイトに実装したばかりという方は、Search Console を使用して、どの AMP ページが Google に検出されインデックスに登録されているか確認してみましょう。

Search Console は、Google 検索結果におけるサイトのパフォーマンスを監視、管理するのに役立つ無料のサービスです。Accelerated Mobile Pages も Search Console で管理できます。AMP ページは、Search Console に登録していなくても Google 検索結果に表示されますが、Search Console に登録することで、どの AMP ページが検索結果の表示対象になっているかを把握できるようになります。

Search Console を使用するには、無料のアカウントを作成するか、こちらからログインしてサイトの所有権を確認します。

Search Console でサイトを設定したら、[検索での見え方] > [Accelerated Mobile Pages] をクリックして Accelerated Mobile Pages レポートを開くと、Google がどの AMP ページを検出しインデックス登録したかを確認できます。次に例を示します。

このレポートには AMP 関連の問題が一覧表示されるため、インデックス登録されなかった AMP ページの問題を特定し解決に向けて取り組むことができます。

また、Google 検索での AMP ページのパフォーマンスは、Search Console の検索アナリティクス レポートで確認できます。このレポートを見ると、AMP ページがどのクエリで検索結果に表示されたかがわかります。AMP ページの指標を他の結果と比較したり、AMP ページの表示状況が時間の経過とともにどう変化したかを確認できます。

AMP ページの指標(クリック数、インプレッション数など)を表示するには、[検索での見え方] > [検索での見え方でフィルタ] > [AMP] を選択します。

(注: Google によるページのクロールは一定期間ごとに実施されます。Search Console アカウントを作成したばかりであるか、または AMP ページを実装したばかりである場合、まだページがクロールされていない可能性があります。スケジュール設定されたクロールを待つか、クロールをリクエストしてください。)

Search Console で AMP ページを管理してみて気付いたことがありましたら、下のコメント欄または  Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからフィードバックをお願いします。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

Accelerated Mobile Pages を始めるには

Accelerated Mobile Pages に関心はあるけれど、どうやって始めたらよいかわからない方もいらっしゃるでしょう。サイトの AMP バージョンを作成して瞬時に読み込まれるようにするのは思ったほど難しくはありません。

WordPressDrupalはてな などのコンテンツ管理システム(CMS)をお使いの場合は、プラグインをインストールして有効化するのと同じくらい簡単に AMP をセットアップできます。ただし、AMP ページを作成する手法が CMS ごとに若干異なりますので、詳しい作成手順につきましては開発元にご確認ください。

一方、サイトにカスタム HTML を使用していたり、AMP の仕組みについて詳しく知りたい場合は、 AMP コードラボ(英語)をお試しください。初めての AMP ページを作成する手順を、解説に沿って実際にコードを修正しながら体験できます。コードラボでは、以下に示す AMP の基礎を学ぶことができます。

  • AMP によって、モバイルウェブのユーザー体験がどのように改善されるか
  • AMP ページの基本
  • AMP の制限
  • AMP ウェブ コンポーネントが、ウェブサイトによくある問題を解決する方法
  • 作成した AMP ページを検証する方法
  • AMP ページを Google 検索のために準備する方法

基礎を習得できたら、高度なコンセプトのコードラボに取り組むことをおすすめします。

コードラボを試された方、サイトに AMP プラグインを追加された方は、下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからフィードバックをお願いします。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

AMP について #AMPlify キャンペーン スタート!

近年、モバイルサイトにおいては、コンテンツが瞬時に表示されることへの期待がますます高まっていますが、実際には読み込みに数秒かかってしまうサイトも多いようです。読み込みに 3 秒以上かかると 40% の人がサイトの閲覧を諦める、という調査結果も決して大げさな話ではありません。Google では、ユーザーのモバイル端末にできるだけ素速くコンテンツを届けることを目標に、Accelerated Mobile Pages(AMP)プロジェクト開始しました。AMP プロジェクトは、あらゆる人々のモバイルウェブ体験を改善するオープンソース の取り組みです。

Accelerated Mobile Pages は、読み込みを高速化しさらに快適なユーザー 体験を追求するため、さまざまな技術的手法を活用してコンテンツをほぼ瞬時に読み込めるようにした HTML ページです。

今年後半には、AMP ページを実装しているサイトがモバイルでの Google 検索結果ページ全体で表示されるようになり、AMP ページの表示される機会が拡大する予定です。これは、e コマース、エンターテイメント、旅行、レシピなど、あらゆる種類のサイトが対象です。AMPProject.org の「参加者」ページでは、既に AMP コンテンツを実装しているサイトを紹介しています。AMP ページを実際に見るにはデモ(g.co/ampdemo)をお試しください。AMP 版のページには The AMP logo が付いています。

Google 検索における AMP の拡大に先立ち、Google ではこれから数週間にわたって役立つ関連情報を投稿し、各サイトの #AMPlify を支援していきます。Google+Twitter では、ハッシュタグ #AMPlify をフォローしてください。

既に AMP ページを作成された方は、下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからフィードバックをお願いします。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。

