クアルコムがSnapdragonを搭載したWindowsアプリ開発支援キットを販売開始、価格約2万5000円

クアルコムは、Snapdragon搭載Windows PC向けアプリ開発をサポートする「Snapdragon Developer Kit」の販売をMicrosoft Storeで開始しました。価格は219ドル(約2万5000円)です。

「Snapdragon Developer Kit」は、ソフトウェア・アプリケーションベンダーがSnapdragon搭載Windows PC 向けソリューションを試験・検証出来る小型デバイスです。

エントリー向けのSnapdragon 7cを搭載しており、Windows 10で出荷されますが、Windows 11へのアップグレード要件に対応しています。

クアルコムは2018年にPC向けのSnapdragonを発表。その後、アップルがAppleシリコン(M1チップ)をMac向けに搭載したことで、PC向けのよりハイエンドなArmベースのSoCへの期待が高まっています。

なお、クアルコムは2023年をめどに、Appleシリコン対抗となるハイエンドPC向けSnapdragonを投入する計画を公表しています。

あわせて、Snapdrgaon搭載Windows PCに最適化されたZoomアプリの提供が予定されていることも発表されました。

クアルコムがSnapdragonを搭載したWindowsアプリ開発支援キットを販売開始、価格約2万5000円クアルコムがSnapdragonを搭載したWindowsアプリ開発支援キットを販売開始、価格約2万5000円

(Source:Microsoft StoreクアルコムEngadget日本版より転載)

マイクロソフトがWindows 11の提供範囲を拡大し配布ペース加速

マイクロソフトがWindows 11の提供範囲を拡大し配布ペース加速

Microsoft

マイクロソフトが、Windows 11の配布ペースをこれまでよりもさらに早めています。現在利用しているOSバージョンがWindows 10のバージョン2004以降で、なおかつ9月14日にリリースされたアップデートを適用済みであれば、直接Windows 11にアップグレードできるようになったとのことです。

引き続きWindows 10を使い続ける人に対しては今日、11月分の月次更新プログラムが配布され始めています。またマイクロソフトは今後はWindows 10に関してもWindows 11と同様、大型アップデートの配布ペースを年に1回に揃えるとしました。

Windows 10は少なくとも2025年10月14日のサポート終了日までは、セキュリティ面のアップデートは継続するはずです。とはいえ、新しい機能の追加はWindows 11に対しておこなわれることになり、マイクロソフトはすでにリソースの大半は新しいOSに割り当てているため、Windows 10についてなにかわくわくするようなトピックを聞くことはあまり期待しない方が良いでしょう。

マイクロソフトはWindows 11のシステム要件を満たさないハードにはこの最新OSのインストールを推奨しませんが、ユーザーが自己判断でインストールすることは可能としています。ただ、サポート外のCPUを使用している場合は、インストールはできてもアップデートができない可能性があります。

まだWindows Updateの項目にWindows 11へのアップグレード案内が来ない人も焦ることはありません。マイクロソフトは10月4日のリリース時に、2022年半ばまでに対象となるPCにアップグレードを提供する予定だとしていました。またさっさとアップグレードしたいという場合は「PC正常性チェックアプリケーション」を使って問題なくアップグレードできるかを確認して、インストールアシスタントやISOイメージから手動でアップグレードすることも可能です。ただ、お使いのソフトウェアがWindows 11にまだ対応していないことも考えられますので、問題発生時に対処する自信がない場合は、案内が来るまで待つ方が無難かもしれません。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

Windows 11が正式リリース、対象のWindows 10 PCを順次アップデート

Windows 11が正式リリース、対象のWindows 10 PCを順次アップデート

Microsoft

Microsoftは10月4日(現地時間)、Windows 11を正式リリースしました。Windows 11を搭載したSurface Go 3も本日発売となったほか、Windows 11を初期搭載するノートPCも富士通NECから順次発売されます。

既存のWindows 10 PCに対しては、これまでのWindows 10大型アップデートと同様、互換性の確認が取れたデバイスに対してWindows Updateを介して通知します。自身のPCがWindows 11にアップデートできるかどうかは、PC Health CheckPC 正常性チェック アプリのダウンロード)を利用して確認できます。対象となるWindows 10 PCに対して、2022年半ばまでにWindows 11へのアップデートを提供予定としています。

Windows 11が正式リリース、対象のWindows 10 PCを順次アップデート

Microsoft

なお、Windows Updateからの更新が推奨される方法ではありますが、インストールアシスタントやインストールメディアを利用することで、手動でのインストールも行えます。この場合、Windows 11の最小要件を満たしていなくてもインストール自体は行えますが、今後、アップデートが提供されないなどの不都合が生じる可能性があるので注意が必要です。

MS「Windows 11を手動で入れた古いPCにはアップデート提供しない」可能性を表明

もちろん、Windows 11にアップデートしないという選択肢も残されています。Windows 10は引き続き、2025年10月14日までサポートされ、またWindows 11 HomeおよびProの24か月ライフサイクル、EnterpriseとEducationの36か月サービスサポートライフサイクルが10月4日に開始されたことも併せて発表されています。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

