タブレットの顧客満足度調査でSamsungがAppleに僅差で勝った理由

【抄訳】

昨日(米国時間10/31)JD Powerが、タブレットの満足度に関する最新の調査結果を発表してインターネット上にどよめきが走った。タブレットの顧客満足度で初めて、Samsungが長年の人気者Appleを抜いたのだ。4月の調査ではAppleの圧勝だったから、これはあまりにも急激な変化だ。

ほとんど差はない、という抗議の声もあり、たしかにJD PowerのチャートではAppleが勝っているようでもあり、またSamsung 835、Apple 833という得点差は有意差ではないという主張もある。たしかに、その点はぼくもおかしいと思ったけど、おそらくそれは、価格のせいではないか。

JD Powerの通信サービス部の部長Kirk Parsonsに話を聞いてみたが、彼の説は平凡だけど、それによって全体の状況がよく分かるかもしれない。まず、下図のようなドットグラフは単純なビジュアルツールであり、各ブランドが獲得した元のスコアを正確に表してはいない。

ご覧のようにドットグラフでは、性能、使いやすさ、デザイン、タブレットの機能、の4部門でAppleが圧勝している。ただ一つ、コストだけがSamsungの勝ちだ。でも全体的なスコア計算におけるコストのウェイトは16%だそうだから、かなり疑問も残る。

Parsonsもこのウェイトを認めたが、しかしコストのカテゴリーでの両社の得点差は、ほかの4つのカテゴリーにおけるAppleの勝ちを無にするほど大きかったのだ、という。そのことが、総合得点でSamsungの2点差で辛勝、という結果につながった。

以下は、昨年発売されたSamsungのタブレットのメーカー推奨小売価格だ。これらの製品を、JDの調査も対象にしている:

  • Galaxy Note 10.1 16GB – $499
  • Galaxy Note 10.1 32GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 16GB – $549
  • Galaxy Note 10.1 (2014 Edition), 32GB – $599
  • Galaxy Tab 3 7.0 – $199
  • Galaxy Tab 3 8.0 – $299
  • Galaxy Tab 3 10.1 – $399
  • Galaxy Note 8.0 – $399
  • Nexus 10 16GB – $399
  • Nexus 10 32GB – $499

AppleのiPadはこうなる:

  • iPad mini 16GB – $329
  • iPad mini 32GB – $429
  • iPad mini 16GB – $529
  • iPad 2 16GB $399
  • iPad 16GB $499
  • iPad 32GB $599
  • iPad 64GB $699

【中略】

JD Powerの調査だけから判断するなら、性能と使いやすさとデザインとタブレットの機能を重視する人はiPad、コストパフォーマンスが何よりも重要と考える人はSamusngを買うべし、という結論だろう。

この記事はChris Velazcoとの共作だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleは携帯型iOSデバイスにおける太陽光発電の利用を真剣に考慮中らしい?!

USPTOが公開した特許出願書類(via AppleInsider)によると、Appleはモバイルデバイスで利用する太陽光発電を現実的な手段として考慮しているらしい。「現実的な手段」というのは、大きくてとても持ち運べないような外部装置などを用いずに、という話だ。太陽光発電というのは、ガジェット用として日常的に用いるにはまだまだ実用とは言えない段階だろう。しかしAppleは2012年に出願書類を提出している。この書類を見ると近いうちに太陽からパワーを受け取ることができそうにも思える。

Appleの申請書類を見ると、Appleの考案したデバイスは、太陽光発電による直流電流と、通常の電源プラグからくる交流電源をともに利用できるようにしているようだ。つまり、MagSafeやiPadないしiPodのアダプターなどをを繋ぐこともできるし、一定の電圧を必要とするまたMacBookなどの各種ハードウェアも、直接に繋いで利用することもできるようになるらしい。また、申請書類によれば2つの電力源を同時に利用することもできるようで、太陽光を存分に利用しながらも、安定的な電源からも同時に、デバイスを充電することが可能になっているわけだ。

この特許の肝となる部分は、既存ハードウェアにて、利用できるエネルギー源を多様化することができるという点と、また、そうした仕組みを非常にコンパクトに実現できるということもある。効率的に電源を活用する仕組みは、理論的には既存のデバイスの中に、大した変更もなしに埋め込むことができるようにもなる。Appleは技術的なハードルを超えることができれば、直ちに実用化に向けて動き出すことができるようになるというわけだ。

個人的には、もしこの特許申請技術が実用化するにしても、いましばらくの時間がかかるものだと感じる。しかしもしこの技術を実用化することができれば、これまでには敢えて考えないようにされていた大自然の中など、電源の確保ができない場所でもAppleデバイスが利用可能となることになる。バッテリーないしデバイスのサイズを変えることなく実現できるかどうかが重要なポイントとなるだろう。AppleのR&D部門もその点について大いなる努力を重ねている最中であるということなのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


iPad Airは過去最高のタブレット―またminiとの比較で悩むことになった

Appleがサンフランシスコで10月22日(米国時間)に発表したiPad Airをテストしてきたが、やはりこの製品は大型タブレットのチャンピオンであることがはっきりしてきた。以下にフル・レビューを掲載する。

