Galaxy Note20 Ultra 5GはApple Pencil&iPadユーザーにこそぜひ1度試してほしい

auはスタイラスペンを内蔵するサムスン製6.9型Androidスマホ「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」(Note20 Ultra)を10月15日に発売した。さらにサムスンは、折り畳みディスプレイを採用した「Galaxy Z Fold2 5G SCG05」、「Galaxy Z Flip 5G SCG04」の2モデルも11月4日にリリース済みだ。

スタイルの異なる複数のフラッグシップ級端末を市場に投入しており、スマホ世界シェア1位のサムスンならではの布陣といえるだろう。

今回、Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06を個人的に購入したので、その実機レビューをお届けしよう。

au「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」税込15万9830円

au「Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06」税込15万9830円

処理性能はトップクラス、カメラは「Galaxy S20 Ultra」のほうが上

Note20 UltraはOSに「Android 10」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 865 Plus」を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は256GBを搭載し、最大1TBのmicroSDXCメモリーカードを装着可能だ。

ディスプレイは「ダイナミックAMOLED 2X Infinity-O Display」と名づけられており、解像度はQuad HD+(3088×1440ドット)、ピーク輝度は1500cd/m2、色域はDCI-P3カバー率100%、リフレッシュレートは120Hzを実現している。ゲーミングスマホ顔負けだ。

ディスプレイは最大2mの高さからの落下に耐える新ゴリラガラス「Corning Gorilla Glass Victus」でカバーされている

ディスプレイは最大2mの高さからの落下に耐える新ゴリラガラス「Corning Gorilla Glass Victus」でカバーされている

背面(アウト)カメラは超広角(1200万画素、F2.2、1.4μm、120度)、広角(1億800万画素、F1.8、0.8μm、79度、OIS)、望遠(1200万画素、F3.0、1.0μm、20度)。また前面(イン)カメラは「1000万画素、F2.2、1.22μm」という構成。「Galaxy S20 Ultra」とカメラの構成が似ているが、Galaxy S20 Ultraは望遠が4800万画素、インが4000万画素で、アウトに深度測位カメラが装備されている。同じ「Ultra」なのだから、カメラスペックは同等であってほしかった。

通信機能は5G(Sub6/ミリ波)/4G LTE/WiMAX 2+、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0をサポート。ちなみに、Galaxy Z Fold2 5G SCG05とGalaxy Z Flip 5G SCG04はミリ波には対応していない。

本体サイズは約165×77×8.1~10.8mm、重量は約208g。4500mAhのバッテリーを内蔵しており、連続通話時間は約1790分、連続待受時間は約430時間。防水IPX5/IPX8および防塵IP6Xで、最大水深1.5mで約30分間端末を保護するとうたわれている。

「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」はおサイフケータイ非対応だが、Note20 Ultraはサポート。またワイヤレス充電に対応し、ほかのデバイスを充電することも可能だ

「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」はおサイフケータイ非対応だが、Note20 Ultraはサポート。またワイヤレス充電に対応し、ほかのデバイスを充電することも可能だ

本体上面にはSIMカード/microSDメモリーカードトレイ、本体下面にはUSB Type-C端子とSペン用のスロットがある

本体上面にはSIMカード/microSDメモリーカードトレイ、本体下面にはUSB Type-C端子とSペン用のスロットがある

本体右側面にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されている

本体右側面にはボリュームボタンと電源ボタンが配置されている

  • プロセッサー(SoC):Qualcomm Snapdragon 865 Plus 5G Mobile Platform
  • ディスプレイ:6.9インチ Dynamic AMOLED 2X Infinity-O(有機EL)、DCI-P3カバー率100%、最大1500nit、リフレッシュレート120Hz可変、Corning Gorilla Glass Victus
  • 最大解像度:Quad HD+(3088×1440ドット)
  • 背面カメラ(アウトカメラ):超広角:約1200万画素(F2.2)、広角:約1億800万画素(F1.8、OIS)、望遠:約1200万画素(F3.0)
  • 前面カメラ(インカメラ):1000万画素(F2.2)
  • 通信機能:5G(sub6/mmWave)、4G LTE、WiMAX2+、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0
  • サイズ/重量:高さ165×幅77×厚さ8.1(最厚部10.8)mm、重量208g
  • 連続通話時間:約1790分
  • 連続待受時間:約430時間
  • 防水・防塵:防水IPX5/IPX8、防塵IP6X
  • OS:Android 10

SペンはタブレットPCや2in1 PCを含めても最高レベルの書き味

Note20 Ultra最大の売りであるSペンの使い心地は、タブレットPCや2in1 PCなどを含めても最高レベルだ。9ミリ秒のレイテンシー(遅延)、4096段階の筆圧検知などのスペックだけでなく、ペン先の摩擦感が絶妙。繊細な描線も操れるペン先に仕上げられている。

書き味は軟らかいが滑りがいい。不満はペン先を交換できないことぐらいだが、「Sペン SC03P」はau Online Shopや家電量販店で税込み2970円で購入可能だ

書き味は軟らかいが滑りがいい。不満はペン先を交換できないことぐらいだが、「Sペン SC03P」はau Online Shopや家電量販店で税込み2970円で購入可能だ

前モデルと比較したわけではないものの、手書きメモのテキストデータ化の精度は非常に高い。筆者はかなりの悪筆だが、それでも正確に認識してくれた。手書きメモは手軽な反面、あとでデータ化するのが面倒。Note20 Ultraなら、もうちょっと崩して書いても手直しは最小限で済みそうだ。

このようにかなりはしょった文字でも正確に認識してくれる

このようにかなりはしょった文字でも正確に認識してくれる

現時点のAndroidスマホの中でトップクラスの処理性能

Note20 Ultraは、Androidスマホ用としては最新のSoC「Qualcomm Snapdragon 865 Plus」を搭載しており、定番ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは「607562」を記録した。

記事執筆時点のAnTuTu Benchmarkのランキングでは「ROG Phone 3」が「642671」でトップ。Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06は4位となった。とはいえ、現時点のAndroidスマホの中でトップクラスの処理性能を備えていることは間違いない。

定番ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは「607562」。CPU/GPUベンチマーク「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは「3284」。3Dベンチマーク「3DMark」のSling Shot Extreme - OpenGL ES 3.1のスコアは「7595」

定番ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは「607562」。CPU/GPUベンチマーク「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは「3284」。3Dベンチマーク「3DMark」のSling Shot Extreme – OpenGL ES 3.1のスコアは「7595」

ただ、これだけの処理性能を備え、120Hz対応ディスプレイを搭載しているのに、「PUBG MOBILE」で「90fps」の選択肢が表示されなかった。どうやらアプリ側がまだ対応していないようだ。メジャーなゲームで端末本来の性能が発揮できるように、サムスン側から各ゲームメーカーに働きかけてほしいところだ。

デフォルトのリフレッシュレートは60Hzだが、「設定→ディスプレイ→動きの滑らかさ」で「最適化(120Hz)」を選択できる

デフォルトのリフレッシュレートは60Hzだが、「設定→ディスプレイ→動きの滑らかさ」で「最適化(120Hz)」を選択できる

PUBG MOBILEでクオリティを「スムーズ」に下げても、フレーム設定に「90fps」の項目が表示されなかった(10月29日時点)

PUBG MOBILEでクオリティを「スムーズ」に下げても、フレーム設定に「90fps」の項目が表示されなかった(10月29日時点)

5Gの通信速度についてはさいたま新都心で計測を実施してみたが、「さいたまスーパーアリーナ」前の広場で下り744.23Mbps、上り94.13Mbpsを記録した。通信速度は大満足だが、現時点ではあまりにもエリアが限定的すぎる。急ピッチでエリアが拡大されることを強く望みたい。

早朝に計測したら下り744.23Mbps、上り94.13Mbpsという通信速度を記録したが、時間帯によってどのように変化するのか、別の端末のレビューの際に試してみたいと思う

早朝に計測したら下り744.23Mbps、上り94.13Mbpsという通信速度を記録したが、時間帯によってどのように変化するのか、別の端末のレビューの際に試してみたいと思う

一部スペックが落とされていてもカメラ画質はハイレベル

Note20 Ultraは、Galaxy S20 Ultraよりカメラスペックは一部低いものの、実際に使ってみるとほとんど気にならなかった。50倍デジタルズームはスペック競争のための倍率で、光学5倍の望遠カメラを搭載しているからこそ、10倍デジタルズームで実用レベルの画質が実現されている。

ほかのハイエンドスマホと比べると色を誇張しすぎているきらいはあるものの、オートで撮って映える画になるのだから歓迎する方のほうが多いはずだ。

超広角カメラで撮影

超広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

望遠カメラ(光学5倍)で撮影

望遠カメラ(光学5倍)で撮影

望遠カメラ(10倍デジタルズーム)で撮影

望遠カメラ(10倍デジタルズーム)で撮影

望遠カメラ(50倍デジタルズーム)で撮影

望遠カメラ(50倍デジタルズーム)で撮影

広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06というより、Galaxyシリーズのハイエンドモデル共通の長所として特筆しておきたいのが夜景モードの画質。白飛びを強力に抑え、明るく点灯している看板や外灯も綺麗に撮影できる。夜景モードは実際の光景を改変していると嫌う方もいるかもしれないが、忠実さはプロモードで追求できる。各種モードは手軽さにこそ価値があると筆者は考える。

広角カメラ(ナイトモード)で撮影

広角カメラ(ナイトモード)で撮影

Apple PencilとiPadが手放せなくなっている方にこそ、ぜひ試してほしい端末

今回の記事はハードウェア面を中心にレビューしたが、Note20 Ultra最大のアドバンテージはソフトウェア面。サムスンは、日本では2012年4月に発売した初代「GALAXY Note SC-05D」からペン内蔵スマホのノウハウを蓄積しており、ペンを抜けばすぐ一番新しいページにメモできる「画面オフメモ」など、紙のメモ帳を超える使い勝手を実現していると思う。Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06は、Apple PencilとiPadの組み合わせが手放せなくなっている方にこそ、ぜひ1度試してほしいAndroidスマホだ。Galaxy Note20 Ultra 5G SCG06

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タグ:Samsung / サムスンSamsung Galaxyガジェットスマートフォンレビュー

サムスンの新しい試み「折り畳みスマホ」は定着するか? 第1世代「Galaxy Fold」を振り返る

サムスンの新しい試み「折り畳みスマホ」は定着するか? 第1世代「Galaxy Fold」を振り返る

まだまだ特殊なデバイスという位置づけではあるものの、折り畳みスマートフォンが拡大している。サムスンはGalaxy Zシリーズとして折り畳みスマートフォンを複数ラインナップしており、その第1弾となった製品が「Galaxy Fold」だ。当初は「Z」が付かなかったので、シリーズ化するかどうか決まっていなかったのかもしれない。日本ではauから発売され、後継機種の「Galaxy Z Fold2」発売も目前に迫っている。

まずは第1世代「Galaxy Fold」を振り返り、どのような解決がなされたのか、後日「Galaxy Z Fold2」のレビューを掲載しよう。

欠点は多いものの、触っていてとにかく楽しい

Galaxy Foldは、メインディスプレイを内側に折り込むブックスタイルの折り畳みスマートフォン。折りたためばスマートフォン、開けばタブレットとして使えるというのが特徴だ。他社にはディスプレイを表にして山型に折り込む端末もあるし、1枚のディスプレイを折りたたむのではなく、ふたつの画面を重ね合わせるタイプもある。Foldのスタイルは、折りたたむとカバーディスプレイを一般的なスマートフォンライクに使えるようになる。このあたりはそれぞれ一長一短あるものの、Foldの場合メイン画面は内側に収めて保護する形になるため安心できるという点はメリットだろう。

閉じた状態。ちょっと画面の小さいスマートフォン

閉じた状態。ちょっと画面の小さいスマートフォン

開くとタブレットに早変わり

開くとタブレットに早変わり

スマートフォンとしては分厚い。折り畳みの宿命ではあるが、約15.7mm(最厚部17.1mm)とどうしてもスマホ2台分ぐらいの厚みになってしまう。厚みを除くと、縦160.9×62.8mmと約細身のボディは普通のスマートフォンより持ちやすく、握りしめるという感触になる。