マイクロソフトがパスワードレス認証を一般消費者向けアカウントにも導入へ

Microsoft(マイクロソフト)は、すべての消費者向けMicrosoftアカウントにパスワードレス認証オプションを導入することで、ユーザーのパスワード離れをさらに推し進めようとしている。

同社は業界の他の多くの企業と同様に、従来のパスワードベースの認証との戦いをしばらくの間続けてきた。脆弱なパスワードや再利用されたパスワードは、推測されたり、自動化されたブルートフォース攻撃の格好の標的となるからだ。

関連記事:Windows 11の提供開始は10月5日から、マイクロソフトが発表

そのため、数週間後に迫ったWindows 11の発売に向けてMicrosoftは、これまで法人顧客のみに提供していたパスワードレス認証オプションを、すべてのMicrosoftアカウントに展開すると発表した。これによりユーザーは、OutlookやOneDriveなどのサービスに、パスワードを使わずにサインインできるようになる。代わりに、ユーザーはMicrosoft Authenticatorアプリ、Windows Hello、セキュリティキー、SMSまたはEメールで送信されるコードを使用できる。

ただし、Office 2010以前のバージョン、リモートデスクトップ、Xbox 360など、一部のMicrosoftアプリケーションでは、引き続きパスワードが必要となる。同様に、現在サポートされていないバージョンのWindowsを使用しているユーザーも、まだパスワードを捨てることはできない。この機能はWindows 10とWindows 11でのみサポートされる。

Microsoftによると、パスワードレス認証は今後数週間のうちに一般ユーザーのアカウントに導入される予定とのことで、まだすぐにはパスワードを捨てられないかもしれない。また同社は、Azure ADアカウントのパスワードをなくす方法にも取り組んでおり、管理者は特定のユーザーに対してパスワードを必要とするか、許可するか、あるいは存在しないかを選択できるようになるという。

画像クレジット:Getty Images

原文へ

(文:Carly Page、翻訳:Aya Nakazato)

広島市立大学発スタートアップ「Movere」がVR用歩行装置「Crus-TypeC-DK1」開発者向け評価版を販売開始

広島市立大学発スタートアップ「Movere」がVR用歩行装置「Crus-TypeC-DK1」開発者向け評価版を販売開始VR用揺動装置・歩行装置を製造販売する広島市立大学発スタートアップMovere(モヴェーレ)は9月2日、「これまでにない新しいタイプ」のVR用歩行装置「Crus-TypeC-DK1」開発者向け評価版の販売を開始した(歩行感覚呈示装置および呈示方法、日本国特許第6795190号、国際特許出願中)。価格は9万9800円(税込・送料込)。Movereの販売サイト注文できる

同装置は、固定した荷重センサーに大腿部を押し当てるだけというシンプルな構造で、特別な靴やハーネスを装着する必要がない。センサーが大腿部から歩行動作を感知すると、それに合わせて歩行アニメーションが表示され、ユーザーは足にかかる抵抗とともに、実際に歩いているかのように錯覚するという。

机と大腿部の間にクッションを挟み、目と閉じて足をクッションに押し当てながら足踏みをすると、歩いているのに近い感覚が得られるとMovereは話している。簡単に実験できるので、試してみるといい。そこから発想を得て、この装置が開発された。荷重センサーは、体の傾け具合や足の動きから歩行動作や歩行速度を推定する。これに映像を連動させることで、歩行感覚の錯覚を与える。大がかりな装置ではないため、消費電力は0.2W程度と低く、従来式の床が動いたり足を滑らせる装置のような違和感がないとのこと。

キーエミュレーションが可能な専用ソフトウェア、ソフトウェア開発キットを用意

専用の常駐ソフトウェア(Windows 10版)を使うことで、体の傾け具合、左右の足の上がり具合、進行方向などをリアルタイムで推定し、キーボードやマウスの操作に対応させること(キーエミュレーション)ができる。キーの割り当てはカスタマイズできるので、既存VRソフトウェアの操作をこの装置で行うことが可能になる。前進・横移動が可能なWASDモードや、前進・旋回が可能なモードなどに切り替えられるそうだ。

またソフトウェア開発キットも準備中で、Unreal Engine 4やUnity用のプラグイン、シンプルプログラムをまとめたキットが順次ダウンロード可能になるという。これにより、VRゲームなどのアバターの動作に対応させることができる。

机などに固定できるほか、別売の専用スタンドを2種類用意

本体は重量が4.2kg。机などに固定できるほか、別売の専用スタンドも用意されている。土台の直径が60cm、高さが2cmごとに5段階で調整できる(地面から大腿部までの高さが488〜588mm)のSサイズと、土台直径が75cm、高さが10段階調整できる(地面から大腿部までの高さが588〜788mm)のLサイズの2種類。スタンドカバーは、透明、若草(半透明)、スカイブルー、レッドが選べる。

Crus-TypeCは本体を机に取り付け可能。取り付け可能な最大板厚42mm

別売の専用スタンド2種類も用意されている

販売価格(税込・送料込)

  • Crus-TypeC-DK1(開発者向け評価版)本体セット:9万9800円
  • Crus-TypeC-DK1専用スタンドSサイズ:3万9800円。地面から大腿部までの高さ488~588mm程度。土台直径600mm・重量9.5kg
  • Crus-TypeC-DK1専用スタンドLサイズ:4万9800円。大腿部高さ588~788mm程度。土台直径750mm・重量13.5kg

