両社はこれを「the new Wear OS Powered by Samsung(Samsungの新しいWear OS)」と呼ぶ。つまりWear OSがコードベースになっているということだ。Tizenのデザインやその他の要素も含まれている、実質的にはGoogleのウェアラブルOSをSamsungがカスタマイズして構築したものになる。
Galaxy Watch 4シリーズは、Wear OS Powered by Samsungを搭載した最初の世代のスマートウォッチであり、スマートウォッチ体験のあらゆる側面を向上させる新しいプラットフォームです。SamsungとGoogleが共同で開発したこの最先端のプラットフォームでは、GoogleマップといったGoogleの人気アプリや、Samsung Pay、SmartThings、BixbyなどのGalaxyの人気サービスを利用して、幅広いエコシステムを手首に巻くだけで活用できます。この新しいプラットフォームは、Adidas Running、Calm、Strava、Spotifyなどの主要なサードパーティ製アプリにも対応しています。
見よ、これがSamsung(サムスン)の最新フラッグシップモデルだ。Galaxy Noteの発売が少なくとも2021年にはないことで、Samsungは米国時間8月11日の「Unpacked」イベントで、折りたたみ式の製品群に新たな正統性をもたらした。2019年に発表された初代「Galaxy Fold」は、大手ハードウェアメーカーによる初のフォルダブル端末として、ある種の実験的な意味合いを持っていた(そしてそれにともなうさまざまな問題もあった)。2020年に発売された「Galaxy Z Fold2」では、前作の問題点がいくつか修正されていた。
今回のイベントでは、同社は「Galaxy Z Fold3」を単なる実験や好奇心の域を超えたものとしてアピールしている。数世代にわたって、この課題をクリアするのに同社が苦戦することはほぼ間違いない。最新のFlipが前モデルから大幅に値下げされた価格でスタートしたのに対し、新しいFoldはエントリー価格を200ドル(約2万2000円)下げ、1800ドル(約19万9000円)とした。価格の引き下げは正しい方向への一歩であり、技術の進歩に伴いますます実現可能になるはずだ。しかしプレミアムフラッグシップの世界でも、これは受け入れ難い価格といえるだろう。
Galaxy Z Foldは「アーマーアルミニウム」製の頑丈なフレーム、フォルダブルディスプレイ用の新しい保護フィルム、前面スクリーンには強化カバーガラスGorilla Glass Victus、同社のフォルダブルモデルとしては初となるIPX8防水性能を備えている。防水性能は業界標準となってきているが、そこに折りたたみ式の構造が加わると、当然ながら事態は一気に複雑になる。
注目すべきは、Galaxy Z Fold3が、Samsungのデバイスとしては初めてアンダーディスプレイカメラを追加したことだ。この技術は、フォルダブルディスプレイとともに、ここ数年のスマートフォンカテゴリーにおける最大の聖杯の1つとなっている。この技術を導入したのはSamsungが最初ではない。Xiaomi(シャオミ)やOppo(オッポ)などの中国メーカーも、この技術を搭載した端末を発売しているか、発売を予定している。
本日8月11日に発表された他のデバイスと同様に、Galaxy Z Fold3は現在予約を受け付けており、米国、欧州、韓国など一部の市場では8月27日に出荷を開始する。1800ドル(約19万9000円)という価格は引き続き、主流になるための障害となっているが、同社はすでに多くのアーリーアダプターにこのデバイスを販売している。予約注文者には200ドル(約2万2000円)のSamsung Creditが付与される。
はっきりしているのは、11回目となるイベントで発表されるデバイスの一部がGalaxy S21の轍を踏んで、SペンのようなNote的機能を導入することだ。少なくともGalaxy Z Foldではそうなり、折りたたみタイプが、それとNoteとの境界をあいまいなものにしてしまう最新のGalaxyデバイスにもなるという、初期の噂が確認されることになりそうだ。おそらく、その製品ではディスプレイの強化も行われるのだろう。最近のリークによると、キャリーケースにペンホルスターがあるという。つまり、Foldのすでに複雑なデザインへのペン用スロット追加を断念したということだ。
「私たちの次世代機であるGalaxy Zファミリーと、斬新な折りたたみタイプのデビューの場に、みなさんが参加していただけることに期待しています。初めて折りたたみ機専用に設計したSペンも披露いたします」とロー氏はいう。そしてロー氏は、新機種のGalaxy Z Flipでは、スタイルがより洗練され、耐久性を増し、強度の大きい素材が使われていると約束した。そしてもちろん新たにZ Foldもやってくる。