閉じた状態だと、約15.7mm(最厚部17.1mm)と当然2倍の厚さになる

閉じた状態だと、約15.7mm(最厚部17.1mm)と当然2倍の厚さになる

細身なことも手伝って、握りしめる感じはそれほど持ちにくくない

細身なことも手伝って、握りしめる感じはそれほど持ちにくくない

ただ、スマートフォンとして使われるカバーディスプレイの画面サイズは4.6インチと小さい。本体の中心に小窓のようにあるディスプレイは、スマートフォンというよりもサブディスプレイという印象だ。

このあたりはGalaxy Foldの大きな弱点。一見コンパクトスマートフォンに見えるものの、その実態は分厚いボディとなっており、画面サイズとしては4.6インチしかないのはやはり使い勝手が悪い。

スマートフォン側でアプリを開いた状態で本体を開くと、その時開いていたアプリがタブレット側でも開いた状態になる。画面が小さいと感じた場合は、開いてタブレット状態にしてメイン画面を利用すればいいのだが、やはりそれはそれで一手間かかる。スマートフォンとして完結できるのであればそれに越したことはない。

メインディスプレイで開いていたアプリは設定をすればそのままカバーディスプレイに移行できる

メインディスプレイで開いていたアプリは設定をすればそのままカバーディスプレイに移行できる

タブレットモードになると、画面サイズは7.3インチというサイズ。タブレットというにはやや小さいが、それでもスマートフォンよりはるかに大きい大画面が楽しめる。

タブレットモードで横持ち。一般的なタブレットのように見える

タブレットモードで横持ち。一般的なタブレットのように見える

画面を開いたタブレット状態なら厚みは6.9mmと薄くなる。276gという重さもタブレットと考えれば軽量だ。2152×1536ピクセルのディスプレイの画面比率(アスペクト比)ほぼ4:3なので、動画だと上下の黒帯が大きくなるものの、画像の閲覧にはちょうどいい。電子書籍にも向いているだろう。横持ちして2画面表示していると、ちょうど文庫本やラノベ(A6判。105✕148mm)を読むぐらいの感覚だ。

タブレットにすれば一般的な厚み。側面には音量ボタン、電源ボタン、指紋センサーが並ぶ

タブレットにすれば一般的な厚み。側面には音量ボタン、電源ボタン、指紋センサーが並ぶ

背面から見たところ

背面から見たところ

ただ、インカメラをデュアルカメラにするなど、ノッチが大きめになっているのは気にかかるところ。デュアルカメラにもメリットはあるが、ディスプレイサイズを小さくしてまで搭載するのは本末転倒だろう。

やや内側に反ったデザインとなっており、中央の折り目は角度によっては目立つし、触るとへこみも感じるが、使っていて致命的な問題には感じない

やや内側に反ったデザインとなっており、中央の折り目は角度によっては目立つし、触るとへこみも感じるが、使っていて致命的な問題には感じない

とはいえ、スマートフォンサイズで持ち歩けて、タブレットの画面サイズで動画や画像などのコンテンツを楽しめるというのは得がたい体験だ。やはり持ち運びやすさというのは大きなメリットで、必要に応じて画面サイズを変えられるのもいい。

タブレットとして、複数のアプリを同時起動もできる。3つのアプリまでを並べる機能を備えているが、快適に使うにはやや画面サイズが足りない。それでも、使いようによっては便利で、必要なときにこうした使い方ができるのは折り畳みスマートフォンならでは。

  1. 3つのアプリを並べたところ。この配置は固定。縦に並んだ2つは小さいので見にくいが、通常のスマートフォンで2分割にして使うと考えれば困らない。左側の縦に長く配置できるアプリは、スマートフォンの通常の1画面と同様なので、配置を工夫すれば使いやすくなる
  2. アプリはドラッグ&ドロップで配置を入れ替えられる

「閉じる」「開く」という動作は、スマートフォン以前のフィーチャーフォンの折り畳みケータイっぽくて、なんとなく開け閉めをしてしまう。閉じた状態で爪を差し込むようにするとカパッと開き、開ききる直前に軽く力を入れるとパチッと平らになる。つい、開け閉めを繰り返したくなる感覚だ。

残念なのは、開いている途中で角度が固定できない点。ノートPCのような使い方はできない。

新たなデバイス、新たなチャレンジに踏み出せるサムスンへの期待

こうしてみると、予想通りというか、欠点は少なくない。

Galaxy Foldは、スマートフォンを使っている最中にタブレットに持ち替えるといった、2台持ち状態よりは手軽だ。ただその場合、より使いやすいスマートフォン、より大画面のタブレットを使い分けられるのに比べて、一体型はいろいろとガマンしなければならない面が多くなる。また、20万円を超える高額のデバイスは、おいそれと手が出るものでもない。

ただ、こうしたチャレンジができる点はサムスンの強みだ。曲げられるディスプレイは新たなデバイスにも生かされるだろうし、折り畳みは何より楽しい。これがスマートフォンの主力になるとは考えにくいものの、今後新たなデバイスへのチャレンジという将来性を期待させるた製品がGalaxy Foldだった。

ハードウェア的な進化が少ない昨今のスマートフォンにおいて、2世代目も登場したGalaxy Fold。Galaxy Z Fold2でも、サムスンによる新たな使い方、新たな提案に期待したい。

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「AnTuTu」60万超え、約6万1000円から購入できるゲーミングスマホ「RedMagic 5S」

Nubia Technologyは5G対応ゲーミングスマホ「RedMagic 5S」を9月2日に発売した。RedMagic 5Sは「RedMagic 5」の後継モデル。プロセッサーやディスプレイなどの基本スペックに変更はないが、拡張冷却アタッチメント「Ice Dock」(44.9ドル。約4700円)が用意されたことが大きな進化点だ。今回は残念ながらIce Dockを借用できなかったが、RedMagic 5Sのゲーミングスマホとしての実力をチェックしていこう。

Nubia Technology「RedMagic 5S」は価格579ドル(約6万600円)から。日本でもメーカー直販サイトから購入可能。技適も取得されている

Nubia Technology「RedMagic 5S」は価格579ドル(約6万600円)から。日本でもメーカー直販サイトから購入可能。技適も取得されている

これはIce Dockのイメージ画像。実際には本体はブラックで、ロゴはレッド。給電用USB Type-Cとヘッドフォンを挿すための3.5mmヘッドフォン端子が用意されている。なおNubiaは、「PUBG」をプレイした際に47.8度から40.5度へとマイナス7.3度の冷却効果があったとうたっている

これはIce Dockのイメージ画像。実際には本体はブラックで、ロゴはレッド。給電用USB Type-Cとヘッドフォンを挿すための3.5mmヘッドフォン端子が用意されている。なおNubiaは、「PUBG」をプレイした際に47.8度から40.5度へとマイナス7.3度の冷却効果があったとうたっている

5G対応スマホだが日本国内で利用できるのは4Gまで

まずスペックを解説する前に最初に注意事項をお伝えする。RedMagic 5Sは5G対応スマホだが日本国内で利用できるのは4Gまで。技適は「デバイス情報→Certification Mark」で確認できるが、5Gの周波数帯は未取得のため「電波法により5.3GHz帯は屋内使用に限ります」と記載されている。

RedMagic 5も同様の仕様だったが、日本国内で本格的に普及を目指すのなら、5Gの周波数帯についても技適を取得してほしい

RedMagic 5も同様の仕様だったが、日本国内で本格的に普及を目指すのなら、5Gの周波数帯についても技適を取得してほしい

それではスペック解説に話を戻そう。本製品はOSにAndroid 10をベースにした「Red Magic OS V3.5」、プロセッサーに「Qualcomm Snapdragon 865 5G」を採用。モデルは2機種で、メモリー8GB/ストレージ128GBを搭載した「Sonic Silver」(579ドル。約6万600円)、メモリー12GB/ストレージ256GBを搭載した「Pulse」(649ドル。約6万8000円)が用意されている。

左がSonic Silver、右がPulse

左がSonic Silver、右がPulse

ディスプレイは、6.65インチFHD+ 有機EL(1080×2340ドット、387.5ppi、輝度600cd/平方m、色域DCI-P3カバー率100%、コントラスト比100,000:1、リフレッシュレート144Hz、タッチサンプリングレート240Hz、ディスプレイ内指紋認証センサー)を搭載。コーニングの強化ガラス「2.5D Corning Gorilla Glass」を採用している。

背面カメラは広角(6400万画素、f/1.8、0.8μm、78.3度)、超広角(800万画素、f/2.2、1.12μm、120度)、マクロ(200万画素、f/2.4、1.75μm、78度)を搭載。望遠カメラは搭載されていないが、最大10倍のデジタルズームに対応している。また前面カメラは800万画素、f/2.0、1.12μm。

通信機能は5G/4G/3G/2G、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1、NFCに対応。また、USB Type-C端子からのHDMI映像出力をサポートしている。

本体サイズは168.56×78×9.75mm、重量は218g。ボディー材質は、フレームは金属製で、バックカバーがガラス製だ。バッテリーは4500mAhを搭載。同梱されているACアダプターは18W仕様だが、55W仕様のUSB Power Delivery対応充電器を使えば40分でフル充電可能とうたわれている。

  1. ディスプレイ上部、本体下部にステレオスピーカーを内蔵。背面の「REDMAGIC(Ag)」と書かれたパーツは、Ice Dock装着時に本体内を効率的に冷却するためのプレート「ICE Ag silver plate」だ
上部にはノイズ除去マイク、3.5mmヘッドフォンジャック、下部にはステレオスピーカー、USB Type-C端子、マイク、SIMカードトレイを配置

上部にはノイズ除去マイク、3.5mmヘッドフォンジャック、下部にはステレオスピーカー、USB Type-C端子、マイク、SIMカードトレイを配置

右側面にはショルダーボタン(左)、排気口、ボリュームボタン、電源ボタン、ショルダーボタン(右)、左側面にはドックピン、ゲームマイク、吸気口、ゲームブーストモードスイッチが配置

右側面にはショルダーボタン(左)、排気口、ボリュームボタン、電源ボタン、ショルダーボタン(右)、左側面にはドックピン、ゲームマイク、吸気口、ゲームブーストモードスイッチが配置

SIMカードはnanoSIMカードを2枚装着できる

SIMカードはnanoSIMカードを2枚装着できる

パッケージには、本体、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、ソフトケース、クイックスタートガイド、ワランティーカードが同梱されている

パッケージには、本体、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、ソフトケース、クイックスタートガイド、ワランティーカードが同梱されている

「AnTuTu Benchmark」で「618633」という高スコアを記録

RedMagic 5Sは、ゲーミングスマホとしての性能はトップクラスだ。ゲームブーストモードをオンにした後、「Game Enhancement」を「Super performance」に設定して総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」を実行してみたところ、軽く大台を超えて「618633」という高スコアを記録した。

ただし記事執筆時点のランキングでは1位となったものの、ASUSの最新ゲーミングスマホ「ROG Phone 3」は冷却ファン「AeroActive Cooler 3」を装着した状態で「657870」を記録している。やはりRedMagic 5SでもIce Dockを装着して、再計測したいところだ。

拡張冷却アタッチメントのIce Dockなしで「618633」という高スコアを記録した

拡張冷却アタッチメントのIce Dockなしで「618633」という高スコアを記録した

ゲームは「PUBG」をプレイしてみたが、クオリティを「スムーズ」に設定すれば、90fpsでプレイできた。144Hzのディスプレイの真価を発揮できないが、90fpsでも十分ヌルヌルとした描画で快適にプレイ可能だ。

なお、「Real Racing 3」「DEAD TRIGGER 2」「Bullet Force」「Vainglory」などは144Hz表示に対応しているが、今回プレイした「PUBG」だけでなく、「FORTNITE」「Call of Duty : Mobile」などのS級タイトルは非対応。ゲームメーカーは発熱や消費電力に配慮しているのかもしれないが、ゲーミングスマホの性能が大きく向上しているので、ぜひそれに合わせてフレームレートの上限を上げてほしいと思う。

PUBGでクオリティを「スムーズ」に設定すると、FPS設定に「90fps」の項目が現われる

PUBGでクオリティを「スムーズ」に設定すると、FPS設定に「90fps」の項目が現われる

左右ショルダーボタンは画面上の任意の位置に割り当てられる。感度設定やバイブレーションフィードバックも選択可能

左右ショルダーボタンは画面上の任意の位置に割り当てられる。感度設定やバイブレーションフィードバックも選択可能

ショルダーボタンは操作できる画面上のボタンが固定されるが、ゲームコントローラー感覚で簡単に4本指操作が可能だ

ショルダーボタンは操作できる画面上のボタンが固定されるが、ゲームコントローラー感覚で簡単に4本指操作が可能だ

日常使いのスマホとして十分活用できるカメラ画質

カメラは超広角、広角、マクロ、フロントという構成。画質は基本的に良好だと思う。特にナイトモードは明るく、ノイズも少なめで、白飛びも抑えられていた。10倍デジタルズームは大画面で見るとアラが目立つが、個人的には11インチ前後の画面で見るなら許容範囲だ。日常使いのスマホとして十分活用できるカメラ画質に達していると思う。

超広角カメラで撮影

超広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

広角カメラで撮影

10倍デジタルズームで撮影

10倍デジタルズームで撮影

マクロカメラで撮影

マクロカメラで撮影

ナイトモードで撮影

ナイトモードで撮影

5Gの技適未取得、不十分な日本語化が残念だが、ゲーム性能は申し分なし!

