バズーカ砲SkyWall 100は大きなネットでドローンを捕獲する…ターゲット追跡を電脳化

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ドローンによる世界征服が目の前に迫っているが、SkyWall 100は、それを防ぐと称するデバイスのひとつだ。それは基本的にはスマート(電脳)なバズーカ砲で、ネットの入った容器を撃ち、100メートル先までのドローンを捕らえる。どかん!と一発。

容器弾に入った大きなネットが途中で広がり、ドローンに命中すると、ドローンのローターにからみつく。そしてパラシュートが文明人のようにやさしく、ドローンを地上に戻す。このデバイスを作ったOpenWorks Engineeringは、一般公開しないイベントや建物をドローンから守る、と売り込んでいる。あなたの家を隣人たちの覗きから守る、という製品ではない。

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この肩かけ式のデバイスは、‘スマート’というだけあって、インテリジェントなシステムがあり、対象のドローンの照準をロックする。照準合わせも発射のタイミングも、システムが人間オペレーターに教える。ドローンの距離と方向に合わせて、射撃角度を計算する。その技術は、TrackingPointのスマートガンに似ていて、そっちは誰もが数百メートル先の標的に命中させられる本物の銃だ。

同社の上級機種SkyWall 200には、三脚のような半恒久的な発射台があり、射程もSkyWall 100より長い。SkyWall 300もあって、こちらは、施設などに恒久的に据え付けておけるタレット(砲塔)のようなデバイスだ。同社によると、300には追跡と発見の機能があり、オペレーターがリモートでコントロールできる。

ドローンの技術が進歩すると、アンチドローン技術も対応して進歩する。SkyWallのソリューションは、「網」というローテクと、最先端の追跡システムを組み合わせている。他社製品は、電波を使ってドローンの通信を妨害したり、大型のドローンで小さなドローンを捕獲したりする。

SkyWallは価格を公表していないが、年内には発売できる、と言っている。

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あなたを自動的に追尾するカメラドローンLilyが予約販売で巨額$34Mを売り上げ

自動運転ドローンLilyは、まだ発売されてないのに、予約販売で6万台、3400万ドルもすでに売れている(2015末現在)。

初日で120万台売れたApple Watchの予約販売にはかなわないが、とにかくLilyがただ者ではないことをうかがわせるには、十分だ。

この小さな空飛ぶロボットはとてもかわいいデザインで、丸い体に付いている青いLEDが、目で微笑んでいる。直径10.29インチ高さ3.22インチの体躯に1080pのHDカメラを載せ、50フィートの上空を飛ぶ。

Lilyは、あなたをどこまでも追い続けるビデオカメラマンのロボットだ。空中に放り投げたときから撮影を開始し、被写体がプールに入ることもありえるから、防水だ。

小さな追跡装置がLilyを誘導し、特殊な技術でつねにベストショットを捉える。

しかし、Lilyをドローンと呼んではいけない。協同ファウンダでCEOのAntoine Balaresqueは、CESが行われているラスベガスのCourtyard Marriottホテルのロビーで、このドローンカメラのデモを見せてくれたが、そのとき彼は“これはカメラだよ”と言って、私の言葉を訂正した。それを聞いてFAAのお役人は、どんな顔をするだろうか? 無人の航空機であるこのデバイスは、やはりFAAの規制に従うべきだ(だってこれはドローンなんだもの)。

ドローンの、というか自動飛行カメラのLilyは、今でも800ドルという比較的リーズナブルなお値段で予約販売をしている。同じくカメラ内蔵の自動飛行ドローンHexo+は、1350ドルもする。Lilyも、この夏正式発売されると1000ドルになる。

Lilyのユニークな機能と、予約販売の大成功についてCEOに話を聞いたので、上のビデオをご覧いただきたい。この楽しい上空ホバリングカメラは、そのうち本誌TechCrunch TVの撮影クルーも使うかもしれない。

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FordとDJIがドローンと自動車のコミュニケーションシステムで賞金10万ドルの懸賞

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ドローンが車と対話できたら、どうだろう? そんなことは考えたこともない人が多いと思うが、たとえばもしもあなたが国連などの救難機関にいて、ピックアップトラックの床からドローンを発進したいとき、どうするか?

Fordと世界最大のドローンメーカーと言われるDJIが今日(米国時間1/4)、FordのAppLinkやOpenXCでドローンと車両がコミュニケーションする技術の開発で、賞金10万ドルの懸賞を発表した。

FordのResearch and Advanced Engineering部門のVP、Ken Washingtonは、声明文の中でこう述べている: “Fordはその事業のあらゆる部分で、人間の生活を快適便利にするためのイノベーションに取り組んでいる。このたびはDJIと国連とのパートナーシップにより、人間の乗り物とドローンが共通の目的に向かって協働する、これまでにない新しい技術に挑戦しようとしている”。

懸賞の対象は、Ford F-150のタッチスクリーンから運転者がドローンを発進できるシステムで、スマートフォンのアプリにもリンクしていること。

Fordはこう説明している: “運転者のスマートフォンを使ってF-150は、ドローンとトラックとクラウドとのリアルタイムのリンクを確立し、車両のデータを共有できるようにする。データはドローンに中継され、運転手は次々と行くべき目的地を見つける。ドローンはトラックに追いつき、トラックとドッキングできる”。

Fordはこの懸賞によって、デベロッパ受けの良い企業になろうとしている。今週同社は、車とモバイルアプリが通信するための同社独自のソフトウェアAppLinkのオープンソースバージョンSmartDeviceLinkを発表したが、これをトヨタなど多くの自動車メーカーが採用して、AppleのCarPlayやAndroid Autoに代わるものまたはそれらとの併用をねらっている。Fordはさらに、そのプラットホームのデベロッパ知名度の向上を願っており、DJIとの協働や、ドローンという人気の高いトピックに取り組むことが、その願いの実現に貢献するだろう。

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ドローンがツイートを送受信? Twitterの特許が未来の自撮りの可能性を示唆