レビュービデオ


製品概要

  • 2048 x 1536 (Retina) 9.7インチ・ディスプレイ
  • 16GB、32GB、64GB、128GB
  • A7プロセッサー
  • 802.1n デュアル・チャンネルWi-Fi、Bluetooth 4.0
  • Wi-Fi利用で10時間、携帯無線網で9時間
  • 499ドルから

良い点

  • 第4世代モデルに比べてデザインは大きく改良され、薄くなり、軽量化された。
  • バッテリー駆動時間は十分

問題点

  • RetinaのiPad miniとの競合。miniもA7を搭載。

デザイン

iPad Airの最大の改良点の一つはデザインだ。iPad miniの路線を踏襲した新デザインではベゼルが43%も小さくなり、筐体は20%薄くなった。重量も28%軽くなって1ポンド(WiFiモデルが469g、WiFi+セルラーモデルが478g)となった。


ディスプレイ

iPad Airは9.7インチRetinaディスプレイを搭載している。解像度は264PPI、2048×1536ピクセルだ。iPad miniよりピクセル密度は低いが、その違いは肉眼ではほとんど判別できない。画質は間違いなく市場でトップクラスだ。

私は去年からiPad miniを使ってきたが、9.7インチのRetinaディスプレイを使ってみるとやはりその情報量の豊富さに驚く。度の合わないメガネを度の合うものに買い替えたような感じだ。特にビデオがすばらしい。

iPadはデビュー当時からパソコンを代替するだろうと言われてきたが、iPad Airは日常の用途に関するかぎり本当にパソコンの代わりとして実用になる性能だ。

特長

iPad AirはiPhone 5sと同様、最新のA7 64ビットプロセッサー、M7モーション・プロセッサーを搭載している。

64ビット・プロセッサーに最適化された最新のiLife、iWorkはすべての面で高速化された。すべてのアプリが前世代に比べて2倍に高速化されるわけではないが、64ビット用にアップデートされたアプリは間違いなく反応速度が速くなっている。

デュアル・マイクのおかげでFace Timeの通話音質は大きく向上した。新しいモーション・プロセッサーはiPadの位置情報モニタ機能を改善させた。

カメラも改良されたが、特筆すべきはFaceTime HDフロント・カメラが720pから1080pにアップグレードされた点だろう。リアカメラは5メガピクセルでセンサーのピクセル・サイズが大きくなり画質が向上した。

パフォーマンス

iPad Airは外見とは裏腹にパフォーマンスの点ではヘビーウェイトだ。一言でいえばトップクラスだ。

A7の採用によってOpenGL ES v3.0グラフィックスがサポートされ、従来デスクトップでしか実現できなかった効果がゲームなどに使えるようになった。Batman:Arkham Originsをテストしたが、新しいグラフィックス能力のすごさが実感できた。

私がテストしたのはLTEモデルで、世界中のセルラーで使われているほとんどの周波数帯をサポートしている。私はサンフランシスコからロンドンに出張したが、AT&TでもEELTEでも問題なく作動した。世界を旅行するものの強い味方だ。Face Time AudioやSkypeを使えば、高額のローミングを使わずに世界のどこからでも通話ができるのもありがたい。

バッテリー

Appleの公式発表では連続10時間もつということだったが、テストしてみたところ実際そのとおりだった。WiFiなら連続10時間、LTEの場合はそれよりやや短い。

iPadが良いのは何日か放置した後で起動してもバッテリーがほとんど減っていないことだが、iPad Airでもその点は変わらない。筐体の小型化でバッテリー容量も減ったはずなのに、まったくその影響を感じさせない。

カバー

Appleは前のモデル同様、iPad Airにもスマート・カバーとスマート・ケースを用意している。スマートカバーは折畳式でマグネットで吸着する。スマート・ケースはその名のとおりケース状で、カバーに加えて裏側まで覆うようになっている。

私はケースやカバーをあまり好まないが、どちらかといえばスマート・カバーの方がよい。かさばらないし、iPadのもっとも重要なパーツ、ガラスをしっかり守ってくれる。


結論

iPad Airは前のモデルに比べて劇的な進歩だ。フォームファクターはこのクラスのタブレットの中でもっともコンパクトでもっとも洗練されている。携帯性と機能を最高レベルで両立させており、市場にあるメディア・デバイスの中で最高のできといっていい。

iPad miniが登場したとき、私は2度と大型iPadに戻ることはあるまいと思っていた。しかしiPad Airの発表でまたこの比較に悩むことになった。なるほど9.7インチのタブレットにも十分役割があると再確認させられた。これからは複数のiPadを所有する家庭が増えるだろうし、それと逆にパソコンはどんどん減っていくだろう。

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(翻訳:<A href=


Appleより: ‘ごく少数のiPhone 5s’は製造上の欠陥により電池寿命が短い

Appleは今日(米国時間10/29)のThe New York Timesに載せた声明で、‘ごく一部の’iPhone 5sに、電池寿命が短くなる製造上の問題がある、と述べている。これまで同機の電池寿命はiPhone 5とほぼ同等とされ、一般ユーザによるテストも、iPhone 5と同じかやや良い、と実証していた。

