Google Pixel 5は5G搭載でワイヤレス逆充電に対応し、約7.4万円で10月15日発売

これが紛れもない本命だ。米国時間9月30日朝に始まった「Launch Night In」という紛らわしいタイトルの居イベントの目玉プロダクトはGoogle Pixel 5。グーグルの最新のモバイルラッグシップで、廉価版のPixel 4aの発表の数カ月後に登場したこの新しいスマートフォンは、100%リサイクルのアルミニウムボディを採用しており、ほかの製品と一線を画している。さらに、8GBのメモリーを搭載し、ワイヤレス逆充電機能が加わっている。

ワイヤレス逆充電はおそらくここで最も興味深いハードウェアの追加だろう。狂気のリーク合戦にも登場しなかった機能だ。逆ワイヤレス充電はサムスンのフラッグシップ機などAndroid端末には搭載されているもので、ユーザーはスマートフォンに内蔵されたバッテリーを使って、Pixel Budsのような無線充電に対応したイヤフォンやその他デバイスを充電できる。

Google Pixel 5のスペックは製品ページに公開されており、米国ではデバイスの事前注文も可能だ(日本では準備中)。グーグルのモバイル端末ではいつものことだが、リーク情報は基本的にすべて真実だった。1080 x 2340ドットの6インチのOLEDディスプレイ上には、自撮り用カメラのパンチホールが開いている。

本体サイズは幅70.4×高さ144.7×厚さ8.0mmで、重さは151gだ。バッテリ容量は4000mAh〜4080mAh。SocはクアルコムのSnapdrago 765G(2.4GHz+2.2GHz+1.8 GHz、64 ビット8コア、GPUのAdreno 620内蔵)を採用する。

背面カメラは、1220万画素のデュアルピクセルカメラと1660万画素の超広角レンズカメラを搭載。光学式および電子式手ぶれ補正機能を搭載する。前面カメラは800万画素の固定フォーカスだ。これらのカメラの進歩はソフトウェアによってもたらされる。新しい画像機能としては、ポートレートモードの夜景、被写体を照らすポートレート照明、Googleフォトの改善された編集ツールなどがある。

充電機能としては、USB-PD 2.0対応と18W急速充電に対応するUSB-C 18 Wアダプターが付属するほか、Qi認証ワイヤレス充電、リバースワイヤレス充電が可能だ。SIMスロットは1基でnanoSIM対応、そのほかeSIMも同時に使える。OSはもちろん最新のAndroid 11で、最低3年間のOS アップデートとセキュリティアップデートが保証されている。

Googleは最近、低迷する端末の販売促進を目的とした部門再編を実施しており、今回の製品がそのトレンドを維持する最後の端末になる確率が高い。

Google Pixel 5は、ジャストブラックとソルタセージ(かすかな緑)のカラバリが用意されており、10月15日に米国や日本を始めとする9カ国で入手可能になる。

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画像クレジット:Google

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Google Pixel 5のお披露目イベントは日本時間10月1日午前3時開始、このページで視聴可能

Google(グーグル)は新型スマートフォン「Google Pixel 5」のお披露目イベントを開催する。今回はバーチャルイベントで、ライブで視聴可能だ。イベントは日本時間10月1日午前3時(米国太平洋初時感9月30日午前11時)にスタートする。

噂では1台だけではなく、複数のデバイスが登場するという。Pixel 5に加えて、いくつかのアップデートされたコネクテッドスピーカー、新しいChromecastも登場するかもしれない。Google HomeとGoogle Home Maxはしばらくアップデートされていないので、こちらのアップデートにも期待だ。

グーグルはすでに5G端末のリリースに高い関心を示している。つまり、Pixel 5の5G版が登場すると予想されるが、同社は最新のチップセットを採用しない可能性がある。

画像クレジット:Justin Sullivan / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)

楽天モバイルが5G対応の税別月額2980円の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」を発表

楽天は9月30日、同社のモバイル回線サービス「Rakuten UN-LIMIT」の5G回線対応の料金プランを発表した。

「Rakuten UN-LIMIT V」は提供中のRakuten UN-LIMITと同額の税別月額2980円で、4Gに加えて5Gの回線を使える。300万名までは1年間の月額料金が無料のキャンペーンも継続する。

Rakuten UN-LIMIT Vは、本日15時30分からウェブサイトもしくは楽天モバイルの店舗で受け付け開始となる。詳細は追ってアップデートする。

HMDが7万円台のノキアブランド5Gスマホと150時間駆動のワイヤレスイヤフォンを米国で発表

フィンランド拠点の携帯電話会社であるHMD Globalは過去4年間あまりで、Nokia(ノキア)ブランドの携帯電話で自分自身のための素敵な小さなニッチ市場を切り開いてきた。過密な市場で足場を築くために、ユーザーの認知度が高いレガシーブランドを利用する手法は、うまくいっているようだ。

価格も同社の魅力のカギで、初の5G対応スマートフォン「Nokia 8.5 5G」の登場でそれがより鮮明になった。価格は699ドル(約7万4000円)で、米国では9月23日より予約受付が開始される。同社の基準からすると安くはないが、競争力のある価格の5G携帯電話の1つであることは間違いない。

同社の端末は、次のジェームス・ボンド映画「007/NO TIME TO DIE」に登場することも決まっている。640万画素のレンズとマクロを含む4つの背面カメラを備えるなど、スペック的には最近のスマートフォンでは人気が高まっている方向性だ。 画面は6.81インチと大画面で心臓部はQualcomm(クアルコム)のミッドレンジSoCのSnapdragon 765 Gを採用する。