AMP 化しよう: Google モバイル検索における AMP ページへのリンク機能のプレビュー

2016 年にもかかわらず、モバイルでのウェブの閲覧は依然としてとても遅く、ユーザーは速くページを読み込めないというだけで閲覧を諦めてしまうという事実は信じがたいものがあります。私たち、そして多くのウェブ業界の人間にとって、何かしらの変化が必要であることは明らかでした。これこそ、私たちがモバイル ウェブの体験を改善するために Accelerated Mobile Pages というオープンソース プロジェクトを主導してきた理由です。

半年ほど前に、モバイル用の Google 検索の結果のページ内にある「トップニュース」枠内で AMP 対応ページの表示を始め、多くの方々に AMP ページを体験していただいています。それ以来、世界的に信じられないほど多くのサイトが AMP を適用し、ニュース サイトだけでなく、e コマース、エンタメ、旅行、レシピなどの様々な業界でも適用されてきました。今日まで、1 億 5000 万以上の AMP ドキュメントが Google のインデックスに存在しており、毎週 400 万の新規の AMP ドキュメントが追加されています。この結果を受けて、本日、Google は「トップニュース」枠だけでなく、全検索結果に対して AMP のサポートを拡大し、その開発者プレビューを公開いたします。


混乱を避けるために説明しますが、これはサイトの検索ランキングを変更するものではありません。メディアやコンテンツ提供者による AMP の適用事例が増え、私たちもユーザーの皆様により簡単にこの表示が速いウェブ体験にアクセスしてもらえるようにしたいと考えていました。開発者プレビューでは、AMP 版があるページの検索結果には のラベルが表示されます。このラベルが付いた結果をタップすると、対応する AMP ページが AMP ビューア内に表示されます。

開発者プレビューでの AMP ページの表示

g.co/ampdemo にアクセスして、みなさんの端末で試してみましょう。開発者プレビューにアクセスし、実際に「フレンチトースト レシピ」といったクエリや好きな曲の歌詞を検索すると、AMP ページでどれほど素早いモバイル ウェブ体験が可能になるかを実感できることと思います。AMP プロジェクトの公式サイトにある 「関係者一覧」 のページをご覧いただけば、どのようなサイトがすでに AMP 対応をしているかを垣間見ることができます。

日本でも、アメーバ、楽天、リクルート、朝日新聞、産経新聞、日刊スポーツ、毎日新聞をはじめとする多くのサイトが AMP のページを提供しています。

ユーザー、開発者、サイト運営者のみなさまからより多くのフィードバックを得て、今年の後半にはより広い範囲で私たちがより良い検索体験を提供できるよう、まずはプレビューとしてこの機能を公開します。また「AMP 化」に興味があるみなさまが AMP ページの実装方法を学び、その AMP ページがプレビュー上でどのように表示されるか確認する時間を十分に確保したいとも考えています。そして、AMP ページを作るだけでなく、多くの方々に AMP プロジェクトに参加や貢献していただければ幸いです。

みなさんと一緒にウェブの高速化をしながら、多くのフィードバックが寄せられることを楽しみにしています。また、いつものように、質問はウェブマスター フォーラムまでお寄せください。

Google、AMPページに新しい広告タイプを導入。うっとうしいフライングカーペット広告も

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AMPは、Facebookの高速読み込みシステム、Instant Pagesに対するGoogleの回答であり、Googleのモバイル検索結果ページで最初に使用されたが、現在は多くの製品に統合されている。AMPのリーチ数が増えるにつれ、パブリッシャーはそのページに様々なタイプの広告を出したくなるのは当然だ。現在は基本的な広告にしか対応していないが、今日同社が発表したところによると、近々AMPに3種類の広告タイプが加わる。スティッキー広告、フライングカーペット広告、およびコンテンツと同時にロードされるAMP Ads for AMP Pagesだ。

879969b8-1380-11e6-914c-7526e061c35dAMP adsはおそらくAMPページに載せる広告にとっていちばん理想に近い。なぜなら、AMPページ自身と同じ速さで読み込まれるように作られているからだ。この広告はAMP記事のロード時間を速めるために作られたAMP HTMLだけで書かれている。

スティッキー広告は、記事をスクロールしても画面の上端か下端に居続ける。AMPページ以外ではごく一般的で、比較的邪魔にならない。

残念なことに、近々AMPプロジェクトに、ここしばらくの間で最も迷惑な新しい広告タイプが登場すること。それはフライングカーペット広告。ページのスクロール動作を乗っ取り、代わりに大きな広告をスクロールさせる

バブリッシャーは、通常の画像やその他のコンテンツの表示にこの「フライングカーペット」効果を使うことができる(NY TimesのSnow Fallの効果にやや似ている)。

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Googleによると、AMP内の広告はこれまでのところ非常に好意的に受け取られている。AMPを使用しているバブリッシャーの80%以上は、視認性が高まったと言い、90%以上はクリック率が上がり、その殆どが収益も上がったと言っている。