Appleの広報が発表したその声明は、これまで発売されたiPhoneのごく一部にその欠陥がある、と言っている。その部分を、Times紙から引用しよう:

“きわめて少数のiPhone 5s製品に、電池の充電時間が長かったり、電池寿命が短くなる、製造上の問題を発見しました”、とAppleの広報のTeresa Brewerは言った。“問題の製品を保有するお客様にはそのことを伝え、代替機をお届けいたします”。

同紙の記事によると、Appleの言う‘きわめて少数’とは数千台のことらしいが、Appleは正確な数字を公表していない。Appleが5sをローンチした週に売ったiPhone5s、5c、4sの合計台数はおよそ900万だ。

iPhoneはユーザが電池を交換できないので、電池寿命がとくに重要だ。一般的にiPhoneの電池寿命は、同サイズの他社機と比べて遜色のないものだ。ただしMotorolaやSamsungなどには、特殊なデザインによって大きくて厚いバッテリーパックを詰め込んだ、電池寿命の長い機種がある。

Apple製品の電池寿命も、すごくはないにせよ、まあまあだから、評判を落としたくない同社としては、この事態を早期に収拾したいだろう。しかも運良く、この悪いニュースの発表は、本誌ではiPad Airのリビューよりも前に載った。

本誌は今Appleに、その後の情報について問い合わせている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


全世界における携帯電話出荷台数のうち60%がスマートフォン。Samsungが首位ながら、5sが人気のAppleもシェア復活を睨む

スマートフォンの出荷台数は全世界的にみて増加し続けているようだ。Strategy Analyticsの最新レポートによると、2013年第3四半期は昨年の1億7280万台から45%伸びて、2億5100万台に達している。

「四半期ベースで2億5000万台を超えたのは初めてのこと。全世界における出荷携帯電話10台につき6台がスマートフォンとなっている。アメリカなどの先進地域では、LTEモデルが成長を引っ張っているようだ。そして中国などの発展途上地域では3Gモデルが主力となっている」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるLinda Suiは言っている。

ブランド別で言えば、やはりSamsungが首位に立っている。世界のスマートフォン台数のうち35%のシェアを握っているそうだ。ちなみにSamsungの出荷台数は1年で55%の伸びを示し、合計出荷台数は8840万台にのぼっている。フラッグシップモデルであるGalaxy S4の出荷には落ち込みが見られるが、これは新しいNote 3ファブレットに対するニーズが高まっていたり、あるいはGalaxy Yなどの安値モデルを選択する人もいるせいだ。

この四半期を見るとSamsungはAppleの倍以上のスマートフォンを出荷しているのだが、Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターであるNeil Mawstonは、「iPhone 5sの大人気により、次の四半期にはAppleが挽回するだろう」と述べている。

2013年第3四半期に関しては、Appleの出荷したiPhone台数は昨年の2690万台から3380万台となっている。iPhone 5sおよび5cの出荷を待っていた消費者も多かったようで、伸び率は26%となっている。スマートフォン全体の伸びが45%程度であったことを考えれば、低い数値に留まっている。おかげでAppleのシェアは16%から13%に下がってしまうこととなった。

Samsung、Appleに続く第3位となったのはファーウェイ(Huawei)で、昨年比67%の伸びを示し、2013年第3四半期での出荷台数が1270万台となっている。但しシェアは5%程度であり、上位2社からは大きく遅れをとっている。ちなみに今期におけるファーウェイの伸びは、国内市場でのP6およびG610モデルの人気が大きく寄与している。

「中国国内でのファーウェイの強さは安定的なものがある。しかしアメリカやヨーロッパでのマーケットでは成功を収めているとは言えない。今後、ビッグ2と競っていくためには、世界市場での成長が欠かせない」と、Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるWoody Ohは言っている。

第3四半期におけるベスト5をあげておくと、上記3社とLGおよびLenovoとなっている。

LGは1200万台のスマートフォンを出荷して、5%弱のシェアを獲得している。LGの年間成長率は71%となっていて、これはトップ5の中で最高となっている。LGの伸びはヨーロッパ市場における人気が牽引しているのだとのこと。今後の成長のためには、中国およびインドでのシェア獲得にも力を入れていく必要があるだろうとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


Appleが発売前のMac Proを真っ赤にカスタマイズしてAuction REDチャリティに出品

AppleのビッグデザイナーJony Iveと、世界のビッグデザイナーMarc Newsonが協力してカスタマイズした一台かぎりの真っ赤なMac Proが、U2のボノらによるチャリティオークションAuction REDに出品される。アフリカのAIDS撲滅を主な目的とするこのチャリティに、Appleはこれまでも頻繁に、このような特別製品を提供している。

REDからの発表によると、Appleの品目からの売上金額は累計6500万ドルに達している

このマシンはとっても美しいので、AppleのMac Proはすべてカラー化されるといいのに、とすら思ってしまう。この最新機種の一般発売は12月、オークションは11月23日に行われる。予想価額は4~6万ドルだ。