本日の発表でノキアは、完全にワイヤレスイヤフォン「PowerEarbud」を米国で発表した。具体的な発売時期は明らかにされていないものの、価格は99ドル(約1万円)と安価だ。最近のワイヤレスイヤフォン市場、特にローエンドの市場では激しい競争が起きているが、PowerEarbudはデザインと巨大な充電ケースによる150時間という途方もないバッテリー寿命のおかげで、価格に対してかなり高評価を得ている。

画像クレジット:HMD

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(翻訳:TechCrunch Japan)

中国の5Gユーザーは1年弱で1.1億人超、世界最大のマーケットに

中国の通信当局である工信部傘下のシンクタンクである中国情報通信研究院(CAICT)の発表(New America記事)によると、同国ではこれまでに1億1000万人超が5Gプランを申し込んだそうだ。9月16日にあった産業イベントで明らかにした。

ユーザー規模でいうと中国は世界最大の5Gマーケットだとシンクタンクの会長は述べた。このマイルストーンは、中国の大手キャリアが5Gプランを消費者に提供し始めてから1年もたたず(Reuters記事)に、当局が商用利用向けの5Gライセンスを発行し始めてからわずか1年あまりで達成(未訳記事)された。

利用全体における1億1000万人という数字の割合はまだ小さい。6月時点で中国の国営通信企業3社は合計でモバイル契約者16億人を抱えていた。中国の人口は14億人だが、1人あたりのモバイルデバイス所有は1台以上と推察される。

中国の5Gに関する野心には、政府、通信キャリア、通信機器メーカー、デバイスメーカー、ソフトウェアデベロッパーが絡んでいる。議員たちは消費者に通信速度で目に見える改善を示す必要があり、そのために通信キャリアは5G基地局の設置を国中で積極的に進めてきた。7月までに46万超の電波塔が建設された。

中国は毎週、平均して1万5000カ所に5G基地局を設置してきた」(中国国務院情報局プレスリリース)と当局は7月に述べていた。政府はこの数字を2020年末までに60万カ所に引き上げ、全国の県レベルの都市すべてをカバーする計画を持っている。中国の5G推進で最も恩恵を受けているのはHuawei(ファーウェイ)だ。同社は5Gデバイスと次世代ネットワークを支えるインフラを製造している。

一方でHuawei、Oppo(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)、その他のライバル企業は5G対応のデバイス導入を急いでいる。CAICTが発表した最新のデータによると、中国では今年これまでに9300万台以上のスマートフォンが販売され、8月のスマホ出荷の60%を5G対応デバイスが占めた。

中国の5Gへの急速なシフトはまた、集積回路(IC)のようなハードウェアパーツの需要も生み出している。当局が7月に明らかにしたところによると、中国では2020年上半期に1000億個以上のICが製造された。これは前年同期比16.4%増で、多くは5G関連プロジェクト需要によるものだという。

画像クレジット:Photo by Zhang Peng/LightRocket via Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

2020年スマホ出荷台数は10.7%減の予想、5G端末は引き続き成長中

停滞しているスマートフォン市場にとって2020年は物事が悪くなる一方だ。すでに横ばいまたは減少傾向にあったが、新型コロナウイルスによる大打撃を受けた。感染蔓延は必需品でないもの、特に家庭外で利用される物品の販売を妨げた。Canalysが発表した新たなデータによると、スマートフォンの出荷は今年、前年比10.7%減となることが見込まれる。

ただ、注目すべきいくつかの明るい要素がある。まず、5Gスマホの出荷は引き続き増えている。Canalysは2020年に2億8000万台が出荷されると予測している。うち、中国本土マーケットが62%と大半を占める。これにはRealme V3のような小売価格150ドル(約1万6000円)以下の低価格デバイスが部分的に貢献している。次世代ワイヤレス技術を搭載した製品としては驚くべき価格だ。

画像クレジット:Canalys

次いで5Gデバイスの出荷が多いのは北米で、15%となっている。EMEA(欧州・中東・アフリカ)とアジア・太平洋地域がそれぞれ11%だ。5G対応のiPhone 12が来月あたり発売されれば浸透促進に役立つはずだ。

「スマホメーカーは熱心に新製品の立ち上げやオンラインマーケティング、ロックダウン後のセール、最新ガジェットへの消費者の興味喚起などを展開してきた」とアナリストのBen Stanton(ベン・スタントン)氏はリリースで述べた。「徐々に店舗が再開していること、また物流や生産の改善によりほとんどのマーケットで必然的に上向きになり、2020年下半期は上半期に比べ安定するだろう」

5Gにはスマホ業界のリバウンド効果が期待されていた。しかし、パンデミックでそうしたプランはあっという間に吹き飛んだ。ただ、さらなる出荷減を食い止める方向で役立っているようだ。また、2021年の出荷台数は対前年比9.9%増とリバウンドすることも予想されている。2020年以前のレベルには及ばないが、このところ減少の一途だった業界にとっては歓迎すべきサインであることは間違いない。

画像クレジット:Ramon Costa/SOPA Images/LightRocket / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

サムスンは早く5G大衆機「Galaxy A42」をリリース、フィットネストラッカーは電池寿命15日

Galaxy Unpackedイベントのオーバフローは1つ、しかもたった1つだ。もちろんGalaxy Z Fold 2だ。それは、新製品を5つも発表した後だから、やや盛り上がりに欠ける。でも、1点に絞ったことは、決してネタ不足からではない。それどころか同社は、ゲーム用モニターや充電パッド、冷蔵庫、洗濯機なども含む非常に多様なカテゴリーの、しかもおびただしい数の新製品を前日までに披露したのだ(サムスンプレスリリース)。