まだAMPがごく初期段階であることは言っていくべきだろう。例えば今週、SlateおよびThe Atlanticの両誌は、AMPがサイト訪問者に占める割合は約4%にすぎないと言った。一部のパブリッシャーは、GoogleがAMPを検索エンジンのランキング指標としてどう使っているのかわからない、と不満を訴えていた。

これまでAMPページで利用できる広告フォーマットが限られていたために、利用をためらうパブリッシャーもいたが、Googleはそれに対応しようとしている ― たとえそれが、われわれ読者にとってフライングカーペット広告と戦うことを意味しているとしても。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Accelerated Mobile Pages (AMP)とは何か?ニール・パテル氏による決定版ガイド。

Accelerated Mobile Pages (AMP)については、2月のローンチ以来、多くのサイトが対応を開始し、様々な情報がでてきているといった状況かと思います。今回の記事は、ニール・パテル氏によるまとめ記事となりますが、AMP対応におけるメリットなどがわかりやすくまとめられています。メリットもデメリットもあるAMPですが、ページスピードの速さは非常に魅力的ですね。また、遅ればせながらSEO JapanもAMP対応を進めており、こちらの記事もAMPバージョンを作成しています。まだまだ研究段階といったところですが、実装可能なものだけでも網羅していきたいと思います。– SEO Japan

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*リンク先は全て英語となります。
*2016年4月の記事のため、一部追記を行っています。

モバイルページをスピードアップする時が来た。

Googleがモバイルフレンドリー・アップデートをローンチし、ランキング要素の1つとして以来、サイトオーナーはモバイル体験を高速化することへの関心をより強めている。

モバイルユーザーのためにページを最適化することは非常に好ましいことだ。しかし、そもそもページが素早く読み込まれなければ、ユーザーがあなたのコンテンツを楽しむ妨げになってしまうだろう。

解決策は何か?

モバイルページの高速化について考えたことはあるだろうか?このガイドは、あなたがAMPを理解するうえで大きな助けとなるだろう。

*リンクをクリックすると、名前とメールアドレスの入力が求められます。入力すれば、PDF版のガイド(英語)がダウンロードできます。

Accelerated Mobile Pages。そう、AMPと呼ばれる技術だ。

スピードはWebページをデザインする上で、欠かすことのできない要素だ。KISSmetricsのデータによると、「読み込みに3秒以上かかるWebページの場合、およそ40%のユーザーが離脱してしまう」、ということだ。

10万ドルを一日で売り上げるオンライン・ショッピングサイトの場合、読み込みが1秒遅れることで、毎年250万ドルの損失となる可能性がある。

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Googleによれば、AMPを用いることで、読み込み時間が15%から85%短縮できるという実験結果もある。

2015年の12月にGoogleは、AMPがランキング要素となる可能性も示唆している。

そのため、WebマスターやマーケターやSEO担当者は、AMPがモバイルページに与える影響について分析をし始めた。その結果、AMPは実際にランキングに大きな影響を与えると指摘する事実も報告されている。

簡単に言えば、AMPに対応したページは上位に表示され、読み込み速度が速く、訪問者を顧客にコンバートしやすいようだ。

最近では、イギリス版のWhiteboard Fridayにて、distilled社のウィル・クリシュロウズ氏とトム・アンソニー氏がAMPの仕組みと、そこから得られる利益についての解説を行っている。

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モバイルユーザーへのリーチの重要性を理解しているデジタルマーケターとして、AMPの詳細とメリットを詳しく把握したいのであれば、下記の記事を読み進めて欲しい。

Accelerated Mobile Pages (AMP)とは何か?

AMPはモバイルコンテンツ戦略の一部となるべきである。

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AMPはGoogleとTwitterのコラボレーションにより産まれた。

簡潔にいえば、Accelerated Mobile Pagesはモバイルページを高速化させるために設計されたプロジェクトである。要素を基本的なものに絞り込むことで、始めからモバイル・フレンドリーであり、読み込み速度の速いページを作成する。

詳細は、オープンソースのプラットフォームに記載されているので、ぜひ、確認してほしい。

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AMPは、Googleがユーザーにフォーカスしているという、何よりの証拠となっている。

Googleがこのような新しいアップデートをロールアウトすれば、「より多くの利益をGoogleが得るために行われている」、と考える人もいるだろう。

この意見は非常に正しいと言える。なぜなら、ユーザーが幸せになればなるほど、よりGoogleに接する機会が増えることになり、Googleの広告ビジネスに大きな利益をもたらすことになるからだ。

しかし、そもそもGoogleは検索ユーザーへの大きな情熱を抱いている。そして、あなたも同様に情熱を持つべきなのだ。

Accelerated Mobile Pages (AMP) はオープンソースのプロジェクト、もしくは、プラットフォームであり、パブリッシャーがモバイルページの速度と可読性を改良する手助けとなることを目的としている。

つまり、「速度の速いモバイルページ+読みやすいコンテンツ=より良いユーザー体験」、ということになる。

AMPはどのような仕組みなのか?