この装置は、東京ゲームショウ2021に出展予定。

価格約1万1000円、Raspberry Piで簡単に3Dポイントクラウドが作れる3Dセンシングシステム「ILT開発キット」発表

Raspberry Piで簡単に3Dポイントクラウドが作れる3Dセンシングシステム「ILT開発キット」発表

マジックアイは、企業や学校の研究者など3Dセンシングに興味のある人を対象に、小型・高速・高精度・低遅延・省電力を特徴とする独自特許技術の3Dセンサー方式「インバーティブル・ライト技術」(ILT)を手軽に評価できる入門モデル「ILT開発キット」(DK-ILT001)を7月15日から世界同時発売すると発表した。希望小売価格は100ドル(約1万1000円)。予定販売数は5000台。スイッチサイエンスから販売予定。

縦横44×24ミリ、高さ16ミリというコンパクトなハードウェアと専用ファームウェアからなるILT開発キットは、Raspberry Pi(別売)と組み合わせることで、動きの速い立体も高精度に測距して3Dポイントクラウド(3D点群)化できる。


「ILT開発キット」(DK-ILT001)仕様は次のとおり。

「ILT開発キット」(DK-ILT001)仕様

  • プロジェクター発光到達距離:1500mm
  • 推奨測距距離:150〜800mm(測定精度±3¥%)
  • 高精度測距距離:150〜500mm(測定精度±1.5¥%)
  • 測距有効視野角(FOV):約55度×約43度(マジックアイ開発環境による)
  • 測距速度:約120fps(マジックアイ開発環境による)
  • 動作環境:Raspberry Pi Zero W/3B/3B+/4(専用ファームウェアを準備)
  • レーザークラス:クラス1IEC60825-1(2007)、FDA:2110463-000)
  • 電源電圧:3.3V(電源はRaspberry Piのカメラコネクターより供給)
  • 消費電力:0.6W(平均)
  • 形状:W44×D24×H16mm
  • 質量:16g

開発環境

  • Raspberry Pi Zero W/3B/3B+/4(専用ファームウェアを準備)
  • 対応OS:Ubuntu 20.04、Windows 10
  • 対応言語:C++、Python
  • 対応ミドルウェア:OpenCV、PCL(Point Cloud Library)、Open3D、ROS、Unity(計画中のものを含む)

関連記事
深度・色情報を取得できるAIカメラ「OAK-D OpenCV DepthAIカメラ」を2万5179円でスイッチサイエンスが発売
ROS対応協働ロボットアーム「myCobot」のラズパイ版「myCobot Pi」、商業向け「myCobot Pro」が発売開始
世界に先駆け有機半導体レーザー評価用サンプルの製造・販売を目指す、九州大学発のKOALA Techが4億円調達
Raspberry Pi財団が550円の「Raspberry Pi Pico」発表、日本でもスイッチサイエンスが発売
ラズベリーパイ財団が8GBメモリー搭載のRaspberry Pi 4を発表

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Windows 10(製品・サービス)Ubuntu(製品・サービス)OpenCV(製品・サービス)Open3D(製品・サービス)コンピュータービジョン(用語)C++(製品・サービス)スイッチサイエンス(企業)Python(製品・サービス)PCL / Point Cloud Library(製品・サービス)マジックアイ(企業)Unity(企業・サービス)Raspberry Pi(組織・製品)ROS(製品・サービス)日本(国・地域)

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

マイクロソフトの E3 2021 Xbox & Bethesda 発表会で開幕を飾ったのは、ベセスダが開発中のSF RPG『Starfield』でした。

Starfield は2022年11月11日(現地時間)、Xbox Series X|S および PC のみで発売します。ベセスダがマイクロソフト傘下のファーストパーティスタジオになったため、発売初日から定額サービスの Xbox Game Pass で遊べます。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

『Starfield』は、『Fallout』や『The Elder Scrolls』等で知られるベセスダが開発を続けてきた完全新作のSFオープンワールドRPG。ベセスダの完全新規IPとしては実に25年ぶりとなります。

ゲームの内容はこれまで、宇宙を舞台にしたスカイリムのようなオープンワールドRPGと説明されてきました。固定の主人公キャラクターと一本道の展開があるタイプではなく、プレーヤーが自由にキャラクターを作りさまざまなストーリー展開を選んで進めてゆく作品です。


従来はふんわり「宇宙モノ」と分かる程度のごく短いイメージ動画とタイトルロゴのみが公開されていましたが、E3 2021では初めて、インゲームのティーザートレーラーが公開となりました。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

Starfield の舞台は、いまから数百年後の我々の宇宙。予告編で明かされた宇宙船などのテクノロジーも、未来的でありながら現実の宇宙開発の歴史と地続きであることを感じさせる、むしろクラシックでオールドファッションなSFのビジュアルです。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

マイクロソフトは多機種展開の人気シリーズを多く抱えるベセスダの買収にあたって、プラットフォームを発表済みのゲームについてはこれまでどおり変更しない、今後の新しいゲームについては、ケース・バイ・ケースで判断する、経営的にはXboxとPC独占にしても充分に買収費用を回収できると説明していました。