でもここでは、その中からあえて2つに限定しよう。新しいGalaxy Fit 2 Bandと、Galaxy A42 5Gだ。特に、後者は取り上げる価値がある。今年の同社は5Gを強力にプッシュしているが、でもサムスンはもっと早くからこの次世代ワイヤレス技術に大きく賭けているのだ。

今年も早くから同社は、5Gを同社の旗艦機すべてに標準で搭載すると発表した。それにまた同社のお買い得製品とされるA7、そして今回はA42でも5Gが重視された。5Gはまだ、業界が期待したほどの市場効果を上げていないが、それはほとんど、新型コロナウイルスの感染蔓延による売上の落ち込みのせいだ。新型コロナウイルスはどこにとっても計算外だ。でもアップルがまだ5GのiPhoneを出していない中で、サムスンはすでに5Gを本番でやっている。この市場にアップルが姿を見せるのは、早くて1〜2か月後だろう。

そして重要なのは、価格は未発表ながらA42がサムスンの最安の5G機らしいことだ。実際のところサムスンは、IFAとタイアップしたイベントでも、このデバイスに関しては控え目だった。カメラを4基内蔵、ディスプレイは6.6インチであることは知ってる。というより、5Gの最もすごいところは、Qualcomm(クアルコム)などのコンポーネントメーカーの努力もあって、大衆価格のデバイスが市場に出るのがとても早かったことだ。

そしてGalaxy Fit 2のほうは、サムスンによるといちばん注目に値するのが15日というバッテリー寿命だ。5種類のワークアウトを自動的に検出し、そして睡眠をモニターする。フィットネストラッカーは市場が先細っているが、その中でサムスンはまだ頑張っている。でも結局は、スマートウォッチに取って代わられる市場だろう。

画像クレジット: Samsung

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンの5G対応Galaxy Tab S7は約9万円、米国で9月18日に発売

2020年は5Gが本当にメインストリームになるはずの年だった。これまでの数カ月は、改めて触れるまでもなく物事が計画通りに進まなかったが、しかしそれは、疑いもなくSamsung(サムスン)が次世代技術に総賭けした年でもある。5Gデバイスを最初に発売した企業の1つという称号を得た後、サムスンは多様なフラグシップ機を出し続け、ついにはミッドレンジのスマートフォンも2モデル発売した。

Galaxy Tab S7/S7 +の登場でサムスンは、プレミアムタブレットに5Gという新たな接続方法を追加する初の企業になった。

5Gモデルは米国時間9月18日に発売され、S7では850ドル(約9万円)だ。これはスタンダードモデルよりも200ドル(約2万1000円)高く、S7+と同じスタート価格だ。一方、5G対応のS7+は1050ドル(約11万1000円)となっている。

S7+の5Gでないバージョンについては詳しく書いている。それらは、すべてニューモデルにも当てはまるが、違うのは5G接続が追加されたことだ。しかしながら、私が住んでいるニューヨークのクイーンズ地区は5G網がない。そんな場所では、システムはLTEに切り替わる。

というわけで、これはかなりニッチなモデルだ。正直にいうとモバイル回線接続が可能なタブレットはまだまだ比較的ニッチな市場であり、多くの人が自宅で仕事を続けている2020年では、その傾向は強まるだろう。

5G対応Galaxy Tab S7/S7 +の予約販売は米国時間9月2日からとなっている。

関連記事:Galaxy Tab S7+ファーストインプレッション

カテゴリー:ハードウェア

タグ:Samsung Galaxy 5G

画像クレジット: Samsung

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

トランプ政権が5Gに向けミッドバンドスペクトルのオークションを発表

5Gはワイヤレス接続のクオリティ、帯域幅、レンジ(届く範囲)を劇的に拡大する可能性のある技術としてますます注目を集めている。この技術を実際に展開する際の主な障害の1つは、単純にスペクトルだ。今のところは民間利用に必要とされる技術が不足している。5Gには、建物を透過し、レンジを拡げるために非常に低い周波数のスペクトルが必要だ。また、将来利用される巨大な帯域幅をサポートするには、高い周波数も必要となる。

だが問題の核心はミッドバンドにある。ミッドバンドは、5Gテクノロジーで主に使われるレンジ、レイテンシー(遅延の程度)、帯域幅の組み合わせを支えられる周波数だ。特にレガシーインフラとレガシーデバイスへの橋渡しの役割を果たす可能性がある。

現在、米国におけるミッドバンドのスペクトルは、圧倒的に軍をはじめとした政府機関が利用している。軍はミッドバンドのスペクトルを軍事作戦から衛星接続まであらゆる目的に使っている。これが商用事業者によるこのスペクトルへのアクセスを妨げ、5G展開を阻む要因となってきた。

米国時間8月10日のホワイトハウスの発表が注目に値するのはこうした事情による。ホワイトハウスは、3450~3550MHzの周波数帯がオークションのために正式にFCC(米連邦通信委員会)の管理下に置かれ、民間事業者はオークションに参加すればミッドバンドの周波数帯にアクセスできると発表した。法的手続きの関係上、オークションは2021年12月に行われる予定で、民間利用開始はおそらく2022年になる。トランプ政権高官によると、ミッドバンドの利用にはAWS-3のスペクトル共有ルール(NTIAリリース)が適用されると見込まれる。

ホワイトハウスによると、各軍と国防長官府からの180人の専門家で構成する委員会が編成され、国防総省が利用するどのスペクトルが5Gの民間利用のために解放できるか検討している。