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今日の「退屈な特許…いや待てよ、一体何だこれは???」コーナー:どうやらTwitterは、無人乗り物(ドローン!)とのメッセージ送信、受信、あるいは両方を行う特許を今年6月に申請していたようだ。つい数日前に公表された。おそらくこれはハッカソンで作られたもののようで、Twitterの誰かが「おい、いいじゃないか特許を取ろう」と言ったのだろう。

「メッセージ可能な無人飛行機」と題された特許の主請求項はこちら:

本無人飛行機(UAV)はカメラを塔載し、カメラのデータを送信し、コマンドを受け取る。本UAVはメッセージングプラットフォームと接続される。本UAVから送られた写真あるいはビデオクリップは選択され、本UAVと関連付けられたアカウントから発信されるメッセージに添付される。カメラから送られるビデオはカード型メッセージの中にライブストリームされる。メッセージプラットフォームのアカウント保有者は、メッセージに埋め込まれ、本UAVと関連付けられたアカウントに向けられたコマンドによってUAVを制御できる。制御可能なUAV要素には、UAV位置、カメラの方向、カメラの被写体、UAV付属の照明、UAV付属のディスプレー、UAV付属のプロジェクター、UAV付属のスピーカー、および取外し可能な積載物がある。UAVの制御は、民主的方法によって決定される場合がある。一部のUAV機能は、メッセージングプラットフォーム上で集約された意見を通じて起動される場合がある。UAVには、テレプレゼンスまたはインタビューに使用するディスプレー画面あるいはマイクロフォンが塔載される場合がある。

つまり、もしかしたら、本当にもしかしたら、ドローンにツイートで行先を指示すると…自撮りその他やってほしいことをした後、それを世界に発信できるようになる、かもしれない。

スポーツイベントやコンサートに最適かもしれない。。私のPeriscope道にも気合いが入りそうだ。

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Amazon、Facebook、Googleはいずれもドローンゲームに参入済みなのだから、Twitterだって。

本誌はTwitterにコメントを求めている。あと、ドローンの登録も忘れずに

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

空撮動画だけじゃない、ドローンが開く来年の国内関連ビジネスとは?

「この1年でビジネスになるドローンビジネスは何か? 法律的課題は?」。こうした問いかけに対して日本でドローン関連ビジネスに詳しい専門家がディスカッションをするセッションが、インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 2015 Fall Kyoto(IVS)で行われた。

IVSはネット業界の経営者が集まる招待制イベントで、年に2回行われている。今回は12月7日、8日、9日の予定で京都で開幕した。

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会場では実際に複数のドローンを操縦して空撮の様子もデモ

美しい空撮動画と6機種のデモ

初日午後に行われたセッション「IoT、ドローンの未来」には多くの聴衆が集まった。モデレーターを務めたのは「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」「プロ野球PRIDE」などのゲームで知られるコロプラ取締役副社長、千葉功太郎氏だ。

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コロプラ取締役副社長 千葉功太郎氏

ネット業界で千葉氏といえば、2015年3月にドローンに目覚めてからは趣味といえるレベルを超えてドローンを飛ばしまくっていることで知られている。前置きでも「今日は本業とは全然関係のない話で来ました」と千葉氏。といいながら、今や「慶應義塾大学SFCドローンコンソーシアム上席研究員」という肩書きも持っているそう。千葉氏はセッション会場となったホテルのボールルームで代表的なドローン6機種を次々と飛ばしながら現在市場で入手可能なドローンの特徴を紹介した。

千葉氏によれば、120グラムくらいの小さなドローンは姿勢制御などを自分で行う必要があるほか、200グラム以上が規制の対象であることもあって「練習に向いている」。一方、ある程度のサイズを超えたドローンだと気圧センサーやビジュアルポジショニング、GPSなどを使った自律姿勢制御をするために操縦自体はやりやすいという。屋外での遠隔操作飛行にも向いていて、例えばParrotのBebopならiPhone利用時に200m、専用リモコンだと2kmくらいが操作可能範囲という。

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中国発スタートアップで世界のドローン市場で70%という大きなシェアを持つDJIの「Inspire 1」だと、遠隔操縦だけでなく、カメラの制御を別の人が担当する「2オペレーター撮影」が可能といい、かなり本格的な空撮動画の制作が可能だそうだ。

日本でも急ピッチで進む法整備

セッションに登壇したDJI JAPAN代表取締役の呉韜氏によれば、日本のドローン市場、関連ビジネスの立ち上がりは遅れている。DJIは2007年に創業していて、当初は日本と米国が2大市場だったが、スマホが登場して空撮写真や動画をシェアするといった用途で米国が先行したのに対して、「日本はB2Bの利用が進んでいる。飛ばす場所がないので一般ユーザーの利用が遅れているのではないか」(呉氏)という。DJIはグローバルに市場を持っているが、日本が占める割合は5%に過ぎないという。

一方で、ちょうどいま日本では官民によるドローン関連の環境整備協議会が霞が関でスタートしたことや、この12月11日にも改正航空法が施行されて法整備が本格化することもあって、急ピッチでドローン関連ビジネスが立ち上がろうとしていると話す。

改正航空法で市街地の飛行は不可能になるほか、目視外飛行も禁止となるが、逆にこうした法整備によって「飛ばしやすくなる」。そう話すのは、すでにドローンのよる空撮ビジネスやコンサルなどを手掛けるORSO代表取締役社長の坂本義親氏だ。ORSOはこれまで全国80箇所で100台以上保有するドローンを使って1700フライトをしてきた実績があるといい、独自にテスト項目や安全確認項目を策定するなどリスク管理やマニュアル整備を進めてきた。「これまで通報されたりすることもあった。今後は届け出をした上で土地の所有権のある人に連絡し、安全飛行マニュアルにそってやっていく」ことで、すでにある空撮ビジネスの置き換えなどは特に問題がないだろうという。ORSOは安全管理や操縦テクニックなどを教程として提供していくこともビジネスにしていくそうだ。

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ORSO代表取締役社長 坂本義親氏

カメラで生育状況を把握して、ドローンで農薬散布

空撮ビジネスの代替というのは自明だし、趣味としてのドローンでも空撮が注目されてきた。では、それ以外の用途にはどういう可能性があるのだろうか?