IveとNewsonが協作した限定アイテムは、ほかにLeicaのカメラやAppleのゴールドのイヤフォン、Neal Feay作のデスクなどがある。

オークションサイトSothebyの画像は変わることがあるので、これは最終製品ではないかもしれない。それでも、見事だけど。

REDとAppleに詳細を問い合わせているが。IveとNewsonによるREDオークションには、彼らの友人デザイナーたちからの協力作品も多く出品される。たとえばDeiter Rams、ファッションデザイナーのChristian Louboutin、それに大御所アーチストGeorge Lucasなど。

なお、下の、本誌が今週初めのAppleのイベントで撮ったビデオには、“本物の”Mac Proが写っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleの新型Mac Proは、異常なほど静かな熱の魔術師

今日(米国時間10/22)サンフランシスコで行われたイベントで、Appleは新しいMac Proコンピューターを再度発表した。これは、プロフェッショナル集団に向けられた同社の最新ハイエンド製品ラインの先陣を切るものだ。

本誌はこの新マシンに実際にできる限り多くこの手で触れ、ついにガラスケースから出されたその見た目や感覚をお伝えする。

ビデオや写真の編集に使っているところを見たが、その結果は滑らかで印象深かった。ただし、作られたデモではなく実生活でどうなのかを知ることは難しい。

マシン本体は滑らか円筒形で、殆ど騒音を発しない。頂上の換気孔から排出されるわずかな空気の音を、デモルームの騒音の中で聞くことは不可能だった。穴に手をかざすと10月の冷たい空気に取ってかわる暖かさを感じた。側面は暖いというより熱かったが、触れていて不快なほどではない。この小さなパッケージの中で熱はいったいどこへ行くのだろうか。この冷たさは、底面から吸気して上面から排気する換気システムにとって成功の証だ。

新Mac Proの中心には三角柱のヒートシンクがあり、外側に配置されたボード上のメモリーとCPUから熱を引き出す。その熱は本体上部から排出される。

マシン後部には、密に並んだポート群があり、コンピューターをそっと動かすと光ってケーブルを差す手を誘導してくれる。

性能に関してデモ以上のことを知ることは難しいので、レビュー機の入手を待つほかはない。しかし、この工業デザインはまさしく衝撃的であり、少なくともAppleの熱設計が意図通り働いていることを示す最初の証拠だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Appleイベント速報:新iPad Mini、Retinaディスプレイで399ドルから

Appleは今日のプレスイベントの招待状に発表することがたくさんあると書いていた。そのとおり、次々に新製品の発表が続いている。そして先ほど、ステージ上でPhil SchillerがついにiPad miniのベールを外した。

前置きはそのぐらいにしてさっそく本題に入ると、新iPad miniの最大のポイントはRetinaディスプレイの採用だ。jこれによってフルサイズ版と同じ2048×1536ピクセルの解像度を誇る。Schillerは「Retinaの採用がユーザーからもっとも要望の多かった点だった」と述べたが、これは驚くに当たらない。Retinaは採用されないという弱気な噂が事実でなかったことを喜びたい。

残念な点はTouchID指紋センサーの搭載が見送られたことだ。少なくともあと1年は普通に起動させるしかないようだ。

今回大きなデザインの変更はないだろうと予想されていたが、そのとおり、新iPad miniの外見は現行モデルとほとんど同一だ。AppleはiPadminiのデザインを大いに気に入っており、iPhone 5sも新しいフルサイズ版のiPad Airもこのデザインを踏襲している。iPad miniのカラーバリエーションはスペースグレーと黒、シルバーとホワイトの2種類となる。新miniと5sは頭脳も一緒だ。どちらも64ビットのA7プロッサー(Appleによればデスクトップ・クラスの能力という)を採用している。

Schillerによれば、新iPad miniは「11月中に」出荷される。価格は399ドルから。クリスマス商戦に品揃えをできるだけ広げておきたいという考えだろうが、オリジナルのiPadminiも販売を継続される。第1世代のiPad miniは299からに値下げされる。クリスマス商戦を控えてAppleが投入してきた大量の新製品に対してライバルがどう応じるのか注目だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleイベント速報:新MacBook ProはRetinaディスプレイ、Intel Haswell搭載、スリム化されて価格は値下げ

今日(米国時間10/22)のプレスイベントで、AppleはMacBook Proの新モデル2機種を発表した。13インチ、15インチ、両モデルとも最新のIntel Haswellプロセッサーを採用している。

13インチ版は軽く(3.5ポンド=1.58kg以下)、スリム(0.71インチ=1.8cm)になった。バッテリーは大型化され駆動時間は9時間だ。インテグレート・タイプのグラフィックスチップととThunderbolt2ポートを装備する。新しいThunderboltはRetinaを外部接続できる。フラッシュドライブはさらに高速化され、Wi-Fiは高速な802.11acチップを採用している。新しい13インチ・モデルは従来の1499ドルから200ドル値下げされて1299ドルとなった。1299ドルのモデルには,2.5GHz、デュアルコアi5、4GBのRAM、128GBのストレージ、Intel Irisグラフィックス・チップが搭載されている。