こうした取り組みは、政府機関が5Gにスペクトルを割り当てるプロセスをスピードアップするために議会を通過した法案である「MOBILE NOW Act of 2017」に沿っている。この法律は米政府の通信問題に関する助言機関であるNTIA(米国商務省電気通信情報局)に対して、3450~3550MHzの帯域を2018年の主要な研究分野とするよう指示した(NTIAリリース)。それを受け同庁は2020年1月に、同帯域を民間利用に転換する「実行可能な選択肢(NTIAリリース)」について報告した。

これは、ワイヤレス通信が5Gへ移行する長いプロセスの中で最近みられたポジティブなステップだ。5Gの実現には技術(携帯電話のワイヤレスチップなど)、スペクトルの割り当て、ポリシーの開発、インフラの構築が必要となる。

電気工学の教授であり、高度なワイヤレス技術を研究する学術研究センターであるNYU WIRELESSの創業者のTed S. Rappaport(テッド・S・ラパポート)氏はこう述べた。「これは米国にとって素晴らしいニュースだ。米国の消費者やワイヤレス業界にとっても歓迎すべき動きだ」。

同氏は「業界における既存の知識と研究を踏まえると、特定の周波数の価値が高い」と述べた。「(オークションの対象となる帯域は)今の4Gスペクトルからそれほど離れているわけではないため、エンジニアや技術者が伝播についてすでに十分に理解している。また、電子機器が非常に低コストで簡単に作れるスペクトルだ」。

近年、5Gへの移行が遅いことを巡り、米政府の指導者らに対する圧力が高まっている。韓国や中国などに遅れをとっており(The Wall Street Journal記事)、特に韓国は世界のリーダーだ。通信インフラへの投資と新しいワイヤレスへの移行を先導する韓国政府の積極的な産業政策のおかげで、国内にはすでに200万人を超える5G加入者(RCR Wireless News記事)が存在する。

米国は最大の帯域幅を持つ5Gのミリ波(高周波)スペクトルでは先行したが、ミッドバンドスペクトルの割り当てでは遅れをとっている。本日の発表は注目に値するが、100MHzのスペクトルが5Gを利用する幅広いデバイスをサポートできるのか懸念する声もあり、今回の割り当ては始まりにすぎない。

それでも、ミッドバンドスペクトルが追加されたことは5Gへの移行を後押しする。帯域が決まればデバイスやチップメーカーが自社製品でどうサポートすべきか対応を始めることもできる。米国で5Gデバイスが広く利用可能になり、便利だと感じられるようになるまでには数年かかるかもしれない。ただ、スペクトルの問題は次世代のワイヤレスに到達するには必ず通る門であり、ついにその門は開かれようとしている。

画像クレジット:PAU BARRENA/AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

キャンピングカーと車中泊スペースシェアなど「バンライフ」のCarstayが約5000万円を調達

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キャンピングカーと車中泊スペースのシェアサービスなど「バンライフ」プラットフォーム事業を展開するCarstay(カーステイ)は8月3日、初の第三者割当増資として約5000万円の資金調達を発表した。引受人はサイバーエージェント・キャピタル、ライフタイムベンチャーズ、平井誠人氏、田端信太郎氏を含む個人投資家。これにより、金融機関からの借入を含めCarstayの資金調達の総額は1.3億円となった。

今回の資金調達は、2020年6月末に正式リリースした、日本初のキャンピングカーのカーシェアサービス「バンシェア」のデザイン改善、システム追加開発、ユーザー獲得のマーケティングに投じる。

また、CarstayのCMO(Chief Marketing Officer/最高マーケティング責任者)に、ZOZO 元執行役員の田端信太郎氏が就任。同氏はマーケティング・PRのプロフェッショナルとして、経営に参画、事業戦略の立案から遂行までを通じて、更なるバンライフの普及拡大、事業の成長を図るという。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止のため、3密(密閉・密集・密接)を避けられる旅行手段として車旅や車中泊、新たなライフスタイルとしても「バンライフ」が注目されており、Carstayのユーザーは急増、7月は過去最高の予約件数を記録したという。現在、「バン シェア」には50台のキャンピングカー、車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」には200箇所が登録されている。

2018年6月創業のCarstayは、「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というミッションを掲げ、“移動”を基盤にあらゆるサービスを提供する概念「MaaS」(Mobility as a Service)領域で新しい旅と暮らしのライフスタイルVANLIFEをテーマに事業を展開するスタートアップ企業。今後、5G・自動運転社会の到来で必要となる「快適な移動」と「感動体験」を「VANLIFE」プラットフォームの提供を通じてデザインするとしている。

関連記事
「バンライフ」をスタイルではなくライフそのものにするKibboのキャンピングカーパーク改革

アメリカ農村部の5G化を目指す研究プロジェクトでアイオワとネブラスカがテスト地域に決定

誰もが、なるべく広い帯域を享受したい。でも、研究プロジェクトが実際に社会のインフラストラクチャになるまでには、大量のテストを経なければならない。しかし「5G]と呼ばれているものも、そうでないものも含め、今では数多くの新しい技術が、現実世界での実用化を目指してしのぎを削っている。

技術の実用化のためには、多くの調査や試行が必要で、それを経て初めて、消費者により良いワイヤレスのブロードバンドを届けることができる。

そのようなテストベッドのひとつ、マンハッタン北部コロンビア大学近くのCOSMOSについては、本誌も過去に取り上げたが、それは人口密度の高い都市地区における5G技術の先駆者だ。そしてそのプロジェクトの資金源で同じくアメリカ国立科学財団(NSF)から資金を得ている研究グループPlatforms for Advanced Wireless Research(PAWR)プログラムが、都市ではなく農村地区を対象とするワイヤレス技術のテスト地区として、二つの場所を選んだ。

関連記事: The 5G wireless revolution will come, if your city council doesn’t block it first…ワイヤレスの5G革命の実現は市議会が鍵を握る(未訳)