完全新規のスターフィールドは、やはりというべきかXbox / PC独占。エンジンも新規となり、Xbox One世代では動きません。

Engadget日本版より転載)

関連記事
「マインクラフト」次期大型アップデート「Caves and Cliffs(洞窟と崖)」パート1が6月8日配信決定
マイクロソフトがBethesda親会社を買収、Elder ScrollsやFalloutなどがXboxクラウドゲーミングサービスへ

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Windows 10(製品・サービス)
Xbox / エックスボックス(製品・サービス)
ゲーム(用語)Bethesesda Game StudiosMicrosoft / マイクロソフト(企業)

マイクロソフトが次期Windowsの発表オンラインイベントを6月24日開催

マイクロソフトが次期Windowsの発表オンラインイベントを6月24日開催

Microsoft

マイクロソフトが6月24日にWindowsのメジャーなアップデートに関する発表イベントをオンラインで開催します。すでに主要メディアにはイベントの案内が送られました。

このイベントは、マイクロソフトがデュアルスクリーンデバイス向けに開発していたWindows 10Xの開発を中止したあとにやってきます。マイクロソフトは、Windows 10Xに用意していた新機能やUIなどの一部をWindows 10に導入すると述べています。

新システムアイコン、改良されたエクスプローラー、Windows 95時代から残っていたアイコンの廃止などビジュアル面での更新のほか、マルチモニター環境におけるアプリの再配置問題の修正、Xbox Auto HDR機能の追加、Bluetoothオーディオの改善など、Windowsの基本的な機能の改善も取り込まれています。

Windowsのアプリストアの改善にもマイクロソフトは取り組んでおり、そのストアをあらゆるアプリや第三者の決済プラットフォームに開放すると言われています。

イベントにはマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏とチーフプロダクトオフィサーのパノス・パネイ氏が登壇し、詳細を発表する予定。ナデラCEOは先週、この次世代Windowsをしばらくのあいだ「自らテストしてきた」と述べ、「次世代Windowsに非常に期待している」と語っていました。

新しいWindowsが一体どんなものになるのか、24日が楽しみです。

(Source: MicrosoftEngadget日本版より転載)

関連記事
マイクロソフトのナデラCEOがBuild 2021で「自らテストしてきた」次世代Windowsに言及
マイクロソフトのブラウザ「Edge」は起動が速くなりタブがスリープする機能も搭載する
Internet Explorerが2022年6月15日にサポート終了、ただしEdgeのIEモードは2029年までを予定
マイクロソフトが個人向けTeamsのデスクトップ・モバイル・ウェブ版を正式リリース
Windows 10Xの開発が中止か、10X用に開発された機能は通常版Windows 10に統合へ
マイクロソフトが「Windows 10コンポーネント版Flash Player」を完全削除するアップデートを7月配布
マイクロソフトの「Edge」ブラウザーがGoogleの広告技術「FloC」を無効化、事実上の「NO」か
マイクロソフトが「Windows 10 Insider Preview」最新ビルドでフォルダーアイコンを刷新
マイクロソフトがワークフローを自動化するPower Automate DesktopをWindows 10ユーザーに無料で公開

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:OS / オペレーティングシステム(用語)Windows(製品・サービス)Windows 10(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)

マイクロソフトのナデラCEOがBuild 2021で「自らテストしてきた」次世代Windowsに言及

マイクロソフトのナデラCEOがBuild 2021で「自らテストしてきた」次世代Windowsに言及

Igor Bonifacic / Engadget

マイクロソフトが開催中のイベントBuild 2021では、PC向けデスクトップOSに関する大きな発表はありません。それは近い将来に発表する予定の次世代Windowsに取り組んでいるからのようです。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOはBuild 2021の基調講演で「過去10年で最も重要なWindowsのアップデートのひとつをまもなく公開する」と述べました。

ナデラ氏はここ数か月、最新のOSを自身でテストしていたとし「次世代Windowsに非常に期待している」そして「すべてのWindows開発者にさらに多くの機会を提供、アプリケーションを構築し配布、収益化するための革新的で新しい”オープンプラットフォーム”を求めるすべてのクリエイターを歓迎します。近いうちにさらに多くをお伝えすることを楽しみにしています」と述べました。

現状でも、WindowsはアイコンやUIのアップデートに加え、新しいWindowsアプリストアに取り組んでいます。The Vergeが伝えるには、次世代Windowsのアプリストアではアプリケーションの中にサードパーティが独自の課金システムを含めることを認めるかもしれないとのこと。もしそうなれば、開発者はマイクロソフトがアプリ15%、ゲーム12%のストア税を徴収するのを回避できます。

先週にはWindows 10Xの開発を取りやめることを明らかにしたマイクロソフトですが、そこに含まれていたいくつかの重要な機能は今年後半のSun ValleyアップデートでWindows 10に導入される予定です。

ナデラ氏は、将来のWindowsに関し「近いうちに」としました。発言が守られるなら数週間ほどのうちに何か発表やイベントが行われるかもしれません。

(Source:The VergeEngadget日本版より転載)