Samsung(サムスン)は、次回イベント「Unpacked」の招待状を送った。その中にヒントを忍ばせるのが好きな企業もあるが、Samsungもその1社だ。招待状の冒頭には「Get ready to unfold」と大きな太字で書かれており「Galaxy Z Fold」と「Flip」の形状を模したといっても過言ではない2つの平らなモノが描かれている。
厳密にいえば、2021年を「戻ってきた」と呼ぶことには大いに疑問の余地がある。Samsungは、2021年バルセロナで開催されるMWC(Mobile World Congress)に出展しないと発表していた企業の1つだ。主要企業が次々と出展を取り止め、GSMAがイベントの全面中止を余儀なくされた2020年のイベントの影響を感じずにはいられない。
イベントに先駆けて、TCLはウェアラブル有機ELシネマディスプレイ「NXTWEAR G」を発表した。このヘッドマウントデバイスは、アスペクト比16:9の140インチディスプレイに相当する。また、米国で発売される「20 Pro 5G」の概要も明らかになった。この製品の価格は500ドル(約5万5000円)未満で、Snapdragonn750Gプロセッサーを搭載し、ヘッドフォンジャックも装備している。
Samsung(サムスン)のMobile World Congress(MWC)でのプレス発表は、今回もウェアラブルにフォーカスしていた。中央ヨーロッパ時間6月28日のイベントでの大きなニュースは、同社のGalaxy Watch(ギャラクシーウォッチ)シリーズの一新されたインターフェイスをこれまでで最もよく見られたことだった。
One UI Watchは、Galaxyモバイルのインターフェイスから名前を取ったもので、そのデザイン言語はGalaxyシリーズスマートフォンと共通している。このOne UI Watchは、2021年夏の終わりに開催されるUnpackedイベントで発表され、新しいUIと、SamsungとGoogle(グーグル)の共同プラットフォームが搭載される予定だ。
We’re making the biggest update ever to @wearosbygoogle, including new capabilities for Google apps — like turn-by-turn navigation in Google Maps, or downloading songs from YouTube Music for offline listening… even if you leave your phone behind. #GoogleIOpic.twitter.com/vOnxnWl0MA
米国時間5月18日行われた「Google I/O」の基調講演で、GoogleはSamsungとの新たなパートナーシップを明らかにし「Wear OSとTizenの長所を組み合わせる」と発表した。これがどのように展開されるのか、我々にはまだわからないが、2つのビッグプレイヤーが力を合わせてアップルに対抗するというのはおもしろい見物になりそうだ。「You come at the king, you best not miss.(王者を目の前にしたら、見逃すべきではない)」とは、有名な人気テレビドラマの言葉である。両社にとって大きな問題となっていたのがサードパーティ製アプリの品揃えだが、このパートナーシップによって開発者は両プラットフォーム向けに共有のアプリを作成できるようになると思われる。
何週間にもおよぶ恒例のリーク情報に続いて、Samsung(サムスン)は同社のノートPCシリーズにいくつかの新製品を追加した。GALAXY Book ProとGALAXY Book Pro 360は、同社の幅広いデバイスにハイエンド向け製品として仲間入りした。これは、MacBook Proに対するサムスンなりの見解と考えることもできる。
バイスプレジデントのSung-Koo Kim(キム・ソンク)氏はこのニュースに関するリリースの中で「我々は既存のリソースをどう活用するかを再考し、アップサイクリングの鍵は古いテクノロジーに価値を付加して新しい何かに変えるソリューションを実現することだと確信しています。我々は持続可能な習慣を日常の生活に統合することに努め、ユーザーはGalaxy Upcycling at Homeを通じて持続可能な未来を目指す我々のジャーニーに参加することができます」と述べている。
S Pen機能の追加は、おそらくUltraが採用したものの中でも、最も注目すべき興味深いものだ。これは同社の2つのフラッグシップの間の境界線を、実質的に曖昧にしていく動きの中でも、最も目立つもののように思える。おそらくこの先Samsungは、次のNoteをさらに差別化するための動きをするか、あるいは単に時間をかけて両ラインを融合させようとするかのどちらかだろう。