アイオワ州立大学と組んだアイオワ州エームズ市と、ネブラスカ大学リンカーン校と組んだネブラスカ州リンカーン市の研究チームが、それぞれ30万ドルの補助金を獲得して、テストベッドの計画を加速していくことになった。補助金は彼らの提案の最適化のために使われ、どちらかが、来年の補助金全額を受け取る。

この最新のテストベッドの目標は、アメリカの農村部に安くて良質な帯域を提供できるための、次世代ワイヤレス技術のテクノロジースタックを見つけることだ。それらの地域は従来のケーブルやファイバーの普及率が低く、現在のセルネットワークも圏外が多い。

勝った方の研究チームは、既存の三つのワイヤレステストベッドの仲間に加わる。それらは、ニューヨークとソルトレイクシティ、そしてノースカロライナのリサーチ・トライアングルだ。

PAWRそのものは民間の合同プロジェクトで、1億ドルの資金でアメリカの辺境地域のワイヤレス革命を加速しようとしている。その共同リーダーはUS Igniteとノースイースタン大学で、前者はやはりNSFが支えるプロジェクトで、スマートシティの実現を目指している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

英政府が方針転換、2027年までファーウェイ5G製品の排除を決定

英国政府は予想されていた通り、中国政府とつながっている「ハイリスク」の5Gベンダーを排除することを決めた。この方針転換には、米国がこのほどHuaweiに対しより厳しい制裁を科したことが影響している。

英デジタル相のOliver Dowden(オリバー・ダウデン)氏は議会に、新たな方針では通信会社が新ネットワーク構築に使用する5G機器をHuawei(ファーウェイ)とZTEから購入することを2020年末から禁じると説明した。英国の5Gネットワークですでに使用されているそうした企業の機器は、2027年までに排除されるなければならない。

この方針を実行に移すための法整備は議会に委ねられるが、ファーウェイ製品のさらに性急な排除を模索する議員の反対にあう可能性もある。

7月13日に通信会社BTは、すでに使用されているファーウェイ製品の性急な排除はモバイル通信障害やセキュリティリスクを生み、政府公約にある英国のファイバーブロードバンドネットワークのアップグレードを遅らせる可能性があると警告していた。BTのCEOであるPhilip Jansen(フィリップ・ヤンセン)氏は既存のファーウェイ5G製品を排除するには7年という期間が理想的との考えを示していて、政府は最善のシナリオをとったことになる。それでも次世代ネットワーク構築に追加のコストがかかる。

ダウデン氏は、新たな方針により英国の5Gネットワーク展開が遅れることを認めたが、政府は経済よりもセキュリティを優先していると主張した。

「2020年1月以降、明らかに状況は一変した。5月15日に米商務省は海外直接プロダクト規則に変更を加え、ファーウェイに新たな制裁を科したと発表した。これは部品に関するかなり大きな変更で、考慮しなければならないものだった」と議会に述べた。

「こうした制裁は、ファーウェイが5Gネットワークに機器を供給するのを制限しようとする米国による初の試みではない。しかしながら、ファーウェイが英国で新たな機器を供給する能力にかなりの影響を及ぼす可能性があるものだ。米国による最新の措置は、ファーウェイが米国のテクノロジーやソフトウェアを使って重要なプロダクトを生産する能力を制限する」。

ダウデン氏はNational Cyber Security Center(国家サイバーセキュリティセンター)が新たな米国の制裁をレビューし、その結果、セキュリティ評価を「大幅に」変更したと述べた。政府は、今回の方針転換に至らせたアドバイスの概要を発表するとも語った。

「ファーウェイのサプライチェーンについての不透明性を考えたとき、米国の海外直接プロダクト規則変更の影響を受ける将来のファーウェイ5G機器のセキュリティを保証できるか、英国はもはや確証を持てない」とダウデン氏は付け加えた。

通信セキュリティ法は夏前に導入されるはずだったが、方針転換のために今秋までずれ込む見通しだ。

ファーウェイ機器の購入制限、ならびに英国の5Gネットワークからの排除にかかるコストと時間に関しては、ダウデン氏は5G展開が2〜3年遅れ、最大20億ポンド(約2700億円)のコストがかかるとの考えを示した。

「我々は軽々にこの決定をしておらず、全選挙民のために私はこの決定が招く結果に正直でなければならない」と同氏は話した。「今回の方針は5G展開を遅らせる。1月の方針の時点で、すでに5G展開が1年ずれ込み、コストは10億ポンド(約1350億円)だった。2020年末から新たなファーウェイ5G機器の購入を禁止する本日の決定で、さらに5G展開が1年後ろ倒しになり、コストも追加で5億ポンド(約670億円)かかる」

さらに通信会社が既存のファーウェイ5G機器を2027年までに排除するコストも「数億ポンド(数百億円)」発生する見込みだ。

「我々皆の接続がつながっている通信に実際の重大な帰結をもたらす」とし、2027年という目標よりも「早期に、そして広範に」実施すると「それなりの規模の不必要な」追加コストと遅延が発生するとダウデン氏は警告した。

「ファーウェイ機器の排除のための期間を短くすればするほど、モバイル通信障害が発生するリスクが大きくなる」とも述べた。

今回の方針は、2020年1月に政府が発表した制限とは大きく異なる。1月にBoris Johnson(ボリス・ジョンソン)政権は、中国政府と深くつながっているベンダーに関連するリスクは管理できるとの自信を示していた。