15インチ版はクアドコア・プロセッサー、Intel Iris Proグラフィクックス・チップを採用している。ハイエンドモデルにはさらにNVIDIA GeForce GT 750Mディスクリート・グラフィックスが装備される。ただしエントリーモデルにはディスクリート・グラフィックスはつかない。エントリーモデルは現行モデルの2199ドルに対して新モデルは1999ドルから。この価格で2.0GHzのクアドコアi7、8GBのRAM、256GBのストレージがつく。Iris Proはインテグレート・タイプだ。専用グラフィックス・カードを搭載したモデルでなくなったのは一歩後退のようにも見えるが、 バッテリー駆動時間には好影響を与えるだろう。Intelのチップがハードな処理にも耐える能力があるかどうかに注目だ。

2機種の新しいMacBook Proは本日から出荷される。Phil SchillerはDVDドライブ装備のMacBook Proの旧モデルの今後についてはまったく言及しなかった。おそらく次第に消えていくのだろうが、その時期などは不明だ。Schillerは新モデル”だけがMac Book Proのすべてであるかのように説明していた。Appleが旧モデルにまったく重きを置いていないことは確かだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleイベント速報:iPad Air登場―軽く、薄くなってA7プロセッサを採用、11/1出荷

Appleが最初のiPadをリリースしたのは3年前になる。オリジナルのiPadは角ばっていて重かった。4世代を経て今第5世代のiPadが発表された

これは素晴らしい!

読者はすでにこの夏から新iPadの噂をたっぷり聞かされてきただろうから、すぐに本題に入ろう。

新デザイン

iPad 2以来で初めてとなる全面リニューアルの新デザインだ。

新iPadのモニタはこれまでと同じ9.7インチだが、iPad miniを踏襲したデザインになっている。重量は1ポンド(454g)ちょうどで、フルサイズiPadとしてはこれまででいちばん軽い。前モデルより0.4ポンド(181g)も軽量化されている。またiPad Airの厚みはわずか7.5mmで、25%も薄くなった。

ベゼル部分は43%も薄くなり、エッジはiPad miniに似て、これまでよりずっと強い傾斜が与えられている。

プロセッサー

新iPadのプロセッサーはiPhone 5sのものと同じA7だ。Appleによれば、オリジナルのiPadに比べて8倍速く、グラフィックスは72倍速いという。われわれが知りたいのは現行の第4世代のiPadとの比較だが、Appleはいつもわれわれの聞きたい点を発表してくれるわけではない。

新iPadにはiPhone 5sと同じくM7モーション・コプロセッサーが採用されており、内蔵センサーから発生した加速度情報などを処理する。これによってiPadはさらにスマートになったという。

新しいA7プロセッサーはAppleの最新プロダクトの例にもれず64ビット・アーキテクチャで、10億以上のトランジスタを内蔵している。またWiFi接続の信頼性を向上させるためにMIMOテクノロジーを採用しており、バッテリー駆動時間は10時間だという。

記事アップデート

カメラ

現行iPad搭載のカメラはiPadで写真を撮るという考え自体に笑い出したくなるくらいの時代遅れなしろものだ。

今回Appleはカメラにも多少の注意を払うことにしたらしい。5メガピクセルのiSightカメラ、1080ピクセルのFaceTimeビデオチャット用フロント・カメラと2個のマイクが搭載された。

価格と出荷時期

第5世代iPadのカラーバリエーションは黒、白、シルバー、 スペース・グレーだ(なぜかゴールドはない)。この製品は第4世代を置き換えることになる。価格はWiFiモデルが499ドルから。Wifi+ 無線モデルが629ドルから。

一方、iPad 2は販売が継続される。価格は399ドルからとなる。

新iPadは年末に商戦に間に合った。販売開始は11月1日からだ。

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Appleイベント速報:OS X Mavericksは無料、即日公開

Appleは新しいデスクトップOS、 OS X Mavericksの価格とリリース期日を発表した。驚いたことに、価格は無料だった。今日からさっそくダウンロードできるようになる。

Lion、Mountain Lion、Snow Leopardの各OSのユーザーは(無料で) OS X Mavericksに直接アップグレードできる。2007年のMacまでが対象だ。

この新世代OSは、ネコ科の猛獣の名前をつけるというこれまでの慣例を破ってサンフランシスコの南、ハーフムーンベイのサーフィンの名所にちなんで命名された。改良点は多数あるが、主要なものはFinderの強化、マルチモニターのサポートの改善、スタンドアローンのiBooksアプリ、OS X搭載Macの省電力の改良などだ。.