DIJ JAPANの呉氏は、「ケータイは人間の時間軸を埋めた。ドローンは3次元の空間を埋める道具になっていく」といい、例えば「来年は農業方面で発達する」と話す。すでに無人機による農薬散布などは日本でも市場があるが、既存システムが機体だけで2000万円もするのに対して、ドローンなら100万円程度で機体が入手できる。農薬以外にも種の散布もあるし、農地の状態や農作物の生育状況をスペクトラルカメラを使った空撮によって把握して、どこに農薬を重点散布すべきなどといったことを、ドローンの自律操縦と機械学習の組み合わせで無人化していくことが、早ければ来年にもできるようになってくるだろうという。もともと先物取引での価格付けなどは衛星を使った映像解析が使われていたこともあって、すでにアメリカではドローンで生育状況を把握するという試みが始まっているそうだ。

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DJI JAPAN代表取締役 呉韜氏

このほかにも呉氏は、フィールド・スポーツでのフォームチェック用途として、日本のラグビーチームがInspire 1を利用していることや、災害時の救済ツールとしての応用があり得ることなどを紹介した。

もしもドローンにSIMカードが搭載されたら?

パネルディスカッションに参加したソラコムの玉川憲氏は、「もしドローンにSIMカードを搭載したら?」という議論を展開した。ソラコムはTechCrunch Japanでも何度かお伝えしているようにクラウド制御可能なSIMカードを提供している。

今のところSIMカードを搭載できるのは基地局のみで、空中に飛ばす飛行物体へのSIMカード搭載は法的にはNG。ただ、もしもドローンが広域のワイヤレスネットワークに繋がったら、というのは興味深い視点だ。玉川氏は100歳になる祖母が「高野山に行きたい」というのぞみを叶えてあげたいといい、ネットワークカメラをドローンに搭載して遠隔地のスマホから操作する、あるいはVRカメラを使って仮想体験するようなことが可能なのではないかと話した。

「いまのドローンは操縦者がいて2kmの範囲でしか動かせません。でもモバイル通信にはハンドオーバーという仕組みがあって、基地局から基地局へ移っていける。そうなると問題はバッテリーだけになる」。

完全自律制御と遠隔制御の両方が使えるようになったとき、ドローンを使った新しいビジネスが生まれてくるのではないかという指摘だ。ちなみに、DJI呉氏によると、ドローンのバッテリー持続時間は一般に30分程度。ガソリンを使うと1〜3時間程度なのだそうだ。

ドローンは完全無人化するのか? 群制御の応用は?

パネルセッションの終盤にモデレーターの千葉氏から興味深い論点が2つ出た。1つは、今後ドローンは完全自律制御となって操縦者がいなくなっていくのかという点。もう1つは、複数のドローンが昆虫の群れのようにグループとして行動する「群制御」にはどういう未来があるのか、という点だ。3年後や5年後にはどうなっているのだろうか。

DJIの呉氏は、そもそも障害物がない空であれば、クルマの自動運転よりも簡単だと指摘する。「クルマは2次元で逃げ道がありません。でも3次元だとやりやすいので自律飛行は今でも可能です。例えば向こうの島まで荷物を運ぼうというのは、今でもできる。でも、密集地での飛行はまだ先の話。街なか荷物配達をやるのは簡単じゃない」。

ドローンのリスク管理アセスメントなども手掛けるORSOの坂本氏は「人間も自動も両方あったほうがいい。いかなる場合でも人間がいるというように冗長化しておいたほうがいい」と話す。ドローン市場立ち上がりのカギは、安全と安心の確保というのは登壇者の一致した見解のようだった。

複数のドローンが、まるでリーダーの統率に従うかのようにフォーメーションを組んで飛行するような「群制御」の動画はTechCrunchの読者なら1度は見たことがあるだろう。この群制御にはどんな可能性があるのか?

呉氏は2つの使い方があるという。1つはドローン同士が助け合うこと。1台のドローンだと積載重量やぶら下げられる荷物の重量が決まっているが、複数のドローンを協調させることでより重たいものでも運べるという。もう1つの利用は「認識しあう」という方向性。呉氏は10年後にはドローンがビュンビュン周囲を飛び交っていて、それを現在の子どもたちが全く不思議に思わないようなインフラとなっているだろうとした上で、互いに衝突しないような制御をしているのではないかと話す。

「道路があるクルマより、ドローンは制御がしやすい。ドローンが飛びまくっている世の中になる。アメリカはすでに動き始めています。もしかすると人間が乗れるドローンが出てくるかもしれない。ただ、クルマも、車検や保険、免許など社会インフラの整備が必要で普及に時間がかった。ドローンも技術的には時間はかからないが、インフラ整備には10年ぐらい時間がかかると思う」(呉氏)

玉川氏は別の例として、ソラコムの利用顧客であるセーフキャストという放射線量を計測するプロジェクトを応用例として可能性があるのではないかと紹介する。セーフキャストは、ガイガーカウンターをばらまいて放射線マップを作る活動をしているが、原子力発電所で事故が起こった際に、多数のドローンを飛ばして近隣のマップをいち早く作るようなことが民間レベルでもできるのではないか、という。「群制御で大量に飛んでいって、たとえ何台か落ちたとしても情報を取れるようになる」。災害時の映像を異なるアングルからリアルタイムで取得するような応用例については、DJI呉氏は3年以内に実現することだと指摘した。

もともとゲームなどエンタメコンテンツでビジネスをしてきたORSOの坂本氏は、「人々の生活を豊かにしてくれるドローンの未来とは?」との問いに対して次のように話した。「ルンバが部屋の端っこで引っかかる。それをドローンが助けたら楽しいと思うんですよ。エンタメな人間なので、そういう発想をします。部屋の中で、常に周囲にいて写真を撮っているようなドローンはいいですよね。私は絶対にドローンに名前を付けると思いますね」

Amazon、新型Prime Airドローンを公開、今度はハイブリッド設計だ

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Amazonが‘Prime Air’ プロジェクトの魅惑的な最新情報を公開した ― 最初にそのドローンを披露してからちょうど2年後。そう、一部の人がエイプリルフールの壮大なジョークだと思ったあの空飛ぶ配達ドローンだ。高解像度の写真を何枚かと新しいビデオが2本ある。