579ドル(6万1000円前後)からAuTuTu Benchmarkで60万超えのマシンが手に入るのだから、コスパは圧倒的だ。日本国内で5Gを屋外で利用できない点、そして日本語化が不十分な点さえ納得できるのなら、比較的安価に購入可能な最新ゲーミングスマホとして魅力的な選択肢と言えよう。

RedMagic 5Sを試用中に、中国語のメッセージが表示されることもあった。せめて英語でメッセージが表示されるようにソフトウェアアップデートを実施してほしい

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中国の第3四半期スマホ出荷台数が減少、新型コロナのリバウンド需要続かず

中国は、初期の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックから真っ先に立ち直った主要スマホ市場だった。厳しいロックダウン措置により、中国は新型コロナ第1波期間に比較的早く回復でき、他の国よりもスマホ出荷が戻り始めていた。

しかし第3四半期に再び減少し始めた。Canalysが発表したデータでは、前期比8%減となった。2019年同期比では15%減だ。長らく業界最大手として君臨してきたHuawei(ファーウェイ)の減速について、同社が現在も米政府との間に問題を抱えている点をCanalysは指摘している。そうしたHuaweiの困難は、Huaweiに次ぐメーカーであるVivo(ビボ)とOppo(オッポ)にカスケード効果をもたらした。

画像クレジット:Canalys

「Huaweiは、8月17日の米国による制裁を受けてスマホ出荷制限を余儀なくされました。制裁により第3四半期はチャンネルに空白が生じました。これは競合他社にはなかったものです。Huaweiは2016年にマーケットの主導権を握って以来、最も困難な状況に直面しています」とアナリストのMo Jia(モ・ジア)氏はリリースで述べた。「米政権の姿勢が変わらなければ、Huaweiは(Harmony)OSとソフトウェアエコシステムの構築にフォーカスし、事業戦略の転換を試みるでしょう。中国政府はグローバルプラットフォームに代わる国産のものを育てたがっています」。

Huaweiの中国本土におけるスマホ出荷台数は前年同期比18%減となった。VivoとOppoの出荷台数も減り、それぞれ前年同期比13%減と18%減だ。Xiaomi(シャオミ)は前年同期比19%増で、第3位との差を縮めた。一方、Apple(アップル)はiPhone 12の発売がずれ込んだにもかかわらず比較的堅調だった。Huaweiが引き続き困難に直面していることで競争が和らいだのかもしれない。

アナリストのNicole Peng(ニコール・ペン)氏は5G対応端末の導入でアップルは堅牢な立場にあると指摘し、「アップルにとってiPhone 12シリーズは中国本土においてゲームチェンジャーとなると予想されます。中国で販売されているスマホのほとんどがいまや5G対応ですが、アップルは大きな隔たりを埋めつつあり、累積している新5G端末需要は大きなものとなるでしょう」と話した。

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(翻訳:Mizoguchi

Mophieがスマホの背面に付けるモジュールタイプのワイヤレスバッテリーを発売

Mophieは長年バッテリーケースのメーカーだったが、いまではZaggやBraven、iFrogzそれにInvisibleShieldなどと並ぶ各種スマートフォンアクセサリーの企業になっている。同社の新製品Juice Pack Connectは、充電器、バッテリーカテゴリーのアクセサリーだが、モジュールタイプでバッテリーパックを滑らせて取り付けることができる。

価格は80ドル(約8400円)で、5400mAhのバッテリーとスマートフォンを支えるリング状のスタンドが付属する。今後、追加モデルが出ることもあるだろうが、現状における最大のセールスポイントはアドオンというよりも、不要なときにこのバッテリーパックをケースから外せることだ。

画像クレジット:Mophie

以前、OtterBoxItのuniVERSEケースという同様のモジュールタイプの製品があったが、Juice Pack Connectは標準規格Qiを採用し、バッテリーをスマートフォンのポートに接続しなくてもQiで充電できるという大きな利点がある。

Mophieの製品は、決して安価ではない。また本製品はMagSafe対応していない。その代わり、アドオンのバッテリーは粘着剤でケースに取り付ける(ケースは充電が可能な十分薄いものである必要がある)。利点は多くの種類のスマートフォンで利用できることで、複数世代のiPhoneや、Samsung(サムスン)のGalaxyシリーズ、Google(グーグル)のPixelシリーズなど、ワイヤレス充電対応のモデルであればOKだ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:MophieバッテリースマートフォンQi

画像クレジット:Mophie

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

1990年中盤以降生まれのZ世代は非ゲームアプリを月4.1時間使用、モバイルで最もパワフルな消費者に

1990年代中盤、後半以降に生まれたZ世代の消費者が、どのようにスマートフォンやモバイルアプリを利用しているのかを掘り下げた新たなレポートがApp Annieから発表された。2020年第3四半期に集められたデータによると、Z世代ユーザーは、人気の非ゲームアプリに1カ月あたり平均4.1時間費やしていて、これは上の世代よりも10%長い。Z世代ユーザーはまた、上の世代より頻繁にアプリを利用し、ユーザー1人あたりの非ゲームアプリのセッションは20%長く、1つのアプリのセッション数は1カ月に120回だ。

アプリ利用状況についてのこのデータはZ世代に照準を当てたものだが、米国、英国、ブラジル、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、メキシコ、韓国、トルコというマーケットに絞っているため完全な分析ではない。また、Android端末からのデータのみを使用しているため全体像は描けていない。

レポートによると、Z世代は上の世代よりもゲームの利用が多いが、使用時間ほど頻繁にゲームにアクセスしてはいない。25才以上の世代は実際には、最も使用するゲームに関しては20%以上長く時間を費やし、アクセス回数は10%多い。Z世代そしてZ世代より上の世代も、非ゲームアプリよりもゲームにより多くの時間を費やしている。

データは、一部の市場におけるプリインストールされたAndroidアプリを除く、MAU別のゲーム以外のアプリトップ25に焦点を当てている。(画像クレジット:App Annie)

Z世代ユーザーが利用するゲームの中で突出しているのは、カジュアルアーケードゲームのAmong Usだ。これはチームを基本とするマルチプレイヤー機能とTwitchストリームによるものであり、世界で3番目に多くプレイされているゲームになった。共和党議員Alexandria Ocasio-Cortez(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)氏が10月20日夜にTwitchでゲームをした(未訳記事)とき、ピーク時には43万5000人が視聴し、これまでで最大のTwitchストリームの1つになった。

その他、Z世代に人気のゲームはCandy Crush SagaやToon Blastのようなパズルゲーム、PUBG MobileやFree Fireといったアクションゲーム、Minecraft Pocket EditionやRobloxのようなシミュレーションゲームだ。

画像クレジット:App Annie

App Annieはまた、Z世代ユーザーがiOS、Android両方の非ゲーム部門でどういうアプリを好んでいるのかも調べた。

調査が実施された10のマーケットのうち9つのマーケットのZ世代の支持を得ていたのがTikTokとSnapchatだ。Snapは米国時間10月20日に素晴らしい内容の決算を発表したが、決算内容はアナリスト予想を上回り、デイリーユーザー数は4%増の2億3800万人だった。

Discordもまた成長中で、特にフランスで人気だ。パンデミック中、モバイルとリモートのゲームが他の人との関わりにおいて中心的役割を果たすようになったためだ。

画像クレジット:App Annie

エンターテインメントアプリとしては、10マーケット中6つのマーケットでTwitchが最も人気だったが、日本では動画配信サービスniconico(ニコニコ)が人気だった。

App Annieによると、ファイナンスやショッピングアプリはまだZ世代に幅広く受け入れられていないが、有望株であることが示されている。

画像クレジット:App Annie

Z世代に人気のファイナンスアプリはほとんどないが、Z世代はVenmoやMonzo、DANAのようなノンバンク系のフィンテックアプリを活用する傾向がある。韓国ではローンや保険、クレジットを提供しているP2P決済アプリのTossが人気だった。

一方でZ世代に人気のファッションアプリは、Shein、ASOS、Shopee、 Mercariだった。

全体的に、アクティブなZ世代ユーザーは分析対象となったマーケットで大きな存在になりつつある。インドネシアやブラジルのような新興マーケットでは特にその成長は目覚ましい。

画像クレジット:App Annie

Z世代は、モバイルにおいては最もパワフルな消費者世代になりつつある。98%がスマートフォンを所有していて、推定される年間支出額は1430億ドル(約15兆円)だとApp Annieは指摘した。

「Z世代はスマホがない世界を知りません。彼らはまずモバイルを通して世界を見ています」とApp AnnieのCEO、Ted Krantz(テッド・クランツ)氏はレポートに関する声明で述べた。

関連記事:SnapchatのSnapが予想を大幅に上回る収益で第3四半期後、株価急騰

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Z世代スマートフォンアプリ

画像クレジット:Sally Anscombe / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

OnePlus 8Tは高速充電機能と120Hzディスプレイを搭載する堅実なスマホ、約7万8000円で登場

OnePlusは年2回のスマートフォンのリリースサイクルを続けており、米国時間10月23日に8Tを発表した。この最新デバイスは2020年4月に登場したOnePlus 8からの大幅なアップグレードではないが、最も堅実なAndroidスマートフォンを手頃な価格で提供するという、同社の長年の伝統を引き継いでいる。ここ数年、少しずつ価格は上昇しているが、749ドル(約7万8000円)という価格は、8Tの性能を考えればかなり良い。

今回の大きなアップデートは、6.55インチディスプレイの120Hzのリフレッシュレートと、Warp Charge 65による超高速充電だ。これにより4450mAhのバッテリー容量が15分で1日使用分、40分弱でフル充電できる。

カメラは全部で4つで、その内訳は4800万画素メイン(光学手ぶれ補正機能内蔵)、1600万画素(超広角)、さらにマクロレンズとモノクロレンズを搭載している。端末は近日、米国で500ドル(約5万2000円)以下の価格で発売される予定のさらに手頃なNordに加わることになる。

OnePlus自身もここ数週間で変革があった。共同ファウンダーのCarl Pei(カール・ペイ)氏は先日、会社を辞めると発表した。「ここ数年、OnePlusだけに注力してきましたが、それ以外はすべて後回しにしてきました」と、ペイ氏はTechCrunchに語っている。「仕事を休んでストレスを解消し、家族や友人と過ごすのを楽しみにしている。そして次は何をするか、私の心に従います」と、ペイ氏はいう。

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タグ:OnePlusスマートフォン

画像クレジット:OnePlus

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

インドの第3四半期スマホ出荷台数が過去最多、新型コロナロックダウンの反動

新たなレポートによると、インドの2020年9月末までの四半期におけるスマートフォン出荷台数が過去最多を記録した。世界第2位のスマホ市場であるインドは、新型コロナウイルスによる最初のロックダウン後はフル稼働していたからだ。

2020年第3四半期にインドでは約5000万台のスマホが出荷され、四半期の出荷台数としてこれは新記録だ。第2四半期の出荷台数は1730万台で(期間の3分の2はロックダウン下にあった)、第1四半期は3350万台だった調査会社Canalysが月29日明らかにした