Appleは今日のプレスイベントでMavericksのバッテリー効率の改善、メモリー、グラフィックス機能yの強化について説明し、つづいてアプリとマップについても話した。

Appleのソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長のCraig Federighiは「われわれはMavericksで3つの点に集中した。ハードウェアのパフォーマンスの改善、新機能の追加、そして新しいアプリだ」と語った。

AppleはこれまでMavericksは秋に発表されると予告していた。

「今日、われわれはMacの新しい時代の幕開けを迎えた」とFederighiは付け加えた。

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Appleの新型iPad発表会をライブでブログする

またそのときがやってきた! 今ぼくはサンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsにいて、AppleのCEO Tim Cookがステージに立ち、同社がここ数ヶ月、秘密裡にやってきたことをすべて明かしてくれるのを待っている。

一体、何を見せてくれるのか? 確かなことは誰も知らない。でも、本誌は推測記事を載せた。噂も、余るほどある。新しいiPadか? たぶん、そうだろう! 新しいiPad Miniか? それもありかもしれない! OS X Mavericksの詳細発表か、それともクレージーな筒型デザインのMac Proか? ありえる!

誰よりも早く知りたい読者のために、本誌はライブブログをやる。何か発表があったら、すぐに、このページの下にライブブログの記事が現れる〔米国原文のみ〕。Appleのビッグイベントではこのところ、記事はGreg Kumparakが書き、写真はDarrell Etheringtonが撮る。

Appleの発表は太平洋時間午前10時に始まる(東部時間では午後1時、ハワイは午前7時、ロンドンは午後6時、東京は23日の午前2時だ。みんな寝てる)。何かおもしろいことがあったら、すぐに写真とコメントを載せよう。だから、たぶん、発表開始の1時間前ぐらいから、このライブブログのページを見てた方がいいかもよ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple、OS X Mavericksデベロッパー版に最後のバグ修正―今週のプレスイベントで発表は確実

Appleが今週22日〔日本時間23日〕にサンフランシスコで開催されるプレスイベントでOS X Mavericksの発表するだろうというのが大方の見方だ。

それに関連してデベロッパー向けすでに出荷されているMavericks Gold Master版にバグ修正のアップデートがひっそりと行われたという情報を耳にした。

AppleがGold Master版OSのアップデートをしたことは過去にもあるが、その回数はごくj少ない。Mac OSがGMビルドになったということは一般公開の準備が整ったことを意味する。ほとんどの場合は、そのまま公開されてきた。この段階で修正が行われたということは、おそらくユーザーのアップデートにともなって何らかの不具合が生じることが発見されたのだろう。そのバグの内容については情報がないが、このアップデートが予定外のものだったことは確かなようだ。9to5MacのMark Gurmanによれば、今日ビルド番号が13A598から13A603に変わったそうだ。

こうしたあれこれを考え合わせるとMavericksが木曜日のイベントで発表され、ほどなく一般ユーザーにも公開されるのはまず確実と思える。

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意外と人気がないiPhone 5c, Appleは年末商戦に向けて減産を決定

Appleは第四四半期におけるiPhone 5cの発注量を減らす、とWall Street Journalの最新の記事が報じている。状況に近い筋の話としてWSJ紙は、AppleはiPhone組み立てパートナーPegatronとHon Haiの二社に対し、同社のローコストスマートフォンの年末までの発注量を減らすよう求めた。P社は20%減、H社は1/3減、といわれる。

ただしHon Haiの役員がWSJに語ったところによると、iPhone 5cの減産にはiPhone 5sの増産が並行して伴う。Appleはとくに、iPhone 5sのゴールドバージョンの売れ行きが予想以上に好調だったことに着目している、と記事は報じている。それが増産決定の契機でもある、と。一方iPhone 5cの発注減は一部の部品供給社にとっては50%の減産に結果する、というから、最終的な減産の規模はもっと大きいのかもしれない。

Wall Street Journalからのこの新しい情報は、アナリスト企業Consumer Intelligence Research Partnersが今週初めに述べた主張を支えるものだ。その主張は、iPhone 5sはiPhone 5cの倍売れている、というものだった。またモバイル方面の分析企業Mixpanelは、両機のローンチからわずか1か月あまりでiPhone 5sの採用数はiPhone 5cの倍以上だ、と自らの分析結果を発表している。

上と同様の話を、各地のApple Storeやキャリアのショップの従業員からも聞いている。iPhone 5sは在庫を確保できないことが多いが、5cはいつでも在庫がある、と。最初それは、低価格機の供給過剰のせいか、とも思ったが、徐々に需要レベルの問題だと分かってきた。

それでもAppleはローンチしたその週に900万台のiPhoneを売ることに成功し、そしてiPhone 5cには目玉商品や旗艦機の意味合いはなかった。より妥当な見方としては、iPhone 5cはゆっくり着実に売れていくタイプの商品だ。ローンチ日のお祭り騒ぎに乗って売れるタイプではなくて、もっと堅実な消費者向き。そして今後5cの契約が切れるころには、店内特売品やキャリア/リテイラーのディスカウント製品に廉価品としての座を奪われていくこともありえる。

この件に関してAppleのコメントを求めているので、得られ次第この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleからプレスイベントの招待状が来た―10月22日にiPad、iPad mini、各種Macの新製品発表