テレビ番組「トップ・ギア」の元ホスト、ジェレミー・クラークソン(現在Amazonに関する新しいシリーズに取り組み中)が案内するこのビデオは、設計および受取人としての体験について語っている。

ご覧のとおり、Amazonはハイブリッド設計に移行した。前回のモデルよりずっと大きそうだ。こんなのが隣の家に向かって飛んでくるところを想像してほしい。もしれが現実になったら、エイリアン出現のニュース出るのは間違いない。

この新しいPrime Airドローンはもはや単なるクワッドコプターではない。離陸と着陸は今まで通り垂直だが、それ以外は水平飛行モードに切り換わる。ずっと効率が良い。要するに、ヘリコプターと飛行機が半々だ。この新しい設計によってドローンは15(24 km)マイル以上をカバーし、55mph(88km/時)以上で飛べるとAmazonは言っている。ビデオの中でクラークソンは、Amazonが様々な環境と目的に合わせた様々な設計のドローンファミリーを開発していると言っている。

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新ドローンには、少なくともある程度の”sense-and-avoid”[検知して回避する]技術を備えており、目的位置まで来たら、付近の着陸地点を探す。今現在、ユーザーが庭にAmazonログを掲示する等の方法で位置を示せるようだ。ドローンはそこに着陸し、荷物を降ろした後再び飛び立つ。

「このデザインは、長距離を効率良く真っ直ぐ飛び、安全かつ俊敏に着陸することを可能にする。これは数多く開発したプロトタイプの一つだ」とAmazonの広報担当者が本誌に語った。「いつの日か、Prime Air機を見ることが道路の配送トラックを見るのと同じくらい当たり前になるだろう」。

当然ながら、Amazonには、この新デザインをもってしても、乗り越えるべきハードルがまだいくつかある。街中でこの新しいドローンが荷物を運ぶところを見ることはまだ当分ないだろう。しかし、地方や郊外地域ではこの新デザイン機がかなり使るはずだ(もちろん、こいつが自宅の上空を飛んでいるのを撃ち落とす方法についてのコメントは遠慮なく寄せてほしい)。

もしAmazonか、難度の高い検知・回避問題(小さな送電線等)をいくつかでも解決できれば、Prime Airは多くの人の予想よりも早く離陸できるかもしれない(Amazonが来たるべきFAAの商用ドローン規制の範囲内でやれるとして)。

比較のためにお見せすると、旧型のドローンはこんなだった:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

3DR、ドローンの安全飛行エリア情報を提供するAirMapと協同開始

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ドローンを飛ばすのに、気にしなければいけないことが増えてきた。果たして飛行させたいと考えている場所が飛行許可エリアなのかどうか。自由な飛行を禁じている国立公園や飛行場などがないかどうか。そうした判断に役立つのが、飛行可能エリアを示してくれるAirMapだ。そしてこのAirMapが、3DR Soloのアプリケーションに統合されることとなった。

アプリケーションでは、飛行禁止区域が黄色のオーバーレイ形式で表示されるようになる。飛行禁止となっている理由なども表示される。

ライバルのDJIも、以前から同様な機能を備えてはいる。しかしAirMapの方がより多くの情報を提供してくれる。またDJIの方は「後付」の機能のような感じが拭えていない。

「ドローンはパワフルかつ重要なテクノロジーで、ますます広く利用されるようになるでしょう。そのような中、より簡単に安全な飛行を楽しめるようにしたいと考えたのです」と、AirMapの共同ファウンダー兼CEOのBen Marcusは述べている。「3DRのような業界のリーダーと協業することで、多くのドローン利用者に飛行可能エリアについての情報を提供できるようになりました」。

AirMapは2014年12月にBen MarcusおよびGregory McNealによって創業された。シード資金として260万ドルを調達している。商利用および趣味でドローンを飛ばすひとたちに情報を提供することを主要なサービスとしている。実際に制限区域を設定するのはFAAだが、AirMapはドローンの利用者に対して、安全な飛行を実現するための情報をわかりやすく伝えている。

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(翻訳:Maeda, H

GoPro、来年リリース予定の自社製ドローンから撮影した映像を公開

GoProは2016年初頭に、ドローンをリリースする予定にしている。それにむけて、GoProは発売予定のドローンより撮影した映像を公開している。とても滑らかなビデオが撮れているようだ。

ちなみにこのビデオを公開する数時間前に行ったQ3決算報告では、予想を下回る成長となったことを発表していた。決算発表後は株価が18%も下落する事態ともなった。アナリストたちがGoProの今後の成長力にも疑問を持ち、またビデオのマネタイズの可能性にも懐疑的であることを示した結果だ。GoProとしては、ドローンの投入で改めて市場の注目を取り戻したい狙いがある。

ともかく、公開されたビデオではまずその滑らかさに驚いてしまう。撮影後にぶれ補正などの編集は加えていないとのこと。カメラに搭載されたソフトウェアによるものなのか、それともハードウェア的なスタビライザーの機能によるものなのかはわからない。おそらくは双方の相乗効果によるものなのだろう。

先月のTechCrunch DisruptにてGoProのCEOであるNick Woodmanは、「ドローンの投入により、GoProカメラの魅力をいっそう引き出すことができるようになるでしょう」とも語っていた

GoProのカメラは既に他社製のドローンと組み合わせて利用されることが多い。GoProとしては自社製のドローンを用意することで、さらに売り上げを伸ばしていきたい考えであるわけだ。

Canva Disrupt SF 2015 Nick Woodman copy

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(翻訳:Maeda, H

ParrotのBebopドローンが自律飛行できる…カメラの向き(視点位置)も設定可能

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Parrot Bebopが今や自分で飛べる。Flight Modeを買ったら、Bebopのオーナーはウェイポイントを送信して、あとはドローンが自律飛行をするのを見守るだけだ。そのためにはアプリ内購入でFlight Planというアップグレードをしておくこと。20ドルだ。