インドにおけるスマホ出荷第1位の座を2018年後半に獲得したXiaomi(シャオミ)が依然マーケットを支配している。マーケットシェア26.1%を占め、次いでSamsung(サムスン)20.4%、Vivo(ビボ)17.6%、Realme(リアルミー)17.4%と続くとCanalysは説明した。

画像クレジット:Canalys

しかし新型コロナで大きな混乱に見舞われたマーケットはさらにシフトするようだ。調査会社Counterpointは10月18日の週に、Samsungが第3四半期にインドでトップの座を再び獲得したと述べた(Counterpointは2020年10月末にフルレポートを公開予定だ)。

Counterpointによると、Samsungはこのところ積極展開していたオンライン販売が功を奏し、またインドにおける反中国感情の高まりの恩恵も受けた。

インドと中国の地政学的な緊張により、インドの消費者の多くが地元のブランド、あるいは米国や韓国に本社を置くブランドを選ぶようになった。また、中国大企業(今日のマーケットの80%超を牛耳っている)に敗れて5年前に撤退していた地元のスマホメーカーは復活を計画している。

かつてマーケットを支配していたインドのブランドMicromax(マイクロマックス)は2020年10月に、「In」という新しいスマホサブブランドの立ち上げを鋭意進めていると明らかにした。Micromaxの責任者Rahul Sharma(ラフル・シャルマ)氏は、同社が新しいスマホブランドに6790万ドル(約71億円)投資していると述べている。

先週Twitter(ツイッター)に投稿した動画の中で、同氏は中国のスマホメーカーが地元のスマホブランドを追いやった、いまが反撃する時だと話した。「我々の取り組みは『In』スマホで世界のスマホ地図にインドを登場させるということです」と声明で述べた。

インド政府はこのほど、インド国内でのスマホ生産を向こう5年間で増やすための66億5000万ドル(約7000億円)ものインセンティブプログラムにあったスマホや他の電子機器メーカー16社からの申し込みを承認した。Foxconn(フォクスコン)と他のApple(アップル)請負企業2社、Samsung、Micromax、インドブランドのLava(ラヴァ)などがインセンティブを利用できる見込みだ。

Oppo(オッポ)やVivo、OnePlus(ワンプラス)、Realmeといった中国メーカーはリストにない。

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タグ:スマートフォンインド

画像クレジット:Sanjit Das / Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

あらゆるスマホに対応する新しくて完璧な端末固定ソリューション「Mobile by Peak Design」

Kickstarter(キックスターター)のキャンペーンで、続けて成功を収めてきたPeak Design(ピーク・デザイン)が、またまたMobile by Peak Design(モバイル・バイ・ピーク・デザイン)という新製品をひっさげ戻ってきた。カメラ用マウントやパッキングギアの豊かなエコシステムを作り上げてきたこのスタートアップは、まるでApple(アップル)の磁石を使った新しいiPhone用アクセサリー体系MagSafe(マグセーフ)の登場を待っていたかのようなスマートな相互接続システムを打ち出した。しかし、Peak Designの製品はあらゆるスマートフォンとモバイル機器に対応する。

Peak DesignのCapture(キャプチャー)、Anchor(アンカー)およびマウンティングプレートシステムと同様にMobile by Peak Designは、スマートフォンをあらゆる種類のアクセサリーへの接続方法を提供する。このシステムは、SlimLink(スリムリンク)とPeak Designが呼ぶコネクターを中心に構築されている。磁石と物理的なマウントをうまく組み合わせたもので、スマートフォンを特定の用途にも汎用の粘着式アクセサリーにも対応できる。さらにSlimLinkはソフトロックとハードロック、つまり磁石のみ(ソフト)と磁石と物理的な固定具の併用(ハード)のどちらのアクセサリーでも使えるため、一連のマウントに応じた、さまざまなレベルの安定性が得られる。

Peak DesignはKickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを行っているが、製品はすでにデザインができており、高いレベルの品質で製造されている。各メディアには、SlimLink汎用スマホマウント、自転車のハンドル用マウント、三脚、磁石式と粘着式の汎用マウント用パッド、自動車のダッシュボード用マウントといった一連のMobileラインアップのサンプルが送られている。

画像クレジット:Peak Design

私はこれらを2週間ほど使っているが、驚くほど用途が広く便利であることがわかった。Peak DesignはiPhone 11 Pro用のケースも提供してくれたが、私はiPhone 11 Pro Maxを使っているので、両面テープで固定する汎用プレートを、付属のサイズと位置の調整ガイドに従ってiPhoneに直接貼り付けた。大変にしっかりと保持してくれる上に、厚みはほどんど気にならない(iPhone 11 Proをテーブルに置いたときに、カメラ部分の出っ張りがぶつからない程度に、わずかな隙間が開くようになっている)。

iPhoneとソフトロックとの磁石によるホールドには十分な強度があり、緩んでしまうのではないかという不安は一切感じない。私はよく汎用の磁石マウントで冷蔵庫にスマホをくっ付けているが、スマホがズレることはない。物理的な固定具が追加されている自転車用のマウントは、自転車を乗り回してもしっかりとスマホを保持してくれる。アームも、スマホをベストな位置に保てるようになっているので(縦横どちら向きにもできる)自転車用のナビとして使える。

画像クレジット:Peak Design

実際、Peak Designのシステムデザインは、他社製品よりも大きく秀でているのだが、それが本当によく現れているのが三脚だ。とてもうまく考えられた非常に小型の三脚で、全体の面積はクレジットカードよりも小さく、やや厚みがある程度だ。ポケットに入れてどこへでも持ち運べる上に、タイムラプス写真の撮影にもとても安定したプラットフォームとなる。付属の六角レンチを使えば、どの角度でもしっかりと固定できる。

自動車用のマウントは、粘着テープでダッシュボードに貼り付けるようになっている。スマホ本体に取り付けたマウントにもケースにも、SlimLinkスロットにはめ込む突起があり、物理的に爪で固定しなくてもスマホを保持できる仕組みになっている。試したところ、保持力は大変に高くし、特に程よい固さのボールジョイントは、いちいちネジを締めるなどの必要がなく、自由な角度にスマホを調整できる。この汎用マウントには、いまのところ1つだけ不満がある。Nomad(ノマド)のワイヤレス充電器Base Station Pro(ベース・ステーション・プロ)との互換性がないことだ。これについてPeak Designは、現在、ワイヤレス充電アクセサリーのテスト中であり、将来、互換性に関するアドバイスを行うと話している。しかしPeakのスマホケースEveryday(エブリデイ)は、すでに数多くのQi(チー)充電器に対応している。

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    画像クレジット:Peak Design
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    画像クレジット:Peak Design
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Peak Designは、デザインは変更される場合があるという。当然のことながら、世界中の誰もがそう感じたように、MagSafeの登場は同社にとっても驚きだった。Peak Designは、今もiPhone 12シリーズ用ケースの開発を計画しているが、同社のすべてのソフトロック型アクセサリーは、アップルのMagSafe対応iPhoneとケースの両方を固定できると話している。レザーウォレットなどのアップル純正のMagSafeアクセサリーも、Peak Designのマウントまたはケースを装着したMagSafe対応iPhoneに、普通に取り付けることができる。

競合製品が市場に投入されるより早く、それを時代遅れにしてしまうものをアップルが発表したとき、Peak Designも同じ憂き目に遭っていたかもしれないのだが、Mobileシステムデザインによって協調的な立場を実現できた。つまり、それがなければMagSafeが提供するものだけが利用できる環境になっていたところへ、スマホとアクセサリーの両方に、ほぼ同等の恩恵をもたらすことができるわけだ。

Kickstarterキャンペーンは米国時間10月19日から始まった。Peak Designでは、Mobileシステムのケースとアクセサリーを2021年の春から出荷できると考えている。

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(翻訳:金井哲夫)

5G、OLED、トリプルカメラを搭載し約6.5万円の高コスパスマホ「AQUOS zero5G basic」

シャープはリフレッシュレート240Hzの有機ELディスプレイを搭載したAndroidスマホ「AQUOS zero5G basic」を10月1日にソフトバンクより発売した。本製品には5Gモデムを統合したSoC「Qualcomm Snapdragon 765G 5G mobile platform」が採用されており、端末価格は6万5520円と比較的低価格に抑えられている。

有機EL、5Gという特徴に加えて、超広角、標準、望遠のトリプルカメラを搭載するなど、価格を含めたトータルバランスを重視した端末だ。今回はフラッグシップモデルとどのぐらい処理性能、クオリティー、ユーザー体験に差があるのかという視点から評価したい。

シャープ「AQUOS zero5G basic」の価格は6万5520円

SoCはミドルクラス、トリプルカメラを搭載するも手ブレ補正は電子式

AQUOS zero5G basicはOSにAndroid 10、SoCに前述のとおりQualcomm Snapdragon 765G 5G mobile platform(8コア、2.3GHz+1.8GHz)を採用。メモリーは6GB、ストレージは64GBを搭載している。

ストレージ容量を物足りなく感じるかもしれないが、最大1TBのmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードを装着可能だ。写真、動画をメモリーカードに保存し、使わないアプリを定期的にアンインストールすれば、ストレージ容量に困ることはないだろう。

ディスプレイはリフレッシュレート240Hzの約6.4インチ フルHD+(2340×1080ドット)有機ELディスプレイを搭載。HDR10、HLG、VP9、YouTube HDRなどのHDRコンテンツの再生に対応している。なお生体認証システムとして、ディスプレイ内蔵型指紋認証センサーを採用。またIR(赤外線)カメラではないが、顔認証も利用可能だ。

カメラは、背面の超広角(約1310万画素、F2.4、15mm)、標準(約4800万画素、F1.8、26mm)、望遠(約800万画素、F2.4、79mm)と、前面カメラ(約1630万画素、F2.0)という構成。手ブレ補正はすべてのカメラで光学式ではなく電子式が採用されている。

通信機能は、5G、4G、Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)、Bluetooth 5.1に対応。5Gの通信速度は下り1.8Gbps、上り103Mbps、4Gの通信速度は下り722Mbps、上り46Mbpsとされている。

本体サイズは約幅75×高さ161×厚さ9.0mm、重さは約182g。防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xに対応。4050mAhのバッテリーを内蔵しており、連続通話時間は約2000分、連続待受時間は約480時間と謳われている。

ワンセグ、フルセグには非対応だが、FMラジオの受信は可能で、おサイフケータイにも対応している。

今回借用したのはブラックモデルだが、ブルーモデルも用意

本体上面には3.5mmイヤフォン端子、本体下面にはUSB Type-C端子が用意されている

トレイにはnanoSIMカードとmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードを装着できる

パフォーマンスはフラッグシップモデルの約48%

AQUOS zero5G basicで総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」を実施したところ、総合スコアは295256となった。記事執筆時点のAnTuTu Benchmarkのランキングトップ「ROG Phone 3」の総合スコアが615289なので、AQUOS zero5G basicはその約48%のパフォーマンスということになる。

とはいえAQUOS zero5G basicの総合スコアは、「Snapdragon 845」を搭載していた2018年のフラッグシップスマホと同等。グラフィックを高画質に設定しなければ、現時点でも3Dゲームをまずまず快適にプレイできるパフォーマンスを備えている。

総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは295256、CPUベンチマーク「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは1932、3Dベンチマーク「3DMark」のSling Shot Extreme – OpenGL ES 3.1は2981

「PUBG mobile」のフレーム設定は、低、中、高、ウルトラ、極限、そしてその上に「90fps」が存在するが、AQUOS zero5G basicはクオリティーを「スムーズ」に設定しても、ウルトラまでしか選択できなかった

有機ELならではの美麗映像を楽しめるが、NetflixのHDR再生に非対応

輝度や色域、コントラスト比などは公表されていないが、有機ELディスプレイの画質はハイレベル。鮮やかな色彩、締まった黒色で静止画や動画を堪能できる。しかし残念な点がひとつある。NetflixでHDRコンテンツを再生できないのだ。Netflixでは多くのHDRコンテンツが配信されている。ソフトウェアアップデートで改善されることを強く要望したい。