関連記事
マイクロソフトはGPT-3を使い自然言語でコードを書けるようにする
マイクロソフトが今や1日に1億4500万人が利用するTeamsの開発者向け新機能やツールを発表
マイクロソフトのブラウザ「Edge」は起動が速くなりタブがスリープする機能も搭載する
【レビュー】マイクロソフトのSurface Laptop 4は予想どおり堅実な進化を遂げている
Internet Explorerが2022年6月15日にサポート終了、ただしEdgeのIEモードは2029年までを予定
Windows 10Xの開発が中止か、10X用に開発された機能は通常版Windows 10に統合へ
マイクロソフトが「Windows 10コンポーネント版Flash Player」を完全削除するアップデートを7月配布

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Windows 10(製品・サービス)OS / オペレーティングシステム(用語)Satya Nadella / サティア・ナデラMicrosoft / マイクロソフト(企業)Microsoft Build(イベント)Microsoft Build 2021(イベント)

Internet Explorerが2022年6月15日にサポート終了、ただしEdgeのIEモードは2029年までを予定

Internet Explorerが2022年6月15日にサポート終了、ただしEdgeのIEモードは2029年までを予定

Fairfax Media via Getty Images

米国Microsoftは5月19日(現地時間)、Windows 10におけるInternet Explorer 11のサポートを2022年6月15日に終了すると発表しました。ただし、Windows 10 LTSC(Long-Term Servicing Chanel)とWindows 10 ServerのIE11は対象外です。

これにより、上述したOS上を除けば、IEのサポートがついに終了となります。

長らくWindowsの標準ブラウザとして利用されてきたInternet Explorer(IE)。すでにEdgeへの移行も進んでおり、個人利用でIEを使い続けているユーザーはごく少数と考えられますが、業務システムなどで利用しているなどの都合で、まだIEを継続している企業もあります。

Microsoftは、数年前からIEを使い続けるのは技術的な負債だとして、Edgeへの移行を推進していましたが、ようやくサポート終了にこぎつけたという印象です。

詳細な予定としては、2021年8月17日にMicrosoft 365および他アプリでのIEサポートを終了し、デスクトップアプリは2022年6月15日に終了します。それでもIEを使い続ける必要がある企業向けに対しては、EdgeのIEモードを少なくとも2029年までは継続するとしています。

最近は日本の行政サービスでもEdgeやChromeをサポートするようになっており、IEを使うシーンはかなり少なくなってきています。とはいえ、オンライン統計ツールのStatcounterによると、2021年4月時点でのIEのシェアは、日本ではまだ3.05%あるようです(グローバルでは0.71%)。

工場や基幹システムなど特殊な環境で利用しているのであれば、あきらめてIE脱却に本腰を入れるか、今回は影響を受けないLTSCライセンスへの移行を検討するのが良さそうです。

Internet Explorerが2022年6月15日にサポート終了、ただしEdgeのIEモードは2029年までを予定

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

関連記事
マイクロソフトが「Windows 10コンポーネント版Flash Player」を完全削除するアップデートを7月配布
マイクロソフトの「Edge」ブラウザーがGoogleの広告技術「FloC」を無効化、事実上の「NO」か
マイクロソフトがXbox向けChromiumベースEdgeブラウザーのオープンテストを開始
Microsoft Edgeの起動が高速に、バーティカルタブが利用可能に
Microsoft EdgeのLinux版プレビューが10月登場
Microsoft Edge、Chromiumベースに――旧Windowsでも作動、macOS版も登場へ

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Windows 10(製品・サービス)ウェブブラウザー(用語)Microsoft / マイクロソフト(企業)Microsoft Edge(製品・サービス)

マイクロソフトが「Windows 10コンポーネント版Flash Player」を完全削除するアップデートを7月配布

マイクロソフトが「Windows 10コンポーネント版Flash Player」を完全削除するアップデートを7月配布

マイクロソフトが、7月にWindows 10コンポーネントとしてのAdobe Flashを取り除くアップデートを配布します。またそれよりも先、今月配布予定のWindows 10 21H1にアップデートした場合はその時点でFlashは削除されます。

同様のFlash掃討作戦はWindows 8.1、Windows Server 2012、Windows Embedded 8 Standardなどの古いOSでも実施されることをブログ記事で告知しているため、それらのOSでFlash必須の作業を抱えているユーザーは事前に対応策を考えておく必要がかもしれません。なお、サポートページを見ると、ユーザーが手動インストールしたアプリケーションとしてのAdobe Flash Playerは削除されないとのこと。

今回の削除はまだOSにコンポーネントとしてプリインストールされているFlash Playerの削除であり、2021年1月以降に最新バージョンに更新されたMicrosoft Egdeブラウザーからは、Flash機能は削除されているはず。ChromeやFirefoxといった主要なブラウザーは2016年無効化を実施し、Adobe自身も2020年末をもってそのサポートを終了しました

あらゆる環境でFlashへのサポート終了は進行しているものの、歴史上、Flashで構築されたソフトウェア資産にはゲームをはじめ多種多様なものがあるため、Internet Archiveはそうした遺産をインターネットの重要な部分として保存したライブラリーを公開しています。もし栄華を極めた頃のFlashを懐かしく思うのなら訪れてみるのも良いかもしれません。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