モバイルアプリを何度かプレスして、航路や高度をセットする。作業はドラッグ&ドロップだけだ。HDカメラの視点もセットできる。

その機能は、オープンソースのMAVlinkで航路を送信する。飛行中にいつでも、人間操縦者がコントロールを取り戻し、航路を調節できる。Parrotによると、ドローンの位置精度は6フィートだそうだ。

前日にはFAAが、ドローンの保有を登録制にすると発表したばかりだ。自律飛行でも、ルールや規制は守るべきだ。とくに合衆国では、ドローンは必ず人間操縦者の視界内で飛ばさないといけない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

第一回のドローンカンファレンスInterDroneに見るドローン未来学とそのための課題

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小型のドローンが急速に進歩している。最初はやや高度なリモコン玩具にすぎず、‘ドローン’という呼び名にも批判があった。ドローンと言えば、少なくともある程度の自律性があって、たとえばテロリストの暗殺に使われたりする無人機を指すからだ(一般市民も巻き添えにするが)。しかし今では、技術が名前に追いつきつつある。ドローンはますます自律的になり、そのため、近未来のスタートアップのための多様なビジネス機会が開かれつつある。

先週(9/6-12)は、今年で第一回となるInterDroneカンファレンスがラスベガスで行われ、そのキーノートで3D RoboticsのCEO Chris Andersonが、今やドローンは“パイロットのいない航空機”から“プロペラのあるスマートフォン”に変わりつつある、と述べた。

そのときのインタビューでAndersonは、3DR社は今、自律飛行の研究開発に重点投資をしており、AIと機械学習のエキスパートたちを雇用して技術の改良を進めている、と語った。

初期のドローンの性能は、人間操縦者の技能に大きく依存した。今のドローンは一部の基本的な機能は自律的に行うが、障害物の回避などの能力はまだお粗末だ。GPSで目的地に向かうことはできるが、その航路の途中に壁があってもまっすぐ飛び続ける。木や壁を避(よ)ける機能は比較的容易に実装できるが、たとえば送電線のようなものを認識させるのは難しい。いずれにしても今のドローンの大きな技術的障害が、障害物の回避なのだ。

ドローンが本当に“プロペラのあるスマートフォン”になったら、それは物のインターネット(IoT)の一部になり、それだけでなく、インターネットに接続されたほかのもの(ドローンや航空機が多いだろう)と対話できる。これにスマートな(電脳の)障害物回避が加われば、ドローンの自律性がより本格的になり、さらに新しい用途が開ける。

そしてドローンの自律性が増せば、人間はその複雑な操作に悩まなくなり、ドローンが集めてくるデータに集中できるようになる。

InterDroneに集まったAndersonなどの業界人の多くが、ドローン産業の現状をWebの初期になぞらえている。ということは、これからはドローンという新しい技術と、さまざまな既存の技術との組み合わせを考えるべきなのだ。インターネットとWebの登場によって、その後、小売業も不動産業もレストランも、行政すらも、あらゆる業態がディスラプトされてきたように。それはたとえば、Web + レストラン = OpenTable、といった式で書き表せるだろう。

誰もが思いつくユースケースもある。精密農業や、測量、それにAmazonのおかげで荷物の配達も。最近では、ドローンが撮影している映像をリアルタイムで仮想カンファレンス(ビデオによるカンファレンス)にストリーミングする、という企業も現れている。

このような簡単な応用例はまだまだたくさんあるが、あまり人が考えつかないようなものにも、おもしろいアイデアがいろいろある。

ドローンをめぐる規制はまだ流動的だから、ドローンでできることとできないことの境界も曖昧だ。でもベンチャーキャピタリストたちは、YuneecへのIntelの投資やさまざまなドローン指向ファンドにも見られるように、早くも走りだしている。ファンドの多くはハードウェアへの投資をねらっているが、しかし今日では、ドローン関連のソフトウェア開発も大量に行われている。そしてそれらのすべてが、将来FAAと問題を起こさぬように、適正に調製されるべきだ。AirwareSkywardのような企業ユーザ向けドローンソフトウェアのメーカーは、とくにそれを願っている。

というか、今日の主導的な趨勢としては、多くの企業が明日のドローン+(drone+, ドローンプラス)の時代に備えてインフラの整備に励んでいる。

ドローンを飛ばせることだけでなく、ドローンが集めてくるデータの分析も重要だ。それは典型的なビッグデータ分析の課題だが、今後はドローン固有のビッグデータソリューションがいろいろ登場するだろう。たとえば農家には、ドローンが送ってくる映像を毎朝分析する能力がないから、農家にそのためのわかりやすいダッシュボードを提供するソフトウェア企業が必要とされる。それは、潅水の適期適量を知るといった精密農業のニーズだけでなく、害鳥や害獣を追い払うといった、ドローンの古典的な活躍分野もありえる。

自分の身の回りの環境を完全に認識できる、真の自律的ドローンが登場し、同時にセンサとデータ分析の技術がさらに進歩し、良質な規制が完備したら、ドローンのポテンシャルが完全に開花するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

バックパックに詰め込んで持ち運び、自動操縦で自在に自撮りビデオを撮影できる新型ドローンのSnap

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Snapは、消費者向けドローンの世界に新風を送り込もうとしている。ヘビー級の最新版DJI Phantomと異なり、そしてテレビショッピングなどで売られているようなものとも違う新しい製品層を生み出そうとしているのだ。製造元のVantage Roboticsは、計量ウルトラコンパクトなボディに高性能カメラを搭載しようと考えた。

と、説明を読むよりもともかく上のビデオを見てみて欲しい。Snapの魅力が存分に伝わるビデオだと思う。

Snapはアプリケーションによりさまざまな自動操縦モードを設定することができる。そしてドローンに150メートル圏内を飛行させつつ、操縦者(操縦はしないわけだが)の側はそれぞれ他の作業を行うことができるようになっているのだ。搭載されているのは4Kカメラで、ジンバルのスタビライズ効果により、非常に安定したビデオを撮影することができる。