そしてダウデン氏は、今回の「真逆の方針転換」と6カ月前に決断しなかったことによる英国の5Gネットワークインフラへの遅延について反対議員から質問責めにあった。

影のデジタル大臣、Chi Onwurah(チー・オヌラー)氏は、政府のデジタル政策はボロボロだと述べた。そしてインフラ変更をリードするためのマルチステークホルダーのタスクフォースの設置を求めた。「一連の動きは、政府が自分たちでこの混乱を管理できないことを示した。英国に最短期間で5Gネットワーク能力と安全なモバイルネットワークをもたらす計画を立てるために業界の代表や研究機関、スタートアップ、地方行政や議員から成るタスクフォースが必要だ」とオヌラー氏は述べた。

与党内では、ダウデン氏の発表は概ね好意的に受け止められた。ジョンソン首相は、ファーウェイに関する先の方針では与党内部の反対議員グループからかなり反発を受けた。そのためそうした反対議員らが新方針を支持するかどうかは不透明だ。とある反対議員はGuardianへの話の中で、5Gだけでなく3Gと4Gも含むファーウェイ機器を排除するための期間をさらに短縮するために通信セキュリティ法案の改正を議論すると警告した

5Gではないネットワークで使用されているハイリスクベンダーの機器を今後どうするかについては、政府はさらなる後ろ倒しを模索した。ダウデン氏は議会に、この問題は精査が必要だと説明し「サプラチェーンの代替について把握するために事業者と技術的な面で話し合う」ことを明らかにした。

「ファイバー機器をスケール展開できる適切なベンダーはもう1社しかないため、サプライチェーン代替手段を把握するために事業者と技術面の協議を始める。これにより、我々のギガビットの野望への不必要な遅れを避け、そして多大なレジリエンスリスクを防ぐことができる」と述べた。

技術面の協議によってファーウェイに対する5Gネットワーク以外の政府の方針が決まる、とダウデン氏は付け加えた。

英政府は以前、5Gネットワークインフラ機器をめぐるサプライチェーンの分散を進める策に乗り出していると述べていた。ダウデン氏は同じ文言を繰り返し、英国が分散を推進するためにファイブアイズ同盟国(英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)と連携していると語った。

長期的には、各ネットワークで複数のベンダーを使用することを基準とするよう通信事業者に働きかけ、またサポートしていくと同氏は述べた。しかし、ここでも同氏はそうしたオープンなRANネットワークの開発には時間がかかると警告した。

短中期的には他の大手ベンダーが加わる必要があるかもしれないとの考えも示した。政府はすでに、SamsungやNECを含む代替の通信機器メーカーとファーウェイ機器の排除で発生する遅れを取り戻すための英国マーケットへのアクセスについて具体的な話し合いを持っていることも明らかにした。

「我々はすでに通信事業者やベンダーと分散のプロセスをサポート、加速させることについて緊密に連携している。持続的な解決策を生み出すための国際的な協力を必要とするグローバルな問題だと認識している。だからこそ、我々はファイブアイズ同盟国や友好国とともに共通の目標を達成するために取り組んでいる」と付け加えた。

TechCrunchはファーウェイにコメントを求めている。

アップデート:ファーウェイの広報担当であるEd Brewster(エド・ブリュースター)氏は下記の声明を寄せた。

残念な決定は、携帯電話を使用する英国のすべての人にとって悪いニュースだ。英国がデジタル遅延コースを走ることにつながり、コストの増大やデジタル格差深刻化のリスクも招く。「レベルアップ」するのではなく政府はレベルダウンしており、我々は再考を求める。新たな米国の制限は、我々が英国に供給するプロダクトのレジリエンスやセキュリティに影響しないと確信している。

遺憾ながら、英国の未来は政治問題化した。これはセキュリティについてではなく、米国の通商政策についてだ。過去20年間、ファーウェイは英国のより良い通信網を構築することにフォーカスしてきた。責任ある事業者として、当社はこれまで通り顧客のサポートを継続する。

今日の発表が当社の事業にとって何を意味するのか詳細なレビューを行い、英国の通信をより良いものにするために当社がどのように貢献できるかを政府に説明するつもりだ」。

画像クレジット: Chesnot / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

英通信大手トップが早急なファーウェイ排除が通信障害を招く可能性を警告

英国通信企業BTの最高責任者は、既存のモバイルインフラからのHuawei(ファーウェイ)製品の急速な排除を求める政府の動きはモバイル通信障害を引き起こし、セキュリティリスクを生み出しかねないと警告した。

ファーウェイは、国際的なネットワークと次世代5Gの供給面における役割の大きさ、そして中国政府との密接な結びつきのために、米国とその同盟国を含む西洋諸国政府の懸念対象となっている。こうした懸念は、ファーウェイ製品への依存によって国をサイバーセキュリティ脅威にさらし、安全保障を弱体化させることになる(未訳記事)という恐れにつながっている。

英国政府は7月14日に方針変更を発表すると見込まれている。これは、2020年初めの「ハイリスク」ベンダーに関する方針を転換し、そうしたベンダーの製品を2023年までに5Gネットワークから段階的に排除するというレポートを反映したものとなることが予想される。

13日朝のBBCラジオ4の番組で、BTのCEOであるPhilip Jansen(フィリップ・ヤンセン)氏は政府の新たな政策の詳細については把握していなかったが、あまりにも性急なファーウェイ製品の排除はリスクをともなう、と警告した。

「短期的にはセキュリティと安全性はリスクにさらされるかもしれない。これは本当に重要だ。というのも、ファーウェイ製品を買ったり取引したりできないというのは、ソフトウェアをアップグレードできないことを意味するからだ」と述べた。

「今後5年間で、我々は15〜20件の大きなソフトウェアアップグレードが必要になると見込んでいる。アップグレードしなければ、重要なソフトウェアが使えなくなる。これは、モバイル通信事業者のアクセスネットワークの35%を上限とするという点で、はるかに大きなセキュリティ問題となりえる」。