Search Engine Landのポール・シャッピロ氏は、AMPの3つの構造を整理している。

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【画像内和訳】
1.AMP HTML
HTMLのサブセットであり、カスタムタグ、属性、多くの制限を持つマークアップ言語。しかし、通常のHTMLの知識があれば、既存のページをAMP HTMLで記述することに大きな問題はないだろう。通常のHTMLとの違いについての詳細は、AMPプロジェクトのサイトに記載されている、必須のマークアップ要素のリストを確認してほしい。
2.AMP JS
モバイルページ用のJavaScriptフレームワーク。多くの場合で、リソースの管理と非同期の読み込みを担当する。サードパーティー製のJavaScriptはAMPでは使用が許可されていないことは注意してほしい。
3.AMP CDN
オプショナルなコンテンツ・デリバリー・ネットワーク。AMP対応したページをキャッシュし、自動的にパフォーマンスの最適化を図る。

AMPは、HTMLタグを削減しモバイルユーザーに適したもののみを読み込むことで、モバイルページの読み込み速度を劇的に向上している。

下記の図表と解説はウィル・クリシュロウズ氏のWhiteboard Fridayからの引用であるが、AMPのプロセスを簡潔に説明している。

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【画像内和訳】
Will:この図表を見てほしい。通常のWebページで使用されているアイデアだ。図表内ではWWWと記載しよう。これは通常のデスクトップバージョンのページということだ。もしAMPバージョンのページがあれば、通常のページのソースコード内でAMP HTMLで記載したページへのリンクをrel=”canonical”で指定する。このリンクはAMP対応したページへ向けられているが、AMP対応したページをここでは、”hosted AMP page”と呼ぶことにしよう。

つまり、このAMPページというものは、必要なものだけを備えたHTMLで構成された、あなたのドメイン内にあるページである。実際にこうしたAMPページを見てみるために、Guardianを例に挙げてみよう。GuardianはAMP対応を行っている早期のパートナーの一つだ。GuardianのWebサイトに行き、どこかのニュース記事のURLの末尾に”/amp”と追加すれば、AMP HTMLのページを見ることができる。また、(通常のページの)ソースコードにAMP HTMLのリンクが確認できるだろう。

これが、”Hosted AMP”だ。Googleに対し、何かする必要はない。ただ作成すればよく、読み込み速度が速くなるように設計されている。しかし、キャッシュページのプラットフォームも用意されており、この図表では”gstatic”と記載している。

AMPは最適化されたHTMLによって記述されたページをレンダリングする。そして、そのページの読み込み速度は非常に速い。なぜなら、ページの読み込みを遅延させるHTMLタグの使用が許可されていないからである。

JavaScriptを使用しているページの場合は、AMPページではそのスクリプトはレンダリングされない。

その他のAMPについて知っておくべき情報を、下記に記載しておこう。

  • AMPでは、簡略化・合理化されたCSSを使用する。
  • AMPが提供しているJavaScriptライブラリのみが使用できる。これは、あなたがコントロールできるものではないため、レイジーロード(遅延読み込み)となる可能性がある。これは、AMPの唯一のデメリットかもしれない。
  • AMPバージョンのサイトがいつでも機能するために、適切なバリデーションが必要。
  • AMPページでは、フォームの使用は許可されていない。
  • より良い体験のために、カスタムフォントは特別に読み込まれる。
  • 見栄えの悪い画像を避けるために、画像の高さと幅を宣言する。
  • ページ内に動画を使用したい場合は、AMPが認証しているエクステンションを使用する。

さらに、AMPバージョンのページを作成し、モバイルページの向上を図る場合、読み込み速度と読みやすさが問題となるため、記事の共有といった要素は重要視されていない。そのため、ソーシャルシェアボタンが適切に表示されない場合もある。なぜなら、ソーシャルシェアボタンの多くは、JavaScriptを使用して開発されているからだ。

*2016年5月にAMPはソーシャルボタンの機能を追加しました。

Accelerated Mobile Pagesの利点

サイトスピード、ページビュー、検索順位の間には強い相関関係がある。

覚えておくべきことは、読み込み速度が速ければ、モバイルユーザーはサイト内でより多くのページを閲覧し、結果として直帰率が下がるということだ。

直帰率が下がり、サイトでの体験が向上すれば、Googleはそのページへ恩恵を与える。そのため、AMP対応のページがAMP対応でないページよりも上位に表示されていても、大きな驚きではないだろう。下記の二つのバージョンを比較してほしい。

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読み込み速度の速いコンテンツの提供を可能としているFacebookのインスタントアーティクルズのように、AMPはユーザーのモバイル体験を次のレベルへと導くものである。

事実、AMP対応にすることで、多くの利益がもたらされる。その中でも、特に大きい5つのメリットを挙げてみよう。

1.Webページを即時に読み込む
スピードはモバイルページにおける真髄のようなものだ。優れたコンテンツは必要だ。しかし、ページへのアクセスが可能でなければ、ユーザーはそのコンテンツを読むこともない。

モバイルでの読み込み速度が1秒遅れることで、コンバージョン率が3.5%、ページビューが9.4%下がり、直帰率が8.3%増えるというデータもある。

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このことからも、ページの読み込み速度を向上させる必要性が感じられると思う。そして、AMPはその目的を達成させる手助けとなるのだ。