ドローンには、コンパクトであればあるほど使いやすいという面もあると思うのだ。Snapはバックパックにいれて持ち運べるほどにコンパクトで、そして頑丈だ。

Snapは現在Vantage Roboticsのサイトよりプレオーダーを受け付けている。プレオーダー価格の895ドルななかなかの高額だといえよう。しかしバックパックに詰め込んで出かけた外出先で、手軽に高性能カメラを空に飛ばすことができるわけで、価格に十分見合う楽しみを手に入れることができると思う。ドローンが大好きだという人のみならず、ドローン初心者にも新しいエクスペリエンスを提供してくれるだろう。

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(翻訳:Maeda, H

見よ、プロペラ54基のドローンで浮上するこの男を

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今やドローンの操縦は大流行。最新のDJI Phantomは超ホットだ。しかし、愛機に乗ってそれを飛ばす? それは未知の領域だ…今日までは。

このイギリス人は「54基の反転ローターと6群制御チャネルにHobbykingスタビライザー」を載せた珍妙な代物で、地球の上をホバリングしている。

いったい地上何メートル浮上しているのかを知ることは難しい。おそらく4~5メートルだろう。とにかく相当にクールだ。

通りがかった車がこれに気付いて、一旦停止してバックするところが映っている。

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こちらは無人飛行(あまりクールではない):

本誌のTravisの言葉を引用すると:「まるで映画『グース』を見ているようだが、違うのはガチョウの代わりにオタクが空を飛んでママの元へ帰ろうとしていること」。まさしくその通り。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Lilyから自撮り用の手軽なドローン登場―ユーザーの周囲を自動飛行する

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自撮り棒の氾濫に顔をしかめている読者には悪いニュースかもしれない。自撮りの追求はさらにいっそう高度な領域へと進んでいる。

アルゴリズムによって予め決められた軌道を飛行して美しい動画を撮影する業務用ドローンのテクノロジーはもっと手軽な価格帯の消費者向け製品に応用され始めた。家族や友達の集まりで全員を残さず撮影するのに誰かが自撮り棒を振り回す必要がなくなりそうだ。

Lilyが狙っているのがまさにこのマーケットで、ファミリー向けガジェットのイメージを確立しようとしてロゴマークもニコちゃんマークに似せてある。 このロゴマークはドローン本体にも印刷されており、どちらが正面か識別しやすくすると同時に、ドローンが笑いかけているような印象を与える。

Lilyのドローンは1080p、60fpsまたは720p、120fps(スローモーション)で動画撮影が可能だ。ただしLilyが差別化を図っているのは動画の画質ではない。このドローンは防水なのでプールサイドでも使える。また離陸と同時にユーザーの周囲を円を描いて飛ぶように設定されている。

lily drone

飛行時間は20分なので、よいシーンが撮れそうなチャンスを選んで飛ばすようにしたほうがよいだろう。飛行時間自体は他の入門ドローンとそう変わらないが、Lilyのバッテリーは本体に密封されていて取り外しができないので、いったん電力を使い果たすと充電されるのを2時間待たねばならない。ピクニック先ではちょっと困ったことになる。.

Lilyのドローンにはミニ・コントローラーが付属しており、手動で飛行の制御もできるが、通常はこのリモコンはユーザーの位置を示すビーコンの役割を果たし、ドローンはオートパイロットで飛ぶ。リモコンにはマイクが付属していて周囲の音やユーザーの音声による説明などを録音することができる。手にもつのにちょうどよいサイズで、いちいち見ないでも親指で各種のコントロールができるし、ポケットにも入る。.

Lily drone remote

Lilyのドローンは今朝からこのスタートアップのウェブサイトで先行発売されている。最初の一月はキャンペーン価格で499ドル、その後の定価は899ドルになるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

3D RoboticsからSolo登場―誰でもプロ級撮影が可能なGoPro利用の最強空撮ドローン

2015-04-14-3DR-drone

3D Robotics (3DR)が発表したSoloは一般ユーザー向けドローンとして間違いなくもっとも進歩した製品だ。箱から出せばすぐに飛ばせるクアドコプターの機体に3D Robotics(とこの分野のライバル)がこれまでに得てきた経験がすべて詰め込まれている。 同時に3DRはSoloに対してドローン分野で初となるきわめて強力なカスタマー・サポートを提供する。

Solo_Spotlight

ライバルの多くが機体に独自カメラを組込んでいるのに対して、SoloはHero3+以降のGoProがそのまま使える。

空撮画像はスマートフォンまたはタブレットに直接ストリーミングされる。またカメラは3DRの新しいSolo 3軸ジンバル(オプション)で支えられ、安定した画像を撮影する。

数々の技術上の新機能が盛り込まれているが、特に興味深いのは、3DRが「Soloはプラットフォームであり、今後、継続的にアップデートと拡張を行う」としている点だ。

Solo_Social_3

Soloの継続飛行時間はカメラとジンバルを搭載した状態で最大20分、搭載しない状態で25分という。

3DRはGoProと提携して、GoProsからパイロットのコントローラーにストリーミングができるようにした。

一から新しく開発されたSoloのコントローラーにはバッテリー状態その他重要な情報を表示するディスプレイが設けられている。またHDMI出力端子が設けられているので、大画面のディスプレイやVRヘッドセットに接続して表示することもできる。機体のWiFiの受信範囲は約800mだ。

3DRの最高収益責任者、Colin Guinnによれば、映像ストリーミング機能の拡充のために3DRはGoProと密接に協力したという。パイロットはコントローラーから飛行中のSoloのGoProの録画のスタート、停止ができる。これまでは地上で録画をスタートさせ、あとは狙ったショットが取れているよう祈るしかなかった。7_app

Soloには周回飛行、パイロット追跡飛行、事前に設定した地点への往復飛行などこれまで3DRが開発してきた自動飛行モードがすべて組み込まれている。さらに、撮影したい複数の地点をアプリで指定するとドローンがそれらの地点をスムーズな経路で結んで飛行するモードなどの新機能が提供されている。

またSoloには自動離陸、トラブル時の自動帰還など 最新のドローンに期待される機能はすべて備えている。

Solo_Ground

テクノロジーのスペックとしては、Soloは1GHzのARM Cortex A9を機体とコントローラーの双方に1基ずつ備える。また3DRの新しいPixhawk 2自動操縦チップを備えるが、通常は機体制御も含めてCPUが処理するので、自動操縦チップはプロセッサーがクラッシュして再起動がかかったとき(あるいは再起動に失敗したとき)などトラブルが起きたときのバックアップ役だ。