「かなり急速に対応しなければならない事態になれば、2400万人のBTグループのモバイル顧客へのサービスが怪しくなるかもしれない」とも付け加え、「通信障害もあり得る」と警告した。

2020年1月に英政府は、予定よりもかなり遅れて「ハイリスク」5Gベンダーへのアプローチを明確にする政策を発表(未訳記事)した。そこでは、アクセスネットワークにおけるそうしたベンダーの関与は35%を上限とすることなど、リスクを軽減するための制限が詳細にまとめられていた。ハイリスクベンダーは5Gネットワークの機密の「コア」への関与を完全に禁止される。しかし英政府は、妥協の政策について与党も含め国内外から反対意見に直面した。

米国のファーウェイに対する追加制裁や、英国の植民地だった香港への中国の接近(BBC記事)に対して制裁を科すなど、さらに地政学的な動きがファーウェイ製品の使用を部分的に容認してきた英政府に方針転換を迫った。

5Gで使用されている製品だけでなく、すべてのファーウェイ製品をBTが排除できるか尋ねられたヤンセン氏は、そうするには少なくとも10年はかかるとの考えを示した。

「すべてはタイミングとバランスだ」と同氏はBBCに語った。「英国中の全通信インフラからファーウェイ製品を排除したければ、10年以内というのは無理だと思う」。

政府の方針が5Gネットワークからのファーウェイ製品排除に限定されるのであれば、BTは実行するのに「理想的には」7年間は欲しい、と同氏は述べた。ただ「もしかすると5年以内にできるかもしれない」とも認めている。

「1月に発表された現在の方針は、アクセスネットワークにおけるファーウェイもしくは他のハイリスクベンダーの製品の使用を最大35%に制限するものだった。我々は2023年までに35%にする方向で取り組んでいる。展開コストには影響があるが、実現は可能だと考えている」とヤンセン氏は続けた。「もし政府が1月に発表した方針からの転換を決定すれば、我々は考えられる影響とその帰結を把握する必要がある」。

「繰り返しになるが、BTはいつもGCHQ(英政府通信本部)と協議している。我々は常にセキュリティが絶対的なものというアプローチを取ってきた。セキュリティは最優先事項だ。しかし政府の方針転換が短期的にさらなるリスクにつながらないか、確認する必要がある。詳細部分が問題だ」。

ヤンセン氏はジョンソン政権に対しても警告を発した。ジョンソン政権は英国を「アップグレードする」という公約の一環として、ファイバー有線ブロードバンドの展開加速を推進してきた。ヤンセン氏はファーウェイ製品を排除するためのあまりにもタイトなタイムラインはこの「未来のための構築」を危うくすると語り、「常識的な」判断を促した。

「経済、国、そして我々が5Gや家庭へのファイバー完全敷設から得られる機会は膨大なものだ。ファーウェイ製品の排除を加速させれば、5Gもファイバー網も構築できない。ゆえに我々はそうした影響も理解しつつ状況を判断し、この複雑な問題に対応するための正しいバランスを見つける必要がある」。

「異なる視点での熟考を注意深く検討し、この問題に対応する正しい道を見つけることが極めて重要だ。政府の方針と、その方針を導いたものによるところが大きい。BTは皆がすべての情報と常識ある判断がなされたことを理解したと確認するために、政府の全部門、国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)、GCHQと直接話をする。常識の先に道が開かれ、正しい方向に進むと確信している」。

ファーウェイ製品排除の加速にセキュリティリスクがあるかどうかNCSCに尋ねたが、コメントは得られなかった。しかしNCSCの広報担当は先の声明を示した。そこには「我々のネットワークのセキュリティとレジリエンスは極めて重要だ。ファーウェイに対して追加の制裁を取るという米国の発表を受けて、NCSCは英国のネットワークに及ぶ可能性のある影響を注視している」とある。

TechCrunchはまたDCMSにもコメントを求めている。

アップデート:英政府の報道官は「我々はファーウェイに対する米国の追加制裁が英国のネットワークに及ぼしうる影響を検討している。継続中であり、適時情報をアップデートする」と述べた。

画像クレジット:DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

モトローラが約4.2万円の格安5Gスマホを欧州向けに発表、米国向けには約5.4万円以下の端末を今秋投入

Qualcomm(クアルコム)は2019年に「Snapdragon 765」を発表し、低価格な5Gスマートフォン時代の到来を約束した。そしてMotorola(モトローラ)も、このチップを積極的に採用する。同社は高価な端末(結果はまちまちである)を売りにしているが、低価格のデバイスが当面の収入源になることはほぼ間違いない。

米国時間7月7日、Lenovo(レノボ)傘下のモトローラブランドは、Moto G 5Gのローンチを発表した。8日にはヨーロッパで発売されるが、最も注目すべきはG 5Gが349ユーロ(約4万2000円)からと、市場平均を大きく下回ることだ。5G対応スマートフォンは依然として、競合他社のフラッグシップ機がひしめいている。

G 5Gにはリフレッシュレートが90Hz/アスペクト比21:9の6.7インチディスプレイや背面の4カメラなど、注目に値する機能が搭載されている。カメラシステムには撮影時により多くの光を集める4画素技術を搭載した4800万画素のメインカメラ、超ワイドレンズカメラ、クローズアップ専用のマクロレンズ、深度センサーカメラが含まれる。

マクロレンズはスマートフォンではまだかなり珍しく、複数のモデルにこの技術を搭載しているのはモトローラだけだ。多くの人にとってこれは興味深いものだろうが、必要なケースも確かにある。興味深いことに前面にはデュアルセルフィーカメラがあり、1600万画素のメインカメラと、より多くの人を撮影できる広角レンズを備えている。