関連記事
Flashの最後の日、Adobe自身がサポートを停止
グーグルの検索結果からFlashを使っているサイトが消える
Adobe、2020年末でFlashのサポートを終了と発表
Firefoxが目に見えないFlashコンテンツを完全ブロック、Flash自動再生も廃止へ
macOS上のSafariがFlashにとどめを刺す…インストールされていてもデフォルトで無効
Chromeは9月1日からFlash広告をデフォルトで停止へ

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Adobe / アドビ(企業)Adobe Flash(製品・サービス)Windows(製品・サービス)Windows 10(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)Microsoft Edge(製品・サービス)

マイクロソフトがWindows 10で特定の更新を適用時にゲームパフォーマンスが低下する問題を解決と報告

マイクロソフトがWindows 10で特定の更新を適用時にゲームパフォーマンスが低下する問題を解決と報告

米Microsoftは23日(現地時間)、Windows 10にて特定の更新を適用した環境でゲームのパフォーマンスが低下する問題が生じていた件につき、既知の問題のロールバック(KIR/Known Issue Rollback)により解決したと報告しています。

KIRとは更新プログラムで問題が発生した場合に、すばやく復旧する仕組みのこと。ほとんどのユーザーは何の操作をすることもなく、自動的に問題が解決されます。

MSによると、この問題はKB5000842以降の更新をインストールした後、ゲームのパフォーマンスが予想よりも低下したとの報告に対応したものです。この問題の影響を受けるほとんどのユーザーは、ゲームをフルスクリーンまたはボーダーレスのウィンドウモードで実行し、2台以上のモニターを使用していると伝えられています。

先日もWindows Updateによりゲームのパフォーマンス低下やブートループ発生が報告されていましたが、そちらは4月14日に公開されたKB5001330によるものと推測されていました。今回のKB5000842は3月29日に配布されたものですが「それ以降」とあるため、KB5001330の不具合にも対応していると思われます。

この修正は、一般向けデバイスおよび管理対象外のビジネス機器に自動的に反映されるまで最大24時間かかる場合があり、デバイスを再起動すると素早く適用される場合があるとのことです。

KB5001330はゼロデイ脆弱性の修正のため、削除すればセキュリティ上の問題が生じるおそれがあります。症状が起こったPCユーザーはKIRが適用されるのを静かに待つか、再起動してみるとよさそうです。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

関連記事
Windows 10の累積アップデート「KB5001330」でパフォーマンス低下やブートループ発生か

カテゴリー:セキュリティ
タグ:Windows(製品・サービス)Windows 10(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリー

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリードン・キホーテは4月20日、プライベートブランド「情熱価格」の新製品として、7インチUMPC「NANOTE P8」(型番 UMPC-02-SR)を発表しました。価格は3万2780円(税込み)で、全国のドン・キホーテ系列店舗が販売します。

本機は同社が2020年4月に発売した低価格のUMPC「NANOTE」の第2弾。7インチ液晶やPCだけでなくタブレットとしても利用可能な2in1構造を継承し、ユーザーからの強い要望により、基本仕様をアップグレードしたのがポイント。

具体的には、CPUをIntel Atom Z8350(初代NANOTE)からPentium N4200(NANOTE P8)へと変更したほか、メモリ容量を4GBから8GBに増量。一方、64GBのストレージや、画面解像度(1920×1200)、OS(Windows 10 Home)などは据え置きとなっています。

  • OS:Windows 10 Home
  • CPU:Intel Pentium N4200(1.1GHz/最大2.4GHz)
  • メモリー:8GB LPDDR4
  • ストレージ:64GB eMMC
  • ディスプレイ:7インチ液晶(1920×1200)
  • 無線LAN規格:IEEE802.11b/g/n
  • Blutooth:4.0
  • ウェブカメラ:0.3MP
  • USB 3.0 Type-A×1
  • 充電用USB Type-C×1
  • microHDMI×1
  • 3.5mmステレオミニジャック×
  • microSDカードスロット(256GBまで)×1
  • バッテリー:2050mAh(約7時間駆動)
  • サイズ:約181×113.6×19.6mm(幅x奥行きx高さ)
  • 重量:約560g
  • 付属品:ACアダプタ(約1.6mヘッド含む)、microHDMI-HDMI変換コネクタ(約165mm)、取扱説明書、保証書
  • 生産国:中国

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリー

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリー

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリー

ドン・キホーテが税込3万2780円の7インチ小型PC「NANOTE P8」発売、Pentium N4200・8GBメモリー

ドン・キホーテの1万9800円激安UMPC「NANOTE」を買ってみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智
ドン・キホーテの1万9800円UMPC「NANOTE」を分解、中身をネットリ観察:ウェブ情報実験室

(Source:NANOTE P8Engadget日本版より転載)

関連記事
価格約11万円、レノボがARMベース「Snapdragon 8c」搭載Windowsノート「IdeaPad 4G」を4月9日発売
画面がちょっと大きくなったSurface Go 2はWindows PCサブ機の有力候補
5万800円の2 in 1タイプChromebook「ASUS Detachable CM3」発売、ペンも収納可能

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Windows 10(製品・サービス)日本(国・地域)