ライバルのドローンとは異なり、SoloのファームウェアはWiFi経由でアップデートできる。バッテリーを上部から出し入れできるので交換が素早い。

Solo_Black_Controller

3DRがSoloをプラットフォームと考えていると述べたが、その一例がアクセサリー・ベイだ。これによってサードパーティーはSoloの機能を拡張するハードウェアを容易に開発できる。3DR自身、Soloを屋内で飛行させるためのLidar〔Googleが自動運転車に採用している周囲をモニタする〕カメラを開発している。 Guinnは3DRでは射出式パラシュートやLED照明なども考えていると語った。

Soloはジンバルを簡単にサードパーティーの製品と交換できる。またカメラ駆動モーターがポッド化されているので何か故障が置きた場合はポッドごと交換できる。モーター・ポッドは将来さらに強力なものにアップグレードされる計画だ。

またSoloはフライト情報をコントローラーに保存するので、ドローンが万一失われた場合でも機体回収や原因の究明に役立つ。さらに3DRではドローンがクラッシュした場合にフライト情報を分析して原因を探り、もしクラッシュがパイロットミスによるものでないと判明した場合は、機体とジンバルの無償修理ないし代替ドローンを提供するという。 搭載していたGoProについては割引購入クーポンが提供される。バッテリー残量警告を無視したり、手動操縦で木に激突させたりした場合は別だが、こういう手厚い保証も一般ユーザー向けドローンとしては珍しい。

Soloのジンバルなしの価格は999ドル(ジンバルは別売で399ドル)で、アメリカ国内は5月から、その他の地域では7月から販売が開始される。またBest Buy、B&Hなどの大手量販店と多数のカメラショップでも販売される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

F8:FacebookのAquilla大型太陽光ドローンはインターネット接続を万人に提供する

今日(米国時間3/26)はFacebookのデベロッパー・カンファレンス、F8 2015の2日目だが、今朝のキーノートでCTOのMike Schroepferkが何十億人もの人々に新たにインターネット接続を届けようとする同社の試みのカギとなるハードウェアを明かした。

Aquila〔ラテン語でワシの意味〕というコードネームで呼ばれる巨大ドローンは翼幅がボーイング767ほどもある。しかし極めて軽量の素材を用いるので、重量は自動車1台分程度だという。

今日のF8ではこの他にもオープンソースの開発ツール、React Nativeやビデオやテキストのコンテキストを理解する新しい人工知能のデモも行われた。

Aquilaが信じられないほど軽いのは、太陽光を動力源に連続して3ヶ月も滞空しなければならないからだ。大型ドローンを6万から9万フィート〔18kmから27km〕の高空に長時間飛ばすだけでも難しい課題だが、Facebookの目的はこのドローンを利用して地上の人々にインターネット接続を提供しようというところにある。

Aquila is the first complete concept we’ve seen come out of Facebook’Facebookがイギリスのドローン・スタートアップAscentaを主として人材獲得のために買収したのは約1年前になるが、その成果がまとまった形で公表されたのは今回が最初だ。〔Googleも同じ頃インターネット接続提供のためにドローン・スタートアップ、Titan Aerospaceを買収している。〕Aquilaはこの夏にも試験飛行が予定されているが、実用化開始までにはさらに数年かかるもようだ。

画像: Harvest Zhang/Facebook

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


お! TIEファイターだ! ミレニアムファルコンに続いてクールなスターウォーズ・ドローン登場

数週間前にわれわれはク小戸コプターのミレニアム・ファルコンを紹介したが、今やハン・ソロたちに恐るべき敵が現れた。大空を飛び回るのは反乱軍の機体だけはない。フランスのRCマニア Olivier_C は例のミレニアム・ファルコンに続くプロジェクトとして、今回は帝国軍のためのドローンを制作した。

Olivierによると『ジェダイの帰還』のTIEファイターをモデルとしたこのドローンは「制作に15時間、ちゃんと飛ぶように調整するのにそれ以上かかった」という。その間にプロペラが少なくとも14セットも破損した。あるときはカーボンファイバーの破片がガレージの壁に刺さったという。

残念ながら超光速飛行はできないようだが、近所の公園を散歩している人たちの度肝を抜くことは間違いなし。

こちらは同じ作者によるミレニアム・ファルコン

制作過程を詳細に記録した写真ギャラリーはこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


CES:SkySpecs、人間や電線を自動的に避けるGuardianドローンをデモ

SkySpecsはドローンの最大の問題を解決した。障害物の回避だ。今日(米国時間1/6)、CESで開催中のTechCrunch Hardware Battlefield 2015でSkySpecsは最初のプロダクト、Guardianを発表した。このドローンは人間が近づくと回転するブレードで怪我をさせないよう、後ろに下がる。 また飛行中、進路上に木や電線などの障害物があると自動的に避けることができる。

いちばん良いのは、このシステムが既存のドローン・プラットフォームに組み込める点だ。

SkySpecsは6年前からドローンの開発を続けており、DARPAが後援する権威ある国際ドローン・コンペ、MAGICでは2012年に1位を獲得している。ドローンに関してはトップクラスのチームだ。

SkySpecsによればGuardianはこのスタートアップの最初のプロダクトであると同時に、障害物自動回避機能のある最初のドローンだという。われわれのHardware Battlefield CES 2015のデモでは、人がローターブレードに近づくと自動的に離れていくという作動が確認できた。

SkySpecではこのテクノロジーを商用、産業用に実用化していく計画だ。

共同ファウンダーのThomas Bradyは私のインタビューに対して、「われわれはミシガン大学でロボット工学を学んだ後、SkySpecsを創立した。共同ファウンダーは、博士課程の学生やボランティア研究者で、地上、水上、空中のロボティクスの専門家だ」と述べた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