正直なところ、低価格端末としてはかなり興味深い製品になりそうだ。5000mAhのバッテリーと5G通信、そして90Hzのディスプレイを搭載している。基本モデルは4GBのRAMと64GBのストレージを搭載し、50ユーロ(約6100円)追加すれば6GBのRAMと128GBのストレージが利用できる。サウジアラビアとアラブ首長国連邦にも「数カ月中」に投入される。

一方、モトローラは北米市場向けに500ドル(約5万4000円)以下の5Gスマートフォンを2020年秋に発売することも約束しており、Zラインの端末が次世代ワイヤレス技術にアクセスするためのMoto 5 G Modも追加される。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

FCCがファーウェイとZTEを「安全保障上の脅威」に指定した背景

米国のFCC(連邦通信委員会)は中国のテレコム企業であるHuawei(ファーウェイ)を「国家安全保障上の脅威」に指定した。これにより米政府の補助金を受けているテレコム企業によるファーウェイとZTEの機器購入の禁止が公式化された。

FCCのAjit Pai(アジット・パイ)委員長は「証拠の重みがこの決定を支えている」と述べた。 パイ委員長によれば、政府諸機関と上院、下院の議員は以前から「これら中国のテクノロジー大企業は中国法の下にあるため、中国の情報機関に対する協力義務というリスクを抱えている」と主張してきたという。ファーウェイとZTEはこうした指摘をその都度否定している。

共和党任命のパイ委員長は別の声明で「我々は中国共産党が米国のネットワークの脆弱性を悪用して重要な通信インフラ侵入することを許すことはできないし、許すつもりもない」と述べている。

FCCの「国家安全保障上の脅威」という指定は発表と同時に発効したが、TechCrunchでも報じてきたように、ファーウェイ、ZTEの締め出しはすでに実施されているため、今回の指定が具体的に現状をどう変えるかはまだ明らかでなない。

昨年11月、FCCは「安全保障上の脅威と見なされる企業は政府のユニバーサルサービス資金を受け取る資格が一切ない」と発表している。 米国の通信インフラの接続性を改善するための機器およびサービスの購入を助成するためのFCCの施策の最も重要な部分が85億ドル(約9100億円)にのぼるこの資金の給付だ。

この際すでにファーウェイとZTEは「安全保障上の脅威」とに指定されたが、2社の不服申し立てもあり、この指定の根拠を数カ月以内に正式化することが必要となっていた。これが今回の発表の背景だ。

FCCの幹部は「11月の裁定はユニバーサルサービス資金の支出にのみ適用されるの」と説明している。

民主党推薦のFCC委員であるGeoffrey Starks(ジェフリー・スタークス)氏は公式声明で「ファーウェイ、ZTEに対する安全保障上の脅威指定は第一歩ではあるが、両者製のコミュニケーション機器がすでに大量に使用中であり、これらを特定して交換する必要がある」と説明した。

スタークス委員は次のような文書も出している(FCCの公式文書)。「米国の通信システムにリスクをもたらす機器を特定するために当委員会は重要な措置を講じた。しかしなすべきことはまだ多数ある。最大の問題は資金だ。議会は2019年に「安全で信頼できる通信ネットワーク法(Secure and Trusted Communications Networks Act)」を制定し、通信事業者が信頼できない機器から移行するために政府の支援を必要とすることを認めている。しかしまだ機器交換用のための資金の具体的な割り当てに至っていない」。

今回のFCCの指定は中国のテクノロジー企業を締め出すため動きの最新のものだ。 しかし、それは5Gのカバレッジを拡大するために取り組んでいる通信会社を窮地に置きます。しかしファーウェイとZTEは5Gテクノロジーで米国のライバル企業をはるかに上回っていると見られため5Gネットワークのカバー地域を拡大しようと努力中の米国のテレコム企業は難しい立場に置かれる。

ファーウェイとZTEはこれについてまだコメントを発表していない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

クアルコムの新しいロボット開発プラットフォームは5G対応

米国時間6月17日の午前に、Qualcomm(クアルコム)は、そのロボット開発プラットフォームの最新バージョンを発表した。今回同社が発表したのは、昨年発表したRB3から番号を1つスキップしたRpbotics RB5というものだが、最大の特徴は特に5G接続性の提供にあるようだ。

次世代のワイヤレステクノロジーである5Gは、IoT製品やロボット製品などの主要な構成要素と見なされており、幅広いコネクテッドデバイスに新しいレベルの高速ワイヤレスをもたらす。こうしたことから同社がここを懸命に推進しようとしていることは不思議ではない。もちろんシステムは、念の為に4Gもサポートしている。

クアルコムは、サードパーティによるロボット開発の最前線に参入しようとしている、数多くの事業者の1つだ。おそらく同社にとってのライバルの中で、最も注目すべき対象はNvidia(エヌビディア)のIsaacプラットフォームである。しかしクアルコムは、コンポーネントという観点から、接続性、処理能力、AIに関する深い知識と共に、多くのことを確実に行っている。また、すでに新しいプラットフォーム向けに開発を始めているIntel(インテル)、パナソニック、AirMap、SLAMCORE、ROS gatekeepers、Open Roboticsなどの有力なパートナーも多数抱えている。

このシステムは、インテルのRealSense深度カメラやパナソニックのTOF(飛行時間)カメラなど、多くのサードパーティコンポーネントをサポートする予定だ。現在、新しいプラットフォームを採用している早期採用メーカーは20社以上におよび、最初の商用製品は今年の末までにはリリースされる予定だ。

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(翻訳:sako)