Appleは来週10月22日〔日本時間23日〕にプレスイベントを開催することを発表した。

この日付は最初にAllThingsDがスクープし、続いて LoopのJim Dalrympleも続報していた。噂が正しければ、このイベントでは第5世代のiPadRetinaディスプレイの iPad mini、新世代のHaswellチップとRetinaディスプレイを採用し、電池駆動時間も改良されたMacBook Proが発表されるはずだ。もしかするとすでに発表されているMac Proの出荷時期も明らかにされるかもしれない。

イベントの会場はいつものとおり、サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで火曜日の太平洋時間午前10:00〔日本時間火曜日午前2時〕スタートだ。今回のイベントについてAppleは「私たちはまだたくさん発表することがあります(“We still have a lot to cover)」と言っている。つまりかなり盛りだくさんな内容になるのだろう。

RetinaのMacBook Proは同じくHaswellチップを採用したMacBook Airの例からするとバッテリー駆動時間が大幅に改良されていそうだ。今年6月に発表されたMBAでは12時間にもなっている。 第5世代iPadは現行のiPadmini’のデザインを踏襲してベゼルが狭くなり、筐体も薄くなるといわれている。もっともiPad miniは前回のアップデートでサイズも重量も若干増加した。これは解像度が2倍になったディスプレイを駆動するためにバッテリーの強化が必要だったためだ。Apple TVに関してはおそらく現行のセットトップボックスのアップデートにとどまりそうだ。年来アナリストが噂をしているApple独自のテレビ受像機が発表される可能性は少ない。

今日、フランスのウェブサイト、MacGは「このイベントで発表される製品はすぐに出荷される。MacBook Proは10月24日か25日、iPad、iPad miniは10月30日か31日、MacProは11月15日に店頭に出る」と予測した。新しいMac Proは現在のシルバーの直方体とは全く異なり、未来的な黒い円筒状のデザインだ。拡張は高速ポートによって行われる。組立はアメリカ国内で行われるということで、AppleのパートナーのFlextronicsが人員を大量に採用しているのはこのためらしい。

もうひとつ、Appleの次世代デスクトプOSであるOS X Mavericksの発表もこのイベントで行われる可能性が高い。いずれにせよ新しいMacBookProが店頭に並ぶときまでにMavericksは発表されるはずだ。新OSにはマルチスクリーン・サポートの改良やタブ方式の新しいFinderなどの新機能が搭載されるものと予想されている。.

われわれはいつものとおり会場からライブ・ブログで実況中継するのでご期待いただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


iPhone 5cのケース購入を後悔している人へ。救いはある!

いろんなカラーで楽しめる。プラスチックの手触りもちょっと面白い。そしてぴったりマッチしそうだということで、穴ぼこだらけのケースも買ってみる。

ケースは30ドル程度。装着してみて初めてApple TVリモート以来の失敗作であることに気付いて愕然としたりするわけだ。でもそんなに恥ずかしがる必要はない。誰でも失敗することはあるのだ。

おまけに。考えなしにiPhone 5cにあわせてケースも購入してしまった人々を救うためのアプリケーションも登場した。そのアプリケーションはCaseCollageというものだ。

アプリケーションをリリースしたのはLunarLincolnだ。Facebook、Instagram、Flickr、Picasaなどのソーシャルストリームから使いたい写真などを持ってきて、それをケースの穴の部分に表示するようにできるのだ。「non」だか「hon」だかの文字は表示されなくなり、また個性をアピールすることもできる。

自由に持ってきた写真を配置することもできるし、あるいはアプリケーションに同梱されている画像ないしテキストコレクションをカスタマイズしていくこともできる。文字が妙な具合に見えることが気に入らないのであって、純正ケースによるカラースキームは大好きなのだという人は、クロックス・ホールを色で埋めることもできる。

好み通りにアレンジしたら、デザインをプリントアウトして利用する。ケースに収まるサイズにカットして、iPhone 5cとケースの間に挟むのだ。取り敢えず恥ずかしくない状態にして、同様な過ちは決しておかさないと誓っておけばいい(iPhone 5c自体が間違いだったのかは置いておこう)。

このアプリケーションのおかげで救われる人も多いのではなかろうか。

アプリケーション本体は無料で、こちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H


おかしなところで因果は巡る, iOS 7にWindowsのブルースクリーンの亡霊が

Windowsは、調子が悪くなると左図のような青い画面になり、リブートしたり、さらに調子が悪くなったりした。その後それは、Windowsの欠陥を象徴するBlue Screen of Deathというミームへと進化した。

Blue Screenは、どちらかというと過去のものだ。ぼくの経験でも、Windows XPにはあるがWindows 7や8にはなかった。

2007にAppleは、Blue Screenをからかうアイコンを作った。かわいいと言う人と、悪趣味と言う人に、意見は分かれた。それはこんなのだ:

むかつく人も、いるかもしれない。でも、お静かに。

今日へ早送りしよう。iOS 7にも、同じBlue Screen問題があることが、分かったのだ。何かのアクションで画面がブルーに一変し、そしてリブートする。まあAppleが昔、WindowsのBlue Screenをネタにしなかったら、こんなの話題にもならなかっただろう。やったからこそ、こうやってニュースにもなる。

下のビデオは、そのエラーを記録している。出典はThe VergeのTom Warrenだ:

笑えるよね(Appleのファンでも、たぶん)。iOS 7はAppleのVistaだ!