人々がコンテンツ(記事、ブログ、動画、ポッドキャストなど)を消費する方法は劇的に変化している。コンテンツが配信される頻度は特にだろう。

もしも、あなたのモバイルページの読み込み速度がでんでん虫のように遅ければ、ターゲットとしたモバイルユーザーを顧客へとコンバートさせることは難しいだろう。AMPによって劇的にページスピードを向上させるための準備をしておこう。

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AMPはあなたをモバイルページの向上を目的とした行動に駆り立てる存在である。

Googleは継続して自身のシステムを改良している。今のところ、モバイルフレンドリーは最も大きなアップデートだと考えられるが、AMPプロジェクトが頭角をあわらしてきた。

そして、この事態はある事実を意味している。つまり、Googleは完成されていないということだ。新しい検索アルゴリズムのアップデート、高度な新機能やツールの開発などは今後も行われるだろう。

さあ、準備を始めよう。AMPプロジェクトのサイトに訪問し、あなたのモバイルページを加速化させるのだ。

2.コンテンツマーケターのために、モバイルにおける露出を高める
Googleは自然検索結果内におけるAMPページの表示を開始した。検索結果に緑色(*注)のAMPという表記があるため、すぐに発見できるだろう。

*注:実際は灰色ですが、原文ママで緑色と記載しています。

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検索結果内で目を引けば、クリック数が高まることは明らかだろう。

この緑色のAMPという表記は、他の検索結果よりも目立って表示されるため、クリック率の向上に一役買うことになるだろう。

そして、ユーザーは検索結果内でAMPページを探すようになるだろう。なぜなら、AMPページは通常のモバイルページよりも素早く読み込まれるからだ。

3.ランキングの上昇
サイトスピードとコンバージョン率には強い関係がある。読み込み速度の速いサイトでユーザーが幸せになれば、リストを購読したり、商品を買ったりといった行動を起こしやすくなる。

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多くの予測がされているが、GoogleはAMPをランキング要素にはしていない。

読み込み速度とモバイルフレンドリーは良く知られた要素であり、AMPはモバイルページと密接にかかわりあっている。

これが、AMPが独立したランキング要素となっていない理由である。なぜなら、AMPはモバイルページのみの仕組みであり、デスクトップバージョンのページには何も影響を与えないからだ。

つまり、モバイルフレンドリーなサイトが自然検索結果で上位に表示されるため、AMP対応のページは、AMP対応でないページよりも、モバイルの検索結果ページで上位に表示されるということなのだ。

4.柔軟な広告サポート
多くの人がWebサイトやブログを開始する理由に、お金を稼いだり、日々の仕事の補完にといった理由を挙げるだろう。

デスクトップとモバイルのページを見てみれば、多くの違いがあることに気が付くはずだ。

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ヘッダー画像、ナビゲーションのメニュー、サイドバー、ソーシャルボタン、フォーム、ポップアップ、その他の不要な要素などはコンバージョン率を下げる要因となっている。

しかし、AMPでは、モバイルページにおけるこうした阻害要因を取り除くことが可能なのだ。

全てのHTMLタグが使用されているわけではなく、合理的なCSSが使用されており、JavaScriptの問題は発生していないということが理由だ。また、コードも6倍軽くなっている。

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これは、広告からの収益をより簡易に得られることを意味している。

例えば、AMPバージョンのThe Guardianを分析してみると、通常のページよりも、広告がより柔軟でよりユーザーフレンドリーに表示されるように設計されていることに、すぐに気が付くだろう。

AMPバージョンのページをクリックすれば、ほぼ瞬間的にコンテンツが読み込まれる。

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AMP対応のページでは、広告は下記のように表示されている。

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AMPページでサードパーティーからの広告を表示させれば、広告も瞬時に表示されるだけでなく、ユーザーの注意を惹きつけ、計り知れない価値をもたらすことになるのだ。

既にご存知の通り、こうしたコンテンツマーケティングによるアプローチは、あなたの影響力を高め、ユーザーが持つ疑問に対する答えを提供し、広告費におけるROIを向上させる、非常に簡単な方法であるのだ。

AMPページでのマネタイズの準備をするために、下記に現在AMPの広告に対応している広告ネットワークを記載しておく。

  • Amazon A9
  • AdReactor
  • Google Doubleclick
  • Flite
  • Adform
  • Google AdSense
  • AOL AdTech
  • Taboola
  • plista
  • Smart AdServer
  • Yieldmo
  • DotAndAds

5.ユーザーのトラッキングをシンプルに
モバイルページへトラフィックを送るだけでは不十分だ。ユーザーがどのようにしてあなたのサイトにたどり着いたかを知る必要がある。

トラッキングは、ユーザーがどこからきて、どのページを見たか、などを判断する手助けとなる。

ユーザーとサイトのパフォーマンスをトラッキングすることは、AMPでは非常に簡単だ。なぜなら、すでに分析用のツールが準備されており、AMPバージョンのページを詳細に分析することが可能となっているからだ。