有機ELディスプレイならではの鮮やかな色彩、締まった黒色の表現は、立体感さえ感じさせる

YouTubeではHDRコンテンツを選択できるが、Netflixでプレミアム(ULTRA HD)を契約していてもHDRコンテンツは再生できなかった

電子式ながら強力に手ブレを補正、夜景モード非搭載は残念

AQUOS zero5G basicは超広角(約1310万画素、F2.4、15mm)、標準(約4800万画素、F1.8、26mm)、望遠(約800万画素、F2.4、79mm)、イン(約1630万画素、F2.0)カメラを搭載している。全カメラの手ブレ補正機構が電子式だったので手ブレが心配だったが、実際に撮影してみるとデジタルズーム24倍で撮影した写真や、夜間に標準カメラで撮影した写真もほとんどぶれていなかった。電子式ながらかなり強力に手ブレを補正してくれるようだ。

ただし、光学式手ブレ補正機構を搭載したスマホと比べると、デジタルズーム10倍以上で撮影する際にプレビュー画面が揺れてフレーミングしづらかった。高倍率で撮影する際には手すりなどに手首を乗せて撮影することをオススメする。

本製品には夜景モードは搭載されていないが、外灯がひとつしかない公園の暗がりでも、かなり明るく撮影できた。ただし、ノイズは多めで、白飛びも目立つ。シャープ製フラッグシップ端末にも夜景モードは搭載されていないが、全シリーズで夜間撮影機能が強化されることを期待したい。

超広角カメラで撮影

標準カメラで撮影

望遠カメラ(光学3倍)で撮影

望遠カメラ(デジタルズーム24倍)で撮影

手ごろな価格を実現した高コスパモデル

AQUOS zero5G basicはミドルクラスのSoCや光学式手ブレ補正機構を省いたカメラを採用することで、ユーザー体験に大きな影響を与えずに6万5520円という比較的手頃な価格を実現している。コスパに優れた5G対応スマホとして魅力的な1台だ。

なお、本製品には兄弟モデルとして、auから発売された「AQUOS zero5G basic DX」が存在する。こちらはメモリーが8GB、ストレージが128GBとスペックに余裕があるが、そのぶん価格は8万1315円とソフトバンク版より1万5795円高い。販売するキャリアが異なるので比較対象とはならないかもしれないが、もしどちらを購入するか悩んでいるならこの点を踏まえて最適な1台を選んでほしい。

Google Pixel 5、Pixel 4a(5G)の国内予約がスタート、価格は7万4800円と6万500円

グーグルは、グローバルの発表後も日本国内では準備中となっていたGoogle Pixel 5、Pixel 4a(5G)の価格を明らかにし、GoogleストアでのSIMフリー版の予約も開始した。

Pixel 5の価格は7万4800円で、ジャストブラックとソータセージの本体色を用意する。純正専用ケースは5280円。10月1日20時40分時点の配送予定日は10月19日〜10月26日となっている。

Pixel 4a(5G)の価格は6万500円で、ジャストブラックの本体色を用意する。純正専用ケースは5280円。10月1日20時40分時点の配送予定日は10月29日~11月5日となっている。

また、ソフトバンクがPixel 5、Pixel 4a(5G)の取り扱いを発表。auと沖縄セルラーはPixel 5のみを取り扱う。両モデルとも10月15日から販売を開始し、現在予約受付中だ。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

Google(グーグル)は10月1日、5G対応の新型スマートフォン「Google Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」を発表した。それぞれOSとしてはAndroid 11を搭載。日本での予約開始は10月1日からで、10月15日から購入可能。Google Pixel 5の価格は税込7万4800円、Google Pixel 4a (5G)は税込6万500円。Google Pixel 5のカラーバリエーションはJust BlackとSorta Sageの2色、Google Pixel 4a (5G) はJust Black の1色のみ。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

Qiワイヤレス充電およびリバース ワイヤレス充電、IPX8防水、5G対応の6型スマホ「Google Pixel 5」

Google Pixel 5は、最大解像度1080×2340(FHD+)ピクセル・432ppiの6型OLEDディスプレーを搭載。スムーズ ディスプレイ(最大90hz)により滑らかな表示が可能。アルミニウム筐体、Corning Gorilla Glass 6カバーガラスを採用。防水性能としてIPX8に準拠。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

サイズは幅70.4×高さ144.7×奥行8.0mm。重量は151g。メインメモリーは8GB(LPDDR4x)、ストレージは128GB。

バッテリー容量は3800mAh。Qi認証ワイヤレス充電、バッテリーシェア(リバース ワイヤレス充電)をサポート。バッテリーシェアにより、Google Pixel Budsをワイヤレスで充電できる。急速充電対応で、長時間フル充電可能。スーパーバッテリーセーバーをオンにすると、最長48時間使用できるという。

CPUには、ミドルレンジ向けのQualcomm Snapdragon 765G(2.4GHz+2.2GHz+1.8 GHz)、グラフィックス機能としてはAdreno 620(CPU内蔵)を採用。Google Pixel専用に開発された「Titan M」セキュリティモジュールも搭載している。

背面カメラは12.2MPカメラ(デュアルピクセル)、16MPカメラ(超広角レンズ)を搭載。12.2MPカメラはオートフォーカスおよび手ぶれ補正機能搭載。絞り値f1.7、視野角77度。16MPカメラは絞り値f2.2で視野107度。前面カメラは8MPで、固定フォーカス。絞り値f2.0、視野角83度。

また背面カメラは1080p(30/60/120/240FPS)、4K(30/60FPS)の動画撮影が可能。前面カメラは1080p(30FPS)の動画を撮影できる。インターフェイスはUSB 3.1 Gen1 Type-C。Bluetooth 5.0 + LE対応。

Wi-Fi機能は11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz。2×2 MIMO)。SIMはナノSIMおよびeSIM。USB-PD 2.0対応USB-C 18Wアダプターが付属。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

6.2型に大型化、性能アップの「Pixel 4a(5G)」

Google Pixel 4a(5G)は、Google Pixel 4aとまったく同じスペックというわけではなく、より高性能なCPU、またよりサイズの大きなOLED(有機EL)ディスプレーを採用するなど機能が強化されている。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

Google Pixel 4a(5G)は、最大解像度1080×2340(FHD+)ピクセル・413ppiの6.2型OLEDディスプレーを搭載。カバーガラスにCorning Gorilla Glass 3、また筐体にはソフトタッチ ポリカーボネート製ユニボディを採用している。サイズは幅74×高さ153.9×奥行8.2mm。重量は168g。メインメモリーは6GB(LPDDR4x)、ストレージは128GB。

バッテリー容量は3800mAh。急速充電対応で、長時間フル充電可能。スーパーバッテリーセーバーをオンにすると最長48時間使用できるとしている。

CPUには、ミドルレンジ向けのQualcomm Snapdragon 765G(2.4GHz+2.2GHz+1.8 GHz)、グラフィックス機能としてはAdreno 620(CPU内蔵)を採用。Google Pixel専用に開発された「Titan M」セキュリティモジュールも搭載している。

背面カメラは12.2MPカメラ(デュアルピクセル)、16MPカメラ(超広角レンズ)を搭載。12.2MPカメラはオートフォーカスおよび手ぶれ補正機能搭載。絞り値f1.7、視野角77度。16MPカメラは絞り値f2.2で視野107度。前面カメラは8MPで、固定フォーカス。絞り値f2.0、視野角83度。

また背面カメラは1080p(30/60/120/240FPS)、4K(30/60FPS)の動画撮影が可能。前面カメラは1080p(30FPS)の動画を撮影できる。

インターフェイスはUSB 3.1 Gen1 Type-C。Bluetooth 5.0 + LE対応。Wi-Fi機能は11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz。2×2 MIMO)。SIMはナノSIMおよびeSIM。USB-PD 2.0対応USB-C 18Wアダプターが付属。

グーグルが5GスマホPixel 5およびPixel 4a(5G)発表、価格は7万4800円と6万500円

画像クレジット:Google

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楽天モバイルが5G対応の税別月額2980円の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」を発表

楽天は9月30日、同社のモバイル回線サービス「Rakuten UN-LIMIT」の5G回線対応の料金プランを発表した。

「Rakuten UN-LIMIT V」は提供中のRakuten UN-LIMITと同額の税別月額2980円で、4Gに加えて5Gの回線を使える。300万名までは1年間の月額料金が無料のキャンペーンも継続する。

Rakuten UN-LIMIT Vは、本日15時30分からウェブサイトもしくは楽天モバイルの店舗で受け付け開始となる。詳細は追ってアップデートする。

カメラの性能が素晴らしい4万円台のGoogle Pixel 4a、5G対応Pixelを待つ必要なし

Google(グーグル)は低価格帯スマートフォン「Google Pixel 4a」を8月4日に発表、8月20日より販売を開始した。筆者は発表直後にGoogleより製品を借用し、これまで約1カ月使い続けてきた。9月30日に5Gサービスに対応した「Google Pixel 4a(5G)」と「Google Pixel 5」が発表される予定だが、1カ月という節目でPixel 4aの総括的に評価してみる。

Google Pixel 4aのGoogleストア価格は4万2900円

本体以外に、18WのUSB-C電源アダプター、長さ1mのUSB-C-USB-Cケーブル(USB 2.0)、クイックスイッチアダプター、クイックスタートガイド、SIMツールが付属

適材適所なパーツを選んだ絶妙なエントリーモデル

Pixel 4aは、OSにAndroid 10(Android 11にアップデート可能)、SoCにQualcomm Snapdragon 730Gを採用。メモリは6GB、ストレージは128GBを搭載している。ベンチマークを実施してみると現時点のフラッグシップ端末の2分1以下だが、これまで1カ月使ってきてパフォーマンスに不満を感じることは一切なかった。手に収まるコンパクトなPixel 4aで3Dゲームをする気はないので、筆者にとっては必要十分な処理性能だった。

総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」のスコアが277550、CPUベンチマーク「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreが1639、3Dベンチマーク「3DMark」のSling Shot Extreme – OpenGL ES 3.1が2481。AnTuTu Benchmarkのランキングトップのスコアが615289なので、Pixel 4aはその45%の処理性能だ

一方、スマートフォンのユーザー体験を大きく左右するディスプレイには、エントリーにもかかわらず5.8インチ FHD+(1080×2340ドット)のOLEDが採用されている。撮影した写真、YouTube、Netflixなどの動画を鑑賞してみたが、画質に不満はまったくない。リフレッシュレートは60Hzと、Pixel 4の90Hzより劣るが、これもよほどハイレベルなゲーマーでもなければ気にならない領域だ。

OLEDによる階調豊かな画像は立体的にすら感じられる

 

パンチホールディスプレイを採用したPixel 4aは、ディスプレイ上部に前面カメラ、顔認証カメラ、顔認証ドットプロジェクター、顔認証投光イルミネーター、Motion Senseレーダーチップを内蔵するPixel 4よりも全画面感が強い

HDRに対応。YouTubeやNetflixのHDRコンテンツを臨場感豊かな映像で視聴可能だ

最も驚かされたのがカメラ画質。Pixel 4aとPixel 4で撮影した写真を見比べても、違いがまったくわからないのだ。また、望遠カメラは搭載されていないが7倍の超解像ズームが可能で、ディテールも比較的保たれている。

さらなる高倍率ズームが必要なら、超解像ズームの上限が8倍のPixel 4ではなく、50倍ズームなどが可能な他社製スマホを買うべき。しかし、7倍で用が足りるのならPixel 4aで画質に不満を感じることはないはずだ。

背面カメラのスペックは、画素数が1220万画素、F値がf/1.7、視野が77度、画素サイズが1.4μm。手ぶれ補正は光学式と電子式が組み合わされている

標準倍率で撮影(解像度:4032×3024ドット、シャッタースピード: 1/3906、F値:f/1.7、ISO感度:67)

望遠カメラは搭載されていないが、7倍の超解像ズームでも一定の解像度が保たれる(解像度4032×3024ドット、シャッタースピード:1/2611、F値:f/1.7、ISO感度:61)

直射日光下で強い色が入っても、ホワイトバランスはほとんど狂わない(解像度:4032×3024ドット、シャッタースピード:1/5882、F値:f/1.7、ISO感度:68)

複数枚撮影した画像を合成することで、ノイズが少なく明るい画像を生成する「夜景モード」は、Pixel 4と遜色ない品質だ(解像度:4032×3024ドット、シャッタースピード:1/15、F値:f/1.7、ISO感度:227)