溺れる人を救うためのドローンプロジェクトが始動へ

ドローンという言葉も市民権を得たようだ。

ただ、身近な存在としてはうるさく飛び回り、プライバシー問題を感じさせるようなガジェットだ。今年のクリスマスにはプレゼントにドローンをもらい、そして木や電線、取りに入らせてもらえないような場所に突っ込ませて壊してしまうことになった人も多いことだろう(飛ばす前にはぜひ「初めてドローンを飛ばす人へ」を見ておきたい)。

しかしゆっくりとではあるものの、ドローンの新しい、そして実際に役に立つ使い方も生まれてきつつあるようだ。サイの密猟を防ぐのに利用されたり、雪山で遭難した人の捜査に役立てようとする動きもある。そして、さらに、溺れる人を救うために使おうというアイデアも出てきた。

実現に向けて動き出したのはProject Ryptideだ。自動で膨らむ浮き輪をコンパクトにたたんでドローンに取り付け(GoPro搭載可能なドローンならどれにでも付けられる)、そして溺れている人の上に誘導するのだ。そして操縦者がボタンを押せば救助作戦完了だ。浮き輪は水に触れるやいなやカートリッジにおさめられたCO2が放出され、浮き輪を膨らませてくれる。

キットを製作したのはBill Piedraで、コネチカット州の私立学校であるKing Low Heywood Thomasの子供たちと企画したものだ。来年にはKickstarterでのプロジェクトを組み、DJI Phantom用を99ドルで世に出したいと考えているそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


初めてドローンを飛ばす人へ


クリスマスプレゼントにドローン(FAAが好む呼び方なら無人飛行乗物、あるいはクワッドコプター)をもらったあなた。 おめでとう!ただし、準備をせずいきなり裏庭へ飛ばしに行かないように(もちろん、手に入れたのが、このParrot MiniDronesなら話は別)。

本誌が今週報じたように、FAAはドローンの持ち主にいくつか常識的なルールを守ってほしいと言っている。殆どはすでにご存じのことだろうし(空港や人や動物の近くを避け、高度120メートル以上で飛ばさない等)、最近では主要空港に近づきすぎると自動的に停止するドローンもあるので、問題はやや減りつつある。

しかし、初めてドローンを飛ばす前に、必ずやるべきことがある:説明書を読み、解説ビデオを全部見ること。面倒なのはわかるが、あなた(あるいは君を大好きな誰か)が何百ドルも払ったばかりの空飛ぶ芝刈機が、ほんの1回クラッシュしただけで、楽しみをみんな吹き飛ばしてしまう ― そして制御が効かなくなった時、決して人にぶつからないように。あの高速回転するプロペラは鋭利なのだ。殆どのドローンには、適切な初期手順が決められているが、さらにリモコンのノブやレバー、ボタン等の操作方法は、実際に離陸させる前に正確に理解しておくように。

以上が済んだら、空港も送電線も人も動物もいない広い場所へ行って練習を始めよう。最初に離陸と着陸の方法を覚えること。まずはスマートフォンアプリのことは考えなくてよい(ただしドローンカメラの視界を得られるアプリを除く ― これがあると飛行が直感的になるのですぐに使う価値がある)。ドローンの操縦は決して難しくないが、自然に身につくという意味ではない。例えば、ドローンにとってどちらが前かを把握するには練習が必要だ。

また、非常時にドローンがあなたの元へ帰ってくるために必要なGPS信号を受信するためには、1分(あるいは5分)ほどかかることも覚えておくこと。早く飛ばしたいあまりに、始めを焦らないように(そして、帰宅機能のあるドローンなら、それを有効にする方法を知っておくこと)。

基本を押さえたら、今度は他の操作を試してみて、それに熟達したらスマートフォンでカメラを制御したり、他の高度な機能を習得しよう。

要するに、焦らないこと! そして何よりも、楽しむこと!ただし、新しいオモチャでこの種のビデオを撮ろうとすれば、相応の結果を招くことは覚悟されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


GoPro、独自ドローンを来年リリースか―アクションカメラ搭載で1000ドル以下

Wall Street Journaによれば、アクションカメラのリーダー、GoProは独自のドローンを開発しているという。新製品はParrot Bebop、DJI Phantom、Inspire 1などに近いものになるようだ。価格は500ドルから1000ドル程度で、GoProのアクションカメラが搭載される。GoProを載せたドローンでホビイストやビデオ映像作家がすでに大量のビデオを撮影していることを考えれば、自然な展開といえるだろう。

ドローン市場への参入はGoPro製品の多様化を図る上でも効果的だろう。現在GoProはアクションカメラという単一製品に頼っており、いわばすべてのタマゴを一つのカゴに入れている状態だ。GoProは自社のカメラ向けの優秀なアクセサリも数多く販売しているものの、有力なライバルが続々とアクション・カメラ市場に現れている現状では、優位性を維持するために新しいことを仕掛けてる必要があった。エントリーモデルのHeroカメラは129.99ドルと低価格だ。アクションカメラ市場での人気をテコに比較的高額で今後の急成長が見込めるドローンという新分野に参入するのは理にかなっている。

Wall Street Journalの記事はGoProの独自ドローンのリリース時期を「来年後半」と予想している。2015年のクリスマス商戦に間に合うかどうか興味が持たれるところだ。GoProはコンシューマー向けドローン市場の2強、ParrotとDJIと差別化する特長を打ち出さなければならない。4K機能を含む次世代カメラ、高度な映像安定化メカニズム、進歩したコントロール・ソフトウェアなどが必要となるだろう。DJIを始め、ドローン・メーカー側でも付加価値でより高価な製品が販売できるよう、独自カメラの搭載を始めようとしている。

GoProはアクションカメラ市場において十分以上の実績を積んでいるだけでなく、価格面でも競争力をもつことになるかもしれない。カメラを搭載したDJI Inspire 1 の市販価格は2800ドルだ。もしGoProがそれに匹敵する能力のカメラ搭載ドローンを半額以下で提供できるなら一挙に大きなシェアを獲得できるかもしれない。

われわれはGoProにこの件に関するコメントを求めている。 なにか情報が得られればアップデートする。

Featured Image: Budi Nusyirwan/Flickr UNDER A CC BY-SA 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+