ユーザー行動は、あなたがトラッキングを行ったとき初めて影響を持つようになる。AMPでは、パブリッシャーは2つのタグから選択することができる。

これらのタグは、クリック、コンバージョン、動画、リンク、訪問数、新規顧客、既存顧客などの重要なデータ自動的にトラッキングしてくれる。

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Digivateによれば、およそ16,000のモバイル対応のサイトが、AMPによって毎日レンダリングされているということだ。The New York Times、The Guardian、Financial Times、BBC、News Corp、Washington Postなどの主要なトップブランドやニュースメディアはすでにAMPに対応している。

また、WordPress、Parse.ly、Chartbeat、LinkedIn、Adobe Analytics、Pinterest、Twitterなどのテクノロジーソリューション・カンパニーもAMPに対応している。

あなたのページをAMPに最適化しよう

Accelerated Mobile Pagesは発展途上の技術である。AMPプロジェクトの開発者によれば、Githubにて、”我々は毎週木曜日に全てのAMPページに対し、新しいリリースをしている”、とのことだ。

新しい機能も追加されるだろう。例えば、AMPバージョンのページか通常のモバイルページかをユーザーが選択できる機能が追加されると考えている。

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どちらにせよ、AMP対応の準備は進めておく必要がある。そうすることで、今後何が起ころうとも、あなたは勝者の側に立つことになる。

AMPに対応する方法を検討する際にはいくつかの選択肢がある。初心者であれば、少なくとも2つのバージョンのページを保持することだ。

オリジナルのコンテンツはモバイルフレンドリーであるだろうが、それとは別に、AMPバージョンのページを作成する。そして、このAMPページが、劇的に読み込み速度を速めることになる。

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また、AMPでは、フォーム要素やサードパーティー製のJavaScriptが許可されていないことを思い出してほしい。

マーケターとして、e-mailのリストを構築したいと誰もが思うだろう。AMPの弱点は、この目的が簡単に達成できないことだ。

さらに、コメントや他のアクションなど、ユーザーがモバイルページのコンテンツに参加することをAMPは許可していない。

繰り返しになるが、注目すべきはスピードであり、可読性なのだ。

WordPressのユーザーであれば、AMPを今すぐ開始するために、GitHubでプラグインをダウンロードしてインストールすればよい。

単純に、“Download Zip” をクリックしよう。

*WordPressのサイトですが、プラグインはこちらでダウンロードできます。

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このプラグインは、通常のプラグインのように、WordPressのダッシュボードからインストールすることもできる。非常に簡単だ。

プラグインをインストールし実装すれば、各ブログ投稿のURLの末尾に “/amp/”と追加すればよい。ブラウザでの表記は下記のようになる。

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また、The GuardianのAMPバージョンのページは下記の通りだ。

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パーマリンクを設定していなければ、“?amp=1”を代わりに追加すればよい。

そして、GoogleのSearch Consoleにて、バリデーションと修正を行うことを忘れずに。これを行うことで、GoogleがあなたのAMPバージョンのページを発見する手助けとなる。

まとめ

AMPは非常に強力だ。モバイルページをアップグレードすることで、サイトスピードにおける、Googleの期待を満たす手助けとなる。

将来は、Accelerated Mobile Pagesはソーシャルメディアにおける、モバイルとのかかわりに大きな影響を与えるだろう。私はそれを確信している。

AMP対応に注目すると同時に、モバイルマーケティングの戦略もしっかりと行うことだ。こうすることで、あなたのサイトへのモバイルトラフィックを発生させ、あなたのビジネスを成長させる原動力となる。

この記事を読み終える前に、一つだけ尋ねさせてほしい。モバイルページのスピードと可読性を高めたいと思うだろうか?もし思わないのであれば、何があなたをそうさせるのだろうか?


この記事は、NEILPATELに掲載された「The Definitive Guide to Accelerated Mobile Pages (AMP)」を翻訳した内容です。


今回の記事を含め、いくつかAMP対応の記事をSEO Japanで上げています。まだまだ調査段階でありまして、最低限の実装となっていますので、ひっそりと告知させていただきました(笑い)。しかし、実装の技術に関して言えば、ニール・パテル氏が指摘する通り、AMPはそこまで難しいものではないと感じています(細かい設定などを省けば)。AMPの対象と機能はどんどん増えていくと思いますので、可能な限り実装方法は確認しておこうと思います。– SEO Japan

続きを読む Accelerated Mobile Pages (AMP)とは何か?ニール・パテル氏による決定版ガイド。

AMP(Accelerated Mobile Pages)についての新情報。レシピやiOSへの対応、インデックス数など。

アメリカのサンフランシスコで開催されている、Googleのデベロッパー向けカンファレンスのGoogle I/Oにて、AMPについての新情報がいくつか発表されました。速報ベースの記事ですが、まずは発表内容を確認しておきたいと思います。– SEO Japan

*Google I/Oの”リアルタイムインデックス”の紹介記事もあります

AMPは成長し、拡大している。この記事では、Google I/Oにて、Googleのリチャード・ギングラス氏が発表した、AMPについての新情報をいくつか記載する。