一方、Pixel 4から削られた機能としては、ワイヤレス(Qi)充電機能、防水機能、望遠カメラ、顔認証カメラ、Motion Senseによるジェスチャー機能ということになる。生体認証は顔認証より指紋認証のほうが使い勝手がいいと考えているし、Motion Senseは登場当初は物珍しく使ってみたが、いまはまったく利用していない。不便に感じたのはワイヤレス(Qi)充電機能と防水機能に対応していないことぐらい。この2点についてはPixel 5aなどの次期モデルではぜひ搭載してほしいところだ。

指紋認証センサーは背面に設置されている。ディスプレイ内蔵型指紋認証センサーと比べて困るのは、机の上に置いたままロック解除できないことぐらい

Pixel 4a(5G)やPixel 5とは価格を含めて別物

5G回線に対応するPixel 4a(5G)とPixel 5の詳細スペックは現時点ではわからないが、価格だけは6、万0500円からとGoogleストアでアナウンスされている。Pixel 4aとは少なくとも1万7600円の価格差があるわけだ。

現在の5Gサービスにそれだけの金額を支払う価値はないし、Pixel 5はPixel 4を参考にするなら9万円前後の価格が設定されるはず。もちろん急がないなら9月30日の発表会を待ってもいい。しかし、いますぐPixel 4aを購入しても当面の後悔はないはずだ。

いまは4G対応のPixel 4aを買っておいて、5G網が行動範囲で利用できるようになってから、改めて機種変更を検討すればいいだろう

カテゴリー:ハードウェア

タグ:Google Google Pixel スマートフォン レビュー

中国の5Gユーザーは1年弱で1.1億人超、世界最大のマーケットに

中国の通信当局である工信部傘下のシンクタンクである中国情報通信研究院(CAICT)の発表(New America記事)によると、同国ではこれまでに1億1000万人超が5Gプランを申し込んだそうだ。9月16日にあった産業イベントで明らかにした。

ユーザー規模でいうと中国は世界最大の5Gマーケットだとシンクタンクの会長は述べた。このマイルストーンは、中国の大手キャリアが5Gプランを消費者に提供し始めてから1年もたたず(Reuters記事)に、当局が商用利用向けの5Gライセンスを発行し始めてからわずか1年あまりで達成(未訳記事)された。

利用全体における1億1000万人という数字の割合はまだ小さい。6月時点で中国の国営通信企業3社は合計でモバイル契約者16億人を抱えていた。中国の人口は14億人だが、1人あたりのモバイルデバイス所有は1台以上と推察される。

中国の5Gに関する野心には、政府、通信キャリア、通信機器メーカー、デバイスメーカー、ソフトウェアデベロッパーが絡んでいる。議員たちは消費者に通信速度で目に見える改善を示す必要があり、そのために通信キャリアは5G基地局の設置を国中で積極的に進めてきた。7月までに46万超の電波塔が建設された。

中国は毎週、平均して1万5000カ所に5G基地局を設置してきた」(中国国務院情報局プレスリリース)と当局は7月に述べていた。政府はこの数字を2020年末までに60万カ所に引き上げ、全国の県レベルの都市すべてをカバーする計画を持っている。中国の5G推進で最も恩恵を受けているのはHuawei(ファーウェイ)だ。同社は5Gデバイスと次世代ネットワークを支えるインフラを製造している。

一方でHuawei、Oppo(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)、その他のライバル企業は5G対応のデバイス導入を急いでいる。CAICTが発表した最新のデータによると、中国では今年これまでに9300万台以上のスマートフォンが販売され、8月のスマホ出荷の60%を5G対応デバイスが占めた。

中国の5Gへの急速なシフトはまた、集積回路(IC)のようなハードウェアパーツの需要も生み出している。当局が7月に明らかにしたところによると、中国では2020年上半期に1000億個以上のICが製造された。これは前年同期比16.4%増で、多くは5G関連プロジェクト需要によるものだという。

画像クレジット:Photo by Zhang Peng/LightRocket via Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

ファーウェイスマホは2021年にHarmonyOSを搭載へ、HarmonyOS 2.0ベータを年内配布

Huawei(ファーウェイ)は2021年に、同社のスマートフォンで独自のHarmonyOSを搭載することを計画している。同社は米国時間9月10日に広東省東莞市で開催された年次開発者会議で発表した。

HarmonyOSの準備は、主にファーウェイは短いウィンドウ内に誘致することができますアプリの数に左右されます。HMSのコア, Google Playサービスと開発者がアプリを構築し、管理するのを助けるツールキットへのHuaweiの相手,

HarmonyOS搭載スマートフォンの準備が整うかどうかは、対応するアプリの数に大きく左右されるだろう。Google Playサービスの代替となるHMS Coreは、開発者がアプリを構築し管理するのを助けるツールキットで、現在9万6000本のアプリがある。同社は「それは7月に8万1000品と3月の6万本から増加している」と説明した。ちなみに、Google PlayやApple App Storeのアプリ数はともに数百万個に達している。

同社は、より多くのアプリをエコシステムに誘い込むために、モバイル開発者向けの第2世代オペレーティングシステムのベータ版「HarmonyOS 2.0」を今年末までにリリースすると発表した。その一方でHarmonyOSのベータ版は、今週からタブレット、スマートウォッチ、車載システム向けにオープンソース化される。

ファーウェイのオペレーティングシステムは、同社のハードウェア製品のファミリーを通じて現在4億9000万人のユーザーにリーチしているという。

世界的な通信大手である同社は、2020年上半期に1億500万台の携帯電話を出荷した。2019年同期の1億1800万台から減少したのは、同社のスマートフォンがAndroidの主要機能を失ったことや世界的な景気後退が原因だ。スマートフォンの販売を中心に構成される同社の消費者事業は、前年の2208億元(約3兆4240億円)から上昇し、上半期には2558億元(約4兆円)となった。

画像クレジット:Huawei

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(翻訳:TechCrunch Japan)

2020年スマホ出荷台数は10.7%減の予想、5G端末は引き続き成長中

停滞しているスマートフォン市場にとって2020年は物事が悪くなる一方だ。すでに横ばいまたは減少傾向にあったが、新型コロナウイルスによる大打撃を受けた。感染蔓延は必需品でないもの、特に家庭外で利用される物品の販売を妨げた。Canalysが発表した新たなデータによると、スマートフォンの出荷は今年、前年比10.7%減となることが見込まれる。

ただ、注目すべきいくつかの明るい要素がある。まず、5Gスマホの出荷は引き続き増えている。Canalysは2020年に2億8000万台が出荷されると予測している。うち、中国本土マーケットが62%と大半を占める。これにはRealme V3のような小売価格150ドル(約1万6000円)以下の低価格デバイスが部分的に貢献している。次世代ワイヤレス技術を搭載した製品としては驚くべき価格だ。

画像クレジット:Canalys

次いで5Gデバイスの出荷が多いのは北米で、15%となっている。EMEA(欧州・中東・アフリカ)とアジア・太平洋地域がそれぞれ11%だ。5G対応のiPhone 12が来月あたり発売されれば浸透促進に役立つはずだ。

「スマホメーカーは熱心に新製品の立ち上げやオンラインマーケティング、ロックダウン後のセール、最新ガジェットへの消費者の興味喚起などを展開してきた」とアナリストのBen Stanton(ベン・スタントン)氏はリリースで述べた。「徐々に店舗が再開していること、また物流や生産の改善によりほとんどのマーケットで必然的に上向きになり、2020年下半期は上半期に比べ安定するだろう」

5Gにはスマホ業界のリバウンド効果が期待されていた。しかし、パンデミックでそうしたプランはあっという間に吹き飛んだ。ただ、さらなる出荷減を食い止める方向で役立っているようだ。また、2021年の出荷台数は対前年比9.9%増とリバウンドすることも予想されている。2020年以前のレベルには及ばないが、このところ減少の一途だった業界にとっては歓迎すべきサインであることは間違いない。

画像クレジット:Ramon Costa/SOPA Images/LightRocket / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

5G対応の折り畳みスマートフォン「Motorola Razr」が約15万円で登場

昨年のMotorola Razr(モトローラ・レイザー)の復活は失敗だった。象徴的な名前が最先端のフォームファクタに付けられていたのに、何が間違っていたのだろうか?折り畳み式の世界では、計画どおりにいかないことが多い。いくつかの疑わしいデザインの選択により、評価の低いデバイスが生まれ、折り畳み式モデルの先行きの不透明感が続いている。

しかし今週、Razrが再復活を果たした。今回のモデルは洗練されている。「New Razr With 5G」のローンチを発表したブログ記事の中で、Lenovo(レノボ)が所有するブランドであるMotorola(モトローラ)は「我々は、消費者が自分のデバイスに縛られていると感じていて、その瞬間を生きながら常につながっていられる方法を望んでいることを理解している」と記している。広報担当者はTechCrunchに対して、以下のようなもう少し具体的なコメントも残した。

我々は折り畳み式のシステムに自信を持っています。Razrの最初のバージョンからほとんど同じ技術を使っています。Razrのハードウェアデザインを5G対応に進化させる一方で、消費者からの直接的なフィードバックに基づいて、機械的な分野の改良をに焦点を当てました。

つまり新しいRazrは、消費者のフィードバックが作り上げたデバイスなのだ。しかも今回は5Gに対応している。これはサムスンが先日発表したGalaxy Foldの新バージョンにも通じるものがある。業界の大方の予想どおり、折り畳み式デバイスの最初のラウンドは、一般的に第1世代のデバイスに起因する問題の多くに直面するだろう。具体的には、第1世代の評価時に問題点とされた、ヒンジ部分の改良を意味する。

前モデルでのもう1つの問題点でもあったカメラも改良されている。新モデルでは、クワッドピクセルの4800万画素のセンサーを備えており、低照度撮影が改善され、オートフォーカスが高速化されている。クワッドピクセル(Quad Pixel)とは、隣接4画素に同色のカラーフィルターを採用することで高感度と高解像度を両立する技術だ。さらに2000万画素のカメラも搭載する。

バッテリーは前モデルの2510mAhから2800mAhに増えている。同社はバッテリーは「一日中」持つと説明しているが、5G利用時に実際にどうなのかは検証する必要があるだろう。バッテリー容量を最大限に活用するとなると、薄さに対する要求が壁になったのではないかと思う。。

New Razr With 5Gは、Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon 765Gプロセッサを搭載する。前モデルはSnapdragon 710で、新モデルも同様にミッドレンジのプロセッサーだが、今回クアルコムは次世代ワイヤレス機能である5Gを搭載して普及を加速させようとしている。

1400ドル(約15万円)という価格は前モデルより100ドル安いが、スマートフォンとしては高価であることに変わりはない。もちろん折り畳み式スクリーンにコストがかかっているのだが、コストを考えるとミドルレンジのプロセッサの採用は当然かもしれない。とはいえこの価格では、すべてが最新かつ最高のものでなければならないだろう。

新しい新しいRazrは秋に発売される。

画像クレジット:Motorola

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(翻訳:TechCrunch Japan)

本体を買わなくても新モデルが手に入るモジュール式スマホFairphone+3

オランダのソーシャルエンタープライズ(社会的企業)のFairphone(フェアフォン)が、フラグシップスマートフォンのモジュラーアップグレードの開始を発表し、循環型経済による持続可能性を実現するという夢にまた少し近づいた。

ハードウェアユニットの下位互換性が保証されているため、昨年リリースされたFairphone 3のユーザーは、いくつかのモジュールを交換するだけで、新しい端末を丸ごと購入しなくても最新モデルであるFairphone 3+を手にすることができる。

フェアフォンは同社の「エシカル(倫理的)なスマートフォン」の初期モデルでも同じような芸当をやってのけているが、今回は、最新世代デバイス用の「プラグアンドプレイ」アップグレードモジュールを比較的短期間で市場に出すことに成功した。

フェアフォンの共同創業者であるBas van Abel(バ・ファン・アベル)氏は次のように語る。「我々は、スマートフォン端末業界で消費者にプラグアンドプレイという考え方を伝えることに成功した。これは簡単なことではない。新しいモジュールに必要な機能をすべて詰め込んで、それを古いスマートフォンに取り付けることができなければならない。ハードウェアが適合し、以前のアーキテクチャに正しく接続すること、さらに、ソフトウェアも正常に動作することを確認する必要がある」。