Windows 10の累積アップデート「KB5001330」でパフォーマンス低下やブートループ発生か

Windows 10の累積アップデート「KB5001330」でパフォーマンス低下やブートループ発生か

Microsoft

マイクロソフトは14日にWindows 10の累積アップデートKB5001330を公開しましたが、一部のユーザーからゲームのパフォーマンス低下などの問題が起きたと報告されています。

大手掲示板Redditの投稿によると、主な症状はゲーム画面のフレームレートが落ちているということ。これはVSyncn設定に関連していると推測されています。また他の問題としては、ときおりゲームスピードが大幅に落ちたり、音が途切れ途切れになることなどが報告されています。

テック系ブログGhacksが少し前のGTX 1650でKB5001330に更新してテストしてみたところ、そうしたトラブルはなかったそうです。そしてRedditでの苦情を総合すると、この問題はNVidia 2000、3000、AMD R5シリーズのといった新しいGPUにのみ影響を与える可能性がある、と指摘されています。

現時点で最も簡単な解決方法は、KB5001330をアンインストールすることの模様です。ただしKB5001330はゼロデイ脆弱性を修正しているため、削除すればPCが危険に晒されることに留意しておく必要があります。

またKB5001330をWindows Updateからダウンロードできない、インストール後にブートループ(勝手に再起動を繰り返す)が起きた、ChromeやEdgeのウィンドウサイズを変更するとき画面がちらつくなどの症例も報告されています。上記のセキュリティリスクを念頭に置きつつも、しばらくアップデートは見合わせた方が賢明かもしれません。

(Source:RedditGhacks。via:MSPoweruserEngadget日本版より転載)

関連記事
マイクロソフトが「Windows 10 Insider Preview」最新ビルドでフォルダーアイコンを刷新
Windows PCを標的とするワーム侵入する新たな「ボットネット」が急速に拡大中
米国土安全保障省がWindowsの「緊急」レベル脆弱性に異例警告、深刻度最大のZerologon攻撃を受ける可能性
パッチ未適応のフォント関連バグを利用したWindowsへのハッカーからの攻撃が発生中

カテゴリー:セキュリティ
タグ:Windows(製品・サービス)Windows 10(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)

価格約11万円、レノボがARMベース「Snapdragon 8c」搭載Windowsノート「IdeaPad 4G」を4月9日発売

価格約11万円、レノボがARMベース「Snapdragon 8c」搭載Windowsノート「IdeaPad 4G」を4月9日発売レノボ・ジャパンは、ARMベースの「Snapdragon 8c」プロセッサ搭載Windows 10ノートPC「IdeaPad 4G」を4月9日に国内発売します。本体価格は税込10万9780円です。

「IdeaPad 4G」は、14インチ 1920 x 1080解像度の液晶ディスプレイを搭載したモバイルノートPCです。本体は1.2kgと比較的軽量で、出先にラクラク持ち出せます。

プロセッサにはARMベースのクアルコム Snapdragon 8cを採用し、最大21時間(公称値)の長時間バッテリー駆動に対応。ファンレス設計でファンの音が気になることもありません。

標準でLTE通信にも対応。SIMカード(nanoSIM)を挿入することで、Wi-Fiに繋がずに、モバイルネットワークを経由してインターネットに接続できます。

主な仕様は下記の通りです。

【Lenovo IdeaPad 4G:主な仕様】

  • OS:Windows 10 Home 64bit(日本語版)
  • プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 8c
  • メモリー:8GB
  • ストレージ:256GB SSD(PCIe NVMe/M.2)
  • ディスプレイ:14.0型 FHD(1920×1080)
  • 通信方式:3G WCDMA 1,2,4,5,8 /
    4G FDD-LTE 1,2,3,4,5,7,8,11,12,13,14,18,19,20,21,25,26,28,29,30,32,66,71 /
    4G TDD-LTE 34,38,39,40,41,42,46,48
  • インターフェース:USB 3.0 Type-C×2(Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)、 USB 3.0(Powered USB)、SIMカードスロット(nanoSIM)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  • バッテリー駆動時間:最大約21.0時間(JEITA2.0)
  • 本体寸法:約321.7×207.0×14.9mm
  • 本体質量:約1.2kg

スマホCPU搭載のWindowsノートPC拡大へ、Snapdragon 8c / 7c発表

(Source:レノボ・ジャパンEngadget日本版より転載)

関連記事
Appleシリコン「M1」MacでLinux直接起動を目指す「Asahi Linux」、独自ブートローダーm1n1開発
Chromebookの2020年出荷数がコロナ禍の需要増により前年比2倍以上に
新型MacBook AirはApple M1を搭載しバッテリー効率向上、10万4800円から
​新型13インチMacBook Proは新M1チップ搭載し、13万4800円から
ArmベースのSQ2プロセッサを搭載する高速なSurface Pro Xが登場、新x64エミュレータも11月に提供予定
画面がちょっと大きくなったSurface Go 2はWindows PCサブ機の有力候補

カテゴリー:ハードウェア
タグ:Arm(企業)Windows 10(製品・サービス)Qualcomm / クアルコム(企業)Snapdragon(製品・サービス)Lenovo / レノボ(企業)日本(国・地域)