画像クレジット: Claire P.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


アプリのクラッシュはiPhone 5sの方がiPhone 5/5cよりも多い

今や最新最速、そして最ゴールドのiPhoneもあるけれど、ちょっと困ったことに気づいている方もおられるだろう。アプリが、前よりも頻繁にクラッシュするのだ。

しかもそれは、あなたの使い方のせいではない。

ピカピカでめちゃ速いiPhone 5sは、新しいハードウェア、すなわち強力な64ビットプロセッサを導入したために、サードパーティのアプリケーションとやや相性が悪い。

Crittercismが調べた結果がAllThingsDに載っているが、それによると、アプリはiPhone 5sで動かすと100回に2回クラッシュするが、同じ構造を共有するiPhone 5とiPhone 5cでは、100回に1回しかクラッシュしない。

その原因は、デベロッパたちはiOS 7への対応では苦労したけれど、新しいハードウェアアーキテクチャ、とくに64ビットプロセッサに関しては、何もしなかったからだ、と思われる。

でも、5sは、ハードウェアの上位移行としては上出来の部類だ。デベロッパたちは、64ビットへの移行に際してコードをほとんど書き換える必要がなかったからだ。

しかもAppleはすでにこの問題を知っていて、OSのアップデートを二度もリリースしている。だから、あわてずに、待てば海路の日和あり、だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


速報:Appleが10月22日にプレスイベント開催―新iPad、OS X Mavericksを発表へ

Appleは10月22日に招待のみのプレスイベントを開催する。All Things DiのJohn Paczkowskiによれば、Pad、Mac Proのニューモデル、OS X Mavericksの発表が行われるという。

iPadの発表に関してはジャストのタイミングだ。昨年のイベントは10月23日だった。またAppleはOS X Mavericksを秋にリリースするとしている。またMac proのアップデートも秋に行われるはず。今回のプレスイベントで出荷の予定日も明らかになるとよいのだが。

発表されるiPadはフルサイズ版とiPad miniの両方だろう。今回、miniにRetinaディスプレイが採用されるかどうかまだはっきりしないが、採用される可能性が高そうだ。大型iPadはベゼル部分が削られて多少小型化し、厚さもスリムになるものとみられる。チップにはA7が採用されるだろう。Current EditorialのMicah SingletonはiPad miniにはA7プロセッサーは採用されない、現在iPhone 5Cに使われているA6が細葉されると予想した。今回のAll Things Dの記事はminiにA7が採用されるとしている。一方iPadにもTouchID指紋認証が導入されるというリーク情報もある(カット写真はそれに基づいたイメージ)。もちろんまだ確認されたわけではない。

iPhone 5Sの例にならうのであればiPadもスペースグレー、ゴールド、シルバーのカラーバリエーションになるかもしれない。

10月22日前後には他のIT系イベントがいくつかある。MicrosoftのSurface 2の出荷が21日で、22日にはNokiaの秋のイベントが予定されており、タブレットを含む新モデル6機種が発表されるはずだ。.

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Fly Or Die:iPhone 5s

何を言えというだろう。これはフラグシップ機 iPhone 5s である。

これは大ヒットしないだろう、などと言うのはばかげている。既にわれわれは、Appleが発売1週間で、iPhone 5sをよりカラフルなiPhone 5cと共に、計900万台売ったことを知っている。これは過去のどの世代のiPhoneよりも多い。

だからわれわれは、この指紋認証とすごいカメラがついた黄金のスマートフォンが優れた製品であるかどうかではなく、果たしてiPhone 5やiPhone 4Sからアップグレードするに値するかどうかを考えるべきだろう。

このiPhoneの主要アップグレード箇所は3つ。指を触れるだけでアンロックしたり購入したりできるTouchIDセンサー、カメラの大幅な改良、およびプロセッサーの高速化だ。

カメラに関して、私は上のビデオの撮影後、このTrueToneフラッシュを何度となく使った。思っていたほどには感動しなかったものの、以前の真っ白フラッシュに比べると確実に進歩している。むしろ私がはるかに喜んでいるのは、ズームしても以前より鮮明なことで、加えてスローモーションビデオもかなり印象的だ。

処理速度に関しては、このビデオにもある通り、日常的利用では目に見える違いはない。しかし、M7モーションプロセッサーが細なところで大きな違いを生んでいるように感じる。

そして、何と言ってもTouchIDが私にとって最大の衝撃だった。TouchIDを使い始めて数週間、気にかけるようなことではないと思っていたが、今や私を最も引き付けている機能だ。アンロックの時間は1~2秒減っただけだが、これなしではいられなくなる。

それだけではなく、TouchIDは新たなコンピューティングのための基本要素であることに間違いない。SiriによるGoogle検索にTouchIDのアンロックを組み合わせれば、事実上キーを押すことなく目の前に答えが出てくる。

“Fly” を2つ。

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(翻訳:Nob Takahashi)