「それでも我々はそれを成し遂げた。少し時間はかかったが、Fairphone 2のときよりもずっと短期間でやり遂げることができた。その点も誇りに思っている」。

同氏はこう続ける。「今回のリリースで最も重要なことは、スマートフォン本体をアップグレードすることは可能であり、まったく新しいモデルを毎年世に送り出す必要はないというメッセージを業界に対して発信している点だ」。

デバイスの寿命を延ばす賢い方法を見つけることは、フェアフォンのミッションの根幹である。スマートフォン消費においてリソースの無駄遣いが発生する最大の原因は、毎年または隔年で端末本体がアップグレードされるため、まだ問題なく動作する端末をピカピカの新モデルに買い替えるよう促されることにある。その点、Fairphone 3のユーザーは、環境保護の面で良心の呵責を一切感じることなく、最新のキットを入手できる。

フェアフォンは、Fairphone 3の現行ユーザー向けに、Fairphone 3+のカメラモジュールを単独で販売する。価格は、9月末まで初期費用70ユーロ(約8700円)、10月からは95ユーロ(約1万1900円)に値上げされる。

同社はまた、 フェアフォン製品は初めてというユーザー向けに、ウェブサイトとパートナー販売店でFairphone 3+端末の先行販売を開始する。推奨小売価格は469ユーロ(約5万8000円)、欧州での正式リリース日は9月14日だ。

次に、Fairphone 3+の仕様についてだが、4Gで、アスペクト比18:9の5.7インチフルHDディスプレイとQualcomm Snapdragon 632チップセットを搭載している。OSはAndroid 10がインストール済だ。オンボードで4GBのRAMと64GBのROMが搭載されており、メモリーはmicroSDで拡張可能。取り外し可能なバッテリーの容量は3000mAhだ。Bluetooth 5.0、NFC(近距離無線通信)、指紋スキャナーもサポートしている。

ファン・アベル氏によると、昨年発売した旧モデルも割引価格の約400ユーロ(約5万円)で販売を続けるという。

Fairphone 3+モジュールの下位互換性が保証されるのは1世代前までなので、まだFairphone 2を使用しているユーザーは、今回のプラグアンドプレイアップグレードの対象外となる。ファン・アベル氏によると、障害はコアモジュールだという。現在、SOCはアップグレードされたチップセットと交換できない。これが、2世代以上前のスマートフォンについてもモジュラー式アップグレードを可能にするために解決する必要がある最大の課題だそうだ。

同氏は「我々の目標は、最終的に(モデムとプロセッサを含む)コアモジュールも交換可能にすることだ。数年以内に実現できるだろう」と、思い切った発言をしている。

より広範な問題は、コンポーネント業界の進歩が依然として極めて速く、フェアフォンが目指す端末の寿命長期化とまったく歩調が合っていないことだ。フェアフォンは販売している各デバイスについて最長5年のサポート期間を約束している。それには、交換サービスを提供できるよう(旧モデルの)スペアパーツが入手可能でなければならない。自社で在庫を抱える方法もあるが、それにはかなりの資金が必要となる。また、CPUメーカーの極めて速いアップグレードサイクルという現実ともまったく相いれない。

持続可能性とリソース(環境保護)の観点から考えて最善の方法は、スマートフォンユーザーにもできるかぎり長い期間、同じチップセットを使い続けてもらうことだ。スマートフォン市場が成熟しテクノロジーがコモディティ化されているため(それが現在広く見られる反復型デバイスリフレッシュにつながっているのだが)、チップセットの長期使用の傾向は暗黙のうちに後押しされている。

ファン・アベル氏は、消費者が1つのハンドセットを使い続ける期間は現在、フェアフォンの設立当時に比べて、平均して約2倍になっていると指摘する。この傾向は、より長い寿命を持つスマートフォンを生産するのためのイノベーションに取り組む環境にやさしいブランドにとって追い風となっている。

ファン・アベル氏は次のように説明する。「当社は、Fairphone 3とその派生品のライフサイクル・アセスメント(生産から回収再利用までの過程での環境に対する影響度の評価)を実施し、スマートフォンの各部品のカーボンフットプリントを調べた。その結果、スマートフォンのカーボンフットプリントの約80%はSOCの製造過程で発生していることがわかった。つまり、本気で持続可能性のことを考えるなら、SOCを可能な限り長く使うことが理にかなっている。自然に及ぶ害の大半はSOCが原因で発生しているからだ。SOCを交換できるようになったらすばらしいと思う。しかし、たとえそうなったとしても、スマートフォンを構成している多くのモジュールを破棄してしまうのはもったいないことだ」。

同氏はこう付け加える。「スマホビジネスで現在行われているリサイクルはまったくばかげている。電話を回収してオーブンに入れて焼却しているだけだからだ。その後、希少鉱物が回収される。たしかに希少鉱物は再利用できるが、賢いやり方とはとても思えない。コンデンサとか画面のガラスなどはまったく再利用されていない。だから、その昔パソコンのCPUを交換できたように、いつの日かスマートフォンのプロセッサを交換できるようになれば本当に良いと思う」。

昨年、 Fairphone 3をレビューしたとき、モジュラー式の分解可能な内部構造を備えていることも、フェアフォンがフェアな端末であるという大胆な主張に耐えられるように長い年月をかけてサプライチェーンを精査しテコ入れしたという経緯についても認識していたが、普通のAndroidデバイスとして違和感なく使えたことに感心した。

今回、Fairphone 3+モジュールのリリースに伴い、昨年モデルのカメラ機能が向上する。新しいモジュールにより、昨年の12MPおよび8MPのユニットが、48MPのメインレンズと16MPの自撮りレンズで置き換えることが可能になる(メインモジュールと自撮り用モジュールは別々に、またはアップグレードバンドルとして一括で購入できる)。

表面上はハードウェアの飛躍的な向上のように見えるが、実はこのカメラモジュールにはSamsung GM1センサー(0.8マイクロの極小ピクセルを使用して1.6マイクロピクセルに等しい光感受性を実現)が使用されている。

したがって、実際には、ソフトウェア技術によってハードウェアの不足を補う形になっており、その代償として画質が若干圧縮される。フェアフォンの広報担当は、メインレンズの実効出力は12MPのままであることを認めている。「これは、業界では普通のことで、Samsung S5KGM1、Samsung Galaxy A90 5G、Nokia 7.2、Sony IMX363などのカメラでも行われている」という。

昨年9月のFairphone 3のレビューでも書いたが、2019年のモデルはごく標準的なスナップ写真撮影用だった。画質は何とか許容範囲というレベルで、卓越したものではなかった。前モデルの性能は大幅に上回っていたものの、スマートフォン市場の上位機種とのパフォーマンスの差は歴然だった。

フェアフォンは画質の差をさらに縮めることを目指しているようだ。同社は、今回の3+アップグレードで写真と動画の品質が「大幅に」向上したとし、「より鮮明なセルフィーとクリアなテレビ電話」が可能になったと、売り込みに余念がない。

プレスリリースによると、ソフトウェアの最適化によって、高度なオブジェクトトラッキング、高速オートフォーカス、およびイメージ安定化がサポートされ、信頼性の高い撮影が可能となり、音声面でも「より大きくクリアなサウンド」が実現されたという。

写真と動画のパフォーマンスの向上に焦点を当てることは、最近はやりのTikTokのようなソーシャル動画共有アプリの台頭に伴い、スマートフォンユーザーの間でカメラが最重要な機能になっていることを考えると、合理的な判断だと思う。

既存のハンドセットをできるだけ長期間使うことを消費者に納得してもらうには、こうしたアプリの動向に注目して、ハードウェアとソフトウェアがスマートフォンの使われ方に十分に対応していることが重要である。

Fairphone 3+の購入者が経験できるもう1つの改良点は、再生プラスチックの使用割合が、昨年モデルの9%から40%へと大幅に向上していることだ。フェアフォンによると、最新端末1台に使用されている再生プラスチックの量は330ミリリットルのペットボトル1本分に相当する。差し当たり、最新端末1台でペットボトル1本が海に流れ出るのを防ぐことができる計算だ。

持続可能なスマートフォンブランドが旧モデルの発売からわずか1年で新モデルをリリースするのは少し矛盾しているのではと感じる向きもあるかもしれない。この点についてファン・アベル氏は「エシカルなスマートフォンに対する需要を拡大するという当社のミッションの一貫として、製品ポートフォリオを拡充することは重要だ」と説明する。

そうした需要の拡大が、循環型経済への大転換を図るために必要な業界全体のシフトを加速する契機となる。またサービスとしてのデバイスを提供できる可能性も高まるだろう。

ファン・アベル氏は次のように説明する。「できるだけ多くの端末を売りたい。エシカルなスマートフォンには需要があることを示すことが当社のミッションだ。当社が端末を売れば売るほど、本当に需要があることを強く印象づけることができる。しかし、そうすると端末の寿命が短くなるという問題が発生する。そこで我々は別のKPIを設けて、ユーザーに端末をできるだけ長く使って欲しいことを訴求している。実際にユーザーが1台の端末をどのくらいの期間使っているのかを計測しており、その数字は毎年向上している。フェアフォンの販売員は相当に厳しい任務を背負うことになる。できるだけ多くの端末を売る必要があるが、フェアフォンの既存のユーザーにはアプローチできないからだ」。

「我々はビジネスモデルから天然資源をできるかぎり切り離すという課題に取り組んでいる。そうした課題をビジネスの中核に据えているため、業界が将来進むべき方向を先取りしているのではないかと思う」と同氏は付け加える。

「天然資源が不足しているという事実は誰も無視できないし、そうした資源を入手することはますます難しくなっている。コバルト然り、リチウムイオンバッテリー然りだ。コバルトの需要は急増している。コバルトの価格は昔の10~20倍まで高騰している。コバルト系リチウムイオンバッテリーによるエネルギー変換がスマートフォンには不可欠だからだ。持続可能性にもこうした天然資源は必要であり、そのすべてを再生利用でまかなうことはできない。これを変えなければならない。地政学的な理由からも、こうした経営方針によって当社はエシカルなスマートフォン作りの最先端を走っていると思う」。

ファン・アベル氏によると、フェアフォンの需要はこの10年で着実に伸びており、同社は現在、あと一歩で収益の出る状態になっているという。「これまでの端末の総販売台数は20万台で、そのうち6万台がFairphone 1sだった。Fairphone 2sは10万台だった。昨年のFairphone 3sの販売台数が5万台で、今年のFairphone 3+の販売台数は10万台を見込んでいる」と同氏は言う。

「当社には製品ポートフォリオというものがなかった。今回初めて、Fairphone 3と3+の2機種を販売することになった。というのは、Fairphone 3を旧モジュール仕様の低価格で引き続き販売しつつ、新しいモジュールを使用した3+も販売する形になったからだ。したがって、最新のカメラ機能を必要としない人は低価格モデルを入手できるようになっている」と同氏は語る。

フェアフォンは依然として欧州を拠点とするプロジェクトである。つまり、持続可能性と循環型経済の実現に向けた今後のEU全体の取り組みから恩恵を受けるのに絶好の場所にいる(モバイル機器に対する「修理する権利」委員会の提案はフェアフォンにとって当然追い風となっている)。

現時点では、フェアフォンの最大の市場は引き続きドイツだ、とファン・アベル氏は言う。新モデルの販売戦略としてはドイツでのさらなる市場拡大を促すことに尽力することになるが、フランス、オランダ、英国も、別の主要市場として引き続き重視していく。「スカンジナビア諸国でも販売台数を伸ばしたいと思っている」と同氏は付け加える。

「コモディティ化した産業で危険なのは、そうしたテクノロジーに簡単かつ安価でアクセスする方法が多数用意されており、製品がハイエンドとローエンドに完全二極化することだ。私としては、消費者が企業そのもの、ブランド、そしてその経営理念も評価してくれることを願っている。iPhoneのメーカーであるApple(アップル)はデザインを重要視している。その分、価格も高い。ユーザーはスマホ端末以上の何かを購入しているのだ。フェアフォンにもそうした側面があると思っている」。