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*リンク先は英語となります。

検索とモバイルコンテンツのエコシステムと銘打たれたセッションにて、Googleのリチャード・ギングラス氏がAMP(Accelerated Mobile Pages)についての新しい情報をいくつか伝えている。

AMPの成長率

リチャード・ギングラス氏が発表した内容によると、GoogleはWeb全体で、64万の異なるドメインから、1億2千5百万を超えるドキュメントをインデックスしているようだ。下記は、ジェフ・ジェイブス氏が撮影したスライド写真だ。

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iOS、Androidアプリ、レシピページへの対応

リチャード氏は、AMPがまもなく登場する新しいiOSとAndroidの検索アプリへ対応すると発表している。下記はその説明に使用されたスライドの写真だ。

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さらに、AMPに対応したレシピ系のページへも、対象を拡大することを発表している。下記は、彼のスライドから引用した写真だ。

検索結果画面は下記のようになる。

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AMP対応のページは下記の通りだ。

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この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google AMP has reached 125 million documents & is expanding to apps & recipe pages」を翻訳した内容です。


AMPの対象範囲の拡大は予測されていたことで、その中でもレシピ系を推す意見は目立っていたように思えます。実装方法など細かい部分は未確認ですが、多くのサイトが導入しそうですね。– SEO Japan

続きを読む AMP(Accelerated Mobile Pages)についての新情報。レシピやiOSへの対応、インデックス数など。

Google、近くモバイル検索をアップデート―サイトのモバイル対応がますます重要に

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サイトの表示がモバイル・デバイスでは見づらいとGoogleはモバイル検索における表示順位を下げてしまう。サイトがモバイル対応を進めることを促進しようとするインセンティブだ。今日(米国時間3/17)、Googleはこの方針を5月以降さらに強化し、モバイル・ページを持たないサイトのランキングを一層低くすると発表した。

モバイル対応をサイトのランキングのシグナルに含めることが発表されたのは昨年だった。目的はモバイル・ユーザーの検索体験を改善することにあった。幸い、大半のパブリッシャーはこれに従ったのでスマートフォンなどからコンテンツを見るのは以前よりずっと楽になった。

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Googleがサイトをモバイル化に対応させる努力を始めたのは2014年に遡る。このときにはモバイル・フレンドリーと認定されたサイトにそのことを示すバッジを付与するだけだった。その後数ヶ月して、前述のようにモバイル対応がランキングにも影響するようになった。

表示速度の改善は以前からGoogleの執念だった。数ヶ月前からGoogleはモバイルでサイトのロードを高速化するAMP(Accelerated Mobile Page)を導入している。

現在のところAMPの使用は検索ランキングのシグナルには含まれていないが、GoogleはAMPを強くプッシュしている。将来、AMPが検索順位に影響することになる可能性は高い。

Googleは自サイトがモバイル・フレンドリーであるかどうかチェックするためのツールを数多く提供している。これらのウェブマスター向けツールには「モバイル利用時のエラー」をすべてチェックできる機能が含まれている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

多言語による AMP NewsLab オフィスアワーを実施します。

Accelerated Mobile Pages (AMP) は、業界全体で推し進められているグローバルな取り組みです。大小あらゆる規模のパブリッシャーとともに、より高速化されたモバイル ウェブの実現を目指しています。

これまで英語圏の皆さまに対しては、AMP オフィスアワーを実施し、大変ご好評をいただいてきましたが、一方で、英語が母国語でない皆さまがいることも、私たちは理解しています。

そこで、今後 2 週間にわたり、新しいオフィスアワー シリーズを多言語にて実施していきます。これにより、皆さまはご自身の母国語で AMP について学ぶことができます。実施予定の言語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジリアン ポルトガル語、ロシア語、インドネシア語、そして日本語です。オフィスアワーでは、Google のプロダクト マネージャーやテクニカル マネージャー、そしてエンジニアが、それぞれの言語で皆さまからの AMP に関する質問にお答えします。

AMP の技術的な仕様や様々なコンポーネントに関してもお話していきたいと思いますが、まずは、 AMP とは何かということや、どのように機能するのかについて改めて紹介していく予定です。ご質問をお持ちの方は、以下のイベント ページ上の Q&A アプリより投稿することができます。投稿された質問はオフィスアワーの中で私たちがお答えしていきます。また、イベント終了後は、 News Lab の YouTube ページで、それぞれのオフィスアワーを視聴することができます。

下記のスケジュールをご確認の上、ぜひオフィスアワーへご参加ください。

  • 日本語
  • フランス語
  • イタリア語
  • Introduction to AMP - 3月8日 15:00 CET
    Luca Forlin, Head of International Play Newsstand Partnerships
  • AMP Anatomy - 3月15日 15:00 CET
    Flavio Palandri Antonelli, AMP Software Engineer
  • ドイツ語
  • Introduction to AMP - 3月9日 17:00 CET
    Nadine Gerspacher, Partner Development Manager
  • AMP Anatomy - 3月18日 16:00 CET
    Paul Bakaus, Developer Advocate
  • スペイン語
  • Introduction to AMP - 3月9日 14:30 CET
    Demian Renzulli, Technical Solutions Consultant
  • AMP Anatomy - 3月16日 14:30 CET
    Julian Toledo, Developer Advocate
  • ブラジリアン ポルトガル語
  • ロシア語
  • インドネシア語

Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて — 導入ガイド日本語版を本日公開しました

この記事は、本日 Google Developers Japan ブログに投稿された記事のクロスポストです。

スマートフォンとタブレットは、人々が情報と接する方法を大きく変えました。今日、多くの人がスマートフォンを使って、たくさんのニュースや新しいコンテンツに触れています。世界中のメディアやコンテンツ提供者が、モバイル ウェブを通じて読者に記事やコンテンツを提供していますが、そのユーザー体験は、残念ながら理想的ではない場合もよくあります。

ある調査では、ページの読み込みに 3 秒以上かかると、40% のユーザーがそれ以上の閲覧をやめてしまうことがわかっています。これは、コンテンツ提供者にとっては、広告や定期購読による収益化の機会を失うことも意味します。

Google は、世界中のコンテンツ提供者、テクノロジー企業との議論をもとに、Accelerated Mobile Pages(AMP)というオープンソース プロジェクトを 2015 年 10 月に公表しました。これは、モバイル ウェブの表示を飛躍的に向上させることを目指すプロジェクトです。Google は、動画、アニメーション、美しいグラフィックス表現をそなえたウェブページが、スマートな広告とうまく共存しつつ、瞬時に表示されるようにしたいと考えています。また、同じコードが複数のプラットフォームやデバイスで動作することで、ユーザーが利用しているのがスマートフォン、タブレット、その他のモバイル端末のいずれであってもコンテンツが瞬時に表示されるようにしたいと考えています。

本日、 AMP 導入ガイドの日本語版 PDF を公開しました。技術資料等も順次公開しており、安定版の仕様書などは AMP プロジェクトの公式ページ内でご参照いただけます。また、GitHub のレポジトリでは最新版の実装や提案中の機能を確認できますし、問題がある場合にはこちらのイシュー トラッカーよりご報告ください。オープンソース プロジェクトですので、ソース コードを直接ご提供いただく Pull Request も歓迎しています。

現在、AMP には New York Times や BBC をはじめとするパートナーが世界的に参加を表明しており、日本でも、朝日新聞、産経新聞、日刊スポーツ、毎日新聞、株式会社イード、マイナビニュース、BLOGOS をはじめとする多くのメディアやコンテンツ提供者が AMP への対応を準備しています。また、Ameba や LINE を含むサービスが、サービス内のコンテンツ ページを AMP に対応させる他、外部ウェブページへのリンク時に AMP 版が存在する場合は、AMP 版にリンクするなどの対応を予定しています。一方 Google では、先日 Inside Search ブログ(英語)でもお伝えしたように、Google の検索結果から AMP ページが表示されるようになります。

AMP プロジェクトは、すべての人にとってモバイル ウェブの体験をより速く、優れたものにすることを目指しています。このオープンなプロジェクトが、情報が自由に流通していくための一助となることを期待しています。関係者のみなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

オーディオファンと難聴の人が喜ぶiPhoneケースAmpAudio

Ampは、人によっていろんな役に立つ。このiPhone用のデバイスは、パチンとはめて緩衝壁になり、左右計二基のスピーカーになり、オーディオファンにとってはノイズを減らすプリアンプになって、薄っぺらなMP3がライブのオーケストラのように鳴る(と感じない人もいるだろう)。

Alex SeligとVarun Srinivasanは、iPhoneのオーディオを大幅に改良したくてこのデバイスを作った。ユーザ一人一人の聴覚特性に合わせる能力のあるこのアプリとデバイスは、これまで聞こえなかったような音の成分を際立たせる。同社が単独のアプリとしてリリースしているSoundFocusを使うと、自分のコレクションやSpotifyなどの音質がやや良くなる。

さて、あなたにとってこれは必要だろうか? ぼくがテスト用に使ったヘッドフォンGrado SR60は、携帯用のデバイスで良い音で聴くためには良質なプリアンプが必要だ。Ampは音に十分な生気を与えてくれるから、旅行時に持参するプリアンプとしては最適だ。音の迫力を増すだけでなくノイズも抑えるから、すてきな空の旅になるだろう。

音を増幅しつつ、まわりの騒音は減らすから、会議用にも適しているし、難聴の人にも役に立つ。このオーディオデバイスの万能ナイフは初期投資者向けに69ドルだが、投資の価値は十分にある。バックアップ電池を内蔵しているから、使用時間は25%延びる。

SeligとSrinivasanは音のために生まれた人間だ。SrinivasanはDJだし、Seligは重度の難聴をかかえている。二人が作ったソフトウェアとハードウェアは、EDM beatzの音をよりホットにしてくれるだけでなく、Seligのような人を助ける。この二つが一つの製品の開発目標になることは珍しいが、とにかくクールなプロダクトだし、ふつうの人だけでなくオーディオファンも十分に満足させる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))