マイクロソフトが「Windows 10 Insider Preview」最新ビルドでフォルダーアイコンを刷新

マイクロソフトが「Windows 10 Insider Preview」最新ビルドでフォルダーアイコンを刷新

Microsoft

Microsoftは3月24日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview参加者向けの最新ビルド21343をリリースしました。このリリースでは、ファイルエクスプローラーで表示されるシステムアイコンの多くが、新しいデザインに置き換わっています。

Microsoftは2020年から、Windows 10のアイコンデザイン更新を続けており、すでに多くのアプリアイコンが変わっています。新ビルドでのシステムアイコン変更はれに続くもので、Microsoftは、これにより次のステップに進んだ、としています。

Windows 10のアイコンが『脱フラットデザイン』。カラフルな新アイコンに

同ビルドでは、デスクトップやドキュメント、ダウンロード、ピクチャーなどのシステムフォルダも更新され、これにより一目で区別しやすくなったとしています。

たしかに、これまでは黄色いフォルダアイコンの横に個別の機能を示す絵が入ったデザインだったため、ぱっと見では区別が難しいこともありました。とはいえ、新デザインも慣れるまではどれが何のアイコンなのか、悩むことが増えそうです。

マイクロソフトが「Windows 10 Insider Preview」最新ビルドでフォルダーアイコンを刷新

Microsoft

なお、デザイン変更に伴い、黄色いフォルダの向きも縦向きから横向きに変わっています。そろそろ元ネタである紙のフォルダを知らない人も増えていそうですが、当面はこのデザインが続くようです。保存ボタンのフロッピーディスクと共に、1つのデザインとして残っていくのかもしれません。

このほか、ファイルタイプのアイコンやゴミ箱のアイコンも新しいものになっています。Microsoftは今後も、さらに多くのアイコンを更新していくとのことです。

なお、このビルド21343にアップデートすると、クイックアクセスに固定していたものがすべて表示されなくなるとのことなので、そもそもInsider向けとはいえ、導入には注意が必要です。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

関連記事
Microsoft Edgeの起動が高速に、バーティカルタブが利用可能に
マイクロソフトがワークフローを自動化するPower Automate DesktopをWindows 10ユーザーに無料で公開

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Windows(製品・サービス)Windows 10(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)日本(国・地域)

マイクロソフトがワークフローを自動化するPower Automate DesktopをWindows 10ユーザーに無料で公開

米国時間3月2日、Microsoft(マイクロソフト)はPower Automate DesktopをWindows 10ユーザーに無料で公開すると発表した。Power Automate Desktopはデスクトップベースのワークフローを自動化するエンタープライズレベルのツールだ。Power Automate DesktopはMicrosoftが「Attended RPA」と呼ぶソリューションだが、強力なマクロレコーダーのようなものと考えられる。複数のアプリケーションにわたるフローを構築するのに役立つ370のアクションがあらかじめ用意されているが、真価は何度も繰り返し実行する時間のかかるタスクを自動化するためのオリジナルのスクリプトを作れることにある。

Power Automate Desktopは2020年9月に発表された。2020年前半にMicrosoftがSoftomotiveを買収したことがベースにあるが、MicrosoftはSoftomotiveのテクノロジーを拡張し自社のスタックと深く統合してきた。

関連記事:マイクロソフトがビジネスパーソンが使えるワークフロー自動化ツールPower Automate Desktopを発表

Power Automate Desktopを試してみたいユーザーは現時点でMicrosoftからダウンロードできるが、今後数週間のうちにMicrosoftのInsider Builds for Windows 10に含まれ、最終的にはWindows 10に組み込まれて標準のWindows Homeエディションで利用できるようになる。これまでPower Automate Desktopの1ユーザーあたりのライセンス料は1カ月15ドル(約1600円)からとなっていた。

画像クレジット:Microsoft

MicrosoftのPower Platformエンジニアリング担当コーポレートバイスプレジデントであるCharles Lamanna(チャールズ・ラマンナ)氏は筆者に対し「Power Platformですべての人にとって開発を民主化したいというミッションを持っています。これはもちろん誰もが利用できるプロダクトを作るという意味で、Power Appsでアプリケーションを作るにしてもPower Automateで自動化するにしても、つまりノーコード/ローコードということです。しかしもう1つ重要なことがあります。典型的なPCユーザーに自分が開発者になれると思ってもらえるような想像力をどのようにして広げるかということです」と語った。

今回の移行に関しラマンナ氏は、ライセンスにまつわる面倒を解消し、Windowsユーザーに対して自分でbotを作りタスクを自動化できるというメッセージを送ることになると考えている。同氏は「特にマクロレコーダーのような記録機能に関して我々が設計した方法、そして我々の経験により、ユーザーはループやクリックするアプリやテキストボックスのことを考えることなく、ただ記録して実行できます」と述べた。

関連記事
マイクロソフトがExcelの数式からヒントを得たオープンソースの新ローコード言語「Power Fx」発表
Microsoft AzureがNoSQLのApache Cassandraマネージドインスタンスを提供開始

Microsoft Ignite 2021

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:MicrosoftMicrosoft Ignite 2021Windows 10Power Automate DesktopPower Automate

画像クレジット:Kena Betancur/VIEWpress/Corbis / Getty Images
画像クレジット:spooh / Getty Images

原文へ

(文:Frederic Lardinois、翻訳:Kaori Koyama)