同氏はこう続ける。「興味深い話がある。意識の高い消費者の数が、レポートを読むたびに増えているのだ。毎年確実に増えている。つまり、消費者は、何を買っているのかについて以前より注意を払うようになっているということだ」。

資金調達という面では、フェアフォンには、数年前に、借り入れ、エクイティファイナンス、およびグロース株による資金調達で社会貢献投資家から調達した十分な資金が手元にある。とはいえ、ファン・アベル氏は、マーケティングを推進し、ビジネスの拡大を維持するため、さらなる資金調達の可能性を検討している。

同氏は次のように語る。「現在のところ順調だ。社会貢献投資家は極めて辛抱強い。会社のミッションを信じて投資している。こうした投資家たちのことはフェアフォンの一員だと思っている。投資利益だけでなく社会貢献になることも信じているからこの会社に参加してくれているからだ」。

フェアフォンはまた、同社のフェアでエシカルな電子機器という主張を支えるサプライチェーンを実現するための関連イニシアチブのためにも別途、資金調達を行っているという。

ファン・アベル氏は次のように語る。「良い例が、我々が立ち上げたフェア・コバルト・アライアンスだ。このイニシアチブについては本当に誇りに思っている。採掘企業、精製企業、Signify(シグニファイ)のような大企業と、コバルトのサプライチェーンの一環として大規模なコンソーシアムを設立した。このコンソーシアムはオランダ政府からも一部資金を調達している。我々はどちらかというと仲介業者的な立場だが、それが社会的企業の良いところだ。状況に応じて、非営利企業と営利企業の中間に立ち、両者の橋渡しを簡単に行うことができる」。

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(翻訳:Dragonfly)

Samsung Galaxy Note 20 Ultraの実機レビュー

Samsung Galaxy Note 20 Ultraは価格が1399ドル(約14万8000円)のスマートフォンだ。Samsung(サムスン)の標準的な価格と比較しても、ハイエンドの高級デバイスである。このスマートフォンを購入するのはおそらく、飛行機に早めに搭乗して、他の乗客がぞろぞろと後方の座席に向かうのを眺めて優越感に浸るタイプの人だろう。

本記事で取り上げるGalaxy Note 20 Ultraに搭載されている機能のほとんどまたはすべては、最終的には比較的安価なモデルにも搭載されるようになる。しかし、Galaxy Note 20 Ultraは、高いお金を払ってでも他のユーザーより1年早く最新機能を使いたいという人向けのデバイスだ。

その代表的な例が5Gである。昨年のモデルではまだ高級機能だった5Gだが、Noteシリーズでは今や標準となっている(Galaxy Sシリーズでも、6か月後に出る新しいモデルではほぼ間違いなく標準となるだろう)。世界の携帯電話ネットワークは当時まだ5Gに対応していなかったかもしれないが、やはりお金を余計に支払うことをいとわない新しいもの好きの人向けの最新技術だった。

実のところ、Note 20とNote 20 Ultraのどちらも、いや、そういう意味では、S20シリーズのどの製品も、高級スマートフォンであることは間違いない。価格面では400ドル(約4万2000円)の差があるにもかかわらず、Note 20とNote 20 Ultraの大きな違いは片手で数えられるほどしかない。一番の明白な違いは画面だ。本当に高級デバイスかどうかは画面を見ればわかる。Note 20 Ultraの画面は本当に大きい。

ただ、Note 20が6.7インチ(2400×1080)でUltraが6.9インチ(3088×1440)なので、違いはわずかだ。S20シリーズの6.2インチと6.9インチの開きに比べると、差はかなり小さい。最大画面サイズがS20と同じで、しかもNote 20とNote 20 Ultraの画面サイズの違いが比較的小さいのというのは、Noteシリーズ全体にとって結局はマイナスになる。個人的には、ハイエンド機種はスマートフォンの画面サイズという点で限界に近づいているように思える。これは繰り返し言ってきたことだが、今回もそう感じる。

Image Credits: Veanne Cao

サムスンは9年前、Noteシリーズで、当時は不可能だと思われていた5.3インチの画面サイズを実現した。それをさらに6.9インチにまで拡大できたのは、サムソンが画面占有率の改善に尽力してきた成果だ。とはいえ、Ultraの画面は本当に大きい。筆者は片手で握ったときに手の指が完全に回りきらない。手やポケットの大きさにもよるだろうが、正直なところ、ここまでサイズが大きいと、それだけで買うのを控える人もいるだろう。

ここまで大きなスマートフォンを持つ利点は、バッテリー用に広いスペースを確保できることにある。Note 20 Ultraのバッテリー容量は4500mAhだ(Note 20は4000mAh)。悪くないが、S20 Ultraの5000mAhに比べるとかなり小さい。これは、内部面積のかなりの部分を占めるSペンのせいだろう。筆者は1回の充電で24時間以上(28時間近く)使うことができた。「一日中使える」というサムソンのベンチマーク結果を余裕で達成したことになる。

もちろん、結果は人によって異なる。米国では5Gの受信可能地域がまだ限られていることを考えるとなおさらだ。今回サムソンから送られてきたのはVerizon製SIMカードが挿入されたモデルだった(ちなみにVerizonはTechCrunchの親会社)。筆者が住んでいるクイーンズ地区では5Gネットワークに接続できなかったが、週末に歩いて橋を渡り、マンハッタンに入るとすぐに5Gにつながった。もっと理想的な環境であれば、LTEと5Gでバッテリーの消費量をより正確に比較評価できたと思うが、今(2020年)の段階でそのような環境を望むのは無理というものだろう。

Image Credits: Veanne Cao

Note 20とNote 20 Ultraのもう1つの大きな違いは、もちろんカメラだ。カメラモジュールも非常に大きい。デザインに多少の改善が見られるが、正直なところ、これでもまだかなり大きいと感じる。しかし、カメラの機能を考えれば、この大きさも許容範囲だろう。新しいNoteはどちらもトリプルカメラシステムを搭載しいるが、Ultraでは、広角レンズが12メガピクセルではなく108メガピクセルとなっており、これに12メガピクセルの超広角レンズと12メガピクセルの望遠レンズを組み合わせている。

Image Credits: Brian Heater

セットアップはS20 Ultraとほぼ同じだが、いくつか重要な違いがある。初心者でも使いやすいように、TOF(time-of-flight)の代わりにレーザーオートフォーカスが採用されている。もちろん、将来性という点ではTOFのほうが優れている。TOFは、最新のポートレートモード需要に対応できるだけでなく、モバイルソフトウェアにおける拡張現実の重要度が増せば、今後さらに重要な役割を果たすようになるだろう。とはいえ、日常的な写真撮影には、レーザーオートフォーカスのほうがより実用的だと思われる。また、このカメラの設定では、ポートレートモードを有効にしていなくても、リアルで効果的なぼけ味を入れることができ、接写撮影では非常に効果的だ。

Image Credits: Brian Heater

もう1つ、大きく変わった点がある。それは、スペースズーム機能の最高倍率が調整されたことだ。S20 Ultraで初めて導入されたこのスペースズーム機能は、驚異の100倍ズームが可能という謳い文句だった。しかし実際には、100倍に近い拡大率で撮影すると使い物にならず、期待外れだった。ほとんどの写真は抽象的な印象派の作品のようになってしまったからだ。Note 20 Ultraでは、高画質を確保しつつも、より扱いやすい50倍ズームが最高倍率となっている。

Image Credits: Brian Heater

50倍ズームにすることで画質が相当に劣化するリスクはあるが、総合的には100倍ズームよりもはるかに満足できる仕上がりになる。全体として、Note 20 Ultraのズーム機能は素晴らしい出来だ。デフォルトの写真ソフトウェアを使用する場合は、3本木のアイコンのままにして3つの主要カメラを切り替えて使用することをお勧めする。これにより、光学ズームが最大10倍に抑えられる。もちろん、必要に応じて、もっと高い拡大率も使える。

Image Credits: Brian Heater

サムソンは、カメラの品質を上げる方法として、主としてハードウェアの改善に重点を置いてきた。その成果は、撮影される写真を見れば明らかだ。これは、コンピュテーショナルフォトグラフィーによって他社との差別化を図ってきたGoogle(グーグル)のアプローチとは対照的である。Pixelのカメラ自体はかなり良い出来なのだが、高画質ズーム機能ではNoteにかなわない。もちろん、サムソンのアプローチはコストがかかる。このレビューでは、なんと言っても1400ドル(約14万8000円)のスマートフォンの話をしていることを忘れないでほしい。

画面は本当に素晴らしい。個人的には、色が過飽和気味になることがあるように感じるが(特に明るい赤の場合)、これは画面設定で「vivid(鮮やか)」を「natural(自然)」に切り替えるだけで簡単に修正できる。人によっては、「natural(自然)」にすると赤が少しくすんだ感じに見えるかもしれない。いずれにしても、これは単に個人の好みの問題なので、いろいろと試してみることをお勧めする。リフレッシュレートは120Hzに設定されており、流れるような動きを再現できるが、これもバッテリーを節約する必要がある場合は簡単に無効にできる。

指向性マイクは、S20で導入された機能だが、その良さがあまり知られていない。これを使うと、デバイスの位置に基づいて、どの方向から収音するかを決定できる。さらに気が利いているのは、録音時にGalaxy Live Budsをマイクとして使える機能である。これは特に、騒がしい環境で立ったままインタビュー動画を撮るときに便利だ。

Image Credits: Veanne Cao

Note 20はSnapdragon 865+チップ(基本的にはS20に搭載されたフラグシップ製品Snapdragon 865のオーバークロック版)を搭載した最初のデバイスの1つだ。クロック速度が若干向上し、グラフィックパフォーマンスは10パーセント向上している。2020年に、モバイルプロセッサの性能がこれ以上向上することはない。サムソンがMicrosoft(マイクロソフト)と一部のGame Passコンテンツの独占使用契約を締結した点については、もう少し詳細な情報を書く予定だ(個人的には、Bluetooth対応のモバイルXboxコントローラのリリースが本当に待ち遠しい)。

とはいえ、このデバイスで日常的なタスクの大半をこなせる。また、最新のSnapdragon製チップと12GBのRAMの組み合わせにより、クラウドゲーミングにも優れた性能を発揮するだろう。ストレージも128GBと大容量で、512GBまで拡張可能だ。さらには、microSDスロット(S20の2モデルにも搭載されているが、通常のNoteには搭載されていない)を使えば、なんと1TBまで拡張できる。

今後もNoteの新モデルがリリースされるたびにレビューを書くつもりだが、筆者は、Noteデバイスを10年近く使っているものの、スタイラスペン派ではない。それでも、筆者のひどい手書き文字を認識できるこのデバイスの能力にはいつも感心する。ここで特に宣言することでもないが、近いうちにスタイラスペン派に転向するかもしれない。Sペンは洗練されており、この数世代で応答性も大きく向上した。Air Actionsを使用すると、スタイラスペンを画面から離して使える。素晴らしい機能だが、やはり筆者は使わないと思う。もう1つ新しく追加された機能として、Audio Bookmarkがある。これを使うと、作成中のメモに録音音声を同期させることができる。もちろん便利な機能だが、その便利さが際立つのは、今後数世代のうちにライブの文字起こし機能à la Google Recorderが導入されたときだろう。

Image Credits: Veanne Cao

サムソンの主力製品を筆者が半年ごとにレビューする記事をいつもお読みいただいている方は、筆者が次に何を言うか見当がつくかもしれない。今回のNoteの新モデルは、何か重要な変更があるわけではなく、旧モデルの改良版という感じが強い。もしお使いのNoteが2~3年前に購入されたものであれば、慌てて買い換える必要はまったくない。2~3年というのは、モバイル業界のライフサイクルでは同じフェーズに属する期間だ。全体として、アップデートは改良的なニュアンスが強い。

それでも、旧世代のデバイスと同様、Note 20 Ultraは、現時点で入手できる最も優れたモバイルハードウェアである。特にカメラの素晴らしい機能は注目に値する。ただし、いつものことながら、最高のものは高い。1400ドル(約14万8000円)のAndroidスマホを買ってもいいと思えるなら、Galaxy Note Ultraは最高レベルのデバイスだ。

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カテゴリー:ハードウェア

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(翻訳:Dragonfly)